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緊急電話相談会を開催した。

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緊急電話相談会を開催した。
報告第1号
平成22年度事業報告の件
平成22年度 事業報告
はじめに
本年度は、「法務省新オンライン申請システムへの対応」、「不動産登記法改正に向けた提言」、
「くらしの法律家としての自覚、実践」
、
「研修単位の取得促進」
、
「将来を見据えた司法書士制度の
展望」、「司法書士総合相談センターのあり方の検討」、「会館関連事業の実施と会館のあり方の検
討」を重点に事業を行った。
本年2月14日、登記及び供託のオンライン申請は、新しい「登記・供託オンライン申請システ
ム」に変更されたが、新システムへの移行には予備知識とパソコン環境等の事前準備が必要である
ことから、登記法対策部では2回の講義形式の研修会を開催したほか、埼玉司法書士協同組合に協
力を求め、パソコン環境の設定等に関する研修会の開催により円滑な移行ができるよう努めた。
不動産登記法改正に向けた提言については、司法書士と不動産登記申請の関わりのうち、オンラ
イン申請における種々の問題点を指摘するとともに、司法書士に登記原因証明情報の作成権限を付
与すべきであるという提言を日本司法書士会連合会(以下「日司連」という。)に行っているとこ
ろである。また、地域主権戦略会議において議論されている法務局の事務・権限の地方移管のうち
登記事務及び供託事務の移管に関して、日司連と協調し、これに反対する立場から要望活動を行っ
た。
くらしの法律家としての法的サービスの提供に関しては、次のとおり内部研修及び法律相談、法
知識の啓発等の活動を行った。
成年後見に関しては、社団法人成年後見センター・リーガルサポート埼玉支部と協力し、成年後
見実務研修会、全国一斉成年後見相談を共催したほか、成年後見電話相談のフォローとして後見開
始申立や成年後見人等候補者について会員を紹介し、
相談者のニーズに応えるよう配慮した。また、
成年後見出前講座として市民向けの法律講座を実施した。
消費者問題に関しては、改正貸金業法の施行への対応として、改正法に関する研修会、個人再生
手続に関する研修会を開催し、施行後直後に相談会を開催した。悪質商法への対応として、割賦販
売法研修会及び実際の事件を基にした事例検討を行い多角的な着眼点と法的施行の確認することに
より相談への対応力を高めるための研修会を開催した。多重債務者の生活再建、経済的困窮者への
支援への対応として、生活保護に関する研修会を開催し、平成19年度にはじめた生活保護受給申
請等の同行支援等助成制度により90件の助成を行った。また、平成22年9月28日に株式会社
武富士が会社更生手続開始申立を行ったことを受け、会長声明を発するとともに情報提供のための
緊急電話相談会を開催した。また、高校生消費者講座は22校、延べ3,910名を対象に、市
民向け消費者講座は4公民館、延べ170名を対象にそれぞれ行った。
一般民事事件等の裁判事務については、通算6回目となるリアルタイム研修のほか、個別労働紛
争に関する研修会等を開催し、厚生労働省埼玉労働局及び埼玉県産業労働部勤労福祉課と連携の上、
個別労働紛争受託会員名簿を作成する等の受任体制を整えたほか、個別労働紛争事件の増加を見込
み少額事件裁判事務推進助成制度の更なる利用促進を図った。また、民事法律扶助の利用促進のた
め、新入会者への説明会、新人研修会で制度の説明を行った。
企業法務への関与については、企業法務関連の税制改正、遺言と信託の活用に関する各研修を実
施して企業の法津実務助言への取り組みをしたほか、埼玉県創業・ベンチャー支援センターでの企
業法務・法人登記相談会を継続している。
裁判外紛争解決手続(ADR)に関しては、2件の調停申立てを受理したが、相手方の応諾が得
られず調停実施に至らなかった。
研修単位の取得促進について、
原則として毎月第1土曜日を研修会開催日とすることを継続した。
研修会の記録DVDの貸出制度は、周知の成果もあって貸出数が伸びていることから、研修会に出
向かなくても研修単位を取得できる通信研修制度を新たに導入した。
司法書士制度のあり方に関して、日司連が提唱した司法書士法改正大綱案に対する意見書を提出
した。
司法書士総合相談センターのあり方の検討については、企画広報部が、総務部、相談事業部、
各相談センター長及び各センター所在地の支部長の意見を交えて検討し、法テラスとの連携に
配慮しつつ、会が行う法律相談会の相談料の原則無料化を試みることとした。その結果、本年
1月から3月までの相談件数が、直前の3ヶ月間の件数に比較して約3倍に増加した。
会館関連事業として、防火管理者の選任、消防計画の作成、消防設備の点検を実施するともに避
難障害物を除去するなど会館の防火体制を改善し安全確保に努めた。
新会館資金特別会計を創設し、
積み立てを開始した。会館のあり方を検討するため、建設資金の調達、会館の機能、税法の優遇措
置、省エネ対策について他会の例を調査することとした。
会員の業務取扱事件数は、不動産登記360,213件(昨年比0.94%減)
、商業法人登記
25,708件(昨年比4.31%減)
、裁判書類作成関係業務2,252件(昨年比4.16%増)
、
簡裁訴訟代理等関係業務6,150件(昨年比6.14%増)
、裁判外和解手続等10,800件(昨
年比1.93%減)であった。
会員の業務に関する苦情の申出は20件(昨年度13件)あり、債務整理に関するものが8件(同
6件)
、本人確認や資格者の善管注意義務を問うものが8件(同4件)
、その他4件(同3件)であ
った。これらのうち8件は報酬に関わるものであった。
綱紀委員会に調査依頼を行った新規事案が5件あり、うち2件は法務局長の委嘱によるものであ
った。本年度中に4件の調査報告を受けた。領収書の作成に関して、会員が戒告を受けた。
3月11日に発生した東日本大震災による被災者の支援のため、同震災対策本部を設置した。
1.制度の確立と改善に関する事業
(1)法律家制度・司法書士制度・司法書士法に関する調査・研究
埼玉県知事と対談するなど情報を収集し、登記事務の地方移管についての将来の見通し等を検
討し、これに反対する要望書を提出した。
地域主権戦略会議において議論されている「登記、供託及び国籍に関する事務を地方に移管す
ること。」に反対の立場から国会議員へ要望書提出と陳情を行った(資料3 要望書)。
(2)会社法及び法人制度に関する研究
商業登記倶楽部が主催する夏季商業登記セミナー及び東京司法書士会の民事保全・執行手続研
修に企業法務委員を派遣し、これらから得た情報の研究を行った。
(3)不動産登記法改正に向けての検討
地域主権戦略会議における「登記事務及び供託事務」の地方移管に関し、衆参両議院会館を訪
問して地元選出の与党の議員等に、不動産登記における司法書士の関わり等登記制度を担う司法
書士が紛争を予防することによって国民の権利の保護に寄与していること、登記制度の存在意義
及び登記事務の専門性について、登記に寄せる国民の信頼等を熟知している専門家として意見を
述べ、要望した。また、全国知事会に設置された「国の出先機関原則廃止プロジェクトチーム」
のリーダーを務める上田埼玉県知事との懇談会を開催し、実情を説明し理解を求めた。
(4)登記原因証明情報の研究
前年度に引き続きオンライン申請における登記原因証明情報の提供方法等の問題点を研究した。
また、関連する問題点として、新しいオンラインシステム及び登記情報提供サービスのシステム
更新、登記完了証の記載事項の改正等についてパブリックコメントや法務省の説明会においてこ
れらを指摘した。さらに、司法書士に登記原因証明情報の作成権限を付与すべきであるという提
言を日司連に対して行った。
(5)オンライン申請の利用促進
平成23年2月14日から登記・供託オンライン申請システムが稼働することにあわせて埼玉
司法書士協同組合と連携して研修会を開催し、申請用総合ソフトの操作方法等を会員に周知する
とともに、オンライン申請の利用促進をはかった。
さいたま地方法務局及び埼玉土地家屋調査士会と三者連絡協議会において次のテーマに関して
協議した。
① 大宮支局、岩槻出張所、戸田出張所の本局統合に伴う証明書発行請求機の設置等について
② 平成22年9月9日法務省民二2237号民事局通達民事第二課長通知及び法務省の補足説
明等による懲戒処分の運用の変更について
③ 商業法人登記集中化に伴う専門相談員の配置等について
④ 地域主権、新成長戦略会議による司法書士試験の民営化について
⑤ 嘱託登記のオンライン申請への対応について
(6)不動産取引における司法書士業務の研究
県内の不動産会社から中間省略登記についての質問が寄せられたことを受けて、中間省略登記、
第三者への直接移転取引、第三者のためにする契約、買主の地位の譲渡について法務省の通達、
これまでの議論や実務上の問題点を整理して確認した上、これに回答した。
(7)成年後見制度と司法書士が行う職業後見事務の研究
リーガルサポート埼玉支部と、成年後見研修会を共催したほか、司法書士後見人に対する苦情
等への対応についてリーガルサポート埼玉支部と協議し、司法書士による後見事務の資質向上を
図った。
知的障害者の成年後見制度の普及啓発活動を行う「NPO法人埼玉県成年後見センターいきい
きネット」の組織運営第三者委員会へ権利擁護委員会の委員を派遣し、知的障がい者に特有な事
項についての理解に努めた。
(8)遺言制度、遺言執行事務の研究
① 司法書士の遺言執行者の実務に関する研修会をリーガルサポート埼玉支部と共催して次のと
おり実施した。
日
時
平成22年8月8日(日)午後1時30分~午後4時40分
場
所
春日部市民文化会館 大会議室
テ ー マ
遺言執行の実務について
「財産管理・財産承継・財産処分の法務」のひとつとして
講
師
受講者数
司法書士 佐藤純通氏(神奈川県司法書士会)
77名
② 埼玉新聞に掲載中の「司法書士による法律Q&A」に、
「家業を続けるための遺言」と題して
事業承継と遺言の活用や司法書士の相談業務の紹介を掲載した。
(9)信託制度の研究
① 日司連成年後見対策部から大貫正男対策部員、成年後見法学会から高橋弘会員をオブザー
バーに、リーガルサポート埼玉支部会員2名と共同して信託制度と司法書士業務との関係を
研究した。
② 権利擁護委員が実際に締結予定の信託契約の契約内容を具体的に検討し、次のとおり民事
信託研修会を実施し、事例研究の成果を発表した。
日
時
平成22年8月28日(土)午後1時30分~午後4時40分
場
所
埼玉教育会館 201・202号室
テ ー マ
第1部 民事信託の実践と可能性
第2部 民事信託研究G研究発表(事例紹介)
講
師
第1部 大貫正男会員(日司連民事信託推進WT座長)
第2部 山崎芳乃会員(権利擁護委員会信託制度研究Gメンバ-)
受講者数
68名
(10)司法書士倫理の確立とプロフェッション意識の高揚
① 年次制研修会の実施
今回で6年目となる。日司連研修規則に定める義務研修であり、当会では、昨年度と同様2回
の参加機会を設けて次のとおり実施した。
第1回目
日
時
平成22年9月25日(土)午後1時30分~午後6時30分
場
所
埼玉会館 ラウンジ他(さいたま市浦和区)
第2回目
日
時
平成22年10月16日(土)午後1時30分~午後6時30分
場
所
埼玉会館 ラウンジ他(さいたま市浦和区)
内
容
日司連DVD研修及びグループディスカッション
対象者数
190名
(内、日司連受講者8名、関東ブロック司法書士会協議会受講者9名)
参加者数
第1回目 63名、
第2回目 61名
なお、年次制研修不参加者に対する指導要領の一部が改正され、研修に参加する意思はあるが、
会員の健康上の理由等の正当な事由が複数年にわたって継続しており、今後も解消の見込みがな
いため集合形式での研修に参加できないと会長が認める場合に代替研修をすることが可能となっ
