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競馬渡辺理論渾身の競馬講座の軌跡 - 競馬渡辺理論オフィシャルサイト

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競馬渡辺理論渾身の競馬講座の軌跡 - 競馬渡辺理論オフィシャルサイト
競馬渡辺理論渾身の競馬講座の軌跡
このPDFは僕の競馬理論の根底を、語っている心からの競馬講座です
by
渡辺
本日から初心者講座を開始いたします。
講座は初心者マニュアルに沿って進めてまいりますが、
だいたい一ヶ月半くらいで、競馬のだいたいのことがわかるようになるのを目
標としたいと思います。
講座は月~木までで、未勝利マニュアルを基にした予想の方は別のメルマガで
金曜日と土曜日にポイントと予想を前日に配信いたします。
皆さんは、競馬商材を購入するくらいですから、競馬は楽しめればいいやとは
思っていないはずです。
楽しむことは大事なのですが、ここではそういう前提で進めていきます。
本当に基本的な事から始めますので、中級者以上の方は物足りない
かもしれませんので、ご自由に解除なさってください。
まず、3ページに書いているように、皆さんが馬券を買った場合、約20~2
5%をJRAに取られているのです。
単勝(1着の馬を当てる馬券)
複勝(1着~3着に入る馬を当てる馬券)
は大体20%その他の馬券は大体25%取られています。
僕が単勝馬券を勧める一つの理由に、この5%の差があるのですが、
意外と認識している方は少ないようです。
5%がいかに大きいかは、消費税でおわかりでしょう。
大きい買い物をした場合、ばかになりませんね。
つい最近まで、投資競馬というのがはやっていましたが、
それがいかに無謀なものであるかを示す話として、
以前ジェイコム株の発注ミスで一瞬で20億儲けた青年、
彼は1日大体5000万の利益を上げていますが、
その利益を上げるのに1日100憶投資しています。
投資に対する1日の利益は0.5%です。
投資というのはそれは極端としても、
年間1億儲けるためには最低1億賭けなければ難しいでしょう。
手数料が競馬とは比べ物にならないくらい安い株でこのとおりなのですから、
競馬はもっと厳しいと理解することから始めなければ競馬では勝てません。
つまり、1億と言う言葉が出てきた時点、回収率300%と言う時点で詐欺だ
と疑う必要があるのです。
ちょっと横道にそれました。
次の項目にあるように、競馬は馬の能力によってクラス分けされております。
例えば、相撲の世界が幕内、十両、幕下、序二段、序の口と分けられているよ
うに女性の方にはかえってわかり辛かったでしょうか。
その、一番下というかほとんどの馬が初めてレースを経験するのが新馬戦、
新馬戦で負けた馬たちが出走するのが、未勝利戦だと基本的には考えてくださ
い。
つまり、新馬を勝つ馬はエリートということになります。
あのディープインパクトは新馬を勝ってから4戦目でG1(一番上のクラス)
を勝ちました。
どこの世界でも、エリートは出世するスピードが速いものです。
新馬戦は2歳の夏から始まり、3歳の春まで行われます。
馬は基本的に一般的には3歳の夏を越してから強くなり、4歳の春~秋にかけ
て充実期を迎えます。
馬の年齢にも注目してみると、面白いでしょう。
さらに、不思議なことに競争馬の中でも、
レベルの高い世代と低い世代というのがあったりします。
アイドルとかワインとかでも当たり年というのがありますが、そんな感じです。
そういう世代間のレベルの差も重要な馬券術になります。
ちなみに、今年の4歳馬のレベルは高く充実を迎える時期でもあるので、頭に
入れて馬券を考えてください。
今日はこれくらいで
渡辺です。
昨日から競馬講座を始めましたが、
今日はその2回目、ページで言うと4ページ目から
今日は主に調教師の話について
調教師とはマニュアルにあるように、
馬を預かり調教してレースに出すまでを管理する仕事です。
一般には○○厩舎と言う呼び方で調教師を指します。
騎手を引退した谷中さんが書いた本の中に、
「ダメな調教を受けている馬は、必ずどこかでダメになる。
あのディープインパクトでさえ、能力だけで勝ち進めるのはオープン特別まで
だろう。」
と書いている。
例えば調教師が朝から酒ばかり飲んでいたら(実際にはそんな人はいません)
どうでしょう。
要するに馬の素質ときっちりとした調教を行うことで、
馬の能力が引き出されていくのです。
そのためには厩舎のスタッフが、しっかりと馬の状態を把握して同じ意識
でまとまっていることが大切でそんな厩舎は必ずいい成績をあげています。
これは医療現場と良く似ています。
患者さんに対するアプローチを、医師・看護師・療法士などが共通の認識
を持っていて、常に患者さんのためにいいと思われることを追及する。
そういうことの積み重ねが、長い目でみて勝てる調教師と勝てない調教師
の差になって来るのです。
優秀な調教師かどうか、それは勝ち数や連対率(2着までに入る確率)
でわかります。
マニュアルでは、新馬の調教師データしか配布いたしませんでしたが、
そのうち全体のレースのデータも配布いたしますね。
あくまで、データはデータですが、
基本的には勝率の高い種牡馬、勝率の高い調教師、
勝率の高い騎手を買うことが、長期的に見た場合利益を出すということになり
ます。
これは確率的に当たり前のことですね。
しかし、武豊が乗って人気が上がることはあっても、
鮫島厩舎だからといって人気になることはないです。
だからこそ狙う価値はあるということです。
---------------------------------------------------------今日は騎手について
今年はいつも勝ち星トップの武豊が極度の不振で現在第8位と異常事態になっ
ています。
なぜ、いままで武豊が勝てていたかというと、
単純にいい馬に乗っていたからです。(もちろん100%それだけではないで
すが)
元々騎手の技量はさほど差がないんです。
だからちょっとした精神的なもので勝てなくなったりするんです。
馬に乗る騎手を決めるのは、調教師とか馬主ですが、
少し専門的になりますが、有力騎手にはエージェントがついていて(プロ野球
選手が大リーグと交渉するときに良く出てくる代理人というやつです)
騎手の乗り馬の確保したりしていて、最近力をつけてきています。
(もちろん、一流騎手以外商売になりませんのでほんの一部ですが)
だから、一流騎手はけっこう自分で馬を選択する権利もあったりするのですが、
それは、やはり馬主や調教師の評価あってこそなのです。
みんな気付きだしたんですね。
もしかしたら、岩田騎手の方が使えるんじゃないのってことに。
昨年一番レース乗ったことでもわかるように、周りの評価が変わってきたんで
すね。
初心者の皆さんは岩田騎手って誰?
