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Osaka University of Pharmaceutical Sciences Campus Guide 2015 110 年の歴史を刻み、 一人ひとりの夢を未来へ 夢を語り合い、夢に近づく大阪薬科大学 明治37年(1904年) 5月9日、薬の まち「道修町」に大阪道修薬学 校が開かれたその日から110年、 大阪薬科大学は「薬学」 を通じ て社会を支える多くの先達を送り 出してきました。110年の歩みは、 これまでに本学で薬学を志し、薬 学で未来を描いてきた全学生の 数えきれない夢の軌跡。各業界 で幅広く活躍している卒業生の 姿は、長年にわたる実績の証で す。 これからも一人ひとりの夢を 大切に育み、希望を未来へつな ぎます。 1 9 9 6 ︵ 平 成 8 ︶年 ︶ 年 現在地 ︵大阪府高槻市奈佐原 4 丁 目 番 1 号 ︶に 移 転 1 9 9 9 ︵平成 ︶ 年 大阪薬科大学附属薬局 ︵大阪府高槻市北園町 番 2 0 0 2 ︵平成 2 0 0 4 ︵平成 ︶ 年 号 ︶を 開 局 大学院薬学研究科薬学専攻修士課程に 臨 床 薬 学コー ス を 開 設 11 ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 大 学 院 薬 学 研 究 科 薬 学 専 攻 博 士 課 程︵ 4 年 制 ︶に が ん 専 門 薬 剤 師 養 成コー ス を 設 置 2 0 1 3 ︵平成 大学院薬学研究科薬学専攻 博 士 課 程︵ 4 年 制 ︶を 設 置 大学院薬学研究科薬科学専攻修士課程を 博 士 前 期 課 程 に 名 称 変 更・博 士 後 期 課 程 を 設 置 2 0 1 2 ︵平成 大学院薬学研究科 薬科学専攻修士課程を設置 2 0 1 0 ︵平成 薬 学 教 育 6 年 制に備 え た D棟竣工 2 0 0 9 ︵平成 薬 学 科︵ 6 年 制 課 程 ︶ 薬 科 学 科︵ 4 年 制 課 程 ︶を 設 置 2 0 0 6 ︵平成 薬 学 科・生 命 薬 学 科 の 2 学 科 制 に 改 組 大阪薬科大学創立100周年 16 18 21 22 24 25 26 大阪薬科大学創立110周年 2 0 1 4 ︵平成 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 01 14 14 11 20 C ontents 02 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 大阪薬科大学 年 ︶ 創 立 110 年 の 歩 み 1 9 0 4 ︵明治 年 ︶ 年 ︶ 年 ︶ ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 ︶ 年 年 ︶ 大学院薬学研究科薬学専攻博士課程を設置 1 9 8 4 ︵昭和 大学院薬学研究科薬学専攻修士課程を設置 1 9 7 5 ︵昭和 薬 学 科 、製 薬 学 科 の 2 学 科 制 と す る 1 9 6 8 ︵昭和 大阪薬科大学を設置 1 9 5 0 ︵昭和 帝国薬学専門学校と改称、 男女共学制とする 1 9 4 9 ︵昭和 大阪府南河内郡北八下村 ︵ 現 松 原 市 ︶に 移 転 1 9 3 2 ︵ 昭 和 7 ︶年 道修女子薬学専門学校を設立 帝国女子薬学専門学校と改称 1 9 2 5 ︵大正 大 阪 府 北 河 内 郡 守 口町 ︵ 現 守 口 市 ︶に 移 転 1 9 2 4 ︵大正 大阪府東成郡天王寺村 ︵ 現 大 阪 市 阿 倍 野 区 ︶に 移 転 1 9 2 0 ︵ 大 正 9 ︶年 大阪市東区南久太郎町 ︵ 現 中 央 区 久 太 郎 町 ︶に 移 転 1 9 0 8 ︵明治 大 阪 市 東 区︵ 現 中 央 区 ︶道 修 町 に 大阪道修薬学校を創設 37 41 13 14 24 25 43 50 59 メッセージ 01 大阪薬科大学の魅力 03 卒業生の活躍 05 多彩なフィールド 07 薬学部 特色と学びの流れ 08 カリキュラム 09 学科共通(1∼3年次の学び) 11 薬 学 科(6年制課程の学び) 12 薬科学科(4年制課程の学び) 学びと進路Q&A 15 16 大学院 薬学研究科 17 研究設備 19 専門研究分野 研究室 20 就職指導・支援体制 23 就職実績 26 キャンパスライフ 27 キャンパスカレンダー 27 クラブ紹介 28 キャンパスマップ 29 ライフスタイル・学生サポート 31 さまざまな交流 32 納付金・奨学金制度 33 ニュース&トピックス 34 入試ガイド 35 交通アクセス 37 学長挨拶 38 入学の決め手になったポイント 大阪薬科大学のココ はじめての薬学、大きな夢。進学を決める時、学生たちが大阪薬科大学を選んだ理由はたくさんあります。 安心して薬学のスペシャリストを目指すことができる、そのための環境すべてが本学の魅力です。 はじまりは、由緒ある「薬のまち」から かつて薬の街と呼ばれた大阪道修町。薬業のみならず、薬 学教育の発祥の地として広く知られています。本学は、明 治37(1904)年、 この地に設立された大阪道修薬学校を前 身とする歴史と伝統のある大学です。以来、110年という長 きにわたり、卒業生の多くが薬剤師として活躍し、薬業関連 110周年の をはじめとする企業、行政にも優秀な人材を輩出しており、 幅広い信頼を得ています。 長い歴史と 伝統 ゆとりある施設で 最新の薬学研究を実現 四季の自然に彩られる高台の雄大なキャンパスには、 RI研 究施設や動物関連研究施設、 中央機器研究施設など、 最新の薬学研究を実現する施設が整備されています。 充実の 施設・設備 100%近い 就職内定率 卒業生の就職内定率は99.6% 平成26年3月15日現在 卒業生は毎年100%に近い就職実績を残しています。 その背景にあるのは、教 育の力と伝統に培われた医療機関や製薬企業との信頼関係です。実践力と 創造的研究・開発力を育成するとともに、早期キャリア教育、万全の就職体制 により、 学生一人ひとりが希望の進路を実現できるよう支援しています。 03 Osaka University of Pharmaceutical Sciences が魅 力! 専門家を 養成する 薬剤師国家試験 全国 第6位! がん専門薬剤師養成コースを設置 文部科学省の事業に沿って大学院の薬学専攻にがん専門薬剤師を養成 するコースを設置。がん薬物療法に係わる専門家の養成と地域医療にお ける連携を通じ、 多様化、 高度化するがん医療に貢献します。 全国上位を誇る高い合格率! 地域に貢献 附属薬局 薬剤師国家試験に向けた講義を集中して実施。 きめ細かな指導を 行い、 毎年高い合格率を維持しています。 特に、 今年度 (第99回) は全国平均60.8%に対し、本学は80.0%を達成しました。 薬剤師として現場を体験できる機会 大阪薬科大学附属薬局は、保険薬局として地域医療を支える一方、 「早 期体験学習」 や 「薬局実務実習」 を体得できる場として活用。現場に強い 4年次に 選ぶ 2学科 私立大学薬学部で唯一の選択制度 薬剤師として幅広い分野での活躍を目指す「薬学科 (6年制)」 と、薬と生命について最先端の研究に取り 組む 「薬科学科(4年制)」 の2学科を併設。3年次まで 薬剤師を養成しています。 医学・工学・薬学 3分野から医療を理解 本学、関西大学、大阪医科大学、 3大学で 共通講義 3大学で医学、工学、薬学の各分 野において双方向授業を行って います。 また、共通講義科目 「医工 薬連環科学」 を開設。医療現場に 同一のカリキュラムで学び、4年次に本人の希望によ おける他分野の理解を深め、実践 り学科を選択することができます。 に役立てます。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 04 大阪大学医学部附属病院 薬剤部 田 沙織さん 病院薬剤師 平成23年度 薬学部 薬学科卒業(6年制課程) 薬剤師の観点で情報提供を行う 所属する入院調剤室では、入院患者さまに対する キャリアデザイン ● 1年次∼3年次 ● 漠 然ながら将 来について考え、 大学で学ぶほど薬剤師になりた い気持ちが強くなっていった。 内服・外用薬と注射薬の調剤業務が主な仕事。病棟 に加え、外来、放射線部などにおける定数配置薬や 処置薬も供給します。必要に応じて疑義照会や情報 提供を行うことも薬剤師の重要な役割です。大学病 院でのオーダーは、一日1000件を超えることも少 なくありません。処方数が多く、偏りなく、希少疾患ま で幅広い領域に対応していて勉強になります。 ま た、調剤を通して患者さまのことを考え、薬剤師の 観点から医師や看護師に情報提供することで感謝 された時はやりがいを感じます。 身近な医療人として社会貢献を チーム医療の一員として 専門性を活かし社会貢献したい。 薬剤師を志したのは、専門性を活かし人のために働 ける存在であり、社会貢献もできる身近な医療人だ と考えたからです。大阪薬科大学は、授業はもちろ ん、薬学共用試験や国試対策、就職支援に力を入れ る一方、文化祭などのイベントが盛んです。学業と 部活を両立する学生も多く、私は軟式テニス部で部 長を務め、 コミュニケーション能力が養われました。 卒業後は、病院研修生として調剤技術を向上。入職 し初めて知る薬も多数ありますが、現場での知識を 増やし、今後も医療に貢献したいと思います。 POINT ● 病院実習 ● 5 年 次に病 院 実 習 で 実 務を 経 験し病 院 薬 剤 師になるこ とを決めた。阪大病院の卒業 後研修を知り、関心をもつ。 ● 就職活動 ● 先生も親身になってくれて心強 い。阪大病院の研修は働く方から 話を聞き、病院を見学して決意。 ● 現 在 ● 入院調剤室に所属し、正確かつ 安全な調剤を心がける日々。幅 広い処 方から多くを学 び 、向 上 心をもってさらに成長を目指す。 e 夢を実現した卒業生の Messag 大阪薬科大学 生体機能解析学研究室 田中 智さん 大学教員 平成22年度 大学院博士前期課程修了 新しい学生、研究成果と出会う 生体機能解析学研究室で助手を務めています。主な研究テーマは、培 養ヒト乳癌細胞の増殖におけるプロリルオリゴペプチダーゼの機能解 析です。毎年、学生との出会いがあり、 また日々発表される世界中の研 究成果にも触れることができる興味深い仕事です。学生と先生の両方 の考えが理解できる立場を活かして、それぞれの橋渡し役になりたいと 考えています。 忍耐力、 根性が身についた 親類に医療関係者がいたこと、私自身がアレルギー体質で薬を使用し ていたことから、医薬 品について勉強したいという気持ちがありまし た。総合大学と比べて学生に目が届きやすく、サポート体制がよりしっ かりしているのが大阪薬科大学の魅力です。勉学だけでなく、 クラブ活 動のほか大学祭実行委員を経験し成長しました。学生時代には定期試 験や国家試験に向けた厳しい勉強の日々を通じて、忍耐力も備わりま した。今後の目標は、一日でも早く、誰からも認められるような一人前の 社会人になることです。 研究と教育の両方を担いながら 新鮮な出会いに高揚する日々。 キ ャ リ ア デ ザ イ ン 05 ● 1年次∼3年次 ● 卒業後は出身地である徳島に帰 り、地元の病院または薬局で薬剤 師として働こうと考えていた。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences POINT ● 研究室配属 ● 4年次に現在の研究室で指導を受け、研 究の面白さを知り、大学院へ進学。後に 大学に残る大きな転機となった。 ● 就職活動 ● MR、研究職、科捜研など幅広く 活動するが、研究室助手採用の 話を受けて本学の職員となる。 ● 現 在 ● 乳癌の新しい治療薬開発を目指 した研究テーマに取り組みつつ、 1年次生の生物学実習を担当。 総合メディカル株式会社 人事総務本部 採用部 東影 佳宏さん 薬局薬剤師 平成23年度 薬学部 薬学科卒業(6年制課程) 学生生活は将来に向けた貴重な時間 薬剤師を志したのは、 自分自身が患っていた病気が治り、薬に興味を持った ことがきっかけです。入学後は、将来を限定せず、柔軟に考えていました。業 種を具体的に決めたのは、5年次に病院、薬局での5か月以上に及ぶ実務 実習を受けてからのことです。大阪薬科大学は就職活動のサポートが充実 していて、 さまざまな職種の先輩とも交流があり、多くの意見が聞けて良 かったと思います。 また、在学中の研究を通して身についた 「根拠に基づい て物事を考える」 習慣は、 日々の業務改善や遂行に活かされています。 薬剤師の気持ちがわかる採用担当 離島の薬局に勤務できたことは、最も貴重な経験でした。高齢者が多く医 療態勢が十分ではない集落や老人ホームへ薬を届けることが地域医療の 充足につながると実感しました。その後、患者さまから薬以外のことも相談 されるようになり、責任感とやりがいは大きくなりました。入社2年目に、新 たな経験を重ねたいと思い、公募制度を利用して採用部へ異動。新卒採用 は、学生の将来、人生を預かる仕事ですから会社側の立場だけでなく、同じ 薬剤師として気持ちを理解し、互いに満足できる採用活動を心がけていま す。 また、 将来は人材育成にも携わりたいと思います。 キ ャ リ ア デ ザ イ ン ● 1年次∼3年次 ● 将来は職種にこだわらず、いろい ろな人とコミュニケーションがとれ る仕事に就きたいと思っていた。 POINT ● 薬剤師の視点で共感を得られる 採用を心がけていきたい。 進路選択 ● ● 病院・薬局実務実習を通して学んだこと、 感じたことが進路を決めるポイントにな り、 そこから業界を絞り込んだ。 就職活動 ● ● 他職種のガイダンスやインター ンシップなどにも参 加し比 較 。 納得して就職先が決められた。 現 在 ● 新卒学生に対する採用業務。大 阪・兵庫・四国の大学を担当し、説 明会から面接まで行う。 ! 活躍に注目 さまざまなフィールドで活躍する大阪薬科大学の卒業生 。 プロフェッショナルとして目指す道がここに! その夢はさらに大きな未来へとつながっています。 キャリアデザイン 株式会社ファンケル サプリメント研究所 矢﨑 美里さん 1年次∼3年次 ● 平成22年度 大学院博士前期課程修了 病院、 薬局の仕事を体験したり、 イ ンターンシップでMRに同行したり して、少しずつ目標が見えてきた。 新たな発見を発信できる環境 ● POINT ● 大学院へ進学 ● 学 生 実 習 で 興 味をもった 内 容 から研 究 室を選 び 、大 学 院 に 進 学 。研 究 職 に 就きた いという目標が明確になる。 サプリメント成分の機能性発現メカニズム解明を 行っています。主な仕事は分子生物学を用いた基 礎研究です。研究所及び共同研究先の大学で研究 を行うだけでなく、店舗で直接お客様にご案内する こともあります。仕事の魅力は、常に新たな発見を し、 それを発信できる環境にあること。今研究してい るテーマについての有用なデータを一日も早くお客 様、そして世界へ発信できるよう努めています。