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平成24年度 日韓スカウトフォーラム 参加報告書

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平成24年度 日韓スカウトフォーラム 参加報告書
平成24年度 日韓スカウトフォーラム
参加報告書
「~渡せ!日韓を結ぶ架け橋を~」
作成者 札幌第3団 坂井 壮多
提出日 平成25年 2月13日
平成24年度 日韓フォーラム
参加報告書
提出日:平成25年 2月13日
提出者 坂井 壮多
1. プロジェクト名
「平成24年度日韓スカウトフォーラム
~渡せ!日韓を結ぶ架け橋を~」
2. 参加者
札幌第3団 VS 坂井 壮多
札幌第3団 VS 高橋 孝幸
3. 目的
① 参加する中・高校生の交流促進
② 両国の若い世代の相互理解を深める
③ 将来の日韓間の国民的な友好協力関係の基礎を強化
4. 目標
a) 日本と韓国のスカウトと交流し、これからの両国のスカウト活動にどう
生かすか。それと、東日本大震災が起きてからはじめての日韓フォーラ
ムなので、お互いにどのような行動をしてきたのかを話し合う。
b) 積極的に意見交換をし、他のスカウトとの理解を深める。
c) 今大会に伴い、プロジェクトアワード「国際文化」を取得する。
d) とにかく交流会を有意義にし、楽しむ。
5. フォーラムテーマ
「よりよき理解・明るい世界」
~Better Understanding,Brighter World~
6. 挑戦アワード
国際文化
7. 実施期間
移動含め、1月9日~1月15日
8. フォーラム開催場所
広島市アステールプラザ
9. フォーラム中の宿泊場所
法華ホテル広島
=1=
10.
フォーラム日程
フォーラム1日目
1月12日(土)
06:00
06:00
07:00
07:00
08:00
08:00
09:00
09:00
10:00
10:00
フォーラム2日目
1月13日(日)
起床・洗面・清掃
朝食
(朝礼)
06:00
07:00
11:00
12:00
12:00
日本スカウト集合
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
オリエンテーション
開会式
導入セッション
判別集会(自己紹介・仲間作り)
国別集会
平和記念資料館見学
(移動時間含む)
09:00
10:00
11:00
分科会
各グループ毎に昼食
夕食
12:00
13:00
13:00
14:00
14:00
分科会
15:00
15:00
16:00
16:00
17:00
17:00
交歓夕食会
18:00
18:00
ホテルに移動・チェックイン
19:00
国別会議
19:00
19:00
班長会議
20:00
20:00
21:00
21:00
22:00
22:00
朝食
荷物移動
08:00
全大会
11:00
フォーラム3日目
1月14日(月)
起床・洗面・清掃
20:00
ホテルに移動
21:00
22:00
=2=
会場移動
全体発表会
(休憩含む)
フォーラム閉会
広島に向けて
貸し切りバス移動
解散
11.
フォーラム活動報告
1日目 1/12(土)
~日韓フォーラム開始!!~
アイスブレーキング
1月12日、正午、広島市アステールプラザにて日本スカウト集合。あらかじめGroup1~11まで
分けられており、僕はGroup4の席へ。後、日本スカウトオリエンテーションが始まる。初めに配布
された資料の説明、会場説明、ホスト国のスカウトとしての心構え、それと韓国スカウトのことや、世
界のスカウト運動の説明。次に今フォーラムを運営していくスタッフの紹介、各班に補佐として付く、
ローバー隊の方々が一人ずつ紹介が行われた。
最後に日本のスカウトの仲間意識の向上として、アイスブレーキングが行われた。内容は、班ごと
にやる一種のパズルゲームであったが、班の全員が協力しないと完成しないものであった。さらに、
使うのは言葉のみで、メモなどは一切禁止。自分の意志をはっきり言い、他人の意見も注意深く聞
かなくてはならず、フォーラムにおいてとても重要な技能を使う、とても良いゲームだった。
午後3時、午前中広島市を散策していた韓国スカウトがフォーラム会場に到着。開会式が行われ
た。
ヒロシマ
開会式終了後、導入セッション開始。内容はテーマ「Better Understanding,Brighter World」に関
すものとして、広島県連盟の阿部事務局長・酒井理事長から被爆についての講演を聴きました。
初めに Dr.ジュノーという方の話をしてくれました。Dr.ジュノーという方はスイス人の医者であり、
赤十字に所属しておりました。彼は日本軍の視察として 8 月 9 日に東京に派遣されました。広島に
