...

中部国際空港株式会社 2016年3月期 決算説明会

by user

on
Category: Documents
21

views

Report

Comments

Transcript

中部国際空港株式会社 2016年3月期 決算説明会
中部国際空港株式会社
2016年3月期 決算説明会
2016年6月10日
目
次
1.2015年度(2016年3月期)決算の概要
P.3
2.2016年度(2017年3月期)の展望とセントレア
グループの主な取組み
P.9
3.2015年度(2016年3月期)決算と
2016年度(2017年3月期)業績予想
(参考資料)
P.25
P.36
2
1.2015年度(2016年3月期)決算の概要
3
2015年度決算の概要(連結)
○売上、経常利益、当期純利益が過去最⾼を更新するなど、6期連続の⿊字とな
る大幅な増収増益を達成。
○空港事業は、中国・台湾を中心に、国際線の航空ネットワークが大幅に拡充した
他、国内線も堅調に推移。旅客数も、空港事業の伸⻑に寄与。
○商業事業は、拡大した訪日外国人需要を取り込み、免税売上が過去最高を大
幅に更新するなど、売上全体をけん引。
○安全・安⼼への取り組みと共に、新たな成⻑ステージに向け、南側地区整備事業
の着実な推進や、免税店舗の増床・改装、到着エリアの機能向上等、空港機能
やお客様利便の向上策を実施。
単位:億円
2014年度
売上高
2015年度
増減
前年度⽐
492.8
552.3
59.5
112.1%
営業利益
56.7
79.9
23.2
141.0%
経常利益
43.2
68.4
25.2
158.3%
当期純利益
27.6
45.3
17.7
164.2%
※ 本資料に記載のある「当期純利益」はすべて「親会社株主に帰属する当期純利益」を指します
4
2015年度の主な取組み①
航空ネットワークの一層の拡大
国際線旅客便数の推移(週あたり)
362
341
340
253
252
※国際線扱いの成田便は除く
04W 05S 05W 06S 06W 07S 07W 08S 08W 09S 09W 10S 10W 11S 11W 12S 12W 13S 13W 14S 14W 15S 15W
2015年度の主な新規就航・増便路線(数字は週当たり便数、+は増便数)
中国東方航空
⻑沙経由昆明(2)
煙台経由太原(2)
中国南方航空
武漢(3)
春秋航空 石家荘経由フフホト(4),合肥(3),
上海(4),常州経由銀川(4),
ハルビン(3),貴陽(3),寧波(3)
上海吉祥航空
上海経由福州(7)
深圳航空 南通(2)
香港エクスプレス
香港(+2)
ベトナム航空
ホーチミン(+1)
ジェットスター・ジャパン
台北(7)
Vエア
台北(7)
タイガーエア
台北(7)
※赤字は新規就航地点
5
2015年度の主な取組み②
訪日外国人の増加
単位:千人
1,156
セントレアの
出入国外国人数
2013
2,133
1,474
2年前の
約2倍に増加
2015 年度
2014
免税店のリニューアル
180
免税店売上高
127
単位:億円
83
CENTRAIR PLAZA
05
4Fスカイタウンのリニューアル
四代目鍵三郎
宮きしめん
69
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
商業事業の⼤幅な伸⻑
売上高
単位:億円
空港事業
258210
262265
商業事業
2014
モクモクファーム
TABIO
2015 年度
→空港事業売上をはじめて上回る
6
2015年度の主な取組み③
お客様受け入れ環境の整備
訪日外国人受け入れ環境 〜
Central Japan Travel Centerの開設
CS推進 〜
The World‘s Best Regional Airport
2年連続第1位
Tourist Information
& Service
スポットの増設
2016年5月20日供用開始
供用開始
508
601
E2
南側地区整備事業の着実な推進
50
8507
50
506
750
505
6
504
503
502
501
2016年度供⽤予定
2016年度中に
供用予定
2015年12月供用開始
7
2015年度の主な取組み④
経営基盤の強化〜成⻑に向けた投資と負債圧縮
今後の成⻑に向けた投資
負債の着実な圧縮