た。この代替研修の認定をするための面談を実施した。
参加猶予申請者30名及び不参加者19名のうち健康上の理由等の正当な事由に当たらない者
(報告がない者も含む)が3名であった。
② 倫理研修会の実施
日
時
平成23年3月9日(水)午後6時~午後9時
場
所
さいたま共済会館 501・502会議室(さいたま市浦和区)
テ ー マ
高齢者の意思確認・本人確認に関する諸問題
内
取引、立会、相続等における事前又は当日の高齢者の意思確認、本人確認の
容
諸問題及び司法書士の執務のあり方のディスカッション
講
師
受講者数
司法書士 今川嘉典氏(日司連副会長)
57名
③ 新人研修会への講師派遣
日
時
平成23年3月20日(日)
場
所
本会会議室・さいたま共済会館
テ ー マ
倫理
講
伊藤一巳会員
師
(11)公共嘱託登記司法書士協会への助言
埼玉県公共嘱託登記司法書士協会からの理事推薦依頼に対して、候補者3名を推薦した。
同協会からその財政基盤の健全化に向けた運営改善計画及び進捗状況の説明を受けた。当会と
同協会との間の賃貸借契約の更新に際して、同協会から賃料の減額を再度申し入れがあり、同協
会の財政状況改善に向けた努力を考慮し、収支状況が改善され次第自主的に通常賃料に復するこ
と及び減額措置の再延長は行わないことを条件として平成22年12月分から本年4月分まで
の賃料の50%を減額した。
(12)司法書士による公益的活動の推進
さいたま地方法務局からの公共サービス改革法に基づく民間競争入札における評価委員会委員
の推薦依頼に対して候補者1名を推薦した。
埼玉県鴻巣保健所からの県央域自殺対策連絡協議会委員の推薦依頼に対して候補者1名を推薦
した。
埼玉県本庄保健所からの感染症診査協議会委員の推薦依頼に対して熊谷支部から1名を推薦した。
所沢市からの指定管理者選定委員会委員の推薦依頼に対して所沢支部から4名を推薦した。
2.研修に関する事業
(1)法令に関する研修会の実施
次のとおり法令に関する研修会を2回実施した。
① 第1回会員研修会
日
時
平成22年7月3日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
大宮法科大学院 講堂(さいたま市大宮区)
テ ー マ
「改正貸金業法」完全施行でどう変わるのか
第1部:貸金業法の完全施行に至るまでの経緯
第2部:貸金業法の完全施行の内容と実務
第3部:債務整理事件処理の現場の実態
講
師
第1部・第3部 井口玲子会員
第2部
受講者数
吉田 健会員
124名
② 中央研修会
日
時
平成23年1月29日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
大宮法科大学院 講堂(さいたま市大宮区)
テ ー マ
新オンライン申請システムに関する研修
講
鈴木一也会員
師
受講者数
150名
(2)実務に関連する研修会の実施
次のとおり実務に関する研修会を3回実施した。
① 第2回会員研修会
日
時
平成22年8月7日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
春日部市民文化会館 大会議室(春日部市)
テ ー マ
司法書士が行う法律事務の範囲について
講
高橋 弘会員
師
受講者数
84名
② 第3回会員研修会
日
時
平成22年11月13日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
岩槻駅東口コミュニティセンター3 階 ワッツAルーム(さいたま市岩槻区)
テ ー マ
司法書士業務に関連する公証実務
講
舞鶴公証役場 公証人 加地 誠氏
師
受講者数
85名
③ 第4回会員研修会
日
時
平成22年12月4日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
埼玉教育会館201・202(さいたま市浦和区)
テ ー マ
民事訴訟で知っておくべき12の基本知識&マナー
講
師
受講者数
司法書士 谷 嘉浩氏(大阪司法書士会)
101名
④ 事例で考える債務整理事件処理の実務研修会
日
時
平成22年10月9日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
さいたま共済会館601(さいたま市浦和区)
テ ー マ
事例で考える債務整理事件処理の実務
講
司法書士 中久保正晃氏(日司連常任理事)
師
受講者数
72名
(3)新人研修の実施
次のとおり2日間にわたる集合研修を実施したほか、6週間の配属研修を実施した。
① 集合新人研修(2日間)
日
時
第1日目 平成23年3月26日(土) 午前9時~午後6時
第2日目 平成23年3月27日(日) 午前9時~午後5時30分
場
所
埼玉司法書士会館 大会議室(さいたま市浦和区)
受講者数
38名
研修内容
第1日目
消費者問題
70分
講師 吉田 健会員
不動産登記総論
60分
講師 真下 剛会員
不動産立会業務
60分
講師 安間江身子会員
不動産登記各論Ⅰ
70分
講師 野口 潤会員、川野健人会員
成年後見の実務
60分
講師 川上泰祐会員
不動産登記各論Ⅱ
70分
講師 森田和志会員
第2日目
裁判実務Ⅰ
60分
講師 仲野知樹会員
裁判実務Ⅱ
60分
講師 森崎秀樹会員、上原健太郎会員
民事法律扶助実務
30分
講師 伊藤亥一郎会員
倫理
60分
講師 伊藤一巳会員
商業登記Ⅰ
80分
講師 遠藤恵子会員
商業登記Ⅱ
80分
講師 西野克己会員
司法書士会会務
30分
講師 加藤健一会員
② 配属研修
期
間
全6週間
前半 平成23年3月28日(月)から4月15日(金)まで
後半 平成23年4月18日(月)から4月28日(木)
5月 9 日(月)から5月13日(金)まで
(後半ゴールデンウィーク期間中は休暇)
場
所
配属研修指導員事務所
受講者数
15名
指 導 員
17名
新井武会員、市川洋幸会員、伊藤亥一郎会員、大貫正男会員、川野健人会員
木村博行会員、佐藤和宏会員、下田寛会員、鈴木友治会員、中川清会員
橋本純一会員、比留間貢会員、船戸俊介会員、堀越勤会員、松本則之会員
湯原収会員、吉野和夫会員(五十音順)
(4)新オンライン申請システムの研修会の実施
平成23年2月14日から稼働する登記・供託オンライン申請システムはこれまでのオンライ
ン申請システムと全く異なることから、会員の業務に支障が生じないよう2回の研修会を開催し
た。
研修会に先立ち、これまでのオンライン申請がどの程度利用されているかを把握するために事
前アンケート調査を実施したところ、77名の会員から回答があり、そのうち72名がオンライ
ン申請を利用していた。
このほか、埼玉司法書士協同組合に協力を求めて、登記・供託オンライン申請システムへの切
り替え及び申請用総合ソフトの操作等に関する研修会が開催された。
第1回目
日
時
平成22年8月12日(木)午後1時30分~4時30分
場
所
埼玉教育会館
講
師
鈴木一也会員、早川敏夫会員
受講者数
121名
第2回目
日
時
平成22年12月12日(日)午後1時30分~4時30分
場
所
埼玉教育会館
講
師
鈴木一也会員
受講者数
102名
(5)DVD研修会の実施
次のとおり2回に分け4会場において実施した。
①【第 1 回】 平成23年2月5日(土)
午前9時30分~午後4時30分
(寄居会場)寄居町中央公民館 2階視聴覚室
研修テーマ
講師
午前
遺言執行の実務
司法書士 佐藤純通氏(神奈川県会)
午後
民事訴訟で知っておくべき12の
司法書士 谷嘉浩氏(大阪会)
基本知識&マナー
出席者数
24名
16名
(浦和会場)埼玉司法書士会館 大会議室
研修テーマ
午前
午後
講師
遺言と信託の活用
司法書士 河合保弘氏(大阪会)
第4講「株式会社③増資・減資」
司法書士 柴富公行氏(大阪会)
第6講「株式会社⑤組織変更、解
司法書士 山本芳昭氏(東京会)
散、清算」
②【第2回】 平成23年2月19日(土)
出席者数
13名
16名
午前9時30分~午後4時30分
(春日部会場)春日部市民文化会館 小会議室
研修テーマ
「登記原因証明情報の役割」
午前
第2講「株式会社①設立」
講師
早稲田大学大学院法務研究科教授
山野目章夫氏
出席者数
11名
司法書士 植木克明氏(大阪会)
第1講「特例有限会社(役員変更、
司法書士 泉水悟氏(兵庫県会)
株式会社への移行等)」
午後
10名
第6講「株式会社⑤組織変更、解
司法書士 山本芳昭氏(東京会)
散、清算」
(川越会場)川越南文化会館 第4会議室
研修テーマ
講師
出席者数
午前
遺言執行の実務
司法書士 佐藤純通氏(神奈川県会)
15名
午後
第2講「株式会社①設立」
司法書士 植木克明氏(大阪会)
12名
第3講「株式会社②機関設計と役
員変更」
司法書士 塩見栄介氏(兵庫県会)
(6)支部における研修会への支援
支部における研修を支援するために1支部9万円を限度に助成した。この支援を受けて次のと
おり各支部で研修会が実施された。
支部名
日 時
平成22年11月18日
大宮
平成23年1月17日
平成22年7月16日
上尾
平成22年9月17日
平成22年11月19日
平成22年6月30日
川口
平成22年8月25日
平成22年10月4日
平成22年11月19日
志木
平成22年8月11日
平成22年12月3日
埼葛
平成23年2月10日
平成22年8月25日
熊谷
平成23年2月9日
会 場
大宮ソニック
シティ
(さいたま市)
大宮ソニック
シティ
(さいたま市)
研修テーマ
新オンライン申請(第 1 回)
(講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
新オンライン申請(第 2 回)
(講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
①市町においての司法書士による相談業務と相
談体制について(講師:南昇会員)
上尾市プラザ
②相談事業について(講師:竹内啓修会員)
22(上尾市)
③会社登記の相談実務について
(講師:狩野幸裕会員)
上尾市プラザ 成年後見制度についての講義並びに質疑応答
22(上尾市)
(講師:山口秀幸会員)
上尾市文化セ
①一般民事訴訟の実務(講師:飛鳥井行寛会員)
ンター
②多重債務相談について(講師:高橋典子会員)
(上尾市)
青木会館
(川口市)
不動産登記とその周辺業務「登記を受ける際に周
辺知識をどの程度提供して受託しているかにつ
いてのグループディスカッション
①司法書士が知っておくべき資産税
青木会館
(講師:川口税務署 外立郁雄氏)
(川口市)
②司法書士が税理士になって見えてきたもの
(講師:中山美和子会員)
フレンディア ①企業法務「顧問契約の実際」
(川口市)
(講師:山﨑芳乃会員)
青木会館
債務整理業務遂行上の問題点と各業者の現状
(川口市)
(講師:松本 淳会員)
①抵当権抹消登記について
志木市民会館
②職務上請求の使用について
(志木市)
(講師:宇田川茂会員)
久喜総合文化 新オンライン申請
会館(久喜市) (講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
久喜総合文化 新オンライン申請に向けて
会館(久喜市) (講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
①新オンラインシステム及び特例方式の注意点
熊谷市立商工
②業務上の疑問点等について
会館(熊谷市)
(講師:さいたま地方法務局 高野登記官ほか)
男女共同参画 簡裁民事訴訟事件の代理人として留意すべき事
推進センター 項等について
(熊谷市)
(講師:本庄簡易裁判所 判事 山下伸生氏)
平成22年7月13日
平成22年11月9日
東松山
平成22年12月9日
平成23年1月21日
川越
平成23年1月20日
平成22年7月10日
川越
坂戸
平成22年10月23日
所沢
独立行政法人
国立女性教育
