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第 71 期 平成 28 年 3 月 期 第2四半期 事業活動のご報告 平 成 2 7年 9 月 3 0日 ▲ 平 成 2 7年 4 月 1 日 株主の皆様へ 企 業 理 念 株主の皆様におかれましては、 平素より格別のご高配を賜り、 Materials Innovation 厚く御礼申し上げます。 第71期第2四半期事業活動の マテリアルを通じて価値を創造し、 人間社会 (人・社会・環境) に貢献します。 ご報告をお届けするに当たり、 ご挨拶申し上げます。 取締役社長 目次 株主の皆様へ … ……………………………… 1 営業の概況 エラストマー事業部門 … ………………… 3 合成樹脂事業部門 … ……………………… 4 多角化事業部門 … ………………………… 5 用語解説 … …………………………………… 6 こんなところにも JSR … …………………… 7 トピックス … ………………………………… 8 連結決算の状況 … …………………………… 9 インフォメーション … ………………………13 当第2四半期の状況と業績(平成27年4月1日から平成27年9月30日) 当社グループの主要な需要業界におきましては、自動車生 産は、北米は堅調に推移しましたが、中国は7月以降減速した 他、国内は前年割れとなりました。自動車タイヤ生産は、中国 を中心としたアジア地域で減速傾向となり、国内も前年を下 回って推移しました。また、合成ゴム及びブタジエンの需給 バランスが悪化した状況が継続しました。 多角化事業につきましては、半導体市場におけるスマート フォンや多機能携帯端末向け需要は引き続き堅調に推移し ました。また、フラットパネル・ディスプレイの生産は、ほぼ 前年並となりました。 このような状況の下、当社グループは、石油化学系事業で は、 技術的に優位性を持つ製品のグローバルな拡販、情報電子 「エラストマー事業」 「 合成樹脂事業」 「 多角化事業」の 位置づけは以下の通りです。 石油化学系事業 エラストマー事業 合成樹脂事業 多角化事業 ファイン事業 半導体材料事業 ディスプレイ材料事業 光学材料事業 1 戦略事業・その他 連結業績の推移 当社の報告セグメント 売上高(単位:億円) 4,500 3,715 ■第2四半期 通期 3,943 4,041 3,000 1,826 1,888 1,999 第68期 第69期 第70期 1,951 1,500 0 第71期 To Our Shareholders 材料を中心とした多角化事業では、半導体最先端技術に対応 このような状況の下、 当社グループといたしましては、 エラ した素材への注力、高成長が期待される中国市場でのディス ストマー事業では、 低燃費タイヤ用ゴムの販売拡大、 多角化事 当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,951億33 向けディスプレイ材料の拡充に努め、 収益の確保を図ってまい プレイ材料の拡販等を進めております。 業では、 最先端世代のリソグラフィ材料の販売拡大やモバイル 百万円(前年同期比2.4%減) 、営業利益191億19百万円 (同 ります。 主に帰属する四半期純利益125億14百万円(同3.8%減)とな 計期間の実績を踏まえ、平成27年4月22日に公表した平成 6.6%増) 、経常利益168億16百万円(同13.2%減)、親会社株 りました。 通期の連結業績予想につきましては、当第2四半期連結累 28年3月期の連結業績予想を変更し、売上高4,000億円(前 年比1.0%減) 、営業利益410億円 (同7.7%増) 、経常利益395 配当について 当第2四半期末の配当金につきましては、業績の見通しに 鑑み、1株当たり25円とさせていただきました。当期末配当 億円 (同5.1%減) 、親会社株主に帰属する当期純利益300億 円(同0.3%増)といたしました。 当社は、 企業理念 「Materials Innovation マテリアルを 金につきましても、同様に1株につき25円とさせていただく 通じて価値を創造し、人間社会 (人・社会・環境)に貢献しま 40円に対して10円増配の50円とさせていただく予定であ 課題と位置づけて取り組んでおります。化学産業の一員とし 予定です。これにより、 1株当たりの年間配当金は前年度の ります。 す。 」を実践する中で、企業の社会的責任(CSR)を経営の重要 て持続可能な社会の実現に貢献するだけでなく、 CSRを通し て価値を創造し社会に提供することが当社グループの持続 今後の見通しと取り組み 的な成長を可能にするという考え方を持って、社会の発展に 平成28年3月期下期の当社グループの主要な需要業界に おきましては、石油化学系事業は製品市況の低迷の継続が見 込まれます。