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第1回議事要旨(PDF:272KB)
平成 27 年度第 1 回仙台市青葉区区民協働まちづくり事業評価委員会議事要旨 日 時:平成 27 年7月 3 日(金) 13 時 30 分~18 時 00 分 場 所:第 1 部 青葉区役所 4 階第 2 会議室 第 2 部 青葉区役所 7 階特別会議室 出 席:島田委員長、青木委員、金委員、 榊原委員、鈴木委員、渡部委員 ※過半数の出席により委員会成立 第1部 まちづくり活動助成事業(追加募集)「事業計画説明会」 1 開会 2 挨拶 仙台市青葉区区民協働まちづくり事業評価委員会委員長 島田 福男 3 評価委員紹介 4 各団体プレゼンテーション ◇質疑応答、意見等 (1) 事業名:井戸端お助け隊 委員 支援活動の際の事故等への対応について教えてほしい。 説明者 現在はボランティア保険で対応している。1 人あたり 300 円の保険料である。 委員 ハンディキャップのある方などの参加については想定しているか。 説明者 ハンディキャップのある方への対応は殆どしておらず、今後の課題である。体を動かす活動 も多いので、まずはある程度健康な方を対象とし、事業が軌道に乗ればハンディキャップの ある方等への対応も考えていきたい。 委員 将来的にはどのくらいの事業拡大を目指しているか。 説明者 基本的には仙台市、宮城県に基盤を置きたいと考えているが、将来は東北 6 県で最終的に会 員 1,000 人程度の規模を目指している。東北の各県庁所在地には事務所、居酒屋を構えての 事業を目標にしている。 委員 協力団体との関係はどうか。 説明者 生協等と協力しているが、女性向けの支援に偏ってしまい、男性を含めた全員への支援が出 来ていない。今後はやり方等を調整する必要があると考えている。 委員 助成金が出なかった場合について教えて頂きたい。 説明者 現在、15 程度のイベントに携わっているが、なかなか収益をあげられていない状況にある。 助成金をなんとしても頂いた上で事業を運営していきたいと考えている。 (2)事業名:みちのく伊達文化の会 まちなか勉強会&文化祭 委員 伊達文化の基準はどのようなものなのか。 説明者 仙台藩、江戸時代から続く芸能やお茶などをベースに考えているが“伊達な文化”というこ とで少し範囲を広げている。日常生活の文化についても含んでいる。 委員 青葉区の伊達文化とはどのようなものがあるのか。 説明者 香道(香りの文化)などである。 委員 各種イベントを行っているようだが、その効果や子どもたちとの関わりはどうか。 説明者 イベントには子ども連れの家族の来場もあった。今後は後継者である子ども達を対象とし、 教育という視点をもったワークショップも考えていきたい。 (3)事業名:片平地区防災コミュニティ醸成プロジェクト 委員 震災以降、防災への取り組みが様々なところで行われている。片平は東北大学等があり、他 とは異なる特色あるエリアだと思う。①収支の中の会場使用料(会議費)は 1 回分の金額な のか。②会場はどこか。 説明者 ①会場使用料は 1 回あたりの使用料ではなく、月 1 回ずつ開催する場合の年間の使用料であ る。②会場はできれば町内会の集会所を使用したいと考えている。シンポジウムについては 東北大学を予定している。このあたりは東北大学との連携が課題である。 委員 助成が受けられない場合はどうするのか。 説明者 収入については、グループに属する片平地区まちづくり会という団体からいただく協力金に ついて増やしてもらえないか交渉をし、事業を行える体制を整えたい。支出については、備 品費用を減らすことを検討するつもりだが、実施予定の事業を減らすことによって資金を捻 出しようとは考えていない。 委員 ボランティアの参加状況について教えて欲しい。 説明者 実際に 3.11(東日本大震災)の時にボランティアグループを取りまとめた経験がある。その 時には、せっかく参加してもらってもお客様のような感じになってしまった。今後は企画の 段階から一緒にやっていきたい。 委員 防災力を養っていくためにも、地域の大学等と協力し合いながら実施できるとより良くなる と思う。 説明者 来年度からは、様々なツールを駆使し、対外的にアピールしていきたい。 (4)杜の都・西公園を遊ぼう 委員 ①昨年の参加回数と参加者数はどのくらいか。②広報方法について教えて欲しい。 説明者 ①昨年は 9 回実施し 300 名の参加があった。②広報はチラシやメール、SNSを利用した。 委員 謝礼や調査費、広告費が大きくなっているが、収支のバランスはどのように考えているのか。 説明者 今は参加費として 300 円ずつ頂いている。ただし、若い世代により多く参加してほしいので、 小中学生以下は無料にしている。子ども達に参加してもらいたいが、子どもが増えると赤字 になってしまうことが課題である。 委員 助成がない場合はどのように対応するか。 説明者 会員数を増やして、会員収入を増やすというのも一つの策だと考えている。 また、昨年行ったイベントで、もみじやケヤキを植木鉢に入れて、 『小さい西公園』を表現し、 持ち帰ってもらった。その時は、材料費を当方で負担したが、今後は参加費に材料費を上乗 せし徴収したい。 委員 一つ一つのワークショップがとても面白そうだ。もっと多くの人に参加してもらうために、 イベントの実施内容や、参加者の声を発信していくことが大切だ。