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壮瞥町告示第66号 平成27年壮瞥町議会第4回定例会を、次のとおり

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壮瞥町告示第66号 平成27年壮瞥町議会第4回定例会を、次のとおり
壮瞥町告示第66号
平成27年壮瞥町議会第4回定例会を、次のとおり招集する。
平成27年11月27日
壮瞥町長
佐 藤 秀
敏
記
1
期
日
平成27年12月10日
2
場
所
壮瞥町役場 大会議室
3
付議事件(予定)
(1)専決処分の承認を求めることについて
(2)専決処分の承認を求めることについて
(3)壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
(4)壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
(5)公の施設に係る指定管理者の指定について
(6)平成27年度壮瞥町一般会計補正予算(第12号)について
(7)平成27年度壮瞥町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につい
て
(8)平成27年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につい
て
〇応招議員(9名)
1番 佐 藤
忞
君
2番 菊 地 敏 法 君
3番 毛 利
爾
君
4番 森
5番 真 鍋 盛 男
君
6番 加 藤 正 志 君
7番 髙 井 一 英
君
8番 長 内 伸 一 君
9番 松 本
君
〇不応招議員(0名)
勉
太 郎 君
平成27年壮瞥町議会第4回定例会会議録
〇議事日程(第1号)
平成27年12月10日(木曜日) 午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 各委員会からの所管事務調査結果報告について
日程第 5 行政報告
日程第 6 一般質問
日程第 7 議案第74号ないし議案第83号
(提案理由説明・議案内容説明)
〇出席議員(9名)
1番 佐 藤
忞
君
2番 菊 地 敏 法 君
3番 毛 利
爾
君
4番 森
5番 真 鍋 盛 男
君
6番 加 藤 正 志 君
7番 髙 井 一 英
君
8番 長 内 伸 一 君
9番 松 本
君
勉
太 郎 君
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人
町
長
佐 藤 秀 敏 君
副
町
長
杉 村 治 男 君
教
育
長
田 鍋 敏 也 君
会計管理者
小 松 正 明 君
総務課長(兼)
工 藤 正 彦 君
企画調整課長
庵
税務財政課長
上 名 正 樹 君
住民福祉課長
阿 部 正 一 君
経済環境課長(兼)
匡 君
商工観光課長
山 本 貴 浩 君
建設課長
齊 藤 英 俊 君
作 田 宏 明 君
生涯学習課長
選管書記長(兼)
小 林 一 也 君
工 藤 正 彦 君
農委事務局長(兼)
山 本 貴 浩 君
監委事務局長(兼)
齋 藤 誠 士 君
〇職務のため出席した事務局職員
事務局長(兼)
齋 藤 誠 士 君
◎開会の宣告
〇議長(松本 勉君) ただいまより平成 27 年壮瞥町議会第4回定例会を開会いたしま
す。
◎開議の宣告
〇議長(松本 勉君) 直ちに本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(松本 勉君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(松本 勉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第 116 条の規定により、議長において
1番 佐藤 忞君
2番 菊地敏法君
を指名いたします。
◎会期の決定について
〇議長(松本 勉君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から 12 月 11 日までの2日間といたした
いと思います。これにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日から 12 月 11 日までの2日間と決しました。
◎諸般の報告
〇議長(松本 勉君) 日程第3、諸般の報告を行います。
議会一般、監査委員からの例月出納検査結果報告、定期監査結果及び指定管理者監査報
告、各団体からの陳情、要望等、一部事務組合議会報告、教育に関する事務の管理及び執
行の状況の点検及び評価報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。
今期定例会の付議事件は、議案 10 件であります。
以上、諸般の報告を終わります。
◎各委員会の所管事務調査結果報告
〇議長(松本 勉君) 日程第4、各委員会の所管事務調査結果報告を行います。
各委員長から調査結果の報告を求めます。
佐藤総務常任委員会委員長。
〇総務常任委員会委員長(佐藤 忞君) それでは、総務常任委員会の活動結果について
報告いたします。
総務常任委員会では、11 月 18 日に保健センター(診療所を含む)改修内容と子どもセ
ンターを調査するため、所管事務調査を実施しました。担当課長からそれぞれの視察箇所
についての説明を受けたところであります。その結果、次のとおり調査の経過と結果を報
告いたします。
調査事項、保健センター(診療所を含む)改修内容について、子どもセンターについて。
調査の方法、委員会の開催、調査をするための委員会を開催し、両箇所とも現地視察を
実施し、担当課長に対し質疑を行いました。
委員会に出席した委員、委員会に職務のため出席した者、委員会に出席した説明員は、
お手元に配付の書面のとおりであります。
委員会の調査結果、1点目の保健センター(診療所を含む)改修については、8月4日
の全員協議会において、国の補助2分の1を活用し、より町民に利用しやすい施設にする
ための改修案が示され、9月の定例会で実施設計補正予算が上程され、議決をしたところ
であります。その後、国と補助要件適否協議や各関係課による施設運営方法の検討を開始
し、10 月 26 日に実施設計発注をしたので、実際に現地に行き、変更箇所等の視察を実施
しました。現状の施設は、町民会館の調理室機能を移転するには調理室が狭く、改修が必
要であったり、診療所の廃止に伴い空き部屋があったりするが、改修後は調理室の拡大や
新たに地域活動団体質の設置、保健センター施設機能と住民活動施設機能の分離などが予
定されております。一部の委員からは、事務室の移転に伴う混乱が生じるおそれがあるこ
とから、案内表示をつけることなどの対応をしていただきたいとの意見がありました。
取りまとめとして、現地を視察し、改修案を協議した。改修案については、町民の理解
を深める機会を設けていただきたいとの意見を町側に伝えました。
2点目の子どもセンターについては、久保内方面からの園児の受け入れ状況、ゼロ歳児
保育の状況、児童クラブの活動状況について、そうべつ保育所長の説明を受けながら、現
地の視察をしました。久保内方面からの園児の受け入れについては全体で9人となってお
り、送迎については保護者で対応していただいているということでありました。ゼロ歳児
保育の状況については、3人となっております。児童クラブについては、学校下校時から
18 時 30 分までの利用時間となっており、ふだんの活動内容としては、ボール遊び、バド
ミントン、卓球、その他の運動、トランプ、オセロ、将棋、塗り絵等で、そのほかにはバ
ス遠足、炊事遠足、クリスマスお楽しみ会等があり、充実した内容となっております。
取りまとめとして、保育園児の状況を踏まえ、保育環境の充実を図られたいとの意見を
町側に伝えました。
以上で総務常任委員会所管事務調査の経過と結果を申し上げ、報告といたします。
総務常任委員会委員長、佐藤忞。
以上、報告を終わります。
〇議長(松本 勉君) 真鍋経済常任委員長。
〇経済常任委員会委員長(真鍋盛男君) それでは、経済常任委員会の調査結果報告を発
表します。
経済常任委員会では、11 月 17 日に上久保内牧場からの排水による修繕箇所と蟠渓地熱
資源開発調査井掘削工事現場の所管事務調査を実施しました。担当課長からそれぞれの視
察箇所について説明を受けたところであります。その結果、次のとおり調査の経過と結果
を報告いたします。
調査事項、上久保内牧場からの排水修繕箇所について、蟠渓地熱資源開発調査井掘削工
事現場について。
調査の方法、委員会の開催、調査をするための委員会を開催し、両箇所とも現地視察を
実施し、担当課長に対して質疑を行いました。
委員会に出席した委員、委員会に職務のため出席した者、委員会に出席した説明員は、
お手元に配付の書面のとおりであります。
委員会の調査結果及び意見、1点目の上久保内牧場からの排水修繕箇所については、上
久保内牧場からの排水が流入している民有地内の大壮地区国営農地開発事業で整備をした
排水路の路肩崩落箇所が発見されたことにより、応急的な措置について 10 月臨時会で補
正予算が上程され、議決後に改修を行ったので、視察を実施しました。現状としては、崩
落が激しいことから、別な場所に素掘りの排水路をつくり、既存の排水路には排水が流入
しないように改修されております。今後の対応としては、来年度に道の補助事業の活用を
予定して本格改修を進める予定となっております。
取りまとめとして、現状を視察した。来年度の本工事を予定どおり進められたいとの意
見を町側に伝えました。
2点目の蟠渓地熱開発調査井掘削工事現場については、今年度蟠渓地区温泉施設資源開
発調査委託料として約3億 8,000 万円の予算、100%補助です、を活用して泉源掘削を行っ
ているところを視察しました。現状としては、まだ利用可能な温泉水は湧出してはいない
が、前段階の調査により小規模なバイナリー発電が可能なことや2次利用についても十分
考えられるという結論が出ておりますので、今後の掘削状況に期待しているところであり
ます。泉源掘削は、予定延長の半分ほどまで進み、掘削終了は 12 月末の予定となっており
ます。
取りまとめとして、ボーリングの進捗状況を確認した。今後2次利用も含め、積極的に
情報収集を行い、さまざまな方向性を検討し、計画的に進められたいとの意見を町側に伝
えました。
以上で経済常任委員会所管事務調査の経過と結果を申し上げ、報告といたします。
経済常任委員会委員長、真鍋盛男。
以上、報告を終わります。
〇議長(松本 勉君) ただいま報告のありました各委員会の所管事務調査結果について
質疑を受けます。ございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これにて各委員会の所管事務調査結果報告を終結いたします。
◎行政報告
〇議長(松本 勉君) 日程第5、行政報告を行います。
町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 本日、第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におか
れましては、時節柄大変お忙しい中、定刻までに全員のご出席をいただき、まことにあり
がとうございました。
平成 27 年第3回定例会以降における町政の主なものについてご報告を申し上げます。
最初に、お手元に第3回定例会以降における工事発注一覧表を配付してありますので、
ご照覧ください。
次に、要望活動についてご報告申し上げます。11 月2日、北海道旅客鉄道株式会社に対
し、北海道新幹線開業に伴い廃止予定とされた急行はまなすの代替特急列車の運行確保や
新幹線への特急列車の乗り継ぎ、
地域生活や観光振興に配慮したダイヤ編成などについて、
西胆振6市町が連携して要望を行いました。
次に、行政報告を申し上げます。名誉町民、小畑敏満氏の逝去に伴う対応についてご報
告を申し上げます。
壮瞥町の名誉町民であり、
日本相撲協会理事長を務める元横綱北の湖、
本名、小畑敏満氏が 11 月 20 日に逝去されました。小畑氏は、壮瞥中学校1年在学中の昭
和 41 年に三保ケ関部屋に入門し、昭和 49 年7月に 21 歳の若さで横綱に昇進しました。
現役時代の成績は、優勝 24 回、通算勝利 951 勝、横綱在位 63 場所などさまざまな記録を
残し、相撲中継などを通し壮瞥町の名を全国に知らしめ、壮瞥町の発展に多大な貢献をさ
れました。昭和 52 年、平成 12 年の有珠山噴火の際にも多忙の中、急遽帰郷し、被災した
町民を激励したり、東京において開催された有珠山噴火復興観光キャンペーンに参加する
など、壮瞥町の復興に大変なご支援をいただきました。町では、逝去の連絡を受け、11 月
21 日から 12 月3日まで北の湖記念館に献花台と記帳台を設置をいたしました。期間中、
約 2,600 名の方が献花に訪れております。11 月 25 日、26 日に北の湖部屋で営まれた家族
葬には北の湖部屋郷土後援会長、事務局長とともに参列し、また 12 月 22 日に国技館で営
まれる協会葬には松本議長、後援会の方々とともに参列する予定であります。今後後援会
と協力しながら、
地元でしのぶ会を開催することを検討してまいりたいと考えております。
小畑氏の生前のご功績に対し、敬意と感謝の念をあらわすとともに、心よりご冥福をお祈
りを申し上げます。
次に、壮瞥町総合戦略についてご報告申し上げます。この総合戦略は、国の地方創生施
策の推進を背景に、本町の人口減少に歯どめをかけ、地域の活力を維持していくことを目
標として、2040 年の人口目標と平成 31 年までに取り組む施策について、町民等で構成す
る壮瞥町総合戦略推進会議を中心に検討を続け、10 月末に策定したものであります。この
総合戦略においては、産業力強化による雇用の創出、維持、子育て支援と人材育成、誘致、
情報発信強化による施策効果の拡大など、5つの基本目標とそれぞれに関連する施策を位
置づけており、本年度 5,800 万円余りの地方創生交付金の採択を受け、既に事業を進めて
いるところでありますが、今後も国の支援策等を有効に活用しながら、目標の達成に向け
て鋭意取り組んでまいる所存でありますので、議員各位のご理解とご支援を賜りますよう
お願いを申し上げます。
次に、西いぶり広域連合における火葬場共同整備調査研究の終了についてご報告申し上
げます。平成 23 年9月に火葬場の改築について室蘭市、伊達市、壮瞥町の3市町で調査研
究を決定し、室蘭市神代火葬場敷地内を候補地として、施設規模や建設費、共同整備にお
ける負担割合等について協議検討を進めてきておりました。しかし、本年5月に広域化に
より室蘭市内に火葬場が整備されることについて、経済性では整理できない住民感情が多
いとの意見が伊達市より出され、本年8月に広域連合市町協議会において、伊達市長より
火葬場共同整備について白紙にしたいとの申し出があり、平成 27 年 10 月 26 日に開催さ
れた西いぶり広域連合議会総務常任委員会において報告、承認され、3市町での火葬場の
共同整備の調査研究を終了したところでございます。本町における火葬場整備に係る今後
の対応といたしましては、伊達市より胆振西部3町と再検討したいとの発言もあり、胆振
西部4市町での共同整備のあり方等について再検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、台湾トップセールスについてご報告申し上げます。去る 11 月8日から 11 日にか
けて、洞爺湖町と本町による台湾への送客お礼と緊密な関係強化のため、台北、高雄の旅
行会社を訪問、交流を行いました。真屋町長や私がトップセールスを行うとともに、観光
協会会員や民間事業者らが訪問先圏域の旅行会社と活発な意見交換を行いました。次期旅
行商品についての情報交換や商談が順調に進み、300 名の昼食予約が入るなど早速効果が
あらわれました。また、現地旅行会社も新商品開発に意欲的であり、特に北海道の新鮮な
食材に興味が高く、今後のさらなる観光入り込みを期待できる場となりました。今後は、
格安航空会社の就航などにより成長が期待される東南アジアの市場などもにらみつつ、近
隣市町との連携によりセールス活動を行ってまいる所存でございます。
以上、平成 27 年第3回定例会以降における町政の主なものについてのご報告といたし
ます。
〇議長(松本 勉君) これにて行政報告を終結いたします。
◎一般質問
〇議長(松本
勉君) 日程第6、一般質問を行います。
一般質問の通告がありますので、通告順に順次発言を許します。
6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) まず初めに、先月 11 月 20 日に郷土の宝であり、誇りでありまし
た北の湖理事長の死去に際しまして、改めてご冥福を申し上げたいと思います。
では、早速一般質問に入らせていただきます。質問事項としまして、壮瞥町立中学校適
正配置方針の現状について。質問要旨としましては、平成 26 年2月に町教育委員会が策定
した壮瞥町立小中学校適正配置方針案の中で久保内中学校を壮瞥中学校へ統合する案を示
されました。その後適正配置方針及び新基本方針で示した現状を踏まえ、平成 26 年9月の
定例会の行政報告において、町長は平成 28 年度までに久保内中学校を壮瞥中学校へ統合
すると発言されました。統合に向け、今年度から適正配置計画の円滑な推進及び校舎設備
などの環境整備の作業が予定されていますが、次の点について伺いたいと思います。
1、現在の取り組み状況と今後の進め方について、2、空き校舎の活用開始に向けての
現在の取り組み状況について質問したいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(松本
勉君) 答弁、教育長。
〇教育長(田鍋敏也君) 6番、加藤議員のご質問についてご答弁を申し上げます。
まず、壮瞥町立小中学校適正配置方針につきましては、平成 26 年7月 22 日に開催した
教育委員会会議において決定し、同日教育委員長から町長へ報告がなされ、また7月 31 日
に開催された議会全員協議会において報告をさせていただいております。適正配置方針で
は、平成 28 年度末までに久保内中学校を壮瞥中学校に統合することを目標とし、それまで
の間教科指導に支障がないよう配慮するとともに、集団活動における社会での適応力を養
うため、両校生徒や校種間の交流を一層促進することを定めております。
また、特色ある教育活動を引き継ぎ、統合後の学校生活が円滑にスタートできるよう教
員配置等への十分な配慮を行うこと、通学に必要なスクールバスの運行について、学校及
び保護者との調整を行うこと、生徒間、保護者の交流事業を推進、支援すること及び統合
後の地域の活力が低下しないよう定住策、地域振興策の推進に配慮すること、適正配置、
学校再編は地域や町の行財政に大きな影響を与えることから、町理事者、関係課との調整
を十分図ることを定めております。
