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岩手県 遠野市

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岩手県 遠野市
内閣府委託調査
地 方 版 子 ど も ・ 子 育 て 会 議 の 取 組 (市 町 村 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 事 業 計 画 )事 例 調 査
市区町村事例ヒアリング結果
【岩手県
遠野市】
担当部署:子育て総合支援課
元気子ども係
連 絡 先 : 0198-62-2111
1.子ども・子育て会議の進め方(工夫していること)
① 平 成 27 年 度 以 降 の 委 員 会 ・ 委 員 構 成 と 委 員 数 ( 特 徴 、 委 員 構 成 上 の 工 夫 な ど ) に つ い
て(予定可)
・遠 野 市 では、子 ども・子 育 て会 議 を、わらすっこ支 援 委 員 会 と呼 んでいる。わらすっこ支 援 委 員 会 はわ
らすっこ条 例 に基 づいて設 置 されている。
・委 員 は 15 名 で、構 成 は以 下 の通 りである。教 職 員 退 職 者 1名 、弁 護 士 1名 、市 内 事 業 主 1名 、
子 育 て世 代 4名 (子 育 て中 の保 護 者 、私 立 保 育 所 父 母 の会 ・市 立 保 育 所 幼 稚 園 父 母 の会 ・私
立 幼 稚 園 保 護 者 会 の代 表 者 )、子 育 て支 援 者 (陽 だまりの会 、読 み聞 かせボランティア、主 任 児
童 委 員 部 会 )3名 、警 察 署 1名 、校 長 会 1名 、市 内 の保 育 所 及 び幼 稚 園 代 表 者 2名 、子 育
て世 代 を雇 用 する企 業 から推 薦 された者 1名 である。
・委 員 構 成 の特 徴 は、子 育 て当 事 者 を意 識 的 に多 めに入 れており、7 名 である。しかも就 学 前 、小 学
生 、中 学 生 、高 校 生 以 上 と子 どもの年 代 に応 じた子 育 て当 事 者 を入 れている。また子 育 て支 援 者 と
して子 育 て支 援 団 体 、幼 稚 園 、保 育 所 の園 長 を入 れている。子 育 て当 事 者 と子 育 て支 援 者 側 両
方 の意 見 がでるような構 成 になっている。公 募 は入 れていない。
② 平 成 27 年 度 の 本 会 議 の 開 催 予 定 数 、 会 議 の 方 針 ・ テ ー マ に つ い て
・平 成 26 年 度 は 4 回 開 催 した。
・平 成 27 年 度 開 催 予 定 回 数 は、本 会 議 3回 、ワーキンググループ会 議 2回 を予 定 している。
・本 会 議 の方 針 とテーマは、①遠 野 わらすっこプラン事 業 の内 容 と、前 年 事 業 の評 価 、②市 民 協 働 に
よる、テーマ選 定 と、指 標 づくり(市 総 合 計 画 )である。なお、本 会 議 の 1 回 目 は 7 月 23 日 を予 定
している。
・今 年 度 から、市 総 合 計 画 の主 要 事 業 におけるテーマ選 定 とまちづくり指 標 の策 定 に、わらすっこ支 援
委 員 会 から保 護 者 を中 心 とした委 員 7名 程 度 を選 出 し、ワーキンググループを設 置 (子 育 て当 事 者
5 名 、支 援 者 2 名 、計 7名 で構 成 )した。公 募 は行 ったが応 募 は 0 だった。・ワーキンググループ会 議
では 3 つのテーマに絞 って協 議 してもらう。①いかに遠 野 市 の人 口 が増 えるあるいは減 少 に歯 止 めをか
ける施 策 がとれるか、といった少 子 化 対 策 を大 きなテーマにしている。またまちづくり指 標 として、合 計 特
殊 出 生 率 、18 歳 以 下 の子 ども割 合 など、どのような指 標 が適 しているかを検 討 する。②児 童 福 祉 、
児 童 家 庭 のような子 育 て支 援 策 について議 論 をする。児 童 館 の利 用 者 数 を増 やす、休 日 保 育 の施
設 を増 やすなど(遠 野 市 にとって、検 討 が必 要 な事 業 )。③毎 月 行 われる3∼4か月 、1歳 6か月 、
3歳 6か月 の健 診 時 において、保 護 者 からのニーズを把 握 するため、保 護 者 あてのアンケートを実 施 し
ているので、その内 容 を議 論 して、 遠 野 市 として母 子 保 健 サイドからの施 策 をどのように展 開 する か議
論 する。
・第 1 回 目 の本 会 議 で、ワーキングループのメンバー、役 割 、協 議 するテーマも伝 える。その後 、ワーキン
ググループ会 議 を2回 開 催 し(7 月 下 旬 、8 月 上 旬 )、総 合 計 画 に盛 り込 んでいく。会 議 体 をもって総
1
合 計 画 を作 成 するというやり方 である。3回 のわらすっこ支 援 委 員 会 の時 期 は、7月 23 日 、9月 ∼
10 月 、平 成 28 年 2月 である。
