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操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) - ソフトウェア

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操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) - ソフトウェア
ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition V3.0.0
操作ガイド インフラ管理者編
(リソース管理)
Windows/Linux
J2X1-7612-01Z0(08)
2013年3月
まえがき
本書の目的
本書は、ServerView Resource Orchestrator(以降、本製品)の機能概要と導入時に必要な操作および設定、運用について説明してい
ます。
本書の読者
本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラを運用する管理者を対象にしています。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器、サーバ仮想化ソフトウェア、Active Directoryや
LDAPなどディレクトリサービスの一般的な知識があることを前提としています。
本書の構成
本書は、以下の構成になっています。
見出し
内容
第1章 画面説明
RORコンソールについて説明します。
第2章 リソースの登録
本製品で使用するリソースの登録、変更、削除について説明しま
す。
第3章 リソースの変更
管理サーバの設定変更、管理サーバに登録されているリソースの登
録情報変更の方法について説明します。
第4章 管理対象サーバの動作環境設定
登録した管理対象サーバへのソフトウェアのインストール、動作環境
の設定手順について説明します。
第5章 リソースの削除
リソースの削除について説明します。
第6章 一括設定
一括設定の概要と使用する構成定義ファイルの使用方法について
説明します。
第7章 リソースのリソースプールへの登録
管理するリソースをリソースプールに登録する方法について説明し
ます。
第8章 L-Serverテンプレートの操作
L-Serverテンプレートの操作について説明します。
第9章 ユーザーアカウントの操作
ユーザーアカウントの操作について説明します。
第10章 L-Serverの作成
L-Serverの作成方法について説明します。
第11章 L-Serverの操作
L-Serverの操作方法について説明します。
第12章 リソースプールの操作
新たなリソースプールの追加、リソースプールの削除、変更につい
て説明します。
第13章 リソースフォルダーおよびテナントの
操作
リソースフォルダーおよびテナントの操作について説明します。
第14章 ネットワークデバイスの操作
ネットワークデバイスの操作について説明します。
第15章 ユーザーグループの操作
ユーザーグループの操作について説明します。
第16章 構築済みの物理サーバまたは仮想
マシンとL-Serverの関連付け
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付けに
ついて説明します。
付録A 一括設定用の構成定義ファイル(CSV
形式)
一括設定で使用するCSV形式の構成定義ファイルについて説明し
ます。
付録B 保守モード
保守モードについて説明します。
用語集
本製品で使用する用語について説明します。必要に応じて参照し
てください。
-i-
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
・ 本製品を使用する際、必要になる基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【Windows】
Windows対応記事(Hyper-V未使用)
【Linux】
Linux対応記事
【VMware】
VMware対応記事
【Hyper-V】
Hyper-V対応記事
【Xen】
RHEL5-Xen対応記事
【KVM】
RHEL-KVM対応記事
【Oracle VM】
Oracle VM対応記事
【Windows/Hyper-V】
WindowsまたはHyper-V対応記事
【Windows/Linux】
WindowsまたはLinux対応記事
【Linux/VMware】
LinuxまたはVMware対応記事
【Xen/KVM】
RHEL5-XenまたはRHEL-KVM対応記事
【VMホスト】
VMwareまたはHyper-Vを有効にしたWindows Server 2008対応記事
・ 特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。
・ 参照先は「 」でくくります。
・ 画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
・ ボタン名は< >または[ ]でくくります。
・ メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。
・ ユーザーが入力する文字は太字で示します。
・ 可変部分は斜体で示します。
・ 特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
・ メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
・ 使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。
RORコンソールのメニューについて
RORコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。
本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載して
います。
ServerView Resource Orchestrator Webサイト
ServerView Resource Orchestrator Webサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、ServerView Resource Orchestrator Webサイトを参照することをお勧めします。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/ (2012年2月時点)
- ii -
マニュアル体系と読み方
本製品のマニュアルには、以下のものがあります。必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
マニュアル名称
マニュアル略称
目的・用途
はじめにお読みください。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 導入ガイド
導入ガイド CE
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 インストールガイド
インストールガイド CE
製品のインストール方法を知りたい場合にお読みく
ださい。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 運用ガイド
運用ガイド CE
構築したシステムの運用方法を知りたい場合にお読
みください。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編
(リソース管理)
操作ガイド インフラ管理者
編 (リソース管理) CE
インフラ管理者および兼任管理者が利用するGUI(リ
ソース管理)の操作方法を知りたい場合にお読みく
ださい。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編
操作ガイド インフラ管理者
編 CE
インフラ管理者および兼任管理者が利用するGUI(リ
ソース管理以外)の操作方法を知りたい場合にお読
みください。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 操作ガイド テナント管理者編
操作ガイド テナント管理者
編 CE
テナント管理者が利用するGUIの操作方法を知りた
い場合にお読みください。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 操作ガイド テナント利用者編
操作ガイド テナント利用者
編 CE
テナント利用者が利用するGUIの操作方法を知りた
い場合にお読みください。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理
者編 (リソース管理)
リファレンスガイド (リソース
管理) CE
インフラ管理者および兼任管理者が利用するリソー
ス管理のコマンド、システムが出力するメッセージ、
トラブルシューティングを知りたい場合にお読みくだ
さい。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理
者編
リファレンスガイド CE
インフラ管理者および兼任管理者が利用するリソー
ス管理以外のコマンドを知りたい場合にお読みくだ
さい。
ServerView Resource Orchestrator Cloud
Edition V3.0.0 メッセージ集
メッセージ集 CE
メッセージに対して、具体的な対処方法を調べる場
合にお読みください。
基本的な機能の利用目的や利用場面、製品の導入
方法を知りたい場合にお読みください。
また、本書から以下に示すVirtual Editionのマニュアルを参照している場合があります。
必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
マニュアル名称
マニュアル略称
目的・用途
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 導入ガイド
導入ガイド VE
基本的な機能の利用目的や利用場面、製品の導
入方法を知りたい場合にお読みください。
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 インストールガイド
インストールガイド VE
製品のインストール方法を知りたい場合にお読み
ください。
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 運用ガイド
運用ガイド VE
構築したシステムの運用方法を知りたい場合にお
読みください。
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 操作ガイド
操作ガイド VE
GUIの操作方法を知りたい場合にお読みください。
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 コマンドリファレンス
コマンドリファレンス
コマンドの操作方法を知りたい場合にお読みくださ
い。
ServerView Resource Orchestrator Virtual
Edition V3.0.0 メッセージ集
メッセージ集 VE
メッセージに対して、具体的な対処方法を調べる
場合にお読みください。
- iii -
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
・ VMwareを利用する場合
- vSphere リソース管理ガイド
・ ETERNUSストレージを利用する場合
- ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド
- ETERNUS SF Storage Cruiser イベント説明書
- ETERNUS SF Storage Cruiser メッセージ説明書
- ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 Copy Control Module 編
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称
製品
Windows
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows(R) 7 Professional
Windows(R) 7 Ultimate
Windows Vista(R) Business
Windows Vista(R) Enterprise
Windows Vista(R) Ultimate
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system
Windows Server 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter
Windows 2008 x86 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86)
Windows 2008 x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x64)
Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows 2003 x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows 7
Windows(R) 7 Professional
Windows(R) 7 Ultimate
- iv -
略称
製品
Windows Vista
Windows Vista(R) Business
Windows Vista(R) Enterprise
Windows Vista(R) Ultimate
Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system
Linux
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 5
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.1 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.2 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.5 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.6 (for Intel64)
-v-
略称
製品
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.7 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 6
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64)
RHEL5-Xen
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux 仮想マシン機能
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64) Linux 仮想マシン機能
RHEL-KVM
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for x86) 仮想化機能
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.2 (for Intel64) 仮想化機能
DOS
Microsoft(R) MS-DOS(R) operating system, DR DOS(R)
Oracle VM
x86用 Oracle VM Server
ESC
ETERNUS SF Storage Cruiser
GLS
PRIMECLUSTER GLS
Navisphere
EMC Navisphere Manager
Solutions Enabler
EMC Solutions Enabler
MSFC
Microsoft Failover Cluster
SCVMM
System Center Virtual Machine Manager 2008 R2
System Center 2012 Virtual Machine Manager
VMware
VMware vSphere(R) 4
VMware vSphere(R) 4.1
VMware vSphere(R) 5
VMware FT
VMware Fault Tolerance
VMware DRS
VMware Distributed Resource Scheduler
VMware DPM
VMware Distributed Power Management
VMware vDS
VMware vNetwork Distributed Switch
VIOM
ServerView Virtual-IO Manager
ROR VE
ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition
ROR CE
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition
リソースコーディネータ
Systemwalker Resource Coordinator
Systemwalker Resource Coordinator Base Edition
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition
輸出管理規制表記
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場
合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
商標について
・ EMC、EMC2、CLARiX、SymmetrixおよびNavisphereは、EMC Corporationの登録商標または商標です。
・ HPは、Hewlett-Packard Companyの登録商標です。
・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・ Microsoft、Windows、MS、MS-DOS、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、Excel、Active Directoryおよ
びInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- vi -
・ NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、
Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。
・ OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
・ Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標ま
たは商標です。
・ VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標
です。
・ ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。
・ その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
お願い
・ 本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
・ 本書は予告なしに変更されることがあります。
版数
マニュアルコード
2011年11月 第1版
J2X1-7612-01Z0(00)
2011年12月 第1.1版
J2X1-7612-01Z0(01)
2012年1月 第1.2版
J2X1-7612-01Z0(02)
2012年2月 第1.3版
J2X1-7612-01Z0(03)
2012年3月 第1.4版
J2X1-7612-01Z0(04)
2012年4月 第1.5版
J2X1-7612-01Z0(05)
2012年10月 第1.6版
J2X1-7612-01Z0(06)
2012年12月 第1.7版
J2X1-7612-01Z0(07)
2013年3月 第1.8版
J2X1-7612-01Z0(08)
Copyright 2010-2013 FUJITSU LIMITED
- vii -
目 次
第1章 画面説明.........................................................................................................................................................................1
1.1 RORコンソール....................................................................................................................................................................................1
1.2 メニュー................................................................................................................................................................................................4
1.2.1 メニュー一覧.................................................................................................................................................................................4
1.2.2 ポップアップメニュー一覧............................................................................................................................................................7
1.3 ステータス..........................................................................................................................................................................................17
1.4 ツリー..................................................................................................................................................................................................18
1.5 メインパネル.......................................................................................................................................................................................21
1.5.1 リソース一覧................................................................................................................................................................................22
1.5.2 リソース詳細................................................................................................................................................................................24
1.5.2.1 シャーシの属性...................................................................................................................................................................25
1.5.2.2 サーバの属性......................................................................................................................................................................26
1.5.2.3 物理OS、VMホストまたはVMゲストの属性........................................................................................................................29
1.5.2.4 ネットワークデバイスの属性................................................................................................................................................33
1.5.2.5 PDUまたはUPSの属性........................................................................................................................................................37
1.5.2.6 管理製品の属性..................................................................................................................................................................38
1.5.2.7 ストレージ管理製品の属性.................................................................................................................................................38
1.5.2.8 ストレージ装置の属性.........................................................................................................................................................39
1.5.2.9 VM管理製品の属性...........................................................................................................................................................40
1.5.2.10 仮想ストレージの属性.......................................................................................................................................................41
1.5.2.11 フォルダーの属性 ............................................................................................................................................................41
1.5.2.12 L-Serverの属性.................................................................................................................................................................44
1.5.2.13 L-Platformの属性..............................................................................................................................................................49
1.5.2.14 VMプールの属性..............................................................................................................................................................53
1.5.2.15 サーバプールの属性........................................................................................................................................................57
1.5.2.16 ストレージプールの属性...................................................................................................................................................60
1.5.2.17 ネットワークプールの属性.................................................................................................................................................64
1.5.2.18 アドレスプールの属性.......................................................................................................................................................67
1.5.2.19 イメージプールの属性.......................................................................................................................................................69
1.5.3 切替え設定一覧.........................................................................................................................................................................70
1.5.4 イメージ一覧...............................................................................................................................................................................71
1.5.5 ネットワークマップ.......................................................................................................................................................................71
1.6 進捗状況...........................................................................................................................................................................................72
1.7 イベントログ........................................................................................................................................................................................72
第2章 リソースの登録..............................................................................................................................................................74
2.1 VIOM連携の登録.............................................................................................................................................................................74
2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録..............................................................................................................................................74
2.2 VM管理製品の登録.........................................................................................................................................................................75
2.3 ストレージ管理製品...........................................................................................................................................................................78
2.4 ブレードサーバを利用する場合.......................................................................................................................................................78
2.4.1 シャーシの登録..........................................................................................................................................................................78
2.4.2 ブレードサーバの登録...............................................................................................................................................................79
2.4.3 LANスイッチブレードの登録.....................................................................................................................................................83
2.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定..........................................................................................................................................84
2.4.5 外部接続ポートのVLAN設定....................................................................................................................................................84
2.4.6 内部接続ポートのVLAN設定....................................................................................................................................................85
2.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合...............................................................................................................85
2.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録......................................................................................................................86
2.5.2 LANスイッチの登録...................................................................................................................................................................90
2.6 ネットワークリソースの登録................................................................................................................................................................91
2.7 ネットワークデバイスの登録..............................................................................................................................................................92
2.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成..................................................................................................................................92
2.7.2 ネットワークデバイスの登録.......................................................................................................................................................93
2.8 PRIMEQUESTを利用する場合........................................................................................................................................................93
- viii -
2.8.1 シャーシ(PRIMEQUEST)の登録...............................................................................................................................................94
2.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録................................................................................................................................................94
2.9 電力監視デバイスの登録.................................................................................................................................................................95
2.10 管理LANサブネットの登録.............................................................................................................................................................95
第3章 リソースの変更............................................................................................................................................................102
3.1 管理サーバの変更..........................................................................................................................................................................102
3.1.1 管理IPアドレスの変更..............................................................................................................................................................102
3.1.2 ポート番号の変更.....................................................................................................................................................................106
3.1.3 システムイメージの保存世代数の変更...................................................................................................................................110
3.1.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)......................................................................................................110
3.1.5 クローニングイメージの保存世代数の変更(仮想サーバ)......................................................................................................110
3.1.6 スナップショットイメージの保存世代数の変更........................................................................................................................111
3.1.7 イメージファイル格納フォルダーのパスの変更.......................................................................................................................111
3.1.8 管理LANサブネットの変更......................................................................................................................................................113
3.1.9 本製品データベースのパスワードの変更...............................................................................................................................113
3.2 シャーシと管理対象サーバの変更.................................................................................................................................................114
3.2.1 シャーシ名の変更....................................................................................................................................................................114
3.2.2 サーバ名の変更.......................................................................................................................................................................114
3.2.3 管理IPアドレスの変更..............................................................................................................................................................115
3.2.4 SNMPコミュニティー名の変更.................................................................................................................................................116
3.2.5 サーバ管理装置の設定変更...................................................................................................................................................117
3.2.6 ポート番号の変更.....................................................................................................................................................................118
3.2.7 VMホストのログインアカウント情報の変更..............................................................................................................................118
3.2.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更............................................................................................................................119
3.2.9 HBA address renameの設定変更............................................................................................................................................119
3.2.10 ブートオプションの変更..........................................................................................................................................................119
3.3 HBA address rename設定サービスの変更.....................................................................................................................................120
3.3.1 管理サーバのIPアドレスの変更...............................................................................................................................................120
3.3.2 管理サーバと通信するためのポート番号の変更....................................................................................................................120
3.3.3 HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更..........................................................................................120
3.4 VIOM連携の設定変更...................................................................................................................................................................120
3.5 LANスイッチの変更........................................................................................................................................................................121
3.5.1 LANスイッチの基本情報の変更.............................................................................................................................................121
3.5.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更..........................................................................................................121
3.5.3 LANスイッチの再探索.............................................................................................................................................................124
3.6 ネットワークリソースの仕様変更......................................................................................................................................................124
3.7 ネットワークデバイスの変更............................................................................................................................................................125
3.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成................................................................................................................................125
3.7.2 ネットワークデバイスの変更.....................................................................................................................................................125
3.8 VM管理製品の変更.......................................................................................................................................................................126
3.9 電力監視の設定変更......................................................................................................................................................................127
3.9.1 環境データ設定の変更............................................................................................................................................................127
3.9.2 電力監視の採取設定解除.......................................................................................................................................................128
3.9.3 電力監視デバイスの変更........................................................................................................................................................128
3.10 監視情報の変更............................................................................................................................................................................128
3.10.1 監視情報の設定変更.............................................................................................................................................................129
3.10.2 監視情報の設定解除.............................................................................................................................................................129
3.11 ストレージの変更...........................................................................................................................................................................129
3.11.1 ストレージ管理製品の基本情報の変更................................................................................................................................129
3.11.2 ストレージ装置の基本情報の変更........................................................................................................................................130
3.11.3 仮想ストレージリソースの基本情報の変更............................................................................................................................130
3.11.4 ディスクリソースの基本情報の変更.......................................................................................................................................130
第4章 管理対象サーバの動作環境設定.................................................................................................................................132
4.1 クローニングイメージの配付...........................................................................................................................................................132
第5章 リソースの削除............................................................................................................................................................133
- ix -
5.1 シャーシの削除...............................................................................................................................................................................133
5.2 管理対象サーバの削除..................................................................................................................................................................133
5.3 VIOM連携の削除...........................................................................................................................................................................134
5.4 LANスイッチとネットワークデバイスの削除....................................................................................................................................135
5.4.1 LANスイッチブレードの削除...................................................................................................................................................135
5.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除.............................................................................................................................135
5.5 ネットワークリソースの削除..............................................................................................................................................................135
5.6 VM管理製品の削除.......................................................................................................................................................................136
5.7 電力監視の設定削除......................................................................................................................................................................136
5.7.1 電力監視デバイスの削除........................................................................................................................................................137
5.8 管理LANサブネットの削除.............................................................................................................................................................137
第6章 一括設定.....................................................................................................................................................................138
6.1 概要.................................................................................................................................................................................................138
6.2 構成定義ファイルの読込み(インポート).........................................................................................................................................140
6.3 構成定義ファイルの書出し(エクスポート)......................................................................................................................................142
第7章 リソースのリソースプールへの登録...............................................................................................................................144
7.1 VMホストリソース.............................................................................................................................................................................145
7.2 物理サーバリソース.........................................................................................................................................................................145
7.3 ネットワークリソース..........................................................................................................................................................................145
7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成...........................................................................................................................................146
7.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成....................................................................................................................150
7.4 ネットワークデバイス........................................................................................................................................................................150
7.5 ストレージリソース............................................................................................................................................................................151
7.6 アドレスセットリソース.......................................................................................................................................................................153
7.7 イメージリソース...............................................................................................................................................................................154
7.7.1 仮想イメージリソース................................................................................................................................................................154
7.7.2 物理イメージリソース................................................................................................................................................................155
第8章 L-Serverテンプレートの操作........................................................................................................................................156
8.1 ウィザード形式のGUIによる操作....................................................................................................................................................156
8.1.1 表示..........................................................................................................................................................................................156
8.1.2 作成..........................................................................................................................................................................................158
8.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成.....................................................................................................................................158
8.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成.....................................................................................................................................162
8.1.3 変更..........................................................................................................................................................................................166
8.1.4 複製..........................................................................................................................................................................................167
8.1.5 削除..........................................................................................................................................................................................167
8.1.6 エクスポート..............................................................................................................................................................................167
8.1.7 インポート..................................................................................................................................................................................168
8.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成...............................................................................................................168
8.2 エディタによる編集..........................................................................................................................................................................168
8.2.1 エクスポート..............................................................................................................................................................................168
8.2.2 編集..........................................................................................................................................................................................169
8.2.3 インポート..................................................................................................................................................................................169
8.2.4 削除..........................................................................................................................................................................................170
第9章 ユーザーアカウントの操作............................................................................................................................................171
9.1 登録.................................................................................................................................................................................................171
9.2 表示.................................................................................................................................................................................................172
9.3 変更.................................................................................................................................................................................................172
9.4 削除.................................................................................................................................................................................................173
第10章 L-Serverの作成.........................................................................................................................................................174
10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成.........................................................................................................................175
10.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成...................................................................................................................178
10.2.1 [基本情報]タブ.......................................................................................................................................................................180
-x-
10.2.2 [サーバ]タブ...........................................................................................................................................................................181
10.2.3 [ディスク]タブ..........................................................................................................................................................................184
10.2.4 [ネットワーク]タブ....................................................................................................................................................................186
10.2.5 [OS]タブ..................................................................................................................................................................................187
10.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成...................................................................................................................187
10.3.1 [基本情報]タブ.......................................................................................................................................................................188
10.3.2 [サーバ]タブ...........................................................................................................................................................................190
10.3.3 [ディスク]タブ..........................................................................................................................................................................193
10.3.4 [ネットワーク]タブ....................................................................................................................................................................195
10.3.5 [OS]タブ..................................................................................................................................................................................195
第11章 L-Serverの操作.........................................................................................................................................................197
11.1 電源操作.......................................................................................................................................................................................198
11.1.1 起動........................................................................................................................................................................................198
11.1.2 停止........................................................................................................................................................................................199
11.1.3 再起動....................................................................................................................................................................................199
11.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作....................................................................................................................200
11.2 変更...............................................................................................................................................................................................202
11.2.1 仕様変更................................................................................................................................................................................203
11.2.2 基本情報の変更.....................................................................................................................................................................205
11.2.3 ディスクの増設と削減.............................................................................................................................................................206
11.2.4 L-Server間におけるディスクの共有.......................................................................................................................................211
11.2.5 ネットワークリソースの設定変更.............................................................................................................................................212
11.3 コンソールの利用..........................................................................................................................................................................214
11.4 削除...............................................................................................................................................................................................216
11.5 クローニングイメージの操作.........................................................................................................................................................217
11.5.1 採取・登録..............................................................................................................................................................................217
11.5.2 表示........................................................................................................................................................................................219
11.5.3 登録解除................................................................................................................................................................................219
11.5.4 削除........................................................................................................................................................................................220
11.6 スナップショットとバックアップ・リストア..........................................................................................................................................220
11.6.1 スナップショット.......................................................................................................................................................................220
11.6.2 バックアップ・リストア...............................................................................................................................................................223
11.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)..........................................................................................................................................224
11.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放..........................................................................................................................................226
11.8.1 導入........................................................................................................................................................................................227
11.8.2 操作........................................................................................................................................................................................228
11.8.2.1 リソースの割当て.............................................................................................................................................................229
11.8.2.2 リソースの解放.................................................................................................................................................................229
11.8.2.3 構成定義情報の変更......................................................................................................................................................229
11.9 物理サーバの用途変更................................................................................................................................................................229
11.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定.............................................................................................................................................230
11.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合........................................................................................................................230
11.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合............................................................................................................................231
11.9.2 運用........................................................................................................................................................................................232
11.9.3 設定の解除.............................................................................................................................................................................233
第12章 リソースプールの操作................................................................................................................................................234
12.1 概要...............................................................................................................................................................................................234
12.2 リソースプールの操作...................................................................................................................................................................234
12.3 リソースの操作...............................................................................................................................................................................237
12.4 表示...............................................................................................................................................................................................239
第13章 リソースフォルダーとテナントの操作...........................................................................................................................244
13.1 概要...............................................................................................................................................................................................245
13.2 リソースフォルダー.........................................................................................................................................................................246
13.2.1 作成........................................................................................................................................................................................246
13.2.2 表示........................................................................................................................................................................................247
- xi -
13.2.3 基本情報の変更.....................................................................................................................................................................247
13.2.4 削除........................................................................................................................................................................................247
13.2.5 リソースの移動........................................................................................................................................................................248
13.2.6 リソースフォルダーの移動......................................................................................................................................................249
13.3 テナント..........................................................................................................................................................................................249
13.3.1 作成........................................................................................................................................................................................249
13.3.2 表示........................................................................................................................................................................................253
13.3.3 基本情報の変更.....................................................................................................................................................................254
13.3.4 削除........................................................................................................................................................................................254
13.3.5 移動........................................................................................................................................................................................255
第14章 ネットワークデバイスの操作....................................................................................................................................... 256
14.1 保守モードの切替え.....................................................................................................................................................................256
14.2 自動設定対象の切替え................................................................................................................................................................257
第15章 ユーザーグループの操作........................................................................................................................................... 259
15.1 作成...............................................................................................................................................................................................259
15.2 表示...............................................................................................................................................................................................259
15.3 変更...............................................................................................................................................................................................260
15.4 削除...............................................................................................................................................................................................260
第16章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け................................................................................ 261
16.1 管理対象範囲...............................................................................................................................................................................261
16.2 使用できる範囲.............................................................................................................................................................................261
16.3 前提条件.......................................................................................................................................................................................264
16.3.1 管理できるハードウェア..........................................................................................................................................................264
16.3.2 管理できるサーバ...................................................................................................................................................................265
16.3.3 管理できるストレージ..............................................................................................................................................................265
16.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合...........................................................................................................................266
16.4 導入...............................................................................................................................................................................................267
16.4.1 事前準備................................................................................................................................................................................267
16.4.2 物理サーバの場合.................................................................................................................................................................268
16.4.3 仮想マシンの場合..................................................................................................................................................................269
16.5 構成変更.......................................................................................................................................................................................270
16.6 L-Serverの解除.............................................................................................................................................................................270
付録A 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)..................................................................................................................271
A.1 構成定義ファイルの取得(CSV形式).............................................................................................................................................271
A.2 ファイル形式...................................................................................................................................................................................272
A.3 リソース定義....................................................................................................................................................................................275
A.4 CSV形式の例.................................................................................................................................................................................293
付録B 保守モード.................................................................................................................................................................. 297
用語集...................................................................................................................................................................................298
- xii -
第1章 画面説明
本製品では、RORコンソールとブレードビューアの2種類のGUIが使用できます。
本章では、RORコンソールについて説明します。
RORコンソールの起動と終了については、「導入ガイド CE」の「7.1 ログイン」を参照してください。
ブレードビューアについては、「運用ガイド VE」の「第3章 ブレードビューア」を参照してください。
1.1 RORコンソール
ここでは、本製品で表示されるRORコンソールの[リソース]タブの構成について説明します。
[リソース]タブ以外については、以下のマニュアルを参照してください。
・ 「操作ガイド インフラ管理者編 CE」
・ 「操作ガイド テナント管理者編 CE」
・ 「操作ガイド テナント利用者編 CE」
RORコンソールの[リソース]タブをRORコンソールと呼ぶ場合があります。
図1.1 RORコンソール
メニュー
本製品に対する操作は、メニューバーに表示されているメニューまたはポップアップメニューから行います。
ステータス
管理対象サーバの状態が表示されます。
物理サーバの状態に加え、L-Serverの状態も表示されます。選択リストから物理サーバとL-Serverの情報表示を切り替えられます。
ログインしたユーザーが以下の場合、L-Serverの状態だけ表示できます。
- L-Serverだけ利用できるロールのユーザーの場合
-1-
- アクセス範囲を制限されたユーザーの場合
管理対象サーバで警告または異常イベントが発生すると、監視状況エリアが点滅します。
点滅するエリアをクリックすると、対象のサーバの情報がメインパネルに表示されます。
ステータスについては、「1.3 ステータス」を参照してください。
ツリー
ツリーの種類を切り替えることで、以下の7種類のツリーを選択できます。
サーバツリーにリソースフォルダーを作成した場合、リソースフォルダーが表示されます。
ログインしたユーザーが以下の場合、オーケストレーションツリーだけ表示できます。
- L-Serverだけ利用できるロールのユーザー
- アクセス範囲を制限されたユーザー
表示されるリソースは、ログインしたユーザーに設定されたアクセス権で表示できるリソースだけです。
サーバリソース
以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。
- シャーシ
- サーバ
- 物理OS
- VMホスト
- VMゲスト
- LANスイッチ(LANスイッチブレード)
ネットワークデバイス
以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。
- ネットワークデバイス(ファイアーウォールとL2スイッチ)
ネットワークリソース
以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。
- LANスイッチ(LANスイッチブレードを除く)
電力監視デバイス
以下の電力監視デバイスがツリー構造で表示されます。
- PDU
- UPS
管理製品
本製品が連携する以下の管理製品がツリー構造で表示されます。リソースアイコンに状態アイコンが表示されます。
- 管理製品(vCenter Server)
- 管理製品(SCVMM)
- 管理製品(VIOM)
VLAN
VLAN IDを選択することで、そのVLAN IDが設定されている以下のリソースが表示されます。
- シャーシ
- サーバ
- VMホスト
-2-
- VMゲスト
- LANスイッチ
- NIC
- LANスイッチポート
ストレージ
ストレージツリーでは、本製品で管理する以下のリソースがツリー構造で表示されます。
- ストレージ管理製品
- ストレージ装置
- RAIDグループ
- LUN
- VMゲストの仮想ディスク
オーケストレーションツリー
L-Serverとリソースプールを管理、操作します。
ログインした人がアクセスできるすべてのリソースが表示されます。表示されるリソースは、ロールとアクセス権の設定によって異
なります。
以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。
- リソースフォルダーとL-Server
- リソースプール、およびリソースプールに登録されたリソース
なお、各ツリーの最上位のリソースフォルダーをルート(root)フォルダーと呼びます。標準では、ルートフォルダーだけが存在し
ます。
オーケストレーションツリーでは、以下の情報が表示されます。
- リソース一覧
ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。
- リソース詳細
ツリーでリソースを選択した場合、リソースの詳細な情報が表示されます。また、連携ソフトウェアの画面を起動できます。
- 利用可能プール
利用できるリソースプールの一覧が表示されます。
- テンプレート一覧
利用できるL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。
L-ServerテンプレートからL-Serverを作成できます。
メインパネル
ツリーで選択したリソースの情報が表示されます。
- リソース一覧
ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。
- リソース詳細
ツリーでリソースを選択した場合、またはリソース一覧でリソースをダブルクリックした場合に、リソースの詳細な情報が表示され
ます。
- 切替え設定一覧
ツリーでリソースを選択した場合、選択したリソースの予備サーバ情報が表示されます。
-3-
- イメージ一覧
システムイメージとクローニングイメージの情報が表示されます。
- ネットワークマップ
登録されているリソースのネットワーク構成が表示されます。
進捗状況
操作の進捗状況と完了した操作の処理結果が、ユーザーのアクセス範囲に応じて表示されます。
イベントログ
発生したイベントの情報が表示されます。
イベントログには、本製品のイベントが表示されます。
管理対象のリソースで、発生したイベントの履歴が一覧で表示されます。
ログインしたユーザーのロールとアクセス範囲によって、表示されるリソースが制限されます。
<ブレードビューア>>>ボタン
ブレードビューアに切り替えられます。
管理対象サーバとしてPRIMERGY BXシリーズが登録されている場合だけ、ブレードの操作画面として利用できます。
ユーザーが以下の場合、<ブレードビューア>>>ボタンは表示されません。
- L-Serverだけ利用できるロールのユーザー
- アクセス範囲を制限されたユーザー
1.2 メニュー
ここでは、RORコンソールのメニューについて説明します。
図1.2 メニュー
1.2.1 メニュー一覧
RORコンソールのメニューは、以下のとおりです。
ユーザーアカウントの利用者種別に応じて、実行できるメニューは異なります。
メニュー項目
メニュー
一括設定
ファイル
機能
サブメニュー
L-Serverのテンプレート
環境データの出力
インポート
一括設定用の構成定義ファイルを読み込みます。
エクスポート
一括設定用の構成定義ファイルを書き出します。
テンプレートのダウンロード
一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)のサンプ
ルをダウンロードします。
インポート
L-Serverテンプレートを読み込みます。
エクスポート
L-Serverテンプレートを書き出します。
編集
L-Serverテンプレートの作成と編集をします。
シャーシ
シャーシの環境データを出力します。
サーバ
サーバの環境データを出力します。
電力監視デバイス
電力監視デバイスの環境データを出力します。
表示
レイアウトのリセット
-
RORコンソールのレイアウトを初期状態に戻します。
設定
登録
シャーシ
シャーシを登録します。
-4-
メニュー項目
メニュー
機能
サブメニュー
サーバ
サーバを登録します。
PRIMEQUEST
PRIMEQUESTを登録します。
LANスイッチ
LANスイッチを登録します。
エージェント
エージェントを登録します。
電力監視デバイス
電力監視デバイスを登録します。
管理製品(vCenter Server)
管理製品(VMware vCenter Server)を登録します。
管理製品(SCVMM)
管理製品(System Center Virtual Machine Manager)
を登録します。
管理製品(OVM Manager)
管理製品(OVM Manager)を登録します。
管理製品(VIOM)
管理製品(VIOM)を登録します。
リソース登録
選択されているリソースプールにリソースを登録しま
す。
リソース登録解除
選択されているリソースを、リソースプールから解除し
ます。または、選択されているリソースプールから、リ
ソースの登録を解除します。
リソース移動
選択されているリソースを、リソースプールから移動し
ます。または、選択されているリソースプールから、リ
ソースを移動します。
フォルダ
サーバツリー、オーケストレーションツリーでリソース
フォルダーを作成します。
テナント (*1)
オーケストレーションツリーでテナントフォルダーを作
成します。
プール
オーケストレーションツリーでリソースプールを作成し
ます。
L-Server
L-Serverを作成します。
ネットワークリソース(新規)
新規にネットワークリソースを作成します。
ネットワークリソース(管理
LANサブネットから)
管理LANサブネットからネットワークリソースを作成し
ます。
別フォルダへ移動
-
リソースプール、リソースフォルダーまたはリソースを別
のリソースフォルダーへ移動します。
削除
-
リソースを削除します。
基本情報
リソースの基本情報を設定します。
HBA address rename情報
(*3)
サーバにHBA address rename情報を設定します。
ネットワーク情報 (*4、*5)
LANスイッチにネットワーク情報を設定します。
グローバルプール
グローバルプール情報を設定します。
予備サーバ情報 (*6)
サーバに予備サーバ情報を設定します。
監視情報
サーバに監視情報を設定します。
WWN設定 (*7)
サーバにWWN情報を設定します。
仕様
L-Server、ネットワークリソースまたはネットワークデバ
イスの仕様を変更します。
ディスク増設
L-Serverのディスクを増設します。
プール
作成
設定変更 (*2)
-5-
メニュー項目
メニュー
機能
サブメニュー
ディスク本数削減
L-Serverからディスクを削減します。
ネットワーク構成
L-Serverのネットワーク構成を変更します。
定義情報
L-Serverの定義情報を変更します。
VM ホストログインアカウン
ト情報
VMホストとの通信で使用するログインアカウント情報
を設定します。
設定
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Server
を関連付けます。
解除
物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け
を解除します。
-
ユーザーアカウントを登録、変更および削除します。
-
ユーザーグループを登録、変更、削除します。
パスワード変更
-
ログインしたユーザーのパスワードを変更します。
管理LANサブネット
-
管理LANサブネット情報の表示、登録、変更または削
除を行います。
更新
-
リソースの状態を更新します。
ON
サーバの電源をONにします。
OFF
OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにしま
す。
強制OFF
OSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに
します。
リブート
OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。
強制リブート
OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートしま
す。
ON
メンテナンスLEDを点灯します。
OFF
メンテナンスLEDを消灯します。
切替え
サーバを予備サーバに切り替えます。
切戻し
切替え前の状態に戻します。
継続
切替え後の構成で継続します。
再設定
交換後のサーバ情報を再登録します。
LANスイッチのリストア (*8)
LANスイッチをリストアします。
設定
サーバを保守モードにします。
解除
サーバを運用モードにします。
バックアップ
サーバのシステムイメージをバックアップします。
リストア
サーバにシステムイメージをリストアします。
削除
バックアップされているシステムイメージを削除します。
採取
L-Serverのスナップショットを採取します。
リストア
L-Serverにスナップショットをリストアします。
削除
スナップショットを削除します。
採取
サーバからクローニングイメージを採取します。
L-Server関連付け
ユーザーアカウント
ユーザーグループ (*1
)
電源
メンテナンスLED (*4)
操作
予備サーバ (*2、*6)
ハードウェア保守
保守モード (*2)
バックアップリストア (*2)
スナップショット
クローニング (*2、*9)
-6-
メニュー項目
メニュー
配付
サーバにクローニングイメージを配付します。
-
VMゲストを異なるVMホストに移動させます。
設定
VMホームポジションを設定します。
解除
VMホームポジションを解除します。
ホームへ移動
VMホームポジションへ移動します。
コンソール画面起動
-
L-Serverのコンソール画面を開きます。
VMツールの導入
-
L-ServerにVMware Toolsをインストールするための
ISOイメージを接続します。
LANスイッチ探索
管理LANに設置されているLANスイッチを探索しま
す。
結線情報取得
登録済みのLANスイッチの結線情報を取得します。
オプション
-
クライアントと環境データの設定を変更します。
環境データのグラフ表示
-
環境データをグラフで表示します。
ライセンス
-
ライセンスの設定、および登録されたライセンスを表示
します。
サーバ間の移動
VMホームポジション
探索
ツール
機能
サブメニュー
*1: Basicモードの場合だけ選択できます。
*2: VMゲストに対しては選択できません。
*3: PRIMEQUEST、SPARC Enterpriseパーティションモデルの場合、選択できません。
*4: PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*5: PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、設定できません。
*6: PRIMEQUESTの場合、選択できません。
*7: SPARC Enterpriseの場合だけ選択できます。
*8: PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、選択できません。
*9: VMホストに対しては選択できません。
1.2.2 ポップアップメニュー一覧
リソースツリーまたはイメージ一覧内で右クリックすると、選択しているリソースの状態に応じてポップアップメニューが表示され、各種操
作が行えます。
表示されるポップアップメニューは、以下のとおりです。
ユーザーアカウントの権限に応じて、実行できるメニューは異なります。
表1.1 サーバリソースに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
登録
出力
作成
機能
サブメニュー
シャーシ
シャーシを登録します。
サーバ
サーバを登録します。
PRIMEQUEST
PRIMEQUESTの筐体を登録します。
環境データ(シャーシ)
シャーシの環境データを出力します。
環境データ(サーバ)
サーバの環境データを出力します。
フォルダ
フォルダーを作成します。
-7-
表1.2 シャーシに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
シャーシを削除します。
更新
-
シャーシを更新します。
設定変更
基本情報
シャーシの基本情報を設定します。
管理画面起動
-
シャーシの管理画面(マネジメントブレードのWeb UI)を
起動します。
出力 (*1)
環境データ
シャーシの環境データを出力します。
別フォルダへ移動
-
シャーシを別のフォルダーへ移動します。
*1: 消費電力データを取得できない機種に対しては選択できません。
表1.3 サーバに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
サーバ (*1)
サーバを登録します。
エージェント
エージェントを登録します。
削除
-
サーバを削除します。
更新
-
サーバを更新します。
基本情報
サーバの基本情報を設定します。
HBA address rename情報 (*2)
サーバにHBA address rename情報を設定します。
ネットワーク情報 (*3、*4)
サーバにネットワーク情報を設定します。
予備サーバ情報 (*2)
サーバに予備サーバ情報を設定します。
設定
サーバを保守モードにします。
解除
サーバを運用モードにします。
ON
サーバの電源をONにします。
OFF
OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにします。
強制OFF
OSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに
します。
リブート
OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。
強制リブート
OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートします。
ON
メンテナンスLEDを点灯します。
OFF
メンテナンスLEDを消灯します。
ハードウェア保守
再設定
交換後のサーバ情報を再登録します。
バックアップリストア
リストア
サーバにシステムイメージをリストアします。
クローニング
配付
サーバにクローニングイメージを配付します。
コンソール画面起動
(*5)
-
サーバのコンソール画面を起動します。
管理画面起動 (*6)
-
サーバの管理ソフトウェアを起動します。
出力 (*7)
環境データ
サーバの環境データを出力します。
別フォルダへ移動
-
サーバを別のフォルダーへ移動します。
登録
設定変更
保守モード
電源
メンテナンスLED (*3)
-8-
*1: PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUESTのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*2: PRIMEQUESTの場合、VMホストに対してだけ選択できます。
*3: PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*4: VMゲストだけ選択できます。
*5: 物理L-Serverの場合、2回目以降のコンソール画面起動時に、iRMCの管理画面が表示されることがあります。iRMCの管理画面が
表示された場合、iRMCの管理画面を閉じ、再度、コンソール画面を起動してください。
*6: PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise Mシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*7: 消費電力データを取得できない機種に対しては選択できません。
表1.4 物理OS【Windows/Linux】、VMホストまたはVMゲストに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除 (*1)
-
物理OSまたはVMホストを削除します。
更新
-
物理OS、VMホストまたはVMゲストを更新します。
HBA address rename情報 (*3、*4)
サーバにHBA address rename情報を設定します。
ネットワーク情報 (*4、*5、*6)
サーバにネットワーク情報を設定します。
予備サーバ情報 (*3、*4)
サーバに予備サーバ情報を設定します。
監視情報
サーバに監視情報を設定します。
VMホストログインアカウント情報 (*7)
VMホストとの通信で使用するログインアカウント情報を
変更します。
ON
サーバの電源をONにします。
OFF
OSのシャットダウン後にサーバの電源をOFFにします。
強制OFF
OSのシャットダウンを行わずにサーバの電源をOFFに
します。
リブート
OSのシャットダウン後にサーバをリブートします。
強制リブート
OSのシャットダウンを行わずにサーバをリブートします。
切替え
サーバを予備サーバに切り替えます。
切戻し
切替え前の状態に戻します。
継続
切替え後の構成で継続します。
設定
サーバを保守モードにします。
解除
サーバを運用モードにします。
バックアップ
サーバのシステムイメージをバックアップします。
リストア
サーバにシステムイメージをリストアします。
採取
サーバからクローニングイメージを採取します。
配付
サーバにクローニングイメージを配付します。
設定
VMホームポジションを設定します。
解除
VMホームポジションを解除します。
ホームへ移動
VMホームポジションへ移動します。
管理画面起動 (*1、
*9)
-
サーバの管理ソフトウェアを起動します。
VM管理画面起動
(*4、*7、*10)
-
クライアント上にインストールされているサーバ仮想化ソ
フトウェアのクライアント画面を起動します。
サーバ間の移動
(*11)
-
VMゲストを異なるVMホストに移動させます。
設定変更 (*1、*2)
電源
予備サーバ (*1、*3、
*4)
保守モード (*1、*4)
バックアップリストア
(*1、*4)
クローニング (*1、*8)
VMホームポジション
(*1、*7)
-9-
*1: VMゲストに対しては選択できません。
*2: PRIMEQUESTの場合、VMホストに対してだけ選択できます。
*3: PRIMEQUESTの場合、選択できません。
*4: サーバ仮想化ソフトウェアによって選択できない場合があります。詳細は、「導入ガイド VE」の「E.1 製品間で共通の提供機能」を
参照してください。
*5: PRIMERGY BXシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*6: PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、設定できません。
*7: 物理OSに対しては選択できません。
*8: VMホストに対しては選択できません。
*9: PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUEST、SPARC Enterprise Mシリーズのサーバが登録されている場合だけ選択できます。
*10: 本メニューの機能を使用するには、VM管理ソフトウェアのインストールとクライアント側の設定が必要です。
クライアント側の設定は、VM管理ソフトウェアインストール後に本メニューを選択して表示されるダイアログに従って行います。設定を
完了したあと、本メニューからVM管理ソフトウェアが起動できるようになります。
*11: VMゲストだけ選択できます。
表1.5 物理OSに対するポップアップメニュー【Solaris】
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
SPARC Enterpriseを削除します。
更新
-
SPARC Enterpriseを更新します。
予備サーバ情報
サーバに予備サーバ情報を設定します。
監視情報
SPARC Enterpriseに監視情報を設定します。
ON
SPARC Enterpriseの電源をONにします。
OFF
SPARC Enterpriseのシャットダウン後にサーバの電源を
OFFにします。
強制OFF
SPARC Enterpriseのシャットダウンを行わずにサーバの
電源をOFFにします。
リブート
SPARC Enterpriseのシャットダウン後にサーバをリブー
トします。
強制リブート
SPARC Enterpriseのシャットダウンを行わずにサーバを
リブートします。
切替え
サーバを予備サーバに切り替えます。
切戻し
切替え前の状態に戻します。
継続
切替え後の構成で継続します。
設定
サーバを保守モードにします。
解除
サーバを運用モードにします。
-
SPARC Enterpriseの管理ソフトウェアを起動します。
設定変更
電源
予備サーバ
保守モード
管理画面起動
表1.6 LANスイッチに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録
LANスイッチ
LANスイッチを登録します。
削除
-
LANスイッチを削除します。
更新
-
LANスイッチを更新します。
基本情報
LANスイッチの基本情報を設定します。
ネットワーク情報 (*1)
LANスイッチに外部ポートのVLANを設定します。
-
LANスイッチをリストアします。
設定変更
リストア (*1)
- 10 -
ポップアップメニュー
メニュー
管理画面起動
機能
サブメニュー
-
LANスイッチの管理画面を起動します。
*1: PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、選択できません。
表1.7 システムイメージに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
リストア
-
サーバにシステムイメージをリストアします。
削除
-
システムイメージを削除します。
表1.8 クローニングイメージに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
配付
-
サーバにクローニングイメージを配付します。
削除
-
クローニングイメージを削除します。
注意
管理LANでServerView Deployment Managerを使用している場合、クローニングイメージに対するポップアップメニューは利用できま
せん。
表1.9 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
探索
機能
サブメニュー
LANスイッチ探索
管理LANに設置されているLANスイッチを探索します。
結線情報取得
登録済みのLANスイッチの結線情報を取得します。
表1.10 電力監視デバイスに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録
電力監視デバイス
電力監視デバイスを登録します。
出力
環境データ
環境データを出力します。
表1.11 PDUまたはUPSに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
PDUまたはUPSを削除します。
更新 (*1)
-
PDUまたはUPSの情報を更新します。
設定変更
基本情報
PDUまたはUPSの基本情報を設定します。
ハードウェア保守
再設定
交換後のPDUまたはUPSの情報を再登録します。
出力
環境データ
環境データを出力します。
*1: 電力監視デバイスに対する更新処理は、ほかのリソースと異なり自動更新が行われません。必要に応じて本メニューを使用して更
新を行ってください。
- 11 -
表1.12 管理製品に対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
登録
機能
サブメニュー
管理製品(vCenter Server)
管理製品(VMware vCenter Server)を登録します。
管理製品(SCVMM)
管理製品(System Center Virtual Machine Manager)を
登録します。
管理製品(OVM Manager)
管理製品(OVM Manager)を登録します。
管理製品(VIOM)
管理製品(VIOM)を登録します。
表1.13 管理製品(vCenter Server/SCVMM/VIOM)に対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
管理製品を削除します。
更新
-
管理製品の情報を更新します。
設定変更
基本情報
管理製品の基本情報を設定します。
表1.14 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択したネットワークデバイスをリソースプールから登録
解除します。
更新
-
選択したネットワークデバイスの情報を取得し、情報の
最新化を行います。
リソース移動
-
選択したネットワークデバイスを別のリソースプールに
移動します。
設定
保守モードを設定します。
解除
保守モードを解除します。
-
ネットワークデバイスが持つ管理画面(Webコンソール)
を起動します。
保守モード
管理画面起動
表1.15 オーケストレーションツリーに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
作成
電源
機能
サブメニュー
フォルダ
リソースフォルダーを作成します。
テナント
テナントフォルダーを作成します。
プール
リソースプールを作成します。
L-Server
L-Serverを作成します。
ON
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。
OFF
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。
リブート
フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。
- 12 -
表1.16 リソースプールに対するポップアップメニュー(VMホスト、サーバ、ストレージ、イメージ)
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
リソース登録
-
選択されているリソースプールにリソースを登録します。
リソース登録解除
-
選択されているリソースプールからリソースの登録を解
除します。
リソース移動
-
選択されているリソースプールに登録されているリソー
スをほかのリソースプールに移動します。
削除
-
指定されたリソースプールを削除します。
設定変更
基本情報
リソースプールの基本情報を変更します。
別フォルダへ移動
-
指定されたリソースプールと配下のすべてのリソースを
移動します。
表1.17 ネットワークプールに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
リソース登録
-
選択されているリソースプールにリソースを登録します。
新規
ネットワークリソースを作成します。
管理LANサブネットから
登録済み管理LANサブネットから管理LANとしてネット
ワークリソースを作成します。
削除
-
指定されたネットワークプールを削除します。
設定変更
基本情報
ネットワークプールの基本情報を変更します。
別フォルダへ移動
-
指定されたネットワークプールと配下のすべてのリソー
スを移動します。
ネットワークリソース作
成
表1.18 アドレスプールに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
指定されたアドレスプールを削除します。
設定変更
基本情報
アドレスプールの基本情報を変更します。
別フォルダへ移動
-
指定されたアドレスプールと配下のすべてのリソースを
移動します。
表1.19 テナントに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
フォルダ
リソースフォルダーを作成します。
プール
リソースプールを作成します。
L-Server
L-Serverを作成します。
-
指定されたテナントを削除します。
基本情報
テナントの基本情報を変更します。
グローバルプール
テナントのグローバルプールの設定を変更します。
別フォルダへ移動
-
指定されたテナントと配下のすべてのリソースを移動し
ます。
電源
ON
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。
作成
削除
設定変更
- 13 -
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
OFF
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。
リブート
フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。
表1.20 フォルダーに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
フォルダ
リソースフォルダーを作成します。
テナント
テナントを作成します。
プール
リソースプールを作成します。
L-Server
L-Serverを作成します。
削除
-
指定されたフォルダーを削除します。
設定変更
基本情報
テナントの基本情報を変更します。
別フォルダへ移動
-
指定されたテナントと配下のすべてのリソースを移動し
ます。
ON
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を入れます。
OFF
フォルダー内のすべてのL-Serverの電源を切ります。
リブート
フォルダー内のすべてのL-Serverをリブートします。
作成
電源
表1.21 L-Platformに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
別フォルダへ移動
機能
サブメニュー
-
L-Platformを別フォルダーへ移動します。
表1.22 L-Serverに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録
エージェント
エージェントを登録します。
削除
-
指定されたL-Serverを削除します。
更新
-
リソースの状態を更新します。
基本情報
L-Serverの基本情報を変更します。
仕様
L-Serverの仕様を変更します。
ディスク増設
L-Serverのディスクを増設します。
ディスク本数削減
L-Serverからディスクを削減します。
ネットワーク構成
L-Serverのネットワーク構成を変更します。
定義情報
L-Serverの定義情報を変更します。
-
指定されたリソースを移動します。
ON
L-Serverの電源を入れます。
OFF
L-Serverの電源を切ります。
強制OFF
L-Serverの電源を強制的に切ります。
リブート
L-Serverをリブートします。
設定変更
別フォルダへ移動
電源
- 14 -
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
強制リブート
L-Serverを強制的にリブートします。
-
L-Serverをサーバ間で移動します。
採取
指定されたL-Serverからスナップショットを採取します。
リストア
スナップショットをリストアします。
削除
スナップショットを削除します。
バックアップ
L-Serverのシステムイメージをバックアップします。
リストア
システムイメージをリストアします。
削除
システムイメージを削除します。
クローニング
採取
クローニングイメージを採取します。
コンソール画面起動
-
L-Serverのコンソール画面を開きます。
VMツールの導入
-
L-ServerにVMware ToolsをインストールするためのISO
イメージを接続します。
関連付け解除
-
物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付けを
解除します。
関連付けにより作成したL-Serverだけ表示されます。
サーバ間の移動
スナップショット
バックアップリストア
表1.23 VMホストに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
設定
サーバを保守モードにします。
解除
サーバを運用モードにします。
管理画面起動
-
VMホストの管理画面を起動します。
L-Serverへ関連付け
-
構築済みの仮想マシンとL-Serverを関連付けます。
保守モード
表1.24 VMゲストに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
管理画面起動
機能
サブメニュー
VMホストの管理画面を起動します。
VMホスト選択時のVMゲスト一覧から表示されます。
-
表1.25 物理サーバに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
保守モード
設定
サーバを保守モードにします。
- 15 -
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
解除
サーバを運用モードにします。
管理画面起動
-
サーバの管理画面を起動します。
L-Serverへ関連付け
-
構築済みの物理マシンとL-Serverを関連付けます。
表1.26 仮想ストレージに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
設定変更
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
管理画面起動
-
管理画面を起動します。
以下のメニューは、ストレージプール選択時のディスク一覧から表示されます。
表1.27 ディスクに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
設定変更
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
別プールへ移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
以下のメニューは、仮想ストレージ選択時のディスク一覧から表示されます。
表1.28 ディスクに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
更新
-
リソースの状態を更新します。
設定変更
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
表1.29 ネットワークリソースに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
削除
設定変更
リソース移動
機能
サブメニュー
-
選択されたネットワークリソースを削除します。
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
仕様
選択されたネットワークリソースの仕様(外部接続ポー
ト/サブネット設定)を変更します。
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
- 16 -
表1.30 ネットワークデバイスに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
表1.31 アドレスセットに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
選択されたネットワークリソースを削除します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
以下のメニューは、オーケストレーションツリーから選択した場合に表示されます。
表1.32 クローニングイメージに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
登録解除
-
選択されているリソースを、リソースプールから解除しま
す。
更新
-
リソースの状態を更新します。
リソース移動
-
リソースを別のリソースプールへ移動します。
以下のメニューは、クローニングイメージ一覧から選択した場合に表示されます。
表1.33 クローニングイメージに対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
削除
-
選択されたネットワークリソースを削除します。
設定変更
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
表1.34 ストレージツリー(ストレージ管理製品、ストレージ装置、仮想ストレージ、ディスク)に対するポップアップメニュー
ポップアップメニュー
メニュー
機能
サブメニュー
更新
-
リソースの状態を更新します。
設定変更
基本情報
選択されたリソースの基本情報を変更します。
1.3 ステータス
ここでは、RORコンソールで表示されるステータスについて説明します。
- 17 -
図1.3 ステータス
監視状況エリア
管理対象として登録したリソースで発生したイベントを監視します。
検出したイベントに応じて、監視状況エリアの色が変化して点滅し、監視状況エリアをクリックすると消灯します。
各監視状況に対する詳細と対処について以下に示します。
表1.35 監視状況エリア一覧
監視状況
背景色
詳細
対処
イベント監視中
グレー
正常
画面に表示されているリソースには、警
告、異常レベルのイベントは発生して
いません。
警告イベント発生
黄
警告
画面に表示されているリソースに、警告
レベルのイベントが発生しています。
監視状況エリアをクリックし消灯した
あと、問題を取り除いてください。
異常イベント発生
赤
異常
画面に表示されているリソースに、異常
レベルのイベントが発生しています。
監視状況エリアをクリックし消灯した
あと、問題を取り除いてください。
必要ありません。
リソース状態エリア
登録されているサーバの台数が状態ごとに表示されます。
異常、警告のサーバが1台以上存在すると、状態アイコンが点灯します。
点灯している状態アイコンをクリックすると、選択した状態にあるリソースの一覧がメインパネルのリソース一覧に表示されます。リソー
スをダブルクリックし、画面をリソース詳細に切り替え、サーバ管理ソフトウェアやマネジメントブレードのWeb UIを起動し調査を行っ
てください。
1.4 ツリー
ここでは、RORコンソールのツリーについて説明します。
- 18 -
図1.4 ツリー
ツリーでは、上にあるツリーの種類が表示された箇所をクリックして選択することで、サーバリソース、ネットワークデバイス、電力監視デ
バイス、管理製品、およびVLANの5種類が表示されます。
サーバリソース
本製品で管理するシャーシ、サーバ、物理OS、VMホスト、VMゲストおよびLANスイッチがツリー構造で表示されます。リソースの
表示順序は登録された順序になります。なお、シャーシが登録された際にブレードサーバが検出された場合、ブレードサーバは検
出された順番に並びます。
ツリーには、リソースを表すアイコンとリソース名が表示されます。各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リ
ソース状態」を参照してください。
登録が完了していないリソース名の末尾には、以下のリソースの登録状況を示す文字列が表示されます。
表1.36 リソース登録状況
[未登録]
リソースを検出し、まだ登録していない状態
[登録中]
登録処理を実行中の状態
[管理サーバ]
シャーシの中に管理サーバが含まれている場合
ブレードビューアでラベルを設定した場合、各物理OS、VMホストおよびVMゲストのリソース名の末尾にラベル名が表示されます。
表示形式
リソース名(ラベル名)
ツリー上のリソースをクリックすると、メインパネルに選択したリソースの情報が表示されます。右クリックするとポップアップメニューが
表示され、各種操作が行えます。
ポップアップメニューについては、「1.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。
リソースに異常が発生した場合、該当するリソースアイコン上に異常を示す状態アイコンが表示されます。
状態アイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
状態アイコンが表示されているリソースをクリックし、メインパネルにリソースの情報を表示して、故障箇所の調査を行ってください。
メインパネルに表示される情報については、「1.5 メインパネル」を参照してください。
- 19 -
参考
VMware vCenter Serverと連携しているVMホストの場合、VMware vCenter Serverへの登録時に入力した登録名(IPアドレスまたは
ホスト名)が表示されます。
ネットワークデバイス
本製品で管理するLANスイッチブレード以外のLANスイッチが、ツリー構造で表示されます。リソースの表示順序はリソース名の辞
書順になります。
ツリーには、リソースを表すアイコンとリソース名が表示されます。
各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
登録が完了していないリソース名の末尾には、以下のリソースの登録状況を示す文字列が表示されます。
表1.37 リソース登録状況
[未登録]
リソースを検出し、まだ登録していない状態
[登録中]
登録処理を実行中の状態
リソースに異常が発生した場合、該当するリソースアイコン上に異常を示す状態アイコンが表示されます。
状態アイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
状態アイコンが表示されているリソースをクリックし、メインパネルにリソースの情報を表示して、故障箇所の調査を行ってください。
電力監視デバイス
本製品が消費電力の監視のために使用する電力監視デバイス(PDUまたはUPS)がツリー構造で表示されます。
各電力監視デバイスを表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
ツリー上の電力監視デバイスをクリックすると、メインパネルに選択した電力監視デバイスの情報が表示されます。右クリックすると
ポップアップメニューが表示され、各種操作が行えます。
ポップアップメニューについては、「1.2.2 ポップアップメニュー一覧」を、メインパネルに表示される情報については、「1.5 メインパ
ネル」をそれぞれ参照してください。
管理製品
本製品と連携する管理製品(vCenter Server、SCVMMまたはVIOM)がツリー構造で表示されます。
各管理製品を表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
ツリー上の管理製品をクリックすると、メインパネルに選択した管理製品の情報が表示されます。右クリックするとポップアップメニュー
が表示され、各種操作が行えます。
ポップアップメニューについては、「1.2.2 ポップアップメニュー一覧」を、メインパネルに表示される情報については、「1.5 メインパ
ネル」をそれぞれ参照してください。
VLAN
VLAN IDが設定されている以下のリソースがツリー構造で表示されます。
- サーバ
- スイッチ
各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
ストレージツリー
ストレージツリーでは、本製品で管理する以下のリソースがツリー構造で表示されます。
- ストレージ管理製品
- 20 -
- ストレージ装置
- RAIDグループ
- LUN
- VMゲストの仮想ディスク
オーケストレーションツリー
L-Serverとリソースプールを管理、操作します。
ログインした人がアクセスできるすべてのリソースが表示されます。表示されるリソースは、ロールとアクセス権の設定によって異なり
ます。
以下のリソースの状態がツリー構造で表示されます。
- リソースフォルダーとL-Server
- リソースプール、およびリソースプールに登録されたリソース
なお、各ツリーの最上位のリソースフォルダーをルート(root)フォルダーと呼びます。標準では、ルートフォルダーだけが存在しま
す。
オーケストレーションツリーでは、以下の情報が表示されます。
- リソース一覧
ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースの情報が表示されます。
- リソース詳細
ツリーでリソースを選択した場合、リソースの詳細な情報が表示されます。また、連携ソフトウェアの画面を起動できます。
- 利用可能プール
利用できるリソースプールの一覧が表示されます。
- テンプレート一覧
利用できるL-Serverテンプレートの一覧が表示されます。
L-ServerテンプレートからL-Serverを作成できます。
1.5 メインパネル
ここでは、RORコンソールのメインパネルについて説明します。
- 21 -
図1.5 メインパネル
1.5.1 リソース一覧
ツリーでリソースを選択した場合、関連するリソースがリソース一覧にリストで表示されます。
各リソースを表すアイコンについては、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
選択するリソースに応じて以下のように表示されます。
サーバリソース
登録されているすべてのシャーシ、サーバ、LANスイッチの情報が表示されます。
シャーシ
選択したシャーシに搭載されている登録済みのサーバ、LANスイッチブレードの情報が表示されます。
PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合、選択した筐体に設定されているパーティションの
情報が表示されます。
サーバ
選択したサーバで稼動している物理OS、VMホスト、VMゲストの情報が表示されます。
物理OS
選択した物理OSの情報が表示されます。
VMホスト
選択したVMホストで稼動しているVMゲストの情報が表示されます。
VMゲスト
選択したVMゲストの情報が表示されます。
ネットワークデバイス
選択したネットワークデバイスの情報が表示されます。
未登録のサーバ
選択した未登録のサーバの情報が表示されます。
ネットワークリソース
登録されているすべてのネットワークリソースの情報が表示されます。
- 22 -
電力監視デバイス
登録されているすべての電力監視デバイスの情報が表示されます。
管理製品
登録されているすべての管理製品の情報が表示されます。
管理製品(vCenter Server、SCVMM、OVM ManagerまたはVIOM)
選択した管理製品の情報が表示されます。
ストレージリソース
登録されているすべてのストレージリソースの情報が表示されます。
ストレージ管理製品
選択したストレージ管理製品で稼動しているストレージ装置、仮想ストレージ、ディスクリソースの情報が表示されます。
VM管理製品
選択したVM管理製品で稼動しているストレージリソースの情報が表示されます。
ストレージ装置
選択したストレージ装置で稼動している仮想ストレージ、ディスクリソースの情報が表示されます。
仮想ストレージ
選択した仮想ストレージのディスクリソースの情報が表示されます。
L-Server
選択したL-Serverの情報が表示されます。
L-Platform
選択したL-Platformの情報が表示されます。
フォルダー
選択したリソースフォルダーの情報が表示されます。
テナント
選択したテナントの情報が表示されます。
VMプール
登録されているすべてのVMホストの情報が表示されます。
サーバプール
登録されているすべてのサーバリソースの情報が表示されます。
ストレージプール
登録されているすべてのストレージリソースの情報が表示されます。
ネットワークプール
作成されているすべてのネットワークリソースの情報が表示されます。
アドレスプール
登録されているすべてのアドレスセットの情報が表示されます。
イメージプール
登録されているすべてのクローニングイメージの情報が表示されます。
クローニングイメージ
選択したクローニングイメージの情報が表示されます。
リソース一覧のリスト内のリソースをダブルクリックすると、リソース詳細に切り替えられ、選択したリソースの詳細な情報が表示されます。
リソース一覧のリソースに異常が発生した場合、状態アイコンが表示されます。リソース詳細に切り替え、故障部品の確認や管理ソフト
- 23 -
ウェアを起動して調査を行ってください。
詳細は、「運用ガイド VE」の「第5章 監視」を参照してください。
初期表示は、ソートされません。
リソース一覧のリストの項目名をクリックすると、リソースを昇順または降順にソートできます。
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。
物理OS、VMホスト、VMゲストおよび物理サーバは"サーバ一覧"に表示されます。
"サーバ一覧"に表示されたリソースはフィルタリングできます。
1.5.2 リソース詳細
登録されているリソースの詳細な情報がリソース詳細に表示されます。
リソースツリーで以下のリソースをダブルクリックした場合に表示されます。
・ シャーシ
・ サーバ
・ 物理OS
・ VMホスト
・ VMゲスト
・ ネットワークデバイス
・ PDUまたはUPS
・ 管理製品(vCenter Server、OVM Manager、SCVMMまたはVIOM)
・ ストレージ管理製品
・ ストレージ装置
・ 仮想ストレージ
・ VM管理製品
・ フォルダー
・ テナント
・ L-Platform
・ L-Server
・ VMプール
・ サーバプール
・ ストレージプール
・ ネットワークプール
・ アドレスプール
・ イメージプール
注意
リソース詳細項目で表示する内容がない場合、ハイフン("-")が表示されます。
ブレードサーバを選択した場合、リソース詳細には、以下のようなシャーシの画像が表示され、表示しているリソースと搭載されている
リソースの位置情報が確認できます。
- 24 -
図1.6 シャーシ画像
シャーシの画像内に表示されるリソースの画像とその意味は以下のとおりです。
表1.38 シャーシ画像内のリソースの意味
画像
意味
A.
登録されているサーバブレードです。
B.
検出しているストレージブレードです。
C.
現在表示しているサーバブレードです。
D.
選択しているサーバブレードです。
E.
未登録状態のサーバブレードです。
F.
