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相模原事務所研修施設で教育研修事業を実施した場合 の単年度及び

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相模原事務所研修施設で教育研修事業を実施した場合 の単年度及び
資料3
独立行政法人国民生活センター
相模原事務所研修施設で教育研修事業を実施した場合
の単年度及び長期のコスト検証について
平成26年6月24日
[ スト計算の前提条件]
[コスト計算の前提条件]
1.相模原事務所管理研修宿泊棟及びその土地を現物のまま国
庫納付した場合、その土地・建物は売却されると仮定
売
「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」(平成22年12月7日閣議決定)では、「不要な施設等の納付方法に
ついては、原則として現物により速やかに納付することとし、国は、納付を受けたものを含めた国有財産全体の有効
活用を図る。」とされている。
2.相模原事務所は、昭和55年3月竣工。減価償却資産の耐用
相模原事務所は、昭和55年3月竣 。減価償却資産の耐用
年数等に関する省令(昭和40年大蔵省令第15号)に基づき、
耐用年数を50年とすると、平成42年3月(平成41年度)ま
での15年間使用可能
年 使
能
3.第2回懇談会資料2-2「研修を充実・強化した場合の
3
第2回懇談会資料2 2「研修を充実・強化した場合の
コース数、宿泊日数の試算表」に基づき計算
(研修充実・強化1年目104コース(うち首都圏で実施する集合研修
(研修充実
強化 年目
ス(うち首都圏で実施する集合研修
71コース)、2年目以降117コース(同83コース))
1
コスト検証の概要
研修充実・強化(1年目104コース、2年目以降117コース)
センター教育研修事業
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
(外部施設で実施した場合)
○
○
参考:平成26年度
(65コース)
受講料
収
益
○
宿泊料
受講料の見直し・コース数の増加に伴い増
加
-
施設使用料
-
土地売却※
収益合計
講座実施経費
施設維持管理費
費
講座運営関連費
(講師謝金等、人件費)
○
研修環境整備費
(パソコン等機器賃借料等)
○
会場借料
○
維持管理(警備・清掃等)
保守修繕
図書資料館運営 など
-
インターネット接続環境整備費※
食堂更改費※
用
受講料の見直し・コース数の増加に伴い増
加
○
-
研修施設の再開に伴い発生
○
○
研修施設を再開して使用した後、売却
直ちに売却
A
B
○
コース数の増加に伴い増加
○
○
コース数の増加に伴い増加
コース数の増加に伴い増加
-
○
一部、外部施設を利用
コース数の増加に伴い増加
○
-
研修施設の再開に伴い発生
○
-
研修施設の再開に伴い発生
○
建物解体費※
-
環境整備等 時経費
環境整備等一時経費
○
研修施設を再開して使用した後、
管理研修宿泊棟を解体
管理研修宿泊棟を直ちに解体
○
受変電設備移設工事費※
-
-
管理研修宿泊棟の解体に伴い、
受変電設備等を商品テスト棟に移設
耐震診断費※
-
○
-
C
D
費用合計
純収益(収益-費用)
注:一時的な収益・費用については※を付した。その他については、恒常的(各年度)な収益・費用。
A-C
コスト比較
B-D
2
収 益 比 較
<積算条件>
•
受講料:(研修施設) 950円(1日間)、1,900円(2日間)、2,850円(3日間)、4,750円(5日間)
(外部施設) 900円(1日間)、1,810円(2日間)、2,720円(3日間)、4,530円(5日間)
900円(1日間)、1 810円(2日間)、2 720円(3日間)、4 530円(5日間)
(研修施設・外部施設共通)消費者フォーラム1,000円
宿泊料:センター主催研修の受講者4,000円/泊、一般利用者4,350円/泊
施設使用料:平成22年度実績を参考
土地売却:外部施設で実施の場合は直ちに、研修施設で実施の場合は15年後(建物減価償却終了後)
→ 一時経費 同額を仮置き
•
•
•
センター教育研修事業(研修施設で実施)
受
講 料:239,918千円
センター教育研修事業(外部施設で実施)
受
(1年目:14,143千円、2年目以降:16,127千円)
宿
泊 料:759,639千円
講 料:229,308千円
(1年目:13,522千円、2年目以降:15,413千円)
宿
泊 料:-
(1年目:46,073千円、2年目以降:50,969千円)
施設使用料:8,239千円(各年:549千円)
施設使用料:-
土地売却 843 240千円
土地売却:843,240千円
土地売却 843 240千円
土地売却:843,240千円
研修施設 1,851,036千円
1 851 036千円
外部施設
1 072 548千円
1,072,548千円
注:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
3
費用比較(ランニングコスト)
<積算条件>
•
•
講座実施経費
講座運営関連費:講師謝金・旅費
講座運営関連費:講師謝金
旅費、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、人件費
消耗品費 印刷製本費 通信運搬費 人件費
研修環境整備費:パソコン等機器賃借料等
会場借料:全国消費者フォーラムは研修施設再開の場合も外部施設使用
設備維持管理費:研修宿泊施設の警備・清掃・保守修繕・光熱水費、図書資料館運営、固定資産税等
センター教育研修事業(研修施設で実施)
講座実施経費
講座運営関連費:3,259,621千円
(講師謝金等1,461,736千円、人件費1,797,885千円)
研修環境整備費:279,224千円
会場借料:32,906千円
施設維持管理費:577,556千円
研修施設 4,149,307千円
4 149 307千円
センター教育研修事業(外部施設で実施)
講座実施経費
講座運営関連費:3,259,621千円
(講師謝金等1,461,736千円、人件費1,797,885千円)