年度末負債残⾼
単位:億円
設備投資
営業CFにおける
設備投資割合
5,000
4,875
4,000
3,655
3,548
2014
2015
3,000
2004
開港時
2014年度
2015年度
主な内容(2015年度)
・スポットの増設
・国際線バス搭乗口の増設
・商業店舗の改装(免税店等)
年度別負債圧縮額
年度
2013
2014
2015
⾦額
155
141
107
単位:億円
8
2.2016年度(2017年3月期)の展望と
セントレアグループの主な取組み
9
セントレアを取り巻く環境
空港間競争の高まり
訪⽇外国⼈旅⾏者数の新たな目標
空港コンセッション
の実施・拡大
首都圏空港発着枠
の更なる拡⼤
仙台、関空・伊丹…
中⻑期的な航空需要の拡⼤基調
2020年
4,000万人
2030年
6,000万人
1973
航空旅客需要予測
アジア/太平洋域内路線
出典:観光庁
単位:億人km
9,529
28,348
約3倍
2014年
2034年
出典:日本航空機開発協会
製造品出荷額等(2014年)
305兆円
愛知 14%
市中免税店の拡大
空港型
消費税免税店
市中免税店
本年5月1⽇制度改正
東京、福岡…
35,202店(2016年4月)
ものづくりの集積地 中部
航空機生産 中部5県シェア(2014年)
航空機・部品 うち航空機体部品
中部9県で31%
出典:経済産業省
店舗増:1年間で約3倍
・・・愛知・岐阜・三重・静岡・⻑野・
富山・石川・福井・滋賀
(⻘字は中部5県)
54
%
79%
出典:中部経済産業局
10
中部圏の主なプロジェクト
開催予定
ロボカップ世界大会
(2017年 愛知)
ラグビーワールドカップ
(2019年 愛知・静岡)
東海環状
リニア中央新幹線
MRJ生産拠点
名古屋城
名古屋駅
燃料電池⾞(MIRAI)
生産工場
新名神
検討・計画段階
フットサル
ワールドカップ
(2020年)
技能五輪国際⼤会
(2020年代初頭)
⻄知多道路
レゴランド(2017年)
新東名
アジア大会
(2026年)
イオンモール常滑
Spring Sunnyホテル(春秋航空系)
東横イン増棟(2017年)
愛知県大規模展示場(2019年)
中部圏の主なプロジェクト (名古屋地区)
MRJ生産拠点
航空博物館
名古屋城⽊造復元構想
⾦シャチ横丁(仮称)開発等
リニア
スーパー・ターミナル・
ナゴヤ/駅前再開発
栄地区まちづくり
プロジェクト
ささしまライブ24
みなとアクルス
(ららぽーと)
名二環
レゴランド/
メーカーズピア
水上交通
12
航空ネットワークの拡大
新規就航・増便の動き
中国内陸部から東アジア地域へ
エアアジア・ジャパン拠点化
2016年度
就航予定都市
【国内線】
札幌
仙台
【国際線】
台北
中⻑距離路線の充実に向けた働きかけ
欧州方面
北⽶⽅⾯
2014年以前の就航地
2015年以降の新規就航・増便
2014年度ピーク
2015年度ピーク
299便
63便増
362便
東南アジア方面
豪州方面
13
航空ネットワークの拡大
昇龍道プロジェクト
☆拡大する構成団体
2,000
昇⻯道プロジェクト推進協議会 1,750
1,000
256
0
2012.3
2014.4
2015.3
2016.4
☆外国人宿泊者数の増加
前年⽐68.2%増
(全国48.1%増)
2015年昇龍道9県延べ751万人泊
貨物需要拡大に向けた取り組み
主な取組み
広域観光周遊ルート・
周遊モデルルート策定
二次交通の充実・
周遊きっぷ造成
外国人受入環境整備
中部地方の特徴
国際貨物取扱量
航空機部品製造の集積地
単位:万トン
17.6
14.6
11.6
16.1
10.8
DOC2の新設
国内有数の農業生産
【愛知発】鶏卵
【愛知発】花き
【岐阜発】飛騨牛
【三重発】養殖ブリ
2011
2012
2013
2014
2015
14
航空ネットワークの拡大
新たな着陸料割引制度の導⼊
2016年度からの割引制度
これまでの割引制度
国内線小型機割引
国内線小型機割引 (実施中) 期間中80%
旅
客
国際線/国内線増量割引 (新規)
1年目 80% 2年目 50% 3年目 30%
+
貨
物
国際線貨物増量割引
国際線貨物拠点化割引
※⼩型機割引・増量割引・拠点化割引の併⽤は不可
+
国際線 多頻度運航割引 20%上乗せ
1年目 100% 2年目70% 3年目50%
