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(資金調達用)平成25年11月版1156KB

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(資金調達用)平成25年11月版1156KB
原子力損害賠償支援機構
説明資料
原子力損害賠償支援機構
Nuclear Damage Liability Facilitation Fund
平成25年11月
平成25年11月5日現在
2
【機構の概要】
1.名称
原子力損害賠償支援機構
2.設立年月日
平成23年9月12日(登記申請日)
3.設立根拠
原子力損害賠償支援機構法(平成23年法律第94号)
(特別の法律に基づく認可法人)
4.所在地
本部:東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館5階
5.代表者
理事長 杉山 武彦 (前一橋大学学長)
6.役員
理事長 1名、理事 4名、監事 1名
7.資本金
140億円
(内訳) 政府出資:70億円
原子力事業者等12社:70億円
3
【設立の背景・目的】
1.背景
・原子力発電所等における事故の賠償
⇒「原子力損害の賠償に関する法律」(賠償法)で1,200億円までは手当て
・東京電力福島原子力発電所事故の賠償額
⇒賠償法で規定されている金額を大きく超過
・「原子力損害賠償支援機構法」が成立
⇒①被害者への迅速かつ適切な損害賠償を確実に実施
②東京電力福島原子力発電所の状態の安定化・事故処理に関係する事業者等へ
の悪影響の回避
③電力の安定供給、設備等の安全性を確保するために必要な経費の確保
2.目的
原子力損害賠償支援機構は、賠償法に定める賠償措置額を超える原子力損害が生じた場
合において、原子力事業者が損害を賠償するために必要な資金の交付その他の業務を行う
ことにより、原子力損害の賠償の迅速かつ適切な実施及び電気の安定供給その他の原子炉
の運転等に係る事業の円滑な運営の確保を図り、もって国民生活の安定向上及び国民経済
の健全な発展に資することを目的とする。(機構法第1条)
国は、これまで原子力政策を推進してきたことに伴う社会的な責任を負っていることに
鑑み、原子力損害賠償支援機構が前条の目的を達することができるよう、万全の措置を講
ずるものとする。(機構法第2条)
4
【組織・体制】
●国の認可法人として設立され、大規模な原子力損害に係る損害賠償を適切
かつ円滑に行うこと等を目的とします。
●平成23年9月の設立登記(9月26日業務開始)
●理事長1名、理事4名、監事1名(25年4月1日現在)
●職員
平成25年度定員55名
●運営委員会を設置
機構の業務に関するもののうち、次のものについては運営委員会の議決を経
ることとなっております。
・資金援助及び負担金の額等の決定
・特別事業計画の作成
・定款の変更
・業務方法書の作成及び変更
・予算及び資金計画の作成又は変更
・決算 等
5
【資本金等】
●資本金:140億円(政府70億円、原子力事業者等70億円)
●負担金:一般負担金(原子力事業者による積立、
平成23年度分815億円、24年度分約1,008億円)
特別負担金(資金援助を受けた原子力事業者からの返済、
平成23年度分0円、24年度分0円)
●借入等:市中からの政府保証付きの借り入れや政府保証債券の発行による
資金調達
※政府保証枠については、毎年度の一般会計予算総則に規定
(平成24年度 4兆円、25年度 4兆円)
●交付国債:賠償のための資金交付の原資として国から交付される国債
(累計5兆円)
6
【機構の主な業務】
・負担金の収納業務
機構は、機構の業務に要する費用として、原子力事業者から負担金
の収納を行う。
・資金援助業務
原子力事業者が損害賠償を実施する上で機構の援助を必要とすると
きは、機構は、運営委員会の議決を経て、資金援助(資金の交付、
株式の引受け、融資、社債の取得等)を行う。
・情報提供業務
機構は、損害賠償の円滑な実施を支援するため、被害者からの相談
に応じ必要な情報の提供及び助言を行う。
・仮払法の受託業務
仮払法(平成二十三年原子力事故による被害に係る緊急措置に関す
る法律(平成23年法律第91号))に基づき国又は都道府県知事
から委託を受けた場合に、仮払金の支払業務を行う。
7
【機構設立前後の経緯①】
年月日
出来事
平成23年
3月11日
東日本大震災発生
東京電力福島第一原子力発電所において事故発生(12日には水素爆発)
4月11日
原子力損害賠償紛争審査会設置
4月21日