サーバブレードまたはストレージブレードが未搭載のスロットです。
表示リソースの属性
リソース詳細には、各表示リソースの属性が表示されます。
1.5.2.1 シャーシの属性
基本情報
シャーシ名
シャーシを識別する名前が表示されます。
モデル名
シャーシのモデル名が表示されます。
管理LAN(IPアドレス)
シャーシの管理IPアドレスが表示されます。
状態
シャーシの状態が表示されます。
サーバブレード搭載数
搭載されているサーバブレード数が表示されます。
ブレードサーバのシャーシを選択した場合だけ表示されます。
パーティション搭載数
搭載されているパーティション数が表示されます。
PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の筐体を選択した場合だけ表示されます。
LANスイッチ搭載数
搭載されているLANスイッチ数が表示されます。
ブレードサーバのシャーシを選択した場合だけ表示されます。
- 25 -
参照
リソース状態については、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
ハードウェア詳細
Management Blade Web UI 起動
マネジメントブレードのWeb UIへのリンクが表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合、表示されません。
XSCF Web UI 起動
リモートマネジメントコントローラー(XSCF)のWeb UIへのリンクが表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
パーティション構成
以下の情報は、PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の筐体を選択した場合だけ表示されます。
パーティション番号
パーティションの番号が表示されます。
パーティション名
パーティションを識別する名前が表示されます。
SB
パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。
IOB
パーティションを構成するIOボードのIDが表示されます。
GSPB
パーティションを構成するGSPBのIDが表示されます。
Reserved SB
パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。
LSB
パーティションの論理システムボード(LSB)番号が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
XSB
パーティションの拡張システムボード(XSB)番号が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
1.5.2.2 サーバの属性
基本情報
物理サーバ名
サーバを識別する名前が表示されます。
モデル名
サーバのモデル名が表示されます。
管理対象サーバとして登録済みで電源ONの場合、ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルが表示されま
す。それ以外の場合、表示されません。
- 26 -
プロダクト名
サーバのプロダクト名が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズの場合、マネジメントブレードで表示されるサーバの製品名(Product Name)が表示されます。それ以外
の場合、モデル名が表示されます。
状態
サーバの状態が表示されます。
スロット番号
搭載位置を示すスロットの番号が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。
パーティション番号
パーティションの番号が表示されます。
PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバを選択した場合だけ表示されます。
保守モード
サーバの動作状態が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- active
- maintenance
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
メンテナンスLED状態
メンテナンスLEDの点灯状態が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。
管理LAN(MACアドレス1)
管理LANに接続するNICのMACアドレスが表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
CPUコア数
物理サーバのCPUタイプが表示されます。
CPUタイプ
CPUのタイプが表示されます。
PRIMERGY BXシリーズのサーバまたはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。
CPUクロック数
CPUのクロック数が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズのサーバまたはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。
メモリ容量
メモリ容量が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズのサーバまたはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバの場合、サーバが電源ONのときだけ表示されます。
管理 LAN(MACアドレス2)
HBA address rename設定サービス、またはNIC冗長化時の待機側で使用するLAN(MACアドレス)が表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。
管理LANのNIC冗長化
管理LANのNICが冗長化されている場合に表示されます。
- 27 -
ハードウェア保守モード
サーバのハードウェア保守モードの状態が表示されます。
PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。
ブートオプション
サーバの登録時に指定したブートオプションの設定が表示されます。
L-Server
割り当てられているL-Server情報へのリンクが表示されます。
参照
・ マネジメントブレードで表示されるProduct Nameについては、マネジメントブレードのマニュアルを参照してください。
・ ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルについては、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照して
ください。
・ リソース状態については、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
ハードウェア詳細
サーバ管理ソフトウェア
サーバ管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUESTのサーバまたはSPARC Enterpriseが選択された場合だけ表示されます。
リモートマネジメントコントローラ IPアドレス
リモートマネジメントコントローラー用のIPアドレスが表示されます。
PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。
I/O仮想化管理ソフトウェア
外部I/O仮想化管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
外部I/O仮想化管理ソフトウェアと連携している場合だけ表示されます。
VIOMサーバプロファイル
割り当てられているVIOMサーバプロファイル名が表示されます。
VIOMで管理されており、かつ、サーバプロファイルが設定されている場合だけ表示されます。
ネットワーク情報
物理結線情報
サーバとLANスイッチ間のLAN結線情報が表示されます。
リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、リソースを昇順または降順にソートできます。
ハードウェア保守
インタフェース情報
サーバのMACアドレス/IPアドレスが表示されます。
PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST以外のサーバを選択した場合、管理LANの情報だけ表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、IPアドレスだけ表示されます。
参考
IPアドレスは、OSに設定されている情報が表示されます。
BACSでNICを冗長化している場合、BACSによりOSに設定した情報が表示されます。
- 28 -
パーティション構成
以下の情報は、PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバを選択した場合だけ表示されま
す。
パーティション名
パーティションを識別する名前が表示されます。
SB
パーティションを構成するシステムボードのIDが表示されます。
IOB
パーティションを構成するIOボードのIDが表示されます。
GSPB
パーティションを構成するGSPBのIDが表示されます。
Reserved SB
パーティションに設定されているReserved SBのIDが表示されます。
LSB
パーティションの論理システムボード(LSB)番号が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
XSB
パーティションの拡張システムボード(XSB)番号が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
1.5.2.3 物理OS、VMホストまたはVMゲストの属性
基本情報
サーバ名
物理OS、VMホストを識別する名前が表示されます。
管理LAN(IPアドレス)
管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。
VMゲストでは表示されません。
状態
物理OS、VMホスト、VMゲストの状態が表示されます。
種別
稼動しているOSのタイプが表示されます。
以下のどれかが表示されます。
- 物理OS
- VMホスト
- VMゲスト
OS
稼動しているOSの名前が表示されます。
物理サーバ名
物理OS、VMホスト、VMゲストが動作しているサーバの名前が表示されます。
VMゲストでは表示されません。
- 29 -
L-Server
割り当てられているL-Server情報へのリンクです。
参照
リソース状態については、「運用ガイド VE」の「5.2 リソース状態」を参照してください。
VMホスト情報
以下の情報はVMホストだけで表示されます。
VM種別
VMの種別が表示されます。
VMソフトウェア名
VMのソフトウェア名が表示されます。
VMソフトウェアVL
VMのソフトウェアのバージョンレベルが表示されます。
VMゲスト数
VMゲストの数が表示されます。
VM管理ソフトウェア
サーバ仮想化ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
VMゲスト一覧
稼動しているVMゲストの一覧が表示されます。
VMホームポジション(ゲスト一覧)
選択しているVMホストをVMホームポジションとするVMゲストの一覧が表示されます。
VMゲスト情報
以下の情報はVMゲストだけで表示されますが、設定はできません。
VM種別
VMの種別が表示されます。
VMホスト名
VMゲストが配置されているVMホストの名前が表示されます。
VM名
VM名が表示されます。
VM管理ソフトウェア
サーバ仮想化ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
ハードウェア詳細
以下の情報はVMゲストでは表示されません。
サーバ管理ソフトウェア
サーバ管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
PRIMERGYシリーズ、PRIMEQUESTのサーバまたはSPARC Enterpriseが選択された場合だけ表示されます。
- 30 -
リモートマネジメントコントローラ IPアドレス
リモートマネジメントコントローラー用のIPアドレスが表示されます。
PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。
システムイメージ情報
以下の情報はVMゲストまたはSPARC Enterpriseでは表示されません。
最新世代
システムイメージの最新の世代が表示されます。
最新バックアップ日時
システムイメージの最新バックアップ日時が表示されます。
コメント
システムイメージに対するコメントが表示されます。
予備サーバ情報
以下の情報はVMゲストでは表示されません。
運用サーバ
サーバ切替え時に切替え元になる物理サーバの名前が表示されます。
稼動サーバ
現在動作している物理サーバの名前が表示されます。
サーバ切替え方式
サーバ切替え時の処理種別が表示されます。
起動方式
システムディスクの起動方式が表示されます。
自動リカバリ設定
自動リカバリを行うかの設定が表示されます。
ネットワーク設定
切替え時にネットワークの設定を行うかの設定が表示されます。
予備サーバ強制OFF
予備サーバに切り替える際に、予備サーバの電源を強制OFFするかの設定が表示されます。
予備サーバ(VMゲストあり)への切替え
VMゲストが存在するVMホストに対して、サーバ切替えを行うかの設定が表示されます。
予備サーバ
サーバ切替え時に切替え先になる物理サーバの名前が表示されます。
HBA address rename情報
以下の情報はVMゲストまたはSPARC Enterpriseでは表示されません。
WWNN
HBAに設定したWWNNが表示されます。
- 31 -
WWPN 1
HBAに対して1番目に設定するWWPNが表示されます。
WWPNは、HBAのI/Oアドレスの降順に設定します。
そのため、ラック型サーバやタワー型サーバなどでは、HBAに記載されているポート番号順と一致しない場合があります。
WWPN 2
HBAに対して2番目に設定するWWPNが表示されます。
WWPNは、HBAのI/Oアドレスの降順に設定します。
そのため、ラック型サーバやタワー型サーバなどでは、HBAに記載されているポート番号順と一致しない場合があります。
ネットワーク情報(VLAN情報)
以下の情報はVMゲストでは表示されません。
Index
サーバ上のNICのindex番号(実装順番)が表示されます。
Port VLAN
接続するLANスイッチに設定されているポートVLANのVLAN IDが表示されます。
PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、"(IBP)"が表示されま
す。
Tagged VLAN
接続するLANスイッチに設定されているタグVLANのVLAN IDが表示されます。
PRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、"(IBP)"が表示されま
す。
ポートグループ情報(IBP)
Index
サーバ上のNICのindex番号(実装順番)が表示されます。
グループ名
接続するIBPモードで動作しているLANスイッチに設定されているポートグループ名が表示されます。
以下の場合はハイフン("-")が表示されます。
- 接続するLANスイッチが登録されていない
- 接続するLANスイッチがIBPモードで動作していない
- 接続するLANスイッチのポートにポートグループが設定されていない
監視情報
タイムアウト(秒)
ping監視のタイムアウト値が表示されます。
リカバリ処理
異常検出時のリカバリ処理が表示されます。
リブート回数
リカバリ処理のリブートを行う回数が表示されます。
WWN情報
以下の情報はSPARC Enterprise以外またはVMゲストでは表示されません。
- 32 -
ポートn WWPN (n:1~8)
ポートnのWWPN値が表示されます。
WWPNの番号はユーザー設定の値が反映されます。
ターゲットCA WWPN
ポートnの接続先CAのWWPN値が表示されます。
ターゲットCA AffinityGroup
ポートnの接続先CAのAffinityGroup値が表示されます。
1.5.2.4 ネットワークデバイスの属性
基本情報
ネットワークデバイス名
ネットワークデバイスを識別する名前が表示されます。
システム名(sysName)
ネットワークデバイスに設定されている装置名が表示されます。
IPアドレス
管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。
装置名(製品名)
ネットワークデバイスの製品名が表示されます。
モデル名
ネットワークデバイスのモデル名が表示されます。
ベンダー名
ネットワークデバイスのベンダー名が表示されます。
シリアル番号
ネットワークデバイスのシリアル番号が表示されます。
ファームウェア版数
ネットワークデバイスのファームウェア版数が表示されます。
装置状態
ネットワークデバイスの状態が表示されます。
以下のどれかが表示されます。
- normal
- error
- unknown
スロット番号
搭載位置のスロット番号が表示されます。
LANスイッチブレードの場合だけ数値が表示されます。それ以外の場合はハイフン("-")が表示されます。
保守モード
保守モードの状態が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- active
- maintenance
- 33 -
種別
ネットワークデバイスの種別が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- L2-Switch
- Firewall
複数の種別を持つネットワークデバイスの場合、カンマ(",")で区切ってすべての種別が表示されます。
ネットワークデバイスの設置場所が表示されます。
自動設定
ネットワークデバイスが自動設定の選択対象の可否状態が表示されます。
- true
- false
冗長構成
以下の情報は、PEIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードで、IBPモードで動作している場合、表示されません。
グループID
グループIDが表示されます。
グループ機器
冗長構成を構成するほかの機器名が表示されます。
複数存在する場合、すべての機器名がカンマ(",")で区切って表示されます。
ハードウェア詳細
ネットワークデバイス Web UI起動
ネットワークデバイスのWeb管理画面へのリンクが表示されます。
クリックすると、別ウィンドウにネットワークデバイスのWeb管理画面が表示されます。
注意
Web UIをサポートしていないネットワークデバイスの場合でもリンクは表示されますが、クリックしてもWeb管理画面は表示されません。
Web UIをサポートしているかは、使用するネットワークデバイスのマニュアルを参照してください。
ポート情報
ポート番号
選択されたネットワークデバイスのポートの番号が表示されます。
ポート名
選択されたネットワークデバイスのポートにつけられた名前が表示されます。
メンバーポート
ポート名にリンクアグリゲーションのポート名が表示されている場合、リンクアグリゲーションに所属する物理ポートのポート名が
カンマ(",")区切りで表示されます。
ポート名に物理ポート名が表示されている場合、ハイフン("-")が表示されます。
リンク状態
ポートの動作状態が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- up
- 34 -
- down
- unknown
通信状態
動作ポートのスピードと通信方式が表示されます。
リンクアグリゲーショングループ名
選択されたLANスイッチのポートが属するリンクアグリゲーショングループ名です。
リンクアグリゲーションに所属していない場合、ハイフン("-")が表示されます。
リンクアグリゲーション情報
以下の情報は、LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8を選択した場合だけ表示されます。
リンクアグリゲーショングループ名
選択されたLANスイッチブレードのポートが属するリンクアグリゲーショングループの名前が表示されます。
ポート名
リンクアグリゲーションのポート名が表示されます。
メンバーポート:リンク状態
リンクアグリゲーションを構成する物理ポート名と、その物理ポートのリンク状態(up/down)が表示されます。
VLAN情報
VLAN ID
選択されたLANスイッチに設定されているVLAN IDが表示されます。
Untaggedポート
ポートVLANが設定されているポート名が表示されます。
リンクアグリゲーションの論理ポートは、LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合だけ表示されます。
Taggedポート
タグVLANが設定されているポート名が表示されます。
リンクアグリゲーションの論理ポートは、LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合だけ表示されます。
結線情報
リソース名(左側)
選択されたネットワークデバイスの名前が表示されます。
I/F名(左側)
ネットワークデバイスのポート名が表示されます。
I/F名(右側)
ネットワークデバイスに接続するリソースのインターフェース名が表示されます。
リソース名(右側)
ネットワークデバイスに接続するリソースの名前が表示されます。
注意
LANスイッチブレードの場合、ネットワークデバイスとの結線情報は表示されません。
- 35 -
ルールセット
名前
ルールセットの名前が表示されます。
ネットワークデバイスの種別が、"Firewall"の場合だけ表示されます。
説明
ルールセットの説明が表示されます。
ログイン情報
テナント
ネットワークデバイスのログイン情報を利用可能なテナント名が表示されます。
ネットワークデバイスの種別が"L2-Switch"の場合、ハイフン("-")が表示されます。
IPアドレス
ネットワークデバイスのログイン先のIPアドレスが表示されます。
ポート番号
ネットワークデバイスのログイン先のポート番号が表示されます。
プロトコル
ネットワークデバイスへログイン時に使用するプロトコル名が表示されます。
ユーザー名
ネットワークデバイスへログイン時に使用するユーザー名が表示されます。
権限
ネットワークデバイスへログイン時に使用するユーザーの権限が表示されます。
認証方法
ネットワークデバイスのユーザー認証方法が表示されます。
ログインチェック
アカウント情報の確認結果が表示されます。
以下のどれかが表示されます。
- 接続可
- 接続不可
- 未チェック
監視情報
SNMPコミュニティー名
ネットワークデバイスへのSNMP通信に利用するコミュニティー名が表示されます。
監視方法
ネットワークデバイスへの監視方法が表示されます。
以下のどれかが表示されます。
- None
- ping
- SNMP
- ping+SNMP
- 36 -
監視間隔(秒)
ネットワークデバイスへの監視を行う場合の監視間隔時間(単位:秒)が表示されます。
リトライ回数
ネットワークデバイスへの監視が失敗(タイムアウトの時間内に応答なし)した場合のリトライ回数が表示されます。
タイムアウト(秒)
ネットワークデバイスへの監視を失敗と判断する応答の待ち時間(単位:秒)が表示されます。
1.5.2.5 PDUまたはUPSの属性
基本情報
デバイス名
PDUまたはUPSを識別する名前が表示されます。
管理LAN(IPアドレス)
管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。
デバイスタイプ
PDUまたはUPSのデバイスタイプが表示されます。
モデル名
PDUまたはUPSのモデル名が表示されます。
コメント
PDUまたはUPSの登録時に入力したコメントが表示されます。
ハードウェア詳細
シリアル番号
PDUまたはUPSのシリアル番号が表示されます。
電圧
PDUまたはUPSに供給されている電源電圧(V)が表示されます。
ハードウェア版数
PDUのハードウェア版数が表示されます。
UPSでは表示されません。
ファームウェア版数
PDUまたはUPSのファームウェア版数が表示されます。
製造日
PDUまたはUPSの製造日が表示されます。
出力数
PDUの出力端子数が表示されます。
UPSでは表示されません。
設置方向
PDUの設置方向(横/縦)が表示されます。
UPSでは表示されません。
- 37 -
1.5.2.6 管理製品の属性
基本情報
管理製品名
管理製品を識別する名前が表示されます。
種別
管理製品の種別が表示されます。
以下のどれかが表示されます。
- vCenter Server
- SCVMM
- OVM Manager
- VIOM
IPアドレス
管理製品のIPアドレスが表示されます。
状態
管理製品の状態が表示されます。
管理ソフトウェア
管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。
1.5.2.7 ストレージ管理製品の属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
構成情報
管理製品種別
ストレージ管理製品の管理製品種別が表示されます。
バージョン
ストレージ管理製品のバージョンが表示されます。
IPアドレス
ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。
ポート番号
ストレージ管理製品のポート番号が表示されます。
- 38 -
ユーザー名
ストレージ管理製品のユーザー名が表示されます。
管理ソフトウェア
ストレージ管理製品の管理ソフトウェアとのリンクが表示されます。
ストレージ装置一覧
名前(ラベル)
ストレージ装置の名前が表示されます。
モデル
ストレージ装置のモデルが表示されます。
ストレージ管理製品
ストレージ装置のストレージ管理製品が表示されます。
1.5.2.8 ストレージ装置の属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
モデル名
ストレージ製品のモデル名が表示されます。
構成情報
管理ソフトウェア
ストレージ管理製品の管理ソフトウェアとのリンクが表示されます。
筐体識別情報
ストレージ装置の筐体識別情報が表示されます。
IPアドレス
ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。
仮想ストレージ一覧
状態
登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。
容量(空容量/総容量)
登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。
ストレージ種別
登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。
属性
仮想ストレージのタイプが表示されます。
- 39 -
ストレージ管理製品
仮想ストレージのストレージ管理製品が表示されます。
ストレージ装置
仮想ストレージのストレージ装置が表示されます。
1.5.2.9 VM管理製品の属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
リソース種別
仮想ストレージのリソース種別が表示されます。
ラベル
ラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
構成情報
管理製品種別
ストレージ管理製品の管理製品種別が表示されます。
バージョン
ストレージ管理製品のバージョンが表示されます。
IPアドレス
ストレージ管理製品のIPアドレスが表示されます。
ポート番号
ストレージ管理製品のポート番号が表示されます。
ユーザー名
ストレージ管理製品のユーザー名が表示されます。
管理ソフトウェア
管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。
仮想ストレージ一覧
状態
登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。
容量(空容量/総容量)
登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。
ストレージ種別
登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。
属性
仮想ストレージのタイプが表示されます。
- 40 -
ストレージ管理製品
仮想ストレージのストレージ管理製品が表示されます。
ストレージ装置
仮想ストレージのストレージ装置が表示されます。
1.5.2.10 仮想ストレージの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
構成情報
管理ソフトウェア
ストレージ管理製品のWeb UIへのリンクが表示されます。
状態
リソースの状態が表示されます。
ストレージ種別
リソースの種別が表示されます。
シン・プロビジョニング
シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。
- シン・プロビジョニングの場合
"yes"が表示されます。
- シック・プロビジョニングまたは属性なしの場合
"no"が表示されます。
総容量
ストレージの総容量が表示されます。
空容量
ストレージの空き容量が表示されます。
1.5.2.11 フォルダーの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
- 41 -
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
テナントフォルダー/L-Platform/フォルダー一覧
名前(ラベル)
テナントフォルダーを識別する名前が表示されます。
種別
テナントフォルダーの種別が表示されます。
リソース格納数
格納されているリソース数が表示されます。
プール一覧
名前(ラベル)
リソースプールを識別する名前が表示されます。
種別
リソースプールの種別が表示されます。
優先度
リソースプールの優先度が表示されます。
リソース格納数
リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。
L-Server一覧
名前(ラベル)
ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。
状態
L-Serverの状態が表示されます。
サーバ種別
L-Serverのサーバ種別が表示されます。
- 物理L-Serverの場合
"Physical"が表示されます。
- 仮想L-Serverの場合
VM種別が表示されます。
OS種別
L-ServerのOS種別が表示されます。
割当リソース
L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。
- 42 -
- allocatedの場合
割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。
- preservedの場合
前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。
- definedの場合
"(defined)"が表示されます。
使用リソース
L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。
- 指定なし(自動選択)の場合
"自動選択"が表示されます。
- リソースプール指定の場合
サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- 物理サーバ指定の場合
サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- VMホスト指定の場合
VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。
CPU性能(定義値)
L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。
CPU性能(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。
CPU数(定義値)
L-Server作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。
CPU数(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのCPU数の値が表示されます。
メモリ容量(定義値)
L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。
メモリ容量(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。
NIC数
L-ServerのNIC数が表示されます。
ディスク数
L-Serverのディスク数が表示されます。
モデル名(定義値)
L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。
モデル名(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。
- 43 -
1.5.2.12 L-Serverの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
サーバ情報(サーバ仕様)
テンプレート名
L-Serverに使用されている、L-Serverテンプレート名が表示されます。
CPU性能(割当値/定義値)
L-Serverに定義されているCPU性能が表示されます。
割当値
実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。
定義値
作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。
CPU数(割当値/定義値)
L-Serverに定義されているCPU数が表示されます。
割当値
実際に割り当てられている物理サーバのCPU数の値が表示されます。
定義値
作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。
メモリ容量(割当値/定義値)
L-Serverに定義されているメモリ容量が表示されます。
割当値
実際に割り当てられている物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。
定義値
作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。
モデル名(割当値/定義値)
L-Serverに定義されているモデル名が表示されます。
割当値
実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。
定義値
作成時に定義されたモデル名が表示されます。
種別
L-Serverのサーバ種別が表示されます。
- 44 -
ディスク種別
物理L-Serverのディスク種別が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- iSCSI
- SAN
PXEブート
以下のどちらかが表示されます。
- 物理L-Serverに対し、PXEブートが設定されている場合
"Enable"が表示されます。
- PXEブートが未設定の場合
"Disable"が表示されます。
サーバ情報(VM管理ソフトウェア固有情報)
CPU予約性能
VMゲストに割り当てられる最小CPUリソース量(下限保証値)が表示されます。
CPUシェア
CPUリソースの枯渇時にCPUリソースの割当てを決める相対的な配分比が表示されます。
メモリ予約容量
VMゲストに割り当てられる最小メモリリソース量(下限保証値)が表示されます。
メモリバッファー
VMゲストにバッファーとして割り当てるメモリの割合が表示されます。
メモリシェア
メモリリソースの枯渇時にメモリリソースの割当てを決める相対的な配分比が表示されます。
動的メモリ設定
以下のどちらかが表示されます。仮想L-Serverでだけ表示されます。
- 動的メモリが"true"の場合
"on"が表示されます。
- 動的メモリが"false"の場合
"off"が表示されます。
サーバ情報(詳細仕様)
サーバ冗長化
L-Serverのサーバ冗長化の設定が表示されます。
予備のサーバの選択
L-Serverの予備サーバ選択方法が表示されます。
予備のサーバのプール
L-Serverの予備サーバのプールが表示されます。
生存監視
生存監視の設定状態が表示されます。
- 45 -
- 生存監視設定ありの場合
"on"が表示されます。
- 生存監視設定なしの場合
"off"が表示されます。
注意
旧バージョンから移行した仮想L-Server、または構築済みの仮想マシンと関連付けられた仮想L-Serverについては、生存監視
の設定状態にハイフン("-")が表示されます。
運用位置
L-Serverの物理位置の変更状態が表示されます。
リソースの自動解放
リソースの自動解放設定の状態が表示されます。
- 自動解放設定ありの場合
"on"が表示されます。
- 自動解放設定なしの場合
"off"が表示されます。
使用するリソース
L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。
- 指定なし(自動選択)の場合
"自動選択"が表示されます。
- リソースプール指定の場合
サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- 物理サーバ指定の場合
サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- VMホスト指定の場合
VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。
前回起動したリソース
L-Serverが前回起動した物理サーバまたはVMホストが表示されます。
排他運用
L-Serverの排他運用が表示されます。
起動優先
L-Serverの起動優先度が表示されます。
優先度が"0"の場合、"一括電源操作の対象外"が表示されます。
FCシングルパスモード
物理L-Serverで、VIOM、HBAarの設定が1パスだけ設定中の状態かが表示されます。
- シングルパスモード設定の場合
"on"が表示されます。
- シングルパスモード設定ではない場合
"off"が表示されます。
- 46 -
状態
OS種別
L-ServerのOS種別が表示されます。
状態
L-Serverのリソース状態が表示されます。
割当状態
L-Serverのリソースの割当て状態が表示されます。
制御対象リソース
L-Serverに割り当てているリソースの管理状態が表示されます。
管理下にあるリソース種別を表示し、複数のリソース種別が管理下にある場合、カンマ(",")区切りで表示されます。
- サーバリソースが管理されている場合
"Server"が表示されます。
- ストレージが管理されている場合
"Storage"が表示されます。
- 管理下にリソースがない場合
ハイフン("-")が表示されます。
また、本製品で作成されたL-Serverの場合、ハイフン("-")が表示されます。
割当リソース情報(リソース)
リソース名
関連する物理サーバのリソース詳細へのリンク情報が表示されます。
ゲスト名
関連するVMゲストのリソース詳細へのリンク情報が表示されます。
VM種別
L-ServerのVM種別が表示されます。
管理ソフトウェア
L-Serverの管理ソフトウェアが表示されます。
割当リソース情報(クローニングイメージ)
配布済イメージ名
L-Server作成時に指定したクローニングイメージ名が表示されます。
世代
L-Server作成時に指定したクローニングイメージの世代が表示されます。
割当リソース情報(仮想WWNアドレス)
WWNN
L-Serverに割り当てられたWWNN情報が表示されます。
WWPN
L-Serverに割り当てられたWWPN情報が表示されます。
シングルパスモード設定されている場合、WWPNアドレスは、表示されているアドレスの内、1つだけが設定されます。
- 47 -
ディスク情報
No.
L-Serverに設定されているディスクNoが表示されます。
サイズ
L-Serverに設定されているディスクサイズが表示されます。
デバイスパス
L-Serverに割り当てられているディスクの種別情報が表示されます。
デバイスパスを取得できなかった場合、ハイフン("-")が表示されます。
用途
L-Serverに設定されているディスクの用途が表示されます。
リソース名
L-Serverに設定されているディスク名が表示されます。
- ディスクを割り当てている場合
割り当てられているディスクの詳細情報へのリンクが表示されます。
- ディスクを割り当てていない場合
使用リソース名が表示されます。
種別
L-Serverに割り当てられているディスクの種別情報が表示されます。
種別情報を取得できなかった場合、ハイフン("-")が表示されます。
共有
ディスクの共有状態が表示されます。
- 複数のL-Serverに割り当てられている場合
"yes"が表示されます。
- 上記以外の場合
"no"が表示されます。
ネットワーク情報
No.
L-Serverに設定されているネットワークNoが表示されます。
IPアドレス
L-Serverに設定されているネットワークのIPアドレスが表示されます。
MACアドレス
L-Serverに設定されているネットワークのMACアドレスが表示されます。
ネットワークリソース名
L-Serverに設定されているネットワーク名が表示されます。
VLAN
ネットワークリソースのVLAN IDが表示されます。
物理L-Serverで、"タグなしVLAN"に設定されている場合は、"-"が表示されます。
- 48 -
スナップショット/システムイメージ
世代
L-Serverから採取したスナップショットイメージの世代が表示されます。
採取日時
L-Serverから採取したスナップショットイメージの採取日時が表示されます。
コメント
L-Serverから採取したスナップショットイメージに設定されているコメントが表示されます。
1.5.2.13 L-Platformの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
L-Server一覧
名前(ラベル)
ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。
状態
L-Serverの状態が表示されます。
サーバ種別
L-Serverのサーバ種別が表示されます。
- 物理L-Serverの場合
"Physical"が表示されます。
- 仮想L-Serverの場合
VM種別が表示されます。
OS種別
L-ServerのOS種別が表示されます。
割当リソース
L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。
- allocatedの場合
割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。
- preservedの場合
前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。
- 49 -
- definedの場合
"(defined)"が表示されます。
使用リソース
L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。
- 指定なし(自動選択)の場合
"自動選択"が表示されます。
- リソースプール指定の場合
サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- 物理サーバ指定の場合
サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- VMホスト指定の場合
VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。
CPU性能(定義値)
L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。
CPU数(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。
メモリ容量(定期値)
L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。
メモリ容量(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。
NIC数
L-ServerのNIC数が表示されます。
ディスク数
L-Serverのディスク数が表示されます。
モデル名(定義値)
L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。
モデル名(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。
ファイアウォール一覧
名前
L-Platformに割り当てられたファイアーウォールリソースの名前がアイコン付きで表示されます。
種別
L-Platformに割り当てられたリソースの種別が表示されます。
"Firewall"が表示されます。
ルールセット
L-Platformに割り当てられているリソースを構成するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。
- 50 -
使用リソース
L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前と状態が以下の形式で表示されます。
複数のネットワークデバイスから構成される場合、すべてのネットワークデバイスの名前と状態がカンマ(",")区切りで表示されま
す。
名前(状態),名前(状態)
Firewallの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
"Firewall"が表示されます。
ネットワークデバイス基本情報
名前
L-PLatformに割り当てられたリソースが利用するルールセットが配置されたディレクトリ名が表示されます。
説明
ルールセットの説明が表示されます。
パラメータファイル名
ルールセットに設定されているパラメーターファイルの名前が表示されます。
ネットワークデバイス
- 使用リソース
L-Platformに割り当てられたリソースを構成するネットワークデバイスの名前が表示されます。
リンクをクリックすることで、ネットワークデバイスの[リソース詳細]タブの画面が表示されます。
- 状態
使用リソースの状態が表示されます。
テナントの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
グローバルプール一覧
名前(ラベル)
グローバルプールの名前(ラベル)が表示されます。
種別
グローバルプールのリソースプール種別が表示されます。
- 51 -
優先度
L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度が表示されます。
リソース格納数
グローバルプールに格納されているリソース数が表示されます。
テナントフォルダー/L-Platform/フォルダー一覧
名前(ラベル)
フォルダーを識別する名前が表示されます。
種別
フォルダーの種別が表示されます。
リソース格納数
格納されているリソース数が表示されます。
プール一覧
名前(ラベル)
リソースプールを識別する名前が表示されます。
種別
リソースプールの種別が表示されます。
優先度
リソースプールの優先度が表示されます。
リソース格納数
リソースプールに登録されているリソース数が表示されます。
L-Server一覧
名前(ラベル)
ルート直下/フォルダー直下/テナント直下のL-Serverの名前が表示されます。
状態
L-Serverの状態が表示されます。
サーバ種別
L-Serverのサーバ種別が表示されます。
- 物理L-Serverの場合
"Physical"が表示されます。
- 仮想L-Serverの場合
VM種別が表示されます。
OS種別
L-ServerのOS種別が表示されます。
割当リソース
L-Serverの割当て状態により、以下の情報が表示されます。
- allocatedの場合
割り当てられた物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。
- 52 -
- preservedの場合
前回起動時に使用した物理サーバまたはVMホスト名が表示されます。名前のあとに"(preserved)"が表示されます。
- definedの場合
"(defined)"が表示されます。
使用リソース
L-Server作成時に、"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"に設定した情報が表示されます。
- 指定なし(自動選択)の場合
"自動選択"が表示されます。
- リソースプール指定の場合
サーバプールアイコン、またはVMプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- 物理サーバ指定の場合
サーバプールアイコンとリソースプール名が表示されます。
- VMホスト指定の場合
VMホストアイコンとVMホスト名が表示されます。
CPU性能(定義値)
L-Server作成時に定義されたCPU性能の値が表示されます。
CPU性能(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのCPU性能の値が表示されます。
CPU数(定義値)
L-Server作成時に定義されたCPU数の値が表示されます。
CPU数(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのCPU数の値が表示されます。
メモリ容量(定義値)
L-Server作成時に定義されたメモリ容量の値が表示されます。
メモリ容量(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられた物理サーバのメモリ容量の値が表示されます。
NIC数
L-ServerのNIC数が表示されます。
ディスク数
L-Serverのディスク数が表示されます。
モデル名(定義値)
L-Server作成時に定義されたモデル名が表示されます。
モデル名(割当値)
L-Serverに実際に割り当てられている物理サーバのモデル名が表示されます。
1.5.2.14 VMプールの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
- 53 -
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
優先度
VMプールの優先度が表示されます。
容量情報
CPU容量
総容量
VMホストのCPU総容量が表示されます。
空容量
VMホストのCPU空容量が表示されます。
メモリ容量
総容量
VMホストのメモリ総容量が表示されます。
空容量
VMホストのメモリ空容量が表示されます。
VMホスト一覧
名前(ラベル)
登録されているVMホストの名前が表示されます。
状態
登録されているVMホストの状態が表示されます。
VM種別
登録されているVMホストのVM種別が表示されます。
クラスタ
クラスタ構成になっている場合に表示されます。
CPU容量(空容量/総容量)
登録されているVMホストのCPU容量が表示されます。
メモリ容量(空容量/総容量)
登録されているVMホストのメモリ容量が表示されます。
VMホストの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
- 54 -
種別
リソースの種別が表示されます。
容量情報
CPU容量
総容量
VMホストのCPU総容量が表示されます。
空容量
VMホストのCPU空容量が表示されます。
メモリ容量
総容量
VMホストのメモリ総容量が表示されます。
空容量
VMホストのメモリ空容量が表示されます。
VMホスト情報
状態
VMホストの状態が表示されます。
VM種別
VMホストのVM種別が表示されます。
クラスタ
クラスタ構成になっている場合に表示されます。
VMゲスト数
VMホストに属しているVMゲスト数が表示されます。
管理ソフトウェア
VMホストのVM管理ソフトウェアへのリンクが表示されます。
物理サーバ名
VMホストが属している物理サーバ名が表示されます。
VM管理ソフトウェア固有情報
VMware HA
VMware HAのON/OFFが表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- on
- off
VMホストがVMwareの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
VMware DRS
VMware DRSのON/OFFが表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- 55 -
- on
- off
VMホストがVMwareの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
VMware DPM
VMware DPMのON(手動、自動)/OFFが表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- on
- off
VMホストがVMwareの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
アドミッションコントロール
VMwareのアドミッションコントロールの有効/無効が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- on
- off
VMホストがVMwareの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
スタンバイモード
VMwareのスタンバイモードと、VMware DPMの状態に応じた値が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- on
- off
VMホストがVMwareの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
クラスタ構成であっても、スタンバイモードとVMware DPMの双方が有効になっていない場合、"off"が表示されます。
メンテナンスモード
VMware/Hyper-Vのメンテナンスモードの有効/無効が表示されます。
以下のどちらかが表示されます。
- on
- off
VMホストがVMwareまたはHyper-Vの場合、表示されます。
クラスタ構成になっていない場合、ハイフン("-")が表示されます。
VMゲスト一覧
名前(ラベル)
VMゲストの名前が表示されます。
状態
VMゲストの状態が表示されます。
- 56 -
VM種別
VMゲストのVM種別が表示されます。
VMホスト名
VMゲストに紐付いているVMホスト名が表示されます。
OS種別
VMゲストのOS種別が表示されます。
CPU容量
VMゲストのCPU容量が表示されます。
メモリ容量
VMゲストのメモリ容量が表示されます。
割当L-Server名
VMゲストに割り当てられている、L-Server名が表示されます。
1.5.2.15 サーバプールの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
優先度
サーバプールの優先度が表示されます。
容量情報
サーバ台数
総サーバ台数
サーバプールに登録されている総サーバ台数が表示されます。
空きサーバ台数
サーバプールに登録されている空きサーバ台数が表示されます。
物理サーバ一覧
物理サーバ名
物理サーバの名前が表示されます。
状態
物理サーバの状態が表示されます。
- 57 -
モデル名
物理サーバのモデル名が表示されます。
OS
物理サーバのOSが表示されます。
CPUタイプ
物理サーバのCPUタイプが表示されます。
CPUクロック数
物理サーバのCPUクロック数が表示されます。
CPU数
物理サーバのメモリ容量が表示されます。
メモリ容量
登録されているサーバのメモリ容量が表示されます。
割当L-Server
物理サーバに割り当てられている、L-Server名が表示されます。
サーバの属性
基本情報
物理サーバ名
物理OS、VMホスト、VMゲストが動作しているサーバの名前が表示されます。
管理対象サーバとして登録済みで電源ONの場合、ServerView Operations Managerで表示されるサーバモデルが表示されま
す。それ以外の場合、表示されません。
プロダクト名
物理サーバのプロダクト名が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズの場合、マネジメントブレードで表示されるサーバの製品名(Product Name)が表示されます。それ以外
の場合、モデル名が表示されます。
状態
物理サーバの状態が表示されます。
スロット番号
物理サーバのスロット番号が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。
パーティション番号
パーティションの番号が表示されます。
PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバを選択した場合だけ表示されます。
保守モード
物理サーバの保守モードが表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
メンテナンスLED状態
物理サーバのメンテナンスLED状態が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズだけ表示されます。
管理LAN(MACアドレス)
物理サーバの管理LAN(MACアドレス)が表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
- 58 -
CPUコア数
CPUコア数が表示されます。
CPUタイプ
物理サーバのCPUタイプが表示されます。
CPUクロック数
物理サーバのCPUクロック数が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズのサーバ、またはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。
メモリ容量
物理サーバのメモリ容量が表示されます。
PRIMERGY BXシリーズのサーバ、またはSPARC Enterprise Mシリーズ以外を選択した場合、ハイフン("-")が表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバの場合、サーバが電源ONのときだけ表示されます。
管理LANのNIC冗長化
管理LANのNICが冗長化されている場合に表示されます。
HBAAR用 LAN(MACアドレス)
HBA address rename設定サービスで使用するLAN(MACアドレス)が表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、表示されません。
PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバを選択した場合だけ表示されます。
ハードウェア保守モード
サーバのハードウェア保守モードの状態が表示されます。
PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。
ブートオプション
サーバの登録時に指定したブートオプションの設定が表示されます。
PRIMEQUESTのサーバを選択した場合だけ表示されます。
ハードウェア詳細
I/O仮想化管理ソフトウェア
外部I/O仮想化管理ソフトウェアのWeb UIへのリンクが表示されます。
外部I/O仮想化管理ソフトウェアと連携している場合だけ表示されます。
VIOMサーバプロファイル
割り当てられているVIOMサーバプロファイル名が表示されます。
VIOMで管理されており、かつ、サーバプロファイルが設定されている場合だけ表示されます。
ネットワーク情報(物理結線情報)
index
物理サーバに属しているネットワークのNoが表示されます。
LANスイッチ
物理サーバに属しているLANスイッチの名前が表示されます。
サポート名
物理サーバに属しているポートの名前が表示されます。
ハードウェア保守(インタフェース情報)
PRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUEST以外のサーバを選択した場合、管理LANの情報だけ表示されます。
SPARC Enterpriseを選択した場合、IPアドレスだけ表示されます。
- 59 -
MACアドレス
物理サーバのハードウェア保守のMACアドレス一覧が表示されます。
IPアドレス
物理サーバのハードウェア保守のIPアドレス一覧が表示されます。
管理LAN
サーバのMACアドレス/IPアドレスが表示されます。
L-Server情報
割当L-Server名
物理サーバに割り当てられているL-Server名が表示されます。
1.5.2.16 ストレージプールの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
優先度
ストレージプールの優先度が表示されます。
容量情報
ディスク容量
総容量
ストレージプールのディスク総容量が表示されます。
空容量
ストレージプールのディスク空容量が表示されます。
仮想ストレージ一覧
名前(ラベル)
登録されている仮想ストレージの名前が表示されます。
状態
登録されている仮想ストレージの状態が表示されます。
容量(空容量/総容量)
登録されている仮想ストレージの容量情報が表示されます。
ストレージ種別
登録されている仮想ストレージのタイプが表示されます。
- 60 -
属性
仮想ストレージのタイプが表示されます。
ディスクリソース一覧
名前(ラベル)
ディスクの名前が表示されます。割り当てられているディスクの詳細情報へのリンクが表示されます。
状態
ディスクの状態が表示されます。
サイズ
ディスクのサイズが表示されます。
仮想ストレージ
ディスクの割当て先が表示されます。
共有
ディスクの共有設定が表示されます。
属性
設定されている属性が表示されます。
- シン・プロビジョニングの場合
"シン・プロビジョニング"が表示されます。
- シック・プロビジョニングの場合
"シック・プロビジョニング"が表示されます。
割当L-Server
ディスクが割り当てられている、L-Server名が表示されます。
仮想ストレージの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
構成情報
状態
リソースの状態が表示されます。
ストレージ種別
リソースのストレージ種別が表示されます。
- 61 -
シン・プロビジョニング
シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。
- シン・プロビジョニングの場合
"yes"が表示されます。
- シック・プロビジョニングまたは属性なしの場合
"no"が表示されます。
総容量
ストレージの総容量が表示されます。
空容量
ストレージの空容量が表示されます。
ディスクリソース一覧
名前(ラベル)
ディスクの名前が表示されます。割り当てられているディスクの詳細情報へリンクしています。
状態
ディスクの状態が表示されます。
サイズ
ディスクのサイズが表示されます。
仮想ストレージ
ディスクの割当て先が表示されます。
共有
ディスクの共有設定が表示されます。
属性
設定されている属性が表示されます。
- シン・プロビジョニングの場合
"シン・プロビジョニング"が表示されます。
- シック・プロビジョニングの場合
"シック・プロビジョニング"が表示されます。
割当L-Server
ディスクが割り当てられているL-Server名が表示されます。
ディスク詳細情報の属性
基本情報
名前
ディスクの名前が表示されます。
種別
ディスクの状態が表示されます。
ラベル
ディスクに設定されているラベルが表示されます。
- 62 -
コメント
ディスクに設定されているコメントが表示されます。
構成情報
状態
ディスクの状態が表示されます。
サイズ
ディスクのサイズが表示されます。
割り当て
ディスクの割当て状態が表示されます。
最後に使用したL-Server
ディスクが未割当ての場合、最後にディスクを割り当てたL-Serverの名前が表示されます。
テナントフォルダーまたはリソースフォルダーの中に配置されたL-Serverの場合、テナントフォルダー名またはリソースフォルダー
名も含めて表示されます。
L-Serverからディスクを削減後、L-Serverの変更・削除操作を行った場合も、ディスク削減時の情報が表示されます。
以下の場合、ハイフン("-")が表示されます。
- ディスクがL-Serverに割当て済みの場合
- ディスクが一度もL-Serverに割り当てられていない場合
仮想ストレージ
ディスクの割当て先が表示されます。
共有
複数のL-Serverに割り当てられているかが表示されます。
- 2つ以上のL-Serverに割当て済みの場合
"yes"が表示されます。
- 未割当て、または1つのL-Serverに割当て済みの場合
"no"が表示されます。
シン・プロビジョニング
シン・プロビジョニング設定情報が表示されます。
- シン・プロビジョニングの場合
"yes"が表示されます。
- シック・プロビジョニングの場合
"no"が表示されます。
エイリアス
ディスクの種別がETERNUSの場合、LUNに設定されたエイリアス名が表示されます。
以下の場合、ハイフン("-")が表示されます。
- ディスク種別がETERNUS以外の場合
- LUNにエイリアス名が設定されていない場合
参考
ETERNUSのWebGUIを使用して、LUNのエイリアス名を変更した場合、一定時間後に更新されます。
- 63 -
L-Server情報
割当L-Server名
ディスクが割り当てられているL-Server名が表示されます。
ディスクNo.
ディスクのNoが表示されます。
ディスク用途
ディスクの用途が表示されます。
1.5.2.17 ネットワークプールの属性
基本情報
名前
ネットワークプールを識別する名前が表示されます。
種別
ネットワークプールの種類が表示されます。
優先度
複数のネットワークプールに対して必要なリソースを自動選択する際の順番が表示されます。
ラベル
ネットワークプールのラベルが表示されます。
コメント
ネットワークプールのコメントが表示されます。
容量情報
IPアドレス
総数
ネットワークプールに登録されているIPアドレスの総数が表示されます。
残数
ネットワークプールに登録されているIPアドレスの残数が表示されます。
ネットワークリソース一覧
名前(ラベル)
ネットワークリソース名が表示されます。
管理LAN
管理LANとして使用されているかが表示されます。
- 管理LANとして使用している場合
"Yes"が表示されます。
- 管理LANとして使用されていない場合
"No"が表示されます。
iSCSIブート
iSCSIブート用のLANが表示されます。
VLANID
ネットワークリソースのVLANIDが表示されます。
- 64 -
サブネットアドレス
ネットワークリソースのサブネットアドレスが表示されます。
サブネットマスク
ネットワークリソースのサブネットマスクが表示されます。
アドレス数(残数/総数)
ネットワークリソースに登録されているIPアドレスの残数/総数が表示されます。
ネットワークデバイス一覧
ネットワークデバイス名
ネットワークデバイス名が表示されます。
モデル名
モデル名が表示されます。
状態
ネットワークデバイスの動作状態が表示されます。
利用可能用途
ネットワークデバイスの利用可能用途が表示されます。
ルールセット
ルールセット名が表示されます。
割当リソース名
割当て済みのネットワークデバイスの名前が表示されます。
ネットワークデバイスの属性
「1.5.2.4 ネットワークデバイスの属性」を参照してください。
ネットワークリソースの属性
基本情報
名前
ネットワークリソース名が表示されます。
種別
ネットワークリソースが表示されます。
ラベル
ネットワークリソースのラベルが表示されます。
コメント
ネットワークリソースのコメントが表示されます。
容量情報
IPアドレス
総数
ネットワークプールに登録されているIPアドレスの総数が表示されます。
残数
ネットワークプールに登録されているIPアドレスの残数が表示されます。
- 65 -
属性情報
管理LAN
管理LANとして使用しているかが表示されます。
- 管理LANとして使用されている場合
"Yes"が表示されます。
- 管理LANとして使用されていない場合
"No"が表示されます。
iSCSIブート
iSCSIブート用のLANが表示されます。
設定済の仮想スイッチを利用
このネットワークリソースに対応した仮想ネットワーク、仮想スイッチ、ポートグループなどが存在しない場合、自動的に設定する
かが表示されます。
- チェックボックスにチェックが入っていない場合
自動的に設定します。
なお、デフォルトはチェックボックスにチェックが入っていません。
- チェックボックスにチェックが入っている場合
事前に作成されているものを、ネットワークリソースで使用します。
外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定
外部接続ポートのVLANの自動設定を行うかが表示されます。
- 自動設定をする場合
"yes"が表示されます。
- 自動設定をしない場合
"no"が表示されます。
開始アドレス
自動設定を行うIPアドレスの開始アドレスが表示されます。
終了アドレス
自動設定を行うIPアドレスの終了アドレスが表示されます。
サブネットアドレス
ネットワークリソースのサブネットアドレスが表示されます。
サブネットマスク
ネットワークリソースのサブネットマスクが表示されます。
ゲートウェイ
デフォルトゲートウェイが表示されます。
VLAN ID
ネットワークリソースのVLAN IDが表示されます。
対象外とするIP一覧
開始IPアドレス
自動設定の対象外にするIPアドレスの開始アドレスが表示されます。
- 66 -
終了IPアドレス
自動設定の対象外にするIPアドレスの終了アドレスが表示されます。
スイッチブレードの外部接続ポート一覧
シャーシ名
シャーシ名が表示されます。
スイッチ名
スイッチ名が表示されます。
ポート番号
LANスイッチブレードの外部接続ポート番号が表示されます。
リンクアグリゲーションの場合、リンクアグリゲーションを構成するメンバーポートの物理ポート番号が表示されます。
リンクアグリゲーションの構成が解除されている場合、ハイフン("-")が表示されます。
リンクアグリゲーショングループ名
リンクアグリゲーションの場合、リンクアグリゲーショングループの名前が表示されます。
物理ポートの場合、ハイフン("-")が表示されます。
VLAN種別
VLAN種別が表示されます。
- Tagged VLANとして使用されている場合
"tagged"が表示されます。
- Untagged VLANとして使用されている場合
"untagged"が表示されます。
- VLANを使用していない場合
"none"が表示されます。
1.5.2.18 アドレスプールの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
優先度
アドレスプールの優先度が表示されます。
- 67 -
容量情報
アドレス数
総数
アドレスプールのIPアドレス総数が表示されます。
残数
アドレスプールのIPアドレス空数が表示されます。
基本情報
名前(ラベル)
アドレスセットの名前が表示されます。
アドレス種別
アドレスセットのアドレス種別が表示されます。
開始アドレス
アドレスセットの開始アドレスが表示されます。
終了アドレス
アドレスセットの終了アドレスが表示されます。
アドレス数(残数/総数)
アドレスセットのアドレス残数とアドレス総数が表示されます。
アドレスセットの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
属性情報
開始アドレス
アドレスセットの開始アドレスが表示されます。
終了アドレス
アドレスセットの終了アドレスが表示されます。
アドレス種別
アドレスセットのアドレス種別が表示されます。
- 68 -
対象外とするアドレス一覧
アドレス
アドレスセットの対象外になるアドレス一覧が表示されます。
1.5.2.19 イメージプールの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
ラベル
リソースに設定されているラベルが表示されます。
コメント
リソースに設定されているコメントが表示されます。
優先度
イメージプールの優先度が表示されます。
クローニングイメージ一覧
名前
イメージの名前が表示されます。
世代
イメージの世代が表示されます。
採取日時
イメージの採取日時が表示されます。
イメージ種別
イメージのイメージ種別が表示されます。
VM種別
イメージのVM種別が表示されます。
コメント
イメージのコメントが表示されます。
クローニングイメージの属性
基本情報
名前
リソースの名前が表示されます。
種別
リソースの種別が表示されます。
- 69 -
イメージ情報
イメージ種別
クローニングイメージのイメージ種別が表示されます。
OS
クローニングイメージのOSが表示されます。
世代一覧
名前
イメージの名前が表示されます。
世代
イメージの世代が表示されます。
採取日時
イメージの採取日時が表示されます。
イメージ種別
イメージのイメージ種別が表示されます。
VM種別
イメージのVM種別が表示されます。
コメント
イメージのコメントが表示されます。
1.5.3 切替え設定一覧
サーバリソースツリーで選択したリソースと関連するサーバの予備サーバ情報がリストで表示されます。
表示される項目を以下に示します。
切替え設定一覧
サーバ名
物理OSまたはVMホストを識別する名前が表示されます。
管理IPアドレス
管理LANに接続するIPアドレスが表示されます。
物理サーバ(運用)
物理OSまたはVMホストが動作しているサーバの名前が表示されます。
切替え状態
現在の切替えの動作状態が表示されます。
予備サーバ
設定されている予備サーバが表示されます。
切替え状態には現在の稼動サーバが矢印で表示されます。サーバの切替え中、切戻し中、継続中は、それぞれ"切替え中"、"切戻し
中"、"継続中"と表示されます。
予備サーバを複数設定している場合、先頭のサーバが稼動サーバです。
リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、予備サーバ情報を昇順または降順にソートできます。
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。
- 70 -
1.5.4 イメージ一覧
イメージの情報がリストで表示されます。
システムイメージとクローニングイメージが管理できます。
システムイメージ一覧とクローニングイメージ一覧で表示される項目を以下に示します。
システムイメージ一覧
サーバ名
物理OSまたはVMホストを識別する名前が表示されます。
世代
システムイメージの世代が表示されます。
バックアップ日時
システムイメージをバックアップした日時が表示されます。
コメント
システムイメージのバックアップ時に入力したコメントが表示されます。
クローニングイメージ一覧
クローニングイメージ名
クローニングイメージを識別する名前が表示されます。
世代
クローニングイメージの世代が表示されます。
採取日時
クローニングイメージを採取した日時が表示されます。
OS
クローニングイメージのOS名が表示されます。
コメント
クローニングイメージの採取時に入力したコメントが表示されます。
リスト内のリソースを右クリックすると、ポップアップメニューが表示され、各種操作が行えます。
ポップアップメニューで行える操作については、「1.2.2 ポップアップメニュー一覧」を参照してください。
リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、イメージ情報を昇順または降順にソートできます。
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。
1.5.5 ネットワークマップ
本製品で管理しているリソースについて以下の情報を表示します。
・ 物理サーバと仮想サーバ内(仮想スイッチ、VMゲスト)のネットワーク構成
・ 各リソース間のネットワーク接続状態
・ 物理サーバと仮想サーバ内のVLAN設定状態
参照
ネットワークマップについては、「運用ガイド VE」の「第12章 ネットワークマップ」を参照してください。
- 71 -
1.6 進捗状況
ここでは、RORコンソールに表示される進捗状況について説明します。
図1.7 進捗状況
操作を行うと、処理状況を示す進捗状況が表示されます。また、完了した操作の処理結果が表示されます。
1.7 イベントログ
ここでは、RORコンソールに表示されるイベントログについて説明します。
図1.8 イベントログ
管理対象のリソースで発生したイベントの履歴が表示されます。イベントが発生すると自動的に追加されます。
イベントログに表示される各イベントは、以下の情報で構成されています。
イベントログ表示情報
状態
表示されたイベントのレベルが表示されます。
レベルには、"Error"、"Warning"、"Info"の3種類があります。
日時
イベントが発生した年月日時刻が表示されます。
リソース名
イベントに関連するリソース名が表示されます。
- 72 -
イベントID
イベントに関連する識別子が表示されます。
ネットワークリソースの場合は表示されません。
イベント情報
イベントの内容が表示されます。
イベントログ内のチェックボックスや選択リストを使用して、イベントログがフィルタリングできます。
チェックボックスにチェックを入れると対応する状態のイベントログが表示されます。また、チェックを外すと非表示になります。
イベントログの[テナント名]選択リストでテナントを選択すると、選択したテナントに関連するイベントログだけが表示されます。
リストの項目名をクリックすると、その列の色が変化し、イベントを昇順または降順にソートできます。
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。表示するページ番号の指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動
の操作ができます。
注意
リソースの状態表示が"fatal"になるイベントの場合でも、このイベントログでは"Error"と表示されます。ツリーやリストから、管理対象のリ
ソースの状態を確認してください。
参考
SPARC Enterprise Tシリーズの場合、ハードウェアのSNMP TrapのMIB(SUN-HW-TRAP-MIB.mib)のSEVERITY値に対して、本製品
では以下のレベルで表示されます。
・ SEVERITYがCritical、Majorの場合
"Error"が表示されます。
・ SEVERITYがMinorの場合
"Warning"が表示されます。
・ SEVERITYがInformationalの場合
"Info"が表示されます。
- 73 -
第2章 リソースの登録
本章では、本製品で使用するリソースの登録について説明します。
事前にマネージャーのインストールが完了している必要があります。
リソースの登録方法には、1つずつリソースを登録する通常の登録方法のほかに、一括設定を使用して複数のリソースを一括して登
録、変更する方法があります。
・ リソースを1つずつ登録、変更する方法
導入するサーバ台数が少ない場合や、すでに構築済みの環境に追加で数台設定する場合(目安: 1~4台)に使用します。
・ 複数のリソースを一括して登録、変更する方法
導入するサーバ台数が多い場合(目安: 5台以上)に使用します。
複数のリソースを一括して登録、変更する方法については、「第6章 一括設定」を参照してください。
参考
・ ユーザーアカウントについて
セットアップ時に、新しくユーザーアカウントを作成したい場合、およびパスワードや権限レベルの変更などを行いたい場合は、「運
用ガイド VE」の「第4章 ユーザーアカウント設定」を参照してください。
・ 管理サーバのバックアップについて
環境構築後、およびリソースの登録、変更、削除後は、管理サーバのバックアップを行うことをお勧めします。
バックアップについては、「運用ガイド CE」の「8.1.2 バックアップ」を参照してください。
2.1 VIOM連携の登録
以下の手順で、管理製品(VIOM)の設定をします。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[登録]-[管理製品(VIOM)]を選択します。
[管理製品(VIOM)の登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
ユーザ名
VIOMにログインするユーザー名を指定します。
パスワード
VIOMにログインするユーザーのパスワードを指定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録
以下の手順で、VIOMサーバプロファイルの設定を行います。
1. RORコンソールで管理製品(VIOM)を選択し、[リソース詳細]タブを選択します。
2. リソース詳細の基本情報で、管理ソフトウェアのリンクをクリックします。
ServerView Virtual-IO Manager Web UIが起動します。
3. ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照し、サーバプロファイルの設定を行ってください。
- 74 -
注意
1つのシャーシ内で、HBA address renameとVIOM連携によるI/O仮想化の混在はできません。
バックアップ・リストアまたはクローニングを利用する場合、ブート順序は以下の2つを優先させてください。
1. 管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC1(Index1))
2. 管理LANで使用するネットワークインターフェースからのブート(NIC2(Index2))
2.2 VM管理製品の登録
ここでは、VM管理製品の登録について説明します。
VM管理製品(VMware vCenter Serverなど)を登録すると、サーバ仮想化ソフトウェアのリソースプール管理を含む仮想L-Serverが利用
できます。VM管理製品(VMware vCenter Serverなど)は複数登録することができます。
VM管理製品ごとの事前設定内容については、「導入ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための設計と設定」を参照してくださ
い。
本製品では、ストレージ、ネットワークを含むサーバの論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を定義したL-Server
として管理します。仮想マシンをL-Serverとして管理するには、本製品にVM管理製品を登録します。
以下の手順で、VM管理製品を登録します。
1. RORコンソールのメニューの[設定]-[登録]から、使用するVM管理製品の種別を選択します。
[管理製品(name)の登録]ダイアログが表示されます。
nameには、VM管理製品の種別が表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
管理製品名
管理対象にするVM管理製品の名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
動作位置
登録するVM管理製品が動作している場所を選択します。
- 本製品の管理サーバ上で動作している場合
"管理サーバ上"を指定します。
- 上記以外の場合
"他のサーバ上"を指定します。
IPアドレスの入力欄が有効になるため、VM管理製品が動作しているサーバのIPアドレスを入力します。
なお、デフォルトは、"管理サーバ上"が選択されています。
IPアドレス
VM管理製品のIPアドレスを入力します。動作位置に"管理サーバ上"を指定した場合、管理サーバのIPアドレスが表示され
た状態のまま、入力できない状態になります。
ピリオド(".")を使用して入力します。
注意
VM管理製品(VMware vCenter Server)からSNMPトラップを受信する場合、設定したIPアドレスとVM管理製品(VMware
vCenter Server)のSNMPトラップ送信元IPアドレスが一致するようにしてください。なお、SNMPトラップ送信元IPアドレスは、
プロトコル バインドの優先度が最も高いプロトコルのIPアドレスです。SNMPトラップ送信元IPアドレスを変更する場合、プロト
コル バインドの順序を変更してください。
- 75 -
ユーザ名
VM管理製品を制御するためのユーザー名を入力します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された84文字以内の文字列を入力します。
管理者以上の権限を持つユーザー名を指定してください。
パスワード
VM管理製品を制御するためのパスワードを入力します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された128文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
入力した情報でVM管理製品が登録されます。
参考
複数のVM管理製品(VMware vCenter Serverなど)を登録、管理できます。
本製品に登録できるVM管理製品は以下のとおりです。
・ VMware vCenter Server
・ System Center Virtual Machine Manager
・ Oracle VM Manager
注意
仮想マシン名が重複している場合、Disaster Recovery環境の運用時における構成情報のインポート処理に失敗する可能性がありま
す。
仮想マシン名が重複しないよう設定してください。
【Hyper-V】
本製品へ登録する管理者アカウントは、SCVMMをインストールしたサーバのローカルアカウントではなく、サーバが所属するドメイン
の管理者アカウントになります。登録は以下の形式でアカウントを指定します。
ドメイン名\管理者アカウント名
参考
VMホストの関連付け定義ファイル
VM管理製品とVMホストのネットワーク構成または設定状態により、本製品が保持するVMホストのIPアドレスとVM管理製品が保
持するVMホストのIPアドレスが、一致しない場合があります。一致しない場合、本製品ではVM管理製品とVMホストの関連付けが
できず、VM管理製品との連携機能が使用できません。この場合、VM管理製品とVMホストの関連付けができるように、定義ファイ
ルを作成する必要があります。定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。
- 76 -
図2.1 VMホストのIPアドレス情報がマネージャーとVM管理製品で一致しない構成
*1: VMホストがラックマウント型サーバまたは他社サーバの場合、取得できるVMホストのIPアドレスは管理LANだけになります。
*2: VM管理製品によって、VMホストの管理LANのIPアドレスと異なるIPアドレスが取得されます。
定義ファイルの格納先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
vmhost_ip_addresses.rcxprop
定義ファイルの形式
定義ファイルでは、1行に1つのVMホストの情報を記述します。各行は、以下の形式で記述します。
admin_lan_ip = other_lan_ip[,other_lan_ip...]