以上が適正配置方針の内容ですが、具体的な取り組みといたしましては、平成 27 年度に
おいては生徒間交流として合同修学旅行の実施、携帯電話、スマートフォンの安全利用教
室の開催、幼児との保育指導体験や英語、体育での交流授業等が行われており、また教職
員間での教科指導方法の合同研究など統合後の円滑な学校生活の実現に向けた取り組みが
なされております。保護者の交流事業では、総合型地域スポーツクラブ事業での親善ソフ
トボール大会や壮瞥町PTA連合会研究大会などにおいて交流等が行われております。平
成 28 年度以降においても引き続き生徒間、保護者間の交流事業の推進と支援を行うとと
もに、目標とする平成 28 年度末での中学校の統合に向け、円滑な学校生活をスタートでき
るようスクールバスの運行計画の策定や久保内中学校在籍生徒への制服の支給、また久保
内中学校の閉校に向けた協賛事業への支援など必要な施策の推進を図っていきたいと考え
ております。
また、校舎施設等につきましては、統合時においては現在の壮瞥中学校の校舎施設の大
きな変更、改修等はなくても対応できるものと考えておりますが、壮瞥中学校校舎は建設
から 38 年を経過していることから、今後町長部局とともに将来を展望した望ましい教育
環境について検討を加えてまいりたいと考えておりますので、
よろしくお願いいたします。
2点目の空き校舎の活用に向けての取り組み状況についてですが、適正配置方針では統
合後の中学校校舎は壮瞥高等学校の校舎として活用を図る方向で検討するとしており、教
育委員会では高校の校舎として活用することを基本にその他の活用方法も含め検討を進め
てきたところです。
こうした中、平成 26 年3月に定めた壮瞥町定住促進・公共施設有効活用計画の位置づけ
に基づき、久保内地区における公共施設の機能の検討を進めるに当たり、本年7月6日に
町長と教育委員長との意見交換がなされ、次の2点が確認されたところです。1、壮瞥高
校の今後については、これまでの議会答弁を踏まえ、学科転換後2から3年、出願者数の
推移と学校の役割についての町民意見等を総合的に勘案して存廃を判断するを踏襲するこ
と、2、統合後の空き校舎の利用については高校移転の可能性があることから、青少年会
館の機能移転先としないという2点であり、この考え方を踏まえ検討しているところであ
ります。
現在町長部局において久保内地区における老朽化した施設の機能のあり方や機能移転先
の検討を進めるため、地域住民と利用団体が一堂に会し、協議検討する場として、本年 11
月6日に久保内地区公共施設機能検討委員会が設置されています。この検討委員会では、
さきにご説明いたしました確認事項のとおり、空き校舎の活用については高校の移転先と
なる可能性があり、町及び教育委員会では一定期間の推移も考慮した後に判断するとして
いることから、検討の対象から当面の間除外することとしておりますが、教育委員会とい
たしましては、その他の公共施設の機能移転の議論を十分に参考にしながら、町長部局と
連携し、校舎の活用について検討を継続してまいる所存でありますので、よろしくお願い
いたします。
以上、ご答弁といたします。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) ただいま答弁いただきましたけれども、内容的に初めに平成 27 年
の取り組みとして説明がありました。生徒間の交流の合同、また修学旅行の実施や、また
授業での交流、教職員間での教科指導方法の合同研究、またスポーツなどの交流も含めた
統合の円滑な学校生活の実現に向けて取り組みが進められたことは理解させていただきま
した。
そこで、来年度は学校統合に向けて最終年度であります。スクールバス運行計画や閉校
に向けた協賛事業以外に移動日も含めて予定されている作業日程などが計画案などが示さ
れていましたら、まず質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
ただいまの質問の中でスクールバスの運行計画、また交流等以外の部分で移動日等につ
いての計画はということでございますが、詳細の計画については今年度、28 年度の実施分
について詳細に詰めていく必要があるのかなと思っていますが、おおむね閉校に向けた事
業、今閉校協賛の事業に係る準備会等での検討等も行われておりますので、そういった団
体活動等調整を図りながら詳細の日程については決めていきたいと思います。平成 28 年
度末の統合、平成 29 年4月からの壮瞥中学校での学校生活に支障のないよう準備を進め
ていきたい考えております。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) では、27 年度に行われている作業なども含めて、28 年度予算も含
めながら作業をさらに進めていくということで理解させていただきます。
そこで、答弁でも 28 年度久保内中学校の在籍生徒の制服支給ということでありました
けれども、この対象となる生徒数や全額支給ということで理解させていただいてよろしい
のか、また閉校に向けた協賛事業というような答弁もありましたけれども、どのような内
容で、いつごろ行われ、予算はどのぐらい見込んでいるのか、またさらに来年、28 年度協
賛事業につきまして準備委員会等も立ち上げていかれようとしているのか、今準備委員会
が立ち上がっているのか、その辺も含めてお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
ただいまの質問にありました制服の支給、また閉校に係る協賛事業等の状況等について
ということで、今現在検討している考え方についてご説明をさせていただきたいと思いま
す。平成 28 年度予算の中で、施策として取り組めるかどうか、そういったことも今検討を
しているところでございますが、現行久保内中学校の生徒につきましては、平成 28 年度に
おいて1年生4名、2年生3名が在籍する予定でございます。こちら平成 29 年学校が統合
した際には、壮瞥中学校のほうに通学をするということでございますので、1年次、2年
次に在籍生徒の皆さんについて、女子については制服が壮瞥中学校と違いますから制服、
また体操着、ジャージになりますが、こちらは男子、女子とも壮瞥中学校のジャージと違
いますので、こういった部分について支給の対象とできないか検討作業を進めているとこ
ろでございます。
閉校協賛会についてということでございます。久保内中学校で学校関連の資料、学籍簿
などについては統合先の学校に引き継がれることになります。また、学校の歴史、歩みを
後世に継承していく取り組みとして、閉校協賛会での取り組み、閉校協賛事業といった取
り組みが平成 28 年度に本格的に動き出すものというふうに承知をしているところでござ
いますが、閉校に際しまして記念誌の編集、また記念品の整備等が考えられるところでご
ざいますが、こうしたことにつきましては本年度地域の学校関係者等で学校閉校協賛準備
委員会が組織され、検討作業等を進められている。また、PTAの役員さん、またPTA
会員さん、保護者の皆さん等に今後必要な説明を行っていくというふうに学校側で準備を
進めていると聞いております。久保内中学校の歴史を記念誌にまとめ、発刊すること、ま
た閉校に関する式典等が考えられているというふうに聞いております。教育委員会といた
しましては、学校及び準備委員会の意見を尊重し、必要な予算措置を行うなどの作業、閉
校に向けた取り組みも支援をしていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) 理解させていただきましたけれども、要するに今年度、28 年度に
ついて準備委員会が立ち上がったり、協賛事業の内容について協議していくと。その中で
日程等も決めていくということで理解させていただきます。その中で、先ほど在籍生徒の
制服支給とありますけれども、これも 28 年度、要するに全額支給か、もしくは一部補助と
いうようなことも含めて検討するということで理解させていただいてよろしのかなと思っ
ております。
そういう中で、来年ということで閉校式という部分を迎えるわけですけれども、協賛事
業につきましては久保内中学校には来年、28 年、開校 70 周年を迎えるということも聞い
ております。そして、1,700 名を超える卒業生を送り出して、歴史と伝統のある中学校で
すので、意義深い、思い出につながるような協賛事業を準備委員会の皆様とともに 28 年度
取り組んでいただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
そしてまた、今回スクールバスという部分で答弁いただいた件なのですけれども、現在
壮瞥町においては3台のスクールバスがあると思います。
その中で2台が壮瞥温泉、
立香、
仲洞爺の地区を運行して、1号車が小中合わせて 28 名、2号車も小中合わせて 21 名通学
に利用していると伺っております。その中で 29 年度から久保内方面という部分で、9名の
生徒が多分利用されるのかなと思っております。その9名の生徒が現在の2台のスクール
バス、時間調整を図りながら、この2台のスクールバスで運行することが可能なのか、そ
の部分についてお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
スクールバスの運行についてということでご答弁します。スクールバスの運行につきま
しては、議員の質問にありましたとおり今年度1号車、主に壮瞥温泉、立香方面、こちら
のほうに運行しているバスと2号車、壮瞥温泉から仲洞爺、東湖畔のほうを運行している
2号車がございまして、壮瞥小中学校の校区の対象となる児童生徒の皆さんの通学に使用
しているところでございます。大体8時前には学校に到着できるようにということでバス
の運行をしておりますが、早い時間でいきますと大体7時 20 分前後からスクールバスの
運行をしているところでございます。
ご質問にもありましたとおり、
教育委員会では3台スクールバスを保有しておりまして、
3号車につきましては久保内校区の児童生徒の皆さんの通学に使用することにしておりま
すが、今年度につきましてはスクールバス通学の対象となる児童生徒さんがいらっしゃら
ないので、休止をしている。運行していないという状況になっておりますが、統合時久保
内校区の生徒の皆さん、壮瞥中学校に通学するためにどうしてもバスは必要になってくる
のかなという認識で、今現在検討を進めているところでございます。時間的にも1号車、
2号車のダイヤ調整といいますか、運行時間の調整ということでできないかというご指摘
でございますが、こちらにつきましては通学時、通学にも長いお子さんですとやっぱり 30
分から 40 分程度乗っていることがあります。それからまた折り返して久保内方面へとな
ると時間的にもかなり厳しいものがございますので、3号車につきましては久保内校区の
皆さんを壮瞥中学校へ通学させるために運行することが必要ではないかということで今現
在検討しているところでございます。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) では、29 年の4月以降は3台のスクールバスを活用して児童たち
を送迎というか、通学に使うということで考えていられるということで理解させていただ
きますけれども、その中で私思うのですけれども、3台目のスクールバスの活用方法とし
て、バスの拡大利用ということで提案したいと思うのですが、これは久保内方面から、先
ほど総務委員長からの報告もありましたけれども、
保育園児数は今9名と聞いております、
久保内から壮瞥のほうに通われているというか、している人は。その中で3歳児以上、要
するに少し歩ける子供たちを含めて3歳以上の方が4名ということで、対象になる子が4
名と私個人的には理解しているのですけれども、その子供たちを含めて混乗という部分で
バスの導入を図ってはいかがなのかと思っておりますけれども、今現在壮瞥町が取り組ん
でいる移住、定住促進に向けた住民サービスや子育て支援がありますけれども、このよう
な事業を行うことで独自のカラーとしてポイントの一つにつながって、移住対策とか、そ
ういった部分で、また子育て支援のサービスにつながるような対応を、要するに混乗する
ことでつながっていくのではないかと思いますので、その点につきまして今取り組んでい
る住民サービス、子育て支援、そういったものも含めて、町長からできれば答弁をお願い
したいと思うのですけれども、よろしくお願いします。
〇議長(松本 勉君) 加藤議員、とりあえず答弁者の特定については、こちらの理事者
の判断に任せたいと思いますけれども、よろしいですか。
〇6番(加藤正志君) わかりました。ひとつよろしくお願いします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君) スクールバスでの保育園児の混乗ということでございま
して、スクールバスの運行管理をしていますので、まず私のほうから答弁させていただき
たいと思います。
統合後、久保内校区から壮瞥中学校に通う生徒の皆さん、大体毎年 10 名前後になろうか
なというふうに見込んでいるところでございます。保育園の園児数、先ほどの総務常任委
員会でも報告がありましたが、久保内方面、東部地域から通われるお子さん、保育所に通
園しているお子さんの数を考えますと、対応は可能かと思いますが、考え方について保育
所担当、また地域との調整、その他考え方、検討について整理をしていく必要があるのか
なというふうに考えているところでございます。
〇議長(松本 勉君) 副町長。
〇副町長(杉村治男君) ただいまご提案というふうな形で捉えさせていただきたいと思
いますが、保育園児の混乗についてのご意見でございますが、現状では今現在どういうス
タイルで保育園児の送迎をしているかというと、送迎ではなくて保護者の方に送り迎えを
していただくというのを大原則にして運営を行っております。ほかの町の状況を見ると、
一部ではそういった利用がされているというのは承知しておりますが、原則は原則で進め
させていただきたいなというふうに思っております。ただ、ご提案ですので、検討させて
いただく事項として取り上げさせていただきたいなと思いますが、1つには保育園児の送
迎する場合には保育士等の管理者といいますか、監督者といいますか、そういった方を同
乗させなければならないような決まり事もあるようですので、その点を踏まえながら今後
の部分については検討させていただきたいというふうに思います。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) 今副町長の説明もありましたけれども、確かに保育士等も含めて
車に同乗して保育園児の対応に当たるということも、いろんな規則もあるかと思いますけ
れども、その中でまずは要するにプラスワン志向でスクールバスの活用ということで、何
か今後いろいろと検討を重ねながら実証実験という形でやることもいいのかなと。今確か
に滝之町の子供たちは、小中の生徒を通学で利用させています。保育児童はその中に乗せ
ていませんけれども、その辺の懸念もありますけれども、とりあえず 29 年度に向けて、例
えば実証実験、それに向けて今からいろいろと協議していただいて、そういうふうな考え
方も1つ何か形でやっていただけるような、要するに実証実験で結論を出していただくこ
ともいいのかなというふうに思っていますので、ただ、今9名、久保内から来る生徒、中
学生は9名ぐらいですので、どうにかこの4名、今後5名ぐらいになるか、6名になるか、
保育園児がなるかもしれませんけれども、できればその対応も一つの過程として移住、定
住政策に向けても必要なことだと思っておりますので、その辺を含めて今提案した部分に
対していろいろと検討していただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと
思っています。
次に、校舎の施設についてです。今久保内中学校には歴史のある大切な資料とか備品と
か結構あると思います。そういった備蓄品の保管などは、多分壮瞥中学校のほうに移行さ
れるのかなというふうに私自身考えているのですけれども、その上で結構大量な備蓄品と
いうのですか、備品等もあるのかなと思うのですけれども、中学校の空き教室も含めてそ
こに移動する、要するに保管場所とかが対応できるのか、もしくはそういう部分において
改修とか、そういう部分が必要なのかと思っているわけで、その上で保管場所の確保は大
丈夫なのかを確認したいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
統合時に久保内中学校で現在使っている備品等、壮瞥中学校のほうに移動させる必要が
あるのではないか、またその保管場所等についてということでご質問いただきましたが、
この件につきましては壮瞥中学校、久保内中学校、両校ともに今現在保有している備品と
統合時に向けて学校活動、教育活動の中で使っていくものについて一度整理をするように
ということでお話といいますか、指示をしているところでございまして、現在統合後に向
けた備品等の活用、またそれに向けて当然廃棄してくるもの等も出てくるのかなというふ
うに想定しておりますが、そういった作業を今進めているところでございます。
統合時に久保内中学校で使っていた備品を壮瞥中学校に持ってきたときに、保管場所等
について十分確保できるのかというご質問でございますが、こちらにつきましては今のと
ころの見込みでございますが、おおむね支障なく学校のほうに保管をしていくことができ
るのかな、
また教育活動等活用していくことができるのかなというふうに思っていますが、
より詳細な検討については今現在作業中でございます。必要な対応等については、今後し
ていく必要があるのかなというふうに認識をしております。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) わかりました。壮瞥中学校も建設から 38 年がたっているというふ
うなことも伺っております。そういう中で久保内から移動して備品を保管する場所、そう
いったものを含めて、また建設から壮瞥中学校が 38 年経過しているわけですから、いずれ
建て直しとかいったような考え方が生まれてくるのかなと思っておりますので、まず初め
中学校、久保内においては大切な資料等もありますので、できれば早急にそういった資料
等がどの程度あるのかというものを含めて、
来年度に向けて予算確保していただくように、
そして中学校の空き教室、もしくは別なところに保管できるような形で進めていただきた
いと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
まず、27 年、28 年に向けての作業についてはある程度理解させていただきましたので、
今後統合に向けて支障がないように取り進めていただきたいと思いますので、その点ひと
つよろしくお願いしたいと思います。