新型爆弾が投下された事を聞きいた彼はGHQと交渉し、15 トンもの医薬品の提供を受けました。
そのまますぐに広島へ向かい、病院も学校も何も残っていない焼け野原となった広島の惨状を目
の当たりにし、彼はすぐに手当てを始め、2~3万人の命を救ったと言われています。
後に彼は核兵器の反対運動などをし、彼の貢献が今でも広島平和記念公園に石碑として残って
います。
次に原爆の子の話をしてくれました。普通、平和の象徴は鳩ですが、広島
では折り鶴が折られる事は日本では有名です。それは2歳の時被爆し、原
爆症の一種である白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんの実話
が元になっています。
禎子さんは闘病中、母親に折り鶴を千羽折ると病気が治ると励まされ、ひ
たすら折り鶴を折り続けました。ですが、中学生になっても治らず、とうとう亡
くなってしまいました。彼女の同級生はそれをきっかけに「原爆で亡くなった
すべての子どもたちのために慰霊碑をつくろう」と呼びかけ、今でも原爆の
子の像(左図)として平和を願っております。
=3=
最後に広島平和祈念公園の木々の話をしてくれました。平和記念公園の樹木は種類も大きさも
ヘンテコに並んでいます。なぜなら被爆直後、焼け野原となってしまった広島市内に日本全国か
ら樹林が送られてき、それを送られた順に植えていった結果、このような並びになったそうです。で
すが、もともと樹木は永久に生えることはないと言われたヒロシマ。ばらばらでもいいから植物を増
やし、緑を増やそうとする気持ちが生んだ結果なのでした。
講演の後は韓国スカウトも迎えた班でもう一度アイスブレーキングゲームをやり、班のメンバーは
日韓にいったん解散、国別集会で班の中の日本人スカウトの班長を選抜。僕はGroup4の日本ス
カウト班長に就任した。明日の予定を確かめた後、ホテルに移動、チェックイン。僕の部屋で同じ
班の日本スカウトを集め、親交を深めた後、就寝。
Group4 班名簿
Full Name
カタカナ
所属
性別
役職
坂井 壮多
サカイ ソウタ
北海道 札幌第3団VS
男
Group4 日本スカウト班長
外川 諒也
ソトカワ リョウヤ
東京 町田第20団VS
男
松島 加奈子
マツシマ カナコ
石川 寺井第1団VS
女
後藤 英理佳
ゴトウ エリカ
滋賀 草津第17団VS
女
Group4 副議長
杉本 友樹
スギモト トモキ
岡山 総社第3団VS
男
Group4 副議長
金谷 英明
荒西 智瀬
カナタニ ヒデアキ 広島 広島第26団VS
アラニシ シラセ
Chae Won Kyun チェ・ウォンギュン
男
長崎 長崎第13団VS
男
韓国隊
男
Jeong In Su
ヂョン・インス
韓国隊
男
Lee Sang Moo
イ・サンム
韓国隊
男
Lee Ye Sol
イ・イェソル
韓国隊
女
An So Hyun
アン・ソヒョン
韓国隊
女
Yu Geun Sun
ユ・グンソン
韓国隊
女
Jung Chae Eun
ヂョン・チェウン
韓国隊
女
Yi Tae Ho
イ・テホ
韓国隊
男
Group4 議長
※尚、Group1~3 は通訳者が付かず、全て英語での議論となり、Group9~11 はボーイ隊も混合し
て行われる(他の Group は全てベンチャーのみで構成)。
いよいよ日韓スカウトフォーラムが始まった。フォーラム会場に着くといきなり驚いた事があり
ました。それは広島県連盟のチーフと自分の団のチーフが酷似していたことです。後ろのマー
クこそは違えど、正面から見ると全く違いがなくなってしまうほどでした。広島県連盟はホスト県
であったため、スタッフもほとんど広島県連盟のスカウトで、みんな同じチーフだったので、
少々困惑してしまいました。
初めは全然しゃべれなかったが、2つのアイスブレーキングゲームを通して、日韓、両国の
スカウトとも打ち解ける事が出来、とても安心しました。
=4=
2 日目 1/13(日)
~考えを出し合おう~
なんとかぎりぎり。。。
朝 6 時起床し、朝食を取った後、7 時半よりホテル近くの公園で日本スカウトのミーティング。終
了後そのまま平和記念公園に移動して韓国スカウトと合流し、約 1 時間平和記念資料館を見学し
ました。
フォーラム会場に移動後、全体会を開始。導入セッションや見学を
元に自分達に何が出来るかを考え次に持っていくのです。
11時から17時まで分科会を行う。この日はGroup 4~11にそれぞ
れ通訳者が付く。議会の議長を決めた後、いままでの考えたことを出
し合い、議論を行う。この時間で明日の発表に向け意見をまとめ、模
議論中・・・
造紙に書き綴り、発表の練習を行わなければいけなかったが、僕の
班は少々遅れてしまい、模造紙には何とか書き込めたが、発表練習
が出来なかった。
書き書き
レッツ・パーティー!