多角化事業は対面市場の不透明感は残るものの 貢献し続ける企業を目指して取り組んでまいります。 株主の皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援 を賜りますようお願い申し上げます。 最先端半導体の伸びが予想されます。 営業利益(単位:億円) 400 352 361 ■第2四半期 通期 381 400 300 200 300 171 178 179 191 56.47 55.37 303 ■第2四半期 通期 ●1株当たり第2四半期純利益 55.35 54.68 299 252 200 136 100 0 親会社株主に帰属する 当期純利益(単位:億円) 131 130 第69期 第70期 第71期 0 第68期 第69期 第70期 60 ■第2四半期 通期 4,000 45 3,000 30 2,000 15 1,000 3,157 2,935 3,373 3,300 3,647 3,563 3,499 125 100 第68期 (円) 純資産(単位:億円) 第71期 0 第68期 第69期 第70期 第71期 2 営業の概況 エラストマー事業部門 売上高 営業利益 46.3% 902 87 39 3 億 百万円 億 百万円 タイヤや自動車部品用の合成ゴム、 紙加工用ラテックスを中心 としたエマルジョン、熱可塑性エラストマー (TPE) などの製品 で構成されています。 当第2四半期連結累計期間のエラストマー事業部門の売上高は前年同期比8.1%減の902億87百万円、営業利 益は前年同期比21.8%減の39億3百万円となりました。 合成ゴムの販売状況 利益は、 販売量が減少したほか、 合成ゴム及びブタジエン 合成ゴムの販売につきましては、国内タイヤ生産の低 調等により販売数量が減少したことに加え、市況の低迷 の需給バランス悪化によるスプレッド縮小も継続し、前 年同期を下回りました。 もあり売上高は減少しました。 売上高推移(単位:百万円) 250,000 200,000 150,000 100,000 ■第2四半期 通期 16,000 12,000 90,287 50,000 0 3 8,000 10,735 4,992 4,000 第70期 ■第2四半期 通期 20,000 198,957 98,201 営業利益推移(単位:百万円) 第71期 0 第70期 3,903 第71期 Review of Operations 合成樹脂事業部門 売上高 営業利益 13.8% 269 38 27 77 億 百万円 億 百万円 物性バランスの優れたABS樹脂が中心です。 自動車、家庭電化製品、コンピュータ、プリンターなどの部品 やゲーム機などアミューズメント向け製品、 建築材料といった 幅広い用途で使用されています。 当第2四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上高は前年同期比0.1%減の269億38百万円、営業利益は 前年同期比242.3%増の27億77百万円となりました。 合成樹脂の販売状況 ました。 合成樹脂の販売につきましては、国内雑貨・アミューズ メント向けや海外自動車用途で販売数量が増加しました 利益は、販売数量増加に原料価格下落による採算改善 が加わり、前年同期を上回りました。 が、原料価格の下落により売上高は前年同期並みとなり 売上高推移(単位:百万円) 60,000 ■第2四半期 通期 55,161 4,500 26,968 26,938 15,000 0 ■第2四半期 通期 6,000 45,000 30,000 営業利益推移(単位:百万円) 3,000 1,500 第70期 第71期 0 2,841 2,777 811 第70期 第71期 4 営業の概況 39.9% 多角化事業部門 売上高 営業利益 779 7 124 38 億 百万円 億 百万円 半導体材料、ディスプレイ材料などの ファイン事業と、ライフサイエンス分野、 リチウムイオンキャパシタなどの戦略事業で構成されています。 当第2四半期連結累計期間の多角化事業部門の売上高は前年同期比4.3%増の779億7百万円、営業利益は前年 同期比2.5%増の124億38百万円となりました。 多角化事業部門全体の利益は、ライフサイエンス分野の収益改善により、前年同期を上回りました。 半導体材料およびディスプレイ材料の販売状況 半導体材料の販売につきましては、スマートフォンや 多機能携帯端末向け需要の堅調が継続し、売上高は前年 同期並みとなりました。ディスプレイ材料の販売につき ましても、売上高は前年同期並みとなりました。 