次に、空き校舎についてでございますけれども、これは同僚議員が 26 年の2月に一般質
問しているわけでございますけれども、壮瞥高校は去年、平成 26 年度に地域農業科へ学科
転換を図り、今現在1年生が 30 名、2年生も 30 名の生徒がいると思いますが、地域農業
と産業を担う人材育成に取り組みながら、町立高校と進めているので、前向きな高校運営
をしていると思いますけれども、まず現在の壮瞥高校の存在意義というものをどのように
受けとめているのか、できれば町長から答弁いただきたいと思うのですけれども、よろし
くお願いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 設置者としての高校のことについてご質問がありましたけれども、
壮瞥高校、いわゆる次代を担う子供たちの教育の場として、私は必要な環境であるという
ふうに認識をしております。議員ご承知のとおり、壮瞥高校はまずは本町の農業後継者の
育成に向けての高校という位置づけで発足をしたわけでありますけれども、町内の子供た
ちがだんだん進学数が少なくなっているのが現状でありますし、多くが町外から通学をし
ている現状であります。しかしながら、町外の子供たちといえどもやはりこの子供たちが
平成 26 年度の学科転換後、この高校に通う生徒数が増加をしておりますし、今後もその増
加を維持していきたい、
努力を私たちはしなければならないというふうに思っております。
そして、この高校で学ぶ子供たちが壮瞥という町を知っていただき、そして一人でもこの
町に住んで、農業あるいは観光、他産業についてうちの町の将来を担っていただければ大
変ありがたいというふうに思っております。ですから、やはり子供たちを未来の国、地域
をつくるために必要な人材というふうに私は位置づけて考えてございますので、この高校
についてはできるならば将来ともに存続をさせていきたい、そんなような考えでございま
す。しかしながら、今人口減少、少子化等でどこの高校の入学における生徒数についても
だんだん減少しているのが現状でございます。ですから、やはりそういった点もにらみな
がら、今後存続については検討していきたいというふうに思っております。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) 理解しました。
そこで、答弁いただきましたけれども、中学校の跡校舎の活用ということで、適正配置
計画案の中には壮瞥高校の移転もしくは青少年会館等も含めてというような文章もあった
と思いますけれども、今回の答弁では統合後の空き校舎の利用については高校移転の可能
性があることから、青少年会館の機能移転先としないということで1つ外れた。要するに
壮瞥高校がある程度主的なものになってくるのかなという中で、
空き校舎の活用について、
高校移転の可能性があるのであれば、適正配置計画案にも示されていました検討課題とし
ていた校舎の改築や実習農場の確保、整備、教員住宅の整備、通学環境の検討、現高校校
舎跡地活用などどのようにまずは整理されているのか伺いたいと思います。
また、その上で久保内地域に限らず、滝之町の住民や、また保護者、関係者等の協議も
検討が必要になるかと思っておりますけれども、その点についても聞かせていただきたい
と思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
ご指摘をいただきました。適正配置方針につきましては、7月 22 日策定をいたしまし
て、教育委員長のほうから町長に報告をさせていただき、また議会全員協議会の中でもご
説明をさせていただいているところでございます。適正配置方針の中で統合後の中学校の
校舎については壮瞥高等学校の校舎として活用を図る方向で検討をするとしておりまして、
これにつきまして教育委員会として活用方法等についての検討作業を教育委員の皆さんと
一緒に進めてきているところでございます。最初の教育長の答弁にもありましたが、本年
7月6日町長と教育委員長との意見交換で確認されたとおり、高校の今後について推移を
見守り、存廃について総合的に勘案して存廃を判断するということと、また久保内地区の
施設機能の検討ほかの作業が今進められているところでございますので、青少年会館の移
転先とはしないということで検討作業、今久保内地区での作業、会議等も行われていると
ころでございます。そういった点を勘案しながら、今後の検討状況を踏まえながら一定の
方向性が導かれていく段階で、議員ご指摘のありました住民説明など、そういった具体的
な動きになってくるものと認識をしているところでございます。課題等の検証等を行いな
がら、町長部局との連携を図りながら検討作業を進めてまいる必要があるのかなというふ
うに認識をしているところでございます。
〇議長(松本 勉君) これより休憩といたします。再開は 11 時 10 分とします。
休憩 午前11時00分
再開 午前11時10分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君) 済みません。先ほどの質問の中で高校移転時についての
課題をどのように把握しているのかということについて答弁が足りませんましたので、ご
答弁したいと思います。
高校の移転に関する課題につきましては、大きく5点あると認識をしております。1点
目、校舎及び運動場について、また2点目は実習農場の確保、整備について、3点目、建
物設備の改修について、あと4点目、通学に関する環境について、あと5点目、教職員住
宅の確保、整備についての5点が課題となってくるものと承知をしているところでござい
ます。こうした課題等についても検討が必要なものというふうに認識をしているところで
ございます。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) 今検討課題としていた5点の校舎の改築や実習農場、教員住宅の
整備や通学環境の検討という部分は、これはたしか 26 年度の適正配置計画の中にはうた
われている部分ではないかと思うのです。それからもう1年ちょっとですか、たちますけ
れども、そろそろこの辺もある意味で整理というのはあったのかなというふうに個人的に
私思うのです。ということは、久保内中学の跡校舎の活用開始というのはここの中にうた
われている。平成 30 年4月には活用開始というふうにもうたっているわけです。であれ
ば、その上でこういった、今話がありましたけれども、整理がこれから必要だということ
ですけれども、時期を考えたらもう早急な議論が必要になってくるのではないかなと。そ
れに基づいて先ほども質問したように、次に進めることができるのかなと。今現在こうい
うことが行われていないのであれば、果たして 30 年に向けてそこに到達できるのかなと
いう、ちょっと不安もありますので、できれば早急に議員さんも含めていろいろと協議会
の中で一つ一つ取り上げて協議させていただければと思っています。もう何年もたちます
ので、今現在私はもうできているのだと思ってこういう質問したのですけれども、まずは
今のところまだ内容的なものは煮詰まっていないということで理解しましたので、その辺
の作業も早急にしていただいて、対応に当たっていただきたいと思います。
その上で、やっぱり 30 年4月ということについては、この時期の最終的な報告というの
ですか、答えを出すというのはいつごろ判断されるということはなかなか難しいのかな。
判断、要するに最終的な結論出す時期というのはいつごろを見込んでいるのか、考えがあ
ればお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 加藤議員、確認ですが、その判断のということは、まず久保内中
学校の跡地利用の校舎利用が壮瞥高校に決まった前提ということで、ですからそれを決め
たことなのですか、それとも壮瞥高校のこの後をどのようにするかという、この2つがあ
りますが、まず確定していない移転後の想定の時期を決めるというのは、提案ならよろし
いのですが、それをどうなっているのかという質問はいさかかちょっと先過ぎるのではな
いかと思うのですが、その辺の整理ですけれども、現状でこの課題を含めて移転にかかわ
る際の研究課題の一つ、その辺の整理をいつまでするのかということの答弁でよろしいで
すか。
〇6番(加藤正志君)
もう一回質問させていただきたい。よろしいでしょうか、議長。
〇議長(松本 勉君) はい。
6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) では、最終的にまとめたいと思うのですけれども、30 年の4月に、
要するに空き校舎の活用という開始がされるわけですけれども、その開始に向けて最終的
な結論を出す、壮瞥高校の活用とか、いろんな部分もありますけれども、その日程を結論
を出すという部分なのですけれども、理解できますか。できれば、そういうふうな何か壮
瞥高校以外のものでもよろしいです。そういう施設の活用を開始する時期がもう4月とい
うことで決まっていますので、壮瞥高校以外でもいいですけれども、その活用するための
結論を出す時期というものがどのように、出す時期がどの辺になるのか、その辺伺いたい
と思います。
〇議長(松本 勉君) 空き校舎の活用についての結論を出す時期について答弁をいただ
きます。今想定される時期についてです。
答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
町長の最初の答弁にもありましたが、まず適正配置方針についてです。適正配置方針の
中では、今後の進め方といたしまして年度別予定される作業等において平成 30 年4月、空
き校舎の活用開始と記載しているところでございます。これにつきましては、先ほどから
の答弁のとおり本年7月6日、町長と教育委員長との意見交換の中でも出ましたが、高校
の今後について学科転換後二、三年出願者数の推移、町民との意見等を総合的に勘案して
判断するを踏襲しているところでございます。教育委員会といたしましては、高校の存続
につきましては平成 26 年4月、学科転換から2年を経過する平成 28 年度以降に判断する
ことになるものという認識でおります。また、議員の皆様のご意見等を拝聴しながら、町
長部局と連携を密にし、方向性を導き出せるように検討作業を継続していくところでござ
います。理事者が判断をしていくために必要な良質な材料、環境を整えていく必要がある
ということで考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 6番、加藤正志君。
〇6番(加藤正志君) わかりました。であれば、30 年4月の活用開始に向けていろいろ
な活用が想定されるのであれば、それに対して議論という部分の場をつくっていただけれ
ばと思っていますので、早急にその辺はお願いしたいということであります。
最後に、大体内容的にわかりましたので、できれば個人としては壮瞥高校の存続に対し
まして、なくすのは簡単かもしれません。しかしながら、壮瞥の人口を含めて、やはり壮
瞥高校があることによって少しでもにぎやかというか、華やか性があるのかなと思ってお
りますので、そして壮瞥町ではおよそ 3,700 万の予算の中で一般財源 2,500 万という予算
を今年度されております。そういう中でその 2,500 万が高いか安いかは別として、町立高
校ですので、できればその高校を生かして、農業政策も 26 年転換を図っておりますので、
さらにいろいろと兼ね備えたものを入れながら、農業政策を向上させていく上での壮瞥高
校ということで存続を図っていただければなと思っておりますので、その上で跡校舎の活
用という部分もつなげていっていただければと思っておりますので、ひとつよろしくお願
いしたいと思います。
最後に、壮瞥高校の跡地、今後滝之町にある跡地や、また今まで課題になっていました
周辺の町有地の問題もあるかと思いますので、そういった部分をできるだけ協議検討しな
がら、できれば計画案など作成に向けて取り組んでいただいて、また優先順位を図りなが
ら、いろいろ交付金があればそういったものを活用しながら地域づくりに取り組んでいた
だきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いして、私の一般質問を終わらせていただ
きたいと思います。できれば答弁、町長から今後の地域づくりも含めてお願いできればと
思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) ご答弁申し上げます。
まず、久保内中学校の統合後の空き校舎の活用につきましては、まず第一の候補といた
しましては壮瞥高校の移転ということも考えられます。また、ほかにもさらに考えなけれ
ばならないものがあるかなというふうに思っております。加藤議員が今ご質問にいただい
ている内容につきましては、高校が久保内の中学校跡地に移転をするということが前提の
ようなご質問を伺ってございますけれども、さきにも申し上げましたとおり、7月におい
て壮瞥町教育委員会教育委員長とのお話、懇談の中で、壮瞥高校の今後について、これま
での議会答弁を踏まえながら、学科転換後二、三年後に生徒数の、出願者数の経緯、ある
いは学校の役割について町民等の意見を総合的に勘案して、存廃についても判断をしてい
きたいというふうに議会のほうにもご報告を申し上げてきたところでもございます。今後
の壮瞥高校のあり方につきましては、今申し上げたとおりのことを勘案しながら検討して
まいりたいというふうに思っております。ですので、今ここで壮瞥高校の高校の跡地の活
用につきましては、あの高校の校舎の耐震性が悪いということもお聞きしております。こ
れもやはり長く活用はできないということも承知をしているところでありますけれども、
高校の跡地についての活用については今のところ考えているものではございません。しか
しながら、壮瞥町のまちづくり、今後の地域の活性化に向けても検討していく所存でござ
います。
以上であります。
〇議長(松本 勉君) 次に、8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 私は、今議会でTPPへの考えと今後の対応について一般質問さ
せていただきたいと存じます。
質問要旨といたしまして、政府は 10 月に環太平洋連携協定、TPPに大筋合意をいたし
ました。これまで農業関係者のみならず、消費者や医療関係者など多くの国民が懸念を示
し、12 カ国での交渉の行方に固唾をのんで見守っておりました。特に農業や関連産業への
影響が大きいとして、北海道は経済界も含めてオール北海道で重大な懸念があるとして反
対の意思を示していました。農業と観光の町として発展してきた壮瞥町も経済の柱の農業
への影響が懸念され、離農や担い手不足に拍車がかかるおそれがあります。与党は、大規
模化や6次産業化、そして農産物輸出への攻めの農業と経営安定対策事業の拡充により、
守りの対策で対応するとしています。壮瞥町は、地方創生へ向けて 10 月に壮瞥町総合戦略
をまとめ、定住人口の維持へ向けて町民とともに取り組もうとしていますが、町長はこの
大筋合意をどう評価し、今後どのような対応を考えているかお伺いをしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 8番、長内議員のご質問にご答弁申し上げます。
1点目のTPPへの考え方についてでございますが、環太平洋連携協定交渉の結果、10
月5日、
米国アトランタで開催されたTPP閣僚会合においてTPP協定が大筋合意され、
全ての農産物の8割に当たる 1,885 品目で最終的に関税が撤廃されることとなりました。
農産物の重要品目の聖域を確保するとした国会決議の遵守を求めた重要5品目においても
3割で関税が撤廃され、TPPによる農産物の市場開放の水準がかつてなく高いことが判
明し、町内の多くの農業者はこの合意内容に衝撃を受けている状況であると認識をしてお
ります。
TPPは、農業分野に限らず、工業製品、電気通信などさまざまな分野で引き続き交渉
作業が続けられており、分野別に見ると決してマイナス面だけではない側面があることも
認識しなければならないと考えております。しかしながら、町の基幹産業である農業への
影響は重大であり、国を挙げてその支援対策をどう講じていくかが課題となるのは言うま
でもございません。このことから、国には国内農業の強化につながる効果的な政策の実行
を要望してまいりたいと考えております。
2点目のTPPへの今後の対応についてでございますが、11 月 25 日に政府が総合的な
TPP関連政策大綱を決定し、守りと攻めの対策についてその内容が示されたところです
が、まだ予算の裏づけがなく、将来にわたってこの対策の実効性を確保されることが重要
であると認識しております。そのためには、必要となる財源を確保するとともに恒久的な
施策となること、また生産者の努力や挑戦を支えることなど、今後も引き続き情報収集に
努めながら、北海道全体として要望できるよう努力をしてまいりたいと考えておりますの
で、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、答弁といたします。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 今答弁をいただいたところでありますけれども、このTPPに関
しては、前民主党政権時代、当時の菅総理のときから平成の開国ということで、その議論
の火ぶたが切られたのかなと認識をしております。それから間もなく大震災があったとい
うことですけれども、その後衆議院の総選挙も含めてTPP断固反対というような部分で
ポスターを張られておりましたけれども、自民党が政権を奪還して、その後ずっとTPP
についての議論がある面で国論を二分する形で行われてきたと認識をいたしております。
そういう中で去る 10 月5日にアトランタで政府として大筋合意をしたということで報道
されております。これは、11 月 25 日にTPP関連政策大綱という部分が示されておりま
すから、まだまだこれからどうなるかということは、詰めの部分でまだ情報収集、精査さ
れていないとは認識しております。しかしながら、この課題は相当以前から議論されてき
ておりますし、いろんな懸念も持っております。特に町内の農業者にとっても今後農業経
営をどうしていくかという部分の中では、
非常に関心の高い事柄だと思っておりますので、
今議会の中で質問させていただいたところであります。
実は、24 日の日に一般質問を通告させていただいたのですが、その日に北海道新聞に首
長のアンケートということで、全国の都道府県、それから市町村長に共同通信社がアンケ
ート調査をまとめた部分で、たまたまその日に新聞報道がされておりますが、北海道の中
では反対が 77%、これは懸念を示す部分も含めて 77%が反対を示された。賛成というのは
ゼロなのですが、どちらかといえば賛成という町村が北海道で8町村、5%あったという
ふうに載っておりました。これは、77%は大体想定でした。七、八割は多分懸念を示すだ