17時、交歓夕食会が始まった。バイキングをしながら班のメンバーで親交を深め、パフォーマン
スでは韓国スカウトのテコンドー、韓国の民族衣装のファッションショー、動画サイトで全世界で有
名になっている韓国のアーティスト、SPYの江南スタイルなどをしてくれた。日本スカウトも、宇宙ゴ
マや、剣道、広島県連盟のスカウトによるK-POPのダンスを披露してくれた。
夕食会が終了後、国別集会が行われ、予定の確認し、ホテルに移動。僕の部屋に韓国スカウト
を迎えて分科会で出来なかった発表の練習を少し行うことが出来た。
フォーラム2日目が終了した。平和記念資料館は約3ヶ月前に修学旅行で行ったばかりで、
行くのが2度目であったが、やはりあそこは何度見ても心が痛くなる場所です。見学した1時間
はとても重たく感じました。
議論は僕の中では比較的詰まらずに進んでいったと思う。議論中、感心したのは韓国スカウ
トがとても折り鶴に関心を持って話を進めたことです。そもそも折り紙というものが無いからかも
しれませんが、休憩時間にはみんな鶴を折っており、最終的にGroup4の韓国スカウト皆、折
り鶴を折れるようになってました。
=5=
3日目 1/14(月)
~それぞれの道へ~
若者達の意志
日韓フォーラム最終日。この日は各班で前日議論して導き出したアクションプランを発表し、議論
の結果を共有しあう日である。
朝5時半に起床、朝食を取り、荷物をまとめホテルをチェックアウト。8時15分から国別ミーティン
グを行い、9時に全大会が開始された。
まず初めに僕の班(Group4)の発表内容を掲載する。
テーマは「世界平和」。
韓国と日本が世界平和のために何が出来るかとして、世界ジャンボリーで折り鶴が平和の象徴に
なっている事を伝え、各国スカウトがそれぞれ平和について考える事が出来れば良いのではない
かと考えた。
• 今から私達が出来る事
◦ 各団に戻りやっていくもの
1. 鶴の折り方を習って教える
2. 原子爆弾についての説明や、折鶴の由来について教える
3. フォーラムで話し合った内容を他の隊に伝える
4. SNSを始める
◦ ジャンボリーまでにしないといけないもの
1. 今回の案を主催者側に提案し、プロジェクトに組み込んでもらう。
2. UCC(動画)を作る
3. SNSなどに世界平和について教え、広島や、長崎の原爆に関する内容と、折り鶴
由来をSNSなどにアップする
4. 世界ジャンボリー目的テーマをプロモーションする
• ジャンボリー当日に行うもの
世界ジャンボリー参加者達でメッセージを書いた折り鶴を折り、折り鶴型のプラスチック
の容器に入れいっぱいにして、広島や長崎に送る
以上が僕の班(Group4)の発表内容でした。
=6=
次に他の班の発表内容を掲載する。
Group1の発表内容
Group2の発表内容
環境保存として、
• 3Rを心がける
• 公共交通機関を利用する
• それらの行動をスカウトとして模範に
なるようにする
人種差別問題として
• 相互理解をするために、Facebook
を始める
• 他の宗教を知る
• 反差別運動に参加する
世界平和のためにスカウト活動を広げ、スカウト
の良さ、活動を発信していく
募金活動の一環でスカウト用品のオークションを
行う。
Group3の発表内容
Group5の発表内容
開発途上国の飢餓問題と暴力(いじめ含む)
について
• 暴力に対する啓発運動の推進
• Facebook等のSNSを使って署名
や、募金をお願いする
• ジャンボリーで、問題を提示して、身
近な問題として考えさせる
スカウト活動を発展させ、(世界)大会を増やし、