福島第1原発から半径20キロ圏内を警戒区域に指定
4月26日~
5月10日
備考
東京電力による仮払い開始(避難・屋内退避住民、農林漁業者、中小企業者)
「原子力損害賠償に係る国の支援のお願い」を東電が政府に提出
①賠償額に上限を設けない
②福島原発の状態の安定化に全力を尽くす
③電力の安定供給、設備等の安全性確保に必要な経費の確保
④経営合理化と経費削減
⑤第三者委員会の経営財務調査に応じる
⑥全てのステークホルダーに協力を求める
5月13日
「東京電力福島原子力発電所事故に係る原子力損害の賠償に関する政府の支援の枠組みについて」
を政府が決定
6月14日
原子力損害賠償支援機構法案 閣議決定(第177回国会提出・8月3日可決成立)
9月12日~
本賠償の支払いのための受付開始
8/5「中間指針」
9月26日
原子力損害賠償支援機構 業務開始
10/3東京電力に関する経営財務調査委員
会による委員会報告
11月4日
政府は東電の緊急特別事業計画を認定し、機構を通じた8,909億円の支援を決定
11月8日
交付国債2兆円発行(12月9日3兆円発行 累計5兆円)
11月15日
平成24年
2月13日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(5,587億円)
政府は東電の緊急特別事業計画(改定)を認定し、機構を通じた6,894億円の支援を決定
3月27日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,049億円)
3月30日
平成23年度負担金の決定(一般負担金815億円)
12/6中間指針追補
8
【機構設立前後の経緯②】
年月日
出来事
平成24年
4月23日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(2,186億円)
5月 9日
政府は東電の総合特別事業計画を認定し、機構を通じた8,459億円の追加賠償支援、
及び1兆円の資本注入を決定
5月22日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(466億円)
6月29日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(809億円)
7月24日
東電が避難指示区域の見直しに伴う賠償基準を公表
7月25日
電気料金値上げの認可(平均8.46%)
7月26日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,071億円)
7月31日
機構が1兆円の株式引受
8月 1日
金融機関が融資実行
8月21日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,551億円)
9月24日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(547億円)
10月24日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(497億円)
11月 7日
東電が「再生への経営方針」を公表
11月27日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(932億円)
12月18日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(292億円)
12月27日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(2,503億円)
平成25年
1月22日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(2,717億円)
備考
3/16中間指針第二次追補
1/30中間指針第三次追補
2月 4日
政府は東電の総合特別事業計画(改定)を認定し、機構を通じた6,968億円の追加賠償支援を決定
2月22日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(2,106億円)
3月29日
平成24年度負担金の決定(一般負担金 約1,008億円)
9
【機構設立前後の経緯③】
年月日
出来事
平成25年
4月18日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(2,235億円)
5月21日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,549億円)