ろうと私も思っておりましたし、特に北海道はそういう部分では思っておりました。その
8町村の中に、皆さんそれはもうご案内のとおりであると思うのですが、胆振管内ではた
だ1つ壮瞥町がどちらかといえば賛成というふうにアンケートに答えられておりますが、
これはどちらかといえば賛成と答えた根拠、どのようにお考えになってこのアンケートに
答えられたか、まずお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) ご答弁申し上げます。
この北海道新聞の取材に対しまして、TPPに対して賛成か反対か、どうなのだという
ご質問で、大体は賛成という立場をとらさせていただきました。ということは、やはり日
本という国は貿易立国でございますし、決して農業だけの貿易ではございません。ですか
ら、総体的に考えますと、消費者あるいは生産者含めまして総合的に勘案いたしますと、
私はおおむねこのTPPには参加をすべき、合意をした内容については不満な点も多々ご
ざいますけれども、ややおおむね賛成というふうに答弁をさせていただきました。やはり
今議員ご指摘のように、壮瞥町は農業が大きな基幹産業でございますので、先ほども答弁
を申し上げたようにTPPによる影響は重大であるというようには認識をしております。
しかしながら、もうこういった内容で世界的な 11 カ国の国が合意をしたということは、日
本はそこから貿易立国として外れていいのかという将来的なこともございましたし、また
国に対しての政策について、やはり農業関係においても今後農業がしっかりと国の国民の
生命、財産を守る、生命を守る食べ物を生産する農業に対してしっかりとした施策を打っ
てもらうよう、これが前提としておおむねの賛成をしたところでもございます。私が町長
に就任してから、やはり農家というものはいろいろな状況の中で生産をし、そして再生産
ができる状況になっていかなければならない、そういう観点からもうかる農業というもの
を提唱をしてまいりましたし、そのための生産性向上対策でありますとか、農産物への付
加価値の提供でありますとか、
そういった施策も進めさせていただいてもおります。
私は、
日本の農産物、世界に対して自信を持って売っていける農産物というふうに思っておりま
す。良質で安心して安全でおいしい食べ物が北海道あるいは日本全国で農家の皆さんの努
力によって生産をされているわけでありますので、確かに関税撤廃ということで安い農産
物が入ってくることは、それは承知をしておりますが、やはり農家の皆さんが国民に、そ
してこれを供する全ての人に選んでいただけるような農産物をつくっていくことが農家の
これからの使命であるというふうに私は思っております。
しかしながら、とはいっても全ての農家がそうなっていくかというと、それはなかなか
難しいというふうに思っております。平成5年のウルグアイ・ラウンドにおいて牛肉も平
成3年には 70%の関税がかけられておりましたけれども、平成 12 年にはこの 70%の関税
が 38.5%まで引き下げられました。しかしながら、畜産農家の努力によりまして、飼養頭
数は平成3年よりも大幅に増加をして、今飼育をしておるというふうに思っております。
そういった関係でやはり競争力は努力によってつけていかなければならないというふうに
思っております。
先日町村会、
先ほど答弁に申し上げたように町として、
一つの町だけで国のほうに要請、
要望するというよりも北海道全体で要望していくことが有効だというふうに私は考えてお
ります。北海道町村会におきましてもTPP協定に関する要請を国のほうにこのたび要請
をしているところであります。まず、再生可能となる対策を恒久化するための法制化や経
営安定対策などに関する安定財源の確保、基金など弾力的な執行が可能となる仕組みを構
築すること。地域の特性を生かした農林水産業や商工業などが持続的に発展し、地域社会
の活力を維持増進していくことができるよう必要な対策を講ずることということを北海道
知事とともに国のほうに今要望をしているところでもございます。
以上であります。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) わかりました。わかりましたというのは、納得してわかったとい
う意味ではなくて、
賛成した理由というのですか。
その理由の中に3つ挙げておりまして、
貿易自由化は世界の潮流、4町村、国内農業の共存力強化につながる、3町、輸入食品値
下げで家計負担が軽くなる、1村ということで、今の町長の答弁をいただいたところによ
りますと、貿易自由化は世界の潮流だというようなことの認識で、どちらかといえば賛成
というふうに示されたと理解をさせていただきました。
町長として大局的に日本の将来を考えたときに、これはやむを得ない選択なのだという
部分、当然マイナスばかりではなくてプラスもあるだろうと。貿易立国としての日本とし
ては、これは進んでということではないにしても、一つの選択としてはやむを得ないとい
いますか、その中でやはり日本の活路を見出していくべきだというふうに町長は捉えられ
ていると思います。確かにプラス面、マイナス面両方ある。ただ、北海道がオール北海道
でなぜ今までそういういわゆる道民を挙げてそういう運動を展開してきたか、これは農業
関係団体のみならず、消費者団体、それから医療関係、さまざまな部分の中で北海道とし
て影響が非常に大きいというような懸念を示されて運動をしてきました。私は、それは大
局的な全国なり日本国という部分の中で判断してできる部分と北海道の中の一つの町とし
て、町の発展を考えたときにどうあるべきなのだというのはイコールでない部分が多いの
だろうと思うのです。その辺の部分の中で、ではその中で生き残っていくために壮瞥町と
してのどういう戦略をお持ちなのかという部分を現段階でお考えの部分があればお伺いし
ておきたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
先ほどからの答弁もありましたとおり、TPPの大筋合意を受けて農業委員会の系統組
織であるとか北海道町村会を踏まえてさまざまな要望を既に 11 月中に行っているという
状況でございます。壮瞥町においては、町の発展という形でいきますと、この首長アンケ
ートがあったときに附帯する意見として、いわゆる米の生産調整の目標の数量の配分が減
少するですとか、これによって農家の販売価格の低下が起きて収入が、所得が減っていく
だろう、それとそのことによって農業者への影響が非常に大きいことが見込まれているの
だということから、
先ほど申しましているとおり国内農業の強化につながる効果的な政策、
これについての要望をしていくのだというところでございます。
壮瞥町といたしましては、
これまでも大きくまず農業者のマイナス面を減らそうということでの取り組み、それとも
し自分の農業経営において向上するための施策を打つのであれば、町単独の事業費として
ハウスの設置や数戸の農業者が共同で機械の購入などを行う場合についての部分において、
その補助率を上げて何とか省力化プラス機械の共同利用によって少しでもコストを低減を
して、農業経営を集落全体としていけるような取り組みに対しての支援を行ってきたとい
うところでございます。このTPP、非常に大きな問題で、これからどういう、いろいろ
大筋合意とはなったとはいえ、これから本格的な交渉が引き続き行われますから、これは
よく見ていかなければいけないと思いますけれども、小さな町でできるということ、それ
と限られた財源の中で行っていくということを考える中では、やはり国に申して要望して
いく案件、また今回の攻めの対策でも示されておりましたけれども、畜産クラスター事業
であるとか、産地においての力をつけるためのパワーアップ事業であるとか、そういう面
も少なからず出てきておりますので、それにつながるような体制を町のほうでできないか
ということ、それと守りの対策でもある経営所得安定対策、これも引き続き小麦などを中
心に行われる予定でおりますので、これらも町としてきちっと継続できるように、農業者
の所得をなるべく下げないような方策を町独自の施策の部分と国に対して北海道全体で言
っていける、要望していける、そういう場にも足を運んで、この2面で行っていきたいと
いうふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 賛成か反対か、どちらが正しいかということをここで議論するつ
もりも実はないのです。今のも含めてそのやりとりの中、不安を持っている農業者なり町
民がどう感じるのか、それに向けて自分の経営をどう変えていったらいいのかということ
も含めて、農業者が今後の判断、それから壮瞥町としての農業の展開をどうしていくかと
いう、実はそういう一つのきっかけになればと思っているのです。私は非常に懐疑的で、
楽観的過ぎるのではないかなと実は思っているのです、今回のTPPの合意に対する政府
の考え方、与党の考え方というのは。今ガット・ウルグアイ・ラウンドの部分にも、町長
もお話をされております。競争力ついたのではないかということなのですけれども、競争
力は確かについた農家はもちろんあると思います。規模拡大も進みました。農家何軒減り
ましたか。多分わかっていると思いますが、そのときとどのぐらい農家の戸数、人口が減
ったのかという点も大事なことだと思いますし、ガット・ウルグアイ・ラウンド対策でい
ろいろばらまきですとか批判もされて、その二の舞にならないようにしっかりやってもら
いたいという意見もあるのです。壮瞥は、私も詳しくはわからないのですが、久保内農村
環境改善センターが建設されたのは多分ウルグアイ対策費だったのかなと。違ったら違っ
て、どういうのを使ったのかお答えいただければなと思うのですが、それが農業経営の体
質向上につながったかと。これはいろんな見方がある。生活の利便性やそういう地域の機
能強化にはつながったのかもしれません。そういういろんな評価はあると思うのですが、
その分析も含めてこのTPPの大筋合意をどう受けとめるのかという部分が重要になって
くるのかなと思っています。
同時に、もうあれだけ声を大にして反対、懸念を唱えていた部分も何か最近報道等を見
ておりますと、やむを得ないなという条件闘争に近い形に移っているやに見受けます。私
は、やはり地方の実態を考えたときに、この大幅な関税の撤廃というのが本当にいいのか
という、壮瞥は壮瞥地域として冷静に判断をして、感覚的なそういう部分ではなくて、私
個人はこれは本当にいいのかというのはきちっと反対を示すべきだろうと。その上で、こ
れから国会の議論や国会の批准を行うわけですから、そうした中で国会議員の皆さんがそ
れぞれそういう声を受けとめてどう判断するのか、まさにそこにかかっていると思うので
す。ですから、もう条件闘争をするなとは言いません。ですけれども、そこに乗っかって
いくことが本当にいいのかというのは、私はしっかり考えなければいけないのでないのか
なというような感じがいたします。
やはり一番心配なのは、今このTPPが合意されたというショックに対するショック療
法で対応するというのではなくて、まさに関税が撤廃される 15 年や 20 年後先にどうなっ
ているかということも含めてしっかり考えていかなければならない。当然関税がなくなる
というのは関税収入減るわけですから、10 分の1ぐらいの関税収入があるわけですから、
全体予算の。それが相当減るということもあるわけですから、その分はどこかで財源を埋
めなければならないということも出てくると思いますから、それが恒久的に未来で安定的
にできるのかどうかのは非常に心配をされます。それと、私も自分農業経営者ですので、
町長も農業経営をされた経験あるので、農業のことはよく理解されていての判断だと思う
のです。国際的な流れは、これはもう一個人や一市町村でとめられるものではないと私も
思うのです。それに向けて、そうなってもいいような経営にどうしていくか。それは、農
業経営者がそれぞれ考えて、自分の経営は自分の経営で守っていくということだと思うの
です。規模拡大なり6次化なり、いろいろあると思うのですが。自分なりにも若干そうい
うことも考えて、例えばアンテナを張っていたつもりなのです。それでも、私個人として
もこの衝撃は相当大きかったのです、経営者として。国も、特に安倍総理も攻めの農業と。
6次産業化も含めて海外に打って出る、これから日本の農産物は世界的な評価される価値
のあるものなのだというふうに盛んに言われております。それはその側面もあると思うの
ですが、
現実的にこういう地域の、
例えば壮瞥なら壮瞥の農業者の方がさらなる規模拡大、
そして6次産業化、それを自分の経営の戦略がどれだけ盛り込まれるかという部分に向き
合えるかという、私相当ショック大きいと思うのです。ある面で心配されるのは、そっち
のほうに意識を持って経営改善を改革をしていくのだという方よりもあきらめのムードが、
何年か中に、20 年のうちにそんなことできるわけないだろうと思われている経営者が圧倒
的に多いのではなかろうかなと。それから、農業に自分の将来を託して、新規就農も含め
て農業の世界に入ってきた若い人たち、この人方が 10 年後、20 年後の農業の姿を今描け
るだろうかという部分の不安というのが相当あるのだろうと思うのです。であれば、今言
われたどちらかといえば賛成と考えている壮瞥町が具体的にこういう流れの中でどうして
いくのかということがまさにこれは農業者のみならず、町民としてやはり重要なことなの
かなと思うのです。多分いろんな考えをお持ちで、この場で言える部分と言えない部分が
当然あるのかなと思うのですけれども、やはり早い段階からそれは考えて、町内の農業者
の不安をある意味払拭していくことができるかどうかという部分が非常に重要ですし、そ
れが今盛んに検討されている総合戦略、地方創生で、たしか二十……いただいた素案の中
で産業の農業が、観光が一番多いです。観光 29.4、農業 27.4、医療、福祉 13.2 と。産業
就業人口の構成比率。観光と並ぶというような部分で、そこの産業構造という部分に大き
な変化をもたらす可能性もありますから、そういう面でその辺の考えお伺いしておきたい
と思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 1点だけお話させていただきたいのは、北海道新聞さんの取材の
折に私がどちらかといえば賛成という答えを出した。その裏側、どうであれば賛成だとい
うことが報道されていない。そのことをぜひ理解をしていただきたい。私だってうちの町
の基幹産業が農業であるということは承知をしておりますし、先ほどもこういった農業を
しなければこれからはだめでないだろうかというお話はさせていただきましたけれども、
北海道新聞の取材に対しての答えでどちらかといえば賛成、その前提となるものがあると
いうこと、そのことをぜひご理解いただきたい。もろ手を挙げてどちらかといえば賛成で
はないということです。ですから、国のほうに対しまして、先ほど全国町村会、市長会、
それぞれで国のほうに要望するということをお話しさせていただきましたけれども、将来
ともに農業が持続的に継続していける施策、これをぜひ国にはしていただきたい。このこ
とが前提でどちらかといえば賛成。ということは、農業だけではなくして、やはりいろん
な分野において国民の方が利益を受けるものもあるかもしれません。しかしながら、農業
というものはやはり関税が撤廃されますと安く入ってくることは、それは間違いで、その
ことは理解をしております。
今回米の場合におきましては、議員ご承知のとおり米国とオーストラリアからの米の輸
入枠について大筋合意をしているということでございます。ミニマムアクセスの折には 77
トンの米の輸入、今回は 106 万トンぐらいの輸入というふうになっておりますし、その輸
入された米も大方は政府の備蓄米、あるいはお菓子の原料、あるいは外食産業のほうに回
るだろうというように私は認識をしているところであります。ウルグアイ・ラウンドの折
にも相当の衝撃を受けて、国民の皆さん、農業者の皆さんも本当にこれからどうなるのだ
ろうという思いはされたと思います。そういったことで、私はどちらかといえば賛成とい
う裏側に、前提として国にお願いすることを申し上げてのどちらかといえば賛成の立場と
いうことでございますので、その辺をご理解いただきたい。
〇議長(松本 勉君) 経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君) 今の関係につきまして、その前提になった部分でござい
ますけれども、このアンケートにつきましては 10 月の 15 日にマスコミのほうから来た中
で、先ほど言いましたアンケートの中で最後のほうで想定される影響という部分とこの回
答に関する部分でのTPPに対する意見を述べるところがございました。それで、その影
響というのは先ほど申しましたいわゆる農家の販売価格の低下、これが関税撤廃によって
価格の下落をしたことによるもの、それと米の生産目標の数量配分の減少が影響されると
いうところをこの中で申し上げているのが1つ。それと、最後に意見として農業のことだ
けTPP賛成、反対を判断ということよりもTPP全体を通して農業、農業者に影響を及
ぼすことが見込まれるのはもう間違いないのだということ、それでそのために国内農業の
強化につながる効果的な政策を実行することが必要であるということをこの首長アンケー
トの中でその根拠として申し上げている内容でございます。
先ほどから議員おっしゃるとおり、ある意味大筋合意をしたことによってやむを得ない
ということ、それですとか、もう既にそれぞれの条件に関する闘争が、条件闘争が始まっ
ているということがあるということ、そして今もここまできている以上、北海道または各
市町村として今後どういう形で調印がなされるかというところでの判定、それは北海道を
含めてきちっとしていかなければいけないというのは同感でございます。そして、このT
PPの実際の関税というのは、即時撤廃が約半分ございますけれども、それ以外の約 30%
については6年から十数年、これにかけて撤廃がされていくということになりますと、議
員おっしゃるとおり 10 年先、20 年先にきちっとした支援の担保がなければ、今現状でや
むを得ないとか、そういうことは言っていられないのではないかというふうに考えていま
す。ですので、ある意味 10 年先、これが安定なのか、農業者として今いる農業者がきちっ
と将来を描けるのかどうかというのは、一つの方法として国や北海道が挙げていますいわ
ゆる規模拡大であるとか6次化であるとか、そういったことに向き合わざるを得ないのか
もしれないですが、やはりできる農家とできない農家というのはありますし、その辺を不
安払拭させていくというのは、これから道内各市町村にとって、壮瞥町も含めて不安を払
拭していくというのが非常にこれはもう大きな課題、解決していかねばいけない課題だと
いうふうに考えております。そういう状況の中で、では農業者とどういう話し合いをして
