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熊本商工会議所会員企業のBCPに関する調査結果
2016年12月19日 東京海上日動火災保険株式会社 熊本商工会議所 熊本商工会議所会員 熊本商工会議所会員企業の 会員企業のBCP 企業のBCPに関する BCPに関する調査結果 に関する調査結果について 調査結果について 東京海上日動火災保険株式会社(社長 北沢 利文、以下「東京海上日動」)と熊本商工会議所(会頭 田川 憲生)は、熊本県下の企業を対象として事業継続計画(BCP)策定に関する調査を実施いたしましたので、お知 らせします。 1.調査目的・意図 1.調査目的・意図 近年、企業等が自然災害等の緊急事態に遭遇した場合に、中核となる事業の継続・早期復旧を可能とする ため、あらかじめ事業継続のための方法・手段などを取り決めておく、BCP(事業継続計画)策定の重要性が高 まっております。これまで東京海上日動では、地域企業の事業継続により地域経済の安定的な発展に貢献する ため、BCP策定を支援するワークショップの開催等による取組みを通じて企業の事業継続への支援を行って参 りました。 そのような状況をふまえ、東京海上日動と熊本商工会議所は、相互に連携し、16 年 4 月に発生した熊本地震 において被災された地域の企業におけるBCP策定状況やその有効性について、実態を把握し推進に役立てる ことを目的として調査を実施いたしました。 2.調査概要 2.調査概要 (1)対象 : 熊本商工会議所の会員企業 1,000 社(うち、有効回答数 715 件) (2)調査方法 : FAX および電話による聞き取り調査 (3)調査項目 : BCPの策定状況、熊本地震における事業への影響度、事業再開に要した概算費用 等 (4)調査期間 : 2016 年 10 月 13 日~11 月 18 日 3.調査結果(要旨) 3.調査結果(要旨) (1) 震災により過半数(52.3%)の企業で、営業停止・操業停止期間が発生しており、熊本県下の多くの企業 で BCP 策定が必要となる状況が生じている。<グラフ1> (2) 過半数(55.6%)の企業が、調査実施時点で BCP について知らないと回答しており、BCP の認知度に課題 がある。<グラフ2> (3) BCP 策定済の企業においては、営業停止・操業停止期間が発生した割合が 4 割弱と、BCP を策定してい ない企業より17%以上低く、BCP 策定が事業継続に有効に機能している。<グラフ3> (4) 今回の震災で BCP を活用できた企業において、「役割分担やルールが明確になっていたのでそれに沿っ て行動することができた。安否確認など連絡が取りやすかった。(卸売業)」、「各従業員が適時適確に順序 通りに動けた。(金融業)」、「業務移管の手続きや連絡の順番などの流れが非常に役立った。(旅行業)」等 のポイントで BCP が有効に活用されている。 (5) 再開時に 100 万円超の費用を要した企業が約 4 割(39.1%)であり、資金面での備えの重要性を認識して いる。<グラフ4> (6) BCP を策定できていなかった企業のうち、すでに BCP を知っている企業においては約6割(55.8%)に今後 の BCP 策定意向がある。<グラフ5> 4.今後の取組み 4.今後の取組みについて 東京海上日動は、本調査結果をふまえ、熊本商工会議所をはじめとする全国の商工会議所と連携し、地域 企業に改めて BCP 策定の重要性をお伝えするとともに、策定に向けた支援を行ってまいります。これらの取組 みを通じ、地域企業の緊急時の早期復旧の備えの構築に貢献することで、地域に根差してお客様をお守りする ことを目指します。 以 上 <別紙>