会館(嵐山町)
東松山市民文
化センター
(東松山市)
①DVD研修会(本人確認情報・依頼受託時の本
人確認について)
②具体的事例に基づくディスカッション
①最高裁判例から見る二重課税問題
(講師:税理士 根岸智仁氏)
②遺言執行について(講師:田中聖之会員)
東松山市文化
新オンライン申請システムに向けて
センター
(講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
(東松山市)
東松山市民文
化センター
(東松山市)
川越南文化会
館(ジョイフ
ル) 第1会議
室(川越市)
川越南文化会
館(ジョイフ
ル) 第2会議
室(川越市)
川越南文化会
館(ジョイフ
ル) 第2会議
室(川越市)
登記・供託オンライン申請システムについて
(講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
新オンライン申請システムについて
(講師:上越第一コンピュータ 高尾周太郎氏)
①DVD研修会(公益法人制度の改正と登記実務)
②減資の実務並びに機関設計について
(講師:安野憲起会員)
DVD研修会
平成21年度日司連裁判実務セミナー
(①不動産訴訟と判決による登記 ②判決によ
る登記の実務 ③登記のための訴訟実務)
平成22年7月22日
所沢市民文化
センターミュ
債務整理の基礎 ①総論(講師:岡田雅孝会員)
ーズ 会議室
2号(所沢市)
平成22年9月9日
所沢市民文化
センターミュ 債務整理の基礎 ②自己破産
ーズ 会議室
(講師:中島信匡会員・本田祐司会員)
2号(所沢市)
平成22年10月2日
①株主総会・取締役会の書面決議制度の活用とそ
新所沢コミュ の留意点
ニティセンタ ②法務省「商業・法人登記実務の諸問題」の重要
ー(所沢市) ポイント解説
(講師:商業登記倶楽部主宰者 神﨑満治郎氏)
平成22年10月8日
所沢市民文化
センターミュ 債務整理の基礎 ③個人版民事再生法手続入門
ーズ 会議室
(講師:石井和則会員)
2号(所沢市)
平成22年12月8日
①後見人の倫理と問題事例
所沢市民文化
(講師:成年後見センター・リーガルサポート
センターミュ
副理事長 松井秀樹氏)
ーズ 会議室
②認知症・統合失調症の方との対応の仕方
2号(所沢市)
(講師:精神科医 井上 悟氏)
平成23年2月4日
平成23年2月4日
親子と夫婦に関わる公正証書を中心として
(講師:所沢公証人役場公証人 野口尚彦氏)
DVD研修会
平成23年1月29日第4回新オンライン申請
システムに関する研修会
平成22年8月20日
家事事件の申立書作成(その1)
坂戸市中央公
ドメスティックバイオレンス、離婚について
民館(坂戸市)
(講師:丹羽徳子会員、熊谷岩人会員)
平成23年1月28日
坂戸市中央公 家事事件の申立書作成(その2)離婚について
民館(坂戸市)
(講師:丹羽徳子会員、熊谷岩人会員)
平成22年8月20日
草加文化会館 本人確認、意思確認について
(草加市)
(ディスカッション形式)
坂戸
越谷
所沢市民文化
センターミュ
ーズ 会議室
2号(所沢市)
所沢市民文化
センターミュ
ーズ 会議室
2号(所沢市)
平成22年9月6日
平成23年2月4日
平成22年6月9日
春日部
岩槻
平成22年9月8日
越谷市中央市
DVD研修会「債権法改正の課題」
民会館
(債権法改正に関する日司連シンポジウム)
(越谷市)
越谷市中央市
新オンライン申請システムについて
民会館
(講師:鈴木一也会員)
(越谷市)
不在者事件の実務
春日部市民文
①失踪宣告、不在者財産管理人選任申立、権限外
化会館
行為許可申立の手続の流れ(講師:鈴木一也会員)
(春日部市)
②事例報告
春日部市民文
具体的な数次相続事例を通じて円滑処理の方策
化会館
を学ぶ(講師:落合直通会員)
(春日部市)
平成22年11月10日
春日部市民文 ①DVD研修会(平成21年度日司連専門業務研
化会館
修会 渉外不動産登記の手続き)
(春日部市) ②具体的事例紹介(講師:新井孝育会員)
平成23年3月9日
春日部市民文
「渉外不動産登記の手続2」事例紹介
化会館
(講師:新井孝育会員)
(春日部市)
春日部
平成22年7月23日
平成22年9月10日
秩父
平成22年10月22日
平成22年12月10日
秩父地場産セ
ンター
(秩父市)
秩父地場産セ
ンター
(秩父市)
秩父地場産セ
ンター
(秩父市)
秩父地場産セ
ンター
(秩父市)
多重債務問題について(講師:五十嵐正敏会員)
裁判を受ける権利(憲法32条)について
(講師:市川 清会員)
DVD研修「労働法」
DVD研修「登記手続の現状について・不動産取
引における司法書士の新たな役割」
(7)相談技術向上のための研修会の実施
① 日司連主催「個別労働案件訴訟に関する関東ブロック研修会」に相談事業部員を派遣して情
報を収集し、次のとおり精神疾患の基礎知識と精神的疲弊者との相談技法向上のための研修会
を実施した。
日
時
平成22年7月28日(水)午後6時30分~午後9時
場
所
さいたま市民会館うらわ 705・706集会室(さいたま市浦和区)
テ ー マ (1)精神疾患の基礎知識
(2)精神的疲弊者への相談技法
(3)司法書士のためのメンタルヘルス
講
師
埼玉県立精神保健福祉センター
精神保健福祉相談・自殺防止対策センター担当 菊池礼子氏
受講者数
75名
② 会員が実際に受任した事件を基に事例検討を行い、他の方の着眼点や法的な思考について確
認することにより相談への対応力を高めるきっかけとすることを目的として、「事例で考える
悪質商法への対応」研修会を県内4ヵ所で実施した。
ア 日
時
平成22年11月10日(水)午後6時30分~8時30分
場
所
埼玉県男女共同参画推進センター セミナー室3(さいたま市中央区)
講
師
古久根章典会員 高橋典子会員
参加者数
受講者8名 スタッフ6名(講師含む)
イ 日
時
平成22年11月19日(金)午後6時30分~8時30分
場
所
熊谷市男女共同参画推進センター「ハートピア」会議室1(熊谷市)
講
師
伊藤亥一郎会員 上松隆行会員
参加者数
受講者11名 講師2名
ウ 日
時
平成22年11月26日(金)午後6時30分~8時30分
場
所
越谷中央市民会館
講
師
古久根章典会員
参加者数
第2会議室(越谷市)
受講者6名 講師1名
エ 日
時
平成22年11月29日(月)午後6時30分~8時30分
場
所
川越西文化会館メルト
講
師
青木尚子会員 吉田健会員
参加者数
第3会議室(川越市)
受講者8名 講師2名
③「暮らしとこころの総合相談会」事例検討会
埼玉県が開催する「暮らしとこころの総合相談会(埼玉県包括支援相談)
」について、相談の
現状に関する認識及び相談担当者相互の連携を深め、埼玉県から紹介された相談者の救済に
迅速に対応できるシステムを構築するため、事例検討会を開催した。
日
時
平成22年9月8日(水)午後6時30分~
場
所
埼玉司法書士会大会議室
司
会
丹羽徳子会員
事例発表
飛鳥井行寛会員、松浦清明会員、吉田健会員
参加者数
17名
(8)研修情報の収集及び提供
関東ブロック司法書士会協議会研修事業担当者会議を通じて他会の研修に関する情報の収集に
努め、本会で開催した研修会記録をDVD化したもの及び日司連及び関東ブロック司法書士会協
議会から送付されたDVDの会員への貸出しを行い、視聴報告及び単位付与申請書を提出するこ
とによって研修単位を認定した。
(9)研修に関する資料の収集、研修会参加の助成、研修講師の養成
① 司法書士講師養成講座への受講者の派遣
日司連特別研修のチューター候補者に必要と考えられる知識や経験を体系的に修得できる機会
を提供するために実施する司法書士養成講座に上松隆行会員、中村大介会員、上原健太郎会員を
派遣した。
②司法書士講師養成講座受講者による伝達研修
「司法書士講師養成講座」の受講者及び特別研修運営支援チーム員による伝達研修を開催し、
今後の特別研修のチューターの養成を行った。
日
時
第1回 平成22年12月22日(水)午後6時30分~午後8時30分
第2回 平成23年 1月20日(木)午後6時30分~午後9時
場
所
埼玉司法書士会 大会議室
講
師
上松隆行会員、中村大介会員、上原健太郎会員
鈴木友治会員(特別研修運営支援チーム員)
受講者数
各回11名
(10)研修単位取得の促進
全会員に研修単位取得への協力を要請する旨の通知をしたほか、研修会に出向かなくても研修
単位を取得できる方法である本会の研修会DVD貸出制度について周知し、相当貸出数が伸びる
結果となった。さらに研修単位取得促進を図るため、新たな研修方法として、課題通信研修
(
『月
報司法書士』に掲載された「特集」に関するレポート提出)を導入した。
また、日司連所定の研修単位の取得状況を公式ホームページに掲載することとし、埼玉司法書
士会情報公開に関する規則の一部改正を提案することとした。
(11)会社法等に関する研修会の実施
① 会社法に関する研修会を次のとおり実施した
ア 日
時
成22年4月2日(金) 午後6時30分~午後8時30分
場
所
さいたま共済会館
テ ー マ
平成22年度税制改正(企業法務関連)について
講
大下泰高会員
師
受講者数
48名
イ 日
時
平成22年9月4日(土) 午後1時30分~午後4時30分
場
所
大宮法科大学院大学 講堂(さいたま市大宮区)
テ ー マ
遺言と信託の活用
講
司法書士 河合保弘氏(大阪司法書士会)
師
受講者数
94名
② 新人研修会に企業法務実務委員を派遣した
日
時
平成23年3月27日(日) 午後2時~午後4時50分
テ ー マ
商業Ⅰ・商業Ⅱ
講
遠藤恵子会員、西野克己会員
師
(12)消費者問題に関する研修会の実施
①「事例から考える割賦販売法」研修会の開催
悪質商法等の相談におけるクレジット契約に対する対応が必要となることから、事例検討によ
り「割賦販売法」がいかなるクレジット契約に適用されるのかを理解するため次の研修会を開催
した。
日
時
平成22年7月14日(水)午後6時30分~午後8時30分
場
所
彩の国すこやかプラザ セミナーホール
テ ー マ
事例で考える割賦販売法
講
消費者問題委員会クレジット契約問題研究グループ委員
師
受講者数
58名
② 破産申立書作成に関する研修会の開催
東京地裁民事20部において本年8月から開始された司法書士の破産申立のスキームに基づい
た破産申立書作成について、東京地裁民事20部の運用も含めて研修会を開催した。あわせて、
生活保護受給者に対する民事法律扶助の取り扱いについて、円滑な利用を図るため、研修を行っ
た。
日
時
平成 22年8月30日(月)午後6時00分~午後8時30分
場
所
埼玉教育会館201・202号室
テ ー マ
破産申立てと民事法律扶助
講
伊藤亥一郎会員、古久根章典会員、飛鳥井行寛会員
師
受講者数
152名
③「生活保護」に関する研修会の開催
多重債務者等救済支援事業も3年目を迎え、経済的困窮者への支援活動の輪が広がりつつある
ことから、元ケースワーカーである弁護士を講師に招き、生活保護の基礎知識の再確認及び窓口
での困難事例への対応に関する研修会を開催した。
日
時
平成 22年11月5日(金)午後6時30分~午後9時00分
場
所
さいたま共済会館
テ ー マ
生活保護の理論と実務
講
弁護 森川清士氏
師
受講者数
47名
④「個人再生手続の実務」研修会の開催
平成22年6月18日の改正貸金業法の完全施行による上限金利の引き下げ、総量規制の導入
に伴い、借り入れが困難となる利用者の増加や、利息制限法所定の金利への引き直しによる債務
圧縮が見込めない事案等、債務の法的整理が増えるものと考えられることから、さいたま地裁の
担当書記官を講師に招き、個人再生手続についての研修会を開催した。
日
時
平成22年11月15日(月)午後2時~午後4時30分
場
所
ときわ会館 501・502
テ ー マ
個人向けの民事再生(個人再生)手続の実務
講