売上高推移(単位:百万円) 150,000 149,953 ■第2四半期 通期 120,000 戦略事業・その他の販売状況 戦略事業その他の販売につきましては、 ライフサイエンス 分野で診断薬材料の売上が伸びた他、 KBI Biopharma Inc. の連結子会社化もあり、売上高は前年同期を上回りまし た。 90,000 77,907 60,000 30,000 0 5 74,730 第70期 第71期 Review of Operations 用 語 解 説 ❶ 半導体材料 半導体の製造工程で使用される微細化・集積化を支 える各種材料でフォトレジスト・多層材料などのリ ソ グ ラ フ ィ 材 料 やCMP( 化 学 的 機 械 的 平 坦 化 )材 料、高密度実装材料などを指します。 ❷ ディスプレイ材料 テレビをはじめとする各種液晶ディスプレイの高画 質化に貢献する材料や有機ELなど新しいディスプレイ 用の材料です。カラー色彩を作り出すための着色レ ジストや液晶パネルの表示性能を左右する配向膜な どが、高く評価されています。 ❸ ライフサイエンス分野 「ライフサイエンス」は非常に広い分野を含みます 営業利益推移(単位:百万円) 30,000 ■第2四半期 通期 フサイエンス分野の事業は「個別化医療」 「 治療から 予防へ」のトレンドに沿って、先端診断分野ならびに 24,491 製薬企業にサービスを提供するバイオ医薬品開発・ 24,000 製造関連分野 (バイオプロセス分野)を中心に事業展 18,000 12,000 が、JSRグループが戦略事業として推進しているライ 12,129 12,438 開しています。 6,000 0 第70期 第71期 6 こんな ところにも グローバルに展開するJSRのグループ企業を紹介します。 JSR 株式会社医学生物学研究所 当社は1969年に日本初の抗体メーカーとして設 立されました。現在まで免疫学から分子生物学そ JSR MOL Synthetic Rubber Ltd. してエピゲノム領域へとタンパク分子から遺伝 子を対象とした自己免疫疾患、婦人科領域、がん、 自動車等の製造業が生産拠点を中東欧圏へシフ トを強める中、欧州で存在感を増しているハンガ リーにて、2017年の立上げを目標に低燃費タイ ヤ用S-SBR工場を建設するプロジェクトを推進し 長友 崇敏 ています。欧州は、環境や安全に対する意識が高 く、タイヤに対する要求が厳しいため、高 性 能 山田 公政 感染症を中心に特徴ある臨床検査薬や基礎研究 試薬を提供しています。最近はバイオマーカー、 コンパニオン診断薬、再生医療など個別化医療の研究開発にも注力し ています。 ライフサイエンス産業において存在感ある企業として社会へ 貢献していきたいと考えています。 S-SBRの需要拡大が見込まれています。最先端技術による高品質な 製品を安定的に市場に供給することで、JSRの更なるグローバル化へ の貢献を目指します。 JSR BST Elastomer Co., Ltd. JSR Micro (Changshu) Co., Ltd. 当社はJSRにとって初の S-SBR海 外 生 産・販 売 拠 点として2 0 1 1年6月に 設立された、 タイのブタジ 花田 直明 エンメーカーであるBST 社との合弁事業です。現 在世界中のお客様に製品を出荷しております。 S-SBRは低燃費タイヤや高性能タイヤに用いら れ、環境対策の重要なマテリアルとして需要が 拡大しており、当社では2016年販売開始を目 指し生産能力の倍増に着手しております。JSR の技術力と優れた立地条件を活かしASEAN 7 No.1のS-SBR拠点を目指してまいります。 KBI Biopharma Inc. 当社は中国で着色レジ 当社はバイオ医薬品の スト等のディスプレイ材 受託製造企業として、幅 料 を 製 造 す べく、 JSRと 広いサービスを提供し 台湾化学大手の長春石 て お り ま す。JSRの 持 化との合弁で設立され、 つ優れた材料技術、安定 目指して中国常熟市に工場を建設中です。中 Joseph T. McMahon 国のディスプレイ業界は、政府の強い後押し 当社のコアコンピタンスの組み合わせによ もあり急拡大を続けていて、 2020年頃には り、今後大いに発展できる可能性を感じてい 世界最大の市場となる見込みです。我々は、 ます。我々はJSRとの戦略的な協業体制を通 長春石化が持つ中国での工場運営ノウハウ して、株主利益を最大化するとともに、人々 とJSRの技術力を融合した現地生産・運営によ の生活の質を向上させる革新的な医薬品開 り、事業の持続的な成長に積極的に寄与して 発に貢献できるように励んでまいります。 根本 宏明 いく所存です。 2016年中の生産開始を した財務基盤及びグ ローバルな企業体制と トピックス Topics 2015年度前半に公表した当社の活動の中から主なものをご紹介します。 