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マニュアルも、2.0 を公開しました。
GliGli’s Sequential Circuits Prophet 600 Firmware Upgrade Japanese translated version Release 2.0 -J (remarks for Prophet 600 Japan Model) 日本語版への注意:訳者は、日本で行われたオシレータへのノイズ波形付加改造について詳しくありま せんが、もしハードウェアの改造を伴った改造の場合、このファームウェアアップグレードは動作しな い可能性があります。ROM のバージョンは関係ありません。訳者は、ノイズ波形付加改造なしの、製造 番号の末尾に J のついた、日本国内製造モデルで、実行し成功しました。 1. Release 2.0 目次 このドキュメントについて.......................................................................................................... 3 プロジェクトの経緯.................................................................................................................... 3 新しいプロセッサーとファームウェアのインストール.....................................................................5 Pin Jumpers のインストール.................................................................................................. 5 Teensy のプログラム書き換え................................................................................................ 6 5Volt コネクターのカット...................................................................................................... 7 Prophet 600 への Teensy のインストール ...........................................................................7 ファームウェアのアップグレード..........................................................................................10 ユーザーマニュアル.................................................................................................................. 11 新機能の概観....................................................................................................................... 11 セッティング・ページ.......................................................................................................... 12 Tune(Prophet 600 のセルフ・チューニング).....................................................................12 マニュアル / プリセット モード.......................................................................................... 12 Additional Parameters Page のクイックガイド....................................................................13 Miscellaneous Settings Page のクイックガイド...................................................................14 Arpeggiator(アルペジエーター)..........................................................................................15 キーボードのモード............................................................................................................. 15 New Behaviour for Knobs(ノブの新しい立ち振る舞い)..........................................................16 Value Display(数値の表示) Oscillator A and B Mix(オシレーターA/Bのミックス) Negative Values(マイナス値) Low Frequency Oscillator .................................................................................................16 LFO Waveform LFO Speed LFO Target Vibrato.............................................................................................................................. 17 Pitch Wheel....................................................................................................................... 