と言う感じでしょうが、すごく親しみやすい人です。
おそらく騎手やってなかったら、
天然ボケキャラを生かしてバラエティに出るくらいしか思いつかないような方
ですが、そういう意味で一種の天才と言えるかも知れません。
関西では、今年は安藤勝騎手も好調ですが、これは多分に岩田騎手の影響
というかライバル心から、ここ数年適当に乗っている感があったのですが、
本気モードに入ったというところでしょうか。
2人とも、公営競馬(地方の競馬)出身だけに、負けられないというハングリ
ー精神が強いんですね。
このように、武豊だけでなく一人一人の騎手に注目して見ると、
競馬の面白さがまた一つ増えます。
何せ馬は4年単位くらいで引退しますが、騎手は20年くらい普通に乗ります
から
--------------------------------------------------------------初心者講座
クラス分けについて
競争馬は、早い馬は2歳の夏からレースに出走します。
人間と同じで早熟な馬もいれば、晩成の馬もいます。
最初の新馬戦は、1000mとか1200mとか
短い距離のものが多く、スピードにまかせて勝ってしまう馬も多いです。
2歳馬は最初のうちは、新馬戦を勝つと、すぐオープンクラスに上がります。
これは、勝ち上がる馬自体少ないので、当然の事ですね。
最初の新馬戦は、小倉、札幌、福島競馬で行われ、やがて函館、新潟に移って
行きます。
一般的に、この時期の新馬戦は、札幌、函館が一番レベルが高く、
それは、気候の問題があって、暑い時期は馬に負担をかけない北海道で
レースさせようという調教師の考えもある。
やがて、9月になると、中山、阪神の中央開催が始まり、
2歳馬も、新馬を勝ち上がる馬が多くなって来るため、
500万クラスという新しいクラスが出現する。
つまり、新馬戦を勝つと500万クラス
500万クラスを勝つとオープンクラスというふうな、
3つのクラスができる事となる。
------------------------------------------------------クラス分けについてその2
前回は2歳馬が夏からレースデビューしてから,
2歳の後半までのことをお話しましたが、今日はその続き。
2歳馬は前回言ったように、
秋を迎えると3つのクラスに分けられるのですが、
同時に未勝利戦も始まります。
要するに、新馬戦は1回しか出走できないので、
負けた馬たちによる勝ちあがり戦が始まるのですね。
一般的に一流馬は2戦目までに、新馬戦か未勝利戦を勝ち上がる確率
が7割くらいあります。
こうしてエリート馬は早々とオープン馬になり、重賞レースなどに挑戦してい
くわけです。(G1,G2、G3の順で格が高く普通のレースより賞金高い)
そして暮れには中山と阪神で牡馬と牝馬のG1がそれぞれ行われ、
2歳チャンピオンが決定するわけです。
そして、正月を越すと一斉に2歳馬から3歳馬へとなるわけです。
3歳馬になっても基本的にクラス構成は変わりません。
3歳馬の頂点はダービーなので(再来週ですね)基本的には全馬そこを
目指していくことになるのですが、最近では距離の長いダービーを
敬遠してNHKマイルを目指すマイラー(1600m がベストの馬)も増えてきまし
た。
そして、頂点のダービーを境にまたクラス編成に変更が行われるのです。
この続きはまた明日。
昨日の続き
3 歳馬はオークス、ダービーを終えると一区切り
という感じで、有力馬は秋まで休養に入ります。
まだ、賞金の少ない馬、未勝利、500万、そしてダービー後新しくできる
1000万クラスの馬は、このままでは、秋の3冠最後のレース菊花賞
や重賞レースに出る事ができないので、
ダービーが終わったあとも走り続ける馬が多いです。
特に未勝利馬は、秋までに勝ち上がらなければ、
レースに出走できなくなるので必死です。
そして、ダービー以降の未勝利戦の狙いは、
休んでいた馬を買えです。
なぜなら、絶対勝たなければならない時期に休ませているという事は、
勝てるという自信があるからこそできるのです。
まあ、単に故障の場合もありますので見極めが必要ですが。
そして6月になると、500万クラス以上の馬は、
いよいよ3歳以上の馬とのはじめての対決となるのです。
人間でいうと、ジュニア世代から一般の世代との対決
ということになるのでしょうが、
実はここに重大なポイントが隠されているのです。
-----------------------------------------------------------では、先週の続き
3歳馬は、初夏の札幌開催が始まる頃から、
4歳以上の馬(古馬)と初めて対戦することになります。
実は、ここに大きな問題が隠されているのです。
馬は賞金によってクラス分けされているのは、お伝えしましたが、
1年で一度だけ、賞金制度が変わる時期がこの時期なのです。
つまり、今まで4歳馬が基準だったものが、
3歳馬が基準に変わるので、
今まで、上のクラスにいた4歳馬が下のクラスに落ちてくるのです。
サッカーで言えば J1のチームが、J2 に落ちてくるようなものです。
さすがに、落ちてきたとはいえ元々上のクラスにいた馬ですので、
力は一枚上です。
面白いように4歳馬が勝ち上がります。
それと同時に当然ですが、この時期が一番レベルが高い時期と言えるのです。
イキのいい3歳馬と降級の4歳馬が対決するのですから、当然ですね。
ここで、ひとつ注意が、前の述べたようにこの時期は降級の4歳馬を
狙うのがセオリーなのですが、500万クラスでは、
3歳馬のレヴェルも高く、ほぼ互角と言えます。
逆に5歳以上の馬は、この時期かなり苦戦をしいられます。
この時期は3歳馬のレベルを早めに察知し、4歳馬とどちらのレベルが高い
かを見極めることが大切です。
人間の世界でも、なぜかレベルの高い世代とかありますよね。
そういうことです。
私見では、今年の3歳馬はダートのレベルは標準ですが、
芝ではややレベルが低いと思われます。
基本的に、芝のレースでは、古馬との初対戦では苦戦すると考えていいでしょ
う。
ぜひ、これは覚えておいてください。
馬券で儲ける千載一遇のチャンスがこの時期なのです。
--------------------------------------------------昨日は、クラス編成の変更とその狙いについて述べましたが、
ご理解いただけましたでしょうか。
この点につきましては、実際にクラス変更が行われた際に
詳しく狙いを説明させていただきます。
さらに、昨日は今年の3歳馬はレベルが低いと言いましたが、
これは、大種牡馬サンデーサイレンス(ディープインパクトなど数々の G1 馬を
出した)の子供が4歳馬世代を最後にいなくなったことが、
レベル低下の原因だと思われます。
そのため、サンデー産駒と戦っている4歳以上の世代と、今年の3歳馬
では数字以上の力差があると思ってもらってもいいでしょう。
ただし、3歳馬は春から秋にかけて自然と成長していきます。
人間でも中学生から高校生の頃は、100m走のタイムが自然に伸びますね。
まあ、例外もいるでしょうが。
だいたいどれくらい伸びるのか?
ぼくは以前調べたことがあります。
その結果、ダートで約1秒、芝で0.7秒くらい6ヶ月くらいの間の成長する
ようです。
なんて無駄なことをしているんでしょう。
では、成長する馬と成長しない馬をどう見分けるか、人間の陸上選手であれば、
いいコーチに出会って、いいトレーニングをすれば記録は伸びます。
馬も同じで、いい調教師に恵まれていい環境で調教されれば成長します。
あと、馬の場合特殊なのが、血統という要素ですね。
元々サラブレットは 3 頭の始祖から始まったと言われており、先祖をたどれな
い競争馬は少しの例外を除いて存在しません。
それは人間と比べても、厳格で血統という要素が競馬のカギを握っているので
す。
同時に一番予想をする上で難しく厄介なのも血統なのです。
ではまた次回。
------------------------------------------------------------------前回血統のことを書きましたので、
今回は人間社会に置き換えて少しお話を。
血統というのはいわゆるブランドです。
人間社会で言えば学歴といったところでしょうか。
未だに人間の世界でも、
就職の際に学歴が重要なのは皆さんも理解されるでしょう。
もちろん、調教師や馬主にもブランド信仰はいまだにあります。
その最たるものが、社台グループでしょう。
ベストオブベスト、最高の種牡馬と、最高の牝馬をかけ合わせることによって、
最高の馬が生まれると言う思想。
そして、それはある意味正しいといえるでしょう。
ただし、これができるのは資金力がなければ無理なので、社台グループ以外
にはなしえないでしょう。
社台グループと正反対の経営方針で、馬を生産、買い付けしてきたのが、
ラフィアン、マイネルとかコスモでおなじみの馬主でもあります。
血統よりも、あくまで相馬眼で馬の能力を見抜き、安い価格で買い取り
調教で鍛えて稼ぐ。
人間の世界でいえば、
学歴に関係なく、面接で人の能力を見抜き採用するというところでしょうか。
しかし、この方法も、面接官に相当の能力がないと無理で他に真似できるとこ
ろはあまりないでしょう。
もう一つ特殊な例が、メジロ牧場、いわゆるメジロでおなじみの馬主でもあり
ます。
ここは、人間の世界でいえば同族企業、
基本的に自分のところの昔からの社員同士で結婚させて、
何代にもわたってその血筋を受け継いでいくという感じですか。
しかし、メジロ牧場も種牡馬メジロマックイーンの失敗やもろもろの事情
により、ついにサンデーサイレンスを交配するという事情に。
会社倒産の危機を向かえ、外部から人材を登用したというところでしょうか。
牧場や馬主も倒産したり、破産したりと浮き沈みが多い世界です。
逆に調教師も、どんな血統の馬を入れているかで、ブランド好きかどうか
力があるかどうかがわかるでしょう。
-------------------------------------------------------------今日の講座は、競馬場とコースについて
マニュアルにもあるように日本には、多くの競馬場があり、
それぞれ、独特の馬場形態をしており、それが競馬を難しくしているのです。
馬にも当然、好き嫌いがあって、例えば右回りが全くダメな馬とか、
直線に坂のあるコースがダメだとかいろいろあるわけです。
競馬はコーナーがあってまぎれがあるから、荒れるのだという方もいると
お思いでしょう。
人間の100m競争ならあまりまぎれはありませんから。
そして、数年前から新潟競馬場に直線だけの1000mの競馬が始まりました。
直線の1000mの短い競馬だから荒れないだろう、という予測は裏切られ
普通の他の競馬場の1200mの競馬より荒れてしまうという不思議。
