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HP integrated VMware ESXi 3.5 Update 5お使いになる前に

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HP integrated VMware ESXi 3.5 Update 5お使いになる前に
HP integrated VMware ESXi 3.5
Update 5
お使いになる前に
概要
HP integrated VMware ESXi 3.5 Update 5をダウンロードしていただきありがとうござい
ました。HPは、VMware ESXiをシームレスに統合し、アクティブなHP ProLiant管理と統合
ライフサイクル管理を可能にすることで、お客様が一貫した信頼性のある方法でProLiant
サーバーを運用できるようにします。
いくつかのHP Common Information Module(CIM)プロバイダーおよびintegrated VMware
ESXiを利用することで、HP Systems Insight Manager(SIM)を使用したアクティブなハー
ドウェア管理が可能になります。これらのHP CIMプロバイダーは、ハードウェア監視を行
うことで隠れていたデータを予防的に洗い出し、サーバーの状態に関する最新情報を提供
します。
integrated VMware ESXiの更新は、標準のVMwareアップデート ツールを使用して行いま
す。この統合ハイパーバイザーのインストールでは、リダンダント イメージを使用して
パーティションが分割されるため、アップグレードや復旧のプロセスが強固なものになり
ます。
この『HP integrated VMware ESXi 3.5 Update 5お使いになる前に』ガイドは、integrated
ESXi 3.5 Standalone EditionまたはHP integrated VMware ESXi VI3 Enterprise Editionを対
象に提供されています。付属のISOイメージは、HP integrated VMware ESXi 3.5 Update 5
のインストールに使用します。
HPからダウンロードした場合、インストール用ISOイメージには、Standalone Editionの試
用ライセンスが含まれます。詳しくは、HPのWebサイトhttp://h20392.www2.hp.com/
portal/swdepot/index.do(英語)を参照してください。Standalone Editionの永続ライセン
スを取得するには、VMware社のWebサイトhttps://www.vmware.com/tryvmware/?p=esxi
にアクセスして登録を行い、シリアル番号ライセンスを入手してください。
integrated ESXi Standalone Editionは、仮想化を利用する単独サーバーへのインストールに
最適であり、VMware社が無償で提供するVI Client管理コンソールを使用して管理します。
HPのソフトウェア テクニカル サポートとアップデート サービスは、オプションです。
HP integrated VMware ESXi 3.5 Standalone Editionは、Essentials、Essentials Plus、Standard、
Advanced、Enterprise、Enterprise Plus Editionなど、VMware vSphereの完全ライセンス版
製品のいずれかにアップグレードできます。HP VMware ESXi 3.5 Standalone Editionおよ
び他のライセンス版製品に提供されているサポートについて詳しくは、HPのWebサイト
http://www.hp.com/go/VMware/esxi(英語)を参照してください。
HP VMware vSphere製品には、1年間の9時間×5日間、無制限のHPソフトウェア テクニカ
ル サポートおよびアップデート サービスが含まれ、3、4、または5年間のソフトウェア テ
クニカル サポートおよびアップデート サービスにアップグレードできます。VMwareラ
イセンス ポータルを利用して、VMware vSphere 4のライセンスをESXi 3.5にダウング
レードすることもできます。
ラ イ セン ス の配 布と Enterprise Editionの 権 利付 与 証明 の有効 化 につ い て詳 しく は 、
「Standaloneライセンスの有効化」(7ページ)および「Enterprise Editionの権利付与証明
の有効化」(7ページ)を参照してください。
VMwareインフラストラクチャについて
VMwareインフラストラクチャは、次のコンポーネントで構成されます。
•
仮想マシン - Microsoft® Windows®、GNU/Linuxなどのオペレーティング システム
を実行できるソフトウェアベースのコンピューターです。オペレーティング システ
ムが物理マシンにインストールされている場合と同じように動作をします。
•
ホスト - ESXiなどのプラットフォーム仮想化ソフトウェアを実行する物理マシンで
