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取扱説明書 - Pearl

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取扱説明書 - Pearl
ブロック・ダイアグラム
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A/D D/A
stereo stereo
Phone
level
D/A
stereo
phones
BASS MULTIAMP S
Line Out / L
PA/L
Input
DSP
A/D
mono
Pad
Master
Vol
D/A
stereo
Sp Left
Sp Bridge
PA/R
Microcontroller
PA
Sp Bridge
Sp Right
Line Out / R
Bal Dl
/L
D/A
stereo
Bal Dl
/R
Midi in
Midi
Sp Left
D/A
stereo
Sp Right
Line Out / R
USB
BASS MULTIAMP
Line Out / L
Graphic
Display
Midi Thru
SD card
Keys
Encoders
Leds
安全のための重要事項
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)
11)
12)
13)
14)
15)
16)
17)
この取扱説明書をよく読んでください。
この取扱説明書をなくさないでください。
全ての注意事項を守ってください。
全ての説明に従って操作してください。
本器を水の近くで使用しないでください。
本器の清掃には乾いた布以外使用しないでください。
本器の通気口をふさがないでください。機器設置も、メーカーの指示に従って行ってください。
暖房機や電熱器、ストーブなどの熱源(アンプ類も含む)の近くで使用しないでください。
極性のある電源プラグやグラウンド・プラグは、その安全目的を守って使用してください。極性のあるプラグは、一方の
端子の幅がもう一方の端子よりも広くなっています。グラウンド・プラグには、2 枚の端子と 1 本のグラウンド用端子が
あります。幅広の端子やグラウンド用端子は、安全のためのものです。ご使用のコンセントがこれらのプラグに合わない
場合は、技術者に依頼して古い形式のコンセントを交換してください。
電源ケーブルは踏んだり極端に曲げたりしないでください。プラグの根元部分やコンセントの接続部分、機器との接続部
分には特に注意してください。
アタッチメントやアクセサリーは、メーカー指定のものだけをお使いください。
カートやスタンド、三脚、ブラケット、台座は、メーカー指定のものか、あるいは機器に付属のものだけを使用してください。
機材をカートに載せて移動する場合には、転倒して怪我をしないように気を付けてください。
雷が鳴った時や長期にわたって使用しない時には、本器の電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
どのような修理も資格のある技術者に依頼してください。修理は電源ケーブルやプラグが破損した場合、機器に水がかかっ
たり異物が入ったりした場合、雨や湿気にさらされた場合、正常に動作しない場合、あるいは落下させた場合などに必要
となります。
警告:発火や感電の危険を避けるために、本器を雨や湿気にさらさないでください。また、水の入った花瓶などを本器の
上に置かないでください。
電源コンセントは機器に近く、簡単に手の届くところにあるものをお使いください。
電源ケーブルは、修理をする前に抜いておいてください。
Mark bass 日本総代理店 : パール楽器製造(株)
〒276-0034 千葉県八千代市八千代台西10-2-1
TEL:047(484)9111(代) 営業部 TEL: 047(450)1113
改良のため予告なく仕様の一部を変更することがありますので、予めご了承ください。
2014年6月作成
取扱説明書
フロントパネル
この度は MarkbassMULTIAMP をお買い上げいただき有難うございました。
15)SLOT SELECT ボタン:
選択したスロットを有効または無効にします。
1)INPUT端子:
1/4インチ標準プラグ付きのシールド・ケーブルで、ベースを接
続します。
16)EXIT ボタン:
使用中の機能から抜け出す時に押します。
2)PAD ボタン:
入力を-6、0、+6または+12dB減衰または増幅します。入力信
号を減衰させることもできるので、高出力のピックアップやア
クティブ回路を搭載したベースなど、出力レベルの高い音源を
INPUT端子(1)に接続した時にも対応できます。
17)上スクロール(アップ)のボタンです。
18)下スクロール(ダウン)のボタンです。
3)SOLIDSTATE、TUBE、VINTAGE ボタン:
アンプのモデリングを選択します。
19)左スクロールのボタンです。
BANK機能選択時に押すと、プリセットが8個分ずつ上にスク
ロールされます(クイック・サーチ機能)。
4)MUTE/TUNER ボタン:
ボタンを押すと、クロマチック・チューナーやミュート機能が利
用できます。
20)右スクロールのボタンです。
BANK機能選択時に押すと、プリセットが8個分ずつ下にスク
ロールされます(クイック・サーチ機能)。
5)PHONES LEVEL ノブ:
ヘッドフォン出力の音量を調節します。
21)STORE ボタン:
プリセットを内蔵メモリーに保存する時に押します。
6)GAIN、LOW、MID LOW、MID HIGH、HIGH ノブ:
プリアンプ・セクションのコントロールです。選択したアンプ・
モデルのコントロールと同じ機能が再現されます。
22)RECALL/TAP ボタン:
内蔵メモリーのプリセットを呼び出す時に押します。このボタ
ンを数秒間長押しすると、TAP TEMPO機能が呼び出されま
す。ENTERボタンを必要回数押して、好みのテンポを設定しま
す。LEDが設定されたテンポで点滅します。TAP TEMPO機
能では、ENTERボタンを何度か押した最後の2回分のタイミン
グを検知して、テンポが設定されます。
7)MASTER ノブ:
パワーアンプに送る信号の量を調節します。これでスピーカー
の音量が調節できます。
8)BANK:
選択されたバンク・プリセットが表示されます。
23)ON/OFF スイッチ:
ON側に倒すと、本体に電源が入ります。使用者の怪我や本体の
故障を防ぐために、本体のグラウンドがきちんと取れていて、電
源プラグの全ての端子が正しく接続されていることを確認して
ください。BASS MULTIAMPの作動電圧は、販売される地域
の電源電圧に合わせて設定されています。アンプをAC電源に接
続する前に、アンプの設定と電源電圧が合っていることを確認
してください。
9)PRESET:
選択されたプリセットの名前と番号が表示されます。
10)SLOT:
BASS MULTIAMPには、アンプのモデルとエフェクトの組み
合わせを7種類、キャビネットのモデリングを1種類それぞれ保
存できるスロットが用意されています。
24)SD CARD スロット:
プリセットの書き込みや読み出し、ファームウェアのアップ
デートに使用するSDカード(FAT32でフォーマットされたも
の)を、このスロットに挿入します。(SDカードは、SYSTEM/
FILEメニューのSD FORMAT機能を使用してフォーマットし
てください。)
11)SYSTEM:
ステレオ/モノの選択や、SDカードから本体のメモリー・バ
ンクへのデータ読み込み、メモリー・バンクからSDカードへの
データ書き込み、AMP MODEやMIDI機能の選択や設定、ファー
ムウェアのアップデート、あるいはBALANCED DIモードの選
択をする際に使用する機能です。
25)PHONES 端子:
ヘッドフォンのステレオ・ミニプラグ
(1/8インチ)
を接続します。ヘッ
ドフォンを接続すると、
パワー・アンプ・セクションがオフになります。
パワー・アンプ・セクションをふたたびオンにする
(ヘッドフォンとス
ピーカー・キャビネットを同時に鳴らす)場合には、MUTE/TUNER
ボタンを3秒以上長押ししてください。
12)STEREO:
(BASS MULTIAMP Sのみ)出力モードの状態を示します。表
示はSTEREO(ステレオ:500+500W@4Ω、300+300W
@8Ω)、BRIDGE(モノラル:1,000W@8Ω)またはBI-AMP
(LEFTが低音出力、RIGHTが高音出力)です。
13)PAD:
選択した入力パッドの値(-6、0、+6または+12dB)
を表示します。
26)ENTER ボタン:
選択した機能のデータ送信や確定を行う時に押します。TAP
モードでは、このボタンを何度か押すことで、ディレイ・タイム
が設定できます(ディレイ・エフェクトが使用中の場合)。
14)VALUE ノブ:
選択したパラメーターの値を増減するコントローラーです。
2
リアパネル
27
28
31 32
30
33
VOLUME PEDAL
NOISE SUPPRESSOR
SEND/RETURN
PAR EQ
MW OCTAVER
SUPER SYNTH
COMPRESSORE
ENV FILTER
MODEを 選 択 し てENTERボ タ ン を 押 し、STEREO、MONO
BRIDGEまたはBI-AMPのモードを選択します。アンプのモー
ド(STEREO、MONO BRIDGEまたはBI-AMP)は、プリセット
とは関連付けられません。
29
34
35
36
37
38
39
40
41
LOOP端子:外部のエフェクト・プロセッサーやエフェクト・ペダルを
接続する際に、
このループ・セクションを使用します。外部機器の接
続方法によって、
シリアル・モードとパラレル・モードが選択可能で、
(スロット内の)ループの挿入位置も選択できます。
27)AC ソケット:
電源ケーブルを接続するソケットです。電源ヒューズのホル
ダーも内蔵しています。
28/29/30)BASS MULTIAMP(モノラル・バージョン)
SPEAKER OUT 端子:
スピーカー・キャビネット用のパワーアンプ出力端子です。これ
らの端子には、インピーダンスが4Ω未満のキャビネットを接続
しないでください(これらの端子は並列接続されています)!