将 来的には、女性が働きやすい職場の利点を活かして 結婚、 子育てなどと両立したいと考えています。 ● 就職活動 ● 製薬・食品を中心に約50社エン トリー。その後、面接を受けたの は20社ほど。学内の企業説明会 など就職支援は充実していた。 ● 現 在 ● 基礎研究において一人ひとりが 個 別 の 担 当 テ ー マをもって 研 究。研究のターゲット選定から実 験、報告まで一通り任される。 身近な医療人として社会貢献を 大阪薬科大学で興味の持てる研究に出会い、その 面白さを知りました。研究分野は分子生物学。体内 で起きている現象でありながら未知な部分が多く、 新しい発見が報告され続けていることから、 自分も 何かを発見したいと思い、将来的に基礎研究に取り 組むことを決めました。就職先にメーカーを選んだ のは、研究成果が商品化される可能性が比較的に 高く、お客様と情報交換ができるからです。 また、サ プリメントは予防医療に大きく貢献でき、現代の主 流になると思いました。講義を受けた内容、薬学の 知識は研究に活きています。 研究員 予防医学への可能性を期待し 基礎研究に取り組む。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 06 卒業生の未来が広がる、 多彩なフィールド 薬剤師は、医療現場で豊富な専門知識とコミュニケーション能力を発揮し、チーム医療の一員として貢献することを求められています。 そのことにより高度な専門知識をもった薬剤師が活躍できるフィールドも広がっていくことでしょう。卒業後は、薬剤師としてはもちろ ん、薬務行政や、製薬・化粧品会社などの研究員や技術職、医薬情報担当者(MR)などの幅広い進路があり、多くの先輩が本学で培っ た知識や技能を発揮して活躍しています。 薬剤師 医薬品管理 薬剤師免許が必要 病 院薬剤師 ● 保 険薬局薬剤師 ● 専 門領域薬剤師 ●ドラッグストア薬剤師 ● 学 校薬剤師 薬務行政 薬剤師免許が必要 薬局 管 理 者 ● 医薬 品 一 般 販 売 業 管 理 者 ● 医薬 品 製造・製 造 販 売 業 管 理 者 ● 厚 生 労 働 省 職員 特 許 庁 職員 ● 医薬品審査行政 (医薬品医療機器総合機構) ● 医 療 薬 事 行 政 公 務員 ● 科 学 捜 査 研 究 所 職員 ● 保 健 所 職員 ● ● ● 食品・薬事などの 監視・取締 医薬品開発 創 薬研究者 ● 製 剤研究者 ● 化 学・バイオ技術研究者 ● 医 薬品安全性研究者 ● 臨 床開発担当者 ● 治 験コーディネーター (CRC) ● 治 験施設支援機関 (SMO) ● 医 薬品開発業務受託機関 (CRO) ● 麻薬管理者 麻 薬 取 締 官( 麻 薬 Gメン) ● 食 品 衛 生 監 視員 ● 薬 事 監 視員 ● 毒 物 劇 物 監 視員 ● 毒物劇物取扱主任者 ● 放射線取扱主任者 ● ● 薬 学 薬業関連企業 製 薬会社 化 粧品会社 ● 食 品会社 ● 創 薬ベンチャー ● 診 断薬メーカー ● ● 教育・研究開発 医 薬 系 大 学 教員 理 系 大 学 教員 ● 国 公 立 研 究 機 関 研 究員 その他 医 療・医 薬ジャーナリスト 医 療・医 薬 関 係 投 資アナリスト ● 医薬特許関連弁理士 ● ● ● ● 大阪薬科大学で目指せる資格 高い専門知識と判断力が必要な 薬学は、就職や進路決定の際に 資 格 取 得が重 要なカギとなりま 6年制薬学科を 卒業すれば取得できる資格 ● す。薬剤師国家試験は、6年制課 薬剤師でないと行えない業務 程の薬学を履修し、卒業した者が 薬剤師が申請又は届け出によって 得られる資格と行える業務 ● 作業環境測定士 ● 毒物劇物取扱責任者 ● 環境計量士 ● 麻薬管理者 ● 危険物取扱者 ● 労働衛生管理者 受験資格を取得できます。また、6 ● 調剤業務 ● 放射性物質による障害防止主任者 ● 食品衛生監視員(公務員) 年制課程卒業で得られるその他 ● 薬局の開設者・管理者 ● 労働衛生コンサルタント受験資格 ● 検疫委員(公務員) の受 験 資 格もあり、それ ぞれの ● 医薬品(第一類)の一般販売業の管理者 ● 介護支援専門員(ケアマネージャー) ● 環境衛生指導員(公務員) ● 医薬品の製造業・輸入販売業の管理者 ● 麻薬取締官(公務員) ● 学校薬剤師 ● 麻薬取締員(公務員) ● 保険薬剤師 ● 薬事監視員(公務員) ● 国民健康保険薬剤師 ● 伝染病予防に規定される吏員(公務員) キャリア形成に役立てることが可 能です。 07 薬剤師国家試験受験資格 薬剤師に特別な考慮が払われる 資格 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 薬学部 薬 学 科[6年制課程] 薬科学科[4年制課程] 1 語学など教養科目・基礎的な薬学科目 1 2 応用薬学・医療薬学など専門性を深める 2 3 4年進級時本人の希望により学科を決定 3 薬学科 薬科学科 [6年制課程] [4年制課程] 医療を指向した 専門講義・実習 実務実習に向け実践力を磨く 創薬を指向した 専門講義・実習 テーマを定めた研究活動 4 5 4 病院・薬局での実務実習 卒業研究 6 卒業研究・薬剤師国家試験対策 薬学専攻 博士課程 (4年制課程) 薬科学専攻 博士前期課程(2年制課程) 薬科学専攻 博士後期課程(3年制課程) 豊富な知識と実践力を備えた 薬剤師として活躍。 高度な薬学研究企画力を 活かして活躍。 病院・保険薬局・ ドラックストアなどの薬剤師、 製薬会社などの薬業関連企業など 薬業関連企業での研究・開発職、 治験業務を通じた医薬品開発など 医療現場で求められる即戦力の薬剤師を目指す6年制課 程と、研究職をはじめさまざまな薬学関連分野での活躍 を見据え大学院 薬 科 学 専 攻 博士前 期 課程と一 体化して 薬学スペシャリストを目指す4年制課程。どちらも基礎教 育から応用教育へとステップアップしながら、将来目標と する進路に応じた知識や能力を着実に磨きます。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 08 学びながら目標を見定める カリキュラム 薬 学 部 学科共通 薬 学 専 門の基 礎づくりと薬に携わる倫 理 観を養う 1 年次 2 年次 3 年次 薬学基礎力と 人間力を養成 薬学全般の 専門知識を習得 専門性を高め 知識を応用展開 前期 後期 前期 後期 医療総合人間学3 医療総合人間学4 医療総合人間学5 人間と文化2 人間と文化3 人間と文化5 人間と文化7 数学1 人間と文化4 人間と文化6 人間と文化8 物理学入門1 情報科学 医工薬連環科学 英語4 英語1 数学2 数理統計学 ドイツ語1・フランス語1 物理学入門2 英語3 医療総合人間学2 英語2 健康科学演習1 ドイツ語2・フランス語2 情報科学演習 健康科学演習2 異文化言語演習1 後期 異文化言語演習2 化学 化学演習 生物学 基礎有機化学 医療総合人間学1 基礎薬学科目 有機化学2 有機化学3 有機化学4 機能形態学1 機能形態学2 有機スペクトル解析学 免疫学 分析化学 機器分析学 放射化学 生化学1 ●生化学2 生化学3 基礎細胞生物学 物理化学2 物理化学3 物理化学1 生物無機化学 微生物学 生薬学1 衛生薬学2 衛生薬学3 衛生薬学4 衛生薬学1 薬用天然物化学1 薬用天然物化学2 分子細胞生物学 病原微生物学 応用分析学 薬品合成化学1 応用放射化学 生物統計学演習 基礎薬剤学 応用分子生物学 ●早期体験学習1 人体の構造と機能 病態生理学2 薬理学1 医療薬学科目 薬理学2 薬理学3 早期体験学習2 病態生化学 医療薬剤学1 病態生理学1 薬物動態学1 薬物動態学2 薬物治療学1 剤形設計学 薬物治療学2 臨床化学 実習 基礎薬学実習 基礎有機化学実習 生物学実習 分析化学実習 生薬学実習 有機化学実習 衛生薬学実習 物理・放射化学実習 生物科学実習 薬理学実習 ●印の科目はP.11を参照 09 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 薬と生命を探 求 する薬 学スペシャリストを目指 す 生薬学2 応用薬学科目 薬 学 部 学 科 共 通 カ リ キュラ ム 有機化学1 医 療に貢 献 す る 薬 剤 師 を 目 指 す 基礎教育科目 人間と文化1 前期 薬 学 科 医療 薬 学の専 門 知 識と実 践 力を磨く 5 年次 6 年次 実習と演習で 臨床知識を習得 学外実務実習で 臨床現場を体験 国家試験・卒業研究 学びの総仕上げ 前期 後期 前期 基礎教育科目 実践ビジネス英語 後期 前期 後期 実践ビジネス英語 医薬品化学2 薬局方総論 薬学英語 医薬品化学1 薬品合成化学2 医薬品安全性学 医療薬剤学2 コミュニティファーマシー 薬物動態学3 臨床検査学 病態・薬物治療学演習 薬物治療学3 薬物治療学4 医薬品情報評価学 医療情報学 医療総合人間学7 臨床薬物動態学 医療総合人間学6 薬学基礎演習 臨床薬剤学 臨床生理学 臨床感染症学 医用工学概論 臨床栄養学 漢方医学概論 医薬品開発学 病院と薬局で約5か月半の 実務実習を体験します。 ●薬学総合演習 実習 ●病院実務実習 薬剤学実習 臨床導入学習2 ●薬局実務実習 ●臨床導入学習1 ●特別演習・実習 ●印の科目はP.12を参照 薬科学科 ●印の科目はP.13を参照 応用 薬 学を学 び 、最 先 端の研 究に取り組む 4 年次 研究室に所属 卒業研究に専念 前期 大学院 薬学研究科 薬理学4 薬学専攻博士課程︵4年制課程︶ CBT/OSCE 生物物理化学 医療薬学科目 薬 学 部 薬 学 科 カ リ キュラ ム 応用薬学科目 薬事関連法・制度 薬学共用試験 ● 薬剤師国家試験 4 年次 後期 基礎教育科目 応用薬学科目 医 療 薬 学 科 目 実 習 薬 学 部 薬 科 学 科 カリ キュラム 実践ビジネス英語 大学院 薬学研究科 薬科学専攻 専 攻 領 域に分かれテーマ研 究に取り組む 博士前期課程では「分子構造・機能解析学」、 「創薬化学」、 「生命・環境科学」の3領域、博士後期課程では「分子構造・機能 解析学」、 「創薬化学」の2領域で最先端の研究に取り組んでいます。本学は学部と大学院が連携しているため、学部で取り 組んだテーマをさらに発展させた研究を行うことができるだけでなく、新たな興味を探求するための多彩な研究も可能です。 博士前期課程(2年制課程) 薬事関連法・制度 薬学英語1 医薬品化学1 薬品合成化学2 生物物理化学 薬局方総論 薬学英語2 医薬品化学2 分子設計学 生体分子機能学 生体分析学 薬科学卒業演習 薬理学4 医療薬剤学2 薬物動態学3 薬物治療学3 医療総合人間学6 臨床生理学 医用工学概論 医薬品安全性学 薬物治療学4 医療総合人間学7 薬剤学実習 ●特別研究 ●特別研究 ●印の科目はP.15を参照 博士後期課程(3年制課程) 薬学部と連携しているから、スムーズに研究 さらに研究を深めたい人には博士後期課程 を継続して深化させることができます。 という選択もあります。 〈研究領域〉 分子構造・機能解析学領域 創薬化学領域 生命・環境科学領域 卒 業 〈研究領域〉 分子構造・機能解析学領域 創薬化学領域 修 了 ※カリキュラム一覧表は平成26年度入学生用です。平成27年度入学生からは新カリキュラムになります。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 10 1∼3 年次 学科共通 学科 共 通 [薬学科 ] [薬科学科 ] 薬学が活かされる現場を体験することで、薬学人としての心構えや使命感を養い、目標を明 確にして学習への意欲を高めます。 薬学の専門科目を1年次から履修して薬学の奥深さを感じ、学習への意欲を高く保ちます。また、 病院や薬局などの医療・福祉施設をはじめ、環境・衛生施設、企業の研究所・工場などの幅広い分 野から医療・薬学を理解するため、入学後の早い時期から卒業生が活躍する現場を体験します。 早期に進路の幅広さを体験しておくことは、自分の目指すべき目標が明確になるだけでなく、その 後の学習への意欲の向上にもつながります。さらに、医療や福祉の現状を肌で感じ、薬剤師を取り 巻く環境を実際に体験することで、薬剤師としての自覚や心構え、使命感と高い倫理観を養い、自 らが描く理想の薬剤師像に向けて学習に励むことができます。 科目 P I C K U P 在学生 & 教授 M E S S A G E 早期体験学習1 より有 意 義な体 験として残るよう 目標 設 定や見 学 後の発 表も重 視します 。 「 早 期 体 験 学 習 1 」には、事 前 の 講 義・演 習 奈良県 帝塚山高校出身 で 学 習 目 標 をしっかりと 設 定し て 臨 み ま 小倉 綾乃さん す 。薬 学 出 身 者 が 活 躍し て い る多 彩 な 現 薬学部 2年次生 場を訪 問し、体 験 することで自分 の目指 す 職 種 と仕 事 の 内 容 へ の 理 解 を 深 めます 。 人々の役に立つ研究機関で活躍できる 薬剤師を目指します。 見 学 後 は 、学 内 でグ ル ープ ディスカッショ ン 。社 会 に お け る薬 学 の 役 割 や 問 題 点 な 高 校 時 代にどの学 部へ進 学するか迷っていた 時、両親と先生から将来資格の取れる薬剤師を 勧められたことが選択の理由です。入学後の授業 はたいへんでしたが、 ダンス部に入部。実習後に も練習があり、時間的に難しいこともありましたが、 大会や練習も楽しく毎日が充実し、仲の良い同級 生や先輩方にも恵まれ、学業とクラブ活動を両立 させています。将来は「人々の役に立つ研究職に つきたい」 という夢をもっているので、授業と実習 を大切し、 日々の努力を怠らずに頑張ります。 どについて 仲 間と議 論し、その内 容を発 表 して 各自レポートにまとめます 。これにより 幅 広 い 視 点 で 今 後 の 学 習 の目標 や 課 題を 見 出します。 生 化 学2 代 謝と生 体エネルギーの基 礎を学び 生 命 活 動についての理 解を深めます 。 「 生 物 学 」、 「 基 礎 細 胞 生 物 学 」、及 び「 生 化 学1」などで 学 んだことを基 礎として 、代 謝 と生 体 エネル ギー 論 の 基 礎を学 びます 。 生 命 活 動が生 体エネルギーにより支えられ て いることを理 解 するために、食 物 成 分か らのエネルギーの産 生 、及 び 糖 質 、脂 質 、タ 春沢 信哉教授 薬学博士 ン パク質 の 代 謝 に 関 する基 本 的 知 識を習 担当科目/薬品合成化学、 有機化学実習 得します。 有機化合物についての基礎を学び、 発展的な領域への理解を深めます。 高 校までとは 異 なる 高 度 な 実 験・実 習 が スタート 大学の実験や実習は、高校時代までの理科の実験とは異なり、高度で専門的なものになります。扱う器具 や薬品も多様で、正しく安全な実験を行うにはその取り扱い方から学ぶことが必要です。そこで1年次の 実習では、実習における心構えや、実験器具の用い方、基本的な操作に加え、実験結果の取り扱い方や実 験レポートの書き方など、今後実習を履修する上で基礎となる知識と技能を習得していきます。 