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小型・軽トラック市場動向調査 - JAMA

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小型・軽トラック市場動向調査 - JAMA
2008年度
小型・軽トラック市場動向調査
2009年3月
社団
法人
日 本 自 動 車 工 業 会
ま え が き
社団法人日本自動車工業会が、1966年度より実施して参りました「小型・軽トラック
市場動向調査」の2008年度調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
この「小型・軽トラック市場動向調査」は、小型・軽トラックユーザーの保有・購入・使
用実態の変化を時系列で捉え市場構造の変化を把握することに加え、また、昨今のトピック
についても掘り下げて分析をおこなったものです。今回の調査では、景気の変動、近年施行
或いは改定された自動車に関する法令および条例といった社会的な環境の変化を踏まえて、
以下6項目をトピックとして取り上げ、分析を行いました。
① 運転者の採用状況
② 大気環境改善などに対する意識
③ 免許制度改正の影響
④ 農家におけるトラック・バンの動向
⑤ 燃料価格高騰の影響
⑥ 駐車違反取締強化の影響
今回の2008年度調査は、一般の事業所を対象とした<事業所調査>と小型・軽トラッ
クユーザーを対象とした<ユーザー調査>という2つの調査を行い、その結果を本報告書に
とりまとめております。
本報告書では、主に<事業所調査>で市場動向の全体像とその時系列変化をとらえ、また
<ユーザー調査>では実際の小型・軽トラックユーザーの動向について分析を行うことで、
詳細な実態の把握を行っております。この調査結果が少しでも皆様方のお役にたてれば幸い
に存じます。
最後になりましたが、ご多忙中にもかかわらず積極的に小型・軽トラック分科会に参加し、
熱心な討議、分析等に取り組んでいただきました分科会の各委員ならびに(株)マーケティ
ングセンターのスタッフの方々に深く感謝申し上げます。
2009年3月
社団法人 日本自動車工業会
調査部会 市場調査 小型・軽トラック分科会
主査 片山 一郎
目 次
調査概要
1
-------------------------------------------------------------------
ま と め
8
-------------------------------------------------------------------
§1
保有・需要構造の変化
1
トラック、バンの保有状況
2
需要台数と代替状況
3
次期車の志向
§2
15
------------------------------------------------------------
18
-----------------------------------------------------------------
使用状況と輸送の実態
20
---------------------------------------------------------
1
使用用途パターン
2
業務用車の使用状況
3
輸送量と輸送に対する意識の変化
4
輸送の実態
5
物流に対する体制
21
---------------------------------------------------------
24
------------------------------------------------
28
---------------------------------------------------------
§3
経営状況と保有への意向
§4
運転手の属性別採用状況
31
-------------------------------------------------------------34
---------------------------------------------------------
37
------------------------------------------------------------
1
運転手不足の困窮度
2
運転手の年齢動向
38
--------------------------------------------------------------
3
高齢運転手の採用
39
--------------------------------------------------------------
4
女性運転手の採用
41
--------------------------------------------------------------
5
パートタイム運転手・AT限定免許運転手の採用
§5
10
-------------------------------------------------------
42
----------------------------------
大気環境改善などに対する意識
1
大気環境改善などに対する意識
44
---------------------------------------------------
2
「自動車NOx・PM法」の影響
47
---------------------------------------------------
51
--------------------------------------------------------------
§6
免許制度改正の影響
§7
農家におけるトラック・バンの動向
§8
燃料価格高騰の影響
58
----------------------------------------------------------
§9
駐車違反取締強化の影響
62
----------------------------------------------------------
53
------------------------------------------------
Ⅰ.調 査 概 要
1.調査目的
小型・軽トラックユーザーにおける保有・購入・使用の実態ならびに輸送合理化
の状況等を把握することから、市場の構造と今後の需要動向などを明らかにすると
ともに、事業所のトラック保有と輸送業務の動向を把握する。
2.調査実施概要
調査は
(1)従業員数5人以上の事業所を対象とする「事業所調査」
(2)小型・軽トラックユーザーを対象とする「ユーザー調査」
の2種類を実施した。
(1) 事業所調査
①
調査地域 : 東京都周辺50キロ圏および大阪市・名古屋市各30キロ圏
②
調査対象 : 従業員数5人以上の事業所
③
標本数
④
調査方法 : 訪問留置調査法
⑤
回答者
⑥
調査期間 : 2008年8月19日(火)∼9月22日(月)
⑦
標本設計および回収状況
ⅰ
: 2,310標本
有効回収数857標本(37.1%)
: 経営者または、事業所の車両管理担当者
標本抽出法
総務庁事業所統計調査を母集団とし、事業所統計調査の調査地点を第1次
抽出単位とし、業種別・従業者規模別に次表のように抽出した。
ⅱ
業種別・従業者規模別母集団・標本数・回収数
母集団
構成比
標本数
回収数
回収率
100.0%
0.3%
0.4%
2.8%
0.1%
0.2%
8.0%
0.6%
0.7%
12.3%
21.2%
20.6%
15.2%
17.7%
(注)母集団は東京都・愛知県・大阪府の事業所数。
2,311
164
146
140
162
144
140
295
280
280
140
140
140
140
857
51
50
62
52
50
64
101
100
110
60
54
52
51
37.1%
31.1%
34.2%
44.3%
32.1%
34.7%
45.7%
34.2%
35.7%
39.3%
42.9%
38.6%
37.1%
36.4%
事 業 所 合 計
100人以上
運
輸
業
50∼99人
49人以下
100人以上
建設・設備工事業
50∼99人
49人以下
100人以上
製 造 業
50∼99人
49人以下
10人以上
卸売・小売業
飲食店、宿泊業
9人以下
情報通信業、医療・福祉
10人以上
教育・学習支援業
9人以下
サービス業
575,491
1,741
2,211
15,994
766
1,331
45,959
3,268
4,196
70,848
121,769
118,379
87,280
101,749
-1-
⑧
集計方法
業種別・従業者規模別母集団に比例した標本数ではなく、回収率も一様では
ないため、次式による補正値を乗じて集計した。
補正値 =
業種別・従業者規模別母集団
業種別・従業者規模別回収数
(2) 小型・軽トラックユーザー調査
①
調査地域 : 全 国
②
調査対象 : 小型・軽トラック保有ユーザー
③
標本数
④
調査方法 : 訪問留置調査法
⑤
回答者
⑥
調査期間 : 2008年8月19日(火)∼9月22日(月)
⑦
標本設計および回収状況
ⅰ
: 有効回収数1,851標本
: 経営者または、事業所の車両管理担当者、主運転者
標本抽出法
自検協・全軽協のデータをもとに、全国の市区町村を保有台数規模で層化、
調査地点を抽出。小型・軽の保有構成比をもとに地点毎の回収目標を設定。
ⅱ
業種別・従業者規模別母集団・標本数・回収数
母集団
小型・軽トラック 合 計
15,103,795
構成比
100.0%
回収数
1,851
158,351
1.0%
115
ト
営業用
ラ ブ
2,000kg 自家用
オ
ク
営業用
小 タ バ 1,000∼1,999kg
型 イ
∼999kg
ト プ
ラ
ボンネットトラック
467,382
3.1%
111
90,958
0.6%
120
1,041,129
6.9%
122
862,184
5.7%
129
308,427
2.0%
127
121,742
0.8%
118
ャ
2,001∼3,499kg 自家用
キ
ッ
ー
ー
ッ
ャ
キ
850kg以上
1,020,221
6.8%
135
ブ
600∼750kg
396,230
2.6%
120
ボ
ン
500∼599kg
144,630
1.0%
106
∼499kg
1,111,914
7.4%
131
小型トラック 計
5,723,168
37.9%
1,334
軽 トラックタイプ
ト
バ キャブオーバー
ラ
ン ボンネット
ク 軽 トラック 計
4,935,624
32.7%
198
2,770,435
18.3%
171
1,674,568
11.1%
148
9,380,627
62.1%
517
ク バ
ン
タ
イ
プ
ッ
-2-
⑧ 集計方法
集計にあたっては、調査項目の性格別にそれぞれ以下のような補正を行った。
ⅰ 調査対象車両に関する質問
抽出方法が車種タイプ別の加重抽出であり、また回収率が一様でないため、
次式による補正値を乗じて集計した。
補正値 =
車種トンクラス別母集団(母集団)
車種トンクラス別回収標本数
ⅱ 保有ユーザーに関する質問
抽出単位が保有車であるため、保有台数の大小によって、ユーザー間に抽出
確率の差が生じている。これを補正するために、対象ユーザーごとに次式によ
る補正値を乗じて集計した。
補正値 =
1 /
Σ
個々の事業所における車種トンクラス別保有台数
当該車種トンクラス別母集団(保有台数)
⑨ 補足
従来実施の調査方法での回収が困難となったため、前述の通り、2002年
調査より、『訪問留置調査法』に変更した。(2000年は未実施)
<参考>1998年以前実施調査
調査地域 : 全 国
調査対象 : 調査実施年度6月末時点の小型・軽トラック保有ユーザー
調査方法 : 郵送調査
3.報告書利用上の留意点
(1) 報告書の数値は、特に資料出所のない限り調査結果である。
ユーザー
事 業 所 は、いずれの調査のデータであるかを示してい
(2) 図表の る。
(3) 結果は、特に注記のない限り%表示している。
(4) 結果は、四捨五入の関係から単数回答であっても、合計100%にならない場合
がある。
-3-
(5) 車種区分は以下の通りである。
●
小型トラック
: 4ナンバー小型トラック、2トンシャーシの1ナンバー車
3.5トン未満で貨物積載系の8ナンバー車
●
軽トラック
●
トラック(含、アルミパネル)
●
: 軽四輪トラック
キャブオーバートラック
ボンネットトラック
(キャブトラック)
(ボントラック)
バン(除、ワゴン・コーチ)
キャブオーバーバン
ボンネットバン
(キャブバン)
(ボンバン)
(6) 報告書中の業種別時系列分析、保有規模、運輸業分類の補足
① 本調査の業種の分類は平成16年度事業所・企業統計調査の際に変更された新産業
分類の大分類に準じているため、2006年以降の調査と2004年以前の調査では業種
の分類が若干異なることを注意されたい。
【2004年以前調査】
【2006年以降調査】
「卸・小売業(含、飲食店)」 → 「卸・小売業」「飲食店、宿泊業」
※ 「宿泊業」が追加
「サービス業」
→ 「サービス業」「医療・福祉」「情報通信業」
「宿泊業」が「飲食店、宿泊業」へ移動
「旅行業」が「サービス業」に移動
「出版・新聞業」が「情報通信業」へ移動
※ 「宿泊業」が抜け、「旅行業」「出版・新聞業」が追加
「製造業」
→ 「出版・新聞業」が「情報通信業」へ移動
※ 「出版・新聞業」が抜ける
「運輸業」
→ 「旅行業」が「サービス業」に移動
※ 「旅行業」が抜ける
-4-
② 保有規模の分類
大規模保有 … 6台以上のトラック・バンを保有
中規模保有 … 2∼5台のトラック・バンを保有
小規模保有 … 1台のみ保有
小型中心 … 小型トラック・バンの保有台数が軽トラック・バンより多い事業所
軽中心
… 軽トラック・バンの保有台数が小型トラック・バンより多い事業所
トラック中心
… 小型トラック・軽トラックの保有台数が小型バン・軽バンよ
り多い事業所
バン中心
… 小型バン・軽バンの保有台数が小型トラック・軽トラックよ
り多い事業所
尚、小型・軽同数の場合は小型中心、トラック・バン同数の場合はトラック中心とし
た。
③ 運輸業の分類
貨物運輸業
… 調査票質問上の「営業内容」回答選択肢で、
●
定期路線運送
●
宅配輸送
●
引越しサービス業
●
特定企業の長期輸送代行(傭車提供)
●
特定企業の在庫管理・配送代行
●
特定企業への運転手派遣
●
他の運送業者の委託荷輸送
●
航空便輸送
のいずれかに回答のあったもの。
貨物以外運輸業
… 上記の「営業内容」にあてはまらないもの。
具体的な業種としては、
●
道路旅客運送業
●
倉庫業
●
梱包業
等
尚、『事業所・企業統計調査(総務省)』の分類上は貨物以外の運輸業であっても、
質問上で貨物運輸業の「営業内容」にあてはまる業務を行っている事業所について
は、『貨物運輸業』として集計した。
-5-
Ⅱ.調 査 結 果 の 要 約
ま と め
<保有・需要構造の変化>(P10∼P19)
∼ 横ばいで推移していた小型・軽トラックの需要台数が減少へ ∼
● 小型・軽トラック・バンの保有台数は減少傾向で推移、横ばい状態であった需要台数
も、2006年から2007年にかけて減少している。
● 最近1年間のトラック・バンの購入率は全体では12%と2006年調査時の22%から減少
しており、業種別にみると、運輸業は43%から30%、運輸業以外は21%から11%へ減
少している。
<使用状況と輸送の実態>(P20∼P33)
∼ 物資輸送量は微減 コスト重視で輸送の外部化傾向 ∼
● 業務用車の使用状況をみると、2006年調査と比較した場合、行動半径では変化はない
が、月間走行距離は減少している。通常の重量積載率は全体では「50%以下」が64%と
2006年調査の65%とほぼ同レベルである。
●
国土交通省「自動車輸送統計年報」によると、減少傾向にあった営業用小型トラック・
バンの貨物輸送量(輸送トン数)は下げ止まった。ただし、最近の物資輸送量が「減少し
ている」とする事業所の比率が微増している。一方で、保有車の稼動状況に大きな変
化はない。
● 輸送手段選択時の重視点は「コストが安い」「安全・確実に輸送できる」「早く輸送でき
る」の順に高く、2006年調査に比べ「コストが安い」重視の傾向は強まっている。
また、物資輸送の外部委託や宅配便の利用が増加傾向にある。
<経営状況と保有への意向>(P34∼P36)
∼ 経営状況は悪化へ 今後は輸送量、保有台数とも減少見通し ∼
● 経営状況に回復の兆しがみられた2006年調査から一転、「悪くなっている」とする事業
所が増加、今後の見通しも「悪くなると思う」が45%を占める。特に、建設・設備工事
業、食品繊維類製造業、運輸業では、現状・今後ともに「悪い」とする事業所が多い。
● 最近の物資輸送量は「減少」が2006年調査に比べ増加、今後の見通しでも「減少すると
思う」が大幅に増加。特に運輸業では、今後の見通しで「減少」比率が56%に達した。
● 最近5年間のトラック・バンの保有台数の増減については、大きな変化はないが、今
後の見通しについては、運輸業、運輸業以外ともに保有台数は「減少すると思う」比率
が増加、特に運輸業では47%に達している。
<運転手の採用状況>(P37∼P43)
∼ 運転手の高齢化は進展 今後の採用拡大はAT限定、パートの運転手 ∼
● 運転手不足の困窮度は全体では3%、運輸業では25%の事業所が「困っている」として
いる。運転手の高齢化は進んでおり、特に運輸業での高齢運転手は増加傾向にある。
● 高齢運転手の「現在採用率」は29%で大きな変化はなし。女性運転手の「現在採用率」
は7%で、2006年調査からわずかに減少した。
● 「今後の採用予定率」と「現在採用率」の関係から、今後の採用拡大の意向がある運転
手は、AT限定免許運転手とパートタイム運転手。女性は運輸業での採用拡大意向
がうかがわれる。高齢者の今後の採用は縮小傾向といえる。
-8-
<大気環境改善などに対する意識>(P44∼P50)
∼ 地球温暖化など環境改善に対する関心高まる ∼
●
環境問題に対する考え方として、「アイドリングをやめる」「燃費効率の良い経済速度
で走る」があてはまる事業所は7割以上。また「CO2排出による地球温暖化」「NOx
やPM排出による大気への影響」「自動車の材料・部品リサイクル」に対して「非常に
関心がある」事業所が2006年調査に比べ増えている。
● 「自動車NOx・PM法」について、「すでに影響があった」「今後影響がある」の合計
比率は38%で2006年調査を上回った。特にディーゼル車保有事業所の影響度が大。
「自動車NOx・PM法」への対応として、「規制に適合したディーゼル車に買い替え」
「規制に適合したガソリン車に買い替え」の比率はそれぞれ3割台で高い。運輸業で
は「規制に適合したディーゼル車に買い替え」の比率が68%。
<免許制度改正の影響>(P51∼P52)
∼ 新免許制度認知は高まる 運輸業で今後の中型免許採用拡大の兆し ∼
● 昨年度改正された新設された中型免許に関する2∼3.5トントラック保有事業所の
認知率をみると、「内容も含め知っている」は27%と2006年調査から増加。特に運輸
業では2006年調査より20ポイント上昇し、77%に達している。ただし、中型免許新設
への「対応が必要だった」とする事業所は1%にすぎない。
● 2∼3.5トントラック保有の運輸業では中型免許所持者採用率は43%で、事業所全
体に比べ高い。今後の中型免許所持者採用意向についても、運輸業では70%と高く、
中型免許所持者の採用の拡大の可能性がうかがわれる。
<農家におけるトラック・バンの動向>(P53∼P57)
∼ 農家ユーザーの高齢化進展 後継者不足も深刻化 ∼
● 農業トラック・バンユーザーは「60才以上」が57%を占めており、高齢者比率が高い。
● 農業の継続については「規模を縮小して継続」が28%で2006年調査より増加。また、
農業の後継者が「いない」は45%で2006年調査より増加している。
● 今後のトラック・バン保有台数は「変わらない」が87%ながら、2006年調査より減少。
同じ車種を使用し続ける意向は93%と依然高い。
<燃料価格高騰の影響>(P58∼P61)
∼ 燃料サーチャージ制を荷主から受け入れられた運輸業は17% ∼
● 2008年の急激な燃料価格高騰時の対策として、保有・購入に関しては「車両の購入
を従来より遅らせた」、車使用面では「安いガソリンスタンドで給油」「無駄なアイ
ドリングをやめる」「燃費効率の良い経済速度で走行」が高い比率であった。
● 「燃料サーチャージ制」に関しては、運輸業の8割強が認知。実際に導入を荷主に