国際線・国内線 大型機材割引 20%上乗せ
1年目 100% 2年目70% 3年目50%
国際線貨物拠点化割引 3年間80%
(⼀部変更して継続)
15
新ターミナル整備
現在の状況
今後の⾒通し
LCCを始めとする
相次ぐ新規就航・増便
国際旅客便が
過去最高を記録し
航空ネットワークが拡大
増加する航空需要に対し
スポットの整備等を推進
さらなる
航空需要の増加
対応方針
LCCに対応した
新たなターミナルビルを整備
2016年3月31発表
整備の概要
供用開始予定
2019年度上期まで
今年度の取り組み
LCC向け新ターミナルビル予定地
整備規模、平面計画等の
施設検討に着手
16
施設機能・サービスの向上
空港アクセスの拡充
⽴⼭⿊部
アルペンルート
新穂高
⾦沢
’15年4⽉〜
9⽉運⾏
白川郷
松本
高山
早期実現が課題
下呂
京都
’15年7⽉〜
運⾏開始
’08年10⽉〜
‘14年3⽉運⾏
伊賀
’16年3⽉〜
運⾏開始
’16年4/15〜
運⾏開始
犬山
北部観光地
南部観光地
南部(日帰り)観光地
’16年4⽉〜
深夜バス運⾏開始
幹線(強化ルート)
蒲郡
浜松
舘山寺
伊勢
志摩
’16年3⽉〜
運⾏開始
富士山
ハブ拠点
名古屋
ナガシマ
上高地
訪日外国人
セントレア発
名古屋発
早期実現へ働き
かけ実施の幹線
新規造成に向けて
検討中の周遊企画
切符
17
商業事業の拡大
空港ならではの魅⼒ある店舗やイベントの展開
新規店舗の導入
ボーイングの世界巡回展の開催
2016年
年4月
月
そらみせ
2016年
年4月
月
航空宇宙をテーマとした体験型企画展(アジア初開催)
ボーイング100周年記念事業
2016年
年7~
~10月
月
STAR MINE
制限エリア内の新たな店舗展開
《国際線》
シンガポール渡航者向け牛肉販売
地域と連携したイベントの開催
2016年
年5月
月
2016年
年秋
《国内線》
三越伊勢丹との協業による店舗開発
Love Hawaii Collection
2016 in TOKONAME
2016年
年7月
月23日・
日・24日
日・ 日
18
商業事業の拡大
ボーイング787ドリームライナーの展示を核とした新たな商業施設の整備
新ターミナル・大規模展示施設への動線上に整備し、新たなにぎわいを創出
大規模展示施設(2019年度)
事業主体:愛知県
敷地面積:約287,000㎡
展示面積:約60,000㎡
新たな商業施設(2017年度)
(イメージ)
新ターミナル建設予定地
(2019年度)
19
安全安心の確保・経営基盤の強化
安全安心の確保
伊勢志摩サミットのアクセス拠点
国際拠点空港としての取組み
保安検査機器
ボディスキャナー導入
セキュリティ脅威への
即時対応体制の構築
継続的な訓練の実施
経営基盤の強化
純利益(億円)
50
経営効率の向上
30
10
-10
人材育成
-30
従業員数(百人)
15
12
9
6
3
負債の着実な圧縮
0
-3
-6
-9
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
20
2016年度需要目標
旅客数:万人
1,500
発着回数:万回
1,500
国際線旅客数(万人)
13.0
国内線旅客数(万人)
発着回数(万回)
15
1,150
1,042
800
10.7
1,000
10
9.7
489
560
500
5
700
590
552
0
0
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
2019
21
2016年度業績予想(連結)
○売上高は592億円、当期純利益46億円を⾒込む。
・国際線は、過去最高となる560万人を目指す。国内線は増便の実現・計画やエア
アジア・ジャパンの新規就航も⾒込まれることから、590万人とし、合計1,150万人
を目指す、発着回数としても、過去最⾼の更新が視野に⼊ってくる。
・ 売上は、旅客数の増加や2015年度の新規就航・増便の通年化などにより、増収
を⾒込む。
・ 費用は、経年劣化に伴う施設維持費の他、深夜・早朝便への対応をはじめ、新た
な成⻑に向け幅広く取組むことで増加を⾒込む。
単位:億円
2015年度
売上高
2016年度
増減
552.3
592.0
39.7
営業利益
79.9
84.0
4.1
経常利益