17 Pitch Wheel Range Pitch Wheel Assignment Pitch Wheel Calibration Modulation Wheel ............................................................................................................ 17 Wheel Depth Wheel Target Modulation Delay.............................................................................................................. 17 Envelope Generator Mode(エンベロープ・ジェネレータの動作モード)...............................18 Oscillator Range Control(オシレータレンジのコントロール)................................................18 MIDI channels................................................................................................................... 19 Voice Defeat(ボイスの無効化)......................................................................................... 19 Synchronisation source(アルペジエータの同期用クロックソース)......................................19 Managing Sound Libraries through SysEx(SysEx による音色データの管理)........................19 Loading Saving トラブルシューティングとバグ.................................................................................................. 20 付録........................................................................................................................................ 21 MIDI Implementation ........................................................................................................ 21 Resources......................................................................................................................... 23 2. Release 2.0 このドキュメントについて このドキュメントは、Sequential Circuits Prophet 600 シンセサイザーのオリジナルの Z80 CPU を、 Teensy++ 2.0 USB Development Board に置き換えて、GliGli firmware を使用するための、すべて について記載しています。このマニュアルは、2.0 バージョン用のものです。 ここに記されている指示や作業を終えることがユーザーの個人責任であると理解してください。 ユーザは、この改良の適応性およびそれら自身の他の安全性の決定に対する責任をあなた自身が負うも のであると理解してください。 プロジェクトの経緯 私(GliGli)はヴィンテージ・アナログシンセサイザーを愛しています。正直なところ私の夢のシンセは、 Prophet 5 でした。しかし、Prophet 600 の音を聞いた時すばらしいと思い、私はすぐに Prophet 600 の弱点を考え始めました。貧租な CPU 回路、ソフトウェアのエンベロープと LFO....これをリメークす れば、14bit DAC のすばらしさを生かした、電圧制御シンセが作れると考えました。そして、現代の速 い CPU で、おそらく Prophet 5 より、よいシンセができると考えました。 わたしは、ずっと、コーダーで、埋め込みやベアメタルが大好きです。シンセ関連では、以下の2つの プロジェクトを行いました。: 1. An Atmel ベースの two DCOs + SSM2044 モノシンセ: https://github.com/gligli/anaglik-01 2. Yamaha RX5 のための、USB カスタムデータカートリッジ: https://github.com/gligli/rx5usb それ以前にも、ポータブルメディアプレーヤーや、最近のビデオゲーム機のハッキングや埋め込みプロ グラムを行いました。( http://gligli360.blogspot.fr/ ) わたしはこのプロジェクトを、それがどのように動くのか学ぶために、PC 上で、Prophet 600 のハー ドウェアのエミュレーターを作る所からはじめました。その時点では、Prophet 600 を持っていなかっ たからなのだけれど。Z80 エミュレータライブラリや、サービスマニュアル、MiniSystem 氏のブログ を参照しました。そして、ノブの動作による CV の変化や、エンベロープ、その他すべてを動作させるこ とができました。 次に、私は、Z80 ライブラリーを使用するのをやめて、C 言語で、私自身のコードを書き始め、わたし の Prophet 600 エミュレーター/シミュレーターで動作させて、アナログシンセサイザーの CV や、 キーボードのスキャン、7セグメントディスプレイなどの、基本的な事項が動作することに成功した。 そして、幸運なことに、家から、45 分のところで、最良の状態の Prophet 600 を発見し、購入した。 少しの時間で、私の、C コードを動かすことができました。そして、Teensy のローレベル・ピンイン ターフェースを書いた。残りは、シミュレーターのものと同じでした。 