・遠 野 市 で は市 民 協 働 がキーワードで、市 長 も 産 業 の活 性 化 と、少 子 化 対 策 子 育 て支 援 を重 点 施
策 として掲 げている。こうした施 策 を市 民 の意 見 を取 り入 れて進 めていく上 で、本 会 議 は市 民 の意 見 を
聞 く重 要 な場 として位 置 づけられている。
③本会議を効率的・効果的に進めるために、工夫していること
・委 員 同 士 の意 見 交 換 、保 育 協 会 運 営 の保 育 所 と公 立 の保 育 所 の保 護 者 同 士 で、組 織 を超 えた
つながりを取 りたいという意 向 はある。第 1 回 目 の様 子 を見 て検 討 したい。
・委 員 のアンケートからも、ワーキンググループや専 門 部 会 、委 員 同 士 の小 単 位 の勉 強 会 を行 ってはどう
かと言 う提 案 も出 されている。
④本会議を運営するに当たっての課題について
・遠 野 市 では、平 成 26 年 度 4 月 から、「子 育 てするなら遠 野 構 想 」を策 定 するために「子 育 てするなら
遠 野 推 進 本 部 」を設 置 した。そのため、わらすっこ支 援 委 員 会 にもその関 係 部 長 が出 席 することとなり、
支 援 委 員 と対 峙 するスタイルをとった。そのため審 議 会 、諮 問 機 関 のような形 式 的 な会 議 になってしま
い、委 員 は意 見 が言 いにくくなってしまった。委 員 が気 軽 に意 見 を言 える雰 囲 気 づくりが必 要 と感 じてい
る。
・今 年 度 は、本 部 員 の出 席 を限 定 的 なものとし、活 発 な意 見 交 換 ができるような会 議 体 制 を心 掛 ける。
議 題 にとら わ れず、ざっ くば らんに 意 見 を 言 えるよう に する。 ワーキ ングにおいて も 事 務 局 側 の参 加 は 少
人 数 にして意 見 が出 やすいようにする。
・現 在 は大 人 のみの会 議 で進 められているが、わらすっこ条 例 に基 づく「子 どもの参 加 する権 利 」によって、
子 どもの意 見 を反 映 させるため、いわゆる、子 ども会 議 の開 催 についても検 討 していく。中 学 生 を対 象
に子 ども会 議 を開 けば、地 域 のためにやったという実 感 で、一 度 は地 元 をはなれても、また戻 ってくるので
はないか、と言 う希 望 をもっている。子 どもに役 割 を作 ると、地 元 への思 いも高 まると思 う。
2.子ども・子育て支援に関するニーズ把握(住民の意向把握)について
①独自の調査の実施(対象者、調査項目、調査方法等)と活かし方
・平 成 25 年 度 に実 施 したわらすっこニーズ調 査 は、未 就 学 児 と小 学 生 のいる家 庭 を無 作 為 抽 出 した。
未 就 学 児 童 調 査 は 992 配 付 、864 回 収 (回 収 率 87.1%)、小 学 生 調 査 は 990 配 付 、938 回
収 (回 収 率 93.8%)だった。
・配 布 回 収 については、保 育 所 、幼 稚 園 、小 学 校 は組 織 を通 じて行 ったので 90%を超 える回 収 率 と
なった。家 庭 保 育 の家 庭 には、郵 送 で配 布 回 収 をした。質 問 項 目 の最 後 に今 後 のわらすっこプラン事
業 について伺 う項 目 を設 けており、さまざまな要 望 、意 見 を聴 取 することができ、これまでの新 事 業 計 画
などの根 拠 資 料 となった。
・今 年 度 は第 2 次 総 合 計 画 の策 定 の年 度 であり、わらすっこニーズ調 査 の内 容 も、なるべく活 かせるよう
にしたいと考 えている。
② 平 成 27 年 度 以 降 に 予 定 し て い る ニ ー ズ 把 握 手 法 や 住 民 の 意 向 ・ 意 見 収 集 等 に つ い て
・平 成 27 年 度 は、改 めてニーズ調 査 を実 施 する予 定 はないが、保 健 医 療 課 母 子 保 健 係 で毎 月 行 っ
ている3∼4か月 児 ・1歳 6か月 児 ・3歳 6か月 児 健 康 診 査 時 の健 康 診 査 問 診 票 に、保 護 者 あ
てのアンケート(国 の「第 2 次 健 やか親 子 21 計 画 」の評 価 指 標 に基 づくアンケート項 目 、また、1歳
6か月 児 ・3歳 6か月 児 健 康 診 査 では「岩 手 県 によるアンケート」項 目 も含 まれている)を追 加 して
おり、その結 果 から保 護 者 からのニーズを把 握 する。
・主 な内 容 は、この地 域 で今 後 も子 育 てをしていきたいか、子 育 てのしにくさを感 じているか、子 どもとゆっ
たり過 ごせる時 間 はあるか、などの質 問 で、3∼4か月 児 ・健 康 診 査 は 18 項 目 、1歳 6か月 児 健
2
康 診 査 は 19 項 目 、3歳 6か月 児 健 康 診 査 は 20 項 目 である。この調 査 から、年 代 別 のニーズや、
新 たな課 題 なども把 握 できるので、健 康 健 診 などの機 会 を活 用 していく。