6月24日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,151億円)
6月25日
政府は東電の総合特別事業計画(第2次改定)を認定し、機構を通じた6,662億円の追加賠償支援を
決定
7月24日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(732億円)
8月21日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(1,762億円)
9月24日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(741億円)
10月23日
交付国債を一部償還し東電へ資金交付(481億円)
備考
10
【機構のキャッシュフロー】
・(§)は原子力損害賠償支援機構法の条文番号
・太矢印は今回の資金調達に関する流れ
被害者・被害事業者
情報提供等
(§53)
相談(§53)
政府保証債
発行(§60)
償還
政府保証借入
投資家((((金融機関等))))
原子力
損害賠償
支援機構
株式引受
資金貸付
社債取得等
(§41①二三四)(注1)
賠償金
賠償請求
資金回収(注2)
東京電力
借入(§60)
返済
政府保証
(§61)
H25年度
4兆円
借入等
借入等償還
賠償資金交付
(§41,§45)
資本金
140億円
交付国債
(当初)
(政府70)
5兆円
(事業者等70)
国庫納付
(§59)
交付国債
償還請求
(§49)
特別負担金(§52)
原子力事業者
負担金(§38)
(電力会社等)
交付国債償還
(§49)
政府
(エネルギー対策特別会計原子力損害賠償支援勘定等)
(注1)現状では、東京電力が発行する株式の引受けのみ実施。
(注2)株式引受けに係る資金回収方法等については、P.29 参照。
11
【財務諸表
1】
第2期決算
貸借対照表
平成25年3月31日
うち、
・交付国債未償還額 8,917
・一般負担金
1,008
(資産の部)
Ⅰ 流動資産
現金及び預金
有価証券
未収金等
流動資産合計
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
短期借入金
未払金等
未払国庫納付金
・政府保証借入 10,000
10,000
8,931
973
流動負債合計
19,905
Ⅱ 固定負債
交付国債見返
18,769
固定負債合計
18,769
Ⅱ
・50,000-(8,909+6,894)
-(8,459+6,968)
:当初交付額-23年度内認定額
-24年度内認定額
固定資産
資金援助事業資産
交付国債
原子力事業者株式
固定資産合計
38
80
9,926
10,044
単位:億円
18,769
10,000
28,769
・東京電力優先株式 10,000
負債合計
(純資産の部)
Ⅰ 資本
資本金
政府出資金
民間出資金
資本金合計
純資産合計
資産合計
38,814
負債及び純資産合計
38,674
70
70
140
140
38,814
うち、
・資金交付
8,917
・当期純利益
・余った交付国債は
国に返還
12
【財務諸表
2】
第2期決算 損益計算書
自
至
平成24年4月 1日
平成25年3月31日
単位:億円
(経常収益)
・ 8,459+6,968
:年度内認定額
・短期借入金支払利息
(経過分)
12
・資金援助事業収入
一般負担金収入
特別負担金収入
交付国債受贈益
・事業外収益
1,008
-
15,427
1
経常利益合計
16,437
(経常費用)
・資金援助事業費
・事業諸費
調査経費等
外部委託費
・一般管理費
・事業外費用
15,427
10
2
9
13
経常費用合計
15,463
当期経常利益
973
税引前当期純利益
973
当期純利益
973
利益処分:国庫納付 973
13
【借入の概要】
原子力損害賠償支援機構では、平成24年度における機構業務のための民間資金借入
(政府保証付)をシンジケート・ローンにより実施致しました。
1.資金使途
原子力損害賠償支援機構法(平成23年8月10日法律第94号)第35条第2項及び第
41条第1項二、三、四に定める業務
二
当該原子力事業者が発行する株式の引受け
三
当該原子力事業者に対する資金の貸付け
四
当該原子力事業者が発行する社債又は主務省令で定める約束手形の取得
2.概要
第1回
第2回
入札日
平成24年5月22日(火)
平成24年6月14日(木)
借入実行日
平成24年6月5日(火)