す。ホストは、1つ以上の仮想マシンに、プロセッサー、メモリ、ストレージ、およ
びネットワーク リソースを提供します。
•
VirtualCenter Server - 仮想インフラストラクチャを継続的に監視し、システム管
理タスクを自動化し、リモート管理セッションを集中化できます。また、データセ
ンター全体を対象に各ホストのリソースと動作を調整することで、仮想マシンを効
率的に配分し、ハードウェアの停止からデータセンターを保護します。
•
HP Insight Control for VMware vCenter Server - HP Insight Control extension for
VMware vCenter Serverは、vCenterコンソールから総合的な監視、リモート制御、および
消費電力の最適化を直接実現できる強力なHPサーバー ホスト管理機能を仮想化管理者
に提供します。詳しくは、HPのWebサイトhttp://www.hp.com/go/icvcenter(英語)を
参照してください。
•
VMware Infrastructure Client(VI Client) - ホストおよび仮想マシンとのやり
取りの中心になるインターフェイスです。VI Clientは、ホストに直接接続して単一の
ホストを管理することも、VirtualCenter Serverマシンに接続して複数のホストを管理
することもできます。
•
管理ネットワーク - サーバーの管理者は、このネットワークを使用することで汎用
的な通信ネットワークに依存することなく、個々の物理サーバーを管理できます。
このような専用ネットワークが用意されるため、汎用ネットワークで障害が発生し
ても、ハードウェアへの高信頼接続が確保されます。
•
仮想マシン通信ネットワーク - このネットワークは、従来の汎用通信ネットワーク
上に構築されます。仮想マシン間のトラフィックは、通信する仮想マシンが別々の
サーバー上にある場合、物理サーバー間のトラフィックと同じように汎用ネット
ワークを通じて中継されます。同じ物理サーバー上の仮想マシン間の通信は、サー
バー内の仮想スイッチによって処理されます。
•
HPストレージ ネットワーク - 仮想マシンは、このネットワークを使用して、物理
サーバーと同じようにSANデバイスにアクセスできます。ストレージ ネットワーク
が利用する通信媒体は、ファイバー チャネルかイーサネットです。HPでは、HP
StorageWorks SANソリューションの使用をおすすめしています。
•
仮想SANアプライアンス - HP StorageWorks Virtual SAN Software(VSA)は、個別
の外付共有ストレージ デバイスを必要とせずに仮想サーバー高可用性ソリュー
シ ョ ン を 実 装 す る 別 の 方 法 を 提 供 し ま す 。 詳 し く は 、 HP の Web サ イ ト
http://www.hp.com/go/vsa(英語)を参照してください。
VMware ESXi使用のためのHP ProLiantサーバー
の設定
HPでは、最新のProLiantファームウェア リビジョンへのアップグレードをおすすめしてい
ます。詳しくは、サーバーのマニュアルを参照してください。
VMware ESXi 3.5は、次のインストール先のみをサポートしています。
•
HPがサポートしている任意のハードディスク ドライブ
•
SD(Secure Digital)メモリ カード
•
フラッシュ メディア(USBフラッシュ ドライブ)
サポートされるフラッシュ デバイスについて詳しくは、HPのWebサイトhttp://www.hp.
com/go/VMware/esxi(英語)を参照してください。
VMware ESXiを使用するサーバーを設定するには、以下の手順に従ってください。
1.
HPのWebサイトhttp://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/index.do(英語)ま
たはVMware社のWebサイトhttps://www.vmware.com/tryvmware/?p=esxiからイ
ンストール用ISOイメージをダウンロードします。
2.
インストール用ISOイメージをCDに焼き付けるか、HP iLO 2またはiLO 3の仮想メ
ディア機能を使ってアクセスできる位置に移動します。
注:ISOイメージを焼き付けたCDから起動できます。サーバーを起
動して、HP VMware ESXi製品をハードディスク ドライブまたはフ
ラッシュ メディア(USBフラッシュ ドライブまたはSDカード)に
インストールしてください。サーバーの内部ポートにフラッシュ メ
ディアをインストールする必要があります。
3.
サーバー ハードウェアをセットアップして、必要な場合は、サーバーをネットワー
クに接続します。
4.
フラッシュ メディア(USBフラッシュ ドライブまたはSDカード)にインストールする
場合は、フラッシュ メディアをサーバーの内部ポートに挿入する必要があります。
内部フラッシュ メディア(USBフラッシュ ドライブまたはSDカード)ポートにア
クセスする手順については、サーバーのマニュアルを参照してください。
ハードウェア要件については、サーバーのマニュアルを参照してください。
5.