定義ファイルの指定項目
・ admin_lan_ip
VMホストの管理LANのIPアドレスを指定します。
・ other_lan_ip
VMホストの管理LAN以外のIPアドレスで、VM管理製品に登録されたものを指定します。カンマ(",")で区切って複数を列挙できま
す。
【Oracle VM】
Oracle VM ManagerへOracle VM Server登録時のIPアドレス指定で、IPアドレスではなくホスト名を登録した場合、そのホスト名を
記載してください。
定義ファイル例
定義ファイルの例を以下に示します。
# Oracle VM Server
192.168.0.10 = 192.168.10.10
- 77 -
192.168.0.11 = 192.168.10.11,172.16.0.11
192.168.0.12 = 192.168.10.12,host01
2.3 ストレージ管理製品
以下の場合、本製品にストレージ管理製品を登録して連携する必要があります。
・ サーバ種別が"物理"の場合
・ サーバ仮想化ソフトウェアとして、RHEL5-Xenを利用する場合
注意
RHEL5-Xenを利用する場合、ストレージ管理製品は、PRIMECLUSTER GDSだけ連携できます。
以下の手順で、ストレージ管理製品を登録します。
1. ストレージ環境を決定します。
2. 本製品に登録できるストレージ管理製品を利用して、ストレージ環境を設定します。
本製品に登録できるストレージ管理製品は以下のとおりです。
- ETERNUS SF Storage Cruiser
- Data ONTAP
- PRIMECLUSTER GDS
- EMC Navisphere Manager
- EMC Solutions Enabler
ストレージ環境の設定については、「導入ガイド CE」の「D.1 システム構成」を参照してください。
3. EMC Navisphere ManagerまたはEMC Solutions Enablerをストレージ管理製品として登録する場合、EMCストレージ用定義ファ
イルにNavisphere CLIまたはSYMCLIのインストールフォルダーを指定する必要があります。
emcpath.conf
4. 本製品にストレージ管理製品を登録して連携します。
本製品にストレージ管理製品を登録するには、rcxadm storagemgr registerを実行します。
rcxadm storagemgr registerコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.1 rcxadm storagemgr」を参照して
ください。
2.4 ブレードサーバを利用する場合
ここでは、ブレードサーバを利用する場合の登録手順について説明します。
ブレードサーバを利用する場合、以下の手順でリソースを登録します。
・ シャーシの登録
・ ブレードサーバの登録
・ LANスイッチブレードの登録
・ LANスイッチブレードのVLAN設定
2.4.1 シャーシの登録
ここでは、シャーシの登録について説明します。
- 78 -
シャーシを登録すると、オプション設定で電力監視が行えます。
電力のデータ採取を行う場合、「3.9.1 環境データ設定の変更」を参照し、電力のデータを採取する設定に変更してください。
電力監視をサポートしている装置については、「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」を参照してください。
シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているサーバブレードが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表
示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。
管理対象サーバの登録については、「2.4.2 ブレードサーバの登録」を参照してください。
以下の手順で、シャーシを登録します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで"サーバリソース"を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[シャーシ]を選択します。
[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
管理LAN(IPアドレス)
対象シャーシ内のマネジメントブレードのIPアドレスを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
シャーシ名
管理対象とするシャーシの名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
SNMPコミュニティ名
対象シャーシ内のマネジメントブレードのSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。
また、サーバブレードが搭載されている場合、自動検知されたサーバブレードが"シャーシ名-スロット番号[未登録]"で表示されます。
未登録のサーバブレードに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。
また、マネージャーがシャーシ内のサーバブレード上で動作している場合、"シャーシ名-スロット番号[管理サーバ]"と表示されます。
なお、管理サーバは管理対象サーバとして登録できませんが、情報表示はできます。
2.4.2 ブレードサーバの登録
ブレードサーバ(PRIMERGY BXシリーズ)、PRIMEQUESTのサーバまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバ
を登録するには、事前にシャーシの登録が必要です。
VIOM連携によるI/O仮想化を行う場合、「2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従って、事前にVIOMサーバプロファイルを登録
してください。
PRIMERGY BXシリーズ以外のブレードサーバの登録については、「2.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合」を
参照してください。
- 79 -
図2.2 管理対象サーバの状態遷移図
以下の手順で、サーバを登録します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象シャーシ内の未登録のサーバブレードまたはパーティションを右クリックし、表示
されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。
[サーバの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
物理サーバ名
登録するサーバの物理サーバ名を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
"エージェントを自動登録する"チェックボックス
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合だけ表示されます。
- エージェントを自動登録しない場合
エージェントの自動登録がサーバの登録完了後に行われません。
サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。
- エージェントを自動登録する場合
サーバの登録完了後、エージェントが自動的に登録されます。
管理LAN(IPアドレス)
登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)を指定します。
- 80 -
IPアドレスが表示されている場合
管理LAN(IPアドレス)を入力する必要はありません。
エージェントが自動的に登録されます。
注意
- 必須ソフトウェアであるServerView Agentsが起動していない場合、「メッセージ番号 67231」が表示され、エージェントは
登録されませんが、サーバの登録は正常に行われます。
詳細は、「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 67231」に記載されている対処を行ってください。
- 対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動していないのに、管理LAN(IPアドレス)が表示されている場合、古い情報が
表示されている可能性があります。サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリッ
クし、表示されたメニューで[更新]を選択してください。IPアドレスが正しい値に更新されます(情報の取得と反映に数十
秒かかります)。
IPアドレスが表示されていない場合
対象サーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。
エージェントの自動登録は行われません。サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。
参考
- 対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合、管理LAN(IPアドレス)を、自動取得できる可能性があります。
サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[更新]を
選択してください。
上記の操作を行ってもIPアドレスが表示されない場合、手動でIPアドレスを入力して、サーバを登録してください。
- SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合、IPアドレスは自動取得できません。手動でIPアドレスを入力し、
サーバを登録してください。
サーバOS種別
対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合に表示される項目です。
サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。
"VMホスト"を選択することでユーザー名とパスワードの入力欄が有効になります。VMホストの導入時に設定した情報を入力
してください。
- 物理OSの場合
"Windows/Linux"または"Solaris"(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000だけ)を選択します。
- VMホストの場合
"VMホスト"を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。
ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用され
ます。
ユーザ名
VMホストにログインするユーザー名を入力します。ユーザー名は、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定してくだ
さい。
パスワード
VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。
ブートオプション
マネージャーがWindowsで、操作対象がPRIMEQUESTの場合だけ設定します。
OSのインストール時にBIOSで設定したブートオプションを指定します。
- UEFIの場合
"UEFI"を選択します。
- 81 -
- レガシーブートの場合
"Legacy boot"を選択します。
なおデフォルトは、"UEFI"が選択されています。
本設定はサーバの登録後でも変更できます。
変更方法については、「3.2.10 ブートオプションの変更」を参照してください。
"管理LANのNICを冗長化する"チェックボックス
管理LANのNICを冗長化する場合にチェックを入れます。
"管理LANのNICを変更する"チェックボックス
- 管理LANのNICを変更しない場合
管理LANとHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICを変更せず、NIC1(Index1)と
NIC2(Index2)を使用します。
- 管理LANのNICを変更する場合
管理LANとHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICとして、NIC1(Index1)、
NIC2(Index2)以外のNICを使用します。
使用するNICは、管理LAN(MACアドレス1)と管理LAN(MACアドレス2)から選択します。
管理LAN(MACアドレス1)
"管理LANのNICを変更する"チェックボックスにチェックが入っている場合に表示されます。
管理LANに使用するNICを選択します。選択したNICに割り当てられているIPアドレスが、"管理LAN(IPアドレス)"に表示さ
れます。IPアドレスが割り当てられていない場合、登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)を指定します。
管理LAN(MACアドレス2)
"管理LANのNICを変更する"チェックボックスにチェックが入っている場合に表示されます。
HBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用するNICを選択します。
以下の場合、"MACアドレス2を使用しない"を選択してください。
- HBA address rename設定サービスを使用しない
- 管理LANを冗長化しない
注意
- 管理LANに使用するNICについては、「導入ガイド CE」の「4.2.1.1 管理LANのネットワークの設計」を参照してください。
使用するNICが誤っている場合、対象サーバ上でOSが起動していても、管理LAN(IPアドレス)は自動取得されません。
予備サーバとして登録する場合でも、管理LAN(IPアドレス)は必要です。
ほかの管理対象サーバの管理LAN(IPアドレス)と重複しないIPアドレスを入力してください。
- PRIMERGY BX900シリーズの場合、サーバブレードを挿入後、管理LAN(MACアドレス)を認識するまでに時間がかかるた
め、「メッセージ番号 61142」のエラーメッセージが出力される場合があります。
そのときは、サーバの登録処理をキャンセルしたあと、サーバリソースツリーのシャーシを右クリックし、表示されたメニューで
[更新]を選択してください。MACアドレスが正しい値に更新されます(情報の取得と反映に数十秒かかります)。
登録しようとするサーバのリソース詳細で、MACアドレスが正しい値になっているか確認したあと、再登録してください。
詳細は、「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61142」に記載されている対処を行ってください。
- VMホストが稼動しているサーバに対して、"サーバOS種別"の選択リストで"Windows/Linux"を選択した場合、物理OSとして
登録できる場合があります。VMホストが稼動しているサーバが物理OSとして登録された場合、一度サーバOSを削除してか
ら、VMホストとして再登録してください。
- "管理LAN(MACアドレス1)"と"管理LAN(MACアドレス2)"で同じNICは選択できません。
- "管理LAN(MACアドレス2)"に"MACアドレス2を使用しない"を選択してサーバを登録したあと、以下の場合、"管理LAN(MAC
アドレス1)"で使用していないNICの中で、番号が最小のNICを管理LAN2として使用します。
- HBA address rename設定サービスを使用する
- 82 -
- 管理LANを冗長化する
3. <OK>ボタンをクリックします。
登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。
注意
・ VMホストの場合、エージェントを登録することで、そのVMホスト上のVMゲストも自動的に登録されます。以降、そのVMホスト上
でVMゲストの作成、変更、削除、移動を行うと、その結果が自動的にサーバリソースツリーに反映されます。
・ RORコンソールで表示するVMゲスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアのVM名またはゲストOSのホスト名になります。
ゲストOSのホスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアによって出力されるタイミングが異なります。詳細は、「導入ガイド VE」の「E.3 利
用する製品別の機能」を参照してください。
・ 物理OS、VMホスト、VMゲストのホスト名には、重複しない名前を設定することをお勧めします。重複している場合、コマンドによる
操作ができなくなります。
・ すでにエージェントをインストールしているサーバを管理対象サーバとして登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、および
クローニングイメージの採取を使用する場合、登録完了後に、管理対象サーバを再起動するか、「導入ガイド CE」の「7.3 エージェ
ントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動してください。
エージェントの再起動については、「導入ガイド CE」の「7.3 エージェントの起動と停止」を参照してください。
2.4.3 LANスイッチブレードの登録
LANスイッチブレードの登録は、事前にシャーシ登録が必要です。
以下の手順で、LANスイッチブレードを登録します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象シャーシ内の未登録のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニュー
で[登録]-[LANスイッチ]を選択します。
[LANスイッチの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
LANスイッチ名(管理用のノード名)
LANスイッチブレードを管理するための名前を入力します。
半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
管理LAN(IPアドレス)
LANスイッチブレードに設定した管理IPアドレスを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
ユーザ名
LANスイッチブレードにログインできるTelnetのログイン名を入力します。
パスワード
Telnet用パスワードを入力します。
特権パスワード
Telnet用ログイン名に対応するLANスイッチブレードの特権管理者パスワードを入力します。
"ユーザ名"と"パスワード"にLANスイッチブレードの特権管理者のユーザー名とパスワードを設定した場合、パスワードの項
目と同じ設定内容を入力してください。この場合、本項目に入力された内容とLANスイッチブレードの設定内容との正当性
の確認は行われません。
SNMPコミュニティ名
LANスイッチブレードに設定したSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
- 83 -
3. <OK>ボタンをクリックします。
登録されたLANスイッチブレードがサーバリソースツリーに表示されます。
注意
LANスイッチブレードの登録はtelnetを使用します。
telnet接続が無効になっている場合、telnet接続を有効にしてください。
設定方法については各機種のマニュアルを参照してください。
また、機種によっては、telnetの同時接続数が制限されていることがあります。この場合、ほかのtelnet接続をログアウトしてください。
telnetが使用できない場合、以下の機能は利用できません。
・ LANスイッチブレードの登録
・ LANスイッチブレードの基本情報の変更
・ LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部接続ポート、外部接続ポート)
・ LANスイッチブレードのリストア
・ サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)
2.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定
管理対象のLANスイッチブレードに対して、隣接する管理対象ネットワーク機器(L2スイッチなど)との接続ポート(外部接続ポート)と管
理対象サーバのNICとの接続ポート(内部接続ポート)にVLANを設定します。
注意
管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、設定できません。
2.4.5 外部接続ポートのVLAN設定
VLANの自動設定を行わない場合、以下の手順で、LANスイッチブレードごとに外部接続ポートのVLANを設定します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット
ワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
LANスイッチブレードのポートに設定するVLAN IDを指定します。
新規にVLAN IDを追加する場合
a. VLAN情報の"新規作成"を選択します。
b. VLAN IDを半角数字で入力します。
VLAN IDについては、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。
既存のVLAN IDを使用する場合
a. VLAN情報の"変更"を選択します。
b. 設定対象のVLAN IDを選択します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別("Untagged"、"Tagged")を選択します。
- 84 -
3. <OK>ボタンをクリックします。
VLANが設定されたことを確認します。
4. RORコンソールのサーバリソースツリーから対象のLANスイッチブレードを選択し、「リソース詳細」画面を表示します。
「リソース詳細」画面の「VLAN情報」に設定したVLAN情報が表示されていることを確認します。
2.4.6 内部接続ポートのVLAN設定
以下の手順で、VLAN IDを入力します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメ
ニューで[設定変更]-[ネットワーク情報]を選択します。
[ネットワーク情報の設定]ダイアログが表示されます。
2. VLANを設定するNICのIndexを選択し、<設定>ボタンをクリックします。
[VLAN情報の入力]ダイアログが表示されます。
3. 以下の項目を設定します。
Port VLAN
VLAN ID
手順2.で選択したNICと接続したLANスイッチブレードのポートに設定するVLAN IDを指定します。
Tagged VLAN
VLAN ID
手順2.で選択したNICと接続したLANスイッチブレードのポートに設定するタグVLANのVLAN IDを設定します。
複数のタグVLANを設定する場合、VLAN IDをカンマ(",")区切りで記述します。
4. <OK>ボタンをクリックします
なお、この時点ではLANスイッチブレードに対してVLANは設定されません。複数のNICに対して設定を行う場合、手順2.~4.を
繰り返し行ってください。
5. [ネットワーク情報の設定]ダイアログで設定内容を確認します。
6. <OK>ボタンをクリックします。
LANスイッチブレードに対してVLANが設定されます。
注意
登録されているLANスイッチブレードのポートに対するVLAN設定は、直接LANスイッチブレードのGUI/CLIから設定変更せずに、
RORコンソールから行ってください。
[VLAN情報の入力]ダイアログでPort VLANのIDを空、かつ、Tagged VLANのIDに設定する値を入力した場合、タグVLANだけを有
効にする設定を行います。Port VLANを有効にする場合はPort VLANのIDに値を入力してください。
タグVLANだけの設定を行った場合、スイッチ上でPort VLANが設定されている場合でも、RORコンソールではPort VLANの値は表
示されません。また、ポートVLANが削除できない装置に対しては、ポートを通過させるフレームをタグ付きのフレームに制限する設定
を行います。
ポートVLANのVLAN IDが未設定または1の場合、タグVLANのVLAN IDを1に設定できません。
2.5 ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合
ここでは、ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合の登録手順について説明します。
ラックマウント型サーバとタワー型サーバを利用する場合、以下の手順でリソースを登録します。
・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録
・ LANスイッチの登録
- 85 -
2.5.1 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録
ここでは、ラックマウント型サーバとタワー型サーバの登録方法について説明します。
図2.3 管理対象サーバの状態遷移図
以下の手順で、サーバを登録します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、"サーバリソース"を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。
[サーバの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
"エージェントを自動登録する"チェックボックスの状態に応じて、入力する項目が以下のように異なります。
チェックボックスにチェックが入っている場合、サーバの登録後にエージェントを登録します。
チェックが入っていない場合、エージェントを登録しないため、サーバの登録後に必要に応じてエージェントを登録してくださ
い。
エージェントを自動登録しない場合
- 物理サーバ名
- リモートマネジメントコントローラ
- IPアドレス
- ユーザ名
- パスワード
- サーバ管理ソフトウェア(ServerView)
- 使用する/使用しない
- SNMPコミュニティ名
- 86 -
- 管理LAN
- IPアドレス
- MACアドレス(NIC1)
物理L-Serverの場合、「導入ガイド CE」の「4.2.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバま
たはタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、1番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。
- SANブート/管理LAN冗長化
- "管理LANのNICを冗長化する"チェックボックス
- MACアドレス(NIC2)
物理L-Serverの場合、「導入ガイド CE」の「4.2.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバま
たはタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、2番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。
エージェントの自動登録がサーバの登録完了後に行われません。サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してくだ
さい。
エージェントを自動登録する場合
- 物理サーバ名
- リモートマネジメントコントローラ
- IPアドレス
- ユーザ名
- パスワード
- サーバ管理ソフトウェア(ServerView)
- 使用する/使用しない
- SNMPコミュニティ名
- 管理LAN
- IPアドレス
- 管理LAN冗長化
- 管理LANのNICを冗長化する"チェックボックス
- MACアドレス(NIC2)
物理L-Serverの場合、「導入ガイド CE」の「4.2.1.1 管理LANのネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバま
たはタワー型サーバの場合のNIC番号のうち、2番目に指定したNICのMACアドレスを指定します。
- サーバOS
- 種別
サーバの登録完了後、エージェントが自動的に登録されます。
物理サーバ名
登録するサーバの物理サーバ名を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
リモートマネジメントコントローラ
IPアドレス
登録対象のサーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを入力します。
ユーザ名
管理対象サーバを操作するために使用するリモートマネジメントコントローラーのユーザー名を入力します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列を入力します。
必ずリモートマネジメントコントローラーで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定してください。
- 87 -
パスワード
管理対象サーバを操作するために使用するリモートマネジメントコントローラーのパスワードを入力します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列を入力します。
パスワードが設定されていない場合は入力する必要はありません。
サーバ管理ソフトウェア(ServerView)
使用する/使用しない
PRIMERGYシリーズの場合
"使用する"を選択し、"SNMPコミュニティ名"を入力します。
PRIMERGYシリーズ以外の場合
"使用しない"を選択します。
なお、デフォルトは、"使用する"が選択されています。
SNMPコミュニティ名
登録するサーバのSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
管理LAN
IPアドレス
登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。
MACアドレス(NIC1)
対象サーバの管理LAN(MACアドレス)の値を入力します。
ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られたMACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力します。
"エージェントを自動登録する"チェックボックスにチェックを入れた場合は自動取得されます。
SANブート/管理LAN冗長化
"管理LANのNICを冗長化する"チェックボックス
管理LANのNICを冗長化する場合にチェックを入れます。
MACアドレス(NIC2)
対象サーバのHBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用する管理LAN(MACアドレス)の値を
入力します。
ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られたMACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力します。
以下の場合、入力を省略できます。
- HBA address rename設定サービスを利用しない
- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない
- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない
管理LAN冗長化
"管理LANのNICを冗長化する"チェックボックス
管理LANのNICを冗長化する場合にチェックを入れます。
MACアドレス(NIC2)
管理対象サーバの管理LAN冗長化時に使用する管理LAN(MACアドレス)の値を入力します。
ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られたMACアドレス("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")を入力します。
以下の場合、入力を省略できます。
- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化しない
- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない
- 88 -
サーバOS
種別
対象サーバ上で物理OS、VMホストが起動している場合に表示される項目です。
サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。
"VMホスト"を選択することでユーザー名とパスワードの入力欄が有効になります。VMホストの導入時に設定した情報を
入力してください。
物理OSの場合
"Windows/Linux"を選択します。
VMホストの場合
"VMホスト"を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。
ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用されま
す。
ユーザ名
VMホストにログインするユーザー名を入力します。ユーザー名は、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定してく
ださい。
パスワード
VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。
注意
- 管理LANに使用するNICについては、「導入ガイド CE」の「4.2.1.1 管理LANのネットワークの設計」を参照してください。
使用するNICが誤っている場合、誤った管理LAN(MACアドレス)が自動取得されます。
予備サーバとして登録する場合でも、管理LAN(IPアドレス)は必要です。
ほかの管理対象サーバの管理LAN(IPアドレス)と重複しないIPアドレスを入力してください。
- VMホストが稼動しているサーバに対して、"サーバOS"の"種別"の選択リストで"Windows/Linux"を選択した場合、物理OS
として登録できる場合があります。VMホストが稼動しているサーバが物理OSとして登録された場合、一度サーバOSを削除
してから、VMホストとして再登録してください。
- VMware ESXiが稼動しているラックマウント型サーバを登録するときは、PRIMERGYシリーズの場合でも"サーバ管理ソフト
ウェア(ServerView)"は"使用しない"を選択してください。
また、"エージェントを自動登録する"チェックボックスのチェックを外し、サーバの登録が完了したあと、エージェントを登録し
てください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。
注意
・ 登録完了後に「運用ガイド VE」の「第6章 電源操作」を参照してサーバの電源操作を行い、入力したリモートマネジメントコントロー
ラー情報が適切であるか確認してください。
・ HBA address rename設定サービスを利用する場合、登録完了後に、HBA address rename設定サービスで対象サーバが起動でき
ることを確認してください。
正しく起動できない場合、指定したMACアドレス(NIC2)が正しいかを確認してください。
・ VMホストの場合、エージェントを登録することで、そのVMホスト上のVMゲストも自動的に登録されます。以降、そのVMホスト上
でVMゲストの作成、変更、削除、移動を行うと、その結果が自動的にサーバリソースツリーに反映されます。
・ RORコンソールで表示するVMゲスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアのVM名またはゲストOSのホスト名になります。
ゲストOSのホスト名は、サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって出力されるタイミングが異なります。詳細は、「導入ガイド VE」の
「E.3 利用する製品別の機能」を参照してください。
・ 物理OS、VMホスト、VMゲストのホスト名には、重複しない名前を設定することをお勧めします。重複している場合、コマンドによる
操作ができなくなります。
- 89 -
・ すでにエージェントをインストールしているサーバを管理対象サーバとして登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、および
クローニングイメージの採取を使用する場合、登録完了後に、管理対象サーバを再起動するか、「導入ガイド CE」の「7.3 エージェ
ントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動してください。
エージェントの再起動については、「導入ガイド CE」の「7.3 エージェントの起動と停止」を参照してください。
2.5.2 LANスイッチの登録
LANスイッチの登録を以下の流れで行います。
1. 「探索」を参照し、LANスイッチを探索します。
2. 「登録」を参照し、ネットワークデバイスツリーに表示されたLANスイッチを登録します。
注意
LANスイッチに対して"ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用する場合、「2.7 ネットワークデバイスの登録」で説明している方
法で、LANスイッチをネットワークデバイスとしてリソース登録してください。
ここで説明している登録方法で登録したLANスイッチについては、監視だけ行われます。
探索
1. RORコンソールのメニューで[ツール]-[探索]-[LANスイッチ探索]を選択します。
[LANスイッチ探索]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
開始IPアドレス
LANスイッチを探索するネットワーク範囲の開始IPアドレスを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
サブネットマスク
探索するネットワークのサブネットマスクを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
個数
探索するIPアドレスの数を1以上の値で入力します。
指定できる個数の最大値は、サブネットマスク長のホスト数分です。
例
サブネットマスクに255.255.255.0を指定した場合に指定できる範囲は、1~256です。
SNMPコミュニティ名
LANスイッチに設定したSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
指定されたネットワークの探索を開始します。
探索が完了すると、ネットワークデバイスツリーに、検出されたLANスイッチが"[未登録]"状態で表示されます。
- 90 -
登録
1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーでリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[LANスイッチ]を選択します。
[LANスイッチの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
LANスイッチ名(管理用のノード名)
LANスイッチを管理するための名前を入力します。
半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された32文字以内の文字列を入
力します。
なお、初期値は、探索時に取得したLANスイッチの機器名称、または機器名称が取得できない場合はIPアドレスになります。
SNMPコミュニティ名
LANスイッチに設定したSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
登録されたLANスイッチがネットワークデバイスツリーに表示されます。
注意
探索したLANスイッチのIPアドレスの値を、登録していない別のLANスイッチの値にして登録できる場合がありますが、運用上不整合
が生じます。
登録対象のLANスイッチに対して別の機器のIPアドレスを指定して登録した場合、「5.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除」
を参照して登録対象のLANスイッチを削除したあと、再度LANスイッチ探索と登録を行ってください。
2.6 ネットワークリソースの登録
ネットワークリソースは、ネットワークリソース作成時にネットワークプールを指定して登録します。
接続先のネットワークごとに設定が必要です。
物理L-Serverの場合、管理LANと業務LAN用のネットワークリソースが必要です。
仮想L-Serverの場合、業務LAN用のネットワークリソースが必要です。
詳細は、「7.3 ネットワークリソース」を参照してください。
本製品を動作させるための前提条件
本製品を動作させるためのネットワーク環境、VMホスト、物理サーバは、利用するL-Serverによって前提条件が異なります。
・ 物理L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「D.4 セットアップのための事前準備(ネットワーク)」を参照してください。
・ 仮想L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための設計と設定」のセットアップの記述を参照してください。
ネットワークの自動設定
ネットワークリソースを事前に作成し、L-Server作成時にNICとネットワークリソースを接続することで、ネットワークリソースの定義に合わ
せた設定が自動的に行われます。
なお、ブレードサーバのモデルごと、またはVMホストごとに利用する物理NICの構成(以下、物理LANセグメント)をサーバNIC定義に
定義します。定義したサーバNIC定義の物理LANセグメントを、ネットワークリソースから指定することで、ネットワークリソース単位に利
用する物理NICを利用者が自由に選択できます。
- 91 -
・ サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを使用する場合
"VMware除外ポートグループ定義ファイル"に、ネットワークの自動設定から除外したいポートグループの名前を設定することで、
サービスコンソールとポートグループで同一VLANが使用されている場合でも、L-Serverを作成できます。
・ ブレードサーバとLANスイッチブレードをスイッチモードまたはエンドホストモードで使用している場合
LANスイッチブレードの外部接続ポートにTagged VLANを自動設定できます。
自動設定の内容は、L-Serverのサーバ種別により異なります。
・ 物理L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「D.6.1 ネットワーク自動設定」を参照してください。
・ 仮想L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための設計と設定」のうち、利用するサーバ仮想化ソフトウェアのセットアップの記
述を参照してください。
ネットワークの手動設定
任意の物理NICを選択して事前に手動設定された仮想スイッチ上のポートグループ【VMware】、仮想ネットワーク【Hyper-V】または仮
想ブリッジ【Xen/KVM】をネットワークリソースから利用する場合、以下のどちらかの操作により、ネットワークリソースを作成します。
・ GUIで操作する場合
ネットワークリソースの新規作成時のダイアログで"設定済みの仮想スイッチを利用"チェックボックスのチェックを入れ、ネットワーク
リソース(手動設定のネットワークリソース)を作成します。
・ コマンドで操作する場合
ネットワークリソースのXML定義の"<Network>"タグに、auto="false"を指定したネットワークリソース(手動設定のネットワークリソー
ス)を作成します。
ネットワークリソース作成時にネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定を行う場合、ネットワークリソースのXML定義の
"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定し、"<Ruleset>"タグに自動設定に使用するルールセットの名前を指定してネッ
トワークリソースを作成します。
2.7 ネットワークデバイスの登録
ここでは、ネットワークデバイスの登録について説明します。
ネットワークデバイスとしてリソース登録する必要があるネットワーク機器の条件は以下のとおりです。
・ "ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用して自動設定を行うネットワーク機器
本製品で、"ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用した自動設定できるネットワーク機器の種類は以下のとおりです。
・ ファイアーウォール
・ L2スイッチ
ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録する際の流れは、以下のとおりです。
1. 登録するネットワーク機器のネットワーク構成情報を作成します。
2. 作成したネットワーク構成情報を入力情報に、ネットワークデバイスを登録します。
2.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成
本製品で管理対象とするネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するために必要なネットワーク構成情報(XML定義)を作成
します。
- 92 -
参照
ネットワーク構成情報(XML定義)の作成については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.6 ネットワーク構成情報」を参照して
ください。
2.7.2 ネットワークデバイスの登録
ネットワークデバイスの登録について説明します。
ネットワーク機器を個別にネットワークデバイスとして登録する場合
rcxadm netdevice createコマンドを利用して登録します。
複数のネットワーク機器を一括してネットワークデバイスとして登録する場合
rcxadm netconfig importコマンドを利用して登録します。
参照
・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。
注意
・ ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するとき、異なるネットワーク機器を同じリソース名でリソース登録した場合、以下
のような弊害が発生します。システム内で一意の名前で登録してください。
- リソース一覧でリソース名からネットワーク機器を特定できません。
- ネットワークデバイスの変更を行う場合、rcxadm netdevice modifyコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないた
め、変更できません。
「3.5 LANスイッチの変更」を参照して変更対象のネットワークデバイスの名前を変更したあと、rcxadm netdevice modifyコマン
ドで変更を行ってください。
- ネットワークデバイスを削除する場合、rcxadm netdevice deleteコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないため、
削除できません。
「5.4 LANスイッチとネットワークデバイスの削除」を参照して対象のネットワークデバイスを削除してください。
- 意図したネットワークデバイスに自動設定できないことがあります。
- Disaster Recoveryが失敗することがあります。
・ 冗長構成では、同一ベンダーと同一機種でだけ有効です。このため、冗長構成を組むためにすでに登録済のネットワークデバイ
スと同じグループIDを指定して登録します。登録時の確認処理で、登録済のベンダー名と装置名とは異なるネットワーク機器だっ
た場合、ネットワークデバイスとしての登録は失敗します。
2.8 PRIMEQUESTを利用する場合
ここでは、PRIMEQUESTを利用する場合の登録手順について説明します。
・ シャーシ(PRIMEQUEST)の登録
・ PRIMEQUESTのサーバの登録
- 93 -
2.8.1 シャーシ(PRIMEQUEST)の登録
シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているパーティションが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表
示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。
管理対象サーバの登録については、「2.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録」を参照してください。
以下の手順で、シャーシを登録します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで"サーバリソース"を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[PRIMEQUEST]を選択
します。
[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
管理LAN(IPアドレス)
対象シャーシ内のマネジメントボードの仮想IPアドレスを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
シャーシ名
管理対象とするシャーシの名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
SNMPコミュニティ名
対象シャーシ内のマネジメントボードのSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
リモートサーバマネジメント
ユーザ名
管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのユーザー名を入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
必ずリモートサーバマネジメントで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定してください。
パスワード
管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのパスワードを入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
注意
"リモートサーバマネジメント"の"ユーザ名"と"パスワード"は、マネジメントボードのWeb-UIにログインするためのユーザー名
とパスワードとは異なります。
3. <OK>ボタンをクリックします。
搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。
また、パーティションが構築されている場合、自動検知されたパーティションが"シャーシ名-パーティション番号[未登録]"で表示
されます。
未登録のパーティションに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。
また、マネージャーがシャーシ内のパーティション上で動作している場合、"シャーシ名-パーティション番号[管理サーバ]"と表示
されます。
なお、管理サーバは、管理対象サーバとして登録できません。情報表示だけできます。
2.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録
PRIMEQUESTのサーバの登録については、「2.4.2 ブレードサーバの登録」を参照してください。
- 94 -
2.9 電力監視デバイスの登録
ここでは、電力監視デバイスの登録について説明します。
電力監視デバイス(PDUまたはUPS)を登録することで、消費電力の監視ができます。
以下の手順で、電力監視デバイスを登録します。
1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、"電力監視デバイス"を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[電力監視デバ
イス]を選択します。
[電力監視デバイスの登録]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
デバイス名
登録する電力監視デバイスの名前を設定します。消費電力データのデータ取り出し時に、この名前を使って対象になる電力
監視デバイスを入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
管理LAN(IPアドレス)
登録する電力監視デバイスに設定されているIPアドレスを入力します。指定された管理IPアドレスを使用して電力監視デバ
イスから消費電力データの採取が行われます。
SNMPコミュニティ名
登録する電力監視デバイスに設定されているSNMPコミュニティー名を入力します。
"public"を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
指定されたSNMPコミュニティー名を使用して、SNMPにより電力監視デバイスから消費電力データの採取が行われます。
電圧
登録する電力監視デバイスに接続されている電源の電圧(V)を入力します。半角数字(10~999)を入力します。指定された
電圧と電力監視デバイスから取得される電流値を使用して消費電力データの算出が行われます。
コメント
登録する電力監視デバイスに登録したいコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を入力します。
注意
改行は1文字としてカウントします。
3. <OK>ボタンをクリックします。
登録された電力監視デバイスが電力監視デバイスツリーに表示されます。
電力監視デバイスを登録しても、オプション設定で電力のデータ採取を有効にしていない場合、実際のデータ採取は行われません。
「3.9.1 環境データ設定の変更」を参照し、電力のデータを採取する設定に変更してください。
注意
本製品では、電力監視デバイスと実際のサーバリソースとの間の接続関係の確認は行いません。消費電力を監視したいサーバリソー
スに接続された電力監視デバイスを正しく登録するよう注意してください。
2.10 管理LANサブネットの登録
ここでは、管理LANサブネットの登録について説明します。
管理LANサブネットを登録することで、管理LANと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理できます。
以下の手順で、管理LANサブネットを登録します。
- 95 -
1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。
[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。
2. <登録>ボタンをクリックします。
[管理LANサブネットの登録]ダイアログが表示されます。
3. 以下の項目を設定します。
サブネット名
登録するサブネット名を設定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列
を入力します。
ネットワークアドレス
管理LANとして使用するサブネットのネットワークアドレスを設定します。
ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。
サブネットマスク
サブネットマスクとして有効な値を設定します。
ゲートウェイ
管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
参考
初めて管理LANサブネットを登録した場合、本製品の簡易DHCPサービスをOS標準のDHCPサービスに変更します。
また、本製品でOS標準のDHCPサービスを専有します。
注意
・ 管理LANと異なるサブネットに属する管理対象サーバと管理サーバが通信できるように、管理LANサブネットごとにネットワークの
設定が必要です。
ネットワークの設定については、「導入ガイド CE」の「4.2 ネットワーク環境の決定と設定」を参照してください。
・ 初めて管理LANサブネットを登録する際に、マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用してい
る場合の設定」を行ってください。
・ 管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理する場合、OS標準のDHCPサーバの導入が必要です。
詳細は、「インストールガイド CE」の「2.1.1.1 ソフトウェアの準備と確認」を参照してください。
マネージャーをクラスタで運用している場合の設定
以下の設定は、初めて管理LANサブネットを登録する場合だけ必要です。
【Windows】
参考
すでに管理LANサブネットを登録している環境にクラスタシステムを導入する場合、手順5.~10.と、手順13.を行ってください。
- 96 -
1. 共有ディスクをプライマリーノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この
サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、プライマリーノードの名前が表示されます。
2. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスからレジストリーのレプリケーションを削除します。
以下の表に従ってリソースのレジストリーのレプリケーションを削除します。
- x64の場合
削除対象のリソース
レジストリーキー
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu
\SystemcastWizard\ResourceDepot
Deployment Service
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu
\SystemcastWizard\DatabaseBroker\Default
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu
\SystemcastWizard\DHCP
PXE Services
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu
\SystemcastWizard\PXE\ClientBoot\
- x86の場合
削除対象のリソース
レジストリーキー
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard
\ResourceDepot
Deployment Service
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard
\DatabaseBroker\Default
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard
\DHCP
PXE Services
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\PXE
\ClientBoot\
上記のリソースごとに、以下の手順を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の対象リソー
スを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。
b. [レジストリのレプリケーション]タブに表示される"ルート レジストリ キー"から、上記のレジストリーキーを選択し、<削除(R)>
ボタンをクリックします。
"ルート レジストリ キー"からレジストリーキーが削除されます。
2つ目のレジストリーキーを削除する場合、手順b.を繰り返します。
c. <適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されます。
d. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
3. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスをオフラインにします。
- Deployment Service
- TFTP Service
- PXE Services
4. 管理LANサブネットを登録します。
5. プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクをオンラインに、その他のクラスタリソースはすべてオフラインにします。
- 97 -
6. Windowsのコントロール パネルで"管理ツール"から"サービス"を開き、[サービス]画面で、DHCP Serverサービスのスタートアッ
プの種類を"手動"に設定します。
7. [サービス]画面で、DHCP Serverサービスを停止します。
8. エクスプローラで、プライマリーノードのローカルディスクにある以下のフォルダーを共有ディスクのフォルダー配下にコピーしま
す。
ローカルディスク(コピー元)
%SystemRoot%\System32\dhcp
共有ディスク(コピー先)
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp
例
CドライブにOSがインストールされている場合、%SystemRoot%はC:\Windowsになります。
9. 共有ディスクにコピーしたDHCP Server用のフォルダーのアクセス権を設定します。プライマリーノードのコマンド プロンプトで以
下のコマンドを実行します。
>cacls ドライブ名: \Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp /T /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN
\Administrators:F" "NT SERVICE\DHCPServer:F" <RETURN>
10. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"にDHCP Serverを追加します。
a. [サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[その他のリソース
(M)]-[1 - DHCP サービス の追加]を選択します。
画面中央の"RC-manager の概要"の"DHCP サービス"に"新規 DHCP サービス"が作成されます。
b. "新規 DHCP サービス"を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[新規 DHCP サービスのプロパティ]画面が表示されます。
c. [全般]タブの"リソース名(N)"を変更し、以下の表に従ってパスを設定します。
項目
設定する値
データベースのパス
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\
監査ファイルのパス
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\
パックアップパス
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\dhcp\backup\
設定後、<適用(A)>ボタンをクリックします。
以降、"リソース名(N)"を"DHCP Server"と設定したものとして説明します。
d. [依存関係]タブの"リソース"に以下の名前を選択し、"AND/OR"にANDを選択します。
- 共有ディスク
- ネットワーク名
- 管理LANの'IPアドレス'
e. <適用(A)>ボタンをクリックします。
f. <OK>ボタンをクリックします。
11. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の以下のサービスからレジストリーのレプリケーションを設定します。
手順2.の表に従ってリソースのレジストリーのレプリケーションを設定します。
リソースごとに、以下の手順を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の対象リソー
スを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。
- 98 -
b. [レジストリのレプリケーション]タブの<追加(D)>ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
c. "ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリーキーを設定します。
d. <OK>ボタンをクリックします。
2つ目のレジストリーキーを設定する場合、手順b.~d.を繰り返します。
e. レジストリーキーの設定が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
f. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
12. マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"配下のリソースの依存関係を設定します。
以下の表に従ってリソースの依存関係を設定します。
すでに設定されているリソースがある場合、"AND/OR"にANDを選択し、依存するリソースを追加してください。
設定対象のリソース
PXE Services
依存するリソース
DHCP Server
13. マネージャーを起動します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この
サービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]を選択します。
【Linux】
参考
すでに管理LANサブネットを登録している環境にクラスタシステムを導入する場合、通常のクラスタシステムの導入手順に加え、手順
1.~2.と手順4.~手順11.を行ってください。
その際、現在動作しているマネージャーを、クラスタシステムのプライマリノードとして設定してください。
1. クラスタアプリケーションを停止します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用して、クラスタアプリケーションを停止します。
2. 共用ディスクをマウントします。(プライマリノード)
マネージャー用の共用ディスクをプライマリノードにマウントします。
3. DHCPサーバが自動起動しないように設定します。(プライマリノード/セカンダリノード)
マネージャーで以下のコマンドを実行し、DHCPサーバのサービス(dhcpd)の自動起動をOFFに設定します。
# chkconfig dhcpd off <RETURN>
4. 動的ディスクのファイルをコピーします。(プライマリノード)
a. プライマリノードのローカルディスクのファイルとディレクトリを、マネージャー用の共用ディスクにコピーします。
以下のコマンドを実行します。
# tar cf - コピー元 | tar xf - -C 共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR <RETURN>
- コピーするファイルとディレクトリ
- /etc/dhcpd.conf (注1)
- /etc/dhcp/dhcpd.conf (注2)
- /var/lib/dhcpd
- 99 -
注1) Red Hat Enterprise Linux 5 の場合
注2) Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
b. コピーしたあと、以下のコマンドを実行し、コピー元のファイル名を変更します。
変更先ファイル名には、必ず"変更元ファイル名_old"の名前を指定してください。
# mv -i 変更元ファイル名 変更先ファイル名 <RETURN>
5. 共用ディスクへシンボリックリンクを作成します。(プライマリノード)
プライマリノードのローカルディスク上のファイルとディレクトリから、共用ディスク上のファイルとディレクトリに対するシンボリックリ
ンクを設定します。
以下のコマンドを実行します。
# ln -s 共用ディスク ローカルディスク <RETURN>
表2.1 リンクするファイル
共用ディスク
ローカルディスク
共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/etc/dhcpd.conf (注1)
/etc/dhcpd.conf
共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/etc/dhcp/dhcpd.conf (注2)
/etc/dhcp/dhcpd.conf
共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR/var/lib/dhcpd
/var/lib/dhcpd
注1) Red Hat Enterprise Linux 5 の場合
注2) Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
6. DHCPサービスの設定を変更します。(プライマリノード)
以下のファイルを変更し、引継ぎ論理IPアドレスをDHCPサーバに設定します。
ファイル名
- Red Hat Enterprise Linux 5の場合
/etc/dhcpd.conf
- Red Hat Enterprise Linux 6の場合
/etc/dhcp/dhcpd.conf
以下の行を追加し、引継ぎ論理IPアドレスを設定してください。
option dhcp-server-identifier 引継ぎ論理IPアドレス;
例
引継ぎ論理IPアドレスが192.168.4.100の場合
#
# DHCP Server Configuration file.
# see /usr/share/doc/dhcp*/dhcpd.conf.sample
#
ddns-update-style none;
option vendor-class-identifier "PXEClient";
option dhcp-server-identifier 192.168.4.100; #この行を追加します。
subnet 192.168.4.0 netmask 255.255.255.0 {
7. 共用ディスクをアンマウントします。(プライマリノード)
マネージャー用の共用ディスクをプライマリノードからアンマウントします。
- 100 -
8. 共用ディスクをマウントします。(セカンダリノード)
マネージャー用の共用ディスクをセカンダリノードにマウントします。
9. ファイルの退避、および共用ディスクへのシンボリックリンクを作成します。(セカンダリノード)
a. 手順4.の手順b.を行い、ローカルディスク上のファイルを退避します。
b. 手順5.を行い、共用ディスクへのシンボリックリンクを作成します
10. 共用ディスクをアンマウントします。(セカンダリノード)
マネージャー用の共用ディスクをセカンダリノードからアンマウントします。
11. クラスタアプリケーションを起動します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を開始し
ます。
12. 管理LANサブネットを登録します。
- 101 -
第3章 リソースの変更
ここでは、管理サーバの設定変更、管理サーバに登録されているリソースの登録情報変更の方法について説明します。
3.1 管理サーバの変更
ここでは、管理サーバの設定を変更する方法について説明します。
3.1.1 管理IPアドレスの変更
以下の手順で、管理サーバの管理IPアドレスを変更します。
1. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
2. マネージャーを停止します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。
3. マネジメントブレードとLANスイッチブレードのSNMPトラップ送信先を変更します。
SNMPトラップ送信先を変更後の管理サーバの管理IPアドレスに変更してください。
注意
使用するLANスイッチブレードによっては、SNMPトラップの送信先を設定することで、LANスイッチに対するSNMPアクセスが制
限される場合があります。
マネージャーをクラスタで運用して、このようなLANスイッチブレードを管理対象にする場合、SNMPトラップの送信先としてプラ
イマリーノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。
また、LANスイッチブレードに送信元IPアドレスによってアクセス制限を行う場合、SNMPトラップの送信先と同様にプライマリー
ノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。
詳細は、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。
4. OSのIPアドレスを変更します。
OSのマニュアルに従って、IPアドレスを変更してください。
管理LANが冗長化されている場合、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。
- PRIMECLUSTER GLS
- BACS
- Intel PROSet
使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更」を参照して、OSの
IPアドレスを変更してください。
5. マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。
変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows】
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>
マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、マネージャーのIP
アドレスの設定を変更してください。
- 102 -
6. OSの管理者権限で管理対象サーバにログインします。
7. 管理対象サーバのServerView Agentsの設定を変更します。
ServerView Agentsのマニュアルを参照し、SNMP TRAPの送信先を変更してください。
8. 管理対象サーバのエージェントを停止します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen/KVM】
「導入ガイド CE」の「7.3 エージェントの起動と停止」を参照し、エージェントを停止してください。
9. エージェントの設定を変更します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen/KVM】
変更後のマネージャーのIPアドレスを指定してrcxadm agtctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows/Hyper-V】
>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN>
【Linux/Xen/KVM】
# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN>
10. 管理対象サーバのエージェントを再起動します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen/KVM】
「導入ガイド CE」の「7.3 エージェントの起動と停止」を参照し、エージェントを起動してください。
11. マネージャーを再起動します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。
エージェントが動作しているすべての管理対象サーバについて、手順6.~11.を繰り返し行ってください。
12. HBA address rename設定サービスを変更します。
HBA address renameを利用している場合、「導入ガイド CE」の「8.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA
address rename設定サービスに設定している管理サーバのIPアドレスを変更してください。
13. 管理対象サーバをバックアップします。
管理対象サーバのシステムイメージを採取している場合、設定変更を保存するために、「運用ガイド VE」の「8.2 バックアップ」の
手順に従って、バックアップを採取してください。
管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したシステムイメージを配付できなくなります。変更する前に
採取したシステムイメージが不要になった場合、削除してください。
14. クローニングイメージを採取します。【Windows/Linux】
管理対象サーバのクローニングイメージを採取している場合、設定変更を反映するために、「操作ガイド VE」の「7.2 採取」の手
順に従ってクローニングイメージを採取してください。
管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したクローニングイメージを配付できなくなります。変更する
前に採取したクローニングイメージが不要になった場合、削除してください。
注意
- 登録済みの管理LANサブネットに属するIPアドレスには変更できません。
- 管理サーバと同一サブネットに属する管理対象サーバが存在していた場合、その管理対象サーバを削除するか、管理対象
サーバの管理IPアドレスを手動で変更する必要があります。管理対象サーバのIPアドレスを変更せずに、そのサーバが属
するサブネット情報を登録することや、そのサーバが属するサブネットへのサブネット情報の変更はできません。
マネージャーをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更
マネージャーをクラスタで運用している場合、以下の手順でIPアドレスを変更します。
- 103 -
【Windows】
[フェールオーバー クラスタ管理]画面で変更してください。
【Linux】
1. マネージャーのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を停止します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャーのクラスタサービスを停止してください。
2. プライマリーノードの管理サーバにログインします。
OSの管理者権限でプライマリーノードの管理サーバにログインしてください。
3. 共用ディスクをプライマリーノードにマウントします。
管理サーバ用の共用ディスクをプライマリーノードにマウントしてください。
4. 引継ぎ論理IPアドレスを変更します。
PRIMECLUSTER GLSの仮想インターフェース情報を、PRIMECLUSTER用のリソースから削除し、PRIMECLUSTER GLSの構
成情報を変更してください。
詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
5. 引継ぎ論理IPアドレスを活性化します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを活性化してください。
詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
マネージャーをクラスタで運用している場合の設定
マネージャーをクラスタで運用している場合、以下の手順で変更します。
【Windows】
1. レジストリーのレプリケーション設定を削除します。
プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをオンライン、その他のクラスタリソースはすべてオフラインにして
ください。
そのあと、クラスタリソースに登録されている"PXE Services"リソースのレジストリーのレプリケーション設定から、以下のレジストリー
キーを削除してください。
- x64の場合
SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP
- x86の場合
SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP
以下の手順で、削除を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "PXE
Services"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。
b. [レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリーキーを選択します。
c. <削除(R)>ボタンをクリックします。
"ルート レジストリ キー"から削除されます。
d. レジストリーキーの削除が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
e. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
2. プライマリーノードで、マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。
プライマリーノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
- 104 -
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>
3. レジストリーのレプリケーション設定を行います。
手順1.で削除した上記のレジストリーキーを、"PXE Services"リソースのレジストリーのレプリケーション設定に再設定します。
以下の手順で設定を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "PXE
Services"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。
b. [レジストリのレプリケーション]タブの<追加(D)>ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
c. "ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリーキーを設定します。
d. <OK>ボタンをクリックします。
e. レジストリーキーの設定が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
f. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
4. マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをセカンダリノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この
サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、セカンダリノードの名前が表示されます。
5. セカンダリノードで、マネージャーのIPアドレスの設定を変更します。
セカンダリノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行します。
手順2.で指定したIPアドレスと同じIPアドレスを指定します。
6. マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをプライマリーノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[この
サービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、プライマリーノードの名前が表示されます。
7. プライマリーノードで、マネージャーの共有ディスクとIPアドレスをオフラインにします。
【Linux】
1. 管理LANのIPアドレスを変更
プライマリーノードで、変更後のIPアドレスを指定して以下を実行してください。
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN>
2. 管理サーバ用の引継ぎ論理IPアドレスを非活性化します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを非活性化してください。
詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
3. 引継ぎ論理IPアドレスをPRIMECLUSTERのリソースとして登録します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インターフェースをPRIMECLUSTERのリソースとして登録してください。
詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
4. 共用ディスクをマウントします。
マネージャー用の共用ディスクをマウントしていない場合、プライマリーノードからマウントしてください。
5. DHCPサービスの設定を変更します。(管理LANサブネットを登録している場合)
管理LANサブネットを登録している場合、以下のファイルを変更し、変更後の引継ぎ論理IPアドレスをDHCPサーバに設定しま
す。
- 105 -
- ファイル名
- Red Hat Enterprise Linux 5 の場合
/etc/dhcpd.conf
- Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
/etc/dhcp/dhcpd.conf
以下の行で設定されている引継ぎ論理IPアドレスを、変更後の引継ぎ論理IPアドレスに変更してください。
option dhcp-server-identifier 引継ぎ論理IPアドレス;
例
変更前の引継ぎ論理IPアドレスが192.168.4.100の場合
#
# DHCP Server Configuration file
# see /usr/share/doc/dhcp*/dhcpd.conf.sample
#
ddns-update-style none;
option vendor-class-identifier "PXEClient";
option dhcp-server-identifier 192.168.4.100; (注)
subnet 192.168.4.0 netmask 255.255.255.0 {
注) この行に記載されているIPアドレスを、変更後の引継ぎ論理IPアドレスに変更します。
6. 共用ディスクをアンマウントします。
共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントしてください。
7. セカンダリノードの管理サーバにログインします。
OSの管理者権限でセカンダリノードの管理サーバにログインしてください。
8. 引継ぎ論理IPアドレスを変更します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インターフェース情報をPRIMECLUSTER用のリソースから削除したあと、リソー
スを登録し、PRIMECLUSTER GLSの構成情報を変更してください。
詳細は、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
9. コンフィグレーションを変更します。
クラスタシステムのRMS Wizardを使用して、クラスタを構成するどれかのノードに対してクラスタサービス(クラスタアプリケーショ
ン)内のGLSリソースを変更してください。
設定の変更が完了したあと、変更を保存して以下の操作を行ってください。
- Configuration-Generate
- Configuration-Activate
10. マネージャーのクラスタサービスを起動します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャーのクラスタサービスを起動してください。
3.1.2 ポート番号の変更
ここでは、マネージャー本体と関連サービスで利用するポート番号の変更方法について説明します。
本製品では、以下のサービスが起動されている必要があります。サービスの起動にあたり、ほかのアプリケーションやほかのサービス
が使用するポート番号と競合しないように、ポート番号を変更してください。
【Windows】
- 106 -
・ マネージャー本体
- Resource Coordinator Manager
- Resource Coordinator Task Manager
- Resource Coordinator Web Server(Apache)
- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)
- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)
- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel3) (*1)
- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel4) (*1)
- Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel5) (*1)
- Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL)
・ 関連サービス
- Deployment Service
- TFTP Service
- PXE Services
- DHCP Server (*2)
【Linux】
・ マネージャー本体
- rcxmanager
- rcxtaskmgr
- rcxmongrel1
- rcxmongrel2
- rcxmongrel3 (*1)
- rcxmongrel4 (*1)
- rcxmongrel5 (*1)
- rcxhttpd
- rcxdb
・ 関連サービス
- scwdepsvd
- scwpxesvd
- scwtftpd
- dhcpd (*2)
*1: Basicモードの場合、これらのサービスは存在しません。
*2: 管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバが存在する場合に必要です。
使用するポート番号が、ほかのアプリケーションまたはサービスと競合する可能性がある場合、ポート番号を変更してください。
また、Windowsでephemeralポート番号の最大値(デフォルトは5000)を変更している場合、ephemeralポートと使用するポートが競合す
る可能性があります。この場合も、ポート番号を変更し、ephemeralポートの上限値よりも大きい値にしてください。
ServerView Operations Managerのポート番号の変更方法については、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してくださ
い。SNMPとサーバ起動制御については、標準プロトコルであり、ハードウェア側で固定されているため、変更できません。
- 107 -
本製品が使用するポートについては、「導入ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。
OSのファイアーウォール設定が有効になっているシステムや、ネットワーク上にファイアーウォールを設置している環境では、変更した
ポートでの通信が問題なく行われるように、ファイアーウォールの設定を変更してください。
マネージャー本体
以下の手順で、マネージャー本体で利用する管理サーバのポート番号を変更します。
1. マネージャーを停止します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。
2. ポート番号を変更します。
変更するポート名と変更後のポート番号を指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows】
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -port name=number <RETURN>
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -port name=number <RETURN>
マネージャーをクラスタで運用している場合、マネージャーの共有ディスクとIPアドレス以外のクラスタリソースはすべてオフライ
ンにし、クラスタリソースをプライマリーノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上
でrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
3. マネージャーを再起動します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。
注意
・ "rcxweb"のポート番号を変更した場合、以下のポート番号も同じ値に変更してください。
- 管理クライアント
Webブラウザに指定するURLのポート番号を"rcxweb"のポート番号に変更します。
URLをWebブラウザの"お気に入り"などに保存している場合、それらのURLについてもポート番号を変更します。
- HBA address rename設定サービス
HBA address rename設定サービスを起動している場合、「3.3.2 管理サーバと通信するためのポート番号の変更」を参照し、管
理サーバと通信するためのポート番号を"rcxweb"のポート番号に変更してください。
【Windows】
- マネージャーのRORコンソール起動用ショートカット
1. 管理サーバ上で以下のフォルダーを開きます。
インストールフォルダー\Manager
2. "RC Console"アイコンを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
3. [Web ドキュメント]タブの"URL(U)"の欄に表示される以下のURLのポート番号を変更してください。
URL: https://localhost:23461/
4. <OK>ボタンをクリックしてください。
- 108 -
・ "nfagent"のポート番号を変更した場合、管理対象サーバでもポート番号を変更してください。
「3.2.6 ポート番号の変更」を参照し、同じポート番号に変更してください。
変更前にバックアップされたシステムイメージ、および採取されたクローニングイメージは使用できないため、削除してください。
必要に応じて、再度、システムイメージのバックアップ、またはクローニングイメージの採取を行ってください。
関連サービス
以下の手順で、関連サービスで使用するポート番号を変更します。ただし、DHCP Server、および、dhcpdのポート番号は変更できませ
ん。
【Windows】
1. ポート番号を変更します。
a. レジストリ エディタを使用してレジストリーを開き、以下のサブキーを検索します。
- 32ビットバージョンのWindowsの場合
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE
- 64ビットバージョンのWindowsの場合
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE
b. サブキーに含まれるレジストリーエントリーから、PortBaseを選択します。
c. メニューから、[編集(E)]-[修正(M)]を選択します。
"DWORD 値の編集"ダイアログが表示されます。
d. 表記の"10 進(D)"を選択したあと、<OK>ボタンをクリックします。
イメージファイルの採取と配付で使用するポート番号の先頭値を設定します。
ただし、関連サービスで使用するポート番号は最大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続したポート
番号すべてが、ほかと競合しないよう注意してください。また、設定したポート番号の最大値であるPortBase + 15が、有効
なポート番号の最大値65534を超えないように、PortBaseは65519以下の値にしてください。
マネージャーをクラスタで運用している場合、プライマリーノードとセカンダリノードの両方を変更してください。
2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。
【Linux】
1. ポート番号を変更します。
/etc/opt/FJSVscw-common/scwconf.reg ファイルのセクション
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONEにあるPortBaseの値に、イメージファイルの作成
と配付で使用するポート番号の先頭値を16進数で設定します。PortBase には、ephemeralポートとの競合を避けるため、
net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した下限値よりも小さいポート番号、または上限値よりも大きいポート番号を指定します。
ただし、イメージファイルの作成と配付で使用するポート番号は最大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続
したポート番号領域が、ephemeralポートやwell-knownポートと競合しないよう注意してください。
これにより、net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した範囲外のポートを用いて、バックアップ・リストアが実行されます。
また、設定したポート番号の最大値であるPortBase + 15が、有効なポート番号の最大値65534を超えないように、PortBaseは65519
以下の値にしてください。
マネージャーをクラスタで運用している場合、プライマリーノードとセカンダリノードの両方を変更してください。
2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。
- 109 -
参考
関連サービスは、バックアップ・リストアとクローニングを行う際に、管理対象サーバを管理サーバのモジュールでネットワークブートします。
ここで変更したポート番号は、この状態の通信で使われるため、管理サーバの設定だけを変更すれば、管理対象サーバの設定を変
更する必要はありません。
3.1.3 システムイメージの保存世代数の変更
以下の手順で、システムイメージの保存世代数を変更します。
1. システムイメージの保存世代数を変更します。
2. システムイメージの保存世代数を確認します。
システムイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照してください。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のシステムイメージがすでにある場合、古い世代のシステムイメージは自動的に消えません。ま
た、この状態で同じサーバに対してバックアップを行った場合、最も古い世代のシステムイメージが1つだけ削除されます。
古い世代のシステムイメージが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「運用ガイド VE」の「8.5 削除」を参照してく
ださい。
RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
3.1.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)
以下の手順で、クローニングイメージの保存世代数を変更します。
1. クローニングイメージの保存世代数を変更します。
2. クローニングイメージの保存世代数を確認します。
クローニングイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照してくだ
さい。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のクローニングイメージがすでにある場合、古い世代のクローニングイメージは自動的に消えませ
ん。また、この状態で同じ名前のクローニングイメージの採取を行った場合、削除するクローニングイメージを選択する必要があります。
古い世代のクローニングイメージが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「11.5.4 削除」を参照してください。
RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
3.1.5 クローニングイメージの保存世代数の変更(仮想サーバ)
以下の手順で、クローニングイメージの保存世代数を変更します。
1. クローニングイメージの保存世代数を変更します。
2. クローニングイメージの保存世代数を確認します。
クローニングイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.2 rcxadm
imagemgr」を参照してください。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のクローニングイメージがすでにある場合、古い世代のクローニングイメージは自動的に消えませ
ん。また、この状態で同じ名前のクローニングイメージの採取を行った場合、異常終了します。
- 110 -
同じ名前のクローニングイメージの採取を行う場合、古い世代のクローニングイメージを削除してください。削除の手順については、
「11.5.4 削除」を参照してください。
RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
3.1.6 スナップショットイメージの保存世代数の変更
以下の手順で、スナップショットの保存世代数を変更します。
1. スナップショットの保存世代数を変更します。
2. スナップショットの保存世代数を確認します。
スナップショットの保存世代数の変更と確認の方法については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.2 rcxadm imagemgr」を
参照してください。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のスナップショットがすでにある場合、古い世代のスナップショットは自動的に消えません。また、
この状態で同じサーバに対してスナップショット採取を行った場合、最も古い世代のスナップショットが1つだけ削除されます。
古い世代のスナップショットが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「11.6.1 スナップショット」の「削除」を参照して
ください。
RORコンソールを起動している場合、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
3.1.7 イメージファイル格納フォルダーのパスの変更
以下の手順で、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。
1. RORコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージを確認します。
2. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
3. マネージャーを停止します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。
4. イメージファイル格納フォルダーのパス変更を行います。
「コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
マネージャーをクラスタで運用している場合、「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、イメージファイル格
納フォルダーのパスを変更してください。
5. マネージャーを起動します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。
6. RORコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージが変更前と同じか確認します。
マネージャーをクラスタで運用している場合の設定
使用しているマネージャーのOSによって、処理が異なります。
【Windows】
1. レジストリーのレプリケーション設定を削除します。
マネージャーの共有ディスクをオンライン、共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにしてください。
そのあと、クラスタリソースに登録されている"Deployment Service"リソースのレジストリーのレプリケーション設定から、以下のレジ
ストリーキーを削除してください。
- 111 -
- x64の場合
SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot
- x86の場合
SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot
以下の手順で、削除を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "Deployment
Service"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。
b. [レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリーキーを選択します。
c. <削除(R)>ボタンをクリックします。
"ルート レジストリ キー"一覧から削除されます。
d. レジストリーキーの削除が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
e. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
2. イメージファイル格納フォルダーのパス変更を行います。
「コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダーのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
クラスタリソースを保持するどちらか一方のノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。
また、変更後のイメージファイル格納フォルダーは、共有ディスク上のフォルダーを指定してください。
3. レジストリーのレプリケーション設定を設定します。
手順1.で削除した上記のレジストリーキーを、"Deployment Service"リソースのレジストリーのレプリケーション設定に再設定します。
以下の手順で、設定を行います。
a. [フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "Deployment
Service"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。
b. [レジストリのレプリケーション]タブの<追加(D)>ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
c. "ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリーキーを設定します。
d. <OK>ボタンをクリックします。
e. レジストリーキーの設定が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
f. <OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
【Linux】
1. 共用ディスクをプライマリーノードにマウントします。
OSの管理者権限でプライマリーノードの管理サーバにログインし、管理サーバ用の共用ディスクをプライマリーノードにマウント
します。
2. イメージファイル格納ディレクトリのパス変更を行います。
「コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納ディレクトリのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
プライマリーノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。
また、変更後のイメージファイル格納ディレクトリは、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。
3. 共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントします。
手順1.でマウントした共用ディスクをプライマリーノードからアンマウントします。
- 112 -
3.1.8 管理LANサブネットの変更
以下の手順で、管理LANサブネットを変更します。
1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。
[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。
2. 変更するサブネットを選択します。
[管理LANサブネットの変更]ダイアログが表示されます。
3. [管理LANサブネットの変更]ダイアログで以下の項目を設定します。
サブネット名
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列
を入力します。
ネットワークアドレス
ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。
サブネットマスク
サブネットマスクとして有効な値を入力します。
ゲートウェイ
管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。
4. <変更>ボタンをクリックします。
5. <OK>ボタンをクリックします。
注意
管理サーバのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際は、対象のサブネットに属する管理対象サーバが1台でも存在している
場合、"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"は変更できません。
"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"を変更する場合、「対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順」
を 参照してください。
対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順
