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勇気が求められているのです。
ロマンチック保存装置 #29 日々の感覚を信じ、 自らの考えを積極的に表明する 勇気が求められているのです。 刻々と移りゆく状況を冷静に読み解き、 変化のまっただ中に思いきって飛び込むこと。 いま、まさにその時を迎えているように思います。 ここから先は、誰にとっても未踏のステージ。 前に進むには、先入観を捨て去り、 古い常識を疑うことから始めなければなりません。 取り繕って問題を先延ばしにするのではなく、たとえ前例がなかったとしても、 日々の感覚を信じ、 自らの考えを積極的に表明する 勇気が求められているのです。 未来に繋がる関係や、新しい価値を生みだす仕組みをつくるために、 一歩ずつ、ていねいに、挑戦し続けます。 2014 年 4 月 14日〜 2014 年 7 月 31 日 開催 和の花ブランド 「和花 WA-KA」 日々の暮らしの中に、日本の美意識が息づいている街・金沢から、 和の花ブランド「和花 WA-KA」の新作をお届けします。 プロデュースは、宇野たまこさんとアマヤギドウジュンさんのユニット「たまやぎ堂」。 株式会社山田写真製版所の協力を得て、春らしいアイテムがそろいました。 艶やかさや品の良さを演出する、粋で優雅で凛とした趣とともに、 ファンシーペーパーの彩りをお楽しみください。 渦巻き型デザインがかわいい 花の香パッケージ ほんのりと優しい和の香りを包むパッケージ。 道行く人たちの心に華やぎを 花用ショッピングバッグ ショッピングバックはお店の広告塔。 金沢町家の座敷壁でよく見られる「緋」と「藍」 あえて絵を見せすぎないよう工夫をこらし、奥ゆか を選びました。 しい色気を演出。 新製品「タブロ」 続々、出荷! ショップとお客さまを繋ぐ お花手帳 一度はあきらめかけた、頑固者の紙 タブロ 厚い新聞紙のような風合い・色合いを持った印刷用紙 「タブロ」。 その魅力をまとめたタブロイド型特別ツールを製作。 お贈りした花や、素敵に活けた花、 「な んという名前のお花ですか?」と尋ね られたことはありませんか?アフターケ アのための手帳です。 “ オトナかわいい ” 和の雰囲気 下げ札 モチーフは四季の花や動物など。裏 にメッセージを書き込んだり、栞として もお楽しみいただけます。 「タブロ」のひみつと、苫小牧工場での開発エピソード、製造に関わっ たメンバーも登場しています。 本文用紙ってなんでしょう? 本を開くときに感じているもの。 まずは、紙の色。明るい白、青みかかった白、クリーム色、ピンク色… 厚さや手ざわり。しっとり、ふんわり、ざらざら、つるつる、パリパリ… そして重さ。 単に文字や絵からの情報だけではないのです。 全て違った本文用紙で出来た本。 同じ頁数なのに厚さもそれぞれ。 本を開くと、色の違いや、質感が楽しめます。 厚さも見た目も同じ本。 最初に手にしたときに感じる重み。 これもその本の個性になります。 同版印刷の小冊子 5 種類。 紙の種類によって、はっきりしたもの、雰囲気のあるもの、 ピカピカのものなど、表現の幅が広がります。 製品化の可能性を考える ダンボール研究所 vol.3 gray carton stationery グレーダンの E フルートをつかったステーショナリーシリーズです。 地券紙のフカフカとした質感や弾力を活かして、封筒やファイルボックスをつくりました。 また、什器にもグレーダンの B フルートを使用しています。 gray carton envelope 送られると思わず 「ん? グレー?」と確認してしま いそうな、大型封筒。ファイルとしても活用できます。 gray carton file box ファイルを整理する BOX や棚にも。 樹木の ﹁生﹂ の長い道のり 厳かな自然の中で森を育て、 成長した樹木の恵みを活かす﹁営林﹂ 。 王子グループの営林の歴史は、 かつて紙づくりの源流として全国の社有林で始まりました。 以来、受け継がれてきたそのバトンを次代に向けた形でつなぐことは、 森林を源にする産業の未来像を考えることでもあります。 木々の価値も時代と共に多様化し、いまでは紙や木材のほか、 バイオマス系産業などへの活用も盛んです。 そうしたなか、林業・製紙・製材などが直結したものづくりは、 高い信頼をもとに新領域を開拓する、豊かな可能性を宿しています。 森林に根ざした融合産業としての成熟。 その未来を育てる﹁ゆりかご﹂として、今日も各地で丹念な森づくりは続きます。 次に描かれる未来のために。 植林から伐採まで、約 60 ∼ 80 年。人の一生のような長い年月をかけて育つ木々を相手に、 生業としての森づくりが全国各地の「社有林」で営まれています。王子グループの社有林は なりわい うち約 3 分の 2 にあたる 12 万ヘクタールが、北海道の大自然のただ中にあります。時代の 総面積・約 19 万ヘクタール(大阪府の面積とほぼ同じ)。民間企業としては日本最大で、 として、また良質な木材としても活かされ、都内有名ブランドショップの床材などにも用いられ 流れのなか、製紙原料は輸入材の割合が増えていますが、ここで育つ樹木はいまも製紙用 ています。木々は森を出た後も、私たちの暮らしのなかで息づいているのです。 営林を支える人々 なぜ真冬に伐採を? 「たしかに冬場の寒さは身体にこたえます。でも、実は積雪のおかげで重機 が入りやすく、倒した木を引きずって運ぶ際も、木と地面の双方が傷みにくい 朝 8 時、気温は -11 度。 薪ストーブ付きの改装バスに集まり、一日が始まります。 硬いナラの大木なども相手にするため、一日に何度も 道具の手入れをします。 秋に選んだ成長木を、一本ずつ丁寧に伐倒。 出荷用に切り揃えた木には、太さと長さを刻印します。 1m 超の積雪が天然のクッションに。 赤丸は銘木のしるし。 摩擦の少ない雪上の利を活かし、倒した木々を仕分 ど ば ける「土場」へと運びます。 森の仕事人たち。営林は四季折々に人の手をかけ、 長い年月を経て収穫を迎えます。 木を伐る心構えは? 「一本一本を綺麗に倒すことで、木材の価値を保ち、周囲の良木も傷つけ ずに育てていけます。そしてこれはもちろん、 自分たちの安全のためでもあります。 んです。つまり冬の伐採は、森のためには色々都合がいい。特に、木々の 倒す際のドキドキは初仕事のときを 100としたら、いまでは慣れて 5くらいです 間隔が整理されていない天然林はそうです。 」 が(笑)、それが決して 0 にならない方が良いと思ってやっています。 」 〒104-0061 東京都中央区銀座4-7-5(王子ホールディングス本館1階) http://www.ojiholdings.co.jp/opl この用紙は、 「タブロ 菊判 T目 45.5kg」 を使用しています。