③ニーズ把握や住民の意向把握における課題について
・ニーズ調 査 と実 態 がかい離 した項 目 は、一 時 保 育 事 業 、病 児 ・病 後 児 保 育 で、実 態 よりも多 く見 込
まれる。一 方 、保 育 量 のニーズは現 実 に近 い。例 えば、3 歳 児 未 満 のうち 0 歳 児 は、27 年 度 28 年
度 は待 機 児 童 が出 る見 込 みとなっており、実 態 においても、今 年 度 の4月 5月 の時 点 において、すで
に1歳 児 クラスにおいて、希 望 の保 育 所 に入 れないケースが見 受 けられた。
・平 成 28 年 1月 、2 月 には保 育 運 営 法 人 と協 議 し、利 用 定 員 の設 定 及 び 5 年 間 のニーズ量 の見
直 しを行 う。
3.事業計画と実施について
①計画の(位置づけ・基本理念・目標などにおける)特徴について
・遠 野 市 では、平 成 19 年 度 に「遠 野 わらすっこプラン」(「少 子 化 対 策 ・子 育 て支 援 総 合 計 画 」)を
策 定 し、以 降 、毎 年 目 標 値 を設 定 して「 遠 野 わらすっこプラン」策 定 してきた。平 成 21 年 度 には、
「遠 野 わらすっこプラン」を理 念 で支 える「遠 野 市 わらすっこ条 例 」、財 源 で支 える「遠 野 市 わらすっこ基
金 条 例 」を施 行 した。平 成 22 年 度 には「遠 野 市 次 世 代 育 成 支 行 動 計 画 (後 期 計 画 )」を策 定 し、
平 成 26 年 4 月 には「子 育 てするなら遠 野 推 進 本 部 」を立 ち上 げ、子 育 てするなら遠 野 」構 想 に着
手 した。
・平 成 27 年 4 月 からの新 制 度 の施 行 に伴 い策 定 する支 援 事 業 計 画 として、平 成 27 年 3 月 に「遠
野 市 少 子 化 対 策 ・子 育 て支 援 総 合 計 画 」(平 成 27∼31 年 度 )を策 定 した。当 計 画 は、すでに
策 定 してい る 「 遠 野 市 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 」 と、 従 来 からの「 遠 野 わ らすっこ プラン」 の理 念 を
受 け継 ぎ、さらに関 連 計 画 として、「福 祉 障 がい者 プラン」、「第 3 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 」、「放
課 後 子 どもプラン」も連 動 させ、より幅 広 い視 点 で子 育 て支 援 を行 えるようにした。「子 育 てするなら遠
野 」と誰 もが思 えるまちづくり、子 ども達 が健 やかに成 長 できる社 会 を実 現 する計 画 となっている。
・なお、平 成 27 年 度 は、まちづくりの総 合 指 針 である「第 2 次 遠 野 市 総 合 計 画 」を策 定 する年 度 であ
り、「共 通 優 先 方 針 」として、産 業 の活 性 化 と少 子 化 対 策 ・子 育 て支 援 を掲 げ、「遠 野 市 少 子 化 対
策 ・子 育 て支 援 総 合 計 画 」の上 位 計 画 として位 置 付 けられる予 定 である。
②子ども・子育て支援新制度全般についての推進体制の工夫・方法について
・平 成 24 年 度 から元 気 わらすっこセンターを開 設 して子 育 て業 務 のワンストップ化 を図 っている。各 種 相
談 員 も 3 名 配 置 しているので、細 やかなニーズに対 応 する窓 口 体 制 を整 えた。
・母 子 保 健 型 の利 用 者 支 援 事 業 をとして、専 門 員 1 名 を新 たに配 置 し、福 祉 事 務 所 の「遠 野 健 康
福 祉 の里 」内 に平 成 19 年 12 月 から設 置 している遠 野 市 助 産 院 「ねっと・ゆりかご」(岩 手 県 内 12
医 療 機 関 とネットワークを構 築 し、助 産 師 が妊 産 婦 の健 康 相 談 、遠 距 離 通 院 の負 担 を軽 減 するた
め医 師 から許 可 を得 た妊 婦 健 診 等 を実 施 )を活 用 し支 援 の充 実 を図 る予 定 である。
・新 制 度 のほか、療 育 支 援 、家 庭 児 童 ・DV相 談 、保 育 業 務 などの厚 生 労 働 省 管 轄 の業 務 と、幼
稚 園 就 園 奨 励 費 等 の幼 児 教 育 振 興 に関 する文 部 科 学 省 管 轄 の業 務 を総 合 的 に所 掌 するために、
平 成 24 年 度 に、市 長 部 局 と教 育 委 員 会 部 局 との併 任 辞 令 による「子 育 て総 合 支 援 課 」を設 置 し
た。このように福 祉 分 野 と幼 児 教 育 分 野 を統 合 した組 織 を設 置 したことで、新 制 度 への移 行 に際 して
も、両 分 野 の担 当 が共 通 認 識 に立 って業 務 を行 うことができた。また、窓 口 においても、児 童 に関 わる
内 容 について、総 合 的 にワンストップで相 談 にのることができるようになった。