要請していた運輸業は21%、今後導入要請しようとしていた運輸業は24%であった。
<駐車違反取締強化の影響>(P62)
● 駐車違反取締強化の影響は全体では「すでに影響」26%、「今後影響」9%で、
2006年調査時より減少、沈静化しつつあることがうかがわれる。
-9-
§1 保有・需要構造の変化
〇
〇
〇
〇
〇
トラック・バンの保有率は36%で、2006年調査時に比べ低くなっている。→P10
需要台数推移をみると、横ばい状況から2006年から2007年にかけて、減少している。
→P15
最近1年間のトラック・バンの購入については、「購入した」比率は全体では12%と2004年
以降減少傾向にあり、業種別に2006年調査時と比較すると、運輸業は43%から30%、運輸
業以外は21%から11%へ減少している。→P15
最近1年間の代替移行状況をみると、「同クラス・同タイプ」代替が中心であるという点で
変化はないが、ダウンサイジングの傾向もみられる。また、保有期間の長期化傾向は続い
ている。→P16
次期意向車の燃料タイプをみると、現在ディーゼル車のユーザーの「次回ディーゼル車意
向」は87%で、2006年調査時の79%に比べ高くなっている。→P18
1 トラック、バンの保有状況
事 業 所
図表1 業務用車の保有
(1)業務用車の保有状況(保有率、保有台数)
商
用
車
保
有
・業務用のトラック・バンの保有率は36%と
で、2006年調査に比べ低くなっている。
・保有台数の推移をみると、小型・軽(トラッ
ク・バン)合計では減少傾向を示しており、
微増傾向が続いていた軽トラックが減少に
転じた。
乗 用の
車み
保
有
非
保
有
n
(%)
2000年
44
17
40
(1366)
2002年
41
19
40
( 841)
2004年
43
2006年
43
2008年
36
1,440
1,424
20
17
23
( 866)
36
40
( 858)
41
( 857)
図表2 保有台数の推移
1,610
1,570
(万台) 1,600
1,535
1,504
1,470
1,409
1,388
1,348
1,400
小型・軽(トラック・バン) 合計
1,200
(万台) 600
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
小型トラック・バン
軽トラック
軽バン
500
400
1
2
3
4
5
6
7
8
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
9
10
2007年
2008年
小型・軽
(トラック・バン)合計
1610
1570
1535
1504
1470
1440
1424
1409
1388
1348
小型トラック・バン
572
554
539
522
502
480
466
454
440
428
軽トラック
468
473
476
480
483
486
492
495
496
478
軽バン
570
543
520
502
485
474
466
460
452
442
(万台)
自検協及び全軽協の統計資料より
(注)各年3月末、4ナンバーの保有台数
- 10 -
(2)保有車の車種
・保有車種については全体では「軽トラック」が48%で最も多く、次いで「軽以外の乗用車」
が45%、「軽キャブバン」「軽乗用車」の保有率が24%と高くなっている。
・ディーゼル車の比率は減少傾向にあったが、小型キャブトラックが増加に転じた。
他の車種は2006年に比べ減少している。
ユーザー
図表3 保有車の車種
-複数回答小型以上トラック
ク
軽
キ
ッ
ク
ブ
バ
ン
ャ
ク
軽
ト
ラ
ッ
ク
小
型
ボ
ン
バ
ン
ャ
ク
1 ト ンキ
未
満ブ
バ
ン
乗用車・その他
軽
ボ
ン
バ
ン
軽
以
外
の
乗
用
車
軽
乗
用
車
バ
ス
2004年
1832
6
18
4
3
2
1
5
4
10
43
22
17
44
21
1
2006年
1824
7
21
4
4
3
1
5
4
10
44
21
15
44
18
0
2008年
1793
9
20
5
3
3
1
5
4
10
48
24
13
45
24
0
農林水産業
131
4
11
4
2
2
0
0
1
1
89
11
2
60
28
0
建設・設備工事業
309
14
38
8
6
4
2
9
4
13
50
24
4
41
25
0
製 造 業
190
12
27
9
5
4
1
9
6
16
42
24
3
45
16
0
卸・小売業、
飲食、宿泊業
441
3
13
5
5
4
1
9
7
13
35
37
13
40
23
0
サービス業、
医療、教育等
190
4
20
5
3
2
1
6
7
20
31
33
22
35
28
3
運 輸 業
221
66
79
7
2
1
0
4
3
8
18
13
4
20
7
0
そ の 他
103
7
38
9
6
3
1
10
4
17
47
30
8
43
17
1
勤労世帯
208
0
1
0
1
0
1
1
1
7
45
20
30
53
29
0
全
体
2
0
0
8
年
業
種
別
n
ッ
B D
軽商用車
1 ト ンキ
以
上ブ
バ
ン
ャ
ボ ン ネ ト
ト ラ
ッ
1 ト ン 未ト
満ラ
ッ
1
ト
ン
ト
ラ
ッ
1.5
ト
ン
ト
ラ
ッ
2 3.5
ト ト
ン ラ
未
満ク
ッ
3.5
ト
ン
以ト
上ラ
普
通ク
∼
カテゴリー
(%)
小型キャブバン
図表4 ディーゼル比率
(%)
100
小型キャブトラック
83
84
83
86
84
80
74
71
63
63
64
69
47
50
45
80
61
65
小型キャブバン
56
65
53
47
38
36
38
79
73
74
57
82
38
40
42
40
35
39
32
36
小型ボントラック
28
30
小型ボンバン
28
23
21
12
12
0
1986年
1988年
1990年
1992年
1994年
1996年
- 11 -
1998年
2002年
2004年
2006年
2008年
(3)保有車の特性
・AT比率は全体でみると前回に比べやや減少した。AT比率はバン系で高く、特に
ボンバンではAT比率が66%を占める。
・リース比率は全体でみると大きな変化はなく、各タイプ別でも変化はみられない。
ユーザー
図表5 AT比率
0
20
40
2004年
全 体
小型合計
図表6 リース比率
2006年
30
2004年
29
2006年
9
9
9
15
15
15
33
10
6
11
9
10
7
2004年
ボン
トラック
6
29
2006年
22
2008年
21
7
5
2004年
キャブ
バン
15
47
2006年
ボンバン
16
53
19
57
2008年
調
査
対
象
車
別
2004年
61
25
2006年
61
25
2004年
2006年
2006年
15
3
4
4
11
7
39
10
2006年
43
2008年
44
2004年
ボンバン
5
28
15
2004年
キャブ
バン
6
32
2004年
2008年
5
30
2008年
トラック
25
66
2008年
軽合計
(%)
40
20
32
2006年
2008年
0
32
2008年
2004年
60
30
2008年
キャブ
トラック
(%)
80
8
8
47
2006年
60
53
2008年
- 12 -
3
5
(4)保有車の増減状況
・最近5年間のトラック・バンの保有台数の増減については、全体では「変わっていな
い」が3/4を占める。
運輸業では「増加した」の比率が大きく減少し、前回増加した「減少した」の比率に大き
な変化はない。
・保有台数減少の理由としては、運輸業以外では「経費を節約」の比率が最も高く、運輸
業では「輸送量が減少」の比率が増加し、最も高い。
・保有台数増加の理由としては、運輸業以外で「営業関係にも使うので」「これまで不足
気味だったので」の比率が高い。
事 業 所
図表7 トラック・バン保有台数増減(最近5年間)
減
少
し
た
変
わ
っ
増
加
し
た
い
てな
い
n
(%)
全
体
運
輸
業
以
外
運
輸
業
2004年
13
21
66
(456)
2006年
17
16
68
(453)
2008年
16
9
2004年
13
19
68
(381)
2006年
16
15
69
(362)
2008年
16
2004年
18
2008年
8
14
(312)
76
50
27
2006年
(393)
75
27
29
- 13 -
32
45
57
( 75)
( 91)
( 81)
図表8 保有台数減少理由
運輸業以外
0
20
車両を大型化
稼働の効率化
・合理化実施
自社輸送を減少、
委託化
運転手不足
経費を節約
運 輸 業
-複数回答80
100 (%)
60
0
20
23
輸送量が減少
積荷の性格
が変化
40
13
輸送量が減少
13
2
47
12
積荷の性格
が変化
0
2006年 n=60
2008年 n=35
2
9
1
2006年 n=25
2008年 n=19
9
車両を大型化
0
8
25
稼働の効率化
・合理化実施
19
18
27
22
自社輸送を減少、
委託化
1
9
運転手不足
5
67
経費を節約
77
図表9 保有台数増加理由
運輸業以外
0
20
40
34
輸送する荷の量が増えたので
22
6
積荷の性格が変わったので
15
6
自社輸送を増やしているので
9
2006年 n=57
2008年 n=53
6
8
車両を小型化したので
11
これまで不足気味だったので
35
37
40
営業関係にも使うので
レジャーや私用にも使うので
その他
60
17
15
頻回輸送によるサービス向上のため
今後の輸送量の増加にそなえて
-複数回答-
9
2
6
0
11
6
- 14 -
80 (%)
-複数回答60
80 (%)
40
8
2
12
44
38
2 需要台数と代替状況
(1)需要台数と最近1年間のトラック・バンの購入
・小型・軽トラック・バンの需要台数の推移をみると、2003年以降の横ばい状況から、
2006年から2007年にかけて減少に転じている。
・最近1年間のトラック・バンの購入については、「購入した」比率は全体では12%と
2004年調査時以降、減少傾向が続いている。
図表10 需要(登録・届出)台数の推移
(万台)
120
小型・軽(トラック・バン) 合計
98
100
95
91
86
85
87
85
81
80
76
小型トラック・バン
40
軽バン
35
34
35
33
32
33
30
34
34
33
29
29
28
30
26
27
28
27
26
25
28
軽トラック
26
25
26
26
24
22
20
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
自検協及び全軽協の統計資料より
(注)4ナンバーの需要(登録・届出)台数、暦年(1∼12月)
事 業 所
図表11 最近1年間のトラック・バンの購入
購
入
し
た
n
購し
入な
か
っ
購し
入な
か
っ
購
入
し
た
た
n
た
(%)
(%)
2000年
24
76
(720)
2000年
23
77
(607)
2002年
26
74
(417)
24
76
(346)
(451)
運 2002年
輸
業 2004年
以
外
2006年
(393)
2008年
全
2004年
体
2006年
2008年
30
22
12
70
78
88
(459)
2000年
28
21
79
11
37
2006年
- 15 -
(359)
89
2002年
運
輸 2004年
業
2008年
(382)
72
(312)
57
43
( 71)
60
40
( 77)
43
30
(113)
63
57
70
( 92)
( 81)
(2)代替移行状況
・最近1年間の代替移行状況は、「同車型・同クラス代替」が中心であるが、軽へのダウ
ンサイズの傾向もみられる。特に小型キャブバンでは軽キャブバンへの移行が高い。
前使用車(新車)の平均保有年数は小型9.5年、軽9.3年で、ともに長期化している。
・代替早遅の実態をみると、「以前と同時期に買い替える」が増加傾向、「遅らせている」
が減少傾向にある。
・代替を遅らせている理由としては「遅らせた方が経済的に楽」が前回に比べ増加し最も
高い。次いで「資金の余裕がない」「耐久性が増していたみが少ない」が続く。
ユーザー
図表12 代替移行状況
(最近1年間のトラック・バンの購入)
前使用車:軽新車
ク
178
14
0
8
4
44
30
1
0
115
41
0
20
10
3
25
1
0
57
95
0
0
0
5
0
0
0
︶
0
43
4
0
52
0
0
0
0
9
65
0
21
5
0
軽合計
63
0
0
2
1
64
32
1
0
26
0
0
0
0
99
1
0
0
24
0
0
4
2
24
69
0
0
241
23
0
9
7
36
20
4
0
173
55
1
16
16
5
6
0
1
97
93
0
0
0
5
0
0
2
37
2
0
82
0
2
15
0
0
11
0
0
0
60
5
2
34
0
︵
小型キャブ
トラック
小型
キャブバン
小型ボンバン
軽合計
︶
軽 軽トラック
軽キャブバン
68
1
0
4
0
58
30
7
0
28
2
0
0
0
98
0
1
0
31
0
0
11
0
1
76
11
0
8.3
8.5
2004年
8
8.6
8.9
2006年
8.3
9.4
9.5
2008年
9.3
事 業 所
図表15 代替を遅らせている理由
0
20
以同買
前時い
と期替
にえ
る
44
1
(716)
合理化の
使用頻度減で
いたみが少ない
2002年
58
2
(413)
耐久性が増して
いたみが少ない
58
40
41
2004年
44
51
5
(454)
欲しい車がない
2006年
42
55
4
(450)
早く替えると
浪費家にみられる
2008年
35
63
2
(393)
小型合計
35
62
2
(304)
軽合計
33
64
37
3
50
輸送量減少の
使用頻度減で
いたみが少ない
n (%)
2000年
14
13
遅らせた方が
経済的に楽
早
め
て
い
る
なんとなく
もったいない
特に理由はない
( 89)
- 16 -
(%)
60
39
車以外への
投資が先
図表14 代替早遅の実態
-複数回答-
40
資金の
余裕がない
遅 ら せて
い
る
(年)
10
5
1
小型合計
前使用車:小型新車
ク
23
小型+軽合計
前使用車:小型新車+軽新車
ッ
ク
普
通
ト
ラ
31
軽キャブバン
2
0
0
6
年
ブ
バ
ン
軽
ボ
ン
バ
ン
小型ボンバン
軽 軽トラック
前
使
用
小
車
型
軽
キ
ャ
小型キャブ
トラック
小型
キャブバン
ブ
バ
ン
軽
ト
ラ
ッ
︵
2
0
0
8
年
小型合計
小
型
ボ
ン
バ
ン
ク
n
小型+軽合計
前
使
用
小
車
型
小
型
キ
ャ
ッ
B D
小 型ボ
ン
ト
ラ
ッ
小キ
型
ブ
ト
ラ
ャ
カテゴリー
(%)
図表13 前使用車(新車)の平均保有年数
16
12
4
12
34
23
0
4
0
0
2006年 n=169
2008年 n=139
5
6
6
10
(3)代替意識パターン
・買い替えに対する意見では「できるだけ長く使った方が経済的だと思う」「まだ使えるうち
に買い替えるのはもったいない」の比率は安定して高い。
また、「何年も使っていると汚れやいたみが目につき買い替えたくなってくる」「買い替え
は下取り価格や修理費を考えて最も経済的な時期にする」「利益を税金に持って行かれる
位なら早めに買い替える」の比率が減少している。
・ユーザーの代替意識パターンについては、「長期保有確信層」「長期・経済性指向層」が
増加し、「長期・短期迷い層」が減少した。
事 業 所
図表16 買い替えに対する意見(「そう思う」の比率)
長 期 指 向
0
a できるだけ長く使った方が経済的だ
と思う
1
b まだ使えるうちに買い替えるのは
もったいない
2
c 仕事(生活)に不可欠なので、多少
無理しても早めに買い替える
3
d 何年も使っていると汚れやいたみが
目につき買い替えたくなってくる
4
e 買い替えは下取り価格や修理費を
考えて最も経済的な時期にする
5
f 利益を税金に持って行かれる位なら
早めに買い替える
6
76
73
78
78
19
18
短 期 指 向
経済・合理性指向
-複数回答100 (%)
50
2006年 n=447
2008年 n=384
49
38
76
68
31
19
《「買い替えに関する意見」への肯定パターンによる分類》
短期指向
c
d
仕
何
事 多 年 目
少 も に
生 無 使 つ
活 理 っ き
し て 買
に て い い
不 も る 替
可 早 と え
欠 め 汚 た
な に れ く
の 買 や な
で い い っ
替 た て
え み く
る が る
経済・
合理性指向
e
f
買
利
い
益
替 考 を
え え 税
は て 金
下 最 に 位
取 も 持 な
り 経 っ ら
価 済 て 早
格 的 行 め
や な か に
修 時 れ 買
理 期 る い
費 に
替
を す
え
る
る
長 期 保 有 確 信 層
○
×
×
長期・短期迷い層
○
○
長期・ 経済性指 向層
○
×
○
「長期指向」と「経済性指向」を肯定(「短期指向」を否定)
×
○
○
「短期指向」と「経済性指向」を肯定(「長期指向」を否定)
そ
の
他
、
短期・ 経済性指 向層
︶
複数回答-
︵
長期指向
a
b
で
ま
き
だ
る
使
だ
え
け
る
長
う
く
ち
使
に
っ
買
た
い
方
替 も
が
え っ
経
る た
済 と の い
的 思 は な
だ う
い
「長期指向」のみを肯定
「長期指向」と「短期指向」を肯定(含、「経済性指向」を肯定)
上記にあてはまらないパターン
図表17 代替意識パターン
長 期 保確
有信
層
長 期性
・指
経向
済層
長短
期期
・迷
い
層
短 期性
・指
経向
済層
そ
の
他
長 期 保確
有信
層
n (%)
2004年
2006年
2008年
18
11
18
31
26
38
49
32
36
7 6
(444)
8 7
(447)
8 7
(384)
(%)
2
0 運輸業以外
0
8 運 輸 業
年
- 17 -
18
21
長 期性
・指
経向
済層
長短
期期
・迷
い
層
31
39
短 期性
・指
経向
済層
そ
の
他
n 36
9 7
(304)
35
41
( 80)
3 次期車の志向
(1)買い替え時の車種
・買い替え時の意向車は、各クラス・タイプともに「同クラス・同タイプ」が最も多く、軽
より小型、バンよりトラックで歩留まり意向が強くなっている。これは2006年調査と同じ
結果である。
・また小型車の買い替え時の燃料タイプをみると、小型ディーゼル車合計では「ディーゼル
車」への買い替え意向を持つユーザーが87%、「ガソリン車」への買い替え意向が高いの
はボンバンユーザーである。
・2006年調査と比べると、ディーゼル車ユーザーでは各車種とも「ディーゼル車」意向比
率が高くなっており、ガソリン車ユーザーの「ガソリン車」意向は低くなっている。
ユーザー
図表18 買い替え時の意向車
(調査対象車の買い替え予定)
小
型
軽
小
型
軽
軽
ト
ラ
軽
キ
ク
ブ
バ
ン
軽
ボ
ン
バ
ン
乗
用
車
同同
タ ク
イラ
プス
歩
留
り
同 タ他
イク
プ ラ
ス
移
行
他
タ
イ
プ
移
行
小型キャブトラック
691
6
90
2
0
1
0
0
0
90
8
2
小型ボントラック
104
0
64
2
4
10
3
1
16
64
10
26
小型キャブバン
238
0
11
77
7
0
0
0
5
77
0
23
小型ボンバン
206
0
6
6
75
1
0
2
11
75
2
23
軽トラック
180
0
10
1
1
85
3
1
0
85
10
5
軽キャブバン
130
1
0
18
2
4
66
3
7
66
18
16
86
0
0
2
14
1
5
67
11
67
14
19
小型キャブトラック
706
4
92
3
0
1
0
0
1
92
5
3
小型ボントラック
107
0
65
7
9
5
0
2
13
65
5
31
小型キャブバン
227
1
12
73
8
0
1
0
6
73
1
26
小型ボンバン
218
0
3
6
74
0
0
1
15
74
1
25
軽トラック
173
1
13
1
1
78
4
1
2
78
15
8
軽キャブバン
123
0
1
15
2
4
63
8
7
63
15
21
75
0
1
1
11
0
7
68
12
68
11
21
軽ボンバン
