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Modular Vehicle Communication Interface

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Modular Vehicle Communication Interface
Modular Vehicle
Communication
Interface
(MVCI)
ユーザーガイド
安全に関する定義
本書に記載されているすべての「危険」、「警告」、「重要」、および「注記」の記載内容に従ってください。これ
らの安全に関するメッセージの定義と書式は次の通りです。
危険または警告:負傷するおそれや、身体に有害であったり、場合によっては生命を失い得る危険があることを
意味します。
重要: 特別な注意を払う必要がある情報や、車両やツールが破損する危険があるため注意が必要なことを意味し
ます。
注記: 明瞭で役に立つヒントが記載されています。
安全に関するメッセージの対象範囲は、SPX が認識している状況が対象となります。SPX はすべての起こり得る危険
について認知、評価、または助言することはできません。遭遇する状況やサービス手順が人的安全を危険にさらすこ
とのないよう必ず確認してください。
MVCI に「危険」または「警告」記号(
)が表記されているかどうか、ユーザーガイドの記載内容を確認してくだ
さい。必ずユーザーガイドに説明されている手順に従ってください。
著作権
本書のいかなる部分も、事前に文書による許可を SPX から得ずに再生したり、検索システムへ保存したり、あるい
は電子的、機械的、複写機によるコピー、録音・録画その他の方法など何らかの形や方法で転送したりすることはで
きません。
免責
このユーザーガイドに記載されているすべての情報、図、および仕様は、本書発行時点での最新の情報に基づいてい
ます。SPX は、これらの内容を、いかなる人物や組織にも通知することなく随時変更する権利を有します。また、本
書の記載内容の誤りについて責任を負わず、本製品の取付け、性能、使用に関連して生じた付随的または派生的損害
(利益損失を含む)についても責任を負いません。
出荷時の製品ソフトウェアのバージョンによっては、実際の画面表示が本書に図示されているものとは異なる場合が
あります。
米国およびカナダの規制および適合に関する情報
本装置は、FCC(米連邦通信委員会)ルールのパート15に適合しています。本装置の操作は次の2つの条件の対象と
なります。(1) 本装置は有害な干渉を引き起こしてはならない。(2) 本装置は、望ましくない動作の原因となり得る干
渉を含む、いかなる干渉も受け付けること。
注記: 本機器は、FCC ルールのパート 15 によるクラスAデジタル装置に関する限界値に適合していることが試験で
実証されています。これらの限界値は、本機器を商業環境で操作した場合に有害な干渉に対して合理的な保護を提供
するため設けられています。本機器は、無線周波数エネルギーを発生、使用し、また輻射する可能性があり、取扱説
明書に従い設置および使用されなかった場合、無線通信に有害な干渉が生じる原因となることがあります。本機器を
住宅地域で操作すると、有害な干渉の原因となる可能性があり、その場合にはユーザーは費用を負担して干渉を是正
する必要があります。
ルールのパート 15 に従い、SPX Corporation により明示的に承認されていない変更や改変を行った場合、本機器の
ユーザー操作権限が無効になるおそれがあることに注意してください。
FCC
カナダ EMC(電磁適合性)クラス A
このクラス A デジタル装置は、カナダの規格 ICES-003 に適合しています。
Cet appareillage de la classe A est conforme à ICES-003 canadien.
CE マーク EMC 指令
この MVCI には、CE マークが貼付されています。このマークは、EEC 指令 EN61326-1: 2006 への適合を示します。
ANATEL 規制および適合に関する情報
本製品は二次業務で作動するため、その結果として同種の無線局からの干渉を含む有害な干渉を受け入れねばなら
ず、一次業務で作動するシステムに干渉を引き起こしてはなりません。
© 2009 SPX. All rights reserved.
2
注意事項
注意深くお読みください。
• 初回使用前に、MVCI を約 3 時間充電することをお勧めします。同梱の電源アダプターを使用してください。
注記:これは、MVCI の使用要件ではありません。
• MVCI には同梱の NiMH 電池のみ使用してください。
• MVCI に電源を入れるには:MVCI に電源を入れるには外部電源から給電する必要があります。車両診断コネクタ
または電源アダプター(MVCI に同梱)を使い外部電源から給電できます。
• MVCI は、外部電源から接続を外しても約 60 秒間オンの状態が続いてから(時間は電池容量によって異なりま
す)、自動的に電源が切れます。
• MVCI が電池で作動しているときに、‘ESC/Power’ ボタンを約 5 秒間押し続けると電源を切ることができます。
• USB、ワイヤレス、または Ethernet 接続については「MVCI ユーザーガイド」を参照してください。
• MVCI の電池を交換する必要がある場合には、プラス スクリュードライバーを使って電池カバーを開けます。
• 重要: MVCI の損傷を防ぐため、ご使用の Honda Diagnostic System (HDS) のソフトウェアバージョン
が 2.023.012 より以前の場合、または MVCI ファームウェアのバージョンが 2.08.77 より以前の場合に
は、MVCI ファームウェアの更新を行わないでください。
1. HDS ソフトウェアバージョンと MVCI ファームウェアバージョンを確認してください。
HDS バージョン 2.023.012 以上が PC にインストールされている必要があります。また、
MVCI ファームウェアバージョン2.08.77以上が MVCI にインストールされている必要があります。
古いバージョンの HDS がインストールされている PC 上で MVCI のファームウェア更新を行わないでください。
HDSバージョン番
号は、HDS を起
動すると表示され
ます。
2. HDS ソフトウェアバージョンが 2.023.012 以上であれば、MVCI ファームウェアの更新を続行しても安全です。
車両に接続しま
す。ファームウ
ェア更新の通知
が表示された
ら、画面の指示
に従い更新を行
ってください。
3
3. HDS ソフトウェアバージョンが 2.023.012 より以前の場合は、以下の操作を行わないでください。
HDSメニューで:
MVCIアイコ
ンをクリッ
クしないで
ください。
Start メニューで:
バージョン番号が 2.08.77 より以前の場合には、
Start メニューから MVCI 更新を実行しないでください。
MVCI
注記: MVCI ファームウェアを古いバージョンから更新すると、MVCI を交換する必要があります。無償にて交換
いたします。
4
目次
安全注意事項. ............................................................. 6
一般情報. ..................................................................... 6
MVCI 構成部品の説明. ............................................... 7
MVCI の画面アイコンの説明..................................... 8
MVCI の設定. ............................................................. 49
電池アイコンの説明.........................................................8
Wireless(ワイヤレス). ..................................................51
Font Size(文字の大きさ). ....................................... 8
SDMEM Format (SDMEM 形式). ......................................51
Clock (クロック)...........................................................50
Contrast Control (コントラスト調整). ............................ 50
Font Size(文字の大きさ). .............................................51
スクロール式 MVCI.........................................................8
Factory Defaults(出荷時デフォルト). ............................51
4 方向式 MVCI.................................................................8
User Customize (ユーザーカスタマイズ). ........... 52
Language(表示言語). .............................................. 8
MVCI LED(発光ダイオード) の説明. .................... 9
キーパッド操作. ......................................................... 9
MVCIソフトウェアのインストール.......................... 9
Language (表示言語)....................................................52
Destination(仕向け先)...................................................52
Beep Menu(ブザー音メニュー). ...................................52
CM Update Mode(CM 更新モード)....................... 53
MVCI ファームウェアのインストール時に表示
されるメッセージの対応方法..........................................9
MVCI アプリケーションのインストール....................... 10
Reprogramming(再プログラミング).............................. 53
Display Error(表示エラー).............................................53
Setting 1(設定 1)..........................................................54
MVCI電池の装着............................................................10
Setting 2(設定 2)..........................................................54
MVCI ドライバのインストール. ....................................10
Network Setup(ネットワーク設定)......................... 55
ネットワーク接続. ................................................... 11
Honda Diagnostic System (HDS) の設定............... 11
HDS MVCI ファームウェアの更新......................... 13
Ethernet(イーサネット)................................................55
USB Device(USB デバイス)..........................................56
Wireless Profiles(ワイヤレスプロファイル).................. 56
自動更新.........................................................................13
DHCP Server(DHCP サーバー)......................................57
手動更新.........................................................................16
MVCI Status(MVCI 状態). ...................................... 57
車両への接続. ........................................................... 19
ワイヤレスネットワーク設定................................. 20
SDIO-1. ...........................................................................58
SDIO-2. ...........................................................................58
ワイヤレスカードの種類. ..............................................20
Battery Charger(電池充電器).........................................58
ワイヤレスアクセスポイント(インフラストラクチ
ャモード).......................................................................20
Host Status(ホスト状態)...............................................58
Software Version (ソフトウェアバージョン)........ 59
ハードウェアテスト................................................. 59
MVCI(Adhoc モード、Peer to Peer)........................... 22
HDS PC..........................................................................22
Beep Test(ビープ音テスト)..........................................59
MVCI Wi-Fi 設定. ...........................................................23
LED Test(LED テスト)...................................................60
Wizard Assisted Setup...............................................23
LCD Test(LCD テスト). .................................................60
Advanced Setup.........................................................27
Keypad Test(キーパッドテスト)...................................60
PC と MVCI 間の通信を設定する.................................30
Scroll Test(スクロールテスト、スクロール式
Windows XP®.............................................................30
キーパッド搭載装置のみ)..............................................61
Windows 7® / Windows Vista®....................................35
Serial Number(シリアル番号). ......................................61
ユーザートラブルシューティングガイド...................... 40
Device Loopback Test(デバイスループバックテスト)........61
Wi-Fi タイムアウト....................................................40
SDMEM Card Test(SDMEM カードテスト)..................... 62
Windows 7® Wired AutoConfig および
予備 PC アプリケーション.................................... 62
WLAN AutoConfig...................................................41
MVCI Firmware Update......................................................62
Windows XP® Windows Zero Configuration............... 43
その他のファームウェア更新........................................64
MVCI に関する制約. ......................................................45
MVCI Registry 設定..........................................................65
テクニカルサービス.......................................................46
レジストリエラーからの回復........................................66
MVCIダッシュボードの説明.................................... 48
ワイヤレスの切り替え............................................. 49
DLC 電圧................................................................... 49
よくある質問. ........................................................... 67
役に立つ情報. ........................................................... 69
仕様............................................................................ 70
SPX® Corporation 限定保証...................................... 71
5
安全注意事項
危険:
エンジンの作動中は、サービスエリアの換気を常に良好に保つか、エンジン排気系統に排気除去装置を取り付けてく
ださい。エンジンからは一酸化炭素が出ます。これは無臭の毒性ガスで、時間が経ってから反応が現れ、場合によっ
ては重大な人的傷害や生命の損失につながるおそれがあります。
警告:
• 車両のテストや修理を行う際には、アメリカ規格協会 (ANSI) により承認されたアイシールドを着用してください。
• 車両のテストや修理を行う前に、パーキングブレーキをかけ、車輪止めをしてください。前輪駆動車の場合は、
パーキングブレーキは駆動車輪にはかからないため、車輪止めをすることが特に重要となります。
• 車両を走行させながら同時にツールを操作しないでください。注意がそがれると事故の原因となるおそれがあり
ます。1人がツールを操作し、別の人が車両を走行させてください。
• テスト中は、動いている構成部品やベルトの周囲に十分なスペースを保ってください。動いている構成部品やベル
トに服や体の一部あるいはテスト機器が引き込まれ、重大な損傷や人的傷害の原因となるおそれがあります。
• サービスの対象車両については、サービスマニュアルを参照してください。すべての故障診断手順および注意事
項を守ってください。これを怠った場合、人的傷害を招いたり余計な修理が必要となることがあります。
• MVCI 車両I/O(入出力)コネクタは、車両のデータリンクコネクタ(DLC)のみに接続してください。これら
のラインの信号は 32V DC(UL 61010-1 カテゴリーI)に制限されています。AC 電圧(UL 61010-1 カテゴリー
II、III、IV)には絶対に接続しないでください。
• 交換用電池は、充電式 2000mAh 最小 AA ニッケル水素(NiMH)電池のみを使用してください。
重要:
• ツールを損傷したり誤ったデータを生成したりしないように、車両のバッテリーがフル充電されており、車両
DLC への接続部が清潔でしっかり接続されていることを確認してください。
• ツールや通信ケーブルを車両の配電器の上に置かないでください。強い電磁干渉によりツールが破損するおそれ
があります。
• イグニッションがオンになっている時は、絶対に電気的コネクタを外したり接続し直したりしないでください。
制御装置の破損を招くおそれがあります。
• MVCI 装置は、周囲温度-20°C ~ 60°C の範囲内で動作するよう設計されています。長時間使用後に MVCI の表面
が温かくなることがありますが、これは正常な状態です。例えば周囲温度 40°C を超える環境で装置を使用した
り保管していた場合は、装置に触れる際に注意してください。
一般情報
SPX モジュール式車両通信インターフェース(MVCI)は、車両のデータリンクコネクタ(DLC)に接続するため使用
するインターフェースボックスです。MVCI を使い、車両の電子制御装置から情報を読み出し、この情報をPC(パー
ソナルコンピュータ)アプリケーションに送ります。MVCI は、USB(ユニバーサルシリアスバス)、Ethernet(イー
サネット)、またはワイヤレスカードを介してPCと交信します。PCアプリケーションソフトウェアからMVCIに送ら
れるコマンドに従い、診断トラブルコードが読み出され、車両のECU(電子制御装置)からデータが読み出され、専
用のデバイスコントロールテストが車両に実行されます。
MVCI は一般的に、自動車修理工場で使用されます。乗用車の室内やエンジンルームなど、車両の内部および周辺部
で使用します。MVCI を車両に使用する前に、このユーザーガイドの「安全注意事項」をよく読み内容を理解してく
ださい。
上記に示されているいずれかの方法で MVCI を PC に接続してください。このユーザーガイドの「MVCI ソフトウェ
アのインストール」の項を参照して、最も適した接続方法を決めてください。
MVCI を DLC に接続して、車両と交信できるようにします。詳細については、このユーザーガイドの「車両への接
続」の項を参照してください。MVCI が正しく作動するためには、車両から給電する必要があります。
MVCI には充電式 NiMH AA 電池が 2 個装填されています。車両 DLC を介して MVCI に給電されると、電池が充電され
ます。電源アダプターポートから MVCI に給電することで、内部電池も充電されます。付属の AC 電源アダプター(SPX
交換用 P/N(製品番号)H547571)のみを使用してください。電池を交換する必要が生じた場合は、2000mAh NiMH AA
電池(SPX 交換用 P/N H550175)と交換してください。電池の格納場所については、このユーザーガイドの「MVCI 構
成部品の説明」の項を参照してください。電池を装填する際は、正しい方向で装填されていることを確認してくださ
い。
このユーザーガイドで説明されているとおりに MVCI を操作しなかった場合、MVCI に組み込まれている保護機構が
損なわれることがあります。
6
MVCI 構成部品の説明
接続ポート -
車両ケーブル
上部ポートカバー
ワイヤレスカード
スレッデッドイ
ンサーツ (4)
No. 4-40 unc
(将来の付属品装
着用)
ワイヤレスカードま
たはメモリカード用
SDIOスロット
ワイヤレスカードロッ
キングリテーナクリ
ップ
状態ランプ:
• アクティブな 通信
Escape ボタン
または
Off ボタン
• ワイヤレス
接続
• 電池放電中
Enter ボタン
電池カバー
電池カバー
ねじ(2本)
No. 4-40 unc. x
0.375.
