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立命館大学 生命科学部 4年間の学び

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立命館大学 生命科学部 4年間の学び
生命科学部
4 年間の学び
学び・プログラム
学科の垣根を越えた
総合的なライフサイエンス教育。
〈学科を横断した多様な学び〉
近年、異分野間の境界、融合領域が科学技術の発展において
1 回生
総合大学ならではの多角的な視点から
生命科学にアプローチする。
〈学部横断アドバンスト科目〉
外国語科目
人文・社会科学系学部も擁する総合大学の強みを活かし、他学部・
非常に重要になっています。この状況のもと、生命科学部では所属
大学院と連携した多様なプログラムを設置しています。また、生命や
する学科の専門科目に加えて、他学科の専門科目も受講できます。
医療に関わる分野の第一線で活躍されている方々を広くゲストスピー
さらに興味・関心に応じ、学科を越えて卒業研究室を志望することも
カーとして招聘しています。
可能です。
〈英語プログラム〉
教養科目
専 門
数学・
基礎科目 基礎科学系
医療や福祉・介護分野におけるビジネス事業の今後を考える「医療ビジネス論」や経
営学をベースに医療の“経営”に焦点をあてる「医療経営論」
、医療を社会がどう利用
するかを研究する「医療経済論」など、人文科学・社会科学系分野の科目を「医療」
をポイントに学び、医療経営・医療管理の基礎知識を習得します。
化学系
共 通
専門科目
「医療と社会」プログラム
医療分野で活躍する人材をゲストスピーカーとして招く「医療社会論」や実践行動型の
医療者・研究者を育成するための「生命倫理」
、納得・安心できる医療システムについ
てさまざまな視点から学ぶ「医療システム論」を科目に配し、医療と社会のつながりに
おける倫理的課題を通してライフサイエンスをとらえ直します。
世界に向けて自らの研究成果を広く発信するための英語運用能力が
生が関心をもつ身近な内容から、進級するごとにアカデミックなテーマ
〈充実した実験・実習〉
について調べ、英語で発表。リサーチの技術やプレゼンテーション能
基礎から専門まで、実験・実習カリキュラムが充実。講義科目と連
力も身につきます。一方、「スキルワークショップ」では、情報発信に
動させ、「理論」と「実践」の両方向から理解を深めます。ライフサ
欠かせない「聞く、話す、読む、書く」を徹底して訓練。生命科学
イエンスの最先端研究を支える最新の研究設備や、培養実験室、低
部 2 回生のクラスでは、過去に 2 年間で TOEIC®-IP スコアが平均
温室、無菌室をはじめとする共同研究施設で、複数の教員と大学院
して 60 点近くアップした実績があります。
生によるきめ細かな指導・サポートを受けながら、実験・実習を進めます。
内田 圭亮 さん
生命科学研究科
博士課程前期課程 1回生
高知県・土佐高校出身
生命科学部 生物工学科卒業。
幼いころから昆虫が好きで生物
学に興味をもつ。最先端で道を
切り拓きたいという思いから
バイオテクノロジーの分野を志
す。環境中の微生物を研究する
一環として滋賀の伝統的発酵食
品である鮒鮨を研究テーマとし
て取り上げた経験もある。
126
生命・
医科学系
専門領域を体系的に学習。
さらに専
自分の興味・関心に応じて研究室に
本格的にスタート。実験・実習に
も取り組み、講義で学んだ知識を
門領域と社会の関係について学んだ
り、
キャリア形成のための科目を履修
所属し、
卒業研究に取り組みます。教
員のきめ細やかな指導のもとで研究
影響等を理解します。
一層深めます。
します。
活動を進めます。
英語P1、
P2、
S1、
S2
英語P3、
P4、
S3、
S4
学部の専門科目とは質的に異なる、
幅広い分野の知識の習得を目指す科目を多数配置しています。
数学1 数学2 数学3 数学4
数学演習1 数学演習2 物理学1 物理学2 化学1 化学2
生物科学1 生物科学2
情報科学 情報処理
分析化学1 有機化学1 無機化学1
物理化学1(応用化学科のみ)
物理化学1 物理化学2 分析化学2 有機化学2 無機化学2
生命科学と倫理 人体の構造と機能1
微生物学 生化学1
人体の構造と機能2 生化学2 分子生物学 公衆衛生学
英語JP1 英語JP2
医療ビジネス論 医療経営論
医療経済論 医療社会論 生命倫理 医療システム論
小さなころから生物学に興味があり、大学進学時
れ破壊し、破壊する前の菌株と破壊後の菌株の生育
に担任から「バイオテクノロジーはまだまだ新しい
や遺伝子の発現量の比較をしていくことで、破壊し
挑戦ができる分野だ」とアドバイスを受けて、生
た転写制御因子の機能を明らかにして、生物が環境
物工学を目指すようになりました。現在、私は超
に適応するための生命システムの基本を理解できる
好熱菌と重油分解菌の 2 つのテーマについて研究
と考えています。さらに、この菌株には水素ガスの
し て い ま す。1 つ 目 は、「 超 好 熱 菌 Thermococcus
生産能力が高いという特徴があるため、新たなエネ
kodakarensis における転写制御因子の網羅的解析」
ルギー生産の手段としての可能性も広がると考えて
というテーマで研究を行っています。「超好熱菌」と
います。
は温泉や海底熱水噴出孔周辺など 80℃以上の高温で
また、もうひとつ研究テーマとしているのが「重
生息している極限環境微生物で、超好熱菌のつくる