学科共通の実習例 ■ 11 基礎薬学実習 ■ ■ 基礎有機化学実習 ■ Osaka University of Pharmaceutical Sciences ■ 生物学実習 ■ 3年次前期までは、生命現象をつかさどる有機化 合物についての基礎、構造、反応性について学 びます。これは高校までの化学とは違い、反応が なぜ起こるのか、立体化学の視点を含めて反応 の進行を知るものです。3年次後期からは、 それ らの基礎知識をもとに、医療現場で実際に用い られている医薬品の合成や病気の治療につな がる生命現象を理解する発展的な領域への理 解を深めてほしいと思います。 4∼6 年次 薬学科 薬学科 [6年制課程] 薬と生体との関連を有機的・体系的に理解するとともに高度化する医療現場で即戦力とな れる実力を養います。 薬学科では、薬が生体に及ぼす諸現象を総合的に科学します。医薬品の使い方と効能・副作用、医薬 品情報と管理など、薬剤師として必要な専門知識を基礎から理解できるよう、薬と生体との関連を有 機的・体系的に教育するカリキュラムを実施。4年次では学内施設を活用し、次年度の実務実習に備 えて薬剤師実務の流れを体験的に学習します。薬学共用試験をクリアした後は、5年次で病院や薬局 で計22週間の実務実習に臨みます。5・6年次のプログラムはより実践的に編成されており、高度医 療にも対応できる実力を養成。 また、医療の担い手としてふさわしい倫理観と社会性を養い、薬の専 門家として患者さまや医療チームから信頼される薬剤師を目指します。 科目 P I C K U P 臨床導入学習1 医 療 現 場さながらの設 備と機 器を使い、薬 剤 師の仕事を実践します 。 4年次では、実務実習事前学習を実施します。医療現場をリアルに再現した学内の施設を活用し、調剤や製剤を実践するとともに 患者さまへの服薬指導の方法なども学びます。 薬局カウンター実習 スモールグループ ディスカッション 薬局カウンターを再 現し た 薬 剤 交 付 カ ウンター で 、薬 剤 師 が 調 剤 薬 や O T C 薬を患 者さまに 交 付 する場 面を想 定し、学 生間やSP(模擬患者)な どの間でロールプレイン グを行います。 問 題 解 決に向けてグ ル ープ ディスカッション を行うことで 、薬 剤 師 の 業 務 に 必 要 不 可 欠 なコ ミュニ ケーション 能 力を 養います。 調 剤 実習 無菌調剤実習 各 種 疾 患 用の処 方 箋に 注 射 剤や点 滴 用 製 剤な 基づいて、実際に薬を調 剤 する実 習です 。5 年 次 の実務実習で行う調剤を 想 定し、現 場さながらの 緊張感で臨みます。 ど 無 菌 製 剤 の 調 製を 行 います。注意力や集中力 を研ぎ 澄ませながら、安 全 か つ 確 実 に 行 う方 法 を学びます。 薬局実務実習 病院実務実習 チーム医 療に携わる薬 剤 師の仕 事を学びます。 地域の健康へ貢献する最前線で学びます 。 医療の現場において、調剤、製剤から薬品管理にいたるまで、病院 実 習 先となる薬 局において 、調 剤から服 薬 指 導 、接 遇まで 幅 広 い 薬 剤 師 業 務を総 合 的に体 得します。プロとしての技 能だけでなく、 実 務を体 得します 。また 、薬 剤 師に重 要とされるコミュニケーショ 心構えを身につけます。また、臨床薬剤師として重要なチーム医療 ン能 力においても、そのスキル 向 上を目指 す大 切な実 践の機 会と への理解も深めます。 なります。 主な内容 主な内容 ● 病院調剤 ● 病棟業務 ● 医薬品管理 ● 保険調剤 ● 在宅医療 ● チーム医療 ● 医療安全 ● 院内製剤 ● 地域医療・保健・福祉 ● セルフメディケーション ● 治験業務 ほか ● 薬局調剤 ほか Osaka University of Pharmaceutical Sciences 12 4∼6 年次 薬学科 科目 P I C K U P 特別演習・実習 薬学総合演習 自ら興味のあるテーマで、研究の醍醐味を味わいます。 薬剤師国家試験合格に向けて講義を集中化。 5年次からは、実務実習以外の時間を自ら関心のあるテーマについ 薬 剤 師 国 家 試 験 科目の出 題 基 準に沿って、複 数の教員が講 義・演 ての研究活動にあてます。配属先の研究室で、指導教員のもと、ま 習・試 験を一 本 化 。集 中 的な学 習で 薬 剤 師 資 格の取 得を目指しま ずは 研 究 活 動に臨むための 基 本 的 知 識 や 技 能 、態 度につ いて 学 す。カリキュラムは、限られた時 間内で最 大の学 習 効 果をあげられ び、文献調査を行って研究の目的と学術的意義を理解するところか るよう編成されています。こうしたプロフェッショナルによるきめ細 ら始めます。継 続 的な研 究の中で、自らの知 識や技 能を向 上させ、 かな指 導により、大 阪 薬 科 大 学は毎 年 全 国 平 均を大きく上 回る合 研究が進展する過程に大きなやりがいを感じられます。 格率を誇っています。 ※平成27年度カリキュラム改正に伴い、研究室配属は4年次の予定です。 POINT 薬学共用試験 実務実習に向けて 「CBT」と「OSCE」を受験。 薬 剤 師 の 資 格を得 るた めには 、病 院 や 薬 局 で の 長 期 実 務 実 習を CBT Computer-based Testing 知識及び問題解決能力を評価する客観試験 コンピューターを利用し、 ディスプレイ上の選択問題に解答していきます。薬学 教育モデル・コアカリキュラムと実務実習モデル・コアカリキュラムに基づい た広範囲の内容から310問が出題されます。 通して 実 践 能 力を修 得しておくことが 求 められます 。薬 学 共 用 試 OSCE 験は、5・6 年 次にその実 務 実 習に臨む薬 学 生が、一 定 基 準を上 回 る知 識・技 能・態 度を備えているかを評 価 するために行われます。 実 務 実 習に参 加 するには、薬 剤 師としての知 識と問 題 解 決 能 力を 評 価 する客 観 試 験「 C B T 」、臨 床での技 能と態 度を評 価 する客 観 的 臨 床 能 力 試 験「 O S C E 」という2 種 類 の 試 験に合 格 することが 必 要で す 。本 学では、実 務 実 習に必 要なこれらの試 験 合 格に向け て万全のサポートを行っています。 Objective Structured Clinical Examination 技能・態度を評価する客観的臨床能力試験 課題ごとに設置されたステーションと呼ばれる会場を巡り、 制限時間内に課題 をこなして評価を受ける試験です。基本的な臨床能力を客観的に評価し、病院 や薬局で実習を行える水準の技能と態度を備えていることを担保します。 在学生 & 教授 M E S S A G E 静岡県 西遠女子学園高校出身 西山 亜里沙さん 薬学部 薬学科 5年次生 13 医療の現場で薬剤師としての資質を高め、 人々に貢献できる公務員を目指します。 薬に関して系統的に学び、 薬剤師の実務を身につけます。 これから病院と薬局の実務実習を受けますが、 医療の現場において、薬剤師としてのスキルと 薬学科では、化合物の構造や性質、 その合成、 抽出、分析の方法、化合物から薬をつくる技術、 身体の中での薬の分布や作用、病気に対する 薬の効 果や副 作 用など、薬に係わるさまざまな 課題を系統的に学び、研究も体験。また、病院 や薬局などの医療現場で薬剤師の実務を学び ます。語 学力や社 会 人としての教 養など、薬の プロフェッショナルとして羽ばたくための力も存 分に身につけてください。 コミュニケーション、医療人としての心構えを身 につけたいと思います。将来は薬剤師として、幅 広い人々に貢献できる公務員を目標にしていま す。また、大阪薬科大学は公務員になる方も多 く、 さまざまな情報が充実しているので、有効活 用し、公 務員として人のために働ける薬 剤 師を 目指していきます。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 松村 人志 教授 医学博士 担当科目/ 人体の構造と機能、 病態生理学、 薬物治療学、 病態生理学演習実習 薬剤師国家試験対策 国家試験合格に照準を合わせた万全の試験対策。 6 年 次では講 義や卒 業 研 究に励む一 方で、教員のきめ細かな指 導のもと、国 家 試 験 合格に向けた学習に取り組みます。 POINT 薬剤師 国 家 試 験 合 格 率 本学では、これまで培ってきたノウハウを活かし、きめ細かな指導により薬剤師国家試験 の合格をサポートしています。このような支援の結果、毎年高い合格率を維持し、近年に ないほど難易度が高かった平成25年度(第99回)の国家試験においても、全国平均を大 幅に上回る8割の合格率(全国第6位)を達成しました。 100 95 96.2 93.3 88.7 90 85 80 94.8 85.2 85.6 平成 25 年度 98.2 95.3 86.3 84.8 90.2 全国平均を 大幅に上回る 80.0 83.6 75 70 65 本学合格率(%) 60 全国平均(%) 薬剤師国家試験 合格率 60.8 55 全国 第6位 50 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (第91回) (第92回) (第93回) (第94回) (第97回) (第98回) (第99回) ※第95回と第96回の結果は、新制度(6年制)移行期にあたるため、掲載していません。 合格者 M E S S A G E 大 切なのは自分で「 考える力 」。 理 解が深まるほど楽しくなります 。 皆さんも薬 剤 師となって生 涯 、 学ぶことを 楽しんでください 。 新 課 程の薬 剤 師 国 家 試 験には、考える力が 要 求されます。私は考 える力を養うために、 「 教 科 の 繋がりを意 識して学 習する」、 「疑問 点は友 達と話し合う」、この2つを重 点 的に取り組んできました。暗 記のみの学 習に比べ、考えて理 解する学 習はたいへんですが 、理 解が深まれば楽しいはずです。 薬 剤 師は、生 涯 学 習が 必 要な職 業であり、国 家 試 験を機に楽しん で学ぶことを身につけられるように、頑 張ってください。 冨田 秀明さん 平成25年度 薬学部 薬学科 卒業生 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 14 4 年次 薬科学科 薬科 学 科 [4年制課程] 薬を生命現象の解明や制御のためのツールとして研究し、薬学を基盤とする多様な分野で 活躍できる人材を目指します。 薬科学科は、薬を生命現象の解明や制御するためのツールと捉えるのが特長。薬が及ぼす機能・作 用と生体の係わりを解析し、薬の物性や構造、反応などについて総合的に科学します。3年次までは 薬学科と共通の教育課程で薬学の基礎知識を修得。4年次では創薬に係わる科目を履修するとと もに、自分が興味をもった研究室に所属し、テーマに沿った特別研究を進めます。 また、大学院博士 前期課程と一体化し、製薬企業、教育機関、各種薬学関連研究所における研究者、技術者、教育関 係者など薬学を基盤とする多様な分野で活躍できる薬学スペシャリストを育成。研究の継続を希望 する学生は、大学院進学に向けて課題の探究能力の向上を図ります。 科目 P I C K U P 在学生 & 教授 M E S S A G E 応用薬学科目 3年間培ってきた薬学の基礎知識を さらに発展させる学び。 薬科学科のカリキュラムの特長は、応用薬学 京都府 東山高校出身 教 育に重 点を置 いていることです。3 年 次ま 澤田 裕史さん でに身につけた基 礎 薬 学の知 識をもとに、さ 大学院1年次生 らに学びを深めていきます。 天然物からの新規化合物を通じて 医療に貢献できるよう努めたい。 特別研究 専 門 分 野の知 識に加え、 プレゼンテーション能 力の 向 上も図ります 。 4年次の特別研究では、テーマに沿ってじっく りと時間をかけて研究からプレゼンテーション まで行います。専 門 分 野の知 識 、技 能を習 得 化学は難しさから何度も挫折しそうにもなりましたが、 生薬学や薬用天然物化学、 医薬品化学が特に面 白く、 東洋医学や天然物由来化合物に関心をもつ ようになり、 創薬化学の分野での理論と技法をさらに 獲得したく、 薬科学科を選択しました。現在は、 中国 のみで生薬として使われる植物についての成分解 析や、 がんに対して有効な化合物の模索について 研究を続けています。将来は創薬化学のプロとして 活躍できる人材となり、 天然物由来の新規化合物か ら新たな薬の創造の可能性を広げていきたいです。 しながら、探 究 心や論 理 的 思 考 力 、洞 察 力を 伸ばし、プレゼンテーション能力も養います。 辻坊 裕教授 薬学博士 担当科目/微生物学、 生化学3、 生物科学実習 研究の楽しさや喜びを知り、 社会に貢献できる人材に。 薬科学科では、創薬研究者や生命科学研究者 など薬学関連領域で社会に貢献できる人材の育 成を目指しています。4年次で研究室に配属され、 多くの学生が本学の大学院博士前期課程に進 学して研究の理論や手法などを修得します。 さら に大学院博士後期課程で研究を深める道もあり ます。研究は簡単に進むものではないだけに、結 果を得られた時の喜びは格別です。皆さんにもこ の感動を経験してほしいですね。 15 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 学びと進路 Q & A Q A 薬学部一括募集とありますが、 学科選択はいつどのように行われますか 6年制課程の薬学科と4年制課程の薬科学科を設置し Q 学業以外で困ったことや相談したいことなど 悩みを聞いてもらえるところはありますか A 教授、准教授、専任講師の教員が、アドバイザーとして ていますが、 3年次までは共通のカリキュラムで学び、 学生の皆さん一人ひとりを担当し、 さまざまな相談に 3年次後期に本人の希望により学科を選択して、 4年次 応じます。 さらに学生が自由に相談できる学生相談室 進級時に学科配属を行います。薬学の基礎を学んだ上 があり、相談には臨床心理士があたります。 で、将来設計に合わせて学科選択が可能です。 Q A 高校で「生物」または「物理」を 履修していませんが大丈夫でしょうか 高校で学んだ内容の復習もかねて1年次のカリキュラ Q A ムに 「化学」 「化学演習」 「物理学入門」 「生物学」 「基礎 Q A Q A 学内で自由に利用できるパソコンや 自習環境はありますか 図書館や自習室にパソコンを設置しています。自学自習 の便を図るため、自習室に加え、図書館に併設されて 有機化学」 などを設けています。さらに、高校での履修 いるグループ学習室、学生ラウンジも設け、定期試験 パターンに応じたクラス編成や、 「生物」の補習授業も の時期にはこれら施設の開室時間の延長や講義室を 取り入れています。 開放するなど、環境整備に努めています。 