③計画や事業等の広報や周知方法について
・26 年 度 の秋 と冬 に、市 内 の保 育 所 幼 稚 園 へ出 向 いて保 護 者 説 明 会 を行 い、新 制 度 や新 保 育 料 、
市 町 村 計 画 の概 要 等 について説 明 した。
3
・今 年 度 は現 時 点 では説 明 会 などは予 定 していないが、入 園 説 明 会 等 の機 会 をとらえ、新 制 度 につい
て、保 育 運 営 主 体 の移 管 等 、さまざまなテーマで意 見 交 換 を行 うことも考 えられる。秋 から冬 のタイミン
グで 1 年 通 じてどうだったか、について意 見 を聞 く機 会 も考 えたい。ただし具 体 的 な実 施 については決 ま
っていない。
・育 休 取 得 中 などの在 宅 の子 育 て中 のご家 庭 の意 見 や要 望 などは、元 気 わらすっこセンターに併 設 して
いる「わらすっこルーム」や、子 育 て支 援 センターに来 た母 親 からの相 談 などから把 握 できる。子 育 て支
援 センター窓 口 には保 育 士 もいるので、問 い合 わせなどにもその場 で対 応 できるようにしている。
・概 要 版 を遠 野 市 HPにて公 開 した。
④事業計画における課題について
・3 世 代 同 居 が多 い地 域 では、休 日 預 かりやファミリーサポートセンター事 業 についての理 解 がされにくい
面 がある。
・新 制 度 の中 で柔 軟 な対 応 の現 場 との線 引 きをどこまで行 えるか。希 望 の保 育 所 に入 れない時 の保 護
者 への対 応 をどうするか。
4.子ども・子育て支援の具体的内容について
① 教 育 ・ 保 育 の 提 供 体 制 に 関 し 、 認 定 こ ど も 園 の 普 及 も 含 め て 、基 本 的 な 考 え 方 や 計 画 の
具 体 的 な 内 容 に つ い て( 幼・保・小 の 連 携 の 推 進 に つ い て の 考 え 方 や 取 組 方 針 に つ い て )
・現 在 、認 可 保 育 所 13 施 設 (公 私 含 め)、幼 稚 園 4施 設 (公 私 含 め)、幼 保 連 携 型 認 定 こど
も園 1施 設 (私 立 )のほか、認 可 外 保 育 施 設 が 2 施 設 存 在 している。量 の見 込 では平 成 27、28
年 度 において3号 認 定 子 どもを確 保 しきれない見 込 みとなっているが、認 可 定 員 及 び利 用 定 員 の拡
大 を図 ることとして、全 児 童 を確 保 できる見 込 みとなっている。
・今 後 は、私 立 幼 稚 園 の認 定 こども園 化 及 び公 立 の保 育 所 、幼 稚 園 の民 間 移 行 と認 定 こども園 化
を図 り、さらなる関 係 整 備 を図 る。
・教 育 委 員 会 と子 育 て 総 合 支 援 課 が保 育 所 訪 問 事 業 を共 同 で実 施 し、また、保 健 師 、各 種 相 談
員 等 が就 学 指 導 委 員 会 等 へ積 極 的 に出 席 するなど密 接 な連 携 強 化 を図 ることによって、幼 ・保 から
小 ・中 へのつながりを円 滑 なものとするよう努 めている。就 学 指 導 委 員 会 では、小 ・中 学 校 へ進 学 する
場 合 に、支 援 が必 要 な子 どもが、学 校 で過 ごす場 合 に、どのような支 援 体 制 が良 いか、情 報 を共 有 し
て検 討 している。就 学 指 導 委 員 会 では保 健 師 、相 談 員 、幼 保 小 関 連 で情 報 共 有 を行 っている
(協 議 の中 では、通 学 に関 する支 援 のあり方 についても話 し合 われる。例 えば、スクールバスの利 用 に
関 しても、その子 にとってスクールバスが適 しているかなども具 体 的 な事 例 の一 つとして挙 げられる場 合 も
ある)。保 護 者 へのアプローチも行 っている。県 療 育 センター、県 福 祉 総 合 相 談 センターの担 当 者 が、
それぞれ年 3 回 程 度 遠 野 市 に訪 れ、発 達 相 談 や、保 健 師 や保 護 者 にヒアリングを行 っており、その結
果 を保 護 者 にも伝 えている。
② 妊 娠 、出 産 か ら 子 育 て ま で の 切 れ 目 の な い 支 援 に つ い て の 基 本 的 考 え 方 や 方 策 に つ い て 。
・平 成 27 年 度 途 中 となるが、専 門 員 を配 置 し、遠 野 健 康 福 祉 の里 内 に設 置 している遠 野 市 助 産
院 「ねっと・ゆりかご」を活 用 した利 用 者 支 援 事 業 の母 子 保 健 型 を実 施 する予 定 である。
③ 子 ど も・子 育 て 支 援 に 関 す る 理 念 や 子 ど も・子 育 て 支 援 施 策 の 基 本 的 考 え 方 を 示 す 条 例
や指針の有無と、その内容について。
・平 成 21 年 4月 に、子 どもの最 善 の利 益 を第 一 に考 え、子 どもの権 利 を保 障 することを目 的 に「わらす
っこ条 例 」を制 定 している。
