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Applications of Sensors and WSN
Ubiquitous Computing - Lesson 4 Applications of Sensors and WSN Course Instructor: 馬 建華 Document: 山田 真之 TA: 高橋 和樹 Index センサ ◦ センサとは ◦ 各種センサ センサネットワーク ◦ センサネットワークとは ◦ 実例 ウェアラブルデバイス ◦ ハードウェア ◦ 実例 センサとは 自然界の様々な物理量を測定するもの ◦ 特定の性質に対する定量性 スマートフォン 多数のセンサーを搭載する ◦ 加速度や光度、近接、温度センサーなど ◦ 歩数などの運動具合や、光度などの周辺状況 加速度センサ 加速度を与えることにより電気信号に変化を与え る機構を利用 ◦ 半導体 静電容量 ピエゾ抵抗 ガス温度分布 主に前後左右への動き 加速度センサのしくみ 出典:デザインウェーブマガジン:加速度センサ,角速度センサのしくみ 出典:四国電気保安協会 加速度センサのしくみ ピエゾ抵抗型(左)は、単純な構造で三次元をとらえる ◦ ただし、感度が不均一で精度が劣る ガス温度分布型(右)は、可動部品がないので強い ◦ ただし、温度変化に敏感で、反応速度も低め ジャイロセンサ 角速度を検知するセンサ。「ジャイロスコープ」の方 が一般的 ◦ 機械式(回転、振動)、流体式、光学式、量子式など 主に、回転運動を検出 ジャイロセンサのしくみ 主に使われるのは振動型 ◦ コリオリの力を検出 移動物体(振動体)に回転を加えると、コリオリの力が働く ◦ “ドリフト”と呼ばれる現象などで、勝手にズレていく 磁気センサ 磁界の強さやその変化をとらえて物体の接近や移 動・回転を検知する ◦ コイル ◦ ホール素子 ◦ 磁気インピーダンス素子 主に、方向を検出 磁気センサのしくみ コイル式(左)は、磁束密度の変化だけをとらえる ◦ ゆっくり動く磁場や、磁場の有無などは分からない ホール素子式(右)は、磁束密度の方向をとらえる ◦ 変化のない磁場をとらえられ、スマホなどにも使われる ジャイロセンサーの補正などに必要 9軸センサ 加速度、ジャイロ、地磁気を組み合わせたもの ◦ さらに気圧センサを加えて10軸としたものもある 空間内での運動を検出する ◦ 三次元的な位置と方向を認識 気圧センサ 主に高度変化をとらえる ◦ 30センチほどの高さの違いを認識可能 ◦ 9軸と合わせて、GPSの届かない場所での移動を認識 エレベーターや階段など 低消費で標高差が分かる ⇒ 登山などでも使われる 圧力センサ 様々な圧力具合を検出するセンサ ◦ ストレインゲージ(ひずみゲージ) ◦ ロードセル(荷重による変位量がわかっている物体とひ ずみゲージを組み合わせた荷重センサー) ◦ 半導体圧力センサ 負荷や動きをとらえる ◦ 物が置かれているか、どんなものが置かれたかなど 光センサ 光に反応して電気を発生させる素子を利用 ◦ 光センサ 光電素子 フォトダイオード 主に状況をとらえるほか、通信にも使われる ◦ スマホの近接センサーはこの部類 ◦ 画面輝度を自動調整するなどにも 温度センサ 温度の変化による電流値の変化を検知 ◦ 接触式 サーミスタ 抵抗測温体 熱電対 ◦ 非接触式 放射温度計 赤外線を利用 ◦ ⇒光センサを応用(リモコンなど) 生体情報や環境情報を捉える ◦ 健康管理など 音声センサ 空気の振動を検出するセンサー(マイク) ◦ コイルや圧電素子 ◦ コンデンサや炭素粉 周波数を分析すると、人や環境が見えてくる ◦ 声紋認識など Android API による加速度の取得 センサマネージャを取得し、センサのタイプを指定し、システムからのセンサイベ ントのリスナーを指定する public class MotionActivity extends Activity implements SensorEventListener { private SensorManager mSensorManager; ... mSensorManager = (SensorManager) getSystemService(Context.SENSOR_SERVICE); mSensorManager.registerListener(this, mSensorManager.getDefaultSensor( Sensor.TYPE_ACCELEROMETER), SensorManager.SENSOR_DELAY_NORMAL); センサから得た値を有用な(重力を考慮した)値に変換し、端末の動きに 関する情報を得る public void onSensorChanged(SensorEvent event){ final float alpha = 0.8; // Isolate gravity[0] gravity[1] gravity[2] the force = alpha * = alpha * = alpha * of gravity gravity[0] gravity[1] gravity[2] with + (1 + (1 + (1 the low-pass filter. - alpha) * event.values[0]; - alpha) * event.values[1]; - alpha) * event.values[2]; // Remove the gravity contribution with the high-pass filter. linear_acceleration[0] = event.values[0] - gravity[0]; linear_acceleration[1] = event.values[1] - gravity[1]; linear_acceleration[2] = event.values[2] - gravity[2]; } 自動車とセンサ (1/2) 出典: TDK Techno Magazine 「最終回 ITS社会を目指して、自動車の安全性向上にもTDKの技術が生かされる」 自動車1台当たりのセンサの数は60~100個。さらに増え続けると予測される。 