40)SEND 端子:
外部エフェクト・プロセッサーやペダルの入力に接続します。
41)RETURN 端子:
外部エフェクト・プロセッサーやペダルの出力に接続します。
28/29)BASS MULTIAMP S(ステレオ・バージョン)
SPEAKER OUT 端子:
左右のチャンネルのスピーカー・キャビネット用(ステレオ・モード
時)のパワーアンプ出力端子です。これらの端子には、インピーダ
ンスが4Ω未満のキャビネットを接続しないでください!
BASS MULTIAMP の概要
接続モード
BASS MULTIAMPはミュージシャンの用途に応じて、様々な
接続モードが選択できます。
30)BASS MULTIAMP S(ステレオ・バージョン)
BRIDGE 出力端子:
パワーアンプがモノ・ブリッジ・モードの時には、このスピーコ
ン端子にキャビネットを接続します。この端子には、インピーダ
ンスが8Ω未満のキャビネットを接続しないでください!
BASS MULTIAMP(モノラル・バージョン)
スピーコンおよび2個の1/4インチ端子(並列接続)。300W@8
Ωまたは500W@4Ωです
(4Ω未満の負荷は接続しないでくださ
い!)
BASS MULTIAMP S(ステレオ・バージョン)
31)GROUND LIFT スイッチ:
MultiampのXLRバランス出力信号にハムが乗ることがあり
ますが、多くの場合は電源のグラウンドに原因があります。
GROUND LIFTスイッチをオンにすると、その影響を取り除く
か、少なくとも軽減できるはずです。
モノラル接続:
リアパネルのBRIDGEスピーカー出力端子を使用します。出力
は1,000W@8Ωです(8Ω未満の負荷は接続しないでくださ
い!)
BALANCED DI 端子
ステレオ接続:
リアパネルのLEFTおよびRIGHTスピーカー出力端子を使用し
ます。出力は500+500W@4Ωまたは300+300W@8Ωで
す(4Ω未満の負荷は接続しないでください!)。
BI-AMPモード:BASS MULTIAMP Sでは、2台のキャビネッ
トあるいは2つのチャンネルで高音と低音を別々に再生できる、
バイアンプ・モードが利用できます(LEFTが低音出力、RIGHT
が高音出力)。
32)XLR LEFT/MONO 端子:
左チャンネルの信号をミキサーやPAに送るバランス出力です
(モノラル接続の場合も、この出力端子を使用してください)。
33)XLR RIGHT 端子:
右チャンネルの信号をミキサーやPAに送るバランス出力です。
34)BALANCED
DIメニューで設定したレベルに対する出力レベルを選択します
(+4または-10dB)。
UNBALANCED LINE OUT端子:外部のパワーアンプなどに
信号を送る時などに使用する、アンバランス・ステレオ端子(プ
リアンプ出力)です。
P.A. およびスタジオ用の接続:
LEFTおよびRIGHTのXLRバランス出力端子を使用します(出
力 レ ベ ル は、+4dB/-10dBボ タ ン ま た はBALANCED DIメ
ニューで適切な設定を選んでください)。
外部パワーアンプへの接続:
リアパネルのアンバランス出力端子を使用します。
35)LEFT/MONO 端子:
プリアンプの左チャンネルの出力です(モノラル接続の場合に
は、この端子を使用してください)。
BASSMULTIAMPに楽器を接続したら、PADボタンを押し
て入力信号のレベルを最適化してください。入力(1)のレベルに
対するPADの減衰/増幅率(-6、0、+6または+12dB)は、ボタ
ンを押すとディスプレイに表示されます。レベル・メーターを参
考にすると、最適な値が設定しやすいでしょう。PADの値は自
動的にそのプリセットと関連付けられます。
それぞれのボタンとENTERボタンでSYSTEMメニューを選
び、SYSTEM SETTINGメニューに入ります。
BASS MULTIAMP S(ステレオ・バージョン)では、AMP
36)RIGHT 端子:
プリアンプの右チャンネルの出力です。
37)USB ポート:保守点検用です。
MIDI 端子
38)MIDI IN 端子
39)MIDI THRU 端子
3
プリセットおよびメモリー
BASS MULTIAMPに は メ モ リ ー・バ ン ク が8個(BASS