68.4
70.0
1.6
当期純利益
45.3
46.0
0.7
22
(ご参考)
23
⼆本目滑⾛路の整備に向けた取組み推進
地域にとっての重要性
・空港は、⽇本経済の成⻑を⽀える中部圏にとって、地域間競争に生き残るための基本インフラ
・国際ゲートウェイの一翼を担う空港の機能強化(完全24時間化)の実現が不可⽋
「拡充議連」設⽴の動き
⼆本目滑⾛路建設促進期成同盟会
東海3県1市の⾏政・経済団体の43団体で構成
2016年2月15日 第三回総会および講演会を開催
・空港機能強化の「緊急アピール」を決議
・「2027年リニア開業を⾒据えた早期実現を」
2015年度の活動として、国への要望活動を実施
(2014年4月)
国会議員による「中部国際空港拡充議員連盟」設⽴
(2016年3月)
愛知県議会議員による「中部国際空港拡充愛知県
議会議員連盟」設⽴
空港運用上の諸課題
・滑⾛路上での不測事態が空港閉鎖に直結
・近い将来の大規模改修時における運用制約
・メンテナンスによる深夜の滑⾛路閉鎖
・ピーク時間帯における受入れ制約
当社としても地域一丸の建設促進活動に積極的に参画
24
3.2015年度(2016年3月期)決算と
2016年度(2017年3月期)業績予想
25
2015年度決算(連結)
決算業績概要(連結)・利用実績
決算業績概要(連結)・利用実績
(単位:億円)
2014
年度
2015
年度
492.8
552.3
59.5
空港事業
258.9
262.7
3.8
商業事業
210.0
265.9
55.9
23.8
23.7
▲0.1
営業費用
436.1
472.4
36.3
営業利益
56.7
79.9
23.2
区分
売上高
交通アクセス
施設事業
増減
区分
2014
年度
2015
年度
増減
990万人
万人
1,042万人
万人 105.3%
国際線
450万人
万人
489万人
万人 108.8%
国内線
539万人
万人
552万人
万人 102.3%
9.2万回
万回
9.7万回
万回 106.0%
国際線
3.4万回
万回
3.7万回
万回 110.6%
国内線
5.8万回
万回
6.0万回
万回 103.3%
航空旅客数
航空機
発着回数
経常利益
43.2
68.4
25.2
国際線貨物
取扱量
当期純利益
27.6
45.3
17.7
来場者数
17.6万トン
万トン
16.1万トン
万トン
1,103万人
万人 1,128万人
万人 102.3%
91.5%
※ 小数点第2位以下切捨て、ただし%は四捨五入
26
営業利益増減要因(2014年度対比2015年度)
単位:億円
12.2
59.5
売上高の増加
▲15.2
▲33.3
減価償却費
の減少
物件費・
物件費・
人件費等の
増加
仕入費用等
仕入費用等
の増加
79.9
56.7
営業利益
営業利益
2014年度
年度
2015年度
年度
※小数点第2位以下切捨て
27
連結損益計算書
(単位:億円)
区分
2011年度
年度
2012年度
年度
2013年度
年度
2014年度
年度
2015年度
年度
空港事業
241.8
244.2
251.8
258.9
262.7
商業事業
154.2
158.7
183.5
210.0
265.9
22.1
24.0
24.7
23.8
23.7
418.2
427.1
460.1
492.8
552.3
310.3
313.6
330.1
352.6
378.6
71.0
72.9
75.6
83.5
93.7
36.8
40.5
54.2
56.7
79.9
営業外収益
0.5
1.2
0.8
1.1
0.7
営業外費用
30.3
21.2
16.9
14.6
12.2
(28.5)
(20.1)
(15.7)
(13.3)
(11.2)
経常利益
7.1
20.4
38.1
43.2
68.4
当期純利益
5.9
14.3
33.2
27.6
45.3
減価償却費
132.9
131.3
130.0
129.8
117.5
売上高
交通アクセス施設事業
計
売上原価
販売費及び一般管理費
営業利益
(内支払利息)
※ 小数点第2位以下切捨て
28
連結貸借対照表
(単位:億円)
区分
2011年度
年度
2012年度
年度
2013年度
年度
2014年度
年度
2015年度
年度
流動資産
106
139
142
152
193
固定資産