平成24年6月28日(木)
1年
1年
5,000億円
5,000億円
調達期間
調達額
※平成24年度は最大4兆円の政府保証枠を取得しています。
3.形態
シンジケートローンによる政府保証付民間資金借入(金利競争入札)
4.アレンジャー及びエージェント
みずほコーポレート銀行(当時) 、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行
14
【入札
1】
当機構では、シンジケートローンによる資金調達について、入札への参加を希望
する者を募集します。
1.参加資格要件
資金調達入札への参加希望者は、次に掲げるいずれかに該当する者であることを要
し、かつ、当機構の資金調達機関として資金調達入札参加者名簿に登録されているこ
とが必要です。
①銀行、保険会社、農林中央金庫、証券金融会社及び主としてコール資金の貸付け
若しくはその貸借の媒介を業として行う者又は農業協同組合連合会
②貸金業法 (昭和五十八年法律第三十二号)第二条第一項 に規定する貸金業を行
うことにつき、同法第三条第一項の規定に基づく登録を行っている金融商品取引
業者
③信用金庫連合会、労働金庫連合会又は中小企業等協同組合法(昭和二十四年法律
第百八十一号)第九条の九第一項第一号の事業を行う協同組合連合会のうち、会
員外又は組合員外の者へ資金貸付けを行うことにつき認可を受けている者
④郵政民営化法(平成十七年十月二十一日法律第九十七号)及び関連法令により設
立された金融機関である者
15
【入札
2】
2.入札参加登録申請
(1) 提出書類
機構HPより資金調達入札参加登録申請書(Word)を入手してください。
なお、追加で印鑑証明書や履歴事項証明書の提出を求めることがあります。
(2) 提出方法
登録申請書を当機構に対し郵送でお願いします。
また、同時にFAXでの送付をお願いします。
※入札はFAXで行いますので、事前のテスト送信を兼ねています。
FAX:03-5575-3815
(3) 受付期限及び有効期限
入札参加登録申請は常時受け付けております。
登録申請が、資金調達入札の応札締切日前営業日までに郵送で到着していない場合、
当該資金調達入札には参加できません。
登録は取り下げの申し出がない限り有効です。
(4) 入札参加登録の通知
提出された書類等を審査の結果、当機構の資金調達機関として入札参加登録が完了し
た者は、当機構から通知します。
16
【入札
3】
3.選定方法
金利競争入札
各申し込みのうち金利の低いものからその応募額を調達予定金額に達するまで順次割
り当てます。なお、同一の金利で調達予定金額を超過する応募があった場合には、各
応募額を案分して割り当てます。
4.入札の実施方法
(1) 2.により入札参加登録された者に対し、アレンジャー(平成24年度:みずほコーポ
レート銀行)から、①資金調達の方法、②調達金額、③調達期間、④入札締め切り日時
等をE-mailにより案内します。
(2) 当該案内を受けた入札参加登録者は、入札書を当機構に対しFAXで送付するととも
に、送付確認の電話連絡をお願いします。
FAX
:03-5575-3815
TEL(送付確認):03-5575-3810
(3) 3.により調達先を選定し、当機構またはアレンジャーよりご連絡します。
17
【シンジケート・ローン入札の結果 ①】
≪平成24年度 ≫
第1 回
第2 回
平成24年5月22日
平成24年6月14日
10,830億円(2.16倍)
16,914億円(3.38倍)
5,000億円
5,000億円
落札平均金利
0.157%
0.142%
落札最高金利
0.191%
0.181%
76.6666%
24.0000%
36先 / 70先
41先 / 79先
入札実施日
応募総額 (応募倍率)
調達額
落札最高金利における案分率
応募先数 / 登録先数
18
【シンジケート・ローン入札の結果 ②】
≪平成24年度 ≫
第1回(H24.5.22実施)
第2回(H24.6.14実施)
19
【平成25年度の資金調達方針】
1.基本方針
平成24年度に1兆円の資本注入のために調達した資金(政府保証付借入:1年シ・ローン)について、
平成25年度の借換時に一部を機構債(政府保証債:2年債・4年債)に置換え。
2年債
1,500億円
4年債
1,500億円
合計
3,000億円
投資家層の拡大・金利リスクへの対応等により、資金調達構造を安定化
2.スケジュール
平成25年 2月 金融機関説明会(71先、100名参加)
3月 政保債の引受会社候補・受託会社の選定
4月 シ・ローンのアレンジャーの選定