MULTIAMP S)または7個(BASS MULTIAMP)あり、それぞ
れが128個のプリセットを持っています。BASS MULTIAMP
Sの3個 の バ ン ク(BASS MULTIAMPは2個 の バ ン ク )に は
ファクトリー・プリセット、5個のバンクにはユーザー・プリセッ
トが割り当てられています。
ファクトリー・プリセットは、以下の3種類です。
LIVE MONO:MONO/BRIDGEスピーカー端子にキャビネッ
トを接続します。
LIVE STEREO:2台のキャビネットを使用するステレオ接続用
です(BASS MULTIAMP Sのみ)。
STUDIO P.A.:P.A.システムやオーディオ・モニターを接続す
るモードのプリセットです。
名前の横のアスタリスク(*)は、現在のスロットでそのエ
フェクトが選択されていることを示します。SLOT ON/OFF
ボタンで、スロットの使用/未使用を選択します。
アンプ・モデル
サウンド作りは、好みのスロットにアンプを割り当てるとこ
ろから始まります。矢印のボタンでアンプを割り当てるスロッ
トを選択し、SLOT SELECTボタンを押して、SLOTメニュー
からAMPLIFIERを選択します。アンプのモデルは、以下の3つ
のリストを参考に、ボタンを押して選択します。
アンプから最良の音質を引き出すには、LIVEプリセットでは
Markbass社製キャビネット、STUDIO P.A.プリセットでは
Markaudioの高品質なPAシステムとそれぞれ組み合わせて使
用してください。
5個のユーザー・プリセット・バンクには、自分で作ったプリ
セットや、ファクトリー・プリセットをコピーして編集したプリ
セットが保存できます。
SOLID STATE
TUBE
VINTAGE
チャンネルごとに選択できるアンプは、以下の通りです。
プリセットの呼び出し
プリセットを呼び出すには、RECALLボタンを押します。ディ
スプレイに表示された全てのバンクから、アップ/ダウンのボ
タンで目的のバンクを選択し、ENTERボタンを押すと、バンク
内の全てのプリセットが表示されます。好みのプリセットを選
択してENTERを押すと、プリセットの音が聴けます。
プリセットのSLOTの組み合わせを確認したり、他のプリ
セットを聴いたりするには、EXITボタンを押します。
SLOTの メ ニ ュ ー か ら 出 て、最 後 に 使 用 し たBANKの
PRESETメニューに戻る時にも、EXITボタンを押します。
スロット(SLOT)
スロットは、選択したアンプのモデルやエフェクトの格納場
所です。BASS MULTIAMPのプリセット1個あたり、8個のス
ロットが用意されています。好みや必要に応じて、スロット内で
アンプやエフェクトの接続が行えます。
エフェクトは、アンプの前にも後にも接続できます。また、
LOOPのSENDとRETURNの端子を利用すれば、外部のエフェ
クト・プロセッサーやペダルをシリーズまたはパラレル接続で
追加できます。外部のエフェクターを接続するポイントは、好き
な場所に設定できます。
8番のスロットは当然のことながら、最後に接続されるキャビ
ネットのシミュレーター(CAB SIMULATOR)専用に割り当
てられています。AMPモデルは同時に1台のみ使用できます。
個々のスロットでは以下のものが選択できます。
SOLID STATE
LITTLE MARK III
BIG BANG
T-GREEN90
RB7HUNDRED
TUBE
TTE 500
BLUE '70
RED '96
TWVAL115
VINTAGE
BASSFACE '59
UK120
JMAYOR
SUNNY US
スロットに割り当て済みのアンプのパラメーターを調節する
には(そのモデルにパラメーターが用意されている場合)、ボタ
ンを押してアンプの割り当てられている(AMP)スロットを選
択し、ENTERボタンを押します。
スピーカーの選択
スロット右下のCABを選択(ENTER)すると、以下のメニュー
が表示されます。
RESPIRE:キャビネットの空気感や箱鳴りを強調します。
HPF:高音域を抑制します。
LPF:低音域を抑制します。
LEVEL:キャビネット・セクションの音量を調節します。
PHASE-NORMAL/REVERSE:キャビネットに立てるマイク
