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教育振興基本計画

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教育振興基本計画
西尾市
教育振興基本計画
平成 27 年度~31 年度
西尾市教育委員会
はじめに
「人づくりは、国づくり。」経済が不透明な中、教育再生が経済再生と並び国の最重要課
題と位置付けられています。そして人材こそが最大の資源であり、国民一人ひとりが豊かな
人生を送るには、未来への投資である教育の充実こそ最も重要な課題と言われています。
近年我が国は、人口減少や少子高齢化、グローバル化の進展、そして環境問題や食料・エ
ネルギー問題をはじめとする地球規模の課題への対応も急務となっています。
教育分野では、子どもを取り巻く環境が大きく変化しており、未来を担う子どもたちを健
やかに育むためには、家庭、学校及び地域住民等がそれぞれの役割と責任を自覚しつつ、地
域全体で教育に取り組む体制づくりを目指す必要が出てまいりました。
このように教育を取り巻く環境が大きく変化し、多くの面で課題が生じてきたことから、
国においては、平成18年12月、60年ぶりに教育基本法を改正し、今日求められている
教育の目的や理念を明示しました。同時に、教育改革を実行あるものとするため、新たに教
育振興基本計画について規定し、「地方公共団体においては、地域の実情に応じた教育の振
興のための計画を策定するよう努めなければならない。」と規定されたことは大変意義深い
ものと考えます。
本市においては、児童生徒の個性を伸ばし、知・徳・体の調和のとれた人間形成を図ると
ともに、地域の人や物、自然やできごととの関わりを通して、心身ともに健やかで心豊かな
人間性の基礎づくりが大切であると考え、『西尾市教育振興基本計画』を策定しました。そ
して、本計画の目標の実現に向けて家庭、学校、地域が連携協力して教育行政の推進を図っ
ていきたいと考えています。
最後になりましたが、本計画の策定にあたり、貴重なご意見やご提言をいただきました「西
尾市教育振興基本計画策定委員会」の委員の皆様をはじめ、計画策定にご協力いただいた皆
様に心より感謝を申し上げます。
平成27年3月
西 尾 市 教 育 委 員 会
目
第1章
次
計画の策定にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1 計画策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2 計画の名称と位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3 計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
4 計画の対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
5 計画の構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
第2章
計画の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
1 基本理念と基本目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2 施策の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
3 施策の方向性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
(1)子育て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
(2)学校教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
(3)生涯学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
(4)歴史文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
(5)スポーツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
(6)青少年健全育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
第3章
基本施策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
1 子育て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
2 学校教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3 生涯学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
4 歴史文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
5 スポーツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
6 青少年健全育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
第4章
重点施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
1 子育て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
2 学校教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
3 生涯学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
4 歴史文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
5 スポーツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
6 青少年健全育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
第5章
計画の推進にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
1 計画の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
(1)計画内容の周知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
(2)計画の進行管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
(3)計画の見直し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
資料編
1 子育て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
(1)療育センター利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
(2)地域子育て支援センター利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
(3)ファミリー・サポート・センター会員数・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
(4)家庭児童、母子等相談件数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
(5)児童クラブ数・登録児童数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
(6)児童館の延べ利用者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
(7)児童遊園・ちびっこ広場設置数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
2 学校教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
(1)市立小・中学校児童生徒数の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
3 生涯学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
(1)公民館利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
(2)図書館利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
4 歴史文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
(1)指定・登録文化財件数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45
(2)岩瀬文庫入館者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
5 スポーツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
(1)総合型地域スポーツクラブ及び会員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
(2)西尾市体育協会加盟団体及び会員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
(3)スポーツ教室開催種目及び参加者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
(4)屋外体育施設一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
(5)屋内体育施設一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
6 青少年健全育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
(1)寺子屋にしお開設状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
(2)おやじの会設置状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
(3)単位子ども会数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
7 用語解説(五十音順)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
8 西尾市教育振興基本計画策定委員会設置要綱・・・・・・・・・・・・・・・・ 59
9 西尾市教育振興基本計画策定委員会委員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
(1)策定委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
(2)策定部会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
(3)作業部会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
10 西尾市教育振興基本計画策定経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
本文中で「*」の付いている語句については、「資料編」に用語解説を掲載しています。
第1章 計画の策定にあたって
第1章
1
計画の策定にあたって
計画策定の趣旨
核家族化や少子化、地域コミュニティの希薄化など、子どもを取り巻く家庭や地域環境
の変化が、家庭や地域の教育力の低下の大きな原因となっています。
このような状況の中で、近年、子どもの学力の低下や生活習慣の乱れなどが社会問題化
しており、いじめや不登校などの問題についても、急務の課題としてその対応が求められ
ています。
こうしたことを背景に、平成18年12月、制定から約60年を経て教育基本法が改正
されました。改正教育基本法では、教育を取り巻くさまざまな状況の変化を踏まえた上で、
教育の目的を実現するために達成すべき目標を新たに掲げるなど、新しい時代の教育の基
本理念が明示されました。
また、この改正教育基本法では、国は教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推
進を図るため、「教育振興基本計画」を策定することとし、地方公共団体においては、地
域の実情に応じた教育振興基本計画を定めるよう努めなければならないと規定されました。
これを受け国においては平成20年7月に第1期計画を、平成25年6月には第2期計画
を閣議決定しました。
こうしたことを踏まえ、本市においても、西尾市総合計画の方向性を踏まえつつ、これ
からの時代における教育の総合的かつ計画的な推進を図るための新たな指針として、『西
尾市教育振興基本計画』を策定することとしました。
【 教育基本法(平成18年法律第120号)】(抜粋)
(教育振興基本計画)
第17条 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、
教育の振興に関する施策についての基本的な方針及び講ずべき施策その他必要な
事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなけ
ればならない。
2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団
体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなけ
ればならない。
-1-
第1章 計画の策定にあたって
2
計画の名称と位置付け
本計画の名称は、『西尾市教育振興基本計画』とし、西尾市の幼児教育、学校教育、生
涯学習*をはじめとする教育全般を網羅した計画となります。また、改正教育基本法第17
条第2項の規定に基づく、「地方公共団体における教育の振興のための基本的な計画」で
あるとともに、「第7次西尾市総合計画」の教育分野の個別計画と位置付け、教育の個別
部門における他の計画と整合性を図りながら施策を推進します。
教
育
基 本
法
第7次西尾市総合計画
2013 年~2022 年
子育て・教育・文化・スポーツ分野
国の教育振興基本計画
西尾市教育振興基本計画
教育に関するアクションプラン
西尾市生涯学習推進計画
西尾市スポーツ推進計画
西尾市文化振興プラン
西尾市子ども読書活動推進計画
西尾市子ども・子育て支援計画
(愛知県教育振興基本計画)
-2-
第1章 計画の策定にあたって
3
計画の期間
本計画の期間は、平成27年度から平成31年度(5年間)とし、今後10年間を見据
え、最初の5年間で取り組む計画として策定しています。なお、本計画は第7次西尾市総
合計画の見直しの時期に併せて内容を精査し、必要に応じて、本計画についても改定の時
期を再度検討することとします。
4
計画の対象
この計画は、幼児教育、学校教育、生涯学習、歴史文化、スポーツなど教育委員会が所
管する施策全般を基本としますが、子育てや青少年健全育成といった教育に関連する施策
も含みます。
5
計画の構成
基本理念
第7次西尾市総合計画の「子育て・教育・文化・スポーツ分野」を教育行政推進の基本
