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Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの

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Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの
CHAPTER
7
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける
RP の冗長構成およびハードウェアの
管理
ここでは、Cisco IOS-XR ソフトウェアを実行するルータのハードウェア コンポーネントを管理およ
び設定するのに使用する、コマンドライン インターフェイス(CLI)のテクニックおよびコマンド
について説明します。
内容
ここでは、次の内容について説明します。
• 「ハードウェアの状態を表示するコマンド」(P. 7-2)
• 「ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)
」(P. 7-5)
• 「ルーティング インターフェイスの設定」(P. 7-8)
• 「RP の冗長構成およびフェールオーバー」(P. 7-20)
• 「ノードのリロード、停止、または電源の再投入」(P. 7-23)
• 「controller コマンドを使用したハードウェア コンポーネントの管理」(P. 7-26)
• 「ハード ドライブ、フラッシュ ドライブ、およびその他のストレージ デバイスのフォーマット
化」(P. 7-26)
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-1
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ハードウェアの状態を表示するコマンド
ハードウェアの状態を表示するコマンド
表 7-1 に、ルータのハードウェアの状態を表示するのに一般的に使用するコマンドをまとめます。
表 7-1
ノードおよびハードウェアの状態を表示するのに使用するコマンド
コマンド
説明
show platform [node-id]
ノードのタイプや状態など、システムのノードのサマリーを表示します。
ノード ID を指定すると、1 つのノードに関する情報を表示できます。詳
細は、
「ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)」
(P. 7-5)を
参照してください。
show diags [nodeID | details | summary]
各ノードで実行されているソフトウェアの状態などを含み、各ノードの
ハードウェア コンポーネントに関する詳細情報を表示します。
show environment [all | fans | leds |
ファン、LED、電源装置の電圧および電流情報、温度など、システムの
power-supply | table | temperatures | voltages | l] ハードウェア情報を表示します。
show redundancy
ルート プロセッサ(RP)の冗長構成の状態を表示します。このコマンド
では、RP のブートおよび切り替えの履歴も表示されます。
show version
ハードウェアおよびソフトウェアのバージョン、ルータの稼働時間、ブー
ト設定(コンフィギュレーション レジスタ)、アクティブなソフトウェ
アなど、様々なシステム情報を表示します。
show interface
インターフェイス情報を表示します(詳細については、「ルーティング
インターフェイスの設定」(P. 7-8)を参照)。
および
show ip interface
ハードウェアの show コマンドの例
ここでは、次の show コマンドの例を説明します。
• 「show diags」
• 「show platform」
• 「show environment」
• 「show redundancy」
• 「show version」
show diags
次の例では、show diags nodeID を使用して、1 つのノードに関する情報を表示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show diags 0/2/cpu0
RACK 0 SLOT 2 : MSC(16OC48-POS/DPT)
MAIN: type 500060, 0000-000000-00 rev 00 dev 000000
HW version 0.0 S/N SAD0719013M
PCA:
0073-007648-04 rev 07
Board State : IOS-XR RUN
PLD:
Motherboard: 0x0024, Processor: 0xda12, Power: 0xf100
MONLIB: QNXFFS Monlib Version 2.1
ROMMON: Version 1.15(20040120:002937) [CRS-1 ROMMON]
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-2
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ハードウェアの状態を表示するコマンド
show platform
次に、show platform コマンドでのルータのすべてのノードの出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show platform
Node
Type
PLIM
State
Config State
----------------------------------------------------------------------------0/0/SP
MSC(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/0/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/2/SP
MSC(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/2/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/RP0/CPU0
RP(Standby)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/RP1/CPU0
RP(Active)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/SM0/SP
FC/S(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
show environment
次の例では、ルータのノードの LED 状態が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show environment leds
0/2/*: Module (host) LED status says: OK
0/2/*: Module (plimasic) LED status says: OK
0/SM0/*: Module (host) LED status says: OK
show redundancy
show redundancy コマンドを使用した、冗長ペアの冗長構成の状態を表示した出力例を次に示しま
す。
RP/0/RP0/CPU0:router# show redundancy
This node (0/RP0/CPU0) is in ACTIVE role
Partner node (0/RP1/CPU0) is in STANDBY role
Standby node in 0/RP1/CPU0 is ready
Reload and boot info
---------------------RP reloaded Fri Apr 9 03:44:28 2004: 16 hours, 51 minutes ago
This node booted Fri Apr 9 06:19:05 2004: 14 hours, 16 minutes ago
Last switch-over Fri Apr 9 06:53:18 2004: 13 hours, 42 minutes ago
Standby node boot Fri Apr 9 06:54:25 2004: 13 hours, 41 minutes ago
Standby node last not ready Fri Apr 9 20:35:23 2004: 0 minutes ago
Standby node last ready Fri Apr 9 20:35:23 2004: 0 minutes ago
There have been 2 switch-overs since reload
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-3
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ハードウェアの状態を表示するコマンド
show version
show version コマンドの出力例を次に示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show version
Cisco IOS-XR Software, Version 1.0.0
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
ROM: System Bootstrap, Version 1.15(20040120:002852) ,
router uptime is 2 days, 1 hour, 59 minutes
System image file is "tftp://223.0.0.0/usr/comp-hfr-full.vm-1.0.0
cisco CRS-16/S (7450) processor with 2097152K bytes of memory.
7450 processor at 650Mhz, Implementation , Revision
4 Packet over SONET network interface(s)
4 SONET/SDH Port controller(s)
1 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
2043k bytes of non-volatile configuration memory.
1000592k bytes of ATA PCMCIA card at disk 0 (Sector size 512 bytes).