キーパッド
4方向式
キーパッド
スクロール式
重要:
電池カバー交換用
ネジの長さが 0.375
を超えると、損傷
を招き保証が無効
となります。
電源アダプタ
ーポート
USB ポート
USB
OTG (オンザゴー)
ポート
下部ポート
カバー
Ethernet ポート
電池カバー
(取り外した状態)
プロトコル
拡張ボード
NiMH、AA 電
池(2個)
7
MVCI の画面アイコンの説明
注記: 出荷時の製品ソフトウェアのバージョンによっては、実際の画面表示が本書に図示されているものとは異なる
場合があります。
内部電池アイコン
ワイヤレス
信号強度ア
イコン
タイトルバー
本文
LCD 画面は、タイトルバーと本文の 2 つの部分に分かれています。
タイトルバーは、3 つの部分に分かれています。
• ワイヤレス信号強度(左側)
• 現在表示中の画面(中央)
• 内部電池の状態(右側)
ワイヤレスプロファイルが接続されると、ワイヤレスアイコンが表示されます。
電池アイコンの説明
外部電源装置からMVCIに給電されると、内部充電記号として電池アイコンが表示されます。
MVCI を車両に接続すると、電池アイコンの点滅が構成部品電池から車両バッテリーに変わります。
注記: MVCI 電池充電器には、温度制御充電アルゴリズムが採用されています。電池がフル充電されている場合
でも、外部電源装置から MVCI に給電されると電池の充電が動画で示されますが、これは正常な状態です。
電池充電動画
MVCI は内部電池を充電しています。
充電済み電池アイコン
MVCI の内部電池充電サイクルが完了しています。
ZZ
?
電池アイドル状態記号
MVCI は外部アダプターまたは車両電源を介して給電されており、電池充電器がオフになります。
不明な内部電池を表す記号
MVCI には電池が装填されておらず、USB ケーブルを介して給電されています。
内部電池なしを表す記号
MVCI に内部電池が装填されていない場合、電池アイコンに「X」マークが表示されます。詳細については、
このユーザーガイドの「よくある質問」の項を参照してください。
Font Size(文字の大きさ)
キーパッド(スクロールまたは4方向式)で大きな文字または小さな文字を選択し、MVCI の表示文字の大きさを変更
することができます。
注記: MVCI 設定メニューで文字の大きさを変更する方法については、このユーザーガイドの「MVCI 設定」の項を参
照してください。
スクロール式 MVCI
• 大きな文字で表示するには、キーパッドスクロールを右方向に触れ1秒間そのままにします。MVCI の表示文字が
大きな文字に切り替わります。
• 小さな文字で表示するには、キーパッドスクロールを左方向に触れ1秒間そのままにします。MVCI の表示文字が
小さな文字に戻ります。
4 方向式 MVCI
• 大きな文字で表示するには、右矢印ボタン(>>)を 1 秒間押し続けます。MVCI の表示文字が大きな文字に切り
替わります。
• 小さな文字で表示するには、左矢印ボタン(<<)を 1 秒間押し続けます。MVCI の表示文字が小さな文字に戻り
ます。
注記: 大きな文字機能は、すべての画面に適用されるわけではありません。
Language(表示言語)
MVCI の表示言語を変更する方法については、このユーザーガイドの「MVCI 設定」の項を参照してください。
8
MVCI LED(発光ダイオード)の説明
車両通信 LED
MVCI が車両と通信中は、この LED が緑
色に点滅します。
ワイヤレス接続 LED
ワイヤレスカードが構成されている場合
に、この LED が青色に点灯します。
電池放電中LED
このLEDが 30 秒間橙色に点灯してか
ら、MVCI の電源が自動的に切れます。
キーパッド操作
MVCI のキーパッドには4方向式とスクロール式の 2 種類があります。4 方向式は、Up、Down、Left、Right の 4方
向ボタンを使用します。スクロール式は、円形スクロールパッドを使用します。
4 方向式
スクロール式
円形動作スクロー
ル(上下左右)
MVCI ソフトウェアのインストール
注記: SPX MVCI インストールを実行すると、以前の SPX MVCI インストール情報はすべて削除されます。
MVCI ファームウェアのインストール時に表示されるメッセージの対応方法
HDS X.XXX.XXX のインストール時にインストールの続行を指示するメッセージが表示される場合は、“Ignore” をクリ
ックしてください。このメッセージが表示されることはごく稀です。
9
MVCI アプリケーションのインストール
インストール用 CD(コンパクトディスク)をパーソナルコンピュータ(PC)の CD-ROMドライブに挿入します。
1. インストール用CDにより自動的にインストール手順が開始されます。
注記: インストールが自動的に開始されない場合は、Start Menu (XP) または Windows Logo icon (Vista/7) > My
Computer を選択し、devices with removable storage でインストール用 CD をクリックします。ファイル
Setup.exe をダブルクリックします。
2.
すべての MVCI アプリケーションを終了し、SPX-MVCI 装置の接続が PC から外されていることを確認します。
OK をクリックします。
3.
設定時に、「SPX 」とラベル名が付いたフォルダが PC のメインドライブ(C:\SPX)にインストールされ、2つ
の SPX ショートカットアイコンがデスクトップ上に表示されます。Finish をクリックすると、インストールプ
ログラムが自動的に終了します。
4.
Windows Vistaまたは Windows 7 にインストールする場合、再起動のメッセージが表示されたら PC を再起動し
ます。
MVCI 電池の装着
1.
2.
3.
4.
プラス スクリュードライバーを使い、電池カバーから 2 本のネジを外します。
電池カバーを取り外して脇に置いておきます。
同梱の充電済み AA Sanyo Eneloop 電池(2本)を入れます(正しい方向で電池を入れてください)。
電池カバーと2本のネジを取り付けます。
MVCIドライバのインストール
注記:MVCIドライバをインストールする前に、MVCI アプリケーション(前ページを参照)がインストールされてい
る必要があります。インストールされたフォルダ SPX が PC のメインドライブ(C:\SPX)になければなりません。
1. MVCI に電池を装着した状態で、MVCI を外部電源に接続して起動します。
2. MVCI に同梱されている USB ケーブルを使い、MVCI を PC に接続します。
3. Windows XP、Vista、または 7.0 により、MVCIドライバ ソフトウェアが自動的にインストールされます。 PCの
デスクトップで、インストールの状態と完了を確認してください。
Windows Vista/7:
Windows XP:
4. a. これでインストールは完了です。Windows XP にイン 4. b. これでインストールは完了です。
ストールする場合、再起動メッセージが表示された
ら PC を再起動します。
10
ネットワーク接続
ネットワーク接続には、Ethernet、USB、ワイヤレスの 3 種類があります。MVCI は、これらの接続のいずれにも
DHCP サーバーの役目をすることができます。
- Ethernet ケーブルが PC および MVCI に接続されている場合(MVCI に給電されている状態)、Ethernet
ドライバが自動的に認識されます。通常、Ethernet 接続を選択している場合は、MVCI に対する設定は不要です。 追加の設定が必要な場合は、ユーザーガイドの「Ethernet」の設定方法を参照してください。
• Ethernet 接続
- USB ケーブルが PC および MVCI に接続されている場合(MVCI に給電されている状態)、USBドライ
バが自動的に認識されます。通常、USB 接続を選択している場合は MVCI に対する設定は不要です。追加の設定
が必要な場合は、ユーザーガイドの「USB デバイス」の設定方法を参照してください。
• USB 接続
• ワイヤレス接続 - ワイヤレス接続を選択している場合の設定方法については、ユーザーガイドの「ワイヤレスネ
ットワーク」の設定方法を参照してください。ワイヤレス接続を使用する前に、EthernetまたはUSB接続をテスト
することをお勧めします。
- DHCP サーバー設定は、MVCI を Ethernet および USB 操作のための DHCP サーバーとして作動
させるかどうかを制御します。 ほとんどのインストールでは、出荷時のデフォルト設定を使用してください。 一意の DHCP サーバー設定が必要な場合には、この DHCP サーバー設定を含めます。追加の設定が必要な場合
は、ユーザーガイドの「DHCP サーバー」の設定方法を参照してください。
• DHCPサーバー
Honda Diagnostic System (HDS) の設定
MVCI は、HDS ソフトウェアと併用します。
1. デスクトップ上の HDS ショートカットアイコンをダブルクリックして、HDS を起動します。
2. HDS 開始画面で、F12 タブをクリックします。
注記:最新バージョンの HDS をインストールしてください。
11
3. Set-up Details 画面で、Comms Interface のドロップダウンメニューから SPX-MVCI を選択します。
4. SPX-MVCI を選択すると、Change Interface Module 画面が表示されます。キーボードの Enter を押すか、画面右下
にある緑色のチェックマークをクリックします。
HDS ソフトウェアが自動的に再起動し、HDS 開始画面に戻ります。
注記: 以下のような警告画面が表示される場合は、キーボードの Enter を押すか、画面上の緑色のチェックマ
ークをクリックして、HDS が通信を終了した後に再試行してください。
12
HDS MVCI ファームウェアの更新
重要 : MVCI を車両に接続する前に、HDS ソフトウェアバージョン 2.023.012 以上が PC にインストール
されており、MVCI ファームウェアバージョン 2.08.77 以上が MVCI にインストールされていることを確認
してください。上記より以前のバージョンがインストールされている PC に接続する場合は、MVCI ファー
ムウェアの更新を行わないでください。MVCI が損傷し、交換が必要となります。
MVCI ソフトウェアは自動的に更新することも手動で更新することもできます。MVCI に最新のソフトウェアがインス
トールされていない場合は、HDS は MVCI 再プログラミング画面になります。「自動更新」のステップ1~7を参照し
てください。
MVCI 再プログラミングを手動で開始するには、HDS 開始画面で「Program the SPX-MVCI」ボタンをクリックしま
す。「手動更新」のステップ7~ 12 を参照してください。
重要 : MVCI の再プログラミング中は、電源を切ったりUSB ケーブルを外したりしないでください。再プログラミン
グが中断されると、MVCI が損傷するおそれがあります。
ソフトウェアの内容によって異なりますが、更新プロセスは完了までに約 3 分かかります。
自動更新
1.
2.