4 JSRグループ、中国・佛山のカーボンマスターバッチ生産能力倍増 5 JSRとimecが共同で次世代半導体製造のためのEUVリソグラフィ⽤フォトレジスト技術提供へ 月 月 6 月 株式会社エラストミックスは、中国・佛山の日密科偲橡膠(佛山)有限公司においてカーボンマスターバッチ(CMB)の生産能力を倍 増いたしました。 この生産能力拡大により、主要顧客である日系自動車部品メーカーの増産への対応を図っていきます。 当社とナノエレクトロニクス技術研究の先端的な研究機関であるベルギーのimecは、半導体産業に向けてEUV リソグ ラフィ材料の製造・品質管理サービスを提供するための提携の基本合意書に調印しました。EUV (極端紫外線) リソグラ フィ技術は、 「ムーアの法則」 で表される半導体の微細化・集積度向上の進展を10 ナノメートル未満の世代においても 推し進める主要技術の⼀つとして期待されています。難しいとされてきたEUV リソグラフィ技術の促進に貢献します。 JSRグループ、光造形3Dプリンターで国内最大サイズを可能に! 株式会社ディーメックは、国産機では最大の造形サイズを可能とする光造形3DプリンターACCULAS™ (アキュアス) BA-85Sの販売を開始 しました。自動車部品や家電部品などへ展開の幅が広がる他、小型の造形品であれば一度に生産できる個数を増やせるため生産性向上も 期待できます。 JSRグループ、血清、 血漿、細胞培養上清に最適な「ExoCap™」の販売を開始 JSRライフサイエンス株式会社は、 ヒト由来の⾎清・⾎漿からエクソソームを単離するのに最適化した 「ExoCap™」 (エクソキャップ) の販売を開始しました。 エクソソームは体内の細胞から分泌されて血液や尿中に存在する小粒子で、癌などの病気の有無や状態を知る手 がかりが豊富に含まれているものです。従来、血清・血漿は多くの夾雑タンパク質を含んでおり、 エクソソームの単 離は困難でした。今回JSRグループが新たに開発したトリートメント緩衝液を用いる事でエクソソームの単離性能 を改善しています。迅速かつ簡便に分離して得ることで、研究や診断の新たな手段となることが期待されています。 第70回定時株主総会 6月17日に開催し、多くの株主の皆様にご参加いただきました。 7 月 JSR、 3Dプリンター用フィラメント 「FABRIAL™ Rシリーズ」 を発表 当社は3Dプリンター⽤フィラメント 「FABRIAL™ (ファブリ アル)」 ブランドの第2弾として、医療分野でも実績のある素材 をベースにした、しなやかなRシリーズを発 表しました。 FABRIAL™ Rシリーズは、 やわらかくしなやかで、触ると肌に 馴染む肌触りの良さを備えています。医療分 野も含めた様々な産業での利⽤実績がある、 ⽪膚刺激性テスト (ISO10993-10準拠) によ る安全性確認済の材料をベースとして、熱 熔融積層⽅式の3Dプリンター⽤に、造形時 に発⽣する臭気や熱収縮による造形物の型 崩れを軽減するなどの改善を⾏いました。 8 月 「JSRグループCSRレポート2015」を発行 当社はCSR(企業の社会的責任)に関する2014年度の 取り組み内容をまとめた「JSRグループ CSRレポート 2015」を発行しました。2015 年 度 版 の テ ー マ は「 経 営 と CSRの一体化」です。レポート では、企業理念、CSRにおける 重 要 課 題 と、事 業 活 動 を 推 進 する際の重要な考え方である 「E2イニシアティブ®」の3者 の関係性を明確にしつつ、JSR グループのCSRの取り組みを 報告しています。 8 連結決算の状況 第2四半期連結貸借対照表 1 2 (単位:百万円) 科 目 現金及び預金、有価証券、流動資産 その他 前連結会計年度末 平成27年3月31日現在 当第2四半期 連結会計期間末 平成27年9月30日現在 増 減 資産の部 現金及び預金・有価証券・流動資産その 他に含まれる債券現先など資金項目 は、合計では△44億円の減少でした。 流動資産 319,396 301,394 △18,001 1 現金及び預金 47,984 39,587 △8,397 2 受取手形及び売掛金(純額) 83,122 80,105 △3,017 1 有価証券 67,997 73,997 6,000 たな卸資産 79,320 81,048 1,727 その他 40,971 26,655 △14,315 215,195 214,506 △690 有形固定資産 115,913 115,220 △693 無形固定資産 14,298 13,474 △824 投資その他の資産 84,983 85,811 828 534,592 515,901 △18,690 受取手形及び売掛金 主に石油化学系事業の売掛金が減少し ました。 