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週刊 3学年通信第12号 学年付 佐々木 剛

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週刊 3学年通信第12号 学年付 佐々木 剛
平成25年6月21日号
週刊
3学年通信第12号
学年付 佐々木 剛
剛:4週間という長い期間、教育実習お疲れ様でした。終わりを迎えての感想は?
美乃里先生(以下美)
:本当に充実した 4 週間でした。正直、実習前は授業や生徒の皆さんとの関わりなど、不
安なことがたくさんありましたが、
美奈子先生をはじめとする先生方に様々なことを指導していただき、
また、
生徒の皆さんが明るく迎え入れてくれたおかげで日々自分の課題と向き合いながら刺激的で楽しい時間が過ご
すことができました。ありがとうございました。
綾加先生(以下綾)
:4 週間という長い期間でしたが、ありがとうございました。緊張しましたが、楽しむことが
できました。
剛:この 4 週間で何が一番印象に残っていますか?
綾:壮行式、定期戦ですね。懐かしいなと思いながら応援していました。
美:壮行式での先生方の瓦割りです。
剛:大学に帰ったら何が待っていますか?
美:卒業論文40,000字が待っています。
綾:私も論文を書くことですね。
剛:今後の夢、目標は?
綾:教師になることです。
美:とにかく後悔しないこと。自分が納得できる選択を常にしていくことが今後の目標です。
剛:高校3年生の思い出は何がありますか?
美:吹奏楽部で2年ぶりに県大会に出場し、納得のいく結果で引退できたことです。文化祭の演劇で、綾加先生
と食糧を奪い合う演技をしたことも思い出に残っています。
綾:文化祭です。皆さんも楽しんでください。
剛:最後に、高校 3 年生にアドバイスをお願いします。
綾:勉強するときは勉強、楽しむときは楽しんで。メリハリを大事にしていってください。
美:Where there is a will , there is a way
(意志あるところに道はひらける)
大学は皆さんがやりたいこと、目指すものに近づくための道の一つです。ぜひ、
「入れる大学」ではなく、自分
にとって本当に「意志あるところ」を目指して頑張ってください。
剛:お二人の先生、ご協力ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。
ちなみに・・・私の教育実習の思い出
私も○○年前に実習を行いました。そのときに担当教官だった先生に与えられたミッションは「授業で
笑いをとれ」でした。
「ただでさえ、人前に出るのが苦手な私にそんな・・・」と絶句したことを覚えてい
ます。しかし、高校時代担任でもあった担当教官の命令で、しかも「できなければ実習の単位の習得は認
めない。
」などと脅しを受ければ、なおさらやらないわけにはいかず、お寒い親父ギャグを一生懸命考えた
記憶があります。ですが、生徒たちはそんな私の苦しみをわかってくれたかのように、笑ってくれました。
(半分は失笑だったでしょうが。
。
。
)でも、その笑いは将来への勇気をくれました。県職員や市職員、一般
企業のサラリーマンも念頭に置いていた私に、教員になろう!という最後の決断をさせてくれたのは、生
徒たちの笑顔だったように思います。今も、部活動での勝ったときの喜び、就職試験や進学試験に受かっ
たときの笑顔から活力をもらっています。初心に帰って、また、頑張らねばなんねの!
私の高校時代は卓球と勉強に明け暮れました。私の世代は、山形県開催のべにばな国体が高校 3 年生の時にあった
世代です。ありがたいことに国体候補選手に選ばれていた私は、周りの方々に「国体は 10 月。受験との両立は無理
じゃないか?!」と反対されましたが、
「べにばな国体は一生に一回。後悔するのは嫌だから自分は出たい。文武両道
やるから自分の決断を信じて欲しい」と意思表示をし、退路を断ちました。
ここまではかっこいいのですが、
「言うは易し、行うは難し」とはよく言ったものです。自分で選んだ道ですが、と
にかく時間との闘いは大変でした。国体の合宿では、周りの選手が寝た後も宿題に追われました。放課後学校に残っ
て勉強した後、OBの社会人の方にお世話になり夜間練習をやりました。そのくらい頑張ったのに、結局、晴れの舞
台を目指した国体では、主将という大役を任せていただきながら補欠で終わりました。試合に出られない悔しさを感
じながら観客席から精一杯応援した記憶があります。
そして、その間、勉強も明らかに落ちていました。10月の国体の後、受験への不安から、頑張ってきたスポーツ
を生かして推薦してもらおうと安易に考えました。
「おまえなら大丈夫だ。
」と太鼓判を押され、11月に試験を受け、
結果が12月に来ました。
“不合格”
。人生には3つの坂があると聞いたことがあります。一つは上り坂。2つめは下
り坂。そして3つめはまさか。そのまさかがここで襲ってくるとは。
。
。
しかし、かっこよく前述したセリフを吐いたからには、泣き言を言ってられませんでした。2月の2次試験まで正
月も何もなく、3ヶ月間必死で勉強しました。あとにも先にもあれほどやったことがないくらい。ラケット置くのは
当たり前、寝食、風呂以外の時間は全て勉強にあてました。1日15時間。最後は、推薦で落とされた国立大学と私
立大学、両方に合格しましたので、めでたしめでたし。
・・・の話なのですが、ここで教訓を考えてみましょう。
悪かった点は、安易に流れたことです。大丈夫だと言われましたが、推薦の練習をたくさんしたわけでもなければ、
答弁の内容を真剣に考えたわけでもありませんでした。推薦入試に対して明らかに準備不足でした。逆に言えば、1
0月に思い立ったので、それまでは受験勉強を本気でしていたわけで、ラストスパートの準備ができていたというこ
とです。そして、試合には出られませんでしたが、誰から言われたわけでもない自分で決断した文武両立の道だった
ので、最後まで自分で責任をとる覚悟ができ、逃げることなくがんばれました。悔しさも悩みも喜びもありの紆余曲
折の1年間でしたが、悔いはありません。
3年生のみなさんも、自分が後悔しない一年を送ってください。
~今後の予定~
(空欄は自分で記入し活用を)
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備考
職員会議
1 学期期末試験
◎学校一斉退校日
◎学校安全の日
さあ、いよいよ1学期期末テストですね。
相手がいるスポーツよりも、答えがある勉学は簡単です。敵は己にありです。
「克己心」で、頑張りましょう。
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