新しい車両診断セッションを開始するには、「Select a new vehicle」ボタンをクリックします。
MVCI を更新する必要がある場合は、以下のような画面が表示されます。続行する場合は YES
をクリックしま
す。ダイアログボックスを閉じて HDS 開始画面に戻るには、NO をクリックします。MVCIに最新のソフトウェ
アがインストールされている場合は、この画面は表示されません。
13
3. 車両 DLC または AC/DC 電源アダプターから MVCI に給電されていることを確認してください。USB ケーブルで
MVCI を PC に接続します。MVCI ファームウェアの更新が開始されます。
5. MVCI は自動的に再起動します。画面の指示に従ってください。電源を切ったり MVCI の接続を外したりしないで
ください。
再起動後、MVCI に以下のようなメッセージが表示され、どのファイルが更新されているか示されます。
MVCI ファームウェアの更新が完了すると、MVCI が通常どおりに再起動し、ホスト状態画面が表示されます。
14
6. MVCI ファームウェアの更新が完了すると、以下のような画面が表示されます。 キーボードの Enter を押すか、
画面右下にある緑色のチェックマークをクリックします。
注記:更新シーケンスは、ソフトウェアの内容によって異なります。
7. SPX-MVCI CM Update データベースとキャリブレーションファイルを更新します。
注記: CM Update は、MVCI ファームウェア更新の終了時に自動的に開始されます。これは、MVCI ファームウェ
アを自動更新する場合でも手動で更新する場合でも同じです。
以下のような画面が表示されます。YES をクリックして、CM Update を開始します。
更新の進行を示す進捗バーが表示され、状況によっては最長 30 秒まで一時停止することがあります。更新が進
行するのを待ちます。更新中は、電源を切ったり通信ケーブルを外したりしないでください。
15
更新が正常に終了すると、以下のような画面になります。
MVCIの状態を確認し、ENTER を押して HDS の更新へ進みます。
注記: 接続が中断されると、以下のような画面がいつでも表示される可能性があります。すべてのケーベルをイ
ンターフェースデバイスから外して再び接続します。ケーブルを正しく接続していることを確認してください。
YES をクリックして、更新プロセスを再試行します。
手動更新
8. HDS開始画面で、「Program the SPX-MVCI」ボタンをクリックします。
16
9. 以下のような画面が表示されます。続行する場合は YES をクリックします。ダイアログボックスを閉じて HDS
開始画面に戻るには、NO をクリックします。
10.車両 DLC または AC/DC 電源アダプターから MVCI に給電されていることを確認してください。USB ケーブルで
MVCI を PC に接続します。MVCI ファームウェアの更新が開始されます。
11.MVCI は自動的に再起動します。画面の指示に従ってください。電源を切ったり MVCI の接続を外したりしないで
ください。
17
再起動後、MVCI に以下のようなメッセージが表示され、どのファイルが更新されているか示されます。
MVCI ファームウェアの更新が完了すると、MVCI が通常どおりに再起動し、ホスト状態画面が表示されます。
12.MVCI ファームウェアの更新が完了すると、以下のような画面が表示されます。キーボードの Enter を押すか、
画面右下にある緑色のチェックマークをクリックします。HDS がHDS開始画面に戻ります。
注記:更新シーケンスは、ソフトウェアの内容によって異なります。
13. SPX-MVCI CM Update データベースとキャリブレーションファイルを更新します。ユーザーガイドの「HDS MVCI
ファームウェアの更新」の項で説明している「自動更新」のステップ 7 を参照してください。
注記: CM Update は、MVCI ファームウェア更新の終了時に自動的に開始されます。これは、MVCI ファームウェ
アを自動更新する場合でも手動で更新する場合でも同じです。
18
車両への接続
1.
2.
3.
車両ケーブルを MVCI および車両のデータリンクコネクタ(DLC)に接続します。
車両 DLC から給電されると自動的に MVCI の電源が入ります。
車両 DLC の接続を外して ESC を5秒間押し、MVCI の電源を切ります。また、外部電源装置から外してから30
秒経過すると自動的に MVCI の電源が切れます。
注記: MVCI をリセットするには、MVCI が外部電源装置に接続されている状態で、MVCI が再起動するまで ESC を押し続けます(約 6 秒間)。
19
ワイヤレスネットワーク設定
注記: MVCI のワイヤレス設定には、事前に以下の情報が必要となります。使用環境がワイヤレス設定に適している
ことを確認するため、「MVCI に関する制約」(45 ページ)をお読みください。
ワイヤレスカードの種類
MVCI で使用されているワイヤレスカードの種類によって、アクセスポイントの推奨設定が決まります。
カード名称
外観
P300
説明
カード全長
P300 カードの本体は青色
4 cm
チャンネル1、7、または8を
使用してください。
4.5 cm
作業場所に最適なチャンネ
ルを使用してください。
で、シリアル番号とバーコ
ードが白色のラベルに明記
されています。
Clarity
Clarity カードは黒色の本
体に白い文字で「Clarity
Design」と明記されていま
アクセスポイント推奨事項
す。
メモリカードは青色の本体 3.2 cm
に白い文字で「Transcend」
と明記されています。
メモリカード
使用不可 - このカードは
Wi-Fiには使用しません。
ワイヤレスアクセスポイント(インフラストラクチャモード)
インフラストラクチャモードでは、MVCI はディーラーネットワークを介して交信します。ディーラーネットワ
ークについて以下の項目を確認する必要があります。状況によっては、設定を変更する必要があります。
注記: アクセスポイントの設定を変更すると、ディーラーネットワークへのアクセスに悪影響を及ぼすことがあ
ります。 以下の設定を変更する場合は、設定の変更によってディーラーネットワークへのアクセスに問題が生じ
ないことを事前にIT担当者に確認してください。
1.SSID - アクセスポイントがワイヤレスでブロードキャストする名前です。詳細については、「制約」の
項(45 ページ)を参照してください。
2.Security/Encryption - アクセスポイントに対応しているセキュリティの種類。
• WEP 64 または WEP 128
• Open
• Open/WEP64(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Open/WEP128(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Shared
• Shared/WEP64(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Shared/WEP128(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
20
• WPA または WPA2
• WPA-PSK/TKIP (Personal)
• AP(アクセスポイント)を「WPA-TKIP + WPA-AES Personal」暗号化に設定している場
合、MVCI に WPA-TKIP Personalを使用することができます。これを設定しても機能しない場合
は、AP を「WPA2-AES Personal または WPA-TKIP Personal」に変更する必要があります。
• WPA2-PSK/AES (Personal)
• 詳細については、「制約」の項(45 ページ)を参照してください。
3.Channel - アクセスポイントで現在使用しているワイヤレスチャンネル。推奨事項については、「ワイヤ
レスカードの種類」(20 ページ)を参照してください。
4.Network Key - アクセスポイントで使用しているセキュリティ/暗号化。
• 「制約」の項(45 ページ)を参照してください。
5.IP Address - この IP アドレスの設定によって、IT 担当者のアシストが必要かどうかが決まります。
• アクセスポイントが DHCP IP アドレス設定を使用する(自動的に IP アドレスが割り当てられま
す)、または別のネットワークソースから静的 IP アドレスを使用するかどうか決めます。
• IP アドレスの上 6 桁が 192.168.100.1 と同じ場合、ルーターによってIPアドレスが割り当てられる
ので、IT担当者のアシストは必要ありません。
• ネットワークがプロキシサーバー、静的 IP アドレス、または複数のアクセスポイント、ブリッ
ジ、リピーターを使用している場合は、IT担当者にネットワーク設定を依頼することをお勧めしま
す。IT 担当者は、MVCI をインフラストラクチャモードで使用できるよう、ネットワーク、PC(パ
ーソナルコンピュータ)、MVCI を設定する必要があります。
6.Access point power level - アクセスポイントを最大15 dBm に設定します。
7.Access point type - キャリアクラス マルチパス/ダイバシティアンテナに対応しているワイヤレス ア
クセスポイントの使用をお勧めします。
8.Wireless Range - 作業場所内の見通し通信(Line of Sight)の半径 21 m 以内にアクセスポイントがなけ
ればいけません。
• MVCI のワイヤレス範囲は、一般的な PC(パーソナルコンピュータ)のワイヤレス範囲よりも短い
21 m です。 場合によっては、PC ではアクセスポイントと通信できても MVCI では通信できないこ
とがあります。このような場合には、MVCI をアクセスポイントに近づけてください。
• アクセスポイントに推奨される設置場所として、作業場の中心線に沿って、照明や金属製の障害物
を避けて等間隔に天井に取り付けてください。
• MVCI は、PC から最大 21 m 以内、アクセスポイントから最大 21 m 以内の場所で使用してくださ
い。
9.802.11 G - すべてのアクセスポイントが 54 Mbpsで Wi-Fi「G」を実行できることを確認します。これよ
りも高速のG+バージョンを使用するアクセスポイントもありますが、MVCI はこれらのアクセスポイント
に対して完全な互換性がありません。推奨されるアクセスポイントの速度については、「制約」の項
(45 ページ)を参照してください。
10. Interference - すべての Wi-Fi デバイスと同様に、MVCI Wi-Fi は干渉の影響を受けやすいと言えます。
修理工場内で干渉の発生原因となる可能性のある装置として知られているものには以下のような装置が
あります。
• アライメント機器
• 周波数範囲 2.4 GHz および 5 GHzで作動するコードレスフォン
• 携帯電話などの Bluetooth デバイス
• 電子レンジ
• アナログセキュリティカメラ
21
MVCI(Adhoc モード、Peer to Peer)
1. Serial Number - MVCI の裏面に印字されているシリアル番号です。
2. Channel - アクセスポイントまたはルーターで現在設定しているチャンネルとは異なるチャンネルを選
択します。
3. Security - Adhoc ネットワークにサポートされているセキュリティ種類です。
• WEP 64 または WEP 128
• Open
• Open/WEP64(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Open/WEP128(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Shared
• Shared/WEP64(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• Shared/WEP128(16進数を直接入力(パスフレーズではありません))
• 詳細については、「制約」の項(45 ページ)を参照してください。
4. SSID - MVCI がワイヤレスでブロードキャストする名称です。
• MVCI ごとに異なる SSID を選択します。
HDS PC
1.PC(パーソナルコンピュータ)上で現在ワイヤレス接続を制御しているソフトウェアを見つけます。
• MVCI には、Windows ワイヤレスユーティリティのみ使用できます。これ以外のソフトウェア制御と
は互換性がありません。Windows XP® および Windows 7® /Windows Vista® ワイヤレスユーティリティ
については、以下の例を参照してください。ワイヤレスユーティリティの外観が異なる場合、PC で
は Windows ワイヤレスユーティリティは使用されていません。
Windows XP®
Windows® 7 / Windows Vista®
注記: 既存のネットワークのアクセス方法を変更すると、結果としてワイヤレスネットワークへのア
クセスが妨げられる可能性があります。
• Windows ユーティリティを使用するよう PC を変更できない場合は、MVCI に通信ケーブル
(USB、Ethernet クロスオーバー、または USB-Ethernet アダプター)を使用する必要があります。
22
MVCI Wi-Fi設定
MVCI で Wi-Fi 設定を行う前に、MVCI が使用するアクセスポイントにPC(パーソナルコンピュータ)が接続されて
いることを確認します。Windows XP® をご使用の場合は30ページの「PC と MVCI 間の通信を設定する」、
Windows® 7 / Windows Vista® をご使用の場合は 35 ページを参照してください。
1.
USB ケーブルで MVCI を PC に接続し、同梱の電源アダプターを使い電源を投入します。
2.
デスクトップ上の Wi-Fi Setup Wizard アイコン
3.