Configuration register is 0x0
Package active on node 0/2/SP:
hfr-admin, V 1.0.0, Cisco Systems, at mem:hfr-admin-1.0.0
Built on Fri Mar 5 19:12:26 PST 2004
--More--
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-4
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)
ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)
Cisco IOS-XR ソフトウェアの多くの CLI コマンドでは、処理を適用するノードの「場所」を指定す
る必要があります。コマンド リファレンスのマニュアルには、この構文は location nodeID と記載
されています。node-id 引数は、rack/slot/module という表記で入力します。
この nodeID は、コマンドを実行するシステム上の module までのパスを示します。この「module」
は、CLI コマンドを実行するカードの CPU またはサービス プロセッサ(SP)です。
図 7-1 に、rack/slot/module のノード ID の定義を示します。
•
シングル シャーシ システムの rack の番号は常に「0」です。
•
slot はカードが取り付けられている物理スロットの番号です。
•
module は、コマンドを実行するカードの CPU または SP です。
表 7-2 に、シングル シャーシ システムの各タイプのカードの nodeID を示します。
図 7-1
NodeID:rack/slot/module
RP
A0
A1
A2
AM0
B0
B1
B2
AM1
Console
AUX
PL0 PL1 PL2 PL3
PLIM
PLIM
PLIM
PLIM
FC0
FC1
PLIM
PLIM
PLIM
PLIM
HDD
PC Card
(disk1:)
PL4 PL5 PL6 PL7
SP
CPU0
CNTL ETH 0
PLIM
PLIM
MGMT ETH
116537
PL PL
PL8 PL9 10 11
PLIM
PLIM
RP0
RP1
PLIM
PLIM
PLIM
PLIM
CNTL ETH 1
PL PL PL PL
12 13 14 15
Primary
Status
/
Rack=0
表 7-2
Slot=
/
Module=
"CPU0"
"SP"
NodeID の場所:rack/slot/module
カードのタイプ
ラック
スロット
モジュール
(コ マ ン ド の 発 行 先 と な る (シングル シャーシ システ (カードが取り付けられてい (コマンドを実行するカード
カードのタイプ)
ムでは常に「0」)
る物理スロット)
のエンティティ)
ルート プロセッサ
0
RP0 および RP1
CPU0
ラインカード
0
0–15
CPU0
スイッチ ファブリック モ
ジュール
0
SM0–SM7
SP
アラーム カード
0
AM0–AM1
SP
ファン コントローラ カード
0
FC0–FC1
SP
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-5
第7章
ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
システム内のカードの NodeID の表示
取り付けられているカードの NoteID を表示するには、
show platform コマンドを入力します。
「Node」
カラムはカードの NodeID を示します。
図 7-2
「show platform」コマンドを使用した NodeID の表示
RP/0/RP0/CPU0:router#show platform
Node
Type
PLIM
State
Config State
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------0/1/SP
MSC(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/1/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/2/SP
MSC(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/2/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/3/SP
MSC(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/3/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/RP0/CPU0 RP(Active) N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/RP1/CPU0 RP(Standby) N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/SM0/SP
FC/S(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
0/SM1/SP
FC/S(SP)
N/A
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
RP/0/RP0/CPU0:router#
MSC
NodeID
CPU0
(注)
116564
NodeID
システムに取り付けられている各ライン カードには、show platform の出力に 2 つのエントリが含
まれます。CLI コマンドでは、モジュール「CPU0」のエントリを使用します。このエントリは、
PLIM のタイプも表示します。次に例を示します。
Node
Type
PLIM
State
Config State
----------------------------------------------------------------------------0/2/CPU0
MSC
16OC48-POS/DPT
IOS-XR RUN
PWR,NSHUT,MON
NodeID のコマンド構文の例
次に nodeID の構文の例を示します。
• 「スイッチ ファブリック モジュール コマンドの NodeID」
• 「install コマンドの NodeID(ライン カード モジュールの識別)」
スイッチ ファブリック モジュール コマンドの NodeID
次のコマンドは、ファブリック カードの接続性に関する情報を表示します。次のコマンド構文を使
用します。
admin show controllers fabric connectivity location nodeID
例:
RP/0/RPO/CPU:router# admin show controllers fabric connectivity location 0/SM0/SP
Card
In Tx Planes Rx Planes Monitored
Total
Percent
R/S/M
Use 01234567
01234567
For (s)
Uptime (s)
Uptime
-------------------------------------------------------------------------------
この例では、コマンドはラック「0」
、スロット「SM0」
、モジュール「SP」のファブリック カード
を参照します。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-6
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ハードウェア ノードの CLI 構文(location nodeID)
install コマンドの NodeID(ライン カード モジュールの識別)
次のコマンドは、rack0、slot 3、モジュール CPU0 の 10GE ライン カード上の Cisco IOS-XR ソフト
ウェア パッケージを表示します。コマンド構文は次のとおりです。
show install active location nodeID
例:
RP/0/RP0/CPU0:router# show install active location 0/3/CPU0
Node 0/3/CPU0 [LC]
Boot Image: /disk0/hfr-os-mbi-1.0.0/lc/mbihfr-lc.vm
Active Packages:
disk0:hfr-mpls-1.0.0
disk0:hfr-mcast-1.0.0
disk0:hfr-lc-1.0.0
disk0:hfr-fwdg-1.0.0
disk0:hfr-admin-1.0.0
disk0:hfr-base-1.0.0
disk0:hfr-os-mbi-1.0.0
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-7
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
ルーティング インターフェイスの設定
ネットワーク上でやり取りされるデータは、様々なルータ インターフェイスを通過します。あるイ
ンターフェイスを経由して受信したパケットは、他のルータ コンポーネントによって処理および転