いけばいいのか、どういう意見交換をして、町として物を言っていかなければいけないの
かということは、この先の町の農業としての発展を踏まえていく中で、役場のみならず、
農協のみならず、農業者と一緒になって、十分に意見を踏まえた上で今後これから調印が
行われる中の間で議論を尽くして意見を申し述べていかなければいけないのかなというふ
うに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) ただいまより昼食休憩といたします。午後の再開は午後1時とい
たします。
休憩 午後 0時00分
再開 午後 1時00分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 若干政策論争的な部分になっておるのはお許しをいただきたいな
と思っています。これは、やはり日本の農業の現場の構造的な問題もあると思うのです。
やはり今考えなければならないのは、国の農業政策、今の攻めの戦略も含めてどうも現場
の実態、地方の実態をきちっと直視しているのかなという、実はちょっとそんな感じがす
るのです。ある面で高い目標、夢に向かって進んでいくということはもちろん大事なこと
なのですけれども、やはりそれが到達可能な目標なのかという部分が私は重要なのかなと
思っているのです。やはり今の日本の中で農業がなかなか規模拡大が進まない。これは、
やっぱり農家の努力やそういうほかの工業なりと比べた、製造業と比べたときの違いだけ
でなくて、ある面でそうなっているというか、日本の社会、システム自体も含めて、それ
で逆に言えば数もたくさんある農家によって実は生産が守られていて、リスク回避になっ
ているのではないかというのも若干感じることがあるのです。
大規模化が一歩間違えると、
経営ですから、生き物ですから、やはり倒産やいろんな撤退の可能性があるわけです。そ
うしたときに特定のごく少数の農業が地域の中で形成したときに、それがだめだったとき
に地域全体がやはり崩壊しかねないという部分も考えなければならない。そういう意味で
は、日本全体で見るとやはり多くの農家がいる。それも兼業農家も含めて、そこでそうい
う部分の地域も守りながら、農業の全体的な生産量も維持してきたという部分がある。そ
れをある面で今回の部分はさらに構造改革をしていって、大規模化ということを目指そう
という部分なのかなという感じがします。その辺の心配をいたします。
実は、日本農業新聞の論点の中で、藻谷浩介日本総合研究所主席研究員、この方は「里
山資本主義」というような部分の中の著者でもあるわけですけれども、その中で自由化の
部分が林業のそういう自由化の、今日本の林業はどうなったかという部分がある面で日本
の農業の将来を危惧する部分だというような書き方しているのですが、木材の消費量が日
本は米国、中国に次いで世界第3位なのだそうです。そして第2に、日本国土の3分の2
は森林で、森林面積は欧州の中の代表的な林産国であるオーストリアの 6.4 倍、ドイツの
2.3 倍なのだそうです。今円安という部分もありますから、輸入品よりも国産品のほうが
安い品目も多いということなのです。でも、林業においてはなぜこのような状況なのか。
それで、それは結局自由化によって林業から撤退する方が多くて森林が荒れてしまって、
そういう部分の中で要するにそれがそういう変化に対応できないほど実は落ち込んでしま
ったということが大きいのではないかということなのです。ですから、農業はもうそうな
ってはいけないという部分の中で、担い手をしっかり確保していくということが農業を守
っていくということにつながるという論調なわけですけれども、そういう意味はすごく考
える必要があるのかなと思います。
私も例えば同じ大学なのですけれども、東京大学の本間先生は農業自由化の推進論者、
片や鈴木先生は否定的というか、これで大丈夫なのかという論調を唱える方なのですが、
さらなる規模拡大はどういうことを言っているのかと実は本間先生とお話ししたことがあ
るのですが、もうやっぱり数%、10%足らずの農業に、経営力のあるところに集約をして、
そして規模拡大を図っていく。競争力を持った農業をしていくという論調なのです。あと
90%どうするのかという話をしたら、それはもしかしたら離農給付金も含めて撤退すると
ころも考えていかなければならない。でも、ただそこで考えなければならないのは、競争
力を持った経営もあるけれども、地方がそれできちっとやっていけるかという心配がある
と思うのです。そういう面で考えると、北海道競争力あるといってもなかなか厳しいもの
がありますし、その中で特に我が町壮瞥町はこういう山間地の中で規模拡大がイコールコ
スト低減につながるかというのは、私も農業経営をしていてなかなか難しいところだと思
うのです。ですから、規模拡大路線と違った戦略を持つことも極めて重要なのかなと思っ
ています。農林業センサスが集計されて発表されていると思いますが、壮瞥町の現状のそ
ういう農業生産の現状、農業の現状、どのように分析されておられますか。分析しておれ
ばお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
今議員からご指摘のあった部分でございますけれども、まず分析のところでございます
けれども、11 月の 27 日の日に本年、2015 年の農林業センサスの概数値、確定値ではない
ですけれども、
概数値の確定版といいますか、
というのが示されたところでございますが、
その中の何点か申し上げますと、まず経営耕地面積、これは販売農家です。まず、販売農
家のコストからいきましょう。販売農家につきましては、農家数、販売農家だけでなく農
家数全体で 2010 年が 162 戸だったものが 2015 年で 153 戸、これはマイナス 5.6%でござ
います。このうち占める販売農家につきましては 2010 年が 147 戸、2015 年が 137 戸とい
うことで、10 戸の減少というところでございます。耕地面積、これは販売農家に限っての
部分でございますが、経営耕地面積 2010 年が 948 ヘクタールだったのが 2015 年で 902 ヘ
クタールでマイナス 5.1%の減というところでございます。先ほど言いました販売農家の
うち専業、兼業どうなっているかといいますと、2010 年の専業、これ 147 戸のうち専業農
家 73 戸、兼業が 74 戸、2015 年は 137 戸のうち専業が若干ふえて 79 戸、兼業が 58 戸とい
う内訳になるわけでございます。
先ほどから言われておりますとおり、攻めの農業ですとか守りの農業など、国が日本全
体として取り組もうとしている内容が示されたところでございますけれども、ある意味当
町のような規模の小さいところについては規模拡大といってもなかなかそれを担うところ
というのが限られてきているというのは現実、これはもう現実のところでございます。こ
のような中で、では農業、農家の方がどういうところを担っているかというと、やはり規
模拡大すれば国が考えるような企業の経営という一面であるのかもしれないですけれども、
当町のような小さい町の中で農業者が担っているというのは、大きく言えば日本国内の国
民の食料の部分の安全保障という部分もございますけれども、農地があることによってさ
まざまな多面的機能があるであろうというところも、その部分も担っているのではないか
というふうに考えています。そのことがあって食料安全保障ですとか、多面的機能を支え
るのが農家の役割、これが大きなものだというふうに考えていくところから考えますと、
議員おっしゃるとおりそれが日本全国全てにおいて当てはまるものではないという考えに
ついては同感なのかなというふうに考えております。ですから、今回の農林業センサスで
示された部分については、おおよそ5%程度、各数字を見ても減少というところにある意
味とどまってきている部分は壮瞥町としてはあるのかなと。65 歳未満、いわゆる農業の生
産人口、それについても近年の農業後継者、これは親元就農の部分でふえていることによ
って、5年前と比べれば 65 歳未満の農業生産の生産人口というのも転じてふえていると
いう状況もありますから、その辺も踏まえて、この分析結果を踏まえて、今農家、農業者
さんが担っているのはそういう大事な部分もあるのだというところも常に認識をしながら、
今後TPPに関する部分については推移を見守った上で考えていかなければいけないのか
なというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) どちらかというと、北海道の中では規模が比較的小さい。それは、
こういう地形上の制約を受けたような地域でもあるということだと思うのですが、農業と
観光の町ということは、ある意味農業が健全に機能といいますか、経営が成り立っていく
ことが全体の環境を守っていくということにも、
この地域としては、
いわゆる多面的機能、
重要だと思いますし、当然観光客に来ていただいて、海外も含めて、そこに北海道の地域
の魅力ある食として提供できるという部分も非常にそういう面では農業の機能というもの
が裾野の広い部分だと思います。全体的な農業のありよう、もしくはTPPに対する対応
という部分はなかなか難しい部分があると思います。ただ、その中で先ほども何度か町長
の思いを聞かせてもらったわけですけれども、そういう中でしかしこの時代の流れにはあ
る面で逆らえない。国際化という部分は避けて通れない。その中で、ではどうやって地域
として生き延びて、この地域を観光地域としても魅力ある地域として維持していく。その
ために新聞の限られた部分の中では伝え切れない、そういう部分が当然おありだと思うの
です。そういう部分でどちらかといえば賛成という表現だけにこの新聞の中とどまってい
る。そうではなくて、こういう場でぜひその辺の壮瞥町の農業として厳しい部分もあるか
もしれないけれども、可能性もほかの地域にはないものがあるのだろうと。そういう思い
があってこういう部分につながっているのかなと私は期待をするわけですけれども、その
辺なかなか具体的にといっても難しさもあるのは承知だと思います。
首長の答弁になると、
それを必ずしなければならないとまで考えてしまっても無理がある。
その辺をどのように、
ほかの地域と違った壮瞥町の農業の可能性、もしくはこういう国際化の荒波の中で、どう
この地域、壮瞥町が農業も含めて発展していくのかという部分についてのお考えがありま
したらお伺いをしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 農業に対する思いについてご質問でありますけれども、本町の農
業、先ほどから担当のほうからもお話しさせていただいたとおり、大規模化の農業経営す
るのには困難な部分もありますし、やはり1戸当たりの経営面積が約8ヘクタールという
小さな農業経営でありますから、そういった大規模化がなかなか難しい、こういった壮瞥
町の農業のことにつきましても小さな農業であれば農業なりのまたいいものが見出せるの
ではないかなというふうに思っております。ということは、大規模化をいたしますと機械
の導入でありますとか、さまざまな経営コストが上がってまいりますけれども、小規模経
営においてはこれからは今までのように個々に機械を持つのではなくして、共同化も進め
ていかなければならないだろうと思っておりますし、また気候のいい条件の中で、さまざ
まな果樹も含めて農産品が今栽培されておりますし、それはやはり消費者の皆さんに安全
なおいしいものを届けられるという、そういったいい面が壮瞥町にはあるというふうに私
は思っております。そして、今後一番考えなければならないのは、やはり担い手という問
題にぶつかってくるのだろうというふうに思います。近年は、後継者の皆さんが戻ってき
ておりますけれども、将来的にこれがまたすぐに後継者の皆さんが次々とあらわれていた
だけるかどうかということは未知数でありますので、そういったことも踏まえながら、や
はりそれぞれの地域において皆さん方が、地域の農業者の皆さんが協力をし合っていろん
な情報を収集しながら、共同経営ということも検討しなければならない時代も来るかもし
れません。そういったことを見据えながら、今後の農業振興を図っていきたいというふう
に思っております。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 8ヘクタールぐらいの経営規模のところで、こういう中山間地域
ですか、山合いの地域ですから、なかなかその辺は厳しい。それがイコールコスト削減に
つながるかというと、決してそうではないのかなというのは私も経験上感じるわけであり
ます。そういう地域の中で、どう将来の農業に対して夢を描いて、それに向かって投資を
し、経営を継続させていくかというのはなかなか大変なのかなと思いながらいるのですけ
れども、実は北海道が食料自給率 200%ということで、100%以上が全国でたしか北海道も
含めて5つの県ぐらいしかないと。あとは、東京は1%だそうです、自給率。北海道が 200%、
人口の倍の供給力を持っていると。それがTPPになれば 89%に下がるのではないかとい
う試算もある。そうすると、100%切ってしまうということにもなるわけですけれども、そ
れだけ裾野も含めて広いので、北海道の道民総意でのそういう運動があったということな
のだと思うのですが、そういう中で 11 月の 28 日に、いわゆる農業の研究者も含めた農業
のジャーナリストの会があるのです。その会長は北大の先生なのですけれども、新聞社も
入っていると。その中で北海道新聞の編集委員の久田徳二さんという方が「北海道の守り
方」というような本を出されたと。その出版記念の講演会があって、ちょっと札幌まで行
って聞く機会があったわけです。その中に東大の鈴木先生も来られて基調講演もされたと
いうことなので、その中でこの本にも載っておりますけれども、お話ししていることが。
私もまさしく同感だなと思ったことがございます。北海道、そういう競争力もあるのだろ
うし、確かにそれは規模拡大という部分で可能性は府県よりはあるのだろうと。しかしな
がら、やはり相手は例えばオーストラリアやアメリカという部分の中で、本当にそれが実
現可能なのかと。それが本当に安定的な農業経営なのかという部分に考えを持たれており
ましたけれども、農業の生き方には2つに分かれるのではないかと指摘がされています。
2つの生き方というのは、1つは外国のアグリ企業、大きな外国の農業を中心とした企業
がありますけれども、それに対応できるぐらいのいわゆるメガファーム的な、畜産にして
も耕種にしても大規模な農業で、当然日本製として、日本産として品質や価格面で競争力
を持った経営を育てるということが今国も含めてそういう方向だとは思うのです、それは
大規模化というのはかねてからそういう部分では。もう一つは、それはそれとして外国の
そういう企業とそもそも対峙して競争することが本当にそれがいいのかと。むしろ地域に
根差して、地域の人とかかわりを持って暮らしをしていく。それも農業を守られる、それ
を支えてくれる人の食や命も守られると。ここの部分を考えていかなければならないとい
うような部分が出ておりました。
それで、10 の守る道みたいなことを提言されておりましたけれども、実はなるほどなと
思って聞いておりまして、壮瞥も前の3月のときの一般質問、地方創生の部分で一般質問
させてもらったときに、サポート、農業のサポーターに壮瞥のある面での可能性、情報発
信力の話もさせてもらったのですけれども、要するに日本全国の多くの人に壮瞥の農産物
を売ってもらうと考えていても、しょせんはそれだけの生産量がない。生産量確保できな
いのですから、そういう意味では一般大衆に広く供給するという農業はなじまない地域な
のだろうなと思うのです。そうしたときに、むしろその中で壮瞥のことを理解をしてくれ
て買っていただける客層に、それを理解して買い支えてくれる客層に向けて地域の農産物
をしっかり売っていくという戦略がすごく重要になってくるのかなと私は思うのですが、
そういう中ではある面でこういう観光地ということも含めて発信力もあると思いますし、
それを例えば企業であれ、いろんな部分の中で壮瞥だから応援しようという企業もあるか
もしれない。そういう部分と結びついて、壮瞥の農業、農産物や加工品も含めて、やはり
それをしっかり支えてくれる層というものをターゲットを絞って、そこに対する戦略的な
取り組みという部分が重要なのかなというような感じがいたします。つくったものを全部
買っていただければ、それはどこから自由化になろうが、何になろうが、ある面で強いの
かもしれません。1つは、果樹の部分の中でも、果樹の産地ですけれども、ある意味壮瞥
の果樹としてこうやってこういう条件の中で発展してきている。これは、1つ観光果樹園
も含めて直接販売という部分が古くから定着をしている。それが国際的な競争力を持つ必
要がないわけで、そこで生活、農業というものを基軸にしながら、つくった農産物がそれ
を評価してくれている相手がいるということがあれば、どういうふうになってもある面で
安心できるのではないかという。これは、確かに現状は私もそうですけれども、ある面で
麦もありますし、ビートもありますし、そういう面ではそんな簡単でないのはよくわかる
のです。ですけれども、そういう部分の研究なり取り組み、もしくは企業との連携という
部分を考えて、やっぱり壮瞥としてそういう時代に向かって生き残っていく戦略という部
分をいろんな角度で研究することが重要なのかなと思っています。そういう部分を早く、
それは行政や農家だけでなくて農協も当然含めてなのでしょうけれども、そういう部分の
中で地域の農業をどうしていくか。地域の定住をどうしていくかという部分は重要になっ
てくるのかなと、そう思っているですけれども、そういう面ではその議論なり方向性、町
長の言われたそれが一個人の経営体でできるのか。一個人の経営体だからできるのか、も
しくは数戸なり協業法人という形で経営全体をきちっとして持っていく。これからの時代
に合わせた形に持っていくのがいいのか、集落営農も含めて。そういう部分の基本的な戦
略に対する研究、検討が必要だろうと。それには、私はまずTPPというものに対して、
これで本当にいいのですかということを訴えながら、なおかつTPPが来ても生き残って
いける壮瞥地域の農業であり、地域でありということを考えていく必要があると思います
が、その辺についてご感想があればお伺いしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
当町として生き残っていく戦略というところでございますけれども、やはりこの地域、
壮瞥においても主に米であるとか果樹であるとか、先ほど議員申しましたとおり果樹にお
いては出荷よりももぎ取りが多くて、そこに来る観光客のもぎ取りがメーンで、これまで
も過去からこの地域としては市場に出るよりもそういう形で住民の口に入っているのが多
いということから、あえて競争ではないところでの必要というところもあるのかなという
ふうに思います。確かに米にしても果樹にしても外国産が入ったとしても、よさというの