Honda-MVCI Wi-Fi 設定開始画面が表示されます。画面の表示を読み、適切な設定方法を決めます。
をダブルクリックします。
ガイダンスが必要な場合は、手順 A ~ J に従い設定します(Wizard Assisted Setup)。
または
Wi-Fi ネットワークに慣れている場合は、手順 1 ~ 6 に従い設定します(Advance Setup)。
Wizard Assisted Setup
A. Wizard Assisted Setup をクリックします。
23
B.画面に表示される接続手順に従い設定して、Connect をクリックします。
C. PC と MVCI 間の接続が確認されるまで待ちます。
D.デバイスが正常に接続されたことを知らせるメッセージが表示されたら、Continue をクリックします。
24
E.インフラストラクチャ(アクセスポイント)の設定画面が開きます。2 つのラジオボタンから選択できます。
1.Use Current MVCI Settings(以前に MVCI を設定している場合)を選択して、Continue をクリックします
(30 ページへ進んでください)。
2.Use the following Settings を選択して、新しいインフラストラクチャ(アクセスポイント)設定を入
力します。この場合、アクセスポイントからの Network name (SSID), Network authentication, Data
encryption、および Network key 情報を入力します。定義については「ワイヤレスアクセスポイント
(インフラストラクチャモード)」の項(20 ページ)、詳細については「MVCI に関する制約」
(45 ページ)を参照してください。
3.ネットワーク IP アドレスの設定を決める必要があります。
i. アクセスポイントからの IP アドレスの上 6 桁が192.168.100.1と同じ場合、ルーターによって
IPアドレスが割り当てられるので、IT 担当者のアシストは必要ありません。Obtain an IP address
automatically オプションを選択します。
ii. IP アドレスが例示とは異なる場合には、ネットワーク、PC(パーソナルコンピュータ)、MVCIの
設定を行うにはIT担当者のアシストが必要です。Use the following IP address オプションを選択し
ます。
iii. ネットワークがプロキシサーバー、静的 IP アドレス、または複数のアクセスポイント、ブリッ
ジ、リピーターを使用している場合は、IT 担当者にネットワーク設定を依頼することをお勧めし
ます。IT担当者は、MVCI をインフラストラクチャモードで使用できるよう、ネットワーク、PC
(パーソナルコンピュータ)、MVCI を設定する必要があります。
すべての情報を入力したら、Write Settings to MVCI をクリックします。Continue をクリックします。
25
F. Peer to Peer(Adhoc)の設定画面が開きます。2 つのオプションから選択できます。
1.Use Current MVCI Settings(以前に設定している場合)を選択して、Continue をクリックします
(G 項へ進んでください)。
2.Use the following Settings を選択して、直接MVCIに接続するときに使用する新しい Peer to Peer 設定を入力
します。Network name (SSID), Network authentication, Data encryption, Network key、および Channel に設
定を入力します。 定義については「MVCI(Adhocモード、Peer to Peer)」(22ページ)、詳細について
は「MVCI に関する制約」(45 ページ)を参照してください。
すべての情報を入力したら、Write Settings to MVCI をクリックします。Continueをクリックします。
G. MVCI ワイヤレスのデフォルト起動モード設定画面が開きます。Use Current MVCI Settings を選択する
か、Use the following Settings を選択してデフォルト起動モードを指定します。
i. Infrastructure - MVCI は起動時にアクセスポイントに自動的に接続します。
ii. Peer to Peer - MVCI は Peer to Peer モード(Adhoc)で起動します。
iii. Keep Previous - MVCI は前回シャットダウンしたときのモードで起動します。
Write settings to MVCIをクリックします。Finish をクリックします。
26
H.設定が正常に行われたことを知らせるメッセージが表示されます。OK をクリックして、Wi-Fi 設定開始画面
に戻ります。
I. Exit をクリックすると、デスクトップに戻ります。MVCI のワイヤレス設定が完了します。
J. 続いて30ページへ進み、PC(パーソナルコンピュータ)の設定を行います。
Advanced Setup
1.
Honda-MVCI WiFi 設定開始画面で、Advanced Setup をクリックします。
27
2.
アクセスポイントと Peer to Peer の両方を設定する設定画面が開きます。Use Current MVCI Settings(以前に設
定している場合)を選択するか、Use the following Settings を選択して以下の手順に従い新しい設定を入力しま
す。
a.Infrastructure
i. PC(パーソナルコンピュータ)をアクセスポイントに既に接続している場合は、Read the Current
Connected WiFi Settings from the PC をクリックします。注記:このオプションは、PC のプロファ
イルが Windows ワイヤレスユーティリティに保存されている場合のみ使用できます。
ii. PC がアクセスポイントに接続されていない場合は、アクセスポイントからの Network name (SSID),
Network authentication, Data encryption, Network key を入力します。
iii. アクセスポイントが DHCP に設定されている場合は、Obtain an IP address automatically を選択しま
す。アクセスポイントが静的IPを使用している場合は、Use the following IP address を選択して、IT
担当者から入手した情報を入力します。
b.Peer to Peer (Adhoc)
i. Network name SSID を入力します。Adhoc のセキュリティを設定したい場合は、Network
authentication, Data encryption, Network key を入力します。セキュリティを設定しない場合は、
上記のオプションにドロップダウンメニューから Open or Disabled を選択します。
ii. Default Wireless Mode オプションから選択して、MVCI の起動時のモードを指定します。
1.Infrastructure - MVCI は起動時に自動的にアクセスポイントに接続します。
2.Peer to Peer- MVCI は起動すると Peer to Peer モード(Adhoc)になります。
3.Keep Previous - MVCI は起動すると前回シャットダウンしたときのモードになります。
28
3.
すべての情報を入力したら、Update MVCI をクリックします。
4.
設定が正常に行われたことを知らせるメッセージが表示されます。OKをクリックして WiFi 設定開始画面に戻り
ます。
5.
Close をクリックしてHonda-MVCI Setup Wizard開始画面に戻ります。Exit をクリックすると、デスクトップに戻
ります。
6.
続いて30ページへ進み、PC(パーソナルコンピュータ)の設定を行います。
29
PC と MVCI 間の通信を設定する
以下の手順に従い、PC(パーソナルコンピュータ)をアクセスポイントおよび指定した MVCI に接続します。
注記: • ご使用の PC に内部ワイヤレス機能が備わっているか、アクティブな外部ワイヤレスカードが装着されてい
る必要があります。
• ご使用の PC でワイヤレス無線が有効になっている必要があります。多くの場合、ラップトップ PC に
は、航空機のように無線に敏感な環境で PC を使用できるように、ワイヤレス無線の有効/無効を切り替え
るソフトウェアまたはハードウェアスイッチが備わっています。
ワイヤレスアダプターが環境内の他のワイヤレスデバイスを検出または接続できない場合は、PC の取扱説
明書を参照して、ワイヤレス無線を有効にするための解決策を実施してください。
Windows XP® をご使用の場合は、手順1(30 ページ)から設定を行ってください。
Windows 7® / Windows Vista® をご使用の場合は、手順1(35 ページ)から設定を行ってください。
Windows XP®
インフラストラクチャ(アクセスポイント)
1.以下の方法のいずれかで、Windows ワイヤレスユーティリティを開きます。
i. タスクバーアイコン - 右下のタスクバーアイコン
をダブルクリックします。
ii.コントロールパネル - Start ボタンをクリックして、Control Panel を選択し、Network and Internet
Connections をクリックし、Internet Connections, Wireless Network Connectionをクリックします。
30
2.ワイヤレスネットワーク接続ウィンドウが開きます。アクセスポイントを既に設定している場合
は、Adhoc (peer to peer) へ進みます。まだ設定してない場合は、リストをスクロールしてアクセスポイ
ントを選択します。Connect をクリックします。
3.アクセスポイントの Network key を入力して、Connect をクリックします。アクセスポイントが設定され
ました。
Adhoc (peer to peer)
1.MVCI が Adhoc (peer to peer) モードになっていることを確認します。
a.MVCI の ENTER ボタンを押します。Switch Wireless が強調表示されていることを確認し
て、ENTER を押します。MVCI に現在のモードが表示されます。まだ Adhoc モードになっていない
場合は、ENTER ボタンを押します(49 ページの図を参照)。
2.ネットワークリストで MVCI を選択して、Connect をクリックします。MVCI が接続され、アクセスポイ
ントが下に表示されます。注記: MVCI がリストに表示されない場合は、画面左上にあるネットワークタ
スクリストの Refresh network list をクリックしてください。MVCIでネットワークが切り替わるまで数秒
間かかることがあります。
31
3.MVCI の接続を設定するには、画面左側にある関連タスクリストで Change the order of preferred networks
をクリックします。
4.Preferred networksリストでMVCIをクリックして、Properties をクリックします。
32
5.Connectionタブを選択して、Connect when this network is in range チェックボックスを選択します。OK を
クリックします。Adhoc ネットワークが設定されました。
Windows XP® の MVCI WiFi 機能検証
1.デスクトップ上のアイコンをクリックして MVCI Wireless Connection Managerを開きます。
2.接続する MVCI を選択して強調表示にします。注記:PC(パーソナルコンピュータ)と MVCI は両方とも同じ
ワイヤレスモードで接続する必要があります(両方とも Adhoc モードで接続、または両方ともインフラストラクチ
ャモードで接続)。Connect をクリックするか、または Set Default(下記を参照)をクリックします。
a.MVCIが Connection Manager に表示されず、「Refresh」をクリックしても MVCI が表示されない場
合は、「WindowsXP® Windows Zero Configuration」(43 ページ)を確認してください。
33
b.Set Defaultを選択して MVCI を接続することもできます。この場合、MVCI Connection Managerを開
くたびに、選択した MVCI が自動的に接続されます(MVCI が使用可能な場合)。 デフォルトに設
定した MVCI の隣にはアスタリスク記号(*)が表示されます。
c.デフォルト設定を解除するには、MVCI Connection Managerで Release Default をクリックします。
デフォルト設定を解除すると、MVCI Connection Manager を開くたびにその都度 MVCI を選択する必
要があります。
3.接続されると、MVCI ダッシュボードが表示されます。ワイヤレスモード(インフラストラクチャモード
とAdhoc モード)を切り替えるには、ダッシュボードの右側にあるスイッチを選択します。
4.ダッシュボードは、プロファイルを他のネットワークに切り替えます。
注記:この初期切り替えを行うと、PC(パーソナルコンピュータ)によってプロファイルが作成される
までに最長2分間かかることがあります。
5. PC上で MVCI が設定され、ワイヤレス設定が完了します。
ダッシュボードの詳細については、「MVCIダッシュボードの説明」(48ページ)を参照してください。
34
Windows 7® / Windows Vista®
インフラストラクチャ(アクセスポイント)
1.タスクバーから Windows ワイヤレスユーティリティをクリックして開きます。
.
2.アクセスポイントを既に設定している場合は、Adhoc (peer to peer) へ進みます。まだ設定してない場合
は、リストをスクロールしてアクセスポイントを選択してクリックします。Connect automatically が選択
されていることを確認し、Connect をクリックします。
3.PC がアクセスポイントから情報を収集するまで待ちます。
4.アクセスポイントがセキュリティ保護されている場合、ネットワークセキュリティキー画面が開きます。
ネットワークセキュリティキーを入力して、OK をクリックします。注記:ネットワークセキュリティキ
ーが不明な場合は、IT担当者にお問い合わせください。
35
5.以前にPCをネットワークに接続していない場合は、以下のような画面が表示されます。Public Network を
クリックします。
6. アクセスポイントに接続され、PC が設定されます。
36
Adhoc (peer to peer)
1.MVCI が Adhoc (peer to peer) モードになっていることを確認します。
a.MVCI の ENTERボタンを押します。Switch Wireless が強調表示されていることを確認して、ENTER
を押します。MVCI に現在のモードが表示されます。まだAdhocモードになっていない場合
は、ENTER ボタンを押します(49 ページの図を参照)。
2.タスクバーから Windows ワイヤレスユーティリティをクリックして開きます。
.
3.リストをスクロールして、使用したい MVCI の名前を見つけます。
a.MVCI が表示されない場合は、ネットワーク画面の Refresh ボタンで画面を更新します。注記:
MVCI でネットワークが切り替わるまで数秒間かかることがあります。
4.MVCI の名前をクリックして強調表示にします。Connect をクリックします。
37
5.PC が MVCI から情報を収集するまで待ちます。終了すると、Adhoc ネットワークが完了します。
Windows Vista® / Windows 7® の MVCI Wi-Fi機能検証
1.デスクトップ上のアイコンをクリックして MVCI Wireless Connection Manager を開きます。
2.接続する MVCI を選択して強調表示にします。注記: PC(パーソナルコンピュータ)と MVCI は両方とも
同じワイヤレスモードで接続する必要があります(両方とも Adhoc モードで接続、または両方ともインフ
ラストラクチャモードで接続)。Connect をクリックするか、または Set Default(下記を参照)をクリッ
クします。
a.MVCI が Connection Manager に表示されず、「Refresh」をクリックしても MVCI が表示されない場
合は、「Windows 7 Wired AutoConfig および WLAN AutoConfig」(41ページ)を確認してくださ
い。
38
b.Set Default を選択してMVCIを接続することもできます。この場合、MVCI Connection Managerを開く
たびに、選択したMVCIが自動的に接続されます(MVCIが使用可能な場合)。 デフォルトに設定し
たMVCIの隣にはアスタリスク記号(*)が表示されます。
c.デフォルト設定を解除するには、MVCI Connection Manager で Release Default をクリックします。
デフォルト設定を解除すると、MVCI Connection Manager を開くたびにその都度 MVCI を選択する必
要があります。
3.接続されると、MVCI ダッシュボードが表示されます。ワイヤレスモード(インフラストラクチャモード
と Adhoc モード)を切り替えるには、ダッシュボードの右側にあるスイッチを選択します。
4.スイッチを再び選択します。ダッシュボードはモードを切り替え、MVCI への Adhoc ネットワークのワイ
ヤレスプロファイルを PC 上に作成します。
注記: この初期切り替えを行うと、PC(パーソナルコンピュータ)によってプロファイルが作成される
までに最長2分間かかることがあります。
5.PC 上で MVCI が設定され、ワイヤレス設定が完了します。
ダッシュボードの詳細については、「MVCI ダッシュボードの説明」(48ページ)を参照してください。
39
ユーザートラブルシューティングガイド
Wi-Fi タイムアウト
1.