送され、次のインターフェイスを経由して送信されます。パケットはルータによって使用またはド
ロップされ、発信インターフェイスを介して転送されない場合もあります。
次に、ルーティング インターフェイスの物理コンポーネント、およびインターフェイスの設定に使
用される基本的なソフトウェアの概念と手順について説明します。
•
ルーティング インターフェイスの物理コンポーネント
•
Cisco IOS-XR ソフトウェアのインターフェイスの設定
ルーティング インターフェイスの物理コンポーネント
ルーティング インターフェイスをサポートする 2 つの物理コンポーネントが用意されています。処
理および転送機能を提供するモジュラ サービス カード(MSC)と、ケーブルの物理接続(ポート)
を提供する物理 レイヤ インターフェイス モジュール(PLIM)です。
(注)
MSC はライン カードと呼ばれる場合もあります。
MSC と PLIM は対応するセットとして取り付けられます。
PLIM はシャーシの片側に取り付けられ、
MSC は反対側の対応するスロットに取り付けられます。図 7-3 に、これらのカードの場所およびス
ロット番号を示します。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-8
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
図 7-3
シングル シャーシ システムの MSC および PLIM
PLIM
FC/S
MSC
MSC
MSC
MSC
MSC
MSC
7
6
5
4 SM3 3
2
1
0
/DRP
/DRP
/DRP
/DRP
/DRP
/DRP
SM0-
MSC
MSC
PL4 PL5 PL6 PL7
PLIM
FC/S
/DRP
MSC (
PLIM
PLIM
PL PL PL PL
12 13 14 15
SM4-
15 14 13 12 SM7 11 10 9
8
101403
PL PL
PL8 PL9 10 11
PLIM
PLIM
RP0
RP1
PLIM
PLIM
PLIM
PLIM
)
PL0 PL1 PL2 PL3
FT0
/DRP
AM1
)
B2
MSC
MSC (
B1
PLIM
B0
PLIM
AM0
PLIM
A2
PLIM
FC0
FC1
PLIM
A1
PLIM
A0
PLIM
PLIM
PLIM
FT1
すべての MSC は、ライン カード シャーシのミッドプレーンを介して PLIM と対になっています
(図 7-4 を参照)。別の PLIM を使用して、OC-192 や OC-48 などの様々なインターフェイスおよび
ポート密度を選択することができます。また、MSC は、PLIM に接続されているケーブルを抜きさ
しせずに取り外して交換することができます。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-9
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
図 7-4
シャーシのミッドプレーンに接続するモジュラ サービス カード(MSC)および PLIM
101830
PLIM
0-15
PL0-PL15
サポートされている PLIM
初期リリースの Cisco IOS-XR ソフトウェアでは、次の PLIM タイプがサポートされています。
Quad OC-192 packet-over-SONET/Dynamic Packet Transport PLIM(図 7-5 を参照)
。
•
16 x OC-48 packet-over-SONET/Dynamic Packet Transport PLIM(図 7-6 および図 7-7 を参照)
。
Quad OC-192 POS/DPT VSR、SR、および IR の前面パネル
111852
図 7-5
•
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-10
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
16 x OC48 POS PLIM の前面図
111850
図 7-6
16 x OC48 POS PLIM の側面図
111849
図 7-7
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-11
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
Cisco IOS-XR ソフトウェアのインターフェイスの設定
インターフェイスを設定する 4 つの一般的な手順は、次のとおりです。
。
1. インターフェイスの「インスタンス」を指定します(type rack/slot/module/port)
2. インターフェイスのネットワーク アドレス(IP アドレス)を設定します。
3. インターフェイスに必要な詳細を設定します。
4. インターフェイスをアクティブにします。
ここでは、インターフェイスの基本的な設定を行うためのガイドラインおよび情報について説明し
ます。
• 「インターフェイスのインスタンスの指定」
• 「オンライン ヘルプ(?)を使用したインターフェイスのインスタンスの表示」
• 「インターフェイスの事前設定」
• 「インターフェイス(PLIM カード)の OIR」
• 「設定テンプレート」
• 「論理インターフェイスの設定」
• 「インターフェイス設定の前提条件」
• 「制約事項」
• 「手順の概要」
• 「手順の詳細」
• 「インターフェイスの設定例」
• 「関連マニュアル」
インターフェイスのインスタンスの指定
インターフェイスを設定するには、最初に、interface type instance コマンドを使用して、物理イン
ターフェイスの instance または仮想インターフェイスの instance を指定する必要があります。イン
ターフェイスの「インスタンス」の構文は rack/slot/module/port です。ルータ内でインターフェイス
のポートまでのパスを指定します(図 7-8 を参照)
。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-12
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
図 7-8
type rack/slot/module/port によるインターフェイスのインスタンスの指定
MSC
PLIM
MSC
MSC
1
0
MSC
11 10 9
PLIM
MSC
MSC
2
MSC
MSC
MSC
MSC
3
MSC
MSC
4
MSC
MSC
5
FC/S
MSC
6
FC/S
MSC
7
MSC
PLIM
FT0
8
116539
15 14 13 12
FT0
Type=
Rack=0
/ MSC Slot=0
15 /
Module=0
/
Port=0
x
•
type— 通信するインターフェイスのタイプ。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング シス
テム ルータ(Cisco CRS-1 シリーズ ルータ)の初期リリースの Cisco IOS-XR ソフトウェアでは、
packet-over-SONET(POS)インターフェイス タイプをサポートしています。ルータで使用でき
るインターフェイスのタイプを表示するには、グローバル設定モードで interface ? コマンドを
入力します。
•
rack— ラックのシャーシ番号。シングル シャーシ システムの場合は、ラック番号は常に「0」
です。
•
slot— インターフェイスの PLIM カードと対応する MSC カードの物理スロット番号。たとえ
ば、スロット PL3 の PLIM にあるインターフェイスのスロット番号は、MSC カードのスロット
「3」と対応しています。
•
module— ルーティング インターフェイスのモジュール。モジュールは PLIM を表し、常に「0」
です。デフォルトでは、この PLIM は slot 変数で指定したライン カードに関連付けられていま
す。
•
port— ルーティング インターフェイスのポート。ポートは PLIM の物理インターフェイスの番
号を表します。インターフェイス ポートは 0 ~ x の番号を持ちます。x は PLIM で使用できる
ポート範囲の最後の番号です。たとえば、8 ポートのギガビット イーサネット PLIM は、0 ~
7 のポート番号を持ちます。
カードのポートが 1 つしかない場合にも、rack/slot/module/port という名前表記法を使用する必要が
あります。
(注)
管理イーサネットのインターフェイスはルータ プロセッサ(RP)カードにあり、次のように、物
理スロット番号は RP0 または RP1 で、モジュールは常に CPU0 であり、ポートは常に 0 です。
interface MgmtEth0/RP1/CPU0/0
詳細は、「管理イーサネット インターフェイスの設定」(P. 5-3)を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-13
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
オンライン ヘルプ(?)を使用したインターフェイスのインスタンスの表示
「?」ヘルプ コマンドを入力すると、ルータで使用できるインターフェイスのインスタンスを表示す
ることができます。
•
使用できるインターフェイス タイプを表示するには、interface ? コマンドを入力します。
•
インターフェイス タイプのインターフェイスのインスタンスを表示するには、interface type ?