対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。
1. 変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクを持つサブネット情報を登録します。
2. 変更前のサブネットに属しているすべての管理対象サーバの管理LANのIPアドレスを変更します。
変更方法については、「3.2.3 管理IPアドレスの変更」を参照してください。
3. 変更前のサブネットを削除します。
3.1.9 本製品データベースのパスワードの変更
以下の手順で、本製品データベースのパスワードを変更します。
1. OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
2. マネージャーを停止します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを停止してください。
3. 本製品データベースのパスワードを変更します。
rcxadm dbctl modifyコマンドを実行してください。
新しいパスワードは対話形式で入力します。
【Windows】
- 113 -
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" dbctl modify -passwd <RETURN>
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm dbctl modify -passwd <RETURN>
マネージャーをクラスタで運用している場合、マネージャーの共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにし、クラス
タリソースをプライマリーノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上でrcxadm dbctl
modifyコマンドを実行してください。
4. マネージャーを再起動します。
「導入ガイド CE」の「7.2 マネージャーの起動と停止」を参照し、マネージャーを起動してください。
3.2 シャーシと管理対象サーバの変更
ここでは、シャーシと管理対象サーバの設定を変更する方法について説明します。
管理対象サーバのシステムイメージやクローニングイメージを採取している場合、管理対象サーバの設定変更が終わったあと、システ
ムイメージやクローニングイメージを採取して、変更を保存してください。
システムイメージのバックアップについては、「運用ガイド VE」の「8.2 バックアップ」を参照してください。
クローニングイメージの採取については、「11.5.1 採取・登録」を参照してください。
注意
・ VMゲストの設定変更は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で行ってください。
・ 登録済みの管理対象サーバは別スロットに移動できません。
サーバを別スロットに移す場合、管理対象サーバを削除して、別スロットに移動したあと、サーバを再登録してください。
3.2.1 シャーシ名の変更
ここでは、シャーシ名の変更について説明します。
以下の手順で、シャーシの名前を変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択
します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を変更します。
シャーシ名
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
シャーシ名が変更されます。
3.2.2 サーバ名の変更
ここでは、物理サーバ名の変更について説明します。
物理OS、VMホストまたはVMゲストの名前は、それぞれに管理者権限でログインして名前を変更することで、自動的に反映されます。
以下の手順で、物理サーバ名を変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し
ます。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
- 114 -
2. 以下の項目を変更します。
物理サーバ名
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
サーバ名が変更されます。
4. クローニングイメージの配付でネットワークパラメーター自動設定機能を利用している場合、定義ファイルで設定している"物理
サーバ名"も変更する必要があります。
ネットワークパラメーター自動設定機能については、「操作ガイド VE」の「7.6 クローニングイメージに定義できるネットワークパラ
メーター自動設定機能」を参照してください。
3.2.3 管理IPアドレスの変更
ここでは、管理IPアドレスの変更について説明します。
リモートマネジメントコントローラーの管理IPアドレスの変更については、「3.2.5 サーバ管理装置の設定変更」を参照してください。
シャーシ
以下の手順で、シャーシの管理IPアドレスを変更します。
1. マネジメントブレードのIPアドレスを変更します。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択
します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "管理LAN(IPアドレス)"を変更します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
シャーシの管理IPアドレスが変更されます。
管理対象サーバ
以下の手順で、管理対象サーバの管理IPアドレスを変更します。
管理IPアドレス、業務IPアドレス兼用時も同じ操作が必要です。なお、業務IPアドレスだけを変更する場合、本操作は必要ありません。
1. 管理対象サーバに、OSの管理者権限でログインします。
2. OSのIPアドレスを変更します。
OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。
管理LANが冗長化されている場合、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。
使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
【Windows】
PRIMECLUSTER GLS
BACS
Intel PROSet
【Linux/Solaris】
PRIMECLUSTER GLSの"NIC切替え方式の物理IP引継ぎ"
3. 管理対象サーバを再起動します。
4. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し
ます。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
- 115 -
5. "管理LAN(IPアドレス)"を変更します。
6. <OK>ボタンをクリックします。
管理対象サーバの管理IPアドレスが変更されます。
注意
予備サーバ情報を設定している管理対象サーバ(運用サーバ)、および予備サーバに設定されている管理対象サーバは、異なるサブ
ネットのIPアドレスに変更できません。
3.2.4 SNMPコミュニティー名の変更
ここでは、SNMPコミュニティー名の変更について説明します。
・ ブレードサーバ、PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合
以下の手順で、シャーシと管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。
1. マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのSNMPコミュニティー名を変更します。
変更後のSNMPコミュニティーにも、Write(参照更新権)が必要です。
SNMPコミュニティーの変更については、マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのマニュアルを参照してくだ
さい。
2. 管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。
管理対象サーバのSNMPコミュニティー名は、マネジメントブレード、マネジメントボードまたはXSCFのSNMPコミュニティー
名と同じ名前にします。
ServerView Agentsのマニュアルに沿って、SNMPコミュニティー名を変更してください。
変更後のSNMPコミュニティーにも、Write(参照更新権)が必要です。
3. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
4. "SNMPコミュニティ名"を変更します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティー名が変更されます。
・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
PRIMERGYシリーズの場合、以下の手順で管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。
PRIMERGYシリーズ以外の場合、SNMPコミュニティー名を変更したときでも、本製品に対する操作は必要ありません。
1. 管理対象サーバのSNMPコミュニティー名を変更します。
ServerView Agentsのマニュアルを参照して、SNMPコミュニティー名を変更してください。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "SNMPコミュニティ名"を変更します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティー名が変更されます。
・ SPARC Enterpriseの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラーのSNMPコミュニティー名を変更します。
1. リモートマネジメントコントローラーのSNMPコミュニティー名を変更します。
SNMPコミュニティーの変更については、XSCFのマニュアルを参照してください。
- 116 -
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "SNMPコミュニティ名"を変更します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティー名が変更されます。
3.2.5 サーバ管理装置の設定変更
ここでは、サーバ管理装置の設定変更について説明します。
・ ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー情報を変更します。
1. リモートマネジメントコントローラー情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラーアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "リモートマネジメントコントローラ IPアドレス"を変更してください。ログインアカウント情報を変更する場合、"ログインアカウン
ト情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れ、"リモートマネジメントコントローラ ユーザ名"、"リモートマネジメントコン
トローラ パスワード"を変更してください。
・ SPARC Enterprise M3000の場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。
1. リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラー(XSCF)アカウント情報にも、platadmの権限が必要です。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "リモートマネジメントコントローラ(ILOM/XSCF)"内を変更してください。
ログインアカウント情報を変更する場合、"ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れ、"リモートマ
ネジメントコントローラ(ILOM/XSCF)"の"ユーザ名"、"パスワード"を変更してください。
・ SPARC Enterprise Tシリーズの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(ILOM)情報を変更します。
1. リモートマネジメントコントローラー(ILOM)情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラー(ILOM)アカウント情報にも、Adminの権限が必要です。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "リモートマネジメントコントローラ(ILOM/XSCF)"内を変更してください。
ログインアカウント情報を変更する場合、"ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れ、"リモートマ
ネジメントコントローラ(ILOM/XSCF)"の"ユーザ名"、"パスワード"を変更してください。
・ PRIMEQUESTの場合
以下の手順で、リモートサーバマネジメント情報を変更します。
1. リモートサーバマネジメント情報を変更します。
変更後のリモートサーバマネジメントのアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。
- 117 -
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れてください。そのあと、"リモートサーバマネジメント"の"ユー
ザ名"、"パスワード"を変更してください。
・ SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。
1. リモートマネジメントコントローラー(XSCF)情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラー(XSCF)アカウント情報にも、platadmの権限が必要です。
2. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. "ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れてください。そのあと、"リモートサーバマネジメント
(XSCF)"の"ユーザ名"、"パスワード"を変更してください。
3.2.6 ポート番号の変更
ここでは、ポート番号の変更について説明します。
エージェントのポート番号を変更する場合、マネージャーの"nfagent"のポート番号も変更する必要があります。「3.1.2 ポート番号の変
更」の手順に従って変更してください。
ポート番号については、「導入ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。
以下の手順で、管理対象サーバのポート番号を変更します。
1. ポート番号を変更します。
【Windows/Hyper-V】
メモ帳などのテキストエディタを使用して、Windowsシステムフォルダー\system32\drivers\etc\servicesファイルの以下の行を変
更します。
# サービス名
nfagent
ポート番号/プロトコル名
23458/tcp
【Linux/VMware/Xen/KVM】
viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。
# サービス名
nfagent
ポート番号/プロトコル名
23458/tcp
【Solaris】
viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。
# サービス名
rcvat
ポート番号/プロトコル名
23458/tcp
2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。
3.2.7 VMホストのログインアカウント情報の変更
ここでは、VMホストのログインアカウント情報の変更について説明します。
VMホスト登録時に入力したVMホストのログインアカウント情報(ユーザ名とパスワード)を変更した場合、本製品で登録したVMホスト
のログインアカウント情報を変更してください。
以下の手順で、VMホストのログインアカウント情報を変更します。
- 118 -
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[VMホストログイン
アカウント情報]を選択します。
[ログイン情報の変更]ダイアログが表示されます。
2. VMホスト上で変更したあとのログインアカウント情報を入力します。
ユーザ名
VMホストにログインするユーザー名を入力します。ユーザー名は、VMホストの管理者権限を持つユーザーを指定してくだ
さい。
パスワード
VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VMホストのログインアカウント情報が変更されます。
3.2.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更
ここでは、LANスイッチのVLANの設定変更について説明します。
物理サーバに接続するLANスイッチブレードのポートに対するVLANの設定は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「2.4.6 内部接続ポートのVLAN設定」を参照してください。
3.2.9 HBA address renameの設定変更
ここでは、HBA address renameの設定変更について説明します。
HBA address renameで設定するWWNとHBAポート数は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「導入ガイド CE」の「8.2 HBA address renameの設定」を参照してください。
3.2.10 ブートオプションの変更
ここでは、ブートオプション設定の変更について説明します。
PRIMEQUESTに設定するブートオプションは、再設定することで変更できます。
以下の手順で、ブートオプションの設定を行います。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択し
ます。
[サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
ブートオプション
- UEFIの場合
"UEFI"を選択します。
- レガシーブートの場合
"Legacy boot"を選択します。
注意
ブートオプションの変更では、本製品に登録されている情報が変更されます。
実際のブートオプションは変更されないため、本設定と併せてBIOS設定も変更する必要があります。
- 119 -
3.3 HBA address rename設定サービスの変更
ここでは、HBA address rename設定サービスの対象とする管理サーバのIPアドレス、管理サーバと通信するためのポート番号、および
HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更について説明します。
3.3.1 管理サーバのIPアドレスの変更
ここでは、管理サーバのIPアドレスの変更について説明します。
HBA address rename設定サービスでは、登録されている管理サーバのIPアドレスを変更する際に、自動的に、変更されたIPアドレスと
通信ができるか確認されます。
変更する場合、事前に管理サーバ側の設定を変更してください。
「3.1.1 管理IPアドレスの変更」を参照して管理サーバのIPアドレスを変更し、手順12.に従って、HBA address rename設定サービスの管
理IPアドレスを変更してください。
3.3.2 管理サーバと通信するためのポート番号の変更
ここでは、管理サーバと通信するためのポート番号の変更について説明します。
HBA address rename設定サービスは、管理サーバと"rcxweb"のポート番号で通信を行います。
管理サーバと通信するためのポート番号が変更されると、自動的に、変更されたポート番号と通信できるか確認されます。
変更する場合、事前に管理サーバ側の設定を変更してください。
以下の手順で、管理サーバと通信するためのポート番号を変更します。
1. マネージャーのポート番号を変更します。
「3.1.2 ポート番号の変更」の手順に従って、"rcxweb"のポート番号を変更してください。
2. HBA address rename設定サービスのポート番号を変更します。
「導入ガイド CE」の「8.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照して、同じポート番号に変更してください。
3.3.3 HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更
ここでは、HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスの変更について説明します。
以下の手順で、HBA address rename設定サービス用サーバのIPアドレスを変更します。
1. OSの管理者権限でHBA address rename設定サービス用サーバにログインします。
2. HBA address rename設定サービスを停止します。
「導入ガイド CE」の「8.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA address rename設定サービスを停止してく
ださい。
3. OSのIPアドレスを変更します。
OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。
4. HBA address rename設定サービスを起動します。
「導入ガイド CE」の「8.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA address rename設定サービスを起動してく
ださい。
3.4 VIOM連携の設定変更
以下の手順で、管理製品(VIOM)の設定変更をします。
1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(VIOM)を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選
択します。
[管理製品(VIOM)の設定変更]ダイアログが表示されます。
- 120 -
2. 以下の項目を設定します。
ユーザ名
VIOMにログインするユーザー名を指定します。
パスワード
VIOMにログインするユーザーのパスワードを指定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VIOMサーバプロファイルについては、「2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従ってServerView Virtual-IO Manager Web
UIを起動し、設定変更を行ってください。変更した結果は、本製品に自動的に反映されます。
3.5 LANスイッチの変更
ここでは、LANスイッチの設定の変更について説明します。
3.5.1 LANスイッチの基本情報の変更
ここでは、LANスイッチの基本情報の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ LANスイッチ名(管理用のノード名)
・ 管理LAN(IPアドレス)
・ ユーザー名
・ パスワード
・ 特権パスワード
・ SNMPコミュニティー名
本手順による変更を行う前に、事前に対象LANスイッチで設定内容の変更を完了させてください。
以下の手順で、LANスイッチの設定を変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーまたはネットワークデバイスツリーで、対象のLANスイッチを右クリックし、表示されたメ
ニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[LANスイッチの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更する項目を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
LANスイッチの設定が変更されます。
注意
変更対象のLANスイッチのIPアドレスに対して、登録していない別のLANスイッチを指定して変更できる場合がありますが、運用上不
整合が生じます。
変更対象のLANスイッチに対して別の機器のIPアドレスを指定して登録した場合、本稿を参照して登録対象のLANスイッチのIPアド
レスを対象のLANスイッチに再度変更してください。
なお、複数のLANスイッチのIPアドレスを入れ替える場合、「5.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除」を参照してLANスイッチ
を削除したあと、「2.5.2 LANスイッチの登録」を参照し、再度LANスイッチ探索と登録を行ってください。
3.5.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更
管理対象の、LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN IDやVLAN種別(ポート/タグVLAN)を変更できます。
- 121 -
注意
管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、変更できません。
ポートVLANのVLAN IDが未設定または1の場合、タグVLANのVLAN IDを1に設定できません。
VLAN IDを変更する場合
外部ポートのVLAN IDの変更について説明します。
・ ポートVLANの場合
以下の手順で、VLAN IDを変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更][ネットワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
"変更"を選択し、変更後のVLAN IDを選択します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から"Untagged"を選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VLAN IDが変更されます。
・ タグVLANの場合
LANスイッチブレードのポート番号に設定したVLAN IDを一度解除し、新たに変更するVLAN IDを設定します。
以下の手順で、VLAN IDを変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更][ネットワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
"変更"を選択し、変更するVLAN IDを選択します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から"None"を選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
LANスイッチブレードのポート番号に設定したVLAN IDが解除されます。
4. 再度、手順1.を行い、[VLANの設定]ダイアログでVLAN IDを変更します。
VLAN情報
VLAN情報で"新規作成"または"変更"を選択し、変更するVLAN IDを指定します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から"Tagged"を選択します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
VLAN IDが変更されます。
- 122 -
VLAN種別を変更する場合
外部ポートのVLAN種別(ポート/タグVLAN)の変更について説明します。
以下の手順で、VLAN種別を変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット
ワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
"変更"を選択し、VLAN IDを選択します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
設定するポート番号、またはリンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別("Untagged"、"Tagged")を変更します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VLAN種別が変更されます。
VLAN IDを削除する場合
VLAN IDの削除について説明します。
・ LANスイッチブレードからVLAN IDを削除する場合
以下の手順で、VLAN IDを削除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更][ネットワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
"変更"を選択し、削除するVLAN IDを選択します。
3. <削除>ボタンをクリックします。
VLAN IDが削除されます。
・ ポートからVLAN IDを削除する場合
以下の手順で、VLAN IDを削除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更][ネットワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
VLAN情報
"変更"を選択し、削除するVLAN IDを選択します。
物理ポート、リンクアグリゲーション
VLANを削除するポート番号、リンクアグリゲーショングループ名のVLAN種別から"None"を選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VLAN IDが削除されます。
- 123 -
3.5.3 LANスイッチの再探索
LANスイッチを再探索することで、新たにLANスイッチを検出できます。
LANスイッチの探索方法については、「2.5.2 LANスイッチの登録」の「探索」を参照してください。
注意
LANスイッチに対して"ネットワークデバイスへの自動設定"機能を利用する場合、LANスイッチの再探索で検出しての登録は行わず、
「2.7 ネットワークデバイスの登録」で説明している方法で、ネットワークデバイスとしてリソース登録してください。
3.6 ネットワークリソースの仕様変更
ネットワークリソースの仕様変更について説明します。
ネットワークリソース種別ごとの、各項目の変更可否は、以下のとおりです。
表3.1 仕様変更可否の一覧
分類
基本情報
項目
ネットワークリソース名
○
○
○
ラベル
○
○
○
コメント
○
○
○
VLAN ID
×
×
×
○ (*1)
○ (*1)
○ (*1)
×
×
×
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
外部接続ポートのVLAN自動
設定
×
×
×
サブネットアドレス/サブネット
マスク
○ (*3、*4)
○ (*3)
○
○
○
○
○ (*4)
○
○
外部接続ポート
接続情報
自動設定
物理LANセグメント
サブネット情報
マネージャーが直接接続して 追加で作成した管理 iSCSIまたは業務
いる管理LANのネットワーク LANのネットワークリ LANのネットワークリ
リソース
ソース
ソース
対象外のIPアドレス
デフォルトゲートウェイ
ネットワークリ
ソース種別
-
×
×
×
ネットワークデバ
イス(L2スイッチ)
の自動設定 (*5)
VLAN ID、接続ポートなど
×
×
○
○: 変更可
×: 変更不可
*1: 外部接続ポートを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワークリソー
スの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、外部接続ポートの情報に従った構成になります。
外部接続ポートに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更してください。
*2: 物理LANセグメントを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワークリ
ソースの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、物理LANセグメントの情報に従った構成にな
ります。物理LANセグメントに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更して
ください。
*3: 管理LANのサブネットアドレスおよびサブネットマスクは、変更対象のネットワークリソースを利用している物理サーバが存在しない
場合に変更できます。
*4: rcxadm mgrctl modifyコマンドを実行すると変更できます。
- 124 -
*5: ネットワークリソース作成時に、ネットワークリソースのXML定義の"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定してネットワー
クリソースを作成した場合にできます。
以下の手順で、ネットワークリソースの仕様を変更します。
1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ネットワークリソースが変更されます。
注意
・ マネージャーと同一サブネットアドレスの、管理LANリソースのデフォルトゲートウェイアドレスは変更できません。
また、サブネットアドレスやサブネットマスクを変更したあと、使用するIPアドレスの数が変更された場合、L-ServerのIPアドレスも自
動的に変更されます。
なお、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されませんので、L-Serverの詳細情報に合わせて手動で変更してくださ
い。
・ 外部接続ポートのVLAN自動設定を指定しているネットワークリソースに対して、以下の変更を行うと、ネットワークループが発生す
る可能性があります。
- すでに外部接続ポートとして指定しているLANスイッチブレード上に、新しく別の外部接続ポートを追加する
この場合、追加する外部接続ポートのケーブルを一時的に外すなど、ループを発生させない対策を行ったうえで、ネットワークリ
ソースを変更してください。
3.7 ネットワークデバイスの変更
ここでは、ネットワークデバイスの変更について説明します。
登録済みのネットワークデバイスを変更する際の流れを示します。
1. 変更するネットワークデバイスのネットワーク構成情報を作成します。
2. 作成したネットワーク構成情報を入力情報にネットワークデバイスを変更します。
3.7.1 ネットワーク構成情報(XML定義)の作成
登録済みのネットワークデバイスを変更するために必要なネットワーク構成情報(XML定義)を作成します。
以下の場合、そのネットワーク構成情報を元に変更用の入力情報になるネットワーク構成情報を作成できます。
・ 登録時のネットワーク構成情報が存在する場合
・ rcxadm netconfig exportコマンドを利用し、本製品から取り出したネットワーク構成情報が存在する場合
参照
・ ネットワーク構成情報(XML定義)の作成については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.6 ネットワーク構成情報」を参照
してください。
・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。
3.7.2 ネットワークデバイスの変更
ネットワークデバイスの変更について説明します。
- 125 -
変更できる情報は以下のとおりです。
・ 機器名
・ ロケーション
・ 種別情報
・ 保守モード
・ グループID
・ SNMP情報
・ ログイン情報
・ 監視情報
・ Web管理画面URL
ネットワークデバイスは、以下の方法で変更できます。
・ ネットワークデバイスを個別に変更する場合
rcxadm netdevice modifyコマンドを利用して変更します。
・ 複数のネットワークデバイスを一括して変更する場合
rcxadm netconfig importコマンドを利用して変更します。
参照
・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。
注意
・ すでにネットワークプールに登録されているネットワークデバイスに対しては、種別(Typeタグ)の変更はできません。
・ すでにL-Platformに配備されているネットワークデバイスに対しては、種別(Typeタグ)に加えてグループID(Redundancy group_id
タグ)の変更はできません。
・ 複数のネットワークデバイスを一括して変更する場合、登録済みの結線情報は一度すべて削除され、Linksタグで指定された結線
情報が新しく登録されます。
結線情報を変更しない(機器情報だけ変更する)場合、Linksタグは指定しないでください。
3.8 VM管理製品の変更
ここでは、VM管理製品の設定の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ 動作位置
・ IPアドレス
・ ユーザー名
・ パスワード
本製品に登録されている設定の変更について説明します。
本手順による変更を行う前に、事前にVM管理製品の管理画面で、設定内容の変更を完了させてください。
以下の手順で、VM管理製品の設定を変更します。
- 126 -
1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択しま
す。
[管理製品(name)の設定変更]ダイアログが表示されます。
nameには、選択したVM管理製品名が表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
動作位置
変更するVM管理製品が動作している場所を選択します。
- 本製品の管理サーバ上で動作している場合
"管理サーバ上"を指定します。
- 上記以外の場合
"他のサーバ上"を指定します。
IPアドレス
"動作位置"で"他のサーバ上"を選択した場合、VM管理製品のIPアドレスを入力します。
ユーザ名
VM管理製品を制御するためのユーザー名を入力します。
パスワード
VM管理製品を制御するためのパスワードを入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
本製品に登録されているVM管理製品の設定が変更されます。
3.9 電力監視の設定変更
ここでは、電力監視の設定の変更について説明します。
電力監視の設定の変更には、環境データ設定の変更、電力監視の採取設定の解除、電力監視デバイスの変更があります。
3.9.1 環境データ設定の変更
以下の手順で、環境データ設定を変更します。
1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[オプション]を選択します。
[オプション]ダイアログが表示されます。
2. "環境データ"のカテゴリータイトルをクリックし、表示されたエリアで以下の項目を入力します。
採取するデータの種類
"電力"チェックボックスにチェックを入れると、消費電力データが採取、集計されます。
ポーリング間隔(分)
データ採取の時間間隔(1~6または10)を入力します。
ポーリング間隔や管理サーバの負荷によって、監視できるデバイス数は異なります。以下を目安に設定してください。
表3.2 ポーリング間隔
ポーリング間隔
監視できるデバイス数
5分
~40台
10分
~60台
シャーシとサーバを監視対象にする場合、ポーリング間隔を5分以上にしてください。また、監視デバイス数が41台以上の場
合はポーリング間隔を10分にしてください。
- 127 -
環境データの保存期間
採取と集計データのそれぞれの保存期間を入力します。設定した保存期間よりも古いデータが、毎日削除されます。
保存期間を長くすると監視できるデバイス数は減少します。
シャーシとサーバを監視対象にする場合、保存期間を初期値のまま使用してください。
3. <適用>ボタンをクリックします。
変更した設定が反映されます。
注意
"採取するデータの種類"の"電力"チェックボックスのチェックを外すと、消費電力データが採取および集計されなくなります。
3.9.2 電力監視の採取設定解除
ここでは、電力監視の採取設定の解除について説明します。
消費電力データを採取しないようにする場合、以下の手順で採取設定を解除します。
1. RORコンソールのメニューで、[ツール]-[オプション]を選択します。
[オプション]ダイアログが表示されます。
2. "環境データ"のカテゴリータイトルをクリックし、表示されたエリアで以下の項目を変更します。
採取するデータの種類
"電力"チェックボックスのチェックを外します。
3. <適用>ボタンをクリックします。
環境データの採取が無効化されます。
3.9.3 電力監視デバイスの変更
ここでは、電力監視デバイスの設定の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ デバイス名
・ 管理LAN(IPアドレス)
・ SNMPコミュニティー名
・ 電圧
・ コメント
本手順による変更を行う前に、事前に対象の電力監視デバイスで設定内容の変更を完了させてください。
以下の手順で、電力監視デバイスの設定を変更します。
1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、対象の電力監視デバイスを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本
情報]を選択します。
[電力監視デバイスの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更する項目を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
電力監視デバイスの設定が変更されます。
3.10 監視情報の変更
ここでは、監視情報の設定の、変更と解除について説明します。
- 128 -
3.10.1 監視情報の設定変更
ここでは、監視情報の設定の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ ping監視の有効/無効
・ タイムアウト
・ リカバリ処理
・ リブート回数
以下の手順で、設定内容を変更します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理OS、VMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[監視情
報]を選択します。
[監視情報の設定]ダイアログが表示されます。
2. 変更する項目を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
監視情報の設定が変更されます。
3.10.2 監視情報の設定解除
ここでは、監視情報の設定の解除について説明します。
以下の手順で、監視情報の設定を解除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理OS、VMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[監視情
報]を選択します。
[監視情報の設定]ダイアログが表示されます。
2. "ping監視を有効にする"チェックボックスのチェックを外します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
監視情報の設定が解除されます。
3.11 ストレージの変更
ここでは、ストレージの設定の変更について説明します。
3.11.1 ストレージ管理製品の基本情報の変更
ここでは、ストレージ管理製品の基本情報の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ ラベル
・ コメント
以下の手順で、ストレージ管理製品の基本情報を変更します。
1. RORコンソールのストレージツリーで、対象のストレージ管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を
選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を変更します。
ラベル
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。
- 129 -
コメント
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ストレージ管理製品の基本情報が変更されます。
3.11.2 ストレージ装置の基本情報の変更
ここでは、ストレージ装置の基本情報の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ ラベル
・ コメント
以下の手順で、ストレージ装置の基本情報を変更します。
1. RORコンソールのストレージツリーで、対象のストレージ装置を右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択
します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を変更します。
ラベル
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。
コメント
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ストレージ装置の基本情報が変更されます。
3.11.3 仮想ストレージリソースの基本情報の変更
ここでは、仮想ストレージリソースの基本情報の変更について説明します。
以下の設定内容を変更できます。
・ ラベル
・ コメント
以下の手順で、仮想ストレージリソースの基本情報を変更します。
1. RORコンソールのストレージツリーで、対象の仮想ストレージリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情
報]を選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を変更します。
ラベル
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。
コメント
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
仮想ストレージリソースの基本情報が変更されます。
3.11.4 ディスクリソースの基本情報の変更
ここでは、ディスクリソースの基本情報の変更について説明します。
- 130 -
以下の設定内容を変更できます。
・ ラベル
・ コメント
以下の手順で、ディスクリソースの基本情報を変更します。
1. RORコンソールのストレージツリーで、対象の仮想ストレージを選択します。
[リソース一覧]タブにディスクリソース一覧が表示されます。
2. ディスクリソース一覧から、対象のディスクリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
3. 以下の項目を変更します。
ラベル
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、32文字以内の文字列を入力します。
コメント
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく、256文字以内の文字列を入力します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
ディスクリソースの基本情報が変更されます。
- 131 -
第4章 管理対象サーバの動作環境設定
ここでは、登録した管理対象サーバへのソフトウェアのインストール、動作環境の設定手順について説明します。
図4.1 動作環境の設定手順
*1: 1つのシャーシ内の各サーバに、HBA address renameとVIOM連携によるI/O仮想化は混在できません。1つのシャーシ内のすべて
のサーバは、HBA address renameかVIOM連携のどちらかに統一する必要があります。
*2: すでにインストール済みまたは登録済みのものについては、本設定は必要ありません。
4.1 クローニングイメージの配付
2台目以降のサーバはほかのサーバから採取したクローニングイメージを使用しOSを作成できます。
クローニングについては、「操作ガイド VE」の「第7章 クローニング【Windows/Linux】」を参照してください。
- 132 -
第5章 リソースの削除
ここでは、リソースの削除について説明します。
同じシャーシ内では、管理対象サーバとLANスイッチの登録、削除は、1つのリソースに対して行えます。
なお、LANスイッチの登録、削除中はサーバに対する操作はできません。
複数のリソースに対して同時に操作を行った場合、以下のどちらかのメッセージが表示されます。
この場合、実行中の処理が完了するのを待って、再度処理を実行してください。
FJSVrcx:ERROR:67210: LANスイッチ名(LAN switch):is busy
または
FJSVrcx:ERROR:67210: 管理対象サーバ名(physical server):is busy
5.1 シャーシの削除
ここでは、シャーシの削除について説明します。
以下の手順で、シャーシを削除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のシャーシがサーバリソースツリーから削除されます。
注意
すでにシャーシ内に搭載されているサーバブレード、パーティションを登録している場合、シャーシ削除の前に、登録しているすべて
のサーバブレード、パーティションを削除してください。
LANスイッチを登録している場合も、すべてのLANスイッチを削除してください。
5.2 管理対象サーバの削除
ここでは、管理対象サーバの削除について説明します。
以下の手順で、管理対象サーバを削除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表示されたメ
ニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
削除するサーバ上でVMホストが動作している場合、その上で動作しているVMゲストも同時にサーバリソースツリーから削除さ
れます。[リソースの削除]ダイアログに、削除されるVMゲストが表示されるので、削除しても問題がないか確認してください。
2. <OK>ボタンをクリックします。
- 対象のサーバ上に物理OSまたはVMホストが存在し、さらにHBA address renameが設定されている場合
削除時にサーバの電源がOFFになり、対象のサーバが未登録になります。ただし、ストレージ装置のホストアフィニティとファ
イバーチャネルスイッチのゾーニング設定は削除されません。
- 対象のサーバにWWN情報が設定されている場合
SPARCサーバ削除時にストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定は削除されま
す。
- 削除したサーバがPRIMERGY BXシリーズ、PRIMEQUESTまたはSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合
対象のサーバが未登録になり、サーバリソースツリーに残ります。
- 133 -
参考
・ 管理対象サーバにHBA address renameが設定されていた場合、HBAのWWNが工場出荷時の値にリセットされます。
このとき、管理対象サーバの電源は一度強制OFFされたあと、一時的にONになります。
管理対象サーバ上でOSが起動している場合は、サーバ削除前にあらかじめシャットダウンしておくことをお勧めします。
・ VMゲストについてはサーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で操作することで、管理サーバ上から自動的に削除されます。
・ サーバ削除後も同じストレージ装置のボリュームを使用して対象サーバを動作させる場合、ETERNUS SF Storage Cruiserなどのス
トレージ管理ソフトウェアを利用して、工場出荷時のWWNでストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチの
ゾーニングを再設定してください。
・ 対象のサーバからバックアップしたシステムイメージも自動的に削除されます。
・ サーバ削除後、メンテナンスLEDは自動的にOFFになります。
・ 削除するサーバに対してHBA address renameとサーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能が設定されている場合、サーバの電源
がOFFになったことによって、高可用性機能の切替え処理が動作します。削除時に業務を停止しない場合、事前にVMゲストをほ
かのサーバ上に移動させておくことをお勧めします。サーバ仮想化ソフトウェアごとの高可用性機能については、「導入ガイド VE」
の「E.2 利用する製品別の設定」を参照してください。
5.3 VIOM連携の削除
ここでは、VIOM連携の削除について説明します。
以下の手順でVIOM連携を削除します。
1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品(VIOM)を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象の管理製品(VIOM)が削除されます。
VIOMサーバプロファイルを削除するには、「2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」に従ってServerView Virtual-IO Manager Web UI
を起動し、サーバプロファイルの削除を行ってください。
注意
以下の場合、VIOM連携は削除できません。
・ VIOMサーバプロファイル切替え方式の予備サーバ設定情報が存在する
・ VIOMサーバプロファイル切替え方式による以下の状態のサーバが存在する
- 切替え中
- 切替え完了(切戻し実行前)
- 切戻し中
- 134 -
・ VIOMによって管理されているサーバブレードに対して、本製品の機能を利用した操作(電源制御、イメージ処理など)が行われて
いる
5.4 LANスイッチとネットワークデバイスの削除
ここでは、LANスイッチとネットワークデバイスの削除について説明します。
・ LANスイッチブレードの削除
・ LANスイッチとネットワークデバイスの削除
5.4.1 LANスイッチブレードの削除
ここでは、LANスイッチブレードの削除について説明します。
以下の手順で、LANスイッチブレードを削除します。
1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択しま
す。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のLANスイッチブレードが未登録になります。
5.4.2 LANスイッチとネットワークデバイスの削除
ここでは、LANスイッチとネットワークデバイスの削除について説明します。
以下の手順で、LANスイッチとネットワークデバイスを削除します。
・ RORコンソールでの操作
1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで、対象のLANスイッチまたはネットワークデバイスを右クリックし、表示された
メニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のLANスイッチまたはネットワークデバイスがネットワークデバイスツリーから削除されます。
・ コマンドでの操作
rcxadm netdevice deleteコマンドを利用して削除します。
参照
rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
注意
すでにL-Platformに配備されているネットワークデバイスについては、削除できません。
5.5 ネットワークリソースの削除
ここでは、ネットワークリソースの削除について説明します。
- 135 -
LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されていない場合
以下の手順で、ネットワークリソースを削除します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーのネットワークプールの対象ネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニュー
で[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されている場合
以下の手順で、ネットワークリソースを削除します。
1. "LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されていない場合"で示す手順を参照し、対象のネットワークリソースを
削除します。
2. LANスイッチブレードの外部接続ポートに設定されているVLANが不要な場合、手順3.以降の手順に従ってVLANを削除して
ください。
3. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のLANスイッチブレードを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネット
ワーク情報]を選択します。
[VLANの設定]ダイアログが表示されます。
4. 以下の項目を設定します。
- VLAN情報の"変更"を選択します。
- 削除対象のVLAN IDを選択します。
- 削除対象のVLAN種別として"None"を選択します。
詳細については、「3.5.2 LANスイッチブレードの外部接続ポートのVLAN変更」を参照してください。
5. <OK>ボタンをクリックします。
6. VLANが削除されたことを確認します。
RORコンソールのサーバツリーで、ネットワークリソースの外部接続ポートとして指定したポートを含むLANスイッチブレードをク
リックします。スイッチの詳細が表示されるので、指定したポートにVLANが設定されていないか確認します。
注意
LANスイッチブレードの外部接続ポートにVLANが設定されているネットワークリソースを削除したとき、設定されているVLANは削除
されません。
5.6 VM管理製品の削除
ここでは、VM管理製品の削除について説明します。
以下の手順で、VM管理製品を削除します。
1. RORコンソールの管理製品ツリーで、対象の管理製品を右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象の管理製品が削除されます。
5.7 電力監視の設定削除
ここでは、電力監視の削除について説明します。
- 136 -
電力監視の削除には、電力採取対象装置の削除があります。
採取設定の解除については、「3.9.2 電力監視の採取設定解除」を参照してください。
5.7.1 電力監視デバイスの削除
ここでは、電力監視デバイスの削除について説明します。
以下の手順で、電力監視デバイスを削除します。
1. RORコンソールの電力監視デバイスツリーで、対象の電力監視デバイスを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択しま
す。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象の電力監視デバイスが削除されます。
5.8 管理LANサブネットの削除
ここでは、管理LANサブネットの削除について説明します。
以下の手順で、管理LANサブネットを削除します。
1. RORコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。
[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。
2. 削除するサブネットを選択します。
3. <削除>ボタンをクリックします。
[管理LANサブネットの削除]ダイアログが表示されます。
4. <OK>ボタンをクリックします。
対象のサブネット情報が削除されます。
参考
管理LANサブネットを削除した場合、本製品の簡易DHCPサービスは有効になりません。
そのため、管理LANサブネット登録時に有効になったOS標準のDHCPサービスを使用するか、マネージャーのアンインストール後に
再インストールを実施してください。
注意
登録している管理対象サーバが属しているサブネットの情報は、削除できません。
サブネット情報を削除する前に、登録しているすべての管理対象サーバを削除してください。
- 137 -
第6章 一括設定
本章では、一括設定の概要と構成定義ファイルの使用方法について説明します。
6.1 概要
一括設定では、事前に作成した構成定義ファイルを読み込むことで、多数のサーバから構成されるシステムを簡単に構築、変更でき
る機能です。複数の定義を一度にまとめて行うことができるので、個別の設定操作によるオペレーションミスを防止できます。
一括設定は以下の場面で使用できます。
・ 新規導入
本製品の運用上に必要な値を構成定義ファイルとして、オフィスなどのオフサイト環境で作成します。作成した構成定義ファイルを
マシンルームなどの実機環境に搬送し、RORコンソールから読み込むこと(以降、インポート)で、多数のサーバの新規導入設定を
一括で行います。
・ 構成定義のバックアップ
RORコンソールから構成定義ファイルに出力(以降、エクスポート)し、現在運用中のシステム定義を保存します。
・ 設定の一括変更
RORコンソールから構成定義ファイルをエクスポートし、変更したい項目を修正したあと、再度インポートすることで設定変更を一
括で行います。
・ 構成定義の流用
1つの環境で使用した構成定義ファイルを流用することで、複数のシステムを簡単に設計できます。
図6.1 一括設定の運用例
インポート、エクスポートできる構成定義ファイルはCSV形式です。構成定義ファイル形式については、「付録A 一括設定用の構成定
義ファイル(CSV形式)」を参照してください。
本製品はCSV形式のサンプルを提供しています。また、ServerView Resource Orchestrator WebサイトではExcelのテンプレート(以降、
構成定義テンプレート)を公開しています。構成定義テンプレートを利用することで、CSV形式の構成定義ファイルを簡単に作成できま
す。
・ 構成定義テンプレートからCSVファイルを読み込む、またはRORコンソールから構成定義ファイルをインポートする場合
「A.2 ファイル形式」に記載している形式の構成定義ファイルを使用します。
・ 構成定義テンプレートからCSV形式でファイルを保存、またはRORコンソールから構成定義ファイルをエクスポートした場合
「A.2 ファイル形式」に記載している最新のバージョンが記述された形式で出力されます。
一括設定では、以下に記載されているRORコンソールと同じ操作ができます。
- 138 -
・ 登録
- 「2.1 VIOM連携の登録」
- 「2.4 ブレードサーバを利用する場合」
- 「2.5.2 LANスイッチの登録」
- 「2.2 VM管理製品の登録」
- 「2.9 電力監視デバイスの登録」 (*1)
- 「2.10 管理LANサブネットの登録」
- 「2.4.4 LANスイッチブレードのVLAN設定」
- 「導入ガイド CE」の「8.2 HBA address renameの設定」 (*2)
- 「導入ガイド VE」の「8.4 監視情報の設定」
- 「操作ガイド VE」の「8.6 サーバ切替えの設定」
・ 変更
- 「3.1.1 管理IPアドレスの変更」 (*3)
- 「3.1.8 管理LANサブネットの変更」
- 「3.2.2 サーバ名の変更」
- 「3.2.3 管理IPアドレスの変更」 (*3)
- 「3.2.4 SNMPコミュニティー名の変更」
- 「3.2.5 サーバ管理装置の設定変更」
- 「3.2.7 VMホストのログインアカウント情報の変更」
- 「3.2.8 LANスイッチブレードのVLANの設定変更」
- 「3.2.9 HBA address renameの設定変更」 (*2)
- 「3.2.10 ブートオプションの変更」
- 「3.4 VIOM連携の設定変更」
- 「3.5 LANスイッチの変更」
- 「3.8 VM管理製品の変更」
- 「3.9 電力監視の設定変更」
- 「3.10 監視情報の変更」
- 「操作ガイド VE」の「8.7 サーバ切替えの変更」
*1: 電力データを採取するためのオプション設定は、RORコンソールから設定を行ってください。
*2: 一括設定で設定を行う場合、インポートしたあとに該当する管理対象サーバを再起動してください。
*3: RORコンソールの操作部分だけが一括設定で対応できます。
また、「運用ガイド VE」の「第3章 ブレードビューア」と「3.6.1 ラベルとコメントの一覧・登録・編集」に記載されているブレードビューアと
同じ操作ができます。
注意
・ 一括設定では、以下の操作はできないため、RORコンソールで行ってください。
- 登録されたリソースの削除
- 登録されたシャーシ名、PRIMERGY BXシリーズ以外の物理サーバ名、電力監視デバイス名の変更
- 139 -
- 登録された管理LANサブネットの削除
- LANスイッチの探索、登録、削除、基本情報の変更
- LANスイッチからの結線情報の取得
- VIOM連携の削除
- SNMPトラップ送信先の登録、削除
- ETERNUS SF Storage Cruiser連携によるWWN情報の設定、変更
・ 一括設定では、以下の操作はできないため、コマンドで行ってください。
- ETERNUS SF Storage Cruiser連携の登録、削除
・ インポート時に指定する構成定義ファイルでは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。
200を超える数のリソースを登録または変更する場合、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。
・ ServerView Deployment Managerとマネージャーが管理LAN上で共存する場合、以下の定義は行えません。ServerView Deployment
Managerの共存については、「導入ガイド CE」の「付録L ServerView Deployment Managerとの共存」を参照してください。
- 予備サーバの設定(バックアップ・リストア方式またはHBA address rename方式)
- HBA address renameの設定
6.2 構成定義ファイルの読込み(インポート)
ここでは、CSV形式で保存した構成定義ファイルをRORコンソールで読み込む方法について説明します。
以下の手順で、構成定義ファイルをインポートします。
1. CSV形式の構成定義ファイルを準備します。
ポイント
- ServerView技術情報ページからダウンロードしたExcel形式の構成定義テンプレートはそのままインポートできません。構成
定義テンプレートの機能を利用して、CSV形式に保存してからインポートしてください。
- 「A.2 ファイル形式」に記載している形式の構成定義ファイルをインポートできます。構成定義ファイルの形式については、
「付録A 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)」を参照してください。
- 構成定義ファイルは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。
200を超える数のリソースを登録または変更する場合、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。
- 先頭行に"RCXCSV,V1.0"が記述された形式の構成定義ファイルをインポートする場合、エージェントが自動登録されませ
ん。また、VMホストの物理サーバに予備サーバの設定を記述しても、登録に失敗します。
2. 「導入ガイド CE」の「7.1 ログイン」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。
3. RORコンソールで、[ファイル]-[インポート]を選択します。
[構成定義ファイルのインポート]ダイアログが表示されます。
4. 手順1.で準備した構成定義ファイルを指定します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
インポート処理が開始されます。インポート処理は構成定義ファイルの内容を検証後、構成定義ファイルに記述されている順に
処理が実行されます。
構成定義ファイルの検証が完了した場合、リソースの登録、変更処理が開始されます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。
進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、インポート処理を中断できます。キャンセル
- 140 -
した場合、現在行っている処理が完了したあとにインポート処理を中止します。キャンセルするまでに行われた処理の内容はシ
ステムに反映されます。
ポイント
- "SpareServer"、"ServerAgent"および"ServerVMHost"セクションは、一括設定を行う際に以下の条件があります。
a. 予備サーバの登録のセクション("SpareServer")
OSが入っていないサーバを予備サーバに設定する場合
予備サーバを定義した物理サーバが、"ServerWWNN"、"ServerAgent"および"ServerVMHost"セクションに定義され
ていない必要があります。
I/O仮想を利用しているサーバを予備サーバに設定する場合
以下のどれかの条件を満たす必要があります。
- 予備サーバを定義した物理サーバに、すでにHBA address rename情報が設定されている
- 予備サーバを定義した物理サーバに、すでにVIOMサーバプロファイルが設定されている
VMホストを予備サーバとして設定する場合
予備サーバとして定義された物理サーバは、すでにエージェントが登録されている必要があります。
ESC連携によるWWN情報を設定したサーバを、予備サーバとして設定する場合
運用サーバと予備サーバに対して、すでにWWN情報が設定されている必要があります。
上記の条件を満たさない場合、セクションを分けてインポートを行ってください。
b. エージェントの登録のセクション("ServerAgent"または"ServerVMHost")
エージェントを登録するには、以下のすべての条件を満たす必要があります。条件を満たしてからインポートを行って
ください。
- 管理対象サーバに本製品のエージェントがすでにインストールされている。
- 管理対象サーバのOSが起動している。
- 対象の物理サーバの登録が設定されている、またはCSV形式の構成定義ファイルに登録の定義がされている。
- "Server"セクションに、管理サーバと異なるサブネットの管理対象サーバを登録または変更する場合、以下のどちらかの条
件を満たす必要があります。
- 対象のサブネット情報が登録されている。
- CSV形式の構成定義ファイルの"Subnet"セクションに、対象のサブネット情報が定義されている。
注意
- すでに登録済みの運用サーバに対して、新規にサーバを登録し、予備サーバとして設定する場合、"Server"セクション
と"SpareServer"セクションを分けてインポートを行ってください。
- 一括設定で、物理サーバ名を変更する場合、一括設定によるその他の操作と同時に実行できません。"Server"セクションと
その他のセクションを分けてインポートを行ってください。
6. インポートが正常に完了した場合、進捗状況エリアにインポートが完了したメッセージが表示されます。
ポイント
- エラー処理について
インポート時に、構成定義ファイルの内容を検証後、リソースの登録、変更処理が実行されます。
構成定義ファイルの入力内容に誤りがあった場合、イベントログにエラーメッセージが表示されます。構成定義ファイルを修
正したあと、再度インポートしてください。
- 141 -
構成定義ファイルの入力内容の誤りには、セクションヘッダーに記載した値の誤りも含まれます。
エラーメッセージに表示される行番号の値に誤りがない場合、セクションヘッダーに誤りがないか確認してください。
リソースの登録、変更処理中にエラーが発生した場合、進捗状況エリアとイベントログにエラーメッセージが表示されます。こ
の場合、エラーメッセージが表示されている構成定義ファイルの行番号よりも、前の行の設定までは完了しています。構成
定義ファイルを修正、またはエラーになる原因を取り除いたあと、再度インポートしてください。その際、すでに登録、変更の
完了した行に対する実行はスキップされ、その先の設定が継続して行われます。
- インポート処理のログファイルについて
インポート処理の実行結果は、以下のマネージャーのログファイルで確認できます。
ただし、構成定義ファイルの入力内容に誤りがあり、リソースの登録、変更処理が開始されていない場合、実行結果はログ
に記録されません。
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\var\log\config.log
【Linux】
/var/opt/FJSVrcvmr/log/config.log
- インポート前のマネージャーのバックアップについて
インポート開始時には、自動的にエクスポートが実行されます。エクスポートで出力したファイルは現在のマネージャー構成
のバックアップとして保存されます。構成定義ファイルの入力ミスがあった際など、前の値に戻したい場合、このバックアップ
ファイルを使用してください。
なお、バックアップファイルは最新5世代を保持します。
構成定義ファイルのバックアップファイルは以下のマネージャーのフォルダーで保存されます。
【Windows】
フォルダー名
インストールフォルダー\Manager\var\config_backup
ファイル名
rcxconf-YYYYMMDDHHMMSS.csv (YYYYMMDDHHMMSSには、日付と時間が入ります)
【Linux】
ディレクトリ名
/opt/FJSVrcvmr/var/config_backup
ファイル名
rcxconf-YYYYMMDDHHMMSS.csv (YYYYMMDDHHMMSSには、日付と時間が入ります)
7. 設定後の操作を行います。
インポートが正常に完了した場合、設定後に必要な以下の操作を行います。
- HBA address renameを設定した場合、該当する管理対象サーバを再起動してください。
- エージェントを登録した場合で、かつ、システムイメージのバックアップ、およびクローニングイメージの採取を使用する場合
は、以下のどちらかを行ってください。
- 管理対象サーバを再起動する。
- 「導入ガイド CE」の「7.3 エージェントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動する。
6.3 構成定義ファイルの書出し(エクスポート)
ここでは、本製品の現在の設定を構成定義ファイルに出力する方法について説明します。
以下の手順で、構成定義ファイルをエクスポートします。
1. 「導入ガイド CE」の「7.1 ログイン」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。
2. RORコンソールで、[ファイル]-[エクスポート]を選択します。
- 142 -
3. 構成定義ファイルのエクスポート処理が自動的に行われます。
4. エクスポートが正常に完了した場合、構成定義の[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。
以下のどれかをクリックします。
- <保存(S)>ボタンをクリックした場合
ファイル格納ダイアログが表示されるため、保存先フォルダーとファイル名を指定して、ファイルを保存します。構成定義ファ
イルの出力は、CSV形式だけです。
- <開く(O)>ボタンをクリックした場合
CSVファイルに関連付けされたアプリケーション(Excelなど)でファイルを開きます。
- <キャンセル>ボタンをクリックした場合
エクスポート操作はキャンセルされます。
注意
- サーバ切替えによって切り替わっている切替え元サーバ、および切替え先サーバの物理サーバ名は丸括弧"( )"で囲まれ
て出力されます。
- "Subnet"セクションに、管理サーバのサブネット情報は出力されません。
ポイント
エラー処理について
エクスポート処理中にエラーが発生した場合、それを意味するエラーメッセージがイベントに表示されます。エラーメッセージに
従って、エラーになる原因を取り除いてください。
- 143 -
第7章 リソースのリソースプールへの登録
ここでは、本製品で管理するリソースをリソースプールに登録する方法について説明します。
リソースプールとはRORコンソールのオーケストレーションツリー上に表示されるリソースフォルダーの一種で、L-Serverの作成や増設
の際に選択対象になるリソースが格納されたものです。
リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別が格納されます。本製品インス
トール時に、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが作成されます。複数のリソースプールを用いた運用については、「第12
章 リソースプールの操作」を参照してください。
リソースプール種別およびリソースを、リソースプールに登録する方法は以下のとおりです。
表7.1 リソース種別ごとのリソースプールへの登録方法
リソースプールに格納されるリソース
リソースプール種別
の種別
リソースプールへの登録方法
サーバ種別ごとに登録する必
要性
物理L-Server 仮想L-Server
VMプール
VMホストリソース
「7.1 VMホストリソース」を参照してくだ
さい。
×
○
サーバプール
物理サーバリソース
「7.2 物理サーバリソース」を参照して
ください。
○
×
ストレージプール
仮想ストレージリソースまたはディス
クリソース
「7.5 ストレージリソース」を参照してく
ださい。
○
○
ネットワークプール
ネットワークリソースまたはネットワー
クデバイス
「7.3 ネットワークリソース」または「7.4
ネットワークデバイス」を参照してくだ
さい。
○
○
アドレスプール
アドレスセットリソース
「7.6 アドレスセットリソース」を参照して
ください。
○
○(*1)
○(*2)
○(*3)
イメージリソース
以下の2種類があります。
・ 仮想イメージリソース
イメージプール
VM管理製品でVMゲスト作成
に用いるテンプレートを利用し
たイメージ、またはL-Serverから
クローニングイメージを採取し
たイメージです。
・ 物理イメージリソース
ROR VEで物理サーバのクロー
ニングに用いるクローニングイ
メージを利用したイメージです。
・ VM管理製品でテンプレートを利
用したイメージを登録する場合、
「7.7.1 仮想イメージリソース」を参
照してください。
・ ROR VEで取得されたクローニン
グイメージを物理イメージとして登
録する場合、「7.7.2 物理イメージ
リソース」を参照してください。
・ L-Serverからクローニングイメージ
を採取する場合、「11.5.1 採取・登
録」を参照してください。
○: 必要
×: 不要
*1: RHEL5-XenまたはRHEL-KVMを利用する場合、MACアドレスの登録が必要です。
*2: L-Serverからクローニングイメージを採取すると、自動的にイメージプールに格納されます。
*3: テンプレートを利用する場合、イメージプールに登録してください。
参考
リソースプールに登録されているリソースの設定変更、登録解除、および削除については、「12.3 リソースの操作」を参照してください。
- 144 -
7.1 VMホストリソース
ここでは、VMプールにVMホストを登録する方法について説明します。
複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラス
タに所属しているVMホスト間だけ移動できます。
以下の手順で、VMプールにVMホストを登録します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のVMプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録するVMホストを選択します。
登録できるVMホスト一覧が、リソース一覧に表示されます。"選択"チェックボックスで登録するVMホストを選択するか、<全て選
択>ボタンをクリックしてリソース一覧に表示されているVMホストリソースをすべて選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
VMホストリソースが登録されます。
7.2 物理サーバリソース
ここでは、サーバプールに物理サーバを登録する方法について説明します。
以下の手順で、サーバプールに物理サーバを登録します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のサーバプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択
します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録する物理サーバを選択します。
登録できる物理サーバの一覧がリソース一覧に表示されます。"選択"チェックボックスで登録する物理サーバを選択するか、<
全て選択>ボタンをクリックしてリソース一覧に表示されている物理サーバをすべて選択します。
注意
- "OSインストール済のサーバを表示"チェックボックスにチェックを入れると、OSをインストール済みの物理サーバがリソース一
覧に表示されますが、OSをインストール済みの物理サーバは、L-Server作成に使用できません。
"OSインストール済のサーバを表示"チェックボックスにはチェックを入れないでください。
- 他社サーバなどのI/O仮想化ができないサーバは物理L-Serverの作成に使用できないため、選択しないでください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
物理サーバが登録されます。
7.3 ネットワークリソース
ここでは、ネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録する方法について説明します。
ネットワークリソースは、以下の方法で作成できます。
・ ネットワークリソースを新規に作成
「7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」を参照してください。
・ 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成
「7.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」を参照してください。
マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソースは、ネットワークリソース名を"AdminLan"、VLAN IDを1として、イン
ストール時に自動的に作成されます。
- 145 -
これを変更する場合、事前に"AdminLan"を削除したあと、「7.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成」に従ってネットワー
クリソースを作成してください。
なお、ネットワークリソースにサブネット設定を行なう場合は、以下の装置のIPアドレスがサブネットの範囲に含まれていないことを確認
してください。含まれている場合は、それらのIPアドレスを対象外アドレスとして設定します。
・ 検出された未登録のサーバのIPアドレス
・ VM管理製品のIPアドレス
・ LANスイッチブレードの管理IPアドレス
・ デフォルトゲートウェイのIPアドレス
・ iRMCのアドレス
・ ネットワークデバイスの管理IPアドレス
7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成
以下の手順で、ネットワークリソースを新規に作成し、ネットワークプールに登録します。
なお、サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを使用する場合で、サービスコンソールとポートグループで同一VLANを使用したいと
き、"VMware除外ポートグループ定義ファイル"にネットワークの自動設定から除外したいポートグループの名前を事前に設定してくだ
さい。
これにより、同一VLANを持つ複数のポートグループが存在する構成でもL-Serverを作成できます。
また、利用者が任意の物理NICを使用してネットワークの自動設定を行いたい場合、サーバNIC定義ファイルに使用する物理NICを定
義し、サーバNIC定義の物理LANセグメントをネットワークリソースから指定してください。サーバNIC定義ファイルで指定した物理NIC
の構成を本製品に反映するには、rcxadm nicdefctl commitコマンドを使用します。
これにより、任意の物理NICを使用する構成でもネットワークの自動設定が行えます。ただし、サーバNIC定義を使用する場合、コマン
ドからの操作となります。
参照
・ ネットワークの自動設定から除外したいポートグループの指定については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.12 VMware
除外ポートグループ定義ファイル」を参照してください。
・ rcxadm nicdefctlコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.16 rcxadm nicdefctl」を参照してください。
・ サーバNIC定義の詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.11 サーバNIC定義」を参照してください。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[ネットワークリソー
ス作成]-[新規]を選択します。
[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
ネットワークリソース名
ネットワークリソースの名前を入力します。
- 種別に"管理LAN"を選択した場合
先頭半角英字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")
で構成された16文字以内の文字列を入力します。
- 種別に"管理LAN"以外を選択した場合
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン
("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
種別
作成するネットワークリソース種別を、以下のラジオボタンで設定します。
- 146 -
- 業務LAN
- 管理LAN
- iSCSIブート
参考
管理LAN用のネットワークリソースは、本製品インストール時に指定する管理用ネットワークとして自動的に1つ作成されま
す。
2つ以上の管理用ネットワークを使用する場合、2つ以上の管理LAN用のネットワークリソースを作成してください。
なお、管理LAN用のネットワークリソースを作成すると、自動的に管理LANサブネットの登録が行われます。
管理LANサブネットの登録については、「2.10 管理LANサブネットの登録」を参照してください。
注意
- 業務LANを作成する場合、ネットワークリソース名とVLAN IDは必ず入力してください。
- 管理LANとして作成する場合、ネットワークリソース名、VLAN ID、サブネットアドレス、およびサブネットマスクは必ず入
力してください。
- iSCSIブート用として作成する場合、ネットワークリソース名、VLAN ID、サブネットアドレス、およびサブネットマスクは必
ず入力してください。
- 初めて管理LAN用のネットワークリソースを作成する際に、マネージャーをクラスタで運用している場合、「2.10 管理LAN
サブネットの登録」の「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」を行ってください。設定を行う際、"管理LAN
サブネット"は"管理LAN用のネットワークリソース"に読み替えてください。
これは、ネットワークリソース作成を新規で実施した場合、同時に管理LANサブネットも設定されるためです。
詳細設定
利用目的に合わせて、以下を設定します。
- 設定済みの仮想スイッチを利用
事前に設定された仮想スイッチを使用する場合にチェックボックスにチェックを入れます。
LANスイッチブレードの外部接続ポートに対してVLANを自動設定する場合、本チェックボックスのチェックを外します。
- 外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定
LANスイッチブレードの外部接続ポートに対してVLANを自動設定する場合にチェックボックスにチェックを入れます。
VLAN/外部接続ポート設定
VLAN IDと外部接続ポートの設定をします。
VLAN ID
LANスイッチブレードと仮想スイッチに設定するVLAN IDを指定します。LANスイッチブレードの外部ポートに設定され
ているVLAN IDから選択するか、数値を入力できます。事前に設計したVLAN IDを指定してください。
1~4094までの整数を入力してください。
- ブレードサーバを含む外部ネットワークの場合
外部ポートのVLAN IDから選択してください。
- 内部ネットワーク、またはラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合
VLAN IDを入力してください。
VLAN IDを指定して、<設定>ボタンをクリックすると[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。
- 147 -
外部接続ポート設定(シャーシ名/スイッチ名/実装位置/ポート番号/LAG名)(省略可)
L-Serverに外部ネットワークを接続すると、指定したポートと通信できるように、LANスイッチブレードの内部ポートと仮想
スイッチの設定を行います。
1つの外部接続ポート情報は以下の情報から構成されています。
- シャーシ名
外部接続ポートが所属するシャーシ名を表示します。
- スイッチ名
外部接続ポートが所属するスイッチ名を表示します。
- 実装位置
外部接続ポートが所属するシャーシのスロット番号を表示します。
- ポート番号
外部接続ポートのポート番号を表示します。外部接続ポートがリンクアグリゲーショングループの場合、メンバーポートの
ポート番号をカンマ(",")区切りで表示します。
- LAG名
外部接続ポートがリンクアグリゲーショングループの場合にリンクアグリゲーショングループ名を表示します。
- Untagged VLAN
外部接続ポートに設定されているUntagged VLAN情報を表示します。
- Tagged VLAN
外部接続ポートに設定されているTagged VLAN情報をカンマ(",")区切りで表示します。
外部接続ポートの設定は以下のように行います。
a. [ネットワークリソースの作成]ダイアログの[VLAN/外部接続ポート設定]画面の<設定>ボタンをクリックします。
[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。
b. ブレードサーバを含む外部ネットワークを自動設定する際に使用する外部接続ポートを指定します。
対になるポートを2つ選択します。
シャーシが複数ある場合
利用するすべてのシャーシのポートを選択してください。
リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合(LANスイッチブレード PY CB Eth Switch/IBP 10Gbps 18/8の場
合)
事前にLANスイッチブレードの外部接続ポートにリンクアグリゲーションの構成を設定し、本製品にLAN スイッチブレー
ドのリンクアグリゲーション情報を反映してから、設定したリンクアグリゲーショングループ名を選択します。
リンクアグリゲーション構成のポートを指定する場合(それ以外の場合)
事前にLANスイッチブレードの設定を確認し、リンクアグリゲーションが設定されているポートを1つ以上、選択します。
LANスイッチブレードへのリンクアグリゲーションの設定については、「導入ガイド CE」の「C.3.2 事前準備」を参照して
ください。
"選択対象の外部接続ポート"に表示されるポートは、以下の項目でフィルタリングできます。
・"VLAN IDでポートを絞り込む"
・シャーシ名
・スイッチ名
・実装位置
・ポート番号
・LAG名
- 148 -
外部接続ポートのVLAN自動設定を行う場合は、"VLAN IDでポートを絞り込む"チェックボックスを外し、事前に設計
した外部接続ポートのチェックボックスにチェックを入れます。
内部ネットワークの場合や、ラックマウント型サーバだけの外部ネットワークの場合、設定しないでください。
サブネット設定(省略可)
種別に"業務LAN"を指定した場合、省略できます。
L-Serverにイメージを配付する際に、ネットワークリソースと接続したNICに対して、ネットワークとIPアドレスを自動設定したい
場合に入力してください。L-Serverにはサブネットアドレスに含まれるIPアドレスが割り当てられますが、割当て対象外とする
IPアドレスの範囲を指定できます。<追加>ボタンをクリックすると[開始IPアドレスと終了IPアドレスの追加]ダイアログが表示さ
れますので、対象外とするIPアドレスの範囲を指定し、<追加>ボタンをクリックしてください。対象外としたIPアドレスを再度、
有効にする場合、一覧から有効にするIPアドレスのチェックボックスにチェックを入れて、<削除>ボタンをクリックしてください。
<OK>ボタンをクリックすると、入力した内容が元のダイアログに表示されます。
なお、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは自動的に除外されます。
参考
ネットワークリソースにサブネットアドレスが設定されている場合、L-Serverへのイメージ配付時に、IPアドレスを自動的に設定
できます。
サブネットアドレスが設定されていない場合、DHCPの設定になります。
サブネットアドレス/マスク
設定するサブネットのアドレスとサブネットマスクを、"xxx.xxx.xxx.xxx"の形式で入力してください。
サ ブ ネ ッ ト マ ス ク の 最 大 値 は 、 255.255.255.255(32bit mask) 、 最 小 値 は 、 255.255.0.0(16bit mask) で す 。 た だ し、
255.255.255.254は指定できません。
注意
物理L-Serverを作成する場合、業務LANのサブネットは、管理LANと異なるサブネットを指定してください。
デフォルトゲートウェイ(省略可)
種別に"管理LAN"以外を選択した場合、省略できます。
サブネットの外部と通信する際に利用するデフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力してください。
対象外とするIPアドレス(省略可)
ほかの装置で利用しているが、今後利用する予定などの理由で、L-Serverに自動的に割り当てたくないIPアドレスを指定
できます。
注意
サブネットアドレスおよびサブネットマスクで指定されるIPアドレスのうち、以下のアドレスは、割当てから自動的に除外さ
れます。対象外とするIPアドレスには指定できません。
- 管理サーバ
- ネットワークアドレスおよびブロードキャストアドレス
ラベル(省略可)
ネットワークリソースに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
ネットワークリソースに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録して
おくと、迅速な対応ができます。
- 149 -
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。
VLAN/外部接続ポート設定で、"外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定"チェックボックスにチェックを入れた場合、ネッ
トワークリソースの作成時に、LANスイッチブレードの外部接続ポートにタグVLANが自動で設定されます。
7.3.2 登録済みの管理LANサブネットを利用した作成
以下の手順で登録済みの管理LANサブネットを利用したネットワークリソースを作成し、ネットワークプールに登録します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース作成]-[管
理LANサブネットから]を選択します。
[ネットワークリソースの作成]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
ネットワークリソース名
<選択>ボタンをクリックすると、[管理LANサブネット選択]ダイアログが表示されます。
すでに設定されている管理LANサブネットを選択します。
選択した管理LANサブネットに名前がない場合、ネットワークリソース名にネットワークリソースの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ピリオド(".")およびハイフン("-")で
構成された32文字以内の文字列を入力します。
<OK>ボタンをクリックします。
種別
"管理LAN"と表示されます。
VLAN/外部接続ポート設定
「7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「VLAN/外部接続ポート設定」を参照してください。
サブネット設定(省略可)
「7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「サブネット設定(省略可)」を参照してください。
ラベル(省略可)
「7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「ラベル(省略可)」を参照してください。
コメント(省略可)
「7.3.1 ネットワークリソースを新規に作成」の「コメント(省略可)」を参照してください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ネットワークリソースが作成され、ネットワークプールに登録されます。
VLAN/外部接続ポート設定で、"外部接続ポートに対してVLANを自動的に設定"チェックボックスにチェックを入れた場合、ネッ
トワークリソースの作成時に、LANスイッチブレードの外部接続ポートにタグVLANが自動で設定されます。
7.4 ネットワークデバイス
ここでは、ネットワークデバイスをネットワークプールに登録する方法について説明します。
以下の手順で、ネットワークプールにネットワークデバイスをリソースとして登録します。
1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録するリソースの"選択"チェックボックスにチェックを入れます。
- 150 -
3. <OK>ボタンをクリックします。
ネットワークプールにネットワークデバイスがリソースとして登録されます。
注意
ネットワークプールに登録すべきネットワークデバイスは、リソースとして登録または変更時のXML定義の種別(Typeタグ)が"Firewall"の
ものだけです。
参考
ネットワークデバイスへ自動設定を行うためのスクリプトの実行
ネットワークプールに登録したネットワークデバイスの"ベンダー名"、および"装置名"または"モデル名"に該当するルールセットのフォ
ルダー名があった場合、該当するルールセットのフォルダーに登録されているスクリプトが実行されます。
以下の手順で、ネットワークデバイスの"ベンダー名"、"装置名"および"モデル名"を確認できます。
1. RORコンソールのネットワークデバイスツリーで確認したいネットワークデバイスを選択します。
2. [リソース詳細]タブを選択します。
"基本情報"に"ベンダー名"、"装置名"および"モデル名"が表示されます。
7.5 ストレージリソース
ここでは、ストレージプールにストレージリソースを登録する方法について説明します。
ストレージリソースの種別によって登録方法が異なります。
物理L-Serverの場合
・ 仮想ストレージリソース
「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。
・ ディスクリソース
「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。
・ iSCSIブート用ディスク
iSCSIブート用ディスクは、iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl)を実行して登録します。
rcxadm iscsictlコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.12 rcxadm iscsictl」を参照してください。
ストレージプールへのiSCSI用のブートディスクの登録は、iSCSI用のブートディスクに対応する物理ストレージ装置リソースの割当
て方式(シン・プロビジョニングまたはシック・プロビジョニング)に合わせることをお勧めします。
なお、ストレージプールのストレージリソースの割当て方式にはかかわりません。
注意
すでに登録済みのiSCSIブート情報が指定された場合、登録済みの情報はそのまま継続します。
登録内容を変更する場合、unregisterサブコマンドで削除後、registerサブコマンドで再登録します。
- 151 -
仮想L-Serverの場合
・ 仮想ストレージリソース
「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。
・ ディスクリソース【KVM】
VMホストが認識しているrawデバイスまたはパーティションをディスクリソースとして登録します。
ディスクリソースの登録は、rcxadm disk registerコマンドを実行します。
仮想L-Serverに対応するVMゲストをマイグレーションする場合は、複数のVMホストから共有されているrawデバイスまたはパーティ
ションを、共有定義されたディスクリソースとして登録してください。
rcxadm diskコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.4 rcxadm disk」を参照してください。
注意
【KVM】
仮想L-Server用のディスクリソースはL-Serverを削除したり、L-Serverからディスクを削減したりするとディスクの内容は削除されず
に残ります。
特にグローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意してください。
仮想L-Server用のディスクリソースを使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時に、ディスク内
のデータを削除する運用をお勧めします。
以下にディスク内のデータを削除する方法を示します。
- L-Serverに接続した状態で、OSからディスクのフォーマットを行う
- ストレージの機能でフォーマットを行う(ETERNUSの場合)
- LUNを再作成する
ストレージプールへの仮想L-Server用のディスクリソースの登録は、ディスクリソースに対応する物理ストレージ装置リソースの割当
て方式(シン・プロビジョニングまたはシック・プロビジョニング)に合わせることをお勧めします。
なお、ストレージプールのストレージリソースの割当て方式にはかかわりません。
仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース
以下の手順で、ストレージリソースを登録します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のストレージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選
択します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. "登録するリソース"で登録するストレージリソースを選択します。
登録するリソース
仮想ストレージ
L-Server作成時に、仮想ストレージから指定したサイズのディスクを自動的に作成する場合、"仮想ストレージ"を選択します。
"仮想ストレージ"を選択すると、登録できる仮想ストレージリソースがリソース一覧に表示されます。
"選択"チェックボックスで登録したい仮想ストレージリソースにチェックを入れるか、<全て選択>ボタンをクリックしてリソー
ス一覧に表示されている仮想ストレージリソースをすべて選択します。
注意
EMCストレージは、仮想ストレージリソースを選択できません。
ディスクリソース
事前に作成したディスクをL-Serverに使用する場合、"ディスクリソース"を選択します。
- 152 -
以下の項目を検索条件に指定すると、該当する登録できるディスクリソース一覧が表示されます。
仮想ストレージ
事前に作成したディスクが存在する仮想ストレージを選択します。
サイズ
ディスクリソースのサイズを入力します。
最小値
検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。"最小値"チェックボックス
にチェックを入れ、最大値より小さい数値を入力してください。
最大値
検索するディスクの上限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。"最大値"チェックボックス
にチェックを入れ、最小値より大きい数値を入力してください。
なお、ディスクサイズの小数第二位の値によっては、検索結果に表示されない場合があります。検索条件には、余裕をもった
サイズを指定してください。
リソース名
検索するディスクの名前を指定します。
- で始まる
名前が指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。
- を含む
名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。
表示されたディスクリソースから、"選択"チェックボックスで登録したいディスクリソースにチェックを入れるか、<全て選択>ボタン
をクリックしてリソース一覧に表示されているディスクリソースをすべて選択します。
シン・プロビジョニングまたはストレージ自動階層制御を利用している場合、ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設
定有無によって、表示される登録可能なリソースは異なります。
登録できるリソースについては、「導入ガイド CE」の「4.3.1.2 ストレージの構成」を参照してください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
ストレージリソースが登録されます。
注意
事前に作成されたLUNと、iSCSIブートのLUNをディスクリソースとして使用した場合、L-Serverを削除したり、L-Serverからディス
クを削減したりするとディスクの内容は削除されずに残ります。
特にグローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意して
ください。
事前に作成されたLUNをディスクリソースとして使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時
に、ディスク内のデータを削除する運用をお勧めします。
以下にディスク内のデータを削除する方法を示します。
- L-Serverに接続した状態で、OSからディスクのフォーマットを行う
- ストレージの機能でフォーマットを行う(ETERNUSの場合)
- LUNを再作成する
7.6 アドレスセットリソース
ここでは、アドレスセットリソースを作成し、アドレスプールに登録する方法について説明します。
以下の場合、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
- 153 -
・ 物理L-Serverを作成する場合
- ブレードサーバの場合
WWNおよびMACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
- ラックマウント型サーバの場合
WWNに対してアドレスセットリソースの作成、およびアドレスプールへの登録が必要です。
MACアドレスは、物理サーバのネットワークアダプターに付与されているMACアドレスを使用するため、アドレスセットリソース
の作成と登録は必要ありません。
・ VM種別が"RHEL-Xen"または"RHEL-KVM"の仮想L-Serverを作成する場合
MACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
以下の方法で、アドレスセットリソースを作成し、アドレスプールに登録します。
アドレスプールへの登録(WWN)
WWNをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createを実行します。
rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。
アドレスプールへの登録(MACアドレス)
MACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createを実行します。
rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。
アドレスセットリソースが作成され、アドレスプールに登録されます。
7.7 イメージリソース
ここでは、クローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。
イメージリソースの種別によって登録方法が異なります。
7.7.1 仮想イメージリソース
ここでは、クローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。
VM管理製品で事前にイメージ(テンプレート)を作成済みの場合、以下の手順でイメージプールに登録してください。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択
します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録するクローニングイメージを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
クローニングイメージが登録されます。
注意
VM管理製品で事前に作成したイメージ(テンプレート)の場合、本製品で取り扱えるようにテンプレートの名前を以下のように変更しま
す。
・ 半角英数字とアンダースコア("_")以外を削除します。
・ 先頭文字が半角英字以外の場合、最初の半角英字までの文字を削除します。
・ 事前に作成済みのイメージ(テンプレート)を使用する場合、テンプレートのシステムディスクは以下の設定にしてください。
【VMware】
- 154 -
SCSI:0:0
【Hyper-V】
IDE:0:0
【Oracle VM】
- PVM(Para-Virtualized Machine)の場合