さいたま地方裁判所 主任書記官 新藤正博氏、同裁判所書記官棚橋 務氏
師
受講者数
118名
(13)消費者講座講師向け研修会の実施
過去の研修会のビデオを活用することで研修会に代替するとの結論に達し、実施を見送った。
(14)成年後見に関する研修会の実施
リーガルサポート埼玉支部と共催し、次のとおり成年後見実務研修会を実施した。
① 成年後見実務研修会
日
時
平成22年7月17日(土) 午後1時30分~午後4時50分
場
所
埼玉教育会館 201・202号室
テ ー マ
第1部 任意後見・任意代理の実務と問題点
第2部 本人の死亡と相続人への財産引渡
講
師
第1部 杉山春雄会員
講
師
第2部 高橋 弘会員
受講者数
89名
② 成年後見実務研修会
日
時
平成23年1月24日(月)午後2時30分~午後4時30分
場
所
さいたま共済会館 502号室
テ ー マ
成年後見監督の実務について
講
さいたま家庭裁判所後見センター 主任書記官 瓜生恭祐氏
師
さいたま家庭裁判所後見センター 主任調査官 島﨑敏明氏
受講者数
54名
3.業務と組織の改善、充実を図るための事業
(1)会の組織運営の改善
① 日司連が実施する特別研修を支援するための特別研修支援チームを、本年度総務部から研修
部へ移管した。
② 総会運営の改善として総務部総会運営改善チームによる検討結果を次のようにまとめた。総
会における議決権の行使に関し、会員数に対する出席及び委任状出席の合計数の割合(議決権
行使率)が前定時総会では38%に低下した。議決権行使率の向上を目的とする書面決議制度
及び出席会員数が増加した場合の会場確保への対応としての代議員制度の導入を検討したほ
か、総会での審議時間の確保及び役員改選に伴う円滑な引き継ぎのためには、役員の予選制度
導入のメリットが認められるとの結論に達した。
(資料4 総会運営改革についての検討報告書
「代議員制と書面決議制について」
「予選制につ
いて」
)
(2)執務に関する諸規範の検討
平成22年度中に制定、改正又は廃止した会則規則等は次のとおりである。
① 埼玉司法書士会事務局職員育児休業等に関する規程(平成 22 年 7 月 10 施行)
(資料9)
② 埼玉司法書士会事件簿規程(平成 22 年 12 月 31 日廃止)
(資料10)
③ 埼玉司法書士業務報告書規程(平成 22 年 10 月 9 日改正、平成 24 年 1 月 1 日施行)
(資料11)
④ 埼玉司法書士会支部規則基準(平成 23 年 3 月 12 日改正)
(資料12)
(3)埼玉友好士業協議会、士業団体、法務局、裁判所等との連絡協議及び交流
埼玉友好士業協議会10団体と協力して、暮らしと事業のよろず相談、ゴルフ大会に参加した。
法務省所管事務等の地方移管に関して埼玉県知事と懇談したほか、埼玉弁護士会の役員と会事業
等について情報交換を行った。さいたま地方裁判所長と懇談会を開催し研修会講師の派遣等当会
との連携を図った。
① 埼玉県知事との懇談会
日
時 平成22年6月11日(金)午後7時~
場
所 川口「川嶋」
② 埼玉友好士業協議会定例会
日
時 平成22年7月7日(水)午後6時~
場
所 浦和ロイヤルパインズホテル
③ 埼玉弁護士会との役員懇談会
日
時 平成22年7月8日(木)午後6時30分~
場
所 浦和ロイヤルパインズホテル
④ さいたま地方裁判所長との懇談会
日
時 平成22年8月31日(火)午後6時~
場
所 浦和「仲々庵」
⑤ 埼玉友好士業協議会幹事会
第 1 回
平成22年9月14日(火)午後6時~
第 2 回
平成22年10月12日(火)午後6時~
第 3 回
平成23年2月23日(水)午後6時~
場
所
すべて、大宮ソニックシティビル8階 日本公認会計士協会埼玉県会研修室
⑥ 埼玉友好士業協議会主催「暮らしと事業のよろず相談会」
日
時 平成22年11月13日(土)午前10時30分~午後3時30分
場
所 浦和コルソ7階ホール
⑦ 埼玉友好士業協議会親睦ゴルフ大会
日
時 平成22年11月18日(木)
場
所 鴻巣カントリークラブ
⑧ さいたま地方法務局、埼玉土地家屋調査士会との三者連絡協議会
日
時 平成22年12月8日(水)午後2時~午後4時
場
所 さいたま第2法務合同庁舎4階会議室
(4)賀詞交歓会等の開催(関連5団体との共催)及び公共嘱託登記司法書士協会、政治連盟、
リーガルサポート埼玉支部、司法書士協同組合、青年司法書士協議会との連絡協議
①6団体による連絡協議会を次のとおり開催した。
日
時 平成22年10月22日(火)午後6時~午後9時30分
場
所 埼玉司法書士会大会議室
②リーガルサポート埼玉支部と連絡協議会を次のとおり開催した。
日
時 平成22年8月23日(月)午後6時~
場
所 埼玉司法書士会大会議室
③6団体共催による新年賀詞交歓会を次のとおり開催した。
日
時 平成23年1月13日(木)午後4時~午後6時
場
所 浦和ロイヤルパインズホテル
(5)非司法書士排除活動の実施
司法書士の名称を用いた非司法書士を司法書士法第73条第3項違反により告発することとし
た。また、非司法書士による司法書士業務を受託する内容のホームページの広告について調査し
た。
(6)紛議調停手続の運用
紛議調停申立を1件受理したが、紛争が解決したことを理由に申立人から取り下げがされた。
(7)司法書士登録手続、司法書士法人届出手続、事務所名称届出等事務の管理、補助者届出手続
の管理
日司連の登録常務会の開催日程にあわせて、原則として月2回の登録面接調査を行った。
(8)会務システム・LAN の保守、運用管理
会務システムは大きな支障なく運用されているものの、事実上使用されていないシステムもあ
り、これらをどのように改善していくべきか検討を加え、保守サービス業者と綿密な打合せによ
り会務システムの改善を図ることとした。
(9)事務局(人的・物的資源)の整備
平成22年7月31日事務局職員1名が退職し、その後任として同年8月1日新たに1名を採
用した。また、同年10月1日パート職員1名を正職員に登用し、正職員7名の事務局体制とな
った。
(10)司法書士協同組合への委託事務の管理
独立行政法人福祉医療機構及び独立行政法人住宅金融支援機構の各抵当権等の移転登記の事務
管理を埼玉司法書士協同組合に委託している。
三井住友海上火災保険会社から委託を受けている各種団体保険料相当額の集金事務代行業務に
ついて、埼玉司法書士協同組合に同代行業務を委託する契約を締結した。
(資料5 集金事務代行業務契約書、集金事務代行手数料に関する覚書及び業務委託指示書)
また、当会のメーリングリストの運用を埼玉司法書士協同組合に委託している。
(11)個人情報保護及び情報公開への対応
個人情報の利用目的を掲示又は公表するための案の検討を行ったほか、「埼玉司法書士会個人
情報保護方針」のホームページの表示を変更した。(資料6 埼玉司法書士会個人情報保護方針)
また、
当会が会事業に関して入手する個人情報の利用目的や取得範囲が適切かどうかについて、
各部委員会に改めて徹底を図り、個人情報の保護について継続的な改善に努めた。事務局職員及
び相談センター職員について随時に個人情報保護等の教育を行った。
(12)会事業協力制度の実施検討
前年度の会員意見交換会での意見を踏まえ、現段階において具体的に実施可能な案を総務部で
検討した。現段階では、会事業への協力を金銭に代替させる協力金の制度の採用は見送り、第一
歩として会事業の運営に参加して協力する義務があることを再確認するとともに、本会は会員が
事業の運営に参加できるように努める責任があることを明確にした規則を制定することとした。
(13)保存資料の整理と電子化
会館内で保存している文書及び会館屋上倉庫内の文書について、調査・分別を行い、文書規程
に基づき廃棄する文書を処分した。
会史編纂の資料のPDF化又は写真撮影等の方法による電子化作業を行った。6名の会員に文
書の電子化(PDF化)作業に協力いただいた。
会の発信・受信文書を一元的に管理する方法について検討し、分類項目を付けた発信・受信管
理ができるよう新たなフォーマットを作成し、本年1月4日以降から新しい方法によって文書管
理を開始した。
4.広報に関する事業
(1)内部広報
① 会報の発行
会報第70号は、前号に引き続き、テーマを「そうだ!司法書士に相談しよう」とし、市民
に広く司法書士の活動を知っていただくための外部広報と会員の実務に役立つ内部広報の役割
を併せ持つ内容を目指した。
クーリング・オフをテーマにした漫画を掲載したほか、取材記事を多く取り入れ、2010
年成年後見法世界会議は日司連の月報司法書士とは異なる切り口で取材し、「司法過疎と司法
書士」では、埼玉から遠く離れた女満別での取材を試みた。
その他、会員の趣味を紹介した「COFFEE BREAK」、提言、実務紹介や新入会員の
声等多くの会員から寄稿いただいた。
②会員専用ホームページの管理、運用及び改善
活用しやすい会員専用ホームページとするため利用方法の改善について検討し、データベー
ス型ホームページの特性を考慮し、効率的な検索を活用する方法を周知した。部会委員会等議
事録を公開して会員への情報公開に努めた。
(2)外部広報
①司法書士制度の広報
ア 相談会の各広報を次のとおり行った。
a.全国一斉無料成年後見相談会(平成22年9月20日)について、報道レクチャー実施・
有料新聞広告の掲載・各市町村の広報誌への掲載・ポスター及びリーフレットの作成交付
を行った。
b.全国一斉司法書士法律相談会(平成22年8月7日から10月30日)について、各市
町村の広報誌への掲載・ポスター及びリーフレットの作成交付を行った。
c.武富士対策110番相談(平成22年10月6日から10月9日)について、各市町村
の広報誌への掲載・報道機関に対する記事掲載及び報道方を依頼した。
d.全国一斉労働トラブル110番相談(平成22年11月23日)について、有料新聞広
告の掲載・各市町村の広報誌への掲載・リーフレットの作成交付を行った。
e.遺言・相続無料相談会(平成23年2月11日)について、有料新聞広告の掲載・各市
町村の広報への誌掲載・ポスター及びリーフレットの作成交付を行った。
イ 対談・テレビ出演を次のとおり行った。
a.テレビ埼玉の新春挨拶に藤縄会長が出演し(平成23年1月1日)
、新年の挨拶を兼ね
て司法書士制度をPRした。
b.埼玉新聞に藤縄会長と埼玉新聞社小川社長の2011年新春対談(平成23年1月6日)
の全面記事広告を掲載し、
「くらしの法律家」司法書士の業務内容と存在を市民にPRし
た。
c.テレビ埼玉情報番組「ごごたま」に荻野照美会員がインタビュー形式で出演し(平成2
3年2月4日)
、市民に関心のある「遺言」の話題について説明したほか、遺言・相続無
料相談会の紹介をした。
②相談事業の広報
電話相談事業について、引き続き電話帳広告を実施した。なお、次年度は、その効果を見極
めたうえ廃止も検討することとした。一部相談事業については、前記のとおり有料新聞広告・
各市町村の広報誌掲載等を実施した。
また、平成23年1月から実施された司法書士総合相談センターの相談料原則無料化につい
て様々な機会を捉えて広く市民に広報した。
③民事法律扶助制度に関する広報
公式ホームページで民事法律扶助制度を周知し、市民に同制度の利用をPRした。
④埼玉新聞「司法書士による法律Q&A」の継続
本年度も引き続き埼玉新聞に法律Q&Aを掲載した。9月の全国一斉無料成年後見相談会、
11月の全国一斉労働トラブル110番相談、2月の遺言・相続無料相談会の開催直前にこれ
らに関連のある記事を意識的に取り上げて相談会開催の紹介に努めた。なお、執筆内容及び執
筆者は次のとおり。
平成22年4月
遠方にある実家の相続登記
本多賢太郎会員
〃
5月
会社継承者にすべて譲りたい
森本 賢一会員
〃
6月
有限会社を株式会社に
小林美奈子会員
〃
7月
改正貸金業法の施行
荻島 竹晴会員
〃
8月
会社の解散手続き
莅戸 安彦会員
〃
9月
後見人と任意後見制度
大倉 忠広会員
〃 10月
サークルも法人になれますか?