コマンドを入力します。
図 7-9 に、これらのコマンドの出力例を示します。interface ? コマンドによって使用できるインター
フェイス タイプが表示され、interface pos ? コマンドによって POS インターフェイスのインスタン
スが表示されます。
使用できるインターフェイスのインスタンスの表示
RP/0/RP1/CPU0:router#configure
RP/0/RP1/CPU0:router(config)#interface ?
Loopback
Loopback interface(s)
MgmtEth
Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
Null
Null interface
POS
Packet over SONET network interface(s)
preconfigure Specify a preconfig
tunnel-te MPLS Traffic Engineering Tunnel interface(s)
RP/0/RP1/CPU0:router(config)#interface pos ?
0/2/0/0 POS Interface Instance
0/2/0/1 POS Interface Instance
0/2/0/2 POS Interface Instance
0/2/0/3 POS Interface Instance
RP/0/RP1/CPU0:router(config)#interface MgmtEth ?
0/RP1/CPU0/0 MgmtEth Interface Instance
POS
116551
図 7-9
インターフェイスの事前設定
インターフェイスを、ルータに物理的に取り付ける前に、使用するインターフェイスを事前に設定
することができます。事前に設定したインターフェイスは、そのインターフェイスの該当個所
(rack/slot/module)に実際のインターフェイスが挿入されるまで、検証または適用されません。
事前設定すると、新しい MSC および PLIM カードが挿入されたときに設定をただちに適用できる
ので、新しいカードを追加する際のダウンタイムを減らすことができます。さらに、PLIM または
MCS カードを取り外した場合、すなわち、物理カードがシステム内に存在しないときに、その設
定を表示して変更することができます。
ライン カードを挿入して、インターフェイスを生成すると、事前設定が検証されます。検証が正常
に成功すると、インターフェイスの設定がルータの実行時設定にただちに適用されます。
(注)
事前設定できるのは物理インターフェイスだけです。仮想インターフェイスは事前設定できませ
ん。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-14
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
インターフェイスを事前設定するには、次の例に示すように、グローバル設定モードで interface
preconfigure type instance コマンドを入力します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show interface pos 0/5/0/0
Interface not found
RP/0/RP0/CPU0:router# configuration
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface preconfigure POS 0/5/0/0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# description POS Interface
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 1.1.1.1 255.0.0.0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit label pos5preconfig
(注)
新しく事前設定されたインターフェイスには、no shutdown コマンドを入力しないでください。no
キーワードは既存の設定を削除しますが、インターフェイスを事前設定した場合は、既存の設定は
存在していません。
インターフェイス(PLIM カード)の OIR
スロットからライン カードを取り外したり、同じタイプのライン カードをスロットに挿入したり、
ライン カードを空のスロットに挿入したりすることができます。次の規則が適用されます。
•
同じインターフェイス タイプを含む PLIM カードに交換した場合は、インターフェイス設定が
保存され、新しく挿入した同じタイプのインターフェイスに適用できます。
•
取り外したインターフェイスは、show interfaces コマンドの出力には表示されませんが、show
running-config コマンドの出力には表示されます。
•
交換されるカードよりも交換用 PLIM のポートの方が多い場合、より小さい番号のポートは既
存の設定を適用し、その他のポートはデフォルトの設定を適用します(shutdown)
。
•
交換されるポートよりも交換用 PLIM のポートの方が少ない場合は、その他のポートの設定は
後で使用できるように保存されます。
設定テンプレート
設定テンプレートを使用すると、設定コマンドのグループを作成し、名前を付けることができます。
定義したテンプレートは、他のユーザでもインターフェイスに適用できます。ネットワークが拡大
してノードやポートの数が増加したときには、テンプレートを使用して複数のポートをすばやく設
定できるようにすると、インターフェイスの作成にかかる時間を大幅に短縮することができます。
テンプレートに関する主な 2 つの作業は、テンプレートの作成と適用です。設定テンプレートの作
成および適用の詳細については、「設定テンプレート」(P. 3-14)を参照してください。
論理インターフェイスの設定
論理インターフェイスは、物理インターフェイスに関連付けられていない仮想インターフェイスで
す。初期リリースの Cisco IOS-XR ソフトウェアでは、ループバック、ヌル、およびトンネル イン
ターフェイスがサポートされています。
•
ループバック インターフェイス - ループバック インターフェイスにルーティングされたパ
ケットは、再ルーティングされてネットワーク デバイスに戻ります。
•
ヌル インターフェイス - ヌル インターフェイスにルーティングされたパケットは、ドロップ
されます。
•
トンネル インターフェイス - パケットはカプセル化されます(別のプロトコル内の 1 つのプ
ロトコルになります)。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-15
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
ここでは 論理インターフェイス タイプについて簡単に説明します。論理インターフェイスの設定
の詳細および手順については、
『Cisco IOS-XR Interface and Hardware Component Configuration Guide』
を参照してください。
ループバック インターフェイス
ループバック インターフェイスと呼ばれるソフトウェアのみのインターフェイスを指定して、イン
ターフェイスをエミュレートすることができます。ループバック インターフェイスは常に稼動状態