授業はどのように行われるのですか 学年を前期と後期の2学期に分けて授業が開講されま Q A 卒業後の支援体制はありますか 薬剤師の生涯教育の一環として、年3回講習会を開催 す。文系の学部と異なり、講義・実習などで、 ほとんど空 しています。薬剤師の 「薬物治療における安全管理者」 き時間がなく、過密になっています。実習は、原則として としての地位を確立する一助になればと考えていま 火∼木曜日の午後に開講しています。 す。また、講演会やシンポジウムも頻繁に行っています。 授業以外の時間に 質問することは可能ですか 学生の質問や相談は、いつでも対応するようにしてい ますが、 さらにコミュニケーションがとれるよう 「オフィス Q A 薬学科(6年制)を卒業して 研究者になることはできますか 薬業関連企業は、薬学出身者の専門知識を評価しま す。また、化粧品・食品企業にも薬学出身者の能力を評 アワー」を設けています。オフィスアワーはあらかじめ 価する会社があります。5年次から配属される研究室で 設定された時間帯に専任の教員が研究室などで待機 自らの知識と技能を向上させれば研究者を目指すこと し、質問や相談を受けやすくするための制度です。授 も可能です。 業・履修に関することなど、気軽に相談できます。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 16 大学院 薬学研究科 薬 学 専 攻〈 博 士 課 程 〉 薬 科 学 専 攻 〈 博 士 前 期 課 程・博 士 後 期 課 程 〉 薬学専攻 博士課程 領域・分野関係図 4年制課程 育・研究を受ける場所を提供するとともに、修士課程修了者及び既に 社会において活躍中の薬剤師などの薬系職業人に対しても高度で良 質な教育・研究の場を提供することを目的とします。 したがって、臨床 及び医療に関連する研究領域において、新たな視点と問題解決への 意欲をもち、高度の専門的な知識・技能・態度を身につけることを希望 して入 学し、将 来はその能 力を広く社 会に還 元 することのできるよう な、それぞれの臨床・医療現場、行政機関、製薬関連企業などにおける 臨床・医療薬学領域 医療評価薬学分野 臨床・医療薬学領域 病態解析薬学分野 臨床・医療薬学領域 薬物機能解析薬学分野 指導者あるいは研究者・教育者を志す人材を求めます。 が ん 専 門 薬 剤 師 養 成コー ス このコースは文部科学省の「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラ ン」事業に沿って、複数の大学がそれぞれの個性や特色、得意分野を活 かしながら相互に連携・補完して教育を活性化し、がん専門医療人養成 創薬薬理・ 薬物治療薬学領域 予防薬学領域 創薬 育薬 臨 床 か ら の フィー ド バック 6年 制 の 薬 学 教 育を終えた 者に、専 門 領 域におけるさらに高 度 の 教 臨床・医療応用 ト ラ ン スレ ー ショナルリ サ ー チ 6年制の薬学教育卒業者や薬学系の職業人に、 より高度な研究活動の場を提供。 レギュラトリーサイエンス ● ● ● ● ● ● 医 療 制 度 ・ 政 策 、薬 剤 経 済 の 評 価 ・ 検 証・最 適 化 ファーマシューティカル ・ケアの 実 践 疾 患( 病 態 )に係 わる医 薬 品 の 適 正 使 用 医薬品の副作用・相互作用情報解析 薬 効 及 び 重 篤 副 作 用 の 解 析 ・ 診 断 、製 剤 の 最 適 化 薬物動態解析 のための教育拠点を構築することを目的としています。課程の修了要件 は薬学専攻博士課程と同じ40単位ですが、本コースが定める特定の科 目を履修する必要があります。また、臨床実習・演習は大阪大学医学部 附属病院薬剤部で受講可能です。がん専門薬剤師養成指定医療機関に 勤務する薬剤師の場合、当該医療機関と本学大学院の連携・提携などの 条件が満たされれば在職しながら学ぶことができます。 各 領 域の連 携 予防薬学領域から創薬薬理・薬物治療薬学領域、臨床・医療薬学領域のそれぞ れにおいて必要とされる実験技術・手法及び情報などを共有し、共同研究を展 開することによって、統合された、より高度な研究を推進することができ、さら に学生の教育を有機的に連携することが可能です。 17 Osaka University of Pharmaceutical Sciences より専門性の高い研究を行う2つの専攻。それぞれの分野で社会に 広く還 元できる成 果を目指 すとともに、次 世 代の薬 学 教 育・研 究を 担う人材を育成します。 学 部から大 学 院薬 学 研 究 科 修了までの流れ 1∼3 4 5 6 7 8 9 10 薬学科 薬 学 科 専 門カリキュラム 薬 学 専 攻 博 士 課 程( 4 年 制 課 程 ) 薬科学科専門 カ リ キュラ ム 薬科学科 薬 学 部 学 科 共 通 カリ キュラム 4年進級時に本人の希望により学科を決定 卒 業 薬科学専攻 博士前期課程 薬科学専攻博士後期課程 (3年制課程) 薬科学専攻 博士前期課程 (2年制課程) 修 了 修 了 修 了 卒 業 薬科学科(4年制)卒業後に5年間の区分制博士課程(2年間の前期課程と3年間の後期課程) 博士後期課程 2年制課程 3年制課程 高度な研究能力を養い、 薬学関連領域の次代を担う人材を育成。 薬学領域における 教育研究水準向上と発展に貢献。 生命科学を基盤とする広い教養と先端的薬科学研究を推進できる深 薬 学 の 根 幹をなし 、生 命 科 学 の 応 用として 展 開 され る創 薬 科 学 や い 専 門 知 識を身につけ、豊かな創 造 力とすぐれた研 究 能 力を備えた 関 連 す る研 究 領 域 に お い て 、新しい 視 点と独 自 の 発 想 から課 題を 21世紀を担う薬学研究者、教育者、高度専門技術者などの人材の養 的 確 に 把 握し、そ れを解 決 できる高 度 な専 門 知 識と技 能をもち 、さ 成を目指します。この教 育目標を達 成 する目的で、薬 学 領 域のみなら らに 指 導 力とリーダ ーシップを発 揮して 薬 科 学 領 域 の 研 究 の 発 展 ず農学・工学・理学などの他学部において、生物科学・化学・物理学の に 貢 献 できる人 材 の 育 成を目 的として います 。この た め 、十 分 な基 基礎を修得し、薬学関連領域において社会に貢献しようとする意思を 礎 学 力を有し、専 門 分 野 で自立して 研 究 活 動を行う高 い 志をもった もち、基礎的学力、論理的思考力、問題解決能力などを修得しようとす 人 材を求 めます 。 る意欲に富んだ人を幅広く求めます。 3つの研究領域 ● 分子構造・機能解析学領域 ● 生命・環境科学領域 2つの研究領域 ● 創薬化学領域 ● 分子構造・機能解析学領域 ● 創薬化学領域 研究領域 分子構造・機能解析学領域 創薬化学領域 生命・環境科学領域 生体構成成分の構造と機能及びその機能発現機構を 有機・天然物構造化学を基盤として新しい医療が求 動物レベルにおける細胞及び生体機能解析に基づく疾 分子レベルで解析・解明するとともに、その機構の制 める機能分子の創製からひいては治療薬、診断薬 病の発症機構の解析・解明を目的とし、これを通して治 御・修飾を標的とした疾病の治療・診断のための創薬研 の開発に取り組む研究者の育成を目指します。 療薬の開発を目指すとともに、環境と生命との係わりに 究に取り組む研究者の育成を目指します。 取り組む研究者の育成を目指します。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 18 高 度な研 究・教 育を実 現 する 研究設備 FACSAriaⅡ セルソーターシステム 細 胞 表 面 分 子 や 細 胞 内 分 子 の 発 現 解 析を 高感度かつ迅速・簡便に行い、目的とする細 胞を分取することが可能な装置です。 MS装置 (質量分析計) 極 微 量 の 試 料から、分 子 量 や 構 造 、組 成に 関 する情 報を得ることができる精 密 分 析 機 器です。 最先端の高度な研究や教育には、研究設備も最先端のものであることが必要です。 それぞれの分野を究めていくのに欠かせない装置をそろえ、 より深い研究に貢献しています。 分子間相互作用の高感度微量検出 システム BIACORE T100 System 表面プラズモン共鳴を利用して分子間相互 作用をリアルタイムに検出する最新装置で、 さまざまな研究分野への応用が期待されます。 NMR装置 (核磁気共鳴装置) 原 子 核 の 磁 石としての 性 質を利 用し、有 機 化合物・タンパク質・核酸などの平面構造や 立体構造を解析する装置です。 タンパク質解析用 超輝度多波長X線回折装置 超 強 力なX 線を用いてタンパク質の立 体 構 造を原子レベルで解析する装置です。 Vivid E9 (超音波診断装置) 心臓全体のデータ収集を、世界で初めて1心拍 で可能とし、 リアルタイムの3次元画像が表示で きる超音波診断装置です。 臨床現場で頻用され ている最新モデルで、 あらゆる動物実験に利用 できます。 Typhoon 9400システム タンパク質サンプルの蛍光標識と二次元電 気泳動技術を組み合わせてタンパク質の発 現差異解析を行う装置です。 19 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 遺伝子解析システム 蛍 光 標 識を用いてD N Aの塩 基 配 列の決 定 やP C R 増 幅 産 物のフラグメント解 析を行う 装置です。多サンプルを同時に、短時間で解 析することができます。 画像解析装置 (バイオイメージアナライザー) 生体内に含まれるタンパク質、核酸、脂質な どを標識し、デジタル画像にして高感度に検 出する装置です。 幅 広 い 領 域 の 最 先 端に挑む 研究室 本学では25の研究室を擁し、充実した教授陣が最先端の 研究を進めています。学生の皆さんも自らの興味を追求し、 研究に従事する醍醐味を味わうことができるでしょう。最新 の設備や施設を備え、一人ひとりの探究心にこたえうる環 境が整っています。 共同研究センター 情報科学関連研究室 分子構造化学研究室 薬を創る 生体機能診断学研究室 創薬化学領域 薬品物理化学研究室 生化学研究室 微生物学研究室 有機薬化学研究室 機能分子創製化学研究室 医薬品化学研究室 分子構造・ 機能解析学領域 生薬科学研究室 薬品分析化学研究室 薬学 生体防御学研究室 病態分子薬理学研究室 薬品作用解析学研究室 製剤設計学研究室 薬物治療学研究室 薬物治療学Ⅱ研究室 臨床科学領域 生体機能解析学研究室 環境分子生理学研究室 薬剤学研究室 循環病態治療学研究室 臨床化学研究室 薬を使う 生 命・ 環境科学領域 臨床実践薬学研究室 臨床実践薬学教育研究室 臨床薬学実務教育研究室 薬 効を調 べる 言語文化学グループ 自然学グループ 人間文化学グループ 総合科学 環境医療学グループ Osaka University of Pharmaceutical Sciences 20 薬品物理化学研究室 体内で働く分子の構造と 機能の解明と創薬研究 分 子 構造化学研究室 生命活動の根源を 原子レベルで明らかにする 生体機能診断学研究室 分子イメージングの診断薬の 開発研究に取り組む 近年、体内で働く分子の構造決定が盛んに行われ、生命 ポリペプチドが生体内で多様な 「働き」 を担うためには、 そ 生体内で起こるさまざまな生命現象を分子・細胞レベル の営みの機構が解明されるとともに、多くの病気の原因解 の目的に適した 「かたち」 をとる必要性が知られています。 で捉えて、体外から画像として観察できるようにする分子 明と治療に役立つようになってきています。我々の研究室 これらのポリペプチドをナノメートルの世界で観察するこ イメージングは、病気を早期に正確に見つけることができ では、体内で非常に重要な働きを持つ幾つかの分子に着 とによって、 「かたち」 と 「働き」 の関係を見つけ、生命活動 る新しい診断法として注目されています。私たちの研究室 目して、その立体構造と働きの関係を解明し、 それらが関 の根源となる現象を原子のレベルで明らかにしようと取り では、分子イメージングによる病気の診断に用いられる新 係する病気の治療薬の開発に取り組んでいます。 組んでいます。 しいタイプの医薬品の開発研究を行っています。 友尾 幸司 尹 康子 土井 光暢 浅野 晶子 川島 浩之 准教授 准教授 有機薬化学研究室 有機化学を用いた創薬、天然物合成、 生命現象の化学的解明を研究 教授 講師 助手 機 能 分子創製化学研究室 大桃 善朗 平田 雅彦 准教授 講師 医薬品化学研究室 核酸やペプチドを高機能化し 生体への作用を調べる エリンギ、 タンポポ、 アンデローバ、 ボラの 化学的研究 有機化学を用いて新しい乳癌の増殖抑制物質、 アルツハ DNAやペプチドは、生体が遺伝情報の複製や発現といっ エリンギ、 ズッキーニ、 カボチャ、 スイカ、 タンポポの化学的 イマー病治療薬あるいは生命現象を解明する化学的手 た生命活動を営む上で不可欠の生体成分です。私たち 研究、 アンデローバの新規リモノイド、 また、海水魚より分 法の研究を行っています。また、抗がん活性や抗ウイルス は、DNAやペプチドの構造を有機化学的に改変すること 離した真菌の代謝産物から、 がん細胞増殖を抑える化合 活性をはじめとするさまざまな生理活性が期待される天 で、高機能化した人工分子を創り出し、 それらが生体や生 物を探索し、 それらの絶対構造の解析を行っています。各 然有機化合物の全合成にも挑戦しています。 体分子に対する作用を調べ、医薬品や機能性分子の開発 種培養細胞を用いた試験も行っています。 に取り組んでいます。 教授 春沢 信哉 宇佐美 吉英 准教授 助手 米山 弘樹 生薬科学研究室 浦田 秀仁 和田 俊一 林 淳祐 教授 准教授 助手 生 化 学研究室 田中 麗子 山田 剛司 菊地 崇 教授 准教授 助手 微生物学研究室 生薬の成分解析や薬効、 生理活性を検討 生体内で働く酵素や 情報伝達タンパク質について研究 病原微生物による 感染症の予防・治療に関する研究 現在、広く使われている医薬品のほとんどは、天然有機化 生体内で働く酵素や情報伝達タンパク質を対象に、 その 微生物は、 ヒトに対して感染症を引き起こす一方、地球環 合物をリード化合物として開発されたものです。私たちの 構造と機能、酵素反応機構、遺伝子発現などの研究を 境の浄化及び生態系の維持に重要な役割を果たしていま 研究室では生薬成分の単離、構造解析を行うとともに、 そ 行っています。具体的には、血液細胞の増殖分化因子、 タ す。 当研究室では、病原微生物による感染症の予防及び治 の生薬のもつ薬効、用途に基づく多方面からの生理活性 ンパク質リン酸化酵素、 リン脂質加水分解酵素とその阻 療に関する研究ならびに環境微生物の有効利用に関する の検討を行っています。 害分子、ヘビ毒関連分子、神経機能や生体防御・細胞ガ 研究を行っています。 ン化に関与するタンパク質について解析しています。 