分野とし、幼児教育、学校教育、生涯学習をはじめとする教育全般について、何を目指し
教育を推進するかを明らかにしたものです。
基本目標
基本理念を実現するために、達成すべき基本的な目標を定めたものです。分野別に目標
を定めており目標達成に向け各施策を推進します。
基本方針
基本目標達成のため、分野別に具体的な施策の方向性を定めたものです。
施策の方向性
何を目指し計画を推進するか、その考え方や方向性をまとめたもので分野別にまとめて
います。
基本施策
現状と課題を踏まえ、西尾市が目指す姿を明らかにし、その実現に向けた具体的な施策、
取り組みや事業を示すもので分野別にまとめています。
重点施策
主な施策の中でも特に優先度の高い取り組みを、「重点施策」として具体的な取り組み
内容を示したもので分野別にまとめています。
-3-
第2章 計画の基本的な考え方
第2章
1
計画の基本的な考え方
基本理念と基本目標
平成23年4月1日に、西尾市と旧幡豆郡3町が合併し、市域の拡大とともに新たな地
域資源が加わり、更なる飛躍を目指して新・西尾市が誕生しました。そして、「活力・創
造」「安心・便利」「自立・協働」の3つのまちづくりの考え方と、それらを結びつけつ
なぎ合わせる『融和』を基本理念として「第7次西尾市総合計画」が策定されました。
第7次総合計画では「子育て・教育・文化・スポーツ分野」を教育行政推進の柱とし「地
域を支える文化と人を育む環境づくり」を計画推進の目標に掲げています。
教育振興基本計画では、この「地域を支える文化と人を育む環境づくり」に、人づくり
に対する目標を加え「次代を担う人づくり、地域を支える文化と人を育む環境づくり」を
基本理念としました。そして、その下に総合計画に掲げられた6つの目標を「基本目標」
として計画を推進することとしました。
《 基本理念 》
次代を担う人づくり、地域を支える文化と人を育む環境づくり
《 基本目標 》
1
子
2
育
て
子育て支援体制の充実
学 校 教
育
生きる力*を養う学校教育の充実
3
生 涯 学
習
生涯学習の推進
4
歴 史 文
化
歴史文化の継承
5
ス ポ ー
ツ
みんなが元気になるスポーツの振興
6
青少年健全育成
地域で取り組む青少年の健全育成
-4-
2章
計画の基本的な考え方
2 施策の体系
《基本理念》
次
代
を
担
う
人
づ
く
り
、
地
域
を
支
え
る
文
化
と
人
を
育
む
環
境
づ
く
り
《基本目標》 及び 《基本方針》
【子 育 て】 子育て支援体制の充実
◇多様なニーズに応じた子育て支援
◇保育の充実
◇子どもの居場所づくり
【学校教育】 生きる力を養う学校教育の充実
◇教育内容の充実
◇こころの教育の充実
◇学校施設・設備等の整備
◇発達障害*等への対応
◇学校給食の充実
【生涯学習】 生涯学習の推進
◇学習機会の充実
◇生涯学習拠点機能の充実と施設整備
◇学習成果の地域還元
◇図書館の充実
【歴史文化】 歴史文化の継承
◇市民文化の創造と芸術文化活動の推進
◇文化施設の整備
◇文化財・史跡の保全・活用
◇文化財の調査・保護
◇市史の編さん
【スポーツ】 みんなが元気になるスポーツの振興
◇地域における健康づくりやスポーツ活動の活性化
◇スポーツ施設の整備・利用促進
◇競技スポーツの振興
【青少年健全育成】 地域で取り組む青少年の健全育成
◇家庭教育の充実
◇地域の教育力の向上
◇子ども・若者の育成支援
-5-
第2章 計画の基本的な考え方
3
施策の方向性
(1)子育て
近年、核家族化やひとり親家庭の増加、地域のつながりの希薄化などにより、子どもと
子育て家庭を取り巻く環境は大きく変化し、子育てに不安や孤立感を感じる家庭は少なく
ありません。また、子育ての困難さを背景に虐待などによって子どもの生命や安全が脅か
される深刻な事態も後を絶ちません。
本格的な少子化社会が到来する中、子どもを生み、育てたいという個人の希望がかなえ
られるためのサポートが強く求められており、子育てを当事者のみの負担にとどまらせる
ことなく、社会全体が協力して支援することが重要な課題となっています。
保護者が安心して子育てができるようにするため、子育ての多様なニーズに対応し、妊
娠・乳幼児期からの成長過程にあわせたさまざまな子育て支援サービスの充実を図ること、
また、社会的養護を要する児童への適切な援助や、子どもの豊かな情操を育む遊びや活動
を保障するなど、子育て・子育ちを支える豊富な社会資源の構築を目指し、すべての子ど
もが健やかに生まれ育つ環境づくりに努めます。
(2)学校教育
学校教育は、児童生徒が生涯にわたり人間としての成長と発達を続けていく基盤となる
力を養うとともに、国家及び社会の形成者としての資質の育成を目標とするものです。
これまで本市では、各学校において、児童生徒の個性を伸ばし、知・徳・体の調和のと
れた人間形成を図るとともに、地域の人や物、自然やできごととの関わりを通して、心身
ともに健やかで心豊かな人間性の基礎づくりをしていくことを目指してきました。
しかし、時代の急激な変化とともに、核家族化や近所付き合いなどの希薄化はますます
進行し、暮らしの中に浸透していた人間関係の構図は変化しています。学校は、こうした
状況を受け止め、個に応じた教育、時代に対応した教育に取り組むとともに、今の時代に
あった家庭・地域との新たなつながりを築き、特色のある学校づくりを推進していくこと
が求められています。
そこで、「家庭、学校、地域との協働」を推進する取り組みを基盤としながら、「特色
ある学校づくり」などをさらに推進するとともに、「個に応じた指導の充実」、「心の教
育の充実」、「安心安全な学校づくり」等の取り組みを前進させます。そして、今後も知・
徳・体の調和のとれた人間形成を図り、心身ともに健やかで心豊かな人間性の基礎づくり
に努めます。
-6-
第2章 計画の基本的な考え方
(3)生涯学習
国民一人ひとりが、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯
にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適
切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならないという生涯学習の基本理念
の実現を目指し、西尾市が目指す生涯学習社会について、「みつけよう
生涯学ぶ喜びを
わがまち西尾で」を本市の基本理念とし、市内各所に身近な施設として配置した公民館・
ふれあいセンターの有効活用や学習機会の充実を図ることで「いつでも、どこでも、だれ
でも、どんなことでも」学ぶことができる生涯学習社会の形成に向けて取り組みます。
さらに、指導者の発掘による生涯学習の推進を図るとともに、従来の個人を単位とした
学習活動の支援から、市民との協働社会の構築が必要とされる今、個人の学習成果を地域
社会に還元する可能性を見い出し、より豊かで充実した生涯学習のあり方を追求し、推進
していきます。
また、図書館は地域住民の教養・文化・生涯学習の資料や情報を提供する知の拠点及び
交流の場として親しまれ、子どもから大人まで、誰もが利用しやすい身近な図書館を目指
します。
(4)歴史文化
芸術文化によって心にゆとりと潤いがもたらされ、心豊かな生活や人生を送ることは、
人間にとってとても重要なことです。芸術作品、文化財、伝統芸能などを鑑賞あるいは学
ぶ機会を増やすことにより、人々の知的好奇心を高め、心に癒しと感動を与え、生きる喜
びや希望を生むことができます。そのため、芸術文化の振興とその環境整備に取り組み、
市民の芸術文化に対する意識の醸成を図ります。
西尾の地域的特性として、文化を支える「市民」による目覚ましい活躍があります。例
えば、明治41年には、実業家が私立図書館「岩瀬文庫*」を設立し、現在では世界に誇る
古典籍の宝庫となっています。
先人の意思を受け継ぎ、私たちも「市民」が主体となって、生き生きと活躍できる文化・
芸術の環境づくりを進めるため、「人と文化がともに育つまち
西尾
~歴史・自然・抹
茶の香りの中で、あなたもわたしもアーティスト!~」を基本理念に文化振興を図ります。
文化会館など文化施設の老朽化が進んでいます。また、施設によっては利用頻度の少な
い施設もあります。このため施設の長寿命化を見据えた計画的な改修と利用拡大について
検討していきます。
文化財・史跡の保全と活用は、現代に生きる私たちの使命であります。歴史遺産を広く
PRするとともに未発掘の文化財の掘り起こしに努め、保存活用を行うことが必要です。
-7-
第2章 計画の基本的な考え方
昭和58年の「西尾市史
年表」の刊行後約30年が経過しました。この間に県内の各
市では戦後2回目の市史が新たに刊行され、著しい地方史研究の発展を見せています。本
市においても新たな資料が蓄積され、再び郷土の歴史を明らかにする時期となりました。
また、平成23年4月、西尾市は幡豆郡3町と合併しました。新・西尾市の歴史を分かり
やすく市民に伝えていくためにも、新たな市史の刊行を行います。
(5)スポーツ
自らが身体を動かして行う「する」スポーツだけでなく、他者の競技を観戦する「みる」
スポーツや、監督・コーチなどの指導者、スポーツ大会のスタッフとして参画する「支え
る」スポーツなどもスポーツ活動の一つです。
スポーツを推進することは、市民の健康づくりや競技力の向上にとどまらず、市民の生
きがいの創出や自己実現、青少年の健全育成、さらには仲間づくりやコミュニティの活性
化などの効果も期待されます。
そこで、すべての市民がさまざまなかたちでスポーツに親しむことができるよう、「ス
ポーツで元気になるまち
西尾
~すべての人にスポーツの喜びを~」を基本理念として
掲げ、市民スポーツ活動を推進します。
(6)青少年健全育成
次世代を担う青少年が健全に育つよう、家庭、学校、地域が連携して青少年健全育成事
業に取り組むために、学校教育の充実とともに放課後や週末などの居場所づくり、生涯学
習活動などの充実を図ります。
また、青少年の健全育成には非行を未然に防止することと併せて、安全確保が重要なこ
とであることから、事故や犯罪等から守るための街頭補導活動の充実を図り、警察をはじ
めとした更に多くの機関や団体との連携を図り、地域ぐるみの協力と事業を展開し、青少
年の健全育成を推進します。
-8-
第3章 基本施策
第3章
基本施策
子育て支援体制の充実
1 子育て
○現状・課題
*
全国的に合計特殊出生率 が人口の維持に必要な数値を大きく下回り、低い水準で推移して
おり少子化が進行しています。本市の数値は全国の平均値を上回っているものの同様な状況に
あります。社会全体を見ても、核家族化の進行、共働き家庭の増加、地域の人間関係の希薄化、
治安の悪化など、子どもと子育て家庭を取り巻く環境は大きく変化しています。このように
人々の意識や家庭・地域・職場の環境が変化する中で子どもを産み育てることに多くの困難を
伴い、子どもが健やかに育つことへの不安が大きい社会であることが少子化の進展として現れ
ているといえます。また、あわせてライフスタイルの多様化により子育てのニーズも多岐にわ
たるものとなってきており、行政も、西尾市次世代育成支援行動計画に基づき子育て環境の整
備、市民のニーズに応えていますが、さらに増え続ける要望について出生、就園前、保育園・
幼稚園、小学校、中学校と子どもの成長の過程にあわせてフレキシブルな対応が求められてい
ます。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
現状値
・安心して子育てをすることができて、子ど
もが健やかに育つまちになっています。
*
ファミリー・サポート・センター 会員数
617 人
770 人
830 人
*
延長保育 の実施園数
31 園
めざす姿
~市民の暮らし~
35 園
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
現状値
・経済的な不安がなく、子どもを産み育てる
ことができます。
・子どもを保育する環境が整い、性別に関わ
らず子育てでの心配をせずに就労すること
ができます。
35 園
仕事と子育ての両立がしやすいと感じる市民
割合
42.9%
50%
60%
*
児童クラブ の定員数
・子どもが地域の中で生き生きと遊び成長し
ています。
※第7次西尾市総合計画より抜粋
-9-
693 人
750 人
760 人
第3章 基本施策
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 多様なニーズに応じた子育て支援
*
① 障害児など特別な支援を必要とする子どもに対する療育 、保育の充実に努めます。
*
■児童発達支援センター における、療育及び相談支援の充実
□発達に心配のある概ね就園前までの児童と保護者に対する育児相談等の実施
□障害がある児童もない児童も共に保育園や幼稚園で過ごすことができるような保育実践、
環境整備、職員配置の充実
*
② 子育て支援センター をはじめファミリー・サポート・センターにおける相談や子育て情報
提供など子育て支援環境の充実を図ります。
□地域の子育て拠点となる子育て支援センターの充実
□ファミリー・サポート・センターによる、地域住民との子育て支援の推進
□子育てガイドブックの発行
③
児童虐待防止のため相談窓口や協力体制の周知を図るとともに防止対策の推進に努めま
す。
*
■要保護児童 等の総合的な対策を目的とする協議会の充実
□育児相談・心配ごと相談など各種相談支援体制の充実
④ 育児サークル活動の支援を行うとともに、育児サークルの連携を支援しネットワーク化を
図ります。
*
□西尾子育てサークル協議会 の活動を支援、及び子育てグループの育成と連携の強化
⑤ ひとり親家庭に対する自立支援の充実に努めます。
□各種自立促進事業の推進
□就職に役立つ技能や資格習得のための各種給付金の支給
□ひとり親家庭の子が高校や大学に就学するため必要な資金を貸付
□児童扶養手当の支給など経済的支援の充実
⑥ 妊産婦世帯が安心して出産、育児ができる環境の充実を図ります。
□妊産婦及び乳幼児の健康教育や育児支援、育児相談の充実
(2) 保育の充実
①
老朽化した保育園施設を計画的に維持管理や修繕を行いながら安全で快適な保育環境づ
くりに努めます。
■保育園・幼稚園施設の計画的改修・整備の推進
■保育園・幼稚園の園庭芝生化事業の推進
② 保育園・幼稚園の窓口一本化による一層のサービスの充実に努めます。
■保育園業務と幼稚園業務の一体化による総合的な児童施策の推進
■保育園・幼稚園職員の資質向上のための研修の充実
- 10 -
第3章 基本施策
*
*
③ 複数の保育園で一時保育 、病後児保育 、延長保育など保護者のニーズに合わせた保育を
実施します。
□ニーズに応じた延長保育の実施
*
□保育園の一時保育や幼稚園の預り保育 実施園の拡大
(3) 子どもの居場所づくり
① 児童館や利用可能な学校施設などを有効活用することにより、児童クラブの待機児童の解
消に努めます。
■各小学校区に児童クラブを設置(佐久島を除く)
□ニーズの増加にあわせ、保育場所の確保と対象学年の拡大を検討
② 市内に4か所ある児童館で、それぞれの地域の特性を生かした行事等を実施します。
□各児童館の創意工夫により特徴を発揮した活動を推進
□児童に身近な地域のふれあいセンターなどで出前児童館を実施
③ 保護者が安心して子どもを預けられるために、児童クラブの環境を整え、研修等を通じて
指導員の質の向上を図ります。
□児童クラブ指導員の研修を充実
□巡回指導員による学校との連携強化及び保育支援の実施
□専門機関の指導・援助による要支援児童に対する保育実践の向上
□大規模クラブの解消および安全快適な保育スペースの確保
○協働のまちづくりの考え方
子育てに不安をもつ保護者が多いひとつの要因として、地域との関わりが不足していること
があげられます。社会全体で子どもの育ちを支援するという考えのもと、公共施設等の利用を
提供するなど行政が手助けをしながら、多くの子育て家庭が集まる機会をつくることで支援を
行います。
市民
の役割
各家庭は健やかに子どもが育つ
ための環境を整えます。家庭で
しつけ、地域で育てるという役
割分担のもと、保護者・地域が
連携しながら地域全体で子ども