どのように行っているか。 説明者 次回のイベント告知のチラシなどを紹介している。今後は学校関係等での周知も、是非検討 していきたい。 委員 今後、他に協力したいと考えている団体はあるのか。 説明者 西公園で毎朝ラジオ体操をしているシニアの団体があり、そちらに声をかけ、ぜひ一緒に取 り組みたいと考えている。 (5)学都仙台~伊達文化を通した国際文化交流を広げよう 委員 文化継承は大切である。着物を着せるだけではなく、立居振舞や食事文化などについても伝 えているか。 説明者 着物着用だけではなく、背景を学ぶ機会も設けている。例えば、他の団体が行っているお茶 会に参加している。 ①ワークショップの場所はどこか。②講師代一回 5 万円は多いのではないか。 委員 説明者 ①会場は青葉区一番町のベトナム料理屋である。②講師代は再考したい。 委員 ①支出の中にレンタル着物とあるが、誰が使用するのものとしてレンタルしているのか。 ②使用者に対して無料で貸しているのか。 説明者 ①レンタルは参加者である留学生用である。②一着 3,000 円でレンタルしている。安いと思 うが、着てみたいものの、金額が高くて着られないということではいけないと考えている。 委員 ①対象はこれからも留学生、学生とするのか。②シニアとの交流にもつなげられないのか。 説明者 ①次世代の若い方たちに、文化継承していきたいので、学生や留学生等の若い方が主と考え ている。②シニアとの交流という部分では、みちのく伊達文化の会への参加も検討したい。 5 閉会 第2部 申込団体の評価 1 議事録署名人の選定 金委員 2 平成 27 年度青葉区まちづくり活動助成事業(追加募集)の評価について (1) 事業名:井戸端お助け隊 ① 協議結果:助成事業として採択しない。 ② 評価委員からの意見 ・高齢化が進む中での本事業の主旨は理解できる。しかし、様々な活動をしている中で、本当 にこれがやりたいという具体的な活動内容が見えてこない。 ・限られた予算の中で、助成金の活用使途として印刷費という点に疑念が残る。 ・助成をせずとも成り立つ事業ではないかという印象を受けた。 (2)事業名:みちのく伊達文化の会 まちなか勉強会&文化祭 ① 協議結果:助成事業として採択しない。 ② 評価委員からの意見 ・支出で、事業運営に欠かせない費用なのかどうか疑念が残る部分がある。例えば、伝統芸職 人にボランティアで参加してもらう等、費用面の工夫が必要である。 ・みちのく伊達文化を学ぶ機会はなかなかないので良い着眼だと思ったが、みちのく伊達文化 の定義が不明確である。 ・来年度以降、活動を青葉区により根ざしたものに出来るのであれば、また助成の可否につい て検討したい。 (3)事業名:片平地区防災コミュニティ醸成プロジェクト ① 協議結果:助成事業として採択する。 ② 評価委員からの意見 ・今後国際化が進む中で、本事業が他の地域へ派生し、訪日外国人も地域の方々も互いに、有 事の際は協力し合うのだという意識づけが必要である。事業としての価値観は良いと思った。 ・特に留学生は、言葉の壁等もあるので、有事が発生してからではなく、マップづくり等の計 画・作成段階から意見を反映させていくべきであり、作成の過程が大切だと思う。 ・翻訳については留学生に依頼したり、シンポジウム開催にあたっては協賛を募ったり、支出 面で工夫が出来ると良いと思う。 ③ 助成額について ・会場費と翻訳費の計 10 万円については、関与している方々や団体等のソースを活用し工夫し て頂く事とする。 ・申請額 50 万円から 10 万円減額し、助成額 40 万円とする。 (4)事業名:杜の都・西公園を遊ぼう ① 協議結果:助成事業として採択する。 ② 評価委員からの意見 ・青葉区の特色である西公園という資源を活かし、特に子供たちにその魅力を伝えていこうと いう事業の主旨と、本事業が発展し、青葉区の魅力を高めていく拠点になるのではないかと いう将来性を評価したい。 ・市民に根ざした活動で、楽しみながら自分たちで物事を解決しながら活動しており、それが 子どもたちへの教育効果があると思う。また、幅広い世代の方々と交流できる公園というこ とで上手に事業に活用している。そもそも参加型でイベントが構成されているというのが、 なお良いと考える。 ・支出面では講師への謝礼や印刷費が気にかかる点である。ボランティア等で講師をお願いし たり、チラシの作成回数を減らしたりする等の工夫ができないものか。また、収入面では、 参加費を増やす等の工夫をして頂きたい。 ③ 助成額について ・講師謝金 4 万円、企画・材料費 8 万円、印刷費の一部 5 万円を減額し、助成額 18 万円とする。 (5)事業名:学都仙台~伊達文化を通した国際文化交流を広げよう ① 協議結果:助成事業として採択しない。 ② 評価委員の意見 ・国際交流をしたいという事業の主旨は伝わったが、活動の輪が留学生・大学生、講師や事業 者と、狭くなっているのが残念である。もっと青葉区の方々との関わりを持てるような事業 の方向付けができれば、なお良くなるのではないかと感じた。 ・参加費の受益者負担分の工夫が必要ではないか。 ・ゆかた等は持っている方から借りたり、リサイクルショップから買ったりするなどの工夫が できると思う。また、その費用や手段は受益者の自己負担にするというのも、教育の観点か らは必要である。色々工夫する余地があると思う。 3 閉会