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ソニー・コンピュータエンタテインメントにおける
ソニー・コンピュータエンタテインメントにおける SANsymphonyの活用事例 サマリー ソニー・コンピュータエンタテインメントでは、社内に乱立 サポートし、バーチャライゼーションを最も高いレベルで したサーバを統合するプロジェクトが進 行しており、 そ 実現している製品であるSANsymphonyをストレージ統 のプロジェクトに併せて同時にストレージの統合を実現 合の中核に据えて、SANをベースにした柔軟性の高い することを検討していました。日々増大を続けるストレー ストレージ統合を実現しました。そして稼動開始後も ジのより効率的な運用と、急激なストレージ容量の増加 SANで管理するストレージ容量、 サーバの数は急速に への迅速な対応を実現できる理想的な解決手段が、 漸進的増大を続けています。 ストレージのバーチャライゼーション (仮想化) でした。 ソ ニー・コンピュータエンタテインメントは、異機種環境を 導入事例 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 本社:東京都港区南青山2丁目6番21号 設立:1993年11月16日 資本金:19億3,300万円 従業員数:約1,800名 (2003年4月1日現在) 売上高:7,357億円(2003年3月期) 事業内容:家庭用ゲーム機およびソフトウェアの 企画/開発/製造/販売 URL:http://www.scei.co.jp/ 課題:プラニング・運用の手間を減らし、 予想される容量の急増に 対応できる社内ストレージ統合 システムを停止させて週末に実施していた追加作業の時 間が増大し、週末の時間だけで、作業を完了させることが 難しくなっていました。 ソニー・コンピュータエンタテインメントでは、 システム運用の 効率化を図ることを目的に、社内で、様々な用途のために ストレージ統合の鍵は、 バーチャライゼーション(仮想化)にあり 数が増えてきていたサーバ群をブレードサーバとして統合 する計画が進んでいましたが、 サーバの統合とともにストレ 市場にはストレージの統合のためには、すでに幾つかの選 ージの統合が必要であると考えるようになりました。ストレー 択肢がありました。SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク) を選 ジの統合によって、 日々増大を続けるストレージのより効率 択する、 あるいはNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ) を 的な運用と、急激なストレージ容量の増加に対する迅速な 選択する。 また、利用する技術を決めてもどのベンダーのソ 対応ができる体制を実現しようというわけです。 リューションを採用するのか、 あるいは複数のベンダーを採 ソニー・コンピュータエンタテインメントでは、 ゲームのマーケ 用するのか。ソニー・コンピュータエンタテインメントは、様々 ティング活動のために、画像、映像など大容量のディスクス なソリューションを比較検討した結果、理想的なストレージ統 ペースを必要とするデータファイルを社内外で共有する必 合の実現のために、SANによるバーチャライゼーション (仮 要があり、短い期間で急激に必要とするストレージ容量が 想化)がその答えであるという結論に達しました。バーチャ 激増することが頻発します。業務のスムーズな遂行のため ライゼーション (仮想化) こそが、SANのもつ本来の可能性 には、 こうした短期間で急増するストレージニーズに確実に をフルに生かすものであり、 ストレージの管理に最大限の柔 対応する必要があります。 また、 これまでは個々のサーバご 軟性をもたらすものでした。ソニー・コンピュータエンタテイン とにそのストレージニーズに対応するためのキャパシティプラ メントでは、複数の異なるベンダーのストレージを活用してお ニングが必要だったため、 サーバの数が増えてくるともに、 り、 また今後もそういった傾向が進むことが予想されたため、 その検討から調達にいたる時間も膨らんできていました。そ ベンダーの違いを超えてバーチャライゼーションを実現する れに加え、追加するストレージの容量が多くなってきたため、 必要がありました。 現時点で最高レベルのバーチャライゼーション (仮想化)を実現しているSANsymphony スムーズな導入 SANsymphonyの提供するバーチャライゼーション (仮想化)は、 ストレージシステムは、ITシステムのインフラの根幹を担うものです ストレージインフラの実際の複雑なハードウェアを隠し、 オンデマン から信頼性が第一です。SANsymphonyはストレージの心臓部を ドで利用できるディスク容量の均質なストレージプールを提供しま 司る重要な役割を担うため、信頼性に対する厳しい評価、検証 す。ストレージ管理者は、 サーバがこのストレージプールを利用でき がなされました。ソニー・コンピュータエンタテインメントの業務は、 るように、 ストレージボリュームのアイコンをドラッグ・アンド・ ドロップす ITインフラのスムーズな運営の上に成り立っているものですから、 るだけの簡単な操作だけで実現できます。実際に物理的にストレ これは当然のことです。 ージを増設する作業も、 サーバ側を無停止で、 いつでも増設作業 SANsymphonyの導入は、 データコアのパートナーと、 ストレージベ ができるようになります。また、NMV(ネットワーク・マネージド・ボリ ンダの協力を得て短期間で、非常にスムーズに実現できました。 ューム)機能を活用することで、 ストレージを追加するたびにサイズ 変更やパーティションの作り直しをする手間がなくなり、管理作業 自体の手間が簡素化できます。 導入後の展開 バーチャライゼーション (仮想化)の実現により、 ソニー・コンピュー ソニ ー・コンピュータエンタテインメントで は 、実 際 に タエンタテインメントでは、 ストレージプールとしてストレージを全体的 SANsymphonyの稼動を始めてみると、SANsymphonyの持つ に把握できるようになり、個々のサーバごとのストレージについて 優れたバーチャライゼーションの機能と柔軟な異機種環境サポ のキャパシティプラニング作業を事実上無くして、社内でのストレ ートのために、社内の他のサーバのSANへの統合が急速に進 ージの利用効率を大幅に向上させることができました。 しかも、年 んでいます。今まで別個に運用していたサーバを、既存SAN内 に何回か週末にシステムを停止させて行っていたディクス増設作 で稼動しているシステムに影響を与えることなく簡単な作業で、 業も、 システムを停止させることなく平日でも行えるようになるなど、 新しくストレージプールに参加させることができるので、漸進的に ストレージ関連の管理作業時間を減少させることができました。 ま 統合が行えるためです。また、SANsymphonyの導入以後すぐ た、 ストレージの低価格化が急速に進む現在、すぐに利用する当 に、ユーザの要求するストレージの量が予想を上回るという事態 てのない予備のストレージを無駄に購入しておく必要がなくなり、 がおこりましたが、 ストレージの追加を容易に、 サーバを停止せず 適宜最新の大容量低コストのストレージを購入、利用できることも に行えるので、難なく対応しています。 決して小さなコスト削減ではありません。 また、 ソニー・コンピュータエンタテインメントでは、Windows、UNIX など異なるOSのサーバが多数存在しています。将来的にこうした サーバの統合も視野に入れて、異機種混在環境を強力にサポー トしているSANsymphonyが選択されたのです。 <開発元> 社 名:データコア・ソフトウェア株式会社 本 社:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-5紀尾井町ケルトンビル5F TEL:03-3511-1711/FAX:03-3511-1712 http://japan.datacore.com/ DataCore, DataCore ロゴ, Powered by DataCore, ROI Street Smarts, SANcentral, SANcollege, SANmaestro, SANmelody, SANsymphony およびSANvantage の商標または登録商標です。 ここで参照されるその他のDataCore製品、サービス名、およびロゴはDataCore Software Corporationの商標です。ここに記載されているその他全ての製品,サービス、および会社名は各社の商標です。