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CASE STUDIES コンプライアンスの遵守と セキュリティ
CASE STUDIES KNT-CTホールディングス 株式会社 様 社内IT資産の「見える化」ができた。 コンプライアンスの遵守と セキュリティレベルの 向上を実現。 経営戦略統括部 課長 経営戦略統括部 清水 覚 小柳 哲雄 様 (左) 様 (右) KNT-CTホールディングス株式会社は、 個人旅行から団体旅行まで幅広く取り扱う「近畿日本ツーリスト株式会社」と、 300万世帯の会員を 持ちシニア世代から高い支持を受ける「クラブツーリズム」の統合によって誕生した企業。 その成り立ちからも、 個人や団体旅行、 メディア など、 幅広い事業を展開する総合旅行会社である。 統合をきっかけに、 それまで不十分であった資産管理とセキュリティ対策に本腰を入れ るべく導入したのが AssetView だ。 今回はその経緯を、 経営戦略統括部 課長 清水様(当時)、 小柳様にお伺いした。 導入の背景 当社では IT 資産管理を統制する上で、まず「パソコンライフサイク 経営統合を機にIT資産管理体制の構築と PCの入れ替えを検討 PC 本体およびソフトウェアライセンスなど、PC 関連の資産をすべて ルマネジメント(PC-LCM)」の実 現を目指していました。これは、 一連のサイクルとして回そうというもので、導入する資産管理ソフト はその計画を実現できる必要がありました。 Q:導入の背景を教えてください。 資産管理はゴールではなくスタートだという考えの元、導入後の課題 当社は3年半前、事業統合により持ち株会社として設立しました。それ についても重視していました。例えば、PC 内の情報をリアルタイムで までは、各グループ企業単位で資産管理やセキュリティ対策を行ってい 収集し、資産管理台帳と連携できることやソフトウェアのライセンス ました。そのため、管理方法が各社によりレベルが異なっていたり、手作 が適正に管理できること、さらには、情報セキュリティ対策の展開を 業で管理していたりと精度が高いと言える状況ではありませんでした。 一元管理できること、など課題としていることはたくさんありました。 折しも、IT資産管理に関する不祥事や事故報道が連日世間を賑わせ 製品選定のために作成したチェックリストは、6,000 台以上の資産を ていたこともあり、当社としてもそのような事件や事故を未然に防止 カバーできる、柔軟な拡張性を持つクラウド環境に対応している、 し、コンプライアンス遵守とセキュリティレベル向上のための対応が 急務となりました。 クラウド上で一括管理 そこで、IT資産をホールディングスが集中管理する必要性を感じ、そ の体制を構築する為に適したソリューションを探し始めました。また、 その当時は OSの Windows XP のサポート終了期間が間近に迫って おり、OSの入れ替えとIT資産の統制の双方を同時に対応することと 店舗 クラウド上に AssetView サーバーを構築 クライアントP C なりました。今回は、複数の企業様にお声掛けし、半年ほどかけて製 品を検証し選定させていただきました。 選択の理由 50以上のチェック項目から 徹底的に比較した結果の AssetView 選定 AssetView サーバー グル ープ会 社 や 離 れ た 店 舗 、 営 業 所などにあるP Cも Q:当社製品を選択していただいた経緯はどのようなものですか? 営業 所 クライアントP C クラウド上で 一 括 管 理 が 可 能 クライアントP C グル ープ 会社 操作がかんたんで使いやすい、など、機能面や利用環境など 50 項 また、IT 資産を導入する際には事前に申請が必要ですが、未申請で 目以上にもおよび、相当細かい仕様の中身にまで踏み込みました。 導入や移設などが行われた際、速やかに検知ができるため、担当者 各製品のそれぞれの強みと弱みを比較検討し、社内でじっくりと討 に注意喚起したりアラートをあげたりできるようになりました。この 論致しました。単純に資産管理に対する課題を解決できることは言 ような運用はこれまで大変手間がかかっておりましたが、AssetView うまでもなく、その先を見据えたソフトウェアライセンス管理や資産 の導入により効率的に IT 資産管理を行えるようになりました。 管理台帳との連携、セキュリティ対策、さらに導入スケジュールや予 算 に 合 致して い る か を 総 合 的 に 検 討 した 上 で、当 社 にとって 配布機能による夜間の PC強制 シャットダウン AssetView が最適であると判断しました。 導入効果 / 期待する効果 あらゆる作業を効率化 セキュリティレベルの向上にも効果を発揮 Q :実 際 に 導 入 され た 効 果 は い か が で す か ? もともとは、別のインベントリ収集ツールを導入していましたが、手 間がかかるという点や台帳との連携ができないなどの課題がありま タスクは上 記 の 種 別 から選 択 で きます。 した。AssetView ではインベントリを自動に収集出来るため、社員 の負担も軽減され導入後の反応は良好でした。 マイクロソフト社製品などは、ボリュームライセンスで購入し、各 PC 配布 機能を活用し、OS のシャットダウンを行うタスクを登録。 への割当、および日々増減する PC とライセンスを過不足なく管理す 指定した時刻を過ぎ ても起 動している PC には、 るなどの作業が必要ですが、これらもライセンス管理機能によりス OS をシャットダウンする指示を出すことが 可能です。 ムーズに運用できるようになりました。 また、USB デバイスの制御や PC のログ管理、ウィルス対策ソフト 今後の展開 の最新定義ファイルが更新されているかなどのチェックなどセキュリ 社員の負担をかけずセキュリティ対策 スマートデバイスも視野に ティ対策もできて助かっています。 運用の工夫 未許可ライセンスや デバイスの申請ワークフローが確立できた Q :今後はどのような展開をお考えでしょうか? 当初の課題としていた資産管理については適正な管理が実現できて きたので、次のステップとして、個人情報検索機能を活用してセキュ リティの強化を行っていきたいです。 Q:日常業務の運営において、工夫された点などはございますか? AssetView の導入により、色々な「見える化」ができるため、問題 管理対象のグループ会社と事業所数が多いため、組織ツリーで整理 点も認識できるようになりました。 し、各社の管理部門と連携しやすくしております。 更に、今後の課題としてスマートデバイスの活用を考えており、併せ その他 USB デバイスの制御や、ログ管理機能を使った勤怠管理、 て管理を強化していくなど、業務効率を妨げず、社員が安心・安全 配布機能による夜間の PC 強制シャットダウンなど、AssetView の に業務を行っていけるよう AssetView の機能を有効活用したいと考 さまざまな機能を活用した運用を行っています。 えています。 ユーザーデータ KNT-CTホールディングス株式会社 設 資 社 本 員 立 : 1947年(昭和22年)5月26日 金 : 79億1,832万432円 (2016年3月31日付) 数 : 6,836名 [連結](2016年3月31日現在) 事 U 業 内 R 容 : 旅行業、 グループ全体の経営戦略・経営管理 L : http://www.kntcthd.co.jp/ 取材日:2016年9月20日 〒169-0072 東京都新宿区大久保1-3-21 新宿TXビル3F TEL:03 - 5291 - 6121 FAX:03 - 5291 - 6122 株式会社 ハンモック E-mail : [email protected] URL : http://www.hammock.jp ※製品の仕様は予告なしに変更する場合があります。 最新情報はハンモックウェブサイトをご覧ください。 記載された社名および商品名は、一般に各社の商標または登録商標です。 AssetViewは(株)ハンモックの登録商標です。 ※掲載された導入企業様のご担当者様役職名等は取材日現在のものです。 本カタログに記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。 12132016