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人 この4444 に インタビュー ⑨ 大森 卓治 さん (気仙沼ビデオサークル会長・赤岩五駄鱈) 「ビデオで気仙沼を アピールしたい」 東日本放送主催による「みやぎふるさとCM大賞」の審 査会がこのほど行われ、本市が出品したビデオ作品が特別 賞(アイディア賞)を受賞しました。受賞した作品は、今 年1年間に30回放送されます。今回は、ボランティアで、 企画から撮影・編集まで、作品の制作に携わっていただい た気仙沼ビデオサークルの大森会長にお話を伺いました。 ▼ふるさとCMの作成に携わったきっかけは 平成16年に市からビデオサークルに、やって みないかとのお誘いがあり、私たちのビデオがお 役に立てればと引き受けました。私が携わって3 回目の出品になりますが、それ以前は市の担当の 方が作っていたそうです。 ▼受賞作品の内容は 食事のため食堂に入った青年が、気仙沼の食材 のおいしさに、カツオやフカヒレ寿司などを次々 に注文しては平らげ、終いには別人のように太っ た姿になるという、ユーモラスなストーリーです。 気仙沼にはおいしい海の幸が豊富にあるというこ とを表現したかったんですが、シンプルに表現で きたのが良かったと思います。 すてきな ▼大変だったことは 撮影は、半日ほどかけ、1時間分の映像を録画 しました。しかし、作品は30秒なので、何を削 るかで苦労しました。また、いかにおいしそうに 食べるシーンを撮影するかが難しかったですね。 ▼今後の抱負は 3回目の挑戦で特別賞をいただいてホッとして いますが、次はもっと上の賞をという、周りの期 待が大きく、プレッシャーを感じています。写真 では伝わらない部分も、ビデオでなら伝えること ができるということもあります。これからもビデ オを利用して気仙沼の良さをアピールできればと 思います。 仲間 ⑨ 早稲谷鹿踊保存会 ■設 立 昭和44年 ■代 表 菅原勝一さん ■会 員 早稲谷地区36世帯(踊り手12人) ■主な活動 甘酒地蔵尊祭典での奉納、 イベントへの参加など ■問い合せ先 ☎(55)2516(菅原信正) 『勇壮な鹿踊りを伝承』 早稲谷鹿踊保存会は、県指定無形民俗文化財「早 稲谷鹿踊」を保存し継承している団体です。 ぎょうざん 早稲谷鹿踊は「仰山流山口派」という流派に属 する鹿踊りで、一関市大東町大原の山口地区から 伝わったものです。もともとは、180年ほど前に、 早稲谷地区の北隣、上八瀬地区の住人が山口地区 の踊り手から鹿踊りを伝授され、踊られていまし たが、50年ほどで衰退しました。明治15年頃、 早稲谷地区の9人の若者が、ただ1人残った上八 瀬地区の踊り手、熊谷林蔵氏を招いて踊りを伝授 されたのが早稲谷鹿踊の始まりといわれています。 以来、旧暦の6月24日頃に行われる地区内の 甘酒地蔵尊の祭典に鹿踊りを奉納しています。最 近は、山口派の元祖である一関市大東町大原で、 毎年、近隣の鹿踊り団体が集まる催しがあり、参 加しているほか、月立小学校の児童にも指導して います。昨年は、本市の合併記念式典のアトラク ションでも披露しました。 他の鹿踊りでは、8匹の構成で踊られますが、 早稲谷鹿踊りの場合は、そのほかに「化け坊主」 とよばれる面をつけた道化役が加わるのが最大の 特徴です。 会長の菅原さんは「甘酒地蔵尊には鹿の供養塔 が2本建てられており、祭典には、戦時中も欠か さず鹿踊りが奉納されてきました。我々は、早稲 谷鹿踊と甘酒地蔵尊は一体のものと思っています。 今後とも早稲谷地区のみんなで鹿踊りを伝承して いきたいですね」と話してくださいました。 広報 けせんぬま 2007. 1. 1 14