xvda
- HVM(Hardware Virtualized Machine)の場合
hda
システムディスクに上記以外を使用している場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。
7.7.2 物理イメージリソース
ここでは、ROR VEで取得されたクローニングイメージをイメージプールに登録する方法について説明します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択
します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録するクローニングイメージを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
クローニングイメージが登録されます。
- 155 -
第8章 L-Serverテンプレートの操作
本章では、L-Serverテンプレートの操作について説明します。
L-Serverテンプレートとは、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな型です。XML形式
で記載します。
L-Serverテンプレートの作成方法は、以下の2通りです。
・ ウィザード形式のGUIを利用して作成する方法
ウィザード形式のGUIで、L-Serverテンプレートを作成する方法です。詳細は、「8.1.2 作成」を参照してください。
・ エディタを利用して作成する方法
エディタを利用して、L-Serverテンプレートを作成する方法です。
物理L-Serverと仮想L-ServerでL-ServerテンプレートのXML定義が異なります。
物理L-ServerのL-ServerテンプレートのXML定義は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2.1 物理L-Serverテンプレート」
を参照してください。
仮想L-ServerのL-ServerテンプレートのXML定義は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2.2 仮想L-Serverテンプレート」
を参照してください。
L-Serverテンプレートの文字コードはUTF-8にしてください。
8.1 ウィザード形式のGUIによる操作
ここでは、ウィザード形式のGUIによるL-Serverテンプレートの操作について説明します。
ウィザード形式のGUIでは、以下の操作ができます。
・ 表示
「8.1.1 表示」を参照してください。
・ 作成
「8.1.2 作成」を参照してください。
・ 変更
「8.1.3 変更」を参照してください。
・ 複製
「8.1.4 複製」を参照してください。
・ 削除
「8.1.5 削除」を参照してください。
・ エクスポート
「8.1.6 エクスポート」を参照してください。
・ インポート
「8.1.7 インポート」を参照してください。
・ 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成
「8.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
8.1.1 表示
以下の手順でL-Serverテンプレートの一覧を表示します。
- 156 -
1. RORコンソールでオーケストレーションツリーを選択し、RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]
を選択します。
[L-Serverテンプレートエディター]画面が表示されます。
2. 登録されているL-ServerテンプレートリストおよびL-Serverリストが表示されます。
表示されるボタン、L-Serverテンプレートリスト、および、L-Serverリストは、以下のとおりです。
ボタン
<作成>ボタン
L-Serverテンプレートを作成する場合にクリックします。詳細は「8.1.2 作成」を参照してください。
<インポート>ボタン
L-Serverテンプレートをインポートする場合にクリックします。詳細は、「8.1.7 インポート」を参照してください。
L-Serverテンプレートリスト
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。
表示するページ番号の指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。
名前(ラベル)
L-Serverテンプレート名およびラベルが表示されます。
サーバ種別
サーバ種別が表示されます。
物理L-ServerのL-Serverテンプレートの場合、"物理"が表示されます。
仮想L-ServerのL-Serverテンプレートの場合、"VM"が表示されます。
サーバ仕様
サーバ種別が"物理"の場合、サーバのモデル名が表示されます。
サーバ種別が"VM"の場合、CPU周波数×CPU数、メモリサイズが表示されます。
ディスク容量
ディスクサイズ(単位:GB)が表示されます。
NIC数
L-ServerテンプレートのNIC数が表示されます。
冗長性
サーバの冗長化が表示されます。
運用位置
運用位置が表示されます。
<変更>ボタン
L-Serverテンプレートを変更する場合にクリックします。詳細は「8.1.3 変更」を参照してください。
<コピー>ボタン
L-Serverテンプレートを複製する場合にクリックします。詳細は「8.1.4 複製」を参照してください。
<削除>ボタン
L-Serverテンプレートを削除する場合にクリックします。詳細は「8.1.5 削除」を参照してください。
<エクスポート>ボタン
L-Serverテンプレートをエクスポートする場合にクリックします。詳細は「8.1.6 エクスポート」を参照してください。
L-Serverリスト
リスト内には、1ページに10項目ずつ表示されます。
表示するページ番号の指定や、1ページ前/後に移動、先頭/末尾のページに移動の操作ができます。
- 157 -
名前
L-Serverが表示されます。
サーバ種別
サーバ種別が表示されます。
物理L-Serverの場合、"物理"が表示されます。
仮想L-Serverの場合、"VM"が表示されます。
サーバ仕様
サーバ種別が"物理"の場合、サーバのモデル名が表示されます。
サーバ種別が"VM"の場合、CPU周波数×CPU数、メモリサイズが表示されます。
ディスク容量
ディスクサイズ(単位:GB)が表示されます。
NIC数
L-ServerのNIC数が表示されます。
運用位置
運用位置が表示されます。
<テンプレートのエクスポート>ボタン
指定されたL-ServerをL-Serverテンプレートとしてエクスポートする場合にクリックします。
詳細は、「8.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
8.1.2 作成
ここでは、L-Serverテンプレートの作成について説明します。
物理L-Serverテンプレートの作成は、「8.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
仮想L-Serverテンプレートの作成は、「8.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
8.1.2.1 物理L-Serverテンプレートの作成
以下の手順で物理L-Serverテンプレートの作成を行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、<作成>ボタンをクリックします。
[L-Serverテンプレートの作成]ダイアログが表示されます。
3. [L-Serverテンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。
a. 基本情報を入力します。
テンプレート名
L-Serverテンプレートの名前を入力します。
先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定
します。
ラベル(省略可)
L-Serverテンプレートのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。
- 158 -
コメント(省略可)
L-Serverテンプレートのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。
サーバ種別
サーバ種別を選択します。
物理L-Serverテンプレートを作成する場合、"物理"を選択します。
サーバ指定方法
サーバ種別が"物理"の場合、サーバの"モデル名指定"、"CPU、メモリ指定"が表示されます。
"モデル名指定"を選択するとモデル名を指定するフィールドが表示されます。
"CPU、メモリ指定"を選択すると、次の画面でCPUとメモリ情報を設定できます。
モデル名指定
モデル名を選択します。
表示されるモデル名は以下のとおりです。
- PRIMERGY BX620 S4
- PRIMERGY BX620 S5
- PRIMERGY BX620 S6
- PRIMERGY BX920 S1
- PRIMERGY BX920 S2
- PRIMERGY BX922 S2
- PRIMERGY BX924 S2
- PRIMERGY BX960 S1
- PRIMERGY RX100 S5
- PRIMERGY RX100 S6
- PRIMERGY RX200 S4
- PRIMERGY RX200 S5
- PRIMERGY RX200 S6
- PRIMERGY RX300 S4
- PRIMERGY RX300 S5
- PRIMERGY RX300 S6
- PRIMERGY RX600 S4
- PRIMERGY RX600 S5
- PRIMERGY TX150 S6
- PRIMERGY TX150 S7
- PRIMERGY TX200 S5
- PRIMERGY TX200 S6
- PRIMERGY TX300 S4
- PRIMERGY TX300 S5
- PRIMERGY TX300 S6
- PRIMEQUEST 1000
- Other PC servers
- 159 -
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
b. CPUとメモリ情報を入力します。
CPU性能
CPU周波数を選択します。0.1~10の範囲で入力します。
CPU数
L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。
1~240の範囲で入力します。
メモリ容量
L-Serverに割り当てるメモリ容量を入力します。
0.1~8192の範囲で入力します。
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
c. NICの情報を入力します。
NIC
L-Serverに割り当てるNICを指定します。
インデックス
L-Serverに割り当てるNIC定義を識別する番号です。
以下の範囲で設定します。
0~31
<追加>ボタンをクリックすると、NICが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、NICが削除できます。
ネットワーク数
NICに設定できるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を指定します。インデックスごとに指定します。
以下の範囲で指定します。
1~4098
NIC グループ(省略可)
NICの冗長化グループを指定します。NICの冗長化が必要な場合に指定します。
NICグループは、16まで追加できます。
インデックス
NICの冗長化グループのインデックスを入力します。以下の範囲で設定します。
0~15
ネットワーク数
NICの冗長化グループに含まれるネットワークリソース数(NumOfNetworkLinks)を入力します。
以下の範囲で指定します。
1~4098
省略した場合、NICおよびNICの冗長化グループに1つのネットワークリソースが設定されます。
<追加>ボタンをクリックすると、NIC グループが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、NIC グループが削除できます。
NIC
NICの冗長化グループを構成するNICのインデックスを選択します。グループには2つのNICを指定する必要がありま
す。
- 160 -
NICの情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
d. ディスクの情報を入力します。
ディスク
ディスクサイズを入力します。
以下の範囲で入力します。
0.1~2048
<追加>ボタンをクリックすると、ディスクが追加できます。
<削除>ボタンをクリックすると、ディスクが削除できます。
ディスクは、ディスク番号0~59までの60個追加できます。
接続形態
接続形態を選択します。
- FC
- iSCSI
接続形態に"FC"を選択した場合、<追加>ボタンをクリックするとディスクが追加できます。<削除>ボタンをクリックするとディ
スクが削除できます。
ディスク情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
e. サーバの冗長化、生存監視、運用位置、FC接続パターンの情報を入力します。
冗長性
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性について選択します。
冗長性を有効にする場合、"HA"を選択します。
冗長性を有効にしない場合、"None"を選択します。
生存監視
生存監視の有効/無効を設定します。
サーバの自動解放
L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
設定しない場合、" "を選択します。
自動的に解放する場合、"true"を選択します。
自動的に解放しない場合、"false"を選択します。
デフォルトは、" "が選択されています。
予備サーバの検索論理
予備サーバの検索論理を指定します。
設定しない場合、" "を選択します。
モデル名の一致したサーバから、物理サーバの名前順で選択する場合、"name_order"を選択します。
性能値が同等以上、かつ性能差が最も少ないサーバを選択する場合、"keep_spec"を選択します。
デフォルトは、" "が選択されています。
FC接続パターン
FC接続パターンファイルのファイル名を指定します。
マネージャー環境の以下のディレクトリに配置したFC接続パターンファイルのファイル名のリストがプルダウンで表示さ
れますので、選択してください。
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern
- 161 -
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern
FC接続パターンファイルがない場合には、" "が選択されます。
デフォルトは、" "が選択されます。
L-Serverテンプレートを作成した後にFC接続パターンファイルを作成する場合には、直接入力することもできます。先
頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を指定し
ます。
f. 入力した情報を確認するダイアログが表示されます。
"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<作成>ボタンをクリックします。
参照
[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド (リソース管理) CE」
の「2.2.1 物理L-Serverテンプレート」を参照してください。
8.1.2.2 仮想L-Serverテンプレートの作成
以下の手順で仮想L-Serverテンプレートの作成を行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレートエディター]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレートエディター]画面で、<作成>ボタンをクリックします。
[テンプレートの作成]ダイアログが表示されます。
3. [テンプレートの作成]ダイアログで、以下の情報を設定します。
a. 基本情報を入力します。
テンプレート名
L-Serverテンプレートの名前を入力します。
先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定
します。
ラベル(省略可)
L-Serverテンプレートのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。
コメント(省略可)
L-Serverテンプレートのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。
サーバ種別
サーバ種別を選択します。
仮想L-Serverテンプレートを作成する場合、"VM"を選択します。
VM種別
VM種別を選択します。
以下のVM種別が表示されます。
- VMware
- Hyper-V
- 162 -
- RHEL-Xen
- RHEL-KVM
- Oracle VM
基本情報を設定したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
b. オーバーコミット機能の設定を行います。
基本情報のVM種別が以下の場合に設定できます。
- VMware
- Hyper-V
- RHEL-KVM
オーバーコミット
オーバーコミット機能の利用について選択します。
オーバーコミット機能を利用する場合、"true"を選択します。
オーバーコミット機能を利用しない場合、"false"を選択します。
デフォルトは、"false"が選択されています。
c. CPUとメモリ情報を入力します。
基本情報のVM種別が以下の場合に設定できます。
- VMware
- Hyper-V
- RHEL-KVM
CPUアーキテクチャー
CPUのアーキテクチャーを選択します。"IA"が選択できます。
CPU性能
CPU周波数を入力します。0.1~8.0の範囲で入力します。
【Oracle VM】
0.3~8.0の範囲で入力します。
CPU予約性能(省略可)
L-Serverに保証されるCPUリソースの最小値を入力します。オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~CPU性能の範囲で入力します。
省略時は、L-Server作成時に、"0"が設定されます。
CPUシェア(省略可)
CPUリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
1~1000000の範囲の整数を入力します。
省略時は、L-Server作成時に、CPU数 * 1000が設定されます。
CPU割当て優先度(省略可)
CPU割当優先度を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
1~10000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に、"100"が設定されます。
- 163 -
CPU数
L-Serverに割り当てるCPU数を入力します。
1~8の範囲で入力します。
【Hyper-V】
1~4の範囲で入力します。
【Oracle VM】
1~32の範囲で入力します。
【RHEL-KVM】
1~64の範囲で入力します。
メモリ容量
L-Serverに割り当てるメモリ容量を入力します。
ギガバイトを単位として、0.1~255の範囲で入力します。
メモリ予約容量(省略可)
L-Serverに保証されるメモリリソースの最小値を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~メモリ容量の範囲で入力します。
省略時は、L-Server作成時にメモリ容量で指定された値が設定されます。
メモリシェア(省略可)
L-Serverのメモリリソースの配分を決める相対的な配分比を入力します。
VMwareの場合に指定できます。
オーバーコミット機能を利用する場合に入力します。
0~1000000の範囲の整数を入力します。
省略時は、L-Server作成時に、メモリ容量で指定された値 * 1024 * 10が設定されます。
メモリバッファー(省略可)
メモリバッファーを指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
5~2000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、"20"が設定されます。
メモリ割当て優先度(省略可)
メモリ割当優先度を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
0~10000の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に、"5000"が設定されます。
初期メモリ量(省略可)
初期メモリ量を指定します。
Hyper-Vの場合に指定できます。
0.1~メモリ容量の範囲で指定できます。
省略時は、L-Server作成時に動的メモリが有効な場合、
メモリ容量が設定されます。
- 164 -
動的メモリ設定(省略可)
Hyper-Vの場合に指定できます。
動的メモリを有効にする場合、"true"を指定します。
動的メモリを無効にする場合、"false"を指定します。
省略時は、初期メモリ量とメモリバッファーの設定値により値が異なります。
初期メモリ量またはメモリバッファーが設定済みの場合、"true"が設定されます。
初期メモリ量とメモリバッファーが未設定の場合、何も設定されません。CPUとメモリ情報を入力したあと、<次へ>ボタンを
クリックします。
d. NICの情報を入力します。
NIC数
サーバ種別が"VM"の場合、入力します。
NIC数を入力します。
1~10の範囲で入力します。
【RHEL-Xen】
1~15の範囲で入力します。
【Oracle VM】【RHEL-KVM】
1~8の範囲で入力します。
NICの情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
e. ディスクの情報を入力します。
ディスク
ディスクサイズ(単位:GB)を入力します。
以下の範囲で入力します。
0.1~2048(GB)
【Xen】
0.1~999.9(GB)
<追加>ボタンをクリックすると、ディスクを追加できます。
ディスクの数を入力します。
【VMware】
0~55まで指定できます。
【Hyper-V】【Oracle VM】
0~59まで指定できます。
【Xen】
0~251まで指定できます。
【RHEL-KVM】
0~16まで指定できます。
ディスク情報を入力したあと、<次へ>ボタンをクリックします。
f. サーバの冗長化、生存監視、および運用位置の情報を入力します。
冗長性
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性について選択します。
- 165 -
冗長性を有効にする場合、"HA"を選択します。
冗長性を有効にしない場合、"None"を選択します。
【Xen】【RHEL-KVM】
"None"だけ指定できます。
生存監視
生存監視の有効/無効を設定します。
"冗長性"を有効にした場合だけ、選択可能です。
【Xen】【RHEL-KVM】【Oracle VM】
生存監視の設定は表示されません。
運用位置
L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置が変更できるか選択します。
基本情報の"サーバ種別"で"VM"を選択した場合に設定できます。
前回動作していたVMホストと同じVMホストで起動する場合、"Fixed"を選択します。
起動時に最適なVMホストを自動的に選択する場合、"AttachAtBoot"を選択します。
【Xen】
"Fixed"だけ指定できます。
サーバの自動解放
L-Serverに割り当てるサーバを電源OFF時に自動的に解放するかを指定します。
自動的に解放する場合は"true"を指定します。
自動的に解放しない場合は"false"を指定します。
省略時は、値が設定されません。この場合、L-Serverを作成する際に、定義ファイルに設定された値が使用されます。
【RHEL-Xen】
"false"だけ指定できます。指定を省略できます。
g. <次へ>ボタンをクリックします。
入力した情報を確認するダイアログが表示されます。
"新しいテンプレートを作成しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<作成>ボタンをクリックします。
参照
[テンプレートの作成]ダイアログで入力できる範囲は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2.2 仮想L-Serverテンプレー
ト」を参照してください。
注意
ウィザード形式のGUIに従ってテンプレートを設定すると、設定内容は最後の確認画面で確認できます。
設定内容の確認画面は設定値の確認という目的で表示しています。設定内容の確認画面で操作すると表示のずれが生じる可
能性があります。確認画面の中では操作しないでください。
8.1.3 変更
以下の手順でL-Serverテンプレートの変更を行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
- 166 -
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、編集するL-Serverテンプレートを選択し、<変更>ボタンをクリックします。
[テンプレートの変更]ダイアログが表示されます。
3. [テンプレートの変更]ダイアログで、変更する項目を設定し、<変更>ボタンをクリックします。
4. 入力した情報を確認するダイアログが表示されます。
"テンプレートを変更しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<変更>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートが変更されます。
8.1.4 複製
以下の手順でL-Serverテンプレートの複製を行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、複製するL-Serverテンプレートを選択し、<コピー>ボタンをクリックします。
3. [テンプレートのコピー]ダイアログが表示されます。
L-Serverテンプレートの名前を編集してください。
4. [テンプレートのコピー]ダイアログで、<次へ>ボタンをクリックします。
5. 複製を確認するダイアログが表示されます。
"テンプレートをコピーしますか?"が表示されたら、内容を確認したあと<コピー>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートが複製されます。
8.1.5 削除
以下の手順でL-Serverテンプレートの削除を行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、削除するL-Serverテンプレートを選択し、<削除>ボタンをクリックします。
3. "指定されたテンプレートを削除しますか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<削除>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートが削除されます。
8.1.6 エクスポート
以下の手順でL-Serverテンプレートのエクスポートを行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、エクスポートするL-Serverテンプレートを選択し、<エクスポート>ボタンをクリックします。
3. エクスポートを確認するダイアログが表示されます。
"指定されたテンプレートをエクスポートします。よろしいですか?"が表示されたら、内容を確認したあと、<はい>ボタンをクリック
します。
L-Serverテンプレートがエクスポートされます。
- 167 -
8.1.7 インポート
以下の手順でL-Serverテンプレートのインポートを行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面で、<インポート>ボタンをクリックします。
3. [テンプレートのインポート]ダイアログが表示されます。
4. インポートするL-Serverテンプレートに対してファイル名を指定し、<OK>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートのインポートが行われます。
なお、指定したファイルに登録済みのL-Serverテンプレート名が含まれている場合は、L-Serverテンプレートの上書きを確認する
警告ダイアログが表示されます。
上書きする場合は、<OK>ボタンをクリックします。
上書きしない場合は、<キャンセル>ボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログへ戻ります。
8.1.8 作成済みL-ServerからL-Serverテンプレートの作成
作成済みのL-ServerをL-Serverテンプレートとして作成できます。
以下の手順でL-Serverテンプレートのエクスポートを行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverテンプレート]-[編集]を選択します。
[L-Serverテンプレート編集]画面が表示されます。
2. [L-Serverテンプレート編集]画面のL-Serverリストで、<テンプレートのエクスポート>ボタンをクリックします。
[L-Serverのエクスポート]ダイアログが表示されます。
3. エクスポートするL-Serverに対してテンプレート名を指定し、<エクスポート>ボタンをクリックします。
L-ServerをL-Serverテンプレートしてエクスポートできます。
<キャンセル>ボタンをクリックすると、[L-Serverのエクスポート]ダイアログへ戻ります。
注意
作成済みのL-ServerからエクスポートでL-Serverテンプレートを作成した場合、RORコンソールのイベントおよび進捗状況にログは表
示されません。
8.2 エディタによる編集
ここでは、エディタによる編集について説明します。
8.2.1 エクスポート
ここでは、L-Serverテンプレートをエクスポートする手順について説明します。
以下の手順で、L-Serverテンプレートをエクスポートします。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーを選択します。
[テンプレート一覧]タブでエクスポートしたいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[エクスポート]を選択します。
[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。
- 168 -
2. <保存>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートのエクスポートが行われます。
コマンドでは、rcxadm template exportを実行します。
rcxadm template exportコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.5.1 rcxadm template」を参照してください。
注意
エクスポート時は、XMLの仕様にしたがって、XMLファイルが生成されます。
8.2.2 編集
ここでは、L-Serverテンプレートの編集方法について説明します。
L-Serverテンプレートの編集方法を以下に示します。
・ ウィザード形式のGUIによる編集
「8.1 ウィザード形式のGUIによる操作」を参照してください。
・ 手動による編集
以下の手順で編集します。
1. L-Serverテンプレートのエクスポート
L-Serverテンプレートをエクスポートします。
L-Serverテンプレートのエクスポートについては、「8.2.1 エクスポート」を参照してください。
2. エディタによる編集
手順1.でエクスポートしたL-Serverテンプレートを、エディターを利用して編集します。
L-ServerテンプレートのXML定義については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「2.2 L-Serverテンプレート」を参照
してください。
3. L-Serverテンプレートのインポート
L-Serverテンプレートをインポートします。
L-Serverテンプレートのインポートは、「8.2.3 インポート」を参照してください。
手順2.でエクスポートしたL-Serverテンプレートファイルで定義されているL-Serverテンプレート名を編集せずにインポートす
ると、既存のL-Serverテンプレートの内容が上書きされます。
手順2.でエクスポートしたL-Serverテンプレートファイルで定義されているL-Serverテンプレート名を異なる名前に変更してイ
ンポートすると、既存のL-Serverテンプレートの内容はそのままで、L-Serverテンプレートが追加されます。
注意
仮想L-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートに設定していない値でも、VM固有情報定義ファイルに設定されていれば、その
値が使用されます。
L-ServerテンプレートとVM固有情報定義ファイルに設定されている値の組み合わせに矛盾(CPU性能がCPU予約性能より小さいな
ど)がある場合、L-Serverの作成に失敗します。
VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。
8.2.3 インポート
ここでは、L-Serverテンプレートの登録(インポート)について説明します。
以下の手順で、L-Serverテンプレートのインポートを行います。
1. RORコンソールのメニューで[ファイル]-[L-Serverのテンプレート]-[インポート]を選択します。
- 169 -
2. ファイル名を指定し、<OK>ボタンをクリックします。
L-Serverテンプレートのインポートが行われます。
なお、指定したファイルに登録済みのL-Serverテンプレート名が含まれている場合、L-Serverテンプレートの上書きを確認する警
告ダイアログが表示されます。
上書きする場合、<OK>ボタンをクリックします。
上書きしない場合、<キャンセル>ボタンをクリックするとファイル名を指定するダイアログへ戻ります。
コマンドでは、rcxadm template importを実行します。
rcxadm template importコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.5.1 rcxadm template」を参照してください。
8.2.4 削除
ここでは、L-Serverテンプレートの削除について説明します。
不要なL-Serverテンプレートは標準で提供されているものも含めて削除できます。
以下の方法で、L-Serverテンプレートの削除を行います。
[テンプレート一覧]タブで削除したいL-Serverテンプレートを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
コマンドでは、rcxadm template deleteを実行します。
rcxadm template deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.5.1 rcxadm template」を参照してください。
- 170 -
第9章 ユーザーアカウントの操作
インフラ管理者、テナント管理者または管理者のロールをもつユーザーだけが、ユーザーアカウントを作成できます。
テナント管理者での操作方法については、「操作ガイド テナント管理者編 CE」の「第8章 テナント」を参照してください。
9.1 登録
ここでは、ユーザーアカウントの登録について説明します。
RORコンソールによるユーザー登録は、既存のディレクトリサービスのユーザーアカウントを本製品のインフラ管理者として登録する場
合に使用します。
以下の手順で、ユーザーアカウントを登録します。
1. ディレクトリサービスにユーザー情報が登録されているか確認します。登録されていない場合、ユーザー情報を登録してくださ
い。
Basicモードで内部認証を利用する場合、この操作は不要です。
2. RORコンソールのメニューから、[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。
[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。
3. <登録>ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウントの登録]ダイアログが表示されます。
4. 以下の情報を設定します。
ユーザーID
ディレクトリサービスに登録されているユーザーIDと同じ文字列を指定します。
Basicモードの場合
- ディレクトリサービスによる認証、またはシングルサインオンを利用する場合
ディレクトリサービスに登録されているユーザーIDと同じ文字列を指定します。
- 内部認証を利用する場合
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された32文字以内の文
字列を入力します。大文字と小文字は区別されます。
パスワード(パスワードの確認入力)
Basicモードで、内部認証を利用するときだけ表示されます。
半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。
ユーザーグループ
ユーザーアカウントに設定するユーザーグループを、作成済みのユーザーグループから選択します。
アクセス範囲/ロール(省略可)
アクセス範囲
ユーザーアカウントに設定するアクセス範囲を選択します。
ロール
ユーザーアカウントに設定するロールを選択します。
ラベル(省略可)
ユーザーアカウントのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
- 171 -
コメント(省略可)
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーアカウントが作成されます。
本製品からのユーザー登録操作で、ディレクトリサービスにもユーザーを登録する運用をする場合は、ディレクトリサービス操作定義
ファイル(ldap_attr.rcxprop)の設定を確認してから、rcxadm user create コマンドを使用してください。ディレクリサービス操作定義ファイ
ルの詳細は、「運用ガイド CE」の「6.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。rcxadm user createコマンドについて
は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.1 rcxadm user」を参照してください。
注意
申請プロセスを利用する場合、すべてのインフラ管理者と兼任管理者をIflowUsersグループに追加してください。
追加方法については、「導入ガイド CE」の「6.5.1.2 インフラ管理者/兼任管理者をIflowUsersグループに追加」を参照してください。
9.2 表示
ここでは、ユーザーアカウントの表示について説明します。
以下の手順で、登録されているユーザーアカウントを表示します。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。
[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。
ユーザーアカウントの一覧(ユーザーIDとユーザーグループ)が表示されます。
コマンドでは、rcxadm user listまたはrcxadm user showを実行します。
rcxadm user listコマンドとrcxadm user showコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.1 rcxadm user」を参照
してください。
9.3 変更
ここでは、ユーザーアカウントの設定変更、およびパスワードの変更について説明します。
ユーザーアカウント
以下の手順で、ユーザーアカウントの設定を変更します。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。
[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。
2. 変更するユーザーアカウントを選択します。
3. <変更>ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウントの変更]ダイアログが表示されます。
4. 変更する項目を修正します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーアカウントの情報が変更されます。
パスワード
以下の手順で、ログイン中のユーザーのパスワードを変更します。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[パスワード変更]を選択します。
[パスワード変更]ダイアログが表示されます。
- 172 -
2. パスワード変更に必要な項目を入力します。
現在のパスワード
現在のパスワードを入力します。
新しいパスワード
新しいパスワードを入力します。
パスワードの確認入力
確認のため、新しいパスワードを再入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
パスワードが変更されます。
コマンドでは、rcxadm user modifyを実行します。
rcxadm user modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.1 rcxadm user」を参照してください。
9.4 削除
ここでは、ユーザーアカウントの削除について説明します。
ディレクトリサービスにユーザーを登録しない設定ではディレクトリサービスのユーザー情報は削除されません。
ディレクトリサービスにユーザーを登録する設定ではディレクトリサービスのユーザー情報は削除されます。
ディレクトリサービスにユーザーを登録するかどうかは、ディレクトリサービス操作定義ファイル(ldap_attr.rcxprop)で設定します。ディレ
クトリサービス操作定義ファイルの詳細は、「運用ガイド CE」の「6.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。
以下の手順で、ユーザーアカウントを削除します。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーアカウント]を選択します。
[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。
2. 削除するユーザーアカウントを選択します。
3. <削除>ボタンをクリックします。
[ユーザーアカウントの削除]ダイアログが表示されます。
4. 削除するユーザーアカウントを確認します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーアカウントが削除されます。
コマンドでは、rcxadm user deleteを実行します。
rcxadm user deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.1 rcxadm user」を参照してください。
- 173 -
第10章 L-Serverの作成
本章では、L-Serverの作成方法について説明します。
機能の概要については、「導入ガイド CE」の「1.2.3 L-Server」を参照してください。
L-Serverは以下の2つの方法で作成できます。
・ L-Serverテンプレートを利用して作成
リソースはリソースプールから自動的に選択されます。
・ L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成
リソースやリソースプールを指定します。
L-Serverテンプレートを利用して作成
以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。
・ クローニングイメージがイメージプールに格納されていない場合、またはすでに登録されているクローニングイメージを利用しない
場合
1. L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、"指定なし"を指定してください。
詳細は、「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
2. OSを手動でインストールします。
OSがインストールされていないL-Serverが作成されるので、OSを手動でインストールしてください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「8.6.1 物理L-Serverからクローニングイメージを採取する場合」を参照してください。
・ クローニングイメージがイメージプールに格納されている場合
1. L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、配付するクローニングイメージを指定してください。
クローニングイメージが配付されたL-Serverが作成されます。
詳細は、「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成する方法は、「10.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作
成」または「10.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照してください。
注意
物理L-ServerがLinuxで、システムディスクがiSCSIストレージの場合、クローニングイメージを利用したL-Serverは作成できません。
RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成および操作はできません。詳細は、「導入ガイド CE」の「E.4.4
セットアップ」を参照してください。
参考
【Windows/Linux】
物理L-Serverについては、「導入ガイド CE」の「D.7 L-Server作成」を参照してください。
【VMware】
VMwareについては、「導入ガイド CE」の「E.2.5 セットアップ」を参照してください。
【Hyper-V】
Hyper-Vについては、「導入ガイド CE」の「E.3.4 セットアップ」を参照してください。
- 174 -
【KVM】
RHEL-KVMについては、「導入ガイド CE」の「E.6.4 セットアップ」を参照してください。
【Oracle VM】
Oracle VMについては、「導入ガイド CE」の「E.5.4 セットアップ」を参照してください。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けて管理できます。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲やL-Serverとして利用できる機能範囲が異な
ります。
詳細は、「第16章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。
10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成
ここでは、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成する方法について説明します。
以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーを選択します。メインパネルの[テンプレート一覧]タブでL-Serverテンプレートを選
択し、<作成>ボタンをクリックします。
[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。
2. [基本情報]タブで、以下の項目を設定します。
名前
L-Serverの名前を入力します。
- 物理L-Serverの場合
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成され
た64文字以内の文字列を入力します。
- 仮想L-Serverの場合
【VMware】【Hyper-V】
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド
(".")で構成された64文字以内の文字列を入力します。
【Xen】【Oracle VM】
ピリオド(".")は使用できません。
【KVM】
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された64
文字以内の文字列を入力します。
【Oracle VM】
32文字以内の文字列を入力します。
作成先フォルダ
L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。
テンプレート
「導入ガイド CE」の「8.5 L-Serverテンプレートの作成」で作成したL-Serverテンプレートを指定します。
[テンプレート一覧]で指定したL-Serverテンプレートが選択された状態で表示されるので、作成されるL-Serverの仕様(CPU
性能、メモリ容量、ディスク容量(複数))を確認してください。
- 物理の場合
モデル名、ディスク容量(複数)が表示されます。
- 175 -
- 仮想の場合
CPU性能、メモリ容量、ディスク容量(複数)が表示されます。
イメージ
配付するクローニングイメージを指定します。
<選択>ボタンをクリックすると、[イメージ選択]ダイアログが表示されます。
OSのインストールを手動で行う場合、"指定なし"を選択してください。
"指定なし"を選択した場合、[サーバ]タブでOS種別を選択する必要があります。
"指定なし"を選択すると、"FCパス"の"シングルパスモード"のチェックボックスには自動的にチェックが入ります。
詳細は、「10.2.2 [サーバ]タブ」および「10.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
"イメージの配付"で"配付する"を選択した場合、OSに設定するパラメーターも指定する必要があります。
設定が必要な項目については、「10.2.5 [OS]タブ」および「10.3.5 [OS]タブ」を参照してください。
注意
クローニングイメージのOSがLinuxの場合、クローニングイメージを指定してL-Serverを作成すると、クローニングイメージ作成
時のユーザー名およびパスワードでL-Serverが作成されます。
セキュリティを確保するため、L-Server作成後にパスワードを変更することをお勧めします。
クローニングイメージを展開する際、クローニングイメージに含まれるOSイメージは使用しますが、CPU、メモリ、ネットワーク
は、L-Server作成時の値で上書きされます。ディスクは、システムディスクだけが配付されます。
参考
仮想L-Serverの場合、L-Serverを作成する際に、システムディスクのサイズを事前に指定しても、クローニングイメージを展開
したサイズと異なっていた場合は、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。
【VMware】【Hyper-V】
パラメーターを設定できるOSや、設定するための前提条件は、サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。
詳細は、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
L-Serverで利用できる基本ソフトウェア(OS)は、サーバ仮想化ソフトウェアがサポートする範囲です。
L-Server作成時には、配付するイメージを指定できます。本製品のイメージ配付は、サーバ仮想化ソフトウェアの以下の機能
を利用しています。
表10.1 イメージ配付時に利用する機能
サーバ仮想化ソフトウェア
機能
VMware vSphere(R) 4
VMware vSphere(R) 4.1
VMware vSphere(R) 5
テンプレート、ゲストOSのカスタマイズ
Microsoft(R) System Center Virtual
Machine Manager 2008 R2
Microsoft(R) System Center 2012 Virtual
Machine Manager
テンプレート、ゲストオペレーティングシステムプロファイル
構成定義作成
構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れます。
構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、起動操作を行うと、リソースが割り当てられます。
詳細は、「11.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。
構成定義だけ作成済みのL-Serverに対し構成変更を行う場合は、「11.8.2.3 構成定義情報の変更」を参照ください。
- 176 -
ネットワーク(NIC)
L-ServerのNICに接続するネットワークリソースを選択します。
L-Serverテンプレートに定義されているNIC数分のリストが表示されるので、それぞれのNICに接続するネットワークリソース
を"接続するネットワーク"欄で選択してください。
a. "接続するネットワーク"欄の<選択>ボタンをクリックします。
[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。
b. 以下の項目が表示されます。接続するネットワークリソースを選択してください。
- 名前(ラベル)
- 管理LAN
- サブネットアドレス
- アドレス数(空数/総数)
物理L-Serverの場合、これらの項目に加えて、ネットワーク接続を選択できます。
- 接続する
ネットワークリソースを接続する場合に指定します。
- 接続しない
構成定義だけ作成して、ネットワークリソースを接続しない場合に指定します。
注意
ネットワーク(NIC)の番号は、L-Serverテンプレートに定義されているNIC番号(NICIndex) + 1に対応しています。
【Oracle VM】
ネットワークを1つ以上指定する必要があります。
ラベル(省略可)
L-Serverに、業務内容などを元にした分かりやすい別名を付けたい場合に入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
L-Serverに関する情報を自由に記述できます。例えば、業務内容の詳細や、障害発生時の対処方法を登録しておくと、障
害発生で影響を受けている業務に対して、迅速な対応ができます。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverの作成が開始されます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。
イメージ配付を指定した物理L-Server作成の場合、進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表
示され、処理を中断できます。
注意
- イメージ配付を指定した物理L-Serverの作成をキャンセルしても、対象のサーバを、イメージを配付する前の状態に復旧で
きません。
- 処理の後半でキャンセルを実行した場合、物理L-Serverが残る場合があります。
RORコンソールの[リソース]タブから削除してください。削除方法については、「11.4 削除」を参照してください。
- 177 -
ポイント
L-Server名とVMゲスト名の関連付け
作成したL-ServerにOSを手動でインストールする場合など、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面を利用するときは、オーケストレー
ションツリーでL-Serverを選択し、[リソース詳細]に表示されるゲスト名のVMを操作してください。
ゲスト名は、以下の名前が自動的に付けられます。
L-Server名-番号
番号は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」の運用で、同じ名前のL-Serverが作られた場合も、サーバ仮想化ソフトウェア
上で名前が重複しないように本製品で自動的に設定されます。
番号を付けない運用を行う場合、「11.8.1 導入」の「表11.4 定義ファイルの指定項目一覧」のVM名の番号付けを参照してください。た
だし、同じ名前のL-Serverは作成できません。L-Serverの名前が重複しないようにしてください。
注意
・ L-Serverを作成する場合、ESCに登録しているETERNUSストレージのETERNUSmgrからログオフしてください。
・ NetAppストレージをクラスタで運用し、何らかの異常により片系稼動で運用されている場合、NetAppストレージの異常を復旧させ
てクラスタ運用に戻してから操作してください。
・ VMホストと仮想ストレージの状態が"normal"以外のときは、リソースの空き容量が存在しても、L-Serverの配置対象から除外されま
す。
・ VMホストをクラスタ運用している場合、VMホスト間で共有しているストレージリソースを指定してL-Server作成を行ってください。
VMホスト間で共有していないストレージリソースを指定してL-Server作成はできません。
・ "構成定義のみ作成"チェックボックスによって、L-Server作成後の電源状態は以下のようになります。
表10.2 L-Server作成後の電源状態
チェックを入れた場合
チェックを入れなかった場合
物理L-Server
電源OFF
電源ON
仮想L-Server
電源OFF
電源OFF
L-Serverを起動する場合、「11.1.1 起動」を参照してください。
・ 仮想L-Serverを作成する場合、L-Serverテンプレートに設定していない値でも、VM固有情報定義ファイルに設定されていれば、
その値が使用されます。
L-ServerテンプレートとVM固有情報定義ファイルに設定されている値の組合せに矛盾(CPU性能がCPU予約性能より小さいなど)
がある場合、L-Serverの作成に失敗します。
VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」と「付録I 定義ファイル」を参照してください。
【Hyper-V】
・ 動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストに対して、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1(SP1)以降を適用
し、SCVMMをSystem Center Virtual Machine Manager 2008 R2 Service Pack 1(SP1)以降にアップグレードする必要があります。
動的メモリが有効、またはメモリ割当て優先度を設定したL-Serverを作成する場合、以上を満たすVMホストとSCVMMが存在しな
いと、L-Serverの作成は失敗します。
10.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成
ここでは、L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定した物理L-Serverの作成について説明しま
す。
以下のタブに値を設定します。
・ [基本情報]タブ
- 178 -
・ [サーバ]タブ
・ [ディスク]タブ
・ [ネットワーク]タブ
・ [OS]タブ
L-Serverの作成は、以下の手順で行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。
[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。
2. 各タブでそれぞれの項目を設定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが作成されます。
注意
設定する各項目には上限値があります。設定できる値を設定しても、リソースプールの空き状況、およびハードウェア構成により、LServerの作成に失敗する場合があります。
参考
・ LUNのエイリアス名設定をサポートしているストレージ装置の場合、本製品でディスクリソースを作成する際に、LUNにディスクリ
ソース名に基づいたエイリアス名を設定可能な場合は設定します。
・ ETERNUSのLUNに設定するエイリアス名が重複した場合は、ETERNUSのLUNのエイリアス名には従来通りETERNUSで設定さ
れる初期値が設定されます。
ディスクリソース名と本製品で設定するエイリアス名の形式は以下のとおりです。
ディスクリソース名の形式
name-x-disky
name: ユーザーにより指定されるL-Server名
x: マネージャーにより割当されるユニークな10進形式の文字列
y: ディスクインデックスを示す10進数
エイリアス名の形式
NAMEXXYYYY (最大16文字)
NAME: nameの先頭から始まる文字列(最大11文字)
XX: xに対応する10進2桁の文字列
YYYY: yに対応する10進3桁の文字列
- エイリアス名に反映されるL-Server名は最大11文字であるため、インフラ管理者はテナント管理者と相談してL-Server名の運用
ルールを決定する必要があります。
- L-Server名を変更した場合、ディスクリソース名やディスクの詳細情報のエイリアス名に変更は反映されません。
- ETERNUSのDynamic LUN Mirroringの対象となっている仮想ストレージ(RAIDグループなど)からディスクリソースを作成した
場合は、リモート側に作成されるLUNにも同じエイリアス名が設定されます。
- 仮想ストレージから切り出されたディスクに対応するLUNのエイリアス名がETERNUSのWebGUIで変更された場合、ディスク
の詳細情報のエイリアス名は定期更新により更新されます。ディスクリソース名は変更されません。
- 179 -
10.2.1 [基本情報]タブ
名前
L-Serverの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字
以内の文字列を入力します。
作成先フォルダ
L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。
テンプレート
選択リストで"指定なし"を指定します。
サーバ種別
作成するL-Serverの、サーバ種別を入力します。
"物理"を選択します。
イメージ
配付するクローニングイメージを指定します。
a. <選択>ボタンをクリックします。
[イメージ選択]ダイアログが表示されます。
b. "イメージの配付"で"配付する"を指定して、L-Serverに配付するクローニングイメージを選択します。
選択リストに、配付できるクローニングイメージが表示されます。
"イメージの配付"で"配付しない"を指定すると、OSがインストールされていない空のサーバが作られます。
注意
多言語対応(英語/日本語の言語パックを適用)のWindowsのイメージの場合、クローニングイメージの配付時に言語バージョンを手
動で選択する必要があります。
構成定義作成
構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れます。
構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、リソースを割り当てる場合、「11.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。
ネットワーク(NIC)
"テンプレート"で"指定なし"を指定し、かつサーバ種別を指定した場合、<追加>ボタンと<削除>ボタンが表示されます。
<追加>ボタンをクリックすると、ネットワークが追加されます。配置先の物理サーバ環境に合わせて設定してください。
<削除>ボタンをクリックすると、リストの最終行のネットワークが削除されます。
サーバ種別で"物理"を選択した場合、サーバプールに登録されているすべての物理サーバについて管理LANネットワーク設定が
同じであるとき、管理LANネットワークリソースが自動的に設定されます。物理サーバの管理LANネットワーク設定が異なるとき、正
しい管理LANまたは業務LAN用のNICとそれぞれ接続先のネットワークリソースを指定してください。
業務LANを使用しない場合、"not connected"を選択してください。
注意
- サーバプールに登録されている物理サーバの管理LANネットワーク設定が異なる場合、[サーバ]タブで、使用する物理サー
バを選択すると、管理LANネットワークリソースが自動的に設定されます。
また、"ネットワーク(NIC)"で、NICに管理LANネットワークリソースを指定した場合、[サーバ]タブの"使用する物理サーバ"選択
時に、管理LANネットワークのNIC構成に一致する物理サーバまたはサーバプールだけ表示されるようになります。
詳細は、「10.2.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
- 180 -
- NICの冗長化などを行う場合、[ネットワーク]タブに切り替えて設定してください。
詳細は、「10.2.4 [ネットワーク]タブ」を参照してください。
ラベル(省略可)
L-Serverのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
L-Serverのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
10.2.2 [サーバ]タブ
サーバ指定方法
サーバ指定方法を選択します。
<モデル名指定>ボタンをクリックすると、L-Serverに割り当てるモデル名が選択できます。
<CPU、メモリ指定>ボタンをクリックすると、L-Serverに割り当てるサーバのCPU数、CPU性能、メモリサイズが入力できます。
注意
<CPU、メモリ指定>ボタンを選択した場合、CPU数、CPU性能、メモリサイズをすべて指定する必要があります。
CPU数
L-Serverに割り当てるサーバのCPU数を入力します。1~240の整数を入力します。
CPU性能
L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能を入力します。ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~10の
値が指定できます。
メモリサイズ
L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量を入力します。ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~8192
の値が指定できます。
仕様
物理サーバの仕様が表示されます。
"使用する物理サーバ"で、"自動選択"または"プール"を選択した場合、各情報にはハイフン("-")が表示されます。
使用する物理サーバ
L-Serverに割り当てる物理サーバを選択します。
<選択>ボタンをクリックすると、[サーバの選択]ダイアログが表示されます。
"使用するリソース種別"で、"自動選択"、"プール"、"サーバ"のどれかを選択します。
初期値は"自動選択"です。
- "自動選択"を選択した場合
優先度が高いリソースプールから物理サーバを自動選択します。
"自動選択"を選択する場合、リソースプールに優先度をつけて運用してください。
同じ優先度のリソースプールが複数ある場合、先に検索したリソースプールにあった条件を満たす物理サーバが選択されま
す。そのため、L-Serverの定義との差が最も少ない物理サーバが割り当たらないことがあります。
詳細は、「導入ガイド CE」の「D.8 物理L-Serverの物理サーバの選択」を参照してください。
- 181 -
- "プール"を選択した場合
選択できるサーバプールの一覧が表示されます。
サーバプールの一覧では、サーバプール名およびサーバプールの中のサーバ台数(空き台数/総台数)が表示されます。
サーバプールの一覧からサーバプールを選択します。
- "サーバ"を選択した場合
選択できる物理サーバの一覧が表示されます。
物理サーバの一覧では、サーバ名、モデル名、CPU性能、メモリサイズ、NIC数が表示されます。
物理サーバの一覧から使用する物理サーバを選択します。
構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、L-Serverに割り当てられない物理サーバを一覧に表示させ、選択できま
す。
"利用条件外"チェックボックスにチェックを入れた場合、故障中の物理サーバと、管理LANネットワーク構成が一致しない物理
サーバが一覧に表示されます。
"使用中"チェックボックスにチェックを入れた場合、以下の物理サーバが一覧に表示されます。
- ほかのL-Serverに割当て済みの物理サーバ
- 予備サーバとして設定されている物理サーバ
- OSをインストール済みの物理サーバ
注意
[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブにおけるNICへの管理LANネットワークリソースの設定状態に応じ、[サーバ選択]ダイアロ
グは以下のように動作します。
- NICに管理LANネットワークリソースが未設定の場合
選択した物理サーバまたはサーバプールに応じ、[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブのNIC設定に管理LANネットワーク
リソースが自動的に設定されます。
設定された内容については、[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブを確認してください。
- NICに管理LANネットワークリソースが設定済みの場合
[基本情報]タブまたは[ネットワーク]タブで設定した、管理LANネットワークのNIC構成に一致する物理サーバまたはサーバプー
ルが一覧に表示されます。
管理LANネットワーク設定による絞込みを行わない場合、管理LANネットワーク設定を削除したあとで、[サーバの選択]ダイア
ログを開いてください。
電源切断時のサーバ解放
L-Serverに割り当てられた物理サーバを、電源OFF時に解放するかを指定します。
"自動"チェックボックスにチェックを入れると電源OFF時にサーバが解放されます。
注意
用途変更により同じサーバのリソースを共有する場合、そのサーバのリソースを割り当てるL-Serverは"電源切断時のサーバ解放"を
必ず設定してください。
"電源切断時のサーバ解放"を設定しないL-Serverにサーバのリソースが割り当てられると、そのサーバのリソースは共有できなくな
ります。
運用位置
L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置を変更するか選択します。
- 182 -
なお、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスにチェックを入れない場合、運用位置は"固定"になります。
- 固定
前回動作していた物理サーバと同じ物理サーバ上で起動します。
- 起動毎に変更
起動時に、最適な物理サーバを自動的に選択します。
"使用する物理サーバ"を指定している場合も、2回目の起動からは別の物理サーバで動作する可能性があります。
サーバ冗長化
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性を指定します。冗長性を有効にする場合、"HA"チェックボックスにチェックを入れてくださ
い。
"HA"チェックボックスにチェックを入れると、"予備サーバの選択方法"の"性能が低いサーバも選択する"チェックボックス、および"予
備サーバのプール"の<選択>ボタンが有効になります。
予備サーバの選択方法
予備サーバの選択方法を指定します。
"性能が低いサーバも選択する"チェックボックスにチェックを入れると、L-Serverの定義と物理サーバのサーバモデルが一致した
サーバが、予備サーバとして選択されます。
予備サーバの選択方法については、「運用ガイド CE」の「14.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください。
予備サーバのプール
予備サーバのプールを選択します。
<選択>ボタンをクリックすると、[サーバの選択]ダイアログが表示されます。
自動切替え先の物理サーバが登録されているサーバプールを指定します。
物理サーバに故障が発生すると、同一リソースプール内の正常な物理サーバに自動で切り替えられて復旧できます。
予備サーバの切替えについては、「運用ガイド CE」の「14.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください。
生存監視
生存監視の有効/無効を設定します
アドレスプール(WWN / MAC)
アドレスプールを選択します。
<選択>ボタンをクリックすると、[アドレスプールの選択]ダイアログが表示されます。
"自動選択"または"プール"を選択します。初期値は"自動選択"です。
"プール"を選択した場合、登録されているアドレスプールから選択します。
I/O仮想化オプションで得られる仮想WWN、MACアドレスを登録したアドレスプールを指定します。
ブレードの場合はVIOM、ラックマウントの場合はHBA address renameが使用されます。
電源起動優先度
L-Serverに対して、リソースフォルダー内またはテナントフォルダー内で一括して電源操作する場合の優先順位を設定します。
1~256の範囲で設定します。値が小さいほど優先順位が高くなります。省略した場合は128が設定されます。
電源操作を一括して行わない場合、"一括電源操作の対象外とする"チェックボックスにチェックを入れます。
FC設定
FC接続パターン
物理サーバごとにFC搭載数または実装位置が異なる場合、FC接続パターンファイルを指定します。
ストレージ装置が以下の場合に設定できます。詳細は、「導入ガイド CE」の「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。
- EMC CLARiXストレージ
- EMC Symmetrix DMXストレージ
- 183 -
- EMC Symmetrix VMAXストレージ
注意
FC接続パターンが選択リストに表示されない場合、設定ファイルに誤りがあります。
「導入ガイド CE」の「D.5.1 定義ファイル」を参照し、FC接続パターンの設定ファイルを見直してください。
サーバ起動時の設定
FCパス
手動でOSをインストールする場合、"シングルパスモード"のチェックボックスにチェックを入れます。
イメージを指定しない場合、自動的にチェックが入ります。
OSにマルチパスドライバをインストールしたあと、「11.2.1 仕様変更」を行い、"シングルパスモード"のチェックボックスのチェック
を外してください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「D.7 L-Server作成」を参照してください。
ブートモード
L-Serverのブート方法を指定します。
- 通常
L-Serverに接続されたディスクからブートをする場合に指定します。
- ネットワークブート(PXE)
PXE(Preboot eXecution Environment)によるネットワークブートをする場合に指定します。
- PXEブート用ネットワーク
L-Serverで定義したネットワークリソースの中から、PXEブートするネットワークリソースを選択します。
注意
タグVLAN設定を使用するネットワーク上でPXEブートは利用できません。
ネットワークブートは、タグが設定されていないネットワークリソースを選択してください。
管理LANでネットワークブートする場合
PXEブートサーバが使用するDHCPサービスが、不特定のクライアントからDHCP requestを受け付けるように設定している場合、以
下の機能は使用できません。
- バックアップ・リストア
- イメージを選択した物理L-Serverの作成
- クローニングイメージの配付、採取
10.2.3 [ディスク]タブ
ディスク種別
ディスク種別を選択します。
・ SAN
SANストレージを利用する場合に選択します。
・ iSCSI
iSCSIストレージを利用する場合に選択します。
- 184 -
ディスク
<追加>ボタンをクリックすると[ディスクの設定]ダイアログが表示されます。
以下の項目をディスクごとに指定します。
サイズ x 本数
- サイズ
ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1以上の値を指定できます。
- 本数
<追加>ボタンをクリックして[ディスクの設定]ダイアログを表示した場合は、追加するディスクの本数を入力できます。1以上の値
を指定してください。
使用するリソース種別
L-Serverに割り当てるディスクを指定します。
以下の中から選択します。
- 自動選択
適切なストレージプールを選択し、そのストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリ
ソースを選択します。指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。初期値は"自動選択"が設定さ
れます。
注意
- シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在す
る場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するか決定します。定義ファイルについては、
「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。
- 仮想ストレージにダイナミックLUNミラーリングが設定されている場合、定義ファイルに指定されたリモートサイトのETERNUS
ストレージにもボリュームが作成されます。リモートサイトのETERNUSストレージが本製品で検出されている場合は、事前に
作成したディスクリソースとして検出されますが、ストレージプールへ登録しないでください。
- ストレージプール
指定されたストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリソースを選択します。指定さ
れたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。
- 仮想ストレージ
RAIDグループ、アグリゲートなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。
表示された仮想ストレージリソースから選択します。
指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。
シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリソース
を切り出すことができます。
- ディスク
事前に作成されたLUNをL-Serverに割り当てます。
検索条件を指定した場合、該当するディスクリソース一覧が表示されます。
表示されたディスクリソースから選択します。
指定したディスクリソースがL-Serverに割り当てられます。
検索条件
ストレージプール
ディスクリソースの格納先のストレージプールを選択します。
- 185 -
検索サイズ
検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。
割当て状態
L-Serverに対するディスクの割当て状態を指定します。
- 未割当て
ほかのL-Serverに割り当てられていないディスクリソースを選択する場合に指定します。
- 割当て済み
ほかのL-Serverに割り当てられているディスクリソースを選択する場合に指定します。
割当て済みL-Server
ディスクリソースを共有するL-Serverを指定します。
ディスク名
検索するディスクの名前を指定します。
- で始まる
名前が、指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。
- を含む
名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。
10.2.4 [ネットワーク]タブ
以下の項目を指定します。
NIC/ネットワーク
L-Serverで使用するNICと接続するネットワークを設定します。<追加>ボタンをクリックすると、[ネットワークの追加]ダイアログが表
示されます。NICと接続するネットワークリソースを選択します。
設定可能なNIC数は、1~32個です。
NIC
L-Serverで使用するNICをリストから選択します。新しいNICまたはNICグループを追加する場合、リストから"(未定義)"と表示さ
れたNICを選択します。定義済みのNICを選択した場合、ネットワークリソースが追加されます。
NICを冗長化する
NICを冗長化する場合、"NICを冗長化する"チェックボックスにチェックを入れ、冗長化するもう1つのNICのペアをリストから選
択します。
ネットワーク
接続するネットワークリソースを選択します。
<削除>ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。
<変更>ボタンをクリックすると、[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。
接続するネットワークリソースを選択して、<OK>ボタンをクリックすると、接続するネットワークリソースが変更されます。
IPアドレス(省略可)
L-Serverに割り当てるIPアドレスを指定します。L-Serverに割り当てるIPアドレスを直接指定する場合に入力します。L-Server作成時
には、物理サーバのIPアドレスが、ここで指定したIPアドレスに置き換えられます。
注意
事前に作成された LUN を使用して物理 L-Server を作成する場合は、LUNに格納されているOSのIPアドレスを指定してください。
事前に作成された LUN にエージェントがインストール済みで、マネージャーのIPアドレスが変更された場合に、物理 L-Server 作
成後に必要な手順は、以下のとおりです。
- 186 -
1. エージェントのSSL証明書データを格納しているファイルを初期化します。
詳細は、「コマンドリファレンス」の「5.2 rcxadm certctl」を参照してください。
2. エージェントに登録されているマネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。
詳細は、「コマンドリファレンス」の「5.1 rcxadm agtctl」を参照してください。
3. 物理L-Serverをリブートします。
例
表10.3 ネットワーク情報の対応関係【Windows】
OSの情報
L-Server設定上の情報
NICの番号
ネットワークインターフェースに設定す
ネットワークインターフェー
るIPアドレス
(ラックマウント型サーバの背面のNIC
ス名
(テナント管理者が設定する)
の番号)
IPアドレス
192.168.1.1
ローカルエリア接続1
1
192.168.1.1
192.168.2.1
ローカルエリア接続2
2
192.168.2.1
表10.4 ネットワーク情報の対応関係【Linux】
OSの情報
L-Server設定上の情報
NICの番号
ネットワークインターフェースに設定す
ネットワークインターフェー
るIPアドレス
(ラックマウント型サーバの背面のNIC
ス名
(テナント管理者が設定する)
の番号)
IPアドレス
192.168.1.1
eth0
1
192.168.1.1
192.168.2.1
eth1
2
192.168.2.1
タグなしVLAN
VLANを設定しない場合、チェックボックスにチェックを入れます。
同じNICまたはNICグループの中で1つだけ選択できます。
注意
【Windows/Linux】
物理L-Serverに割り当てるIPアドレスは重複できません。L-Serverの数だけIPアドレスが必要です。
10.2.5 [OS]タブ
L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。
サーバ種別が"物理"の場合、「導入ガイド CE」の「D.7.3 [OS]タブ設定」を参照してください。
10.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成
ここでは、L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定した仮想L-Serverの作成について説明しま
す。
以下のタブに値を設定します。
・ [基本情報]タブ
・ [サーバ]タブ
- 187 -
・ [ディスク]タブ
・ [ネットワーク]タブ
・ [OS]タブ
L-Serverの作成は、以下の手順で行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。
[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。
2. 各タブでそれぞれの項目を設定したあと、<OK>ボタンをクリックしてL-Serverを作成します。
注意
・ 設定する各項目には上限値があります。
設定できる値を設定しても、リソースプールの空き状況、ハードウェア構成、およびVM管理製品の仕様により、L-Serverの作成に
失敗する場合があります。
・ 仮想L-Serverを作成する場合、VM固有情報定義ファイルに設定されているものがあれば、その値が使用されます。
VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」および「付録I 定義ファイル」を参照してください。
【Xen】
・ RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成はできません。rcxadm lserverコマンドを利用してくださ
い。
rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
【Hyper-V】
・ 動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストに対して、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1(SP1)以降を適用
し、SCVMMをSystem Center Virtual Machine Manager 2008 R2 Service Pack 1(SP1)以降にアップグレードする必要があります。
SP1が適用されたVMホストとSCVMMが存在しない場合、動的メモリが有効なL-Serverまたはメモリ割当て優先度を設定したLServerの作成は失敗します。
10.3.1 [基本情報]タブ
名前
L-Serverの名前を入力します。
【VMware】【Hyper-V】
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成
された64文字以内の文字列を入力します。
【Xen】【Oracle VM】
ピリオド(".")は使用できません。
【KVM】
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")で構成された64文字以内
の文字列を入力します。
【Oracle VM】
32文字以内の文字列を入力します。
注意
33文字以上、入力しないでください。
作成先フォルダ
L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。
- 188 -
テンプレート
選択リストで"指定なし"を指定します。
サーバ種別
作成するL-Serverの、サーバ種別を入力します。
"VM"を選択します。
サーバ種別で"VM"を選択した場合、[サーバ]タブで、VM種別を選択します。
ただし、イメージを選択した場合、そのイメージに合わせて本製品がVM種別を自動的に選択するため、サーバ種別での選択は必
要ありません。
イメージ
配付するクローニングイメージを指定します。<選択>ボタンをクリックすると[イメージ選択]ダイアログが表示されます。
[イメージ選択]ダイアログの"イメージの配付"で"配付する"を指定して、L-Serverに配付するクローニングイメージを選択します。
選択リストには、配付できるクローニングイメージが表示されます。
"イメージの配付"で"配付しない"を指定すると、OSがインストールされていない空のサーバが作られます。
【Oracle VM】
"イメージの配付"で"配付しない"を指定してのL-Server作成はできません。
参考
クローニングイメージを指定した場合、仮想L-Serverのシステムディスクは、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。
クローニングイメージを展開する際、クローニングイメージに含まれるOSイメージは使用しますが、CPU、メモリ、ネットワークは、LServer作成時の値で上書きされます。ディスクは、システムディスクだけが配付されます。
注意
多言語対応(英語/日本語の言語パックを適用)のWindowsのイメージの場合、クローニングイメージの配付時に言語バージョンを手
動で選択する必要があります。
構成定義作成
構成定義だけ作成済みのL-Serverを作成する場合、"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れます。
構成定義だけ作成済みのL-Serverに対して、リソースを割り当てる場合、「11.8.2.1 リソースの割当て」を参照してください。
ネットワーク(NIC)
"テンプレート"で"指定なし"を指定した場合、<追加>ボタンと<削除>ボタンが表示されます。
<追加>ボタンをクリックすると、ネットワークが追加されます。配置先の物理サーバ環境に合わせて設定してください。
<削除>ボタンをクリックすると、リストの最終行のネットワークが削除されます。
物理サーバ登録時に1番以外のNICを選択する場合、ここも合わせて正しい管理LANまたは業務LAN用のNICとそれぞれ接続先
のネットワークリソースを指定してください。
業務LANを使用しない場合、"not connected"を選択してください。
ラベル(省略可)
L-Serverのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
L-Serverのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
- 189 -
10.3.2 [サーバ]タブ
VM種別
作成するL-ServerのVM種別を選択します。
イメージの配付を伴う場合、イメージが持つVM種別を使用するため、指定する必要はありません。
CPU数
L-Serverに割り当てるサーバのCPU数を入力します。1~8の整数を入力します。
【Oracle VM】
VMゲストのOS種別によって入力できる範囲が異なります。
- Windows
1~8の整数
- Linux
1~32の整数
【Hyper-V】
1~4の整数を入力します。
【KVM】
CPU数の上限値は64です。
CPU性能
L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能を入力します。ギガヘルツを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~8の
範囲で指定できます。
入力した値は、VMホストの物理CPUのクロックに対して、L-Serverに割り当てるCPUの比率を決めるために使用します。VMプール
内に物理CPUの種類が異なるVMホストが登録されている場合、割り当てられるVMホストによって、実際の処理性能が異なる場合
があります。
【VMware】
VMwareのVMゲストへは、制限値にCPU性能を設定し、予約値に0を設定します。
参考
CPUの制限値と予約値については、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2012年2月時点)
【Hyper-V】
CPU性能は、VMゲストとVMホストのリソース設定により実現されています。
SCVMMの管理コンソールやHyper-Vマネージャーを用いてVMゲストやVMホストのリソース予約を変更した場合、VMゲストの作
成や起動に失敗することや、期待する性能が出ない可能性があります。
L-Serverを作成した状態でのVMゲストやVMホストのリソース予約は、変更しないでください。
【KVM】
CPU Capping機能をサポートしています。
【Oracle VM】
0.3~VMホストのハードウェアのリソース量の範囲で指定してください。
メモリサイズ
L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量を入力します。ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~255
の範囲で指定できます。
【VMware】
VMwareのVMゲストには、制限値と予約値にメモリサイズを設定します。
- 190 -
参考
メモリの制限値と予約値については、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」の記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2012年2月時点)
【Hyper-V】
動的メモリの設定が無効のVMゲストには、バーチャルマシンメモリにメモリサイズを設定します。
動的メモリの設定が有効のVMゲストには、最大メモリにメモリサイズを設定します。
なお、VM固有情報定義ファイルに設定されている値に応じて、動的メモリの有効/無効が決まります。VM固有情報定義ファイルに
ついては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」および「付録I 定義ファイル」を参照してください。
【KVM】
メモリ最大設定可能容量まで指定できます。
【Oracle VM】
VMホストのハードウェアのリソース量まで指定できます。
OS種別
L-Serverに割り当てるOS種別を指定します。イメージの配付を伴う場合、イメージが持つOS種別を使用するため、指定する必要は
ありません。なお、OS種別はOSのインストール後に変更できます。
【Hyper-V】
サポート外のOS種別を指定した場合、インストールやVMのゲストOSが正常に動作しないことがあります。
また、誤ったOS種別を指定するとイメージ採取およびイメージを指定してのL-Server作成処理で、処理が失敗する場合や、ゲスト
OSが一時的に起動して入力待ちになり処理が長時間終わらない場合があります。これはパーソナライズ処理で、Microsoft社の
Sysprepが正常に処理を行えないために発生します。
一覧に表示されるOS種別は、SCVMMの管理コンソール上で指定できるゲストOS一覧が表示されます。
本製品ではユーザーの選択に制限を与えないためにすべてのゲストOS一覧がリストとして提示されますが、すべてがSCVMMで
サポートされているわけではありません。
Hyper-VではOS種別によってはサポートされないCPU数などのサーバタイプ設定があります。間違ったOS種別とサーバタイプを選
択した場合の動作は保証されません。
またOS種別一覧にサービスパックが表示されていない場合でも、サービスパック適用が必要なときがあります。
OS種別としてHyper-VがサポートしているゲストOSを指定した場合、統合ネットワークアダプターがVMに追加されます。
それ以外のOS種別が選択されたときは、エミュレートされたネットワークアダプターが追加されます。
SCVMMがサポートするゲストOSは、SCVMMのヘルプを参照してください。
Hyper-VがサポートするゲストOSは、以下のMicrosoft社のWebサイトを参照してください。
Microsoft社のWebサイト
URL: http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/technologies/hyperv-guest-os.mspx (2012年2月時点)
【KVM】
Linux、Windows、Linux(SELinux)が選択できます。
ゲストOSパーソナライズは、Linuxだけが選択できます。
ゲストVMを新しく作成するときの情報が表示されます。バックアップ・リストアなどの処理でゲストVMの新規作成時の情報が失われ
た場合、表示が"unknown"になることがあります。
【Oracle VM】
OS種別を変更できません。
使用するVMホスト(省略可)
L-Serverに割り当てるリソースを個別に指定します。
- 191 -
<選択>ボタンをクリックすると[VMホストの選択]ダイアログが表示されます。
VMホストまたはVMプールを指定します。指定しない場合、L-Serverを作成できるVMホストをVMプールから自動的に探します。
VMプールが複数ある場合、VMプールに設定された優先度が高いものから、順にVMホストを探します。
電源切断時のサーバ解放
L-Serverの電源OFF時に、L-Serverに割り当てられたVMゲストのCPUとメモリを、VMプールの使用量として加算するかを指定しま
す。
"自動"チェックボックスにチェックを入れると、L-Serverに割り当てられたVMゲストのCPUとメモリが、VMプールの使用量として加算
されません。
運用位置
L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置を変更するか選択します。
- 固定
前回動作していたVMホストと同じVMホスト上で起動します。別のVMホストで起動したい場合、サーバ間の移動を行います。
- 起動毎に変更
起動時に、最適なVMホストを自動的に選択します。"使用するVMホスト"を指定している場合、その範囲の中からVMホストを
選択します。
注意
VM種別がRHEL-Xenの場合、"固定"を選択してください。
サーバ冗長化
L-Serverに割り当てるサーバの冗長性を指定します。冗長性を有効にする場合、"HA"チェックボックスにチェックを入れてくださ
い。
【VMware】【Oracle VM】
- "HA"チェックボックスにチェックを入れた場合
HA機能が有効なVMホストに配置されます。
HA機能が有効なVMホストが存在しない場合、構成定義だけ作成済みのL-Serverは起動できません。
- "HA"チェックボックスにチェックを入れない場合
HA機能によって無効なVMホストへ優先的に配置されます。
ただし、以下のような場合はHA機能が有効なVMホストにVMゲストが配置されます。
- HA機能が無効なVMホストが存在しない
- CPUやメモリの空きがない
参考
HA機能が有効なVMホストに配置された場合、サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効になります。
VMホストが動作する物理サーバに故障が発生すると、正常なVMホスト上で仮想マシンが再起動され、復旧できます。
【Hyper-V】
Hyper-V環境では、この設定は無視され、常にクラスタ化されたVMホストにVMゲストが配置されます。
【KVM】
RHEL-KVM環境では、Hypervisorに冗長化の機能がないため、この設定は無視され"none"として扱われます。
- 192 -
注意
VM種別がKVMまたはRHEL-Xenの場合、冗長性を有効にできないため、"HA"チェックボックスにチェックを入れないでください。
生存監視
生存監視の有効/無効を設定します。
"サーバ冗長化"チェックボックスにチェックを入れると、選択可能になります。
【Xen】【KVM】【Oracle VM】
生存監視の設定は表示されません
排他運用
仮想マシンを、ほかの仮想マシンと同じVMホスト上で動作させない場合に入力します。
例えば、複数の仮想マシンを用いてロードバランス型の業務を動作させる場合、排他運用を設定することで、物理サーバが1台故
障したときでも1つの仮想マシンしか停止しないため、縮退状態で業務を継続できます。操作権限をもつL-Server名、またはリソー
スフォルダー名を指定します。
指定されたL-Serverの仮想マシンとは、異なる物理サーバ上に割り当てられます。
リソースフォルダー名を指定する場合、リソースフォルダー内に自分自身のL-Serverが含まれていても問題ありません。なお、以下
の場合、排他運用の指定にかかわらず、同じ物理サーバ上に割り当てられることがあります。
- VMプール内にL-Serverを配置できる空き容量を持ったVMホストが存在しない場合など、排他運用の条件に合うVMホストが
ほかに見つからない場合
- VM製品のHA機能や自動再配置機能(例:VMware HAやVMware DRS)を有効にした場合
注意
排他運用に設定したリソースが、ユーザーのアクセス範囲外になるような操作を行った場合、仕様変更および定義変更時の画面
でリソース名だけ表示されます。
電源起動優先度
L-Serverに対して、リソースフォルダー内またはテナントフォルダー内で一括して電源操作する場合の優先順位を設定します。
1~256の範囲で設定します。値が小さいほど優先順位が高くなります。省略した場合は128が設定されます。
電源操作を一括して行わない場合、"一括電源操作の対象外とする"チェックボックスにチェックを入れます。
10.3.3 [ディスク]タブ
ディスク
<追加>ボタンをクリックしたあと、以下の項目をディスクごとに指定します。
サイズ x 本数
- サイズ
ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1以上の値を指定できます。
【VMware】【Hyper-V】
0.1~2048の範囲で指定してください。
【Oracle VM】
1~VMホストのハードウェアのリソース量の範囲で指定してください。
参考
L-Serverを作成する際に、システムディスクのサイズを指定しても、クローニングイメージを展開したサイズと異なっていた場
合は、クローニングイメージを展開したサイズに変更されます。
- 193 -
- 本数
<追加>ボタンをクリックして[ディスクの設定]ダイアログを表示した場合は、追加するディスクの本数を入力できます。1以上
の値を指定してください。
使用するリソース種別
【Windows】【Linux】【Solaris】【VMware】【Hyper-V】【Xen】【Oracle VM】
L-Serverに割り当てるディスクを指定します。
以下の中から選択します。
- 自動選択
適切なストレージプールを選択し、そのストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレー
ジリソースを選択します。指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。初期値は"自動選択"が
設定されます。
注意
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在する
場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを決定します。
定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。
- ストレージプール
指定されたストレージプールに登録されている仮想ストレージリソースから適切な仮想ストレージリソースを選択します。指
定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。
- 仮想ストレージ
データストアなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。
表示された仮想ストレージリソースから選択します。
指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。
シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリソー
スを切り出すことができます。
【Hyper-V】
L-Server作成および1回の構成変更時に指定できるディスク数は、4個までです。
5個以上の追加を行う場合、別途、構成変更してください。
Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Managerを使用している場合に限り、仮想ストレージから切り出され保存され
たディスクリソースをL-Serverへ接続できます。
ディスク番号[No.]が、1以上のディスクに対しては、ディスクリソースが指定できます。
使用するリソース種別で<ディスク>を選択した後、検索条件を入力して<検索>ボタンをクリックすることで、"リソース一覧"に表
示されるリソースを絞り込めます。
注意
保存されたディスクを指定したL-Serverの作成が失敗し、VM管理製品上で仮想マシンが残っていた場合、VM管理製品上か
らその仮想マシンを削除する前に、保存されたディスクを仮想マシンから取り外してください。保存されたディスクを取り外さない
で仮想マシンを削除した場合、保存されたディスクも削除されます。なお、仮想マシン上のディスクは、L-Serverの作成時に指
定したディスク番号(No.)で特定できます。
詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「4.3 L-Serverの作成または起動に関する操作」を参照してください。
【KVM】
ディスクリソースは自動選択、ストレージプールまたはディスクを選択できます。
- 194 -
【Oracle VM】
リソース一覧の仮想ストレージに、総容量は表示されません。
10.3.4 [ネットワーク]タブ
以下の項目を指定します。
ネットワーク
接続するネットワークリソースを設定します。
<選択>ボタンをクリックすると、[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。
接続するネットワークリソースを選択して、<OK>ボタンをクリックすると、接続するネットワークリソースが設定されます。
設定可能なネットワーク数は、VM種別で異なります。
【VMware】
0~10個
【Hyper-V】
0~8個
【Xen】
0~15個
【KVM】
0~8個
【Oracle VM】
1~8個
IPアドレス(省略可)
L-Serverに割り当てるIPアドレスを指定します。L-Serverに割り当てるIPアドレスを手動で指定した場合に入力します。
DNSサーバ
DNSサーバを指定します。
注意
【Hyper-V】
統合サービスが導入されている以下のゲストOSで、IPアドレスの自動設定ができます。
・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2
・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008
・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2
・ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003
・ Microsoft(R) Windows(R) 7
・ Microsoft(R) Windows Vista(R)
・ Microsoft(R) Windows(R) XP
10.3.5 [OS]タブ
L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。
初回起動時に設定処理が動作します。イメージ名を指定しない場合、すべて入力する必要はありません。
【VMware】
[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「E.2.5 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
- 195 -
【Hyper-V】
[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「E.3.4 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
【Oracle VM】
[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「E.5.4 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
【KVM】
[OS]タブの詳細は、「導入ガイド CE」の「E.6.4 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
参考
【VMware】【Hyper-V】
OSプロパティ定義ファイル
事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。
OSプロパティ定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。
OSプロパティ定義ファイルはVM製品間で使用します。
このため、定義ファイルにはVM製品間で必須のパラメーターを記述する必要があります。
定義ファイルの格納先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
定義ファイル名は、ユーザーグループごととシステム共通で利用可能な定義を分けて使用できます。ユーザーグループごとの定義
ファイルとシステム共通の定義ファイルのキーが重複した場合、ユーザーグループごとの定義ファイルに記載されている値が優先
されます。
- ユーザーグループごと
os_setting_ユーザーグループ名.rcxprop
- システム共通
os_setting.rcxprop
定義ファイルの形式
定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。
キー = 値
定義ファイルの指定項目
【VMware】
「導入ガイド CE」の「E.2.5 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
【Hyper-V】
「導入ガイド CE」の「E.3.4 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
【Oracle VM】
「導入ガイド CE」の「E.5.4 セットアップ」の「[OS]タブ設定」を参照してください。
- 196 -
第11章 L-Serverの操作
ここでは、L-Serverの操作方法について説明します。
L-Serverは以下の操作ができます。
表11.1 可能な操作
物理L-Server
仮想L-Server
起動
○
○
「11.1.1 起動」を参照してください。
停止
○
○
「11.1.2 停止」を参照してください。
再起動
○
○
「11.1.3 再起動」を参照してください。
リソースフォルダー内のすべてのLServerの一括起動
○
○
「11.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電
源操作」の「リソースフォルダー内L-Serverの起
動」を参照してください。
リソースフォルダー内のすべてのLServerの一括停止
○
○
「11.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電
源操作」の「リソースフォルダー内L-Serverの停
止」を参照してください。
リソースフォルダー内のすべてのLServerの一括再起動
○
○