馬は調教で、坂道調教(関西馬躍進の元になったと言われる調教方法)で、
直線を走るが、それでも1000mの直線を走ることはない。
元々、日本の馬は狭い土地で調教を積んでいるので、コーナーを回るのが
全般的に得意と思われる。
以前はスプリンターズS(G1)に外国馬が来て、
コーナーを回りきれなかったことがあったが、コーナーがあってこその
日本の競馬という気がする。
-----------------------------------------------------------------今日の講座は芝とダートについて
競馬の芝とダートについてはマニュアルにも書いてありますが、
芝というのは、文字どおり芝生の上を走る競馬。
ダートというのは、砂の上を走る競馬。
簡単に言えばそういうことになるのですが、各競馬場によって違いが大きいの
で特徴をつかむことが大切になります。
では、まず今開催中の東京競馬場から、
今日はダートコースについての解説を
東京競馬場のダートコースは、
1300m・1400m・1600m・2100mと4つの距離があります。
・1300mは、基本的に先行馬有利ですが、ペースが速くなるとゴール前で
の逆転が良く見られます。外枠はやや不利となります。
・1400mは、ペースがもろに結果に影響いたします。ペースが遅いと前有
利,ハイペースになると追い込み馬が大穴をあけるパターンが多発します。
基本的には、外枠が不利です。
・1600mは、スタート地点が芝で外枠の方が長く芝の部分を走れるので、
さほど枠順による不運はありません。スタートが芝のせいか、ダート巧者でな
くても好走する可能性が高いコースです。基本的には先行馬有利のコースと言
っていいだろう。
・2100mは、距離から見るとスタミナがいりそうですが、
ペースが極端に早くならない限り、思ったよりスタミナは必要としないコース
だ。基本的に先行有利。
東京コースのダートは基本的に砂質が軽いため、
時計が出やすいコースとなっていますので、スピードも要求されるコースと言
えるでしょう。
-------------------------------------------------------------------渡辺です。
火曜日は東京のダートコースについて解説いたしましたが、
東京の芝コースはダートコースに比べてかなり複雑です。
その理由は、雨が降ったりすると影響を受けやすく、
直線どこを通る馬が有利かが変わってきます。
さらに、それを複雑にしているのが、
Aコース、Bコース、Cコースという3つのコースの存在です。
実際に走るコースは一つなのですが、仮柵という柵を設けて、
要は芝生が荒れすぎないよう馬の走るコースを換えているわけです。
Aコースというのが、仮柵のない状態の一番広いコース。
Bコースというのは、Aコースから4mの所に仮柵を設けたコース
Cコースというのは、Bコースからさらに3mのところに仮柵を設けた
コースになります。
これから2週はCコースです。
当然ですが、芝は使いこむほどに荒れてるので、最終週あたりは馬が多く通る
内側が荒れて、外を通る馬が優位になるのは例年の傾向です。
Cコースはペースが上がりにくいので、上がり(瞬発力)の競馬になることが
多く、瞬発力のある馬がいない場合は、先行馬狙いが鉄則です。
安田記念の行われる東京1600mは、各馬一番力の出せる最高のコース
です。
絶対にスプリンターではこなせませんし、スピードがなくてもだめ、
馬の能力がダイレクトに出るコースです
--------------------------------------------------------------------
今日は競馬場についての続きで、
再来週から開催される福島競馬場について
僕のイメージもあるでしょうが、日本で一番特殊なコースです。
昔は、今は調教師になった増沢騎手の庭と言われていた競馬場で、
いわば逃げ・先行有利のコースというのは、皆さんもイメージにもあると思い
ます。
確かにそうなのですが、福島競馬場の芝コースにはもうひとつの顔があるので
す。
それは、馬場のいい開催当初は、先行馬、内枠狙いでいけるのですが、
馬場が改修されたとはいえ、福島競馬場の芝は悪化しやすく剥げやすいため、
一雨降ると内側の芝が悪化し、皆が外を回るという逆転現象がおこるのです。
こうゆう状況になると、スタミナのない馬は直線力尽き、追い込み馬も活躍
することとなります。
そういう馬場になった場合内枠の馬は苦しいのですが、たまに一か八か直線馬
場の悪い内に突っこんだりする騎手もいるので面白いといえば面白いのですが。
たまに、これをやるのは大野騎手で、常に目を光らせていないといけません。
ダートコースの方は小回りコースですが、いたって普通で、先行馬狙いでいい
でしょう。
ただし、勝ち馬は差し馬も多いので、馬連を買う場合先行馬を軸に、差し馬へ
流すというのがベストです。
----------------------------------------------------------------
前回までは、競馬場ごとの狙いについてお話してきましたが、競馬場の詳しい
説明については、開催替わりの週に詳しく説明していきます。
来週は、阪神競馬場のいついて詳しく説明いたします。
今日は馬の見方の基本について
皆さんもパドックというのはご存知だと思いますが、
(競馬場でレース前、コースに入る前に周回して馬の調子を計る場所)
正直言ってパドックを見ても初心者の方はよくわかりません。
何せパドックの解説者でさえ、僕が見たところ馬を見れるのは1割ぐらいなの
です。
素人でも解説者になれる、競馬業界はそんな不思議な世界なのです。
話がそれましたが、では初心者は馬のどんなところを見れば上達するのか。
それは何といっても、走る姿をよくみることです。
とりあえずのチェックポイントは三つです。
・馬の一完歩の幅が、大きいか小さいか。
・首の位置、首の使い方。
・折り合いが難しい馬か。
1の場合、人間の陸上競技の場合、ストライド走法とピッチ走法となるのでし
ょうが、一概にどちらがいいとは言えませんが、決め手比べになった場合ピッ
チ走法の馬、
スタミナ勝負の場合ストライド走法の馬となるでしょうか。
2の首の位置ですが、頭の位置の高い馬は一般的に瞬発力があります。
逆にスタミナにはやや不安があります。
それに対して頭の位置の低い馬は、瞬発力はないですが、長くいい足を使えま
す。
したがってアタマを上げない馬は瞬発力のあまり関係ないダート向きの馬が多
い。
アタマの位置が同じ馬でも、首の使い方しだいで能力がかなり変わってきます。
首の上下動がスムーズで大きい馬。
そういう馬は、瞬発力もありますし、スタミナのロスも少ないので中距離以上
が向いていると言えそうだ。
3の折り合いについては、騎手とのコンビネーション。つまり馬がいかに騎手
に逆らわずに指示どうり動いているか。
折り合いの難しい馬といえば、コスモバルクが頭に浮かびますが、要は自分の
意思で勝手に走りたがる馬。
こういう馬は、人気になっては消える確率が高いので注意が必要。
こういう馬を見つけたらチェックが必要だ。
更に、こういう馬が馬具を替えてきたら要注意だ。
馬具については来週。
競馬初心者講座
本日は馬具について
馬は元来怖がりなものです。
競争馬としての調教を受けて少しずつ矯正される馬もいますが、ゲートのよう
に狭いところに入るのが厭で、入らない馬や、レースで周りの馬を気にしたり、
砂をかぶったりするとからきしダメな馬も多く存在します。
そんな周りの馬を気にする馬の矯正用でいろんな馬具が使われています。
有名なものに、競馬新聞にもBと記入されているブリンカーがあります。
目の周りの視界をさえぎる事によって、他の馬をきにすることなく走れるよう
になるわけです。こういう馬は、基本的に距離損よりも、他馬に絡まれない外
枠ということになります。
基本的に付け始めに一番効果があるので、初めてつける馬は注意が必要です。
あと良く使われるのは、チークピーシーズ、これも周りの視界をさえぎるもの
ですが、競馬新聞には記載されていない場合もありますので、コメントを読ん
だり、パドックで確認することが大切ですし、新聞によっては記載のあるもの
もあるようです。
似たようなものに、ホライゾネット(目そのものを覆う馬具)があり、これは
他の馬具より強力ですが、自滅する場合もありえるので注意が必要です。
他では、ハナの頭に丸い輪のようなものをつけるシャドーロール(昔ナリタブ
ライアンがしていてメジャーになったもの)フォームの矯正などに使われます。
基本的には、馬も気持ちの面が5割くらいを占めますので、こういう馬具を付
けた馬(シャドーロールは除く)は気持ちの面で弱いところがあるので、狙い
続けるのは危険です。
今日は降級馬について
降級馬という名前からは、負けて落ちて来たというイメージですが、
競馬の降級馬というのは、勝っていても降りてくる場合があるので、
実力上位馬という位置付けでいいと思います。
サッカーでいえば J1 のチームが J2に降りてきて対戦するような感じで、
普通入れ替え戦とかは、J1 でも下の方のチームと J2 の上位
のチームの対戦となるのですが、
競馬の場合、J1 の上位のチームがいきなり降りてきて、
J2 の中位のチームと対戦することもありうるわけです。
つまり1年で一番、力の差があるメンバー同士が戦う時期であるといえるわけ
で、1発勝負だけに何が起こるかわからないとはいえ、このチャンスを逃す手
はないわけです。
降級馬については、メインメルマガで、競馬開催前日に詳しく各馬について説
明させていただきます。
あともうひとつ重要なのが、競馬情報紙などでも降級馬については書かれてい
る場合が多いのですが、
馬のリフレッシュ効果です。
違う環境の馬達との対戦が始まるということで、馬も気持ちがリフレッシュさ
れます。
馬は力負けした馬のことや、厭なことは休むまでは憶えていますが、上記のよ
うな変化に加え
競馬場も変わるという環境の変化も加え、かなり集中力が高まります。
この時期のレースに勝った馬がその後も活躍するケースが多いのは、
そういうことで、精神面の充実がもたらすことが多いのではないかと思います。
-----------------------------------------------------------------渡辺です。
こちらの方は最近暑いのですが、皆さんの地域はどうでしょう。
実は暑さというのは、競争馬にとっても大敵なのです。
一流馬といわれる馬は、宝塚記念が終わると休養に入りますし、
他の馬も涼しい北海道(札幌、函館)を目指す馬が多くなります。
定説では、夏場は牝馬と芦毛馬を狙えということですが、実際はどうなのでし
ょうか?