平野
〃 11月
労働時間規制の適用除外
古久根章典会員
馨会員
〃 12月
資本金の意義と役割
莅戸 安彦会員
平成23年1月
連帯保証人の求償権
増淵 恭成会員
〃
2月
家業を続けるための遺言
大貫 結子会員
〃
3月
「確認会社」解散事由の抹消
中村 博之会員
⑤公式ホームページの管理及び運用
公式ホームページのデザインリニューアルについて委員会で検討を重ね、複数のデザイン案を
理事会に提出し、指摘された事項を取りまとめ来年度のリニューアルに向けて再度内容を練り直
すこととした。また、求人ページの設置について、なりすまし等の不測の事態を防止し、適正か
つ安全に利用するための方法について検討し、上記同様に来年度の運用開始を目指すこととし
た。
5.法的サービスの拡充に関する事業
(1)司法書士法律相談
①司法書士総合相談センターの運営及びその改善の検討
ア 司法書士総合相談センターの設営方法をより効率的にするため、組織改革会議(平成22
年9月2日)を開催して司法書士総合相談センター検討チームを編成した。全3回の検討チ
ーム会議を経て、会長に答申書を提出した。
(資料5 答申書)
また、相談料の原則無料化により費用が増大する司法書士総合相談センターの効率的な運
営と支部との関わり方を考察するため2回の意見交換会を開催した。
イ 司法書士総合相談センターの運営及びその改善のため、
次のとおり意見交換会を実施した。
日
時
平成22年10月22日(金)午後6時30分~午後8時30分
場
所
浦和コミュニティセンター 9階15集会室(さいたま市浦和区)
テ ー マ
浦和総合相談センター相談員意見交換会
講
浦和総合相談センター運営委員
師
参加者数
8名
②相談センター相談員の拡充と支援体制の確立
相談員の拡充のため浦和総合相談センターで相談員の募集をあらためて行ったほか、各セン
ターにおいて支援体制の確立について検討した。
③法テラスとの連携支援
ア 浦和、熊谷、越谷、所沢の各司法書士総合相談センターの相談事業の集計結果は次のとお
りである。
相談員数(延べ)
230名
相談者数
429名
推定訴額140万円超事件
15件
法律扶助の可能性(有)
13件
他機関紹介
25件
他会員紹介
17件
イ 法テラスとの連携支援事業として、法テラス埼玉に副所長1名、民事法律扶助の審査員2
2名を派遣しているほか、司法書士総合相談センター相談登録会員を派遣している。なお、
本年3月31日において、会員の民事法律扶助契約者は185名であり、そのうち、司法書
士総合相談センター相談登録会員は130名である。
ウ 各支部が行った司法書士法律相談 (自治体が主催するものを含む)
支部
相談場所
相談日時
さいたま市中央区役所
毎月第4水曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市桜区役所
毎月第2木曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市浦和区役所
毎月第3火曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市南区役所
毎月第1木曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市緑区役所
毎月第3木曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
中央
戸田市役所
戸田公園駅前行政センター
大宮
鴻巣
上尾
川口
志木
埼葛
第3木曜日 午前10時~12時 、午後1時~3時
他の木曜日 午前10時~12時 (*予約制)
平成22年11月17日(水)
・平成23年1月19日(水)
午後5時~7時 (*予約制・当日受付も可)
平成22年10月15日(金)
・平成22年12月17日(金)
午後6時~8時 (*予約制・当日受付も可)
蕨市役所
毎月第1・3木曜日 午後1時~4時 (*予約制)
さいたま市西区役所
毎月第4木曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市北区役所
毎月第2月曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市大宮区役所
毎月第4金曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
さいたま市見沼区役所
毎月第2水曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
鴻巣市役所
毎月第2・第3木曜日 午後1時~4時
北本市役所
毎週金曜日 午後1時30分~4時30分
上尾市役所
毎月第1木曜日 午後1時~4時 (*予約制)
桶川市役所
毎月第2木曜日 午後1時~4時 (*予約制)
伊奈町役場
奇数月の第3木曜日 午後1時~3時 (*予約制)
川口市役所
毎月第2・第4水曜日 午後1時30分~4時 (*予約制)
川口市 キュポ・ラ
毎月第1・第3水曜日 午後6時~8時30分 (*予約制)
新座市役所
毎月第2金曜日 午前10時~12時
毎月第1水曜日 午後1時~3時
【成年後見相談】偶数月第1水曜日 午前10時~12時
和光市役所
富士見市役所
毎月第1・3火曜日 午前10時~12時 (*予約制)
久喜市役所
毎月第2水曜日 午後1時~4時
加須市役所
毎月原則第2金曜日 午後1時~4時
羽生市役所
毎月第1水曜日 午後1時~4時
熊谷
東松山
川越
所沢
坂戸
越谷
春日部
岩槻
秩父
熊谷市役所
毎月第2月曜日 午前10時~12時 、午後1時~4時
東松山市総合会館
奇数月第3金曜日 午後1時~4時 (*予約制)
小川町役場
【多重債務相談】偶数月の第3金曜日 午後1時~3時
川越市役所
毎月第3木曜日 午前10時~午後4時 (*予約制)
ふじみ野市役所
毎月第1・2・3・4金曜日 午前10時~12時 (*予約制)
所沢市役所
毎月第1・第3木曜日 午後1時~4時
狭山市役所
毎月第2火曜日 午後1時~4時
入間市役所
毎月第3火曜日 午後1時~4時
飯能市社会福祉協議会
毎月第3水曜日 午前10時~12時
坂戸市文化施設 オルモ
毎月第4木曜日 午前10時~12時 、午後1時~3時
鶴ヶ島市役所
毎月第2木曜日 午前9時~12時 (*予約制)
越谷市中央市民会館
毎月第1水曜日 午前9時~12時
草加市役所
毎月第3木曜日 午後1時30分~3時 (*予約制)
草加市物産情報館
毎月第1木曜日 午後5時~7時
春日部市役所 本庁
毎月第3水曜日 午後1時~4時 (*予約制)
春日部市役所
庄和総合支所
毎月第1水曜日 午後1時~4時 (*予約制)
さいたま市岩槻区役所
毎月第2火曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
蓮田市中央公民館
毎月第2水曜日 午後1時30分~4時30分 (*予約制)
秩父市役所
毎月第3水曜日 午後1時~3時
長瀞町役場
奇数月第3金曜日 午後1時~3時
皆野町役場
偶数月第2金曜日 午後1時~3時
小鹿野町役場
偶数月第3水曜日 午後1時~3時
④常設電話法律相談事業の継続
ア 毎週木曜日午後1時から4時まで少額裁判相談を、毎週金曜日午後1時から午後4時まで
登記・一般法律相談を実施した。
a.相談者数
総数
475人
男
191人
女
259人
不明・記載なし
25人
b.相談者の職業
会社員
51人
公務員
1人
自由業
6人
主婦
自営業
118人
29人
無職
その他・記載なし
31人
239人
c.相談内容
相続
196件
売買
37件
贈与
19件
少額訴訟
40件
会社
14件
供託
0件
訴訟手続
23件
クレサラ
14件
成年後見
8件
抵当権
1件
家事
34件
その他
114件
合計
500件
イ リーガルサポート埼玉支部の社員である会員が相談員となり、毎週火曜日午後1時から4
時まで電話による相談を実施した。相談件数は、117件であった。
⑤全国一斉司法書士法律相談の実施
ア 平成22年10月に県内30カ所に特設会場を設置して
「全国一斉司法書士法律相談会
(法
の日全国一斉法律相談)
」を開催した。
⑥「相続登記はお済みですか月間」無料法律相談の実施
相続登記はお済ですか月間である2月に「遺言・相続無料相談会」を実施した。
⑦クレジット・サラ金カード110番相談事業の継続
毎週月曜日午後1時から4時まで電話相談を実施した。
ア 相談内容
破産
10件
民事再生
1件
調停
0件
任意整理
14件
過払訴訟
(訴訟及び交渉を含む)
27件
その他
33件
不明
6件
方針未定
0件
合計
91件
イ 相談の対応
司法書士紹介
27件
相談のみ
47件
その他
12件
⑧消費者問題関係相談の実施
ア 暮らしとこころの総合相談会
埼玉県が自殺対策の一環として開催した、失業・倒産・多重債務問題等の社会的要因によ
る悩みやこころの健康の問題に司法書士、弁護士、社会福祉士、精神保健福祉等が問題解決
に向けてケースごとに相談する「暮らしとこころの総合相談会」に相談員総数111名を派
遣した。
a.日
時 平成23年度中毎週木曜日(12月30日、3月31日を除く)
午後3時~午後7時
場
所 JACK大宮(さいたま市大宮区)
b.日
時 平成22年9月4日(土)午前11時~午後3時
場
所 さいたま市民会館浦和
c.日
時 平成23年3月12日(土)午前11時~午後3時
場
所 春日部市商工振興センター
イ 改正貸金業法完全施行・多重債務相談会
当会も加入している埼玉県多重債務対策協議会における改正貸金業法周知キャンペ ーン
の取り組みとして、専用電話での相談又は無料の面談相談による相談会を、改正貸金業法施
行直後の本年6月18日及び26日に開催した。
a. 日
時
平成22年6月18日(金)午後1時~午後9時
会
場
ときわ会館5階 中ホール
概
要
相談件数
来 所 10件
電 話 19件(他に数件、会場の確認の電話有り)
相談員等
弁護士会
7名
司法書士会
9名
埼玉県
1名
労福協
2名
財務局
1名
桶川市
1名
b. 日
時
平成22年6月26日(土)10:00~16:00
会
場
埼玉弁護士会館3階会議室
概
要
相談件数
来 所 11件(延べ16人)
電 話
相談員等
弁護士会
2件(他に数件、会場の確認の電話有り)
8名
司法書士会 10名
埼玉県
1名
ウ 改正貸金業法110番
埼玉青年司法書士協議会と共催して改正貸金業法110番を実施した。
日
時
平成22年8月7日(土)午前10時~午後4時
会
場
埼玉司法書士会 大会議室
相談件数
4件
相 談 員
13名
エ 武富士対策110番
大手消費者金融業者の株式会社武富士が会社更生手続開始を申し立てたことを受けて、緊
急電話相談会を開催した。
日
時
平成22年10月6日(水)から8日(金)まで 各日午後4時~8時
平成22年10月9日(土) 正午~午後4時
場
所
埼玉司法書士会
相談結果
平成22年10月6日~9日(相談総数128件)
日別相談件数
10 月 6 日
10 月 7 日
10 月 8 日
10 月 9 日
合計
相談内容
39
27
37
25
128
会社更生
過払い
取引履歴
返済
その他
50
38
6
32
2
認知媒体
新聞
テレビ
ホームページ
夜明けの会
市区町村
聴取なし
借入先等
96
3
