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PC版COBOL85 Version 6
② メインフレームのアプリケーション開発を PC上で実現するVOS3分散開発環境を提供 PC版COBOL85 Version 6 イントラネット/インターネッ トをベースに多様な広がりを見せ るネットワークコンピューティン グ。また基幹データベースの戦略 的活用を実現する大規模データウ ェアハウス−−そこではビジネス のノンストップとグローバル化、 スピード経営などを支える高信頼 性と高可用性といった、メインフ レーム/基幹サーバの役割が重要 な要素となってきます。 そこで日立はこのたび、メイン フレーム/基幹サーバのVOS3 アプリケーションをPC上で効率 的に開発できるPC版COBOL85 Version 6/VOS3分散開発環 境を開発しました (平成12年1月出荷 予定)。 VOS3分散開発の機能を 大幅に強化 開発環境サーバ for VOS3」、そし て既存のVOS3 COBOL85とを組み 合わせて使用することにより、PC とVOS3間のソースファイルのコー ド変換・転送の自動化が実現。コ ストパフォーマンスとGUIの操作性 に優れたPC環境でのアプリケーシ ョン開発は、基幹サーバの負荷分 散を図れるのはもちろんのこと、 SEWB+やXMAP3など、PC版のさ まざまな開発支援ツールを使える メリットもあります。 またPC上で分散開発を行い、モ ジュールテストまで完了した後、 VOS3上のコンパイル・リンクもPC から操作できるので、大幅な開発 効率の向上が実現します(図1)。 PC版 COBOL85 Version 6は 、 COBOLに特化した専用エディタ、 テストデバッガなどを含む統合開 発環境です。同製品と、今回新た に開発した「COBOL85分散開発環 境クライアント」「COBOL85分散 COBOL ソース P C コーディング コンパイル デバッグ COBOL ソース オブジェクト P C COBOL85 Version 5.0 以前(開発マネージャ、エ ディタなど) コーディング コンパイル デバッグ COBOL85 Version 6 (開発マネージャ、エディタ コンパイル時 など) に自動転送 コード変換 PC環境でモジュールテストまで 作業後手作業でアップロード オブジェクト VOS3 COBOL85環境をPCから制御 COBOL85分散開発環境クライアント COBOL85分散開発環境サーバfor VOS3 V O S 3 COBOL ソース VOS3環境で コンパイルテスト V O S 3 VOS3 COBOL85 ロード/ オブジェクト COBOL ソース VOS3 COBOL85 :今回の新製品 ロード/ オブジェクト 従来ならば 「モジュールテストまではPCで」 が分散開発のすべて 図1 COBOL85 Version 6システム構成 23 All Rights Reserved,Copyright ©1999,Hitachi,Ltd. Version 6からは 左のような分散開発に加えて「VOS3上のコン パイル・リンクもPC環境から作業可能」になります。 画面例2 便利なPC版に含まれるツール(COBOLブラウザ) 画面例1 開発マネージャとCOBOLエディタ ※画面はプロトタイプ製品のもので、出荷時には変更になる場合があり ます。 ※画面はプロトタイプ製品のもので、出荷時には変更になる場合があります。 VOS3分散開発機能/ PC版COBOL85 Version 6 ◆開発マネージャ PCからVOS3のCOBOL85コンパ イラを起動して、VOS3上のロード モジュールを作成できます。ソー スファイルは、VOS3側、PC側のど ちらに存在しても構いません。 また、ソースファイルの転送や コード変換、VOS3 COBOL85コン パイラの起動などは、開発マネー ジャがCOBOL85分散開発環境クラ イアント、COBOL85分散開発環境 サーバ for VOS3と連携して、自動 的に行います。 ◆COBOLエディタ PC上でCOBOLエディタの便利 な編集機能(テンプレート、キー ワード補完、キーワード色分け表 示など)を用いてファイルを編集 することができます。PC上で編 集したファイルをセーブすれば、 分散開発環境クライアント、分 散開発環境サーバとの連携によ り、ソースファイルは自動的にコー ド変換されてVOS3上へ転送さ れ、VOS3データセットに保管さ れます。 また、VOS3用固定長レコード を編集するために、漢字コードの 前後に機能キャラクタを仮想的に 表示させる機能をサポート。PC 上でVOS3の制御コードを意識し た編集作業ができます。 ◆コンパイラ VOS3互換性チェックオプション を強化し、PCに特有の拡張仕様を チェックアウトします。これによ り、VOS3をターゲットとする COBOLプログラムのPC上での開発 とモジュールテストが従来よりさ らに容易になります。 さらにモジュールテスト後は、開発 マネージャのVOS3環境との連携機 能を用いて、VOS3でのコンパイルや リンクをPC上から行うことができます。 ◆開発マネージャを強化 ・複数プロジェクトの管理機能を サポート 複数のプロジェクトファイルの 依存関係を定義し、一括してコン パイル・リンクする機能を新たに提 供。複数のロードモジュールとDLL を1回のビルドで作成できます。 ・エディタ連携強化 ビルド時に、エディタで編集中 のファイルも自動的に保存・更新 してからコンパイルすることが可 能になりました。 統合開発環境 ◆COBOL85分散開発環境クライ アント VOS3データセットとPCファイル の対応を管理し、VOS3とPC間のソ ースファイルの転送を開発マネー ジャ、COBOLエディタと連携して 自動的に行います(Windows 95/ 98/NT 4.0で稼働)。 R R ◆COBOL85分散開発環境サーバ for VOS3 VOS3データセットを管理し、 VOS3上の開発ツール(VOS3 COBOL85コンパイラ、COBOL85/ TDなど)の起動・監視を行います。 PC版COBOL85 Version 6 も機能強化 ◆オンラインマニュアルを提供 規格から拡張までの言語仕様を 解説した「COBOL85言語」、コマ ンドラインベースの使用法を解説 する「COBOL85ユーザーズガイ ド」、GUIツールの使用法を詳述し た「COBOL85操作ガイド」、初心 者のための「COBOL85操作入門」 など、マニュアルのすべてをオン ライン化して標準添付。検索機能 も大幅に向上させました。 ●お問い合わせ先● 日立オープンミドルウェア 問い合わせセンター 7 0120-55-0504 利用時間 9:00∼12:00 13:00∼17:00 (土・日祝日を除く) ◆ 情報提供サービス◆ 【主な新機能】 主な新機能をあげてみます。 http://www.hitachi.co.jp/ soft/cobol/ 24 All Rights Reserved,Copyright ©1999,Hitachi,Ltd.