の位相(正相/逆相)を選択します。
MIC MODE:マイクのモデルを選択します。
CAB MODE:キャビネットのモデルを選択します。
MIC POS:マイクを立てる位置を選択します。
NONE:エフェクト未使用
AMP:アンプのモデル
B-TUBEMARKER
B-DRIVE21
T-CHORUS
MB CH/FL
NINETHY PHASE
REVERB
DELAY
好みのオプションを選択して、VALUEノブで好みの値に調節
してください。
4
サウンドの保存
サウンド作りが終わったら、名前を付けてユーザー・バンクの
1つに保存します。手順は以下の通りです:
STOREボタンを 押 すと、BANKメニュー が 表 示 さ れます。
USERSバンクを選択して、ENTERボタンを押します。サウンド
を保存する場所の番号を選択して、もう一度ENTERボタンを押
します。ここで、VALUEノブを使ってプリセットに英数字の名前が
付けられます。左右のスクロール・ボタンで設定する文字を選び、
VALUEノブでアルファベットや数字、記号を選択します。
名前を付け終わったら、ENTERボタンを押して確定すると、
バンク・ナンバーとプリセット・ナンバー、プリセット名、信号の
ルーティング状況が表示されます。これで、プリセットが保存さ
れました!
最新技術を応用したBASS MULTIAMPは、さらに多くのエ
キサイティングなトーンやエフェクトが追加できます。より詳
しい情報は、www.markbass.itでご確認ください。
サウンド作りの方法
接続モード(モノラル・キャビネットのLIVE、STEREO、ある
いはP.A./Studio)を選択します。
PADボタンを押して、入力レベルに合ったdB値を設定しま
す。多くの場合、0dBが最適です。
EXITボタンを押して、PAD設定機能から出ます。
サウンド作りをする時には、出したいサウンドやエフェク
ター接続などを決めておくと、エフェクターやアンプを目的に
合った形で組み合わせることができます。
センド/リターン
外部のエフェクト・プロセッサーやペダルを併用する場合は、
LOOPセクションの入出力端子が利用できます。エフェクト・
ループの接続はシリーズまたはパラレルが選択でき、ループは
信号経路の好きな位置に設定できます。
ル ー プ のSEND端 子 を 外 部 機 器 の 入 力 端 子、ル ー プ の
RETURN端子を外部機器の出力端子に、それぞれ接続します。
SLOT SELECTボタンを押してスロットを選択し、上下のス
クロール・ボタンスでロット・メニューからSEND/RETURNを
選択します。ENTERボタンを押して確定すると、外部エフェク
ターが使用できる状態になります。さらにENTERボタンを押す
と、以下のSEND/RETURNパラメーターが調節できます。
それでは、コンプレッサーとコーラスを使って、クリーンなサ
ウンドを作ってみましょう。
まず、アンプのスロットを選択します。アンプの前にエフェク
ターを2台接続するので、3番目のスロットを選択します。SLOT
SELECTボタンを押してメニューに入り、Amplifierを選択します。
これで、
アンプが3番目のスロットに格納されました。
次に、SOLID STATE、TUBE、VINTAGEのボタンでアンプ
のモデルを選択します。ここではSOLID STATEのリストから
MarkbassのBIG BANGを選択し、ENTERボタンを押して確
定します。音を出しながら、コントロール・ノブ(GAIN、EQセク
ション、MASTER)でサウンドを調節します。
P.A.やスタジオ用にサウンド作りをする場合は、キャビネッ
ト専用のスロット(CAB)を使用する必要があります。
CAB SLOT内のCab Modを選択し、VALUEノブを回して、
好みのキャビネット・タイプを選びます。
LEVEL:信号レベル
MODE:SERIES(シリーズ:直列)とPARALLEL(パラレル:
並列)の選択
STANDARD 104HR
STANDARD 106HR
Classic 108
MONO/BRIDGE
BI-AMP
を単体のパワーアンプとして使用する場合は、500W@4Ωま
たは300W@8Ωの出力を発生していることを覚えておいてく
ださい(BASS MULTIAMPのパワーアンプ出力には、4Ω未満