・遠 野 市 では、子 どものことを「わらすっこ」と呼 んでおり、遠 野 市 の宝 としている。この条 例 において「子 ども」
とは、18 歳 未 満 の人 を指 している。「わらすっこ条 例 」では、「児 童 の権 利 に関 する条 約 」を基 にして、
子 どもの権 利 を守 り、子 どもの成 長 を支 援 する仕 組 みなどについて定 めている。子 どもにも親 しみを持 っ
4
てもらえるよう、挿 絵 とふりがなをふった冊 子 も作 成 し、配 布 している。
<「わらすっこ条 例 」の構 成 >
前 文 、第 1 章 総 則
第 2 章 子 どもの権 利
第 3 章 子 どもの権 利 を保 障 する責 務
第 4 章 子 どもに関 する基 本 的 な市 の取 組
第 5 章推進体制
第 6 章 わらすっこ支 援 委 員 会 (子 ども・子 育 て会 議 を指 す)
第 7 章雑則
④ 地 域 子 ど も・子 育 て 支 援 事 業( 13 事 業 )に つ い て( 特 に 自 治 体 の 特 徴 や 課 題 解 決 に 当 た
って力を入れている事業について、特色や地域課題の解決への生かし方など)
・平 成 27 年 度 途 中 となるが、専 門 員 を配 置 し、遠 野 健 康 福 祉 の里 内 に設 置 している遠 野 市 助 産
院 「ねっと・ゆりかご」を活 用 した利 用 者 支 援 事 業 の母 子 保 健 型 を実 施 する予 定 である。
⑤ 自 治 体 独 自 に 実 施 す る 事 業 ( 13 事 業 以 外 ) に つ い て
・遠 野 わらすっこプラン関 連 事 業 としてまとめている。遠 野 市 助 産 院 「ねっと・ゆりかご」(岩 手 県 内 12
医 療 機 関 とネットワークを構 築 し、助 産 師 が妊 産 婦 の健 康 相 談 、遠 距 離 通 院 の負 担 を軽 減 するた
め医 師 から許 可 を得 た妊 婦 健 診 等 を実 施 。)、「わらすっこの居 場 所 事 業 ・児 童 館 ・児 童 クラブ(学
童 保 育 料 は無 料 )」、「わらすっルーム(親 子 が自 由 に遊 べる場 )」、「看 護 保 育 安 心 サポート事 業 費 ・
病 児 等 保 育 施 設 わらっぺホーム」、「わらすっこプラン推 進 事 業 ・ 遠 野 市 わらすっこ基 金 」 、「わらすっこ
の誕 生 応 援 事 業 ・わらすっこ応 援 券 と写 真 立 の配 布 」、「私 立 幼 稚 園 保 育 料 助 成 事 業 」等 を行 って
いる。
⑥子ども・子育て支援の具体的な内容に関する課題について
・平 成 25 年 に日 本 創 生 会 議 から消 滅 可 能 性 都 市 として報 告 され、国 立 社 会 保 障 ・人 口 問 題 研 究
所 の報 告 では、2040 年 には人 口 の減 少 率 が約 40%になると試 算 されており、人 口 減 少 問 題 は喫
緊 の課 題 であり、総 合 計 画 の柱 になっている。
5 . 事 業 の 点 検 ・ 評 価 ・見 直 し の 仕 組 み に つ い て ( 今 後 の 支 援 事 業 計 画 見 直 し に
当たって)
①評価・見直しに対する考え方(着眼点・活かし方)
・平 成 27 年 7月 23 日 に行 われるわらすっこ支 援 委 員 会 において、前 年 度 のわらすっこプラン関 連 事
業 について評 価 をいただくため、支 援 員 から意 見 を頂 く。なお、評 価 方 法 は、平 成 26 年 度 に実 施 した
評 価 方 法 と同 じ方 法 で評 価 いただく。
・昨 年 度 のわらすっこ支 援 委 員 会 の会 議 の中 で、柔 軟 な計 画 の見 直 しについて意 見 が出 されたところで
あり、利 用 定 員 ほか、いわゆる 13 事 業 の実 施 にかかる見 直 し、児 童 の確 保 数 など、様 々なご意 見 を
頂 きながら柔 軟 に進 めていきたい。
②評価指標の有無とその内容・方法(根拠)について
・平 成 25 年 度 まではスパイダーチャートによる評 価 指 標 を設 けていたが、平 成 26 年 度 からは、事 業 ご
とに、事 業 内 容 、計 画 値 (予 算 額 も提 示 )、成 果 (実 施 した内 容 等 を文 章 で記 載 )、実 績 値
(実 際 の事 業 費 を報 告 )を指 標 にまとめ、評 価 を行 っている。行 政 の担 当 課 が上 記 の方 法 で行 った
内 部 評 価 の結 果 を、わらすっこ支 援 委 員 会 ( 地 方 版 子 ども・ 子 育 て会 議 を指 す)において外 部 評
価 を行 う。
5
・総 合 計 画 においては合 計 特 殊 出 生 率 や児 童 館 ・児 童 クラブの利 用 者 数 等 の「まちづくり指 標 」を設
けている。
<事 業 評 価 指 標 の例 (内 容 は例 示 )>
事業名
わらすっこプラン推 進 事 業
単位:
円
内
遠 野 市 少 子 化 対 策 ・ 子 育 て 支 援 総 合 計 画 に 基 づき、 市 内 の
計
・条 例 普 及 啓 発 イベント 1 事 業
容
