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トラック部会夏季闘争速報NO4はこちらから
全国トラック部会夏季闘争速報№4(08/5/27) *全国トラック部会事務局でキャッチした情報を中心にお知らせします。 発行:建交労全国トラック部会事務局 なぜ進まぬ中小での運賃転嫁 NHKニュース 堀切運輸・志村社長が語ります 軽油価格の高騰に対処するための緊急措置として導入された国土交通省の 「燃料サーチャージ緊急ガイドライン」と「下請・荷主適正取引推進ガイドラ イン」。これによって、運送会社の経営は改善されているのか、中小のトラック 運送事業者でサーチャージ制導入が進まないのはなぜか――事業経営の実態に 迫る番組が 29 日午前7時からのNHKニュース「おはよう日本」で放送されま す。 番組では堀切運輸株式会社(埼玉県八潮市)の志村徳二社長が登場。ギリギ リの経営実態や経費節減に向けた「自助努力」 (高速代の節約や修理を自社で行 うなど)についてインタビューに答えます。 労使共同セミナー(6月8・9日、香川県ことひら温泉「琴参閣」)に参加の 労使の皆さん。これは必見です。 たたかってこそ明日がある 高橋運輸分会が中労委で勝利和解 「ご支援、ありがとうございました」 高橋運輸差別争議は、5月8日 22 時 30 分、中央労働委員会の和解勧告を労 使双方が受け入れ、勝利解決しました。 1998 年、会社が大幅な減収につながる労働条件の変更を一方的に強行したこ とから、従業員9人で建交労(当時、運輸一般)に加入、分会を結成しました。 しかし、会社は組合員の前で、「権力と財力で組合を絶対につぶす」と豪語し、 配車差別や嫌がらせなどによる組合排除を行い、組合員は米持敏夫分会長と大 島信雄書記長の2人になりました。その後も、組合員の排除を目的に、配車差 別や些細なミス等を口実にした処分を組合員だけに行うなどの差別を続けたこ とから、やむなく神奈川県地方労働委員会(県労委)に不当労働行為救済申し 立てを行ないました。 1 県労委では、不当労働行為の実態を明らかにさせ、全国の仲間から寄せられ た「早期救済命令を求める」署名 344 団体分を提出し、2007 年 11 月 6 日、全面 勝利命令を勝ち取りました。 ●「4・3地域デモ」で会社を包囲 しかし、会社は県労委命令を不服とし、中央労働委員会へ再審査申し立てを 行いました。 分会と神奈川県南支部、県本部、川崎労連、弁護団は「高橋運輸差別争議支 援対策会議」を立ち上げ、全国の仲間からの支援を背景に、ビラ宣伝(32 号ま で発行)を会社周辺や駅頭で行い、会社・荷主・銀行要請を数次にわたり実施。 4月3日の地域デモの成功が会社を和解協議のテーブルに乗せる契機となった ものと確信しています。 和解内容は、第1項で「組合らの労働基本権の尊重を旨とし、労使間の諸問 題について早期かつ平和裡に解決を図り、良好な労使関係を築いていくことに 努める」と明記し、初審県労委命令に従い、分会長、書記長への配車差別への バックペイ。書記長の日本冶金(やきん)への入構禁止の解除。トレーラー運 転手への復帰は、現在乗務している同僚への配慮で、和解時点では解決し得ま せんでしたが、車種変更による将来発生する減収分の一定の補填を認めさせた 解決金の支払い。トレーラー復帰への条件が生じた場合に組合との協議約款の 成立等、納得できる水準の勝利和解です。 ●大島書記長、5年ぶりに入構 5月 26 日から和解勧告通り大島書記長の日本冶金への入場が解除され、5年 ぶりに門をくぐりました。大島書記長は「同僚や他社の仲間から『おめでとう 長い間ご苦労様』と声をかけられ、照れくささや懐かしさがこみ上げてきまし た。今後も分会や仲間を大事に頑張っていきます」と語りました。 争議が解決するまでの間、地域をはじめ、全国の多くの仲間からご支援して 戴き、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。これか ら分会は、勝利和解の成果をもとに、差別のない正常な労使関係を築き、働き やすく明るい職場づくりと組織拡大に頑張る決意です。 (神奈川県南支部高橋運 輸分会分会長 米持敏夫) 2