の成長に取り組みます。
団体・事業者など
の役割
行政では目が届かないきめ細か
*
な部分をNPO 等が協力しま
す。また、職場等において仕事
と子育ての両立がしやすい環境
づくりに努めます。
- 11 -
行政
の役割
保護者自身によるサークル活動
の働きかけ、活動場所の提供、
相談、情報発信の支援などを行
うとともに施設の整備など基盤
整備に努めます。
第3章 基本施策
生きる力を養う学校教育の充実
2 学校教育
○現状・課題
未来を生きる子どもたちに必要となるのは、社会の変化に対応し、自分で課題を見つけ、自
ら学び、自ら考え、より良く問題を解決しようとする資質や能力です。さらに、自らを律して
他と協働していこうとする態度や、たくましく生きるための健康や体力も必要です。しかし、
学校教育を取り巻く環境は大きく変わり、解決すべきさまざまな課題が浮き彫りとなっていま
す。
その一つ目は、安全で安心な学校の実現です。そのために、学校施設の整備を進めるととも
に、猛暑など急激な気候の変化、子どもを狙った犯罪や事故、地震等の災害といったさまざま
な問題への対応が必要です。
*
二つ目は、特別支援教育 の充実です。これまでも障害のある子どもたちが、自分らしく、
希望を持って生活できる環境づくりに取り組んで来ましたが、その歩みをより確実なものにし
なければなりません。就学指導や交流学習、教育相談などの充実に努めるとともに、児童生徒・
*
市民の心のバリアフリー化 の推進が必要です。
*
三つ目は、社会で役立つ実践力の育成です。現在実施されている新学習指導要領 の「生き
る力を育む」という理念を重視し、教育内容の充実を図って、子どもたちの「生きる力」を伸
*
ばしていくことが求められます。また、地産地消 を取り入れた学校給食の充実を進めるとと
*
もに、家庭・地域を巻き込んだ食育 を推進し、健康な心と体を育てることが重要です。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
現状値
・児童生徒が心豊かに安心して学習や生活で
きる環境が整っています。
めざす姿
小中学校トイレ改修
20%
~市民の暮らし~
現状値
・児童生徒が楽しく学習できる授業や学校の
体制が充実しています。
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
65%
75%
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
*
きめ細かな学習指導(少人数学級 )
小学1、2年
小学1、2、3年
小学1、2、3年
中学1年
中学1年
中学1、2年
※第7次西尾市総合計画より抜粋
- 12 -
第3章 基本施策
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 教育内容の充実
① 地域の特性やさまざまな人材等の教育的資源を取り入れた「特色のある学校づくり」を推
進し、地域に愛着と誇りを持てる人材を育成します。
■家庭、地域、学校と連携した特色ある学校づくりの推進
■地域の人材や教育的資源などを生かした教育活動の充実
② 国際化を見すえ、小学校における英語活動の充実を図ります。
■英会話活動の推進
□小学校外国語活動に係る研修の充実
□中学校との連携による、小学校における外国語活動の充実
③ よりきめ細やかな少人数・個別指導など、個々の学習状況に応じた支援を行い、一人ひと
りの良さを伸ばす学習の個性化を図っていきます。
■確かな学力の保障を目指した授業力の向上
□個の学習状況に応じた補充・発展学習の充実
(2) こころの教育の充実
① 児童生徒の道徳的実践力や人権意識、規範意識を高めるために「心の教育推進活動」を推
進します。
■各種団体と連携した人権教育の推進
□人権教育と豊かな心を育てる道徳教育の推進
□体験活動を重視した学校行事の充実
② いじめ・不登校の問題について総合的・根本的に検討し、その予防や対応を具体的に進め
ます。
■いじめ・不登校・問題行動対策協議会の活動の推進
■不登校対策の推進と充実
□各校における児童生徒へのきめ細かな対応の充実
(3) 学校施設・設備等の整備
① 老朽化や環境の変化等に対応するため計画的に改修・修繕を行います。
■学校トイレの計画的な改修の推進
□屋上防水、外壁塗装の推進
□小学校の校庭芝生化事業の推進
□学習環境の向上のために必要な改修・整備の推進
② 建築非構造部材等の耐震改修工事を行います。
■体育館、校舎の改修を効率的、計画的に推進
(4) 発達障害等への対応
① 発達障害のある児童生徒への教育支援体制の整備強化を図ります。
■特別支援教育に係る体制整備の推進
□発達障害に係る研修の充実
- 13 -
第3章 基本施策
*
② 特別支援学校 について、調査・検討を図っていきます。
■特別支援学校の整備に関する調査・検討委員会の活動推進
③ 心身に障害がある児童生徒一人ひとりの力を伸ばす教育を推進するとともに、広く特別支
援教育への理解と認識を深め、その充実と振興を図ります。
*
■西尾市特別支援教育推進委員会 と連携した特別支援教育の推進
□特別支援教育に係る研修の充実
(5) 学校給食の充実
① 給食に地元の食材を使用し、地産地消の推進を図ります。
■地産地消を積極的に活用した献立づくりの推進
□地場産物を食育だよりなどで紹介する啓発活動の充実
② 家庭・地域・学校と連携し、児童生徒が食育を学ぶ機会の充実を図ります。
*
*
■栄養教諭 、学校栄養職員 を中心とした食育の推進
*
■食育ノート を活用した授業の推進
□食育だより及び給食だよりによる保護者への情報提供の充実
○協働のまちづくりの考え方
今後は、児童生徒の育成・安全を図る上で家庭・地域・学校との協働を推進していく必要が
あります。地域の方を講師に招き、児童生徒の知識や技能を高め、習得した知識・技能を市内
*
のイベント等を通じて市民に還元します。また、PTA・子ども会、おやじの会 、老人会などの
各種団体と連携を図り、児童生徒の安全を確保します。
市民
の役割
各小中学校において、知識・技
能を修得している地域の方が講
*
師となり三河万歳 などの伝統
芸能の継承やクラブ活動の補助
等を行います。
団体・事業者など
の役割
PTA、子ども会、おやじの会、老
人会などが、児童生徒の通学時
等の安全を確保するために、パ
トロールや交通指導を実施しま
す。
- 14 -
行政
の役割
各種団体間の調整がうまく取れ
るようにサポートします。
第3章 基本施策
生涯学習の推進
3 生涯学習
○現状・課題
時代や社会が大きく変化していく中で、いつでも、どこでも、誰でも、どんなことでも自由
に学習機会を選択して学習することができ、その成果を適切に生かすことができる社会を目指
し、ふれあいセンター・公民館においては公民館講座やフェスティバル等を実施してきました。
しかし、多くの施設が老朽化してきており、施設を引き続き活用していくためには、多額の
費用がかかることが想定されるため、長期的な視野に立って計画的に改修等を進める必要があ
ります。また、地域にとって身近に配置された学習場所を有効利用し、学習機会を充実してい
くことが求められています。
さらに、退職された方々が現役時代に培った経験や人脈などを地域で大いに役立ててもらう
ため、ボランティア活動や地域貢献活動をしやすくするための講座を行うことなどが新たな課
題となっています。
生涯学習施設の一つである図書館は、市民の教養・文化・生涯学習の情報提供拠点として、
時代の変化に即した情報の提供をするとともに多様化する市民の要望に応えることが必要で
す。そのためには、図書館だけでなく市内の生涯学習施設との連携を密にし、身近な場所での
情報提供ができるようにするとともに、子どもの頃から生涯学習施設を活用できるような啓発
活動をしていくことが大きな課題となっています。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
現状値
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
・さまざまな機会、さまざまな場所において
学習できる体制が整っています。
生涯学習講座受講者数
・学習の成果が個人だけでなく、協働のまち
づくりに反映されています。
図書館資料の貸出・返却可能施設数
3,275 人
10 か所
・市内全域において、身近な場所で図書館サ
ービスを受けられる環境が整っています。
めざす姿
~市民の暮らし~
現状値
3,600 人
18 か所
生涯学習講座受講の満足度
・図書館が身近にあることにより豊富な知識
を得ることができ、文化的に豊かな生活を
送っています。
図書館貸出カード登録者数
40,500 人
26 か所
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
・市民が生涯を通して学習し、生きがいをも
ち豊かな人生を送っています。
73%
4,000 人
80%
64,500 人
85%
84,500 人
図書館利用者の満足度
54.3%
※第7次西尾市総合計画より抜粋
- 15 -
65%
75%
第3章 基本施策
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 学習機会の充実
① 市内の各地域でバランスの取れた学習プログラムを提供するため、生涯学習講座の充実及
び誰もが選択可能な学習体系の確立を図ります。
■学習プログラムの一元化による施設ごとにバランスのとれた講座を配分して提供
■生涯各期(ライフステージ)における学習体系の確立
■アンケート内容の統一を図り学習ニーズの適切な把握による充実した学習内容の提供
*
□リカレント教育講座 の推進
② さまざまな知識・技能を持った人を登録する講師登録制度を充実し、地域活動の中で活用
できるような仕組みを形成します。
□近隣市町との情報交換により講師登録者の拡充
□情報の共有化を図ることで講師登録制度の活用を推進
③ 学習指導者の育成を図るとともに、サークルなどの自主活動を支援します。
□生涯学習インストラクター・コーディネーターの登録による学習指導者の発掘
□公民館講座受講者の自主活動団体への移行を推進
□自主活動に対する相談窓口の開設
□発表の場の充実による活動・学習意欲の高揚と団体間交流の推進
□サークル協議会の設置を検討し団体相互の交流を推進
□サークルの出前講座への参画による発表機関の拡大
④ 生涯学習事業の年間の講座やイベント等を集約した情報ガイドを広報紙に折り込むなど、
生涯学習の情報発信の充実に努めます。
■生涯学習講座ガイドブックの発行(年4回)による講座情報の提供を充実
■市のホームページの内容の充実を図り情報発信を充実
□情報収集体制を整備することで各公民館での情報コーナーの充実
(2) 生涯学習拠点機能の充実と施設整備
① 生涯学習の推進を図るための中央機能の充実と併せて、それぞれのふれあいセンター、公
民館が担う役割を明確にし、組織的かつ体系的に事業を展開することで、市内での生涯学習
機会の充実及び均衡を図れるようにします。
*
□中央機能の整備 による計画的かつ総合的に市全域の生涯学習を推進
*
② 西尾市公共施設再配置基本計画 に基づき、公民館やふれあいセンター機能の配置基準を
定め、計画的な施設整備に努めます。
□公共施設再配置計画に基づく計画的な施設整備の推進
□長寿命化による施設の有効活用
(3) 学習成果の地域還元
① 市民協働が行政のさまざまな領域で取り組まれることを鑑み、市民が関心を持つきっかけ
となるよう、地域課題をテーマとした学習機会を提供します。
□個々の学習成果が地域還元につながる内容の講座を提供
- 16 -
第3章 基本施策
□地域性を重視した内容を学習する機会を提供
(4) 図書館の充実
① 図書館情報システムの有効活用及び最新システムの導入、市内全域を網羅した物流システ
ムの確立により、利用者の利便性を図り、利用の拡大を目指します。
■身近なところで図書館の本が利用できるサービス拠点の増設
□図書館からの積極的情報発信
□配送システムの整備充実
*
② 子ども読書活動を積極的に推進し、ボランティアや子ども司書 との協働により子どもの
読書環境を整え、読書好きな子どもたちを増やし、心豊かな「西尾っ子」を育成します。
*
■「読書の日 」の周知に努め、家族で読書を楽しむことを推進
□子ども読書活動推進の担い手となるボランティアの養成
*
□ブックスタート の推進
□学校図書館との連携及び支援
③ 多様化する資料形態や市民ニーズに対応できる蔵書構成及び管理運営体制の構築、施設の
充実を図ります。
□魅力ある図書資料の収集・保存及び提供の推進
□施設設備の充実
□高齢者向け資料及びサービスの充実
□障害者サービスの提供
○協働のまちづくりの考え方
高齢者をはじめ、多くの市民が、豊かな知識や経験を生かしながら、まちづくりの担い手と
して生き生きと過ごし活躍できることは、協働のまちづくりや地域の活性化の観点においても
重要なことです。
また、経験豊かな大人だけのまちづくりでなく、次の担い手となる世代に対してもまちづく
りのための情報提供ができるように、地域における教育の仕組みの構築、図書館サービスを実
現することが大切です。
市民
の役割
多くの市民が、地域社会に参加す
る意欲と、それぞれの経験や能力
に応じた講座や講演会を選択し、
積極的に関わることで、まちづく
りに貢献していくことが求められ
ます。
まちづくりに積極的に参加するた
めに必要な知識や情報を図書館か
ら得て、その声を図書館に届ける
ことでより質の高いサービスの提
供に役立たせることができます。
団体・事業者など
の役割
図書館運営や事業に、ボランティ
ア団体や NPO などが参加すること
で、効率的で市民の生活に密着し
た親しみやすいサービスの提供が
可能になります。
- 17 -
行政
の役割
まちや地域を再発見し、楽
しみながら仲間とともに、
まちづくりや地域活動で
活躍できるよう、学習指導
者の育成を図ります。ま
た、それらの活躍のきっか
けとなるような講演会や
講座を開催します。さら
に、まちづくりや地域活動
に役立てていただけるよ
う図書館機能を充実しま
す。
第3章 基本施策
歴史文化の継承
4 歴史文化
○現状・課題
市民が多様な価値観に基づいて自己実現を図るというライフスタイルが定着するなど、価値
観の多様化が進んでいく中、「物質的な豊かさ」より精神的な安らぎやうるおいのある生活な
ど「心の豊かさ」を重視する傾向が強まっています。また、高齢化社会を迎え、リタイア世代
の増加とともに、地域への回帰ということが盛んになり、改めて地域を見直していく機会が増
えてきました。古くから栄えてきた西尾は、その証である数多くの文化財、伝統芸能などの歴
史遺産が存在しています。
文化には現代を生きる私たちのニーズから享受され志向されていく文化、先人から受け継ぎ
さらに未来へと継承していく歴史文化とがあります。古くから受け継がれた歴史文化は価値観
の多様化した社会構造の中で、幾度となく散逸や崩壊の危機に直面してきました。とりわけ、
街並みや文化的価値の高い自然、地域コミュニティに根付いた伝統行事はその影響が甚大で
す。
また、現代に生きる私たちが育んでいる文化についても心の豊かさを求めていく中では欠く
ことのできないものとなっていることでしょう。
こうした、さまざまな形の歴史文化芸術を育むことで、文化力の向上に努め、わがまちの誇
りとなるような文化を創ること、伝えることができる社会となっていくことが必要です。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
現状値
・さまざまな文化や芸術に親しむ機会があり
ます。
文化振興団体登録数
・地域の歴史に身近に親しむ機会を持つこと
ができます。
岩瀬文庫入館者数
・各地域において昔からの伝統行事が大切に
受け継がれています。
196 団体
29,696 人
現状値
・身近に歴史文化に親しむことができるよう
になります。
33,000 人
35,000 人
にしお本まつり 参加者数
~市民の暮らし~
・市民がさまざまな文化芸術に親しむことが