政保債の発行準備開始(証券保管振替機構への登録等)
(6Mローン)5,000億円
(2Y債)1,500億円
(4Y債)1,500億円
ローン①
(1Yローン)5,000億円
ローン②
(25年)
5~6月
ローン③
(1Yローン)2,000億円
平成26年度に同程度の債券化を
行えば、債券比率は6割
10~12月 (26年)
20
2.シンジケート・ローン(政府保証付)について
(1)調達予定
ローン ①
ローン ②
ローン ③
入札時期
5月20日(月)
6月13日(木)
11月22日(金)
借入期間
6か月
1年
1年
5,000億円
5,000億円
2,000億円
借入額
※ ローン①、ローン②については、入札実施済み。
(2)入札登録
入札参加には事前の登録が必要です。既にご登録いただいている場合は再登録の必要は
ありませんが、ご担当者様など登録内容に変更がある場合は「参加届」の再提出をお願
い致します。⇒ http://www.ndf.go.jp/capital/tyokobo/20120214.html
(参考)入札参加登録機関(H25.10.31 現在)
都市銀行・信託銀行等
地方銀行
保険会社
その他
合計
8
79
5
10
102
(3)入札及び募入決定の方法(24年度と同一)
登録金融機関による金利競争入札・コンベンショナル方式(複数金利で落札の場合は加重
平均金利で約定)
(4)その他
①
アレンジャー及びエージェント:みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行
②
日銀適格担保差入は貸付け実行日以降、常時対応可能となるよう調整予定。
③
入札時期等については、今後の状況により変更する場合があります。
21
【シンジケート・ローン入札の結果 ①】
≪平成25年度 ≫
第1 回
第2 回
平成25年5月20日
平成25年6月13日
13,715億円(2.74倍)
14,040億円(2.80倍)
5,000億円
5,000億円
落札平均金利
0.110%
0.108%
落札最高金利
0.142%
0.132%
16.6666%
38.5000%
31先 / 95先
33先 / 97先
入札実施日
応募総額 (応募倍率)
調達額
落札最高金利における案分率
応募先数 / 登録先数
22
【シンジケート・ローン入札の結果 ②】
≪平成25年度 ≫
第1回(H25.5.20実施)
第2回(H25.6.13実施)
23
【資金調達の流れ】
項目
内容
アレンジャー&エージェントの選定
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行
金融機関説明会
平成25年2月7日 機構説明会
入札参加資格者登録受付
常時受付
(借入入札の応札締切前日までの提出分が当該借入入札の有資格)
入札公告
調達金額、借入期間等の開示
応募受付
受付期間は10~15営業日程度
入札結果通知・公表
応募締切りの翌営業日を予定
調印案内送付
アレンジャーから落札先へ送付します
調印済書類受領
協定書等へ調印いただきます
政府保証手続
金銭消費貸借証書へ財務大臣押印
貸付実行
アレンジャー指定口座へ11時までに送金願います
日銀担保差入
貸し付け実行日以降、常時対応可能
24
3.機構債(政府保証付)について
(1)発行予定
第1回債
第2回債
入札予定日
10月25日(金)
11月12日(火)
発行予定日
11月 6日(水)
11月19日(火)
1,500億円
1,500億円
2年
4年
年2回
年2回
満期一括償還
満期一括償還
0.076%・ 額面100円当たり100円
入札により決定
発行予定額(額面金額)
償還期間
利子支払い
償還方法
表面利率及び発行価格
(2)入札及び募入決定の方法
引受会社候補によるイールドダッチ方式(表面利率及び発行価格を最高落札金利で決定)
(3)その他
①
引受会社候補:証券会社14社(SMBC日興証券、岡三証券、ゴールドマン・サックス証券、シティグループ証券、しんきん証券、
大和証券、ドイツ証券、東海東京証券、野村證券、BNPパリバ証券、みずほ証券、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、メリルリンチ日本証券、モルガン・スタンレーMUFG証券)
②
受託銀行:三井住友銀行
③
発行時期等については、今後の状況により変更する場合があります。
25
【原子力損害賠償支援機構ホームページ】
http://www.ndf.go.jp/
【お問い合わせ先】
原子力損害賠償支援機構 総務グループ
鈴木