研修環境整備費:299,588千円
会場借料: 1,001,624千円
施設維持管理費:-
外部施設
4 560 833千円
4,560,833千円
注:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
4
費用比較(環境整備等一時経費)
<積算条件>
•
•
•
•
•
インターネット接続環境整備費:研修施設に無線LAN設備を整備(5年ごと更新)
食堂更改費:1年目に厨房設備・機器等を点検・整備
食堂更改費:1年目に厨房設備
機器等を点検 整備
建物解体費:外部施設で実施の場合は直ちに、研修施設で実施の場合は15年後
受変電設備移設工事費:直ちに建物を解体する場合、受変電設備を商品テスト棟に移設(15年後に建物を
解体する場合は、商品テスト棟も耐用年数に達するため、同時解体を想定して移設工事を計上しない)
耐震診断費:管理研修宿泊棟の耐震診断費(東京事務所の実績により試算)
センター教育研修事業(研修施設で実施)
インターネット接続環境整備費:24,455千円
食堂更改費:1,000千円
建物解体費:165,821千円
受変電設備移設工事費:-
耐震診断費:14,860千円
研修施設
206 136千円
206,136千円
センター教育研修事業(外部施設で実施)
インターネット接続環境整備費:-
食堂更改費:-
建物解体費 165 821千円
建物解体費:165,821千円
受変電設備移設工事費:349,950千円
耐震診断費:-
外部施設
515 771千円
515,771千円
注:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
5
コスト検証(短期:単年度(研修充実強化2年目))
収
益
(単位:千円)
受講料
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
16 127
16,127
センター教育研修事業
(外部施設で実施した場合)
15 413
15,413
宿泊料
50,969
-
549
-
67 645
67,645
15 413
15,413
施設使用料
収益合計
講座運営関連費
(講師謝金等、人件費)
講座実施経費
217,964
研修環境整備費
(パソコン等機器賃借料等)
18,515
19,886
費
会場借料
2,194
67,302
用
維持管理(警備・清掃等)
保守修繕
図書資料館運営 など
38,626
-
277,299
305,152
△209,654
△289,739
施設維持管理費
費用合計
純収益(収益-費用)
注:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
6
コスト検証(長期:15年間合計)
収
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
センター教育研修事業
(外部施設で実施した場合)
受講料
239,918
229,308
宿泊料
759,639
-
8,239
-
土地売却
843,240
843,240
収益合計
1,851,036
1,072,548
施設使用料
益
(単位:千円)
講座運営関連費
(講師謝金等、人件費)
講座実施経費
施設維持管理費
費
用
環境整備等一時経費
3,259,621
研修環境整備費
(パソコン等機器賃借料等)
279,224
299,588
会場借料
32,906
1,001,624
維持管理(警備・清掃等)
維持管理(警備
清掃等)
保守修繕
図書資料館運営 など
577,556
-
インターネット接続環境整備費
24,455
-
食堂更改費
1,000
-
建物解体費
受変電設備移設工事費
165,821
-
349,950
14,860
-
4,355,443
5,076,604
純収益(収益-費用)
△2,504,406
△4,004,056
純収益(収益-費用) ※割引現在価値を勘案
△ 2,355,657
△ 3,672,048
耐震診断費
費用合計
注1:割引現在価値算出レート(1.02%)については、新発国債10年債のレート(平成26年6月10日時点 0.595%)と新発国債20年債のレート
(同 1.445%)から線形補間法により算出。
注2:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
7
コスト検証(年度ごとの比較)
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
収益
費用
純収益
(単位:千円)
センター教育研修事業
(外部施設で実施した場合)
割引現在価値
収益
費用
純収益
割引現在価値
1年目
60,765
285,413
△ 224,647
△ 222,379
856,762
798,753
58,009
57,423
2年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 205,442
15,413
305,152
△ 289,739
△ 283,917
3年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 203,367
15,413
305,152
△ 289,739
△ 281,051
4年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 201,314
15,413
305,152
△ 289,739
△ 278,213
5年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 199,281
15,413
305,152
△ 289,739
△ 275,404
6年目
67,645
288,310
△ 220,665
△ 207,630
15,413
308,012
△ 292,599
△ 275,314
7年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 195,277
15,413
305,152
△ 289,739