「11.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電
源操作」の「リソースフォルダー内L-Serverの再
起動」を参照してください。
仕様変更
○
○
「11.2.1 仕様変更」を参照してください。
基本情報の変更
○
○
「11.2.2 基本情報の変更」を参照してください。
ディスクの増設と削減
○ (*1)
○
「11.2.3 ディスクの増設と削減」を参照してくださ
い。
L-Server間におけるディスクの共有
○ (*1)
○
「11.2.4 L-Server間におけるディスクの共有」を
参照してください。
ネットワークリソースの設定変更
○
○ (*2)
「11.2.5 ネットワークリソースの設定変更」を参照
してください。
コンソールの利用
○
○
「11.3 コンソールの利用」を参照してください。
削除
○
○
「11.4 削除」を参照してください。
クローニングイメージの採取
○
○
「11.5.1 採取・登録」を参照してください。
クローニングイメージの表示
○
○
「11.5.2 表示」を参照してください。
クローニングイメージの登録解除
○
○
「11.5.3 登録解除」を参照してください。
クローニングイメージの削除
○
○
「11.5.4 削除」を参照してください。
スナップショットの採取
×
○
「11.6.1 スナップショット」の「採取」を参照してく
ださい。
スナップショットのリストア
×
○
「11.6.1 スナップショット」の「リストア」を参照して
ください。
スナップショットの削除
×
○
「11.6.1 スナップショット」の「削除」を参照してく
ださい。
システムイメージのバックアップ
○
×
「11.6.2 バックアップ・リストア」の「バックアップ」
を参照してください。
システムイメージのリストア
○
×
「11.6.2 バックアップ・リストア」の「リストア」を参
照してください。
システムイメージの削除
○
×
「11.6.2 バックアップ・リストア」の「削除」を参照
してください。
操作
- 197 -
参照先
物理L-Server
仮想L-Server
参照先
L-ServerのVMホスト間の移動
(マイグレーション)
×
○
「11.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)」を
参照してください。
L-Serverへのリソースの割当て
○
○
「11.8.2.1 リソースの割当て」を参照してくださ
い。
L-Serverへのリソースの解放
○
○
「11.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。
物理サーバの用途変更
○
×
「11.9 物理サーバの用途変更」を参照してくだ
さい
操作
*1: SANブートの場合だけ操作できます。
*2: 仮想L-ServerのIPアドレスとネットワークリソースの変更は、定義済み状態の場合だけ操作できます。
注意
・ RORコンソールおよびコマンドからの、L-Platformに含まれるL-Serverに対する操作には、制限があります。RORコンソールでは、
コンソールの利用およびL-ServerのVMホスト間の移動(マイグレーション)だけを使用できます。コマンドでは、L-ServerのVMホス
ト間の移動(マイグレーション)だけを使用できます。
・ リソースフォルダーまたはテナントフォルダーにL-Platformが含まれている場合、L-Platform配下のL-Serverは、一括電源操作の対
象外です。
・ RORコンソールのサーバツリー上またはコマンドから、L-Serverに関連した物理サーバまたはVMゲストに対して操作を行う場合、
L-Serverへの影響も考慮してください。
11.1 電源操作
ここでは、L-Serverの電源操作について説明します。
11.1.1 起動
ここでは、L-Serverの起動について説明します。
以下の手順で、L-Serverを起動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[ON]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが起動されます。
構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverでは、サーバとディスクのリソースが割り当てられ、イメージの配付が行われたあと(クロー
ニングイメージの指定がある場合)、起動されます。
サーバが解放された(preserved)L-Serverでは、サーバのリソースが割り当てられ、起動されます。
構成定義だけ作成済み(defined)、サーバが解放された(preserved)、およびリソース割当て済み(allocated)状態については、「11.8 LServerへのリソースの割当てと解放」を参照してください。
コマンドでは、rcxadm lserver startを実行します。
rcxadm lserver startコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
- 198 -
注意
・ リソース割当て済み(allocated)またはサーバが解放された(preserved)仮想L-Serverでは、以下の状況でもVMゲストに起動指示を
出します。
- VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇し、移行先のVMホストが存在しない("運用位置"が"起
動毎に変更"の場合)
- VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇している("運用位置"が"固定"の場合)
VMホストでCPUまたはメモリリソースが確保できなかった場合、L-Serverの起動が異常終了します。その場合、出力されたメッ
セージを確認し、対処してください。
・ テナントを利用してリソースを隔離する場合、L-Serverの起動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
【VMware】
・ L-Serverを起動したとき、オーバーヘッドメモリの確保に失敗し、起動に失敗する場合があります。
その場合、出力されたメッセージを確認し、対処してください。
11.1.2 停止
ここでは、L-Serverの停止について説明します。
以下の手順で、L-Serverを停止します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[OFF]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが停止されます。
以下の手順で、強制停止を行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[強制OFF]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが強制停止されます。
"電源切断時のサーバ解放"の設定が行われているL-Serverでは、サーバのリソースが解放されます。"電源切断時のサーバ解放"に
ついては、「10.2.2 [サーバ]タブ」または「10.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
コマンドでは、rcxadm lserver stopを実行します。
rcxadm lserver stopコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
L-ServerにOSをインストールしていない場合、停止操作に失敗することがあります。その場合、強制停止してください。
【Oracle VM】
VMゲストのVirtualizationMethod属性およびPV(Paravirtualized)ドライバの有無により、停止が強制停止、強制停止が停止の動作にな
る場合があります。
11.1.3 再起動
ここでは、L-Serverの再起動について説明します。
以下の手順で、L-Serverを再起動します。
- 199 -
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[リブート]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが再起動されます。
以下の手順で、強制再起動を行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[強制リブート]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverが強制再起動されます。
コマンドでは、rcxadm lserver restartを実行します。
rcxadm lserver restartコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
・ L-ServerにOSをインストールしていない場合、再起動に失敗することがあります。その場合、強制再起動してください。
【Oracle VM】
・ VMゲストのVirtualizationMethod属性およびPV(Paravirtualized)ドライバの有無により、再起動が強制再起動、強制再起動が再起
動の動作になる場合があります。
11.1.4 リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作
ここでは、リソースフォルダー内L-Serverの一括電源操作について説明します。
リソースフォルダー内のL-Serverを一括して電源操作するには、事前にL-Serverに対して、起動の優先順位を設定します。
優先順位の設定は、[L-Serverの作成]ダイアログの[サーバ]タブまたは[L-Serverの仕様変更]ダイアログの"電源起動優先度"で設定し
ます。
詳細は、「10.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」または「10.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」
を参照してください。
注意
テナント内L-Serverに対する一括電源操作は、Basicモードの場合だけにできます。
リソースフォルダー内L-Serverの起動
以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを起動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[ON]を選択
します。
[一括電源ON]ダイアログが表示されます。
ポイント
操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。
並び順は優先度が高い順です。
L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。
- 200 -
2. <OK>ボタンをクリックします。
リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って起動されます。
構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverで、以下の条件を満たす場合、電源ONの対象になりません。
- クローニングイメージが指定されている
- 起動ディスク(システムボリューム)が仮想ストレージから動的に作成される
- RHEL-KVMの仮想L-Serverであること
別のテナントのリソースを使用しているL-Serverは、電源ONの対象になりません。
コマンドでは、rcxadm folder startを実行します。
rcxadm folder startコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
リソースフォルダー内L-Serverの停止
以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを停止します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[OFF]を選択
します。
[一括電源OFF]ダイアログが表示されます。
ポイント
操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。
並び順は優先度が低い順です。
L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って停止されます。
コマンドでは、rcxadm folder stopを実行します。
rcxadm folder stopコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
リソースフォルダー内L-Serverの再起動
以下の手順で、リソースフォルダー内のL-Serverを再起動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーまたはテナントを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[リブート]を選
択します。
[一括リブート]ダイアログが表示されます。
ポイント
操作対象になるL-Serverの一覧を表示するには、[L-Server一覧]の左にあるアイコンをクリックします。
並び順は優先度が高い順です。
L-Serverの一覧を表示しなくても電源操作できます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
リソースフォルダー内のL-Serverが優先順位に従って再起動されます。
コマンドでは、rcxadm folder restartを実行します。
rcxadm folder restartコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
- 201 -
11.2 変更
ここでは、L-Serverの構成変更について説明します。
構成定義だけ作成済みのL-Serverの構成変更を行う場合は、「11.8.2.3 構成定義情報の変更」を参照ください。
ポイント
・ 本製品は、VM管理製品に対して定期的に問合せを行います。
- VM管理製品に対して仮想マシンの構成変更を行った場合、定期更新によって仮想L-Serverで利用している仮想マシンに構
成変更の内容が反映されます。
- VM管理製品を操作してストレージの増設、変更および削減を行った場合、仮想L-Serverのストレージの構成や状態の変化が
検出されます。
・ 本製品は、ストレージ製品に対して定期的に問合せを行います。
ストレージ管理製品を操作してストレージの変更を行った場合、物理L-Serverの、ストレージの状態の変化が検出されます。
仮想L-Serverでは、以下の情報が更新されます。
・ L-Server名 (*1)
・ CPU性能
・ CPU数
・ メモリ容量 (*2)
・ VM管理製品固有情報
・ OS種別
・ サーバ冗長化 (*3)
・ ディスク本数
・ ディスク番号
・ ディスクサイズ
・ デバイスパス
・ 用途
・ 種別
*1:仮想L-ServerのL-Server名とVM名について、以下を確認してください。
・ 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、仮想L-ServerのL-Server名とVM
名は同じ名前になります。
- L-Serverの作成
- L-Serverの基本情報の名前の変更
・ 仮想L-ServerのL-Server名とVM名が同じ名前になるように設定した状態で、以下の操作を行うと、VMの情報の変更が検知され
た際にL-Server名とVM名は同じ名前になります。
- L-Serverの基本情報のラベルおよびコメントの変更
- L-Serverの仕様変更
仮想L-Server名とVM名を同じ名前にする設定については、「11.8.1 導入」の「表11.4 定義ファイルの指定項目一覧」を参照してください。
*2: VMwareを使用している場合、メモリ制限値の設定によって反映される値が異なります。
メモリ制限値に"制限なし"が設定されている場合、メモリサイズの設定値が反映されます。
メモリ制限値に値が設定されている場合、メモリ制限値の設定値が反映されます。
Hyper-Vを使用している場合、動的メモリの設定によって反映される値が異なります。
動的メモリが有効な場合、最大メモリの設定値が反映されます。
- 202 -
動的メモリが無効な場合、バーチャルマシンメモリの設定値が反映されます。
*3: VMware FTの設定または解除が行われた場合だけ更新されます。
VM管理製品上で、仮想マシンに対してディスクの追加と削除を連続して行った場合、Storage Migrationに関するイベントログが出力
されます。
注意
ネットワークの情報、および物理L-Serverは更新されません。
ストレージ管理製品を操作してディスクの増設または削減を行った場合、物理L-Serverのストレージの、構成の変化が検出されませ
ん。
・ 作成した物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設または削減を反映してください。
- ディスクを増設した場合
1. ストレージ管理製品を操作して物理サーバからディスクを削減してください。
物理サーバの電源がONの場合、事前に削減するディスクを未使用の状態にする必要があります。
2. 物理L-Serverにディスクを増設してください。
詳細は、「11.2.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。
- ディスクを削減した場合
物理L-Serverからディスクを削減してください。
詳細は、「11.2.3 ディスクの増設と削減」を参照してください。
・ 構築済みの物理サーバと関連付けた物理L-Serverの場合、以下の手順でディスクの増設または削減を反映してください。
1. 物理サーバと物理L-Serverの関連付けを解除してください。
詳細は、「16.6 L-Serverの解除」を参照してください。
2. 物理サーバと物理L-Serverを関連付けてください。
詳細は、「11.8.1 導入」を参照してください。
・ L-Serverの構成変更に失敗した場合でも、一部の情報の変更に成功している場合があります。このとき、変更された情報の反映に
時間がかかります。定期的な問合せで、仮想マシンの情報が反映されます。
11.2.1 仕様変更
ここでは、L-Serverの仕様変更について説明します。以下の手順で、L-Serverの仕様変更を行います。
GUIでの手順
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューから[設定変更]-[仕様]を選択します。
[L-Serverの仕様変更]ダイアログが表示されます。
2. 値を変更します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
[L-Serverの仕様変更]ダイアログの各項目には、現在設定されている値が表示されます。変更した項目には、項目名の前にア
スタリスク("*")が付加されます。
- 203 -
コマンドでの手順
コマンドでは、rcxadm lserver modifyまたはrcxadm lserver setを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドとrcxadm lserver setコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm
lserver」を参照してください。
仕様変更できる項目
物理L-Serverと仮想L-Serverの場合では、仕様変更できる項目が異なります。
・ 物理L-Serverの仕様変更
以下の項目は、物理L-Serverの電源がOFFの状態で変更できます。
- FCパス
- ブートモード
- CPU性能 (*1)
- CPU数 (*1)
- メモリサイズ (*1)
*1: ブレードサーバの場合に指定できます。L-Serverへのリソースの割当てと解放で、"電源切断時のサーバ解放"を設定し、CPU
とメモリを変更したあと、L-Serverを起動すると、変更した条件を元に物理サーバが選択されます。
・ 仮想L-Serverの仕様変更
以下の項目は、仮想L-Serverの電源がONの状態で変更できます。詳細は、VM製品のマニュアルを参照してください。
- CPU性能
- CPU数
- メモリサイズ
- OS種別(イメージが配付されていない場合)
【Oracle VM】
イメージの配付の有無にかかわらず、OS種別は変更できません。
【KVM】
OS種別(イメージが配付されていない場合)の仮想L-Serverの仕様を変更する際に、KVMでは、ユーザーはインストール予定
のOS種別を意識した設定を行う必要があります。
OS種別が、仮想L-ServerにインストールされているOSと異なる場合、L-Serverの動作は保証されません。
電源ON状態での仕様変更ができるVM製品は以下のとおりです。
- VMware
- Hyper-V
- KVM
ただし、VM製品の種別や設定により、変更できる項目が異なります。詳細は、「表11.2 電源ON状態で変更できる項目」を参照し
てください。
表11.2 電源ON状態で変更できる項目
リソース名
CPU数
CPU性能
メモリサイズ
変更
VMware
Hyper-V
KVM
追加
○ (*1)
×
×
削減
×
×
×
追加
○
○
○
削減
○
○
○
追加
○ (*1)
×
○
- 204 -
リソース名
OS種別
変更
VMware
Hyper-V
KVM
削減
×
×
○
変更
×
○
○
*1: メモリ/CPUホットプラグが有効化されている場合に変更できます。本製品で作成した仮想L-Serverはメモリ/CPUホットプラグが
有効化されています。
【VMware】【Hyper-V】
L-Serverに対してCPU予約性能、メモリ予約容量、初期メモリ量を設定している場合に、CPU性能やメモリサイズをそれらの値より
も小さくなる値へ変更できません。コマンドを使用して変更するか、VM管理製品で変更してください。(*1)
【VMware】
メモリサイズを変更した場合、メモリ制限値も合わせて変更されます。
ただし、メモリ制限値が"制限なし"の場合は、メモリサイズだけが変更されます。
メモリ制限値の設定を変更する場合、VM管理製品で変更してください。 (*1)
設定方法については、VM管理製品のマニュアルを参照してください。
仮想L-Serverと関連付けられている仮想マシンに、VMware FTが設定されている場合、サーバの冗長化設定は変更できません。
既存のVMゲストを仮想L-Serverへ関連付ける場合は、VM管理製品からメモリ/CPUホットプラグが有効化されているかを確認して
ください。
有効化されていない場合は、VM管理製品から設定を有効化してください。VM管理製品からメモリ/CPUホットプラグを有効化する
方法についてはVM管理製品のマニュアルを参照してください。
【Hyper-V】
L-Serverに対して、メモリ容量と初期メモリ量の変更を指定せず、動的メモリを無効から有効に変更した場合、仮想マシンの以下の
項目が、メモリサイズと同じになります。
- 初期メモリ量(StartupRAM)
- 最大メモリ
動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストに対して、Service Pack 1(SP1)以降を適用し、SCVMMをSystem Center
Virtual Machine Manager 2008 R2 Service Pack 1(SP1)以降にアップグレードする必要があります。L-Serverの仕様変更で、動的メ
モリを有効、またはメモリ割当て優先度を設定する場合、SP1が適用されたVMホストとSCVMMが存在しないと、L-Serverの仕様変
更は失敗します。
【KVM】
VM固有情報定義ファイルのmemory_hotplugにfalseを設定した場合、作成されたL-Serverの最大メモリ量はメモリサイズと同じ値
に変更されます。
また、この仕様変更は電源ON状態ではできません。
*1: VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、変更した値がL-Serverの構成に反映されます。定期的な問合せによるL-Server
の構成の反映については、「11.2 変更」を参照してください。
注意
スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。
VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。
定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「11.2 変更」を参照してください。
仮想マシンを割当て済みのL-Serverに対してサーバ冗長化の値を変更した場合、L-Serverの属性だけが変更され、仮想マシンは何も
変更されません。
仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合、仮想L-Serverの構成だけが変更されます。
仮想L-Server上で動作する各OSの手順に従って、変更した構成をOSに認識させてください。
11.2.2 基本情報の変更
ここでは、L-Serverの基本情報の変更について説明します。以下の手順で、L-Serverの基本情報の変更を行います。
- 205 -
注意
・ スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。
VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。
定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「11.2 変更」を参照してください。
・ L-Server名の変更では、サーバ仮想化ソフトウェア上のVMゲスト名も変更されます。
L-Server名とVMゲスト名の関連付けについては、「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」の「L-Server名とVMゲ
スト名の関連付け」を参照してください。
・ L-Server名の変更は、L-Serverを停止した状態で行ってください。
L-Serverの電源がONの状態では、L-Server名を変更できません。
・ 物理L-Server名の変更は、L-Serverの電源がOFFの状態で行ってください。
物理L-Serverの電源がONの状態では、L-Server名を変更できません。仮想L-Serverは、VM製品がVMwareの場合だけ、電源が
ONの状態で、L-Server名を変更できます。詳細は、VM製品のマニュアルを参照してください。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverの基本情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
11.2.3 ディスクの増設と削減
ここでは、L-Serverのディスク構成の変更について説明します。
前提条件
物理L-Serverは、SANブートの場合だけディスクの増設と削減ができます。
増設
以下の手順で、L-Serverのディスクを増設します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ディスク増設]を選択します。
[ディスクの増設]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
サイズ
増設するサイズは、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値を入力します。"10"が初期表示されます。
使用するリソース種別
L-Serverに割り当てるディスクを指定します。
以下の中から選択します。
- 自動選択
ストレージプール、仮想ストレージリソース、またはディスクリソースから適切なリソースを選択してL-Serverに割り当てま
す。初期値は"自動選択"が設定されます。
- 206 -
注意
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在
する場合、定義ファイルによって、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを決定します。
定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。
仮想ストレージにダイナミックLUNミラーリングが設定されている場合、定義ファイルに指定されたリモートサイトのETERNUS
ストレージにもボリュームが作成されます。
リモートサイトのETERNUSストレージが本製品で検出されている場合、事前に作成したディスクリソースとして検出されま
すが、ストレージプールへ登録しないでください。
- ストレージプール
ストレージプールから適切なリソースを選択してL-Serverに割り当てます。
- 仮想ストレージ
RAIDグループ、アグリゲートなどの仮想ストレージリソースが一覧として表示されます。
表示された仮想ストレージリソースから選択します。
指定した仮想ストレージリソースから指定されたサイズのディスクリソースを切り出してL-Serverに割り当てます。
シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、空き容量を超えるサイズを指定してディスクリ
ソースを切り出すことができます。
- ディスク
事前に作成されたLUN、または、仮想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースをL-Serverに割り当てます。
検索条件を指定した場合、該当するディスクリソース一覧が表示されます。
表示されたディスクリソースから選択します。
指定したディスクリソースがL-Serverに割り当てられます。
検索条件
ストレージプール
ディスクリソースの格納先のストレージプールを選択します。
検索サイズ
検索するディスクの下限値を、ギガバイトを単位として、小数第一位までの数値で入力します。
割当て状態
L-Serverに対するディスクの割当て状態を指定します。
- 未割当て
ほかのL-Serverに割り当てられていないディスクリソースを選択する場合に指定します。
- 割当て済み
ほかのL-Serverに割り当てられているディスクリソースを選択する場合に指定します。
割当て済みL-Server
ディスクリソースを共有するL-Serverを指定します。
ディスク名
検索するディスクの名前を指定します。
- で始まる
名前が指定した文字列で始まるディスクだけを検索する場合に指定します。
- を含む
名前に指定した文字列を含むディスクを検索する場合に指定します。
- 207 -
3. <OK>ボタンをクリックします。
4. OSのディスクの増設手順に従い、ディスクを有効にしてください。
コマンドでは、rcxadm lserver attachを実行します。
rcxadm lserver attachコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
参考
【VMware】【Hyper-V】
データディスクは、L-ServerにSCSIディスクとして接続されます。IDEディスクとしては接続しません。
【Oracle VM】
L-Serverに接続する場合、以下を指定します。
・ L-Serverの実体がHVM(Hardware Virtualized Machine)の場合
- システムボリューム:hda
- データディスク1個目~7個目:sda~sdg
・ L-Serverの実体がPVM(Para-Virtualized Machine)の場合
- システムボリューム:xvda
- データディスク1個目~59個目:xvdb~xvdbh
注意
・ L-Serverの電源がONの場合、各OSの手順に従って、増設したディスクを認識させてください。
・ 物理L-Serverの場合、iSCSIブートしているL-Serverに対して、ディスクの増設やネットワークの増設はできません。
・ Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Managerを使用している場合に限り、Hyper-Vの仮想L-Serverに対して、仮想ス
トレージから切り出され保存されたディスクリソースの増設ができます。
・ Hyper-Vの仮想L-Serverに対して増設できるディスクリソースは、他の仮想L-Serverで使用されていないディスクリソースだけです。
・ スナップショットが採取されているHyper-Vの仮想L-Serverに対して、保存されたディスクリソースの増設はできません。
参考
エイリアス名の設定
・ ディスク増設時にETERNUSの仮想ストレージ(RAIDグループなど)から切り出されたディスクを使用する場合、ETERNUSのLUN
にディスクリソース名に基づいたエイリアス名を設定可能な場合は設定します。
詳細は、「10.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」を参照してください。
iSCSIブートの物理L-Serverのデータディスク
・ ETERNUSストレージの場合
ストレージ管理製品を利用して、同じAffinityグループにiSCSIブートディスクのLUNとデータディスクのLUNを定義すると、管理対
象サーバからデータディスクを利用できます。
・ NetAppストレージの場合
ストレージ管理製品を利用して、同じigroupにiSCSIブートディスクのLUNとデータディスクのLUNを定義すると、管理対象サーバ
からデータディスクを利用できます。
- 208 -
削減
以下の手順で、L-Serverに割り当てられたディスクを削減します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ディスク本数削減]を選択します。
[ディスク本数の削減]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を選択または入力します。
ディスクリソース一覧
"ディスクリソース一覧"から削減したいディスクリソースを選択します。選択リストには、システムディスク以外のディスクリソース
が表示されます。
選択したディスクリソースを削減する(物理L-Serverの場合、および、Hyper-Vの仮想L-Serverの場合)
"ディスクリソース一覧"で仮想ストレージから切り出したディスクリソースを選択する場合、削減時のディスクリソースについて、
以下のラジオボタンで設定します。
はい
削減時にディスクリソースは削除されます。
いいえ
削減時にディスクリソースは削除されず、切り出した仮想ストレージと同じストレージプールに登録されます。
ディスクリソースを削減する(仮想L-Serverの場合)
ディスクを削減する場合、"ディスクリソースを削減する。"チェックボックスにチェックを入れます。
電源ONのまま削減する
電源ONのままディスクを削減する場合、"電源ONのまま削減する。"チェックボックスにチェックを入れます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
注意
・ RHEL-KVMの仮想L-Serverの場合、ディスクを削減するためにL-Serverの電源をOFFにする必要があります。
・ RHEL-KVM以外の仮想L-Serverの場合、および、Hyper-Vの仮想L-Serverでディスクリソースを削減した場合、削減したディスク
の内容は消去されます。ダイアログに表示される注意事項を確認したあと、"ディスクリソースを削減する。"チェックボックスにチェッ
クを入れてください。
・ 電源がONのときにディスクを削減する場合、事前に削減するディスクを未使用状態にする必要があります。ダイアログに表示され
る注意事項を確認したあと、"電源ONのまま削減する。"チェックボックスにチェックを入れてください。
・ ディスクリソースが事前に作成されたLUNまたは仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスクの削減でディスク内のデータ
は削除されないため、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「7.5 ス
トレージリソース」の注意事項を参照してください。
・ 物理L-Serverの場合、iSCSIブートしているL-Serverに対して、ディスクの削減やネットワークの削減はできません。
・ "選択したディスクリソースを削除する"で"いいえ"を選択した場合、その指定はディスク削減時のディスクリソースの操作に限って
有効です。その指定によってディスクリソースを永続的に保存できません。
・ ダイナミックLUNミラーリングで作成されたディスクリソースの場合、L-Serverを削除する際、ローカルサイトとリモートサイトにあるディ
スクリソースが同時に削除されます。
・ Microsoft(R) System Center 2012 Virtual Machine Managerを使用している場合に限り、Hyper-Vの仮想L-Serverで削減したディス
クリソースを保存できます。
・ Hyper-Vの仮想L-Serverでスナップショットが採取されている場合、削減したディスクリソースを保存できません。
コマンドでは、rcxadm lserver detachを実行します。
電源ON状態のL-Serverからディスクを削減する場合、コマンドで-onlineオプションを指定してください。
rcxadm lserver detachコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
- 209 -
【Hyper-V】
1回の構成変更時に指定できるディスク数は、4個までです。
5個以上の追加を行う場合、別途構成変更してください。
参考
・ ディスク削減時に仮想ストレージから切り出したディスクを削除しなかった場合、事前に切り出したLUNと同じ操作でL-Serverに接
続できます。
・ ディスク削減時に仮想ストレージから切り出したディスクを削除しなかった場合、以下の手順でディスクリソースを削除できます。
1. ディスクリソースをL-Serverに接続します。
2. ディスク削減時に[選択したディスクリソースを削除する]で"はい"を選択し、削減します。
または、L-Serverを削除します。
注意
スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。
VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。
定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「11.2 変更」を参照してください。
VM管理製品を操作して、仮想マシンのディスク構成を変更した場合、仮想L-Serverへのディスクの増設および削減ができなくなりま
す。
【VMware】
・ 以下のデバイスパス以外を利用するように変更した場合
- SCSI:0:0~SCSI:0:6
- SCSI:0:8~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:6
- SCSI:1:8~SCSI:1:14
- SCSI:2:0~SCSI:2:6
- SCSI:2:8~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:6
- SCSI:3:8~SCSI:3:14
・ Raw Device Mappingを使用するように変更した場合
【Hyper-V】
・ 以下のデバイスパス以外を利用するように変更した場合
- IDE:0:0
- SCSI:0:1~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:14
- SCSI:2:0~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:14
・ パススルーディスク、差分ディスクを使用するように変更した場合
- 210 -
・ システムディスクのデバイスパスを変更した場合、すべてのディスクに対して、ディスクの削減ができるようになるため、注意してくだ
さい。
作成した仮想L-Serverに対して、VM管理製品からシステムディスクのデバイスパスを変更した場合、以下の動作をするため変更
しないでください。
- RORコンソールの[リソース詳細]タブに表示される"ディスク情報"の"用途"にハイフン("-")が表示されます。
- システムディスクが削減できるようになります。
VM管理製品から、同一デバイスパスを使用して異なるディスク種別に変更する場合、以下の手順を行います。
1. VM管理製品上で仮想マシンからディスクを削除します。
2. 手順1.で削除したディスクが、L-Serverのディスク情報として削除されていることを、RORコンソールで確認します。
3. VM管理製品上で仮想マシンへディスクを追加します。
なお、異なるディスク種別への変更とは、以下を指します。
・ 仮想ディスクからRaw Device Mapping、パススルーディスク、および差分ディスクへの変更
・ Raw Device Mapping、パススルーディスク、および差分ディスクから仮想ディスクへの変更
VM管理製品を操作して、仮想マシンに対して仮想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースの構成を変更した場合、スト
レージプールに登録されていたディスクリソースが、削除される場合があります。
VM管理製品を操作して、仮想マシンに対してスナップショットを採取した場合、L-Serverに対するディスク増設やディスク本数の削減
が失敗する場合があります。
11.2.4 L-Server間におけるディスクの共有
ここでは、複数のL-Server間におけるディスクの共有方法について説明します。
前提条件
・ 管理対象サーバとストレージがファイバーチャネル接続で共有されている構成の場合だけ、ディスクを共有できます。
・ 1本目のディスク(システムボリューム)は、L-Server間で共有できません。
・ 共有ディスクに対する同時アクセスの制御は、クラスタなどほかのアプリケーションで行います。
・ 物理L-Serverで、かつSANブートの場合だけL-Server間でディスクを共有できます。
導入
新規に複数のL-Serverを作成し、L-Server間でディスクを共有する方法は以下のとおりです。
・ L-Serverの作成(1台目)
「第10章 L-Serverの作成」を参照して、L-Serverを作成します。
コマンドでL-Serverを作成する場合、rcxadm lserver createコマンドを実行します。
rcxadm lserver createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」と「2.3.1 物理L-Server向
け定義情報(XML)」を参照してください。
・ L-Serverの作成(2台目以降)
L-Serverを作成します。このとき、以下を選択してください。
- L-Serverに割り当てるディスクとして、ディスクを選択します。
- "割当て状態"で"割当て済み"を選択します。
- 割当て済みL-Serverとして、L-Serverの作成(1台目)で作成したL-Serverを選択します。
検索条件にこれらを指定すると、共有接続するディスクを絞り込めます。詳細は、「10.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。
- 211 -
共有ディスクの増設
すでに作成済みのL-Serverに対し、ディスクリソースを増設して共有する方法は、以下のとおりです。
・ 1台目のL-Serverに対して、共有するディスクの増設
「11.2.3 ディスクの増設と削減」の増設の手順に従って、ディスクを増設します。
・ 2台目以降のL-Serverに対して共有するディスクの増設
「11.2.3 ディスクの増設と削減」の増設の手順に従って、ディスクを増設します。このとき、以下を選択してください。
- L-Serverに割り当てるディスクとして、ディスクを選択します。
- "割当て状態"で"割当て済み"を選択します。
- 割当て済みL-Serverとして、共有するディスクを増設した1台目のL-Serverを選択します。
検索条件にこれらを指定すると、共有接続するディスクを絞り込めます。詳細は、「10.2.3 [ディスク]タブ」を参照してください。
11.2.5 ネットワークリソースの設定変更
ここでは、ネットワークリソースの設定変更を行う方法について説明します。
以下の項目が変更できます。
表11.3 ネットワークリソースの変更項目
L-Serverの状態
物理L-Server
物理L-Server
操作
定義済 リソース未 リソース割当て
み
割当て
済み
IPアドレスの変更
仮想L-Server
(iSCSIブート)
すべて
定義済 リソース未
み
割当て
リソース割当
て済み
○
○
○
○
○
(*2)
-
-
○
○
○
-
○
(*2)
-
-
○
(*3)
-
-
-
○
(*2、
*4)
○ (*5)
○ (*5)
アンタグVLANを使用する/しな
いの変更
○
○
○
-
-
-
-
NICまたはNICグループに接続
するネットワークリソースの追加
と削除
○
○
○
-
-
-
-
○
(*3)
○ (*3)
○ (*3)
-
-
-
-
○
(*3)
○ (*3)
○ (*3)
-
-
-
-
○
(*3)
○ (*3)
○ (*3)
-
-
-
-
(管理LAN/業務LAN) (*1)
NICまたはNICグループに接続
するネットワークリソースの変更
NICの追加と削除
冗長化の変更
(例:NIC1、2の組合せをNIC3、
4にする)
冗長化の追加
(例:NIC1をNIC1、2の組合せに
する)
冗長化の削除
(例:NIC1、2の組合せをNIC1だ
けにする)
- 212 -
*1: サブネットを越えたIPアドレスの変更はできません。
*2: 仮想L-ServerのIPアドレスおよびネットワークリソース変更は、"定義済み"状態だけできます。
*3: 管理LANリソースに接続するNICは変更できません。
*4: VM種別がRHEL-KVMまたはRHEL-XenのL-Serverは、NICの追加または削除ができません。
*5: VM種別がVMware, Hyper-V,またはRHEL-KVMのL-ServerだけNICの追加または削除ができます。
注意
・ L-Serverの仕様を変更しても、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されません。変更後のL-ServerのIPアドレスおよ
びネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。
・ 物理L-Serverの場合、管理LANに使用しているNICの搭載位置は変更できません。
・ L-Server配備後は、VMwareからポートグループを利用するネットワークリソースのラベルの変更は行なわないでください。
誤ってポートグループを利用するネットワークリソースのラベルを変更してしまった場合、新規のL-Server配備に失敗します。
以下の手順で、ネットワークリソースの設定変更を行います。
L-Serverが定義済みの状態の場合
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。
[L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。
2. [ネットワーク]タブでL-Serverのネットワークリソースの設定を変更します。
参考
- 物理L-Serverの場合
[ネットワーク]タブの操作は、「10.2.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。
- 仮想L-Serverの場合
[ネットワーク]タブの操作は、「10.3.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合
注意
L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合、物理L-Serverだけ、ネットワークリソースを変更できます。
物理L-Serverの場合
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク構成]を選択しま
す。
[L-Serverのネットワーク構成変更]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
NIC
<追加>ボタンをクリックすると、ネットワークが追加できます。
[ネットワークの追加]ダイアログで、接続するネットワークリソースを選択します。
- 213 -
参考
- 新しいNICまたはNICグループを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に"(未定義)"のNIC番号を選択
します。NICを冗長化する場合、冗長化に使用するNICのペアを選択します。
- 定義済みのNICまたはNICグループに接続するネットワークを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に
定義済みのNIC番号を選択します。
<削除>ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。
L-Server作成時に指定したNICの数にならないと<OK>ボタンが活性になりません。<OK>ボタンが非活性の場合、<追加
>ボタンをクリックし、未定義のNICに構成を定義してください。
ネットワーク
<変更>ボタンをクリックし、NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースを選択します。
IPアドレス
L-Serverに設定するIPアドレスを入力します。入力しなかった場合、自動的にIPアドレスが割り当てられます。
タグなしVLAN
NICまたはNICグループにタグなしVLANを使用するか選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
仮想L-Serverの場合
NICの追加または削除は、rcxadm lserver attachまたはdetachコマンドを使用します。
rcxadm lserver attachコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
11.3 コンソールの利用
ここでは、L-Serverから周辺装置を利用する方法について説明します。
L-Serverを作成してOSをインストールする場合や、L-Serverの保守を行う場合、L-Serverのコンソールが取得できます。
通常の運用の場合、およびコンソールが取得できない場合、ネットワーク経由でL-Serverにログインしてください。
例
ネットワーク経由での接続の例
【Windows】
リモートデスクトップ接続
【Linux】
SSH接続
コンソール接続の前提条件
コンソール接続を利用するには、利用するL-Serverのサーバ種別によって前提条件が異なります。
・ 物理L-Serverの場合
ハードウェアがPRIMERGYの場合で、iRMCのビデオコンソールリダイレクション機能が利用できる場合にコンソールを接続できま
す。
- 214 -
注意
コンソール接続は、ServerView Operations Managerの機能を利用します。
ServerView Operations Managerの詳細は、「導入ガイド CE」の「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
・ 仮想L-Serverの場合
VMwareおよびHyper-V環境で、管理クライアントがインストールされ、かつ管理クライアントとVMホストが通信できる場合にコンソー
ルを接続できます。
【Oracle VM】【KVM】【Xen】
RORコンソールからのコンソール接続はできません。
注意
コンソール接続は、管理クライアントの機能を利用します。事前に管理クライアントからコンソール接続できるか確認してください。
【VMware】
通常、管理サーバは管理クライアントにコンソールの接続先として、管理サーバに登録されているVMホストの管理LANのIPアドレ
スを通知します。そのため、管理LANに接続されていないネットワークに存在する管理クライアントからはコンソール接続ができま
せん。
業務LANだけに接続されている管理クライアントからコンソール接続を行う場合は、管理サーバ上の定義ファイルに、管理クライア
ントから接続できるVMホストの接続先を設定します。管理サーバは、業務LANから接続できるVMホストの接続先を通知し、管理
クライアントはコンソール接続ができます。
注意
定義ファイルに、VMホストに設定された業務LANの接続先を設定した場合、管理LANからのコンソール接続ができなくなります。
また、VMホストの接続先は、テナントごとに設定します。そのテナントに格納されたL-Serverのコンソール接続は、定義ファイルに
設定されたVMホストの接続先に対して要求します。テナントごとに業務LANを分離した環境で、1台のVMホストを複数のテナント
で共有できます。
業務LANからのコンソール接続を利用する場合の事前準備
業務LANからのコンソール接続を利用する場合は事前準備が必要です。
詳細は、「導入ガイド CE」の「付録E.2.2 事前準備」を参照してください。
テナントごとのVMホスト接続先の設定
テナントに格納されているL-Serverのコンソール画面を起動するときの、VMホストの接続先を設定します。
詳細は、「導入ガイド CE」の「付録E.2.4 インストール後の設定」を参照してください。
【Hyper-V】
管理クライアントはSCVMMやVMホストと同一ドメインに参加している必要があります。また、VM管理製品として登録されたSCVMM
と同一バージョンのSCVMMのVMM管理者コンソールがインストールされている必要があります。
コンソール
ここでは、L-Serverのコンソール接続について説明します。
以下の手順で、コンソール接続を行います。
- 215 -
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[コンソール画面起動]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. 仮想L-Serverの場合、<OK>ボタンをクリックします。
L-Serverのコンソール画面が別の画面で表示されます。
注意
・ 仮想L-Serverの場合、コンソール画面を起動するためには、Java Plug-inのポリシー設定で起動を許可する必要があります。
以下の手順でコンソール画面の起動を許可する設定を行います。
1. コンソール画面の起動を許可していない場合、コンソール画面を起動するための、Javaポリシー設定スクリプトの[ダウンロー
ド]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
Javaポリシー設定スクリプトがダウンロードされるので、保存してください。
3. 保存したJavaポリシー設定スクリプトを実行して、コンソール画面の起動を許可する設定を行います。
4. 設定後、Webブラウザをすべて終了します。
Webブラウザを起動して、再ログインしたあと、RORコンソールからコンソール画面を起動できるようになります。
・ VM製品として以下の製品を使用している仮想L-Serverの場合、電源OFF状態のL-Serverに対して、RORコンソールの起動を行う
と、L-Serverは電源ON状態になります。
- VMware vSphere(R) 4
- VMware vSphere(R) 4.1
・ 物理L-Serverの場合、2回目以降のコンソール画面起動時に、iRMCの管理画面が表示されることがあります。
iRMCの管理画面が表示された場合、iRMCの管理画面を閉じ、再度、コンソール画面を起動してください。
詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「4.3 L-Serverの作成または起動に関する操作」の「物理L-Serverのコンソール画
面起動時にiRMCの管理画面が表示される場合がある。」を参照してください。
11.4 削除
ここでは、L-Serverの削除について説明します。L-Serverの削除は、L-Serverが停止している状態で行ってください。
L-Serverの削除を行うと、L-Serverに割り当てられているリソースも自動的に解放されます。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[L-Serverの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のL-Serverが削除されます。
注意
・ L-Serverを削除する場合、ESCに登録しているETERNUSストレージのETERNUSmgrからログオフしてください。
・ NetAppストレージをクラスタで運用し、何らかの異常により片系稼動で運用されている場合、NetAppストレージの異常を復旧させ
てクラスタ運用に戻してから操作してください。
・ ディスクリソースが事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、L-Serverに割り
当てられているディスクリソースは、L-Serverの削除でディスク内のデータは削除されないため、ディスク内のデータを削除すること
をお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「7.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。
- 216 -
・ ダイナミックLUNミラーリングで作成されたディスクリソースの場合、L-Serverを削除する際、ローカルサイトとリモートサイトにあるディ
スクリソースが同時に削除されます。
・ 仮想L-Serverの削除中に、削除対象のL-Serverがunknown状態となり、警告が表示されることがあります。L-Serverの削除が完了
すると、警告は解消されるため、特に対処は不要です。
コマンドでは、rcxadm lserver deleteを実行します。
rcxadm lserver deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
11.5 クローニングイメージの操作
ここでは、クローニングイメージの採取と削除について説明します。
11.5.1 採取・登録
ここでは、クローニングイメージの採取について説明します。
クローニングイメージの採取は、以下の方法があります。
・ OSインストール後のL-Serverから採取する
・ サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取する
注意
物理L-Serverの場合、クローニングイメージの採取を行う前にエージェント登録が必要です。
詳細は、「導入ガイド CE」の「D.7.2 クローニングイメージ」を参照してください。
以下の手順で、クローニングイメージの採取を行います。
OSインストール後のL-Serverから採取する
1. OSのインストール後に、オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[クローニング]-[採取]
を選択します。
[クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
注意
物理L-Serverの場合、クローニングイメージの採取時は、対象のL-Serverを起動状態にしてください。
物理L-ServerにVMホストを導入した場合、クローニングイメージの採取は利用できません。
仮想L-Serverの場合、クローニングイメージの採取時は、対象のL-Serverを停止してください。
クローニングイメージ名
新規作成
採取したクローニングイメージを識別する名前を入力します。
クローニングイメージ名は、先頭文字を半角英字(大文字/小文字)とし、半角英数字(大文字/小文字)とアンダースコア("_")
で構成された32文字以内の文字列を入力します。
更新
採取されているクローニングイメージと同じ名前を指定する場合に選択し、リストからクローニングイメージを選択します。
同じ名前のクローニングイメージは、クローニングイメージの保存世代数まで保持できます。
- 217 -
クローニングイメージの保存世代数はデフォルトで3世代です。
イメージ格納先(仮想L-Serverの場合)
クローニングイメージの格納先を選択します。<選択>ボタンをクリックすると[イメージ格納先の選択]ダイアログが表示されま
す。
格納先を選択して<OK>ボタンをクリックします。
登録先プール
クローニングイメージを登録するイメージプールを選択します。
コメント(省略可)
クローニングイメージを識別するためのコメントを入力します。
パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で日本語、半角文字に関係なく128文
字以内の文字列を指定できます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
クローニングイメージがイメージプールに格納されます。
進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。
コマンドでは、rcxadm image createを実行します。rcxadm image createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理)
CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
クローニングイメージは、同じ名前で世代管理できます。
サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取する
「7.7.1 仮想イメージリソース」を参照してください。
注意
・ イメージがWindows Server 2008など、アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、Sysprepの実行回数
は累積で3回までに制限されます。Sysprepはイメージ指定のL-Server作成時、またはクローニングイメージ採取時に実行されるた
め、クローニングイメージの採取とイメージ指定の L-Server作成を4回以上行えません。そのためクローニングイメージを配付した
L-Serverからクローニングイメージを採取せず、専用のマスタサーバからを採取することをお勧めします。
・ クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能は本製品では使用できません。
また、クローニングイメージ採取対象のサーバでNICの二重化が行われている場合、解除してから採取してください。
【VMware】、【Hyper-V】
採取したクローニングイメージのディスク容量は、次の表示から確認できます。
- イメージプールのリソース一覧、またはリソース詳細画面のクローニングイメージ一覧
- イメージリソースのリソース一覧、またはリソース詳細画面の世代一覧
コマンドでは、rcxadm image listを実行します。rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の
「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
【Xen】、【KVM】、【Oracle VM】
採取したクローニングイメージからは、イメージを展開するために必要なディスクサイズを確認できません。
このため、クローニングイメージ名またはコメントにディスクサイズを記載しておき、イメージを展開する際に、記載されたディスクサ
イズを確認して展開してください。
【VMware】
VMware環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「E.2.5 セットアップ」の「クローニングイメージの採
取」を参照してください。
【Hyper-V】
Hyper-V環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「E.3.4 セットアップ」の「クローニングイメージの採
取」を参照してください。
- 218 -
【Xen】
RHEL5-Xen環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「E.4.4 セットアップ」の「L-Server作成」の手順
3.を参照してください。
【KVM】
RHEL-KVM環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「E.6.4 セットアップ」の「L-Server作成」の手順
3.を参照してください。
【Oracle VM】
Oracle VM環境でのクローニングイメージの採取については、「導入ガイド CE」の「E.5.4 セットアップ」の「クローニングイメージの
採取」を参照してください。
ポイント
【VMware】
[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージを採取するLServerが格納されている仮想ストレージリソースを指定したとみなします。
【Hyper-V】
イメージは、SCVMMのライブラリに格納されます。
採取したイメージを、格納できる空き容量を持つライブラリを指定してください。
[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、SCVMMに登録されているライブラリ
から任意に選択されますが、SCVMMではライブラリの空き容量の管理をしていないので、イメージ採取に失敗する可能性があります。
【Xen】
クローニングイメージ採取の際、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージ採取対象のL-Serverが使用
している仮想ストレージと同じストレージプールから仮想ストレージが自動選択されます。
【KVM】
クローニングイメージ採取の際、イメージ格納先に"既定の保存先"を指定した場合、クローニングイメージ採取対象のL-Serverが使用
しているディスクと同じストレージプールからディスクが選択されます。
【Oracle VM】
[クローニングイメージの採取]ダイアログで、イメージ格納先を指定しても、無効になります。
クローニングイメージを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを、指定したとみなします。
クローニングイメージは同じ名前で世代管理できます。
VM管理製品でクローニングイメージを作成している場合、そのまま利用できます。
11.5.2 表示
ここでは、クローニングイメージの表示について説明します。
オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを選択し、[リソース一覧]タブを表示すると、登録されているクローニングイメージを
確認できます。
【Oracle VM】
オーケストレーションツリーでOracle VMのイメージを選択し、[リソース詳細]タブを表示させたとき、"イメージ情報"の"OS"は表示され
ません。
コマンドでは、rcxadm image listを実行します。
rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
11.5.3 登録解除
ここでは、クローニングイメージの登録解除について説明します。
以下の手順で、クローニングイメージの登録解除を行います。
- 219 -
1. オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。
[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
クローニングイメージの登録が解除されます。
コマンドでは、rcxadm pool unregisterを実行します。
rcxadm pool unregisterコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.8 rcxadm pool」を参照してください。
注意
・ 登録解除時、クローニングイメージのイメージ名の末尾に数値が付与され、以下の名前に変更されます。
登録解除後のイメージ名: 登録解除前のイメージ名_数値
なお、登録解除で変更されたイメージ名は、以降変更されません。
・ 登録解除時、イメージ名は変更されるため、登録解除前にrcxadm image listコマンドを実行し、作成時間とコメントを確認してくだ
さい。これにより、ほかのイメージと判断できます。
rcxadm image listコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
・ 仮想L-Serverの登録解除後のイメージは、サーバ仮想化ソフトウェアのテンプレートから採取した場合と同じように使用できます。
詳細は、「11.5.1 採取・登録」を参照してください。
11.5.4 削除
ここでは、クローニングイメージの削除について説明します。
以下の手順で、クローニングイメージの削除を行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のイメージプールを選択します。
[リソース一覧]タブが表示されます。
2. イメージプールの対象のクローニングイメージを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
クローニングイメージが削除されます。
コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。
rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
注意
【Hyper-V】
Hyper-V環境でのクローニングイメージの削除については、「導入ガイド CE」の「E.3.4 セットアップ」の「クローニングイメージの削除」を
参照してください。
11.6 スナップショットとバックアップ・リストア
ここでは、L-Serverのスナップショットとバックアップ・リストアについて説明します。
11.6.1 スナップショット
ここでは、L-Serverのスナップショットについて説明します。
スナップショットは、ある時点のL-Serverの構成と状態を保存する機能です。仮想L-Serverの場合、サーバ仮想化ソフトウェアのスナッ
プショットを利用します。
- 220 -
採取したスナップショットをリストアすると、以下のL-Serverのパラメーターは採取時の状態に戻ります。
・ CPU数
・ CPU性能
・ CPU配分比
・ メモリサイズ
・ メモリ配分比
・ OS種別
・ ディスクの構成とサイズ
・ ネットワーク
・ OSの設定項目
参考
以下のパラメーターは、サーバ仮想化ソフトウェアのスナップショット機能でリストアされません。そのため、L-Serverの仕様変更を行い
採取時の値に戻します。
【VMware】
・ CPU制限値
・ CPU配分比
・ メモリ制限値
・ メモリ配分比
【Hyper-V】
・ OS種別
なお、リストア処理が異常終了してもこれらのパラメーターは採取時の値に戻っている場合があります。L-Serverのパラメーターを確認
したあと、必要に応じて仕様変更してください。
注意
L-ServerのOSがLinuxの場合、スナップショット採取時のユーザー名とパスワードが保存されます。
セキュリティを確保するため、スナップショット採取後にパスワードを変更することをお勧めします。
【VMware】
CPU予約性能、メモリ予約容量はリストアされません。この値を変更すると、同一VMホスト上に存在するほかのVMゲストのリソース使
用量によりL-Serverが起動できないことがあります。
同じL-Serverに対してスナップショットを複数回採取すると、スナップショットは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号
を付加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。保存す
る最大世代数の変更は、rcxadm imagemgrコマンドで行います。
rcxadm imagemgrコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.2 rcxadm imagemgr」を参照してください。
スナップショットを採取する場合、ディスク上のデータやファイルシステムに不整合が発生しないように、電源OFF状態のL-Serverに対
して採取することをお勧めします。
電源ON状態のL-Serverに対して採取する場合、事前に電源ON状態でスナップショットが採取できる設定にしてください。
電源ON状態でスナップショットが採取できる設定については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
コマンドでの操作については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
- 221 -
注意
スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。
VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。
定期的な問合せによるL-Serverの構成の反映については、「11.2 変更」を参照してください。
【Windows/Linux】
物理L-Serverの場合、スナップショットは利用できません。
【Hyper-V】
Hyper-Vを利用する場合、「導入ガイド CE」の「E.3.5 Hyper-V利用時の注意点」を参照してください。
【Xen】
RHEL5-Xenを利用する場合、スナップショットは利用できません。
L-Serverのスナップショットは、PRIMECLUSTER GDSを利用して採取してください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「E.4.5 RHEL5-Xen利用時の注意点」を参照してください。
【KVM】【Oracle VM】
スナップショットは利用できません。
参考
サーバ仮想化ソフトウェアの提供するスナップショットは、ディスクを更新した差分を記録する方式です。このため、ディスク装置が故障
した場合、スナップショットも同時に利用できなくなります。スナップショットは、以下のようなトラブルへの対策として利用してください。
例
- 適用したパッチに問題があった場合の復旧
- OSのパラメーター変更に問題があった場合の復旧
採取
ここでは、スナップショットの採取について説明します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[採取]を選択します。
[スナップショットの採取]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
コメント
スナップショットを識別するためのコメントを入力します。
パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )、および改行以外の文字で、日本語、半角文字に関係なく128
文字以内の文字列を指定できます。
スナップショットの採取が行われます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm image snapshotを実行します。
rcxadm image snapshotコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
リストア
ここでは、スナップショットのリストアについて説明します。
スナップショットのリストアは、L-Serverが停止している状態で行ってください。
- 222 -
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[リストア]を選択します。
[スナップショットのリストア]ダイアログが表示されます。
2. リストアするスナップショットの世代を選択します。
スナップショットのリストアが行われます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm image restoreを実行します。
rcxadm image restoreコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
注意
以下の場合、L-Serverの仕様変更は行いません。必要に応じてサーバ仮想化ソフトウェアから変更を行ってください。
・ リストア対象のL-Serverに該当するVMゲストが、本製品に登録されていないVMホストへ移行したことがある場合
・ 本製品が以下の状態で採取したスナップショットをリストアした場合
- バージョンがV2.2.2以前
- バージョンがV2.3.0で、以下の緊急修正が未適用
- T005433WP-03【Windows】
- T005567LP-01【Linux】
削除
ここでは、不要になった世代のスナップショットの削除について説明します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[スナップショット]-[削除]を選択します。
[スナップショットの削除]ダイアログが表示されます。
2. 削除するスナップショットの世代を選択します。
スナップショットの削除が行われます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。
rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
11.6.2 バックアップ・リストア
ここでは、L-Serverのバックアップ・リストアについて説明します。
物理L-Serverの場合に利用できます。
L-Serverのバックアップ・リストアは、L-Serverのシステムイメージをバックアップし、リストアする機能です。
同じL-Serverに対してバックアップを複数回採取すると、バックアップは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号を付
加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。
注意
バックアップ・リストアを行う場合、以下の条件を満たす必要があります。
・ バックアップの場合
- L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)
- L-Serverが起動状態
- L-Serverがエージェント登録された状態
- 223 -
・ リストアの場合
- L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)
以下の手順で、システムイメージのバックアップ・リストアを行います。
バックアップ
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[バックアップ]を選択
します。
[システムイメージのバックアップ]ダイアログが表示されます。
2. 必要に応じて設定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
システムイメージがバックアップされます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイ
アログが表示され、処理を中断できます。
コマンドでは、rcxadm image backupを実行します。
rcxadm image backupコマンドについては、「コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。
リストア
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[リストア]を選択します。
[システムイメージのリストア]ダイアログが表示されます。
2. 必要に応じて設定します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
システムイメージがリストアされます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイ
アログが表示され、処理を中断できます。
コマンドでは、rcxadm image restoreコマンドを実行します。
rcxadm image restoreコマンドについては、「コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。
削除
ここでは、不要になった世代の、システムイメージのバックアップの削除について説明します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[バックアップリストア]-[削除]を選択します。
[システムイメージの削除]ダイアログが表示されます。
2. 削除するバックアップの世代を選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
バックアップされたシステムイメージの削除が行われます。
コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。
rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。
11.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)
L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)について説明します。
物理L-Serverの場合、サーバ間の移動(マイグレーション)は利用できません。
- 224 -
以下の手順で、サーバ間の移動を行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[サーバ間の移動]を選択します。
[サーバ間の移動]ダイアログが表示されます。
2. 移動先のVMホスト一覧から、移動先のVMホストを選択します。移動先のVMホスト一覧には、マイグレーションできるVMホスト
の一覧が表示されます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm lserver migrateを実行します。
rcxadm lserver migrateコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
移動先のVMホストは、CPUとメモリの空き容量が存在するものを選択してください。空き容量が不足している場合、サーバ間の移動
や、L-Serverの起動に失敗する場合があります。
サーバ間の移動で"自動選択"を指定した場合、L-Server作成時に指定した"使用するVMホスト"の"使用するリソース種別"の値に応
じて、動作が異なります。オーバーコミットを設定しているL-Serverの場合も同様です。
・ "使用するリソース種別"に"自動選択"を設定した場合
アクセスできるVMプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われます。
なお、オーバーコミットを使用している環境の場合、L-Serverに対するオーバーコミットの設定に応じて、以下のようになります。
- オーバーコミットを設定しているL-Server
オーバーコミットが設定されたアクセスできるリソースプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われま
す。
- オーバーコミットを設定していないL-Server
オーバーコミットが設定されていないアクセスできるリソースプールから移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行
われます。
・ "使用するリソース種別"に"VMプール"を設定した場合
VMプールの中から移動先のVMホストが選択され、サーバ間の移動が行われます。
なお、オーバーコミットを使用している環境では、L-Serverに対するオーバーコミットの設定と、VMプールに対するオーバーコミッ
トの設定が一致している必要があります。
・ "使用するリソース種別"に"VMホスト"を設定した場合
移動先が存在しないためサーバ間の移動が失敗します。なお、オーバーコミットを使用している環境では、L-Serverに対するオー
バーコミットの設定と、VMホストが属するVMプールに対するオーバーコミットの設定が一致している必要があります。
以下のどれかを行ってください。
- 移動先のVMホスト一覧からVMホストを選択して再実行する。
- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"自動選択"に変更したあと、サーバ間の移動を再実行する。
- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"プール"に変更したあと、割り当てられたリソースを確認し、必要に
応じてサーバ間の移動を再実行する。
- [L-Serverの仕様変更]ダイアログで"使用するVMホスト"を"VMホスト"に変更したあと、割り当てられたリソースを確認し、必要
に応じてサーバ間の移動を再実行する。
移動先VMホストに、VMホストを指定した場合、オーバーコミットの設定に依存せずに、サーバ間の移動が実行されます。
なお、使用するVMホストに設定された情報は、以下の方法で確認できます。
・ オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを選択し、"リソース一覧"タブ内の"使用リソース"を確認する
・ オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを選択し、"リソース詳細"タブの"使用するリソース"を確認する
保守モードでは、仮想L-Serverのマイグレーションの自動選択対象から、対象VMホストを除きます。
ユーザー操作によるマイグレーションは可能です。
- 225 -
【VMware】
サーバ間の移動(マイグレーション)を行う場合、「導入ガイド CE」の「E.2.2 事前準備」を参照してください。
【KVM】
サーバ間の移動(マイグレーション)を行う場合、「導入ガイド CE」の「E.6.2 事前準備」を参照してください。
参考
仮想L-Serverの場合、サーバ間の移動は、ROR VEのVMホームポジションを利用できます。
詳細は、「運用ガイド VE」の「7.3 VMホームポジション」を参照してください。
11.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放
ここでは、L-Serverへのリソースの割当てと解放について説明します。
L-Serverに割り当てる資源が存在しない環境でも、事前にL-Serverの定義だけを作成しておくなど、柔軟な構築・運用が行えます。
L-Serverを作成する際に、以下を設定します。
・ L-Serverの定義を作成
L-Serverの定義だけを作成する場合、L-Server作成時に、"構成定義のみ作成"を設定します。
詳細は、「10.2.1 [基本情報]タブ」および「10.3.1 [基本情報]タブ」を参照してください。
作成されたL-Serverには、IPアドレス/MACアドレス/WWNだけが割り当てられ、"[定義]"と表示されます。
・ L-Serverのサーバリソースを自動解放
L-Serverの電源をOFFにしたとき、サーバのリソースを解放する場合、L-Server作成時に"電源切断時のサーバ解放"を設定します。
詳細は、「10.2.2 [サーバ]タブ」および「10.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。
本設定が行われたL-Serverの電源がOFFになった場合、"[サーバ未割当]"と表示されます。
注意
サーバ種別が"物理"で用途変更により同じサーバのリソースを共有する場合、そのサーバのリソースを割り当てるL-Serverは"電源
切断時のサーバ解放"を必ず設定してください。
"電源切断時のサーバ解放"を設定しないL-Serverにサーバのリソースが割り当てられると、そのサーバのリソースは共有できなくな
ります。
注意
サーバ仮想化ソフトウェアからVMゲストを削除したL-Serverは、リソース割当て状態が"unknown"と表示されます。
対処法については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「4.4 L-Serverの作成または起動以外の、L-Serverの操作」の「L-Serverの
状態がunknownと表示され、削除以外のL-Serverの操作を行っても、「メッセージ番号 67154」または「メッセージ番号 67178」が表示さ
れる。」を参照してください。
- 226 -
図11.1 L-Serverの状態遷移
未定義状態(undefined)以外の状態で、L-Serverの削除が行えます。
11.8.1 導入
事前に以下の定義ファイルに値を設定することで、L-Server作成時の[基本情報]タブおよび[サーバ]タブの初期値、およびL-Serverに
関する動作を変更できます。
L-Serverテンプレートに設定できる値については、L-Serverテンプレートに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効に
なります。
なお、コマンドでのL-Server作成については、L-ServerのXMLファイルに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効にな
ります。
定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。
定義ファイルの格納先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
l_server.rcxprop
定義ファイルの形式
定義ファイルでは、1行ごとに以下のように記述してください。
- 227 -
キー = 値
定義ファイルの指定項目
以下の項目を指定します。
表11.4 定義ファイルの指定項目一覧
項目
キー
値
備考
・ L-Serverの作成でリソース割当ても行う場合
"true"を指定します。
リソース割当て
allocate_after_create
true|false
・ L-Serverの定義だけ作成する場合
"false"を指定します。
省略時は、"true"が設定されます。
[基本情報]タブの"構成定義作成"の初期値になります。
・ L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行う
場合
"true"を指定します。
・ L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行
サーバの自動解放
auto_preserved
true|false
わない場合
"false"を指定します。
省略時は、"false"が設定されます。
[サーバ情報]タブの"電源切断時のサーバ解放"の初期
値になります。
L-Serverテンプレートで指定できます。
・ VM名を"仮想L-Server名-番号"にする場合
"true"を指定します。
番号の詳細は、「10.1 L-Serverテンプレートを利用し
たL-Serverの作成」の「ポイント L-Server名とVMゲス
ト名の関連付け」を参照してください。
・ 番号を付けず、仮想L-Server名とVM名を同じ名前
にする場合
"false"を指定します。
VM名の番号付け
vm_name_suffix
true|false
省略時は、"true"が設定されます。
また、本項目の設定値を切り替えても、既存の仮想LServer名とVM名について自動的な変更は行われません。
本項目は、仮想L-Serverの作成、仮想L-Serverの基本情
報/仕様変更、および構築済み仮想マシンをL-Serverに
関連付けたときだけ影響します。
本設定値が"false"の状態で作成されたL-Serverは、VM
名の変更に伴いL-Server名も自動的に変更されます。た
だし、VM名がL-Server名の規約に準拠している必要が
あります。
11.8.2 操作
ここでは、L-Serverへのリソースの割当てと解放、および構成定義情報の変更について説明します。
- 228 -
11.8.2.1 リソースの割当て
L-Serverを起動すると、リソースが割り当てられます。
L-Serverの起動方法については、「11.1.1 起動」を参照してください。
L-Serverの初回起動時に、サーバおよびディスクのリソースが割り当てられます。クローニングイメージの指定がある場合、イメージの
配付も行われます。
L-Serverのサーバリソースが解放されていた場合、サーバリソースを割り当てます。
11.8.2.2 リソースの解放
L-Serverを停止すると、サーバリソースが解放されます。
L-Serverの停止方法については、「11.1.2 停止」を参照してください。
物理L-Serverと仮想L-Serverでは、サーバリソースの解放が異なります。
・ 物理L-Server
L-Serverで使用していた物理サーバが解放されます。
・ 仮想L-Server
VMホスト上に作成されたVMゲストは、そのVMホストの使用量換算の対象外になります。
11.8.2.3 構成定義情報の変更
定義済み状態(defined)のL-Serverの変更は、下記の手順で行います。
L-Platformの作成で配備されたL-Serverの場合、生存監視の設定変更はrcxadm lserver modifyコマンドで行ってください。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。
[L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更する項目を修正します。
[L-Serverの定義変更]ダイアログでの設定値については、「第10章 L-Serverの作成」を参照ください。
3. <OK>ボタンをクリックします。
L-Serverの定義情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
旧バージョンから移行した定義済み状態のL-Serverに対して構成定義の変更を行った場合、生存監視は無効になります。生存監視を
有効にする場合、再度L-Serverの構成変更を行ってください。
11.9 物理サーバの用途変更
ここでは、物理サーバの用途変更について説明します。
用途変更は、物理サーバの台数以上のL-Serverを用意し、起動するL-Serverを切り替えて使用する機能です。本機能により、時間帯
や状況に応じて物理サーバの用途を変更できるため、サーバの資源を有効活用できます。
L-Serverの起動ディスクとIPアドレスは、物理サーバをほかのL-Serverが利用している間も保持されます。
本機能はL-Serverの実体が物理サーバの場合に使用できます。仮想マシンの場合、特に設定をしなくても1台のVMホストに複数のLServerが配置できるため、起動するL-Serverを選択することで、物理サーバの用途変更と同じ効果が得られます。
- 229 -
本機能は、以下の2種類の使い方があります。
・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用
L-Serverを起動する物理サーバは、常に同じものになります。
・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用
サーバプールの空き状況に応じて、L-Serverに割り当てられる物理サーバが異なります。
11.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定
ここでは、用途変更を行うL-Serverの設定について説明します。
L-Serverが構成定義だけ作成済み(defined)の場合とリソース割当て済み(allocated)の場合で動作が異なります。
・ L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合
「11.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合」を参照してください。
・ L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)の場合
「11.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合」を参照してください。
11.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合
ここでは、L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合の設定と運用について説明します。
設定
用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、以下の手順を繰り返します。
1. 各リソースの作成と登録
各リソースの作成と登録を行います。
リソースの作成と登録については、「第2章 リソースの登録」と「第7章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。
2. L-Serverの作成
「第10章 L-Serverの作成」を参照し、構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverを作成します。
このとき、以下の設定を行ってください。
- [基本情報]タブのイメージ選択で、"イメージの配付"を"配付する"に設定してください。
- [基本情報]タブの"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れてください。
- [サーバ]タブの、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスにチェックを入れてください。
運用
運用方法は以下のとおりです。
・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. 用途変更元の物理サーバとL-Serverの確認
2. 用途変更元のL-Serverの停止
用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。
詳細は、「11.1.2 停止」を参照してください。
3. 用途変更先のL-Serverの起動
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
- 230 -
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. サーバプールの確認
サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。
2. 用途変更先のL-Serverの起動
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
11.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合
ここでは、L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)の場合の設定と運用について説明します。
設定
用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、手順1.を行います。
1. 各リソースの作成と登録
リソースの作成と登録については、「第2章 リソースの登録」と「第7章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。
2. L-Serverの作成(1台目)
「第10章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。
このとき、以下の設定を行ってください。
- [基本情報]タブのイメージ選択で"イメージの配付"を"配付する"に設定してください。
- [基本情報]タブの"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れないでください。
- [サーバ]タブの、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスにチェックを入れてください。
3. L-Serverの設定変更
1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
用途変更に使用する物理サーバの数だけ以下の手順を繰り返します。
a. 各リソースの作成と登録
リソースの作成と登録については、「第2章 リソースの登録」と「第7章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してくださ
い。
b. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放
用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態で、リソースを解放します。
詳細は、「11.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。
c. L-Serverの作成
「第10章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。
このとき、以下の設定を行ってください。
- [基本情報]タブのイメージ選択で"イメージの配付"を"配付する"に設定してください。
- [基本情報]タブの"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れないでください。
- [サーバ]タブの、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスにチェックを入れてください。
サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
用途変更に使用する物理サーバの数だけ、以下の手順を繰り返します。
- 231 -
a. 各リソースの作成と登録
リソースの作成と登録については、「第2章 リソースの登録」と「第7章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してくださ
い。
b. サーバプールの確認
サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。
指定したサーバプールに存在するすべての物理サーバに対して、L-Serverが割り当てられている場合、L-Serverから物理
サーバを解放します。
c. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放
用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態でリソースを解放します。
詳細は、「11.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。
d. L-Serverの作成
「第10章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。
このとき、以下の設定を行ってください。
- [基本情報]タブのイメージ選択でイメージの配付を"配付する"に設定してください。
- [基本情報]タブの"構成定義のみ作成"チェックボックスにチェックを入れないでください。
- [サーバ]タブの、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスにチェックを入れてください。
運用
物理サーバの用途変更の運用方法は、以下のとおりです。
事前に設定を行ったうえで運用してください。
・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. 使用する物理サーバの確認
2. 用途変更元のL-Serverの停止
用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。
詳細は、「11.1.2 停止」を参照してください。
3. 用途変更先のL-Serverの起動
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. サーバプールの確認
サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。
2. 用途変更先のL-Serverの起動
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
11.9.2 運用
物理サーバの用途変更の運用方法は、以下のとおりです。
事前に「11.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定」を行ったうえで運用してください。
- 232 -
・ 1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. 用途変更元のL-Serverの停止
用途を変更したい物理サーバ上で動作しているL-Serverを停止します。
詳細は、「11.1.2 停止」を参照してください。
2. 用途変更先のL-Serverの起動
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
・ サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合
以下の手順を繰り返すことで、用途を変更できます。
1. サーバプールの確認
サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。
2. 用途変更先のL-Serverの起動
用途の変更先になるL-Serverを起動します。
詳細は、「11.1.1 起動」を参照してください。
なお、変更後のL-Serverの起動が完了するまでの間は、変更前のL-Serverを操作できません。
ポイント
・ L-Serverの再起動を行っている途中の一時的な停止では、用途を変更できません。
・ RORコンソールやコマンドを利用してL-Serverの電源を操作せず、物理サーバの電源を直接操作した場合、最後に起動していた
L-Serverが起動します。
・ 最後に起動していたL-Serverが、すでにほかの物理サーバで起動していた場合、起動ディスクがない状態になり、起動に失敗しま
す。
11.9.3 設定の解除
ここでは、用途変更を行うL-Serverの設定の解除について説明します。
1. 固定運用するL-Serverの設定変更
[L-Serverの仕様変更]ダイアログで、"電源切断時のサーバ解放"の"自動"チェックボックスのチェックを外し、<OK>ボタンをクリッ
クします。
詳細は、「11.2.1 仕様変更」を参照してください。
2. 不要なL-Serverの削除
不要になったL-Serverが存在する場合、「11.4 削除」の手順に従って、L-Serverを削除します。
- 233 -
第12章 リソースプールの操作
ここでは、新たなリソースプールの追加、リソースプールの削除、変更について説明します。
機能の概要については、「導入ガイド CE」の「1.2.2 リソースプール」を参照してください。
12.1 概要
L-Serverを作成する際に割り当てる資源をまとめて管理するための機能です。
リソースプールは、オーケストレーションツリー上に存在するリソースフォルダーの一種であり、通常のフォルダー機能と比べると以下の
特長があります。
・ L-Serverの作成や増設の際にリソースの選択対象になります。
・ リソースプール作成時にリソースプール種別を指定することで、同じ種類のリソースだけ格納されます。
・ リソースプール内のリソースプールの総容量と空き容量を計算して表示されます。また、指定したL-ServerテンプレートのL-Server
数に換算した表示もされます。
・ 初期状態では、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが自動作成されます。
・ 初期状態で自動作成されるリソースプールのうち、VMプールには、異なるサーバ仮想化ソフトウェアのVMホストを格納できます。
サーバ仮想化ソフトウェアが混在したVMプールで、以下を指定すると、本製品が適切なVMプール内のVMホストを選択してLServerを作成します。
- L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成する場合、VM種別を指定します。
- 個々の仕様を指定してL-Serverを作成する場合、[サーバ]タブでVM種別を指定します。
・ リソースプールはユーザー・ロール管理と併用することで、利用できるユーザーを制限できます。
・ 複数のリソースプールに対して優先順位を設定することで、L-Server作成時に必要なリソースを自動選択する際の順番を設定でき
ます。
リソースプール種別と格納するリソースについては、「導入ガイド CE」の「1.2.2 リソースプール」の「表1.4 リソースプール種別」を参照し
てください。
複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラス
タに所属しているVMホスト間だけ移動できます。
12.2 リソースプールの操作
リソースプール操作について説明します。
作成
以下の手順で、リソースプールを作成します。
1. オーケストレーションツリーでルートフォルダーまたはリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[プール]を
選択します。
[プールの作成]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
名前
リソースプールの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32
文字以内の文字列を入力します。
リソースプールの利用者にわかるように、リソースの違い、性能の違い、用途の違いなど、リソースプールを作成した観点を含
む名前を付けることをお勧めします。
- 234 -
種別
リソースプールのリソースプール種別を選択します。
- VMプール
- サーバプール
- ストレージプール
ストレージプールに対して、シン・プロビジョニング属性の設定をする場合、「ストレージプールに対するシン・プロビジョニ
ング属性の設定」を参照してください。
- ネットワークプール
- アドレスプール
- イメージプール
優先度
L-Server作成時にリソースを自動選択する場合のリソースプールの優先度を選択します。
"1"から"10"の値を選択してください。小さい値ほど優先度が高くなっています。デフォルトは"5"が選択されています。
ラベル
リソースプールのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
作成されたリソースプールがオーケストレーションツリーに表示されます。
ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定
ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定は、以下の方法で行います。
定義ファイルの格納場所
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイルの名前
pool.rcxprop
定義ファイルの書式
thin_provisioning=pool1,pool2,...