4,796
4,690
4,571
4,465
4,378
うち建物・構築物
1,575
1,480
1,381
1,285
1,214
うち土地
2,902
2,902
2,902
2,902
2,902
資産合計
4,905
4,832
4,717
4,621
4,575
流動負債
964
350
706
550
633
固定負債
3,138
3,665
3,161
3,193
3,018
負債合計
4,102
4,015
3,867
3,743
3,652
836
836
836
836
836
利益剰余金
▲44
▲30
3
30
76
純資産合計
802
816
849
877
923
4,905
4,832
4,717
4,621
4,575
資本金
負債・資本合計
※単位未満切捨て
29
2016年度業績予想(連結)
業績予想
業績予想(連結
予想(連結)・利用実績予想
(連結)・利用実績予想
業績
(単位:億円)
区分
売上高
2014
年度
2015
年度
2016
年度
(予想)
492.8
552.3
592.0
増減
(予想)
56.7
79.9
84.0
4.1
経常利益
43.2
68.4
70.0
1.6
当期純利益
27.6
45.3
46.0
0.7
129.8
117.5
113.0
区分
39.7
営業利益
減価償却費
航空取扱量
▲4.5
2014
年度
2015
年度
2016
年度
(予想)
増減
(予想)
航空旅客数
990
万人
1,042
万人
1,150
万人
110%
航空機
発着回数
9.2
万回
9.7
万回
10.7
万回
109%
国際航空
貨物取扱量
17.6
万t
16.1
万t
16.0
万t
99%
※ 小数点第2位以下切捨て ただし%は単位未満四捨五入
30
連結キャッシュフロー計算書
開港以来
開港以来、
開港以来、11年
11年連続してフリーキャッシュフロー(CF)は黒字を継続
(単位:億円)
2011年度
年度
区分
2012年度
年度
2013年度
年度
2014年度
年度
2015年度
年度
営業活動
によるCF
139
154
171
174
173
投資活動
によるCF
▲10
▲23
▲16
▲26
▲33
フリーCF
129
131
154
147
140
財務活動
によるCF
▲114
▲99
▲155
▲143
▲108
250
(単位:億円)
200
150
139
129
100
171
154
131
174
154
173
147
140
50
0
-50
2011
▲ 10
-100
2012
▲ 23
営業CF
※単位未満切捨て
2013
▲ 16
投資CF
2014
2015
▲ 26
(年度)
▲ 33
フリーCF
31
債務残⾼と平均⾦利の推移(連結)
(単位:億円)
6,000
4,875
5,000
4,667
4,603
4,533
4,428
(▲209) (▲63) (▲69)
(▲105)
741
4,000
開港後、年間平均120
開港後、年間平均120億円の債務を圧縮
有利子
3,202
(A)
238
661
109
30
30
582
551
96
83
94
521
69
有利子
2,130
(B)
4,286
(▲141)
115
490
4,163
4,050
3,952
3,797
(▲122) (▲113) (▲97)
3,548
(▲155) 3,655
115
3 (▲141) (▲107)
215
)
215
459
56
43
313
312
40
36
215
311
31
3,000
2,223
2,223
2,221
2,221
2,122
※単位未満切捨て
2,029
1,976
1,938
1,872
1,746
218
310
26
1,643
7
218
310
23
1,572
2,000
1,000
1,673
1,673
1,673
1,647
1,621
1,594
1,568
1,542
1,516
1,490
1,457
1,418
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
1.43%
%
1.34%
%
1.24%
%
1.09%
%
0.78%
%
0.64%
%
0.57%
%
0.52%
%
0.50%
%
0
有利子
削減額
(A)-(B)