人間でも夏場は黒い服を着ていると、光を反射しないので、暑く感じますが、
白っぽい服を着ていると光を反射して暑さを軽減できるので、
毛色が白っぽい芦毛馬は暑さを気にしないということなのでしょう。
白毛のシロクンという馬もいましたけど。
逆にいうと、黒人は黒いのに暑さに強いじゃないかということにもなりますが、
調べたところ、芦毛の馬は他の毛色の馬より夏場の成績が実際かなり良かった
です。
定説にうそはなかったです。
さらに、牝馬が夏場強いというのも本当です。
やはり、仔馬を産み育てる遺伝子の影響で我慢強さが備わっているからでしょ
う。
今日の講座は斤量について
競馬新聞を見ると斤量という項目があって
57kgとか、55kgとか言う記述があるのはご存知だと
思いますが、実はこの斤量、先週の競馬でも微妙に影響していました。
馬には当然騎手が乗りますが、騎手の体重は普通の騎手だと40キロ台
後半ぐらいです。
それに鞍の重さや、調整のための鉛の重さなどを合計して斤量になります。
障害レースの場合総じて斤量が重く、体重の関係で障害レースしか乗れない騎
手も存在します。
実は斤量と一番密接な関係があるのが、距離と馬場です。
人間の場合で考えてください。
重いものを背負って陸上のトラックを走るのと泥田を走るのが、どれだけ違う
か。さらに、雨が降っていれば水分をすってさらに斤量は増えます。
距離の問題ですが、これは車で考えるとわかりやすいでしょう。
ダンプと軽自動車どちらが、最初加速しやすいでしょう。
もちろん軽自動車ですね。
加速がついてしまえば、どちらが有利とは言えないですが、下りではダンプ、
登りでは軽自動車が有利なのはいうまでもありません。
つまり、スタートダッシュを必要とする短距離戦ほど、斤量の差は影響すると
いうことです。
障害レースはだいたい2700m以上ですが、60kgを超える斤量の馬が勝
つのも普通で、長距離レースほど斤量は影響しないと JRA が公言しているよう
なもので、特に先行有利の福島競馬の短距離戦では、
斤量の軽い馬を狙うのがセオリーとなります。
もちろん馬にある程度の力があるのが前提となりますが。
-------------------------------------------------------------------
渡辺です。
今日からは、競馬新聞から正しい情報を得る方法についてお話します。
皆さんはどの競馬新聞を使っていますか?
場外馬券場などに行くと、スポーツ新聞で馬券買っている人、
中には出馬表だけで買っている人もいます。
もちろんそれでも100%勝てないとはいえませんが、
馬券はしこたま買うのに商売道具にケチるのは正しいとは言えません。
ただし、競馬新聞も活用しなければただの紙くずです。
皆さんは、まず競馬新聞のどこを見るでしょうか?
普通は馬柱(競走馬のここ何走課の情報)を一番先に見てあと評論家などの印、
さらに調教欄やコメントを確認するパターンが多いのではないかと思います。
今日は、調教師などのコメントの読み方から馬券のヒントを得る方法について。
調教師のコメントは、9割方、悪いことは紙面上かかれていません。
みんな自信満々に見えます。
ただ良く見ると希望的観測で言っているのが垣間見えます。
例えば,「短期放牧でリフレッシュ。攻めの動きもいいよ。すんなり行けそうな
この距離で、マイペースで運べればチャンス」
と言う感じのコメント。
これをシビアに訳すと
「短期放牧でリフレッシュ(してればいいなー)攻めの動きもいいよ。
すんなり行けそうなこの距離で、マイペースで運べれば(イイナー)チャンス
(はどの馬にもある)」
カッコの中が本音になります。
次のようなコメントは
「久々で昇給戦だが、攻め十分で仕上がりは上々、スタートさえ五分なら決め
手通用」
訳すと
「久々で昇給戦(キビシー)だが、攻め十分仕上がりは上々(悪いなんて言え
ないもんねー)、スタートさえ五分なら(良く出遅れるんだよねー)
決め手通用(するといいねー)」
と言うような感じで抽象的で希望的観測の多いコメントは信頼できない。
ではどんなコメントが信頼できるのか?
要は、具体性のあるコメントである。
例えば
「前走は内枠で揉まれて嫌気をさしてしまった。
今回はブリンカーをつけてみる。できれば外枠を引きたい」
みたいなコメントで実際外枠を引いた場合、当然ねらい目となります。
あとは、「前走は、少し緩めたため太め残り、最後息切れしたのはそのせいだ
と思う。
今回びっしり攻め馬を行って当日10kgぐらい絞れていればいい勝負にな
る」
これなんかも、かなり具体的ですね。
あと、他の馬を気にしたコメントをしている場合、実力はあるのに妙に弱気な
コメントの場合などは逆に注意が必要。
-----------------------------------------------------------------渡辺です。
競馬新聞の上のほうにある、評論家や記者たちの印、
まあ7割方あてにはなりませんが、印によってどの馬がどれぐらい人気になる
のかの目安にはなります。
僕も、口をすっぱくして言っているのですが、評論家などの印を有効利用する
には、継続して同じ新聞を読むことです。
そして、新聞の予想陣の中から、良く当たる人を2人くらいと、穴狙いの人を
1人、外れが多い人1人。
コラムなどがあったら、それもチェックします。
大体良く当たる人で的中率が5割くらいですので、チェックした人が、
どのような条件が得意でよく当たるのかなどをチェックします。
例えば、いつも人気の馬に◎を付けているのに、時たまあまり人気のない馬に
◎をつけたりする時は良く当たるとか。
穴狙いの予想の人は、人一倍レースを良くチェックしています。
予想の根拠を見ていたりするだけで、初心者の方もかなり参考になると思いま
す。
関東で有名なのは、競馬研究の池田や、馬のアベコーなどでしょうか。
あと、一番使えるのが、あまり当たらないコラムなど、人気馬を逆説的に消せ
るわけです。
コラムでいうと、日刊競馬の山野浩一の血統馬券など。
確率でゆうと取り上げた馬の連対確率は2割ほど。
例えば土曜日に当たってしまえば、95%の確率で日曜日は来ません。
どんな人気馬でもです。
そんな時は、穴狙いの僕としては、人気馬を推奨してくれと祈るわけです。
-----------------------------------------------------------------渡辺です。
競馬新聞の見方。
今日は馬のリズムについて
人間にも疲れやすい人間とタフな人間がいるが、馬も同じです。
例えばプロ野球の先発ピッチャー、
中4日とか中5日とかで投げますが、もっと間隔を開けないとだめなピッチャ
ーもいるし、特に年を取ってくると、一週間くらい間を開けないときつくなり
ます。
馬にも実は同じことが言えます。
良く目にするのが、一戦おきに好走する馬、2-7-2-9-3着のように着
順が替わります。
これは、本当は中4週ほしいところを、中2週で使うので、
疲れが取れるのに調度その周期になるというような感じでしょうか。
それと、これは当然ですが、人間でも100mを走るのとマラソンを走るので
は疲労が違います。
オリンピックでも100mは1日2R走るのに対し、マラソンは何ヶ月も間隔
を開けて走ります。
これは極端な例ですが、馬も長い距離を走るほど疲労は残ります。
あと以外なのは、スローペースだと疲れないのかと思いますが、結果から見る
とそうではなくむしろ逆なのです。
これは、一気に加速することが馬に極度の負担をかけるということなのでしょ
う。
あと、競馬を数字で計る人にはわからないと思いますが、
馬はメンタル面が50%を占めるというのがあります、
スローペースというのは、その精神面の負担も大きくなるかもしれません。
人間も、渋滞でのろのろするとイライラするのと同じでしょう。
このように、馬には精神面と肉体のバイオリズムがあり、何種類かのタイプが
あるということになります。
競馬新聞の読み方
調教欄について
競馬新聞には、調教欄というのがあり、各レースの各馬の調教が載っています。
でも、初心者の方には数字の羅列でさっぱり
わからないという方もいらっしゃいます。
そうです最初はわからなくていいのです。
調教欄が見れなくても馬券は取れます。
ただし、渡辺理論でも推奨している
休み明けの馬を買う場合だけは注意してください。
3ヶ月の調整の休養明けなどでは、例外もありますが
3ヶ月以上休んでいて一杯に追えていない馬は不安があります。
古くは、あの伝説の3冠馬ナリタブライアンが、
圧勝の有馬記念以来の休み明けの秋の天皇賞。
調教では一杯に追われず、それでも能力が違うと1番人気に。
賛否両論ありましたが、結果は惨敗。
調教はあくまで練習。
人間でも練習の時はやたらに強いけど
いざ試合になるとダメという人もいます。
でも、何ヶ月もブランクがある方はそれなりの練習をしないと
感覚が取り戻せません。
馬も人間に当てはめて考えると、意外と理解できたりします。
今日は、馬の折り合いについて
競馬用語で、よく「引っかかる」とか「掛かる」
と言う言葉を耳にしますが、これは、騎手の意思に逆らって馬が前に前に無理
やり進もうとしている。
つまり、騎手と馬の意思がうまくかみ合っていないということになります。
レースをチェックしていれば、掛りやすい馬というのはわかりますが、
そうでない場合、出馬表などからそんな馬を見つけ出すのは至難の業です。
唯一、調教師のコメントなどから判断するしかないようですが、
では、掛かる馬を発見したとして、どのように狙いますか?