であり、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)が可能な仮想インターフェイスで、送信イン
ターフェイスが停止している場合でも、リモート ソースルート ブリッジング(RSRB)セッション
を起動したままにします。
ループバック インターフェイスは、Open Shortest Path First(OSPF)または BGP セッションや、
RSRB 接続の終了アドレスとして使用したり、他のすべてのインターフェイスが停止している場合
にデバイス コンソールから補助ポートへの Telnet セッションを確立するのに使用することができ
ます。他のルータまたはアクセス サーバによってこのループバック インターフェイスへのアクセ
スを試みるアプリケーションでは、ループバック アドレスに割り当てられているサブネットに配信
するようにルーティング プロトコルを設定する必要があります。
ループバック インターフェイスは、OSPF のデバイス ID の設定にも使用できます。OSPF は、代表
ルータ(DR)を選択するバックアップ手段として、ルータのデバイス ID を使用します。OSPF の
ループバック インターフェイスを設定すると、特定のルータが DR として選択されない(または常
に選択する)ようにできます。
ループバック インターフェイスにルーティングされたパケットは、再ルーティングされてルータま
たはアクセス サーバに戻り、ローカルで処理されます。ループバック インターフェイスにルーティ
ングされる IP パケットのうち、ループバック インターフェイス宛でないものはドロップされます。
つまり、ループバック インターフェイスはヌル 0 のインターフェイスとしても機能します。
ヌル インターフェイス
ヌル インターフェイスの機能は、大部分のオペレーティング システムで使用できるヌル デバイス
に似ています。このインターフェイスは常に起動していて、トラフィックを転送または受信するこ
とはできず、カプセル化は常に失敗します。ヌル インターフェイスに指定できる唯一のインター
フェイス設定コマンドは、no ip unreachables です。
ヌル インターフェイスは、トラフィックのフィルタリングの代替方法を提供します。好ましくない
ネットワーク トラフィックをヌル インターフェイスに送信すると、アクセス リストの使用に伴う
オーバーヘッドを回避することができます。
トンネル インターフェイス
トンネリングは、トランスポート プロトコル内の任意のパケットをカプセル化する方法を提供しま
す。この機能は仮想インターフェイスとして実装され、設定のためのシンプルなインターフェイス
を提供します。トンネル インターフェイスは、特定の「パッセンジャー」または「トランスポー
ト」プロトコルに関連付けられてはいませんが、標準のポイントツーポイント カプセル化方式を実
装するのに必要なサービスを提供するアーキテクチャです。トンネルはポイントツーポイントのリ
ンクなので、それぞれのリンクには別々にトンネルを設定する必要があります。
インターフェイス設定の前提条件
インターフェイスを事前設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
•
ルーティング操作を行うインターフェイスの場合は、少なくとも 1 組の MSC および PLIM カー
ドがルータに取り付けてある必要があります。物理カードを取り付ける前に、インターフェイ
スを事前設定できます。「インターフェイスの事前設定」(P. 7-14)を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-16
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
•
ライン カード パッケージは、ルータでアクティブになっている必要があります。このパッケー
ジは、すべての新しいシステムでは、デフォルトでインストールされ、アクティブにされてい
ます。ライン カード ドライブ ソフトウェアの再インストール、アップグレード、またはダウ
ンロードについては、第 6 章「Cisco IOS-XR ソフトウェア パッケージの追加およびアクティブ
化」を参照してください。
•
インターフェイス ネットワーク(IP)アドレスおよびサブネット マスクを入力する必要があり
ます。この情報については、ネットワーク管理者またはシステム プランナに相談してください。
制約事項
初期リリースでは、次のライン カードがサポートされています。
•
Quad OC-192 packet-over-SONET/Dynamic Packet Transport PLIM(図 7-5 を参照)
。
•
16 x OC-48 packet-over-SONET/Dynamic Packet Transport PLIM(図 7-6 および図 7-7 を参照)
。
手順の概要
1. configure
2. interface type instance
3. ipv4 address ipv4-address subnet-mask
4. (オプション)インターフェイスのその他の機能を設定します。
5. no shutdown
6. 変更を保存し、設定セッションを終了します。
a. commit
b. end
7. show interfaces
手順の詳細
ステップ 1
コマンドまたは操作
目的
configure
グローバル設定モードを開始します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure
ステップ 2
interface type instance
物理ポートを指定し、インターフェイス設定モードを開始
します。詳細は、
「インターフェイスのインスタンスの指
定」
(P. 7-12)を参照してください。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface
pos 0/2/0/0
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-17
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
ステップ 3
コマンドまたは操作
ipv4 address ipv4-address subnet-mask
目的
インターフェイスの IP アドレスとサブネットを設定しま
す。
サブネット マスクは、接続したネットワークのサブネット
マスクです。ネットワーク マスクは、次の 2 つの方法で指
定できます。
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4
address 1.1.1.1 255.0.0.0
•
ネットワーク マスクは . で区切られた 4 つの部分から
成るアドレスです。たとえば 255.0.0.0 は、1 に等しい
各ビットが ネットワーク アドレスに属する対応する
アドレスのビットであることを示します。
•
ネットワーク マスクは、スラッシュ(/)および数値で
表せます。たとえば /8 は、マスクの先頭の 8 ビットが
1 で、その対応するビットがネットワーク アドレスで
あることを示します。
インターフェイスに IPv6 アドレスを設定することもでき
ます。この詳細の記載箇所については、「関連マニュアル」
(P. 7-19)を参照してください。
ステップ 4 (オプション)インターフェイスのその他の機 指定したインターフェイスのインターフェイス設定モード
能を設定します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ?