教授 谷口 雅彦 芝野 真喜雄 准教授 助手 平田 佳之 生体機能解析学研究室 福永 理己郎 教授 准教授 井上 晴嗣 講師 藤井 忍 生 体 防御学研究室 教授 准教授 講師 環境分子生理学研究室 細胞増殖メカニズムの解析から 新しい癌治療法の開発を目指して 癌免疫、脂質代謝制御を含めた 幅広い研究を展開 生体内では、細胞周期の制御機構によって秩序だった細 生物のストレス応答、恒常性の維持や高次機能を守る仕 天然物質あるいは環境汚染物質の生体への影響につい 胞の増殖が行われるように調節されていますが、 この制御 組みについて研究を行っています。 マクロファージの感染 て分子レベルまで明らかにしようと試みています。環境化 環境化学物質の生体影響を 分子レベルで研究 が混乱し無秩序に増殖するようになった細胞が癌細胞で 防御や抗腫瘍活性に関する研究、癌特異的マーカーの探 学物質が①活性酸素の生成と消去機構 ②脂質由来生理 す。細胞周期制御に関与する因子群の活性調節機構を解 索、 サルモネラを含めた病原因子の探索、癌免疫や脂質メ 活性物質の生成機構 ③肥満の分子機構 ④糖尿病の発 析することで、細胞増殖メカニズムの解明及び新しい抗癌 ディエーターの作用と産生調節と脂質代謝異常の制御を 症機構 ⑤胃癌や大腸癌の発症や増殖機構に及ぼす影響 薬や治療法の開発を目指して研究しています。 含めさまざまな研究を活発に展開しています。 などについて多角的に研究しています。 天野 富美夫 教授 准教授 藤森 功 助手 小池 敦資 藤本 陽子 佐久間 覚 孝田 哲也 高岡 昌徳 坂口 実 田中 智 教授 准教授 助手 薬品分析化学研究室 環境を汚染する医薬品の浄化法と 金属を含む新しい医薬品の開発 薬 剤 学研究室 体の中における薬の動きを研究し、 より有効かつ安全な薬物療法を目指す 教授 准教授 助手 製剤設計学研究室 新しい製剤を設計するための 機能性粉末の研究 私たちのテーマは、環境浄化法と機能性無機化合物の開 薬物の体内における動きを正確に把握及び予測し、 さら 医薬品や食品中の有効成分は、服用後に体内で溶けなく 発研究です。環境を汚染する医薬品の高感度分析法や浄 にその動きを制御することは医薬品の有効性・安全性を ては吸収されず有効利用されません。医薬品製剤は科学 化法の開発と、抗がん活性をもつ白金錯体や抗酸化活 高める上で重要です。薬物療法のさらなる向上を目指し、 技術が詰まった粉の集合体ともいえます。添加剤との特 性、抗がん活性をもつセレン化合物の開発を目指し、医薬 薬物の体内運命に関係する薬物側及び生体側の諸要因 異的な分子間相互作用を利用して水に溶けにくい医薬品 品の分析、新しい化合物の合成、活性の評価、活性発現 に関する研究を行っています。 を体内で溶かすことや、経肺投与に適した機能性微粒子 機構の解明など、 多様なアプローチを行っています。 三野 芳紀 佐藤 卓史 東 剛志 21 辻坊 裕 宮本 勝城 土屋 孝弘 教授 講師 助手 Osaka University of Pharmaceutical Sciences を作る研究をしています。 永井 純也 岩永 一範 宮崎 誠 教授 准教授 准教授 戸塚 裕一 門田 和紀 佐藤 秀行 教授 講師 助手 病態分子薬理学研究室 薬 品 作用解析学研究室 薬物治療学研究室 ペプチドや一酸化窒素の 病態学的な役割を研究 有効性と安全性の両面から、 医薬品の作用メカニズムを研究 脳と精神と行動の障害の病態生理と 治療法の研究及び糖尿病予防法の研究 高血圧や心筋梗塞などの循環器疾患には多くの神経性 セロトニンやドパミンなどの脳内アミンは、 ヒトの精神機能 脳の機能や心の働きの障害は行動の異常となって表れま 及び体液性因子が関係しています。 これらの中で、血圧上 の調節に重要な役割を果たしています。私たちは、 これら す。 そのメカニズムや治療・ケアの方法などについて、本学 昇物質として最も強力なエンドセリンと呼ばれるペプチド 脳内アミン神経に対する医薬品の作用メカニズムを探り、 の研究室での基礎的研究のほか、医療の現場や大阪医科 や血管弛緩物質の一酸化窒素の病態学的な役割を中心 新たな疾患治療法の開発を目指しています。 また、医薬品 大学の研究室などと共に行う研究を通して、 さまざまな方 に研究しています。 の安全性研究として、神経毒性や腎臓毒性の発症機序を 面から追究しています。 また、糖尿病とその合併症の発症 調べ、 その防御の可能性について研究しています。 メカニズムや予防法についても研究しています。 松村 靖夫 大喜多 守 田中 亮輔 教授 准教授 助手 薬物治療学Ⅱ研究室 大野 行弘 河合 悦子 清水 佐紀 松村 人志 幸田 祐佳 田中 早織 教授 講師 助手 循 環 病態治療学研究室 教授 准教授 助手 臨床化学研究室 細胞機能から疫学調査まで 基礎と臨床を繋ぐ研究で医療に貢献 動脈硬化の予防とアンチエイジング ヒトにやさしい薬の開発 生体防御機構として重要な胃の粘液分泌や気管の線毛運 Oslerは、 「 人は血管とともに老いる」 と言いましたが、動 動について細胞レベルで明らかにし、糖尿病や脂質異常 脈硬化の発症・進展を予防することがアンチエイジング 態関連物質 ①酸化ストレスマーカー ②メタボリックシン 症の病態を消化吸収面から解明しています。生活習慣病 につながります。私たちは、循環器領域における最先端 ドロームマーカー ③腫瘍マーカー ④CKDマーカー など や習慣飲酒に対する臨床疫学研究を行っています。病態 の薬物治療について横断的な研究を実施するとともに、 の新しい信頼性ある測定法の開発について探索していま 解明など基礎研究と診断治療法開発など臨床研究の両 薬物間相互作用や副作用について独自の研究を展開し す。 また、 マイクロ波を用いたがん治療についても取り組ん 面から、 医療に貢献できる幅広い研究を目指しています。 ています。 でいます。 島本 史夫 高野 美菜 林 哲也 井尻 好雄 加藤 隆児 教授 助手 臨床実践薬学研究室 臨床現場におけるテーマに 薬学的アプローチを 教授 准教授 講師 新しい信頼性のある測定法の開発と 新規がん治療法を目指して 「光を用いて病気を測る」 をメインテーマにして、多くの病 山口 敬子 講師 浅野 麻実子 助手 臨 床 実践薬学教育研究室 臨床現場により近い、 実践的な薬学教育を 臨床薬学実務教育研究室 有効で安全な医薬品使用のための 天然素材の活用を目指して 病院感染に関する薬物治療的研究、薬剤師業務について 6年制薬学教育がスタートし、 平成22年度から参加型実務 漢方製剤をはじめ天然素材を用いた医薬品は数多くあり のアウトカムリサーチ・介入研究・地域包括ケアシステム 実習が病院と薬局でそれぞれ11週間実施されます。 私ども教 ます。医薬品を有効で安全に適正な使用をするためには、 における職種間連携体制構築に関する研究・セルフメ 員は、 学生の学外実習に向け調剤、 服薬指導、 無菌操作など その素材及び素材相互の役割を把握する必要がありま ディケーション教育プログラムの開発などを行っていま を指導し、 長年の病院等医療現場での実務経験を活かして、 す。天然素材で作られている漢方製剤などの相互作用、品 す。 また、研究を通じ、医療の担い手に相応しい薬剤師の 医療現場の臨場感ある実践的な講義・実習に努めています。 質評価に関する研究を行い、漢方製剤などの適正な使用 養成にも取り組んでいます。 荒川 行生 恩田 光子 教授 准教授 共 同 研 究センター 花山 加代子 佐藤 健太郎 鈴木 芳郎 新田 剛 長谷川 健次 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 出開 豊子 恩田 誠二 金 美惠子 小森 勝也 脇條 康哲 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 教授(特任) 情 報 科学関連研究室 方法の開発を目指しています。 西野 隆雄 羽田 理恵 准教授 助教 言語文化学グループ 最先端の薬学研究を 総合的に支援する 癌や遺伝病への 構造化学的アプローチ 言語の背景にある人々の生活や 文化に迫る 薬学領域での最先端研究の推進を支援する施設が共同 癌、転写や遺伝病に関与する新規構造を有するDNAや 言語教育の役割は、 自らの言葉で考え、表現できる力を養 研究センターです。 センターには中央機器研究施設、 R I研 DNAとDNA結合物質との複合体結晶のX-線結晶構造解 うことにあります。あらゆる言語の背景には、それを使う 究施設、動物関連研究施設が整備されており、 それぞれ 析とさまざまな機器を用いた解析によって、癌や遺伝病へ 人々の生活や文化が存在することも忘れてはなりません。 核磁気共鳴装置や質量分析装置などの最新研究機器、 の 構 造 化 学 的アプロ ー チを行っています 。さらに 、 楠瀬は文学における自然と人間を研究テーマとしていま 放射性同位元素を扱う研究を厳密かつ安全に行う設備、 Calixareneをベースにしたナトリウムチャンネル膜たんぱ す。スミスは認 知 言 語 学と言 語 教 育( E n g l i s h f o r マウスやラットなどの実験動物を安全かつ効率的に飼育 く質の設計と構造化学的研究を行っています。 Specific Purposes) を研究テーマとしています。 大石 宏文 楠瀬 健昭 教授 スミス 朋子 准教授 し、研究に供する設備が整備されています。 准教授 箕浦 克彦 講師 山沖 留美 藤嶽 美穂代 講師 自然 学グル ープ 講師 人 間 文化学グループ 数学と物理学の理論研究から 薬学をサポート 社会環境が変化することによって 医療や薬学に与える影響を考える 環境医療学グループ 生命・倫理・社会・健康の 視点から医療を探る 数学と物理学の理論研究を通して薬学をサポートしてい 薬学を含めた医療全般は、社会という文脈に囲まれて成 現代医療に関する研究は、医療専門家だけではなく、専門 ます。数学(永田) では、 さまざまな領域と関連させながら 立しています。社会環境はどう変化し、医療や薬学にどう の枠を超えた学際的取り組みを必要とします。私たちは、 数論とその周辺を研究しています。物理学(吉岡) では、 自 影響を与えるかを、講義を通じて皆さんに伝えています。 医療を広く生命・倫理・社会・健康の視点から捉えて研究 然界を司る素粒子の統一理論を目標に、 ニュートリノ、宇 宗前の専門は政治学で、特に戦後日本の医療政策がどう をしています。阪本の専門は医療人間学とドイツ哲学、生 宙物理、 超対称性、 高次元理論などを研究しています。 構成されたかを研究しています。 また地方の公立病院が 命倫理学です。 当麻は健康科学を専門とし、水球競技のト 閉鎖・統合される事例分析も行っています。 レーニング方法の開発研究などに取り組みます。 宗前 清貞 阪本 恭子 当麻 成人 永田 誠 吉岡 興一 准教授 准教授 教授 准教授 准教授 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 22 多 彩 な 進 路 選 択 を 全 力 で サ ポ ート 就職指導・支 援 体 制 どんな職 種を目指 すにも、コミュニケーション能 力 、仕 事に対 する熱 意 、 では、キャリアサポート課を活用しながら各企業の最新情報をもとに具体 問題解決能力が必要です。そのため、学生がこれらの能力をしっかりと身 的な活動を開始します。また、年次や就職活動の進行に合わせた就職支 につけられるよう、本学では早期からのキャリア教育を重視しています。 援プログラムを展開し、スムーズな就職活動をサポート。学生一人ひとり 1・2年次で幅広い分野の中から将来携わりたいことを模索し、3・4年次 がもてる力を発揮して希望の進路に進めるよう、万全の体制を整えてい で自分の適性を把握した上で業界や職種に対する理解を促進。5・6年次 ます。 キャリアサポート課の職員はC D A(キャリア・デベロップメン 早期から個人面談を始め、 進路選択をサポート。 ト・アドバイザー)資格を取得しています。キャリアに関する幅 広い知識や考え方と薬学を活かす職業へ専門的知識を活か し、一 人 ひとりの学 生に対し継 続 的かつ親身にサポートを行 う体 制が整っています。また、入 学 後の早 い 段 階から進 路に 関 する面 談を行っており、専 門 的なアドバイスを参 考にしな がらじっくりと進路を見極めていくことができます。 職種別にさまざまな対策講座や ガイダンスなどを開催。 本学では、年間を通してさまざまなキャリアガイダンスを開催 しています 。進 路を定 めるための参 考にしたり、進 路の方 向 性を決めた学 生が有 意 義な就 職 活 動を行うための情 報を得 たりする場となっています。特に公務員対策講座は好評を得 ており、毎年10%以上の学生が試験に合格。全国でもトップ レベルの実績を誇っています。 キャリアサポート課を活用し、 実りある就職活動へ。 進 路について 考え始 めたい 、詳しく知りたい 職 業がある、就 職 活 動をどのように始 めれば 良いか聞きたい … 就 職に向け て行動を起こしたいときには、ぜひキャリアサポート課に来て ください。就職に関する準備に早すぎるということはありませ ん。親身なスタッフに相談できるのはもちろん、全国の企業や 病 院 、薬局 、公 務 員の資 料がそろっていますので 、業 界 研 究 や企業研究に役立つ情報を多く得られます。 平 成 2 1 年 度 文 部 科 学 省「 大 学 教 育・学 生 支 援 推 進 事 業 」学 本学オリジナル就活用教材 (就活ガイド・就活DVD) 職種紹介学内企業セミナー (企業・薬局・病院・官公庁など) グループディスカッション・ 集団面接トレーニング 23 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 生支援プログラム【テーマB】 (3年間)に採択され、本学オリ ジナル 教 材を作 成しました 。キャリア教 育 教 材 の 充 実 、情 報 提供を行い学生が意欲的、効率的に就職活動ができるように サポートします。 5・6 年 次 生を中 心に職 種 紹 介 学 内 企 業セミナーを開 催して います 。薬 業 関 連 企 業 、薬 局 、病 院 、官 公 庁 の 採 用 担 当 者を 学 内 にお 招きして 直 接 お 話をして い た だく機 会となって お り、毎回300名以上の学生が意欲的に参加しています。 内定獲得に向けて、学生一人ひとりの課題を明らかにした上 で改 善を図ります。それに加えて、グループディスカッション や集団面接における評価のポイントも理解。また、自分の長所 を自覚 することで自信をもって採 用 試 験に取り組むことがで きるようにトレーニングします。 