1 固定資産 資産合計 重要な子会社38社 持分法適用会社10社(*を付けた会社) エラストマー 合成樹脂 ● ㈱エラストミックス ● JSR TRADING,INC. ● 日本ブチル㈱* ● テクノポリマー㈱ ● 日本カラリング㈱ ● ジェイエスアール クレイトン エラストマー㈱* ● Techno Polymer (Thailand) Co., Ltd. ● 錦湖ポリケム㈱* ● ㈱イーテック ● Techno Polymer Hong Kong Co., Ltd. ● ELASTOMIX (THAILAND) CO., LTD. ● JSR BST Elastomer Co., Ltd. ● Techno Polymer Guangzhou Co., Ltd. ● 日密科偲橡膠(佛山)有限公司 ● 天津国成橡膠工業有限公司* ● JSR Trading Bangkok Co., Ltd. ● JSR MOL Synthetic Rubber Ltd. 9 ● JSR Elastomer Korea Co., Ltd. ● PT.ELASTOMIX INDONESIA ● Techno Polymer (Shanghai) Co., Ltd. ● TECHNO POLYMER AMERICA, INC. ● Techno Europe N.V. Consolidated financial statement (単位:百万円) 科 目 前連結会計年度末 平成27年3月31日現在 当第2四半期 連結会計期間末 平成27年9月30日現在 増 減 支払手形及び買掛金 負債の部 126,327 116,629 △9,697 支払手形及び買掛金 72,441 64,996 △7,445 短期借入金 18,639 19,852 1,212 その他 35,245 31,780 △3,464 流動負債 1 43,591 42,994 △596 長期借入金 20,387 21,210 823 退職給付に係る負債 13,745 13,775 29 9,458 8,008 △1,449 169,918 159,624 △10,293 株主資本 324,321 323,486 △834 資本金 23,320 23,320 — 固定負債 その他 負債合計 純資産の部 2 3 4 資本剰余金 25,179 25,179 — 利益剰余金 291,151 299,287 8,135 △15,329 △24,299 △8,970 33,981 28,957 △5,024 852 890 37 5,518 2,942 △2,576 純資産合計 364,673 356,276 △8,396 負債・純資産合計 534,592 515,901 △18,690 自己株式 その他の包括利益累計額 新株予約権 非支配株主持分 主に石油化学系事業の買掛金が減少 しております。 1 利益剰余金 親会社株主に帰属する四半期純利益は 125億円、配当金の支払46億円となり ました。 2 自己株式 資本効率の向上、および経営環境に応 じた柔軟な資本政策を目的とした自 己株式の取得を行っています。 3 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金が減少し た他、為替換算調整勘定が減少してい ます。 4 (注)複数事業を営んでいる場合には、比率の高い事業区分に含めています。 多角化・その他 ● JSRマイクロ九州㈱ ● JSR Micro N.V. ● JSR Micro, Inc. ● JSR Micro Korea Co., Ltd. ● JSR Micro Taiwan Co., Ltd. ● ㈱トリケミカル研究所*※1 ●日本特殊コーティング㈱* ● JSRオプテック筑波㈱ ● ㈱ディーメック ● JSRエンジニアリング㈱ ● JSRトレーディング㈱ ● JSRビジネスサービス㈱ ● JMエナジー㈱ ● 上海立馳高化工有限公司 ● JSRライフサイエンス㈱ ● JNシステムパートナーズ㈱* ● ㈱医学生物学研究所*※2 ● JSR (Shanghai) Co., Ltd. ● JSRロジスティクス&カスタマーセンター㈱ ● 捷和泰(北京)生物科技有限公司 ● ジェイトランス㈱* ● JSR Micro (Changshu) Co., Ltd. ● JSR Electronic Materials Korea Co., Ltd.* ● シミックJSRバイオロジックス㈱ ● SCIVAXライフサイエンス㈱ ● KBI Biopharma, Inc. ※1 ㈱トリケミカル研究所 平成27年10月13日付で業務資本提携解消 ※2 ㈱医学生物学研究所 平成27年10月2日より連結子会社 10 連結決算の状況 第2四半期連結損益計算書 (単位:百万円) 科 目 売上高 1 前年同期対比△2.4%の減少となりま した。 