△ 269,870
8年目
67 645
67,645
277 299
277,299
△ 209,654
209 654
△ 193,305
193 305
15 413
15,413
305 152
305,152
△ 289,739
289 739
△ 267,146
267 146
9年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 191,354
15,413
305,152
△ 289,739
△ 264,448
10年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 189,422
15,413
305,152
△ 289,739
△ 261,778
11年目
67,645
288,310
△ 220,665
△ 197,357
15,413
308,012
△ 292,599
△ 261,692
12年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 185,616
15,413
305,152
△ 289,739
△ 256,518
13年目
年目
67,645
,
277,299
,
△ 209,654
,
△ 183,742
,
15,413
,
305,152
,
△ 289,739
,
△ 253,928
,
14年目
67,645
277,299
△ 209,654
△ 181,886
15,413
305,152
△ 289,739
△ 251,364
15年目
910,885
443,120
467,765
401,714
15,413
305,152
△ 289,739
△ 248,826
1,851,036
4,355,443
△ 2,504,406
△ 2,355,657
1,072,548
5,076,604
△ 4,004,056
△ 3,672,048
計
注1:割引現在価値算出レート(1.02%)については、新発国債10年債のレート(平成26年6月10日時点 0.595%)と新発国債20年債のレート
(同 1.445%)から線形補間法により算出。
8
注2:各項目の金額は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合がある。
コスト比較(短期:単年度(研修充実強化2年目))
センター教育研修事業
(外部施設で実施した場合)
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
国の負担増
80百万円
講座実施
239
施設維持
39
費用
277
運営費
交付金
210
運営費
交付金
290
講座実施
305
事業収入
68
事業収入 15
収益(自己収入)
68
収益(自己収入)
15
費用
305
単位 百万円
単位:百万円
9
コスト比較(長期:15年間合計)
センター教育研修事業
(研修施設で実施した場合)
センター教育研修事業
(外部施設で実施した場合)
国の負担増
1,500百万円
講座実施
3,572
運営費
交付金
2,504
耐震改修工事を実施した場合、1,121百万円
耐震改修
事を実施した場合 1 121百万円
がかかり、運営費交付金は3,636百万円とな
るが、この場合でも外部施設で実施した方が
国の負担が378百万円増となる。
運営費
交付金
4,004
研修施設
講座実施
4,561
外部施設
378百万円
(1,121)
運営費
交付金
3,626
事業収入
1 008
1,008
運営費
交付金
4,004
事業収入 229
施設維持
578
環境整備 40
土地売却益
843
土地売却益
843
建物解体費166
建物解体費
費用
4,355
受変電設備解体費
350
建物解体費166
建物解体費
収益(自己収入)
1,851
収益(自己収入)
1,073
費用
5,077
単位:百万円
10
受講料・宿泊料について
受講料 宿泊料の適正化
受講料・宿泊料の適正化
○「独立行政法人改革等に関する基本的な方針」(参考1参照)のとおり、独立行政法人として求められる受益者負担や自己収入
拡大の観点から、受講料・宿泊料を適正化する必要があり、国民生活センター中期目標・中期計画(参考2参照)において、研修
受講料等について 受益者負担が適正かどうか検証し 必要に応じて見直すこととしている
受講料等について、受益者負担が適正かどうか検証し、必要に応じて見直すこととしている。
コスト比較に当たっての試算案
○受講料
例えば、現在、テキスト代等を実費徴収しているところ、これにパソコン等機器のレンタル料も徴収。
(例)2泊3日コース研修における受講料の場合、現在の料金に、パソコン等機器の提供に係る費用650円程度が加算される。
【2泊3日コース】2,200円 → 2,850円(研修施設)、2,720円(外部施設)
○宿泊料
現在の料金に加え、夜間警備等施設管理に係る費用等も徴収。
【1泊】3,350円(一般利用者3700円) → 施設管理費用650円程度を加えると4,000円(一般利用者4,350円)
この受講料等の見直し案を前提とし、収支を試算
(参考1)独立行政法人改革等に関する基本的な方針(平成25年12月24日閣議決定)
法人の事務・事業の特性に応じた、ガバナンス高度化等の制度・運用の見直し
○人材育成業務
裨益する業界等からの適正な負担を求めるなど 自己収入の拡大や教育内容の高度化に向けた適切な措置を講ずる
裨益する業界等からの適正な負担を求めるなど、自己収入の拡大や教育内容の高度化に向けた適切な措置を講ずる。
○研修施設運用業務
自己収入の拡大を図るため、類似の民間施設の利用料金や当該施設の一般利用料金との比較等により、定期的に料金体系を検証し、必要な
措置を講じる。
(参考2)国民生活センター中期目標・中期計画
(参考
)国民生活
タ 中期目標 中期計画
独立行政法人国民生活センター中期目標並びに中期計画
自己収入の拡大・経費の節減
出版物の販売、研修受講料等について、受益者負担が適正かどうか検証し、必要に応じて見直す。
11
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