アニメや企業にスポンサーになってもらい手助
けをしてもらう。他の国と交流をする
相互理解のために
• 相手を理解する事を大事にする
• 間違った先入観をなくす
• 両国努力を目指す
Group6の発表内容
Group7の発表内容
多くに国が交流するてために
• 価値観・文化をよく理解する
• FacebookやSkypeを活用する
地域団結としてもスカウト活動を続ける
•
•
•
•
•
•
•
=7=
認識を持って行動をする
制服を着用したまま誇りを持って活動を
する
国際交流を維持する
イベント(会議・大会)をする、例えば、ス
カウト技能を使ったスカウトのオリンピック
学校でも交流をする
映画・テーマソングを作る
全世界のスカウトで同じ日に同じ活動
ハザードマップ作成
Group8の発表内容
Group9の発表内容
平和の活動として
• スカウトとして、治安維持活動を推進
• Facebook等のSNSで平和のア
ピールを行う
• 平和についての動画を作成し、
YouTube にアップする
•
•
•
•
Group10の発表内容
両国の社会問題を見直す
• 高齢化
• 所得差別
その問題に解決する取り組みをする
森林を増やす活動もする
世界の機関(ユニセフ・赤十字など)に寄
付活動
自分の国の文化を紹介しあう
日韓の交流を続ける
定期的に被災地でお手伝い
Group11の発表内容
1 月 14 日(フォーラムを行った日)を友情の日とし
日韓両国のことを知り、お互いの問題なんかも
見直す日とする
以上が今回のフォーラムで各班が議論し、導き出した答えである。
全大会が終わって閉会式をし、緊張から開放された皆は、交換品を交換しあい、記念撮
影などをていた。
だが、そんな時間もあっという間に過ぎ、韓国スカウトとは別れ、日本スカウトも解散式
で参加証を貰い、解散。広島県連盟のスカウト以外はバスに乗り広島駅で別れた。
これにて日韓フォーラムの全てのプログラムが終了した。
フォーラム最終日。
発表の際、僕らの班は他の班と違くて、みんなで折り鶴を使ったジェスチャーを行いながら発
表しまた。事前に、みんなステージに上がってただ黙って立っているのは嫌だという意見でこ
のような形をとったのでした。それと、最後に余った少しの時間にテホ君がスピーチを行ってく
れた事も良く、とてもいい発表に出来たと思います。
この日でみんなと別れるのは寂しい、と思えるほど、気付けばみんなとはそれぐらいとても仲
良くなっていました。参加証をもらう時、うれしくも、だがちょっぴり切なくなりました。
=8=
12.交通手段
行きと帰りの交通手段について明記する。今後、全国の大会に参加するスカウトの参考にな
れれば嬉しいです。
日付・時刻・場所
所要時間
使用交通機関
3 時間 15 分
北海道中央バス
補足
札幌駅
~
1月9日
15:00
17:15
苫小牧フェリー
ターミナル
~
19:00
1 月 11 日
10:30
39 時間 30 分 太平洋フェリー
きたかみ
名古屋港
10:35
徒歩
30 分
11:22
あおなみ線
名古屋臨海高速
鉄道
JR名古屋駅
~
15 分
フェリー内でカプセルホテ
ルのような寝台で 2 泊 3 日。
本を読んだり、勉強をした
り、フェリーを散策した
り。。。
フェリー内には展望浴場、レストランやミニ
シアターも備え付け。
晴れていた為、きれいな夕日や、夜の展望
デッキから星空が見ることが出来た。ご飯
は事前に買ったパンが中心。
10:50
金城ふ頭駅
~
10:52
~
12:53
2 時間 13 分
新幹線 のぞみ
17 分
バス
名古屋できしめんを堪能
ん~、デリシャス!