MVCIでは、ワイヤレス接続中に何も行わなまま 60 分経過するとタイムアウトになります。MVCI は自動的にワ
イヤレス接続から切断されます。このタイマーは専用のロックタイマーです。PCが MVCI と交信しないとタイ
マーがカウントダウンしていき、00:00 に達するとロックが時間切れとなります。この時点で、別のユーザーが
MVCI に接続できるようになります。
2.
このような状態になったら、OK をクリックして、MVCI Connection Manager 画面で Refresh を選択してくださ
い。使用したい MVCI が強調表示されたら、Connect をクリックします。
3.
タイムアウトクロックを 59:59 にリセットするには、MVCI ダッシュボードの時間セクションをダブルクリック
します。
40
Windows 7® Wired AutoConfig および WLAN AutoConfig
以下の設定手順を行う前に、現在のワイヤレスネットワークで Windows Wired AutoConfig サービスおよび WLAN
AutoConfig サービスを実行できるかどうかIT担当者にご確認ください。他社製のワイヤレスネットワークマネージャユ
ーティリティをご使用の場合、この操作を行うと既存のネットワーク接続に影響を与えることがあります。注記: こ
の手順は慎重に行ってください。この手順は、ワイヤレスのための Windows AutoConfig サービスの使用を開始します。
1.
MVCI Connection Manager で Refresh ボタンを選択すると以下のような画面が Windows 7® に表示される場合
は、Wired AutoConfig サービスおよび WLAN AutoConfig サービスを設定する必要があります。
2.
デスクトップから Start Menu を開き、「services.msc」と入力します。次に、services をダブルクリックして開
きます。
3.
画面下部までスクロールして、Wired AutoConfig を右クリックします。Properties を選択します。
注記:サービス名はすべての言語で同じではありません。「説明」欄に 802.1X と記載されているサービスを見
つけてください。
41
4.
General タブで、Startup type を Automatic に変更します。Service Status に、Start を選択します。Apply をク
リックします。
5.
Services ウィンドウで、WLAN AutoConfig を右クリックして、Properties を選択します。
注記:サービス名はすべての言語で同じではありません。「説明」欄に 802.11 と記載されているサービスを見
つけてください。
6.
General タブで、Startup type を Automatic に変更します。Service Status に、Startを選択します。Applyをクリ
ックします。
7.
PC を再起動します。これで、PC上のワイヤレス接続に Windows サービスが使用されます。
42
Windows XP® Windows Zero Configuration
以下の設定手順を行う前に、現在のワイヤレスネットワークで Windows Wireless Zero Configuration を実行できるか
どうかIT担当者にご確認ください。この手順は、ワイヤレスのための Windows Wireless Zero Configuration サービスの
使用を開始します。
A.MVCI Connection Manager で Refresh ボタンを選択すると以下のような画面が Windows XP® に表示される
場合は、以下の手順に従いワイヤレス制御のための Windows Zero Configurationを有効にしてください。
B.デスクトップから Start Menu を開き、Run を選択します。 次に、cmd と入力して、OK をクリックします。
C.コマンドプロンプトで、「services.msc」と入力して、Enterを押します。
43
D.ウィンドウ下部までスクロールして、Wireless Zero Configurationを右クリックします。Properties を選択
します。
E.General タブで、Startup type に Automatic を選択し、Service Status に Start を選択します。Apply をクリ
ックして設定を適用します。PCを再起動すると、Windows Wireless Zero Configuration によってワイヤレス
接続が制御されます。
44
MVCI に関する制約
ネットワークアクセスポイント
MVCI は、Wi-Fi 802.11n には対応してい
アクセスポイントの設定には Wi-Fi 802.11G(54Mbps)を選択してください
ません
WPA Enterprise または WPA2 Enterprise
MVCI では、インフラストラクチャモードのセキュリティ種類として、WPA (TKIP) お
よび WPA2 (AES) Personal バージョンのみサポートしています。 どちらかの設定にア
クセスポイントを変更してください。 MVCI の Adhoc ネットワークの場合、WPA およ
び WPA2 はサポートされていません。
アクセスポイントの WPA+WPA2 Mixed
モード。
MVCI では、セキュリティの「混合」や「組み合わせ」はサポートされていません。
アクセスポイントの設定を WPA Personal または WPA2 Personal に変更してくださ
い。
パスフレーズのある WEP64 または
WEP128
MVCI では、16 進数の直接入力による WEP64 または WEP 128 のみサポートされてい
ます。WEP64 の場合は 16 進数10桁、WEP 128 の場合は 16進数26桁にキーを変更し
ます。このセキュリティ種類は、インフラストラクチャモードにも Adhoc モードにも
使用できます。
ワイヤレスチャンネル
MVCI で P300 ワイヤレスカードを使用している場合は、チャンネル1、7、または 8
をアクセスポイントに使用してください。MVCI で Clarity カードを使用している場合
は、作業場所に最適のチャンネルを使用することができます。
SSID またはネットワークキーの特殊
文字
MVCI でサポートされている文字は0~9、a~z、A~Zのみです。
< > & % “ \ / ? * | ( ) といった特殊文字や、
ä Ä é ö Ö ü Ü ß á é í ú ñ ü ¡ ¿ といったアクセント記号付きの文字はサポートされていま
せん。SSIDまたはネットワークキー/パスワードにこれらの文字が含まれている場合
は、適正な文字列に変更してください。
アクセスポイントのワイヤレス分離
(SSID分離)
アクセスポイントによっては、ネットワークへの接続が制限されますが、MVCI ではこ
のような制限に対応していません(特にポート 60000)。SSID and Wireless Isolation を
有効にすると、アクセスポイントに接続しているデバイス間の接続が制限されます。
アクセスポイントのこれらの機能を無効に設定してください。
信号強度のため PC がMVCIを検出でき
ない。
インフラストラクチャおよび Adhoc 範囲を 21 m に制限してください。
最良の信号強度を得られる位置にアクセスポイントを移動してください。
アクセスポイントの MAC アドレスフ
ィルタリング。
この機能を使用する場合、IT 担当者に依頼してアクセスポイントのリストに MVCI を
追加してもらう必要があります。アクセスポイントからこの機能を削除することが最
良と思われます。
アクセスポイントのプロキシサーバー
または静的 IPアドレス設定。
IT 担当者に依頼して、MVCI に関する適切な情報を使いネットワークを設定してもらう
アクセスポイントを変更できない。
MVCI に対応可能なアクセスポイントを作業場所に追加してください。 または、MVCI
を USB や USB-Ethernet アダプターでアクセスポイントに接続してください。
必要があります。
PC に関する制約
ファイアーウォール設定
PCによってはファイアーウォールによってMVCIが遮断されてしまうことがあります
(特にポート60000)。このような場合には、これらの設定を許可するようファイアー
ウォールを変更するか、ファイアーウォールをオフにしてください。 インフラスト
ラクチャおよびAdhocが両方ともワイヤレスネットワーク種類としてファイアーウォ
ールで許可されていることを確認してください。
オペレーティングシステム(OS)
MVCIは、Windows XP® 32ビット、Windows® 7 32および64ビット、Windows Vista® 32ビ
ットに対応しています。 (Windows XP® SP2の場合は、KB918997パッチ(ワイヤレス
LAN API)をMicrosoft.comからダウンロードしてインストールする必要があります。こ
れら以外のOSは互換性がありません。
ワイヤレス制御ソフトウェア
MVCIでは、Windowsワイヤレスユーティリティによる制御のみサポートされていま
す。 他社製ソフトウェアはサポートされていません。 Windowsユーティリティを使
用するようPCのプリファレンスを変更してください。
静的IPネットワーク設定
ネットワークで静的 IP を使用している場合、IT 担当者に依頼して、代替ワイヤレス
設定で MVCI を使用するよう PC を設定してもらう必要があります。
Wireless Profiles(ワイヤレスプロファ
MVCI ソフトウェアと同じワイヤレスプロファイルが PC に保存されていない場合、PC
はプロファイル種類への接続や切り替えを行えません。プロファイルを保存してMVCI
イル)
が使用する各ネットワーク種類に自動的に接続するようPCを設定してください。
ワイヤレスユーティリティでユーザー
メッセージを待つ
MVCI の起動時間は1分です。この時間が経過するまで、ワイヤレス接続を行うことは
できません。MVCI と PC が同じネットワーク種類(両方ともAdhoc、または両方とも
インフラストラクチャ)に設定されていることを確認してください。
ワイヤレスハードウェア
PCに、802.11b および 802.11g ワイヤレスに対応している内蔵またはアドオンのワイ
ヤレスアダプターケーブルが備わっていることを確認してください。
45
テクニカルサービス
重要:テクニカルサービスに連絡する前に、以下の情報を収集してください。問題の解決にあたる上で必要な情報と
なります。
アクセスポイント
メーカーとモデル
該当する項目を丸で囲むか、指定してください。
この情報は、アクセスポイントの下部 メーカー: __________________
に明記されています。また、作業場所
モデル: ____________________
で2つ以上使用していますか?
使用しているアクセスポイントの数: ________
SSID
ワイヤレスブロードキャスト名です。 SSID: ________________________
AP(アクセスポイン
WPA、WPA2、WEP64、WEP128等
ト)のセキュリティ設
定
Open/WEP64, Open/WEP128, Shared/WEP64,
Shared/WEP128 WPA-PSK/TKIP (Personal), WPA2PSK/AES (Personal),
セキュリティ: ____________________________
ネットワークキー
アクセスポイントのセキュリティを介 ネットワークキー: _____________________
してアクセスする際に入力する必要の
あるキーです。ネットワークキーが不
明な場合は、この情報をIT担当者から
入手してください。
チャンネル
アクセスポイントはどのチャンネルに チャンネル(1~13): ________________
設定されていますか? 通常、自動に
設定されてます。不明な場合は、IT担
当者に依頼してアクセスポイントにロ
グインし、設定を確認してもらってく
ださい。
使用されているワイヤ
レス種類と速度
802.11g, 802.11b
802.11b, 802.11g, _________
速度は通常、54 mbpsです。
速度: ______ Mbps
出力
通常は約 15 dBm に設定されています 出力: _______ dBm
が、確認してください。
IP アドレス設定
ルーターで DHCP が有効になってい
ますか? それとも静的 IP ですか?
詳細は、21 ページを参照してくださ
い。
DHCP 有効
(IP アドレスはアクセスポイントから割り当てら
れる)
静的 IP アドレス
(IP アドレスは別のソースから割り当てられる)
IP アドレス: ________________
MAC アドレスフィルタ
リングまたはワイヤレ
ス分離設定
アクセスポイントで、他のフィルタを アクセスポイントはアクセスを制限しない
使用したアクセスが制限されていない アクセスポイントはアクセスを制限する: MAC
ことを確認してください。
フィルタ、ワイヤレス分離、その他。
アクセスポイントのフィルタリング:
______________________
46
PC(パーソナルコンピュータ)
該当する項目を丸で囲むか、指定してください。
オペレーティングシステム
(OS)
Windows® 7 32 または 64ビッ
ト、Windows Vista® 32 ビット、また
は Windows XP® 32 ビット
ハードウェア/プロセッ
サ/RAM/HD
この情報は、PC のシステム設定を
見ると分かります。「My Computer」 プロセッサ: _________GHz
を右クリックして「Properties」をク
リックすると、必要な情報が表示さ RAM: _____________GB
れます。
HD: _______________GB
ワイヤレス制御ソフトウェア
コントロールパネルからネットワー
ク接続画面を開くと、この情報が表
示されます。
OS: ___________________
Wireless Zero Configuration (Windows XP®)
Wired AutoConfig および WLAN AutoConfig
(Windows® 7)
その他のワイヤレス制御ソフトウェア
ファイアーウォール設定
PC上でコントロールパネルを開き、
「Security Center」をクリックする
と、この情報が表示されます。
Windows ファイアーウォール その他のファ
イアーウォールソフトウェア
該当する項目を丸で囲むか、
指定してください。
MVCI
デフォルト設定モード
MVCI の起動時にどのネットワーク(インフラストラク
チャまたは Adhoc)に接続するかを決めるデフォルト設 Infrastructure
定モードです。MVCI を通信ケーブル(USB、Ethernet ク
ロスオーバー、または USB-Ethernet アダプター)で接続 Adhoc (Peer to Peer)
して、デスクトップから Wi-Fi Setup Wizard(Advancedオ Keep Previous
プション)を開くと、この情報が分かります。
ワイヤレスプロファイル
MVCI を通信ケーブル(USB、Ethernet クロスオーバー、
または USB-Ethernet アダプター)で接続して、Wi-Fi
Setup Wizard(Advancedオプション)を開くと、この情
報が分かります。MVCI と PC の両方で同じプロファイ
ルに設定されている必要があります。
PC と MVCI に同じワイヤ
レスプロファイルが設定さ
れている
PC と MVCI に同じワイヤレ
スプロファイルが設定され
ていない
MVCIのワイヤレスカード
種類
MVCI で使用されているカード種類は P300 または
Clarityです。詳細については、20 ページに記載している
外観と説明を参照してください。
P300
Clarity
ワイヤレスカードの状態
MVCIが完全に起動したときにMVCI前面の青色のランプ
Wi-Fi 設定
MVCI のワイヤレス設定メニューで、W-Fi 機能が
Enabled
Enabled に設定されているか、Disabled に設定されている
か確認してください。詳しくは、51ページを参照してく Disabled
青色のワイヤレスランプが
が点灯することを確認してください。点灯しない場合
点灯する
は、MVCI上部を開けてカードが完全に挿入されているか
青色のワイヤレスランプが
どうか確認してください。
点灯しない
ださい。
PC のインターネット接続
インフラストラクチャモードのときに、PCはインターネ
ットとディーラーネットワークに接続できますか?