次のいずれかの方法で、サーバーのコンソールにアクセスします。
o
その場で - お手元のキーボードおよびモニターを使用します。
o
リモートで - Webブラウザーを使用して、ネットワーク クライアントからリ
モートでiLO 2またはiLO 3内蔵リモート コンソールを使用します。
HP ProLiant MLおよびDLサーバーの場合は、リモートからセットアップするには
別売りのHP iLO 2またはiLO 3 Advanced Packが必要です。BLサーバーには、リ
モート グラフィック機能が内蔵されています。
重要:サーバーの起動後、セットアップ モードに入るためのプロンプ
トが表示されたら正しいファンクション キーを押す必要があります。
このモードで、起動順序の設定、ハードウェア仮想化の設定、iLO 2お
よびiLO 3とSmartアレイ コントローラーの設定を行います。以降で説
明する手順とプロンプトについてよく理解しておいてください。起動プ
ロセスでは、各プロンプトは数秒間しか表示されません。
ハードディスク ドライブにインストールする場合は、手順8に進みます。
6.
フラッシュ メディア(USBフラッシュ ドライブまたはSDカード)を有効にするに
は、次のように操作します。
a. フラッシュ デバイスを設定して、ハードディスク ドライブより先に起動するよ
うにします。デフォルトでは、フラッシュ メディアはハードディスク ドライブ
より先に起動するように設定されています。
b. サーバーを起動してF9キーを押し、ROMベース セットアップ ユーティリティ
(RBSU)を起動します。
c.
下方向にスクロールして[標準ブート順序(IPL)]を選択し、Enterキーを押します。
d. 起動順序を変更するには、移動するデバイスを選択してEnterキーを押します。
デバイスの起動順序を変更するためのメニューが表示されます。
e. フラッシュ メディアがハードディスク ドライブより先に起動するように設定
されていることを確認します。
7.
CPUの仮想化を有効にします。
CPU固有の仮想化機能を使用する場合は、[インテル®バーチャライゼーション テク
ノロジー]または[AMD® Virtualization]を選択できます。Windows® 64ビット オ
ペレーティング システム、およびLinuxなど、64ビットのすべてのゲスト オペレー
ティング システムのサポートには、この手順を実行する必要があります。
a. 現在、RBSUを使用していない場合は、サーバーを起動してF9キーを押し、RBSU
を起動します。
b. 下方向にスクロールして[アドバンスト オプション]を選択し、Enterキーを押し
ます。
c.
下方向にスクロールして[プロセッサー オプション]を選択し、Enterキーを押し
ます。
d. 下方向にスクロールしてサポートされるプロセッサー([インテル®バーチャライ
ゼーション テクノロジー]または[AMD® Virtualization])を選択し、Enterキーを
押します。
e. 次の画面で、[有効]を選択し、Enterキーを押します。
f.
8.
設定変更を保存して終了します。サーバーが再起動します。
POST実行時にプロンプトが表示されたら、F8キーを押し、iLO 2またはiLO 3ネット
ワークのパラメーター、ディレクトリ設定、グローバル設定、およびユーザー アカ
ウントを設定します。
詳しくは、『HP Integrated Lights-Out 2ユーザー ガイド』または『HP Integrated
Lights-Out 3ユーザー ガイド』を参照してください。
9.
プロンプトが表示されたらF8キーを押し、ローカル ストレージを使用してSmartア
レイ コントローラー用に論理ドライブを作成、表示、または削除します。
詳しくは、『HP Smartアレイ コントローラーでのアレイの設定リファレンス ガイ
ド』を参照してください。
HP integrated VMware ESXi 3.5のインストール
ソフトウェア イメージをその場でインストールするには、以下の手順に従ってください。
1.
インストール用CDをCD-ROMドライブに挿入し、サーバーを起動します。
2.
画面の指示に従って、インストールを完了します。
iLO 2またはiLO 3を使用してソフトウェア イメージをリモートでインストールするには、
以下の手順に従ってください。
1.
サーバーに仮想メディアを使用するための正しいiLOライセンスが適用されている
ことを確認したあと、ローカル マシン上でWebブラウザーを開き、iLO 2またはiLO
3にログインします。
HP Blade System c-Classサーバー ブレードには、仮想メディアのライセンスが付属
しています。c-Class以外のサーバーでは、別売りのHP iLO 2またはiLO 3 Advanced
Packライセンスが必要です。詳しくは、HP製品販売店にお問い合わせください。
2.
3.
4.