で、幅広いオプションを設定できます。インターフェイス
に使用できる設定コマンドを探すには、インターフェイス
設定モードで疑問符を入力して、オンライン ヘルプを表示
します。
その他の設定およびコマンド リファレンスに関する情報の
記載箇所については、
「関連マニュアル」
(P. 7-19)を参照
してください。
ステップ 5
no shutdown
インターフェイスをアクティブにして(管理用にインター
フェイスを起動して)、トラフィックがインターフェイスを
通過できるようにします。
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no
shutdown
ステップ 6
変更を保存し、設定セッションを終了します。
a. commit
b. end
a. ルータの実行時設定にターゲット設定をコミット
します。
b. 設定セッションを終了して、EXEC モードに戻りま
す。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# end
ステップ 7
show interfaces
インターフェイスが設定済みかどうか確認します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# show
interfaces pos 0/2/0/0
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-18
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ルーティング インターフェイスの設定
インターフェイスの設定例
次の例では、POS インターフェイスに IP アドレスを設定します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface pos 0/2/0/0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 1.1.1.1/8
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces pos 0/2/0/0
POS0/2/0/0 is up, line protocol is up (looped)
Hardware is Packet over SONET
Description: faq
Internet address is 1.1.1.1/8
MTU 4474 bytes, BW 2488320 Kbit
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 32, controller loopback not set, keepalive set (10 sec)
Last clearing of "show interface" counters never
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
11 packets input, 234 bytes, 0 total input drops
0 drops for unrecognized upper-level protocol
Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
11 packets output, 234 bytes, 0 total output drops
Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
関連マニュアル
インターフェイスの設定の詳細については、次のシスコのマニュアルを参照してください。
関連項目
マニュアル
Cisco CRS-1 シリーズ ルータのハードウェア コン Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System 16-Slot Line Card Chassis
Description
ポーネントの詳細な技術情報
シャーシおよび関連カードの取り付け手順
Installing the Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System 16-Slot Line
Card Chassis
POS PLIM カードの交換手順
Replacing a Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System
Packet-over-SONET Physical Layer Interface Module (PLIM)
MSC カードの交換手順
Replacing a Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System 16-Slot Line
Card Chassis Modular Services Card (MSC)
インターフェイスの設定および管理の完全な手順
Cisco IOS-XR Interface and Hardware Component Configuration Guide
物理および仮想インターフェイスの設定のコマンド Cisco IOS-XR Interface and Hardware Component Command Reference
リファレンス
Cisco IOS-XR ソフトウェアのライン カード ソフト 第 6 章「Cisco IOS-XR ソフトウェア パッケージの追加およびアク
ウェア パッケージのアクティブ化、アップグレー ティブ化」
ド、ダウンロード
インターフェイスの IP サービスを設定する手順お Cisco IOS-XR IP Addresses and Services Command Reference および
Cisco IOS-XR IP Addresses and Services Confutation Guide
よびコマンド
ルーティングおよびその他のサービスの設定に使用 「ソフトウェア マニュアル」(P. C-2)
できるマニュアルの全リスト
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-19
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
RP の冗長構成およびフェールオーバー
RP の冗長構成およびフェールオーバー
ライン カード シャーシの スロット RP0 および RP1 に 2 つのルート プロセッサ(RP)を取り付け
て、冗長セットを構成することができます(図 7-10 を参照)
。Cisco IOS-XR ソフトウェアでは、RP
の冗長構成はデフォルトで有効になっています。
スロット RP0 および RP1 に取り付けられた冗長セットの RP
B1
B2
AM1
PLIM
PLIM
PL PL PL PL
12 13 14 15
116536
PL PL
PL8 PL9 10 11
PLIM
PL4 PL5 PL6 PL7
PLIM
RP0
RP1
PLIM
PLIM
PLIM
PLIM
PL0 PL1 PL2 PL3
PLIM
B0
PLIM
AM0
PLIM
A2
PLIM
FC0
FC1
PLIM
A1
PLIM
A0
PLIM
PLIM
図 7-10
:
プライマリ RP の決定
システム起動時には、有効な Cisco IOS-XR ソフトウェア ブート パッケージでブートする先頭の RP
がアクティブな「プライマリ RP」になります。このプライマリ RP は、スロット RP0 または RP1
です。どの RP がプライマリ RP かを判断する方法は、次のとおりです。
•
プライマリ RP は、カードの前面プレートにある緑色のプライマリ LED で判断できます。プラ
イマリ LED がオンになっていると、プライマリ RP です。
•
プライマリ RP のスロットは、CLI プロンプトに示されます。たとえば、次のように表示され
ます。
RP/0/RP1/CPU0:router#
この例のプロンプトは、スロット RP1 のプライマリ RP と通信していることを示します。CLI
プロンプトの詳しい説明については、「CLI プロンプト」(P. 2-5)を参照してください。
•
EXEC モードで show redundancy コマンドを入力して、プライマリ RP およびスタンバイ RP の
状態のサマリーを表示します。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-20
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
RP の冗長構成およびフェールオーバー
スタンバイ RP の役割
2 番目にブートする RP は、自動的に「スタンバイ RP」になります。プライマリ RP はシステムを
管理し、ユーザ インターフェイスと通信しますが、冗長スタンバイ RP はシステム内のすべての
カードのソフトウェアおよび設定の完全なバックアップを保持します。何らかの理由でプライマリ
RP が失敗またはオフラインになると、スタンバイ RP がただちにシステムを制御します。
冗長構成コマンドの概要
Cisco IOS-XR ソフトウェアでは RP の冗長構成はデフォルトで有効になっていますが、表 7-3 に示
す CLI コマンドを使用して、カードの冗長構成の状態を表示したり、手動でフェールオーバーを強
制することができます。
表 7-3
RP の冗長構成コマンド
コマンド
説明
show redundancy
ルート プロセッサの冗長構成の状態を表示します。このコマンド
では、RP のブートおよび切り替えの履歴も表示されます。
redundancy failover
スタンバイ RP へのフェールオーバーを手動で強制します。この
コマンドは、スタンバイ RP が取り付けられていて、「動作可能」
な状態である場合にのみ使用できます。
show platform
RP カードの冗長構成の状態を含む、システム内のすべてのカード
の状態を表示します。
redundancy {enable | disable}
RP の冗長構成を有効または無効にします。冗長構成はデフォルト
で有効になっています。
(注)
冗長構成を無効にした場合、プライマリ RP が失敗した
り、リセットされたり、オフラインになった場合は、RP
が再ブートされるまで、システムの処理が停止します。
自動フェールオーバー
プライマリ RP からスタンバイ RP への自動フェールオーバーは、プライマリ RP で必須処理の停止
やハードウェアの故障などの深刻なシステム エラーが発生した場合にのみ実行されます。
•
スタンバイ RP が取り付けられ、フェールオーバーの「準備」ができている場合は、スタンバ
イ RP がアクティブなプライマリ RP になります。元のプライマリ RP は再ブートを試みます。
•
スタンバイ RP が「動作可能」な状態でない場合は、両方の RP が再ブートします。正常にブー
トした 1 つ目の RP がプライマリ RP になります。
RP のリセット中の RP の冗長構成
reset コマンドにより、プライマリ RP は Cisco IOS-XR ソフトウェアをリロードします。リロード
中はプライマリ RP はオフラインになるため、システムは自動的にスタンバイ RP へのフェールオー
バーを試みます。
•
スタンバイ RP が取り付けられ、フェールオーバーの「準備」ができている場合は、スタンバ
イ RP がアクティブなプライマリ RP になります。元のプライマリ RP は再ブートし、スタンバ
イ RP になります。
•
スタンバイ RP が「動作可能」な状態でない場合は、両方の RP が再ブートします。正常にブー
トした 1 つ目の RP がプライマリ RP になります。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-21
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
RP の冗長構成およびフェールオーバー
注意
RP のフェールオーバーを強制するのに、reset コマンドは使用しないでください。このようにする
と、ルータの処理が著しく失われる場合があります。代わりに redundancy failover コマンドを使用
してスタンバイ RP へのフェールオーバーを行い、hw-module node nodeID reset コマンドを使用し
て RP をリセットします。詳細は、
「ノードのリロード、停止、または電源の再投入」
(P. 7-23)を
参照してください。
手動フェールオーバー
redundancy failover コマンドを使用すると、プライマリ RP からスタンバイ RP へのフェールオー
バーを手動で強制することができます。
•
スタンバイ RP が取り付けられ、フェールオーバーの準備ができている場合は、スタンバイ RP
がアクティブなプライマリ RP になります。元のプライマリ RP はスタンバイ RP になります。
次の例は、冗長構成のフェールオーバーが正常に行われた出力の一部です。
RP/0/RP0/CPU0:router# show redundancy
This node (0/RP0/CPU0) is in ACTIVE role
Partner node (0/RP1/CPU0) is in STANDBY role
Standby node in 0/RP1/CPU0 is ready
....
