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ジャマイカ、インドネシアのコーヒー産地情報はこちらをご高覧ください。

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ジャマイカ、インドネシアのコーヒー産地情報はこちらをご高覧ください。
発行日:2013年12月10日
【緊急】 コーヒー産地情報
■ジャマイカ産地状況
今年、ハリケーンとサビ病の影響から大幅な減産となっています。
近年の日本国内消費量は、年間約700トン程度ありましたが、それに対して
今年の輸入量は400トンしか入荷されておらず、国内在庫が無くなる事態となって
おります。来年(2014年)の日本向けの出荷量の予測として300トン程度となると
言われており、来年は今年以上に入荷量が減るとの情報を得ています。
その為、日本国内のジャマイカ産コーヒーの取引価格は上昇しておりますので
ご注意ください。なお、現状ハイマウンテンだけが流通する状態となっております。
弊社では、ハイマウンテンをある程度在庫を持っておりますが、これもいつまで
持つかは予測が立たない状態ですので、ご入用の方は早めに手当てされることを
お薦めします。
追記
ジャマイカの状況を受けてキューバ産コーヒーの需要も急増しています。
国内流通量も少なく価格も上昇しておりますので、キューバ産コーヒーに関しても
注意が必要と思われます。
■インドネシア マンデリン産地状況
マンデリンの状況についてですが、供給の逼迫感から価格が高騰し始めています。
理由として、2013年の秋クロップは収穫期の長雨やトバ湖北方にあるシナブン山の
火山活動により収穫の遅れと減産が発生しています。
シナブン山周辺の産地からは避難をしている生産者も多く、減産の原因のひとつと
なっています。
現在、北スマトラ州・アチェ州ともに細々と収穫が行われていますが、輸出業者間で
生産者から出荷される生豆が取り合いとなっており、輸出する為の物を確保するのに
苦慮する事態となっています。
世界大手コーヒーチェーン店向けに販売契約がある輸出業者は、原料豆の確保に
血眼になっており、これが原料価格の高騰要因にもなっています。
収穫は12月から来年5月あたりまで少量でだらだらと続くものと見られていますが、
例年のような収穫ピーク期がなく、このような状況下では輸出業者の欲しいだけの
量が確保出来ない状況となり、この状態がこれから4~5ヶ月間続くものと予想されて
います。よって、しばらくの間、需給バランスが崩れるため、この期間はマンデリンに
関しては価格変動が大きくなる可能性がありますのでご注意ください。
以上
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