できるようになります。
250 団体
*
6,013 人
めざす姿
220 団体
7,000 人
8,000 人
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
日頃から文化芸術に親しみを持っている市民の
割合
37%
40%
45%
地域の歴史に関心のある市民の割合
34%
※第7次西尾市総合計画より抜粋
- 18 -
40%
45%
第3章 基本施策
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 市民文化の創造と芸術文化活動の推進
① 市民・文化活動団体・企業など多様な文化主体と連携・協働を図り、より多くの市民がさ
まざまな角度から文化芸術に親しめる機会を提供します。
■市民が文化芸術にふれあう機会の提供
□市民が芸術活動を発表できる場の提供
② 地域に伝承されてきた伝統文化の保存育成を支援し、地域ぐるみで文化を育む心を育てま
す。
■市内の伝統芸能の保存育成
□伝統文化の発表の機会の提供
(2) 文化施設の整備
① 地域文化発表の場である文化会館は、計画的に改修・修繕を行い、利用しやすい施設とし
て整備していきます。
■長期計画を立てた計画的な改修の推進
□老朽化した施設の見直し
② 資料館等の展示施設は、利用しやすい文化交流・歴史学習の拠点として再整備を検討して
いきます。
■各資料館の個性を生かした展示内容の検討
(3) 文化財・史跡の保全・活用
① 地域を代表するような歴史遺産を広くPRし活用します。
■ホームページやガイドブック等による情報発信の充実
□関係団体との連携による広報及び保存活用
② 岩瀬文庫所蔵資料の調査研究成果を基に新たに文庫目録を作成します。
■市民が親しむことができる文庫目録づくり
□刊行物やネットによる文庫目録の公開
③ さまざまな学習ニーズに応えるため、企画展や講座などの内容を充実し、分かりやすく公
開します。
■市民の声を取り入れた分かりやすい企画展の開催
□さまざまな分野の講座の開催
(4) 文化財の調査・保護
① 市民共有の貴重な歴史遺産である文化財の保護・活用を推進していくため、これからも未
発掘の文化財の掘り起こしに努め、調査研究を行い、指定・保護を図ります。
■眠っている歴史遺産の発掘
□新たな文化財が指定登録できるよう文化財保護委員会への働きかけ強化
② 多くの市民が歴史に親しむことのできるよう、史跡説明板の設置や学習の場を提供するな
ど、文化財を生かしたまちづくりを推進します。
- 19 -
第3章 基本施策
■歴史遺産の分かりやすい説明板の設置
□歴史遺産への理解を深めることができる学習の場の検討
(5) 市史の編さん
① 市域での歴史を伝え、学ぶための基本となる市史の編さんを進めます。
□「西尾市史 年表」の更新
■新しい西尾市史編さん事業の推進
□市史編さんPR事業の推進
○協働のまちづくりの考え方
市民が文化芸術や歴史に直接親しみ、また、市民が自ら文化芸術を発信する機会を持つこと
ができるようになり、みんなでつくり上げていく文化芸術という視点に立って、一体となって
文化歴史の継承に努めます。
にしお本まつり、地域文化育成講座など、市民ボランティアと一体となった活動を推進し、
これからも市民と協働して文化の発信に努めます。
市民
の役割
地域に伝わっている伝統文化を
保存・活用します。
公演や講座の企画・運営へ参加
します。
団体・事業者など
の役割
文化・芸術に親しむことのでき
るような機会を提供します。
- 20 -
行政
の役割
市民文化活動への助成を行いま
す。
公演や講座を運営する人材の育
成に努めます。
歴史や文化財への理解を深めて
いくための展示や講座などを企
画します。
第3章 基本施策
みんなが元気になるスポーツの振興
5 スポーツ
○現状・課題
市内にあるスポーツ施設は、全体的に老朽化が進んでおり、良好な活動場所を維持するため
にも計画的な改修が必要です。また、住民のスポーツ環境のニーズに応えるため、本市の中心
*
施設として公式野球場 を含む総合スポーツ公園の整備を目標とした構想づくりのための調査
研究を進めていきます。
生涯スポーツの推進と地域づくり・健康づくりは密接な関係にあります。現在、本市には4
*
つの総合型地域スポーツクラブ がそれぞれの地域で活動していますが、今後は、市全域での
クラブの設立に向けての基盤づくりや人材育成、スポーツクラブの自立など支援の継続が必要
であります。また、地域住民の健康は、市全体の元気につながるものであり、スポーツ施設の
ほかにも体育館に併設されたトレーニングルームやふれあい広場(ホワイトウェイブ21)の
有効活用を図ることも必要です。
総合型地域スポーツクラブや地域住民の活動拠点となる一番身近な施設が学校体育施設で
す。以前より学校体育施設の積極的な開放に取り組んでおり、その利用頻度は高く活動拠点と
しての大きな役目を果たしていますが、利用団体の増加によっては供給不足に陥ることが懸念
されます。本市の競技スポーツは、体育協会が核となり実施していますが、アスリートの育成
や市のスポーツ活動をリードし、市を代表するスポーツイベントを開催することができる団体
となるためにも自立することが必要であり、そのための自己財源の確保が課題となります。
*
スポーツは、見るものにとっても大きな感動を与えます。特に、トップアスリート による
白熱プレイは「見るスポーツ」としても意味あるものですが、本市では限られた種目のみが開
催されているのが現状であり、今後、多種目にわたる観戦機会の拡大が必要です。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
現状値
・スポーツ施設の整備が進み、市民の活動す
平成 29 年度
平成 34 年度
総合型地域スポーツクラブ育成
る環境が整うとともにトップアスリートに
よるスポーツイベントが開催されていま
目標値
4クラブ
7クラブ
10 クラブ
*
リーダーズバンク 整備事業
す。
-
・総合型地域スポーツクラブを中心に、個々
にあったスポーツメニューが提供されてい
ます。
- 21 -
15 人
30 人
第3章 基本施策
めざす姿
~まちの状態~
・豊富なスポーツメニューの提供で自分にあ
現状値
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
スポーツ教室参加者の推移(上段:市主催・下段:民間委託)
ったスポーツを楽しむことができます。
1,800 人
1,575 人
900 人
・スポーツを核とした地域づくりが進み、地
0人
425 人
1,450 人
域の絆が深まります。
・イベント等への市民参画により、達成感や
総合型地域スポーツクラブ加入者
1,708 人
満足感を共有することができます。
・スポーツを通じての健康づくりが進み、医
2,240 人
3,400 人
スポーツ施設利用者数(上段:利用者総数・下段:市民一人当たり利用回数)
療費の削減が図られます。
1,452,126 人
1,541,461 人
1,620,000 人
8.8 回
9.4 回
9.9 回
※第7次西尾市総合計画より抜粋
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 地域における健康づくりやスポーツ活動の活性化
① 既存の総合型地域スポーツクラブの自立に向けた支援を継続します。
■既存クラブの活動支援
□既存クラブ間のネットワーク形成
② スポーツ教室は、年代別の種目等の新設を含め、多様化する住民ニーズに応える体制を整
えます。
■初心者向けスポーツ教室の開催
□ニュースポーツ体験会の実施
□市民体力測定の実施
③ 指導者の育成をはじめとしたリーダーズバンクの整備を行います。
■指導者養成講座の開催
□リーダーズ(指導者)バンクの創設
□指導者のネットワーク化
□スポーツボランティアの育成
④
地域コミュニティ形成の核となる総合型地域スポーツクラブの市内全中学校区での設立
を目指します。
■新規クラブの設立支援
⑤ スポーツ行政への市民参画を進め、協働社会の実現を目指します。
■市民ニーズに合わせたスポーツ教室の開催
□啓発活動の充実
□全市民参加型スポーツイベントの開催
(2) スポーツ施設の整備・利用促進
① 利用者に支障をきたさないよう、計画的な改修や再編を行うとともに、更なる利用促進を
目指します。
- 22 -
第3章 基本施策
■スポーツ施設の総点検
□スポーツ施設の計画的改修・整備の推進
□スポーツ施設の再配置
②
住民にとって一番身近なスポーツ施設である学校体育施設のより効果的な施設開放が可
能となるよう学校との連携強化を図ります。
■利用可能校の拡大
□利用可能時間の検討
□利用者へのアンケート実施
③ より充実した施設の整備を目指し、本市の中心施設としてふさわしい公式野球場をはじめ
とした総合スポーツ公園の将来整備を目標とした構想づくりのための調査研究を進めます。
■構想づくりのための検討委員会などの設置
□施設、規模、建設場所などの調査・検討
(3) 競技スポーツの振興
① 市のスポーツ活動をリードしていく団体を目指す体育協会については、自己財源の確保を
視野に入れ法人化を目指します。
■財団法人化への移行支援
□専門性を備えた職員の確保
□加盟団体との連携強化
② トップアスリートを招いたスポーツイベントを積極的に推奨し、「見るスポーツ」の普及
振興に努めます。
■レベルに応じた競技会の開催
□国内トップレベルの競技会の招聘
③ 世界レベル、全国レベルで活躍できるトップアスリートの育成に努め、本市の知名度のア
ップを図ります。
■トップアスリートの活用
□有望なジュニア選手の発掘
□公認スポーツ指導者・審判員の養成
○協働のまちづくりの考え方
スポーツ行政における協働とは、行政、地域(市民を含む)、団体(NPO,企業を含む)等が、「共
に考え、共に汗を流す」ことであり、その相乗効果として生涯スポーツ社会の構築につながるも
のであると考えます。そのためには、協働パートナーに成り得る人材の育成確保が重要である
とともに、体育協会、スポーツ推進委員会の組織強化及び総合型地域スポーツクラブの育成が
不可欠であります。
- 23 -
第3章 基本施策
市民
の役割
行催事に積極的に参加し、意識
改革をする中で、イベント開催
に協力します。
リーダーズバンクへの登録など
を行い、スポーツクラブへの指
導・補助を行います。
団体・事業者など
団体として協働の自覚を持つと
ともに、団体構成員に対しても
協働の理念について意識付けを
行っていきます。
スポーツイベントにおいては、
企画段階から 積極的に参画 し
ます。
団体の指導者を積極的にリーダ
ーズバンクに登録するなどして
指導者・講師を要望する団体へ
協力していきます。
- 24 -
行政
の役割
の役割
関係団体へは啓発活動を通じ、
協働社会の必要性を働きかけ、
市主催のスポーツイベントでは
意見・要望を取り入れてまいり
ます。
民間主催のスポーツイベントで
は 積極的に協力してまいりま
す。
第3章 基本施策
地域で取り組む青少年の健全育成
6 青少年健全育成
○現状・課題
核家族化、少子化、地域における地縁的なつながりの希薄化など、子どもや家庭を取り巻く
*
環境が大きく変化する中、家庭や地域の教育力の低下が指摘されています。寺子屋にしお 事
業は、各地区のふれあいセンターや寺院などで開設し、平日の放課後に子どもたちが活動でき
る居場所として、地域が一帯となって子どもたちを育成する環境をつくるために行っており、
大人と子どものふれあいを通して交流を深めてきました。今後は、旧幡豆郡3町地域にも拡大
していくことが課題となっています。
また、PTAや子ども会、ボーイスカウト、ガールスカウト、おやじの会等を支援し、家庭
教育力向上のため、家庭、学校、地域との連携を図り、年齢の異なる子どもたちや地域の人々
との交流を推進してきました。これからの時代を担っていく子どもたちが、地域のさまざまな
レクリエーション活動やボランティア活動に積極的に参加し、貴重な経験や体験を積むことは
とても重要です。これまで以上に、子どもたちが地域における社会生活に関わり、交流を深め
ることができる活動に支援を行っていくことが今後の課題です。
また、少年少女に、適切な助言、指導をすることで、非行を未然に防止するとともに、事故
*
や犯罪等から守るため、少年愛護センター 補導委員による街頭補導活動等を行ってきました。
さらに多くの機関と連携し、地域ぐるみの展開が必要となっています。
○めざす姿(生活像)と目標指標
めざす姿
~まちの状態~
現状値
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
・子どもたちが地域にとけ込み、社会と関わ
りをもって活動しています。
寺子屋にしお開設数
・家庭、学校、地域が連携して、子どもたち
を見守っています。
おやじの会設置数
めざす姿
7教室
16 団体
~市民の暮らし~
現状値
・子どもたちは、子ども会やおやじの会の活
動に積極的に参加し、年齢の異なる子ども
たちや地域の人々との交流を深めていま
す。
10 教室
13 教室
20 団体
23 団体
目標値
平成 29 年度
平成 34 年度
家庭教育学級事業(おやじの会応援ルーム)
参加者数
・家族の絆が深まり、家族でふれあう時間を
大切にするようになっています。
※第7次西尾市総合計画より抜粋
- 25 -
10,625 人
13,000 人
15,000 人
第3章 基本施策
○施策の内容 (■は重点施策に関する内容)
(1) 家庭教育の充実
① 親子のふれあいを深める事業を展開するなど、趣味や遊びを通して家族でふれあう時間の
増加や生活リズムの安定化を図る取り組みを推進します。
□親子で一緒に参加できる講座の拡充
□親子でひとつの課題にチャレンジする事業の提供
② 家庭における子どものしつけ、家庭教育を見つめ直し、家庭教育講座や託児付き講座を開
催することにより、地域ぐるみで家庭教育の活性化を図ります。
■おやじの会などの地域ぐるみによる家庭教育事業の活性化
■家庭、学校、地域の連携体制の強化
□家庭教育講座を全市的に拡大することで家庭教育の充実
③ 子どもの自立や人間形成支援のため、寺子屋にしおの事業拡大をします。
■寺子屋にしおの実施場所の拡大
■新たな指導者の発掘
④ 子どもの頃から「将来の夢」について語り合える家庭教育の普及に努めます。
□子どもを対象とした体験型事業の提供
(2) 地域の教育力の向上
① 子どもたちが地域にとけ込み、豊かな人間性とたくましく生きる力が育成されるように、
「おやじの会」の活動を支援します。
■おやじの会の設置団体数の拡大
■委託事業の継続による活動支援
② PTA や子ども会等と連携し、生涯学習社会の活性化に努めます。
■社会教育関係団体への活動補助制度の継続による活動支援
□各種事業への参画による生涯学習社会の活性化
(3) 子ども・若者の育成支援
① 少年愛護センター補導委員による街頭補導活動において、より効果的な活動となるように
対象エリアを再検討します。
□補導区域や活動時期を検討することで青少年の非行防止等の未然防止活動を強化
□学校、警察との連携体制の強化による補導活動の充実
② 子ども・若者育成支援の重要性についての認識を深め、家庭、学校、地域が連携協力して
子ども・若者に対する支援活動を行います。
□家庭、学校、地域で連携体制を強化し子ども・若者育成支援の重要性を共有
- 26 -
第3章 基本施策
○協働のまちづくりの考え方
青少年の健全育成を図っていくためには、家庭、学校、地域が協働して取り組んでいくこと
が重要です。家庭、学校、地域が連携・協力し合うことで、複雑化した青少年問題に的確な対
応をすることができます。また、子どもたちが地域の活動に参加することは、豊かな人間関係
や人格形成に役立ちます。
市民
の役割
家庭、学校、地域で連携・協力
を図りながら、子どもたちの成
長を支援します。また、子ども
たちも子ども会やおやじの会な
どを通して地域の活動に参加す
ることにより、協働によるまち
づくりへの意識を深めていきま
す。
団体・事業者など
の役割
親子で参加できるイベントや
セミナーを開催するなど、家庭