出典:Automotive Sensors and Electronics Expo 2015 自動車とセンサ (2/2) Classification of typical automotive sensors 出典: デンソーテクニカルレビュー「特 集 自動車用センサの技術動向」 Google Driverless Car Self-Driving Car Test: Steve Mahan http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded &v=cdgQpa1pUUE セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること」 http://www.ted.com/talks/sebastian_thrun_google_s_drive rless_car.html センサネットワーク ユビキタスネットワーク社会における重要な技術基盤 ◦ ◦ ◦ ◦ 防災・防犯・セキュリティ 食品・農業 医療・福祉 物流 etc… ⇒現実世界を、電子世界に組み入れる センサが相互に自律的に連携するネットワーク ◦ コンテキストアウェアネス ◦ リアルタイムデータの取得・活用 Applications of Sensor Networks ユビキタスセンサネットワーク技術に関する調査研究会資料(総務省作成、2004年) 課題 通信方式 電源枯渇問題 ◦ 省電力通信プロトコル ◦ 適応センシング リソースの不足 セキュリティ コスト プライバシーの保護 スマートスペース 空間のあらゆる場所にセンサが偏在 人々を賢くサポート ◦ 趣味・嗜好 ◦ 習慣 ◦ 周辺環境 etc… Smart Environment Building Automation by EnOcean Alliance Image video (1:50~3:40) IRoom by Prof. Dr. Hani Hagras ファジィルールベースの学習型スマートホーム ミスター省エネ セイコーソリューションズ株式会社の 無線センサネットワークシステム 環境ネットワーク NTTドコモが数年かけて実施しているセンサネットワーク事 業 ウェザー・サービスと資本提携し、2009年12月21日には 環境センサーネットワークシステムによる花粉観測事業の 試験運用を開始している ユーザ向けに「ドコモ花粉ライブ!」や「健康気象サービス」 を提供 既に全国2500カ所に環境センサーネットワークの設置を 終了、運用を開始している 2011年度にはこれを4000局にまで拡大し、ゆくゆくは 9000局の観測拠点を全国に設置する計画 農業・屋外無線ネットワーク e-案山子 エコ 参加型センシング (participatory sensing) スマートフォンのセンサ等を利用し、一人ひとりのユーザ をセンサノードとした集合知の利用 ノイズデータ 街中の騒音状況を表したノイズマップ NoiseTube: http://www.noisetube.net/#&panel1-1 測定値 位置情報 タグ Wearable Devices 2014年 ウェアラブルデバイス元年 Google Glass Google's Next Smart Contact Lens Sony SmartWatch2 , Samsung Galaxy Gear , Gear Concept 2013 Nike Fuel Band & Smart Train Shoe RING:Shortcut Everything Wearable Multitouch Everywhere 出典:プロジェクト紹介2014 馬プロジェクト そもそもWearable Deviceとは ウェアラブルデバイスとは、ウェアラブルコンピューティ ングにおいて使用される、身に着けることのできるデ バイスのことである。 従来のコンピュータと違い身に着けることができるた め、場所を選ばずデバイスの利用ができる。 そのかわり、一般的なコンピュータと比べ、低機能 であり、利用方法を絞った使い方がなされている。 デバイスの形 装着場所 頭部 HMD、眼鏡、イヤフォン、ネックレス 胴体部 ベルト、バンド、クリップ 腕部 時計、腕輪、指輪 脚部 足輪、靴、クリップ その他 衣服 主なサービス例 スポーツ 運動状況、状態測定 フィットネス 運動状況測定、睡眠状態測定 ヘルスケア 健康状態測定、医療補助 ⇒ 行動や状態の認識 研究例 Augmented Reality(AR) Diminished Reality (ARの逆、例えば不要な広告を視界から消す、視覚障碍者 のためにあえて視界を制限するなど) Mediated Reality (現実の補正。地面の温度を色で表現するなど) 多数のセンサーを用いるデータフュージョン コンテキストウェアの作成 Google Glass https://www.youtube.com/watch?v=v1uyQZNg2vE Android Wear https://www.youtube.com/watch?v=0xQ3y902DEQ MYO https://www.youtube.com/watch?v=oWu9TFJjHaM MindWave https://www.youtube.com/watch?v=2Qp1Z_cTVtE SmartBall https://www.youtube.com/watch?v=mtsLjerAQlE 小型ハードウェア Raspberry Pi Arduino Edison ・ 上記の三つが主に使われる ・ 処理能力や扱えるデータ、消費電力などが異なる ・ センサと組み合わせて、様々なデバイスを作れる Raspberry Pi 3Bバージョンだと、1.2GHzのクアッドコア 400MHzのGPUを搭載 GPIO40ピン。WifiとBluetooth 7W~12.5Wの消費電力。LinuxベースのOS 処理性能がいいが、消費電力が多い Arduino 16MHzのコントローラーと32KBのメモリ アナログ入力が直接扱える 安い。 代わりにWifiやBluetoothは無し シールドと呼ばれるモジュールが沢山 性能は低いが、手軽に扱える Intel Edison 500MHzのデュアルコアと、100MHzのQuark 最大でも1W以下の消費電力。 超小型 多数のGPIO。 WifiとBluetoothを内蔵 LinuxベースのOS。 Arduino互換ボードもある 小型低消費で、そこそこの性能 小型ハードウェアの使用例 Raspberry Pi https://www.youtube.com/watch?v=plYeHEhhOaY Arduino https://www.youtube.com/watch?v=eJg3yuAAawA Intel Edison https://www.youtube.com/watch?v=6SS6I5dWmMk