This was the point at which rewriting the firmware could really begin -- subsystem by subsystem -- including the envelopes, tuner, assigner, LFO. etc., until this beta, which I hope 3. Release 2.0 you will enjoy as much using as I did while developing! At times it was painful too, but nothing even remotely ambitious is ever simple I guess... :) ソースコードには、他のシンセサイザー・エンシュージアストの開発したコードを参照・使用しました: 1. Tom Wiltshire of Electric Druid and his work on Direct Digital Synthesis based envelope generators and LFOs. 2. The XNOR MIDI Library written by Alex Norman. 3. Jeff Lee of MiniSystem and his blog Prophet 600 Spirit. 4. Bulghur of Motisonic provided troubleshooting/testing and documentation. 5. Ramcur, Spetzle, Tohk, Wintermute303 (alpha testing) 4. Release 2.0 新しいプロセッサーとファームウェアのインストール 以下のものが必要: 1. 半田ごて、クランプ、半田、 22awg または同等のワイヤ 2. 基本的な半田付けの技術 3. Prophet 600 のどこにどのコンポーネントが配置されているかの理解 Note: 作業を始める前に、サウンドパッチデータを Sysex ダンプで、バックアップしておいてくださ い。このファームウェアアップグレードは、サウンドパッチデータのレストアも可能になっています。 あたらしいファームウェアシステムは、オリジナルメモリを使用しません。アップグレードをすると、 あなたのオリジナルパッチは失われます。 Teensy++ 2.0 USB Development Board の入手。 2種類あるが、ピンが、すでに半田付けされて いるものを選択。 以下より購入できます。 http://www.pjrc.com/store/teensypp_pins.html 別のところでも購入可能 Pin Jumpers のインストール Prophet 600 に装着する前に、ジャンパー線の改造が必要。その手順を以下に: 改造は、4本のワイヤを、特定の場所に半田付けすること: 1. まず、3本のワイヤを、Teensy 上の以下のラベルの端子に半田付けする。 区別が楽なように 色分けしてある。(訳者註:機能上の意味はないので、間違わないのであれば、同じ色でもかま わない) 1. GND to R: Yellow 2. E0 to 5V: Violet 3. E4 to C4: Blue 5. Release 2.0 2. 最後に、オレンジ色、約 6cm の長さにして、片方は、E5 の穴に半田付けする。もう片方は、 Prophet 600 のソケットの穴に差し込むので、少し被覆を向いておく。完成すると以下のよう な感じになります: 3. Teensy の Pin 30 を 可能な限り短くカットする。 これで Teensy のプログラム書き換えの準備ができました。 Teensy のプログラム書き換え Teensy をインストールする前に、以下のステップを実行して、ファームウェアを書き換えておく: 1. このアーカイブの中にある ファームウェアファイル (a .hex file)を用意する. 2. Teensy プログラマーを http://www.pjrc.com/teensy/teensy.exe からダウンロードしてお 保存しておく。 3. teensy.exe ダブルクリックしてプログラマを起動する。(OS によっては)確認をもとめられ るかも知れない。求められたら、実行を選択 4. 書き換えプログラムが起動する。File/Open HEX File を選択し、すでに保存してある p600firmware.hex ファイルを選択する。 6. Release 2.0 5. USB 経由で Teensy をコンピュータに接続。オレンジ色の LED が点灯する。Teensy のボタン を押す。に、Teensy 書き換えプログラムは、書き換えの準備ができたことを表示する。 6. Operation/Program を選択。プログレスバーが進行し、プログラミングが終了すると、その旨 が表示される。 7. Teensy を USB ケーブルからはずす。 これで、Teensy を、Prophet 600 にインストールする前の最後の改造の準備ができた。 5Volt コネクターのカット Prophet 600 に Teensy をインストールする前に、最後の改造をしなければならない。 1. シャープなナイフなどをつかって、Teensy のパターンの以下の部分をカットする。この切断は、 ボードが Prophet 600 にインストールされていない時に必要なため。 Prophet 600 への Teensy のインストール 1. もし、オリジナルの Z80CPU にもどして、あなたのオリジナルサウンドを Prophet 600 に戻 したいと思うなら、サウンドパッチを、SysexFile でダンプしておくこと。このやり方について は、インターネット上にいくつかの情報が公開されているので、参照してください 7. Release 2.0 2. 電源コードをぬいて、Prophet 600 をあけて、電源トランスのとなり、内部の一番左のコン ピューターボードを探す. 3. コンピュータボードの左角にある、Z80 マイクロプロセッサーを、IC エクストラクターなどを 使って注意深くはずす。あるいは、両サイドをすこしずつ上へずらして、十分ゆるくなってから、 抜く。はずした Z80 を電導性のスポンジに保管しておく。 8. Release 2.0 4. Teensy の USB コネクターが、Prophet 600 の後ろ側に向くようにする。まだ完全にはおしこ まず、ソケットにピンをあわせる程度にしておく。 5. E5 ワイヤを、ソケットの 30 番に接続する。これは、改造のとき、あなたが、カットしたピン のところなので、空いている場所。 6. Teensy を押し込んで、確実に装着する。 7. ここまでの作業を再度チェックする。