2
3
7
17
武富士のみ借入
武富士以外からも借入
その他
55
71
2
相談後の対応
相談で終了(相談センター紹介も含む)
紹介
71
56
オ 多重債務者相談対策強化キャンペーン2010相談会
次の26会場(68ブース)に相談員延べ64名を派遣した。相談件数は合計185件で
あった。
市町村
日
会
場
ブース
1
飯能市
10/18(月)
飯能市富士見公民館
2
2
北本市
10/18(月)
北本市文化センター 第1・2会議室(3
階)
4
3
東秩父村
10/18(月)
東秩父村役場
1
4
寄居町
10/19(火)
寄居町役場 会議室
2
5
鶴ヶ島市
10/20(水)
鶴ヶ島市役所 101・102会議室
4
6
行田市
10/20(水)
行田市産業文化会館 2階第2会議室
2
7
坂戸市
10/21(木)
坂戸市役所
2
8
朝霞市
10/21(木)
朝霞市産業文化センター
2
9
狭山市
10/22(金)
狭山市消費生活センター 502会議室
(中央図書館5階)
2
10
桶川市
10/24(日)
桶川市役所 第1・2会議室
2
11
所沢市
10/26(火)
旧所沢市庁舎
4
12
加須市
10/26(火)
加須市役所 503会議室(5階)
2
13
熊谷市
10/28(木)
熊谷市立商工会館
2
14
入間市
10/29(金)
入間市産業文化センター
2
15
鴻巣市
10/29(金)
鴻巣市役所 4階大会議室
2
16
戸田市
10/30(土)
戸田公園駅前行政センター
2
17
埼玉県
10/31(日)
消費生活支援センター熊谷
4
18
越谷市
11/1(月)
越谷市中央市民会館 4階会議室A・B
4
19
東松山市
11/1(月)
東松山市役所 総合会館3階 第3会議室
3
20
吉川市
11/2(火)
吉川市市民交流センターおあしす
2
21
久喜市
11/2(火)
久喜総合文化会館
4
22
和光市
11/2(火)
和光市役所 企画展示室
3
23
川越市
11/3(水)
アトレ6階 コミュニティルームA
4
24
鳩ヶ谷市
11/4(木)
鳩ヶ谷市役所 702会議室
2
25
さいたま市
11/5(金)
大宮区役所 東館301、302会議室
3
26
深谷市
11/5(金)
深谷市役所 西別館201会議室
2
カ 年末大相談会
ワーキングプア等の貧困問題が社会問題となる中、年末に向けて反貧困ネットワークによ
り開催された、ホームレスを強いられる方等に対する生活保護・労働・多重債務などの様々
な相談会に相談員を派遣した。なお、本事業については、日司連の高齢者・障がい者・ホー
ムレス等に対する法律支援事業(経済的困窮者に対する法律相談会等)の対象事業として日
司連から助成を受けた。
日
時
平成22年12月11日(土)午前10時~午後6時
平成22年12月12日(日)午前10時~午後4時まで
場
所
埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
相談員数
埼玉司法書士会からは18名派遣
概
相談件数85件、生活保護申請に至った件数21件
要
⑨敷金(賃貸住宅)トラブル110番の実施
当会と埼玉弁護士会が埼玉県に協力して「敷金(賃貸住宅)トラブル110番」を実施した。
日
時
平成22年4月24日(土)・25日(日)
5月8日(土)・9日(日)
相談方法
電話相談
相談件数
36件
各日午前10時~午後4時
⑩全国一斉労働トラブル110番の実施
昨年同様、勤労感謝の日に「全国一斉労働トラブル110番」を実施した。
日
時
平成22年11月23日(火・祝)午前10時~午後4時
相談方法
電話相談
相談件数
15件
⑪遺言・相続無料相談会の実施
例年どおり2月に「遺言・相続無料相談会~いま、あなたにできること~」を実施した。
日
時
平成23年2月11日(金・祝) 午前10時~午後4時
会
場 (予約制の面談相談)
浦和コニュニティセンター(浦和パルコ10階)第13集会室
熊谷総合相談センター
越谷総合相談センター
所沢総合相談センター
(電話相談)
埼玉司法書士会館 大会議室
相談会の成果等は次のとおり。
相談所別相談件数及び相談内容(※複数回答あり)
電話
浦和
熊谷
越谷
所沢
会員事務所
合計
相続登記
4
16
5
1
1
7
34
遺言の書き方
2
19
2
0
3
0
26
相続人の範囲
5
17
5
1
2
1
31
相続財産の範囲
3
16
5
1
2
0
27
遺留分
3
6
2
0
0
0
11
公正証書遺言
1
12
2
0
1
0
16
自筆証書遺言
3
11
4
0
1
0
19
遺産分割
6
16
4
2
3
1
32
相続放棄
0
4
2
1
0
2
9
限定承認
0
1
1
1
0
0
3
その他
6
12
5
0
2
1
26
33
130
37
7
15
12
234
認知媒体(相談所全体) 回答数合計 107件
ホームページ
5
広(公)報誌
66
新聞(朝日新聞)
3
その他(司法書士会)
1
新聞(読売新聞)
5
その他(保健所)
0
新聞(毎日新聞)
1
その他(県)
0
新聞(埼玉新聞)
0
その他(弁護士会)
0
新聞(紙名不明)
4
その他(法テラス)
0
公証役場
0
その他
市区町村
9
不明
10
3
相談者の反応(相談所全体)
電話
浦和
熊谷
越谷
所沢
会員事務所
合計
満足
15
38
10
4
6
3
76
不満
0
0
0
0
0
1
1
その他
2
2
0
0
0
2
6
不明
0
19
2
0
2
1
24
17
59
12
4
8
7
107
相談の事後処理(相談所全体)
電話
浦和
熊谷
越谷
所沢
会員事務所
合計
相談担当者が
受託
0
4
0
0
0
1
5
他会員紹介
4
1
0
0
0
1
6
他機関紹介
5
2
2
0
0
1
10
相談者が保留
0
0
3
3
0
2
8
その他
0
5
1
0
0
0
6
不明
8
47
6
1
8
2
72
17
59
12
4
8
7
107
相談者の市町村分布(相談所全体)
電話
浦和
熊谷
越谷
所沢
会員事務所
合計
2
0
0
0
0
0
2
浦和区
0
9
0
0
0
0
9
緑区
1
6
0
0
0
0
7
大宮区
0
5
0
0
0
0
5
南区
2
9
0
0
0
1
12
見沼区
0
4
0
0
0
1
5
岩槻区
0
3
0
0
0
0
3
北区
0
1
0
0
0
0
1
中央区
0
4
0
0
0
0
4
西区
0
6
0
0
0
0
6
桜区
1
2
0
0
0
0
3
上尾市
0
1
0
0
0
0
1
新座市
3
1
0
0
1
0
5
川口市
0
3
0
0
0
1
4
朝霞市
0
1
0
0
0
0
1
鳩ヶ谷市
0
2
0
0
0
0
2
桶川市
0
1
0
0
0
0
1
鴻巣市
0
0
0
0
0
1
1
熊谷市
0
0
6
0
0
0
6
行田市
0
0
3
0
0
0
3
越谷市
0
0
0
1
0
0
1
幸手市
0
0
0
1
0
0
1
三郷市
0
0
0
1
0
0
1
所沢市
0
0
0
0
2
1
3
狭山市
0
0
0
0
2
0
2
入間市
3
0
0
0
2
0
5
さいたま市
深谷市
0
0
0
0
1
0
1
北本市
1
0
0
0
0
0
1
川越市
1
0
0
0
0
0
1
秩父市
1
0
0
0
0
0
1
吉見町
0
0
0
0
0
1
1
宮代町
1
0
0
1
0
0
2
上里町
1
0
0
0
0
0
1
神川町
0
0
1
0
0
0
1
滑川町
0
0
1
0
0
0
1
長瀞町
0
0
1
0
0
0
1
東京都
0
1
0
0
0
1
2
不明
0
0
0
0
0
0
0
17
59
12
4
8
7
107
⑫司法書士調停センターの試行的運営・手続実施者の養成
裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律(以下「ADR法」という。
)が、平成19年
4月1日施行された。当会は、日司連の主導のもと同法第5条に基づく法務大臣の認証を受ける
べく取り組んだ。同法第6条は簡裁訴訟代理権を有する司法書士について弁護士の助言を受ける
ことなく調停手続を実施できる旨を規定しており、当会が認証紛争解決事業者として市民に裁判
外紛争解決手続(ADR)を提供する司法書士調停センターを稼働させることは、喫緊の課題で
ある。
法務大臣の認証を受けるには、調停手続の開始から終了に至る標準的な進行について、規程・
手順書等によって詳細に規定されている必要があり、これらを策定するには机上の制度設計のみ
では不十分であり、実際の調停手続を稼働させて、ADR法第14条の説明、利用契約の申込、
受理、相手方への応諾要請及び説明、手続実施者の選任・除斥等の手続、調停期日の通知、利用
負担金の徴収、期日及び期日間の事務処理等、合意書の作成、調停終了、調停記録に関して、各
段階ごとの事務手順を確認してマニュアル化する等、そのノウハウを蓄積した上、これらを確定
する作業を行う必要がある。
本年度は、試行的な調停を行うことを目標に掲げ、手続実施者候補者を確保して調停手続実施
体制を整え、相談センター等に調停に適する事案を募ったところ、2件の利用申込がされた。A
DR法に規定する説明、申立受理、相手方の応諾要請と手続が進行したが、応諾が得られず、調
停手続の実施に至らないで終了した。
ADR認証に関しての経験が豊富な静岡大学の和田直人準教授を招聘し、当会調停センター設
置規則及び同センター運営規程・手続実施規程等を再検討するとともに具体的な調停手続の運営
に関するノウハウを習得に務めた。これらを受けて、調停センター設置規則の改正を提案するこ
ととした。次年度は、調停手続実施規程等の見直し作業を行うことを予定している。
研修等の実施は下記のとおりであるが。調停センターの運営に関する研修は、当初の予想以上
に難易度が高く、法務大臣の認証を受けて紛争解決窓口として市民に法的サービスを提供するに
は、なお解決すべきハードルが山積するが、これらを克服する努力が要求される。
ア 手続実施者及び調停事案の募集のため会員向けの研修会を開催した。
日
時
平成22年9月5日(日)午前10時~正午まで
場
所
岩槻駅東口コミュニティセンター 多目的ホール
テ ー マ
士業ADRの現状と課題
講
静岡大学法科大学院准教授 和田直人氏
師
受講者数
25名
イ 調停センター運営管理者、調停センター運営委員、手続き実施者等を対象とし、静岡大学
法科大学院和田直人准教授を講師として、次のとおり司法書士調停センターの試行的運営の
ための研修を実施した。
第1回目
日
時
平成22年9月5日(日)午後1時~午後4時
場
所
岩槻駅東口コミュニティセンター 多目的ホール
テ ー マ
埼玉司法書士会調停センターの規則、規程について
第2回目
日
時
平成22年9月12日(日)午前10時~午後4時
場
所
埼玉司法書士会館 大会議室
テ ー マ
調停人の基本的職務
第3回目
日
時
平成22年10月3日(日)午前10時~午後4時
場
所
埼玉司法書士会館 大会議室
テ ー マ
運営管理者に必要な基礎知識-ADR法他-
第4回目
日
時
平成23年10月23日(土)午前10時~午後4時
場
所
埼玉司法書士会館 大会議室
テ ー マ
実践編(ADRロールプレイ)
第5回目
日
時
平成22年10月24日(日)午前10時~午後4時
場
所
埼玉司法書士会館 大会議室