¥750
15:06
JR広島駅
~
15:13
15:30
ホテルサンルート
広島
=9=
広島は札幌と比べ、やはり全然寒くなく、
気温は 8 度近くだった
ホテルサンルート
広島
~
1 月 12 日
10:30
1 時間 30 分
徒歩
12:00
広島平和記念公園を散策
昼食はコンビニのおにぎり
アステールプラザ
広島
1 月 12 日
12:00
~
日韓スカウトフォーラム
1 月 14 日
12:00
JR広島駅
~
1 月 14 日
13:05
45 分
リムジンバス
14:20
広島駅で広島風お好
み焼きを食す
ものすっごく美味し
かった!
¥1,000
値段に見合った味!
広島駅でお土産を購入
広島空港
広島駅で時間をとったため、予定より 1 時間
遅い
~
14:20
14:25
5分
徒歩
広島エアポートホ
テル
これで今回ホテル 3 つ目
もう部屋番号が何だったか覚えられん。。。
夕食は空港内にあるコンビニで弁当を
購入
~
1 月 15 日
8:30
8:05
5分
徒歩
広島空港
~
9:10
11:00
1 時間 50 分
飛行機
少し小さめの飛行機
ANA791便
同行者とは、ここでそれぞれ違うバスにな
るので、解散
新千歳空港
=10=
~
12:12
48 分
バス
13:00
この間、寒すぎた
広島用に薄っぺらい服装でいたから、ただ
ただ寒すぎた
気温:-4.5 度
環状通り東駅
~
13:00
13:20
20 分
徒歩
自宅
=11=
13. 資料
ここに、フォーラムの事前課題として提出した書類を掲載する。
課題1 自己紹介文と日本文化紹介
A 自己紹介
名前 坂井 壮多
年齢 17歳・高校2年生
出身地 北海道 札幌市
所属団 北海道連盟札幌地区札幌第3団 VS 隊
学校の活動 帰宅部
趣味 音楽鑑賞
▪ ロック、ポップ、アニソンから民族音楽まで幅広い
ジャンルを好んで聴く
▪ 好きなアーティストは「The Beatles」「サザンオー
ルスターズ」等
▪ 音楽経験は無し
スカウト活動歴
▪ 6歳の時にビーバースカウトに入隊
▪ 15 NJ に参加
▪ 昨年は北海道東北ブロックベンチャー会議に参加
▪ 現在は札幌3団のベンチャー隊の議長として活動中
=12=
B 日本文化
日本は縦に長い国である為に、南の方は熱帯雨林気候で、北の方は亜寒帯
気候という、色々な気候が入り混じっている国であり、日本独特の梅雨がある。
その為、地方によって文化も多少なりとも変化してきており、食物の差や、住居
の差などがある。
日本の食文化では、寿司や刺身といった生のまま魚を食べることが有名。他
にも、生卵を食べるというのも日本独自の文化である。
日本の国教は元々神道であったが、中国やポルトガルと貿易し、さまざまな
宗教を取り入れた結果、多宗教の国になった。
日本は唯一の被爆国であり、戦争への反対意識も高い。今回のフォーラムが
開始される広島市には世界遺産として登録された原爆ドームがあり、核兵器の
悲惨さ、二度とこういうことが起きないようにと、戦争という人間の過ちを伝えて
くれる。原爆ドームは負の世界遺産の一つに入っている。
今日、世界から日本の製品のクオリティーの高さ、日本人の繊細さが注目を
浴び、3.11の震災後は特に日本人のマナーの良さや、助け合う姿勢が世界
各国で見直されている。
私の住んでいる札幌は北海道の県庁所在地であり、日本の5大都市の一つ
に入る大きな街である。
北海道は日本の中で最北にある都道府県であり、1月の平均気温は-10度
にもなり雪が降ります。そのため、北海道の住居では二重窓やストーブの煙突
が外に出ており、雪を落とす為に、瓦を使わず金属を使った三角屋根などを
見る事が出来る。
さらに、北海道は都道府県の中で面積が1位。都道府県唯一、他の都府県と
陸で接しず、海に囲まれている。自然に恵まれ、海産物は豊富で、農業でも盛
んである。
元々先住民族のアイヌ人が住んでおり、今でも地名などにその名残がある。