1,071億円
(年度)
有利子負債加重
有利子負債加重平均金利
負債加重平均金利
1.56%
%
1.56%
%
1.42%
%
無利子借入
政府保証債
政策投資銀行借入
民間金融機関借入
財投機関債
短期つなぎ
32
債務償還予定
2016
2016年
2016年3月31日現在の債務に対する償還予定
31日現在の債務に対する償還予定
<単位:億円>
政府保証債
600
566
財投機関債
500
100
民間金融機関借入
政投銀借入金
400
100
392
無利子借入金
289
300
286
245
317
310
200
166
208
118
100
100
208
209
167
157
158
3
3
51
51
51
51
2022
2023
2024
170
231
89
3
3
3
52
63
71
77
77
77
2016
2017
2018
2019
2020
2021
3
218
46
3
0
2025 年度
※1 債券の償還額は、額面金額を記載。
※2 単位未満四捨五入
33
格付会社による評価
格付内容
AA-
- [格付の方向性:安定的]
格付機関
格付投資情報センター(R&I)
・ 中部国際空港を保有・運営する国の指定会社。成田国際空港などとともに、国際拠点空港の一
翼を担う。後背地の中京圏の中核をなす愛知県は人口増が続く。旅客、貨物とも潜在需要は大き
い。
・ 地域主導で建設が推進された経緯もあって、設立根拠法は成田国際空港や関西国際空港と異な
り、政府の出資比率は約4割。国際拠点空港として政策上の重要性は高い。
格付評価の
ポイント
・ 国内線は全国主要都市にネットワークを張り、基幹空港として機能している。一方、国際線の就航
都市はアジアが中心。北米・欧州路線などの拡充が課題。貨物は、航空機部品など大型貨物の取
り扱いに強い。
・ 建設段階から民間ノウハウを活用したコスト削減に力を注いできた。大型空港としては固定費負
担が軽い。航空需要の変動により収入が左右されやすく、利益の振幅も比較的大きいが、一定の
利益を確保してきた。
・ 財務運営は手堅く、債務は順調に減ってきている。ただ、中長期的な事業の拡大を考慮すると、
相応の投資を可能にする、より強い財務基盤の構築が必要。
・ 第2滑走路建設構想があるが、着工するとしても相当先になる公算が大きい。現時点では格付に
織り込んでいない。
・ 政府の支援姿勢が弱まれば格付にマイナスに働く。ただ、その可能性は低いとみている。
格付の変更に
つながる要因
・ 域内の航空需要を着実に取り込み、収益力が高まれば、信用力にプラスに働く。もっとも空港間競
争の激化など事業環境を考えれば、そうした状態になるまでには時間がかかる可能性が高い。
・ 想定以上に航空需要が低迷して厳しい収支状況が続き、財務基盤が揺らぐ場合は格付に下押し
圧力がかかる。
※2015年10月更新済みの発行体格付
34
2016年度資⾦調達予定
政府保証債
93億円程度
財投機関債
149億円程度
民間借入
300億円程度
合計
542億円程度
※2016年6月1日現在の予定であり今後変更する可能性があります
35
(参考資料)
36
会社概要
会社名
中部国際空港株式会社
(CENTRAL JAPAN INTERNATIONAL AIRPORT CO.,LTD)
設立日
1998年5月1日
資本金
836億6,800万円
主要な株主
国・愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市・ 民間企業・団体 計1,074名(2016年3月末現在)
従業員数
231名(2016年3月末現在)
関係会社(5社)
グループ総従業員数
中部国際空港エネルギー供給(株)
中部国際空港情報通信(株)
中部国際空港旅客サービス(株)
中部国際空港施設サービス(株)
中部国際空港給油施設(株)
914名(2016年3月末現在)
基本理念~抜粋
空港施設・処理能力
開港
2005年2月
2 「お客様第一」
旅客ターミナルビル
年間取扱能力
年間
1,700万人
3 環境への配慮に努め、豊かな地域社会づくりに貢献する
環境への配慮
旅客ターミナルビル
面 積
219,000㎡
スポット数(小型機用 6 含む)
75
運用時間
24時間
滑走路長
3,500m×1
1 競争力のある国際ハブ空港作りに努める