テ ー マ
実践編(ADRロールプレイ)
ウ 次の研修会に委員が参加し、ADRに対する理解を深め、他会の調停センター運営委員会
と活動状況について情報を交換した。
a.群馬司法書士会ADRセンター主催研修会
日
時
平成23年1月15日(土)午前11時~午後6時
平成23年1月16日(日)午前10時~午後5時
場
所
テ ー マ
群馬司法書士会館 別館
ADRケースマネージャー養成講座(基礎編)
講
師
司法書士 芝 知美氏(静岡県会)
司法書士 関川治子氏(静岡県会)
b.静岡県司法書士会調停センター“ふらっと”主催研修会
日
時
平成23年2月19日(土)午後1時30分~午後4時45分
場
所
静岡県司法書士会館 4階司ホール
テ ー マ
第1部 講演「一歩を越える勇気~夢を実現する力」
第2部 司法書士調停センターからの報告
講
師
第1部 栗城史多氏(登山家)
エ 当会調停センター設置規則等について認証取得のため改正案を検討したほか、司法書士調
停センターの試行的運営として会員から紹介を受けた2案件について調停の申立を受けた。
いずれも相手方が調停に応じず、一方は申立人による取り下げ、他方は調停センターから調
停終了を通知して終了した。
⑬企業法務に関する相談会の実施、会社法等に関する講師の派遣
ア 埼玉県創業・ベンチャー支援センターにおける毎月第3金曜日(平成22年9月からは毎
月第1及び第3金曜日)午後1時から午後4時までの「企業法務・法人登記相談会」を実施し
た。相談件数は延べ31件であった。
イ さいたま商工会議所のセミナーに講師を派遣した。
日
時
平成23年3月16日(水)午後2時~4時45分
場
所
大宮ソニックシティビル 9階905研修室(さいたま市大宮区)
テ ー マ
中小企業の事業承継
講
山﨑芳乃会員
師
⑭自治体と連携しての巡回法律相談会の実施
本年度は、所沢・越谷・熊谷の各司法書士総合相談センターで巡回法律相談会を行った。
ア 所沢総合相談センター
日
時
平成22年11月20日(土)午前10時~午後3時30分
場
所
日高市文化体育館(ひだかアリーナ)1階会議室
相談件数
5件(相続3件・登記(売買)1件・成年後見1件)
イ 越谷総合相談センター
日
時
平成22年12月1日(水)午前10時~午後5時
場
所
三郷市役所
相談件数
6件(相続関係5件・家事事件1件)
ウ 熊谷総合相談センター
日
時
平成23年3月26日(土)午後1時~午後5時
場
所
行田市役所 コミュニティーセンター みずしろ
相談件数
5件(相続関係4件・破産事件1件)
⑮自治体主催の行政相談会への協力
埼玉県県民相談総合センターに、平成22年4月から平成23年3月まで、3名の相談員を
派遣した。
総務省関東管区行政評価局で実施するマーレ特設行政相談所(平成22年5月28日及び同
年11月5日)に相談員各1名を派遣した。
所沢一日合同行政相談所(平成22年10月8日)に相談員2名、さいたま一日合同行政相
談所(同年10月20日)に相談員2名を派遣した。
平成22年4月から平成23年3月まで、ふじみ野市の行政・法律相談員として3名、富士
見市の法律相談員として24名を派遣した。
⑯多重債務、クレジット、生活保護問題の事例等の研究
消費者問題委員会内に4グループ(多重債務対策グループ、クレジット契約問題研究グループ、
生活保護問題研究グループ、消費者講座実施グループ)を設置し、各分野の具体的な事例の研
究・検討を行い、その結果をもとに必要な相談会・研修会を実施した。
⑰多重債務相談員体制の拡充
ア 「多重債務市町村相談窓口」相談員名簿登載者追加募集の実施
内閣に設置されている「多重債務対策本部」が策定した「多重債務問題改善プログラム」
による市町村相談窓口の強化と専門家との連携において各自治体からの照会に円滑に応える
ため、
各市町村に備え置かれている相談員名簿に搭載を希望する相談員の追加募集を行った。
イ 「暮らしとこころの総合相談会」の相談員、受任予定者名簿登載者の募集
埼玉県が推進する市町村・関係機関・団体が連携した自殺予防事業の一環として開催され
る「暮らしとこころの総合相談会(埼玉県包括支援相談)
」における相談員及び受任予定者の
新規募集を行った。なお、名簿登載者に対する説明会を次のとおり開催した。
日
時
平成22年4月26日(月)午後6時30分~
場
所
浦和コミュニティセンター 第13集会室
⑱埼玉県多重債務対策協議会、埼玉県精神保健福祉センター等との連携
ア 多重債務対策協議会に9回出席したほか、以下のとおり多重債務者相談対策強化キャン
ペーン2010相談会街頭キャンペーンに参加した。
日
時
平成22年9月17日(金)午後5時~午後6時
場
所
JR大宮駅東口・西口、JR浦和駅西口、JR川越
JR熊谷駅、JR越谷駅
イ 消費者行政充実埼玉会議に8回出席し、同会議において以下のとおり高齢者の消費者被
害防止にむけてのシンポジウムを企画し開催した。
日
時
平成23年3月5日(土)午後2時~午後4時30分
会
場
埼玉県県民健康センター 1階大会議室B(さいたま市)
参 加 者
52名
ウ さいたま市自立生活相談支援窓口連絡会議に1回参加した。
エ 暮らしとこころの総合相談会打合せ会議に12回参加した。
オ 埼玉県貸金業法周知対策会議
貸金業法改正に伴う総量規制の導入等を含む改正貸金業法の周知活動の推進、多重債務
者に対する相談窓口への誘導、ヤミ金融による被害の防止、消費者金融市場の現状・問
題点についての情報交換等を行った。
日
時 平成22年6月16日(水)
場
所 関東財務局
参加団体 関東財務局、埼玉県(産業労働部金融課)
埼玉県警本部(生活安全部生活環境第二課)
埼玉弁護士会、埼玉司法書士会、日本司法支援センター(法テラス埼玉)
日本貸金業協会埼玉県支部、埼玉県銀行協会
埼玉県信用金庫協会、埼玉県信用組合協会、埼玉県信用農業協同組合連合会
日本労働組合連合会埼玉県連合会
カ 改正貸金業法の完全施行後の影響等に関する意見交換会
金融庁が開催した、改正貸金業法完全施行後の環境変化や影響等についての実態把握及
び適切な対応を検討するための意見交換会に出席した。
日
時
平成22年9月10日(金)
場
所
さいたま新都心合同庁舎第1号館 17階 特別会議室
キ 精神保健福祉センター訪問
平成22年7月2日、精神保健福祉センターを訪問し、精神保健福祉センターの役割等
について説明を受けたうえ、自殺対策に関して意見交換を行った。
訪問者
竹内啓修会員、西野克己会員、吉田 健会員、飛鳥井行寛会員
松浦清明会員
ク 消費生活支援センターとの協議
平成23年3月8日、埼玉県消費生活支援センターを訪問し、同センターの消費者問題
への取り組み、今後の当会との連携について意見交換を行った。
訪 問 者 吉田 健会員、柳章 弘会員、矢作 哲会員
⑲多重債務者等の救済支援事業の助成
昨年に引き続き、経済的困窮者に対するプロボノ的援助(生活保護受給申請等を行おうとす
る際の申請書類の作成援助、または管轄官庁への申請同行援助等)を行う会員に、実費を弁償
する制度を継続し、全90件の申請があった。
なお、本事業は日司連の高齢者・障がい者・ホームレス等に対する法律支援事業(経済的困
窮者に対する法律相談会等)の対象事業として、日司連に助成を申請した。
(2)高齢者・障害者等の権利擁護活動
①家庭裁判所との成年後見事務に関する協議
平成22年12月10日、さいたま家庭裁判所において近時増加している成年後見監督事件へ
の対応について成年後見センター主任書記官及び同主任調査官と情報交換を行い、会員向けの成
年後見監督実務に関する研修会の実施について協議した。
②成年後見人等候補者の供給確保
成年後見に関する研修会等の機会を捉えて成年後見人等候補者の供給確保に努めた。また、リ
ーガルサポート埼玉支部と協議し、成年後見電話相談において同支部の会員を紹介する場合の事
務手続きを改善し、成年後見等開始の申立や成年後見人等の就任が円滑に受託できるよう配慮し
た。
成年後見人候補者及び成年後見監督人候補者名簿登載への協力を呼びかけ、平成22年3月3
1日の成年後見人候補者名簿登載者は、130名で昨年から10名増加し、成年後見監督人候補
者名簿登載者は、114名となり昨年から10名増加した。
③全国一斉成年後見無料相談の実施
リーガルサポート埼玉支部と共催して
「全国一斉無料成年後見相談会」
を次のとおり実施した。
日
時
平成22年9月20日(月・祝)午前10時~午後4時
会
場 (予約制による面談相談)
浦和コニュニティセンター10階 第13集会室
熊谷総合相談センター
越谷総合相談センター
所沢総合相談センター
(電話相談)
埼玉司法書士会館 大会議室
相談員数 (面談相談)浦和20名 熊谷5名 越谷5名 所沢3名 以上合計33名
(電話相談)8名
相談件数 (面談相談)浦和19件、熊谷7件、越谷5件、所沢2件、合計33件
(電話相談)9件
④埼玉県社会福祉協議会権利擁護センターへの専門相談員の派遣
毎週2回の相談会に専門相談員15名を派遣した。
⑤地域包括支援センターへの協力
「全国一斉成年後見無料相談会」及び「遺言・相続無料相談会」のパンフレットを県内226箇
所の地域包括支援センターに送付し、同センターの紹介による相談者の相談に応じた。
地域包括支援センターへの協力を中心とした地域連携対策を事業として企画・実践していく必
要性が高まっていることから会員向けに高齢者虐待防止研修会を開催した。
日
時
平成22年6月5日(土)午後1時30分~午後4時30分
場
所
蕨商工会議所 多目的ホール
テ ー マ
高齢者虐待防止法概説と司法書士の役割について
講
司法書士 樋口裕子氏(日司連地域連携対策本部 高齢者虐待防止WT)
師
受講者数
41名
⑥成年後見出前講座の実施
当会消費者講座実施グループと共同して市民向けの法律講座を実施した。
ア 上里町
日
時
平成22年6月9日(水)午後1時30分~午後3時00分
会
場
上里東公民館
内
容
知っておきたい法律知識(遺言・成年後見講座)
講
師
高野 香会員
参加者数
約40名
イ 白岡町
日
時
平成22年6月15日(火)午前10時00分~午前11時30分
会
場
白岡中央公民館
内
容
地域住民参加講座(第4回 成年後見について 生活の中の法律)
講
師
細田 仁会員
参加者数
約15名
ウ 白岡町
日
時
平成22年6月22日(火)午前10時00分~午前11時30分
会
場
白岡町中央公民館
内
容
講
師
参加者数
「地域住民参加講座(第5回 遺言・相続について)
」
朝倉保彦会員
約13名
エ 皆野町
日
時
平成22年7月16日(金)午後2時00分~午後3時30分
会
場
皆野町公民館
内
容
第1部 遺言・相続
講
師
川上泰祐会員
第2部 成年後見制度
参加者数
約120名(高齢者学級7月講座)
オ さいたま市岩槻区
日
時
平成22年8月5日(木)午前10時15分~午前11時45分
会
場
岩槻本丸公民館
内
容
講
師
「やまぶき学級(成年後見制度、遺言について)
」
細田 仁会員
参加者数
約40名
カ 戸田市
日
時
平成22年9月20日(月・祝) 午後1時30分~午後3時30分
会
場
戸田病院
内
容
成年後見制度の概要について
講
師
磯島栄一会員
参加者数
15名(戸田病院家族会若竹会)
⑦リーガルサポート埼玉支部との協議会
リーガルサポート埼玉支部と協議会を開催し、成年後見電話相談でのリーガルサポート会員の