一時期ダンスインザムードという馬が、4歳時引っかかっては惨敗していた時
期がありました。
掛かって先行していた馬、それを1度レースを度返しして、
後方で折り合いだけを考えて抑えこんでいた毎日王冠。
そして、次の天皇賞では、前年の2着に続いての3着と健闘しました。
このように、掛かる馬というのは、
一度後方で何もしないまま終わった次のレースで好走する例が多いのです。
そして、僕が注目しているそんな掛かる馬が、ラジオNIKKEI賞に出走の
ブラックオリーブスローペースだと掛かりやすいので、仕方なく後方で抑えて
届かず。
ハイペースでも前を追いかけて自滅など、折り合いの難しい馬ですが、
ある程度ハイペースで掛からなければ、相当の能力を秘めています。
ペースも速くなりそうな今回、
前走折り合いに専念した効果が現れるのではないかと期待していますが、果た
して。
--------------------------------------------------------馬柱から、競走馬の能力を測る方法。
馬の強さとは?
馬柱から馬の強さを計る方法は。
上がりタイム
よく上がり34秒台の強烈な脚とかいう表現を使いますが、これも一つの目安
にはなるでしょう。
安定感
着順が安定していて掲示板を外さない。
こうゆう馬は能力があるが、根性のない場合や、
ノドなどに疾患があり最後のふんばりがきかない場合もあります。
僕は本当の馬の強さは、どんな条件でも力を出す精神力だと思っています。
どんな条件といっても基本的に、芝とダートの適性は精神力だけではどうにも
ならない部分もあるので、
・距離に対する融通性
・展開に対する融通性
・コースに対する融通性
の3つに優れているのが、強い馬ということになります。
距離が伸びても、我慢強く走る事。
ハイペースでもスローペースでも最後の頑張りがきき、
どんなコースに行っても、力を出し切る。
そんな馬を見つけるのは、
その馬の連対率(2着以内)が高い事(馬柱の一番下を見る)
そして何より重要なのは、クラスがあがっても(つまりペースが変わっても)
すぐに順応すること。
人間でもそうですが、失敗を成功の糧にできることが一番重要です。
昇級後の2戦で差のない競馬に持ち込むことが、
順応性の高さを表していると思います。
---------------------------------------------------------------雨と馬場について
東北の方はようやく梅雨らしい天気になってきましたが、
今日は雨と馬場の関係についてのお話。
マニュアルにも書いてあるように、雨が続いて馬場が悪くなると
時計が遅くなります。
逆にダートコースの場合、基本的に時計が早くなります。
この基本を踏まえた上でのバケンの狙い方は、
芝の場合もちろん前のレースをよく観察することが大切です。
内側が全く伸びない馬場なのか、
内も外も同じなのか?
内が伸びない場合ジリ脚(3~5着が多い)の実力馬を狙います。
内も外も変わらない場合、内枠の人気薄を狙います。
これは、中京競馬場などでよく出現します。
福島競馬では、雨が降ると時と共に間違いなく内はドロドロになります。
外を回る馬が有利なのですが、
最後は根比べみたいになります。
今週もそのような状況になる可能性は高いです。
血統でいうと
オペラハウス
ダンスインザダーク
アドマイヤベガ
メジロマックイーン
メジロライアン
メジロの馬は福島の重馬場はもってこいの馬が多いですね。
あと母の父トウショウボーイなんかも重は鬼の可能性がたかいです。
-----------------------------------------------------------渡辺です。
先週は多忙のため、メール配信お休みいただきすいませんでした。
本日より新たに登録されました方を含め、
リニューアルして配信いたしますのでよろしくお願いいたします。
今まで、初心者講座を配信されていた方も、
もちろん僕も初心に帰ってまず競馬の基本から始めます。
競馬商材を販売している立場からすると、
矛盾しているようですが、
競馬というのは本来面白くて、
ひとそれぞれの楽しみ方があって、本当に一生付き合えるギャンブルです。
この楽しむという気持ちがないと何事も長続きしませんし、儲けることもでき
ません。
ただ儲けたいとか、金持ちになりたいという動機で競馬を始めた場合、
欲が深いほどギャンブルでは負けることになります。
ただ、儲けたいという方はFXや株その他にも、
いろんなものがありますので、そちらの方がリスクなく儲けられます。
いくら賭けたからといって、
競馬のようにオッズが下がるということはないのですから。
競馬を楽しむといっても基本がないと楽しめないわけで、
このメールが最初の一歩になればいいなと思います。
まず、自己紹介から
僕が競馬を始めたきっかけは
ブログより抜粋
仙台の専門学校に通っていた僕は、テレビで知った一頭の馬のファンになり、
わざわざ菊花賞の日東京競馬場場外まで遠征したのだった。
僕は、その菊花賞の日初めて馬券を買った。
サクラスターオの単勝1万円。
6ヶ月の骨折明け・しかも過酷な淀の3000m。
おそらく勝てる と思っていた人はほとんどいなかったのでは?
正直私も半信半疑だったが、能力が違うはずとは思っていた。
レースは断然の1番人気メリーナイスが早めの仕掛けであがっていく中、
スターオは馬群で我慢の競馬をしていた。
メリーナイスは距離の壁か伸びない。
なにが勝つんだとみんなが 思っている中、
馬群をこじ開けるように抜けてくる馬がいた。
そうサクラスターオだった。
さすがに最後はアップアップだったが奇跡は起きたのだった。
僕はこのときほど馬券があたった喜びを知らない。
何倍もの金額を手にした時でさえ。
そして、同時にこの時東京への就職を決意することとなった。
そうすべては競馬のために。
その後サクラスターオは有馬記念のレース中、
大ケガを負い、しばらくのち悲劇的な最期を迎える。
できれば少し休ませてあげたかった。
以上
こうして僕は競馬へのめりこんでいくことになる。
同時にそれは、楽しみと苦しみの日々の始まりでした。
-------------------------------------------------------------クラス編成について
競争馬は能力によってクラスごとに分かれてレースをします。
ここでは、解りやすく人間の陸上競技に置き換えて説明します。
まず、高校生になって陸上部に入りはじめて地区の大会に出たとします。
そこで、優勝すると郡市の大会に出場できます。
実際にはありえないことですが、優勝した場合もちろん賞金が出ますし、
これは入着した馬すべてに支払われます。
勝ちあがったものは郡市大会に出場し、
優勝すると県大会へ、
ここでは、優勝馬・入着馬にそれぞれ地区大会より多くの賞金が支払われます。
賞金はもちろんですが、1着が一番多く、順位どうりに金額が増減します。
各大会は毎週開催されていて、勝ち上がったものだけが上の大会に進むことが
できます。
そして、県大会を勝ち抜いてようやく全国大会への出場権を得るわけです。
全国大会のレースは、いろいろありそのレースの格によって賞金も違います。
メジャーな大会になると、外国からの招待選手も混じったりします。
まあ、置き換えるとこんな感じになるでしょうが、要は全国レベルの人と地区
レベルの人が一緒に戦っても、勝負にならないので、レベルが同じ人同士を集
めたのが、クラス分けということになります。
そして、このクラス編成こそが、
競馬を難しく、荒れさせる要因となっているのです。
--------------------------------------------------------------------渡辺です。
競馬新聞の見方が分からないという超初心者以外の方は、
競馬新聞などを見て一番最初に目がいくところは、
馬の名前とかはもちろんですが、その馬の最近の成績だと思います。
事実日本のように、
詳細なデータが載った新聞がある国は珍しく、
海外では過去の着順のみが掲載されているものも多いです。
初心者・普通の人は、
最近1着とか2着に来ている馬が強いと思えるはずです。
それはそれである意味正しいのですが(調子が良いから好走している)
過去3走、3 着・4 着・3 着のように、一見安定しているように見える馬も、人
気になります。
しかし、このタイプは人気の割には馬券になる確率が低く、買ってはいけませ
ん。唯一買ってもいいのが、馬場が悪くなった時くらいです。
このタイプの馬は、瞬発力不足の馬や根性なしが多く、最後競り合うとだらし
なかったり、中には勝ち上がるとクラスが上がってしまうので、
好走できる今のクラスで、ずっとやっていこうなどという輩もいますので、注
意が必要です。
僕はこういう馬を居候馬と呼んでいますが、
基本的に、ある程度歳をとった馬にそういう居候馬は多いです。
-----------------------------------------------------------渡辺です。
競馬初心者講座
今日は、競馬をやっていく上で、最も重要なことを述べます。
先週のメルマガで、
3・4着が多く安定しているように見える馬は買ってはいけない。
と書きましたが、なぜか?