thin_provisioning
シン・プロビジョニングの属性を設定するストレージプール名を設定します。
ストレージプールは複数指定できます。複数指定する場合、カンマ(",")区切りで指定します。
階層化されたストレージプールは、フォルダー名も含めて絶対パスで指定します。
オーケストレーションツリーの直下のストレージプールは、ストレージプール名だけ指定します。
例
定義ファイルの例を以下に示します。
- 235 -
thin_provisioning=StoragePool/folder/StoragePool
注意
ストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定有無は、ストレージプールを作成した時点で決まります。
ストレージプール作成時に設定された定義ファイルを読み込み、thin_provisioningキーが指定されている場合、
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールとして作成されます。
thin_provisioningキーが指定されていない場合、シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールとして作成されま
す。
ストレージプールの作成後、以下の操作を実行しても、作成済みのストレージプールのシン・プロビジョニング属性の設定または設定
解除はできません。
・ thin_provisioningキーの値の変更
・ ストレージプール名の変更
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールを作成する場合、事前に設定ファイルのthin_provisioningキーに、作成予
定のストレージプール名を指定しておく必要があります。
設定変更
以下の手順で、リソースプールの設定を変更します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[プールの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
リソースプールの設定情報が変更されます。
移動
以下の手順で、リソースプールをほかのリソースフォルダーに移動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択します。
[プールの移動]ダイアログが表示されます。
2. 移動先リソースフォルダーを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースプールが移動先リソースフォルダーに移動します。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
削除
以下の手順で、リソースプールを削除します。
リソースプールを削除すると、リソースプール内のリソースも併せて削除されます。
以下のリソースは、リソースプールからリソース登録が解除されます。
・ VMホストリソース
・ 物理サーバリソース
- 236 -
・ 仮想ストレージリソース
・ ディスクリソース
・ ネットワークデバイス
・ 物理イメージリソース
事前にリソースプール内のリソースを別のリソースプールに移動することをお勧めします。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[プールの削除]ダイアログが表示され、削除されるリソースプール名が表示されます。
削除対象のリソースプールにリソースが登録されている場合、"含まれているリソース"にそれらが一覧で表示されます。内容を確
認し、"含まれている全てのリソースをあわせて削除する"チェックボックスにチェックを入れてください。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースプールが削除されます。
12.3 リソースの操作
リソースプールへのリソース操作について説明します。
登録
以下の手順で、リソースプールにリソースを登録します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
2. 登録するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある<検索>ボタンを押下します。仮想ストレージ、サイズ、リソース
名を入力後、<検索>ボタンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。
3. "リソース一覧"から登録するリソースを選択します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
リソースプールにリソースが登録されます。
変更
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの設定を変更します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
リソースの設定が変更されます。
注意
L-Serverのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際に、変更するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、"サブネッ
トアドレス/マスク"は変更できません。
"サブネットアドレス/マスク"を変更する場合、「サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更」を参照してください。
- 237 -
サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更
サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。
1. 変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクをもつテナント管理LANリソース情報を登録します。
2. 変更前のサブネットに属しているすべてのL-Serverの接続先テナント管理LANを変更します。
3. 変更前のテナント管理LANを必要に応じて削除します。
移動
単一リソースの移動
以下の手順で、リソースをほかのリソースプールに移動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。
[リソースの移動]ダイアログが表示されます。
2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。
複数リソースの移動
以下の手順で、リソースプールに登録されている複数のリソースをほかのリソースプールに移動します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。
[リソースの移動]ダイアログが表示されます。
2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。
3. 移動するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある<検索>ボタンを押下します。リソース名を入力後、<検索>ボ
タンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。
4. "リソース一覧"から移動するリソースを選択します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限されることがあります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
シン・プロビジョニングまたはストレージ自動階層制御を利用している場合、選択したリソースのシン・プロビジョニング/シック・プロビジョ
ニングの設定有無によって、選択できる移動先リソースプールは異なります。
移動先リソースプールと登録できるリソースの関係については、「導入ガイド CE」の「4.3.1.2 ストレージの構成」を参照してください。
注意
移動するディスクリソースが、事前に作成されたLUNまたは仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスクリソースを移動する前
に、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「7.5 ストレージリソース」の注
意事項を参照してください。
登録解除
単一リソースの登録解除
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの登録を解除します。
- 238 -
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。
[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
複数リソースの登録解除
以下の手順で、リソースプールに登録されている複数リソースの登録を解除します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録解除]を選択します。
[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。
2. 登録を解除するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある<検索>ボタンを押下します。リソース名を入力後、<検
索>ボタンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。
3. "リソース一覧"から登録を解除するリソースを選択します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
削除
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースを削除します。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
注意
削除するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、サブネット情報は削除できません。
管理対象サーバを削除したあと、サブネット情報を削除してください。
12.4 表示
リソース一覧とプール一覧は、リソースフォルダーの表示とリソースの総容量および空き容量を表示します。
L-Server一覧では、物理L-Serverの場合、対応する物理サーバを表示します。
仮想L-Serverの場合、L-Serverが動作するVMホスト名を表示します。
表示情報の"リソース情報"のチェックボックスにチェックを入れると、割当て済みのリソース、および使用中のリソースが表示されます。
割当て済みのリソースには、リソースの割当て状態に応じて以下の情報が表示されます。
・ allocated
リソース名
・ preserved
リソース名 + "(preserved)"
・ defined
"(defined)"
使用リソースには"使用する物理サーバ"または"使用するVMホスト"で設定されたリソースが、アイコン + リソース名として表示されま
す。
表示情報の"構成情報"のチェックボックスにチェックを入れると、CPU性能、メモリ容量、NIC数、ディスク数、およびモデル名が表示さ
れます。
オーケストレーションツリーでリソースプールを選択した状態で、[リソース一覧]タブを選択した場合、リソースプール配下のリソースの
情報が一覧で表示されます。
- 239 -
[リソース詳細]タブを選択した場合、リソースプール内の総容量や空き容量などの詳細情報を表示します。
また、[利用可能プール]タブを選択するとユーザーが利用権を持っているリソースプールと配下のリソースが一覧で表示されます。
シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースの場合、使用済み容量には仮想的に割り当てた容量が表示されま
す。また、仮想的に割り当てた容量の値によって、空き容量の表示が以下のように異なります。
・ 仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量以下の場合
空き容量には、仮想的に割り当てられていない領域の容量が表示されます。
・ 仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量を超えた場合
空き容量には、超えた容量の値がマイナス("-")符号付きで表示されます。
VMwareのデータストアでは、シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールに登録した場合、上記の形式で表示されま
す。
例
・ 仮想ストレージリソースの総容量が20GBで、仮想的に割り当てた容量が10GBの場合
総容量 : 20.0GB
空容量 : 10.0GB
・ 仮想ストレージリソースの総容量が20GBで、仮想的に割り当てた容量が30GBの場合
総容量 : 20.0GB
空容量 : -10.0GB
ストレージプールの総容量は、リソースプールに登録されている仮想ストレージおよびディスクリソースの容量の合計が表示されます。
なお、仮想ストレージと、その仮想ストレージから切り出したディスクリソースが、同一リソースプールに存在する場合、ディスクリソース
の容量はストレージプールの総容量に加算されません。
注意
以下の条件を満たしている場合、[リソース詳細]タブの"VMホスト一覧"と"容量情報"の、"CPU容量"と"メモリ容量"にフェールオーバー
用にリザーブされている容量が表示されます。HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない
場合、ハイフン("-")が表示されます。
・ サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、CPU容量とメモリ容量をフェールオーバー用にリザーブする運用
の場合
VMホストが以下の条件を満たしていない場合、空き容量が0と表示されます。
・ 電源の状態が"ON"であること。
・ 状態が"normal"であること。
・ 保守モードが設定されていないこと。
・ サーバ仮想化ソフトウェアのメンテナンスモードが設定されていないこと。
【VMware】
・ サーバ仮想化ソフトウェアのスタンバイモードが設定されているVMホストは、状態が"stop"でも、空き容量に計算結果が表示され
ます。
VMホストのリソース詳細とコマンド(rcxadm pool list -name リソースプール名)におけるCPU容量の総容量には、"CPU性能 x コア数"の
形式で容量が表示されます。なお、CPU性能は、小数第一位までを表示しており、それ以下の値は切り捨てられます。そのため、小数
第二位の値によっては、空き容量と一致しない場合があります。
- 240 -
L-Server換算表示
ここでは、VMプール、サーバプール、ストレージプールで作成できるL-Serverの換算数を表示する方法を説明します。
1. オーケストレーションツリーで対象のVMプールを左クリックし、[リソース一覧]タブを表示します。
2. "テンプレート"選択リストで、換算するL-Serverテンプレートを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
"L-Server作成可能台数"に、作成できるL-Server台数が表示されます。
注意
・ VMホストと仮想ストレージの状態が"normal"以外のときは、リソースの空き容量が存在しても、L-Serverの配置対象から除外されま
す。(*1)
ただし、L-Serverの換算数には、リソースの空き容量に応じた値が表示されます。
・ 物理L-Serverの場合、仮想ストレージのL-Serverの換算数は目安であり、L-Server作成時にエラーになる可能性があります。
・ リソースの空き容量およびL-Server作成可能台数で表示される容量は、以下のように計算されます。(*2)
- CPU、メモリ
リソース総容量(*3) - (仮想マシン(*4)で使用中のリソースの合計) - VMホストの予約容量(VM製品のHA機能有効
時に確保されている容量)(*5)
- ネットワーク、アドレスの空き容量
リソース総容量 - (L-Server(*6)で使用中のリソースの合計)
- ストレージの空き容量
リソース総容量 - (L-Server(*6)で使用中のリソースの合計 + イメージ(*7)の合計)
- ディスクの空き容量
リソースとしての空き容量は表示されません。
ただし、以下の条件を満たす場合、リソースプールの空き容量として換算されます。
- L-Serverとクローニングマスタでディスクが使用されていない
L-Server作成可能台数は、以下のように表示されます。
- L-Serverテンプレートに指定されたディスクの数が1つの場合で、かつL-Serverテンプレートに指定されたディスク容量が
ディスクリソースの容量と等しいか小さい場合
L-Server作成可能台数は1になります。
- 上記以外やL-Serverテンプレートに指定されたディスクの数が2つ以上の場合
L-Server作成可能台数は0になります。
【Hyper-V】
仮想ストレージから切り出され保存されたディスクリソースは、システムディスクとして使用できないため、L-Serverで未使用で
あっても、0になります。
- L-Server作成可能台数
以下の値で最も小さい数値が表示されます。
- CPUの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプレートに指定されたCPUの容量
- メモリの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプレートに指定されたメモリの容量(*8)
- ストレージの空き容量 / "テンプレート"選択リストで選択した、L-Serverテンプレートに指定されたストレージの容量
*1:
【VMware】
- 241 -
サーバ仮想化ソフトウェアのスタンバイモードが設定されているVMホストは、L-Serverの配備対象から除外され、同一クラスタ内
の、ほかのVMホストが配備の対象になります。
【Hyper-V】
動的メモリ設定が有効なL-Serverテンプレートを使用する場合、動的メモリがサポートされていないVMホストは、L-Serverの配備対
象から除外されます。L-Serverの換算数には、リソースの空き容量が存在しても、"0"が表示されます。
*2: オーバーコミット用のリソースプールとして設定されたリソースプール(VMプール)では、オーバーコミット設定ファイルの設定値
に従い、計算されます。
上限値で換算するように設定されていた場合、仮想マシンのCPU性能/メモリ容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算さ
れます。
ポイント
仮想L-Serverを作成する際に、CPU予約性能とメモリ予約容量を指定しなかった場合の値は、以下のとおりです。
- CPU予約性能: 0
- メモリ予約容量: メモリ容量または初期メモリ量
【VMware】
予約値で換算する設定が行われていた場合、仮想マシンのCPU予約性能/メモリ予約容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量
が計算されます。また、L-Serverテンプレートに指定されたCPU予約容量/メモリ予約容量を元に、L-Server作成台数が計算されます。
VMプールに対する空き容量計算の指定が上限値換算の場合、VM管理製品から仮想マシンのCPU/メモリの制限値に"制限な
し"を設定された仮想マシンでは、以下の値を上限値とし計算されます。
- CPUの制限値を制限なし
VMホストの物理CPU性能値を使用
- メモリの制限値を制限なし
仮想マシンに設定されたメモリサイズ
【Hyper-V】
予約値で換算するように設定されていた場合、仮想マシンとL-Serverテンプレートの動的メモリの設定によって、換算時に参照す
る値が以下のように異なります。
- 動的メモリが有効の場合
仮想マシンのCPU予約性能/初期メモリ量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。
L-ServerテンプレートのCPU予約性能/初期メモリ量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。
- 動的メモリが無効の場合
仮想マシンのCPU予約性能/メモリ容量を元に、CPU空き容量/メモリ空き容量が計算されます。
L-ServerテンプレートのCPU予約性能/メモリ容量を元に、L-Server作成台数が計算されます。
【KVM】
予約値で換算する設定が行われていた場合、仮想マシンのメモリ予約容量(=メモリ容量)を元に、メモリ空き容量が計算されます。
CPU空き容量は変化しません。
*3: VMホストで使用するオーバーヘッドは含みません。
*4: 起動中の仮想マシンのリソースだけでなく、停止中の仮想マシンで使用されているリソースを含みます。
【VMware】
仮想マシンで使用するオーバーヘッドメモリを含みます。
VMware FTのセカンダリ仮想マシンのリソースを含みます。
*5:
【VMware】
VMware HAのアドミッションコントロールが有効な場合に確保されているリソース容量です。アドミッションコントロールのポリシーに
従い計算されます。ポリシーごとの計算式は以下のとおりです。
- 242 -
- ポリシーが割合の場合
リソース総容量(*3) * 割合値(%)
- ポリシーが予備サーバに該当するVMホストの場合
リソース総容量(*3) * 100(%)
- ポリシーが予備サーバに該当しないVMホストの場合
リソース総容量(*3) * 0(%)
- ポリシーがスロットの場合(VMホストの予約容量は確保されません。)
リソース総容量(*3) * 0(%)
*6: 起動中のL-Serverのリソースだけでなく、停止中のL-Serverで使用されているリソースを含みます。
*7: イメージには、クローニングイメージとスナップショットを含みます。なお、イメージの大きさは表示されません。
【Xen】
管理対象サーバでRHEL5-Xenを利用する場合、「導入ガイド CE」の「E.4.5 RHEL5-Xen利用時の注意点」を参照してください。
*8:
【VMware】
L-Serverテンプレートから仮想マシンを作成した場合に割り当てられるオーバーヘッドメモリを含みません。
そのため、表示されたL-Server作成可能台数まで作成できない場合があります。
- 243 -
第13章 リソースフォルダーとテナントの操作
ここでは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用する、リソースフォルダーについ
て説明します。
リソースフォルダー
リソースフォルダーは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用できます。
リソースフォルダーに格納するリソースは、必要に応じて自由に配置できます。また、階層化により、リソースフォルダーの中に、ほかの
リソースフォルダーを格納できます。
リソースフォルダーにより、以下のことが実現できます。
・ 同時に選択するリソースの数が減るため、簡単に操作できる。
・ リソースの詳細な分類ができる。
複数の部門でリソースを共用する場合、部門間でお互いのリソースを隔離する一方で、増設や故障に備えたリソースは共通に利用し
たい場合があります。
テナント
本製品では、組織や業務など業務形態に応じて、リソースの管理と運用を分割する単位をテナントと呼びます。
テナントに割り当てられたリソースを管理するため、テナントごとに1つ作られるリソースフォルダーをテナントフォルダーと呼びます。
テナントフォルダーには、L-Server、およびテナントごとに専有されるリソースプールが格納されます。テナントごとに専有されるリソース
プールをローカルプールと呼びます。
また、ローカルプールのほか、複数のテナント間で利用できるリソースを格納した、リソースプールが存在します。このリソースプールを
グローバルプールと呼びます。
本製品では、テナントフォルダーを単位としたリソースの分割と、ユーザーグループおよびユーザーのスコープ設定による隔離を組み
合わせることで、テナントごとの運用を提供します。
以下の設定を行うことで、テナントによるリソースの隔離と共通利用を実現できます。
・ 部門ごとにテナントフォルダーを作成
テナントフォルダー作成時に、ユーザーグループ、ユーザー、またはリソースプールを合わせて作成および設定できます。
リソースプールは、リソースプールごとにローカルプールの作成、またはグローバルプールの選択を行えます。
また、部門内だけで利用したい場合、ローカルプールを作成してください。
部門間で共通利用したい場合、既存のグローバルプールを選択してください。
テナントフォルダーの詳細は、「13.3 テナント」を参照してください。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、以下の操作は制限されます。
・ 電源ON状態のL-Serverは、別のテナントに移動できません。
L-Serverを停止したあとにL-Serverを移動してください。
・ 電源ON状態のL-Serverが使用中のリソース、および、そのリソースを含むリソースプールまたはリソースフォルダーは、別のテナン
トに移動できません。
L-Serverを停止したあとに移動してください。
・ ほかのテナントのリソースを使用しているL-Serverは起動できません。
必要なリソースは、L-Serverと同じテナントまたはグローバルプールに配置してください。
- 244 -
図13.1 テナントによるリソースの隔離と共用
13.1 概要
リソースフォルダーは、多数のリソースを管理する場合や、リソースを何らかの条件で分けて管理したい場合に利用できます。
リソースフォルダーは、オーケストレーションツリーと、サーバリソースツリーに作成できます。
オーケストレーションツリーに作るリソースフォルダーには、以下のリソースを格納できます。
・ L-Server
・ リソースプール
・ リソースフォルダー
・ テナントフォルダー
サーバリソースツリーに作るリソースフォルダーには、以下のリソースを格納できます。
・ シャーシ
・ サーバ(シャーシに格納されないもの)
・ リソースフォルダー
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リソースフォルダーに格納するリソースは、必要に応じて自由に配置できます。
また、階層化により、リソースフォルダーの中に、ほかのリソースフォルダーを格納できます。
リソースフォルダーを利用することで、以下のことが実現できます。
・ 同時に扱うリソースの数が減るため、リソースの選択が簡単にできる
・ リソースの詳細な分類ができる
また、オーケストレーションツリーでは、ロールのアクセス範囲を制限する設定と組み合わせて利用することで、管理者ごとにアクセスで
きるリソースフォルダーを制限できます。これにより、以下のことが実現できます。
・ 管理者ごとの管理範囲を分離できる
・ ロールと連携することで、操作権限範囲外のリソースへの誤操作を防止できる
なお、アクセス範囲が1つのリソースフォルダー配下に制限されている場合、そのリソースフォルダーを"ホームフォルダー"と呼びます。
ホームフォルダーを設定することで、リソースフォルダーの指定が必要な各種操作で、指定を省略できます。
登録可能なリソース
リソースフォルダーはリソースフォルダー種別ごとに管理を行います。リソースフォルダー種別ごとに登録できるリソースを以下に示しま
す。
表13.1 リソースフォルダー種別と登録可能なリソース
リソースフォルダー種別
オーケストレーション(lserver)
サーバ(server)
登録可能なリソース
L-Server
リソースプール
シャーシ
サーバ
13.2 リソースフォルダー
ここでは、本製品のリソースフォルダー操作について説明します。
13.2.1 作成
ここでは、リソースフォルダーの作成について説明します。
1. ツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[フォルダ]を選択します。
[フォルダの作成]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を設定します。
名前
リソースフォルダーの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32
文字以内の文字列を入力します。
ラベル
リソースフォルダーのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
作成されたリソースフォルダーがツリーに表示されます。
- 246 -
コマンドでは、rcxadm folder createを実行します。
rcxadm folder createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
13.2.2 表示
ここでは、リソースフォルダーの表示について説明します。
リソースフォルダーは、以下の形式で表示されます。
リソースフォルダー名(ラベル)
ラベルを設定していない場合はリソースフォルダー名だけ表示されます。
ツリーで対象のリソースフォルダーを選択した状態で、[リソース一覧]タブを選択した場合、リソースフォルダー配下のリソースの情報が
一覧で表示されます。
[リソース詳細]タブを選択した場合、リソースフォルダーの詳細情報が表示されます。
表示されるリソースフォルダーは、ユーザーの権限によって異なります。
・ すべてのリソースにアクセスできるユーザー
すべてのリソースフォルダーがツリー表示されます。
・ ロールでアクセス範囲を制限されたユーザー
ユーザーが表示権限をもつリソースフォルダーだけのツリーが表示されます。
コマンドでは、rcxadm folder listまたはrcxadm folder showを実行します。
rcxadm folder listとrcxadm folder showコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照して
ください。
13.2.3 基本情報の変更
ここでは、リソースフォルダーの基本情報(リソースフォルダー名、ラベル、コメント)の変更について説明します。
1. ツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで [設定変更]-[基本情報]を選択します。
[フォルダの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
リソースフォルダーの基本情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm folder modifyを実行します。
rcxadm folder modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
13.2.4 削除
ここでは、リソースフォルダーの削除について説明します。
リソースフォルダーの削除は、リソースフォルダーの種類により、操作が異なります。
オーケストレーション(lserver)の場合
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[フォルダの削除]ダイアログが表示されます。
2. 削除されるリソースフォルダー名が表示されます。
削除対象のリソースフォルダーに、リソースフォルダーまたはリソースが含まれている場合、"含まれているリソース"にそれらが一
覧で表示されます。
内容を確認し、"含まれている全てのリソースをあわせて削除する"チェックボックスにチェックを入れてください。
- 247 -
注意
"含まれている全てのリソースをあわせて削除する"チェックボックスにチェックを入れると、<OK>ボタンは有効になります。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースフォルダーが削除されます。
コマンドでは、rcxadm folder deleteを実行します。
rcxadm folder deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
サーバ(server)の場合
1. サーバツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[フォルダの削除]ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースフォルダーが削除されます。
コマンドでは、rcxadm folder deleteを実行します。
rcxadm folder deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
注意
リソースフォルダーに物理サーバ、シャーシが登録されている場合、リソースフォルダーの削除は行えません。対象リソースフォルダー
内のすべての物理サーバ、シャーシを移動または削除したあとに実行してください。
13.2.5 リソースの移動
ここでは、リソースのリソースフォルダー間の移動について説明します。
1. ツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択します。
[リソースの移動]または[プールの移動]のどちらかのダイアログが表示されます。
2. 移動先のリソースフォルダーを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースが移動先リソースフォルダーに移動します。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
リソースがL-Serverの場合、rcxadm lserver moveコマンドを実行します。
rcxadm lserver moveコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
・ シン・プロビジョニング属性のストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールへ移動できま
せん。
・ シック・プロビジョニング属性のストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールへ移動できません。
・ VMwareのデータストアの場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプール、または設定されていないストレージプー
ルのどちらへも移動できます。
詳細は、「導入ガイド CE」の「4.3.1.2 ストレージの構成」の「シン・プロビジョニングとの連携」を参照してください。
・ iSCSI接続するディスクリソース、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレー
ジプール、または設定されていないストレージプールのどちらへも移動できます。
- 248 -
13.2.6 リソースフォルダーの移動
ここでは、リソースフォルダーの移動について説明します。
以下の手順で、ほかのリソースフォルダーへの移動を行います。
1. オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択します。
[フォルダの移動]ダイアログが表示されます。
2. 移動先のリソースフォルダーを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースフォルダーが移動先リソースフォルダーに移動されます。
リソースフォルダーを移動する際は、リソースフォルダー配下のリソースも共に移動されます。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。
コマンドでは、rcxadm folder moveを実行します。
rcxadm folder moveコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.9 rcxadm folder」を参照してください。
13.3 テナント
ここでは、テナントの操作について説明します。
テナントはテナントのリソースを格納するテナントフォルダーとリソースプール、テナントを管理するユーザーおよびユーザーグループ
で構成されます。
注意
Basicモードの場合だけ、[リソース]タブのテナントに対して操作できます。
13.3.1 作成
ここでは、テナントフォルダーの作成について説明します。
テナントフォルダーの作成は、インフラ管理者(infra_admin)または管理者(administrator)で行ってください。
1. RORコンソールのメニューからテナントを登録する場合、本製品からディレクトリサービスにユーザーを登録しない設定にしてく
ださい。
ディレクトリサービスにユーザーを登録するかどうかは、ディレクトリサービス操作定義ファイルで設定します。
ディレクトリサービス操作定義ファイルの詳細は、「運用ガイド CE」の「6.6.1 テナント管理・アカウント管理の設定」を参照してください。
Basicモードで内部認証を利用する場合、この操作は不要です。
2. ディレクトリサービスにユーザー情報が登録されているか確認します。登録されていない場合、ユーザー情報を登録してくださ
い。
Basicモードで内部認証を利用する場合、この操作は不要です。
3. オーケストレーションツリーで、ルートフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[テナント]を選択します。
[テナントの作成]ダイアログが表示されます。
4. [テナント情報]タブで以下の情報を設定します。
名前
テナントフォルダーの名前を入力します。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32
文字以内の文字列を入力します。
- 249 -
ユーザー情報の設定
ユーザーグループ
テナントフォルダーに登録するユーザーグループ名を入力します。
指定されたユーザーグループが作成されます。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成され
た32文字以内の文字列を入力します。
ユーザーグループのアクセス範囲とロールは、作成するテナントのtenant_adminに設定されます。
ユーザーID
- ディレクトリサービスによる認証、またはシングルサインオンを利用する場合
ディレクトリサービスに登録されているユーザーIDと同じ文字列を指定します。
- 内部認証を利用する場合
先頭文字を英数字とし、英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された32文字以内の文字
列を入力します。大文字と小文字は区別されます。
パスワード
Basicモードで、内部認証を利用するときだけ表示されます。
ユーザーIDに対応するパスワードを入力します。
半角英数字(大文字/小文字)と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。
パスワードの確認入力
Basicモードで、内部認証を利用するときだけ表示されます。
パスワードを再入力します。
ラベル
テナントフォルダーのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
5. [プール設定]タブで以下の情報を設定します。
ローカルプールの設定
ローカルプールを利用する場合、テナントフォルダー配下にローカルプールを作成します。
<追加>ボタンをクリックすると、[ローカルプールの追加]ダイアログが表示されます。
以下の項目を入力してください。
- 名前
- 種別
- 優先度
利用可能なグローバルプール
グローバルプールを利用する場合、テナントフォルダーにグローバルプールを登録します。
<追加>ボタンをクリックすると、[グローバルプールの追加]ダイアログが表示されます。
"プール種別"で追加したいグローバルプールのプール種別を選択し、一覧からグローバルプールを選択してください。
6. <OK>ボタンをクリックします。
作成されたテナントフォルダーがツリーに表示されます。
コマンドでは、rcxadm tenant createを実行します。
rcxadm tenant createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参照してください。
- 250 -
ポイント
テナントフォルダーを作成するとリソースプール、リソースフォルダー、ユーザー、ユーザーグループは一括して作成されますが、リソー
スの登録は行われません。「第7章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してリソースを登録してください。
注意
・ ユーザーグループとユーザーには、すでに存在するユーザーを指定できません。
・ テナント配下のフォルダーを選択したとき、テナントは作成できません。
テナント作成時に作成されるユーザーグループのロールの省略値変更
テナント作成時に作成されるユーザーグループのロールの初期値は、tenant_adminです。
ロールの初期値をadministratorにする場合、以下の空の定義ファイルを作成します。
定義ファイルの格納先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
tenant_owner_admin.rcxprop
テナントフォルダー作成初期定義ファイル
RORコンソールを利用してテナントフォルダーを作成するときの初期値を変更できます。
テナントフォルダー作成時の初期値を変更するには、テナントフォルダー作成初期定義ファイルを修正します。
定義ファイルの格納先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイル名
tenant_config.xml
定義ファイルの形式
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<Tenant>
<Pools>
<Pool name="リソースプール名" type="リソースプール種別">
<Priority>優先順位</Priority>
</Pool>
</Pools>
<GlobalPoolLinks>
<GlobalPoolLink>グローバルプール名</GlobalPoolLink>
</GlobalPoolLinks>
</Tenant>
- 251 -
表13.2 テナントフォルダー作成における初期値の定義ファイルの指定項目一覧
要素名
説明
取り得る値、または例
テナントフォルダー内に作成するリソースプール名を指定し
てください。
リソースプール名
(Pool name)
テナントフォルダーに作成す
るリソースプールの名前
リソースプール名は、先頭半角英数字で、半角英数字、アン
ダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内
の文字列にしてください。
その他の値が設定された場合、テナントの作成画面で<OK>
ボタンをクリックするとエラーになります。
テナントフォルダー内に作成されるリソースプール種別を指
定してください。以下の種別を指定できます。
・ vm(VMプール)
・ server(サーバプール)
リソースプール種別
(Pool type)
・ storage(ストレージプール)
リソースプールの種別
・ network(ネットワークプール)
・ address(アドレスプール)
・ image(イメージプール)
その他の値が設定された場合、テナントの作成画面で
は"undefined"が表示され、<OK>ボタンをクリックするとエラー
になります。
リソースプールの優先順位を指定します。
優先順位
(Priority)
リソースプールの優先順位
優先順位は1~10の数値で指定してください。
それ以外の値が設定されるとテナントの作成画面で<OK>ボ
タンをクリックするとエラーになります。
テナントフォルダーで利用するグローバルプールの名前を、
以下のように階層指定で記載します。
/リソースフォルダー名/グローバルプール名
グローバルプール名
(GlobalPoolLink)
グローバルプールの名前
以下の場合、テナントの作成画面にグローバルプール名は
表示されません。
・ 存在しないリソースプールを指定
・ リソースプール以外を指定
定義ファイル例
定義ファイルの例を以下に示します。
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<Tenant>
<Pools>
<Pool name="TenantVMHostPool" type="vm">
<Priority>5</Priority>
</Pool>
<Pool name="TenantServerPool" type="server">
<Priority>5</Priority>
</Pool>
<Pool name="TenantStoragePool" type="storage">
<Priority>5</Priority>
</Pool>
<Pool name="TenantNetworkPool" type="network">
<Priority>5</Priority>
- 252 -
</Pool>
<Pool name="TenantAddressPool" type="address">
<Priority>5</Priority>
</Pool>
<Pool name="TenantImagePool" type="image">
<Priority>5</Priority>
</Pool>
</Pools>
<GlobalPoolLinks>
<GlobalPoolLink>/VMHostPool</GlobalPoolLink>
<GlobalPoolLink>/ServerPool</GlobalPoolLink>
<GlobalPoolLink>/StoragePool</GlobalPoolLink>
<GlobalPoolLink>/NetworkPool</GlobalPoolLink>
<GlobalPoolLink>/AddressPool</GlobalPoolLink>
<GlobalPoolLink>/ImagePool</GlobalPoolLink>
</GlobalPoolLinks>
</Tenant>
サンプル定義ファイル
運用形態に応じて適切なリソースプールだけ定義した、サンプル定義ファイルを用意しています。
テナントの運用に適したサンプル定義ファイルを、定義ファイルの格納先にコピーしてください。
・ インストール先
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\files\tenant_config_samples
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/files/tenant_config_samples
・ サンプル定義ファイル
- 仮想L-Server/物理L-Server混在運用テナント
lserver_multi/tenant_config.xml
- 物理L-Server運用テナント
lserver_physical/tenant_config.xml
- 仮想L-Server運用テナント
lserver_vm/tenant_config.xml
- リソースプールを利用しないテナント
pool_nothing/tenant_config.xml
13.3.2 表示
ここでは、テナントフォルダーの表示について説明します。
テナントフォルダーは、以下の形式で表示されます。
テナントフォルダー名(ラベル)
ラベルを設定していない場合、テナントフォルダー名だけ表示されます。
オーケストレーションツリーで対象のテナントフォルダーを選択した状態で、[リソース一覧]タブを選択した場合、テナントフォルダー配
下のリソースの情報が一覧で表示されます。
[リソース詳細]タブを選択した場合、テナントフォルダーの詳細情報が表示されます。
表示されるテナントフォルダーは、ユーザーの権限によって異なります。
・ すべてのリソースにアクセスできるユーザー
すべてのテナントフォルダーがツリー表示されます。
- 253 -
・ ロールでアクセス範囲を制限されたユーザー
ユーザーが表示権限をもつテナントフォルダーだけのツリーが表示されます。
コマンドでは、rcxadm tenant listまたはrcxadm tenant showを実行します。
rcxadm tenant listおよびrcxadm tenant showコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参
照してください。
13.3.3 基本情報の変更
ここでは、テナントフォルダーの基本情報(テナントフォルダー名、ラベル、コメント)の変更およびグローバルプールの設定変更につい
て説明します。
テナントフォルダーの基本情報変更
1. オーケストレーションツリーで対象のテナントフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択しま
す。
[テナントの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. 変更したい項目を修正します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
テナントフォルダーの基本情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm tenant modifyを実行します。
rcxadm tenant modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参照してください。
グローバルプールの設定変更
テナントフォルダーに登録するグローバルプールの変更について説明します。
1. オーケストレーションツリーで対象のテナントフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[グローバルプール]を
選択します。
[グローバルプールの設定変更]ダイアログが表示されます。
2. <追加>ボタン、または削除するグローバルプールを選択したあと、<削除>ボタンをクリックしてグローバルプールの設定を変更
します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のテナントフォルダーのグローバルプールに関する情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm tenant modifyを実行します。
rcxadm tenant modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参照してください。
13.3.4 削除
ここでは、テナントフォルダーの削除について説明します。
テナントフォルダーを削除すると、テナントフォルダー内のリソースも併せて削除されます。
事前にテナントフォルダー内のリソースを別のテナントフォルダーに移動するか、削除したあとテナントフォルダーを削除してください。
1. オーケストレーションツリーで対象のテナントフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[テナントの削除]ダイアログが表示されます。
2. 削除されるテナントフォルダー名が表示されます。
削除対象のテナントフォルダーに、リソースが含まれている場合、"含まれているリソース"にそれらが一覧で表示されます。
内容を確認し、"テナントを削除する。"チェックボックスにチェックを入れてください。
- 254 -
注意
"テナントを削除する。"チェックボックスにチェックを入れると、<OK>ボタンが有効になります。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のテナントフォルダーが削除されます。
また、対象のテナントフォルダーに対するロールだけが設定されている、ユーザーグループとユーザーが削除されます。
シングルサインオンまたはディレクトリサービスによるユーザー管理を利用している場合、本製品の管理情報からユーザー情報
は削除されますが、ディレクトリサービス側のユーザー情報は削除されません。
コマンドでは、rcxadm tenant deleteを実行します。
rcxadm tenant deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参照してください。
注意
テナントフォルダー配下にL-Serverが作成されている場合、テナントフォルダーの削除でL-Serverが削除されます。L-Serverの削除に
ついては、「11.4 削除」の注意事項を参照してください。
13.3.5 移動
ここでは、テナントフォルダーの移動について説明します。
以下の手順で、ほかのリソースフォルダーへ移動させます。
1. オーケストレーションツリーで移動させるテナントフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダへ移動]を選択しま
す。
[テナントの移動]ダイアログが表示されます。
2. 移動先リソースフォルダーを選択します。
3. <OK>ボタンをクリックします。
対象のテナントフォルダーが、移動先リソースフォルダーに移動します。
テナントフォルダーが移動する際は、テナントフォルダー配下のリソースも移動します。
コマンドでは、rcxadm tenant moveを実行します。
rcxadm tenant moveコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.13 rcxadm tenant」を参照してください。
- 255 -
第14章 ネットワークデバイスの操作
ここでは、ネットワークデバイスの操作について説明します。
14.1 保守モードの切替え
ネットワークデバイスを構成するネットワーク機器の定期保守などを行うために、一時的にネットワークデバイスを監視や自動設定の対
象から除外したり、定期保守などが終了後にネットワークデバイスを監視や自動設定の対象に組み込んだりする操作について説明し
ます。
以下の操作で、ネットワークデバイスの保守モードの設定または解除を行います。
・ 保守モードの設定
ネットワークデバイスに対して保守モードが設定されることで、一時的にネットワークデバイスを監視や自動設定の対象から除外で
きます。
rcxadm netdevice setコマンドで-attr mode=maintenanceオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスに保守モードが
設定されます。
・ 保守モードの解除
ネットワークデバイスに対して設定されている保守モードを解除することで、ネットワークデバイスを監視や自動設定の対象に組み
込むことができます。
rcxadm netdevice setコマンドで-attr mode=activeオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスの保守モードが解除さ
れます。
例
・ 保守モードを設定する場合
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr mode=maintenance <RETURN>
・ 保守モードを解除する場合
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr mode=active <RETURN>
保守モードの設定状態は、以下のどちらかの方法で確認できます。
・ GUIの場合
1. ネットワークデバイスツリーで確認したいネットワークデバイスをクリックします。
2. [リソース詳細]タブを選択します。
3. "基本情報"の"保守モード"を参照し、保守モードの状態を確認します。
- maintenance
保守モードが設定されていることを表します。
- active
保守モードが解除されていることを表します。
・ コマンドの場合
rcxadm netdevice listコマンドを利用して確認できます。
listサブコマンドの表示結果で表示される"MAINTENANCE"で保守モードの状態を確認します。
- ON
保守モードが設定されていることを表します。
- 256 -
- OFF
保守モードが解除されていることを表します。
参照
rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
注意
ネットワークデバイスに保守モードを設定した場合、ネットワークデバイスへの自動設定は行われません。
そのため、保守モードを設定したネットワークデバイスが冗長構成の場合、設定内容によっては冗長構成を保てなくなる可能性があり
ます。
冗長構成のネットワークデバイスに対して保守モードを設定する場合、テナント管理者に対してL-Platformの操作(作成、変更、削除)
を行わないように依頼することをお勧めします。
なお、冗長構成を保てなくなる設定内容については、ネットワークデバイスを構成するネットワーク機器の仕様に依存します。詳細は、
ネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
14.2 自動設定対象の切替え
本製品では、L-Platformの作成時、自動設定の対象となっているネットワークデバイスが選択され、自動設定が成功すると配備されま
す。
以下の操作で、ネットワークデバイスを自動設定の対象または対象外に設定できます。
・ 自動設定の対象に組み込む
自動設定の対象に組み込む場合、インフラ管理者のコマンド操作によって組み込みます。
rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=trueオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の対象
として組み込まれます。
・ 自動設定の対象から除外
以下のどれかの場合、ネットワークデバイスは自動設定の対象から除外されます。
- インフラ管理者が一時的に自動設定の対象から除外した場合
rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=falseオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の
対象から除外されます。
- ネットワークデバイスに対する自動設定が何らかの問題(ログイン失敗、機器の故障など)で失敗した場合
- インフラ管理者がネットワークデバイスを登録時に自動設定の対象から除外した場合
ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice createコマンドまたはrcxadm netconfig
importコマンドを実行することで、ネットワークデバイスの登録時に自動設定の対象から除外されます。
- インフラ管理者がネットワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外した場合
ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice modifyコマンドを実行することで、ネット
ワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外されます。
例
・ インフラ管理者が自動設定の対象に組み込む場合
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=true <RETURN>
・ インフラ管理者が自動設定の対象から除外する場合
- 257 -
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=false <RETURN>
ネットワークデバイスが自動設定の対象になっているかは、rcxadm netdevice showコマンドを利用して確認できます。
showサブコマンドの表示結果で表示される"AutoConfiguration"で自動設定の対象になっているか確認します。
・ true
自動設定の対象になっていることを表します。
・ false
自動設定の対象外になっていることを表します。
参照
・ rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.6 rcxadm netdevice」を参照してください。
・ rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。
- 258 -
第15章 ユーザーグループの操作
本章では、ユーザーグループについて説明します。
インフラ管理ロールまたは兼任ロールをもつユーザーだけが、ユーザーグループを作成できます。
コマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.2 rcxadm usergroup」を参照してください。
注意
Basicモードの場合だけ、ユーザーグループに対して操作できます。
15.1 作成
ここでは、ユーザーグループの作成について説明します。
以下の手順で、ユーザーグループの作成を行います。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーグループ]を選択します。
[ユーザーグループ]ダイアログが表示されます。
2. <登録>ボタンをクリックします。
[ユーザーグループの登録]ダイアログが表示されます。
3. 以下の情報を設定します。
グループ名
先頭文字を半角英数字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入
力します。
アクセス範囲/ロール
<追加>ボタンをクリックしたあと、ユーザーグループに設定するアクセス範囲とロール種別を選択します。
ラベル(省略可)
ユーザーグループのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
コメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
4. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーグループが作成されます。
コマンドでは、rcxadm usergroup createを実行します。
rcxadm usergroup createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.2 rcxadm usergroup」を参照してください。
15.2 表示
ここでは、ユーザーグループの表示について説明します。
以下の手順で、登録されているユーザーグループを表示します。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーグループ]を選択します。
[ユーザーグループ]ダイアログが表示されます。
ユーザーグループの一覧(ユーザーグループおよびユーザーアカウント)が表示されます。
コマンドでは、rcxadm usergroup listまたはrcxadm usergroup showを実行します。
rcxadm usergroupコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.2 rcxadm usergroup」を参照してください。
- 259 -
15.3 変更
ここでは、ユーザーグループの設定変更について説明します。
以下の手順で、ユーザーグループの設定変更を行います。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーグループ]を選択します。
[ユーザーグループ]ダイアログが表示されます。
2. 変更したいユーザーグループを選択します。
3. <変更>ボタンをクリックします。
[ユーザーグループの変更]ダイアログが表示されます。
4. 変更したい項目を修正します。
5. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーグループの情報が変更されます。
コマンドでは、rcxadm usergroup modifyを実行します。
rcxadm usergroup modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.2 rcxadm usergroup」を参照してください。
15.4 削除
ここでは、ユーザーグループの削除について説明します。
ユーザーが登録されている状態では、ユーザーグループを削除できません。
削除する前に、ユーザーグループに所属するすべてのユーザーを別のユーザーグループに移動または削除し、ユーザーが1人も所
属していない状態で削除してください。
以下の手順で、ユーザーグループの削除を行います。
1. RORコンソールのメニューから[設定]-[ユーザーグループ]を選択します。
[ユーザーグループ]ダイアログが表示されます。
2. 削除したいユーザーグループを選択します。
3. <削除>ボタンをクリックします。
[ユーザーグループの削除]ダイアログが表示されます。
4. <OK>ボタンをクリックします。
ユーザーグループが削除されます。
コマンドでは、rcxadm usergroup deleteを実行します。
rcxadm usergroup deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.6.2 rcxadm usergroup」を参照してください。
- 260 -
第16章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの
関連付け
構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける方法、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける方法について
説明します。
16.1 管理対象範囲
構築済みの物理サーバや仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲が異なります。
管理できるリソースが異なるL-Serverを以下のように呼びます。
・ サーバが管理対象のL-Server
サーバだけが管理対象のL-Serverを指します。
- 物理サーバの場合
「16.3.1 管理できるハードウェア」に記載されたハードウェアを利用している場合が該当します。
- 仮想マシンの場合
以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。
- 「16.3.1 管理できるハードウェア」と「16.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア
- 「16.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア
・ サーバとストレージが管理対象のL-Server
- 物理サーバの場合
サーバとストレージが管理対象のL-Serverを指します。
「16.3.1 管理できるハードウェア」と「16.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェアを利用している場合が該当しま
す。
- 仮想マシンの場合
以下のハードウェアとサーバ仮想化ソフトウェアを利用している場合が該当します。
- 「16.3.1 管理できるハードウェア」と「16.3.3 管理できるストレージ」に記載されたハードウェア
- 「16.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合」に記載されたサーバ仮想化ソフトウェア
注意
構築済みの物理サーバを物理L-Serverと関連付けた場合、「サーバが管理対象のL-Server」だけサポートされます。「サーバとストレー
ジが管理対象のL-Server」は作成できません。
構築済みの物理サーバや仮想マシンから、ディスクやNICの情報が取得できた場合、その情報が表示されます。なお、NICについて
は、L-Serverの種別によって出力される情報が異なります。
・ 物理L-Serverの場合
MACアドレス、IPアドレス(管理LANのみ)
・ 仮想L-Serverの場合
MACアドレス
管理サーバを仮想マシン上に構築した場合、その仮想マシンは、L-Serverと関連付けないでください。
16.2 使用できる範囲
構築済みの物理サーバと仮想マシンをL-Serverに関連付けた場合に使用できる機能範囲は以下のとおりです。
- 261 -
表16.1 構築済みの物理サーバをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲
L-Serverの種別
L-Serverの機能
VIOMを使用している物理サー HBA address renameを使用
バ
している物理サーバ
その他の物理サーバ
起動
○
○
○
停止
○
○
○
再起動
○
○
○
○ (*1)
○ (*1)
○ (*1)
基本情報の変更
○
○
○
クローニングイメージの採取
○
○
○
バックアップリストア
○
○
○
ディスクの増設、削減
×
×
×
L-Server間におけるディスクの共有
×
×
×
物理サーバの用途変更
×
×
×
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
○
×
×
○ (*3)
○ (*3)
○ (*3)
ネットワーク情報の配付
×
×
×
管理LANの複数サブネット
×
×
×
ネットワーク冗長化、タグVLAN
×
×
×
ネットワークリソースの設定変更
×
×
×
コンソール起動
○
○
×
一括電源操作
○
○
○
PXEブート
×
×
×
iSCSIブート
×
×
×
L-Serverへのリソースの割当てと解
放
×
×
×
ブレードシャーシの高可用性
×
×
×
ストレージ筐体の高可用性
×
×
×
Disaster Recovery
×
×
×
削除
○
○
○
L-Serverの解除
○
○
○
仕様変更
サーバ冗長化
予備サーバの構成チェック
生存監視 (ping監視)
*1: 次の項目が仕様変更できます。
・ サーバ冗長化、予備サーバの選択方法、予備サーバのプール
・ 電源起動優先度
*2: すでにサーバ切替えが設定されている構築済みの物理サーバは管理できません。仕様変更によりサーバ冗長化を有効にしてください。
*3: 物理サーバのping監視の設定が引き継がれます。ただし、物理L-Serverとして、XMLおよびGUIからping監視の設定はできませ
ん。
- 262 -
表16.2 構築済みの仮想マシンをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲
L-Serverの種別
L-Serverの機能
サーバが管理対象のL-Server (*1)
サーバとストレージが管理対象のL-Server
起動
○
○
停止
○
○
再起動
○
○
○ (*2)
○ (*2)
○ (*3)
○ (*3)
○
○
○ (*4)
○ (*4)
ディスクの増設、削減
×
○
スナップショットの採取、リストア
○
○
L-Serverへのリソースの割当てと
解放
○
○
コンソール起動
○
○
一括電源操作
○
○
Disaster Recovery
○
○
削除
○
○
L-Serverの解除
○
○
サーバ間の移動
(マイグレーション)
仕様変更
基本情報の変更
クローニングイメージの採取
*1: 以下の場合、サーバが管理対象のL-Serverになります。
・ L-Serverでサポートできるディスク構成ではない場合
・ Raw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクだけで構成されている場合
・ 記載のないデバイスパスやRaw Device Mapping(RDM)、パススルーディスク(Pass-through Disk)、および差分ディスクが混在して
いる構成の場合
以下の場合、「サーバとストレージが管理対象のL-Server」になります。
・ 「16.3.3 管理できるストレージ」に記載されているストレージを利用し、仮想マシンに割当て済みの、すべてのディスクのデバイスパ
スが、以下に記載したものに該当する場合
【VMware】
- SCSI:0:1~SCSI:0:6
- SCSI:0:8~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:6
- SCSI:1:8~SCSI:1:14
- SCSI:2:0~SCSI:2:6
- SCSI:2:8~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:6
- SCSI:3:8~SCSI:3:14
【Hyper-V】
- SCSI:0:1~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:14
- 263 -
- SCSI:2:0~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:14
VM管理製品で管理されていないVMwareのVMホスト上の仮想マシンについては、電源操作(起動、停止、再起動)と基本情
報の変更(ラベル/コメントの設定)が行えます。
*2: データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。
*3: CPU性能やメモリサイズが設定されている状態から、制限なしへの変更はできません。
*4: システムディスクは、SCSI:0:0【VMware】、IDE:0:0【Hyper-V】を使用してください。システムディスクにSCSI:0:0【VMware】、IDE:0:0
【Hyper-V】を使用しなかった場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。またHyper-Vの場合、
データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。
16.3 前提条件
構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付ける場合、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関連付ける場合、構築済
みのハードウェア環境、ソフトウェア環境によって管理できる範囲が異なります。
16.3.1 管理できるハードウェア
「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.49 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合、サー
バだけ管理できます。
表16.3 必須ハードウェア条件
ソフトウェア名
エージェント
ハードウェア
PRIMERGY BX400 S1
PRIMERGY BX620 S6
PRIMERGY BX620 S5
PRIMERGY BX620 S4
PRIMERGY BX920 S2
PRIMERGY BX920 S1
PRIMERGY BX922 S2
PRIMERGY BX924 S2
PRIMERGY BX960 S1
PRIMERGY RX100 S6
PRIMERGY RX100 S5
PRIMERGY RX200 S6
PRIMERGY RX200 S5
PRIMERGY RX200 S4
PRIMERGY RX300 S6
PRIMERGY RX300 S5
PRIMERGY RX300 S4
PRIMERGY RX600 S5
PRIMERGY RX600 S4
PRIMERGY RX900 S1
PRIMERGY TX150 S7
PRIMERGY TX150 S6
PRIMERGY TX200 S6
PRIMERGY TX200 S5
PRIMERGY TX300 S6
PRIMERGY TX300 S5
PRIMERGY TX300 S4
PRIMEQUEST 1000シリーズ
その他のPCサーバ
備考
・ PRIMERGY BXシリーズのサーバの場合
ファイバーチャネルカードは拡張スロット2に搭載する構
成だけサポートします。
・ PRIMERGY BXシリーズ以外のサーバの場合
IPMI(*1)に対応しているサーバ管理装置(*2)を搭載す
る必要があります。
・ サーバ仮想化ソフトウェアがRHEL5-Xenの場合
管理対象サーバはPRIMEQUEST 1000シリーズだけサ
ポートします。
・ 物理L-ServerでiSCSIブートを利用する場合
PRIMERGY BX900かつVIOMが必要です。
*1: IPMI2.0をサポートします。
*2: 一般的にBMC(Baseboard Management Controller)と呼ばれる装置を指します。
PRIMERGYの場合、iRMC(integrated Remote Management Controller)と呼ばれています。
- 264 -
16.3.2 管理できるサーバ
物理サーバの場合
・ SAN接続している。
・ サーバのHBAのポートが2ポートの構成である。
・ エージェントが登録されている。
注意
VIOMまたはHBA address renameを利用していない場合、接続しているSANのディスク情報は表示されません。
16.3.3 管理できるストレージ
物理サーバと仮想マシンの場合で異なります。
物理サーバの場合
「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.49 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合のほ
か、以下の場合にサーバとストレージを管理できます。利用していない場合、サーバだけを管理できます。
・ 「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.51 物理サーバ上のL-Serverと接続できるストレージ装置」に記載されたETERNUS
ストレージ、NetAppストレージを利用している
・ 「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.52 物理サーバ上のL-ServerとETERNUSストレージ、NetAppストレージ、EMC
CLARiXストレージ、EMC Symmetrix DMXストレージ、およびEMC Symmetrix VMAXストレージを接続する場合に使用できるファ
イバーチャネルスイッチ」を利用している
・ 「導入ガイド CE」の「1.4.2.2 必須ソフトウェア」に記載されているストレージ管理製品を利用して、ストレージ装置を管理している
・ 1つの物理サーバに対して、AffinityGroupを1つで運用している
仮想マシンの場合
サーバ仮想化ソフトウェアによって異なります。
以下の場合、サーバとストレージを管理できます。
【VMware】
・ VMware vCenter Serverにより、仮想マシンを管理している
・ データストアを利用している
・ VMwareがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している
・ システムディスクにSCSI:0:0を利用している
・ データディスクに以下のデバイスパスを利用している
- SCSI:0:1~SCSI:0:6
- SCSI:0:8~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:6
- SCSI:1:8~SCSI:1:14
- SCSI:2:0~SCSI:2:6
- SCSI:2:8~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:6
- 265 -
- SCSI:3:8~SCSI:3:14
注意
Raw Device Mappingを利用する場合や上記デバイスパス以外を利用する場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に56以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合、システムディスクにSCSI:0:0を使用してください。
【Hyper-V】
・ SCVMMにより仮想マシンを管理している
・ MSFCがVMホストに追加されている
・ クラスタの共有ボリュームとしてクラスタディスクが設定されている
・ クラスタディスクとして、SANボリュームが設定されている
・ Hyper-Vがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している
・ システムディスクにIDE:0:0を利用している
・ データディスクに以下のデバイスパスを利用している
- SCSI:0:1~SCSI:0:14
- SCSI:1:0~SCSI:1:14
- SCSI:2:0~SCSI:2:14
- SCSI:3:0~SCSI:3:14
注意
パススルーディスク、差分ディスクを利用している場合や上記デバイスパス以外を利用している場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に60以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングイメージを採取する場合は、システムディスクにIDE:0:0を使用してください。
16.3.4 サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合
本製品がサポートするサーバ仮想化ソフトウェアの仮想マシンが、VM管理製品に管理されている場合に仮想L-Serverとして管理でき
ます。
本製品がサポートするサーバ仮想化ソフトウェアは、「導入ガイド CE」の「1.4.2.1 基本ソフトウェア」と「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照
してください。
本機能でサポートするサーバ仮想化ソフトウェアは、VMwareとHyper-Vです。
注意
「導入ガイド CE」の「1.4.2.2 必須ソフトウェア」をインストールしない場合、そのVMホストに対して、新しくL-Serverを配備できません。
VMwareの場合、VM管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンについてもL-Serverとの関連付けが行えます。そのLServerに対しては、電源操作(起動、停止、再起動)と基本情報の変更(ラベル/コメントの設定)が行えます。
Hyper-Vの場合、VM管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンは、L-Serverとの関連付けが行えません。
- 266 -
16.4 導入
ここでは、構築済みの物理サーバを物理L-Serverに関連付けるための導入方法、および構築済みの仮想マシンを仮想L-Serverに関
連付けるための導入方法について説明します。
16.4.1 事前準備
事前準備
「導入ガイド CE」の「D.2 セットアップのための事前準備(サーバ)」の手順を参照してください。
セットアップ
構築済みの物理サーバやVMホストのリソースを本製品に登録します。
構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける場合、「導入ガイド CE」の「D.6 セットアップ」の、以下の手順を行ってください。
構築済みの仮想マシンをL-Serverに関連付ける場合、「導入ガイド CE」の「E.2.5 セットアップ」および「E.3.4 セットアップ」の、以下の手
順を行ってください。
1. リソースの登録
構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順を行ってください。
a. ストレージ管理製品の登録
b. 管理対象サーバの登録
構築済みの仮想マシンをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順を行ってください。
a. VM管理製品の登録
b. 管理対象サーバの登録
2. リソースのリソースプールへの登録
構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順で、リソースをリソースプールに登録します。
a. 物理サーバリソースをサーバプールに登録します。
サーバプールの[リソースの登録]ダイアログで、"OSインストール済のサーバを表示"チェックボックスにチェックを入れ、OS
がインストール済みの物理サーバを指定してください。
b. L-Serverに関連付ける物理サーバに接続されているディスクを、ストレージプールに登録します。
c. アドレスセットリソースを登録します。
構築済みの物理サーバで使用中のMAC/WWNアドレスが含まれる範囲を指定してください。
d. ネットワークリソースを登録します。
構築済みの物理サーバや仮想マシンで利用されていないIPアドレスを指定してください。
サブネットアドレスの範囲内に、構築済みの物理サーバ、仮想マシンや他の装置で利用されているIPアドレスが含まれる
場合、IPアドレスの重複が発生するため、「対象外とするIPアドレス」にそれらのIPアドレスを指定してください。
構築済みの仮想マシンをL-Serverに関連付ける場合、以下の手順で、リソースをリソースプールに登録します。
a. VMホストリソースをVMプールに登録します。
b. L-Serverに関連付ける仮想マシンで使用している仮想ストレージを、ストレージプールに登録します。
c. ネットワークリソースを登録します。
構築済みの物理サーバや仮想マシンで利用されていないIPアドレスを指定してください。
サブネットアドレスの範囲内に、構築済みの物理サーバ、仮想マシンや他の装置で利用されているIPアドレスが含まれる
場合、IPアドレスの重複が発生するため、「対象外とするIPアドレス」にそれらのIPアドレスを指定してください。
- 267 -
確認
「16.4.2 物理サーバの場合」および「16.4.3 仮想マシンの場合」の手順を実行して、構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付け
られたL-Serverは、以下の方法で確認できます。
・ GUIでの確認方法
オーケストレーションツリーでL-Serverを選択し、[リソース詳細]タブを表示させ、"状態テーブル"の"制御対象リソース"に、情報が
表示されているか確認してください。
"制御対象リソース"には、以下の文字列が表示されます。
- "Server"の場合
物理L-Server、およびサーバが管理対象の仮想L-Serverです。
- "Server,Storage"の場合
サーバ、およびストレージが管理対象の仮想L-Serverです。
・ コマンドでの確認方法
rcxadm lserver showコマンドを実行し、制御対象リソースの範囲(ControlledResources)が表示されているか確認してください。
詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
制御対象リソースの範囲には、以下の文字列が表示されます。
- "Server"の場合
物理L-Server、およびサーバが管理対象の仮想L-Serverです。
- "Server,Storage"の場合
サーバ、およびストレージが管理対象の仮想L-Serverです。
16.4.2 物理サーバの場合
以下の手順で、物理サーバを物理L-Serverにします。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで、登録したサーバプールの物理サーバを右クリックし、表示されたメニューで、[LServerへ関連付け]を選択します。
[L-Serverへの関連付け]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
L-Server名
L-Serverの名前を入力します。
物理サーバ名が先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")
で構成された64文字以内の文字列で構成される場合、物理サーバ名が、L-Server名の初期値として表示されます。
先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64
文字以内の文字列を入力します。
作成先フォルダ
L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。
省略した場合、物理L-Serverを実行したユーザーのルートフォルダーに格納されます。
ラベル(省略可)
L-Serverのラベルを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
コメント(省略可)
L-Serverのコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
- 268 -
3. <OK>ボタンをクリックします。
物理サーバを物理L-Serverとして管理できます。
コマンドで作成する場合、rcxadm lserver convertコマンドを実行します。
rcxadm lserver convertコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
16.4.3 仮想マシンの場合
以下の手順で、仮想マシンを仮想L-Serverにします。
1. RORコンソールのオーケストレーションツリーで、登録したVMプールのVMホストを右クリックし、表示されたメニューで、[L-Server
へ関連付け]を選択します。
[L-Serverへの関連付け]ダイアログが表示されます。
2. 以下の項目を入力します。
作成先フォルダの一括設定(省略可)
L-Serverを格納するリソースフォルダーまたはテナントフォルダーを選択します。
省略した場合、物理L-Serverを実行したユーザーのルートフォルダーに格納されます。
VMゲスト一覧
指定したVMホスト上に作成されている仮想マシンのうち、L-Serverと関連付いていない仮想マシンが表示されます。仮想マ
シン名以外に、OS種別、L-Server名、作成先フォルダも表示されます。
仮想マシン名が先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およ
びピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列で構成される場合、仮想マシン名が、L-Server名の初期値として表示され
ます。
仮想L-Serverにする仮想マシンを選択します。
指定したVMホストに登録されているすべての仮想マシンを仮想L-Serverにする場合、<全て選択>ボタンをクリックします。
詳細(省略可)
L-Server名、ラベル、コメント、作成先を設定します。
<詳細>ボタンをクリックすると、[VMゲストの設定]ダイアログが表示されます。
各項目に設定できる情報については、「16.4.2 物理サーバの場合」を参照してください。
なお、L-Server名には、先頭半角英数字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")、ハイフ
ン("-")およびピリオド(".")で構成された64文字以内の文字列が入力できます。
設定したい項目を入力して、<OK>ボタンをクリックするとVMゲスト一覧に表示されている項目に反映されます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
仮想マシンを仮想L-Serverとして管理できます。
コマンドで作成する場合、rcxadm lserver convertコマンドを実行します。
rcxadm lserver convertコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
管理サーバをVMwareとHyper-V環境の仮想マシン上で動作させる場合、管理サーバ自身の仮想マシンについてはL-Serverとの関連
付けを行わないでください。
VMware FTのセカンダリ仮想マシンは、L-Serverと関連付けが行えません。
【VMware】
L-Serverと関連付けを行った仮想マシンの、CPU/メモリの制限値が"制限なし"の場合、L-Server換算表示の換算方法、およびL-Server
の仕様変更の方法が異なります。
換算方法については、「12.4 表示」の「L-Server換算表示」を参照してください。
仕様変更については、「16.5 構成変更」を参照してください。
- 269 -
【Hyper-V】
ネットワークアダプターをもつ仮想マシンが、一度も起動されていない状態で、L-Serverとの関連付けを行った場合、L-Serverがもつ
ネットワークのMACアドレスが、"00:00:00:00:00:00"になる場合があります。その場合、L-Serverとの関連付けを解除し、VM管理製品
からその仮想マシンに対して静的MACアドレスを割り当てるか、または仮想マシンを起動後、3分程度待機したあと、L-Serverとの関連
付けを行ってください。
構築済みの仮想マシンと関連付けられた仮想L-Serverは、RORコンソールの[リソース詳細]タブに表示される"ディスク情報"の"用途"に
ハイフン("-")が表示されます。
16.5 構成変更
ここでは、構築済み物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対する構成変更について説明します。
構成変更は、「第3章 リソースの変更」を参照してください。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
注意
ストレージが管理対象になっていないL-Serverは、ディスクの増設と削減はできません。
16.6 L-Serverの解除
ここでは、構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverに対して、物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverとの関
連付けを解除する方法について説明します。
以下の手順で、L-Serverとの関連付けを解除します。
1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[関連付け解除]を選択します。
確認ダイアログが表示されます。
2. <OK>ボタンをクリックします。
構築済みの物理サーバや仮想マシンとL-Serverとの関連付けを解除できます。
コマンドでは、rcxadm lserver revertコマンドを実行します。
rcxadm lserver revertコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
なお、本製品を使用して作成されたL-Serverは、物理サーバや仮想マシンとL-Serverとの関連付けを解除できません。
- 270 -
付録A 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)
ここでは、一括設定で使用するCSV形式の構成定義ファイルについて説明します。
A.1 構成定義ファイルの取得(CSV形式)
以下の方法で構成定義ファイルを取得できます。
・ 本製品のDVD-ROMから自動起動される画面で取得する方法【Windows】
本製品のDVD-ROMをセットすると、自動的に以下の画面が表示されます。"ツール"を選択し、表示された画面で"一括設定用 構
成定義テンプレート(CSV形式)"をクリックすると、CSVファイルに関連付けされたアプリケーション(Excelなど)でファイルを開きま
す。内容を確認し、ファイルを保存します。
図A.1 選択画面
参考
上記の画面が起動しない場合、DVD-ROMのドライブ配下にある"RcSetup.exe"を起動してください。
・ 本製品のDVD-ROMから取得する方法
本製品のDVD-ROMをセットし、以下のファイルをコピーしてください。
【Windows】
DVD -ROMドライブ\template\ja\template.csv
【Linux】
DVD-ROMマウントポイント/template/ja/template.csv
- 271 -
・ RORコンソールから取得する方法
マネージャーがインストールされている環境では、以下の手順でファイルを取得できます。
1. 「導入ガイド CE」の「7.1 ログイン」を参照して、RORコンソールを起動し、ログインします。
2. RORコンソールのメニューで、[ファイル]-[テンプレートのダウンロード]-[CSV形式]を選択します。
[ファイルのダウンロード]画面が表示されます。
3. <保存(S)>ボタンをクリックします。
4. 保存先のディレクトリとファイル名を指定します。
5. <保存(S)>ボタンをクリックします。
A.2 ファイル形式
一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、1行ごとに定義する項目をカンマ(",")区切りで記述します。
各行は、以下の形式で記述します。
・ ファイル形式の定義
ファイルの先頭の1行は、必ず以下の内容で始めてください。
RCXCSV,V3.4
ポイント
先頭行に以下のRCXCSVのバージョンで記載された形式の構成定義ファイルをインポートできます。
- RCXCSV,V1.0
- RCXCSV,V2.0
- RCXCSV,V3.0
- RCXCSV,V3.1
- RCXCSV,V3.2
- RCXCSV,V3.3
- RCXCSV,V3.4
以前のCSV形式の構成定義ファイルをインポートし、それをエクスポートした場合、構成定義ファイルは最新のバージョンで記載さ
れた形式になります。
注意
RCXCSVのそれぞれのバージョンでリソース定義フォーマットが異なり、古いバージョンの情報はそれ以降のバージョンにすべて
含まれています。
なお、「A.3 リソース定義」に記載する各セクションの情報は、それぞれ以下の場合だけ扱うことができます。
- RCXCSV V2.0以降
"LanSwitchNet"、"ServerAgent"、"ServerVMHost"、"PowerDevice"、"Memo"
- RCXCSV V3.0以降
"VMManager"
- RCXCSV V3.1
"SPARCEnterprise"
- 272 -
- RCXCSV V3.2
"PRIMERGYPartitionModelChassis"、"PRIMERGYPartitionModelServer"
- RCXCSV V3.3
"Subnet"、"SPARCEnterprisePartitionModelChassis"、"SPARCEnterprisePartitionModelServer"、"MonitorSetting"
- RCXCSV V3.4
"VIOManager"
・ コメント
以下の内容の行はコメントとみなしてスキップされます。
- 行頭の文字がコメント記号("#")で始まる文字列の行
例
#開発環境の定義
- 空白(" ")、タブ記号、改行だけの行
- カンマ(",")だけの行
- 認識できないリソース定義
・ リソース定義
リソースの定義は以下のフォーマットで作成します。同じ種類のリソースは同じセクションに記述します。
- リソース定義フォーマット
[セクション名]
セクションヘッダー
操作欄,パラメーター[,パラメーター]...