2
0
0
6
年
ク
ク
n
ブ
バ
ン
小
型
ボ
ン
バ
ン
ャ
2
0
0
8
年
小
型
キ
ッ
B D
小
型
ト
ラ
ッ
ッ
3.5
ト普
ン通
以ト
上ラ
ャ
カテゴリー
(%)
図表19 買い替え時の歩留まり意向
(調査対象車の買い替え予定)
軽ボンバン
注)トラックのボンネット/キャブオーバーは同タイプとして処理
図表20 買い替え時の燃料タイプ
対 小型合計
象
車 小型
別 キャブトラック
87
6 6 1 (739) <79.4>
91
3 6 1 (559) <83.2>
ハブ
イリ
ド
車
LCそ
PNの
GG他
車車
小型
ボントラック
n
(%)
15
72
13
(464) <81.7>
0
20
68
12
︵
(135) <76.6>
0
72
小型
キャブバン
79
19
6 3 ( 36) <59.4>
12 7 2 (116) <75.7>
7
84
( 55) <82.1>
9
14
74
0
12 1 (114) <83.3>
13
73
14
︶
2
0
0
8
年
前ガ
回ソ%
リ
ン
比
率
︶
(%)
ゼ
ル
比
率
ガ
ソ
リ
ン
車
︵
n
デ ゼ ル車
ッ
ド
車
LCそ
PNの
GG他
車車
ィー
ハブ
イリ
前デ
回 %
︶
ィー
ガ
ソ
リ
ン
車
ッ
ィー
デ ゼ ル車
現在ガソリン車
︵
現在ディーゼル車
小型ボンバン
64
35
1 ( 28) <55.1>
0
(160) <84.5>
0
- 18 -
(2)買い替え時の大きさ志向
・買い替え時の大きさは、「同じ大きさの
車」が最も多く、仕事用途車でより「同
じ大きさ」への歩留まり意向が強くなっ
ている。
ユーザー
図表21 買い替え時の大きさ志向
こ の大
車き
よい
り車
・同じ大きさにする理由としては「使い慣
れている」が70%と最も高く、次いで
「経済性にすぐれている」「道路幅などに
あっている」「荷台・荷室の大きさが最
適」「積載量が最適」となっており、
2006年調査時と比べて大きな変化はみ
られない。
全
体
私
用
用
途
車
図表22 車種別
買い替え時の大きさ志向
10
86
4
(1805)
2006年
10
86
4
(1800)
2008年
10
85
5
(1833)
2004年
9
86
4
(1636)
2006年
9
87
4
(1643)
2008年
9
85
5
(1666)
2004年
14
6
( 167)
4
( 156)
6
( 165)
19
2006年
小
型
合
計
軽
合
計
2006年
11
2008年
9
2004年
9
2006年
10
80
82
83
90
88
11
87
20
40
9
-複数回答(%)
60
80
70
70
37
道路幅などに
あっている
37
(1257)
7
(1314)
8
(1309)
41
15
走行性能が
使用に適している
1 ( 546)
17
13
車庫との関係
2 ( 485)
3
40
経済性に
すぐれている
免許上の制限
2008年
80
使い慣れている
n
(%)
11
77
13
0
2004年
80
図表23 同じ大きさにする理由
こ の小
車さ
よい
り車
n
2004年
2008年
同大
じき
さ
の
車
こ の小
車さ
よい
り車
(%)
仕
事
用
途
車
こ の大
車き
よい
り車
同大
じき
さ
の
車
( 524)
2006年 n=1476
2008年 n=1467
15
2
1
34
荷台・荷室の
大きさが最適
積載量が最適
- 19 -
35
30
29
§2 使用状況と輸送の実態
○
○
○
○
○
業務用車の用途としては、「作業場・仕事場・現場への往復」が最も多く、「セールス・サ
ービスなど営業の足」、「田畑への往復・農機具・作物の運搬」「一般家庭など最終消費者へ
の配達・集荷」がこれに続いており、2006年の調査結果とほぼ同じ結果である。→P21
業務用車の使用状況をみると、2006年調査と比較した場合、行動半径では変化はないが、
月間走行距離は減少している。通常の重量積載率は全体では「50%以下」が64%と、2006年
調査の65%とほぼ同レベルである。→P22∼P23
輸送トン数の推移をみると、減少傾向にあった営業用小型トラック・バンの貨物輸送量は
下げ止まった。ただし、最近の物資輸送量が「減少している」とする事業所の比率が微増し
ている。一方で、保有車の稼動状況に大きな変化はない。→P24∼P25
輸送手段選択時の重視点は「コストが安い」「安全・確実に輸送できる」「早く輸送できる」の
順に高く、2006年調査に比べ「コストが安い」重視の傾向は強まっている。→P27
物流をすべて自社体制で行う事業所は全体的に減少傾向にあり、外部委託や宅配便の利用
が増加傾向にある。→P29∼P31
1 使用用途パターン
・小型トラック系は仕事用途中心、軽トラック系は私用用途にも使われることも多いとい
う点で大きな変化はみられない。
・車種別にみると、小型トラックの中でもキャブトラックは「仕事専用」が94%と大半を占
める。一方、ボンネットトラックでは「私用専用」が25%と高く、約半数のユーザーが私
用用途にボンネットトラックを使用している。
小型バンではキャブバン、ボンバンともに7割強が仕事専用に使用、仕事・私用兼用を
含めると仕事用途は9割を超える。
・軽ではトラック→キャブバン→ボンバンの順に私用に使用されることが多くなり、軽ボ
ンバンでは「私用専用」が43%を占める。
ユーザー
図表1 使用用途パターン
仕
事
専
用
仕私
事用
・兼
用
私
用
専
用
仕
事
専
用
n
(%)
私
用
専
用
n
(%)
2004年
64
全
2006年
体
60
2008年
60
2004年
24
84
小
2006年
型
(1830)
28
12
(1825)
29
10
(1849)
(1269)
15 5
(1334)
12 4
(1332)
32
17
( 561)
84
51
12
13 3
80
2008年
2004年
仕私
事用
・兼
用
軽 2006年
47
36
17
( 491)
2008年
46
40
14
( 517)
キャブトラック
94
52
ボントラック
小
型 キャブバン
2
0
0
8
年
ボンバン
ボンバン
- 20 -
24
(118)
20
6
(255)
74
18
7
(235)
4
(198)
39
39
27
25
(724)
74
56
トラック
軽 キャブバン
42
47
30
14
43
(171)
(148)
2 業務用車の使用状況
(1)業務用車の用途
・業務用車の用途としては全体では、「作業場・仕事場・現場への往復」が48%で最も多く、
次いで「セールス・サービスなど営業の足」が28%、「田畑への往復・農機具・作物の運
搬」26%となっている。これらは2006年の調査結果とほぼ同じ結果である。
・車種別にみると、小型キャブトラックでは「作業場・仕事場・現場への往復」が56%、小
型ボンバンでは「セールス・サービスなど営業の足」が59%と比率が高い。
・軽トラックは「田畑への往復・農機具・作物の運搬」の比率が54%と他車種に比べ高い。
(2)月間維持費(燃料代、駐車代、高速通行料、修理代など)
・月間維持費をみると、2万円超は全体では38%で、維持費の上昇傾向がみられる。
・小型、軽ともに上昇傾向がうかがわれるが、2万円超比率は小型58%、軽26%で、小型
の方が維持費は高い。
ユーザー
図表2 用途
2
0
0
8
年
n
田農 畑機 へ具 の・ 往作 復物運
・ の搬
一最 般終 家消配
庭費達
な者 ・
ど へ集
の荷
小 売 店 へ商
の品
配
達
問卸 屋問 ・ 屋配
な達
ど ・
へ仕
の入
メ工 場 カな配
ど達
・ へ・
の仕
入
ー
仕
事
用
途
車
作仕 業事現
場場場
・ ・ へ
の
往
復
ー
B D
セサ ルビ スス営
・ な業
どの
足
ー
ー
委
託
荷
の
輸
送
カテゴリー
(%)
-複数回答事 業連
所絡
間 ・
の使
送
便
全
体
2004年
1656
15
27
40
25
21
12
13
11
8
2006年
1664
15
25
47
21
21
16
14
11
6
2008年
1679
14
28
48
26
18
13
14
10
8
小
型
合
計
2004年
1222
18
31
49
6
16
18
18
17
10
2006年
1267
18
31
52
6
16
18
18
17
7
2008年
1258
19
32
54
6
15
18
17
15
8
軽
合
計
2004年
434
12
24
33
39
24
8
9
5
7
2006年
397
13
21
43
31
24
14
12
7
5
2008年
421
11
25
43
39
21
10
12
7
8
キャブトラック
724
21
14
56
10
13
15
19
17
6
キャブバン
255
18
40
47
2
20
23
20
15
8
ボンバン
235
11
59
48
2
9
15
7
11
13
トラック
198
11
15
44
54
12
7
9
5
6
キャブバン
171
11
32
33
12
32
13
17
9
8
小
型
軽
3
万
円
∼
2
万
円
∼
5
1千
万円
∼
1
万
円
∼
5
千
円
∼
∼
∼
図表3 月間維持費 (燃料代、駐車代、高速通行料、修理代など)
4
万
円
5
万
円
そ れ以
上
n
(%)
仕
事
用
途
車
小
型
2004年
18
2006年
13
2008年
12
2004年
6
2006年
5
2008年
4
28
24
小
2 型
0
0
8
年
軽
2008年
17
5
キャブバン
2
ボンバン
2
13
20
35
10
8
12
19
12
21
12
15
32
22
17
- 21 -
6
6
9
(1601)
13
(1164)
10
18
(1189)
8
3 22
( 426)
6 3 3
( 394)
4 3 3
( 412)
10
10
16
9
20
( 660)
13
19
( 230)
8
15
(1615)
10
12
17
9
(1221)
9
20
6
19
11
23
(1590)
6
9
12
18
7
10
17
13
5
6
17
29
11
8
13
30
16
トラック
キャブバン
10
18
27
19
17
18
14
5
14
12
16
13
15
2006年
キャブトラック
12
13
13
14
18
14
12
16
24
2004年
軽
12
10
9
18
14
14
5
( 213)
3 32
5
5
( 185)
( 147)
(3)業務用車の使用状況
・月間走行距離:全体の中央値をみると「523km」で2006年の「570km」に比べ短くなり、小型、
軽ともに中央値は短くなっている。
車種別にみると、小型・軽ともにキャブバンの中央値が高く、小型キャブ
バンでは「997km」、軽キャブバンでは「548km」となっている。
・行動半径 :全体をみると「∼10km」が40%で、2006年調査時に比べ増加している。
ただし、「30km以下」でみると74%を占め、2006年調査時と変化はない。
軽では「∼10km」が5ポイント増加し、52%となった。
車種別にみると、軽トラックでは88%が「30km以下」となっており、特に
「10km以下」の狭域での運行が6割を占める。
ユーザー
30
2004年
2006年
26
2008年
29
2004年
20
2006年
18
2008年
20
軽
25
27
22
23
ボンバン
14
n 平
均
㎞
距
離
35
42
12 11
(1646)
< 570>
35
39
11 10
(1656)
< 523>
16
(1184)
< 807>
22
(1633)
<23.7>
44
16
11
(1649)
<25.2>
15
12
(1674)
<25.3>
18
(1206)
<32.3>
(1254)
< 853>
19
39
21
21
(1254)
<35.8>
22
17
18
(1239)
< 823>
21
37
20
22
(1253)
<36.3>
6 6
( 424)
< 386>
46
41
10 4
( 427)
<17.0>
10 6
( 392)
< 424>
47
38
10 4
( 395)
<17.6>
8 5
( 417)
< 396>
11 5
( 421)
<18.0>
(709)
<32.4>
26
(241)
<39.2>
28
(214)
<43.2>
8 5
(189)
<15.8>
15 5
(147)
<21.4>
22
23
25
19
27
22
13
16
(702)
< 571>
52
20
(236)
< 997>
17
22
19
(214)
< 924>
17
63
(188)
< 333>
10 10
(146)
< 548>
23
27
32
25
23
29
23
34
15
18
27
38
40
12 10
16
27
30
< 520>
27
29
23
(1608)
16
27
16
10 10
24
22
25
14
キャブ
バン
24
36
キャブ
バン
トラック
24
26
31
2008年
小
2 型
0
0
8
年
25
38
2006年
キャブ
トラック
そ
れ
以
上
5
0
㎞
(%)
2004年
軽
合
計
3
0
㎞
︶
n 1
0
㎞
︵
小
型
合
計
∼
中
央㎞
値
(%)
仕
事
用
途
車
∼
∼
そ
れ
以
上
︶
2
0
0
0
㎞
︵
1
2
0
0
㎞
6
0
0
㎞
図表5 行動半径
∼
2
0
0
㎞
∼
∼
∼
図表4 月間走行距離
40
38
26
20
28
60
43
注) 中央値:データを大きさ順に並べて、ちょうど中央に位置するデータの値
- 22 -
17
28
37
18
・運行形態 :「往復型」の運行が多く、仕事用途車全体では55%で2006年と比較して微増
となっている。
車種別にみると、小型キャブトラックでは59%、軽トラックでは65%とト
ラックタイプで「往復型」運行の比率が高くなっている。
・重量積載率 :仕事用途車全体では、「50%以下」が64%となっており、2006年の65%と比
べ大きな変化はみられない。
車種別にみると、小型キャブトラックでは「50%を超える」が5割以上を占
ユーザー
めるが、小型ボンバンでは「25%以下」が約6割を占めている。
仕
事
用
途
車
小
型
合
計
軽
合
計
往
復
放
射
型
巡
回
型
巡
回
放
射
型
2
5
%
以
下
n (%)
∼
(%)
往
復
型
図表7 通常の重量積載率
∼
図表6 運行形態
5
0
%
7
5
%
以
上
7
5
%
n 2004年
52
23
11 13
(1651)
33
30
18
19
(1608)
2006年
53
23
12 12
(1661)
32
33
17
18
(1611)
2008年
55
21
12 13
(1675)
35
29
18
18
(1627)
14
(1220)
32
27
20
20
(1197)
16
(1264)
30
30
23
18
(1236)
14
(1254)
34
21
18
(1231)
9 13
( 431)
34
32
16
18
( 411)
2004年
51
21
2006年
49
21
2008年
51
2004年
53
2006年
56
25
10 10
( 397)
34
35
13
18
( 375)
2008年
57
21
10 12
( 421)
36
30
15
19
( 396)
59
19
11 11
(709)
キャブ
トラック
小 キャブ
2 型 バン
0
ボンバン
0
8
年
トラック
軽 キャブ
バン
14
21
20
37
14
25
46
24
17
20
23
20
(215)
6 10
(189)
14
(147)
16
27
17
29
(241)
16
18
65
46
14
29
42
25
31
25
19
33
20
45
13
(237)
8 9
(203)
23
(184)
14
64
28
(706)
12
15
(142)
図表8 通常のスペース積載率
2
0 小
0 型
8
年
半
分
7
3
割
8
割
仕事用途車
7
小型全体
4 15
キャブ
トラック
18
キャブ
バン
2 15
ボンバン
10
トラック
7
23
20
キャブ
バン
6
24
22
20
22
23
17
ほ
ぼ
全
体
∼
(%)
2
∼
・スペース積載率:
仕事用途車全体では、「半分以下」が49%と
なっている。
車種別にみると、小型キャブトラックでは
「7∼8割」+「ほぼ全体」が7割強を占め、
小型ボンバンでは「半分以下」が7割を占め
ている。
ほ使
と用
んし
どな
い
22
27
32
30
31
29
(1666)
32
(1246)
41
25
29
( 706)
( 237)
28
16
17
n
15
32
( 214)
( 188)
軽
- 23 -
24
24
( 147)
3 輸送量と輸送に対する意識の変化
(1)自動車貨物輸送量の推移
・自動車貨物輸送量の推移をみると、輸送トン数は減少傾向にある。営業用トラック・
バンでは大きな変化はみられないが、自家用トラック・バンでは減少傾向が続いてい
る。
・輸送トンキロ数をみると、1999年度以降増加傾向にあるが、自家用・営業用別にみる
と自家用トラック・バンでは減少傾向にあるのに対し、営業用トラック・バンでは増
加で推移している。
・減少傾向にあった営業用小型トラック・バンの輸送量が、輸送トン数、輸送トンキロ
数ともに下げ止っている。
図表9 自動車貨物輸送量の推移
自家用
輸送トン数
営業用
0
200
400
【営業用】
(千万トン)
600
800
586
1999年度
299
2000年度
284
2001年度
268
2002年度
251
283
534
2003年度
239
284
523
2004年度
224
283
2005年度
211
2006年度
2007年度
287
普通車
小型車
輸送量
前年比
(千万トン)
(%)
特殊用途車
輸送量
前年比
(千万トン)
(%)
輸送量
前年比
(千万トン)
(%)
軽
輸送量
前年比
(千万トン)
(%)
238.32
104.1%
2.88
96.8%
44.56
108.0%
1.61
102.1%
246.24
103.3%
2.79
96.8%
42.60
95.6%
1.65
102.5%
242.81
98.6%
2.72
97.7%
42.65
100.1%
1.66
100.7%
235.69
97.1%
2.68
98.3%
42.98
100.8%
1.68
101.2%
237.50
100.8%
2.61
97.6%
42.56
99.0%
1.71
102.1%
507
235.28
99.1%
2.55
97.7%
43.71
102.7%
1.76
102.8%
286
497
238.63
101.4%
2.51
98.3%
42.92
98.2%
1.76
99.7%
206
290
496
239.97
100.6%
2.50
99.6%
45.70
106.5%
1.80
102.2%
200
293
493
244.04
101.7%
2.51
100.4%
44.34
97.0%
1.89
105.5%
577
293
290
558
【営業用】
輸送トンキロ数
0
100
200
(10億トンキロ)
300
400
普 通車
輸送量
(10億トンキロ)
前年比
(%)
小 型車
輸送量
(10億トンキロ)
特殊 用途車
前年比
(%)
輸送量
(10億トンキロ)
前年比
(%)
軽
輸送量
(10億トンキロ)
前年比
(%)
308
1999年度
62
246
2000年度
58
256
314
2001年度
53
260
313
2002年度
50
262
312
2003年度
47
274
2004年度
45
282
2005年度
44
291
2006年度
44
302
346
2007年度
45
310
355
207.77
103.2%
0.93
98.1%
36.36
110.4%
0.51
102.7%
217.40
104.6%
0.93
99.4%
36.69
100.9%
0.52
101.6%
219.86
101.1%
0.93
100.1%
38.45
104.8%
0.53
102.0%
220.35
100.2%
0.93
100.5%
40.48
105.3%
0.55
102.4%
321
230.48
104.6%
0.92
98.1%
42.40
104.7%
0.57
103.7%
327
235.70
102.3%
0.91
99.5%
44.94
106.0%
0.60
105.4%