また3着に入るかもしれないじゃないか?
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
そんな馬を3着以内に入ると配当が入る馬券(複勝馬券)を買っても
オッズは絶対に2倍以上はつきません。
オッズが1.5倍で元を取るためには、3回に2回馬券を当てなければなりま
せん。
これは、簡単なように見えて実はそうでもありませんし、
資金がないと勝ってもたかが知れています。
これが、例えばオッズが10倍以上の単勝(1着馬を当てる馬券)を狙ってい
たらどうでしょう。
10回に1回当たれば元が取れます。
その10回に1回が難しいんだよと言う方もいますが、
そういう方は一生馬券では勝てません。
最初に、安定して3.4着に来ている馬を買ってはいけないといいましたが、
では、単勝で買うとき買うべき馬とはどういう馬なのでしょうか?
つまり、逆に安定はしていないけど、能力はある馬ということになります。
つまり、ある条件の基では走るけど、そうでない時はからっきし駄目な馬。
人間でも、気分屋でいい時と悪い時の落差が大きい人がいるでしょう。
そういうふうな馬に目をつけていくこと、それだけで馬券力が向上します。
例えば、7・2・13着と前3走していたとしたら、今回は走るのではないか?
と考える感覚が競馬では必要なのです。
これは、競馬で一番必要な考え方の基本なのです。
でも、これを教える人は少ないです。
皆と違う思考をすること。
これが競馬で勝つ考え方なのです。
馬と騎手
競馬にとって騎手というのは重要です。
例えば、ずぶのしろうとで、
ようやく馬に乗れるようになった人が、
例えばディープインパクトの乗っても、騎手の乗った未勝利馬には勝てません。
これは極端な例ですが、このように乗っているだけで邪魔している場合もある
わけです。
よく見かけるのが、騎手がスタートしたあとすぐ落馬して、いつもは後方を進
んで勝ち切れない馬が、最終コーナーでは楽に先頭に立ち勝ってしまう(実際
は失格ですが)ケース。
これなどは、もちろん斤量(重さ)の問題もありますが、
普段いかに騎手が馬の走る気を、邪魔しているかといういい例です。
騎手の評価は、専門家と言われる人の間でもさまざまで、
技術に大差はないと言う人もいれば、競馬は騎手だと言う人もいます。
関係ない話になりますが、
僕は将棋が好きで、若い頃はプロになりたいと思っていたほどですが、
将棋のプロも技術的には皆紙一重で大差はありません。
しかし、7割勝つ人もいれば、3割しか勝てない人もいます。
結局のところ、何が違うかと言えばメンタル面というしかありません。
一部の天才を除けば、常に勝つためにはどうすればいいか、
少しでも上達するにはどうしたらいいか?
そういう日々の積み重ねが結局のところ、結果に現れるんですね。
去年の終わりに僕らが酷評していた田中勝春騎手が、
心を入れ替えて禁煙して、節制しだしてから復活してきたのはいい例だと思い
ます。
馬は人を見ますから、なめられては仕事にならないわけです。
-----------------------------------------------------------------
今日は、本当に強い馬とはどういう馬かという基本的な問題を!
良く、本当に強い馬とはどういう馬かという問題に対して、
早いタイムや時計で走る馬と答える人がいます。
陸上の100m競争ならそれもあながち間違ってはいませんが、
競馬の場合ほとんど当てはまりません。
最近の名馬では、ディープインパクトの場合、他馬との能力差がありすぎて、
ちぎることが多かったですが、
年間重賞8連勝した名馬テイエムオペラオーは、
ほとんどのレースで着差をつけないで勝ちましたし、
往年のサンデーサイレンス産駒もそういうタイプが多かったです。
例えばマーベラスサンデーなど。
昔で言えば、シンザンなども(知らないかも?)ここぞという
レースで競り合えば絶対負けないという馬でした。
見た目にはちぎって勝つ馬が強く見えますが、
本当に強い馬とは、無駄な力を使わない馬なのです。
つまり、5の力に馬には6の力で勝ち、7の力の馬には8の力で勝つ。
マラソンなら、世界記録で走れば賞金の出る大会もありますが、競馬の場合、
どれだけのタイムを出そうと、何馬身千切ろうと賞金は変わりません。
ここが重要なのですが、このポイントが僕が最近の競馬で、
着差(1着とのタイム差)より着順(何位に入ったか)を重要視しているのは、
この賞金という制度がある以上、
競馬はそれを中心に回っていると考えるのが自然だと思うからです。
では、今日の問題です、競馬で賞金が出るのは、何着まででしょうか?
できればわからない方は御自分で調べてみてください。
---------------------------------------------------------------
競馬の賞金の答えですが、実は8着まで賞金が出ます。
マラソンなどでも8着まで入賞と言っていますが、
競馬の場合8頭立てなどもざらにありますので、
レース選択のうまい調教師なら、ただもらいの賞金ということもあるわけです。
賞金の件について話をしましたのでその流れで、
経済原則から見た調教師や騎手の現状について少し。
僕が競馬を始めたころ、厩舎に所属する騎手というのが多くて、
要は昔は厩舎というのはある程度収入が保障されていたので、
自分で活躍できるようになるまでは、
厩舎に所属して食わせてもらうというのが普通だったのです。
昔は自分で営業すると言う人もわずかだったし、もちろん今全盛のエージェン
ト(代理人)などは、岡部ラインの松沢を除けば皆無に等しいものでした。(こ
こらへんはわからないと思うので流してください)
おそらく10年ほど前からですが、活躍している厩舎は多くの馬房をもらうと
いうような経済原則によって、厩舎も騎手も生き残りに必死になりました。
そして超格差社会が誕生しました。
騎手になっても今は、良くて2人に一人ぐらいしか騎手としては食べていけま
せん。
20年くらい前は抜群の力を持っていた調教師も、今では実力がなければ馬も
確保できないほどの有様です。
それでも中央競馬はまだ恵まれているんですね。
地方競馬の騎手の手当てを見たら、かわいそうになります。
それでも、騎手が好きで馬の乗ることが幸せという人がほとんどなんです。
-------------------------------------------------------------------渡辺です。
初心者の競馬上達に何が大切かと言えば、
僕は、楽しんでレースを良く見ることと答えます。
何が重要といって、レースほど重要なヒントが隠されているものはないですし、
最初から、レースも見ないで当てようとするなら、何も競馬でなくてもいいわ
けです。
見ているうちにいろんなことがわかってきます。
もちろん、競馬場にいけないかたは、グリーンチャンネルでもいいです。
馬の汗が白くなることや、馬は実にいろいろな装具をいつけてレースに出てい
ること。
あとはレースを見るときは、最後の4コーナーを回る前あたりから集中して見
るといいです。
その馬の手ごたえ(余裕はありそうか?)は良いのか、悪いのか?
手ごたえと比べて、そこから騎手が追った時伸びるのか?
走りに迫力があるのか?
競り合った場合負けまいと根性を見せるのか?
勝った場合ゴール前でまだ余力があったのか?
