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「 平成26年度 第2回荒神っ子クラブ 」を開催しました。
「 「平成26年度 平成26年度 第2回荒神っ子クラブ 」を開催しました。 第2回荒神っ子クラブ」を、平成26年11月16日(日)に実施しました。 今回は、年度当初に予定していなかったので、短期間で急遽プログラムを練って募集したから、子ど も達が、集まってくれるか心配でした。果たして何人参加してもらえるのだろうか?気が気でないまま の準備でしたが、小学4年生から6年生の男の子14名が元気な笑顔を振り撒いて自然の家に集まって くれたので、我々スタッフ一同も安堵し、胸を撫で下ろしました。 今回は、天候に大きく左右される活動でしたが、朝から秋晴れの少し汗ばむ陽気に恵まれて、14名 の子どもたちが心弾ませてクラフト棟に集合しました。 始まりのつどいの後に、子ども達は2班に分かれて自己紹介を兼ねたレクリエーションをしました。 「となりのとなり」でメンバーを覚えると、次は「鼻つまみ」をして、班のみんなが出来たら、お昼に 食べるおにぎり弁当を貰ってチャレンジウォークラリーのスタートです。 今回の自主事業は、今までと違って自然の家から離れて荒神山の中を1日歩き回ります。歩くコース も山あり、谷ありの起伏に富んだ難関な道を、小学生が挑みました。午前中の目標は、荒神山山頂まで の登山コースです。みんなに課された一番のミッションは、全員が無事に戻りきることです。1日経っ て、帰るときには仲間同士の絆が深まりあえるのが目的です。また、途中にはスタッフが、グループで 力を合わせなければ解けない問題を用意して待ち構えています。 まず第1ポイントでは、タヌキの看板の前で「人間知恵の輪」をしました。みんなが背を向けて、手 を繋いで輪になります。それから、手を離さずに協力して、みんなが正面で顔を付き合えるようにしま す。腕や肘がねじれて、上手くいきません。みんなで、知恵を出し合いながら、ミッションをクリアー しました。 続いて、第2のポイントは、「ハンドクラップ」です。再びみんなが円になって、隣の人の手と自分 の手を合わせてから、パンと1回手を叩く。順に2回、3回、4回、5回までと叩いたら、それからは 4回、3回と叩く回数が降順に減っていきます。これを、みんなが最後の1回まで間違えなければ合格 です。最初は、順調に進んでいたのに、一度間違えると歯車が狂ったように上手くいきません。何回も 手を叩きながら、子ども達の歓声が荒神山に響き渡りました。 こうして支援スタッフからの難題を、班の力で無事にクリアーして頂上に辿り着きました。山頂は、 見晴らしも良く、琵琶湖に浮かぶ島々や遥か湖西まで見渡せる絶景でした。子ども達は、神社に住み着 いている猫を見つけて一緒に戯れて遊んでいました。 いよいよ昼食の準備です。自然の家から運び込んだ半ドラを使って、火おこしをしました。身近に落 ちている枝や枯葉を拾い集め、薪を鉈(なた)で切り刻んでから、火を点けて水を沸かします。お湯に なる間に、くじ引きをしてお昼のカップ麺を決めました。もし、気に入らなければ、スタッフとアッチ 向いてホイ争奪戦になります。勝てば交換できるから、ジャンケンにも熱が入りました。こうしてゲッ トしたお気に入りカップ麺に湯を掛け、持参したおにぎり弁当と一緒に、山頂で心地良い風に浸りなが らピクニック気分でおいしくご飯を食べました。 午後は、荒神山の下山コースです。曲がりくねった山道や急勾配のある坂道を歩きました。特に、難 所とされる危険な山道は、鎖のロープを使って降りなければなりません。子ども達は、勇気を出してチ ャレンジしました。恐怖感で後ずさりする友だちには、仲間が声を掛けて励ましながら、降りました。 降り立った先は、曽根沼公園です。ここで公園内に隠された『なぞなぞ』を見つけて、問題を解き、 お宝をGETするゲームをしました。2人が1組になります。それぞれに配られた写真に問題が隠され ています。その場所に行き、木にぶら提げられていたり、思いもしない場所に隠されている問題を見つ けて、チームで頭を絞って謎を解きます。問題も暗号文だったり、荒神山や自然の家にちなんだ問題で す。公園中を子ども達が右や左に、さらに小山の上を駆け回りました。そして、正解するとおやつタイ ムで食べるサモアの中から食材を1つ選択できます。サモアは、マシュマロを少し半ドラでこんがりと 焼くと香ばしく、甘みが出ます。使用する竹串は、スタッフが突き刺しやすいようにナイフで竹を割き、 先を尖らせた手作りです。これにリッツとチョコを挟んで、おいしく食べました。 いよいよ。最終コーナーです。ゴールの荒神山公園の丘を目指し、曽根沼公園を後に、再び荒神山を 歩きました。子ども達は、もうひと踏ん張りとみんなで声を掛け合いました。そして、長かった山歩き は、無事に終了しました。みんなの顔には、疲れたけれど最後まで歩ききった満足感が漂っていました。 そして、今日初めて会った友だちと仲良くなれたのは大きな財産です。子ども達から、次回の荒神っ子 クラブも楽しみにしていると言ってくれたので、スタッフもまたみんなと会いたいと手を振って見送り ました。 今回、我々にとって初めて自然の家から離れて活動したので心配でしたが、お天気に恵まれ、子ども 達から楽しかったと笑顔で言ってくれて、満足してもらえたので良かったと安堵しました。支援スタッ フも、ゲーム担当と先回り準備担当に役割を分け、連携を取りながら進められたので、時間通りスムー ズに終われました。そして、普段と違った新たな目線で、周りを見ることができたのは良い体験であり、 これからの活動に生かしたいと思いました。 次回は、年明けすぐに第3回荒神っ子クラブです。新年の始まりはお餅つきをして、荒神山自然の家 をフルに活用し、駆け廻るチャレンジランキングです。たくさんの子ども達と出会えることを楽しみに しています。陽気なスタッフや仲間たちと一緒に、荒神山で野外活動を楽しんでみませんか。