47
はい
いいえ
MVCI テクニカルサービス(続き)
該当する項目を丸で囲むか、
指定してください。
通信ケーブル(USB、Ethernetクロスオーバー、または
USB-Ethernet アダプター)の使用時に MVCI は車両と交
信しますか?
ワイヤード接続
Adhoc ワイヤレス接続
はい
いいえ
Adhoc ネットワークを設定して接続したときに、MVCI は はい
車両と交信しますか?(この場合、PC と MVCI はアク
いいえ
セスポイントを使わずに直接交信します。)
ファームウェアバージョン MVCIとPCのファームウェアバージョンが同じかどうか
がPCと一致
確認してください。これを行うには、車両と交信する
前に、HDS 上で確認します。テスト方法: MVCI の電
源を入れ、通信ケーブル(USB、Ethernet クロスオーバ
ー、または USB-Ethernet アダプター)を使い MVCI を
接続します。HDS を開き、「Select a new Vehicle」アイ
コンを選択します。「ファームウェアまたは CMupdate
を更新する必要がある」というメッセージが画面に表示
される場合は、画面の指示に従い更新してください。
HDS通信エラーを示す「HDS has been unable to confirm
connection to the vehicle.」というメッセージが表示され
る場合は、ファームウェアバージョンは一致していま
す。(このHDS エラーは、車両に接続していない場合の
み表示されます。MVCI が車両に接続されていれば、正
常に交信が行われます。)
ファームウェアバージョン
は同じ
ファームウェアバージョン
は不一致
MVCI ダッシュボードの説明
MVCI ダッシュボードは、MVCI が WiFi Connection Manager を介して接続された後にPCに表示されます。以下の情報
や機能のためにダッシュボードを活用してください。
MVCI
シリアル番号
MVCI
接続信号
無線信号強度 カウントダウン
タイマー
プロファイル
切り替え
ネットワーク
モード
WiFi SSID
プロファイル切り替え:ネットワークモードを切り替えるときに使用します。
MVCI シリアル番号:PC に現在接続されているMVCIのシリアル番号を表示します。
MVCI 接続信号: 点灯したLEDの色には以下の意味があります。
赤色 - 接続されていません
黄色 - 接続しようとしています
緑色 - 接続されました
無線信号強度: MVCI への無線信号の強さを緑色のバーで表示します。(バー1つは低信号を表わし、バー4つは強信
号を意味します。バーは最大 4 つまで表示されます。)
カウントダウンタイマー:ワイヤレス接続は1時間後に切断されます。ダッシュボードタイマーは 59:59 からスター
トして 00:00 までカウントダウンします。タイマーをクリックすると、リセットされます。
ネットワークモード: MVCI が接続されるネットワークモード(インフラストラクチャ、Adhoc)を表示します。
WiFi SSID: インフラストラクチャまたは Adhoc ネットワークに割り当てた名前を表示します。
48
ワイヤレスの切り替え
1.
車両診断リンクを使い、MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
2.
Switch Wireless を選択して、ENTERを押します。
3.
現在のネットワークと種類が表示されます。ワイヤレス接続の種類(AdHoc またはインフラストラクチャ)を変
更する場合は、ENTER を押します。キャンセルする場合は、ESC を押します。
DLC 電圧
1.
MVCIの電源を入れます。 起動後、ENTER を押してUser Config画面を表示します。
2.
DLC Voltage を選択して、ENTER を押します。
3.
車両のバッテリー電圧が表示されます。
MVCIの設定
1.
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押してUser Config画面を表示します。
2.
MVCI Setupを選択して、ENTERを押します。
以下の設定オプションを選択することができます。
• Clock(クロック)
• Contrast Control(コントラスト調整)
• Font Size(文字の大きさ)
• Wireless(ワイヤレス)
49
• SDMEM Format(SDMEM 形式)
• Factory Defaults(出荷時デフォルト)
Clock(クロック)
MVCI の日付と日付形式を変更するには、Clock で View & Set を選択して、ENTER を押します。
注記: MVCI には地域別に次の3種類の日付形式が用意されています。
• mm.dd.yyyy: USA(米国)/フィリピン
• dd.mm.yyyy: ヨーロッパ/南米/東南アジア/オーストラリア
• yyyy.mm.dd: 日本/中国/韓国
日付形式を変更するには、Format の日付形式を強調表示にして、ENTER を押します。上下にスクロールして目的の
日付形式を選択します。変更内容を保存する場合は ENTER を押し、取り消す場合は ESC を押します。
日付を変更するには、Date の日付を強調表示にして、ENTER を押します。数字を変更するには上下にスクロール
し、月、日、年のフィールドからフィールドへ移動するには左右にスクロールします。変更内容を保存する場合は
ENTER を押し、取り消す場合は ESC を押します。
時刻を変更するには、Time の時刻を強調表示にして、ENTER を押します。数字を変更するには上下にスクロール
し、時、分、秒のフィールドからフィールドへ移動するには左右にスクロールします。変更内容を保存する場合は
ENTER を押し、取り消す場合は ESC を押します。
注記: 時刻は24時間形式で表示されます。
Contrast Control(コントラスト調整)
1.
MVCIのコントラスト(輝度)を変更するには、Contrast Control の View & Set を選択します。ENTER を押し
ます。
2.
左右にスクロールしてコントラストの割合(%)を変更します。変更内容を保存する場合は ENTER を押し、取
り消す場合は ESC を押します。
50
Font Size(文字の大きさ)
MVCI表示文字の大きさを変更して、大きな文字または小さな文字で表示することができます。
1. Font Size で Small Font を選択します。ENTER を押します。
2.
目的のオプションにカーソルを重ね、ENTER を押して変更内容を保存するか、ESC を押して取り消します。
注記: 大きな文字機能は、すべての画面に適用されるわけではありません。
Wireless(ワイヤレス)
ワイヤレス接続の有効/無効を切り替えるには、Wireless で現在の設定(Enable または Disable)を選択して、ENTER
を押します。Enable または Disable に切り替え、ENTER を押します。
SDMEM Format(SDMEM形式)
SD メモリカードを消去して再フォーマットするには、SDMEM Format で Format を選択して、ENTER を押します。
Factory Defaults(出荷時デフォルト)
MVCI を出荷時のデフォルト設定に戻すには、Factory Defaults で Restore を選択して、ENTER を押します。
重要: すべてのネットワーク設定が以下の設定値にリセットされます。
• Ethernet IP: 172.19.250.11
• USB Device IP: 172.19.251.11
• Wireless IP: 172.19.253.11
• DHCP Server: Enable
上記のネットワーク設定に加え、以下もリセットされます。
• Clock の日付形式は USA/フィリピンにリセットされます。
• Language の表示言語は英語にリセットされます。
• SDIO 1 & 2 は有効にリセットされます。
• Keybeep は有効にリセットされます。
• Contrast は 46% にリセットされます。
51
User Customize(ユーザーカスタマイズ)
1.
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
2.
User Customize を選択して、ENTER を押します。
以下のカスタマイズオプションを選択することができます。
• Language(表示言語)
• Destination(仕向け先)
• Beep Menu(ブザー音メニュー)
Language(表示言語)
1.
MVCI の表示言語を変更するには、Language を選択して ENTER を押します。
2.
上下にスクロールして目的の言語をリストから選択して強調表示にします。設定を保存する場合は ENTER を押
し、取り消す場合は ESC を押します。
Destination(仕向け先)
1.
MVCI の仕向け先を変更するには、Destination を選択して ENTER を押します。
2.
上下にスクロールして目的の仕向け先をリストから選択して強調表示にします。設定を保存する場合は ENTER
を押し、取り消す場合は ESC を押します。
Beep Menu(ブザー音メニュー)
1.
MVCI では、キーバッドに触れる度にブザー音を鳴らす、低電圧になった場合に警告音を出す、CM 更新が完了
したら知らせるよう設定することができます。このブザー音の有効/無効を切り替えるには、Beep Menu を選
択して ENTER を押します。
52
2.
Key Beep(キーのブザー音)、Low Voltage(低電圧)、CMU Notice(CM更新を知らせる)のブザー音の現在の
設定が表示されます。メニュー項目ごとに、現在の設定を選択して ENTER を押します。設定を変更する場合
は、Enable または Disable を選択して、ENTER を押します。
CM Update Mode(CM更新モード)
1.
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
2.
CM Update Mode を選択して、ENTER を押します。
以下の CM 更新モードオプションを選択できます。
• Reprogramming(再プログラミング)
• Display Error(表示エラー)
• Setting 1(設定1)
• Setting 2(設定2)
Reprogramming(再プログラミング)
1.
Reprogramming を選択して、ENTER を押します。
2.
再プログラミング可能な車両システムの確認を開始するには、ENTER を押します。確認が完了すると、車両シ
ステムの状態が表示されます。
Display Error(表示エラー)
1.
Display Error を選択して、ENTER を押します。
(エラー例)
53
Setting 1(設定1)
1.
Setting 1 を選択して、ENTER を押します。
設定1では以下のオプションを選択することができます。
• Destination(仕向け先)
• Language(表示言語)
CM 更新の仕向け先を変更するには、Destination を強調表示にして ENTER を押します。
上下にスクロールして目的の仕向け先をリストから選択して強調表示にします。設定を保存する場合は ENTER
を押し、取り消す場合は ESC を押します。
CM更新の表示言語を変更するには、Language を選択して ENTER を押します。
上下にスクロールして目的の言語をリストから選択して強調表示にします。設定を保存する場合は ENTER を
押し、取り消す場合は ESC を押します。
Setting 2(設定2)
1.
Setting 2 を選択して、ENTER を押します。
設定2では以下のオプションを選択することができます。
• Auto Detect(自動検出)
• Check Version(バージョン確認)
54
自動検出のオン/オフを切り替えるには、Auto Detect を選択して ENTER を押します。Yes または No を選択
して、ENTER を押します。
CMU ファームウェアのバージョンを見るには、Check Version を選択して ENTER を押します。
Network Setup(ネットワーク設定)
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
Network Setupを選択して、ENTER を押します。
以下の設定を行うことができます。
• Ethernet(イーサネット)
• USB Device(USBデバイス)
• Wireless Profiles(ワイヤレスプロファイル)
• DHCP Server(DHCPサーバー)
Ethernet(イーサネット)
注記: MVCI は MVCI Ethernet ポートを介してインターネットに接続することができます。ネットワーク設定に関して
不明な点は、IT 担当者にお問い合わせください。
ほとんどのインストールでは、出荷時のデフォルト設定を使用してください。ご使用のPCの構成によって一意の
Ethernet 設定が必要とされる場合には、以下のような Ethernet 設定を含めます。
Ethernet クロスオーバーケーブル(同梱されていません)を使い、MVCI を PC に接続します。
1. Ethernet ネットワーク設定を変更するには、Ethernet を選択して、ENTER を押します。
2.
IP アドレスを変更するには、IP Address を強調表示にして ENTER を押します。数字を変更するには上下にスク
ロールし、IP アドレスの構成要素から構成要素へ移動するには左右にスクロールします。ENTER を押して変更
内容を確定し、ESC を押して前のメニューに戻ります。変更内容を確定せずに前のメニューに戻るには、ESCを
押します。
55
3.