子 ど もや 保 護 者 だ け で なく 子 ども の 権 利 を 保 障 す る 大 人 も 対 象
画
・わらすっこ基 金 助 成 事 業 5 件
とした以 下 の事 業 を展 開 する。
値
・わらすっこ基 金 への寄 附 金 5 件
①わらすっこ条 例 普 及 啓 発 事 業
②わらすっこ支 援 委 員 会 運 営 事 業
③わらすっこ基 金 助 成 事 業
成
・親 子 ふれあいの場 を提 供 し、140 組 の親 子 、390 人 が参 加 、
実
・条 例 普 及 啓 発 イベント 1 事 業
果
・5 団 体 に助 成 金 交 付
績
・わらすっこ基 金 助 成 事 業 5 件 、
値
○○円
・わらすっこ基 金 への寄 付 金 8件 、
○○円
予 算 額 ○○円
決 算 額 ○○円
財源内訳
③評価の体制(内部評価、外部評価など)について
・行 政 の担 当 課 が上 記 の方 法 で行 った内 部 評 価 の結 果 を、わらすっこ支 援 員 会 に諮 り、外 部 評 価 を
行 う。
・主 要 な事 業 の成 果 説 明 により、市 議 会 9月 議 会 (決 算 議 会 )においても審 議 する。
④これまでの取り組みにおける成果(地域が変わってきたこと等)
・市 長 の「子 育 てするなら遠 野 」のキャッチフレーズのもとで、わらすっこプラン推 進 事 業 など、様 々な子 育
て支 援 施 策 を講 じてきたことから、市 内 外 から市 の子 育 てを応 援 しようと「遠 野 市 わらすっこ基 金 」への
寄 附 金 納 入 が 続 いて おり、市 をあ げて子 育 て を応 援 しよう とする 気 運 が 高 まっ ている と感 じている 。平
成 25 年 度 の寄 附 金 額 は、356 千 円 、26 年 度 は、10,973 千 円 となっている。基 金 はわらすっこプ
ラン関 連 事 業 等 の財 源 にもなっている。
⑤事業の点検・評価・見直しに関する課題について
・わらすっこ支 援 委 員 会 で出 された意 見 等 を反 映 するために、次 年 度 予 算 案 として計 画 するが、厳 しい
地 方 の財 政 の中 、予 算 編 成 等 において見 送 りされる事 業 もある。
・現 在 、第 2 次 総 合 計 画 の策 定 を進 めていることから、わらすっこ支 援 委 員 から出 された声 を十 分 に反
映 できるよう進 めていきたい。
・評 価 指 標 について、25 年 度 のようなスパイダーチャートによる評 価 指 標 は視 覚 的 に見 やすかったという
意 見 もあるので、今 後 どのような評 価 指 標 にするかは、検 討 中 である。
6.都道府県や関係機関との連携について
①都道府県の支援体制やバックアップの現状、及び今後期待する支援等について
・平 成 27 年 4月 から新 制 度 の実 務 がスタートして、末 端 の市 町 村 はさまざまな事 例 に対 応 しながら手
探 りで進 めて いる。特 に保 育 現 場 では、支 給 認 定 の変 更 や、 保 育 標 準 、 保 育 短 時 間 の切 り 替 え、
3号 から2号 への切 り替 えなど事 務 が煩 雑 化 し、事 務 が落 ち着 くまで一 定 の時 間 が必 要 とされる。
・今 後 においても様 々な課 題 等 が出 てくることが想 定 されるので、国 との連 携 を強 めて頂 き、きめ細 やか
な支 援 指 導 体 制 を希 望 する。
6
②関係機関・団体との連携状況と、連携における工夫・配慮などについて
・公 立 保 育 所 においては、保 育 所 長 会 議 に毎 回 出 席 し、各 園 における様 々な課 題 等 を聴 取 するほか、
私 立 保 育 所 においては、経 営 する「社 会 福 祉 法 人 遠 野 市 保 育 協 会 」 と同 フロアに事 務 所 がある利
点 を生 かし、施 設 型 給 付 等 の申 請 に係 ることや、保 育 現 場 の声 などを即 座 に把 握 するなど、細 やかな
対 応 を実 施 している。
7.今後に向けて
① 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 施 策 を 推 進 す る 中 で 、 財 源 を 捻 出 す る た め の 工 夫 や 、最 も 重 要 な 課
題とその解決に当たっての方向性について
・遠 野 市 は、現 在 進 められている総 合 計 画 の中 で、少 子 化 対 策 ・子 育 て支 援 施 策 は市 の最 重 要 課
題 の一 つとして挙 げられ、これまでの大 綱 2の分 野 のほか、「共 通 優 先 方 針 」として特 別 な新 たな施 策
の一 つとして位 置 づけられる予 定 である。このことから、地 方 財 政 が厳 しい中 にあっても、わらすっこプラン
関 連 事 業 においては、ある程 度 の予 算 規 模 が確 保 できることと期 待 している。またわらすっこ基 金 も重
要 な財 源 となっている。
・遠 野 市 の子 育 て支 援 を支 える財 源 の一 つとして「遠 野 市 わらすっこ基 金 」が重 要 な役 割 を果 たしてい