はやっぱり食べる側がわかるわけで、幾ら入ってきたとしても選ぶのは消費者で、消費者
はちゃんと選ぶであろうということから考えれば、当然のことながらそういうところで数
は少ないにしても壮瞥町のお米であり、野菜でありというのが生かせる場面は絶対あるの
ではないかというふうに考えております。この中でこういう方向性というところでござい
ますけれども、規模拡大も当然ある中で集落営農とか、先ほど町長が申しました機械の共
同化などによる部分での生き残りということもございますけれども、また新たな例えば企
業さんのノウハウを使った中で、いかにうちの農業力がそこで発揮できるのかということ
も含めて、現在蟠渓のほうで進めております。弁景のほうでも 30 年以上にわたって地熱を
生かしてトマトの生産を行っており、あれもその一つの市場の中で生き残って、きちっと
消費者を獲得しているということもありますから、これが一つのこの地域の経営の規模の
小さいながらこそ、高品質で収益の高い、高収益の反収の高い施設園芸であるとか地熱を
利用したところにおいて生き残る戦略の一つがあるのかなというふうに考えているところ
でございます。ですので、今現状進んでいる状況でございますから、これはまだ能力その
他資源の量を見なければわかりませんけれども、今言った米、果樹のほかに新たなやり方
での少しでも当町の豊富な資源である地熱を生かした中でも十分見出すことができるので
はないかというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) 特にオロフレ地熱も含めて歴史を持ってクリーンエネルギーに取
り組んでいる。それが今逆に評価されています新しい部分にも、調査もされておりますけ
れども、可能性もある地域ですし、また少量多品目がそういう限られらた層にきちっと供
給していくには、大量にあったときにそれがある意味できないということですから、それ
は少量多品目の強み、今までは確かに不利と言われた部分ですけれども、それが強みにで
きる可能性もあるかもしれない。
それから、
町長のご実家の息子さんが農業経営をされて、
このたび米―1グランプリで金賞に輝いたと。その前にも壮瞥町の人が入賞されています
けれども、ゆめぴりかで金賞を獲得されて、全国の応募した米の中からそういうすばらし
い米をつくる生産者が壮瞥町内にいる。それは、個人だけでなくてグループとしてやはり
研究なり努力を重ねてきた結果でも1つあると思うのです。そういう有珠山の火山、ある
面の大地の恵みというのですか、そういう面も含めて高品質な農産物が量は少ないけれど
も、いろんな種類のものがつくれる地域だということがある面で強みになる。そういう部
分のことをやはりぜひ研究していただきたいと思います。
壮瞥町のいわゆるファンクラブ、
サポータークラブみたいの、これ観光も含めてぜひそれに向けた取り組みをしていただい
て、農商工連携も含めて生かしていただきたい。
加工品は、加工品で大きな利益を上げるのは多分難しいのだろう。だけれども、そうい
うものをアピールする情報発信の材料にはなると私も思うのです。それをほかよりも先駆
けてスタートを切っていくということが極めて重要ですし、また逆にほかにない競争力を
持つことにもなる可能性がある。例えばもし違っていたら教えてもらいたいのですが、違
う、違うと言ってもらって。リンゴの部分の中で、当然生食のいいリンゴを、果物を買っ
てもらうという、それは一義的に大事なことです。同時に、壮瞥のリンゴの加工として生
かすと。大手の要するに洋菓子メーカーがもう取り組んでおりますけれども、そのほかに
ことしは、企業名は余り言わないほうがいいかもしれません。雪合戦で縁のある企業が壮
瞥のリンゴで発泡のジュースをつくりたいということで取り組まれた、そういう動きが見
えてきています。ですから、壮瞥がいろんな部分の縁の中で、応援したい、それから一緒
になって事業を起こしたいというのが多分出てくる。そこをうまくやはり生かしていくべ
きだと思いますし、そのためのまた地方創生への取り組みが重要なのかなというような感
じがします。
一連のTPPの部分を感じながら、私も感じたことは、明治 19 年に今の地に開拓の一人
として入植して、今私を含めて農業やっているのですけれども、壮瞥町には早くからそう
いう部分で開拓された農家の方もいらっしゃる。未墾の地を開拓して熊が出るかもしれな
いぐらいな中で取り組まれた、その苦労ですとか、戦中戦後の食糧難の時代にやってきた
苦労、そんなに国の保護もない時代にそれでも頑張ってやってきて今の我々があるのだろ
うと思うのです。でも、そういう厳しい中だけれども、なぜそういう中でもこうやってや
っていこうかと思ったのは、やはり開拓して自分の土地を持って、自分の思う農業をしよ
うではないかというような夢なり希望がある。また、戦中戦後のきちっと食糧を増産して
国民を飢えさせないようにしようという大きな目標がある。これが厳しくても多分やって
きて、それが生き残ってきた原動力になってきたと。ところが、今心配するのは、何か先
が見えない、どうなるのだろうという不安というのが覆っている。そうではなくて、そう
いう状況は状況として、でもこんな未来があるのではない、夢があるのではないかという
ことを今特に若い農業者に示すことが重要なのかなと思ってございます。そういう意味で
は、国際競争、産地間競争、競争、競争でいく農業が本当にいいのか、競争ではない形の
中で消費者なりほかの地域と連携をしながら、地域の農業、地域を守っていく道があるの
ではないかという部分で期待をして、私の質問を終わりたいと思います。ご答弁いただけ
ればありがたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) まさしく長内議員のおっしゃるとおりでございます。やはりこれ
からの壮瞥町の農業のあり方につきましては、これから腰を据えて考えていかなければな
らぬというふうに思っております。私から農家の皆さん方に、あるいはいろんな方にお願
いしたいことは、勉強する機会があるときにはぜひ参加をして、それを勉強されて、そし
て一つでも多く自分のものにしていただきたいというのが思いであります。壮瞥町がいろ
んな講習会等もさせていただいておりますけれども、やはり若い人方も含めましてこれに
大いに参加をしていただいて、勉強していただいて、自分の農業経営の向上に向けて取り
組んでいただきたい、そんな思いがございます。
そして、ただいまいろんな農産物のお話がありましたけれども、消費者にやはり選んで
いただく、選んでもらえるような農産物を生産をしていくことが大事だというふうに私は
思っております。TPPにかかわらず、消費者に選んでいただけるような農産物を生産す
る、これがやはり我々農業の、農業経営者の使命であるのではないかなというふうに思っ
ております。果物にしましてもそうですし、野菜あるいは今商工会が取り組んでおります
奥洞爺牛においてももっともっとうちの町からPRをして消費者に選んでいただく、そう
いったような内容にもこれからもしていきたいというふうに思っております。個々ではこ
れからの農業というのは大変であろうというふうに思いますので、それぞれ皆さんが協調
しながら農業経営に取り組んでいただく。そのために行政としては側面から支援をしてい
く、そういうことで考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
〇議長(松本 勉君) 次に、3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) 私からは、現在行われておりますフッ化物洗口についてお聞きし
たいと思います。
まず、質問の要旨として、フッ化物洗口は現在道内の公立小学校において、これは私が
調べたときの時点ですけれども、約4割の小学校で実施されております。自治体によって
は行われていないところもありますが、当町においては何年度から実施されておるのか、
また何人の児童が行っているのかをお教え願います。
2つ目として、実施される段階において保護者に対しフッ化物洗口のメリット、デメリ
ットを十分に説明し、
選択の自由があることを伝えているのかをお伺いしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、教育長。
〇教育長(田鍋敏也君) 3番、毛利議員のご質問についてご答弁申し上げます。
学校におけるフッ化物洗口については、平成 21 年6月に施行された北海道歯・口腔の健
康づくり 8020 推進条例、平成 21 年北海道条例第 62 号に、効果的な歯科保健対策として
小中学校におけるフッ化物洗口の推進が盛り込まれ、北海道教育委員会が本道の児童生徒
の虫歯予防のため、
学校におけるフッ化物洗口の取り組みを積極的に推進しておりますが、
全道の小学校におけるフッ化物洗口の状況について胆振教育局を通じて確認いたしました
ところ、平成 26 年9月末現在での実施率は 47.2%、平成 27 年3月末での実施率は 50.1%
と実施校が徐々に増加しており、また胆振管内では平成 27 年度中に管内全小学校におい
て実施される予定であるとの情報をいただいております。壮瞥町では、平成 22 年7月から
町内全小学校で実施しており、平成 27 年度の実施状況は町内全小学生 125 名中 122 名、
97.6%の児童がフッ化物洗口を実施しております。
2点目のご質問については、平成 22 年7月からの実施に当たり、胆振教育局、室蘭保健
所など関係機関との連携を図りながら実施に向けた準備、協議を行い、また小学校とは実
施に向けた打ち合わせを重ねた上、平成 22 年6月 16 日に壮瞥町地域交流センターで、6
月 17 日には久保内小学校でフッ化物洗口に係る保護者説明会を開催しております。説明
会には、室蘭保健所主任技師、専門員及び学校歯科医をお招きし、フッ化物洗口の安全性
やメリット、効果等について北海道教育委員会発行のリーフレット等の資料により説明が
なされ、あわせて保護者の理解と合意のもと実施するものであり、保護者の同意がない児
童についてはフッ化物ではなく水道水でのうがい等で対応する旨の説明がなされました。
教育委員会といたしましては、今後も引き続きフッ化物洗口の正しい理解の啓発と実施に
ついて、学校、PTA、関係機関と相互に連携、協力し、取り組むよう推進してまいりた
いと考えております。
以上、ご答弁といたします。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) それでは、今ご答弁いただきましたが、私のわからないところも
ありますので、確認も含めてちょっとお聞きしたいことがございます。このフッ化物洗口
を行うときには、使用量としてはどの程度使われているのか、その際調剤といいますか、
調合はどなたが行っているのかお聞きしたいのですが、よろしくお願いします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
1回のフッ化物洗口を行う際、児童の皆さんが口に含むフッ化物洗口液については、900
ppmのフッ化物洗口液 10 ミリリットルを使ってぶくぶくうがいをしております。フッ
化物洗口液の調製、作成につきましては、学校薬剤師である三恵病院の薬剤師さんが行っ
ております。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) それでは、もう一つお聞きします。
道のガイドライン、パンフレット、厚労省もそうですが、その中においては影響がない
と言われていますけれども、例えば口内炎があるとか、国の中がちょっと傷ついている場
合、それからアレルギーを持っている対象者に対しての影響というのはあり得ないのでし
ょうか。お願いいたします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
議員ご指摘のとおり、フッ化物洗口の実施に当たりましては、北海道教育委員会が発行
しております「北海道フッ化物洗口ガイドブック実践編」
、北海道教育委員会と言いました
が、北海道、北海道教育委員会、北海道歯科医師会、北海道歯科衛生士会により共同で作
成されているものでございますが、またこれとあわせて北海道教育委員会からは「市町村
教育委員会のためのフッ化物洗口導入の手引」
、
「フッ化物洗口Q&A」といったものがそ
れぞれ平成 26 年5月、平成 26 年2月、発行されております。こちらに議員のご質問にあ
りましたフッ化物洗口を行うときに口内炎等あったとき、またアレルギー等についてはど
うかということでのご質問、QアンドA形式でも記載されておりますが、これらについて
は影響がないというふうに書かれているところでございます。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) 含んで出した場合は影響がないということでありますが、当町に
おいては幼児も行っていますね。その場合にフッ化物洗口する場合は最低 30 秒から1分
間口の中で含んで吐き出すということになっていますが、幼児の場合なんか特に誤飲とか
はないのでしょうか。口に一遍に含まれるわけですから、口の中ではいっとき濃度が上が
るわけで、そのときの誤飲した場合の影響というのもないのでしょうか。お願いいたしま
す。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
教育委員会所管の中では小学校1年生、低学年、特に小学校入学して学校で初めてフッ
化物洗口を行う際に誤飲等のないように水道水でのうがい、ぶくぶくうがいを実際に何度
か実施してから、きちんとぶくぶくうがい、吐き出せるといったようなことができるのを
確認してから実施をしております。
議員のご心配をされていました誤飲をした場合についてはどうかということでございま
す。誤飲についても手引等の中でフッ化物洗口の安全性ということで、こちらに広く飲み
込み時等にお答えできるように記載をされているものでございますが、フッ化物洗口液 10
ミリリットルに含まれるフッ化物量については9ミリグラム、900ppmでございますの
で、9ミリグラムあります。こちらにつきましては、1人当たりのフッ化物の急性中毒等
が安全であるという基準が体重1キログラム当たりに対して2ミリグラムということでご
ざいます。大体 20 キロぐらいの小学生のお子さんですと 40 ミリグラムで許容量というこ
とでございますので、フッ化物洗口液を誤飲をしたとしても急性中毒等になるほどの影響
はないというふうに承知をしております。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) それこそ道のガイドライン、それから道医師会も今ご答弁あった
とおり、先ほどでもありましたけれども、一度に六、七人分を飲んだ場合でも急性中毒は
考えられないと言っていますが、私調べたところでは今おっしゃった1キログラム当たり
2ミリグラム、1リットル当たり2ppm、これに基づいて安全であると日本医師会もそ
うですけれども、言っていますけれども、このデータはちょっと実験というか、データの
資料としては乏しいのではないかなと思います。ということは、ほかの研究団体が行った
ところでは、この2ppmよりも低いパーセントで嘔吐、吐き気、腹痛などが出ていると
いうデータもございますが、大体このデータというのはどこから出ているものか、ちょっ
とお教えいただきたいです、その2ppm。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
今言われました2ppmのデータの出どころということでございますが、こちらにつき
ましては厚生労働省「フッ化物洗口ガイドライン」等でも記載をされているところでござ
います。平成 11 年には、日本歯科医学会がフッ化物応用についての総合的見解を公表し、
多くの専門機関や団体によって虫歯の予防に対する有効性と安全性が認められており、国
内でフッ化物洗口が行われるようになって 40 年以上経過をしておりますが、健康被害は
現在までに報告されておりませんということになっております。従いまして、教育委員会
といたしましては、定められた方法で適切に行われる限り問題はないというふうに認識を
しているところでございます。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) 今のご答弁ですが、確かに説明されるパンフレット、リーフレッ
ト、それから先ほど言った日本医師会、道医師会、厚労省あたりの発表になっても全部同
じ文言のように安全性を訴えています。これは、先ほど言いましたけれども、私がちょっ
と調べたところによってはアメリカのお医者さんのデータに基づいておっしゃられている
のではないかなと。それが全部同じなのです、どこの発表しているのも。それで、先ほど
言ったとおり腹痛や吐き気、それを起こしたところのものは全然入っていないです。全部
が何か全ていいことしかうたっていない。非常に不安を感じるのですが、本当に全部全て
いいものかと。
それから、もう一つお聞きしたいのは、これは虫歯の治療ではなくて予防に効果がある
と言っていますが、日本の小学生の中では 1975 年以降徐々に虫歯は減っています。今では
もう1人当たりの虫歯の本数、前からいうと4分の1本程度。これは、フッ素洗口が始ま
る約 30 年前から減ってきているわけです。フッ素洗口の劇物を使っているのです、これは
たとえ薄めているとはいえ。それをなぜしなければいけないのか。それに、WHOとして
は虫歯の齲蝕活動性、虫歯が広がっている、それは重程度から重度の地域においては推奨
するけれども、それ以下においては推奨していない。そうすると、日本は減少しているわ
けです、ずっと。現在使われている練り歯磨き、これのほとんど、約9割程度にはみんな
フッ素入っています。その歯磨き励行においても結果がよく出ているのに、虫歯も減って
きているのに、なぜフッ素洗口をしなければいけないのか、これがちょっとわからないの
ですが、お教え願います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
議員ご指摘のとおり、年々虫歯を持っている子供たちの数は減ってきているということ
でございます。
確かにそうですが、
フッ化物洗口をすることによって歯の歯質を強くする、
また永久歯が生えてくるといいますか、永久歯が完全に生えそろうまで4歳から 14 歳ま
での間においてはフッ化物洗口を継続的に行うことが理想であると。強い歯を育てていく
ということで、その有効性といいますか、フッ化物洗口することで健康な歯をつくってい
くといった取り組みが非常に有効であるというふうに認識をしているところでございます。
なお、フッ化物洗口についての劇薬を用いるというお話もありましたが、こちらは昭和
60 年の国会の答弁の中でもやりとりがあったように各種資料を見させていただいている
ところでございますが、こちらにつきましてはフッ化物濃度1%以下のものについては劇
