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4 事業スキーム(PDF形式 153 キロバイト)

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4 事業スキーム(PDF形式 153 キロバイト)
魚沼基幹病院(仮称)事業スキーム
23
○
次に、基幹病院の事業スキームについてご説明します。
- 23 -
魚沼基幹病院 事業スキーム
県と財団の役割
■病院整備に係る初期投資は県 魚沼基幹病院事業会計が起債などにより行う。
■起債償還は基本的に県 一般会計繰入により県 魚沼基幹病院事業会計が行う。
また、減価償却についても、県 魚沼基幹病院事業会計が負担
■医療機器等の更新については、経営状況を踏まえた上で、基本的に財団の負担で行う。
政策医療交付金
の考え方
■県立病院として、救急、精神、周産期医療など政策医療を提供することに対して、
他の県立病院と同様に一定の考え方に基づき県から支援を行う。
経営展開
の方向性
■医療スタッフの集積と人材育成、地域の信頼獲得 ⇒ 利益は待遇の改善や設備投資へ
医療の質の向上による基幹病院を核とした地域づくり
(地域産業の活性化、交流人口・定住人口の増)
24
○
基幹病院は、県が開設者となる病院ですが、運営については、(県営ではなく、)指定
管理により「県が主体となって設立する財団法人」が担う「公設民営」とする予定です。
○ 民営化を進めると聞くと、「県は経営から手を引くのでは?」「赤字を抱える病院にな
るのでは?」
「儲かる診療に傾くのでは?」といった点を心配される方もおられると思い
ます。
○
県と財団の役割分担としましては、基本的に
・病院整備に係る初期投資は県が行い、減価償却も県が負担・管理
・医療機器の更新については、経営状況にもよるが基本的に現場の意向・判断を尊重
・県は、不採算医療や救急など政策医療を担保するため他の県立病院と同様に「政策
医療交付金」として支援
といったフレームとし、現場判断を尊重しながら必要な公的医療の提供を県が全面的
にバックアップしていきたいと考えております。
○
よって、県としては、経営から手を引くのではなく、深く関与しつつ、
「公設民営」に
より、
(公務員法や定数条例に縛られない)柔軟な医師の採用・派遣や、民間手法による
スピーディーで効率的な経営など現場の視点に立ったフレキシブルな運営を進めていき
たいと考えております。
- 24 -
県の支援に対する考え方
●以下の
以下 の方向性に
方向性に沿 って、
って、 収支シミュレーション
収支シミュレーションを
シミュレーションを行い 、支援のあり
支援 のあり方
のあり方を検討
支援額は
●支援額
は、 財団法人設立後の
財団法人設立後の進捗や
進捗や病院開院後の
病院開院後の経営状況を
経営状況を 踏まえ、
まえ、随時決定
1.開院前の財団法人の運営支援
平成24年4月頃に設立後、県が早期に指定管理者として指定
開院に向けた準備に必要な経費に対する支援のあり方を検討
2.県と財団の経営上の役割分担
県 魚沼基幹病院
事業会計
収益
■起債償還、減価償却は県 病院事業会計
■政策的医療の提供に係る費用は一定の考
えに基づき「政策医療交付金」を交付
■財団で発生する利益は
⇒財団の経営資源へ(医療機器等の購入等)
⇒県へ負担金納入(起債償還や借入償還)
↓
具体の経営計画より検討判断
財団会計
費用
収益
政策医療
交付金
政策医療
交付金
一般会計
繰入金
起債償還
負担金
費用
病院運営
経費
診療報酬
減価
償却費
利益
25
○
県の支援の考え方についてですが、
開院前の財団法人の準備に向けた運営については、当然ながら診療報酬が入りません
ので、県が運営交付金等で支援を行う方向で当初予算要求を行っています。
○
次に、開院後の経営上の財団法人・県との役割分担については、
・財団法人は利用料金制による自由度の高い経営を基本としますが、
・県としても先ほどの事業スキームのとおり、県が政策医療交付金を一般財源からの
繰り入れで事業会計に措置し、財団の会計に交付することで他の県立病院と同様に
政策医療の質が担保されるよう支援します。
○
利益については、具体の経営計画を踏まえ県への一定の還元も検討しますが、経営が
安定するまでは、その取扱を検討したいと考えています。
- 25 -
県の支援に対する考え方(2)
3.研修や研究機能に対する支援のあり方
地域医療研修センター(仮称)
県内の医師確保につながる研修機能
寄附講座等による
魚沼臨床研究センター(仮称)
県民の健康増進に資する研究機能
一定の支援を検討
4.平成27年度前半(診療報酬受領前)の運転資金の調達
H27.4
全職員採用
全職員採用
リハーサル
リハーサル
H27.6
H27.8
魚沼基幹病院(仮称)開院
魚沼基幹病院(仮称)開院
診療報酬(患者負担分)入金
診療報酬(患者負担分)入金
この間の運営資金調達に対す
る県の支援のあり方を検討
診療報酬(医療保険分)入金
診療報酬(医療保険分)入金
26
○
また、研修や研究機能の充実は、基幹病院だけでなく県内の医師確保や県民の健康増
進につながる面もあるため、そうした機能については寄附講座による一定の支援を検討
します。
○ また、開院前後については、診療報酬が入らない空白期間もあるため、県としても何
らかの支援の検討が必要と考えています。
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