のスピーカーを接続しないでください)。BASS MULTIAMP
Sは、MONO BRIDGEモードで1,000W@8Ωの出力を発生し
ます(BRIDGE端子には、8Ω未満のスピーカーを接続しないで
ください)。
MIDI
MIDI ADDRESS
PRESET/PATCH MAP
CONTROL CHANGE MAP
FILE
このメニューは、バンクの内容や単独のプリセットを保存
(STORE)または呼び出す(RECALL)時に使用します。
SD カード
SDカードを利用して、BANKの全ての内容を読み込んだり、
BANKを保存したり、単独のPRESETをインポートまたはエキ
スポートすることができます。
SDカードのメニューに入るには、SYSTEMを選択します。
ENTERボタンを押すと、SYSTEM SETTINGメニューが表示
されます。
ファイルを選択してENTERボタンを押し、目的の操作を選択
します。
ふたたびENTERボタンを押して、特定のデータまたはBANK
を選択します。
AMP MODE
このメニューでは、内蔵アンプのモードをSTEREO、MONO/
BRIDGEま た はBI-AMP(BASS MULTIAMP Sの み。LEFT
出力は低音用、RIGHT出力は高音用)に設定します。
MIDI
このメニューは、BASS MULTIAMPのMIDIアドレスを設定
し た り、PATCH NUMBERをMULTIAMPのPRESETマ ッ プ
に割り当てたり、SLOTのオン/オフを切り替えるCONTROL
CHANGE信号を割り当てたりするのに使用します。
ノート=60、ベロシティ>0のパラメーターでMIDIノート・
オン・コマンドを送ると、TAP TEMPOはオンになります。
コントロール・チェンジ#27はボリューム・ペダル用です。
システム・メニュー:
FILE
STORE TO SD
RECALL FROM SD
EXPORT PRESET
IMPORT PRESET
DELETE PRESET
FIRMWARE UPDATE
このオプションを選択すると、SDカード経由でファームウェ
アのアップデート機能がオンになります。ファームウェア・アッ
プ デ ー ト の 詳 細 や、ご 使 用 のBASS MULTIAMPの フ ァ ー ム
ウェアが最新バージョンになっているかどうかの確認は、ウェ
ブサイト(www.markbass.it)の当該セクションを参照してく
ださい。
AMP MODE(BASS MULTIAMP S) STEREO
パラメーターの設定が終わったら、EXITボタンを押して元の
メニューに戻ります。
MULTIAMPのその他の接続方法
BASS MULTIAMPは、他のアンプ・ヘッドのセンド/リター
ン端子に接続して、外部エフェクト・プロセッサーとして利用す
ることもできます。
STANDARD 151HR
STANDARD 152HR
NEW YORK 122
NEW YORK 804
TRAVELLER 121H
出力にはUNBALANCED OUT端子、ミキサーに接続する場
合はBALANCED OUTのXLR端子を使用します。
MULTIAMPのINPUT端子と別のアンプ・ヘッドのSEND端
子、MULTIAMPのOUTPUT端子とアンプ・ヘッドのRETURN
端子を、それぞれ接続します。AMPスロットを未使用の状態に
設定して、好みのエフェクトを組み合わせたプリセットを作成
します。
設定が終わったらEXITボタンを押してCABメニューから出ま
す。
次に、第1スロットにコンプレッサーを追加します。まず、最初
のSLOTを選択します(スロットが未使用になっている場合は、
SLOT ON/OFFボタンを押して使用状態にします)。SLOT
SELECTボタンを押してCOMPRESSORを選び、ENTERボタ
ンを押して確定します。これでコンプレッサーが接続されまし
た。コンプレッサーのパラメーターを調節するには、コンプレッ
サーを選択してからENTERボタンを押します。VALUEノブで
パラメーターを調節したら、EXITボタンを押してメニューを出
ます。
さらに、第2スロットにコーラスを追加します。コンプレッ
サーを追加したのと同じ方法で、T-CHORUSを選択します。
最後に各パラメーターを微調整すれば、サウンドは準備完了
です!