油分解菌の機能解析」です。タンカー事故や貯留タ
耐熱性酵素は利用価値が高いことが知られています。
ンクの損傷によって重油が環境中に拡散した際、微
私の研究の題材としている T. kodakarensis から得ら
生物を用いて処理する手法は物理化学的手法と比べ
れた耐熱性酵素「DNA ポリメラーゼ」は、DNA 鑑
て低コスト・低環境負荷なことで注目されています。
定の際に必要な遺伝子増幅反応に利用されています。
現在私は分解が難しい重油を分解でき、人体に悪影
また、この超好熱菌は、進化系統樹の根の近傍に位
響の無い微生物を探しており、必要に応じて微生物
置していることから、生命の起源に近く、生命メカ
を組み合わせ、さまざまな成分からなる重油を効率
ニズムも非常に単純化されていると考えられていま
的に分解させることも計画中です。命や環境に役立
す。そのため、T. kodakarensis の転写制御因子だと
つ可能性を秘めた研究の最先端に携われることは、
考えられている約 80 個の機能未知の遺伝子をそれぞ
私の大きなモチベーションになっています。
応用化学科
応用化学基礎演習1 応用化学基礎演習2 分析化学実験1 分析化学実験2 化学系物理学1
分子細胞生物学 有機分子解析法 生物物理化学 機器分析化学 有機化学3 化学統計熱力学 高分子化学 化学系物理学2 有機化学実験1 有機化学実験2 物理化学実験1 物理化学実験2 固体化学
界面化学 物理化学3 反応工学 有機材料化学 タンパク質工学 エネルギー変換化学 無機材料化学 計算機化学 構造生物学 生物無機化学 分子分光化学 分子構造化学 応用化学セミナー 材料化学実験1 材料化学実験2 生化学実験 分子生物学実験 有機工業化学
生物工学基礎演習1 生物工学基礎演習2 分析化学実験1 分析化学実験2
分子細胞生物学1 基礎環境学 有機分子解析法 機器分析化学 放射線生物学 酵素学 生物物理化学 地球環境学 植物生理学 微生物生理学 有機化学実験1 有機化学実験2 物理化学実験 分子生物学実験 微生物学実験 顕微鏡観察基礎実験
分子細胞生物学2 界面化学 卒業研究1 生物統計学 反応工学 卒業研究2
有機材料化学 構造生物学 応用微生物学 酵素工学 環境微生物学 生体機能工学 細胞工学 生体分子解析法 エネルギー変換化学 無機材料化学 遺伝子工学 タンパク質工学 生化学実験1 生化学実験2 生物工学セミナー 環境資源学 生物資源学
生命情報学基礎演習1 生命情報学基礎演習2 プログラム言語
生物学基礎実験 生命情報学実験1
生命情報学プログラム演習 基礎生命物理学
遺伝子工学 生命物理科学 情報理論 データ構造とアルゴリズム バイオアルゴリズム データベース 数理生物学 生化学実験 生命情報学実験2 生命情報学実験3 プログラム演習 分子生物学実験 分子細胞生物学1
生体分子解析法 生物統計学 卒業研究 1 量子生物学 プロテオミクス 卒業研究 2
生体機能シミュレーション 進化情報学 応用ゲノム科学 細胞機能制御学 生命情報学実験4 生命情報学実験5 生命情報学セミナー 構造生物学 酵素学 計算機化学 計算機アーキテクチャ オブジェクト指向概論 パターン認識 機能ゲノミクス メタボロミクス システムバイオロジー 分子細胞生物学2 タンパク質工学
生命医科学基礎演習1 生命医科学基礎演習2
分析化学実験1
分析化学実験2
分子細胞生物学1 薬理学1 免疫学 酵素学 放射線生物学 機器分析化学 生物物理化学 発生・ゲノム医科学 生化学実験 微生物学実験 分子生物学実験 組織学実験
分子細胞生物学2 薬理学2 プロテオミクス 病原微生物学 生体分子解析法 生物統計学 環境衛生学 タンパク質工学 構造生物学 遺伝子工学 人体の機能と病態1 人体の機能と病態2 人体の機能と病態3 人体の機能と病態4 人体の機能と病態5 先端医科学 医科生物工学 生理学実験 薬理学実験 生命医科学セミナー
生物工学科
専
門
科
目
微生物たちに秘められた未知の可能性が、研究のモチベーション。
生
命
科
学
部
プ」から構成される英語プログラムを設置。「プロジェクト」では、学
各学科における専門科目の履修が
学、物理学、化学等を学習。
また、生
命科学技術が人や環境におよぼす
学部横断
アドバンスト科目
最新の設備・施設を活用して
質の高い実験・実習を展開する。
4 回生
生命科学を学ぶうえで基礎となる数
専門英語
著しく国際化が進んでいるといわれるライフサイエンス分野では、
必須です。生命科学部では、「プロジェクト」と「スキルワークショッ
3 回生
基礎科目
「医療マネジメント」プログラム
ライフサイエンス分野で国際的に
活躍するための発信型英語能力を育成する。
2 回生
生命情報学科
生命医科学科
・一部科目を除き専門科目は生命科学部生全員が受講可能です。
・上記は2013年度の予定であり、2014年度は名称が変更となる場合があります。
外国語の選択
カリキュラムの詳細は
バイオインフォマティクス 基礎環境学 放射線生物学 固体物性化学 卒業研究1 卒業研究2
バイオインフォマティクス 卒業研究1 卒業研究2
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国際化が進んでいる科学技術の分野において、研究成果や意見交換など、英語が標準として使われていることから、英語を専修に外国語
を開講しています。
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