E5 ワイヤは適切・確実に接続されているか?。Teensy のソケットへの装着の向きは正しいか? Teensy は、以下の画像のような向きで装着されてい るべきである。 8. 電源コードを接続して、スイッチを入れ、ユニットが動作していることを確認する。Teensy の オレンジ色の LED が点灯し、Teensy は、12 のオシレータ、6 のフィルターのチューニング 9. Release 2.0 ルーチンにはいる、その間、A1-A6、b1-b6、F1-F6 と Prophet 600 のディスプレイに表示さ れる。このチューニングには、20-30 秒要し、終了すると、ウェルカムメッセージが表示される。 おめでとうございます。これで Prophet 600 のファームウェアアップグレードの成功を確認したことに なります。現状では、Prophet 600 には、“プリセットがない”状態なので、まずプリセットモードを、 オフにする。そして、適当に、スイッチや、ポットを動かして、音をきいてみる。そしてあなたは速や かに、4MHz Z80 CPU の音質から、30 年以上の歳月を経て開放されたことを宣言するだろう。 次のセクションでは、初期化の方法と、更なるファームウェアのアップグレードの方法について記載す る。 ファームウェアのアップグレード ファームウェアを書き換えるには、以下の手順をすべて実行する 1. Prophet 600 の電源を OFF する。 2. ”from tape”と”to tape”ボタンを両方押しながら、Prophet 600 の電源を入れる。 3. ディスプレイに ”U”が表示され、Prophet 600 は、アップデートモードになり、SysEx ファームウェアの受信待機状態なる。 4. MidiOx あるいは、その他の、SysEx ファイルを送信可能なツールを使って、SysEx ファイルを Prophet 600 に送信する(ファイル名は、通常”p600firmware.syx”)。この時、MidiOx の設 定で”Delay Between Buffers”を 250m 秒以上にして、”Delay After F7”にチェックをいれ ておく。いくつかの USB-MIDI インターフェイスでは、250m 秒以上に設定する必要があるか もしれない。 5. アップグレード中、ディスプレイのセグメントが回転する。 6. ディスプレイに、”S”が表示されれば、アップグレードが成功して終了したことを示し、 電源を再起動すれば、新しいファームウェアで Prophet 600 を使用することができる。 7. もし、ディスプレイに、”E”が表示されたら、それは、アップグレードが失敗したことを意味し ている。この場合、再度、成功するまで、手順を1から繰り返す必要がある。アップグレードが 失敗した状態で、Prophet 600 を、通常モードで起動することはお勧めしない。 10. Release 2.0 ユーザーマニュアル 新機能の概観 この Prophet 600 ファームウェアアップグレードは以下の機能を改良する: 1. 簡単なインストール、置き換えによるオリジナル版の非破壊のファームウェア。もし、あなたが 元の Prophet 600 のサウンドがほしいと思うのなら、Teensy と、オリジナルの Z80 を入れ替 えればよい。 2. サウンドパラメータの設定分解能の向上と、変更検出レートの向上。これは楽器全体のレスポン スの向上をもたらした。 3. より早く、よりスムースな、アンプとフィルターのエンベロープジェネレータは、4 つの違った モードをサポートする。: 1. Fast Linear(速い直線変化) 2. Slow Linear(ゆっくりな直線変化) 3. Fast Exponential (速い曲線変化) 4. Slow Exponential(ゆっくりな指数変化) 4. 新しい LFO ジェネレーターは、20 秒で 1 サイクルから 60H zまでの、広いレンジをもたらし、 オリジナルの三角波と、矩形波に加えて、正弦波、ランダムステップ、ノイズ(オリジナルの Prophet 5 と同様、しかし、区切られていない)、ノコギリ波(隆起型)の 4 つの新しい波形を 追加した。 5. モジュレーションホイールでコントロールできる、あるいは、設定した時間のあとで開始するビ ブラート 6. 後着優先 / 低音優先 / 高音優先を含む複数のキーボードモード 7. ユニゾンのデチューン 8. Mix のオーバードライブ、2つのオシレータはよりハードに、VCA をドライブできるようになっ た。そして、同じように Curtis 4 pole フィルターも結果として新しい音の可能性 をもたらす 9. ピッチベンドホイールの+-の幅を、1 オクターブ、短三度、完全 5 度に設定可能 10. ピッチベンドホイールを、VCF とボリュームまたは、OFF に再設定可能 11. モデュレーション・ホイールの強度が、最大・中程度、最小に設定可能 12. 以下のような、MIDI によるフル・コントロール 1. 外部キーボードによる、アンプとフィルターのベロシティー感度 2. すべてのサウンド・パラメータの MIDI コントロールチェンジによる制御 3. プログラム・チェンジによる、プリセット・プログラムの呼び出し。 4. 外部からの MIDI クロックによる、アルペジエーターの同期 13. 新しく、また向上したオートチューニングプロシージャ 14. オクターブ・半音階・無段階のオシレータのピッチコントロール 15. オシレータ・ファインチューンと、Poly Mod 、Filter への、Filter Envelope のプラス・マイ ナス・セッティング 16. アサイン可能な、Random と Up/Down のあるぺじエータ 17. 古いキーボードによって引き起こされる、意図しないリトリガーリングを防ぐデバウンス機能 18. 体系つけられたオープンソースコード が GitHub で入手可能: https://github.com/gligli/p600fw 11. Release 2.0 セッティング・ページ このファームウェアでは、セッティングのために、2つのメニューページが構成されている。 1. Additional Parameters Page は、マニュアル・モードでの標準ページである。プリセッ ト・モードでは、”to tape” が押された時ににアクティブになる: 新しい LFO 波形、エンベ ロープ・ジェネレータの動作、その他のパラメータのレンジの選択など音色の変更に関した新機 能はここで見つけることができる。 2. Miscellaneous Setting Page は ”from tape” を押し続けている時ににアクティブになる: このページは、MIDI チャンネルなどの、さまざまな、”ハウスキーピング的”パラメータにア クセスするために使われる。 