(suzuki-koshi@ndf.go.jp)
原田
(harada-hideki@ndf.go.jp)
山口 (yamaguchi-tetsuo@ndf.go.jp)
TEL 03-5575-3810
FAX 03-5575-3815
26
【ご参考:機構法関連条文
1】
第四十一条 原子力事業者は、賠償法第三条 の規定により当該原子力事業者が損害を賠償
する責めに任ずべき額(以下この条及び第四十三条第一項において「要賠償額」とい
う。)が賠償措置額を超えると見込まれる場合には、機構が、原子力損害の賠償の迅速か
つ適切な実施及び電気の安定供給その他の原子炉の運転等に係る事業の円滑な運営の確保
に資するため、次に掲げる措置(以下「資金援助」という。)を行うことを、機構に申し
込むことができる。
一 当該原子力事業者に対し、要賠償額から賠償措置額を控除した額を限度として、
損害賠償の履行に充てるための資金を交付すること(以下「資金交付」という。)。
二 当該原子力事業者が発行する株式の引受け
三 当該原子力事業者に対する資金の貸付け
四 当該原子力事業者が発行する社債又は主務省令で定める約束手形の取得
五 当該原子力事業者による資金の借入れに係る債務の保証
2 前項の規定による申込みを行う原子力事業者は、機構に対し、次に掲げる事項を記
載した書類を提出しなければならない。
一 原子力損害の状況
二 要賠償額の見通し及び損害賠償の迅速かつ適切な実施のための方策
三 資金援助を必要とする理由並びに実施を希望する資金援助の内容及び額
四 事業及び収支に関する中期的な計画
27
【ご参考:機構法関連条文
2】
第六十条 機構は、主務大臣の認可を受けて、金融機関その他の者から資金の借入れ(借
換えを含む。)をし、又は原子力損害賠償支援機構債(以下「機構債」という。)の発行
(機構債の借換えのための発行を含む。)をすることができる。この場合において、機構
は、機構債の債券を発行することができる。
2 主務大臣は、前項の認可をしようとするときは、あらかじめ、財務大臣に協議しなけ
ればならない。
3 第一項の規定による借入金の現在額及び同項の規定により発行する機構債の元本に係
る債務の現在額の合計額は、政令で定める額を超えることとなってはならない。
4 第一項の規定による機構債の債権者は、機構の財産について他の債権者に先立って自
己の債権の弁済を受ける権利を有する。
5 前項の先取特権の順位は、民法 (明治二十九年法律第八十九号)の規定による一般
の先取特権に次ぐものとする。
6 機構は、主務大臣の認可を受けて、機構債の発行に関する事務の全部又は一部を銀行
又は信託会社に委託することができる。
7 会社法 (平成十七年法律第八十六号)第七百五条第一項 及び第二項 並びに第七百
九条 の規定は、前項の規定により委託を受けた銀行又は信託会社について準用する。
8 第一項、第二項及び第四項から前項までに定めるもののほか、機構債に関し必要な事
項は、政令で定める。
第六十一条 政府は、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律 (昭和二十一年法
律第二十四号)第三条 の規定にかかわらず、国会の議決を経た金額の範囲内において、
機構の前条第一項の借入れ又は機構債に係る債務の保証をすることができる。
28
【ご参考:特別資金援助の仕組み】
特別事業計画の履行確保
東京電力
<特別事業計画への記載事項>
①特別事業計画
特別事業計画を
特別事業計画
共同作成・提出
②計画の認定
原子力損害賠償
支援機構
③国債交付
国債交付
公表
原子力事業者
構
特別事業計画共同作成
国債の償還(
現金化)
機
国債の交付
主務大臣の認定
財務大臣等に協議
Yes
資金援助の決定
機構(
運営委委員会)
資金援助の申込み
原子力事業者
No
国債の交付
政府
④特別資金
特別資金援助
特別資金援助
①原子力損害の状況
②賠償額の見通し・賠償実施の方策
③中期的な事業収支計画を記載した書類
④経営合理化方策
⑤関係者に対する協力要請の方策
⑥資産・収支状況の評価
⑦経営責任明確化の方策
⑧資金援助の内容・額
等
29
【東京電力の事業運営に関する計画】
東京電力の事業運営に関する計画】
・財務基盤強化
・政府による決定及び機構法の規定を踏まえ、金融
金融機関や株主に対し、それぞれ以下のとおり協力を要請。
金融
金融機関
東東東東 電電電電
協力要請
ⅰ)社債市場への復帰等自律的な資金調達力が回復するまでの間、全ての取引金融機
関が、機構及び東電との協議の結果に従い、借換え等により与信を維持