教育を見つめ直す機会や地域
の教育力向上を図る場の提供
に努めていきます。
- 27 -
行政
の役割
PTA や子ども会、ボーイスカウ
ト、ガールスカウト、おやじの
会などの社会教育団体の活動を
支援していきます。
第4章 重点施策
第4章
1
重点施策
子育て
(1)多様なニーズに応じた子育て支援
子育て環境や親の生活の多様化等により、子育てのニーズもさまざまです。
子どもに障害がある場合には、育児をしていく上で不安を感じることが多く、個に合わ
せた支援が必要です。
また、育てにくさのある子どもを育てていたり、核家族や地域とのつながりが浅いこと
で、育児への負担や不安を感じやすくなり、虐待のリスクが高くなっている現状があるた
め、虐待の発生予防や早期発見、早期対応に努めていくことが必要です。
■就学前の障害児に対する相談支援体制の充実に努めます。
■要保護児童等の総合的な対策、協議を目的とする協議会の充実を図ります。
■児童虐待の発生予防、早期発見、早期対応に努めます。
■関係機関と連携を取り、効果的な支援を行います。
■養育支援家庭訪問事業や子育て短期支援事業を活用します。
(2)保育の充実
すべての子どもが快適な環境の中で、質の高い保育・幼児教育を受けられるようにしま
す。
■施設の劣化状況や利用状況を把握し、緊急性の高い施設から順に改修・整備を行いま
す。
■快適で環境に優しい保育施設の充実のため、保育園・幼稚園の園庭芝生化を推進しま
す。
■保育園業務と幼稚園業務の一体化による、幼児期の保育・教育分野の総合的な児童施
策の推進を図ります。
■保育園・幼稚園職員が園内研修や幅広い視野に立った研修会・勉強会に参加し、資質
向上を目指します。
(3)子どもの居場所づくり
核家族化などを背景に、共働き世帯やひとり親世帯の保護者が就労している間、児童の
みで過ごさなければならない家庭が増えています。児童が就学前であれば保育園などを利
用することが可能ですが、就学した途端、放課後の監護ができないために保護者が仕事を
やめなければならない、いわゆる「小1の壁」が問題となっています。また、こうした子
育ての壁があるために、複数の子どもを持つことをあきらめる世帯も少なくありません。
家庭や社会の安定のためにも就労人口の確保は重要な問題であり、保護者が安心して働き
- 28 -
第4章 重点施策
続けられること、及び児童が放課後も安心して生活することができる環境を整えることが
必要です。また、すべての児童が放課後に地域の中でのびのびと遊ぶことを通して、身体
と情操を育み、仲間との人間関係を築き、地域住民の一員としてつながりを持つことは、
学校教育との両輪において、次代を担う人間形成に欠かせないものです。
保護者の就労を支援し、子どもの豊かな発達を保障するため、学童保育及び児童館活動
の充実や、地域と協議しながら児童遊園・ちびっ子広場の整備を進めます。
■子どもたちが放課後も安全・安心に過ごせるよう、各小学校区(佐久島を除く)に児
童クラブを設置しており、家庭、学校、地域と連携しながら円滑な運営を図り、児童
の健全育成に努めます。
■児童クラブについて、増え続けるニーズに対応するため、関係機関と調整しながら施
設の確保に努めるとともに、研修等の充実により指導員の資質の向上を図り、よりよ
い学童保育を目指します。
■従来低学年児童のみとしていた児童クラブの対象を、子ども・子育て支援新制度に基
づき、高学年児童にまで拡大することを検討していきます。
児童クラブ
よさこいソーラン踊り
児童館まつり
保育風景
子育て支援センター
- 29 -
施設開放
第4章 重点施策
2
学校教育
(1)教育内容の充実
子どもたちの「生きる力」を育むためには、「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・
体力」を調和よく育成することが必要です。そして確かな学力が確実に身に付くようにす
るためには、指導方法の工夫改善を図り、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得さ
せ、課題解決に必要な思考力・判断力・表現力を育てることが必要です。
今日、社会・経済の急速なグローバル化*の進展に伴い、多文化共生*、国際理解教育をは
じめ、外国語教育を充実させることが課題となっています。このため小学校段階で外国語
にふれたり、中・高等学校ではコミュニケーション能力を高めるなど、小・中・高の各段
階を通じた英語教育の充実が必要です。
一方では、青少年を取り巻く環境が大きく変化し、若者の就労の不安定化、親への依存
の長期化など社会的自立の遅れといった問題が生じています。このような時代にあって、
未来を拓く子どもたちが、将来の生き方を考え、望ましい勤労観や職業観を培うには、発
達段階に応じたキャリア教育*を推進することが必要です。
■基礎基本の定着と思考力・判断力・表現力の育成を図ったり、わかる授業、楽しい授
業の実現を目指します。
■少人数指導*やティーム・ティーチング*、外国人児童生徒指導などの指導体制を工夫し、
人的支援の拡充を図ります。
■学校の創意工夫ある教育活動計画を募集し、特色ある学校づくりを推進します。
■地域の人材や教育的資源を生かした学校づくりや学校の今日的課題の解決に応える学
校づくりを支援し、教育活動の一層の活性化を図ります。
■英語指導助手(ALT)*との関わりを通して、コミュニケーション能力を高める英会
話活動を推進します。
■小学校段階を含めた外国語教育の充実を推進します。
■中学生の職場体験を推進します。
(2)こころの教育の充実
教育活動全体を通して、人権教育が推進されているものの、知的理解にとどまり、人権
感覚が十分身に付いていない現状が見受けられます。特にいじめや暴力など人権に関わる
問題が後を絶たない状況で、こうした児童生徒の問題行動への対応は、学校現場における
最重要課題の一つとされ、その対応が急務となっています。
不登校やいじめにあった児童生徒への学校内外における相談体制の整備・充実を図ると
ともに、全ての子どもが健やかに学校生活を送ることができるように家庭、学校、地域が
連携して子どもを見守り続けることが重要です。
- 30 -
第4章 重点施策
■人権擁護委員協議会と連携した人権教育を推進します。
■全ての子どもが健やかに学校生活を送ることができるように、西尾市いじめ・不登校・
問題行動連絡協議会と専門部会の活動を推進します。
■不登校児童生徒の学習支援と学校復帰を目指し「あゆみ学級*」の運営を強化します。
■スクールカウンセラー*、チアフレンド*の効果的活用を図ります。
(3)学校施設・設備等の整備
本市の小中学校は合併に伴い小学校26校、中学校10校の36校となりました。地震
*
に備えた校舎の耐震改修は終えているものの、屋内運動場は非構造部材の耐震化 が喫緊の
課題となっており、平成26年度より順次計画的に改修を行っています。また、多くの学
校は建築から30年以上が経過し、トイレ改修をはじめ大規模改修が必要な状況となって
おり、長期的な展望のもとでの改修が必要です。
■体育館の非構造部材の耐震改修を計画的に実施していきます。
■学校トイレは、洋式化と障害者用トイレの設置も視野に入れ計画的に改修を行ってい
きます。
(4)発達障害等への対応
障害の重度・重複化、多様化など、特別な教育的支援を必要とする子どもは年々増加し
ています。さらに、発達障害など通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする子
どもも増加傾向にあります。このため障害のある子どもたち一人ひとりの教育的ニーズを
把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な指
導及び必要な支援を行う体制の整備が必要です。また、特別支援学校の整備について、県
と連携をとりながら、調査・検討を図っていきます。
■西尾市特別支援教育推進委員会の拡大、特別支援教育コーディネーター*の複数指名、
特別支援教育補助者*の拡充等を検討します。
■研修会や授業研究の充実を図り、教職員の資質や指導の向上に努めます。
■障害のある子に関する教育への理解推進として、関連行事の充実に努めます。
■特別支援学校の整備に関する調査・検討の推進を図ります。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
特別支援教育補助者の人数
50人
- 31 -
60人
第4章 重点施策
(5)学校給食の充実
私たちが毎日食べる食事は、食べ物のいのちの恩恵はもちろん、生産者、食品業者、料
理を作ってくれる人など、さまざまな恩恵や努力によって成り立つものです。「食」の生
産から消費に至るまでの過程を学校の授業や体験活動等を通じて学んだり、食べ物に対し
て、常に「もったいない」という精神で、毎日食事ができることに「感謝の気持ち」をも
つことが大切です。
また、日常的な食生活が環境に与える負荷を認識し、環境への意識を高めていくととも
に、地産地消の推進などを通じて、環境にやさしい食育を推進することが必要です。
■学校給食に地場産物を使用し、地域に伝わる食文化や西尾産農産物への理解を深め、
より豊かな食生活を営むことを目指します。
■郷土料理に工夫を加えた市内統一献立を実施したり、生産者と児童の「ふれあい給食」
を行います。
■栄養教諭・学校栄養職員による研修会を行い、児童生徒にとって望ましい学校給食の
提供や食育の実践を目指します。
■小学1年生を対象に「食育ノート」を配付し、栄養教諭・学校栄養職員が食育の授業
を行います。
技術家庭科 電球の種別比較
大玉ころがし
マーチングバンド ドリル演奏
中畑町八幡社
- 32 -
おまんと祭
第4章 重点施策
3
生涯学習
(1)学習機会の充実
生涯学習の基本理念である「いつでも、どこでも、だれでも、どんなことでも」自由に
学習機会を選択できるよう、市民にとって身近な施設である市内15の公民館・ふれあい
センターで多くの講座を提供するほか、市民大学講座*、シニアフリーキャンパス*、親子講
座など、市民一人ひとりの学びの充実につながる学習メニューを広範にわたり提供してい
ます。
しかし、その内容は合併前の各自治体の方針に基づく計画により実施していた講座など、
ソフト事業をそのまま継続して実施しているのが現状であり、各施設で実施している講座
などの開催数は大きく異なり、また、学習プログラムや対象年齢などの調整も図られてい
ません。合併により市内のどの施設の講座も受講できることとなり、市民にとって選択肢
は増えたものの、身近な施設での利用の視点から見ると、今後講座等の提供について、バ
ランスを図り学習機会の充実を図っていくことが必要です。
また、時代や社会が大きく変化し、学習ニーズが多様化している中、学習機会の充実を
図っていく上で、学習ニーズを把握し講座内容の充実を図っていくとともに、分かりやす
く的確な情報の提供が重要であることから、情報発信の充実を図っていくことが必要です。
■地域住民の人口や施設規模に応じた講座等の実施により公平な学習機会の提供を目指
します。
■施設ごとにバランスのとれた学習内容の講座等を提供します。
■受講対象年齢のバランスを考慮した学習体系の確立を目指します。
■地域性の考慮と併せて、学習ニーズの適切な把握による充実した学習内容を提供しま
す。
■ホームページの充実や分かりやすく計画的な受講に役立つ生涯学習ガイドブックを提
供します。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
生涯学習講座受講者数
3,365人
- 33 -
3,800人
第4章 重点施策
(2)図書館の充実
図書館は、地域住民の誰もが、学びたいときにはいつでも自分に合った方法で学ぶこと
ができるよう、読書をはじめとする情報サービスを提供する役割を担っています。年齢や
性別、職業を問わず、より身近で、気軽に利用ができる施設を目指します。
また、西尾市子ども読書活動推進計画においては「西尾市子ども読書の日*」を定めるな
ど、子どもが主体的に読書活動ができるよう、家庭、学校、地域との協力体制のもとに、
読書環境の整備や施設の充実を図ります。
■予約本の受け取り、返却のできる場所を既存の施設等と連携して、充実していきます。
■「読書の日」の周知に努め、おすすめ本のチラシ等を配布し、家族で読書を楽しむこ
とを推進します。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
図書館資料の貸出・返却可能施設数
矢田ふれあいセンター
17か所
たなばたおはなし会
オープニングアトラクション
少年少女発明クラブ
子ども司書養成講座
- 34 -
23か所
第4章 重点施策
4
歴史文化
(1) 市民文化の創造と芸術文化活動の推進
文化芸術は、人々に楽しさや感動、精神的な安らぎや生きる喜びをもたらし、人生を豊
かにするとともに、豊かな人間性を涵養し、創造力を育むものです。特に、好奇心旺盛で
多感な子どもの時期にほんもの体験を通して豊かな感性を育むことは、情緒を培い創造力
を養うために大切なことです。西尾市ゆかりの優れた芸術家の作品や貴重な歴史資料や文
化財、伝統芸能などにふれる事業を積極的に行い、あわせて子どもたちが興味と親しみを
もって芸術文化に接することができるように取り組みます。
■市民が直接、質の高い文化芸術にふれあうことができる機会を提供します。
■市民や市民団体が演奏会や展示会などにより芸術文化活動の発表の場を持つことを支
えます。
■三河万歳、棒の手*をはじめとする伝統芸能の保存育成を図り後世に伝えます。
■子どもが芸術文化や伝統芸能に接する機会を提供します。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
文化振興団体登録数
196団体
230団体
(2)文化施設の整備
文化施設の老朽化が進んでいます。特に文化会館は建築から 35 年が経過し、客席の改修
や空調機整備をはじめ随所で改修が必要な状況となっていることから、施設の長寿命化を
見据えた計画的な改修が必要です。また、資料館等の展示施設は、展示のみならず文化交
流・歴史学習の場としての機能も検討し利用拡大を図ります。
■文化会館は、長期計画を立てて計画的に改修・修繕を行い、利用しやすい施設として
整備していきます。
■資料館等の展示施設は、文化交流や歴史学習の拠点として利用拡大を図ります。
■各資料館は個性を生かした展示内容を検討し利用拡大を図ります。
■吉良文化広場については塩づくりが一元的に学べる施設にリニューアルします。
(3)文化財・史跡の保全・活用
文化財・史跡の保全と活用は、先人から受け継いだ文化財や史跡を将来にわたり保存・
継承していくことであり、現代に生きる私たちの使命であります。地域を代表する歴史遺
産を広くPRして歴史教育に活用していくことが必要です。
- 35 -
第4章 重点施策
■地域を代表する歴史遺産をホームページやガイドブックを活
用して広くPRに努めます。
■岩瀬文庫所蔵資料の調査研究成果を基に新たに市民が親しむ
ことができる文庫目録づくりを進めます。
■市民の声を聞きながらさまざまな学習ニーズに応えるため、
企画展や講座などの内容を充実し、分かりやすく公開します。
岩瀬文庫旧書庫
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
岩瀬文庫入館者数
34,832人
35,000人
(4)文化財の調査・保護
地域の財産である文化財や史跡を保護活用して、後世に正しく引き継ぐためには、未発
掘の文化財の掘り起こしに努め、調査研究を行い、保存活用を行うことが必要です。また、
市内の文化財や史跡を活かしたまちづくりを推進します。
■市民や歴史遺産に関心のある人とともに地域を丹念に調査して眠っている歴史遺産の
掘り起こしに努め、調査研究を行い、指定・保護を図ります。
■指定文化財をはじめとする文化財や史跡に、分かりやすい史跡説明板の設置や学習の
場を提供するなど、文化財を生かしたまちづくりを推進します。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