LIVEのプリセットを使用するために、モノラルのキャビネッ
トを1台あるいはステレオ・モードで2台のキャビネットを接続
する場合は、SLOT ON/OFFボタンでCABスロットを未使用の状
態にしておく方が良いでしょう。とはいえ、CABシミュレーターを
利用したサウンドの色付けも自由に試してみてください。
AMPとDELAY、REVERBの各スロットは、それぞれ1個し
か呼び出せないということを、覚えておいてください。
BASS MULTIAMPは、単体のパワーアンプとしても利用で
きます。
方法は2通りあります:
1. 外 部 プ リ ア ン プ の 出 力 をBASS MULTIAMPのINPUT
端 子 に 接 続 し、キ ャ ビ ネ ッ ト を ス ピ ー カ ー 出 力 端 子(BASS
MULTIAMP SではMONO BRIDGE)に接続します。プリセッ
トの全てのスロットを未使用の状態(SLOT OFF)に設定する
と、MULTIAMPはパワーアンプとして動作します。
2. 外部プリアンプの出力をMULTIAMPのRETURN端子に接
続し、キャビネットをスピーカー出力端子(BASS MULTIAMP
SではMONO BRIDGE)に接続します。
この場合は、SLOTメニューからSEND/RETURNのスロッ
トを選択し、AMPとエフェクターを未使用の状態に設定し、
ループの接続はSERIESを選択し、SEND/RETURNパラメー
ターのLEVELで出力レベルを調節します。BASS MULTIAMP
5
技術仕様
チャンネル数:SOLID STATE/TUBE/VINTAGE
コントロール:GAIN、PHONE LEVEL、MASTER
イコライザー:LOW-MID LOW-MID HIGH-HIGH
スピーカー出力:
BASS MULTIAMP
1/4インチ標準端子、モノラル出力4-16Ω、2個
ノイトリクス社スピーコン端子、ブリッジ出力8-16Ω、1個
BASS MULTIAMP S
1/4インチ標準端子、モノラル出力L/R(ステレオ・モード)
ノイトリクス社スピーコン端子、8Ω(ブリッジ・モード)
出力:
BASS MULTIAMP
500W@4Ω/ 300W@8Ω
BASS MULTIAMP S
500+500W@4Ω、300+300W@8Ω(ステレオ・モード)、1,000W@8Ω(ブリッジ・モード)
その他の機能:
バーチャル・アンプ
スピーカー・キャビネット
内蔵エフェクト
外部メモリー(SDカード)
寸法:486×89×324mm
重量:4.3kg
電源:100、120、230または240V、50/60Hz(電源電圧は、販売地域に応じて工場出荷時に設定されています)
Markbassのアンプおよびコンボ・アンプは、ご使用の国や地域に応じて製造されており、工場出荷時にその国や地域の電源電圧に合わせ
て設定されています。機器認証の関係で、電源電圧の変更はできません。
6
Fly UP