る。市 長 の「子 育 てするなら遠 野 」のキャッチフレーズのもとで、わらすっこプラン推 進 事 業 など、様 々な子
育 て支 援 施 策 を講 じてきたことから、市 内 外 から当 市 の子 育 てを応 援 しようと「遠 野 市 わらすっこ基 金 」
への寄 附 金 納 入 が続 いており、市 をあげて子 育 てを応 援 しようとする気 運 が高 まっている。なお、平 成
26 年 度 までの基 金 積 立 額 は 50,360 千 円 、基 金 充 当 額 26,693 千 円 で、平 成 26 年 度 は
6,240 千 円 が子 育 て関 連 事 業 に充 てられた。
*「遠 野 市 わらすっこ基 金 条 例 」:市 民 が安 心 して子 どもを産 み育 て、子 どもが健 やかに育 つ環 境 の充
実 を図 ることを目 的 に設 置 された。基 金 として積 み立 てる額 は、一 般 会 計 歳 入 歳 出 予 算 で定 めた額
とし、①子 育 て支 援 に関 する事 業 、②子 ども活 動 支 援 に関 する事 業 、③子 ども健 やかに育 つ環 境 づく
りに関 する事 業 に充 てる。
・当 市 の子 育 て支 援 施 策 の最 も重 要 かつ要 望 の高 い事 項 の一 つに、お産 ができる環 境 の整 備 が挙 げ
られていることから、引 き続 き、出 産 ができる環 境 が整 えられるよう、医 師 確 保 への取 組 みを継 続 させる
必 要 がある。
・今 年 度 のわらすっこ支 援 会 議 からは、委 員 が意 見 を言 いやすい環 境 づくりに配 慮 していきたい(行 政
側 の参 加 者 、座 席 配 置 など)。また委 員 同 士 でも意 見 交 換 できるような機 会 も設 けていきたい。
②子ども・子育て支援施策を推進する当たり、特に気をつけている点、配慮している点、
振り返ってみての苦労や工夫したこと
・社 会 情 勢 が多 様 化 する現 代 において、就 労 体 系 や保 護 者 のニーズも多 様 化 しているため、その家 庭
にあった保 育 提 供 を示 し、支 給 決 定 や利 用 調 整 を行 うなど、保 育 担 当 にとっては細 やかな対 応 が必
要 となるところであるが、子 どもの最 善 の利 益 を第 一 に考 え、子 どもと保 護 者 が現 場 で混 乱 しないよう、
スムーズに特 定 教 育 ・保 育 が受 けら れることが重 要 であると考 えている。このことから、この3月 及 び 4
月 は、保 育 担 当 のほか、新 制 度 担 当 の職 員 、当 課 所 属 の相 談 員 も窓 口 に従 事 するなどの窓 口 体
制 を強 化 したほか、これまでの保 育 提 供 がなるべく継 続 されるよう柔 軟 な支 給 認 定 を心 掛 けた。
③国への提言、あるいは期待すること
・いま日 本 では、出 生 数 の減 少 から人 口 減 少 が進 み、待 機 児 童 が存 在 しない地 域 (過 疎 地 域 )と、産
業 が活 性 化 し、雇 用 状 況 、生 活 環 境 が充 実 しているが、待 機 児 童 の存 在 する地 域 (都 市 部 等 )
とに分 かれる傾 向 にあると感 じている。
・当 県 においては、復 興 道 路 の整 備 が進 む中 、待 機 児 童 対 策 は市 町 村 単 位 で捉 えるのではなく、近
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隣 市 町 村 又 は県 内 広 域 で調 整 ・誘 導 していくことがより効 果 的 であると考 える。
・保 護 者 が保 育 所 を選 択 する理 由 は、自 宅 付 近 、小 学 校 区 内 である理 由 のほか、保 護 者 の就 業 場
所 付 近 等 の利 便 性 により、保 育 所 を選 択 していることも理 由 のひとつである。
・今 後 は、雇 用 環 境 の分 散 化 をはかるなど、過 疎 地 域 と都 市 部 等 との人 口 の均 衡 化 を図 ることが、待
機 児 童 解 消 対 策 だけでなく、少 子 化 対 策 に向 けて地 方 が豊 かになる施 策 になると考 えるため、人 口
減 少 問 題 に向 けた抜 本 的 な対 策 を講 じていただくことを期 待 したい。
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<自治体の特徴(基本情報)>
都道府県名:岩手県
ご記入者部署:子育て総合支援センター 子育て総合支援課
市区町村名: 遠野市
ご記入者名:
28,818人(住民基本台帳 H27.4 月末現在)
① 人口(2015 年5月1日 or4月末)
② 面積
825.62 ㎢
③ 未就学児童数
1,309 人(住民基本台帳 H27.3 月末現在)
④待機児童数
2014 年 10 月時点
0人
2015 年 4 月時点
0人
④ 出生数
平成 25 年度:
180 人
⑤ 合計特殊出生率
平成 25 年度:
1.90 平成 26 年度:県発表は H27 年末頃