主に石油化学系事業にて売上が減少 いたしました。 1 2 前年同期比+6.6%の増加となりました。 合成樹脂事業部門の増益、 多角化事業部 門のライフサイエンス分野の収益改善に より増益となりました。 2 自:平成26年4月 1 日 至:平成26年9月30日 自:平成27年4月 1 日 至:平成27年9月30日 増 減 199,900 195,133 △4,766 149,740 141,121 △8,618 売上総利益 50,159 54,012 3,852 販売費及び一般管理費 32,226 34,892 2,666 17,933 19,119 1,186 営業外収益 2,356 1,669 △687 営業外費用 919 3,972 3,052 19,370 16,816 △2,554 509 586 76 18,861 16,230 △2,631 6,285 5,670 △614 12,576 10,559 △2,016 △431 △1,955 △1,524 13,007 12,514 △492 売上高 売上原価 営業利益 前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間 営業利益 経常利益 3 4 前年同期比△13.2%の減少となりまし た。 タイ子会社の借入金の為替差損により 減益となりました。 特別損失 当第2四半期は関係会社出資金売却損 や事業再編損を計上しております。 3 4 特別損失 税金等調整前四半期純利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 5 経常利益 前年同期比△3.8%の減少となりました。 ROEは前年同期比△0.7%減の7.0%とな りました。 法人税等 四半期純利益 非支配株主に帰属する 四半期純損失(△) 5 11 親会社株主に帰属する 四半期純利益 Consolidated financial statement 第2四半期連結キャッシュ・フロー計算書 科 目 1 2 3 税金等調整前四半期純利益 減価償却費 受取利息及び受取配当金 支払利息 持分法による投資損益(△は益) 投資有価証券評価損益(△は益) 売上債権の増減額 (△は増加) たな卸資産の増減額 (△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 I. 営業活動によるキャッシュ・フロー 定期預金の増減額(△は増加) 有価証券の増減額(△は増加) 固定資産の取得による支出 投資有価証券の取得による支出 関係会社出資金の払込による支出 関係会社株式の取得による支出 貸付による支出 貸付金の回収による収入 その他 II. 投資活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額(△は減少) 長期借入金の返済による支出 長期借入による収入 自己株式の取得による支出 配当金の支払額 非支配株主への配当金の支払額 その他 III.財務活動によるキャッシュ・フロー IV.現金及び現金同等物に係る換算差額 V.現金及び現金同等物の増減額 (△は減少) VI.現金及び現金同等物の期首残高 VII.連結範囲の変更に伴う現金及び 現金同等物の増減額 (△は減少) VIII.現金及び現金同等物の四半期末残高 (単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間 自:平成26年4月 1 日 至:平成26年9月30日 自:平成27年4月 1 日 至:平成27年9月30日 増 減 18,861 8,144 △581 164 77 509 3,437 △731 △3,423 9,968 36,426 806 △150 △7,141 29,940 △1,498 △22,000 △12,110 △414 — △1,262 △1,102 1,415 △252 △37,225 △1,477 △876 2,209 △268 △4,495 △28 △5 △4,944 1,245 16,230 8,899 △705 184 △618 — 1,813 △3,055 △6,509 15,009 31,247 944 △94 △5,918 26,179 10,478 △8,500 △16,147 △930 △1,234 △3,129 △456 2,513 652 △16,753 △577 △862 3,466 △8,996 △4,581 △32 △104 △11,688 △214 △2,631 755 △124 19 △695 △509 △1,624 △2,324 △3,086 5,041 △5,179 138 56 1,222 △3,761 11,977 13,500 △4,037 △515 △1,234 △1,866 646 1,098 905 20,472 899 14 1,257 △8,727 △85 △3 △98 △6,744 △1,460 △10,983 △2,477 8,506 91,114 77,906 △13,208 498 — △498 80,629 75,428 △5,200 営業活動によるキャッシュ・フロー 純利益の減少の他、運転資金科目のキ ャッシュが減少し、前年同期比で37億 円のキャッシュ・フロー減少となりま した。 