キャリア ガ イダン スス ケジュー ル( 予 定 ) 対 象 8 4・5年次生・ 大学院生 インターンシップ体験報告会 1・2年次生 マナーについて 1年次生∼5年次生 薬業関連業界について 就活前に準備しておくこと 1年次生∼5年次生 病院・公務員について 就活前に準備しておくこと 3・4年次生 コミュニケーションについて 大学院1年次生・ 領域別ガイダンス 5年次生他(全学年) 「卒業生による職種紹介(製薬企業)について」 全学生 第4回公務員対策講座 大学院1年次生・ 領域別ガイダンス 5年次生他(全学年) 「卒業生による職種紹介(薬業関連企業・卸)について」 5年次生 自己分析セミナー・履歴書・ エントリーシートの書き方 大学院1年次生・ 領域別ガイダンス 5年次生他(全学年) 「卒業生による職種紹介(病院・薬局)について」 5年次生 エントリーシート模擬テスト (添削) 全学生 第5回公務員対策講座 5年次生 キャリアガイダンス・6年次生内定者座談会 職種紹介学内企業セミナー (病院・薬局・官公庁など) 全学生 第1回公務員対策講座 5年次生 就職活動を始めるにあたって・実習前の諸注意 9 月 月 5・6年次生他 (全学年) 6年次生 小論文・セミナー(病院・薬局・官公庁など) 月 大学院1年次生・ 領域別ガイダンス 5年次生他(全学年) 「卒業生による職種紹介(公務員)について」 10 月 個人面談(進路意向確認) 全学生 第2回公務員対策講座 月 12 月 1 2 5年次生・大学院生 模擬グループディスカッション・模擬集団面接 (企業希望者対象) 5年次生他(全学年) 職種紹介学内企業セミナー (研究・臨床開発・MR職など) 月 全学生 病院希望者個人相談会 (実務実習担当教員との面談) 11 月 5年次生 6年次生 第3回公務員対策講座 5年次生・大学院生 自己分析・履歴書ガイダンス(病院・公務員希望者) 月 6 「インターンシップ」実施 企業情報収集と整理・コミュニケーションについて 新入生キャリアガイダンス「夢をかなえるために!」 大学院1年次生・ 病院ガイダンス 5年次生他(全学年) 5 4・5年次生・ 大学院生 内 容 5年次生・大学院生 1年次生 4 就職説明会 「就職状況・キャリアサポート部(課)の取り組みについて」 対 象 月 新入生保護者 (育友会) 内 容 「インターンシップ」事前教育 5年次生・大学院生 自己分析セミナー 5年次生・大学院生 自己分析(添削) 随時 4・5年次生・ 大学院生 3 月 「インターンシップ」選考 5年次生・大学院生 模擬集団面接・小論文ガイダンス (病院・公務員希望者対象) 5・6年次生他 (全学年) 模擬面接・エントリーシートなど (添削個別相談)予約制 月 7 4・5年次生・ 大学院生 5年次生 就活・実務実習にあたっての接遇 (マナー・身だしなみ)について Osaka University of Pharmaceutical Sciences 24 M E S S AG E キャ リ ア サポ ー ト 課 に 支 え られ て 将来の選択肢にあらゆる視点から アドバイスをいただきました。 5 年 次 の 7 月に 先 輩 の 助 言もあり、初 めてキャリアサ ポート課を訪問しました。その時の面談で、今やるべき ことや不安に対してのアドバイスをいただき、より一層 就職活動への意識が高まりました。就職活動が本格的 に始まり、キャリアサポート課のスタッフの方々には履 歴 書の書き方・集 団 面 接の練 習などさまざまなサポー トを受けました。より多くの方々の支 援を受けることで 本当にやりたいこと、自分の長所・短所が明確になりま した。他 大 学の友人は「ここまで親身になり、就 職活 動 のサポートをしてもらえて羨ましい」と話していました。 最 終 的に大 学 の 選 択 、就 職 先 の 選 択は自分 の 意 志で 決 定しなければなりません 。大 阪 薬 科 大 学には、その アストラゼネカ株式会社 内定 兵庫県 須磨学園高校出身 辻本 真幸 さん 薬学部 薬学科 6年次生 選択肢に対しあらゆる視点からアドバイスをくれる、熱 く、温かいスタッフの方々が大 勢います。ぜ ひキャリア サポート課を利 用し、自分 の 未 来を決 定 づける糧とし てください。 公務 員 職 のイ ン タ ーン シ ッ プに 参 加 し て 医療現場とは違った薬剤師の魅力を 発見することができました。 入学当初は、病院や薬局など医療現場で働く薬剤師を 目指していましたが、大阪薬科大学が公務員への就職 率が高 いことを知り、行 政 の 仕 事にも興 味をもつよう になりました。そして 就 職 活 動を始める前に実 際の業 務を体 験し、職 種について 詳しく知りたいという思 い が強くなり、公務員へのインターンシップに応募しまし た。薬 務 課では、各 業 務について説 明を受けるだけで なく実際に薬局や工場の監視指導、立入調査にも同行 させていただきました。薬 事 法や製 剤など大 学で学ん だ知 識が行 政の場においても大 いに活 用されている ことを知り、医 療 現 場とは違った薬 剤 師の魅 力を発 見 することができました。インターンシップに参 加し、実 際に現 場を体 験したことによって 、自分自身の視 野が 広がりました。これから興 味・能 力・価 値 観を明 確にし た上で、薬 剤 師として最も力を発 揮できる職 種を目指 し、就職活動にチャレンジしたいと思います。 25 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 大阪府 茨木高校出身 淡河 里美 さん 薬学部 薬学科 6年次生 一 人 ひ とりが 希 望 の 進 路 を 実 現 就職実績 早期から行われる就職支援プログラムにより、毎年高い就職内定率を誇っています。卒業生 の進路は、国家資格が必要な薬剤師職と、薬学知識や技能を活かす非薬剤師職の両方にわ たり、薬業関連企業、病院や薬局、官公庁、大学などの教育研究機関と広範囲に及びます。 創立110年の歴史を誇る本学は、これまでに多くの卒業生を輩出しており、医療現場はもち 就職 内定率 99.6 % (平成26年3月15日現在) ろん官公庁や企業などにおいても実績を積み重ね、各業界から厚い信頼を得ています。 平成25年度 学 部 卒 業 生 進 路・就 職 状況 業 種 男 性 女 性 大学院進学 1.8% 合 計 薬業関連企業(MR) 12 (11.2%) 14 薬業関連企業(内勤) 12 (11.2%) 19 (10.9%) 31 (11.0%) 病院・診療所 20 (18.7%) 60 (34.3%) 80 (28.4%) 病院研修生 3 5 (2.8%) 26 (8.0%) 8 (2.9%) (9.2%) 38 (35.5%) 55 (31.4%) 93 (33.0%) 公務員 14 (13.1%) 21 (12.0%) 35 (12.4%) 大学院進学 5 (4.7%) 0 (0.0%) 5 (1.8%) その他(留学など) 3 (2.8%) 1 (0.6%) 4 (1.4%) 107(100.0%) 175(100.0%) 薬業関連企業 (MR) 9.2% 公務員 12.4% 薬業関連企業 (内勤) 11.0% (2.8%) 薬局 合 計 その他(留学など)1.4% 合 計 282名 薬局 33.0% 病院・診療所 28.4% 282(100.0%) 病院研修生 2.8% 最近の主な就職 先( 学 部 ) 薬 業 関 連 企 業・そ の 他 病 院 公 務 員・教 職 員 旭化成 帝人 愛仁会高槻病院・千船病院 住友病院 農林水産省 京都市 味の素製薬 東和薬品 大阪医科大学附属病院 武田病院グループ 厚生労働省(麻薬取締官) 大阪市 アステラス製薬 富山化学工業 大阪赤十字病院 近森病院 厚生労働省(検疫所) 東大阪市 アストラゼネカ 日東電工 大阪労災病院 天理よろづ相談所病院 防衛省(陸上自衛隊薬剤官) 豊中市 イーピーエス 日本ベーリンガーインゲルハイム 大津赤十字病院 奈良県立医科大学附属病院 東京都特別区(23区) 高槻市 インクロム バイエル薬品 関西医科大学附属病院 PL病院 神奈川県 尼崎市 エーザイ 日医工 関西電力病院 生長会 岐阜県 高知市 MSD 久光製薬 京都桂病院 松下記念病院 奈良県 大阪府警察科学捜査研究所 大塚製薬 ファンケル 京都市立病院機構 洛和会ヘルスケアシステム 大阪府 京都府警察科学捜査研究所 小野薬品工業 フマキラー 京都第一赤十字病院 和歌山県立医科大学附属病院 京都府 大阪府立病院機構 共同通信 マルホ 京都第二赤十字病院 大阪大学医学部附属病院 兵庫県 神戸市立病院機構 協和発酵キリン MeijiSeikaファルマ 京都府立医科大学附属病院 和歌山県 国立循環器病センター グラクソ・スミスクライン メディセオ 協和会 高知県 名古屋医療センター 興和 ヤクルト本社 錦秀会 香川県 大阪医療センター 小林製薬 ヤンセンファーマ 倉敷成人病センター 広島県 京都医療センター 沢井製薬 ユニチャーム 倉敷中央病院 島根県 刀根山病院 サンスター ライオン 済生会 山口県 神戸医療センター 参天製薬 ロート製薬 宮崎県 奈良医療センター 岐阜市 岡山医療センター 薬 局 塩野義製薬 シミック アイングループ スギ薬局 静岡市 公立豊岡病院 ジョンソン・エンド・ジョンソン 大阪薬科大学附属薬局 総合メディカル 名古屋市 公立南丹病院 第一三共 オーパス たんぽぽ薬局 大日本除虫菊 関西メディコ 日本調剤 大日本住友製薬 キリン堂 阪神調剤薬局 大阪大学医学部附属病院 三重大学医学部附属病院 大鵬薬品工業 クスリのアオキ ファーマライズホールディングス 京都大学医学部附属病院 愛媛大学医学部附属病院 武田薬品工業 ココカラファインヘルスケア ファルコファーマシーズ 神戸大学医学部附属病院 広島大学病院 田辺三菱製薬 サンドラッグ 奈良県立医科大学附属病院 岡山大学病院 中外製薬 祥漢堂 滋賀医科大学医学部附属病院 関西医科大学附属病院 病院研修生 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 26 キャンパスライフ 将来の目標に向かって薬学を学びながら、クラブ・サークル活動や行事など キャンパスカレンダー にも全力投球。互いに切磋琢磨する生涯の仲間を得られることも、学生生活 の大きな醍醐味のひとつです。本学の学生は、学業にも課外活動にも意欲的 年 五月祭 間 に取り組み、充実した生活を送っています。 ス ケ ジ ュ ー 入学式 4 月 ル 五月祭 創立記念日(5月9日) に スさせるため んをリラック 新入生の皆さ 、ゲー でのもてなし 歌 る よ に ど イ 軽音楽部な に盛り上がる 会などで大い ムやクイズ大 5 月 6 月 ベントです。 前期定期試験 月 月 大薬祭 9 月 月 本学最大のイ ベントです。 80 店 舗 以 上 が 軒を連ねるフ リーマーケッ トには、大勢 方が訪れます の 。他にも見て 、参加して楽 める企画が目 し 白押しです。 後期定期試験 11 月 12 月 月 月 学位記授与式 進級者発表 冬期休業 1 2 学位記授与式 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 夏期休業 関西薬学生連盟大会 全国薬学生連盟大会 10 大薬祭 27 球技大会 7 8 後期授業開始 新入生交流・導入教育 定期健康診断 前期授業開始 3 月 卒業者発表 入学式 食堂・学生ラウンジ 学びの合間にホッと一息できる 憩いの場で元気をチャージ! 日当たりがよく、開放的で清潔な食堂。栄養のバラン スを考えられたおいしい食事がリーズナブルに楽しめ るとあって、昼休みには多くの学生でにぎわいます。 また、落ち着いた雰囲気の学生ラウンジは、持参した お弁当を食べたり、仲間どうしで集まって楽しくお イ チオ シ の しゃべりしたりと、空き時間や休み時間を過ごすお気 学食メニューは? に入りの場所として人気です。 * 番 外編 * コンビニでは種類豊富な焼きたてパンが ずらりと並び、大人気! 24 のクラブ活動 夢中になれる時間が 学生生活をより鮮やかに。 本学では、体育局16、文化局 8の、合わせて24の公認 団体が活動しています。全学生の 6 割近くが各クラブ に所属し、講義や実習の合間を縫って試合や発表の場 に向けた活動を行っています。学業との両立でメリハ リのある時間の使い方を身につけることができるだけ でなく、学年を超えたつながりから視野を広げ、生涯 の仲間を得ることもできるでしょう。 体育局公認クラブ 文化局公認クラブ ● アルペンスポーツクラブ ● 卓球部 ● E.S.S. 部 ● 弓道部 ● バスケットボール部 ● 漢法医学研究部 ● 剣道部 ● バドミントン部 ● 軽音楽部 ● 硬式庭球部 ● バレーボール部 ● コーラス部 ● 硬式野球部 ● ハンドボール部 ● 茶道部 ● サッカー部 ● フィールドウォーカーズ部 ● 美術部 ● 柔道部 ● ラグビー部 ● フォークソング部 ● ソフトテニス部 ● 陸上競技部 ● 旅行写真部 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 28 いごこちの 良い空間だか ら キャンパス マップ B棟 A棟 1階は学生のための業務を行う学生課や教務課などがあり、3・4階 は図書館です。 図 書 館[A棟] 共同研究センターをはじめ、研究施設が機能的に配置されています。 快適に 境が きる環 ! で 勉強 いるよ て れ 用意さ 弓道場 B棟 体育館 C棟 A棟 和・洋書合わせて約92,000冊、学術和洋雑誌約650種類、視聴 覚資料約2,000本を所蔵。薬学関係の文献、自然科学系図書、教 養図書、官報、業界専門紙などから幅広い分野の情報が得られます。 資料展示室 [A棟] D棟 大学会館 館] ブックセンター[大学会 ぱいで 緑がいっ 地良い 心 も とて です! ス パ キャン 1階には食堂やブックセンター、2階には 小ホール、セミナー室、和室があります。 教科書から最新の雑誌までが並ぶ、キャ ンパス内の本屋さんです。 食 堂[大学会館 ] 体育館 弓道 場 創立110周年の歴史を誇る大阪薬科大学の変遷や、 薬学教育に関する資料を収集・展示しています。 29 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 日当りがよく開放的で清潔な食堂をパス テル調のカラフルなイスが彩ります。ラ ンチタイムは学生の笑顔であふれます。 1階のアリーナはバスケットボー ルコート2面分。2階には柔道場 と剣道場があります。 高台の快適なキャンパスで 充実した学びと学生生活を実現 本学のキャンパスは大阪府高槻市の高台に位置し、学びに集中できる静かな環境です。 清潔感あふれる校舎と、四季を感じられる豊かな自然も魅力。学習を積極的に深められ る施設はもちろん、友人どうしでリラックスできるスペースも備わった快適なキャンパス は、いつも学生たちの充実した表情と笑顔でいっぱいです。 C棟 実 習 室 [C棟] 大小の講義室、実習室のほか、少人数教育にも適したセミナー室、 広々としたゆとりある環境で、高度な薬学 の実習が可能です。 キャリアサポート課があります。 講 堂 [D棟] D棟1階・地階に広がる大ホールは講堂として、各 種シンポジウムや学外向け催しにも活用しています。 D棟 友だちと楽しく リラックスして 話せるね! リアルな学びを 体感できる 施設が充実! 大学会館 学生クラブハウス 臨床教育、実習を目的と した最先端の施設・設備 などを整えています。 グランド (天然芝) [D棟] 学 生ラウンジ テニスコート (人工芝) 薬用植物園 自 習 室 [D棟] ※本学は、医療の一端を担う立場から、 キャンパス内は全面禁煙です。 