- セクション名
リソースの種類を記述します。
- セクションヘッダー
リソース固有のパラメーターの種類を記述します。
注意
セクション名とセクションヘッダーの間にコメント行を入れないでください。
- 操作欄
リソースに対する操作内容を記述します。操作欄では、以下の文字が使用できます。
- new
登録
- change
変更
- ハイフン("-")
何もしない
- 273 -
- パラメーター
設定するパラメーターの値を記述します。
注意
操作欄、およびパラメーターの順序は、「A.3 リソース定義」のセクションヘッダーの記述順に従ってください。
使用できる文字
リソース定義で使用できる文字については、「A.3 リソース定義」を参照してください。省略できるパラメーターについては、ハイフン
("-")を記述してください。
ただし、SNMPコミュニティー名、ユーザー名、およびパスワードはハイフン("-")を有効文字として設定されます。なお、各行の末尾
に、必要なパラメーター数を超えたカンマ(",")が記述されていても、問題ありません。
円マーク("\")やダブルクォーテーション( " )などの文字を入力する場合、構成定義ファイルの記述は画面表示と異なります。
入力方法について、以下を参照してください。
表A.1 構成定義ファイルの記述と画面表示の違い
構成定義ファイル(CSV)の記述
RORコンソール表示
\\
\
\n
改行
""
"
, (*1)
,
*1: 値全体をダブルクォーテーション( " )で囲む必要があります。
例
- CSVの記述
"a\nb,\\n"
- RORコンソール表示
a
b,\n
セクション定義の順番
セクションの順番、セクション名を以下に示します。
また、セクション定義の順番は固定です。
表A.2 セクションの順番、セクション名
順番
セクション名
1
Subnet
2
VIOManager
3
Chassis
4
PRIMERGYPartitionModelChassis
5
SPARCEnterprisePartitionModelChassis
6
LanSwitch
7
LanSwitchNet
8
Server
- 274 -
順番
セクション名
9
SPARCEnterprise
10
PRIMERGYPartitionModelServer
11
ServerNet
12
SPARCEnterprisePartitionModelServer
13
ServerWWNN (*1)
14
SpareServer (*1)
15
VMManager
16
ServerAgent (*2、*3)
17
ServerVMHost (*2、*3)
18
MonitorSetting
19
PowerDevice
20
Memo (*2)
*1: Excel構成定義テンプレートから読込み時に、操作欄の情報が読み込まれません。
*2: Excel構成定義テンプレートから読込み時に、このセクションはスキップされます。
*3: 同一物理サーバに対して、"ServerAgent"と"ServerVMHost"セクションに同時に入れないでください。
CSV形式の構成定義ファイルをエクスポートする際、システム定義のバックアップ情報が自動的に作成されます。以下の行以降の
セクションはバックアップ情報です。バックアップの情報はExcel構成定義テンプレートから読込み時にスキップされます。
#Do not edit the following information, which is used to recover the manager.
バックアップ情報は自動的に作成されるため、修正しないでください。なお、システムを新規構築の目的で、構成定義ファイルを作
成する場合、これらのセクションを定義する必要はありません。
注意
- CSV形式の構成定義ファイルをインポートしたあとにエクスポートした場合、行の順番は、インポート時のファイルと異なる場合
があります。
また、以下のコメント情報は削除されます。
- コメント行
- 値を省略したことを示す丸括弧"( )"で括られた文字列
- 各行の末尾に書かれた、必要なパラメーター数を超えたカンマ (",")
- サーバブレードに対するシャーシや、LANスイッチブレードに対するシャーシのように、それらを登録するために事前に登録が
必要なものについては、構成定義ファイルに定義するか、事前に登録してください。
文字コード
一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、Shift-JISの文字コードを用いて保存されます。Shift-JIS以外の文字コードのファイ
ルをインポートすると、正しく動作しない場合があります。
テキストエディタで直接編集する場合、Shift-JIS以外の文字コードで保存しないでください。
A.3 リソース定義
ここでは、構成定義ファイルに記述するリソース定義情報について説明します。
- 275 -
管理LANサブネットの管理情報
・ セクション名
[Subnet]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
subnet_name
サブネット名を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列を
入力します。
network_address
管理LANとして使用するサブネットのネットワークアドレスを入力します。
ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。
subnet_mask
サブネットマスクとして有効な値を入力します。
gateway
管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。
VIOM情報
・ セクション名
[VIOManager]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
name
"VIOM"固定にしてください。
ip_address
VIOMがインストールされている端末のIPアドレスを入力します。
"127.0.0.1"固定にしてください。
login_name
VIOMにログインするためのユーザー名を入力します。
ドメイン名を使う場合、"ドメイン名\ユーザー名"の形式で入力します。
login_passwd
VIOMにログインするためのパスワードを入力します。
passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- login_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
- 276 -
シャーシの管理情報
・ セクション名
[Chassis]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
シャーシを管理するための名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
マネジメントブレードに設定されているIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
snmp_community_name
マネジメントブレードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権、参照更新権)を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
PRIMEQUESTのシャーシの管理情報
・ セクション名
[PRIMERGYPartitionModelChassis]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
シャーシを管理するための名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。
なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
マネジメントボードに設定されている仮想IPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
- 277 -
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
snmp_community_name
マネジメントボードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権、参照更新権)を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
mgmt_user_name
サーバを管理するリモートサーバマネジメントのAdministrator権限以上を持つユーザー名を入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
mgmt_passwd
サーバを管理するリモートサーバマネジメントのパスワードを入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
mgmt_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- mgmt_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のシャーシの管理情報
・ セクション名
[SPARCEnterprisePartitionModelChassis]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
シャーシを管理するための名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。
なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
XSCFに設定されているIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
- 278 -
snmp_community_name
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
mgmt_user_name
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のplatadm権限を持つユーザー名を入力します。
先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列を入力しま
す。
mgmt_passwd
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(XSCF)のパスワードを入力します。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"
mgmt_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- mgmt_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
LANスイッチブレードの管理情報
・ セクション名
[LanSwitch]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。
slot_no
LANスイッチブレードの搭載位置を示す番号です。半角数字(1~8)を入力します。
switch_name
LANスイッチブレードを管理するための名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されます。
ip_address
LANスイッチブレードに設定されているIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
- 279 -
snmp_community_name
LANスイッチブレードに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。
半角英数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
user_name
LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用のユーザー名を入力します。
半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列を入力します。
passwd
LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用のパスワードを入力します。
ダブルクォーテーション( " )を除く、半角英数字および記号がASCII文字(0x20、0x21および0x23~0x7e)で構成された80文字
以内の文字列を入力します。なお、入力したパスワードは平文パスワードとして認識されます。
passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
privileged_passwd
LANスイッチブレードに設定されているリモートログイン用の特権管理者パスワードを入力します。
ダブルクォーテーション( " )を除く、半角英数字および記号がASCII文字(0x20、0x21および0x23~0x7e)で構成された80文字
以内の文字列を入力します。なお、入力したパスワードは平文パスワードとして認識されます。
privileged_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- privileged_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
product_name
LANスイッチブレードの機種を入力します。なお、ハイフン("-")を入力する場合、"BX600 GbE Switch Blade 30/12"として扱い
ます。
以下のどれかの機種が入力できます。
- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/12
- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 36/8+2
- PY CB Eth Switch/IBP 1Gb 18/6
- PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8
- BX600 GbE Switch Blade 30/12
- PRIMERGY BX600 GbE Switch 16/2x10Gb
- PRIMERGY BX600 GbE Switch 16x1Gb
- Cisco Catalyst Blade Switch 3040
- 280 -
LANスイッチブレードのVLAN情報
・ セクション名
[LanSwitchNet]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。
port_no
LANスイッチブレードの外部ポート番号です。半角数字を入力します。機種に応じて指定できるポート番号が異なります。
詳細は、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。
vlan_id(省略可)
LANスイッチブレードに設定するVLAN ID、およびタグ条件("/T"(タグ)または"/U"(タグなし))を入力します。
VLAN IDのうしろにタグ条件を続けて指定してください。1つのポートに複数のVLAN IDを指定する場合、セミコロン(";")で区
切って並べてください。タグ条件について、/Tと/Uの混在はできますが、/UのVLAN IDは1つだけ指定できます。
例
10/U
10/U;20/T;30/T
10/T;20/T
注意
ハイフン("-")を入力した場合、VLANの設定は行われません。
管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、本セクショ
ンの設定は無効になります。
サーバの管理情報
・ セクション名
[Server]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
搭載されているシャーシの名前([Chassis]セクションの"chassis_name")を入力します。
注意
サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。
slot_no
サーバブレードの搭載位置を示す番号です。半角数字(1~18)を入力します。
- 281 -
注意
- サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。
- 本製品では、サーバブレードの登録時に実機のスロット位置、および装置の実装確認は行いません。
- 複数スロットサーバを登録する場合、マスタースロット番号だけを入力してください。
server_name
サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文
字列を入力します。なお、丸括弧"( )"でくくった場合、該当するサーバは切替え後の状態と認識し、一括設定実行時にその行
は実行されません。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
mac_address
サーバの管理LANのMACアドレスを入力します。
ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた形式("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")で入力します。
second_mac_address
HBA address rename設定サービス、または管理LAN冗長化時に使用する管理LANのMACアドレスを入力します。
NIC2(Index2)のものを指定します。
ハイフン("-")またはコロン(":")で区切られた形式("xx-xx-xx-xx-xx-xx"または"xx:xx:xx:xx:xx:xx")で入力します。
注意
- 以下の場合、入力を省略できます。
- HBA address rename設定サービスを利用しない
- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない
- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない
- second_mac_addressは、構成定義ファイルのバージョンがRCXCSV V3.0のときのhbaar_mac_addressを置き換えたもので
す。
先頭行に"RCXCSV,V3.0"が記述された形式の構成定義ファイルをインポートする場合だけ、hbaar_mac_addressヘッダー
を使用できます。
ただし、構成定義ファイルをエクスポートした場合、本ヘッダーはsecond_mac_addressとして出力されます。
snmp_community_name
サーバに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
- 282 -
注意
サーバがPRIMERGYシリーズ以外の場合は必要ありません。
ipmi_ip_address
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
ipmi_user_name
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのAdministrator権限以上を持つユーザー名を入力します。
半角英数字および記号がASCII文字(0x20~0x7e)で構成された16文字以内の文字列を入力します。
注意
すでに17文字以上のユーザー名をリモートマネジメントコントローラーに設定している場合、新規ユーザーを追加するか、16文
字以内に再設定してください。
ipmi_passwd
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラーのパスワードを入力します。
半角英数字および記号がASCII文字(0x20~0x7e)で構成された16文字以内の文字列を入力します。
パスワードが設定されていない場合は入力する必要はありません。
注意
すでに17文字以上のパスワードをリモートマネジメントコントローラーに設定している場合、新規ユーザーを追加するか、16文
字以内に再設定してください。
ipmi_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- ipmi_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
admin_lan1_nic_number
管理LANに使用するNICのIndex番号です。
半角数字(1~)を入力します。
注意
サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。
- 283 -
admin_lan2_nic_number
HBA address rename設定サービスまたは管理LAN冗長化時に使用するNICのIndex番号です。
半角数字(1~)を入力します。
以下の場合、ハイフン("-")を入力します。
- HBA address rename設定サービスを使用しない
- GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化していない
- 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用しない
注意
サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合は必要ありません。
admin_lan_nic_redundancy
以下のどちらかを入力します。
- admin_lan2_nic_numberで指定したNICを管理LAN冗長化のバックアップとして使用する場合
"ON"
- admin_lan2_nic_numberで指定したNICを管理LAN冗長化のバックアップとして使用しない場合
"OFF"
SPARC Enterpriseの管理情報
・ セクション名
[SPARCEnterprise]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文
字列を入力します。
ip_address
サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
mgmt_snmp_community_name
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)に設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力し
ます。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
mgmt_ip_address
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
- 284 -
mgmt_protocol
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)の種類を入力します。
- M3000の場合
"XSCF"
- Tシリーズの場合
"ILOM"
mgmt_user_name
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のユーザー名(ILOMの場合はAdmin権限、XSCFの場合
はplatadm権限)を入力します。
- XSCFの場合
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列を入力しま
す。
- ILOMの場合
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字列
を入力します。
mgmt_passwd
サーバを管理するリモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)のパスワードを入力します。
- XSCFの場合
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。
- ILOMの場合
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
mgmt_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- mgmt_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
PRIMEQUESTのサーバの管理情報
・ セクション名
[PRIMERGYPartitionModelServer]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
搭載されているシャーシの名前([PRIMERGYPartitionModelChassis]セクションの"chassis_name")を入力します。
partition_no
パーティションの番号です。半角数字(0~3)を入力します。
- 285 -
server_name
サーバを管理するための名前を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文
字列を入力します。なお、丸括弧"( )"でくくった場合、該当するサーバは切替え後の状態と認識し、一括設定実行時にその行
は実行されません。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
boot_option
OSのインストール時にBIOSで設定したブートオプションを指定します。
- レガシーブートでインストールした場合
"legacy"
- UEFIでインストールした場合
"uefi"
注意
【Linux】
boot_optionの指定が無効になり、必ず"legacy"として扱われます。
サーバブレードのVLAN情報
・ セクション名
[ServerNet]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
nic_no
サーバブレードのNIC番号です。半角数字(1~12)を入力します。
vlan_id(省略可)
サーバに設定するVLAN ID、およびタグ条件("/T"(タグ)または"/U"(タグなし))を入力します。
VLAN IDのうしろにタグ条件を続けて指定してください。1つのポートに複数のVLAN IDを指定する場合、セミコロン(";")で区
切って並べてください。タグ条件について、/Tと/Uの混在はできますが、/UのVLAN IDは1つだけ指定できます。
- 286 -
例
10/U
10/U;20/T;30/T
10/T;20/T
注意
ハイフン("-")を入力した場合、VLANの設定は行われません。
以下のNIC番号は、LAN拡張カードを装着した場合に指定してください。
- PRIMERGY BX600シリーズ
7、8
- PRIMERGY BX900/BX400シリーズ
5~12
管理対象がPRIMERGY BX900/BX400シリーズのLANスイッチブレードであり、かつIBPモードで動作している場合、本セクショ
ンの設定は無効になります。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のサーバの管理情報
・ セクション名
[SPARCEnterprisePartitionModelServer]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
chassis_name
搭載されているシャーシの名前([SPARCEnterprisePartitionModelChassis]セクションの"chassis_name")を入力します。
partition_no
パーティションの番号です。半角数字(0~23)で入力します。
server_name
サーバを管理するための名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。
なお、英字の大小文字は区別されません。
ip_address
サーバに設定するものと同じIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
- 287 -
サーバのHBA address rename管理情報
・ セクション名
[ServerWWNN]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
port_count
HBA address renameを利用するポート数です。半角数字(1~2)を入力します。
wwnn
HBA address renameを利用する物理サーバのWWNNを入力します。
先頭の3桁の値を必ず"20 0"とし、半角英数字で構成された16桁16進数の文字列を入力します。
注意
WWNNはすべてのリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されません。
サーバの切替え管理情報
・ セクション名
[SpareServer]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
spare_server
予備サーバの物理サーバ名を入力します。
複数予備サーバを指定する場合、セミコロン(";")で区切って並べてください。なお、既存の予備サーバ設定を解除するには、
"-DELETE"を入力してください。
vlan_switch(省略可)
予備サーバに切り替える際に、サーバブレードのVLANまたはポートグループの設定を予備サーバに引き継ぐかを入力しま
す。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力します。
auto_switch(省略可)
サーバの故障を検出した場合に、自動的に予備サーバに切り替えるかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力
します。
boot_type
サーバのブート形式を入力します。以下のどれかを入力します。
- 288 -
- SANブートの場合
"SAN"
- 内蔵ディスクブートの場合
"local"
- VIOMのサーバプロファイルでブート設定を行う場合
ハイフン("-")
spare_server_force_off
予備サーバに切り替える際に、予備サーバの電源を強制OFFするかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力し
ます。
spare_server_with_vm_guest
VMゲストが存在するVMホストに対してサーバ切替えを行うかを入力します。"ON"、"OFF"またはハイフン("-")を入力します。
VM管理製品情報
・ セクション名
[VMManager]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
name
VM管理製品を管理するための名前を入力します。以下のどちらかを入力します。
- VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合
"vCenterServer"
- VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合
"SCVMM"
ip_address
VM管理製品のIPアドレスまたはハイフン("-")を入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
ハイフン("-")を入力した場合、動作位置"管理サーバ上"の設定になります。
product
VM管理製品の製品名を入力します。以下のどちらかを入力します。
- VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合
"vmware-vc"
- VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合
"ms-scvmm"
login_name
VM管理製品に設定されているユーザー名を入力します。
半角英数字と記号(0x21~0x7e)で構成された84文字以内の文字列を入力します。ドメイン名を使う場合、"ドメイン名\ユーザー
名"の形式で入力します。
login_passwd
VM管理製品に設定されているパスワードを入力します。
半角英数字と記号(0x21~0x7e)で構成された128文字以内の文字列を入力します。
- 289 -
passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- login_passwdの文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
サーバエージェント管理情報
・ セクション名
[ServerAgent]と記述します。
Windows/Linuxの管理対象サーバのエージェントを一括登録する場合に必要です。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
"change"は記述できません。
server_name
定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
サーバのVMホスト管理情報
・ セクション名
[ServerVMHost]と記述します。
VMホストの管理対象サーバのエージェントを一括登録する場合に必要です。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
定義するVMホストの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
vm_login_name
VMホストに設定されているリモートログイン用のユーザー名を入力します。
vm_login_passwd
VMホストに設定されているリモートログイン用のパスワードを入力します。
vm_passwd_enc
以下のどちらかを入力します。
- パスワード文字列が平文の場合
"plain"
- 暗号化されている場合
"encrypted"
- 290 -
監視情報
・ セクション名
[MonitorSetting]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
server_name
定義するサーバの名前([Server]セクションの"server_name")を入力します。
ping_timeout
ping監視のタイムアウト値(秒)を入力します。
5~3600の数値を入力します。
recovery_action
リカバリ処理を入力します。以下のどれかを入力します。
- リブート
"reboot"
- 強制リブート
"force_reboot"
- 切替え
"switchover"
- リブート+切替え
"reboot_and_switchover"
- 強制リブート+切替え
"force_reboot_and_switchover"
reboot_count
リブートを行う回数を入力します。1~3の数値を入力します。
電力監視デバイス情報
・ セクション名
[PowerDevice]と記述します。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
device_name
電力監視デバイスを管理するための名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
注意
名前は同種別のリソース間で一意である必要があります。なお、英字の大小文字は区別されます。
- 291 -
ip_address
電力監視デバイスに設定されているIPアドレスを入力します。
半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成された文字列を入力します。
注意
IPアドレスはすべてのリソース間で一意である必要があります。
snmp_community_name
電力監視デバイスに設定されているSNMPコミュニティー名(参照権)を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
voltage
電力監視デバイスに接続されている電源の電圧(V)を入力します。半角数字(10~999)を入力します。
注意
本製品では、指定される電圧(V)と電力監視デバイスから取得される電流(A)で消費電力(W)を算出します。
comment(省略可)
任意のコメントを入力します。
日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を入力します。
注意
改行は1文字としてカウントします。改行は"Alt+Enter"で入力します。
メモ
・ セクション名
[Memo]と記述します。
ブレードビューアで表示するラベル、コメントおよび連絡先情報を一括登録する場合に必要です。
・ セクションヘッダー
operation
リソースの操作内容を入力します。操作を行わない場合はハイフン("-")を入力します。
resource_type
メモの対象になるリソースタイプです。以下のどれかを入力します。
- VMホストを含む物理サーバを指定する場合
"physical_server"
- VMゲストを指定する場合
"vm_guest"
- 連絡先情報を指定する場合
"common"
resource_name
メモの対象になるリソース名です。以下のどれかを入力します。
- 292 -
- "resource_type"が"physical_server"の場合
以下のどちらかを入力します。
- サーバ名([ServerAgent]セクションの"server_name")
- VMホスト名([ServerVMHost]セクションの"server_name")
- "resource_type"が"vm_guest"の場合
登録済みのVMゲスト名を入力します。
- "resource_type"が"common"の場合
入力しないでください。
label(省略可)
業務ごとに設定する見出し文字列です。日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を入力します。
なお、"resource_type"が"common"の場合、入力しないでください。
注意
改行("\n")は使用できません。
comment(省略可)
業務ごとなど任意に設定できるコメントです。"resource_type"が"common"の場合、業務管理者の連絡先や、メンテナンス情報
の記載などで使用できます。日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を入力します。
A.4 CSV形式の例
ここでは、CSV形式の構成定義ファイルの例を示します。
RCXCSV,V3.4
# ServerView Resource Orchestrator
# System configuration file
[Subnet]
operation,subnet_name,network_address,subnet_mask,gateway
-,subnet1,172.16.0.0,255.255.0.0,172.16.0.1
-,subnet2,192.168.1.0,255.255.255.0,192.168.1.1
[VIOManager]
operation,name,ip_address,login_name,login_passwd,passwd_enc
-,VIOM,127.0.0.1,administrator,administrator,plain
[Chassis]
operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name
-,chassis01,192.168.3.150,public
[PRIMERGYPartitionModelChassis]
operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc
-,pqchassis0,192.168.3.207,public,administrator,administrator,plain
-,pqchassis1,192.168.3.208,public,administrator,administrator,plain
[SPARCEnterprisePartitionModelChassis]
operation,chassis_name,ip_address,snmp_community_name,mgmt_user_name,mgmt_passwd,mgmt_passwd_enc
-,spechassis,192.168.3.212,public,fujitsu,fujitsu,plain
[LanSwitch]
- 293 -
operation,chassis_name,slot_no,switch_name,ip_address,snmp_community_name,user_name,passwd,passwd_enc,privile
ged_passwd,privileged_passwd_enc,product_name
-,chassis01,1,switch-01,192.168.3.161,public,admin,admin,plain,admin,plain,BX600 GbE Switch Blade 30/12
-,chassis01,2,switch-02,192.168.3.162,public,admin,admin,plain,admin,plain,BX600 GbE Switch Blade 30/12
[LanSwitchNet]
operation,chassis_name,slot_no,port_no,vlan_id
-,chassis01,1,31,1/U;10/T;20/T
-,chassis01,1,32,1/U
-,chassis01,1,33,1/U
-,chassis01,1,34,1/U
-,chassis01,1,35,1/U
-,chassis01,1,36,1/U
-,chassis01,1,37,1/U
-,chassis01,1,38,1/U
-,chassis01,1,39,1/U
-,chassis01,1,40,1/U
-,chassis01,1,41,1/U
-,chassis01,1,42,1/U
-,chassis01,1,43,1/U
-,chassis01,1,44,1/U
-,chassis01,2,31,1/U;10/T;20/T
-,chassis01,2,32,1/U
-,chassis01,2,33,1/U
-,chassis01,2,34,1/U
-,chassis01,2,35,1/U
-,chassis01,2,36,1/U
-,chassis01,2,37,1/U
-,chassis01,2,38,1/U
-,chassis01,2,39,1/U
-,chassis01,2,40,1/U
-,chassis01,2,41,1/U
-,chassis01,2,42,1/U
-,chassis01,2,43,1/U
-,chassis01,2,44,1/U
[Server]
operation,chassis_name,slot_no,server_name,ip_address,mac_address,second_mac_address,snmp_community_name,ipm
i_ip_address,ipmi_user_name,ipmi_passwd,ipmi_passwd_enc,admin_lan1_nic_number,admin_lan2_nic_number,admin_
lan_nic_redundancy
-,chassis01,1,blade001,192.168.3.151,,,,,,,,1,4,ON
-,chassis01,7,blade002,192.168.3.157,,,,,,,,1,4,ON
-,chassis01,9,blade003,192.168.3.159,,,,,,,,1,4,ON
-,,,rackmount001,192.168.3.200,00:E5:35:0C:34:AB,,public,192.168.3.199,admin,admin,plain,,,OFF
-,,,rackmount002,192.168.3.202,00:E5:35:0C:34:AC,,public,192.168.3.201,admin,admin,plain,,,OFF
[SPARCEnterprise]
operation,server_name,ip_address,mgmt_snmp_community_name,mgmt_ip_address,mgmt_protocol,mgmt_user_name,m
gmt_passwd,mgmt_passwd_enc
-,spe001,192.168.3.203,public,192.168.3.204,XSCF,fujitsu,fujitsu,plain
-,spe002,192.168.3.205,public,192.168.3.206,ILOM,fujitsu,fujitsu,plain
[PRIMERGYPartitionModelServer]
operation,chassis_name,partition_no,server_name,ip_address,boot_option
-,pqchassis0,0,pqserver01,192.168.3.209,legacy
-,pqchassis0,1,pqserver02,192.168.3.210,legacy
-,pqchassis0,2,pqserver03,192.168.3.211,legacy
- 294 -
[ServerNet]
operation,server_name,nic_no,vlan_id
-,blade001,1,1/U;10/T;20/T
-,blade001,3,1/U
-,blade001,5,1/U
-,blade002,1,1/U;10/T;20/T
-,blade002,3,1/U
-,blade002,5,1/U
-,blade003,1,1/U
-,blade003,3,1/U
-,blade003,5,1/U
-,blade001,2,1/U
-,blade001,4,1/U
-,blade001,6,1/U
-,blade002,2,1/U
-,blade002,4,1/U
-,blade002,6,1/U
-,blade003,2,1/U
-,blade003,4,1/U
-,blade003,6,1/U
[SPARCEnterprisePartitionModelServer]
operation,chassis_name,partition_no,server_name,ip_address
-,spechassis,3,speserver3,192.168.3.213
-,spechassis,4,speserver4,192.168.3.214
[ServerWWNN]
operation,server_name,port_count,wwnn
-,blade001,1,20 00 00 17 42 51 00 01
-,blade002,1,20 00 00 17 42 51 00 02
[SpareServer]
operation,server_name,spare_server,vlan_switch,auto_switch,boot_type,spare_server_force_off,spare_server_with_vm_g
uest
-,blade001,blade003,ON,ON,local,OFF,OFF
[VMManager]
operation,name,ip_address,product,login_name,login_passwd,passwd_enc
-,vCenterServer,127.0.0.1,vmware-vc,Administrator,admin,plain
[ServerAgent]
operation,server_name
-,blade001
-,rackmount001
-,rackmount002
[ServerVMHost]
operation,server_name,vm_login_name,vm_login_passwd,vm_passwd_enc
-,blade002,admin,admin,plain
[MonitorSetting]
operation,server_name,ping_timeout,recovery_action,reboot_count
-,blade001,600,reboot_and_switchover,3
[PowerDevice]
operation,device_name,ip_address,snmp_community_name,voltage,comment
-,ups1,192.168.3.196,public,100,SmartUPS
-,ups2,192.168.3.197,public,100,SmartUPS
- 295 -
[Memo]
operation,resource_type,resource_name,label,comment
-,common,,,"TEL:0000-0000"
- 296 -
付録B 保守モード
ここでは、保守モードについて説明します。
保守モードは、管理対象サーバのハードウェアの保守、物理OSまたはVMホストの導入や保守を行う場合に設定します。保守モード
では、不要な異常イベントの通知と、サーバ故障時の自動リカバリが抑止されます。
保守モードに設定することで、以下の操作が行えます。
・ メンテナンスLED
メンテナンスLEDの操作が行えます。
・ バックアップ・リストア
システムイメージのバックアップ・リストアが行えます。
・ クローニング
クローニングイメージの採取・配付が行えます。
設定と解除の方法を以下に示します。
・ 設定方法
RORコンソールのサーバリソースツリーで、保守モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表
示されたメニューで[保守モード]-[設定]を選択します。
・ 解除方法
RORコンソールのサーバリソースツリーで、運用モードに設定するサーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)を右クリックし、表
示されたメニューで[保守モード]-[解除]を選択します。
注意
ServerView Deployment Managerを使用する場合、操作によってはサーバの一時的な再起動またはシャットダウンが行われます。本
製品のサーバの状態にも影響があります。
ServerView Deployment Managerから操作する前に、操作対象サーバを保守モードに設定してください。また、操作後は保守モードを
解除してください。
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用語集
アクセスパス
access path
サーバからストレージボリュームにアクセスするために設定される論理パス。
アグリゲート
aggregate
RAIDグループの集合体として構築されたストレージの管理単位。
FlexVolなどを複数切り出せます。
アフィニティグループ
affinity group
サーバに割り当てるストレージボリュームをまとめたもの。ETERNUSの機能。
EMCのLUNマッピングに相当。
一括設定
pre-configuration
本製品の環境定義を、実際に使用するサーバ以外の別システム上で作成すること。
イメージファイル
image file
システムイメージまたはクローニングイメージのこと。または両方の総称。
インフラ管理者
infrastructure administrator
データセンターを構成するリソースの管理を行うユーザー。
infra_adminは、リソースの管理を行うユーザーに対応するロールです。
リソースプール全体(グローバルプールとローカルプール)のリソースを管理し、テナント管理者に対してリソースの供給と、テナント
利用者からのリソース利用申請の審査を行います。
運用サイト
primary site
本製品を利用して、通常時に運用する環境。
運用サーバ
primary server
サーバ切替え時に切替え元になる物理サーバ。
運用モード
active mode
管理対象サーバ上で業務が動作している状態。
自動リカバリを行うには、本状態となっている必要があります。
また、システムイメージのバックアップ・リストアや、クローニングイメージの採取・配付を行うには、管理対象サーバの状態を、本状
態から保守モードに変更してください。
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エージェント
agent
管理対象サーバ上で動作する本製品のプログラム。
エイリアス名
alias name
ETERNUSのLUNを識別するため、ETERNUSのLUNごとに設定された名前。
エンドホストモード
End-Host-Mode
ダウンリンクポートが通信できるアップリンクポートを1つに固定化し、アップリンクポート同士の通信を遮断するモード。
オートデプロイ
Auto Deploy
PXEブートの仕組みを利用して、VMware ESXi5.0をサーバにデプロイする機能。
オーバーコミット
overcommit
サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも、多くのリソースをゲストOSに対して仮想的に割り当てる機能。
実際に割当て可能なディスク容量よりも、大きい容量のリソースを割当て可能とする機能。
拡張システムボード
XSB (eXtended System Board)
物理的なコンポーネントから構成される、ドメインの構築や表示などの単位。
仮想サーバ
virtual server
仮想マシンを利用して、VMホスト上で動作する仮想的なサーバ。
仮想スイッチ
virtual switch
VMゲストのネットワークを仮想的なLANスイッチとして管理するための、サーバ仮想化ソフトウェアが提供する機能。
VMゲストの仮想的なNIC間や、VMホストの動作する物理サーバのNICとの関係を、通常のLANスイッチの結線と似た操作で管理
できます。
L-Server(VM)のネットワークを仮想的なLANスイッチとして管理するために、サーバ仮想化ソフトウェアから提供される機能。
L-Server(VM)の仮想的なNIC間や、VMホストの動作する物理サーバのNICとの関係を、通常のLANスイッチの結線と似た操作で
管理できます。
仮想ストレージリソース
virtual storage resource
ディスクリソースを動的に切り出せるリソース。
RAIDグループやサーバ仮想化ソフトウェアが管理する論理的なストレージ(VMwareのデータストアなど)が相当します。
本製品はETERNUSストレージのRAIDグループ、NetAppストレージのアグリゲート、およびサーバ仮想化ソフトウェアが管理する論
理的なストレージからディスクリソースを動的に切り出すことができます。
仮想マシン
VM (Virtual Machine)
VMホスト上で動作する仮想的なコンピュータ。
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稼動サーバ
active server
現在動作している物理サーバ。
環境データ
environmental data
本製品が取り扱う、サーバの外部環境の測定データ。
測定データには、電力採取対象装置から採取した電力データがあります。
管理クライアント
admin client
管理サーバに接続してGUIを操作するための端末(PC)。
管理サーバ
admin server
本製品のマネージャーソフトウェアが動作するサーバ。
管理対象サーバ
managed server
管理下にあるシステムを構成しているサーバの総称。
管理LAN
admin LAN
リソースを管理サーバから管理するためのLAN。
管理対象サーバ、ストレージ機器およびネットワーク機器が接続されます。
業務LAN
public LAN
管理対象サーバが使用する業務用のLAN。
管理LANと別に設置します。
クローニング
cloning
システムディスクの複製を作ること。
クローニングイメージ
cloning image
クローニング時に、システムディスクの内容からサーバの固有情報(システムノード名やIPアドレス)を取り除いた状態で採取したもの。
クローニングイメージをほかのサーバのシステムディスクに配付する際は、本製品がサーバの固有情報を再設定します。
グローバルプール
global pool
複数のテナント間で利用できるリソースを格納したリソースプール。
テナント以外の場所に配置されます。
テナントの属性に、利用できるグローバルプールを設定することで、テナント管理者が利用できるようになります。
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兼任管理者
Dual-Role Administrators
インフラ管理者とテナント管理者を兼任する兼任ロールの管理者。
高可用性
HA (High Availability)
リソースを冗長化することで、一点故障によるシステム停止障害を排除する概念。
サロゲートペア
surrogate pair
1文字を32ビットで表現する方法。
文字コード(UTF-16)では未使用だった0xD800~0xDBFFを上位サロゲート、0xDC00~0xDFFFを下位サロゲートと規定し、上位サ
ロゲート + 下位サロゲートで表現します。
サーバ
server
(1つのOSが動作する)1つの計算機。
サーバ仮想化ソフトウェア
server virtualization software
仮想マシンを動作させるためにサーバ上で動作する基本ソフトウェア。PCサーバ上で動作する基本ソフトウェアのことを指す場合
に使用します。
サーバ管理装置
server management unit
サーバを管理するための装置。
ブレードサーバではマネジメントブレード、ほかのサーバではリモートマネジメントコントローラーのこと。
サーバ切替え状態
switchover state
管理対象サーバ上でサーバ切替えを行い、サーバの切戻しまたは継続を行っていない状態。
サーバブレード
server blade
サーバ機能を1枚のボードに集約したブレード型サーバ。
ブレードサーバに搭載されます。
サーバ名
server name
サーバに割り付けられた名前。
サーバNIC定義
server NIC definition
サーバごとのNICの使い方を記述する定義。
サーバ内のNICが、どの物理LANセグメントにつながるのかを定義します。
サーバOS
OS
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業務が動作するOS(物理OSまたはVMゲスト)。
システムイメージ
system image
バックアップのために、システムディスクの内容を採取したもの。
クローニングイメージと異なり、システムディスクの内容に対するサーバの固有情報の変更は行いません。
システムディスク
system disk
OSなど、サーバの起動やサーバの基本機能に必要なプログラムやファイルがインストールされているディスク。
システムボード
System Board
Xeon CPUを最大2個、DIMMを最大32枚搭載できるボード。
シック・プロビジョニング
Thick Provisioning
ストレージリソースの割当てで、要求のあった割当て容量のすべてを確保すること。
自動リカバリ
Auto-Recovery
管理対象サーバが故障した場合に、故障したサーバのシステムイメージを予備サーバに切り替え、再起動することで、システムを
自動的に復旧させる機能。
本機能は管理対象サーバがローカルブート構成、SANブート構成またはiSCSIブート構成などネットワーク上のディスクからブート
する構成の場合に使用できます。
・ ローカルブート構成の場合
事前にバックアップしたシステムイメージを予備サーバにリストアすることでシステムを復旧させます。
・ SANまたはLAN上のディスクからブートする構成の場合
ストレージ上のシステムイメージを予備サーバが引き継ぐことでシステムを復旧させます。
なお、管理対象サーバの業務LANにVLANが設定されている場合、隣接LANスイッチのVLAN設定も自動的に予備サーバ
に切り替えます。
シャーシ
chassis
サーバブレード、パーティションを収容するシャーシ。
エンクロージャ(enclosure)とも言います。
シングルサインオン
Single Sign-On
一度認証が行われると、連携製品間の機能がログイン操作を必要とせずに利用できるシステム。
シン・プロビジョニング
Thin Provisioning
ストレージリソースの割当てで、使用する分だけを確保すること。
スクリプトリスト
script list
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ネットワークデバイスに対する定義設定・削除などのオペレーションや、状態表示やログ表示などの運用操作オペレーションを自動
的に行うためのスクリプトを、リスト形式で記述したもの。
一度に複数のスクリプトを実行するときに作成し、スクリプトリストに記載されたスクリプトを、記載された順番に実行します。
スクリプトと同様にインフラ管理者が設計・作成し、テナント管理者からの必要に応じたカスタマイズ要求によって、変更されます。
物理ネットワーク上にVLANなどの仮想ネットワークを構築するために、複数のスイッチに同時に自動設定が必要な場合や、冗長
構成のネットワークデバイスに対し、同時に同じルールを設定する場合に使用します。
自動設定をするスクリプトとは、このスクリプトリストを指します。
スクリプトリストには、以下の8種類があります。
・ 設定用スクリプトリスト
・ 設定異常時リカバリ用スクリプトリスト
・ 変更用スクリプトリスト
・ 変更異常時リカバリ用スクリプトリスト
・ サーバ隣接インターフェース設定用スクリプトリスト
・ サーバ隣接インターフェース設定異常時リカバリ用スクリプトリスト
・ サーバ隣接インターフェース削除用スクリプトリスト
・ 削除用スクリプトリスト
ストレージ管理製品
storage management software
ストレージ装置を管理するソフトウェア。
ストレージ自動階層制御
Automated Tiering
アクセス頻度に応じてストレージ装置内のデータを自動的に再配置し、性能・コストなどを最適化する機能。
ストレージ装置
storage unit
1つの製品としての二次記憶装置全体。
ストレージブレード
storage blade
ブレードサーバのシャーシに搭載できるブレード型のストレージ装置。
ストレージリソース
storage resource
仮想ストレージリソースとディスクリソースの総称。
スレーブスロット
slave slot
複数のスロットを占有するサーバ搭載時に、サーバとして認識していないスロット。
ソフトウェア・イニシエータ
software initiator
OSの機能を利用してソフトウェアが処理するイニシエータ。
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ゾーニング
zoning
ファイバーチャネルスイッチ内に接続されているファイバーチャネルポート群をゾーンという単位でグループ化し、ゾーン内のアクセ
スだけを許可することで、ファイバーチャネル上でのセキュリティを実現する機能。
ダイナミック LUN ミラーリング
dynamic LUN mirroring
ローカルサイトのボリューム生成時に、リモートサイトにも自動的にミラーボリュームを生成し、RECを行うことで複製として保持する
機能。
タワー型サーバ
tower server
縦長の筐体をもつ据え置き型サーバ。
ディスクリソース
disk resource
L-Serverに接続するリソースの単位。LUNやVM管理ソフトウェアが提供する仮想ディスクが相当します。
ディレクトリサービス
directory service
ネットワーク上に散在する物理的/論理的リソースの名前やそれに関連付けられた属性を、組織的構造や地理的な区分などに従っ
て系統的に(ツリー状に)まとめて管理し、それを更新や参照するためのサービス。
テナント
tenant
組織や業務などを基準に、リソースの管理・運用を分割し、隔離するための管理単位。
テナント管理者
tenant administrator
テナントに割り当てられたリソースの管理を行うユーザー。
tenant_adminは、テナントに割り当てられたリソースの管理を行うロールです。
テナントの、ローカルプール内のリソースの空き容量を管理し、テナント利用者からのリソース利用申請の承認を行います。
テナントフォルダー
tenant folder
テナントに割り当てられたリソースを管理するため、テナントごとに1つ作られるリソースフォルダー。
テナントフォルダーには、L-Serverとローカルプールが格納されます。また、テナント管理者が利用できるグローバルプールを設定
できます。
テナントユーザー
tenant user
テナント内のリソースを利用して、L-Platformの作成と管理を行うユーザー、またはそれに対応するロール。
電力監視デバイス
power monitoring devices
本製品が電力の消費量を監視するために使用する装置。
電流値表示機能付きのPDUやUPSが該当します。
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電力採取対象装置
power monitoring targets
本製品が電力の消費量を採取できる装置。
データセンター
data center
顧客のリソース(サーバ、ストレージ、ネットワークなど)を預かり、インターネットへの接続回線や保守・運用サービスを提供する施
設。
動的メモリ
dynamic memory
Hyper-V上の仮想マシンの実行状況に合わせて、仮想マシンへの物理メモリの割当てを最適化する機能。
ドメイン
Domain
パーティショニングによって分割した個々のシステム。パーティションと表現することもある。
ネットワークデバイス
network device
ネットワーク機器を登録するときのリソースの単位。
L2スイッチやファイアーウォールが該当します。
ネットワークビュー
network view
ネットワークマップの結線の接続関係や状態を表示する画面。
ネットワークマップ
network map
サーバとLANスイッチで構成されるネットワークの結線関係をグラフィカルに表示するGUIの機能。
バックアップサイト
backup site
別の場所に用意した、データを復旧させるための環境。
ハードウェア・イニシエータ
hardware initiator
SCSIコマンドを発行し、処理を要求するコントローラー。
iSCSI構成では、NICが該当します。
ハードウェア保守モード
hardware maintenance mode
PRIMEQUESTの保守モードのうち、Hot System Maintenance以外の状態。
ファイバーチャネル
Fibre Channel
コンピュータと周辺機器を結ぶデータ転送方式の1つ。
主に、高い性能が必要なサーバで、コンピュータ本体とストレージシステムを接続するために利用されます。
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ファイバーチャネルスイッチ
FC Switch (Fibre Channel Switch)
ファイバーチャネルインターフェースのストレージ装置を相互に接続するスイッチ。
ファイバーチャネルスイッチブレード
fibre channel switch blade
ブレードサーバのシャーシ内に搭載されたファイバーチャネルスイッチ。
ファイバーチャネルポート
Fibre Channel port
ファイバーチャネルインターフェース用のコネクター部分。
ETERNUSストレージで使用する場合はFC-CAポート、NetAppストレージで使用する場合はFCポート、EMC CLARiXストレージで
使用する場合はSPポート、EMC Symmetrix DMXまたはEMC Symmetrix VMAXで使用する場合はDIRECTORポートと呼ぶ場合
があります。
複数スロットサーバ
multi-slot server
複数のスロットを占有するサーバ。
物理サーバ
physical server
サーバと同じ。仮想サーバと明確に区別が必要な場合に使用。
物理ネットワークアダプター
physical network adapter
物理サーバやVMホストをLANなどのネットワークに接続するためのアダプター。
プライベートクラウド
private cloud
特定の企業・組織が専用のICTインフラを使用してサービス環境を構築するクラウドの形態。
物理LANセグメント
physical LAN segment
サーバを接続する物理的なLAN。
サーバは、LANの利用目的(業務LAN、バックアップLANなど)ごとに分けられた、複数の物理LANセグメントに接続されます。物
理LANセグメントは、VLAN技術により複数のネットワークセグメントに分割されます。
物理OS
physical OS
サーバ仮想化ソフトウェアを利用せずに、物理サーバ上で直接動作しているOS。
フレックスボリューム
FlexVol
アグリゲートから仮想的にボリュームを提供する機能。
瞬時にボリュームを切り出せます。
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ブレードサーバ
blade server
シャーシ内に複数のサーバブレードを搭載できる、省スペース、低消費電力を実現したサーバ装置。
シャーシ内には、サーバブレードだけではなく、LANスイッチブレード、マネジメントブレードなど、複数のサーバブレード間で共通
の部品も搭載されます。
ブレードタイプ
blade type
サーバブレードの型。
占有するサーバスロットの数、位置などが異なるサーバを区別するために使用します。
ブレードビューア
BladeViewer
ブレードサーバの状態を物理ビューに近い形式で直感的な操作ができるGUI。
ブレードビューアでは、リソースの状態監視や操作が行えます。
ブートエージェント
boot agent
イメージ操作中のネットワーク起動時に、マネージャーから管理対象サーバに配信されて起動するディスクアクセス用のOS。
プールマスタ
Pool Master
Citrix XenServerで、リソースプールに所属するVMホストの中の1台を指す。
リソースプールに対する設定変更、情報取得の要求を受け付け、リソースプールを操作します。
詳細は、Citrix XenServerのマニュアルを参照してください。
保守モード
maintenance mode
管理対象サーバ上で保守作業などのために業務が停止している状態。
本状態では、システムイメージのバックアップ・リストアや、クローニングイメージの採取・配付を行えます。
なお、自動リカバリを行うには、本状態から運用モードに変更してください。本状態では、サーバ故障が発生しても予備サーバへの
切替えは行われません。
ホストアフィニティ
host affinity
ストレージ装置側のCAポートに設定するサーバのHBAと、ストレージ内のアクセスできる領域を対応づける定義。
ホスト(HBA)に見せるストレージ装置内のLogicalVolumeを関連付けさせる機能であり、ストレージ装置内部のセキュリティとして機
能します。
ポートゾーニング
port zoning
ファイバーチャネルスイッチのポートによってゾーン(zone)分けを行い、あるゾーンから別のゾーンへのアクセスを制限する設定。
ポートバックアップ
port backup
LANスイッチでポートバックアップまたはバックアップポートと呼ばれる機能を指す。
ポートVLAN
port VLAN
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LANスイッチのポートをグループ化し、それぞれのグループを独立したLANとして扱うVLAN。
マイグレーション
migration
異なるVMホスト間で、VMゲストを移動すること。マイグレーションには、以下の2種類があります。
・ コールドマイグレーション
電源OFF状態のVMゲストを移動する方法。
・ ライブマイグレーション
電源ON状態のVMゲストを移動する方法。
マスタースロット
master slot
複数のスロットを占有するサーバ搭載時に、サーバとして認識しているスロット。
マネジメントブレード
management blade
専用のCPUとLANインターフェースをもち、ブレードサーバを管理するためのサーバ管理装置。
サーバブレードの情報採取、故障通知、電源制御などに使用します。
マネジメントボード
Management Board
PRIMEQUESTのシステム制御ユニット。
筐体内の情報採取、故障通知、電源制御などに使用します。
マネージャー
manager
管理サーバ上で動作する本製品のプログラム。
本製品に登録されたリソースを管理、制御します。
メンバーサーバ
member server
Windowsネットワークのドメイン内にあるサーバで、ドメインコントローラーではないサーバの総称。
予備サーバ
spare server
サーバ切替え実行時、故障したサーバに代わって使用するためのサーバ。
ライセンス
license
特定の機能を利用する権利。
ユーザーは利用したい機能に適したライセンスを購入し、マネージャーに登録することで特定の機能を利用できます。
ラック
rack
サーバなどの機器類を収容するケース。
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ラックマウント型サーバ
rack mount server
ラックに格納できるような機構をもつサーバ。
リソース
resource
サーバ、ストレージ、ネットワークなど、システムを構成するハードウェアおよびソフトウェアと、それらを管理するための論理的な定
義に対する総称。
リソースツリー
resource tree
サーバのハードウェアと、サーバ上で動作しているOSの関係を階層化したもの。
リソースフォルダー
resource folder
任意の条件のリソース群をグループ化したもの。
リソースプール
resource pool
サーバ、ストレージ、ネットワークなど同じ種類のリソースをまとめて管理するための管理単位。
リモートサーバマネジメント
Remote Server Management
PRIMEQUESTのパーティションを管理するための機構。
リモートマネジメントコントローラー
Remote Management Controller
サーバを管理するための装置。
サーバ情報の採取、故障通知、電源制御などに使用します。
・ 富士通PRIMERGYの場合
iRMC2
・ SPARC Enterpriseの場合
ILOM (Tシリーズ)
XSCF (Mシリーズ)
・ HPサーバの場合
iLO2(integrated Lights-Out)
・ Dell/IBMサーバの場合
BMC(Baseboard Management Controller)
リンクアグリゲーション
link aggregation
複数のポートを束ね、仮想的に1つのポートとして使用する機能。
本機能を利用することで、各ポートの帯域を合計した量の帯域を使用できるようになります。
また、多重化されたポートの1つが故障した場合に、ほかのポートに分散することで、ポートの冗長性を高めることができます。
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ルールセット
ruleset
ネットワークデバイスへの設定を行うスクリプトリストを、ネットワークデバイス別、目的別、用途別に組み合わせてルールとして集め
た集合体。
論理システムボード
LSB (Logical System Board)
ドメイン構築時に、ドメイン側から認識できる論理番号(LSB番号)を割り当てられたシステムボード。
論理ボリューム
logical volume
物理ディスクを複数の区画(パーティション)に区切ったもの。
ローカルプール
local pool
特定のテナントだけが利用できるリソースを格納したリソースプール。
テナントの配下に配置されます。
ロール
role
利用できる操作の集まり。
BACS
Broadcom Advanced Control Suite
複数のNICをチーム化し、ロードバランスなどの機能を提供するBASPなどから構成される統合型GUIアプリケーション。
BASP
Broadcom Advanced Server Program
複数のNICをチーム化し、ロードバランスやフェールオーバーなどの機能を提供するLAN冗長化ソフトウェア。
BMC
Baseboard Management Controller
サーバを遠隔操作するために利用するリモートマネジメントコントローラー。
CA
Channel Adapter
ストレージ側に搭載されるサーバHBAとファイバーチャネルスイッチとのインターフェースになるアダプターカード。
CCM
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager Copy Control Module
バックアップ元となっているサーバにETERNUS SF AdvancedCopy Managerのエージェントをインストールせずに、ETERNUS ディ
スクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用してバックアップするモジュール。
Cloud Edition
プライベートクラウド環境を実現できるエディション。
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DN
Distinguished Name
そのオブジェクトを表すエントリーおよびその上位エントリーのRDNの列として定義されたもの。
DR オプション
DR Option
災害対策向けで遠隔地のサーバまたはストレージに切り替える機能を利用するためのオプション。
ESC
ETERNUS SF Storage Cruiser
ETERNUSをはじめとするストレージ関連資源を統合管理する構成管理、関係管理、障害管理および性能管理の機能で、SAN、
DAS、NASなどのマルチベンダーストレージシステム環境の安定運用を支えるためのソフトウェア。
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用して、信頼性の高い高速バックアップ、リストア、レプリケーションを行う、
ストレージ管理ソフトウェア。
Express
サーバの登録、監視、および可視化を実現できるエディション。
FTRP
Flexible Tier Pool
ETERNUSのストレージ自動階層制御によって作成された物理ディスクのプール。
本製品ではFTRPをシン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソースとして扱います。
FTV
Flexible Tier Volume
ETERNUSのストレージ自動階層制御によって作成された仮想ボリューム。
本製品ではFTVをシン・プロビジョニングの属性が設定されたディスクリソースとして扱います。
GLS
Global Link Services
ネットワーク伝送路を冗長化することで、ネットワークの高可用性を実現する、当社が提供するネットワーク制御ソフトウェア。
GSPB
Giga-LAN SAS and PCI_Box Interface Board
2パーティション分のオンボードI/OとPCIボックス用PCIe(PCI Express)インターフェースが搭載されているボード。
GUI
Graphical User Interface
画面上に絵やアイコン(絵文字)を表示し、直感的にわかりやすく操作できるようにした、ユーザー・インターフェース。
HBA
Host Bus Adapter
サーバと周辺機器を接続するためのアダプター。
本書では、主にファイバーチャネルを使用しストレージ装置と接続するFC HBAを示します。
- 311 -
HBA address rename設定サービス
HBA address rename setup service
管理サーバ異常時に、HBA address renameを利用している管理対象サーバの起動に使われるサービス。
HBA address rename(HBAAR)
HBAが保持する実WWNを変更するI/O仮想化技術。
Hyper-V
Microsoft社の仮想化ソフトウェア。
PCサーバに仮想化インフラを提供し、柔軟な運用管理を実現します。
IBP
Intelligent Blade Panel
PRIMERGYのスイッチブレードにある動作モードの1つ。
ServerView Virtual-I/O Manager (VIOM)と連携して利用でき、サーバブレードとスイッチブレードの対応づけを簡単、かつ安全に
設定できます。
ICTガバナンス
ICT governance
組織体や共同体がICT(Information and Communication Technology: 情報通信技術)を導入・活用する際に、目的と戦略を適切に
設定し、その効果やリスクを測定・評価して、理想とするICT活用を実現するメカニズムをその組織の中に確立すること。
ILOM
Integrated Lights Out Manager
SPARC Enterprise Tシリーズのリモートマネジメントコントローラーの名称。
IPMI
Intelligent Platform Management Interface
IPMIとは、温度、電圧、冷却ファン、電力供給、シャーシといったサーバの物理的な健全性を監視するハードウェアに対する共通
のインターフェースを定義したもの。
これらの機能は、TCOの低減につながるシステム管理、復旧、資産管理を可能とする情報を提供します。
IQN
iSCSI Qualified Name
iSCSIイニシエータやiSCSIターゲットを一意に識別するための名前。
iRMC
integrated Remote Management Controller
富士通PRIMERGYのリモートマネジメントコントローラーの名称。
iSCSI
Internet Small Computer System Interface
SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格。
iSCSIストレージ
iSCSI storage
iSCSI接続のストレージ。
- 312 -
iSCSIブート
iSCSI boot
ネットワークを介してサーバを起動・動作させる構成形態。
サーバが動作するOSやアプリケーションなどのプログラムを、サーバの内蔵ハードディスクに格納するのではなく、iSCSIストレージ
に格納します。
I/O仮想化
Virtual I/O
サーバとI/O装置(主にストレージとネットワーク)の関係を仮想化することで、サーバに対するI/O資源の割当てと変更や、サーバの
保守を簡単にする技術。
本製品では、HBA address renameとServerView Virtual-IO Manager(VIOM)のことを指します。
I/O仮想化オプション
I/O virtualization option
I/O仮想化を実現するために必要になるオプション製品。
世界唯一であることを保障した富士通株式会社のWWNNとMACアドレスが提供されます。
HBA address renameを使う場合に必要です。
LAG
Link Aggregation Group
リンクアグリゲーションによって物理ポートを束ねた、1つの論理ポート。
LANスイッチブレード
LAN switch blade
ブレードサーバのシャーシに搭載されたLANスイッチ。
LDAP
Lightweight Directory Access Protocol
TCP/IP上で動作するインターネット標準のディレクトリにアクセスするプロトコル。
Webブラウザなどから、直接、ディレクトリサービスの検索や参照ができます。
L-Platform
多階層システム(Web/AP/DB)など複数のL-Serverとストレージ、ネットワークから構成されるシステム全体をまとめて運用、管理する
ためのリソース。
L-Platformテンプレート
L-Platform template
L-Platformに設定するサーバ、ストレージ、ネットワーク、イメージの仕様を定義するひな型。
LUN
Logical Unit Number
ストレージ装置内のチャネルアダプター配下に定義される論理ユニット。
L-Server
サーバと、サーバに接続されたストレージおよびネットワークの論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を定
義したリソース。
論理サーバ(Logical Server)の略。
- 313 -
L-Serverテンプレート
L-Server template
L-Serverに配分するリソースのCPU数、メモリ容量、ディスク容量などの仕様を定義するひな型。
MACアドレス
Media Access Control address
各Ethernetカード(ハードウェア)固有のID番号。
物理アドレスとも言います。
このID番号をベースに、データの送受信が行われます。IEEEが管理/割当てを行う各メーカー固有番号と、メーカーが独自に各
ハードウェアに割り当てる番号の組合せで表現されます。
NAS
Network Attached Storage
LANに直接接続されるストレージの総称。
NFS
Network File System
Linux上のネットワークでファイルを共有するシステム。
NIC
Network Interface Card
サーバをネットワークに接続するためのインターフェース。
pin-group
pin-group
エンドホストモードで設定する、アップリンクポート1つとダウンリンクポート1つ以上を持つグループ。
PDU
Power Distribution Unit
配電用の装置。電源タップ。
本製品では電流値表示機能の付いたPDUを電力監視デバイスとして利用します。
RAID
Redundant Arrays of Inexpensive Disks
複数のディスク装置を使用して、高速、高信頼なストレージシステムを構築するための技術。
RAID管理ツール
RAID management tool
PRIMERGYに搭載のディスクアレイを監視するためのソフトウェア。
PRIMERGYの機種やOSに応じてRAID管理ツールは異なります。
RDM
Raw Device Mapping
VMwareの機能の1つ。VMwareの仮想マシンからLUNへの直接アクセスを実現できます。
RDN
Relative Distinguished Name
- 314 -
上位のエントリーが、下位のエントリーを識別するために使用する名称。
同一エントリー内のRDNは、一意である必要があります。
Reserved SB
パーティションに組み込まれているシステムボードにハードウェアの故障が発生し、そのシステムボードを切り離さなければならない
場合に、切り離したシステムボードの代わりに新たにパーティションに組み込むシステムボードのこと。
RORコンソール
ROR console
本製品のすべての機能を操作できるGUI。
SAN
Storage Area Network
サーバとストレージ間を接続する専用のネットワーク。
SANストレージ
SAN storage
ファイバーチャネル接続のストレージ。
SANブート
SAN boot
SANを介してサーバを起動・動作させる構成形態。
サーバが動作するOSやアプリケーションなどのプログラムを、サーバの内蔵ハードディスクに格納するのではなく、SANストレージ
に格納します。
ServerView Deployment Manager
ネットワーク経由でサーバの資源を採取・配付するソフトウェア。
ServerView Operations Manager
サーバ(PRIMERGY)のハードウェア状態の監視、異常の通知をネットワーク経由で行うソフトウェア。
ServerView Consoleは、ServerView Operations Managerの旧製品名になります。
ServerView RAID
PRIMERGYのRAID管理ツールの1つ。
ServerView Update Manager
ServerView Operations Managerで管理されている対象サーバに対して、BIOS、ファームウェア、ドライバ、ハードウェア監視ソフト
のリモート・アップデートなどを行うソフトウェア。
ServerView Update Manager Express
アップデート対象サーバにServerView Suite DVD1または、ServerView Suite Update DVDを入れて起動する。
BIOS、ファームウェア、ドライバ、ハードウェア監視ソフトを一括してアップデートするソフトウェア。
SMB
Server Message Block
ネットワークを通じてファイル共有やプリンター共有を実現するプロトコル。
- 315 -
SNMP
Simple Network Management Protocol
ネットワークに接続された機器を管理(監視・制御)するための通信プロトコル。
Solarisコンテナ
Solaris container
Solarisの仮想化ソフトウェア。
Solarisサーバ上にSolarisゾーンと呼ばれる複数の仮想Solarisサーバを構築できます。
Solarisゾーン
Solaris zone
SolarisのOS空間を仮想的に分割したソフトウェアパーティション。
SPARC Enterpriseパーティションモデル
SPARC Enterprise Partition Model
1台のサーバを複数の領域に区切り、それぞれの領域でOSやアプリケーションを動作させて、複数のシステム構築を可能にする
パーティション機能を持つSPARC Enterpriseモデル。
TPP
Thin Provisioning Pool
ETERNUSが定義するリソースの1つで、Thin Provisioningを利用して作成された物理ディスクのリソースプール。
TPV
Thin Provisioning Volume
ETERNUSが定義するリソースの1つで、Thin Provisioningを利用して作成された物理ディスク。
UNC
Universal Naming Convention
Windows向けのネットワーク(Microsoftネットワーク)上でフォルダーやファイル、共有プリンターや共有ディレクトリなどのリソースを
指定する表記法。
例
\\hostname\dir_name
UPS
Uninterruptible Power Supply
無停電電源装置。蓄電池を内蔵し、停電時でもしばらくの間、コンピュータなどに電力を供給する装置。
本製品では電流値表示機能の付いたUPSを電力監視デバイスとして利用します。
URL
URL (Uniform Resource Locator)
ネット上に存在する情報の存在する場所を指し示す記述方式。
VIOM
ServerView Virtual-IO Manager
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サーバのHBAが保持するWWNと、NICが保持するMACアドレスを変更するI/O仮想化技術と、それを実現するソフトウェア製品の
名称。
サーバプロファイルと呼ぶサーバの論理的な定義を作成し、サーバに割り当てることで、WWNやMACアドレスの値を変更できま
す。
Virtual Edition
サーバ切替え機能を利用できるエディション。
VLAN
Virtual LAN
LANスイッチのポートをグループ化し、ソフトウェアから見て論理的に異なるLANとして分割する機能。
VLANを使用することで、物理的なネットワーク構成の変更を必要とせずに、自由にネットワークを構築できます。
VLAN ID
VLANを識別するための番号。
1~4095の範囲が指定可能。ヌル値はプライオリティタグ付きフレーム用、値4096(16進でFFF)は実装用に予約されています。
VM管理製品
VM management software
複数のVMホストとその上で動作するVMゲストを管理するソフトウェア。
VMゲストのサーバ間の移動(マイグレーション)などの付加価値機能を提供します。
VMゲスト
VM guest
VMホスト上で動作する仮想的なサーバ。または、仮想マシン上で動作するOS。
VMホスト
VM host
サーバ仮想化ソフトウェアを動作させているサーバ、またはサーバ仮想化ソフトウェア。
VMホームポジション
VM Home Position
VMゲストがホームとするVMホストのこと。
VMメンテナンスモード
VM maintenance mode
サーバ仮想化ソフトウェアの設定の1つで、VMホストを保守できる状態。
例えば、サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能(VMware HAなど)を利用している場合に、VMメンテナンスモードを設定する
ことで、VMゲストが保守中のVMホスト上に移動することを抑止できます。
詳細は、各サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
VMware
VMware社の仮想化ソフトウェア。
PCサーバに、仮想化インフラを提供し、柔軟な運用管理を実現します。
VMwareチーミング
VMware Teaming
VMwareの機能の1つ。VMwareチーミングを使用すると、1つの仮想スイッチを複数の物理ネットワークアダプターに接続でき、冗
長化できます。
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VMware DPM
VMware Distributed Power Management
VMwareの機能の1つ。VMware DRS クラスタにあるサーバ全体の電力管理を自動化し、電力消費量を削減します。
VMware DRS
VMware Distributed Resource Scheduler
VMwareの機能の1つ。仮想環境全体の負荷状況を監視し、負荷を動的に最適化できます。
Webブラウザ
Web browser
Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトウェア。
WWN
World Wide Name
HBAなどに割り当てられる64ビットのアドレス。
WWNNとWWPNの2つがあります。
WWNN
World Wide Node Name
ノード内のファイバーチャネルポートで共通な値に設定される名前。ただし、ノードの定義が各社で異なるため、装置やアダプター
に設定されることもある。ノードWWNとも呼ばれる。
WWPN
World Wide Port Name
それぞれのファイバーチャネルポート(HBA、CA、ファイバーチャネルスイッチポートなど)に一意な値で設定されている名前で、
IEEEのグローバルMACアドレス。
同じWWPNのファイバーチャネルポートは世界に1つしか存在しないため、ファイバーチャネルポートLOGIN時の識別子として利
用されている。ポートWWNとも呼ばれる。
WWPNゾーニング
WWPN zoning
WWPNによってゾーン(zone)分けを行い、あるゾーンから別のゾーンへのアクセスを制限する設定。
Xen
サーバ仮想化ソフトウェアの1つ。
XSCF
eXtended System Control Facility
SPARC Enterprise Mシリーズのリモートマネジメントコントローラーの名称。
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