RP/0/RP0/CPU0:router# redundancy failover
Initializing DDR SDRAM...found 2048 MB
Initializing ECC on bank 0
...
Turning off data cache, using DDR for first time
Initializing NVRAM...
Testing a portion of DDR SDRAM ...done
Reading ID EEPROMs ...
Initializing SQUID ...
Initializing PCI ...
PCI0 device[1]: Vendor ID 0x10ee
Configuring MPPs ...
Configuring PCMCIA slots ...
--More--
•
スタンバイ RP が「動作可能」な状態でない場合は、フェールオーバー操作は行えません。次
の例は、冗長構成のフェールオーバーの試みが失敗した出力の一部です。
RP/0/RP0/CPU0:router# show redundancy
This node (0/RP0/CPU0) is in ACTIVE role
Partner node (0/RP1/CPU0) is in UNKNOWN role
RP/0/RP1/CPU0:router# redundancy failover
Standby card not running; failover disallowed.
スタンバイ RP との通信
プライマリ RP は、すべてのシステム ソフトウェア、設定、コンフィギュレーションについて、ス
タンバイ RP と同期を取ります。通常の操作状況では、ユーザは CLI プロンプトに示されているとお
り、アクティブなプライマリ RP とのみ通信します。ユーザはスタンバイ RP とは直接通信しません。
端末を直接スタンバイ RP のコンソール ポートに接続すると、カードを ROM モニタ ブートスト
ラップ モードにしたり、スタンバイ RP にソフトウェアを直接ロードすることができます。これら
のテクニックの詳細については、付録 A「Cisco CRS-1 シリーズ ルータ ROM モニタ(ROMMON)
ガイド」および第 6 章「Cisco IOS-XR ソフトウェア パッケージの追加およびアクティブ化」を参照
してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-22
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ノードのリロード、停止、または電源の再投入
ノードのリロード、停止、または電源の再投入
Cisco IOS-XR ソフトウェアをプライマリ RP またはシステム内の任意の指定したノードにリロード
するには、次に説明するコマンドを使用します。ここでは、ノードの管理目的の停止や、ノードの
電源の再投入に使用するコマンドについても説明します。
表 7-4 に、ここで説明するコマンドをまとめます。
表 7-4
ノードのリロード、停止、または電源の再投入を行うコマンド
コマンド
説明
hw-module node node-id power
管理目的でノードの電源をオンにします。commit コマンドを入力するまで、変更
は有効になりません。
ノードの電源をオフにするには、no 形式でこのコマンドを使用します。
(注)
このコマンドは RP では使用できません。
hw-module node node-id reload
特定のノードに Cisco IOS-XR ソフトウェアをリロードします。ノードに現在の実
行時設定と、そのノードのアクティブなソフトウェアのセットがリロードされま
す。
hw-module node node-id shutdown
管理目的で指定したノードを停止します。停止したノードはまだ電源がオンの状態
ですが、Cisco IOS-XR ソフトウェアをロードしたり、操作することはできません。
ノードをアップ状態に戻すには、no 形式でこのコマンドを使用します。
(注)
このコマンドは RP では使用できません。
reload
コンフィギュレーション レジスタの設定に従って、プライマリ RP に IOS-XR ソフ
トウェアをリロードします(たとえば、ROMMON ブートストラップ モードを開
始するには 0x0、RP を EXEC モードにリロードするには 0x2)。詳細は、「プライ
マリ RP のリロード」(P. 7-23)を参照してください。
show variables boot
ルータのコンフィギュレーション レジスタの設定を表示します。コンフィギュ
レーション レジスタの設定によって、システムをリセットしたときのルータの
ブート方法が決まります。最も一般的なコンフィギュレーション レジスタの設定
は、次のとおりです。
0x2:プライマリ RP は、次にシステムをブートしたときに、Cisco IOS-XR ソフト
ウェアおよびデフォルトの設定をロードします。ログイン後、ユーザは EXEC モー
ドにアクセスできます。
0x0:プライマリ RP は、次にシステムをブートしたときに、ブートストラップ ROM
モニタ(rommon B1>)を開始します。
プライマリ RP のリロード
reload コマンドを使用すると、プライマリ RP はコンフィギュレーション レジスタの設定に従って
IOS-XR ソフトウェアをリロードします。c 設定によって、リロード時のプライマリ RP の動作が決
まります。
ここでは、IOS-XR ソフトウェアをリロードし、EXEC モードに戻る手順について説明します。reload
コマンドを使用して ROM モニタ ブートストラップ モードを開始する手順については、付録 A
「Cisco CRS-1 シリーズ ルータ ROM モニタ(ROMMON)ガイド」を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-23
第7章
ノードのリロード、停止、または電源の再投入
注意
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
reload コマンドを使用すると、プライマリ RP がオフラインになり、Cisco IOS-XR ソフトウェアが
リロードされるか、ROM モニタ モードが開始されるため、冗長スタンバイ RP が取り付けられ、
「動作可能」な状態になっていない限り、ルータのサービスが失われる場合があります。スタンバ
イ RP の状態を表示するには、EXEC モードで show redundancy コマンドを入力します。
手順の概要
1. show redundancy
2. show variables boot
3. (オプション)コンフィギュレーション レジスタの値を 0x2 にリセットします。
a. configure
b. config-register 0x2
c. commit
d. end
4. reload
手順の詳細
ステップ 1