与信を維持。
与信を維持
ⅱ)主要取引金融機関が、速やかに新規融資等の実行・短期の融資枠(コミットメン
トライン等)の設定等により、下記復元を含めて約
約1兆円の追加与信を行う。
兆円の追加与信
ⅱ)2011年3月11日から同年9月末日までの間に弁済を受けた取引金融機関が、機構の
出資にあわせて、弁済額と同額の資金供与(いわゆる「復元」)を行う。
株主
ⅰ)機構の出資に伴い、株主の保有する株式は相対的に希釈化
希釈化。当該出資に必要となる
希釈化
株主総会議案に賛成するよう協力を要請。
ⅱ)国民負担の最小化の観点から、当面の間、無配を継続
当面の間、無配を継続(本計画の2022年3月期までの
当面の間、無配を継続
収支シミュレーションには配当見込額を織り込まず)。
【機構の出資による財務状態の抜本改善
機構の出資による財務状態の抜本改善】
の出資による財務状態の抜本改善】
・2012年6月の株主総会後、東電が発行する株式を引き受け、総議決権の
総議決権の2
総議決権の2分の1
分の1超を取得する
を取得する(「一時的公的
する
管理」)とともに、追加的に議決権を取得できる転換権付無議決権種類株式を引き受けることにより、潜在的
潜在的
には総議決権の3
には総議決権の3分の2
分の2超の議決権を確保する。
・機構は、東電の集中的な経営改革に一定の目途がつくか、又は社債市場で自律的に資金調達を実施してい
る (2010年代半ば以降のできるだけ早い時期が目標) と判断した段階で、議決権付種類株式の一部の転換
権付無議決権種類株式への転換等により、保有
保有議決権を
保有議決権を2
議決権を2分の1
分の1未満に減らし「一時的公的管理」を終結。
未満
・一時的公的管理終結後、東電の収益及び財務の状況、株式市場の動向等を考慮しつつ、改革に悪影響を与
えない範囲で、適切な時期に東電による機構
機構所有
機構所有株式の買入消却、普通株式への転換による株式市場への
所有株式の買入消却、普通株式への転換による株式市場への
売却等を実行し、早期の出資金回収を目指す。
売却等を実行
12
30
【東京電力の事業運営に関する計画】
東京電力の事業運営に関する計画】
・収支の姿
・2012年3月期の営業損益は、燃料費増加の影響等により大幅に悪化し3,472億円。当期純損益は、災害特別
損失の計上等により7,080億円。
・2013年3月期以降の営業損益は、電気料金の改定が行われた場合の収入の増加や、柏崎刈羽原子力発電
所が順次稼動すると仮定していることによる費用の減少等により、好転していく見込み。
・純資産は、2013年3月期の機構による東電株式の引受けを織り込んでいることも合わせ、2015年3月期末に
1兆7478億円となる見通し。
損益
【2013年
2013年3月期から2015
月期から2015年
月期までの収支計画と、2016年
月期から2022年
月期までの収支見通し(参考)】
2015年3月期までの収支計画と、2016
2016年3月期から2022
2022年3月期までの収支見通し(参考)】
(単位:億円)
2012/3期
2013/3期
2014/3期
2015/3期
2016/3期
2017/3期
2018/3期
2019/3期
2020/3期
2021/3期
2022/3期
(見込)
(計画)
(計画)
(計画)
(参考)
(参考)
(参考)
(参考)
(参考)
(参考)
(参考)
営業収益
電気事業営業収益
附帯事業営業収益
50,382
49,304
1,078
58,451
57,435
1,016
61,551
60,533
1,018
62,102
61,002
1,099
55,404
54,321
1,083
55,914
54,811
1,103
56,444
55,341
1,103
54,373
53,270
1,103
54,827
53,725
1,103
55,062
53,959
1,103
55,419
54,316
1,103
営業費用
電気事業営業費用
附帯事業営業費用
53,854
52,806
1,048
61,098
60,152
946
59,836
58,881
956
58,623
57,605
1,018
53,452
52,442
1,010
53,603
52,575
1,028
53,602
52,574
1,028
52,606
51,578
1,028
52,943
51,915
1,028
52,805
51,777
1,028
52,927
51,899
1,028
営業利益(損失)
営業外損益
(3,472)
(897)
(2,647)
(1,089)
