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日めくりカレンダー
日めくりカレンダー 第5回 ことわざとスクロール機能を追加する 岡村 秀昭 フリーランスライター Excel 2002を例に操作手順を解説します(2007には非対応) さまざまな関数を駆使してカレンダーを仕 上げていこう。まず、祝日名のエラー表示を 消す。次に、ことわざの一覧を作ってランダ ムに表示させる。最後に、日付をスクロール バーで切り替え可能にしよう。 前回、F1 〜 F4 セルに表示させた祝日名 は、A1 〜 C1 セルの日付を基に VLOOKUP 関数で祝日リストから探し出したものだ。 従って、日付が平日だとリストの中に一致 する日が見つからず、not available(得ら れない)を略した「#N/A」というエラー表 示が出る(図 1)。最初に、これを消そう。 作成している日めくりカレンダーの最終完成形。今回は、祝日名のエラー表示を消してから D 〜 E 列に「ことわざ」を表示させ、スクロールバーで日付を簡単に切り替えられるようにする 週間カレンダーの余計な年月表示を消し たのと同様に、条件付き書式を使って文字 の色を背景色と同じにして見えなくする。 条件付き書式でエラーを見えなくする 図 1 結 合 さ れ た A1 〜 C1 セルに「2008/4/28」 と上書き入力する。F 列の 祝日名欄に「#N/A」エラ ーが表示される 使う関数は ISNA(イズ・エヌエー)。英語 の is(である)に NA で、引数(ひきすう) に指定したセルの値が #N/A エラーであ るときに真(TRUE)となる論理関数だ。 #N/AはISNA関数ですぐ分かる 作業は、A1 〜 C1 セルの日付を平日にし た状態で行う。ここでは「2008/4/28」に した(図 1)。F1 〜 F4 セルの祝日名は「#N/ A」となるので、同セルを選択して「書式」 メニューの「条件付き書式」を選ぶ(図 2)。 設定画面が開いたら左側を「数式が」に 変え、右側に条件式を「= ISNA(F1)」と 図 2 エラーが表示された F1 〜 F4 セ ル を 選 択 し て 「書式」メニューから「条件 付き書式」を選ぶ クリック 入力する(図 3)。この条件が成り立ったと き、つまり祝日名が #N/A と表示された 場合はその文字を見えなくしたい。そこで 「書式」ボタンをクリックして、 「フォント」 日経パソコン 2008.3.10 113