Tune(Prophet 600 のセルフ・チューニング) 電源が入ると、Prophet 600 は自分自身で調律を開始する。Tune ランプが点灯し、ディスプレイに、 A1 から A6、b1 から b6、F1 から F6 まで、調律中の A/B 2つのオシレータとフィルターの番号が表示 される。その時の楽器の調律の状態にもよるが、調律完了までに、20 秒ほどを要する。 電子回路の温度が安定した動作温度になるまで、電源を入れてから 30 分ほどかかるので、その頃にだん だん調律がずれてきて、再度、調律をしなければならないのは、正常なことである。調律をするには、 必要に応じて、Tune ボタンを押せばよい。 マニュアル / プリセット モード オリジナル Prophet 600 ファームウェアと同じように、Preset ボタンを押すことで、Preset モード と、マニュアルモードが切り替わります。マニュアルモードになると、今、設定されているパラメータ のサウンドになり、Preset モードになると、保存されていたパッチのサウンドになります。 保存されているパッチも、マニュアルのパッチも、プリセットのパッチも、編集可能です。: 1. キーパッドの Record ボタンを押す。Record ボタンが点滅する。 2. 保存したい 2 桁のメモリ番号 を入力する。(例:3 番の時は、03) これで、パッチが保存されます。そして以前保存されていたパッチは上書きされてしまいます。もし保 存するのをやめるなら、Record ボタンの LED が点滅しているときに、もう一度、Record ボタンを押 します。 12. Release 2.0 Additional Parameters Page のクイックガイド 下の表は、新たに付加されたパラメーターとキーパッドの数字の対応表です。より詳細な内容について は、さらに読み進んでください パラメーターを選択するには、キーパッドの数字を、一度、あるいは、2度連続して押す。すると選択 されたパラメータ名と、現在値が表示される。編集は”Speed”ノブで行う。 Parameter name Choices Keypad # Parameter name Choices First press 0 Arpeggiator speed - 1 LFO shape 2 Vibrato speed - 3 Vibrato amound - 4 Modulation delay - 5 Amplifier envelope shape 6 Bender target 7 Glide - 8 Unison detune - 9 Amplifier velocity amount - 0 Arpeggiator speed - 1 LFO osc a/b target AB, A, B 2 LFO speed range 3 Modulation wheel range Min, Low, High, Full 4 Modulation wheel target LFO, Vibrato 5 Filter envelope shape 6 Bender range 7 Assigner priority mode 8 OSC pitch mode 9 Filter velocity amount Pulse-Triangle, Random-Sine, Noise-Saw Fast-exp, fast-lin, slow-exp, slow-lin Off, VCO, VCF, Volume Second press Low, High Fast-exp, fast-lin, slow-exp, slow-lin 3rd , 5th, High Last, Low, High Free, Semitone, Octave - 13. Release 2.0 Miscellaneous Settings Page のクイックガイド この表は miscellaneous settingsのページのパラメーターとキーパッドの対応表です。より詳細な内 容については、さらに読み進んでください。この機能にアクセスするには、”from tape”を押してから キーパッドを押します。 Keypad # Function name Choices 1 MIDI receive channel 2 MIDI send channel 1 ~16 3 Callibrate bender - 4 Select voice 5 KILL selected voice 6 Dump presets - 7 Set basic saw patch - 8 Sync source Omni, 1~16 1~6 On, Off Intenal, MIDI, Tape 14. Release 2.0 Arpeggiator(アルペジエーター) アルペジエータには3つのモードが用意されています: 1. Arp Down/Up モードでは、最高音と最低音を繰り返して演奏します。たとえば C3-C4-E4-G4 と鍵盤を押さえた場合、 C3-C4-E4-G4 G4-E4-C4-C3 C3-C4 以下同様。数 学的には、曲の拍子に合った演奏をすることができます。 3 音では 4 分の 3 拍子、4 音では 4 分の 4 拍子、5 音では 4 分の 5 拍子のようになります。Arp Up/Down で演奏するには, キー パッドの Arp Up/Down を押してください。“Arp Dn/Up” が点灯し続けます。 2. Arp Assignable では、鍵盤を押した順番をたどって演奏されます。“Arp Assign”ボタンをお して、順番にキーを押さえてみてください。“Arp Assign”ボタンは点灯し続けます。 3. Arp Random では、無作為な順番で演奏されます。Arp Random にするには、“Arp Assign” ボタンを、ランプが点滅するまで 2 度押して、それから演奏してください。 すべてのアルペジエーターモードで、アルペジエーターの演奏中に、キーパッドの“Record”ボタンを 押すと、その演奏が、固定され、キーボードから指を離しても演奏され続けます。 また、このレコー ドモード中に、追加でキーボードを押さえると、その音が、アルペジエーターのシーケンスに追加され ます。もう一度“Record”ボタンを押すと、すべての演奏がクリアされ“Record”の LED が消灯します。 アルペジエーターのスピードを変更するには、”0”を押して、Additional parameter ページに入 り、”Speed”ノブで行います。 