例)
• サッポロペッ (乾いた広大な川の意)→札幌
• モルラン(小さな下り坂のあるところの意)→室蘭
=13=
C 韓国について
正式名称は大韓民国。国土面積は日本の4分の1ほどで、人口は4,800万
で世界第26位。
韓国は中国と同様に、今まさに経済がどんどん発展してきている状態である。
サムスンや LG といった家電メーカーが世界に進出しており、日本にもその製
品が多く見られる。
教育に力を入れており、高校では、弁当を2個持っていき夜まで勉強するほ
ど大学受験に対する意識が高い。
儒教の影響で上下関係には厳しく、目上の人の前での喫煙や、許可を得な
いままの飲酒は礼儀違反とされている。
他に、お互いに迷惑をかけあい他人を思いやることが良しとされ、食事の際
も割り勘という習慣はなく、目上の者や気分が良い者がすべて払うことがごく普
通である。
日本にも大きな影響を与えており、ペ・ヨンジュン、チャン・グンソクなどの俳
優が韓流ブームを起こし、日本の一部の女性から絶大な支持をえている。音
楽では、K-POP といったジャンルが出来、東方神起や KARA、少女時代など
が日本で成功している。
最近では YouTube 等の動画サイトで江南スタイルが世界的大ヒットとなり、
YouTube では初の再生回数10億突破を達成した。
食文化はキムチを初めとする辛いものが有名である。日本と同じく箸を使う文
化であるが、儒教文化の一つとして、食器を持たずにご飯を食べる習慣を持
つ。
=14=
課題2 今回の大会の参加動機
私は韓国のスカウトと交流をし、スカウト活動の視野を広げるため、今回の
フォーラムの参加を希望した。
日韓の両スカウトが互いにどのような事を思い、これからどのような事に挑ん
でいくのか、を知りたかったのである。それと、同年代の異文化の人達と交流
できる機会はめったにないので、そこで仲間を増やしていきたいと思います。
さらに、3.11の震災後、国内外のスカウトはどのようなことをしてきたのかを
知りたい。
課題3 自己挑戦課題
• 積極的に意見交換をし、他のスカウトとの理解を深める。
• 国内外のスカウト間のネットを広げる。
• 今大会に伴いプロジェクトアワード(国際文化)を取得す
る。
=15=
課題4 テーマ「よりよき理解・明るい世界」、意志の表現手段
=16=
私は 自分達の意見を理解してもらえるようにこう考えます。
今日、世界から見た日本人の評判に謙虚というものがあります。日本では謙虚さというのは美徳
とされており、逆に、いつもがやがやとうるさい人は好まれないのが日本の文化になっています。
ところが、世界から見れば日本人は物事はっきり言わず、いつも数歩後ろについているイメージ
ついているのです。サミットなどのいわゆる世界規模の会議では日本人は積極的にことに進めず、
会議に参加できないような状況に陥り、あまり理解をされない、理解を深める事が出来ない、という
事態になります。
うるさくなれとは言いませんが、こうした状況を打破する為にもっと日本人は積極的に会議に参加
する力を持ち、自分達の意見を理解してもらえれるよう、それだけでなく、こちら側からも相手の意
見についてよく聞き、理解をするといった努力をすべきではないかと、わたしは考えます。
私は 歌の力 についてこう考えます。
歌は一番簡単に伝わる事が出来、国境をまたぎ、素直に心に届く。その国を知る事が出来る重
要な手段だと私は考えます。現に、日本では K-POP が浸透し、韓国の存在が身近に感じる事が
出来ることが出来ます。
その国の歌を知る事でその国を知り、一緒に歌う事でその国を理解するまで発展する事が出来
れば、と私は願っています。まずは歌を聴く、そんな事から世界は明るくなるのかもしれません。
日韓フォーラムでもジャンボリーのようにテーマソングを作るなんてこともいいのではないでしょう
か。
私は 震災後の活動 についてこう考えます。