サブネットマスクを変更するには、スクロールダウンして Subnet Mask を強調表示にして、ENTERを押します。
数字を変更するには上下にスクロールし、サブネットマスクの構成要素から構成要素へ移動するには左右にスクロ
ールします。ENTER を押して変更内容を確定し、ESC を押して前のメニューに戻ります。変更内容を確定せずに
前のメニューに戻るには、ESC を押します。
4.
変更内容を保存するには、スクロールダウンして Network Service オプションを選択し、ENTER を押します。
USB Device(USBデバイス)
ほとんどのインストールでは、出荷時のデフォルト設定を使用してください。ご使用のPCの構成によって一意のUSB
設定が必要とされる場合には、以下のような USB 設定を含めます。
1. USB デバイスのネットワーク設定を変更するには、USB Device を選択して ENTER を押します。
2.
IP アドレスを変更するには、IP address を強調表示にして ENTER を押します。数字を変更するには上下にス
クロールし、IP アドレスの構成要素から構成要素へ移動するには左右にスクロールします。ENTER を押して変
更内容を確定し、ESC を押して前のメニューに戻ります。変更内容を確定せずに前のメニューに戻るには、ESC
を押します。
3.
4.
5.
サブネットマスクを変更するには、Subnet Mask を強調表示にして、ENTER を押します。
数字を変更するには上下にスクロールし、サブネットマスクの構成要素から構成要素へ移動するには左右にスク
ロールします。ENTER を押して変更内容を確定し、ESC を押して前のメニューに戻ります。
変更内容を確定せずに前のメニューに戻るには、ESC を押します。
6.
変更内容を保存するには、スクロールダウンして Network Service オプションを選択し、ENTER を押します。
Wireless Profiles(ワイヤレスプロファイル)
1.
ワイヤレスプロファイル設定を表示するには、Wireless Profiles を選択して ENTER を押します。
56
2.
Infrastructure または Ad-Hoc を選択して、ENTER を押します。
3.
View Profile Details を選択して、ENTER を押します。すべてのプロファイル詳細を表示するには、スクロールし
ます。
4.
View Connection Config を選択して、ENTER を押します。すべての接続を表示するには、スクロールします。
DHCP Server(DHCPサーバー)
ほとんどのインストールでは、出荷時のデフォルト設定を使用してください。一意の DHCP サーバー設定が必要な場
合には、この DHCP サーバー設定を含めます。DHCP サーバー設定は、MVCI を Ethernet および USB 接続のための
DHCP サーバーとして作動させるかどうかを制御します。
1. DHCP サーバー設定を変更するには、DHCP Server を選択して ENTER を押します。
2.
DHCP サーバーの現在の設定が表示されます。DHCP サーバーを有効/無効にするには、現在の状態を強調表示
にして、ENTER を押します。
3.
Enable または Disable を選択し、ENTER を押して変更内容を保存します。
MVCI Status(MVCI状態)
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
MVCI Status を選択して、ENTER を押します。
57
以下の状態オプションを選択することができます。
• SDIO-1
• SDIO-2
• Battery Charger(電池充電器)
• Host Status(ホスト状態)
SDIO-1
SDIO スロット1の状態を表示するには、View Status を選択します。
状態画面が表示されます。すべての状態項目を見るには、スクロールダウンします。
上図に示されている画面は状態情報の表示専用です。状態項目の変更は行えません。
前のメニューに戻るには、ESC を押します。通常、SDIO スロット1の情報はMVCIメモリカードの情報です。
SDIO-2
SDIO スロット 2 の状態を表示するには、View Status を選択します。
状態画面が表示されます。すべての状態項目を見るには、スクロールダウンします。
上図に示されている画面は状態情報の表示専用です。状態項目の変更は行えません。
前のメニューに戻るには、ESC を押します。通常、SDIOスロット2の情報はMVCIワイヤレスカードの情報です。
Battery Charger(電池充電器)
電池充電回路の現在の状態を表示します。
注記: 電池の寿命を最大限に延ばすため、MVCI の内部温度が 60℃ 以上になると電池の充電が中止されます。MVCI
の電源を切って再び電源を入れ、温度が 60℃ を下回っていれば、電池の充電が再開されます。
Host Status(ホスト状態)
この項目には、現在MVCIと通信中のPCのIPアドレスが表示されます。PCがMVCIと通信していない場合、状態は
「Inactive」と表示されます。
58
Software Version (ソフトウェアバージョン)
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
Software Version を選択して、ENTER を押します。
ソフトウェアバージョンのすべての情報を見るには、スクロールダウンします。
注記: 上図のソフトウェア画面に示されているのはデータ例です。実際のデータは異なります。
ハードウェアテスト
MVCI の電源を入れます。起動後、ENTER を押して User Config 画面を表示します。
Hardware Test を選択して、ENTER を押します。
以下のテストオプションを選択することができます。
• Beep Test(ビープ音テスト)
• LED Test(LED テスト)
• LCD Test(LCD テスト)
• Keypad Test(キーパッドテスト)
• Scroll Test(スクロールテスト、スクロール式キーパッド搭載装置のみ)
• Serial Number(シリアル番号)
• Device Loopback Test(デバイスループバックテスト)
• SDMEM Card Test(SDMEM カードテスト)
Beep Test(ビープ音テスト)
Beep Test を選択し、ENTERを押してビープ音を 3 秒間鳴らします。
59
LED Test(LED テスト)
LED Test を選択し、ENTER を押してすべての LED を 3 秒間点灯します。
LCD Test(LCDテスト)
LCD Test を選択し、ENTER を押して一連の LCD テストを開始します。
1.
ENTER を押すと、すべてのピクセルがオン位置になります。LCD テストを終了するには、ESC を押します。
2.
5秒後、以下のような画面が表示されます。ENTER を押すと、パターン1が5秒間表示されます。テストを終了
するには、ESC を押します。
3.
5秒後、以下のような画面が表示されます。ENTER を押すと、パターン2が5秒間表示されます。テストを終了
するには、ESC を押します。
4.
5秒後、最後の画面が表示されます。ENTER を押すと、すべてのピクセルが5秒間オフになります。テストを終
了するには、ESC を押します。
Keypad Test(キーパッドテスト)
Keypad Test を選択し、ENTER を押してキーパッドテストを開始します。
4 方向式キーパッド付きの装置のキーパッドをテストするには、上向き矢印、下向き矢印、左矢印、右矢印、ENTER
キーを押して各キーが画面上で強調表示になることを確認します。
60
スクロール式キーパッド付きの装置のキーパッドをテストするには 、すべての数字が強調表示になってから通常表示
に戻るまで、スクロールパッド上を触れていきます。スクロールパッド上で12時の位置の左側を触ると、数字「1」
が強調表示になります。スクロールパッド上を反時計周り方向に触っていくと、数字「2」から「16」が順番に強調
表示になります。
キーパッドテストを終了するには、ESC を押します。
Scroll Test(スクロールテスト、スクロール式キーパッド搭載装置のみ)
Scroll Test を選択し、ENTER を押してスクロールテストを開始します。
スクロール機能をテストするには、スクロールパッド上で指を時計周り方向に動かしてスクロールダウンします。
スクロールアップするには、スクロールパッド上で指を反時計周り方向に動かします。
キーパッドテストを終了するには、ESCを押します。
Serial Number(シリアル番号)
Serial Number を選択し、ENTER を押してMVCIのシリアル番号を表示します。
Device Loopback Test(デバイスループバックテスト)
Device Loopback Test を選択して、ENTER を押して MVCI 通信テストおよびアナログ回路テストを開始します。
重要: 車両ケーブルを介してMVCIに給電されているときに、このテストを実行しないでください。AC 電源アダプタ
ーを使いMVCIに給電されている場合のみ、このテストを実行してください。
以下のような画面にメッセージが表示されます。車両ケーブルを外し、ESC を押してテストをスキップする
か、ENTER を押してループバックテストを行います。
テストが完了すると、合格または不合格画面が表示されます。
ENTER を押すとテストログファイルが表示され、ESC を押すと Hardware Test メニューに戻ります。テスト結果が不
合格だった場合は、テクニカルサポートへご連絡ください。
61
SDMEM Card Test(SDMEMカードテスト)
SD メモリカードを、どちらかの SDIO スロットに挿入します。SDMEM Card Test を選択し、ENTER を押してSDMEM
カードテストを開始します。
テストが終了すると、カードの状況が表示されます。すべての状況を表示するには、スクロールします。
ESC を押して、Hardware Test メニューへ戻ります。
予備 PC アプリケーション
MVCI のインストール用 CD には、予備 PC アプリケーションが2つ収録されています。
MVCI Firmware Update
このアプリケーションは、MVCI 装置の内部ソフトウェアをアップグレードします。Honda Diagnostic System (HDS)
に、HIM 更新のようなMVCIファームウェア更新画面が表示される場合は、このアプリケーションは使用しません。
注記:
• 設定時に、MVCI ダッシュボードが画面に表示されます。ダッシュボードを使い、アクセスポイントから Peer to Peer に変更することができます。
• MVCI をデフォルトの接続に設定しておくと、その MVCI に PC が自動的に接続されます。
アプリケーションを起動するには:
All Programs > SPX > MVCI ver x.x > MVCI Updateと選択していきます。
OK をクリックします。以下のような画面が表示されます。
Begin Firmware Update をクリックします。以下のような画面が表示されます。
62
YES をクリックして、Firmware Update を開始します。以下のような画面が表示されます。
MVCI はファイルを転送して再起動します。更新が完了すると、以下のような画面が表示されます。
OK をクリックします。
画面の質問に対して Yes または No をクリックします。
以下のような画面が表示されます。
Begin CM Update をクリックして、SDMEM カード上のファイルを更新します。以下のような画面が表示されます。
Yes をクリックします。更新の進捗状況が表示されます。電源を切ったり通信ケーブルの接続を外したりしないでく
ださい。
63
更新が完了すると、以下のような画面になります。
Close をクリックします。
再起動後、MVCI に以下のようなメッセージが表示されます。
ファームウェアの更新が完了すると、ツールが通常どおりに再起動し、Host Status 画面が表示されます。更新プロセ
スは完了までに約3分間かかります。
その他のファームウェア更新
更新が必要かどうかの確認がワイヤレスインターフェースを介して行われた場合、MVCI更新プログラムはソフトウェ
アバージョンをツールから読み取り更新を開始しますが、その場合には以下のような画面が表示されます。Close を
クリックしてアプリケーションを終了してください。USB ケーブルまたは Ethernet ケーブルを使い MVCI をPCに接
続して、Firmware Update ユーティリティを再実行してください。
64
MVCI のソフトウェアが現行バージョンであるか、または PC の常駐ソフトウェアよりも新しいバージョンであるこ
とが検出された場合、以下のような画面が表示されます。
続行する場合は、Yes をクリックします。ダイアログボックスを閉じる場合は、No をクリックし、Close をクリック
してアプリケーションを終了します。
MVCI が接続されていない場合、または MVCI に電源が入っていない場合は、以下のような画面が表示されます。
ケーブルが正しく接続されており、MVCI に電源が入っておりHost Status 画面が表示されていることを確認してくだ
さい。再試行するには、Yes をクリックします。
ダイアログボックスを閉じるには、No をクリックし、Close をクリックしてアプリケーションを終了します。
MVCI Registry 設定
このアプリケーションは、MVCI との通信に使用するIPアドレスを表示または変更するために使用します。
Start > All Programs > SPX > MVCI ver x.x > MVCI Registryと選択していき、MVCI Registry を選択すると以下のような画
面が表示されます。
IPアドレスの設定を手動で変更するには、アドレスの変更したい箇所をクリックして値を入力します。Save をクリ
ックして、設定をレジストリに追加します。Exit をクリックしてアプリケーションを閉じます。
65
注記: SPX レジストリエラーが表示される場合は、このユーザーガイドの「レジストリエラーからの回復」に記載さ
れている是正処置を参照してください。
レジストリをデフォルト(出荷時)設定値にリセットするには、Reset をクリックします。Yes をクリックして、レ
ジストリをデフォルト値に戻します。No をクリックすると、レジストリ設定を元のまま変更せずに終了します。
現在表示されている設定を保存するには、Save をクリックします。OK をクリックしてダイアログボックスを閉
じ、Exit をクリックしてアプリケーションを終了します。
注記: テクニカルサービスから特に指示がない限り、MVCI Debug Enable は使用しないでください。
レジストリエラーからの回復
MVCI Registry アプリケーションを使用しているときに、PC 上の特定の管理機能の実行に必要な権限が現在ログオン
している PC ユーザーにない場合、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
Windows XP® の場合:
問題を解決するには、OK をクリックしてダイアログボックスを閉じ、以下を行います。
1. 実行中の MVCI アプリケーションを閉じます。
2. Windows Start をクリックします。
3. All Programs をクリックします。
4. SPX フォルダをクリックします。
5. MVCI Ver X.X をクリックします。
6. MVCI Registryアイコンを右クリックします。
7. [Run as . . . ]オプションを選択します。
66
8.