経常利益(損失)
(4,369)
20
(2,692)
(3,736)
10
1,732
税引前当期純利益(損失)
法人税等
(7,080)
-
当期純利益(損失)
(7,080)
特 別法上 の引 当金繰 入( 取崩)
特別損益
(参考)純資産
1,715
(799)
3,478
(859)
1,951
(797)
2,311
(765)
2,842
(868)
1,767
(951)
916
11
163
2,619
12
121
1,154
7
239
1,546
4
-
1,974
83
-
816
66
-
(2,014)
1
1,068
1
2,729
77
1,386
44
1,541
62
1,892
92
(2,014)
1,067
2,651
1,342
1,480
1,885
(1,038)
2,257
(1,079)
2,492
(1,181)
847
66
-
1,178
77
-
1,311
122
-
749
38
780
53
1,101
70
1,188
77
1,800
711
727
1,030
1,111
25,679
5,774
13,760
14,827
17,478
18,820
20,300
22,100
22,811
23,538
24,568
2012/3期
(見込)
2013/3期
(計画)
2014/3期
(計画)
2015/3期
(計画)
2016/3期
(参考)
2017/3期
(参考)
2018/3期
(参考)
2019/3期
(参考)
2020/3期
(参考)
2021/3期
(参考)
キャッシュフロー
営業キャッシュフロー
投資キャッシュフロー
財務キャッシュフロー
現金及び現金同等物の増減
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
(単位:億円)
(2,518)
(1,984)
(6,275)
(10,777)
21,344
10,567
743
(5,461)
6,100
1,382
10,567
11,949
6,194
(6,742)
(2,946)
10,356
(5,708)
(6,055)
7,143
(6,782)
(3,872)
8,455
(6,348)
(760)
8,985
(6,411)
(1,500)
6,469
(6,625)
(2,509)
(3,493)
(1,406)
(3,511)
1,347
1,074
(2,665)
8,456
7,049
7,049
3,538
3,538
4,885
4,885
5,958
5,958
3,293
11,949
8,456
7,528
(6,461)
(1,516)
(450)
3,293
2,844
7,886
(6,467)
(1,991)
(572)
2,844
2,272
2022/3期
(参考)
7,268
(6,411)
4,709
5,566
2,272
7,838
31
【ご参考:原子力損害賠償支援機構の組織】
運営委員会
(委員8人以内+理事長・理事)
● 理事長
● 理事 4名
○ 監事(非常勤)
運営委員会事務局
全体統括
対外発信・広報
総務グループ
経理
文書
評価
人事
予算
財務
資金交付(交付国債)
計画グループ
賠償モニタリング
グループ
円滑化グループ
特別事業計画
出融資
資産買取
事後審査
事前審査
立替払法受託事務
情報提供
被害者相談
福島事務所
32
【ご参考:原子力損害賠償支援機構の役員】
理事長
理事
理事(非常勤)
理事(役員出向)
理事(役員出向)
杉山
野田
丸島
池田
保住
武彦
健
俊介
篤彦
正保
前 一橋大学学長
元 警視総監・内閣危機管理監
丸島俊介法律事務所所長 (元 日本弁護士連合会 事務総長)
前 財務省大臣官房審議官 (元 近畿財務局長)
前 原子力損害賠償支援機構執行役員
原子力損害賠償支援機構執行役員
運営委員会
金本
良嗣
後藤
高志
櫻井
敬子
田中
知
原田明夫(委員長)
藤川
淳一
増田
寛也
増渕
稔
監事(非常勤)
政策研究大学院大学 副学長・教授
株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長
学習院大学法学部 教授
東京大学大学院工学系
東京大学大学院工学系研究科
大学大学院工学系研究科 教授
弁護士
東レ株式会社 代表取締役副社長
東京大学公共政策大学院 客員教授
日本証券金融株式会社 代表取締役会長
佐藤
正典
元 あずさ監査法人理事長
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