1 投資活動によるキャッシュ・フロー 預入期間3か月超の定期預金・有価証 券の資金運用に関して大きくキャッシ ュ増加となったことにより、前年同期 比で204億円のキャッシュ・フロー増 加となりました。 2 財務活動によるキャッシュ・フロー 自己株式取得の増加により、前年同期 比で67億円のキャッシュ・フロー減少 となりました。 3 12 インフォメーション(平成27年9月30日現在) 株式の状況 発 行 可 能 株 式 総 数 696,061,000株 当第2四半期末発行済株式総数 237,973,205株※ 当 第 2 四 半 期 末 株 主 数 17,485名 ※平成27年11月2日に11,898,660株 (消却前の発行済株式の総数の5.0%)を消却し、消却後の発行済株式総数は226,074,545株となっております。 株式分布状況 [単元株式数:100株] 40.79% ■ 金融機関 29.16% ■ その他国内法人 18.44% ■ 個人・その他※ 11.61% ■ 1,000単元以上※ 90.59% ■ 外国人 所有者別 ■ 500単元以上 所有数別 ■ 50単元以上 ■ 1単元以上 ■ 1単元未満 ※個人・その他には、当社の自己株式保有分5.21%が含まれております。 大株主の状況 ※1,000単元以上には、 当社の自己株式保有分5.21%が含まれております。 株価チャート(月足) 株主名 株式会社ブリヂストン 当社への出資状況 持株数 持株比率 (千株) (%) 30,066 13.32 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 9,068 4.02 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 8,218 3.64 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 7,882 3.49 JP MORGAN CHASE BANK 385632 4,858 2.15 STATE STREET BANK CLIENT OMNIBUS OM04 4,697 2.08 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 4,668 2.06 株式会社みずほ銀行 4,225 1.87 BNYML - NON TREATY ACCOUNT 4,039 1.79 日本生命保険相互会社 3,716 1.64 (注)1. 持株数は、千株未満を切り捨てて表示しております。 2. 持株比率は、発行済株式の総数から自己株式数 (12,399,181株)を減じた 株式数 (225,574,024株) を基準に算出し、小数点第3位以下を切り捨てて 表示しております。 13 1.58% 4.07% 3.74% 0.02% 株価(円) 2,500 2,000 1,500 1,000 500 出来高(千株) 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 2013 2014 2015 Information 会社の概要 英 文 社 設 資 従 本 業 員 役員 名 JSR Corporation 代表取締役社長 小 柴 満 信 立 昭和32年12月10日 金 23,320,165,484円 代表取締役副社長執行役員 佐 籐 穗 積 数 6,080名(連結)(平成27年9月30日現在) 取締役常務執行役員 長谷川 久夫 取締役上席執行役員 平 野 勇 人 社 外 取 締 役 苅 谷 道 郎 社 外 取 締 役 八 木 和 則 社 外 取 締 役 松 田 譲 常 勤 監 査 役 片 岡 正 一 社 外 監 査 役 植 草 宏 一 社 外 監 査 役 加 藤 久 子 主要な事業内容 石油化学系事業 エラストマー事業 合成ゴム スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、 エチレン・プロピレンゴム等の合成ゴムおよび精練加工品 熱可塑性エラストマー 