コマンドまたは操作
目的
show redundancy
スタンバイ RP の状態を表示するには、EXEC モード
で show redundancy コマンドを入力します。また、
スタンバイ RP が「動作可能」な冗長状態である場
合、reload コマンドによって、ルータは正常にスタ
ンバイ RP にフェールオーバーします。
RP/0/RP0/CPU0:router# show redundancy
ステップ 2
show variables boot
RP/0/RP0/CPU0:router# show variables boot
通常の操作では、コンフィギュレーション レジスタ
の設定は 0x2 で、プライマリ RP は Cisco IOS-XR ソ
フトウェアをリロードします。コンフィギュレー
ション レジスタの設定が 0x2 かどうか確認してくだ
さい。そうでない場合は、ステップ 3 を行って、コ
ンフィギュレーション レジスタを 0x2 にリセットし
ます。
(注)
ROM モニタ ブートストラップ モードを開
始する手順については、付録 A「Cisco CRS-1
シリーズ ルータ ROM モニタ(ROMMON)
ガイド」を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-24
OL-6142-01-J
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
ノードのリロード、停止、または電源の再投入
コマンドまたは操作
目的
ステップ 3 (オプション)コンフィギュレーション レジスタの このステップは、実行時設定のレジスタが 0x2 に設
値を 0x2 に設定します。
定されていない場合にのみ必要です。
a. configure
b. config-register 0x2
c. commit
d. end
RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# config-register
0x2
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# end
ステップ 4
reload
RP/0/RP0/CPU0:router# reload
reload コマンドを実行すると、プライマリ RP はコ
ンフィギュレーション レジスタの設定に従ってリ
ロ ー ド し ま す。設 定 が 0x2 の 場 合 は、RP は
Cisco IOS-XR ソフトウェアをリロードします。
スタンバイ RP が「動作可能」な冗長状態である場
合、ルータはスタンバイ RP にフェールオーバーし
ます。
スタンバイ RP が取り付けられていない場合や、
「動
作可能」な状態でない場合は、プライマリ RP が
Cisco IOS-XR ソ フ ト ウ ェ ア を リ ロ ー ド す る 際 に、
ルータのサービスが失われる場合があります。
管理用のノードの停止および電源の再投入
hw-module node node-id shutdown コマンドを使用すると、ノードを管理用に停止することができま
す。停止したノードは電源がオンになった状態のままですが、Cisco IOS-XR ソフトウェアをロード
したり、実行したりすることはできません。
hw-module node node-id shutdown コマンドを使用して、管理用にノードの電源をオフにすることも
できます。
(注)
このコマンドは RP では使用できません。
これらのコマンドの使用法の詳細については、
『Cisco IOS-XR Interface and Hardware Component
Command Reference』の「Hardware Redundancy and Node Administration Commands on Cisco IOS-XR
Software」を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
OL-6142-01-J
7-25
第7章
Cisco IOS-XR ソフトウェアにおける RP の冗長構成およびハードウェアの管理
controller コマンドを使用したハードウェア コンポーネントの管理
controller コマンドを使用したハードウェア コンポーネントの管理
controllers および show controllers コマンドは、スイッチ ファブリックの管理、イーサネット制御
プレーン、インターフェイス マネージャなど、さまざまなハードウェア コンポーネントの設定を
管理および表示するのに使用します。これらのコマンドは主に診断用で、ドライバレベルの詳細に
関連付けられています。これらのコマンドで使用できる情報は、非常に幅広く、ハードウェアに固
有です。
これらのコマンドの使用法については、
『Cisco IOS-XR Interface and Hardware Component Command
Reference』を参照してください。
ハード ドライブ、フラッシュ ドライブ、およびその他のストレージ デ
バイスのフォーマット化
ルータのストレージ デバイスをフォーマット化するには、EXEC モードで format コマンドを使用
します。
注意
ストレージ デバイスをフォーマット化すると、そのデバイスのすべてのデータが削除されます。
次のコマンド構文を使用します。
format filesystem: [monlib-filename] [recover]
表 7-5
format コマンドの構文の説明
変数
説明
filesystem
フォーマット化するメモリ デバイスを指定し、続けてコロンを入力します。
サポートされているファイル システムは、bootflash:、harddisk:、disk0:、お
よび disk1: です。
monlib-filename
(オプション)ブートフラッシュのフォーマット化で使用する ROM モニタ ラ
イブラリ ファイル(monlib ファイル)の名前を指定します。デフォルトの
monlib ファイルは、システム ソフトウェアに付属のファイルです。
(注)
recover
monlib は、メディアのファイル システムにアクセスするのに
ROMMON で使用されます。
(オプション)フラッシュ ディスク(disk0:、disk1:)のセクタの読み込みエ
ラーを回復します。
次の例では、format コマンドを使用してハード ディスクをフォーマット化します。
RP/0/RP0/CPU0:router# format harddisk:
これらのコマンドの使用法については、
『Cisco IOS-XR System Management Command Reference』の
「File System Commands on Cisco IOS-XR Software」を参照してください。
Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
7-26
OL-6142-01-J
Fly UP