フットスイッチが、アルペジエーターの保持に使えます。 キーボードのモード Prophet 600 は、ポリフォニック、ユニゾン、コード のモードで使用できます。 1. 電源を入れると、ポリフォニックモードになっており、新しい音は、6ボイスのどれかにアサイ ンされます。 2. 鍵盤をどれも押さえずに、”Unison track”を、On すると、ユニゾンモードになります。ひと つの鍵盤を押さえると、6ボイスがすべて同じ音高で発音します。 3. 鍵盤でコードを押さえながら “Unison track”を、On すると、コードモードになります。その 時抑えていた、コードの音程関係が維持されながら、移動して発音します。 フットスイッチを、新しいコードのラッチに使用できます。 キーボードのノートのボイスへの割り振りは、以下の優先ルールのどれかによって行われる 1. “Last”:新しいノートが、いつも演奏され、古いノートが破棄されていく 2. “Low”:最も低いノートが演奏される。ユニゾン、コードモードでは、レガートになる 3. “High:最も高いノートが演奏される。ユニゾン、コードモードでは、レガートになる 優先ルールの設定は、”7”を2度連続して押し、Additional parameter ページに入り、”Speed”ノブ で行います。 15. Release 2.0 New Behaviour for Knobs(ノブの新しい立ち振る舞い) Value Display(数値の表示) ノブを回すと、7セグメントのディスプレイに、ノブの数値が表示されます。数値は、0-255 の値にな ります。しかしながら、ディスプレイは2桁しかないので、ドットを使用して、3桁目を区別します。 (ドットが消灯している場合 :0-99、ドットが点灯している場合:100-199、ドットが点滅している場 合:200-255)、このファームウェアでは、分解能が 0-255 の 8bit になっており、よりスムーズな音色 の変更がおこなえます。 Oscillator A and B Mix(オシレーターA/Bのミックス) すでに、紹介しましたが、オシレータ A/B で、フィルターをオーバードライブすることができます。こ れを実現するために、オシレータ A/B のミックスのつまみは、別のつまみに変更されました。MIXER の つまみは、オシレータ A のみのレベルに、そして、MIXER の下の GLIDE つまみが、オシレータ B のレ ベルに変更されました。基準出力は、目盛りの 5 のあたりになっています。フィルターへの入力をオー バードライブするには、両方とも 10 まであげてみてください。またこのことにより、GLIDE のつまみ は、Additional Parameter として再割り当てされたので”7”を1度押して、Additional parameter ページに入り、”Speed”ノブを回します。 Negative Values(マイナス値) Poly Mod Filter Amount、Filter Amount、Detune のノブは、中央(12 時の位置)が、ゼロに設定さ れており、+(ポジティブ)と、-(ネガティブ)の値をとることができるようになりました(オリジ ナルでは、0 から+のみ)。これにより、モジュレーションとフィルターへのエンベロープを逆にする ことが可能になりました。また、オシレーターBを、オシレータAに対して、フラット側にデチューン することが可能になりました。 Low Frequency Oscillator LFO Waveform LFO の波形が、このファームウェアで、6 波形になりました。標準の三角波と矩形波に加えて、正弦波、 駆け上がり型のノコギリ波、ランダム、ノイズが使用可能です。切り替えは以下のとおりです。 1. 三角波(Triangle), 正弦波(Sine) 、ノコギリ波(Saw): 1. もし、まだ Performance Settings ページでないのなら、To Tape ボタンをおす。To Tape ボタンが点灯する。 2. LFO-MOD の波形スイッチを Triangle 側にします。 3. キーパッドの“1”ボタンで、Triangle、Sine、Saw を循環して選択することができます。 現在の状態がディスプレイに表示されます。 1. 矩形波(Square), ランダム(Random) 、ノイズ(Noise): 1. もし、まだ Performance Settings ページでないのなら、To Tape ボタンをおす。To Tape ボタンが点灯する。 2. LFO-MOD の波形スイッチを Squere 側にします。 3. キーパッドの“1”ボタンで、Square、Random、Noise を循環して選択することができま す。 現在の状態がディスプレイに表示されます。 LFO Speed LFO のスピードレンジをコントロールすることができます。レンジは、Slow(既定値)-Midium-Fast で す。レンジを変更するには Aditional Settings ページで”1”を押して、”Speed”ノブで、Slow または Fast のどちらかを選択します。 LFO Target LFO の変調先を、OSC A のみ、OSC B のみ、あるいは両方に設定できます。Aditional Settings ページ で”1”を 2 度押して、”Speed”ノブで、変調先を選択します。 16. Release 2.0 Vibrato 新しく、ピッチ・ビブラートが機能されました、Aditional Settings ページで”1”を 1 度押して、その スピード、”3”を一度押して、その変移量を設定できます。 デフォルトで、それは、モジュレーション・ディレイでコントロールでき、それは、Aditional Settings ページで”4”を 1 度押して、調整できます。 Pitch Wheel Pitch ホイールのレンジと、割当先が選択できるようになりました。またキャリブレートすることもでき ます。 Pitch Wheel Range Pitch ホイールのレンジを、オクターブ、完全 5 度、短 3 度に設定することができます。 Aditional Settings ページで”1”を 2 度押して、”Speed”ノブで、変調先を選択します。 Pitch Wheel Assignment Pitch ホイールの既定の割当先は、ピッチですが、フィルターの Cutoff 周波数、音量、OFF に割り当て ることができます。 Aditional Settings ページで”6”を 1 度押して、”Speed”ノブで、変調先を選択します。 Pitch Wheel Calibration Pitch ホイールの全幅を使用するために、センターポジションを調整する必要があるかもしれません。