地域の歴史に関心のある市民の割合
34%
40%
(5)市史の編さん
平成23年4月、西尾市は幡豆郡3町と合併し、市域が大幅に拡大しました。各市町で
は、「西尾市史」「一色町誌」「吉良町史」「幡豆町史」が刊行され、限定された地域史
は明らかになっているものの、地域を越えたつながりまでは分析されていません。このた
め一つの市としての新・西尾市全体像をとらえた歴史研究を行うことが必要です。
■合併により広くなった市域での歴史を伝え、学ぶための基本となる「新編西尾市史」
の編さんを進めます。
- 36 -
第4章 重点施策
5
スポーツ
(1)地域における健康づくりやスポーツ活動の活性化
市民の誰もが、その時々において安全にスポーツに親しむことは、潤いに満ちた活力あ
る社会を形成する上で欠かすことのできないものです。
このような観点から、本市では、「いつでも」「どこでも」「だれでも」市民が気軽に
スポーツを楽しむことができるライフステージに応じたスポーツ環境の整備を推進します。
地域の特性や地域資源を活用しながら人づくり、健康づくり、地域づくりなどを目的と
した総合型地域スポーツクラブの育成を図るとともに、クラブ間のネットワークを形成し
連携強化を図り、新規クラブについても設立支援を行っていきます。
■既存の総合型地域スポーツクラブの自立に向けた支援を継続します。
■スポーツ教室は、年代別の種目等の新設を含め、多様化する住民ニーズに応える体制
を整えます。
実績値
内容(指標)
数値目標
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
成人の週1回以上のスポーツ実施割合
34%
45%以上
総合型地域スポーツクラブ加入者
1,786人
3,000人
スポーツ教室参加者の推移(民間委託含む)
2,042人
2,200人
(2)スポーツ施設の整備・利用促進
市内各地に、体育館をはじめ多くの体育施設が存在し、老朽化の進んでいる施設が多く
あります。利用者の安全性の確保や利便性の向上のため、スポーツ施設の改修・整備を計
画的に行っていきます。また、学校体育施設スポーツ開放は、地域スポーツ活動の場とし
て多くの市民が利用していることから、利用時間の拡充など住民ニーズに合わせたスポー
ツ開放に取り組みます。
■スポーツ施設の総点検を実施します。
■スポーツ施設の計画的改修・整備を進めます。
■利用可能時間の検討を行います。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
スポーツ施設利用者数
1,404千人
- 37 -
1,580千人
第4章 重点施策
(3)競技スポーツの振興
体育・スポーツの振興と普及及び体力の向上を図り、市民が心身ともに明るく豊かで活
力あるまちづくりに寄与することを目的とする西尾市体育協会の組織を強化するため、財
団法人化への移行を支援します。また、例年開催している女子バレーボールのVプレミア
リーグをはじめとした、プロスポーツやハイレベルなアマチュア競技は、市民に感動と興
奮を与えスポーツへの関心を高め、競技者の向上心へとつながり、今後も引き続き大会の
誘致や開催に努めます。
■財団法人化への移行支援を図ります。
■国内トップレベルの競技会の招聘を目指します。
にしお駅伝フェスティバル
ショートテニス教室
ふれあいウオーキング
ユニバーサルホッケー教室
- 38 -
第4章 重点施策
6
青少年健全育成
(1)家庭教育の充実と地域力の向上
近年、核家族化、少子化、地域における地縁的なつながりの希薄化など、子どもや家庭
を取り巻く環境が大きく変化する中、家庭や地域の教育力の低下が指摘されています。
そんな中、寺子屋にしお事業は、平日の放課後の子どもたちの居場所づくりと併せて、
子どもたちが地域の方とふれあえる教室を開設し、子どもたちの健全育成を図る事業を展
開しています。現在、西尾地区に7か所、一色・吉良・幡豆地区に各1か所の10か所で
寺子屋を開設しています。子どもたちの健全育成を図る上で効果的な事業であり、今後も
地域の協力を得ながら、開設数の拡大をしていくことが必要です。
また、健やかでたくましい子どもたちを育成する活動を通じて、地域社会の健全なる発
展に貢献することを目的とした父親を中心とした地域団体であるおやじの会についても、
家庭、学校、地域が連携した活動として、家庭教育の充実につながる事業であることから
今後も活動団体の増加と併せて、活動を支援していくことが必要です。
さらには、保護者と教員が学び合うことで、その成果が多くの児童生徒に還元されるP
TA活動や、地域の連帯意識を育て、さまざまな活動を通して多くの子どもたちの健やか
な成長に多大な貢献をしている子ども会活動に対して、今後も引き続き支援していくこと
が必要です。
■地域の協力により寺子屋にしおの実施か所数の拡大を図り家庭教育の充実を図ります。
■新たな指導者の発掘により寺子屋にしおの活動の充実を図ります。
■おやじの会などの地域ぐるみによる家庭教育事業の活性化を図ります。
■“地域の子は地域で育てる”を合言葉に家庭、学校、地域の連携の強化を図ります。
■寺子屋にしおやおやじの会などの活動に対して支援を継続します。
■社会教育関係団体として活躍しているPTAや子ども会に対して、活動補助制度によ
る支援を継続します。
実績値
内容(指標)
目標値
(平成 25 年度) (平成 31 年度)
数値目標
寺子屋にしお開設数
10教室
- 39 -
12教室
第5章 計画の推進にあたって
第5章
1
計画の推進にあたって
計画の推進
(1)計画内容の周知
本計画は教育行政推進の指針であり、子どもから大人まで市民全体で計画を推進しなけ
ればなりません。そのためには、市民一人ひとりが教育についての意識を高め、家庭、学
校、地域、行政が一体となって進めていくことが必要です。このため、広報紙やホームペ
ージなどを通じて計画内容を広く周知します。
(2)計画の進行管理
この計画を着実に推進するためには、各施策の進行管理を行い、その結果を点検・評価
し、その後の各施策の推進に役立てていくことが必要です。そのため「PDCAサイクル*」
[計画(Plan)→ 実施(Do)→ 点検・評価(Check)→ 改善(Action)]を確立し、継続
的に計画の進行管理を行います。
改
計
善
1
1
(Action)
画
(Plan)
PDCA サイクル
1
1
実
点検・評価
施
(Do)
(Check)
(3)計画の見直し
現代における社会経済状況の変化はめまぐるしいものがり、教育を取り巻く課題も日々
変化しています。その結果、教育に対する市民のニーズも多様化することが予想されます。
そのため、計画期間中に状況の変化や新たに対応すべき課題が生じた場合には、必要に応
じて計画内容の見直しを行います。また、本計画は、本市の最上位計画である「第7次西
尾市総合計画」(計画期間:平成25年度~34年度)に基づく教育分野の個別計画に位
置付けられていることから、総合計画の内容が見直される場合には、この計画の内容も連
動して見直しを行うこととします。
- 40 -
資料編
資
料
- 41 -
編
資料編
1 子育て
(1)療育センター利用状況
区
(人)
分
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
総合福祉センター内療育センター
6,677
8,710
10,020
吉良保健センター内療育センター
4,261
5,966
4,967
子育て支援センターふくなんサークルひまわり
1,282
1,772
2,036
子育て支援センターいっしきサークルたんぽぽ
-
-
182
12,220
16,448
17,205
計
※子育て支援センターいっしきサークルたんぽぽは平成 25 年 7 月開設
(2)地域子育て支援センター利用状況
区
(人)
分
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
地域子育て支援センターやつおもて
9,710
10,598
11,475
公
地域子育て支援センターふくなん
6,029
7,475
6,603
立
地域子育て支援センターよねづ
4,635
5,556
6,010
セ
地域子育て支援センターいっしき
4,575
7,557
6,410
ン
地域子育て支援センターとーぶ
7,108
6,013
8,321
タ
地域子育て支援センターいぶん
3,619
3,899
4,245
地域子育て支援センターくさの実
7,211
7,305
8,138
地域子育て支援センターめぐみ
4,042
4,435
4,820
地域子育て支援センターくまみ
12,835
13,187
13,993
地域子育て支援センターつぼみ
4,605
6,891
7,949
地域子育て支援センターなかばた
1,976
4,098
3,842
つどいの広場
9,112
7,869
7,597
公
とことこ広場
3,950
5,656
6,232
立
子育て広場はず
2,343
3,055
2,935
-
-
5,216
子育て支援巨海サブセンター
2,122
2,387
-
子育て支援西野町サブセンター
1,812
1,348
1,820
子育て支援三和サブセンター
1,975
2,451
2,667
87,659
99,780
108,273
ー
型
ひ
ろ
ば
型
民
間
寺津こどもひろば
サ
ブ
セ
ン
タ
ー
公
立
計
※寺津こどもひろば平成 25 年 4 月開設、子育て支援巨海サブセンター平成 25 年 3 月閉鎖
- 42 -
資料編
(3)ファミリー・サポート・センター会員数
区
分
平成 23 年度
(人)
平成 24 年度
平成 25 年度
依頼会員
397
441
589
援助会員
106
107
107
両方会員
126
142
138
629
690
834
計
(4)家庭児童、母子等相談件数
区
分
(件)
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
要保護・要支援児童通告・相談
24
33
46
要保護・要支援を除く児童相談
121
119
111
DV相談
27
38
49
母子相談
61
60
41
233
250
247
計
(5)児童クラブ数・登録児童数
区
分
平成 23 年度
施設数(件)
利用児童数(人)
平成 24 年度
平成 25 年度
25
26
26
612
684
708
※各年度 4 月 30 日現在
(6)児童館の延べ利用者数
区
分
(人)
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
中央児童館
29,158
30,444
27,264
一色児童センター
34,892
35,585
36,983
吉良児童館
16,990
15,780
12,890
幡豆児童館
16,300
12,453
12,595
(7)児童遊園・ちびっこ広場設置数
区
分
(か所)
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
児童遊園
52
52
51
ちびっこ広場
64
61
62
※各年度 4 月 1 日現在
- 43 -
資料編
2 学校教育
(1)市立小・中学校児童生徒数の推移
①小学校
旧幡豆町
旧吉良町
旧一色町
(人)
旧西尾市
10,000
753
757
736
1,339
1,376
1,335
1,553
1,526
1,521
6,536
6,573
平成14年度
10,181人
696
685
658
624
1,371
1,362
1,332
1,481
1,402
1,363
1,352
6,670
6,662
6,570
6,492
6,568
平成16年度
平成18年度
平成20年度
平成22年度
平成24年度
平成26年度
10,232人
10,262人
10,221人
10,028人
9,875人
9,876人
1,382
5,000
0
②中学校
旧幡豆町
旧吉良町
旧一色町
(人)
旧西尾市
5,000
468
417
391
396
369
352
338
666
691
645
676
672
681
841
778
762
767
780
760
713
3,403
3,276
3,233
3,330
3,370
3,374
3,351
平成14年度
平成16年度
平成18年度
平成20年度
平成22年度
平成24年度
平成26年度
5,425人
5,137人
5,077人
5,138人
5,195人
5,158人
5,083人
713
0
- 44 -
資料編
3 生涯学習
(1)公民館利用状況
区
分
平成 23 年度
施設数(館)
平成 24 年度
平成 25 年度
13
13
14
年間開館日数(日)
297
296
307
年間利用件数(件)
21,577
25,861
27,501
年間利用者数(人)
438,022
479,189
499,189
(2)図書館利用状況
区
分
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
貸出冊数(冊)
955,674
969,532
1,008,059
蔵書冊数(冊)
679,863
692,835
702,079
登録者数(人)
57,589
61,473
52,714
4 歴史文化
(1)指定・登録文化財件数
種
別
有
形
国指定
建造物
文化財
美
術
工
芸
品
民
(件)
県指定
3
絵画
彫刻
1
工芸品
書跡典籍古文書
2
考古資料
市指定
8
8
5
22
11
33
7
20
5
12
2
6
歴史資料
俗
有形民俗文化財
文化財
無形民俗文化財
記念物
史跡
天
動物
然
植物
記
地質・鉱物
国登録
5
16
1
4
2
2
7
1
4
16
2
1
1
17
1
念
物
計
10
※平成 25 年度末現在
- 45 -
47
163
5
資料編
(2)岩瀬文庫入館者数
区
(人)
分
平成 23 年度
岩瀬文庫
平成 24 年度
33,557
平成 25 年度
31,372
34,832
5 スポーツ
(1)総合型地域スポーツクラブ及び会員数
団
体
名
設立年月
講座数
会員数(人)
つるしろスポーツクラブ
平成 19 年 2 月
31
902
NPO 法人スポーツクラブいっしき
平成 14 年 4 月
25
611
スポーツクラブさく
平成 16 年 3 月
7
43
吉良スポーツクラブ
平成 23 年 4 月
15
230
78
1,786
計
※平成 25 年度末現在
(2)西尾市体育協会加盟団体及び会員数
西
団
体 名
陸上競技連盟
(人)
尾 市 体 育 協 会
会員数
団 体 名
445
野球協会
1,860
剣道連盟
ソフトボール協会
会員数
1,808
水泳協会
346
724
テニス協会
387
ソフトテニス協会
780
ゲートボール協会
156
卓球協会
587
バトミントン協会
485
弓道連盟
170
少林寺拳法連盟
124
サッカー協会
930
バレーボール協会
柔道会
スキー連盟
バスケットボール協会
アーチェリー協会
1,398
208
61
1,530
グラウンド・ゴルフ協会
インディアカ協会
空手道協会
127
※平成 25 年度末現在
- 46 -
1,207
114
18
計
13,465
資料編
(3)スポーツ教室開催種目及び参加者数
教 室 種 目
(人)
参加者数
女性バドミントン
48
女性バレーボール
38
女性卓球
会
場
110
女性健康体操
95
女性エアロビクス
79
一般バドミントン
90
一般卓球
71
一般エアロビクス
61
一般なぎなた
54
一般ラージボール
79
親子ふれあい体操(火)
180
親子ふれあい体操(木)
164
一般弓道
14
早朝ソフトテニス
30
女性ソフトテニス
45
一般アーチェリー
9
女性硬式テニス
79
一般硬式テニス
72
ふれあいスキー
35
幼児水泳(年少児)
40
幼児水泳(年中児)
50
幼児水泳(年長児)
53
小学生水泳(初級:水曜)
68
小学生水泳(初級:木曜)
73
小学生水泳(初級:金曜)
72
小学生水泳(中級)
46
バレエエクササイズ
10
フィットネスフラ