243.19
103.2%
0.91
99.7%
46.06
102.5%
0.61
102.8%
250.96
103.2%
0.92
101.3%
49.66
107.8%
0.64
103.8%
259.23
103.3%
0.94
102.2%
49.33
99.3%
0.69
108.3%
335
国土交通省「自動車輸送統計年報」
- 24 -
(2)物資輸送量と保有車の稼動状況
・最近の物資輸送量については「増加している」の割合が全体で19%となり2004年以降、
わずかながら減少傾向がみられる。一方で物資輸送量が減少している事業所の比率は
2006年に比べやや増加している。
・業種別にみると「増加した」の比率は「卸・小売業、飲食、宿泊業」で28%と高い。
運輸業は「増加した」の16%に対し、「減少した」は40%と高い比率となっている。
・保有車の稼動状況については、全体では57%の事業所が「手持ちの車がほぼフル稼働
または足りない」状況であり、2006年と差はない。
・業種別にみると「手持ちの車がほぼフル稼働または足りない」の比率は、「建設・設備
工事業」で高い。運輸業では「休車はないが運行低下」「時々休車」「長期間休車」と
いった稼働率が低い事業所が半数近くみられる。
事 業 所
図表10 最近の物資輸送量
非か
常な
にり
・増
加
や
や
増
加
変
わ
ら
な
い
や
や
減
少
図表11 保有車の稼動状況
非か
常な
にり
・減
少
物し
資て
輸い
送な
はい
手で
持足
ちり
のな
車い
n
(%)
業
種
別
4 12
2002年
17
2004年
9
2006年
5 16
2008年
4 15
53
17
運輸業以外
全体
4 16
54
16
建設・設備
工事業
6 15
50
50
19
47
14
48
長の
期車
間が
休あ
車る
14
21
(926)
2000年
2
51
13 3
(634)
2002年
1
55
10 2
(542)
2004年
1
55
11 8 4
(618)
2006年
1
58
15
73
(622)
2008年
1
56
73
(459)
運輸業以外
全体
57
6 6
( 86)
建設・設備
工事業
17
57
2 12
53
食品繊維類
製造業
3 17
45
運輸業
時る
々車
休が
車あ
する
11 4
28
金属機械類
製造業
サービス業、
医療、教育等
休が
車運
は行
な低
い下
そ
の
他
n
(%)
2000年
卸・小売業、
飲食、宿泊業
全 体フ
がル
ほ稼
ぼ働
18
20
12
(114)
0
7
21
43
9
0
5 11
20
15
0
73
20
73
9 35
(120)
業
種
別
金属機械類
製造業
食品繊維類
製造業
( 63)
サービス業、
医療、教育等
26
14
8
(163)
運輸業
- 25 -
8
(413)
0
10 1
(447)
14
7 4
(452)
17
17
63
(391)
17
17
63
(311)
19 2
( 88)
19
12
16
22
71
7
0
0
60
0
3
12
16
12
( 78)
0
56
22
( 83)
11 8
0
53
19
21
( 47)
6
0
0
52
20
0
36
(720)
0
卸・小売業、
飲食、宿泊業
( 76)
9 3
8
40
21
6
21
( 15)
0
16
10 5
( 80)
(3)輸送合理化の実態
・2002年調査以降、輸送合理化の実施率は横ばい状態で、今回41%となった。
・業種別の実施率をみると、運輸業で63%と高く、サービス業、医療、教育等で21%と
低くなっている。
・輸送合理化の現在実施中の策としては「配達・集荷回数の集約による効率化」が17%で
最も多く、「用途に応じた大型・小型の使い分け」が16%、「保有台数の適正化による
稼働率の向上」が14%で続く。「買い替えの延長による車両費の削減」「運送委託・
傭車の推進による経費削減」は、2006年調査に比べ微増している。
・「用途に応じた大型・小型の使い分け」「保有台数の適正化による稼働率の向上」は、現
在実施率、今後の実施予定率ともに減少傾向にあり、これらの合理化策は今後減って
くことがうかがわれる。
事 業 所
図表14 輸送合理化策(抜粋)
図表12 輸送合理化の実施状況
現在実施中
実 施し
て
い
る
実し
施て
い
な
い
n
(%)
2000年
運
輸
業
以
外
48
52
42
2002年
58
(923)
-複数回答0
20
40
60
(417)
2006年
42
58
(478)
2008年
41
59
(459)
-3つまで選択(%)
20
40
(%)
40 0
13
配達・集荷回数の
集約による効率化
11
19
15
17
(499)
2004年
今後の重点策
14
21
用途に応じた
大型・小型の使い分け
15
19
12
16
9
20
保有台数の適正化による
稼働率の向上
17
16
14
14
図表13 業種別
輸送合理化の実施状況
実 施し
て
い
る
実し
施て
い
な
い
7
10
8
11
7
買い替えの延長による
車両費の削減
13
n
9
10
運送委託・傭車の
推進による経費の削減
7
8
(%)
6
11
全 体
42
58
(622)
運輸業以外
全体
41
59
(459)
9
0
建設・設備
工事業
51
49
( 86)
製 造 業
52
48
(234)
営業スタッフによる
新規顧客の開拓
*
0
0
0
8
7
5
業
種
別
卸・小売業、
飲食、宿泊業
サービス業、
医療、教育等
運輸業
50
21
50
63
37
7
7
( 76)
( 63)
79
車両の小型化などによる
輸送効率の向上
3
荷役者・運転助手などの
削減による人件費の減少
(163)
4
3
2
7
2004年
n=539
2006年
n=597
2008年
n=622
4
3
2
3
2004年
n=537
2006年
n=583
2008年
n=620
*「営業スタッフによる新規顧客の開拓」は今回新たに追加した項目
- 26 -
(4)輸送手段選択時の重視点/輸送活動に関する意見
・輸送手段選択時の重視点は「コストが安い」「安全・確実に輸送できる」「早く輸送でき
る」の順で高い。「コストが安い」は2006年にみられた減少から今回は11ポイントの増
加に転じ、輸送手段選択時の重視点のトップとなっている。
・輸送手段選択時の最重視点でみると大きな変化はなく、「安全・確実に輸送できる」
が最も多い。
・輸送活動に関する意見では、「節約しているのでこれ以上合理化はできない」が38%と
最も多い。「輸送関係費の占める割合が増加」「委託したほうが輸送経費を節約でき
る」が続く。
また、「輸送関係費の占める割合が増加」が増加傾向を示している。
事 業 所
図表15 輸送手段選択時の重視点
図表16 輸送手段選択時の最重視点
-複数回答-
早
く
輸
送
で
き
る
カテゴリー
(%)
B D
運
輸
業
以
外
コ
ス
ト
が
安
い
n
安
全
・
確
実輸
に送
で
き
る
手
軽
に
利
用
で
き
る
定
時
輸
送
が
で
き
る
早 く 輸 送で
き
る
コ ス ト が 安
い
安 手 定 全輸 軽利 時 ・ 送 に用 輸 確で
で 送で
実き
き がき
る
る
る
そ
の
他
(%)
2004年
2004年
439
58
72
72
40
15
2006年
527
60
67
70
36
18
2006年
2008年
461
65
78
75
43
15
2008年
14
20
16
32
26
28
図表17 輸送活動に関する意見
45
81 1
(438)
41
6 61
(516)
45
921
(461)
- 複数回答 -
(%)
2004年 n=516
40
2006年 n=603
36
40 38
2008年 n=597
27
22
20
25
25
21
21
17
15
15
15
12
18
13
15
8
5
3
5
0
1占
輸
送め
関る
係割
費合
のが
増
加
2経
委
託費
しを
た節
方減
がで
輸き
送る
n
営3増
業加
のは
為し
輸か
送た
経な
費い
他4輸 企送 業合 よ 理進
り 化ん
がで
い
る
- 27 -
今5
輸 後送 さ合 ら 理進
に化め
をて
い
く
輸6努 送力 合も 理経 化営関
の上係
な
い
節7こ 約れ し以 て上 い合で
る理き
の化な
ではい
4 輸送の実態
(1)リース・レンタカーの利用
・リース車利用率は変化なく、利用意向は減少傾向を示す。利用率は15%、利用意向は
18%となっており、利用意向事業所の大半は現在も利用している。
・業種別では運輸業、建設・設備工事業で利用率、利用意向が高い。特に建設・設備工
事業は、2006年調査時に比べ増加している。
・ちなみに、リーストラック・バンの保有台数は増加傾向を示している。
・レンタカーの利用率は、リース車と同様に変化なく17%となった。
業種別では、建設・設備工事業の利用率が28%と高い。
事 業 所
図表18 リース車の利用率
(「現在利用している」の比率)
0
(%)
40
20
2004年 19
2006年 14
2008年 15
図表19 リース車今後の利用意向
(「利用しようと思っている」の比率)
0
n
(%)
40 n
20
(545)
2004年 (621)
2006年 13
7
(618)
(617)
2008年 14
4
(617)
18
10
(545)
現在、利用している
現在、利用していない
8
建設・設備
工事業
18
18
製造業 業
種
別
サービス業、
医療、教育等
( 74)
4
8
( 63)
29
2006年
28
卸・小売業、
飲食、宿泊業
24
(232)
23
20
( 74)
11
11
サービス業、
医療、教育等
23
運輸業 (万台)
200
業
種
別
( 63)
29
27
運輸業 (162)
( 86)
25
製造業 (232)
16
17
卸・小売業、
飲食、宿泊業
15
建設・設備
工事業
( 86)
22
(162)
2008年
図表21 レンタカーの利用率
(「現在利用している」の比率)
図表20 リーストラック・バン保有台数の推移
0
20
2004年 40
23
(%)
n
(545)
157
150
2006年 16
(621)
150
137
125
116
114
17
2008年 128
(620)
128
建設・設備
工事業
117
28
( 86)
100
16
製造業 業 卸・小売業、
種 飲食、宿泊業
別
50
1999 2000 2001 2002 2003 2004
年
年
年
年
年
年
2005 2006 2007
年
年
年
国土交通省
- 28 -
(232)
21
( 76)
サービス業、
医療、教育等
11
( 63)
運輸業 11
(163)
(2)宅配便の利用
・2004年以降、宅配便の利用率は増加傾向にあり、今回は81%となっている。宅配便の
利用意向も同様に増加しており、「積極的に利用したい」の比率は67%となった。
・業種別の利用率をみると、最も高いサービス業、医療、教育等で89%、他の業種も高
い利用率を示している。また、今後の利用意向は現在の利用率が高い業種ほど高くな
っている。
・実際の宅配便(トラック)取扱個数の推移をみると、2006年度でやや増加の勢いが弱ま
ったが、2007年度には再び増加の勢いを取り戻している。
事 業 所
図表22 宅配便の利用率
(「現在利用している」の比率)
0
運
輸
業
以
外
(%)
100
50
2004年 図表24 宅配便(トラック)取扱個数の推移
(百万個)
3500
n
(419)
65
3227
2006年 75
(495)
81
2008年 (453)
3000
建設・設備
工事業
業
種
別
77
2897
( 84)
2804
83
製造業 2907
2955
2843
2722
(232)
2626
卸・小売業、
飲食、宿泊業
75
( 76)
2540
2500
サービス業、
医療、教育等
89
( 61)
2327
郵便事業以外
郵便事業含む
図表23 宅配便の利用意向
積利
極用
的し
にた
い
利検
用討
をし
た
い
どい
ちえ
らな
とい
も
2000
利
用
し
な
い
n (%)
2004年
運
輸
業
以
外
2006年
2008年
建設・設備
工事業
業
種
別
製造業
53
8
63
8
67
58
3
69
19
20
16
13
(418)
(492)
4 14
15
(453)
25
13
( 84)
10 11 11
(232)
1500
1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
年 年
年
年 年
年
年
年 年
度 度
度
度 度
度
度
度 度
*2007年度から郵便事業㈱が調査対象に加わる。
国土交通省
卸・小売業、
飲食、宿泊業
サービス業、
医療、教育等
66
71
4 10
2 18
20
10
0
( 76)
( 61)
- 29 -
(3)共同輸送の利用
・共同輸送の利用率は5%と横ばいで推移している。
・業種別にみると、卸・小売業、飲食業、宿泊業での利用率が8%で最も多い。
・今後の共同輸送利用意向は「積極的に利用したい」「利用を検討したい」合わせて6%で
あり、「利用しない」が75%を占めている。
(4)ジャスト・イン・タイムの実施状況
・ジャスト・イン・タイムの実施率は全体で27%となっており、大きな変化はない。
業種別では、貨物運輸業での実施率が45%と最も高く、次いで卸・小売業、飲食業、
宿泊業の30%となっている。
・保有台数規模別では、保有台数が多い事業所と少ない事業所の実施率が高い。
事 業 所
図表25 共同輸送の利用率
(「現在利用している」の比率)
0
業
種
別
5
2008年 5
現今
在後
実も
施実
施
(419)
4
2006年 6
製造業 7
卸・小売業、
飲食、宿泊業
( 84)
2004年
27
2006年
30
2008年
26
建設・設備
工事業
(231)
8
( 76)
0
業
種
別
( 61)
積利
極用
的し
にた
い
製造業
卸・小売業、
飲食、宿泊業
利検
用討
をし
た
い
どい
ちえ
らな
とい
も
利
用
し
な
い
貨物運輸業
n
(%)
2 2 12
業
種
別
83
45
18
74
(496)
2008年
3 3 18
75
(452)
製造業
45
29
卸・小売業、
5 5 14
飲食、宿泊業
サービス業、
医療、教育等
17
62
25
67
75
83
大規模
保
規
有
模 中規模
台
別
数
(419)
2006年
建設・設備
64
工事業
現と
在も
・な
今し
後
n
14
68
(530)
4
66
(585)
0
15
67
(622)
21
3
21
0
36
29
25
75
( 86)
70
(234)
14
65
( 76)
6
69
( 63)
0
図表26 共同輸送の利用意向
2004年
現今
在後
なは
し実
施
(452)
サービス業、
医療、教育等
運
輸
業
以
外
現今
在後
実は
施中
止
(%)
(497)
建設・設備
工事業
サービス業、
医療、教育等
(%)
40
n
20
2004年 運
輸
業
以
外
図表27 ジャスト・イン・タイムの実施状況
( 84)
(231)
( 76)
( 61)
00
- 30 -
小規模
36
27
9 7
52
14 4
0
30
47
66
82
25
( 89)
(225)
(175)
63
( 51)
5 物流に対する体制
(1)物流体制
・物流に対する現状の体制については、「すべて自社」は減少傾向で推移する一方、「すべ
て外部委託」が増加し、最も多くなった。
今後の物流体制についても同様の傾向がみられる。
・貨物運輸業では、現状、今後ともに「自社及び外部委託」の比率が増加し、「すべて自社
のみ」の比率が減少している。
事 業 所
図表28 物 流 体 制
今 後
現 状
す
べ
て
自
社
自外
社部
及委
び託
す外
べ部
て委
託
そ
の
他
す
べ
て
自
社
n
(%)
2008年
運 2004年
輸
業 2006年
以
外
2008年
2004年
貨
物
運 2006年
輸
業
2008年
す外
べ部
て委
託
そ
の
他
n
(%)
2004年
全
2006年
体
自外
社部
及委
び託
31
36
26
32
36
20
32
35
35
33
35
19
33
34
68
49
29
(799)
全
2006年
体
26
1
(617)
2008年
1
(647)
運 2004年
輸
業 2006年
以
外
2008年
1
9
(663)
(458)
( 68)
0
10 3 ( 89)
38
35
2004年
6
46
22
(775)
6
44
31
26
1
50
( 89)
14
2004年
貨
物
運 2006年
輸
業
2008年
37
33
35
20
34
35
30
25
34
35
19
6
45
36
34
34
44
43
36
49
(791)
(617)
1
(642)
1
67
(771)
1
6
46
23
1
(655)
(458)
10
( 68)
0
10 3
( 89)
14 1
( 89)
0
2004年
貨
運
物
輸 2006年
以
業
外
2008年
29
31
39
( 60)
0
14
53
48
23
39
9
( 47)
12 1
( 70)
2004年
貨
運
物
輸 2006年
以
業
外
2008年
- 31 -
30
27
19
43
53
47
23
43
( 61)
0
4
( 47)
91
( 70)
(2)今後の外部委託比重と外部委託時の重視点
・今後の外部委託比重をみると、全体では外部委託を行なう事業所の多くが「外部委託比
重は変わらない」としており、2006年調査に比べても増加している。
・外部委託を行なう上での重視点は、前回までと同様に「安全・確実に輸送できる」「コス
トが安い」「早く輸送できる」が上位を占めており、輸送手段選択時の最重視点でみられ
たようにここでも「安全・確実に輸送できる」の比率が69%と高く、「コストが安い」を
上回っている。
・運輸業では「輸送の効率化が図れる」の比率が高くなり、「早く輸送できる」の比率は
低くなる。
図表29 今後の外部委託比重
事 業 所
図表30 外部委託を行なう上での重視点
-複数回答-
外比
部重
委が
託増
のえ
る
外は
部変
委わ
託ら
比な
重い
外
部比
委重
託が
の減
る
外
部予
委定
託は
のな
い
カテゴリー
(%)
n
B D
(%)
2004年
16
全
2006年
体
19
2008年
12
2004年
運
輸
業 2006年
以
外
2008年
16
2004年
貨
物
運 2006年
輸
業
2008年
2004年
貨
運
物
輸 2006年
以
業
外
2008年
44
2
46
38
2
4
19
2
47
12
38
2
41
30
19
25
35
21
24
6
1
9
2006年
586
51
61
70
21
3
20
6
2
4
2008年
467
57
65
69
14
2
16
5
1
5
2004年
484
47
62
63
24
5
20
6
1
9
2006年
504
52
61
71
22
3
20
6
2
4
2008年
379
59
66
71
14
1
14
5
1
5
2004年
50
17
71
54
13
4
36
1
0
8
2006年
52
24
59
32
12
7
46
2
0
15
( 88)
2008年
55
8
52
34
13
4
44
5
5
10
( 66)
2004年
43
46
78
44
19
1
33
12
0
3
2006年
30
48
60
58
24
0
25
0
0
8
7
49
2008年
33
11
30
52
14
14
64
8
0
3
全
体
(617)
( 69)
( 86)
23
特
に
重
要
な
点
は
な
い
21
19
1
そ
の
他
5
4
62
在
庫
調
整
が
図
れ
る
23
(458)
28
輸 送 の 効 率 化 が図
れ
る
62
20
4
n
物 流 以情
外報
の提
供
が
あ
る
63
3
39
定
時
輸
送
で
き
る
46
(669)
45
7
46
15
20
1
安 全 ・ 確 実輸
に送
で
き
る
577
(685)
33
64
36
21
コ
ス
ト
が
安
い
2004年
(806)
33
63
44
(820)
早
く
輸
送
で
き
る
( 51)
運
輸
業
以
外
貨
物
運
輸
業
貨
運
物
輸
以
業
外
( 71)
- 32 -
(3)輸送委託時の要望
・車両による輸送を委託する場合に委託先に望むこと(運輸業以外)について、各業種と