薬に該当しないという旨国会の中でも答弁をされているところでございます。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) 改めて今の答弁で僕納得できなかったところがあるのですが、減
少してきて、少なくなってきている。全世界的に見ても虫歯の本数も減って、少なくなっ
てきて、軽度の地域なのに、もう一度お伺いします。なぜフッ化物洗口をしなければいけ
ない。決まってきて、通達があるからやるのでしょうか。お願いいたします。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利議員、確認ですが、道教委も含めてそういう指導要綱
でやっていますが、その根拠を明確にするということ、それから議員はすべきでないとい
う立場の質問かもしれませんけれども、ご自身で調査されたパーセンテージ含めて。こち
らは多分すべきとしてやっていることだと思いますが、その辺の整合性、かなうかどうか
は別ですけれども、そのやっている根拠について答弁させます。
答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
フッ化物洗口についてということで、市販の歯磨き等についてもある、また子供たちの
虫歯が減っている現状において、その効果についてということでございますが、フッ化物
洗口、また市販のフッ化物配合歯磨きによる歯磨きを併用することにより高い虫歯の予防
効果が得られる、より健康な歯づくりを進めていくことができるということで進めている
ものでございます。
本町におけるフッ化物洗口の取り組み、実施についてでございますが、教育長からの答
弁にもありましたとおり、こちらにつきましては平成 21 年6月に施行された北海道歯・口
腔の健康づくり 8020 推進条例に効果的な歯科保健対策として、小中学校におけるフッ化
物洗口の推進が盛り込まれ、
また北海道で作成しております北海道歯科保健医療推進計画、
8020 歯っぴいプラン、こちらの中にも小中学校におけるフッ化物洗口の推進ということで、
道民の歯の健康づくりを進めるという政策に基づきまして、本町においても教育委員会で
実施しているものでございます。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) わかりました。
それでは、ちょっとほかの面からお聞きしますが、学校保健安全法、これによりますと
健康診断の結果に基づき、疾病の予防処置を行い、または治療を指示し並びに運動及び作
業を軽減するなど適切な処置をとらなければならないという、ここにありますが、いろん
なことに対して予防はしなければいけないと思いますけれども、教育現場での集団におい
て考えると、伝染性のある疾病、これが広がる、蔓延などを防ぐために行うというのが解
釈すべきではないのかなと思われるのですが、ここの解釈は私の今のでよかったでしょう
か。ちょっとお教え願います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君) ご答弁申し上げます。
学校、当町の集団の場でのフッ化物洗口について、学校保健安全法に基づいて実施され
るもの、また伝染病とかではないのかということでご質問がありましたが、学校等の集団
の場で行うフッ化物洗口においては、こちらも昭和 60 年の国会において学校におけるフ
ッ化物洗口は学校における保健管理の一環として実施されているものであるということで
ございます。こちらは、学校保健安全法第5条に基づいて学校保健計画またはそれに準じ
た計画について、学校における保健管理の一環として実施されるものですということでご
ざいますので、必ずしも議員ご指摘の件ということではなく、学校保健計画に基づいて保
健管理の一環として実施されるものということでございます。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) それでは、伝染のある疾病ではなくて、全体的に広がるようなこ
とがあれば、それに対して行うということですね。わかりました。
それでは、初めのときに聞いたかな。ここのところ、実施される段階で、保護者に対し
メリット、
デメリットを伝えてあるかということで、
説明はなされていると言いましたが、
先ほどの私の質問の中でもちょっと危険ではないかとか、いろいろ言っていましたが、一
番最初の説明をしたということだったのですが、デメリット、もしかしたらこうなるかも
しれないということに対しては説明がちょっと足りなかったのではないかなという気がし
ますが、これはこれで十分なのでしょうか。ということは、ことし7月でしたか、9月で
したか、たしかフッ素洗口剤が市販されるようになりましたよね。この中の一部には過敏
症があらわれたとの報告があるので、その場合は直ちに洗口を中止するようにという、そ
の添付書に書かれているのもあるのですが、そういう細かなところのデメリット、危険性
というのも説明なされたのでしょうか。そして、ほかの自治体においては同意書または承
諾書を提出してもらっているところもありますが、当町もそのようなことは行っているの
でしょうか。お願いいたします。
〇議長(松本 勉君) これより休憩といたします。再開は 14 時 10 分といたします。
休憩 午後 2時01分
再開 午後 2時10分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁、生涯学習課長。
〇生涯学習課長(小林一也君)
ご答弁申し上げます。
説明会におけるメリット、デメリット等の説明がなされたかどうか、またフッ化物洗口
実施に当たり保護者からの同意書等の提出をいただいているかという点についてでござい
ます。フッ化物洗口を実施するに当たりましては、平成 22 年7月から実施しております
が、その前に保護者を対象とした説明会を教育長答弁にもありましたが、室蘭保健所から
主任技師、専門員をお招きし、説明の講師をお務めいただいております。また、学校歯科
医の先生にも同席をしていただき、説明についていただいておるところでございます。フ
ッ素による急性中毒についてということで、大量に誤飲をした場合などフッ素についての
危険性、正しい用法、容量を守って行うことが大事であるといったようなお話、またフッ
素についてはどういったものかといったようなお話もいただいているところでございます。
正しい用法、容量を守って実施することが一番重要であるということでお話をいただいて
いるところでございますし、またフッ化物洗口の実施に当たりましては他の市町村と同様
に保護者から児童にフッ化物洗口の実施についてということで同意します、しませんと、
任意でございますので、そういったことで文書による提出をいただいているところでござ
います。
〇議長(松本 勉君) 3番、毛利爾君。
〇3番(毛利
爾君) それでは、今のご説明あったとおり説明のときにも丁寧に保護者
なりには説明をいただいていたということだと思います。それからあと、承諾書も得てい
ると。得ていないところもあるので、得ているの、これはよかったなと思います。
それでは、先ほど途中でも言いましたけれども、虫歯の予防はふだんから朝昼晩、食後
の歯磨きの励行、それから正しい歯磨きの仕方、この正しい歯磨きというのは私も恥ずか
しいが、もう本当いい年になってからやっと覚えたのですけれども、ここの壮瞥の歯科医
で教えていただいて。やっぱりそういう励行、それからおやつの与え方、糖分のとり方、
いろんな方面からによって虫歯というのは予防できるし、抑えることができるので、今後
ともこのフッ素洗口は続けていかれるだろうと思いますけれども、改めてそれをやる場合
にはちゃんとメリット、デメリット、危険性というのも特に丁寧に教えて続けていただけ
たらなと思います。ということは、厚労省の進めている中でインフォームド・コンセント、
これを十分に行うようにという。それは、ただの説明と理解ということではなくて、詳し
く書いているところをやれば十分説明された上での承認というのがインフォームド・コン
セントだと言っているので、これからも丁寧な説明をしていただいて、保護者の安心に努
めていただきたいと思います。
こういうことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
〇議長(松本 勉君) 次に、5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) 私のほうからは、堆肥センターの今後の運営方法についてという
ことで質問させていただきます。
堆肥センターについては、約 10 年間にわたり実質町が運営してきたが、このことが経営
改善が進展しなかった要因の一つと考えております。今年度アドバイザーによる経営改善
とふるい機の導入をすることで、来春の成果を期待しているところでありますが、来年度
以降もこれまでと同様に町が主体となった運営形態を継続していく考えであるかお伺いい
たします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、町長。
〇町長(佐藤秀敏君) 5番、真鍋議員のご質問にご答弁申し上げます。
堆肥センターの運営につきましては、平成 17 年度の稼働当初より有限会社壮瞥リサイ
クルシステムに管理運営業務を委託し、現在まで運営されてきたことは議員もご存じのと
おりでございます。基本的な考え方として運営の継続は必要であり、町内農業生産法人に
も参画していただきながら、アドバイザーの協力を得て原料確保から製造工程管理、販売
推進業務に至るまでトータルで運営改善に取り組んでいるところであり、さらに一般から
排出される生ごみや汚泥などの一般廃棄物を処理する役割をあわせ持つ施設でもあること
から、今後も業務委託を継続する形で運営することが必要であると考えております。
この運営形態を変更して、町もしくは第三セクターによる運営以外の検討する場合にあ
っては、この堆肥センターの安定的な運営が継続できることが一つの目安であり、これが
担保できない中ではその受け皿となり得る団体や企業があらわれないと思われます。した
がいまして、来年度以降も同様に業務委託の継続をしながら、経営改善に努力をしてまい
りたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、答弁と
いたします。
〇議長(松本 勉君) 5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) 創業当初から当町の堆肥センター、堆肥製造に必要な堆肥、それ
から副資材、これは処理料をいただくことになっていたと思うのですが、この部分に関し
ては慢性的な赤字状態の中で全然触れられてこなかった話です。これの状態がなぜこんな
10 年以上も続いたかをご説明いただきたいのとこのたび2回目の武田先生のアドバイス
により、堆肥製造の方法が大きく変わりました。今までのように稲わら、麦稈等の副資材
を使わないことになりました。この中で大きく製造方法が変わることに伴い、条例の改定
をする必要があると思うのですが、これを早急にする考えはあるのかないのかをお伺いい
たします。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
堆肥処理、畜ふんの処理につきましては、規則等で今までできた当初からうたわれてい
たものでございますけれども、処理に関して畜ふんをいただくというところでお願いした
ところもあって、その部分についてそのとおりの履行ができてこなかったのかなというふ
うに考えておりまして、近年では畜ふんが予定より非常に集まらない状況の中で、この文
言等ができない状況が続いてきたということもあって、10 年以上このような状態が続いて
いるのかなというふうに考えております。
現在の販売方法であるとか、このような今説明をしたような内容につきましては、条例
ですとか規則に基づいてやっているところでございますけれども、この方法を今やってい
るやり方の運営改善に伴って、当然条例ですとか規則、これの改正が必要になってくる状
況になりつつあります。この改正につきましては、今後この条例の部分ですとか、あと販
売方法ですとか、この件につきましては今月から来月にかけて開催する予定でございます
堆肥センターの再生委員会のほうにいろいろお示しをしながら、この関係につきましても
含めまして議論を進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) それでは、今年度堆肥ふるい機の導入で 1,800 万見ていたのです
が、今秋、この秋の武田先生を招いて、アドバイザーを招いて、また経営指導を伺う中で、
この 1,800 万の中でアドバイザー料を含み、ふるい機も導入するということになりました
が、もうこの 1,800 万円の中の割り振りというのですか、使い方の内容と、それから製造
方法が変わることによって神内農場からの堆肥も前処理料としてトン 700 円でしたか、そ
れだけ払って持ってくるわけなのですけれども、来年度の堆肥製造にかかわる予算はどの
ような金額に膨らむのか、大ざっぱな内容でいいですから、これをお示し願いたいです。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
まず、本年度、27 年度におきまして当初予算におきまして今性能といいますか、処理能
力の低いふるいのこともあって、これを更新するということで、当初予算の中で 1,800 万
円の予算を見ておりました。これにつきましては、ふるいにかかる前に、それも含めて堆
肥センターの生産管理の改善をするというアドバイザーさんにお願いする業務ということ、
これについては具体的に来ていただいて、製造方法の一から、堆肥原料の内容の部分から
入って、それをきちっと工程を管理をして、毎回同じ精度の状態で堆肥を製造できるよう
にする部分と具体的にそれを販売に向けたときにどのような感じで販売に向けていくのか
という内容も含めまして、トータルでお願いしているところでございまして、これについ
ては生産管理の改善業務のところで現在委託契約といたしまして 197 万 1,000 円での契約
に基づいて行っているというところでございます。ふるいにつきましては、ふるいの製作
の契約です。それにつきまして契約を行っておりまして、この差し引いた 1,600 万円ほど
の中で契約をして現在進めているというところでございます。
現状においては、町内の中でおよそ 930 トンから 950 トンほど、約 1,000 トン未満ぐら
いが年間に町内から収集をできる量でございまして、現状の2年前から製造部分において
毎年度 1,000 トンという形で達成をしてきておりますけれども、それら戻し堆肥ですとか
製造工程を踏まえていく量に考えますと、およそ町内から 1,000 トンから 1,500 トンぐら
いの導入をすることが必要であるということから、町外の業者のほうから原料の導入を行
っておりますけれども、先ほど言いました前処理量につきましては、水分をなるべく少な
くするというところの前処理を業者さんのほうでやっていただけるということでしたので、
その前処理に係る副資材をその予算で購入をして、それをある程度切り返しをして、水分
が調整されたものが入ってくるということで、先ほど議員がおっしゃられた前処理料が若
干でございますが、発生しているという現状でございます。
来年度の予算でございますが、今基本的に予算査定前でございますので、詳しくは申し
上げられませんけれども、おおむね堆肥センターの管理運営業務、これは平成 26 年度の予
算の当初予算ベースで 2,535 万円でございました。現状においては、管理運営業務の堆肥
でいきますと 28 年度においては 2,582 万円ほどの中で今現在予算査定を進めているとこ
ろでございまして、27 年度予算の当初予算から比べますと 196 万円ほど増ということにな
っております。27 年度予算は 2,386 万円ですから、196 万円ほどの増加ということになっ
ておりますけれども、この中身についてはいわゆる副資材費の導入費ですとか、そういう
ところになるかというふうに思います。というところでございます。これに加えまして、
来年度1年間で今回3月までにある程度の試験を終えて、それを1年間トータルで、サイ
クルで今度は行っていく事業を考えております。その部分につきまして、今来ていらっし
ゃるアドバイザーさんの方と検討を重ねている最中で、来年度につきましてその1年をも
って今回の運営改善業務を終了する予定でございますけれども、おおむね委託する関係の
予算ということで、今現在でおよそ 300 万円ほどの中での動きということになっておりま
す。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) では、マネジメント料が 300 万ということですが、これも予定で
は来年度限りということで理解していいのかな。答弁の中では、堆肥センターの運営をま
た今の形ではない別な業者に委託するということで、新たな第三セクターもしくは企業と
いうことで説明がありましたが、現状今のリサイクルセンター、あれの構造を改革するこ
とで対応できるのでないかと考えております。あと人員1名をふやせば何とかできるかな
と考えるのですが、そこら辺はどう考えていますか。そうすることによって、もう既にリ
サイクルセンターは堆肥製造にかかわるノウハウ、技術はマスターできると思うのです、
完全に来年度1年かけて。新たな業者に委託するよりはずっと安心できると思います。そ
こら辺どう考えますか。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
新たな事業者といいますか、このリサイクルシステムが今までもいろんな方々のご努力
によりまして、これまでも 10 年間業務を続けてこられたという事実はありますし、一番い
いのは今のリサイクルシステムが独自で一度製造管理工程をして、販売する営業もできて
というのがやはり会社としてのあり方としては一番いいのかなと思っておりますし、どこ
か別な会社というよりは、むしろこちらのほうが現実味があるのかなと。現実的な運営改
善方法なのかなというふうに考えておりますので、そういうふうになるに至ることがいい
のでしょうけれども、まず運営継続をできる安定的なサイクルができるようなことをこと
し、来年とにかけて行っていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) 安定的な経営、これはどういうことでしょうか。経営的に帳尻が
合う、利益が上がるということに理解していいのか、当然今までこういう堆肥センターと
いうのは、どの地域でもそう利益を出せるようなものではないはずなのです。安定的な経
営というのは、安定的な製造、それから製造したものを安定的に販売できて、なおかつ赤
字が出ます。それが安定している格好になればということなのですけれども、そうなって