[仮想メディア]タブを選択して、[仮想メディア アプレット]を選択します。
以下のいずれかのオプションを選択します。
o
ローカル メディア ドライブ - 手順4に進みます。
o
ローカル イメージ ファイル - 手順5に進みます。
ローカル メディア ドライブ オプションの場合:
a. [Virtual CD/DVD-ROM]セクションにある[ローカル メディア ドライブ]を選択
します。
b. メニューから、ソフトウェア イメージをインストールする物理CD/DVD-ROMド
ライブのドライブ文字を選択します。
c.
5.
[接続]をクリックします。接続されたドライブのアイコンが緑色に変わります。
ローカル イメージ ファイル オプションの場合:
a. [Virtual CD/DVD-ROM]セクションにある[ローカル イメージ ファイル]を選択
します。
b. テキスト ボックスにイメージ(ISOファイル)のパス名またはファイル名を入
力するか、[一覧]をクリックしてイメージ ファイルを見つけます。
c.
6.
[接続]をクリックします。接続されたドライブのアイコンが緑色に変わります。
インストールを完了するには、インストール用CDが表示する各プロンプトに従います。
復元(復旧)を行う場合は、インストールが完了した後、バックアップ ファイルか
らデータを復元してください。
7.
VMware ESXi の 設 定 を 完 了 す る た め の 手 順 に つ い て は 、 HP の Web サ イ ト
http://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/index.do ( 英 語 ) に あ る 『 Getting
Started with ESXi Guide』を参照してください。
8.
(オプション)このサーバーを検出して管理するには、HP SIMを設定します。
ProLiantサーバー上でのVMware ESXi仮想化環境のホスティングと管理について詳しく
は、HPのWebサイトhttp://www.hp.com/go/VMware(英語)を参照してください。
VMwareおよび仮想化環境のセットアップについて詳しくは、VMware社のWebサイ
トhttp://www.vmware.com/products/vi/esx/を参照してください。
Standaloneライセンスの有効化
インストール用ISOには、永続ライセンスのシリアル番号は含まれていません。永続ライセン
スのシリアル番号を入手するには、VMware社のWebサイトhttps://www.vmware.com/
tryvmwareで登録を行い、シリアル番号をダウンロードしてください。シリアル番号を受け取っ
たら、VI Clientを使用してライセンスのシリアル番号を追加してください。
Enterprise Editionの権利付与証明の有効化
VMware ESX/ESXi VI3 Enterprise Editionのライセンスを購入する場合は、パッケージに含
まれる手順書の指示に従って、ライセンスを取得し、適用してください。
VMware ESXiの更新
VMware ESXiのアップデート版およびパッチは、VMware社が提供および配布します。こ
れらのアップデート版およびパッチには、VMware社が提供する最新のESXiソフトウェア
やHPが提供する更新版のCIMプロバイダーが含まれます。
このアップデート版とパッチは、VMware Update Manager(VUM)により配布およびイ
ンストールされます。このプロセスについて詳しくは、『VUM Administration Guide』
(http://www.vmware.com/pdf/vi3_vum_10_admin_guide.pdf)を参照してください。
システム障害からの復旧
システム障害が発生し、VMware ESXiの再インストールが必要になった場合は、「HP
integrated VMware ESXi 3.5のインストール」(6ページ)を参照してください。
重要:インストール用CDを使用すると、既存のデータおよびユー
ザー設定はすべて消去されます。以前に指定した設定値、ユーザー
データ、およびライセンス情報はすべて失われます。このため、ソ
フトウェアの再インストール後、ライセンスを適用しなおす必要が
あります。
© Copyright 2008, 2010 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP製品およびサービスに対する保証につ
いては、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな
保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の
技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。
本書で取り扱っているコンピューター ソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製
には、HPから使用許諾を得る必要があります。FAR 12.211および12.212に従って、商業用コンピュー
ター ソフトウェア、コンピューター ソフトウェア ドキュメンテーション、および商業用製品の技術
データ(Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for
Commercial Items)は、ベンダー標準の商業用使用許諾のもとで、米国政府に使用許諾が付与されます。
MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corporationの米国における登録商標です。
Intelおよびインテルはインテル コーポレーションまたはその子会社のアメリカ合衆国およびその他の
国における商標または登録商標です。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、仕様の変更
を必要とすることがあります。
本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があ
ります。
製品番号 469408-195
2010年3月(第5版)
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