もに「荷物の扱いが丁寧なこと」77%、「荷物保護に配慮した車両を使うこと」56%、「運
転者のマナーがよいこと」46%の順に比率が高い。
・一方、荷主からの要望(運輸業)では「運転者のマナーがよいこと」が60%で最も多く、
次いで「荷物の扱いが丁寧なこと」が55%、「荷主のイメージを損なわないこと」「荷物
保護に配慮した車両を使うこと」がともに40%で続く。
事 業 所
図表31 輸送委託時の要望
(上位5位)
運輸業以外
0
74
79
80
69
77
60
53
荷物保護に配慮をした
車両を使うこと
59
64
56
57
59
運転者のマナーが
よいこと
66
62
46
20
23
清潔な車両を使うこと
運 輸 業
-複数回答(%)
100
50
荷物の扱いが
丁寧なこと
図表32 荷主からの要望
(上位10位)
0
50
運転者のマナーが
よいこ
と
-複数回答(%)
100
60
荷物の扱いが丁寧なこと
55
荷主のイメージを
損なわないこと
40
荷物の保護に配慮をした
車両を使うこと
40
清潔な車両を使うこと
27
大気への影響の少ない
車両を使
う
22
他の荷主の荷物との
混載はしない
13
社名やロゴ入りの
車両を使うこと
11
13
28
11
運輸業を除く全体 n=441
運輸業 n=163
荷主のイメージを
損なわないこと
20
17
20
19
21
建設・設備工事業 n=80
製造業 n=226
騒音の少ない
車両を使うこと
9
新しい車両を使うこと
9
卸・小売業、飲食、宿泊業 n=74
サービス業、医療、教育等 n=61
- 33 -
§3 経営状況と保有への意向
○
○
○
経営状況に回復の兆しがみられた2006年調査から一転、「悪くなっている」とする事業所が増
加、今後の見通しも「悪くなると思う」が45%を占める。特に、建設・設備工事業、食品繊維
類製造業、運輸業では、現状・今後ともに「悪い」とする事業所が多い。→P34
最近の物資輸送量は「減少」が2006年調査に比べ増加、今後の見通しでも「減少すると思う」が
大幅に増加した。特に運輸業では、今後の見通しで「減少」比率が56%に達した。→P35
最近5年間のトラック・バンの保有台数の増減については、大きな変化はないが、今後の見
通しについては、運輸業、運輸業以外ともに保有台数は「減少すると思う」比率が増加、特に
運輸業では47%に達している。→P36
(1)業種別の経営状況
・最近1∼2年の経営状況について聞いたところ、全体では「良くなっている」の比率が
25%で減少、「悪くなっている」が40%で増加している。業種別にみると、貨物以外運
輸業、食品繊維類製造業で「悪くなると思う」と回答した事業所が5割を上回った。
・今後1∼2年の見通しについては、全体では「良くなると思う」が18%で2006年調査から
15ポイントと大きく落ち込み、「悪くなると思う」は21ポイント上昇している。業種別に
みると、建設・設備工事業、食品繊維類製造業、運輸業で「悪くなると思う」と回答した
事業所が5割を上回った。
事 業 所
図表1 最近1∼2年の経営状況
い
てる
悪
く
な
っ
変
わ
らと
な思
いう
っ
良
く
な
図表2 経営状況見通し(今後1∼2年)
良 く な る思
とう
n
い
てる
(%)
2004年
全
体
運
輸
業
以
外
運
輸
業
34
28
2008年
25
18
28
2008年
25
2004年
25
2008年
23
建設・設備
工事業
24
金属機械類
製造業
40
47
卸・小売業、
飲食、宿泊業
39
22
52
32
26
29
n
貨物運輸業
22
貨物以外
運輸業
25
(853)
(701)
31
47
23
(859)
2006年
33
43
25
(852)
2008年
運
輸
業
以
外
22
(710)
2006年
33
43
24
(702)
(149)
2004年
48
(166)
建設・設備
工事業
(151)
41
48
33
32
46
59
(159)
(113)
(101)
業
種
別
2
0
0
8
年
12
23
食品繊維類
製造業
17
卸・小売業、
飲食、宿泊業
20
サービス業、
医療、教育等
16
( 74)
貨物以外
運輸業
10
14
24
40
33
20
38
27
33
33
(150)
(162)
57
(165)
47
37
57
53
(159)
(150)
46
47
32
(149)
55
57
34
(686)
45
39
28
15
貨物運輸業
37
37
金属機械類
製造業
( 89)
- 34 -
18
2006年
2008年
34
(848)
45
47
2008年
運
輸
業
37
31
(690)
(148)
18
2004年
(163)
28
16
全
体
2004年
51
52
31
18
32
32
35
サービス業、
医療、教育等
32
36
(849)
(711)
40
34
13
32
36
36
2006年
(860)
40
35
2006年
食品繊維類
製造業
48
︶
︶
2
0
0
8
年
18
︵
︵
業
種
別
悪 く な る思
とう
(%)
2006年
2004年
変
わ
ら
な
い
(113)
( 99)
( 89)
( 73)
(2)業種別の物資輸送量
・最近の物資輸送量について、全体として「変わらない」が2006年同様5割を超え、53%
となった。また、「減少」は5ポイント増加して24%となった。
業種別にみると、運輸業は「減少」の比率が増加しており40%を占めた。また、「増加」
の比率は卸・小売業、飲食、宿泊業が28%で最も多い。
・今後1∼2年の物資輸送量の増減見通しでは、「増加すると思う」が10%と2006年調査
に比べ激減し、「減少すると思う」が47%と高まった。
業種別にみると、運輸業以外では「増加すると思う」が13%と2006年調査に比べ激減し
ている。運輸業は漸減傾向で今回は13%にとどまり、「減少すると思う」が56%にま
で達した。
「輸送業務がある」事業所+運輸業
事 業 所
図表3 最近の物資輸送量
非か
常な
にり
・増
加
や
や
増
加
変
わ
ら
な
い
や
や
減
少
図表4 物資輸送量増減見通し(今後1∼2年)
非か
常な
にり
・減
少
物し
資て
輸い
送な
はい
増
加
す
る思
とう
n
9
14
全
2006年
体
5 16
2008年
4 15
運 2004年
輸
業 2006年
以
外
2008年
運
輸
業
4 16
2006年
12
2008年
5 11
建設・設備
工事業
6 15
金属機械類
製造業
2 12
食品繊維類
製造業
3 17
11 8 4
(618)
7
サービス業、
医療、教育等
9
0
5 11
5 13
全
体
2008年
49
17 10 1
(418)
58
10 8 4
(489)
16
(459)
2008年
7 8
(124)
2004年
10 4
(129)
18
24
37
36
19
26
50
73
14
18
53
20
45
20
43
73
運
輸
業
36
36
50
37
10
46
42
2004年
n
10
46
43
44
(163)
2008年
6 6
( 86)
建設・設備
工事業
5
12
(114)
金属機械類
製造業
10
食品繊維類
製造業
11
卸・小売業、
飲食、宿泊業
14
37
サービス業、
医療、教育等
8
47
11
0
73
9 35
(120)
( 76)
( 63)
業
種
別
2
0
0
8
年
26
16
7
( 89)
貨物運輸業
25
11 10
( 74)
貨物以外
運輸業
- 35 -
13
30
53
17
50
30
31
16
(447)
16
(525)
25
( 52)
29
(146)
(162)
56
34
(671)
(685)
36
28
17
47
38
2006年
(499)
(847)
51
38
2006年
17
47
33
8
15
20
運
輸
業
以
外
33
2006年
(622)
38
21
2004年
73
0
卸・小売業、
飲食、宿泊業
貨物以外
運輸業
(542)
17
54
17
10 2
53
5 16
6
貨物運輸業
57
14
2004年
17
︶
︶
2
0
0
8
年
9
48
︵
︵
業
種
別
減
少
す
る思
とう
(%)
(%)
2004年
変
わ
らと
な思
いう
42
(163)
40
(159)
56
49
45
59
53
(150)
(112)
(101)
( 89)
( 73)
(3)業種別のトラック・バン保有台数増減
・最近5年間のトラック・バン保有台数増減をみると、全体では「増加した」の比率が16%
と2006年調査とほとんど変化はない。一方で「減少した」は減少傾向にある。
業種別にみると、運輸業では「増加した」の比率が減少している。
・トラック・バン保有台数の今後1∼2年の増減見通しでは、減少傾向にあった「減少す
ると思う」とする比率が36%に上昇し、「増加すると思う」が減少している。
・業種別にみると、運輸業以外、運輸業ともに「減少すると思う」の比率が増加、特に運輸
業では47%に達している。
運輸業以外では食品繊維類製造業で「減少すると思う」が50%に達している。
トラック・バン保有事業所
事 業 所
図表5 トラック・バン保有台数増減(最近5年間)
変
わ
減
少
し
た
っ
増
加
し
た
い
てな
い
図表6 トラック・バン保有台数増減見通し(今後1∼2年)
増
加
す
る思
とう
n
(%)
全
体
運
輸
業
以
外
運
輸
業
13
2006年
17
2008年
16
2004年
13
2006年
16
2008年
16
2004年
18
21
68
14
16
(453)
9
(393)
75
68
(456)
19
69
(381)
15
(362)
8
(312)
76
32
50
45
57
24
運
輸
業
以
外
( 75)
運
輸
業
9
卸・小売業、
飲食、宿泊業
12
貨物運輸業
13
貨物以外
運輸業
17
10
2008年
2
2004年
10
2006年
10
2008年
2
n
2004年
13
2006年
8
6
7
( 89)
建設・設備
工事業
2
9
( 78)
( 83)
19
81
6
32
23
( 47)
( 56)
( 25)
※ 「サービス業、医療、教育等」はサンプル数過少のため割愛
- 36 -
2
0
0
8
年
79
12
18
79
50
11
4
卸・小売業、
1
飲食、宿泊業
貨物運輸業
6
貨物以外
運輸業
5
44
52
(361)
37
( 76)
20
( 93)
(159)
47
33
79
63
(381)
(671)
66
46
(454)
35
72
47
(457)
(830)
36
72
金属機械類
2
製造業
食品繊維類
製造業
18
63
2008年
業
種
別
71
62
( 81)
72
60
2006年
29
73
55
10
( 91)
︶
︶
食品繊維類
製造業
2004年
27
69
18
全
体
︵
︵
2
0
0
8
年
金属機械類
製造業
66
27
2006年
建設・設備
工事業
業
種
別
減 少 すと
る思
う
(%)
2004年
2008年
変
わ
らと
な思
いう
20
(161)
(156)
(146)
50
36
49
44
(111)
( 89)
( 70)
§4 運転手の属性別採用状況
○ 運転手不足の困窮度は全体では3%とわずかではあるが、運輸業では25%の事業所が「困
っている」としている。ただし、2006年調査と比べ11ポイント減少している。→P37
○ 運転手の年齢動向について「高くなっている」は、全体と比較し運輸業では高いという傾
向は続いており、運輸業では高齢運転手が増加傾向にある。→P38
○ 高齢運転手の現在採用状況については、大きな変化はみられないが、今後の採用意向の
比率は低くなっている。→P39
○ 女性運転手の現在採用率はわずかではあるが、2006年調査から減少した。今後の採用意
向比率は、運輸業では現在採用率より高くなっている。→P41
○ 採用のための対応として、高齢者対応としては「運転しやすい車」「安全性の高い車」の
導入、女性対応としては「AT車」「小型車」の導入が多い。→P40∼P41
○ パートタイム運転手の現在採用率は、2006年調査から微減。今後の採用意向はやや上昇。
AT限定免許運転手の現在採用率もわずかに減少ながら、今後の採用意向は現在採用率
より高くなっている。→P42∼P43
1 運転手不足の困窮度
・運転手不足の困窮度で、「困っている」は、3%で2004年のレベルとなっている。
・業種別にみると、運輸業では25%が「困っている」としているが、2006年調査と比較して
11ポイント、2004年調査と比較しても6ポイント下回り、困窮度は低くなっている。
事 業 所
図表1 運転手不足の困窮度
あ困
ま
りて
い
な
い
ま困
っ
っ
どい
ちえ
らな
とい
も
っ
っ
や困
や
て
い
る
っ
非困
常
にて
い
る
たて
くい
な
い
n
(%)
2004年
全
体
運
輸
業
以
外
2006年
125
2008年
2004年
11 4
2008年
69
5 10
0
1 2 11
2006年
23
31
(449)
53
19
23
3 1
0
0
1 11
(453)
68
(393)
71
(379)
32
(357)
55
19
70
(312)
0
運
輸
業
2004年
8
23
2006年
6
30
2008年
5
20
16
20
22
15
- 37 -
34
21
31
( 74)
21
30
( 92)
( 81)
2 運転手の年齢動向
・運転手の平均年齢の動向は、全体では「高くなっている」と回答した割合は38%で
2006年調査と比較し、11ポイント減少している。
・業種別に平均年齢の動向をみると、運輸業以外では「高くなっている」が37%で、
12ポイント減少しているが、運輸業では「高くなっている」が7ポイント増加し、
66%と高い比率となっている。
・実際の平均年齢については、全体では42.7才となり、2006年調査と比較し大きな
差はみられない。
・運輸業では「50才代」が25%で2006年調査と比較して10ポイント増加、また実際
の平均年齢は44.1才と高くなっており、高齢化傾向がみられる。
・現在の最高年齢の平均は56.8才で、運転者全体の平均年齢を約14才上回っている。
図表2 平均年齢の動向
n
運
輸
業
以
外
2004年 4
44
2006年
6
43
2008年
6
2006年
6
2008年
5
運
輸
業
37
38
43
49
54
7 6
(390)
9 6
(374)
7 3 (359)
42
32
2004年
(448)
全
体
8 3 (451)
48
44
13
9 6
41
32
2004年 4
2004年
6
0
才
以
上
5
9
才
n
平
均
才
年
齢
(%)
(%)
全
体
4
9
才
︶
たて
くい
高な
くい
3
9
才
︵
2
9
才
以
下
∼
まな
∼
∼
あな
ま
りて
高い
くな
い
っ
っ
変
わ
ら
な
い
っ
や やな
高
くて
い
る
っ
っ
非 常な
に
高て
くい
る
事 業 所
図表3 運転手の平均年齢
20
7 7
(310)
12
( 74)
17
2008年
21
42
45
24
16
28
42
2006年 6
運
輸
業
以
外
運
輸
業
( 92)
0
4 2 ( 80)
38
6
2004年
平
均
年
齢
34
38
2008年 4
0
2006年
6
43
15 2 (447) <41.5>
35
18 3 (447) <42.3>
38
18 2 (389) <42.7>
33
15 2 (373) <41.5>
2006年 5
38
35
18 3 (355) <42.4>
2008年 4
39
38
17 2 (311) <42.6>
2004年
34
8
46
13
( 74) <41.5>
0
10
2006年
38
37
15
( 92) <40.8>
0
2008年 3
24
48
( 78) <44.1>
25
0
2004年 1 9
全
体
2006年 1 10
2008年 1 6
現
在
の
最
高
齢
運
輸
業
以
外
16
45
19
37
16
33
16
45
2006年 1 10
19
37
17
33
2004年 11 2
運
輸
業
(444) <54.4>
(445) <54.4>
(389) <56.8>
28
33
(371) <54.3>
(353) <54.3>
43
(311) <56.6>
39
( 73) <56.3>
41
( 92) <56.0>
0
8
2006年
0
2008年 1 4
0
- 38 -
48
33
43
2004年 1 9
2008年 1 6
29
16
35
47
48
( 78) <60.4>
3 高齢運転手の採用
・高齢者運転手の採用状況については、「現在採用率」は全体では29%で、2006年調査
と比較して大きな変化はみられない。
・業種別にみると、運輸業での採用率が50%で、運輸業以外と比較し高い比率となっ
ている。
・保有車別にみると、トラック中心事業所の採用率が35%と高い。
・「今後の採用予定率」は全体では14%で、「現在採用率」に比べ低く、また2006年調査
から若干減少している。このことから、今後の高齢者採用を縮小しようという事業
所の意向がうかがわれる。
・高齢運転手採用事業所における65才以上の運転手比率をみると65才以上の運転
手がいる事業所は63%を占める。そのうちの半数以上が構成比「10%以下」となっ
ている。
図表4 高齢運転手採用状況
(「高齢者」の定義付けは行っていない)
事 業 所
図表5 内65才以上運転手比率
3
0
%
4
0
%
∼
∼
2
0
%
∼
1
0
%
∼
∼
n
0
%
今採 現
後用
在
採% の予%
定
用
率
率
︶
現と
在も
・な
今し
後
︵
現今
在後
なは
し実
施
︶
現今
在後
採は
用中
止
︵
現今
在後
採も
用実
施
5
0
%
そ
れ
以
上
n
(%)
(%)
2004年
11
17 3
69
(453) <27.9> <14.2>
全
2006年
体
14
13 2
70
(448) <27.2> <16.7>
2008年
11
18 3
68
(393) <29.0> <13.6>
2004年
10
17 3
69
(378) <27.4> <13.4>
14 12 2
72
(357) <25.9> <15.9>
10
69
(312) <27.8> <12.7>
全体
2
0
0 運輸業
8 以外
年
運輸業
37
34
12
13 4
36
35
10
00
15 4 ( 95)
46
27
25
00
1 1 ( 42)
00
運
輸
業 2006年
以
外
2008年
2004年
18 3
22
16 7
運
輸 2006年
業
29
2008年
26
23
23
︵
︶
建設・設備
14 15 2
2 工事業
業0
種 0 製造業
8 20 7
別8
年 卸・小売業、
11 18 2
飲食、宿泊業
︵
小型中心
3
4
( 75) <37.8> <29.7>
45
( 91) <52.4> <32.3>
47
( 81) <49.6> <30.0>
68
( 89) <29.1> <16.5>
66
(161) <27.4> <14.2>
70
( 47) <28.1> <12.7>
12
17 3
68
(304) <28.8> <14.8>
9
21 2
68
( 89) <29.7> <10.9>
12
23
3
61
(164) <35.3> <15.3>
︶
2
保
0 軽中心
有
0
車
8 トラック中心
別
年
55
バン中心
10 16 3
72
(229) <25.9> <12.9>
- 39 -
(137)
・高齢運転手採用のための課題として、最も多いのは「反応のおとろえなど運転操作面」
で44%となっている。その他には、「荷物の積み下ろしなど荷役作業」「長時間運転など
耐久力で劣る」「勤続期間」の比率が高い。
・採用のための対応としては、「運転しやすい車の導入」が36%で最も多く、次いで「安
全性の高い車の導入」「労働時間の短縮」「AT車の導入」「小型車の導入」の順となってい
る。
事 業 所
図表7 高齢運転手採用のための対応
図表6 高齢運転手採用のための課題
-複数回答0
20
40
高齢者の体型を配慮
した車両が少ない
シート調整機構付
車両は高い
20
小型車の導入
17
16
32
AT車の導入
18
2004年 n=323
2006年 n=364
2008年 n=371
2
0
2
21
安全性の高い車
の導入
14
27
16
運転しやすい車
の導入
46
43
荷物の積み下ろし