調 整するには: 1. Pitch ホイールをセンターにあわせます。 2. From Tape ボタンを押して。From Tape ボタンが点灯させて、キーパッドの“3”を押します。 Pitch ホイールが調整されたことが表示されます。 Modulation Wheel Wheel Depth Pitch ホイールのレンジを、オクターブ、完全 5 度、短 3 度に設定することができます。“7”を押すと オクターブ、完全 5 度、短 3 度と循環して切り替わります。ディスプレイに現在の設定が表示されます Wheel Target Pitch ホイールの既定の割当先は、ピッチですが、フィルターの Cutoff 周波数、音量に割り当てること ができます。 キーパッドの“8” ボタンを押すことで Pitch, Filter, Volume or Off に循環して切り替わ ります。 Modulation Delay モジュレーションの開始のディレイを設定できます。 Aditional Settings ページで”4”を 1 度押して、”Speed”ノブで、時間を調整します。 17. Release 2.0 Envelope Generator Mode(エンベロープ・ジェネレータの動作モード) アンプとフィルターにかかるエンベロープ・ジェネレータのモードが4つになりました: Fast Linear、Slow Linear、Fast Exponential、Slow Exponential、 これらは、ATACK、DECAY、RELEASE のフェーズにおいて、上昇、下降のスロープの変化を、直線か 指数かでコントロールします。モードを変更するには: アンプ ・エンベロープ: 1. もし、プリセットモードなら、”to Tape”ボタンを押し additional parameters ページに入り、 2. “5” を1度押し、”Speed”ノブで選択します。 フィルター・エンベロープ: 1. もし、プリセットモードなら、”to Tape”ボタンを押し additional parameters ページに入り、 2. “5” を2度押し、”Speed”ノブで選択します。 Oscillator Range Control(オシレータレンジのコントロール) オシレータ A と B の周波数レンジが、2 つのモードでコントロールできるようになりました。オクター ブ(既定値)と、半音階、そして無段階です。どちらもレンジは同じですが、非常に細かい幅で周波数 を変更できるようになっています。このモードの変更は、キーパッドの”8”を 2 度連続で押して、 Additional parameter ページに入り、”Speed”ノブで選択します。 18. Release 2.0 MIDI channels Miscellaneous Setting の “1”で、MIDI の受信チャンネルを設定することができます。 また、Omni(オムニモード)にして、全チャンネルを受信することも可能です。 Miscellaneous Setting の “2”では、MIDI の送信チャンネルを設定できます。Prophet 600 は、アル ペジエーターもしくは、キーボードからの Note On/Off、ピッチベンドホイール、モジュレーション ホイールの情報を送信します。 Voice Defeat(ボイスの無効化) 或るボイスが、ちゃんと動作しないなどの時 1つまたはそれ以上のボイスを、無効(発音しない状 態)にすることができます。これは、Miscellaneous Setting の “5”で、無効にしたいボイスを、1-6 のどれか選択し、Miscellaneous Setting の “6”で、無効/有効を、切り替えます Synchronisation source(アルペジエータの同期用クロックソース) Miscellaneous Setting の “8”で アルペジエータの同期ソースを三つのうちから1つ選択すること ができます。 1. Internal:(デフォルト) Prophet 600 は、自分自身でクロックをジェネレートします。 2. MIDI:MIDI CLOCK (0xF8 メッセージ)を、アルペジエータのクロックに使用する。 3. Tape: “Cassete in”ジャックに、パルス・クロック・ソースをつなぐことができ、それをアル ペジエータのクロックに使用する Managing Sound Libraries through SysEx(SysEx による音色データの管理) Loading SysEx を楽器に読み込ませると、現在保存されているパッチは上書きされます。 1. MIDI で、楽器を PC に接続します 2. SysEx ファイルを、SysEx 転送用のユーティリティーか、あなたのシーケンスプログラムに読 み込みます。以下の 2 つは、SysEx 転送用ユーティリティの一例です。 1. Windows:http://www.midiox.com/ 2. OSX: http://www.snoize.com/SysExLibrarian/ 3. SysEx ユーティリティやシーケンスプログラムの MIDI ポートを Prophet 600 の接続されてい るポートに設定します。 4. 両者の MIDI チャンネルを同じにします。(Prophet 600 が Omni モードのときはすべてのチャ ンネルを受信できます) 5. データを楽器に送信します。 Saving Miscellaneous Setting の “6”で、すべてのプリセットデータが、SysEx で、MIDI Out からダン (出力)されます。PC に保存するには、お気に入りの、SysEx ユーティリティを使用してください。 19. Release 2.0 トラブルシューティングとバグ このバージョンのファームウェアは、いくつかの Prophet 600 で、テストされていますが、 問題は、30 年前に製造された楽器が様々な環境で使用されて、また一様でなく劣化していく部品によっ て、引き起こされることが、確実に予想されます。私たちは、これを使用するあなた方が、問題点やバ グを報告してくれることを期待しますが、いくつかのケースの問題点は、このファームウェアの問題で はなく、個々の楽器の物理的特性である場合があると思われます。その事について考えて見ます: 1. 何か障害が起こって、元の状態に戻す必要があるときは、一度電源をオフにして、少しの間、小 学校の時の先生のことをおもいだして、それから、もう一度電源を入れてみてください。 2. MIDI のセットアップが正しくできているかチェックしてみてください。また、大量の MIDI メッ セージの Prophet 600 への送信は、不調を引き起こすかもしれません。