これらのポイントに注目しながらレースを見ていきます。
自分が強いと思った馬をチェックしておき、その馬がその後活躍するかどうか
チェックします。
それを、反省しながら繰り返すことで、走る馬がわかるし、競馬の楽しさもわ
かってきます。
なにごとも、基本は大事です。
おそらく、商材販売者の中には、競馬の基本もわからない輩が、半分近くはい
るでしょう。
競馬がわかってくれば騙されることもなくなります。
基礎さえ身に付ければもう、
トータルで競馬で勝つことは難しい時代では、なくなってきています。
あと、は一つのスタイルを貫くだけです。
---------------------------------------------------------------
渡辺です。
僕は、20年競馬をやっていますが、
最初の18年は、強い馬(速い馬)が勝つと思って、
強い馬(速い馬)を探すことに必死でした。
トウカイテイオー、イブキマイカグラの世代から、時計理論に倒錯し、
今でも時計は渡辺式というものを毎週つけています。
ラップ分析、調教時計から馬の能力を測り、血統の勉強もかなりしました。
もちろんその努力は、僕の実になり血になっているのですが、
結局それだけでは勝てないということもわかりました。
競馬で一番強い馬が勝つのは、3割だけです。
あとは強い馬は2着以下に負けるのです。
そのことに気づきこだわるだけで、
競馬での負けの可能性はかなり減ります。
いきなり冒頭から初心者講座には、難しいことを並べ立てて、
わからなかった人も多いでしょうが、
大事なのはなにをもって初心者というのか?
僕の定義では、競馬のことがわかっていない人を初心者という。
いくら、競馬に詳しくても、
・競馬で一番強い馬が勝つのは、3割だけです。
あとは強い馬は2着以下に負ける。
・競馬は強い馬が勝つのではなく、勝つべき馬が勝つ。
この二つを理解していなければ、初心者と同じです。
逆に競馬を始めて1ヶ月でもそのことを知って実践していれば、
すでに初心者ではありません。
競馬新聞でも、スポーツ新聞でもいいですが、◎が揃っていて人気の馬、
まず、疑ってかかることから始めましょう。
この馬は綺麗に化粧しているから、綺麗に見えるけど、
化粧を取ればすぐ化けの皮が剥がれます。
まず、試しに単勝5倍以内の馬をすべて消して、
1ヶ月くらい他の馬の単勝を買ってみてください。
そして、どんな馬が勝つのか確かめてみてください。
それをもし、1ヶ月続けられたら、間違いなく初心者ではなく、
他の武道などで言えば、有段者になっているはずです。
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渡辺です。
前のメールで確か、初心者の方は競馬を楽しむことから始めるべきと言ったよ
うな気がするのですが、楽しみながら馬券を買い、考えたくさんのレースを見
ることで、だんだん新聞の見方や、騎手の事、馬のことが少しずつわかってく
るはずです。
お金を賭けているのと、賭けていないのではレースを見る力の入り方が違うの
で、100円でもいいから買うようにしましょう。
半年ぐらいは、競馬に慣れるまで小額で賭け続けるのがいいと思います。
ビギナーズラックとかで最初は当たっていても、だんだん一部の人を除いては、
なかなか勝てないことが、わかってくると思います。
そろそろ、次の段階へ進む準備が来ているころです。
ここからは、雇われ監督が、スポーツのチームを一から作り上げていくような
作業になります。
実はここで誤ってしまうと、
ずっと死ぬまでその人はギャンブルで負け続けることになります。
渡辺です。
中央競馬の中止でしばらく夏休みを満喫させていただきましたが、
本日から初心者講座を再開いたします。
長くお休みをいただきすいませんでした。
今日は連対率(2着以内に入る確率)について
最近こそ、競馬でも騎手に注目した馬券術がかなり出回るようになりましたが
それでも明らかに騎手で馬券売れているなと感じるのは、
武豊・岩田・安藤勝と札幌・函館開催の藤田騎手ぐらいでしょうか。
調教師にいたっては、
調教師の名前で売れているのは、
今は普通の調教師になった藤沢和調教師くらいでしょうか。
競馬初心者の場合、
このように情報が単純でわかりやすい騎手や調教師の連対率を基に、
馬券を買うという戦術は、有効です。
実は騎手の約9割は連対率2割以下です。
野球に置き換えると、1割上乗せすれば大体の目安になるでしょうか。
野球では、3割打てば一流として認められ、
打線でも当然上位を打つし年棒も上がります。
3割5分打つ打者なら、投手はどこに投げても打たれそうな気がするはずです。
競馬の騎手では、とにかくトップの何人かがいい馬に独占的に乗り、
ありえないほどの連対率を残しています。
今年、安藤勝は4割の連対率をいったりきたりしています。
武豊も今年は不振といわれながら、3割5分を超える連対率です。
他にも、藤田・岩田・横山典も3割付近の数値を残しています。
つまり、これらの騎手が同じレースに3人以上出ている場合、
これらの騎手の絡まない馬券を買うことは、
ほとんど当たる確率がないということになります。
ただ馬券を当てたいというなら、
最初はこれら上位の騎手を追いかけて馬券を買ってみるのが、
一番の勉強になると思います。
野球でも、どんな強打者でも弱点はあります。
騎手でも、そういう意味で得て不得手はあるわけです。
各騎手の特徴を簡単に言うと、武の一番強みは自然体であることです。
勝ち急ぐことがありませんし、
めったにレースを壊すような騎乗もしませんし、
とにかく馬の力を引き出すことに集中している感じがあります。
逆にいうと、一か八かのレースはしないので、
まず馬の力どうりの結果を出すことが多く、
武の乗る馬については馬の能力さえ正確に測っていれば取捨は容易です。
次は岩田騎手、
馬に乗っていない時の岩田騎手はジャイアンアツの長島さんを彷彿させる人柄
ですが、そういう意味で天性の騎手なのでしょう。
昨年あたりまでは、中央の騎手への遠慮もあってか、
積極性に欠ける部分もありましたが、今年は積極的に自分でレースを作るよう
になり、それが成績にも現れてリーディングのトップを走っています。
彼の良さは何といっても、
最後まであきらめずに一つでも上の着順を狙って追う貪欲さでしょう。
3連単や3連複馬券を買っていて彼ほど信頼できる騎手はいません。
さて、騎手の話だけでもかなり長くなりそうなので、今日はこのへんで。
-------------------------------------------------------------------
渡辺です。
まだ今週の競馬については決定していないようですが、
準備だけは万全にしたいところです。
今日は昨日に続いて騎手について
関西では、3強の一角の安藤勝美騎手,
実は僕も長い間、彼には泣かされてきました。
とにかくつかみどころのない騎手といえるでしょう。
まあ、一時期不振のときもあったので、余計つかみづらいのもありましたが。
一時期僕は、安勝さんは、勝つということにこだわっていないのではないかと
思っていました。
でも、その考えは間違っていることに気づきました。
彼は誰よりも勝つことにこだわっている。
その馬の勝つ可能性のある乗り方を常に心がけている、
したがって全く不発の場合もあるのですが、可能な限りレースを作っています。
どちらかというと、
2着も着外も同じという考え方をしていると思って馬券を買った方が、馬券は
取りやすいと思います。
普通そんな乗り方をしていたら、調教師には嫌われるものですが、
ここ一番での勝負強さから信頼を得ているのです。
次は藤田騎手。
最近は怖いイメージが先行していますが、確かに北海道シリーズでの彼の騎乗
には、その威厳が感じられ、ラフプレーを嫌う彼には若手はまず逆らえません。
彼が先行するレースではまず逆らわない方が無難でしょう。
逆に追い込みの場合馬ゴミに突っ込む危ないことはしないので、広いコース意
外では、信頼性は低くなります。
そして、関東では今やNO1の実力者横山典ですが、
地味な印象なのは僕だけではないと思います。
そのイメージは彼の騎乗ぶりにあります。
彼の騎乗は、決して無理して先行したりしません。
馬の走る気にまかせて折り合いをつけ、コースロスをできるだけ避けて直線追
い出すという正攻法です。
彼が長距離戦で好成績を残しているのも、馬に負担をかけない騎乗を心がけて
いるためでしょう。
若い時と比べて円熟してきた印象なのですが、やはり関西の有力所と比べても、
あるいは後藤・柴田善あたりと比べても騎乗馬の質は落ちるような気がします。
渡辺です。
前のメルマガで騎手のことを言いましたが、
調教師についても、連対率(2着以内)は大切です。
連対率30%を超える調教師もいれば、ほとんどの調教師が1割台
です。
1割違うということは、天と地ほど違うわけで、それを無視して馬券を買うと
いうのは、無免許運転や酒気帯び運転ほど危険です。
目をつぶってボールを打とうとしているようなものです。
最初のうちは、騎手の連対率と調教師の連対率を競馬新聞に書き込んで、
その馬の来る確率を探ってください。
僕は、初めての地方競馬に行った時、必ずこの作業をやります。
地方競馬は中央より、騎手、調教師の重要度が高いからです。
合計すると6割の確率の馬と2割の確率の馬、どちらを買いますか?