3.11の震災後、日本は一つになりました。日本だけでなく、外国からもさまざまな支援を受け、
たくさんの人間が助け合いました。私はこれが続いていく事ががより良い世界なのではないかと強
く思う。
技術力が高いとされてきた日本。だが、日本が震災を起き、その影響で技術力が低下してきたの
ならば、日韓お互いが手を取り協力し合うことも重要だ。今回の震災をバネに全世界が一つになる
事はできないのだろうか、悲しい事にもっと大きな被害がでないと一つになれないのだろうか。私
は被害がなくてもよりよい世界となっていくことを願いたい。
意志伝達手段について
言葉でコミュニケーションが取れない場合、
• 主には簡単な英語などの世界共通語の単語を用いる。
• 少し伝わりにくい場合、または、少し時間がある場合は絵を描いてジェスチャーと組み合わ
せ表現するのが的確であると私は思う。
• 通訳できる者を通じ、相手に伝えるのが良いと思う。
• 人数を増やしていけば、言葉の引き出しが多くなったり、表現の仕方が色々出たりと比較
的簡易になるのかもしれない。
=16=
14.
総括
目的・目標の反省
→項目はP.1を参照
評価はA-(マイナス)
a) 韓国のスカウトとも思ったよりも英語でコミュニケーションが取れることが出来たし、
日本のスカウトとも夜、部屋でみんなと交流する事も出来た。フォーラムが終わって
からも、FacebookやLINEといったSNSで交流を続けている。だが、震災の話が
出来ずじまいになってしまった。
b) 分科会では討議に参加し、意見をしっかり言う事が出来たと思うし、日韓の共通点
や違いを見つける事が出来た。
c) アワード申請に進む意志である。
d) とにかく楽しかったので、これからはまた機会があれば出たいと思うし、.他のスカウ
トにも勧めてあげたいと思っている。 その他) 今大会での失敗点は、手さげの小さなバッグを持っていかなかったこと。書類をた
くさんもらったので、移動の際必要だった。
他の班が発表している際には録音をしといた方がよかった。
複数人でフェリーに乗るのならば、トランプなどの遊び道具があった方がよかった。
以上の事が反省であるが、今フォーラムは全体的に良かった。こんなに良い結果を得ら
れるのは予想だにしてなかった事である。
=17=
感想
今回、フォーラムに参加し、移動も含め、たくさんのことを学べて良かったと思う。
フェリーに乗ったのも初めてだし、海外のスカウトとこんなに深く交流するのも初めて
だった。とにかく始めてづくしの旅になりました。
始めて知ったものの中には、集合して後の報告手段が異なっている(班長が一歩だけ
前に出、力強く「報告」と叫ぶスタイル)事が衝撃を受けました。朝のミーティングで班の
日本人班長だった為に、やらなくてはいけない状況でちょっと困惑しました。
Group4日本スカウト
日本人スカウトの交流は、「~ばい」や「ずっぱ」や関西
弁などいろいろな方言や、「ごみ投げる」や「つっぺ」など
のびっくりされた北海道弁も知る事が出来たし、他の都
県のスカウト活動もどんな事をやってるのかを聞けたし、1
5NJの話題で盛り上がったりもしていました。
交換したチーフ↓
韓国のスカウトとはチーフやチーフリング、ワッペン、バッヂ等
の交換をする事が出来た。韓国のチーフは日本のと比べ、ひと
回りほど大きく、その分チーフリングのも後ろでボタン式になっ
ている為、付けやすいものとなっている事にびっくりしました。
とても友好的に話してくれて、嬉しかったです。
あと、他班ぼ鹿児島県のスカウトが独特の掛け声をやっていて、
それは北海道でも広めたいと思っています。
今回のフォーラムは本当に楽しいものとなった!!
今後は、また機会があれば行きたいと思ってるし、日韓フォーラムだけではなく、韓日
フォーラムや、日米フォーラムなども行って、スカウトの輪を広めてみたいと思います!
=18=
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