紹介、成年後見実務研修会の共同実施、後見業務と関連した信託制度の共同研究、成年後見出前
講座の実施のための講師派遣及び全国一斉成年後見無料相談会の相談員派遣について、協力関係
の強化と継続的な支援について協議し、成年後見業務の発展に努めた。
(3)裁判事務の推進
①裁判事務リアルタイム研修の実施
貸金請求事件における立証活動についての理解を深めることを研修のポイントとして、通算第
6回目を実施した。
日
時
平成22年11月25日(木)
、同年12月16日(木)
、
平成23年1月18日(火)
、同年2月9日(水)
、同年3月7日(月)
参加者数
5名
②民事法律扶助への協力及び利用促進
ア 平成22年度民事法律扶助制度利用実績(平成23年3月暫定値)
4
月
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
11
月
12
月
1
月
2
月
3
月
合計
代理援助
一般
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
2
2
5
クレ・サラ
2
19
16
13
12
14
9
6
8
11
10
7
127
2
19
16
13
12
14
9
6
8
12
12
9
132
合計
書類作成
援助
4
0
0
1
0
2
1
0
3
3
1
4
19
クレ・サラ
7
11
16
17
16
13
13
14
14
18
20
19
178
合計
11
11
16
18
16
15
14
14
17
21
21
23
197
代理・書類作成援助
総計
13
30
32
31
28
29
23
20
25
33
33
32
329
センター
6
14
20
21
9
14
5
17
14
15
18
19
172
事務所
31
26
24
27
16
24
15
10
21
22
23
20
259
37
40
44
48
25
38
20
27
35
37
41
39
431
法律相談
援助
一般
相談援助合計
イ 法テラスとの協議会
年間3回の協議会を開催し、法テラスの運営にかかる問題のうち司法書士会及び司法書士
職能にかかわる事案について協議を重ねた。
ウ 新人会者における説明会
日
時
平成22年10月29日(金) 午後6時30分~午後8時30分
会
場
埼玉司法書士会館 大会議室
出席者数
13名
エ 新人研修会における民事法律扶助制度の説明
当会が開催する新人研修会において民事法律扶助制度の説明を行った。
③裁判事務受託窓口の整備(個別労働紛争に関する埼玉労働局との連携等を含む)
リアルタイム研修の実施、民事法律扶助制度の利用促進、少額事件裁判事務推進助成制度の実
施及び利用促進、個別労働紛争受託会員名簿の作成、総合相談センターでの相談の拡充等の施策
を講じることにより各会員が事務所を裁判事務の受託窓口として積極的に市民の裁判事務に対す
る需要に応えることができる体制を整えた。特に本年度は、個別労働紛争研修会を開催して(平
成22年11月16日)個別労働問題に対する会員のスキルアップに努めたほか、「労働相談・
個別労働紛争解決制度関係機関連絡協議会」
(平成22年12月9日開催)
に初めて参加し、厚生
労働省埼玉労働局、埼玉県産業労働部勤労福祉課と連携を図った。
④少額事件裁判事務推進助成制度の実施
昨年度に開催した説明会が効を奏したのか、本年度は会員から申込みのあった事案が11件と
順調に伸びた。加えて本年度からスタートした厚生労働省埼玉労働局等との連携により、今後は
少額の個別労働紛争事件の増加が見込まれることから、更なる本制度の会員へ周知を行い、一層
の利用促進を図るため次のとおり説明会を開催した。
日
時
平成23年3月10日(木)午後6時30~午後8時30分
場
所
東上パークビルヂング(川越)
内
容
第1部 少額裁判事件の実務(マッサージ料請求事件)
第2部 少額事件裁判事務推進助成制度の利用方法
参加者数
7名
(4)法的知識の普及に関する事業
①高校生消費者講座の実施
昨年度に引き続き県内高等学校に「高校生のための消費者講座」実施の告知を行い、22校に
おいて延べ3,910名を対象に実施した。実施校は次のとおりである。
市町村
学校名
実施日時
対象
担当者
川越市
県立川越総合高校
11月1日(月)
9時50分~11時40分
3年生
227名
伊藤 司会員
日高市
県立日高高校
11月1日(月)
14時25分~15時15分
3年生
106名
比留間貢会員
飯能市
県立飯能高校
11月9日(火)
14時35分~15時25分
3年生
216名
比留間貢会員
飯能市
県立飯能南高校
11月18日(木)
13時25分~14時15分
3年生
214名
谷脇道生会員
上尾市
県立上尾鷹の台高校
11月15日(月)
10時~11時30分
3年生
180名
井口鈴子会員
桶川市
県立桶川高校
11月18日(木)
10時~11時30分
3年生
300名
井口鈴子会員
草加市
県立草加東高校
11月29日(月)
14時25分~15時15分
3年生
247名
莅戸安彦会員
県立鳩ヶ谷高校
スペシャリストに学
ぶ(県の事業)
11月18日(木)
13時30分~15時
2.3年生
(情報処理科)
155名
山嵜秀美会員
鳩ヶ谷市
北本市
県立北本高校
11月29日(月)
13時30分~15時15分
3年生210
名
教員
安野憲起会員
嶋根琢磨会員
海老原幸夫会員
伊藤信博会員
細田 仁会員
師 勇一会員
ふじみ野市
県立福岡高校
12月2日(木)
13時20分~15時20分
3年生
102名
朝倉保彦会員
県立川口青陵高校
12月2日(木)
13時25分~14時45分
3年生
210名
柳 章弘会員
県立小鹿野高校
12月2日(木)
13時25分~14時15分
2年生
80名
五十嵐正敏会員
川口市
小鹿野町
加須市
県立誠和福祉高校
12月9日(木)
3年生173
11時50分~12時40分
名
知久義真会員
新座市
県立新座柳瀬高校
12月16日(木)
9時~10時
3年生213
名
笈沼宏子会員
本庄市
県立本庄高校
(定時制)
12月20日(月)
18時40分~20時
定時制
1~4年生
82名
下境将寛会員
川越市
県立川越西高校
1月13日(木)
13時30分~14時50分
3年生
270名
海老原幸夫会員
滑川町
県立滑川総合高校
1月13日(木)
13時20分~14時20分
3年生
275名
神田 茂会員
狭山市
西武学園文理高校
1月29日(土)
14時~16時
2月17日(木)
16時~17時30分
法学部志望の
生徒
16名(各日)
今井 明会員
佐々木康会員
深谷市
県立深谷商業高校
1月20日(木)
14時35分~15時25分
3年生
276名
吉田 健会員
羽生市
県立羽生高校
1月21日(金)
10時50分~12時25分
3年生
102名
新井恵子会員
さいたま市
淑徳与野高校
2月7日(金)
9時~10時30分
3年生80名
(進路決定者)
加藤健一会員
県立芸術総合高校
3月3日(木)
9時30分~11時
3年生
160名
栗原由美会員
所沢市
計22校28講座
②市民向け消費者講座の実施
県内町村の公民館に講座実施を告知し、4カ所の公民館等から申し込みを受け、延べ170
名を対象に実施した。
依頼団体
場所
実施日時
対象
担当者
白岡町
中央公民館
5月25日(火)
10時~11時30分
一般市民約20名
(地域住民参加講座)
藤田龍平会員
さいたま市
岩槻区
本丸公民館
8月19日(木)
10時~11時30分
一般市民約30名
(介護予防事業講座)
中村大介会員
皆野町
皆野町公民館
12月14日(火)
14時~15時30分
町内高齢者約100名
(高齢者向け消費者講座)
神川町
社協
総合福祉センター
「いこいの郷」
2月5日(土)
13時30分~16時
一般市民約20名
(消費者問題、遺言相続等)
五十嵐正敏会員
嶋根琢磨会員
6.会館管理運営に関する事業
(1)会館の維持管理及び賃貸借契約の管理
① 浦和消防署による立入検査によって指摘を受けた当会会館の防火体制について、消防署の指
導のもと次の改善策を計画・実行した。また、消防設備保守管理業務について株式会社ベスト
ンと請負契約を締結した。
ア 防火管理者の選任・届出
イ 会館の消防計画の作成・届出
ウ 避難障害物の除去
エ 消防設備等の点検実施と結果届出
オ 消防訓練(通報訓練、避難訓練、消火訓練)の実施
② 昨年度に工事した空調設備について、株式会社エアコンセンターと保守契約を締結した。
③ 当会会館入口の手動式シャッターが老朽化したため、電動式シャッターを新設した。
④ 給湯室流し台の扉を交換した。
(2)会館の中長期ビジョンの策定
他の司法書士会に対して会館の現状を調査すべく、アンケート内容を検討した。
候補は次のとおりである。
① 会館建設についての費用の調達方法について。
② 会議室と事務室以外で、会館を利用しているかどうか。また、会議室の数や相談スペースを
どの程度とっているのか。
③ 税法上の優遇措置を受けているか。
④ 省エネ対策、耐久性向上のための対策を講じているか(太陽光発電、遮光設備、光触媒設備
等の設置の有無)。
7.その他
(1)戸井田研修奨学金貸付制度の運用
司法書士試験合格賞授与式で制度の説明を行い、1名から問い合わせがあったが、申込はなか
った。現在貸し付け中の2名からの返済は順調に行われている。
(2)東日本大震災への対応
①震災支援ネット「東北関東大震災被災者相談会」における相談員派遣
東北関東大震災に被災した方を支援する弁護士・司法書士、社会福祉士、臨床心理士、女性相
談・労働相談の専門家、学校教育関係者などの市民によるネットワークである震災支援ネットワ
ーク埼玉に参加する埼玉青年司法書士協議会の要請により、さいたまスーパーアリーナにおける
相談活動に関する相談員を派遣した。
本相談会は、3月19日から同月30日まで、さいたまスーパーアリーナ内で、法律・生活相
談、女性相談、足湯とこころの相談、高齢者・障がい者等福祉相談などの相談を行った。当会は
3月26日より3月30日までの5日間に計20名の相談員を派遣した。相談内容は、預金の引
出方法、身分証明の方法、生活費の不足、住宅問題、ローンの支払、原発による被害の補償、賃
金不払いなど労働問題、性的被害などの女性問題、施設入所、学校教育関係等、非常に多岐にわ
たり、平時にはない震災被害特有の問題が多数に及んだ。期間中の相談件数は1,349件あり、
そのうち548件が法律・生活相談との報告がされた。
②東日本大震災対策本部の設置
3月11日の東北地方太平洋沖地震とその後の福島第一原子力発電所の事故による被災者避難
者の支援にあたるため、東日本大震災対策本部を設置した。
(3)その他
①本会の勧奨している保険及びその加入と保険金の支払状況は次のとおりである。
各種保険加入状況
保険の名称
加入者数
支払件数
金額
職務賠償責任保険(会加入)
789名
0件
0円
職務賠償責任保険(個人加入)
633名
2件
80,000円
所得補償保険
72名
3件
3,175,000円
医療費用保険
13名
0件
0円
傷害疾病保険
12名
0件
0円
②本年度から新たに弁護士1名を顧問に迎え、当会の顧問を4名に増員した。
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