実際はそこまで単純ではないにしろ、結局のところそういうことの積み重ねが、
競馬で勝つということのシステムの一歩なのです。
競馬の基本は、騎手、調教師、血統。
いい馬はいい調教師が育て、いい馬にはいい騎手が乗り、血統が競馬を決める。
来週からは、血統について勉強していきます。
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渡辺です。
血統について
血統と一口に言ってもさまざまですが、
血統だけで馬券を買ってもさほど当たりません。
第一人者の山野氏が毎日メインの推奨馬を1頭挙げていますが、
統計でみると2割ぐらいの確率でしか2着に来ません。
しかし、夏のローカル競馬の場合なぜか的中率が上がります。
ここら辺に血統の秘密があります。
今週で新潟と小倉は最終になりますが、
各競馬場の距離別の狙いの種牡馬を教えます。
新潟競馬場
ダート1200
フレンチデピュティ
タバスコキャット
エンドスイープ
マイネルラブ
タヤスツヨシ
ダート1700
フレンチデピュティ
アフリート
グラスワンダー
スキャターザゴールド
マヤノトップガン
パントルセレブル
芝1000
サクラバクシンオー
パラダイスクリーク
パントルセレブル
芝1200
サクラバクシンオー
タイキシャトル
スピニングワールド
芝1400
フジキセキ
グラスワンダー
マヤノトップガン
スペシャルウイーク
芝1600
スペシャルウイーク
チーフベアハート
タニノギムレット
キングヘイロー
サクラバクシンオー
フサイチコンコルド
オペラハウス
芝1800m
ダンスインザダーク
エルコンドルパサー
芝2000m
コマンダインチーフ
ステイゴールド
サンデーサイレンス
オペラハウス
小倉競馬場
ダート1000m
フレンチデピュティ
タバスコキャット
サクラバクシンオー
デヒア
ボストンハーバー
ダート1700
サクラバクシンオー
ジェイドロバリー
フジキセキ
アフリート
ブライアンズタイム
芝1200m
サクラバクシンオー
フジキセキ
タイキシャトル
スペシャルウイーク
アドマイヤベガ
エイシンワシントン
芝1800m
フジキセキ
エルコンドルパサー
スペシャルウイーク
芝2000m
サンデーサイレンス
ダンスインザダーク
エルコンドルパサー
ステイゴールド
札幌競馬場
ダート1000m
サクラバクシンオー
エンドスイープ
フレンチデピュティ
フォーティナイナー
アサティス
ダート1700m
サンデーサイレンス
アフリート
ブライアンズタイム
グラスワンダー
エルコンドルパサー
ダンスインザダーク
芝1200m
ダンスインザダーク
フジキセキ
デヒア
フレンチデピュテイ
ホワイトマズル
中山競馬場のダートコース
得意の血統について
中山のダートコースは主に1200mと1800m
基本はダート1200mは外枠有利
ダート1800mは内枠有利である。
理由はダート1200mの場合、スタート直後は芝コースであり、
外枠の方がしかも芝のコースが長いため、
揉まれない有利さもあって外が有利である。
ダート1800mは、発走地点から最初のコーナーまで距離が短く、
外の馬は当然コーナーで外外を回らされてしまうため、
かなりの不利をこうむることになる。
中山のダートの基本。
1200mは差し馬有利
1800mは先行断然有利。
未勝利戦や新馬戦、500万条件の力差のある場合は当てはまらないこともあ
るが、中山1200mダートは特に1000万条件以上では、差し、追い込み
が良く決まる。
これは直線の坂も関係あるのだが、
前半が芝コースだけにペースが上がりやすいことが関係する。
1000万条件のこのコースを逃げ切るような馬は重賞級と言える。
中山ダート距離別の狙い目種牡馬
1200m
最注目
注目
ボストンハーバー
フレンチデピュティ
アフリート
エンドスイープ
ブライアンズタイム
1800m
最注目
アフリート
注目
ブライアンズタイム
サンデーサイレンス
フレンチデピュティ
---------------------------------------------------------競馬上達で欠かせないのが、レースを見る目。
どういう馬を強いと見るのか。
なかなか一朝一夕にいく問題ではありませんが、一番いいのは、
競馬を楽しみながら上達する、新馬戦です。
新馬戦での勝ち上がり方を見て、この馬はどのクラスまでいくか?
次戦は、いい勝負になるのか、走りっぷりをみて判断するのです。
良く見ると先々クラシックで活躍するような馬には、
共通するポイントがあるのがわかってくるはずです、
その第一はギアチェンジ、例えば中山コースの場合、
走る馬は3コーナーまではゆったりとしているように見えても、
4コーナー近くなると、スーっとギアチェンジして上がって来るように
見えるはずです。
普通の馬はこのギアチェンジができないため、勝負処で置かれます。
そういう目で新馬戦を見ていくと思わぬ発見があることでしょう。
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狙った馬と逃げ馬は3回追いかけろ
僕が、どちらかと言えば穴狙いを基本としているのは、
1勝2敗で勝つのを理想としているからだ。
実際は単勝狙いの場合、1勝5敗ぐらいだが、
理想は1勝2敗なのだ。
なぜ、1勝2敗が理想かというと、狙った馬と逃げ馬は3回追いかけないと後
悔するからだ。
人間あきらめも肝心だが、ある程度一回狙ったら3回までは追いかけてみるの
が、馬券の基本となる。
逃げ馬を狙う場合、気ムラな馬を狙うのが基本となる。
逃げ馬の場合、マークされるかされないかがすべてなので、なめられたほうが、
狙い目なわけだ。
したがって、調子は悪くないが、前走で大負けしている。
前走勝っているが、フロック視されているなどの条件があれば狙い目となる。
馬はいつ成長するか
馬は基本的には4歳の秋の最も充実すると言われている。
確かにそれは事実だと思うが、
もちろん馬には個体差がある。
例えば、高校野球などを見ていて一戦一戦戦う度に強くなりました。
などどいう表現があるが、馬の成長もそのように見える時がある。
ただし、僕はそれは幻想だと思っている。
馬は続けて3走本気で走ったら、あとは消耗するだけ。
何連勝もする馬というのは、元々力が違うから下のクラスでは本気で走ってい
ないのだ。
馬は休んでいる間にほとんど成長する。
僕はそう考えている。
もちろん休むといっても運動しなければ成長するはずもないが、
3ヶ月以上の適度な休養を取る事と、その間の鍛錬によって馬は成長し、気性
の成長も促進される。
それは、調教技術の進歩と牧場の環境などの整備によりより顕著になって来て
いる。
優秀な調教師ほど、休みをうまく使って馬をリフレッシュさせるとともに、
限られた馬房数で、より多くの馬をレースに出走させることができるのだ。
織田信長の鉄砲隊をイメージしてもらえばわかるだろう。
つまり、一番先頭の列の人は発砲したら、後ろに下がりタマをこめる。
これを繰り返すことによって、ロスなく攻撃できるのだ。
一人で撃って、弾をこめるやりかたとの効率の違いがわかると思う。
そしてさらに馬にとって休養が大事なのは、レースでの嫌な思いを忘れるため
だ。
馬というのはすごく臆病な生き物だ。
基本的に草食動物だからである。
したがって、レース中に怖い思いや嫌な思いをしたことは、
レースを続けて走っている場合は憶えている。
あと、ある馬に叩きのめされた場合は、次のレースでも合うと戦意喪失する。
そんな記憶を忘れさせてくれる期間が約3ヶ月なのだ。
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競馬の考え方。
競馬で勝つための考え方としてはいろいろな方法論があると思いますが、
一般の人が絶対やってはいけない方法は、
本命に大金をつぎ込んでしまうことです。
堅くても毎回当たればもちろん競馬ではプラスになります。
でも神か超能力者でもなければそれは無理です。
競馬に絶対はない。
これは真実です。
僕は毎回当てようとする気持ちが、競馬で負ける思考法だと考えています。
例えば過去1年で回収率120%の投資法があったとして、
平均配当200円で的中率60%だとこうなりますが、
たぶんやってみるとわかりますが、
この配当の馬券を買うのには最低5千円は賭けないと面白くありません。
そして、面白くない割りにかなりストレスがかかります。
それでも勝っているうちはいいのですが、
例えば何連敗かした場合、当然1回の的中では挽回できません。
人間はそういう馬券を淡々と買えるでしょうか?
仮にいたとしたら、儲けられるのかもしれません。
しかし、そこまでやっても儲けられない可能性もあります。
この考え方は僕のポリシーです。
人間に機械のような投資を求めるのは間違っています。
息の詰まる競馬、心のゆとりのない場所には何も訪れません。
競馬に対するお問い合わせは
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