⑥ 人口流出入数
平成 25 年度:流入 727 人
平成 26 年度:流入 732 人
⑧保育園・幼稚園・認定こどもの設置状況
保育園:公立3園、私立 10 園
認定こども園:計1園(公立
(幼保連携型 1園、幼稚園型
地方裁量型
件)
幼稚園:公立3園、私立1園
(2015 年 4 月時点)
平成 26 年度: 151 人
流出 798 人(H24.10∼H25.9)
流出 768 人(H25.10∼H26.9)
件、私立1園)
件、保育所型
件、
⑨子ども・子育てを巡る自治体の特徴
子育て世代の就業状況、慣習、社会・文化的背景など
遠野市では、少子化対策と子育て支援を総合的に推進させ
るため、平成 20 年に「遠野わらすっこプラン」を策定し、
出会いから出産、育児、子育てそして就労につながるまでの
切れ目のない支援を行い、合計特殊出生率 1.90(H25 現在)
から 2.08 に向けてプランに基づいたさまざまな事業を展開
している。
⑩子ども・子育て支援関連予算額(※)
平成 26 年度:782,996 千円
(H26 当初:保育所運営委託事業費及び特別保育事業業務委託料)
平成 27 年度:816,959 千円
(H27 当初:保育所運営委託事業費及び特別保育事業業務委託料)
⑪子ども・子育て施策を進めるための庁内組
庁内組織数:1件
(組織名称)
・子育てするなら遠野推進本部
※庁内横断組織をもつ場合は、参画する部署名:
・教育部長
・経営企画部
・総務部
・健康福祉部
・産業振興部
・環境整備部
・市民センター
・子育て総合支援課
・(社福)遠野市保育協会
地方版子ども・子育て会議運営の予算額:
平成 26 年度 283 千円
平成 27 年度 170 千円
織について
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<子ども子育て支援事業について>
① 地域子ども・子育て支援事業(13事業)について(子ども・子育て支援法59条)
事業名称
平成26年度実績(値)
平成27年度の見込み量と
今後の方向性
(類似・先行事業の有無とその内容)
基本型:
箇所
実施なし
特定型:
箇所
母子保健型:
①
利用者支援事業(新規)
1箇所
今後の方向性:
専任の相談員(非常勤保健師)1名を
10 月から配置する予定。
1箇所、延べ利用者数人
一般型:2箇所、延べ利用者数 809 人
今後の方向性:
②
これまで実施してきた子育て支援セン
地域子育て支援拠点事業
ター「まなざし」のほか、認定こども
園の「子育て支援室」においても予定
している。
延べ受診者数:
③
1,837 人
延べ受診者数:1,869 人
今後の方向性:今後においても、遠野
妊産婦健診
市助産院ねっと・ゆりかごにて実施す
る予定
訪問世帯数:151 件(対象世帯の 100%)
訪問世帯数:173 件(対象世帯の 100%)
今後の方向性:今後においても、母子
④
乳児家庭全戸訪問事業
保健担当及び遠野市助産院ねっと・ゆ
りかごの保健師、助産師による訪問事
業を実施する。
訪問世帯数:26 件
訪問世帯数:32 件
今後の方向性:今後においても、家庭
⑤
養育支援訪問事業
相談員と保健師が連携し、要フォロー
対象などの母子に対して訪問等を行
う。
子育て短期支援事業
⑥
実施予定なし
実施なし
実施予定なし
延べ利用者数:0人
延べ利用者数:0人
依頼会員数: 0人
提供会員数: 0人
両方会員数: 0人
今後の方向性:今年度の事業化は厳し
ショートステイ事業
トワイライトステイ事業
⑦
実施なし
ファミリー・サポート・センター事業(子育
て援助活動支援事業)
10
事業名称
平成27年度の見込み量と
平成26年度実績(値)
今後の方向性
いが、今後 5 年の間には事業化を実現
したい。
16 箇所、延べ利用者数:6,150 人
⑧
16 箇所、延べ利用者数:7,465 人
一時預かり事業
今後の方向性:今後においても、一定
(幼稚園在園児・それ以外)
量の利用者数は見込まれる。
3箇所、延べ利用者数:873 人
3箇所、延べ利用者数:256 人
今後の方向性:各園によって利用者の
⑨
延長保育事業
ばらつきがあるが、一定量の利用者数
は見込まれる。
1箇所、延べ利用者数:527 人
1箇所、延べ利用者数:559 人
今後の方向性:時期によって利用者の
⑩
病児保育事業
ばらつきがあるが、一定量の利用者数
は見込まれる。
低・高学年:11 箇所、登録実人数:913 人
低・高学年:11 箇所、登録人数:913
人
⑪
今後の方向性:すべての小学校区に1
放課後児童クラブ(放課後児童
箇所ずつ配置しており、学童保育料無
健全育成事業)
料化を実施している。今後も一定の利
用者が見込まれる。
実施なし
⑫
実費徴収に係る補足給付を行う
ついて)
事業(新規)
実施予定なし
多様な主体が本制度に参入する
⑬
(具体的な事業内容・方針・見通しに
実施なし
(具体的な事業内容・方針・見通しに
ついて)
ことを促進するための事業(新
実施予定なし
規)
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