など荷役作業
35
35
長時間運転など
耐久力
27
23
乗り心地の良い車
の導入
荷役軽減装置のある
車の導入
10
11
深夜勤務の対応
25
36
8
4
4
2
4
1
23
24
23
労働時間の短縮
7
12
11
11
年金支給との関係
など待遇面
5
5
5
労働時間の
不規則性の改善
30
2004年 n=152
2006年 n=150
2008年 n=148
11
24
23
勤続期間
休日を増やす
4
11
11
人間関係
60 (%)
9
44
3
3
2
2
1
3
40
6
38
37
反応のおとろえなど
運転操作面
小型化やATなど
保有車の対応
-複数回答0
60 (%)
5
福利厚生の充実
8
2
1
6
47
特に何もしていない
26
42
- 40 -
4 女性運転手の採用
・女性運転手の採用状況については、全体では「現在採用率」は7%で、2006年調査に比
べ減少している。
・業種別にみると、運輸業では他と比較し現在採用率が16%と高いものの、2006年調
査からは減少となっている。
・保有車種別にみると、軽中心の事業所が高く、現在採用率が15%となっている。
・「今後の採用予定率」をみると全体では7%で、「現在採用率」との差はなく、2006年調
査から減少している。運輸業では28%で「現在採用率」よりも高く、運輸業での今後
の女性運転手の採用拡大の意向があることがうかがわれる。
・女性運転手採用事業所における女性の運転手比率は、全体では77%が構成比「10%以
下」、運輸業では98%が「10%以下」となっている。
・女性運転手採用のための対応では、「AT車の導入」が57%と最も高く、次いで「小型
車の導入」が35%となっている。
事 業 所
図表10 女性運転手比率
(456) < 7.7> <14.8>
2006年 9 1 8
82
(455) <10.5> <16.9>
2008年 5 2 1
3
0
%
∼
85
2
0
%
∼
全
体
2004年 7 1 8
∼
(%)
∼
n
1
0
%
今採 現
後用
在
採% の予%
定
用
率
率
︶
現と
在も
・な
今し
後
︵
現今
在後
なは
し実
施
︶
現今
在後
採は
用中
止
︵
現今
在後
採も
用実
施
∼
図表8 女性運転手採用の推移
4
0
%
2
0
0
8
年
全体
77
運輸業
以外
74
2004年 7 1 7
86
(380) < 7.3> <13.8>
2006年 9 1 7
83
(362) <10.0> <15.7>
2008年 5 2 1
92
2004年 14 1 19
運
輸
業
2006年
2008年
67
19 1 20
16
61
12
運転しやすい車
の導入
現 在 ・ と
今も
後な
し
89
5
0
0
95
5
5
161
4
0
3
93
4
7
47
6
5
0
89
11
6
304
3
2
2
94
4
4
バン中心
︶
保 軽中心
有
車
別 トラック中心
現 今採 在
後用
採% の予%
用
定
率
率
︵
現 在今
な後
しは
実
施
︶
小型中心
スタイルの良い車
の導入
乗り心地の良い車
の導入
現 在今
採後
用は
中
止
荷役軽減装置のある
車の導入
11
4
0
85
15
12
164
4
3
2
91
7
6
229
6
2
1
92
7
7
休日を増やす
福利厚生の充実
特に何もしていない
- 41 -
-複数回答(%)
60
80
35
53
57
16
12
32
31
28
0
0
0
2
0
63
37
11
4
1
2
11
12
11
1
労働時間の短縮
労働時間の
不規則性の改善
40
16
13
更衣室やロッカー
の確保
トイレの確保
89
20
小型車の導入
( 93) <19.2> <38.3>
︵
業
種 製造業
別
卸・小売業、
飲食、宿泊業
0
2 (16)
98
0
安全性の高い車
の導入
現 在今
採後
用も
実
施
n
0
5 (23)
20
0 00 0
( 76) <14.5> <32.7>
図表9 業種別女性運転手採用状況
BD
0
0
AT車の導入
0
建設・
設備工事業
4 (39)
1
運輸業
(312) < 6.9> < 5.3>
( 81) <15.9> <27.7>
72
カテゴリー
(%)
1 18
(393) < 7.3> < 6.5>
91
n
(%)
図表11 女性運転手採用のための対応
運
輸
業
以
外
そ
れ
以
上
5
0
%
7
4
5
20
19
10
20
11
2004年 n=84
2006年 n=82
2008年 n=49
3
3
3
11
8
9
23
32
28
5 パートタイム運転手・AT限定免許運転手の採用
(1)パートタイム運転手の採用状況、採用理由、採用のための対応
・パートタイム運転手採用状況について、「現在採用率」は3%で減少傾向がみられる。
・「今後の採用予定率」では7%で、「現在採用率」より高く、パートタイム運転手の採
用の比率は低いものの、今後は若干の拡大意向があることがうかがわれる。
・採用のための対応では、「安全性の高い車の導入」が18%で最も多く、次いで「小型
車の導入」「AT車の導入」の順となっている。
事 業 所
図表12 パートタイム運転手採用状況
運
輸
業
業
種
別
保
有
車
別
現 在 ・ と
今も
後な
し
現 在
採%
用
率
今採 後用
の予%
定
率
0
︶
運
輸
業
以
外
現 在今
な後
しは
実
施
-複数回答(%)
60
80
︵
全
体
n
現 在今
採後
用は
中
止
︶
BD
現 在今
採後
用も
実
施
︵
カテゴリー
(%)
図表13 パートタイム運転手採用のための対応
20
13
4
小型車の導入
2004年
451
9
2
2
88
11
11
2006年
449
8
1
2
89
9
10
2008年
393
3
0
4
93
3
7
2004年
377
8
2
2
89
10
10
2006年
357
7
1
2
90
8
9
2008年
312
2
0
4
93
3
6
2004年
74
21
0
9
70
21
30
2006年
92
24
3
0
72
27
25
2008年
81
21
0
2
77
21
23
建設・設備
工事業
89
0
2
0
98
2
0
製造業
161
5
0
5
90
5
10
卸・小売業、
飲食、宿泊業
47
2
0
7
91
2
9
小型中心
304
2
0
4
94
2
6
軽中心
89
5
1
4
90
7
9
トラック中心
164
5
1
7
87
6
12
バン中心
229
2
0
3
95
2
5
- 42 -
40
17
21
34
AT車の導入
16
7
安全性の高い車
の導入
16
18
20
運転しやすい車
の導入
乗り心地の良い車
の導入
荷役軽減装置のある
車の導入
35
7
3
0
0
0
2004年 n=63
2006年 n=69
2008年 n=36
1
0
67
特に何もしていない
47
59
(2)AT限定免許運転手の採用
・AT限定免許運転手の採用状況については、「現在採用率」は17%で2006年調査より
減少している。
ただし、「今後の採用予定率」は28%で、「現在採用率」より高く、AT限定免許運転
手の採用拡大の意向があることがうかがわれる。
事 業 所
図表14 AT運転手の採用状況
n
現
在
採%
用
率
今採
後用%
の予
定
率
(446)
<12.0>
<19.8>
(444)
<20.9>
<33.9>
︶
現と
在も
・な
今し
後
︵
現今
在後
なは
し実
施
︶
現今
在後
採は
用中
止
︵
現今
在後
採も
用実
施
(%)
2004年
︵
︶
2
業0
種0
別8
年
︵
79
2006年
17 4 17
2008年
14 2 13
70
(393)
<16.6>
<27.5>
運輸業以外
15 2 14
69
(312)
<17.3>
<28.4>
( 81)
< 4.7>
<12.4>
(304)
<13.4>
<25.7>
( 89)
<24.2>
<31.6>
(164)
< 9.4>
<17.5>
(229)
<20.2>
<32.4>
運輸業
4 8
小型中心
0
11 2 14
軽中心
トラック中心
21
62
87
72
3 11
81 9
65
82
︶
2
保
0
有
0
車
8
別
年
10 2 9
バン中心
17 3 15
64
- 43 -
§5 大気環境改善などに対する意識
○ 環境問題に対する考え方では、「アイドリングをやめる」「燃費効率の良い経済速度で走る」
があてはまる事業所が7割以上ある。また「CO2排出による地球温暖化」「NOxやPM排
出による大気への影響」に対して「非常に関心がある」事業所が3割を超えて、排出ガスに
よる地球温暖化、大気への影響に対しての関心度は高まってきていることがうかがわれる。
→P44∼P45
○ 「自動車の材料・部品リサイクル」に対しても「非常に関心がある」は2割を超え、2006年
調査に比べ関心は高まっている。→P45
○ トラック・バンのクリーンエネルギー車について、「現在使用している」が2006年調査から
減少し29%となったが、「今後使用したい」も含めた使用意向は7割近くある。
大気環境改善などについての対策経費の負担感はやや薄らいでいることがうかがえるが、
運輸業の負担感は他業種に比べると大きい。→P46
○ 「自動車NOx・PM法」について、「すでに影響があった」「今後影響がある」の合計比率は
38%で、2006年調査を上回った。特に軽中心より小型中心の事業所での影響度が大きくなっ
ている。また、ディーゼル車保有事業所の影響度も大きくなっている。→P47∼P48
○ 「自動車NOx・PM法」への対応として、「規制に適合したディーゼル車に買い替え」「規制
に適合したガソリン車に買い替え」の比率がそれぞれ3割台で高い。運輸業では「規制に適
合したディーゼル車に買い替え」の比率が68%に達する。→P50
1 大気環境改善などに対する意識
(1)環境問題に関する考え方や行動
・トラック・バンが関わる大気環境改善などに関する考え方や行動について、「アイドリ
ングをやめる」「燃費効率の良い経済速度で走る」「低燃費の車両を選ぶ(資源節約)」「排
ガスの少ないクリーンな車両を選ぶ」の比率が高い。
「耐久性があり長く乗れる車両を選ぶ」も全体で約6割、運輸業で約7割と高い。
事 業 所
図表1 環境問題に対する考え方
全 体
0
50
排ガスの少ない
クリーンな車両を選ぶ
0
(%)
100
50
運 輸 業
0
71
74
60
70
74
66
34
35
34
35
42
39
77
78
79
74
76
75
燃費効率の良い
経済速度で走る
74
77
77
78
74
76
75
37
86
88
85
84
91
11
39
29
29
38
*耐久性があり
長く乗れる車両を選ぶ
2004年
29
35
38
61
61
2006年
2008年
71
注)数値は「あてはまる」+「まああてはまる」の比率
*は2008年の追加項目
- 44 -
(%)
100
50
74
69
67
67
68
62
35
35
35
アイドリングを
やめる
保有台数・使用回数
を少なくする
運輸業以外
74
69
66
67
68
62
低燃費の車両を選ぶ
(資源節約)
リサイクル材料を
使用した車両を選ぶ
(%)
100
- 複数回答 -
(2)大気環境改善などに対する関心度と情報入手経路
・「CO2排出による地球温暖化」「NOxやPM排出による大気への影響」に対して「非常に
関心がある」事業所が初めて3割を超え、大気環境改善などに対する関心度は高まって
いることがうかがえる。
・一方、「自動車の材料・部品リサイクル」に対しても「非常に関心がある」事業所が23%
に達し、2006年調査時に比べ関心度は高まっている。
・大気環境改善などに関する情報の入手経路は、全体では「新聞・雑誌を見て」「テレビや
ラジオを通して」の比率が高い。
運輸業では「業界団体等からの告知・案内」「関係省庁のパンフレットで」の比率が高い。
事 業 所
図表2 CO2排出による地球温暖化
問題に対する関心度
あ関
ま心
りが
な
い
ま関
心
たが
くな
い
よわ
くか
ら
な
い
非関
常心
にが
あ
る
n
(%)
あ関
ま心
りが
な
い
ま関
心
たが
くな
い
よわ
くか
ら
な
い
2004年
25
2006年
23
60
8 25
(455)
2004年
26
60
12 3 2
(452)
2006年
23
46
18
4
(393)
2008年
60
0
11 4 2
(361)
46
18
4
(312)
0
15 6
( 91)
0
14 6
( 81)
31
運 2006年
輸
以
外 2008年
23
運 2006年
輸
業 2008年
24
31
56
36
43
業
種
別
56
31
22
827
(454)
58
13 3 3
(452)
45
19
5
(393)
0
13 4 3
(361)
運
輸
以
外
2006年
58
2008年
31
45
19
5
(312)
運
輸
業
2006年
27
52
0
15 6
( 91)
0
14 6
( 81)
40
2008年
39
0
0
図表4 自動車の材料・部品
リサイクル対する関心度
や関
や心
が
あ
る
あ関
ま心
りが
な
い
ま関
心
たが
くな
い
よわ
くか
ら
な
い
っ
非関
常心
にが
あ
る
図表5 大気環境改善などに関する情報入手経路
-3つまで回答(%)
n
80
68
全体 n=389
57
60
(%)
44
2004年
12
48
28
38
(456)
2006年
12
48
28
6 7
(452)
40
26
18
20
2008年
23
40
21
5 11
(393)
14
6
1
4
0
23
16
27
40
43
29
40
6 7
(361)
20
5 12
(312)
32
36
( 91)
7
( 81)
24
0
カテゴリー
(%)
B D
n
担
当
者セ
・
ル
ス
マ
ン
か
ら
テ
レ
ビ
やラ
ジ
オ
を
通
じ
て
新
聞
・
雑
誌
を
見
て
イ
ン
タ
ト
を通
じ
て
業
界
団
体
な
ど告
か知
ら ・
の案
内
本 社 ・ 他 支 店 か ら の情
報
同
業
他取
社引
や先
か
ら
の
情
報
ネ
関
係
省
庁パ
のン
フ
レ
地広
方報
自や
治パ
体ン
のフ
レ
ト
で
ト
で
ッ
2008年
48
ッ
運
輸
業
2006年
2008年
12
ッ
2006年
ー
運
輸
以
外
ー
業
種
別
n
(%)
2008年
業
種
別
や関
や心
が
あ
る
っ
や関
や心
が
あ
る
っ
非関
常心
にが
あ
る
図表3 NOxやPM排出による大気
への影響に対する関心度
運輸業以外
310
44
57
69
26
16
1
13
5
4
運 輸 業
79
46
48
45
29
48
1
19
24
3
- 45 -
(3)大気環境改善などに対する意識
・トラック・バンのクリーンエネルギー車の現在の使用状況及び使用意向をみると、「現
在使用している」が29%と前回に比べ減少しているものの、「今後は使用したい」は39%
でわずかに増加している。
運輸業をみると、クリーンエネルギー車の現在の使用率は約5割を占める。
・現在実施中の大気環境改善などについての対策は、「CO2低排出ガス車の購入」「NOx・PM
低排出ガス車の購入」「低燃費車の購入」の実施率が高い。
・今後実施したい大気環境改善などについての対策は、「低燃費車の購入」が39%で最も
高い。
「リサイクル部品使用車の購入」は現在実施率が7%と低いものの、今後実施したいと
考えている事業所は3割を超えている。
(4)大気環境改善などについての対策に関わる経費の負担感
・大気環境改善などについて、「非常に負担を感じる」「やや負担を感じる」とする事業所
は、36%で、2006年調査より減少した。
・運輸業では、「非常に負担を感じる」は36%、「やや負担を感じる」「負担感じるが仕方
ない」を合わせると8割以上が負担を感じている。
事 業 所
図表6 トラック・バンのクリーン
エネルギー車使用及び使用意向
現
在し
使て
用い
る
今使
後用
はし
た
い
使意
用向
すは
るな
い
ど
ちい
らえ
とな
もい
図表8 大気環境改善などについての
対策経費の負担感
n
(%)
や やを
負感
担じ
る
負が
担仕
感方
じな
るい
あを
ま感
りじ
負な
担い
全を
く感
負じ
担な
い
12
29
44
13 2
(454)
40
14 4
(445)
n
(%)
26
2004年
非 常を
に感
負じ
担る
43
36
2006年
2008年
運輸業以外
業
種
別 運 輸 業
9
22
(454)
2004年
5
23
(449)
2006年
10
32
37
29
39
6
26
(391)
2008年
12
24
34
23
8
(392)
28
39
5
27
(310)
運輸以外
業
種
別 運輸業
11
24
34
24
8
(311)
11 8
( 81)
48
22
10
19
( 81)
36
23
23
図表7 大気環境改善などについての対策(現在実施の対策と今後実施したい対策)
-複数回答-
全 体
0
20
24
NOx・PM低排出ガス車
の購入
23
20
35
43
18
6
11
33
19
18
現在 n=386
今後 n=390
29
39
0
現在 n=307
今後 n=310
0
10
- 46 -
60
21
33
39
(%)
40
21
19
10
20
33
32
0
60 0
23
7
0
運 輸 業
(%)
40
32
低燃費車の購入
現在も今後も
特に考えていない
60 0
32
リサイクル部品
使用車の購入
その他
(%)
40
CO2低排出ガス車
の購入
運輸業以外
28
2
現在 n=79
今後 n=80
0
14
2 「自動車NOx・PM法」の影響
(1)「自動車NOx・PM法」の影響度
・「自動車NOx・PM法」の影響を全国レベルでみると、「すでに影響があった」「今後影
響があると思われる」合わせて全体で38%が影響があるとしている。
・「自動車NOx・PM法」の影響がすでにある、又は今後影響があると思うという意見
を保有車種別でみると、軽中心より小型中心の事業所での影響度が大きくなっている。
・業種別にみると、運輸業では「すでに影響があった」が18%と他の業種よりも高い。
また建設業では「今後影響があると思われる」が4割を超え、「すでに影響があった」
を合わせ、影響度が最も高い。
・地域別にみると、実施対象地域が含まれる関東・東海・近畿とその他の地域では大き
な差はみられない。
ユーザー
図表9 「自動車NOx・PM法」の影響
今影
後響
とは
もな
い
す
でが
にあ
影
響た
n
(%)
全
体
保
有
車
種
・
保
有
規
模
別
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
っ
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
っ
す
でが
にあ
影
響た
今影
後響
とは
もな
い
n
(%)
2004年
6
32
2006年
4
2008年
5
小型中心
9
36
55
(1318)
トラック
タイプ中心
10
35
54
( 934)
大規模
14
中規模
9
小規模
12
バン
タイプ中心
6
大規模
3
18
78
33
62
41
34
45
57
36
37
35
9
中規模
63
52
56
62
40
50
(1810)
農林水産業
4
(1809)
建設業
6
(1845)
製造業
3
36
60
(190)
卸・小売業、
5
飲食店・宿泊業
35
60
(438)
サービス業、
医療・福祉等
34
62
(190)
運輸業
18
( 487)
その他
14
( 206)
勤労世帯
( 384)
( 76)
( 171)
4
軽中心
2
30
68
( 527)
トラック
タイプ中心
2
30
68
( 258)
バン
タイプ中心
1
30
68
( 269)
62
4
( 137)
- 47 -
地
域
別
2
67
43
( 241)
小規模
33
業
種
別
29
51
29
32
22
(131)
(309)
53
(220)
54
(102)
75
(207)
関東・東海
・近畿
7
30
63
(907)
その他
4
35
61
(938)
・トラック・バン保有事業所での「自動車NOx・PM法」の影響度を業種別にみると、
運輸業で最も影響が強く、「すでに影響があった」が55%となっている。その他の業種
では、建設・設備工事業、金属機械類製造業がともに24%と高く、ディーゼル車保有
比率の高い業種で影響がみられる。