9.
10.
11.
[The following user:]オプションを選択します。
管理者ユーザー名とパスワードを入力して、OK をクリックします。
アプリケーションのメインウィンドウが表示されます。
アプリケーション内で必要なタスクを行い、アプリケーションを終了します。
Windows Vista®/7 OS(オペレーティングシステム)の場合:
問題を解決するには、OK をクリックしてダイアログボックスを閉じ、以下を行います。
1. 実行中の MVCI アプリケーションを閉じます。
2. Windows Start をクリックします。
3. All Programs をクリックします。
4. SPX フォルダをクリックします。
5. MVCI Ver X.X をクリックします。
6. MVCI Registry アイコンを右クリックします。
7. [Run as Administrator]オプションを選択します。
8. User Account Control ウィンドウが表示されます。
9. [Allow]オプションを選択します。
10. 必要な場合は管理者ユーザー名とパスワードを入力して、OK をクリックします。
11. アプリケーションのメインウィンドウが表示されます。
12. アプリケーション内で必要なタスクを行い、アプリケーションを終了します。
よくある質問
• MVCI に電源が入りません。何故ですか?
MVCI が車両アダプターケーブルで車両に接続されているか、または外部電源アダプターに接続されていることを確
認してください。
• MVCI の電源が切れません。何故ですか?
MVCI の電源を切るには、すべての電源装置からMVCIを外し、ESC ボタンを 3 秒間押し続けてください。
MVCI を車両または外部電源装置から外すと 30 秒後に自動的に電源が切れます。
• ESC ボタンを押さないのに MVCI の電源が切れます。何故ですか?
MVCI は、車両または外部電源装置に接続する必要があります。外部電源から給電されていない場合、30 秒後に
MVCIの電源が切れます。
• 外部電源から外すといつも MVCI が再起動します。何故ですか?
MVCI の電池が消耗しています。外部電源アダプターを接続し、電池を 4 時間充電してください。
• 車両のエンジンを始動すると MVCI が再起動します。何故ですか?
MVCI の電池が消耗しています。外部電源アダプターを接続し、電池を 4 時間充電してください。
• MVCI を車両に接続しても電源が入りません。何故ですか?
車両バッテリー電源ピンと、車両コネクタの接地が正常であることを確認してください。車両コネクタに車両バッテ
リーピンがない場合は、外部電源アダプターを使用してください。
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• スクロールパッドを押す度に MVCI のブザー音が鳴ります。何故ですか?
これは正常な動作です。ブザー音を鳴らさないよう設定することもできます。このユーザーガイドの「MVCI システ
ム設定」の項の「Keybeep(キービープ)」の説明を参照してください。
• メニュー機能の使用時に、MVCI が Host Status 画面に戻ります。何故ですか?
スクロールパッドで何も操作を行わないまま 20 秒経過すると、MVCI は常に Host Status 画面に戻ります。
• ワイヤレス設定を変更するときに、設定を保存しないうちに以前の設定値に戻ってしまいます。何故ですか?
スクロールパッドで何も操作を行わないまま 20 秒経過すると、MVCI は常に Host Status 画面に戻ります。この状態
になると、ワイヤレス設定の変更内容はすべて失われます。MVCI が自動的に Host Status 画面に戻る前に、すべての
変更内容を保存してください。
• Host Status 画面の電池アイコンに「X」マークが表示されます。何故ですか?
MVCI に電池が装填されていないか、正しく装填されていません。
電池不良の可能性があります。
• Host Status 画面の電池アイコンに「ZZ」マークが表示されます。何故ですか?
長時間の使用で MVCI の内部温度が 60℃ 以上になると、電池の充電は自動的に中止されます。MVCI の電源を切っ
て電源を再び入れ、温度が 60℃ を下回っていれば、電池の充電が再開されます。このユーザーガイドの「電池充電
器」の項も参照してください。
• ワイヤレスカードを取り外すには、どのようにすればよいですか?
注記:ワイヤレスカードとリテーナクリップ は、指示がない限り、取り外さないでください。
リテーナクリップ(ワイヤレスカードを保護するため使用されています)とワイヤレスカードを取り外すよう指示さ
れた場合は、以下の手順に従い行ってください。
1.
2.
上部ポートカバーを外します。
MVCI キーパッドを手前に向けた状態で、リテーナクリップを右方向にスライドさせます。
3.
4.
5.
リテーナクリップを外し、安全な場所に保管します。
ワイヤレスカードを押し込んでリリースします。ワイヤレスカードがリリースされて部分的に排出されます。
ワイヤレスカードを取り出します。
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役に立つ情報
メンテナンス
SPX MVCI は、自動車サービス環境で使用するうちに汚れる可能性があります。MVCI 表面の汚れは、やわらかな布で
拭き取ってください。やわらかな布を水か、水で薄めた中性洗剤で軽く湿らせて使用することができます。必ず布を
しっかり絞ってください。強い化学クリーナー(ベンジン、シンナー、消毒用アルコール、化粧品等)は、表面に悪
影響を与える(例、変色)おそれがあるので使用しないでください。MVCI の表面に水を直接スプレーしたり、表面
を水で濡らしたりしないでください。MVCI に液体が入ると、動作不良の原因となったり損傷することがあります。
自動車で一般的に使用される液体が MVCI 表面に触れた場合は、ただちに柔らかい布で拭き取ってください。
ケーブル接続
MVCI、カード、ケーブルの損傷を防ぐため、ケーブルやコネクタを MVCI に取り付ける際や、SDIO または SD メモ
リカードを挿入する際には、以下の点に注意してください。
• MVCI に同梱されている部品、または MVCI との併用が推奨されている部品のみを使用してください。
• コネクタの状態と位置に注意を払い、正しく接続してください。
• 接続しにくい場合に過大な力を加えないでください。そのような場合には、コネクタの状態と位置を確認してく
ださい。コネクタの向きとピンを確認してください。
• 接続部をロックするためのネジがコネクタに付いている場合は、ネジをしっかり締めてください。
• 接続したケーブルを持ってぶら下げた状態でMVCIを持ち運ばないでください。ケーブルを無理に引っ張らないで
ください。
電池の交換
MVCI には充電式 NiMH AA 電池が 2 個装填されています。車両 DLC を介して MVCI に給電されると、電池が充電
されます。電源アダプターポートから MVCI に給電されると内部電池も充電されます。付属の AC 電源アダプター
(SPX 交換用 P/N(製品番号)H547571)のみを使用してください。電池を交換する必要が生じた場合は、2000mAh
NiMH AA 電池(SPX 交換用 P/N H550175)を使用してください。電池の装填場所に関する詳細は、ユーザーガイド
の「MVCI 構成部品の説明」の項を参照してください。正しい向きに注意して電池を装填してください。
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仕様
電気的仕様 32.739kHz リアルタイムクロック
400Mhz CPU(ソフトウェアにより決定)
ディスプレイ 65 x 128 ピクセル LCD グラフィック
ディスプレイ
最大 4 行のテキストに対応
状態ランプ 車両通信インジケータ
ワイヤレス接続インジケータ
電池放電インジケータ
キーパッド Escape/Off ボタン
Enter ボタン
スクロール(上下左右)
インターフ SDIO/SD メモリカードスロット (2つ)
ェース 車両I/Oコネクタ
USB デバイスポート
Ethernet ポート
USB OTG(オンザゴー)ポート
電池 AA 充電式 NiMH - 2000mAh
SPX P/N H550175
ACアダプター 入力: 100 - 240V AC 50/60Hz
出力: 15V DC、1.2A
SPX P/N H547571
車両I/O 26ピン コネクタ
(入出力) MVCI は、車両リンクI/Oラインで電圧を
測定することができます。
これらのラインは 0 ~ 32V DCの測定に限
定されるため、測定カテゴリI
(UL 61010-1) で考慮に入れられています。
電源入力 電源アダプターポート
車両I/Oポート
8 ~ 32V DC
環境条件 MVCIの操作(LCDの文字が読み取れる状態:
0°C ~ 60°C
MVCI の操作(LCD の文字が読み取れない態):
-20°C ~ 60°C
MVCI の保管: -20°C ~ 70°C
動作湿度:38°Cの時に20% ~ 85% RH(相
対湿度)
物理的仕様
外形寸法: 15.875 x 12.7 x 5.08 cm
重量:約 0.68 kg
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SPX® Corporation 限定保証
本保証の対象者は、SPX® MVCI ツール(以後、「ユニット」)の本来の小売購入者(ユーザー)に限定されます。
製品
保証期間
(i) Honda MVC(製品)、ワイヤレ
スカードを含む
SPX 請求書日付から61ヵ月間
(ii) メモリカード、USB ケーブ
ル、OBDII ケーブル、ACアダプター
SPX 請求書日付から13ヵ月間。
(iii) “AA” NiMH 電池(在庫品)
メーカーの標準保証を適用
ソフトウェア
ユニットのソフトウェアは SPX の登録商標を持つ機密情報であり、著作権法により保護されています。ユーザー
は、SPX が撤回し得る限定的使用権以外、ユニットのソフトウェアに対する権利を有しません。ユーザーは次のこと
を行うことはできません。(a) 事前にSPXから文書による許諾を得ずにソフトウェアを譲渡または開示すること、(b) 分
解、逆コンパイル、リバースエンジニアリング、またはその他の方法でユニットのソフトウェアのソースコードを引き
出すこと、または (c) ユニットのソフトウェアの専売マーク、機密性凡例、商標または商品名を消去したり破壊する
こと。通常のバックアップ手順以外に、ユニットのソフトウェアをコピーすることはできません。正しくインストー
ルされた場合、ユニットのソフトウェアはプログラムされた指示を実行します。SPX は、ソフトウェアの中断なき動
作またはエラーのない動作は保証いたしません。
アドバンス交換手順
欠陥の可能性がある不具合が見つかった場合は、下記の SPX コールセンターへご連絡ください。本保証の条件に従い
当該ユニットの不良が判明した場合、アドバンス交換ユニットを送付いたします。
製品に製造上の欠陥がある場合には、そのような故障または不良ユニットの代わりとなるアドバンス交換ユニットを
SPX より送付いたします。ディーラー/販売店は、無償のアドバンス交換ユニットを受け取ります。ディーラー/販
売店は、アドバンス交換ユニットに同梱の前払い発送指示書に従い、故障または不良ユニットを SPX サポートセン
ターへ返送してください。
SPX 修理施設での初期点検後に、当該ユニットが保証対象外であることが判明した場合は、当該ユニットの修理費用
を申し受けます。
テクニカルサービス
製品の操作方法やアドバンス交換手順に関してご不明な点がある場合は、下記までお電話にてお問い合わせくださ
い。
SPX コールセンター
サポート対象地域
電話番号
SPX USA
米国、カナダ、バージ
ン諸島、北マリアナ諸
島(サイパン)、グア
ム、プエルトリコ
1-586-753-3326
SPX Japan
日本
0120-566-541
SPX Mexico
メキシコ、カリブ、中
南米
52-55-2595-1630
SPX Brazil
南米
52-55-2595-1630
SPX Europe
東欧・西欧、ロシア、
中東、アフリカ
49-6182-959424
SPX China
中国、香港
86-10-8448-4531
SPX India
インド、バングラデ
シュ
91-11-6515-8686
SPX Korea
韓国
82-31-457-9520
SPX Australia
その他のアジア太平洋
地域
61-3-9544-6222
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保証の限定および除外事項
以下の場合は本保証の対象外であり、本保証は無効となります。
• 火災、盗難、天災による損傷。
• 環境の影響(雷光・雷鳴を伴う激しい嵐、磁場等)に起因する損傷。
• 通常の操作時に引き起こされたものではない損傷。
• 損耗、かき傷、へこみなど、表面上の破損や、製品の機能に影響を与えない破損の修理。
• SPX により供給されていない製品に起因する不具合。
• 改変、偶発的な損傷、不慮の災難、誤使用、乱暴な取り扱い、不注意の結果として生じる不具合。
• ユニットへの液体またはその他の異物の混入。
• 不適切な設置、操作、保守。
• 周辺機器との不適切な接続。
• 機能設定など消費者コントロールの調整不良。
• SPX またはその承認サービスプロバイダー以外による改変またはサービス。
• 製品のシリアル番号が消去されているためユニットの保証条件の明確な決定が不可能である場合。
免責
この限定保証は、特定の目的での商品性または適合性に関する保証を含む、明示的・黙示的を問わずその他のあらゆ
る保証を排除します。保証、契約、不法行為、またはその他の法律理論を根拠とするかどうかを問わず、いかなる場
合にも、SPX® は間接的、特別、付随的、派生的損害(利益損失を含む)に対して責任を負いません。本保証の条件
を変更する言明または提示権限が第三者に付与されることはありません。適用可能な法律および規則に基づき、SPX
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2012年3月19日
Rev. K
550271
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