そういう場合は、必要 のないメッセージをフィルターしてください(例:アフタータッチメッセージなど) 3. 可能な限り、新しいファームウェアをチェックするようにしてください。 4. ファームウェアをアップグレードする前の楽器の動作はどうだったか?もし楽器が不安定になっ たら、オリジナルの Z80-CPU にもどして、振る舞いを観察してください。 5. 電源供給: デジタル/アナログのハイブリッド・シンセサイザーでは、不安な電源供給が、多く の問題を引き起こすので、電源に注意してください。 6. 不安定な又はロックしたパラメータ: ポットは、2つの状態の間で値が変化するような、不安定 な状態の電圧をは発生する事がある。これは、4bit、6bit などの、低い解像度の Prophet 600 では問題にならない。 しかしながら高解像度においては、Pot の障害による、自然なサウンド を耳にするかもしれません。 とりわけ、パルス・ワイズや、フィルターカットオフで。 解決策は、Pot を清掃するか、交換するか、あるいは、Pot を新しい位置にゴリゴリ動かすこと です。 MIDI コントローラをつかって、設定を行い、それらを保存することもできます。 7. Github-Issues をみて、変更や報告に注意してください https://github.com/gligli/p600fw/issues. . 20. Release 2.0 付録 MIDI Implementation 2種類の MIDI コントローラが実装されている: 1. 連続型パラメータ: 0-16383 2 つのコントローラを使う。0-127 の場合は、Coarse のみ。. 2. ステップ型パラメータ: 0-127, variable number of steps. これらは、0-127 を、いくつかの ゾーンに区切って使用する。たとえば、そのパラメータに2つの選択肢がある場合、”Unison” の On/Off の場合、0-63 が、Off として解釈され、64-127 が On として解釈される。 Ptophet 600 は、MIDI コントローラをプリセットモードのみで受け付ける 21. Release 2.0 Parameter Type Coarse Fine Osc A Frequency Continuous 16 80 Osc A Volume Continuous 17 81 Osc A Pulse Width Continuous 18 82 Osc B Frequency Continuous 19 83 Osc B Volume Continuous 20 84 Osc B Pulse Width Continuous 21 85 Osc B Fine Continuous 22 86 Cutoff Continuous 23 87 Resonance Continuous 24 88 Filter Envelope Amount Continuous 25 89 Filter Release Continuous 26 90 Filter Sustain Continuous 27 91 Filter Decay Continuous 28 92 Filter Attack Continuous 29 93 Amp Release Continuous 30 94 Amp Sustain Continuous 31 95 Amp Decay Continuous 32 96 Amp Attack Continuous 33 97 Poly Mod Filter Amount Continuous 34 98 Poly Mod Osc B Amount Continuous 35 99 LFO Frequency Continuous 36 100 LFO Amount Continuous 37 101 Glide Continuous 38 102 Amp Velocity Continuous 39 103 Filter Velocity Continuous 40 104 Modulation Delay Continuous 41 105 Vibrato frequency Continuous 42 106 Vibrato amount Continuous 43 107 Unison detune Continuous 44 108 Arpeggiator clock Continuous 45 109 Osc A Saw Stepped 48 N/A Osc A Triangle Stepped 49 N/A Osc A Square Stepped 50 N/A Osc B Saw Stepped 51 N/A Osc B Triangle Stepped 52 N/A Osc B Squre Stepped 53 N/A Sync Stepped 54 N/A Poly Mod OscIllator A Destination Stepped 55 N/A Poly Mod Filter Destination Stepped 56 N/A LFO Shape Stepped 57 N/A LFO Speed Range Stepped 58 N/A LFO Mode Destination Stepped 59 N/A Keyboard Filter Tracking Stepped 60 N/A Filter EG Exponential/Linear Stepped 61 N/A Filter EG Fast/Slow Stepped 62 N/A Amp EG Exponential/Linear Stepped 63 N/A Amp EG Fast/Slow Stepped 64 N/A Unison Stepped 65 N/A Assigner Priority Mode Stepped 66 N/A Pitch bender semitones Stepped 67 N/A Pitch bender terget Stepped 67 N/A Modulation wheel range Stepped 69 N/A Osc pitch mode Stepped 70 N/A Modulation wheel target Stepped 71 N/A 22. Release 2.0 Resources プロジェクトサイト: https://github.com/gligli/p600fw 議論/バグなど: https://github.com/gligli/p600fw/issues Teensy のサイト: http://www.pjrc.com/teensy/index.html 23. Release 2.0