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歩車分離式信号の増設を求める意見書 警察庁では、平成14年1月から

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歩車分離式信号の増設を求める意見書 警察庁では、平成14年1月から
歩車分離式信号の増設を求める意見書
警察庁では、平成14年1月から約6ヶ月間、全国100箇所の交差点において歩車分
離式信号のモデル運用を行った。
平成15年警察白書などによると、その結果、道路の混雑が悪化した箇所も一部あった
ものの、運用前半年間と比較して渋滞は約2%、交通事故発生件数は約40%それぞれ減
少し、歩車分離式信号の導入に賛成する利用者も7割を超えたとのことである。
これをもとに、平成14年9月12日、警察庁交通局交通規制課長名で、各管区警察局
広域調整部長、警視庁交通部長及び各道府県警察(方面)本部長宛てに「歩車分離式信号
に関する指針の制定について」とする通達が出された。
その文章には「本指針に基づき、歩車分離式信号の整備を推進し」との記述があり、交
通政策としての推進の意思が感じられる。
また、平成15年10月10日閣議決定された「社会資本整備重点計画」をもとに平成
15年度からは「あんしん歩行エリア」という施策もスタートし、エリアとして、歩車分
離式信号の導入を始め、バリアフリー対応型信号機の設置や道路標識の高輝度化・大型化
などへの取り組みも始まった。
さらに、平成18年6月には、第164国会において「高齢者・障害者等の移動等の円
滑化の促進に関する法律」が制定され、こちらにおいても歩車分離式信号の推進が明記さ
れており、国家公安委員会・警察庁による平成22年度の交通安全業務計画では、これを
受けた取り組みを行うとある。
少子高齢社会において、交通事故をより一層減少させることは、喫緊かつ必須の課題と
言っても過言ではない。
よって、政府・国会におかれては、歩車分離式信号のさらなる増設に向け、あんしん歩
行エリアの拡大展開など、積極的な施策に取り組まれるよう、ここに要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年6月29日
摂
津
市
議 会
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