・保有形態別にみると、規制対象となるディーゼル車を保有する事業所では、「すでに影
響があった」と「今後影響があると思われる」を合わせて、7割近い事業所で影響がある
としている。
また、小型車保有中心、トラック保有中心の事業所で影響度が高い。
・保有規模別では、「6台以上」の事業所では約5割と影響度が高い。
トラック・バン保有事業所
事 業 所
図表10 詳細業種別
「自動車NOx・PM法」の影響度
れあ今
るる後
と影
思響
わが
っ
がす
あで
に
た影
響
(%)
建設・設備
工事業
24
金属機械類
製造業
業
種
別
卸・小売業、
飲食、宿泊業
28
24
食品繊維類
製造業
響今
は後
なと
いも
影
48
18
16
27
9
19
保
有
58
(78)
57
(83)
16
30
非
保
有
n
(%)
建設・設備
工事業
(88)
72
55
運輸業
図表11 トラック・バン保有事業所の
ディーゼル車保有比率
業
種
別
28
n
72
(89)
金属機械類
製造業
25
75
(78)
食品繊維類
製造業
23
77
(83)
(46)
卸・小売業、
飲食、宿泊業
(81)
運輸業
17
83
(47)
64
36
(81)
図表12 トラック・バン保有形態別「自動車NOx・PM法」の影響度
(%)
ディーゼル車
保有
ディーゼル車
非保有
保
有
形
態
別
今影
後響
とは
もな
い
す
でが
にあ
影
響た
n
っ
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
っ
す
でが
にあ
影
響た
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
今影
後響
とは
もな
い
(%)
39
10
小型中心
29
20
20
32
70
24
(123)
(268)
56
(304)
保
有
規
模
別
22
6台以上
2∼5台
16
1台のみ
16
27
51
19
65
84
0
軽中心
6
17
31
トラック中心
バン中心
n
9
20
77
25
( 87)
44
71
(164)
(227)
- 48 -
*サンプル数過少のため、参考値
(222)
(145)
(*24)
(2)ディーゼルトラック・バン保有事業所における「自動車NOx・PM法」の影響度
・ディーゼルトラック・バン保有事業所全体では、「自動車NOx・PM法」の影響が既に
あった事業所の比率は2006年調査より9ポイント減少している一方、「今後影響がある
と思われる」は13ポイント増加し、影響度は前回調査より高くなっている。
・業種別にみると、運輸業以外で「今後影響があると思われる」が3割を超えている。
ディーゼルトラック・バン保有事業所
事 業 所
図表13 「自動車NOx・PM法」の影響度
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
38
40
っ
す
でが
にあ
影
響た
今影
後響
とは
もな
い
n
(%)
2004年
全
体
2008年
業
種
別
運
輸
業
以
外
48
2006年
2004年
2006年
2008年
16
39
33
44
34
40
33
78
- 49 -
7
9
(132)
( 88)
( 71)
33
86
64
(123)
24
17
(182)
(136)
32
43
2006年
2008年
37
29
2004年
運
輸
業
22
12 3
( 50)
15
( 48)
26
( 52)
(3)「自動車NOx・PM法」への対応
・「自動車NOx・PM法」への対応は、全体では「規制に適合したディーゼル車に買い替
え」の比率が39%と最も高く、次いで「規制に適合したガソリン車に買い替え」が33%と
高くなる。
・業種別にみると、運輸業以外では「規制に適合したディーゼル車に買い替え」「規制に適
合したガソリン車に買い替え」がともに36%となっている。
運輸業は「規制に適合したディーゼル車に買い替え」の比率が68%と最も高い。
ディーゼルトラック・バン保有で「NOx・PM法」の影響が「すでにある」+「今後あると思われる」事業所
事 業 所
図表14
「自動車NOx・PM法」への対応
-複数回答-
業
種
別
運
輸
業
規 制 に 適 合C
しN
たG
新車
車に
の買
い
替
え
* 規ハ
制イ
にブ
適リ
合
し ド
た車
新に
車買
のい
替
え
規 制 に 適 合 し中
た古
車
に
買
い
替
え
*
リ
N
O
X
削
除
装
置
の
取
り
つ
け
ー
n
運
輸
業
以
外
規 制 に 適 合L
し P
たG
新車
車に
の買
い
替
え
ッ
B D
全
体
規 制 に 適ガ
合ソ
しリ
たン
新車
車に
の買
い
替
え
ィー
カテゴリー
(%)
規 制 にデ
適
合
しゼ
たル
新車
車に
の買
い
替
え
ス
車
の
導
入
P
M
低
減
装
置
の
取
り
付
け
猶
予
期
間
が
過
ぎ
た
車
を
廃
車
*
保
有
台
数
の
削
減
* 登 録 本 拠営
地業
やエ
リ
ア
の
見
直
し
* 運 送 業 務 の 委 託 や傭
車
の
促
進
わ
か
ら
な
い
2004年
149
45
38
1
2
2
8
11
12
14
18
8
2
2
5
2006年
190
31
54
2
2
2
3
15
8
8
5
2
1
1
7
2008年
178
39
33
0
0
10
4
20
11
8
20
14
1
12
10
2004年
104
39
41
0
0
2
9
12
9
10
16
7
0
1
5
2006年
134
28
57
2
1
2
3
16
6
6
3
1
0
1
7
2008年
124
36
36
0
0
11
3
21
9
7
19
14
1
12
10
2004年
45
83
15
8
19
2
0
7
34
43
32
16
12
10
5
2006年
56
63
19
6
9
7
1
6
31
29
19
10
12
1
3
2008年
54
68
5
0
3
5
8
18
26
20
29
17
2
8
8
*は2004年以降の新設カテゴリー
図表15 グリーン経営認証の取得状況
す取
で得
に済
み
取 得予
の定
知 予
て定
るな
がし
っ
(4)グリーン経営認証の取得状況
・運輸業での「すでに取得済み」は13%、
「取得の予定」と合わせると約3割とな
る。
従業員規模が大きくなるほど「すでに取
得済み」の比率は高い。
・一方、「知っているが予定なし」が全体で
5割近くとなっている。
従業員規模が小さくなるほど比率が高く
なっている。
よわ
くか
ら
な
い
n
25
(163)
(%)
運輸業全体
従
業
員
規
模
別
- 50 -
13
27
100人以上
50∼99人
49人以下
15
18
11
47
8
10
16
33
44
48
31
( 51)
28
( 50)
24
( 62)
§6 免許制度改正の影響
○ 昨年度改正された新免許制度に関する2∼3.5トントラック保有事業所の認知率は、「内容
も含め、知っている」が27%と2006年調査の14%から大きく増加。特に運輸業では2006年調
査より20ポイント上昇し、77%に達している。→P51
○ ただし、中型免許新設に「対応が必要だった」とする事業所は1%にすぎない。→P51
○ 2∼3.5トントラック保有の運輸業では大型免許所持者の採用率は57%、中型免許所持者
は43%で、事業所全体に比べ高い。今後の中型免許所持者の採用意向についても、運輸業
では70%と高く、中型免許所持者の採用拡大の可能性がうかがわれる。→P52
新免許制度
(1)中型免許新設の認知
・中型免許新設の認知率は輸送活動に影響があると
考えられる2∼3.5トンのトラックを保有する事
業所をみると、「内容も含め知っている」が大きく
上昇し、特に運輸業では77%に達している。
道路交通法の一部改正により、
2007年6月から中型免許が新設された。
∼新免許制度の区分∼
自動車の
区分の基準
種類
(2)中型免許新設への対応の必要性と対策
・中型免許新設への対応を必要だったとする事業所は、
2∼3.5トンのトラック保有事業所全体で1%、運
輸業で7%にとどまる。
車両総重量 最大積載量
改 大型自動車
正
前 普通自動車
8トン以上
5トン以上
8トン未満
5トン未満
大型自動車
11トン以上
6.5トン以上
改 中型自動車
正
後
5トン以上
3トン以上
11トン未満
6.5トン未満
普通自動車
5トン未満
3トン未満
※改正前の大型免許・普通免許所持者は
改正前と同じ範囲の自動車が運転できる。
事 業 所
図表1 中型免許新設の認知
n
(%)
30
60
16
2008年
43
30
2004年 13
∼
ッ
3.5
t
ト
ラ
ク
保
有
2008年
60
27
運
輸 2006年
業
2008年
34
48
25
25
69
2
0
0
8
年
(390)
た
た
n
22
50
52
28
39
57
77
99
(122)
運輸以外
100
( 80)
93
( 42)
(122)
図表3 中型免許新設への対策(実施済)
(今後必要)
( 80)
6 ( 55)
22
2∼3.5t
1
トラック保有
*実施済のみ限定
9 ( 51)
37
(393)
(147)
( 92)
38
99
0
運 輸 業 7
(101)
55
1
(152)
カテゴリー
(%)
運
輸
以 2006年 7
外
2004年
35
53
全 体
(451)
42
27
2004年 6
2008年
(453)
36
保
有
全 2006年 14
体
2
対必 応要な
のはか
(%)
2004年 10
全
2006年
体
対必
応要
がだ
っ
っ
知
ら
な
い
っ
改い 定るわ
はがか
知内ら
容な
てはい
っ
内 容知
も
含て
めい
る
図表2 中型免許新設への対応の必要性
B D
中
型
免
許
取
得
を
促
進
中 型 免 許 取雇
得用
者を
の促
進
新 普 通ク
免ラ
許ス
にの
合購
う入
促
進
中 型 免ク
許ラ
にス
合の
う購
入
促
進
運
送
業
務
自
体
を
減
ら
す
普 通 免 許 取雇
得用
者を
の削
減
現 在 の 免 許車
に両
合を
わ小
せ型
化
-複数回答現 在 の 免 許車
に両
合を
わ大
せ型
化
運 送 業委
務託
のを
増
や
す
少 量 多運
頻送
度形
輸態
送を
等変
更
そ
の
他
n
実施済
*13
26
25
35
16
11
1
1
1
1
10
29
今後必要
391
3
6
6
4
2
1
3
1
4
2
2
*サンプル数過少のため、参考値
1 ( 42)
- 51 -
対
応
の
必
要
は
な
い
80
(3)現行の大型免許所持者と免許制度改正後の採用意向
・2∼3.5トンのトラックを保有する事業所では、現行の大型免許所持者の採用
率が保有事業所全体では27%で2006年調査に比べ減っている。運輸業での採用率
は57%で、やはり減少傾向にある。
(4)現行の中型免許所持者と免許制度改正後の採用意向
・中型免許採用率は、2∼3.5トンのトラックを保有する事業所では20%、運輸
業での採用率は43%となっている。運輸業では、「現在なし、今後は実施」が32%
と高くなっている。
・2004年調査時は新免許制度施行の3年前、2006年調査時は施行直前、そして今回
は施行直後という、3時点における事業所の中型免許採用の意識を探ってみた。
施行3年前→施行直前と採用意向比率は上昇しているが、施行直後の実際の採用
率は、直前の採用意向比率に比べ低くなっており、今後の採用意向の比率も高く
はない。ただし、運輸業の今後の採用意向は70%と高く、今後の中型免許所持者
の採用の拡大の可能性がうかがわれる。
事 業 所
図表6 中型免許所持者
採用状況・採用意向の推移
図表4 大型免許所持者採用状況
全
体
∼
2 ト
ラ
3.5
t ク
保
有
n
現 在今
採後
用は
中
止
現 在今
な後
しは
実
施
現
在
・
今
後
と
も
な
し
採
用
率
あ
り
n
%
2004年
448
6
13
3
77
19
2006年
443
10
10
2
78
20
2008年
392
4
8
2
86
12
2004年
149
11
23
6
60
34
2006年
144
27
12
0
61
39
2008年
122
12
15
4
69
27
2004年
99
8
21
7
65
29
2006年
89
24
9
0
67
33
2008年
80
8
16
4
72
24
2004年
50
35
32
0
33
67
2006年
55
48
31
1
20
79
2008年
81
50
8
1
42
57
(%)
採
用
意
全 向
体 2
0
0
8
年
ッ
運
輸
以
外
運
輸
業
2004年
2006年
と
も
な
し
採
用
率
%
全 体
392
8
5
5
83
13
2∼3.5t
トラック保有
122
12
8
10
70
20
運輸以外
80
9
8
8
75
17
運輸業
42
38
5
32
25
43
81
(440)
(392)
採用意向
12
88
(392)
採 2004年
用
保 意
2006年
有 向
全
体 2 採用状況
0
0
8 採用意向
年
採 2004年
用
3.5
意
t 運 向 2006年
ト 輸
ラ 以 2
外 0 採用状況
ク
0
保
8 採用意向
有
年
採 2004年
用
意
運 向 2006年
輸
業 2
0 採用状況
0
8 採用意向
年
- 52 -
19
(446)
87
ッ
現
在
・
今
後
︶
現 在今
な後
しは
実
施
︵
BD
現 在今
採後
用は
中
止
88
13
∼
図表5 中型免許所持者採用状況
12
採用状況
2
現 カテゴリー 在 今
採後
(%)
用も
実
施
n
な
し
︶
BD
現 在今
採後
用も
実
施
︵
カテゴリー
(%)
25
75
38
(148)
62
(144)
20
80
(122)
22
78
(122)
21
79
( 99)
36
( 90)
64
17
83
( 80)
17
83
( 80)
50
50
( 49)
51
49
( 54)
43
57
70
( 42)
30
( 42)
§7 農家におけるトラック・バンの動向
○ 農家数は漸減傾向にあり、特に第二種兼業農家数が減少している。→P53
○ 農業トラック・バンユーザーは「60才以上」が57%を占めており、高齢者比率が高い。また、
用途については、「仕事・私用兼用」の比率が高まっている。→P55
○ 農業の継続については「規模を縮小して継続」が28%で2006年調査より増加している。また、
農業の後継者が「いる」は18%に留まり、「いない」が45%で2006年調査より増加している。
→P56
○ 今後のトラック・バン保有台数は「変わらない」が87%ながら、2006年調査より減少。
また、同じ車種を使用し続ける意向は93%と高い。継続して使用する理由としては、「細い
道など道路条件の関係」「燃料代、税金など維持費の関係」「積載量がちょうど良い」「サイズが
ちょうどよい」「使い慣れている」が5割前後に達する。→P56∼P57
(1)農家の現状
・農家数の推移をみると、販売農家数が減少傾向にあり、総農家数の減少につながっている。
販売農家の中では、第二種兼業農家の減少傾向が続いている。
図表1 農家数の推移
(千世帯)
自給的農家
販売農家
3,000
783
781
779
776
773
885
770
2,000
1,000
2,337
2,291
2,249
2,205
2,161
1,963
2004年
2005年
1,813
1,881
1,750
0
2000年
2001年
2002年
2003年
2006年
2007年
2008年
2006・2007年は自給的農家の調査せず
図表2 販売農家の形態
0
1,000
2,000
図表3 販売農家の同居後継者の有無
3,000
(千世帯)
0
凡 例 専業農家
第一種兼業農家
449
386
1996年
436
454
1998年
434
382
2000年
426
350
1,561
2,337
2001年
433
319
1,539
2,291
2002年
439
300
1,509
2,248
2003年
443
289
1,474
2,206
2004年
441
282
1,439
2,162
2005年
443
308
2006年
433
206
1,192
1,831
2007年
431
253
1,128
1,812
1,951
2,607
1,717
販売農家
自給的農家
専業農家
兼業農家
第1種兼業農家
第2種兼業農家
1995年
2,522
1,706
【農家の定義】
農家
凡 例 2,786
1994年
1,212
1,000
2,000
第二種兼業農家
同居後継者あり
3,000 (千世帯)
同居後継者なし
1,512
2,651
1,139
2000年
1,230
1,107
2,337
2001年
1,288
1,004
2,292
2002年
1,230
2003年
1,181
1,024
2004年
1,144
1,018
1,019
2,249
2,205
2,162
1,963
農林水産省「農業構造動態調査」<各年1月1日現在(1990年のみ2月1日現在)>
農家数の推移2005年は「2005年農林業センサス(2005年2月1日現在)」の値
: 経営耕地面積が10a以上の農業を営む世帯又は、
経営耕地面積が10a未満でも過去1年間の農産物販売金額が15万円以上あった世帯。
: 経営耕地面積が30a以上又は、農産物販売金額が50万円以上の農家。
: 経営耕地面積が30a未満かつ、農産物販売金額が50万円未満の農家。
: 世帯員のうちに兼業従事者(過去1年間に30日以上雇用兼業に従事した者又は、
過去1年間に販売金額が15万円以上ある自営兼業に従事した者)が1人もいない農家。
: 世帯員のうちに兼業従事者が1人以上いる農家。
: 農業所得を主とする兼業農家。
: 農業所得を従とする兼業農家。
- 53 -
(2)農家世帯の属性
・トラック・バン保有農家の形態をみると、農業全体では「専業農家」が48%、「兼業農家」
が52%となっている。兼業農家では第二種兼業が多い。
・「専業農家」の比率は、年齢別では65歳以上、車種別では「小型」ユーザーで高くなってい
る。(サンプル数が少ないため参考)
・経営形態をみると、「個人経営」の比率が大部分を占め、「法人経営」は農業全体で2%に
留まる。
ユーザー
図表5 農業の経営形態
図表4 調査対象者のプロフィール
専
業
農
家
第 一兼
種業
農
家
第 二兼
種業
農
家
そ
の
他
n
(%)
農
業
調
査 対車
象種
別
そ
の
他
n
(%)
2004年
43
2006年
44
8
48
(115)
2006年
農
業 2008年
0
17
39
( 87)
97
13
( 84)
98
0
2
(110)
95
00
( 63)
4
0
2008年
主 運 転年
者齢
別
法人経営
有
合合相
限
名資互
会
・・会
社
社
個
人
経
営
48
13
(116)
39
専業農家
形
態
別 兼業農家
0
41
64歳以下
17
42
( 69)
00
100
( 45)
0
65歳以上
58
小型合計
57
軽 合計
8
34
0
17 2
24
47
12
0
00
( 47)
41
( 42)
( 74)
0
44
軽トラック
13
44
( 60)
0
(3)保有車種
・農業は農業以外の事業所に比べ、「軽トラック」の保有率が90%と非常に高い。
ユーザー
図表6 保有車の車種
-複数回答小型トラック・バン 計
1
ト
ン
未
満
ボ
ン
ネ
キ
ト
ブ
バ
ン
ボ
ン
バ
ン
軽
ト
ラ
ク
軽
キ
ャ
1
ト
ン
ク
ラ
ス
ッ
3.5
ト
ン
1.5
ト
ン
ク
ラ
ス
ャ
農以
業外
1*
n
2
軽トラック・バン 計
ッ
農
業
ッ
ッ
ク
計
ク
B D
ト
ラ
∼
カテゴリー
(%)
普
通
ト
ラ
ブ
バ
ン
軽
ボ
ン
バ
ン
2006年
87
3
18
11
2
3
2
0
1
3
84
9
5
2008年
116
2
17
8
4
2
2
0
1
1
90
12
2
2006年
1467
10
45
30
6
5
4
1
13
13
39
22
10
2008年
1468
14
45
30
7
4
4
1
13
14
39
28
9
*:「農業以外」については「勤労世帯」を除く
- 54 -
(4)農業トラック・バンユーザー属性
・農業トラック・バンの主運転者は「既婚男性」が中心で、「60才以上」が57%を占める。
平均年齢は60才を超え、農業以外の事業所に比べ、平均年齢が10才以上高くなっている。
・「70才以上」の高齢比率をみると、農業の形態別では「専業農家」、調査対象車別では「軽ト
