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神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の概要
神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の概要 主な項目 目 的 県民・保護者 内 公共的施設における受動喫煙による県民の健康への悪影響を未然に防止すること ○県 民:・受動喫煙による健康への悪影響に関する理解 事業者・県の 責務 容 ・他人に受動喫煙をさせない ○保護者:・監督保護に係る未成年者への受動喫煙による悪影響を未然に防止 ○事業者:・受動喫煙を防止するための環境整備の実施 ・県の施策への協力 ○県 :・受動喫煙防止に関する施策の実施 ・情報提供、普及啓発、必要な支援・体制整備の実施 ・県民、事業者及び市町村との連携 ・県が設置または管理する施設の受動喫煙防止対策の実施 禁止行為 何人も喫煙禁止区域内では、喫煙をしてはならない 規制対象 不特定又は多数の者が利用する室内を有する施設 施 設 【規制対象外施設】 ○居室、客室、事務室(特定の者が利用) 、喫煙所 ○風営法第2条第6項に規定されるソープランド等店舗型性風俗特殊営業等店舗(利用実態 が客室等と同様プライベートなもの) 区 分 義 務 禁煙施設 施設 (第1種 施設) 内 容 施設の性格や利用実態から、特に受動喫煙の 主な対象施設 ・官公庁 健康への悪影響を排除する必要がある施設 ・病院・診療所 ○利用しないことができない(施設の代替性が ・学校 低い) ・交通機関 ○日常的に多数の者が利用 ・文化・運動施設 ○未成年者の利用も多い ・金融機関 ・百貨店 等 禁煙又は 分煙施設 (第2種 施設) 施設の性格や利用実態から、受動喫煙の健康 への悪影響を排除する必要がある施設 ○第1種施設に比し、利用しないことができる (施設の代替性が高い) ○趣味や嗜好により利用 ○未成年者の利用が少ない ・大規模飲食店(調 理場除 100 ㎡超) ・大規模ホテル・旅 館(700 ㎡超) ・理美容店、旅行代 理店、法律事務所 等サービス業店舗 特 例 禁煙又は 第2種施設のうち特例で努力義務とする施設 ・風俗営業施設(マー 努 力 分煙努力 ○風俗営業施設は風営法等の施設の構造・設備 ジャン屋、ぱちんこ 義 務 義務施設 施設 (特例第 2種施設) 基準から分煙設備の設置が困難 ○小規模飲食店、小規模旅館・ホテルは店舗面 積、経済状況等から禁煙・分煙が困難 屋、ゲームセンター、キャバ レー、ナイトクラブ等) ・小規模飲食店 ・小規模ホテル・旅館 *分煙の場合、喫煙禁止区域面積を全体の 1/2 以上に努める 内 主な項目 知事の特認 施 設 容 下記のいずれかの施設で知事が認めるものについては、禁煙及び分煙措置を要しない ○専ら特定の者のみが利用する第2種施設(会員制施設等) ○専らたばこ又は喫煙具の販売業を営む施設で、店舗内で客に喫煙させ商品を販売する施設 喫煙所 喫煙所は規制対象外となっており、禁煙施設にも喫煙所を設置することができる ○喫煙所の定義: 専らたばこを吸う用途に供するための区域 * 分煙施設におけるたばこを吸うことを主目的としていない喫煙区域と は区分される 施設管理者の ○喫煙禁止区域へのたばこの煙の流出防止 責務 ○喫煙禁止区域への喫煙用器具・設備の設置禁止 ○喫煙禁止区域内で喫煙している者に対し、喫煙を中止し、退出するよう求める ○喫煙禁止区域等の表示、利用者への周知 未成年者の 立入り制限 施設管理者、保護者は未成年者を喫煙区域・喫煙所に立ち入らせてはならない *業務に従事する未成年者を立ち入らせる場合は適用外 義務違反への ○立入調査 :施設の立入り、書類・物件の調査、関係者への質問等 対応 ○指導・勧告:義務違反した施設管理者に対する指導又は勧告 ○公表 :勧告に従わない施設の名称、違反の事実等の公表 ○命令 :施設管理者が、勧告に従わないとき、期限を定めて 適切な措置を講ずるよう命令 罰 則 義務違反をした者に対し、過料を課す ○施設管理者(5万円以下の過料) ・書類の提出・立入調査の拒否・妨害・忌避した者 ・虚偽の報告・答弁した者 ・義務に違反し命令に背いた者 ○喫煙禁止区域内で喫煙した者(2万円以下の過料) 施行期日等 平成22年4月1日から施行され、第1種・第2種施設とも必要な措置を講じる必要がある が、下記の通り施設区分に応じ、罰則適用日が異なる また、施行日から3年経過ごとに、条例内容の見直し ○禁煙義務施設(第1種施設) :罰則適用平成22年4月1日 ○禁煙・分煙義務施設(第2種施設) :罰則適用平成23年4月1日