薬用植物園 講義の空き時間を活用して自習するためのスペース。 パソコンが常設されているブースがあります。 休み時間や放課後に自由に使えるラウン ジ。ランチやおしゃべりなどリラックスした 時間を過ごせます。 大阪薬科大学附属薬局 現場感覚を養うには格好の環境です。 保険薬局として地域へきめ細かな医療サービスを提 供しています。早期体験学習(P.11)や 薬局実務 実習(P.12)を通して、現場に強い薬剤師を養成す 約5,000m2の敷地に、セリ科、キンポウゲ科、シソ科など、800 種類以上のさまざまな薬用植物を植栽。温室やビニールハウスなど も設置し、季節を問わず、さまざまな薬用植物が観察できます。 る場として活用。学生は地域医療に貢献する喜び、 薬剤師としての責務を実感できます。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 30 遊びも 学 び もで い ま す 楽しん ライフ スタイル 大阪薬科大生のライフスタイル紹介 大阪薬科大学には、将来の夢をかなえるために地元を離れて入学する人もたくさん います。そういった先輩たちはどのような毎日を過ごしているのでしょうか?一人暮 らしをしてみて感じたことや、1日のスケジュールなどをご紹介します。 1 日のスケジュール 7:00 ● 起床&準備 8:30 ●自転車で出発 8:40 ● 登校 9:00 ● 講義・研究 ▼ ▼ 一人暮らし ▼ ▼ 12:30 ● 昼食・筋力トレーニング 13:00 ● 19:00 ● 20:00 ● 帰宅 ▼ ▼ ▼ ▼ 24:00 研究・クラブ活動 ● 就寝 三重県 木本高校出身 山岸 一馬さん 1ヵ月の家計簿 薬学部 薬学科 6年次生 支出 文武両道を目指し、研究・学習とクラブ活動を両立させたいと考えています。クラブ活動は、 体育局ラグビー部に所属し、関西大学ラグビーDリーグ戦優勝目指して、練習に取り組んでい ます。6年間の学生生活、悔いの残らないように精一杯取り組みたいと考えています。 Q1. 一人暮らしの印象 Q4. 苦 労 、生 活 の 工 夫 一人での生活も6年目を迎えましたが、料理がう たので、不安でした。 しかし、半年ぐらいすると一 まくならないこと。大学の帰りに寄るスーパーの割 人の生活にも慣れ、自炊や洗濯もひと通りできる 引お惣菜が強い味方です。 ようになりました。 Q5. 楽しさ・・・ 光熱費 50,000円 仕送り 70,000円 3,000円 奨学金 50,000円 30,000円 食費 後は夏休みの短期アルバイ ト代で、 生活をまかないます。 25,000円 残金は貯金して趣味や旅 12,000円 行代などに使います。 その他 間取り 誰にも気兼ねなく生活できることです。 Q6. 休日 動産屋の資料を比較して決めました。パンフレッ 土曜日は、クラブ活動と研究。日曜日は、ジョギン トやネットで図面を見ることもしましたが、最後は グや映画鑑賞を楽しんでいます。 複数のマンション(部屋)を自分の目で見て決め Q7. 成 長したこと 浴室 Q3. 部屋の自慢ポイント がわかったこと。そして責任感と計画性がつきま 南向きのベランダと、ワンルームにしては広々と した。これは就職活動で、クラブ活動とともに強く した浴室でリラックスしています。 アピールすることができました。 充実した大学生活を送るための学生サポート WC C L 下駄箱 一人で生活することによって、両親のありがたみ ソファーベッド 洗面 キッチン 玄関 TV MB ソフィア南平台 大阪薬科大学学生専用ワンルームマンション テーブル ベランダ 広さと家賃。学生課にあるマンションの資料と不 ることがポイントです。 家賃 電話代、書籍・交際費 高校時代、家事に関しては何もしたことがなかっ Q2. マンションを決めたきっかけ 収入 エムカーサ 入居者は本学学生だけ。家賃も良心的な設定です。 大阪薬科大学では学生生活のサポートとして、キャンパ スへ通学しやすい距離内でワンルームマンションをご用 意しています。本学学生のみの入居者で安心してご利用 いただけます。 下宿 31 大学まで自転車10分/全6棟(男子・女子80名)/ (家賃) 37,000円+ (共益費) 3,000円/保証金10 万円 (敷引なし) /駐輪場・単車置場完備・駐車場有り 勉学環境に適し、かつ家賃などの安い物件の紹介に努めています。また、本 学付近には、本学学生専用の民間共同住宅もあり、安心できる住環境を紹 介しています。 学生 相談室 さまざまな心の問題について、臨床心理士に相談し解決の糸口を見つけるこ とができます。一人でも、友人と一緒でも、誰かに付き添ってもらってでも相 談できます。 健康 管理 年に1度、全学生に定期健康診断を、体育局クラブ員に心電図検査を実施す るほか、健康管理支援室で学校医の指導のもと、看護師が応急手当を行うな ど、安心できる健康管理体制を整えています。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 大学までバス5分/男子1棟32名/ (家賃) 37,000 円+ (共益費) 3,000円/保証金10万円 (敷引なし) /駐輪場・単車置場完備・駐車場有り アドバイザー制度 学生生活の不安を 解消します。 教員がアドバイザーとして、1学年6名程度の学生を担 当。学習面だけでなく生活面での問題についても親身に 相談に応じます。また、 学業成績の配付や各種 届出はアドバイザーを 通して行うことになって おり、学生生活におい ての心強い支えとなっ ています。 さまざまな交流 薬学を通して国内外に広がる輪 多角的な視野をもって活躍できる薬剤師の育成や、 より高度な研究・教育活動、そして薬学を通した 社会貢献のために、本学では国内外や大学と地域社会との交流を積極的に進めています。 国内交流 海外交流 3大学間学術交流 海外大学との交流協定 関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学が 連携、協力し交流を活発化 クイーンズランド大学・台北医学大学と学術交流協定締結 大阪薬科大学は、関西大学及び大阪医科大学との間で学術交流に関する協定 学と学術交流協定を締結しており、学生の交流・共同研究・教員の交流といった を締結しており、関西大学と大阪医科大学との協定によって3大学が活発に交 流しています。その一環として文部科学省平成 21年度「大学教育充実のため の戦略的大学連携支援プログラム」に、関西大学が代表校となり大阪医科大 学と本学が連携校として申請した「『医工薬連環科学』教育システムの構築と 社会還元∼分子から社会までの人間理解∼」が採択され、連携をさらに強化し 大阪薬科大学は、国際交流事業の一環としてクイーンズランド大学・台北医学大 項目を推進しています。これらは、本学が目標としている世界的視野に立つ創造 性豊かな薬剤師、薬学研究者の育成に寄与するものと期待されています。 ※クイーンズランド大学は、オーストラリアの東北部に位置するクイーンズランド州の州都ブリスベン にあります。同国の主要な教育研究機関のひとつである同大学は、クイーンズランド州最大規模の 大学であり、また同州で最も長い歴史と伝統を誇る総合大学です。 ※台北医学大学は、台湾北部に位置する台北市にあります。同大学は1960年に創立され、医学、歯学、 ています。 薬学、看護学など7つの単科大学と3つの附属病院を有しており、2012年Quacquarelli Symonds Ltdアジア大学ランキングのトップ100にもランクされる台湾有数の医療系総合大学です。 広域大学連携 広域大学連携による「臨床医工学・情報学」 高度人材育成システムの構築 平成20年度文部科学省の「戦略的大学連携支援事業」に、本学を含む広域大 学が連携して応募した「広域大学連携による 『臨床医工学・情報学』 高度人材育 成システムの構築」の課題が採択されました。この取り組みは、私立・国立大学 が連携し、学部学生に新規学際領域「臨床医工学・情報学」の教育システムを構 築しようとするものです。代表校は武庫川女子大学、連携校は奈良先端科学技 術大学院大学、大阪電気通信大学、関西大学、大阪薬科大学です。 薬 剤 師 会・病 院との学 術 交 流 教育・研究の資質向上と 地域・国際社会の発展に貢献 地域との交流 公開教育講座 薬剤師の生涯教育の一環として開催 「くすりの作用と副作用∼薬物治療における安全管理のために∼」をテーマ に年3回開催しています。医療法の改正以来、薬剤師には医薬品の作用機 序はもとより、副作用の早期発見とその回避・軽減対策を提案することが求 められています。本講座が、薬剤師の「薬物治療における安全管理者」とし ての地位を確立する一助になればと考えています。 市 民講座 教育・研究活動及び地域医療等の全般における交流・連携を推進し、相互の 教育・研究や資質向上、地域ならびに国際社会の発展に資することを目的と して、下記の団体と学術交流に関する協定を締結しています。 茨木市薬剤師会 大阪府立成人病センター 社会医療法人愛仁会高槻病院 高槻市薬剤師会 高槻赤十字病院 国立病院機構大阪医療センター 医薬品や健康への理解を深める場を提供 人々の健康への願い、医療や福祉のあり方は、生活の質の向上とともに大き く変わろうとしています。本学では医療の一端を担う立場から、市民の方々に 医薬品や健康についての理解をより一層深めていただくため、年2回、定期 的に市民講座を開催しています。また、第一線で活躍する薬剤師が薬に関す る悩みや疑問などの相談に応じる「くすりの相談室」も併設しています。 研究事業 文部科学省 文部科学省 「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」事業 「私立大学戦略的研究基盤形成支援」事業 がん医療を担う高度人材養成のための拠点を構築 組織的研究体系による次世代型感染症治療薬の開発 大阪薬科大学は、平成24年度より文部科学省「がんプロフェッショナル養 近年、大腸菌O-157を病原体とする出血性大腸炎をはじめとする新興感染 成基盤推進プラン」に参加しています。この取り組みは、大阪大学を拠点と 症、結核などの再興感染症、病院やデイケアセンター内などでの日和見感染 する7大学(大阪大学・兵庫県立大学・奈良県立医科大学・和歌山県立医科 症、さらには医療現場での抗菌薬の濫用が原因とも考えられる多剤耐性菌 大学・京都府立医科大学・神戸薬科大学及び大阪薬科大学)が、相互に連 の発生など多くの問題から、新たな作用機作を有する新規抗菌薬の開発が 携・補完することで教育を活性化し、がん医療を担う高度人材養成のための 待ち望まれています。今日使用されている多くの抗菌薬は、タンパク質や細 拠点を構築しています。本学では、この事業の一環として平成25年度から 胞壁等の生合成を阻害することにより細菌を殺滅するものが多く、当研究プ 大学院薬学研究科薬学専攻博士課程(4年制)に「がん専門薬剤師養成 ロジェクトでは、細菌を殺滅するのではなく、宿主生体内での増殖を抑制す コース」を設置しています。また、本事業の拠点である大阪大学医学部附属 る次世代型の新規抗菌薬を開発することを目的としています。 病院とも連携し、がんに特化した薬剤師の養成に努めています。 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 32 納付金・奨学金制度 納付金 平成27年度 納付金一覧 薬学科[6年制] 初年度 区 分 前 期 入学金 学 費 2年次以降 後 期 年額計 400,000円 前 期 後 期 年額計 400,000円 授業料 600,000円 600,000円 1,200,000円 600,000円 600,000円 1,200,000円 施設・設備費 300,000円 300,000円 600,000円 300,000円 300,000円 600,000円 1,300,000円 900,000円 2,200,000円 900,000円 900,000円 1,800,000円 計 ※5年次以降に予定されている学外での病院・薬局実務実習に必要な費用は本学が負担します。 ※上記のほかに、次の諸会費(代理徴収)が必要です。学友会(学生自治会)入会金1,000円(初年度) ・学友会費5,000円(年額)、育友会費(父母会)18,000円(年額)、 同窓会 入会金20,000円(初年度) ・同窓会費(10年分)20,000円(6年次) 薬科学科[4年制] 前 期 入学金 学 費 2・3年次 初年度 区 分 後 期 400,000円 前 期 年額計 後 期 4年次 年額計 前 期 後 期 年額計 400,000円 授業料 600,000円 600,000円 1,200,000円 600,000円 600,000円 1,200,000円 500,000円 500,000円 1,000,000円 施設・設備費 300,000円 300,000円 600,000円 300,000円 300,000円 600,000円 250,000円 250,000円 500,000円 1,300,000円 900,000円 2,200,000円 900,000円 900,000円 1,800,000円 750,000円 750,000円 1,500,000円 計 ※上記のほかに、次の諸会費(代理徴収)が必要です。学友会(学生自治会)入会金1,000円(初年度) ・学友会費5,000円(年額)、育友会費(父母会)18,000円(年額)、 同窓会 入会金20,000円(初年度) ・同窓会費(10年分)20,000円(4年次) 奨学金 経済的な理由により修学が困難な学生のために、本学には独自の奨学金制度を設けています。 また、 日本学生支援機構をはじめ、地方公共団体や民間の奨学金を取り扱い、学生が学業に集中できるよう支援しています。 大阪薬科大学奨学金制度(及び学費融資制度) 奨学金 給付形態 給付額 大阪薬科大学 特待奨学金 給付 大阪薬科大学 一般奨学金 給付 3万円(月額) 経済的事情で学業または研究の継続に支障を来している学部学生及び大学院学生が対象。 期間は1年、毎年の審査を経て繰り返し奨学生となることができます。 大阪薬科大学 特別奨学金 貸与 5万円(月額) 経済的事情で学業または研究の継続に著しく支障を来している学部学生及び大学院学生対象。 期間は卒業までの最短修業年限。 大阪薬科大学育友会 奨学金 貸与 4万円または8万円(月額) 学資の支弁が困難な学部学生及び大学院学生を援助することが目的。 期間は1年、毎年の審査を経て繰り返し奨学生となることができます。 大阪薬科大学育友会 学費融資制度 貸与 3年分の学費相当額が限度 在学中に家計が急変し学費の納入が困難になった学生への救済制度。 一定条件にあてはまる本学在籍学生が対象。 【学部学生】1・6年次生を除く 30万円・20万円・10万円 【大学院学生】 20万円 受給・出願資格など概要 【学部学生】 年次ごとに原則として前年度の学業成績最優秀者1名、特別優秀者2名、優秀者4名に給付。 【大学院学生】 特に成績優秀な者、または有望な研究を行っていると認められる者に給付。 