熱可塑性エラストマーおよび加工品 エマルジョン 紙加工用ラテックス、一般産業用ラテックス、 機能化学品 高機能コーティング材料、高機能分散剤、工業用粒子、 その他 ブタジエンモノマー等の化成品 専 務 執 行 役 員 川 崎 弘 一 ABS樹脂、AES樹脂、AS樹脂、ASA樹脂等の合成樹脂 常 務 執 行 役 員 永 廣 泰 久 上 席 執 行 役 員 熊 野 厚 司 上 席 執 行 役 員 川 橋 信 夫 上 席 執 行 役 員 中 澤 和 美 上 席 執 行 役 員 井 上 勝 也 上 席 執 行 役 員 長 友 崇 敏 上 席 執 行 役 員 杉 本 健 上 席 執 行 役 員 エリック ジョンソン 上 席 執 行 役 員 清 水 喬 雄 執 行 役 員 渡 邉 毅 合成樹脂事業 アクリルエマルジョン、原料ラテックスの精製加工品、等 潜熱蓄熱材料、遮熱塗料用材料、電池用材料、等 多角化事業 ファイン事業 半導体材料 リ ソ グ ラ フ ィ 材 料( フ ォ ト レ ジ ス ト、 多 層 材 料 )、 CMP材料、実装材料、等 ディスプレイ材料 カラー液晶ディスプレイ材料、反射防止膜材料、 機能性コーティング材料、等 光学材料 耐熱透明樹脂および機能性フィルム、光ファイバー用 コーティング材料、光造形・光成形、等 戦略事業・その他 ライフサイエンス(診断薬材料、バイオプロセス材料) 、 リチウムイオンキャパシタ、等 営業所および工場等 本 東京都港区東新橋一丁目9番2号 執 行 役 員 山 脇 一 公 ブランチ・営業所 名古屋ブランチ(愛知県名古屋市) 工 場 四日市工場(三重県四日市市) 千葉工場(千葉県市原市) 鹿島工場(茨城県神栖市) 執 行 役 員 小 林 英 一 執 行 役 員 土 居 誠 所 機能高分子研究所(三重県四日市市) ディスプレイ材料研究所(三重県四日市市) 精密電子研究所(三重県四日市市) 先端材料研究所(三重県四日市市) 筑波研究所(茨城県つくば市) 執 行 役 員 根 本 宏 明 執 行 役 員 水 野 陽 一 執 行 役 員 神谷 紀一郎 執 行 役 員 中 山 美 加 執 行 役 員 山 口 佳 一 研 海 社 究 外 スイス支店 シンガポール支店 台湾支店 14 株主メモ Stockholder memo ■ 事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで ■ 定時株主総会 毎年6月 ■ 公告方法 電子公告 http://www.jsr.co.jp ただし、電子公告によることができない事故その 他やむを得ない事由が生じたときは、日本経済新 聞に公告いたします。 ■ 株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 (特別口座管理機関) 三井住友信託銀行株式会社 ■ 同郵便物送付先 (電話照会先) ■ 同取次窓口 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 TEL:0120-782-031(フリーダイヤル) 三井住友信託銀行株式会社 本店および全国各支店 ■ 単元株式数 100株 ■ 株式事務の ご連絡先 住所変更、単元未満株式買取請求、配当金受取方法指定等のご連絡先 株主様が口座を開設されているお取引証券会社等にご連絡ください。なお、証券会社等に口座がないため特別口座が開設されまし た株主様は、特別口座管理機関である三井住友信託銀行にご連絡ください。 未払配当金支払いのご連絡先 株主名簿管理人である三井住友信託銀行にご連絡ください。 ■ お知らせ 配当金受取方法について 株券電子化により、従来の配当金振込口座のご指定方法に加えて、あらかじめ登録した一つの預金口座で株主様の保有している すべての銘柄の配当金のお受け取りができるようになりました。確実にお受け取りいただくためにも、これらの振込みによる配 当金のお受け取りをお勧めいたします。詳しくは、お取引証券会社等にお問い合わせください。 配当金計算書について 配当金お支払いの際にご送付しております「配当金計算書」は、租税特別措置法の規定に基づく「支払通知書」を兼ねております。 確定申告を行う際は、その添付資料としてご使用いただくことができますので、 大切に保管してください。 IRサイトは「投資家情報」から http://www.jsr.co.jp IRサイト ▶ http://www.jsr.co.jp/ir/ 〒105-8640 東京都港区東新橋一丁目9番2号 TEL:03-6218-3500 FAX:03-6218-3682 この印刷物で使用している用紙は、森を元気にするために間伐した木材の有効活用に役立っています。 また、 インキは環境にやさしい植物油インクを使用しています。