4 「オープンでフェアー」を企業行動の基本とする
「オープンでフェアー」
5 健全経営を実現する
健全経営
6 自由闊達で風通しの良い企業風土を確立し
風通しの良い企業風土を確立し、企業の活力を最大限に発揮
風通しの良い企業風土を確立し
2015年度実績
年間離発着回数
9.7万回
年間航空旅客数
1,042万人
2016年3月31日現在
37
立地・アクセス
愛知県常滑市
名古屋鉄道で名古屋駅から最短28分、
伊勢湾の常滑市沖に位置する24時間運用可能な国際空港
38
空港施設の概要
中部圏における航空需要に応えるだけでなく、国内路線の多さを活かして全国各地と海外を結ぶ
施設配置図
国際線と国内線を同じフロアの左右に分離
潮流への影響に配慮したD字形の空港島を採用
日本各地から、海外への乗継ぎも便利
最先端のユニバーサルデザインの追求
階層移動の無い旅客ターミナルビル
身体の不自由な方、一般利用者などから意見を直接聞いて設計
2007年度バリアフリー化推進功労者表彰・総理大臣賞受賞
電動車椅子等にも対応するスペース
(多目的トイレ)
車椅子・カートと、歩行者の
幅を確保した動く歩道
39
集客力のある商業施設
テーマパーク感覚で楽しめるエンターテイメント空間の創造
スカイタウン(旅客ターミナルビル4階)
結婚式
(センタービアガーデン)
スカイタウン(旅客ターミナルビル4階)
SORAビジョン(旅客ターミナルビル4階)
展望風呂「風(フー)の湯」
展望レストラン(3階) クイーンアリス・歌舞伎
銘品館(旅客ターミナルビル3階)
スカイデッキ(4階)
40
法制上・政策上の国の関与
=
国が強く関与する「国際拠点空港」の位置づけ
「中部国際空港の設置及び管理に関する法律」
(中部法)により指定された株式会社
国が明示するネットワーク拠点としての位置づけ
■中部圏にとどまらず全国的な航空需要を担う役割
■成田空港・羽田空港・中部空港・関西空港は、
国際・国内航空輸送網の拠点となる空港として、
国土交通大臣が設置及び管理を行う
(空港法第4条より抜粋)
を国の航空政策上位置づけ。
成田空港・中部空港・関西空港は、それぞれの背後圏の
航空需要に応えることはもとより、我が国の国際拠点空港
として三空港相まって我が国全体の航空需要に最大限
対応することが適切である。
空港の設置及び管理に関する基本方針(平成20年12月24日告示)
より一部抜粋・加筆
中部法における国のサポート
政府による株式の引き受け(第5条)
政府による債務保証が可能(第8条)
政府による無利子貸付(第9条)
筆頭株主としての国の関与
■本来国が行うべき事業であることから、国が株式
の40%を出資し、筆頭株主として経営に関与す
ることで、国の会社に対する責務を明確化。
中部国際空港整備準備金を積み立てた際の
租税特別措置法上の配慮(第10条)
国等による人的・技術的援助(第11条) 等
2016年6月1日現在
41
政府との関係~設立法について
事項
中部国際空港の設置及び管理に関する法律
成田国際
空港(株)法
新関西国際
空港法
認可
事業認可(制定以外の事業の開始)
国土交通大臣の認可が必要
同左
届出
認可
新株発行・社債・資金借入
社債発行・1年超の借入は大臣の認可必要
同左
同左
認可
代表取締役の選任
代表取締役・監査役の選任は大臣の認可必要
同左
同左
認可
事業計画の認可
当該事業年度の計画の提出必要
同左
同左
認可
重要財産の譲渡
重要な財産の譲渡・担保差入は認可必要
同左
同左
認可
定款変更など
定款の変更・合併・剰余金の配当などは大臣の認可事項
同左
同左
規制
国土交通大臣の定める基本計画への適合
大臣の定める基本計画への適合が必要
同左
同左
規制
財務諸表の提出
B/S P/L、事業報告の提出必要
(事業年度終了後3ヶ月以内)
同左
同左
規制
国土交通大臣の監督・命令権限など
大臣による監督・命令権・報告指示・検査
同左
同左
支援
資金貸付
公共性維持などの為の無利子資金貸付
同左
同左
支援
政府出資
予算範囲内での出資
同左
総数
支援
債務保証
社債に対して予算範囲内での政府保証の付与
同左
同左
2016年6月1日現在
42
株主構成
資本構成(出資比率)は、国・地方自治体合計50%、中部経済界を中心とした民間
、中部経済界を中心とした民間50%
資本構成(出資比率)は、国・地方自治体合計
、中部経済界を中心とした民間