日本学生支援機構奨学金 奨学金 給付形態 第一種奨学金 貸与・無利息 第二種奨学金 貸与・利息付 給付額 【自宅通学生】 5万4千円または3万円(月額) 【自宅外通学生】 6万4千円または3万円(月額) 3万円、5万円、8万円、10万円、 12万円から希望により選択(月額) 12万円を選択した場合はさらに 2万円の増額が可能 受給・出願資格など概要 高校の評定平均値3.5以上の者 本人及び保証人の収入が定められた基準額以下のもの ● 期間は卒業までの最短修業年限 ● ● ● ● 本人及び保証人の収入が定められた基準額以下のもの 期間は卒業までの最短修業年限 ※その他、各種の地方公共団体や民間の奨学金があり、それぞれ給付(貸与)額が異なります。 33 Osaka University of Pharmaceutical Sciences NEWS &TOPICS インターネット出願 が始まります !! 大阪薬科大学は、平成 27 年度入試から紙の出願をやめて、 インターネット出願へ全面的に切り替わります。 24時間出願可能 願書取り寄せ不要 インターネットを利用できる環境が あれば、24時間どこからでも出願 することができます。 出 願 書 類 の 取り寄 せに時 間がか かったり、紛失したりすることがな くなります。 書き間違いもチェック安心 PC・スマホで簡単入力 必要事項を入力したり、チェックす るだけ。記入漏れや書き損じも防 止できます。 専用ページにアクセスすれば、画 面の指示に従って操作するだけ。 ● 平成27年度より紙の志願票に代わり、完全にインターネット出願となります。 ● 平成26年9月中旬頃から本学のホームページで、入学試験要項のダウンロードが可能になります。 ● 調査書等の必要書類は、出願期間内に郵送してください。 OPEN CAMPUS 2014 2014 予約不要 8/2(土)・8/3(日)・8/24(日)・10/4(土) 楽しい一日 大学の雰囲気をリアルに体感! キャン 模擬実 パスツ アー 験 個別相 談 薬 学 部の紹 介、入 試 制 度の説 明、 模擬実験のほか、大学内をご案内 するキャンパスツアーなど、パンフ レットやホームページだけでは伝え きれ な い 大 阪 薬 科 大 学 の 魅 力 が もっとわかる、楽しい一日。個別相 談も随時 OK! 皆さんの参加をお待 ちしています! Osaka University of Pharmaceutical Sciences 34 入試ガイド 平成27年度入学試験日程 公募制推薦入学試験 一般入学試験 A 一般入学試験 B 募集人員 80名 80名 70名 出願期間 平成26年11月1日(土)∼11月10日(月) 平成27年1月7日(水)∼1月23日(金) 平成27年1月7日(水)∼2月3日(火) 平成26年11月16日(日) 平成27年2月1日(日) 平成27年2月9日(月) 本学 本学、大阪市内、広島、高松、福岡 本学、大阪市内、名古屋、広島、福岡 35,000円 35,000円 35,000円 平成26年11月26日(水) 平成27年2月7日(土) 平成27年2月17日(火) 計300点 計350点 計300点 試験日 試験会場 入学検定料 合格者発表日 選考内容 (配点/時間) 【調査書】50点 全体の評定平均値 適性確認 【理 科】100点/75分 化学(化学基礎、化学) 生物(生物基礎、生物)から 1科目を選択する 【外国語】75点/60分 英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング、ライティング 【理 科】150点/90分 化学(化学基礎、化学) 生物(生物基礎、生物)から 1科目を選択する 【理 科】100点/90分 化学(化学基礎、化学) 生物(生物基礎、生物)から 1科目を選択する 【外国語】100点/75分 英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング、ライティング 【外国語】100点/90分 英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング、ライティング 【数 学】100点/75分 【数 学】100点/90分 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B (数列・ベクトル) 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B (数列・ベクトル) 【数 学】75点/60分 数学Ⅰ、数学Ⅱ ※併願可 ※平成27年3月卒業見込み者及び 平成26年3月卒業者が対象 ※帰国生徒特別選抜入試及び編入試の詳細については、入試課へ問い合わせてください。 過去3年間入学試験結果 ※平成26年度より選考内容が一部変更になりました。 一般入学試験 A 公募制推薦入学試験 入試統計 志願者数 受験者数 合格者数 志願者数 受験者数 合格者数 志願者数 受験者数 合格者数 26年度 752 749 124 946 919 238 1012 827 136 25年度 577 574 176 601 585 180 1049 946 218 24年度 521 520 173 496 491 199 852 659 180 合格者の科目別成績 理科(選択) 化 学 生 物 配 点 100 24年度 42.9 222.2 112.4 61.9 最低点 40 63 31 31 生 物 150 29 300 206 英 語 調査書 合計点 100 150 400 合計点 100 100 350 100.9 72.3 78.0 262.0 80.1 77 43 46 237 51 理科(選択) 化 学 生 物 100 英 語 数 学 調査書 合計点 75 平均点 111.7 115.5 68.2 135.6 316.3 76.8 68.5 45.9 最低点 75 84 40 98 290.5 56 47 29 平均点 109.6 111.4 65.9 133.8 309.6 68.5 63.4 47.7 最低点 72 89 43 94 285.5 44 49 26 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 理科(選択) 数 学 生 物 70 科目別・合計の点数 英 語 150 50 49.9 化 学 化 学 75 75.4 理科(選択) 理科(選択) 75 66.2 配 点 25年度 英 語 数 学 調査書 合計点 平均点 選考内容 科目別・合計の点数 科目別・合計の点数 26年度 選考内容 26年度 35 一般入学試験 B 75 150 400 化 学 英 語 数 学 合計点 100 100 300 76.4 76.1 64.9 220.8 65 62 41 207 英 語 数 学 合計点 100 100 300 生 物 100 理科(選択) 化 学 生 物 100 48.1 135.2 305.2 75.4 68.9 74.1 78.4 227.4 282 48 53 50 52 208 48.9 131.8 296.4 66.9 65.1 63.5 56.9 187.1 96.5 263.5 45 49 35 23 164 30 106.5 27 大阪薬科大学の入 試 制 度 本学の平 成 2 7 年 度 入 試は、推 薦・一 般・センター試 験 利 用など、多 様な方 式で入 試を実 施します。 本学を目指す受 験 生は、自分に最も適した方 式でチャレンジできます。 センター試験利用入学試験 後期センター試験利用入学試験 20名 10名 平成27年2月20日(金)∼3月2日(月) 本学の個別学力検査などは実施しない 本学の個別学力検査などは実施しない 20,000円 20,000円 平成27年3月10日(火) 計600点 計800点 関東地区 平成27年2月7日(土) センター試験利用科目 【理 科】200点 化学(必須) 生物、物理から1科目を選択する 【外国語】200点 英語(リスニングを含む) 【外国語】200点 英語、 ドイツ語、フランス語、中国語から 1科目を選択する ※記述式(200点満点)とリスニング(50点満点)の 合計得点を200点満点に換算する 【数 学】200点 数学Ⅰ・数学A 数学Ⅱ・数学B ※英語はリスニングを除く 【数 学】200点 数学Ⅰ・数学A 数学Ⅱ・数学B 【調査書】200点 全体の評定平均値 受験者数 合格者数 後期センター試験利用入学試験 志願者数 受験者数 合格者数 757 170 49 49 16 801 794 178 63 63 15 667 663 237 47 47 13 四国地区 A 国公立を目指してきた受験生、 理科が得意な受験生など自分 にふさわしい 入 試を選 ぶこと ができます。 理科の受 験 科目について 受 験 時に、化 学か 生 物かい ずれかを選 択 できます 。得 意な科目で 受 験してください 。 一 方 の 知 識が不 十 分 でも、入 学 後に補えるようにカリキュラムを編 成して います 。 九 州・沖 縄地 区・その他 入試にたくさんの 方式があるのは どうして? 中国地区 758 Q 近畿地区 センター試験利用入学試験 北 陸・甲 信 越・東 海 地 区 センター試験利用科目 【理 科】200点 化学(必須) 生物、物理から1科目を選択する 志願者数 北海道・東北地区 平成27年1月7日(水)∼1月16日(金) 平成26年度入学試験受験者都道府県分布 都道府県 志願者数 合格者数 北海道 1 0 青 森 1 0 岩 手 0 0 宮 城 0 0 秋 田 3 1 山 形 0 0 福 島 0 0 茨 城 5 0 栃 木 4 2 群 馬 3 1 埼 玉 3 0 千 葉 6 1 東 京 14 3 神奈川 3 2 新 潟 1 0 富 山 7 4 石 川 24 7 福 井 24 5 山 梨 0 0 長 野 12 3 岐 阜 18 6 静 岡 32 8 愛 知 38 13 三 重 43 4 滋 賀 215 27 京 都 346 71 大 阪 1479 270 兵 庫 369 91 奈 良 190 49 和歌山 99 28 鳥 取 33 11 島 根 12 5 岡 山 89 15 広 島 81 25 山 口 44 9 徳 島 45 10 香 川 66 7 愛 媛 46 10 高 知 68 18 福 岡 49 8 佐 賀 6 1 長 崎 7 0 熊 本 6 3 大 分 18 4 宮 崎 4 0 10 1 鹿児島 沖 縄 その他 合 計 8 1 29 4 3561 728 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 36 交通アクセス キャンパスのある大阪府高槻市は、大阪と京都のほぼ中間に位置しています。 滋賀県や兵庫県、奈良県などからもアクセスできる便利なロケーションのため、 広い範囲からスムーズに通学できます。 ●主要駅から最寄り駅までのアクセス 大阪薬科大学 JR京都線(東海道線) 「摂津富田」駅または阪急京都 線「富田」駅より、高槻市営バス「大阪薬科大学」行き、 高槻市営バス約15分 または「公団阿武山」行き乗車。 「大阪薬科大学」で、 下車してすぐです。 (所要時間約15分) 茨木 摂津富田 高槻 阪急京都線 河原町 徒歩数分 Kyoto 富田 茨木市 高槻市 JR京都線(東海道線) 大津 Kobe JR山陽新幹線 神戸高速線 神戸三宮 姫路 三ノ宮 新大阪 阪急神戸線 JR神戸線 京都 JR東海道新幹線 梅田 大阪 JR大阪 環状線 京橋 JR奈良線 Osaka 天王寺 奈良 JR大和路線 JR阪和線 和歌山 Nara ●主要駅から最寄り駅までの所要時間 大 阪 三 ノ 宮 姫 路 奈 良 和 歌 山 梅 JR 約 20 分 JR 約 45 分 JR 約 90 分 JR 約 80 分 JR 約 90 分 大阪薬科大学 高槻市営バス 約1 5 分 JR 約2 0 分 JR 約3 0 分 京 都 大 津 摂津富田 ※特急利用の場合 阪急 田 約 25 分 徒歩数分 富 田 阪急 約2 5 分 河 原 町 ※2014年4月時点の鉄道ダイヤによるもので、所要時間は概数です。所要時間には乗り換え・待ち時間などは含まれていません。 37 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 110年の歴史と伝統のもと、 薬学で社会に貢献できる人材を育成。 大阪薬科大学は、 「教育」に力を注ぎ、受け入れた学生一人ひとりに丁寧できめの細かい 良 質の教 育を行い、 「 優れた教 養 」、 「 高い専 門 性 」、 「 豊 かな人 間 性 」を備え、 「 時 代の変 化に対応できるしなやかな医療人」をできるだけ多く社会に送り出すことを、最も重要な使命 と考えています。 本 学は、江 戸 時 代から薬の町として知られている道 修 町に誕 生し、以 来 本 年で創 立 1 1 0 周年を迎えますが、今日までに医療現場を始め薬学関連分野に多くの優れた人材を輩出し てきた歴史と伝統があります。現在、6年制の薬学科と4年制の薬科学科を併置しており、両 学 科ではそれぞれの考え方、進 路の違いはありますが、 「 医 療・薬 学の進 展に貢 献でき、社 会に大いに活 躍できる有 為な人 材を育 成 する」という目的は同じです 。通 常の多 様なカリ キュラム以 外にも3 大 学 連 環、広 域 大 学 連 携など、豊 富で特 色ある教 育プログラムを編 成し ています。 「研究」面においても、多くの優秀な教員のもと、 さまざまなシーズに基づく幅広い 分 野の研 究を推 進しており、本 学 発の研 究も数 多く生み出されています 。 さらに中央 機 器・ 動物関連・RIなどの研究施設のほか、図書館、薬用植物園や附属薬局などの施設も充実し ています。 また、薬 剤 師 国 家 試 験では毎 年 高い合 格 率を保ち続け、進 路・就 職 指 導 支 援などのキャ リアサポート体 制においても、学 生 一 人ひとりの興 味・能 力・価 値 観に応じたサポートを展 開 することにより、毎 年ほぼ 1 0 0%の就 職 率を達 成しています 。今、本 学のキャンパスは1 年 次 から6 年 次までの学 生で活 気にあふれ、 さらに深 化と進 化を遂 げるべく未 来に向 かい着 実 に歩んでいます 。モットーに「 面 倒 見の良い大 学 」を掲 げ、 「 大 阪 薬 科 大 学で学んで良かっ た。大阪薬科大学を卒業して本当に良かった。」と皆さんが誇りをもてる大学であると確信し ています。大学における主役は学生です。皆さんのご入学を心よりお待ちしています。 大阪薬科大学 学長 藤田 芳一 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 38 Osaka University of Pharmaceutical Sciences 〒5 6 9 - 1 0 9 4 大 阪 府 高 槻 市 奈 佐 原 4 丁目2 0 番 1 号 入試課 TEL:072-690-1019/FAX:072-690-1058 [email protected] URL.http://www.oups.ac.jp/