ラック」で高くなっている。
ユーザー
図表7 主運転者の性・未既婚
n
(%)
2004年
農
業
2006年
8
75
9
1 16
74
5
2008年
農業以外*
形
態
別
15
( 86)
4 18
9 ( 114)
2008年
4 17
0
1 8 (1395)
76
専業農家
3
88
兼業農家
7
85
小型合計
8
軽 合計
4
2008年
農業以外*
9 ( 64)
4 ( 41)
0
10 ( 73)
0
軽トラック 5
7 ( 59)
88
32
平
均
才
年
齢
n
27
32
30
22
24
15
27
17 4 (1455) (48.1)
43
( 66) (61.7)
32
40
( 116) (60.8)
34
25
18
( 122) (60.0)
15 ( 87) (58.0)
23
29
農 調
15
査 小型合計
業 対
象 軽 合 計 2 14
車
種
別 軽トラック 2 13
0
88
19
形 専業農家 3 21
態
別
兼業農家 4 13
9 ( 48)
86
14
2004年
農
2006年
業
17
86
8
( 119)
0
農
調
業 査
対
象
車
種
別
7
0
才
以
上
(%)
0
2008年
4 5 6 0
0
0
4
5
6
9
9
9
才
才
才
︶
3
9
才
以
下
︵
女
性
既
婚
∼
女
性
未
婚
∼
男
性
既
婚
∼
男
性
未
婚
図表8 主運転者の年齢
10
( 48) (59.8)
23
23
12 ( 42) (52.1)
23
23
37
( 74) (61.9)
23
23
38
( 60) (62.3)
0
ユーザー
図表9 使用パターン
仕
事
専
用
(5)農業トラック・バンの使用実態
・農業トラック・バンの主要な用途は「田畑
への往復」であるが、農業ユーザーはトラ
ック・バンを私用用途にも使用する比率
が農業以外の事業所に比べ高く、その傾向
は高まっている。
・農業トラック・バンの私用用途としては
「日用品の買い物(食料品・雑貨等)」の比
率が42%と最も高い。
仕 事 ・ 私兼
用用
私
用
専
用
(%)
57
2006年
農
業
2008年
42
44
農 2006年
業
以
外 2008年
*
77
25
(1469)
3
(1466)
日
用食
品料
の品
買・
物雑
貨
等
買
回家
品具
の・
買家
物電
品
等
平
日
型
レ
ジ
休
日
型
レ
ジ
宿
泊
型
レ
ジ
ャー
通
勤
・
通
学
の
送
迎
ャー
通
勤
・
通
学
ャー
事 務 所 間連
の絡
・
使
送
便
︶
メ カの
配
・ 達
工 ・
場仕
等入
へれ
︵
問
屋
・ 卸配
問達
屋 ・
等仕
へ入
のれ
︶
小
売
店
へ
の
商
品
配
達
︵
一 般 家へ
庭の
等配
最達
終・
消集
費荷
ー
田農
畑機
へ具
の・
往作
復物
・ の
運
搬
私用用途
ー
作 業 場 ・ 現
仕場
事へ
場の
・ 往
復
ー
n
2
-複数回答-
セ ル ス ・ 等
サ営
業
ビの
ス足
ー
B D
2 ( 116)
21
72
仕事用途
委
託
荷
の
輸
送
1 ( 87)
55
図表10 トラック・バンの使用用途
カテゴリー
(%)
n
農
業
2006年
87
1
2
35
87
6
3
6
1
2
3
2
32
9
3
3
0
2008年
116
1
1
30
94
5
7
3
0
3
4
3
42
12
4
4
0
農以
業外
1 *
2006年
1469
18
31
49
4
25
19
17
14
7
7
2
12
4
2
3
1
2008年
1466
19
36
52
3
23
16
18
14
10
8
2
13
5
3
4
1
*:「農業以外」については「勤労世帯」を除く
- 55 -
(6)農業の継続意向
農業の継続意向は「今のままで変わらない」が最も多いが、農業全体では2006年調査を
17ポイント下回り56%となった。一方で、「規模を縮小して継続」は2006年調査を12ポ
イント上回り28%となっている。
(7)農業後継者の有無
農業後継者は農業全体では「いる」が18%と減少、「いない」は45%で増加している。
特に65才以上での「いない」は57%に達する。
ユーザー
図表11 農業の継続意向
規 模す
をる
拡予
大定
会 社運
組営
織予
で定
図表12 農業後継者の有無
今変
のわ
まら
まな
でい
規 模し
をて
縮継
小続
継く
続廃
が業
難予
し定
n
(%)
形
態
別
考者 えは らい れる未
るが定
い
な
い
n
(%)
3
2006年
農
業
い
る
73
2008年
0
6
専業農家
0
7
16
56
28
64
8
( 87)
10
(115)
26
3
( 65)
27
42
18
31
37
13
( 87)
45
52
(114)
( 64)
34
0
4
兼業農家
主 運年
転齢
者別
49
0
8
64歳以下
31
16
55
34
4
( 48)
22
( 69)
23
24
55
41
( 48)
36
( 69)
0
65歳以上
4
58
20
( 46)
18
10
33
( 45)
57
0
調
査 対車
象種
別
15
小型合計
56
22
8
( 42)
17
56
27
( 42)
0
軽 合計
5
56
29
10
( 73)
18
36
47
( 72)
軽トラック
0
5
57
28
10
( 59)
15
37
48
( 58)
0
(8)今後のトラック・バン保有台数
今後のトラック・バン保有台数は「変わらない」の比率が87%と最も高いが、2006年
調査を7ポイント下回った。
図表13 今後のトラック・バン保有台数
︵
︵
減
少
保保
有有
中し
止な
い
そ
の
他
増
加
n
(%)
農
業
形
態
別
2006年
94
2 4 ( 87)
0
0
2008年
5
87
3 5 (116)
0
専業農家
2
90
6 2 ( 66)
0
兼業農家
8
83
18
( 48)
0
(%)
主 6
64歳以下
運年
転齢
者 別 65歳以上
4
調
査
対
象
車
種
別
変
わ
ら
な
い
減
少
保
有
中
止
保
有
し
な
い
︶
変
わ
ら
な
い
︶
増
加
そ
の
他
n
91
4
00
81
3 12
(47)
0
小型合計
7
79
13
(42)
軽 合計
5
87
00
26
(74)
軽トラック
5
87
0
35
0
- 56 -
(69)
(60)
(9)同車種継続使用意向と継続使用理由
・同車種継続使用意向をみると、農業全体では「同じ車種を使用」が93%と大半を占めてい
る。
・同車種を継続して使用する理由は「細い道など道路条件の関係」が56%と最も高い。
また、「燃料代、税金など維持費の関係」「積載量がちょうど良い」「サイズがちょうどよ
い」「使い慣れている」といった理由が5割前後に達する。
ユーザー
図表14 同車種継続使用意向
同 じ 車を
種使
用
違 う 車に
種変
更
そ
の
他
n
(%)
93
農業全体
形
態
別
主 運年
転齢
者別
調
査 対車
象種
別
34
89
専業農家
(113)
3 8
( 65)
兼業農家
98
2
( 46)
64歳以下
96
0
22
( 69)
89
65歳以上
小型合計
74
13
4 8
( 44)
13
( 42)
軽 合計
95
13
( 71)
軽トラック
96
14
( 58)
図表15 同車種継続使用意向理由
-複数回答使
い
慣
れ
て
い
る
燃 料 代 維
税持
金費
なの
ど関
係
車
両
価
格
の
関
係
多 少 汚 れ気
てに
いな
てら
もな
い
人 を 乗 せ るあ
こま
と り
がな
い
保駐
管車
場ス
所ペ
の
ス
の
関
係
出駐
先車
でス
のペ
ー
う
ど
良
い
運
転
が
し
や
す
い
ー
調
査
対
象
車
別
n
う
ど
良
い
ょ
農業全体
積 載 量 がち
ょ
B D
サ イ ズ がち
、
カテゴリー
(%)
細 い 道道
が路
多条
い件
なの
ど関
係
ス
の
関
係
97
56
48
50
38
48
52
16
20
13
6
1
小型合計
30
21
76
42
54
47
24
11
19
5
6
0
軽 合計
67
59
45
51
36
48
55
16
20
14
6
1
軽トラック
55
60
44
51
36
47
53
14
19
15
6
1
- 57 -
§8 燃料価格高騰の影響
○
○
2008年の急激な燃料価格高騰時の対策として、保有・購入に関しては「車両の購入を従来
より遅らせた」が最も高く、車使用面では「安いガソリンスタンドで給油」「無駄なアイド
リングをやめる」「燃費効率の良い経済速度で走行」が高い比率であった。→P58∼P59
「燃料サーチャージ制」に関しては、運輸業の8割強が認知していた。実際に導入を荷主
に要請していた運輸業は21%、導入要請を受け入れられた運輸業は17%であった。また、
今後導入要請しようとしていた運輸業は24%であった。→P60∼P61
(1)燃料高騰時の車購入・保有策
・2008年の急激な燃料価格高騰時における対応を車の購入・保有の視点でみると、「車両
の購入を従来より遅らせた」が33%で最も高く、次いで「車両価格の安い車を選択」「低
燃費のトラック・バンを選択」20%と続く。
・今後実施を検討している場合でみると、「低燃費のトラック・バンを選択」が24%で最
も多く、「車両の購入を従来より遅らせた」「車両価格の安い車を選択」と続く。「ハイ
ブリッド車を選択」が10%となっているのも低燃費車への関心を示している。
※本調査は8月19日∼9月22日の期間に行われた。この期間は、燃料価格がピークに近い時期に重なる。
図表1 燃料の店頭現金価格(週次調査)
(円)
200
レギュラーガソリン
180
軽 油
160
140
調査期間
120
100
3/3
4/3
5/3
6/3
7/3
8/3
9/3
10/3
11/3
12/3
1/3
(財)日本エネルギー経済研究所 石油情報センターより
図表2 燃料高騰時の車購入・保有策
事 業 所
実施検討対応策
実施済み対応策
0
10
20
30
車両の購入を従来より遅らせた
- 複数回答 40 (%)
0
10
20
20
33
車両価格の安い車を選択
20
低燃費のトラック・バンを選択
20
排気量の小さい車を選択
17
24
7
14
軽トラック・バンを選択
8
10
ボディサイズの小さい車を選択
5
9
トラック・バンの保有台数の減少
7
ガソリン車ではなく軽油車を選択
6
リースやレンタカーを利用
6
7
6
5
n = 1848
n = 1848
車両の購入を従来より早めた
1
ハイブリッド車を選択
1
CNG車を選択
0
その他
0
特になし
3
2
ボディサイズの大きい車を選択
- 複数回答 40 (%)
30
2
10
2
現在実施済み
現在実施なし
0
38
- 58 -
25
19
(2)燃料高騰時の車使用策
・次に燃料高騰時の車使用に関して実際に実施した対策をみると、「安いガソリンスタ
ンドで給油」「無駄なアイドリングをやめる」がともに45%で最も高く、次いで「燃
費効率の良い経済速度で走行」43%と続く。
また、「エアコンの経済的な温度の設定」「効率のよいルートを選択」「トラック・バン
の使用回数の減少」の3項目も20%を超えており、使用に関してはさまざまな工夫
による対応をしていることがうかがわれる。
・今後実施を検討している場合でみると、「安いガソリンスタンドで給油」が23%で最
も多く、「無駄なアイドリングをやめる」21%、「燃費効率の良い経済速度で走行」
20%と続く。
事 業 所
図表3 燃料高騰時の車使用策
- 複数回答 -
実施済み対応策
0
10
20
30
(%)
50
40
安いガソリンスタンドでの給油
45
無駄なアイドリングをやめる
45
0
10
20
22
トラック・バンの使用回数の減少
14
14
12
n = 1850
n = 1850
13
15
車の設備費や整備費等の経費削減
(%)
50
20
26
効率のよいルートを選択
40
21
28
エアコンの経済的な温度の設定
30
23
43
燃費効率の良い経済速度で走行
- 複数回答 -
実施検討対応策
現在実施なし
その他
特になし
0
0
18
現在実施済み
37
- 59 -
6
(3)燃料サーチャージ制の導入状況
・国土交通省がガイドラインを示した「燃料サーチャージ制」に関して、認知度を聞いた
ところ、運輸業全体で「知っていた」は82%で、従業員規模別では規模が大きくなるほ
ど認知率は低くなっている。
・燃料高騰により、運賃単価の値上げを荷主に要請・交渉した運輸業は48%、その要請・
交渉を受け入れられた運輸業は27%である。
・一方、燃料サーチャージ制導入を荷主に要請・交渉した運輸業は21%にとどまるが、そ
の要請・交渉を受け入れられた運輸業は17%と、大半が受け入れられている。
図表4 燃料サーチャージ制の認知
知
ら
な
か
っ
知
n
っ
て
い
た
た
(%)
運輸業全体
82
100人以上
(163)
18
73
27
( 51)
50∼99人
80
20
( 50)
49人以下
84
16
( 62)
図表5 荷主への運賃転嫁 要請済/交渉中と受入済
現行の運賃単価の値上げ
0
20
(%)
40
燃料サーチャージ制の導入
0
60
20
33
要請済/
交渉中
要請済/
交渉中
受入済み
14
38
52
50∼99人
( 51 )
( 50 )
16
28
48
49人以下
n
( 163 )
24
受入済み
20
60
17
27
100人以上
40
21
48
運輸業全体
(%)
18
27
18
- 60 -
( 62 )
・運賃単価値上げの今後の要請意向をみると、従業員規模に関係なく、3割前後の運輸業
が意向を持っている。
・燃料サーチャージ制導入の今後の意向をみると、運輸業全体では24%、従業員規模別で
は50∼99人の規模が30%で最も高い。
・値上げ・燃料サーチャージ制ともに現在も今後も要請しない運輸業は43%、100人以
上の従業員規模では51%に達する。
・燃料サーチャージ制の問題点を聞いたところ、「荷主の理解が得られない」が44%で最
も高く、「競争力が維持できない」「メリットを感じない」が続く。また、「わからな
い」という意見が28%あった。
図表6 荷主への運賃転嫁
今後要請
0
20
従
業
員
人
数
40
24
20
40
(%)
60
n
( 163 )
43
現行の運賃単
価の値上げ
29
51
18
32
50∼99人
49人以下
0
60
32
運輸業全体
100人以上
現在・今後共にあてはまるものはない
(%)
燃料サー
チャージ制の
導入
40
30
32
39
24
図表7 燃料サーチャージ制の問題点
0
20
(%)
40
60
15
8
メリットを感じない
4
18
10
4
算出方法がわからない
8
11
44
26
荷主の理解が得られない
54
45
17
24
競争力が維持できない
16
16
運輸業合計 n=163
15
10
10
導入手続や導入後の事務処理が煩雑
100人以上 n=51
50∼99人 n=50
16
49人以下 n=62
5
その他
2
0
7
8
14
12
問題点は特にない
7
28
41
わからない
24
27
- 61 -
( 51 )
( 50 )
( 62 )
§9 駐車違反取締強化の影響
(1)駐車違反取締強化の影響
・駐車違反取締強化の影響は全体では「すでに影響がある」26%、「今後影響がある」9%
となり、2006年調査の37%、19%から減少している。
・業種別にみると、運輸業は「すでに」「今後」合わせて影響があるとする事業所が51%
と各業種中最も高くなっている。
・地域別にみると「すでに影響がある」は、東京で29%、大阪で26%となっている。
(2)駐車違反取締強化への対応(影響がある+あると思われる事業所)
・全体では「一般の有料駐車場の利用」「駐車時間の短縮」「保有台数は現状維持」「現状の人
数で対応」の順に比率が高い。
・運輸業では「2人1組での集配」「今後保有台数を減らしていく」の比率が運輸業以外
に比べ、高くなっている。
(3)駐車違反取締強化による経費負担(影響がある+あると思われる事業所)
・全体では「非常に」「やや」合わせて84%の事業所が経費負担が「増加する」としている。
事 業 所
図表1 駐車違反取締強化の影響
(%)
す影
で響
にが
あ
る
2006年
37
全
体 2008年
業
種
別
今影と
後響思
がわ
あれ
るる
図表3 駐車違反取締強化による経費負担
今影
後響
とは
もな
い
19
非
常
に
増
加
n
44
9
65
(392)
運輸業以外
全体
建設・設備
工事業
25
8
66
(311)
製造業
24
31
卸・小売業、
飲食、宿泊業
8
26
30
東 京
17
26
61
2008年
28
56
17
(141)
運輸業以外
全体
28
55
17
(100)
17
( 41)
運輸業
21
62
(195)
77
11
(216)
( 24)
9
6
28
(146)
87
29
地
域 愛 知
別
大 阪
53
(222)
66
4 9
19
( 81)
57
3
n
( 47)
49
17
業
種
別
(160)
64
18
2006年
全
体
( 89)
69
33
保 6台以上
有
規 2∼5台
模
別 1台のみ
58
7
28
運輸業
12
増
加
し
な
い
(%)
(450)
26
や
や
増
加
( 80)
64
(117)
図表2 駐車違反取締強化への対応
-複数回答運送・配送面
業
種
別
集
配
回
数
を
減
ら
す
駐
車
時
間
の
短
縮
一 般 の 有 料 駐の
車利
場用
運転手・助手(含、アルバイト)採用面
今 後 減
保ら
有し
台て
数い
を く
保 有 台 数 は現
状
維
持
今 後 増
保や
有し
台て
数い
を く
、
n
集台
配車
拠を
点使
か
らて
集
配
っ
B D
2
人
1
組
で
の
集
配
保有車両台数面
、
カテゴリー
(%)
保有車両
サイズ面
集 駐 配し
車に
回車
し車
数両 や両
をを
すを
少大 い小
な型 よ型
く化
う化
大
幅
に
増
や
す
予
定
若
干
増
や
す
予
定
現
状
の
人
数
で
対
応
高 齢 者 を 積 極 的採
に用
女 性 を 積 極 的 に採
用
そ
の
他
特 に 対 応 策取
はら
な
い
全 体
141
8
8
1
32
56
0
18
7
30
0
0
1
30
0
0
1
26
運輸業以外全体
100
6
8
1
32
56
0
19
6
31
0
0
1
30
0
0
1
26
41
26
10
0
37
50
5
12
19
23
1
0
4
35
0
0
0
27
運 輸 業
- 62 -
調査部会
市場調査 小型・軽分科会 委員名簿
( 2009年3月現在 )
社団法人 日本自動車工業会
分科会長
片山
一郎
マ
ツ
ダ ㈱
委員
坂井
勝
い す ゞ 自 動 車 ㈱
商品・架装政策部
商品グループ シニアスタッフ
〃
峯岸
歓雄
ス
東京支店 渉外課 係長
〃
伊藤
孝文
〃
石井
壮
〃
川田
秀行
〃
杉戸
哲人
〃
花島
妙子
〃
大橋
寛明
〃
前
健太郎
〃
横山
香
〃
山下
毅
〃
佐々木 元康
〃
金森
康人
〃
青山
舞子
本 田 技 研 工 業 ㈱
営業開発室
マーケティングブロック
〃
高木
純
マ
商品ブランドマーケティング部
商用車ブランドマーケティングG 主任
〃
林
哲也
〃
鈴木
俊邦
三 菱 自 動 車 工 業 ㈱
経営企画部 企画部 エキスパート
〃
浮揚
亮太
三菱ふそう
トラック・バス ㈱
ライフサイクル・マネージメント本部
グローバル・マーケティング部
調査担当
糸永
輝生
㈱マーケティングセンター
大阪支社 執行役員
〃
和田
賢治
㈱マーケティングセンター
大阪支社
ズ
キ ㈱
〃
四輪国内営業企画部 調査課
ダ イ ハ ツ 工 業 ㈱
〃
〃
産
自
野
自
動
車 ㈱
士
重
動
車 ㈱
商品企画部 係長
商品企画部
工
業 ㈱
〃
ツ
LCV事業本部 商品戦略・企画Gr.
カスタマー・インサイト・スペシャリスト
LCV事業本部 商品戦略・企画Gr.
〃
富
調査部 企画調査室 第1調査G グループ長
調査部 企画調査室 第1調査G
〃
日
商品企画部
商品企画部
ト ヨ タ 自 動 車 ㈱
日
グローバル商品マーケティング部
戦略企画調査G 主任
スバル商品企画本部 商品企画部 主査
スバル商品企画本部 商品企画部
ダ ㈱
〃
グローバル商品マーケティング部
戦略企画調査G
- 64 -
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