国(国土交通大臣)
40%
(約335億円)
地方自治体
10%
(約84億円)
民間
50%
(約418億円)
愛知県
岐阜県
トヨタ自動車
中部電力
東海旅客鉄道
デンソー
日本碍子
名古屋市
三重県
三菱東京UFJ銀行
名古屋鉄道
みずほ銀行
東邦瓦斯
他
民間
50%
国
(国土交通省)
40%
地方
自治体
自治体
10%
2016年4月1日現在
43
中部国際空港のネットワーク
国際線~世界
国際線~世界40
世界40都市
40都市に
都市に向け週353
向け週353便
353便運航
国内線~国内18
国内線~国内18都市
18都市に
都市に向け日81
向け日81便
81便運航
中国・香港・台湾方面
26都市200便
ヨーロッパ方面
2都市10便
フランクフルト
ヘルシンキ
北京
天津
長春
瀋陽
大連
上海
広州
西安
武漢
青島
長沙
昆明
福州
煙台
太原
合肥
ハルビン
石家荘
フフホト
常州
韓国方面
2都市49便
銀川
貴陽
寧波
南通
香港
台北
※貨物便は週28便
ソウル
プサン
北米方面
1都市5便
中東方面
1都市7便
デトロイト
ビーチリゾート方面
2都市26便
アブダビ
女満別
旭川
札幌
グアム
ホノルル
函館
東南アジア方面
6都市56便
バンコク
マニラ
セブ
シンガポール
ハノイ
ホーチミンシティ
秋田
那覇
新潟
石垣
仙台
成田
羽田
福岡
長崎
鹿児島
松山
熊本
大分
宮崎
※2016年6月1日現在
44
国際線・国内線旅客数と国際貨
国際線・国内線旅客数と国際貨物量の推移
国際貨物量の推移
国際線 ~航空旅客数と便数の推移
6,000
5,000
名古屋空港
時代
4,899
4,493
4,514
4,303
3,000
2,000
300
5,329 5,467 5,563 4,975
4,000
313
354
324
国際貨物取扱量と便数の推移
(単位:千人、便)
4,490 4,467 4,503
282
291
290
297
341
220
150
50
0
0
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015(年度)
国際線便数(便/週)
国際線旅客数
国内線 ~航空旅客数と便数の推移
7,000
4,000
3,000
146
123
110
52
40
119
51
115
116 108
30
15
5
14
161
16
29
28
28
15
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (年度)
国際貨物線便数(便/週)
国際貨物取扱量(輸出入)
(単位:千人、便)
名古屋空港
時代
6,692
7,021 6,525
6,257
6,000
5,000
238
176
100
1,000
8,000
233
250
206
4,374
292
名古屋空港
時代
200
343
288
(単位:千トン)
5,833
5,404 5,399 5,524
4,956
102
92
4,696 4,515 4,720
94
82
81
73
73
72
67
75
75
77
※国際線就航便数は各年度の夏ダイヤピーク時点での便数比較。
(旅客・貨物とも)
※国内線就航便数は各年度の4月ダイヤ比較。(2004年度のみ夏ダイヤ)
※単位未満切捨て
2,000
1,000
0
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (年度)
国内線便数(便/日)
国内線旅客数
45
お問い合わせ等
当資料及び説明は、当社の業績等について投資家の皆様に情報提供することを目的とするもの
で債券の募集または売出を意図したものではありません。
当資料及び説明には、将来の予測や見通しに関するものが含まれておりますが、こうした将来の
予測等には不確定な要因を含んでおり、将来の業績等を保証するものではありません。
実際の業績等については、様々な要因により変化するものであることをご承知おきください。
中部国際空港株式会社 財務室
お問い合わせ窓口:梶浦(かじうら)、伊藤
TEL:0569-38-7833
FAX:0569-38-7855
e-mail:[email protected]
住所:〒479-8701 愛知県常滑市セントレア1-1
46
Fly UP