8
親子トリム&エアロ
88
ピラティス
62
はじめてのエアロビクス
49
アロマでリラックスヨガ
70
計
2,042
※平成 25 年度
- 47 -
総合体育館
西尾公園
善明市民運動広場
長野県
一色 B&G 海洋センター
コミュニティ公園
野外趣味活動施設
吉良町公民館
資料編
(4)屋外体育施設一覧
屋 外 体 育 施 設(28 施設)
施
設 名
所
在 地
善明市民運動広場
西尾市善明町中根原 11 番地 5
室市民運動広場
西尾市室町中屋敷 152 番地
総合グラウンド
西尾市山下町泡原 70 番地
西尾公園テニスコート
西尾市山下町城南 23 番地
古川緑地
西尾市志籠谷町・八ツ面町地内
鶴城公園
西尾市亀沢町 458 番地
古川右岸1号緑地
西尾市笹曽根町地内
矢作川西尾緑地
西尾市中畑町・田貫町地内
みなとまち1号緑地
西尾市港町 2 番地 1
国道23号高架下スポーツ施設
(グラウンドゴルフ)
西尾市岡島町郷東 6 番 1 地先~郷西 44 番地先
(スケートボード)
西尾市志籠谷町乾地 72 番地
坂田球場
西尾市一色町坂田新田沖向 100 番地 1
坂田テニスコート
西尾市一色町坂田新田沖向 100 番地 1
横須賀公園
西尾市吉良町中野瀬田 65 番地
野外趣味活動施設(屋外)
西尾市吉良町吉田大切間 19 番地 1
コミュニティ公園(屋外)
西尾市吉良町上横須賀杉ノ木 30 番地
吉良テニスコート
西尾市吉良町吉田須原 126 番地 1
吉良グラウンド・ゴルフ場
西尾市吉良町富田市子野 17 番地
寺部野球場
西尾市寺部町小浜 1 番地 3
緑ケ崎野球場
西尾市東幡豆町緑ケ崎 10 番地
寺部ソフトボール場
西尾市寺部町小浜 1 番地 3
ふるさと公園グラウンド
西尾市鳥羽町大谷 35 番地 10
浜ノ山グラウンド(A・B)
西尾市東幡豆町浜ノ山 4 番地 23
臨海公園テニスコート
西尾市東幡豆町琵琶浦 55 番地 5
幡豆ふれあいテニスコート
西尾市西幡豆町松下 54 番地
鳥羽ゲートボール場
西尾市鳥羽町古新田 124 番地
八幡ゲートボール場
西尾市西幡豆町郷 116 番地 57
寺部ゲートボール場
西尾市寺部町林添 82 番地
松原グラウンド・ゴルフ場
西尾市西幡豆町古浜 75 番地 1
- 48 -
資料編
(5)屋内体育施設一覧
屋 内 体 育 施 設 (12 施設)
施
設 名
所
在 地
総合体育館
西尾市小島町大郷 1 番地 1
鶴城体育館
西尾市鶴城町上道天 24 番地 1
中央体育館
西尾市丁田町前通 120 番地
羽塚武道場(尚武館)
西尾市羽塚町本郷 35 番地 15
一色町体育館
西尾市一色町坂田新田沖向 95 番地
一色 B&G 海洋センター
西尾市一色町坂田新田沖向 100 番地 8
吉良野外趣味活動施設体育館
西尾市吉良町吉田大切間 19 番地 1
コミュニティ公園体育館
西尾市吉良町上横須賀杉ノ木 30 番地
吉良弓道場
西尾市吉良町小牧郷前 8 番地
ふれあい広場(ホワイトウェイブ 21)
西尾市吉良町岡山大岩山 70 番地
東幡豆体育館
西尾市東幡豆町中尾 3 番地 1
幡豆弓道場
西尾市寺部町林添 82 番地
6 青少年健全育成
(1)寺子屋にしお開設状況
区
分
平成 23 年度
開設数(教室)
平成 25 年度
7
9
10
397
502
583
6,042
8,073
9,340
延べ開催数(回)
延べ参加者数(人)
平成 24 年度
(2)おやじの会設置状況
区
分
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
設置数(団体)
16
17
18
延べ活動回数(回)
93
90
97
延べ参加者数(人)
10,625
12,259
16,123
※設置はしているが、活動を休止している団体は除く。
※延べ活動回数及び参加者数は、市と委託契約を締結している団体の数値。
(3)単位子ども会数
区
分
子ども会数(団体)
平成 23 年度
平成 24 年度
317
- 49 -
平成 25 年度
315
313
資料編
7 用語解説(五十音順)
【ア行】
◆預り保育(P11)
公立幼稚園の通常の保育終了後及び長期休業中に、保護者の疾病や事故、育児ストレス
の解消や不定期な家庭内外における就労などの理由により、保育が必要となる園児を幼稚
園で預かる保育サービスのこと。
◆あゆみ学級(P31)
西尾市の児童・生徒支援センターの教室名で、市内の不登校児童生徒を対象に、生活へ
の適応と自立を促すための助言や指導を行い、学校復帰を支援する施設のこと。現在は、
中央ふれあいセンター内にあゆみ学級「にしお」、一色健康センター内にあゆみ学級「い
っしき」がある。
◆生きる力(P4)
いわゆる「知・徳・体」のバランスのとれた力のことをいい、学校教育において、子ども
たちに身に付けさせたい力の総称のこと。
○ 基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現すること
により、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力。
○ 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな
人間性。
○ たくましく生きるための健康や体力。
平成8年の中央教育審議会答申「21世紀を展望した我が国の教育のあり方について(第
1次答申)」で提言されている。
◆一時保育(P11)
保護者が傷病、育児疲れ、不定期な就労などにより、家庭で保育できない児童を緊急・
一時的に保育園で預かる保育サービスのこと。
◆岩瀬文庫(P7)
明治時代に西尾の実業家であった岩瀬弥助氏が集めた多くの古典籍を保管・展示してい
る古書の博物館のこと。明治41年に私立図書館として開館、昭和30年に市の施設とな
り、平成15年には古書の博物館としてリニューアルし、本の町にしおのシンボル的施設
となっている。
- 50 -
資料編
◆英語指導助手(ALT)(P30)
Assistant of Language Teacher の略で、小学校の外国語活動や中学校の英語の授業など
で、担当教員を補助する者のこと。
◆栄養教諭(P14)
平成17年度に導入された教育制度により、教育に関する資質と栄養に関する専門性を
あわせ持ち、「食に関する指導」と「学校給食の管理」を一体的に行う役割を担う教諭の
こと。
◆NPO(P11)
非営利での社会貢献活動や慈善活動を行う市民団体の総称のこと。図書館では子ども司
書養成講座の講師などの協力を得ている。
◆延長保育(P9)
保護者の就労形態等により、保育に欠ける時間の長い児童について、保育時間を延長し
て行う保育サービスのこと。
◆おやじの会(P14)
健やかでたくましい子どもたちを育成する活動を通じて、地域社会の健全なる発展に貢
献することを目的とした父親を中心とした地域団体のこと。現在、市内各小中学校に18
のおやじの会が設置され、親子奉仕活動や防犯パトロールなどの活動を実施している。
【カ行】
◆学校栄養職員(P14)
栄養士の免許状及び学校給食の実施に必要な知識もしくは経験を有する学校給食の管理
を担う職員のこと。
◆キャリア教育(P30)
児童生徒一人ひとりに望ましい勤労観、職業観及び職業に関する知識や技能を身に付け
させるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育
のこと。
◆グローバル化(P30)
政治・経済、文化など、さまざまな側面において、従来の国家・地域の垣根を越え、地
球規模で資本や情報のやり取りが行われること。
- 51 -
資料編
◆合計特殊出生率(P9)
15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が一生に産
む子どもの人数を示す。
◆公式野球場(P21)
公認野球規則に定める球場の規格を備えた野球場のこと。
◆心のバリアフリー化(P12)
人々の意識にある「障害」や、「障害者」に対する差別や偏見、理解の不足、誤解など
に起因するバリアをなくすこと。
◆子育て支援センター(P10)
入園前の子どもがいる家庭を支援するため、子育て親子の交流、子育ての相談、子育て
関連情報の提供、育児講座などを行う場のこと。
◆子ども司書(P17)
司書の仕事についての講座を受講し、認定された子どものこと。認定された子ども司書
は、子どもから子どもへ本や読書の楽しさや素晴らしさを伝える活動をする。
【サ行】
◆児童クラブ(P9)
就労等により昼間、保護者が家庭にいない小学校に就学している児童の健全育成を図る
ため、授業終了後や土曜日、春夏冬休みの一定時間、子どもを預かるサービスのこと。
◆児童発達支援センター(P10)
児童福祉法に定める障害児支援施設であり、市では白ばら園が該当する。障害のある児
童を日々保護者のもとから通わせて保護するとともに、自立に向けて必要なことを指導育
成することを目的とする通園部門と、保育所等訪問支援事業及び相談支援事業を行う地域
支援部門から成り立っている。
◆シニアフリーキャンパス(P33)
市が主催する生涯学習講座で、シニア(50歳以上の男性)を対象に、経験、知識、技
能をさらに高め、互いに学び合って生きがいのある人生を送ることに役立つことを目的と
した講座のこと。市内の歴史散策や料理などの講座を年に3回程度実施している。
- 52 -
資料編
◆市民大学講座(P33)
市が主催する生涯学習講座で、西尾市に縁のある方を講師として、市内在住又は在勤の
方を対象に「新しいライフスタイルに挑戦したい!輝いている人の生き方を知り、自分ら
しい生き方を考えたい!」など、これからの人生を豊かにするためのヒントになる講座の
こと。市ではマイライフ~豊かな人生を送るために~をテーマに年に4回程度の講座を実
施している。
◆生涯学習(P2)
市民一人ひとりが健康で豊かな生活を営むための知識や技術を身に付け、生きがいのあ
る充実した人生を送るため、自分の意思に基づいて学習することを基本とし、必要に応じ
て自分に適した手段や方法を選んで生涯を通じて行う学習活動のこと。
◆少人数学級(P12)
子ども一人ひとりに応じたきめ細かな指導を行うため、国で定められている1学級当た
り40人までという標準学級の基準にとらわれずに編制された学級のこと。国は小学校1
年生で35人学級を、県は小学校2年生と中学校1年生で35人学級を導入している。
◆少人数指導(P30)
特定の教科について、きめ細かな指導を行うために、学級あるいは学年を複数の学習集
団に分割し、少人数の学習集団に編制して指導を行うこと。
◆少年愛護センター(P25)
少年少女を事故や犯罪等から未然に守るため、関係機関、団体等が協力し、非行防止活
動を総合的、計画的に実施するための組織のこと。市では西尾市少年愛護センターを設置
し、25名以内の委員で構成する運営協議会と300名以内の委員で構成する少年補導委
員会による啓発や年間を通した補導活動を実施している。
◆食育(P12)
さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食
生活を実践することができる人間を育てること。食育基本法においては、生きる上での基
本とされ、知育、道徳及び体育の基礎となるべきものと位置付けられている。
◆食育ノート(P14)
食生活や健康教育の推進を図るため、毎年小学1年生を対象に配布するノートのこと。
内容は寺津小学校及び寺津中学校の研究成果によるもので、学級活動、教科等で食に関す
る指導を行う時間に活用している。
- 53 -
資料編
◆新学習指導要領(P12)
学校の教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準のことで、平成18年12月の教
育基本法の改正、平成19年6月の学校教育法の一部改正を受け、平成20年1月に文部
科学大臣の諮問機関である中央教育審議会が「生きる力の育成」という教育の基本理念を
答申した。平成21年3月28日に告示され、「生きる力」を育むという前学習指導要領
の基本理念を継承することが明確に示されている。周知・移行期間を経て、小学校におい
ては平成23年4月から、中学校においては平成24年4月から、高等学校・特別支援学
校においては平成25年4月から完全実施されている。
◆スクールカウンセラー(P31)
いじめや不登校等の児童生徒の問題行動に対応するため、児童生徒の心理に関して高度
に専門的知識・経験を有する者のことで、児童生徒への相談や保護者、教職員に対する助
言、援助を行う。
◆総合型地域スポーツクラブ(P21)
日常的に活動拠点となる施設を利用し、地域住民の子どもから大人まで、さまざまなス
ポーツを愛好する人が各自の体力・技術レベルに合わせて、定期的・継続的にスポーツ活
動が行える地域密着型のスポーツクラブのこと。
【タ行】
◆多文化共生(P30)
国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうと
しながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと。
◆チアフレンド(P31)
不登校の児童生徒の手助けをする訪問相談員のこと。「元気づける友達」という意味が
込められており、教育学や心理学を学んでいる学生や、養護教諭を目指している学生らが
担当している。学校とは違う角度から「友達」として関わる。
◆地産地消(P12)
地域で生産された農産物等をその地域で消費すること。消費者と生産者の距離を縮め、
相互理解の促進、輸送距離の短縮等による環境への負荷軽減など、多くの効果が期待され
る。
- 54 -
資料編
◆中央機能の整備(P16)
市内15の公民館の施設管理及び施設利用や生涯学習事業などの施設運営を網羅し、公
平で満足度の高い市民サービスを提供するための指示・調整役を担う統括的な機能を有す
る組織づくりを整備することを意味する。
◆ティーム・ティーチング゙(P30)
複数の教員が連携して授業を行う指導方法のことで、チーフとなる教員が授業をリード
し、サブとなる教員がチーフの指導を補充する。
◆寺子屋にしお(P25)
放課後に子どもたちが活動できる居場所をつくり、年齢の異なる子どもたちや地域の
人々とのふれあいを通して、子どもたちを健全に育成するための子ども教室のこと。現在、
市内に10か所の寺子屋にしおが設置され、地域の指導者が子どもたちの自立支援につな
がる指導をしながら見守っている。
◆読書の日(P17)
平成24年度策定の「西尾市子ども読書活動推進計画(第二次)」において、毎月23
日を「読書の日」とし、テレビやゲームから離れ家族で読書を楽しむことを推進している。
◆特別支援学校(P14)
視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む)
に対し、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による
学習上又は生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的
に設置された学校のこと。
◆特別支援教育(P12)
障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するという
視点に立ち、幼児児童生徒一人ひとりの教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生
活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行う教育のこと。
◆特別支援教育コーディネーター(P31)
幼・小・中学校又は特別支援学校において、特別支援教育の推進のため、主に、校内委
員会・校内研修の企画・運営、関係諸機関・学校との連絡・調整、保護者からの相談窓口
などの役割を担う担当者のこと。
- 55 -
資料編
◆特別支援教育補助者(P31)
小・中学校において発達障害を含む障害のある児童生徒に対し、食事、排泄、教室の移
動といった学校における日常生活の介助や、学習支援、安全確保などのサポートを行う支
