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おもてなし空間「NARITA SKY LOUNGE 和」 | 成田空港~その役割と
おもてなし空間「NARITA SKY LOUNGE 和」 利便性・快適性の高いラウンジ 2015年4月24日、第2旅客ターミナルビルにオープンした「NARITA SKY LOUNGE 和」。 連絡通路中央部の大空間には、 わずかな時間でも”和”を感じていただけるよう日本的なモチーフを取り入れ、 乗り継ぎや搭乗を待つお客様が、 ゆったりとしたスペースで快適に過ごすことができる。 「おもてなし」を体感できる空間 1992年の第2旅客ターミナルビルオープン以降、第 2旅客ターミナルビルの本館とサテライト間の移動は、 シャトルシステムを使用していた。2013年9月にシャトル システムの運行が終了した後は、 ムービングサイドウォー クを備えた連絡通路を整備し、スムーズな移動が可能 になった。この連絡通路の外側を到着動線、内側を出 発動線とし、2015年4月24日、出発動線の中央部分に 「NARITA SKY LOUNGE 和」がオープンした。 連絡通路の全長は220m(面積8728㎡) 。 「NARITA てバラエティーに富んだ約240席のベンチやソファを設 置。昨今、ニーズの多かった電源コンセントは49カ所・ 86口を設けた。カフェコーナーやボディケアの店舗もあ り、さまざまなシーンに合わせて思い思いの時間の過ご し方が可能だ。 成田空港で国際線を乗り継ぐお客様は、1日あたり約 1万5000人を数える。しかし第2旅客ターミナルビルに は、乗り継ぎをされるお客様が長時間くつろげるスペー スが不足しており、かねてよりラウンジ設置の要望が寄 せられていた。 「NARITA SKY LOUNGE 和」の整備は、 SKY LOUNGE 和」は、そのうち130m(面積2200㎡) お客様の声に応えた形だ。 しに自然光が注ぎ込み、全体的に明るい空間が広がる。 ことは、成田空港の重要な施策のひとつ。3大アライア スペース、和紙をモチーフとしたトップライトのカバーな 強化・運用効率の向上を図り、使い勝手のよい空港を にわたって整備された。天窓や側面の大きなガラス越 随所に配置した格子状の仕切り壁や畳張りのイベント どがスタイリッシュな和の雰囲気を演出し、日本を感じ ていただける。 一般公募で決定した名称には、“日本式”という意味に 乗り継ぎのお客様への利便性・快適性の向上を図る ンスの拠点化への対応として整備を進め、空港機能の 目指していく。 施設レイアウト 加え、“和やか”“柔和”などの意味がある“和”と、海外から のお客様にも分かりやすい“SKY LOUNGE”という言葉 を用い、空のように広がりのある空間と日本のしなやか な“おもてなし”のイメージを込めた。 “憩い”をコンセプトとし、家族連れやビジネスユー ス、パーソナルユースなど、お客様のスタイルに合わせ バラエティーに富んだデザインのソファやベンチを設置 スタイリッシュな和の雰囲気を演出した空間 ゆったりとくつろげるラウンジとスタンディングでも楽し めるカウンターがある「FaSoLa Cafe coffee & beer」 選ばれる空港を目指して 29