援者のこと。
◆トップアスリート(P21)
陸上、水泳、球技などのスポーツ競技の選手の中で、特に一流と認められている選手を
トップアスリートと呼ぶ。
【ナ行】
◆西尾子育てサークル協議会(P10)
入園前の子どもがいる家庭を支援するため、子育て親子の交流、子育ての相談、子育て
関連情報の提供、育児講座などを自主的に行っているサークルの集まり。
◆西尾市公共施設再配置基本計画(P16)
ファシリティマネジメントと呼ばれる民間企業の経営的視点に基づく公共施設の新たな
マネジメント方針として平成23年度に策定したもので、市が公共施設のあり方を見直し
て再配置を進めていく5つの理由について説明し、公共施設をこれからマネジメントして
いくための基本的な考え方として、3つの基本理念と3つの基本方針を定めている。
◆西尾市子ども読書の日(P34)
平成18年度策定の「西尾市子ども読書活動推進計画」において、本と出会う楽しみや
知る喜びを体験できるように読書環境づくりを積極的に推進し、心の豊かな西尾っ子を育
むために4月23日を「西尾市子ども読書の日」と定め、西尾市子ども読書フェスティバ
ルを開催している。
◆西尾市特別支援教育推進委員会(P14)
障害のある子に関する教育の推進を、市の教育全体の課題としてとらえ、広く一般社会
の正しい理解と協力を得るために、以下の重点に沿って活動を行う会のこと。
①研修会や授業研究の充実を図り、教職員の資質や指導の向上に努める。
②教育相談活動の活性化と対象児の適切な教育的措置として、福祉関係者、医療保健関
係者、学校関係者(特別支援学校、幼稚園、保育園、小・中学校)との連携充実を図
り、実態把握に努める。
③障害のある子に関する教育の学校及び地域社会への理解推進として、行事の充実に努
める。
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資料編
◆にしお本まつり(P18)
古書の宝庫である岩瀬文庫を守ってきた “本のまち西尾” を広くアピールするため、
10月27日の「文字・活字文化の日」にちなみ、毎年10月の最終土日に、岩瀬文庫と
西尾市立図書館を主な会場にしてさまざまなボランティア団体が手作りの催しを通して、
本への親しみと関心を盛り上げようとする本のおまつりのこと。
【ハ行】
◆発達障害(P5)
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障
害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現する
もの。
◆パブリックコメント(P64)
行政における計画等の策定過程において、案の段階で広く公表し、市民等からの意見・
提言を求め、寄せられた意見等に対する行政の考え方を明らかにするとともに、有益な意
見等を考慮して意思決定を行うしくみのこと。
◆非構造部材の耐震化(P31)
建物の天井や外壁・内壁、照明器具や設備機器などを非構造部材といい、 これらの落下
や転倒防止策を行って耐震化を図ること。
◆PDCAサイクル(P40)
事業の改善を図るためのマネジメント手法の一つ。継続的な業務見直しを行うための、
「計画(Plan)→実行(Do)→点検・評価(Check)→改善(Action)」のサイクルを指す。
◆病後児保育(P11)
病気の回復期にあり、まだ集団保育が困難な児童を専用の保育室で看護師等が一時的に
預かる保育サービスのこと。
◆ファミリー・サポート・センター(P9)
地域において子育ての手助けをしてほしい人(依頼会員)と子育てのお手伝いをしたい人
(援助会員)が会員となり、子育てについて助け合う会員組織のこと。
◆ブックスタート(P17)
赤ちゃんとその保護者に絵本や子育てに関する情報などが入ったブックスタート・パッ
クを手渡し、絵本を介して心ふれあうひとときをもつきっかけをつくる活動のこと。
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資料編
◆棒の手(P35)
農民武芸として村の祭礼などで行われてきた民俗芸能のことで、愛知県内の各地で伝承
されてきた。田貫町に伝わる棒の手は鎌田流で、江戸時代末期に地元の石川伊兵衛ら数名
が豊田市宮口の深田兵馬の道場に入門し、棒目録を授かったのが始まりと伝えられる。現
在も研修会を催すなど後継者の育成に力を注ぎ、10月第3日曜日の田貫町神明社の祭礼
で奉納されている。
【マ行】
◆三河万歳(P14)
太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)がおめでたい歌や台詞を掛け合いながら舞い、新年
の訪れを祝福する民俗芸能のこと。市では西野町の森下村(現在の上町北側)で伝承され
たことから「森下万歳」と呼ばれている。平成8年に安城市・幸田町の万歳とともに「三
河万歳」として国の無形民俗文化財に指定された。
【ヤ行】
◆要保護児童(P10)
保護者のいない児童又は保護者に監護させることが不適当であると認められる児童のこ
と。
【ラ行】
◆リーダーズバンク(P21)
スポーツ教室、スポーツ競技の指導者組織のことで、ネットワーク化することで指導者
派遣もより有効的になる。
◆リカレント教育講座(P16)
回帰教育、循環教育などとも訳されるが、一般的には、社会に出てからも学校または教
育・訓練機関に回帰することが可能な教育システムのこと。市では現在、吉良町公民館に
おいて愛知大学、愛知教育大学、南山大学などの大学と連携し、年に10数回、講座形式
で実施している。
◆療育(P10)
心身に発達の遅れがあると思われる子どもに対し、子どもの能力や可能性を引き出すた
め、医療機関等と連携を図りながら保育を行うこと。
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資料編
8 西尾市教育振興基本計画策定委員会設置要綱
(設置)
第1条
西尾市教育振興基本計画(教育基本法(平成18年法律第120号)第17条第2
項の規定により定める教育振興基本計画をいう。以下「基本計画」という。
)の策定のため、
西尾市教育振興基本計画策定委員会(以下「策定委員会」という。
)を設置する。
(所掌事務)
第2条 策定委員会の所掌事項は、次のとおりとする。
⑴ 基本計画の策定に関すること。
⑵ 基本計画の策定に必要な調査、研究に関すること。
⑶ その他計画策定に必要な事項に関すること。
(組織)
第3条
策定委員会の定数は20名以内とし、別表1に掲げる者のうちから教育委員会が委
嘱する。
2
委員の任期は、基本計画の策定が終了した時までとする。ただし、委員が任期の途中で
所属機関、団体等の役職を離れたときは、その後任者が前任者の任期を引き継ぐものとす
る。
(委員長及び副委員長)
第4条 策定委員会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により定める。
2
委員長は、会務を総理し、策定委員会を代表する。
3
副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき、又は委員長が欠けたときは、
その職務を代理する。
(会議)
第5条 策定委員会は、委員長が招集し、その会議の議長となる。
2
策定委員会は、委員総数の過半数の出席がなければ開くことができない。
3
策定委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数の場合は議長の決するところ
による。
4
委員長は、必要があると認めるときは、会議に委員以外のものを出席させ、説明又は意
見を求めることができる。
(策定部会)
第6条 策定委員会の下に、基本計画の原案作成のため、策定部会を置く。
2
策定部会は、別表2に掲げる職にある者をもって構成する。
(作業部会)
第7条 策定部会の下に、基本計画原案作成の調査・研究を行うため、作業部会を置く。
2
作業部会は、別表3に掲げる課の職員をもって構成する。
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資料編
(庶務)
第8条 策定委員会の庶務は、教育委員会事務局学校教育課において処理する。
(雑則)
第9条 この要綱に定めるもののほか、策定委員会の運営に関し必要な事項は、別に定める。
附 則
この要綱は、平成26年5月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成26年5月23日から施行する。
別表1(第3条関係)
団体名等
西尾市小中学校長会
西尾市内高等学校代表
西尾市栄養教諭・栄養職員会
西尾市PTA連絡協議会
西尾市社会教育審議会
西尾市スポーツ推進計画実行委員会
西尾市文化財保護委員会
西尾市図書館協議会
西尾市立幼稚園PTA
学識経験者
教育部長
子ども部長
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資料編
別表2(第6条関係)
所属及び職名
教育委員会教育庶務課主幹
教育委員会学校教育課長
教育委員会生涯学習課長
教育委員会スポーツ課長
教育委員会文化振興課長
教育委員会図書館長
子ども部子育て支援課長
子ども部子ども課主幹
子ども部家庭児童支援課長
関係部署の職員(必要に応じて策定部会に出席)
別表3(第7条関係)
所属
教育委員会教育庶務課
教育委員会学校教育課
教育委員会生涯学習課
教育委員会スポーツ課
教育委員会文化振興課
教育委員会図書館
子ども部子育て支援課
子ども部子ども課
子ども部家庭児童支援課
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資料編
9 西尾市教育振興基本計画策定委員会委員名簿
(1)策定委員会
〈平成26年度〉
氏名
団体名・職名
委員長
柴田
幸夫
学識経験者(元公立小学校長)
副委員長
鈴木
睦
西尾市小中学校長会(副会長)
委員
石川
久江
西尾市小中学校長会(副会長)
委員
大竹
有二
西尾市内高等学校代表(愛知県立西尾高等学校長)
委員
丸山
真奈美
委員
長谷
透
西尾市PTA連絡協議会(会長)
委員
石原
毅
西尾市社会教育審議会(副会長)
委員
木村
昌保
西尾市スポーツ推進計画実行委員会(委員長)
委員
名倉
良蔵
西尾市文化財保護委員会(委員長)
委員
赤堀
隆
委員
浅井
隆一
西尾市立幼稚園PTA(平成 25 年度西尾幼稚園 PTA 会長)
委員
岩崎
雅子
学識経験者(元公立幼稚園長)
委員
小松
康弘
教育部長
委員
荒井
裕幸
子ども部長
西尾市栄養教諭・栄養職員会(西尾市栄養教諭代表)
西尾市図書館協議会(副会長)
(2)策定部会
〈平成26年度〉
所属
職名
氏名
教育委員会教育庶務課
主幹
犬塚
勝敏
教育委員会学校教育課
課長
丹羽
義男
教育委員会生涯学習課
課長
長谷
義弘
教育委員会スポーツ課
課長
野澤
正幸
教育委員会文化振興課
課長
牧
博之
教育委員会図書館
館長
中村
肇
子ども部子育て支援課
課長
青山
秀樹
子ども部子ども課
主幹
加賀
好枝
子ども部家庭児童支援課
課長
小塚
義人
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資料編
(3)作業部会
〈平成25年度〉
所属
職名
氏名
教育委員会教育庶務課
主任主査
鈴木
仁實
教育委員会学校教育課
指導主事
三矢
克之
教育委員会生涯学習課
主任主査
筒井
清人
教育委員会スポーツ課
課長補佐
杉浦
治彦
教育委員会文化振興課
課長補佐
石川
浩治
教育委員会図書館
主任主査
原田
依子
子ども部子育て支援課
主任主査
酒井
正樹
子ども部子ども課
指導主事
浅井
みやこ
子ども部家庭児童支援課
主任主査
小林
明子
次長
岩瀬
美貴徳
主幹
牧野
正志
主事
山崎
恵司
事務局
教育委員会事務局
学校教育課
〈平成26年度〉
所属
職名
氏名
教育委員会教育庶務課
課長補佐
岩瀬
茂樹
教育委員会学校教育課
指導主事
杉浦
智芳
教育委員会生涯学習課
主任主査
筒井
清人
教育委員会スポーツ課
課長補佐
杉浦
治彦
教育委員会文化振興課
課長補佐
石川
浩治
教育委員会図書館
館長補佐
今井
聡子
子ども部子育て支援課
課長補佐
酒井
正樹
子ども部子ども課
指導主事
鈴木
美幸
主査
外山
美和
次長
岩瀬
美貴徳
主幹
牧野
正志
主査
高山
希利子
主事
糟谷
芳則
子ども部家庭児童支援課
事務局
教育委員会事務局
学校教育課
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資料編
10 西尾市教育振興基本計画策定経過
年月日
平成 25 年 7 月 26 日
項目
策定打合せ会
内容等
関係課長に対し「計画」「策定方針」「作業部会員選出」「ア
ンケート調査」等の説明
平成 25 年 11 月 28 日
平成 25 年度(仮称)
「計画」「策定方針」「アンケート調査」等の説明
第 1 回作業部会
平成 26 年 2 月 4 日
文教部会
2月部会に於いて文教委員に対し計画策定等について説明
平成 26 年 2 月 5 日
アンケート調査
西尾市の教育に関する市民アンケート
調 査 期 間:平成 26 年 2 月 5 日~平成 26 年 2 月 17 日
調査対象者:市内在住の 18 歳以上の市民 3,000 人
回
収
数:1,215 件(回収率 40.5%)
平成 26 年 2 月 14 日
教育委員会定例会
2月定例会に於いて教育委員に対し計画策定等について説明
平成 26 年 2 月 19 日
平成 25 年度(仮称)
「計画書名称」「要綱」「策定員選出」「策定スケジュール」
第 2 回作業部会
「アンケート調査」等の協議
平成 26 年度(仮称)
平成 26 年度作業部会員に対し「計画」「要綱」「策定委員等
第 1 回作業部会
選出」「策定スケジュール」等の説明
平成 26 年度
教育振興基本計画素案審議
平成 26 年 4 月 15 日
平成 26 年 9 月 26 日
第 2 回作業部会
平成 26 年 10 月 7 日
平成 26 年度
教育振興基本計画素案審議
第 1 回策定部会
平成 26 年 10 月 31 日
平成 26 年度
策定委員会委員の委嘱状交付及び委員長・副委員長の選任、
第 1 回策定委員会
委員に対し教育振興基本計画及び策定工程について説明、教
育振興基本計画素案審議、審議会等の会議の公開について審
議
平成 26 年 11 月 11 日
平成 26 年度
教育振興基本計画素案原案審議
第 3 回作業部会
平成 26 年 11 月 20 日
平成 26 年度
教育振興基本計画素案原案審議
第 2 回策定部会
平成 26 年 12 月 17 日
平成 26 年度
教育振興基本計画原案審議
第 2 回策定委員会
平成 27 年 1 月 19 日
パブリックコメント
計画案に対する意見募集
募 集 期 間:平成 27 年 1 月 19 日~平成 27 年 2 月 18 日
意見提出状況:2 人
平成 27 年 2 月 24 日
平成 27 年 3 月 6 日
平成 27 年 3 月 17 日
6件
平成 26 年度
パブリックコメント実施結果の報告、パブリックコメント回
第 4 回作業部会
答及び基本計画の修正案審議、教育振興基本計画概要版審議
平成 26 年度
パブリックコメント実施結果の報告、パブリックコメント回
第 3 回策定部会
答及び基本計画の修正案審議、教育振興基本計画概要版審議
平成 26 年度
パブリックコメント実施結果の報告、パブリックコメント回
第 3 回策定委員会
答及び基本計画の修正案審議、教育振興基本計画概要版審議
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西尾市教育振興基本計画
平成27年3月策定
発行:西尾市教育委員会事務局 学校教育課
〒445-8501
愛知県西尾市寄住町下田22番地
電
話 0563-56-2111(代)
FAX 0563-56-2727
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