も当然町からの持ち出しは必要になってくるわけです。そこら辺は幾らぐらいと考えてい
ますか。私が議員になりたてのときは、当初 500 万とかと言ったはずなのですけれども、
そこまでは抑えられないような気がします、実際。あとは来年度1年見たら、1年間かけ
てそれをできる当町の堆肥センターの能力が検証されるわけで、町内の必要とされる量以
外はこよなく高く売ってほしいと私は思っています、どんな形であれ。トン売りなのか、
立米売りなのか、それは余り関係ないですけれども、小袋売りでも。どのぐらいでもいい
のです。最低でもトン当たりに換算すると1万円以上で売ってほしいのです。でないと、
町内の農家の方と同じ金額だったら微々たる金額ですよね。2,000 トン販売できる量製造
しても 800 万円ですよね。全然焼け石に水です。そこら辺はどういうふうに考えておりま
すか。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
確かに利益を上げればそれは一番いいことでありますし、近隣の堆肥センター等を見て
もやはり収益、利益を上げられるような業務ではないという面もあります。今の堆肥の畜
ふんの集められる量にもこれは左右されるわけで、製造できる量が決まってきますから。
なので、いわゆる畜ふんの集まる量によって製造する量が決まってくるということになり
ますので、この地域において利益を得られるまでの量が集まるかどうかというところにな
ると非常に難しい面があるのかなというふうに考えております。ですが、ではそれを埋め
るについて、今議員言われたトン1万円ぐらいという形になったとしても、それはやはり
農業者のほうの実情も見なければいけないということもあり、高く売れればそれはそれで
いいのでしょうけれども、物が非常に今のアドバイザーさんに来ていただいたことによっ
て格段に精度が上がって製品がよくなってきておりますので、実質町外からの引き合いも
非常に関心があって、多いというところではございますけれども、基本利益を上げられな
かったとしても、なるべく町が手出しをするところがどれぐらいが妥当なのかというとこ
ろですとか、ではどれぐらいで売るのが農業者にとっていいのか、またこれだけいい品質
のものができるとなると、従来までの堆肥の反当たりの投入量の変化によって、これが従
来よりももっと少なくできるのであれば投入量も減るわけで、そういうこともアドバイザ
ーさんのご意見も伺いながら行っていかなければいけないと考えていますが、こと単価で
すとか売り方につきましては一概にこの場で申し上げることができませんが、先ほども言
いました 12 月、今月、来月にかけて行います再生委員会、これの中でどういう内容がいい
のかと、ふさわしいのかということをその中で議論をした上で考えていきたいというふう
に考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 5番、真鍋盛男君。
〇5番(真鍋盛男君) それでは、最後の質問とさせていただきますが、このまま堆肥セ
ンター運営していくとなれば、それから畜ふんだけではなく生ごみ堆肥、汚泥の処理も続
けていくとすれば、まず汚泥の処理を埋め立てとか焼却処分とかという方法もあるのです
けれども、それを今の堆肥化しないでいくと多分業者ないから町外に出すと 600 万円ぐら
いかかるのかなと想定しているのです。そのほかに今現在食物残渣、生ごみの収集も行っ
ているわけですけれども、その分でおおよそ 800 万近い経費がかかっております。生ごみ
製造の堆肥をやめると、差し引き 300 万ぐらい浮くのです。間違い。500 万として、生ご
み堆肥製造をやっている中で、汚泥を外注に出さない分と差し引きますと 300 万の手出し
がまだあるのです。そのことも勘案しながら町の堆肥製造にかかわる経費の圧縮を十分改
善委員会等も含めて検討していただきたいと思います。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 暫時休憩します。
休憩 午後 2時37分
再開 午後 2時38分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君)
ご答弁申し上げます。
議員おっしゃられた生ごみを収集する上でのそれに係る設計している費用で 800 万とい
うことと汚泥の受け入れをしているわけでございますが、これを受け入れをしないという
ことになりますと、おおよそ 500 万円ぐらいかかってしまうということで、それ 500 万か
かってしまうものが堆肥センターで受け入れることによってかかっていないということ、
それと生ごみを集めることによって 800 万円かかっているということで、そういうところ
も役割として堆肥センターが担っているという中で、そこの部分も含めてきちっと数字を
挙げた中でこの後の堆肥センターの運営と経営について議論をしていかなければいけない
のかなというふうに考えておりますし、リサイクルシステムが独自に例えばそこで管理運
営をするといいますか、現場監督さんみたい形でそれを担う方を1人将来的に置いたとし
て、その分の人件費も出てくるわけでございますけれども、それ分はその人件費分も賄え
るような売り上げのあり方というのも当然考えなければ会社としていけないのかなという
ふうに思うところでございます。ですので、今議員言われたように、そういう裏の的な経
費負担の部分についてもきちっとあらわしながら、今後どの程度の町の持ち出し等でやっ
ていくのがいいのか、そして堆肥センターを何とか農業者の所得向上につながるような方
向に、そこが下支えになるようなところになるような感じでいけるように、ちょっと短い
期間ではありますけれども、再生委員会の方々のお力もいただきながら進めていきたいな
というふうに考えておりますので、ご理解いただければと思います。
〇議長(松本 勉君) これにて一般質問を終結いたします。
◎議案第74号ないし議案第83号
〇議長(松本 勉君) 日程第7、議案第 74 号ないし第 83 号を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。
副町長。
〇副町長(杉村治男君) それでは、今定例会に提出いたします議件、議案第 74 号から議
案第 83 号までの計 10 件についてご説明を申し上げます。
議案第 74 号 専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第 179 条第1項の規定によって、別紙のとおり専決処分したので、同条第3
項の規定によりこれを報告し、承認を求める。
専決処分書。
地方自治法第 179 条第1項の規定により、議会の議決すべき事件について特に緊急を要
するため議会を招集する時間的余裕がないので、次のとおり専決処分する。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 11 号)
。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 11 号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額 43 億 3,908 万 7,000 円に歳入歳出それぞれ 24 万
5,000 円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 43 億 3,933 万 2,000 円とす
る。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
専決処分の日付は、平成 27 年 11 月 16 日となります。
事項別明細書、歳出からご説明をいたします。6ページの一般1ページになります。土
木費、水道費で 24 万 5,000 円の追加となります。こちらは、道道立香南久保内線沿いで発
生した水道管の漏水に緊急対応するため、
簡易水道事業会計への繰出金の計上となります。
場所的には、立香と南久保内の字界の付近のカーブの付近となります。
歳入では、地方交付税で 24 万 5,000 円の追加となります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、説明した内容の再掲でありますので、説明
は省略をいたします。
次に、議案第 75 号 専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第 179 条第1項の規定によって、別紙のとおり専決処分したので、同条第3
項の規定によりこれを報告し、承認を求める。
専決処分書。
地方自治法第 179 条第1項の規定により、議会の議決すべき事件について特に緊急を要
するため議会を招集する時間的余裕がないので、次のとおり専決処分する。
平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
。
平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによ
る。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額1億 5,190 万円に歳入歳出それぞれ 24 万 5,000 円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 5,214 万 5,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
専決処分の日付は、平成 27 年 11 月 16 日付となります。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をいたします。12 ページの簡水1ページになりま
す。総務費、総務管理費、維持費で 24 万 5,000 円の追加となります。修繕料であります
が、先ほどの一般会計の説明のとおり、水道管漏水の緊急対応のための予算計上でありま
す。
歳入につきましては、繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金で 24 万 5,000 円の追加と
なります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、説明した内容の再掲でありますので、説明
は省略します。
次に、議案第 76 号 専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第 179 条第1項の規定によって、別紙のとおり専決処分したので、同条第3
項の規定によりこれを報告し、承認を求める。
専決処分書。
地方自治法第 179 条第1項の規定により、議会の議決すべき事件について特に緊急を要
するため議会を招集する時間的余裕がないので、次のとおり専決処分する。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 12 号)
。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 12 号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額 43 億 3,933 万 2,000 円に歳入歳出それぞれ 36 万円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 43 億 3,969 万 2,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
専決処分の日付は、平成 27 年 11 月 30 日となります。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をします。18 ページの一般1ページになります。
土木費、水道費で 36 万円の追加となります。こちらは、道道洞爺湖登別線沿いの壮瞥温泉
地区、松本さん宅付近で発生しました水道管の漏水に緊急対応するため、簡易水道事業会
計への繰出金の計上となります。
歳入では、地方交付税で 36 万円の追加となります。
第1表の歳入歳出予算補正については、説明した内容の再掲でありますので、説明は省
略をいたします。
次に、議案第 77 号 専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第 179 条第1項の規定によって、別紙のとおり専決処分したので、同条第3
項の規定によりこれを報告し、承認を求める。
専決処分書。
地方自治法第 179 条第1項の規定により、議会の議決すべき事件について特に緊急を要
するため議会を招集する時間的余裕がないので、次のとおり専決処分する。
平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
。
平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによ
る。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額1億 5,214 万 5,000 円に歳入歳出それぞれ 36 万円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 5,250 万 5,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
専決処分の日付は、平成 27 年 11 月 30 日となります。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をします。24 ページ、簡水の1ページになります。
総務費、総務管理費の維持費で 36 万円の追加となります。こちらは、先ほどの説明と同
様、道道洞爺湖登別線沿いで発生した水道管漏水のため、緊急対応のための予算不足の予
算計上となります。
歳入につきましては、繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金で 36 万円の追加となりま
す。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、説明した内容の再掲ですので、説明は省略
をいたします。
次に、議案第 78 号 壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制
定について。
壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例を、
別紙のとおり制定する。
こちらは、別冊で新旧対照表をつけておりますので、そちらをごらんいただきたいと思
います。
説明としましては、地方税法施行規則等の一部を改正する省令が平成 27 年9月 30 日に
公布されたことに伴い、平成 27 年3月 31 日付の専決処分により町税条例の一部改正行っ
ておりましたが、マイナンバー制度の取り扱いについて税の納入通知書等への個人番号、
法人番号を当面記載しないこと、また法人番号の規定条項を追加するため、関係する条文
等を整理するものであります。
附則として、この条例は、公布の日から施行するということになっております。
新旧対照表の部分でございますが、第1条の改正の下に第2条以下の部分の下線部につ
いて削除するという内容のものと第9項以降の部分についてそれぞれ下線を引いておりま
すが、その条文の整理をするという内容のものであります。
次に、議案第 79 号 壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。
壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を、別紙のとおり制定する。
壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例ということで記載をしております。
こちらは、近年の国民健康保険事業において医療給付費の増加傾向から収支不均衡が継
続しております。平成 22 年度から平成 26 年度までの平均で 2,600 万円余りが不足となっ
ていることから、この収支改善を図るため 1,000 万円の部分について2カ年をかけて税率
等の改正を行うため、国民健康保険税条例の一部改正を提案するものであります。
こちらも別冊で新旧対照表をつけてございますので、そちらもごらんいただきながらお
聞きをいただきたいと思いますが、課税額の限度額の改正では、医療給付費分、現行 51 万
円を 52 万円に改める。後期高齢者医療支援分の現行 14 万円を 17 万円に改める。介護納
付金分の現行 12 万円を 16 万円にそれぞれ改める内容のものであります。また、これによ
り課税限度額は現在の 77 万円から 85 万円となります。
新旧対照表の2ページ中段以降に所得割等の率が書かれておりますが、
医療分の所得割、
現行 4.4%を 4.91%に、均等割額、現行1万 2,000 円を1万 3,500 円に、平等割額、現行
2万 4,000 円を2万 7,000 円に、特定世帯、現行1万 2,000 円を1万 3,500 円に、特定継
続世帯、現行1万 8,000 円を2万 250 円にそれぞれ改めること、また軽減額につきまして
も7割軽減では現行 8,400 円を 9,450 円に、1万 6,800 を1万 8,900 円に、1万 2,600 円
を1万 4,175 円に改めること、それから5割軽減では現行 6,000 円を 6,750 円に、1万
2,000 円を1万 3,500 円に、9,000 円を1万 125 円に改めること、2割軽減では現行 2,400
円を 2,700 円に、4,800 円を 5,400 円に、3,600 円を 4,050 円にそれぞれ改める内容のも
のであります。この改正内容につきましては、去る 11 月 16 日開催の国民健康保険運営協
議会において承認をいただいているものであります。
附則としまして、施行期日は平成 28 年4月1日からとなります。
適用区分において、なお従前の例によるという表記をさせていただいているところであ
ります。
次に、議案第 80 号 公の施設に係る指定管理者の指定について。
公の施設に係る指定管理者として、下記の者を指定したいので、地方自治法第 244 条の
2第6項の規定により、議会の議決を求める。
指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称及び所在地、名称はそうべつ情報館、所在
地は壮瞥町字滝之町 384 番地1と 384 番地7。指定管理者の住所は壮瞥町字滝之町 384 番
地1、名称、有限会社そうべつフレッシュプラザ、代表者名、代表取締役、浜田敏秀。指
定の期間につきましては、平成 28 年4月1日から平成 32 年3月 31 日までとなっており
ます。
こちらも去る 11 月 25 日に開催されました壮瞥町指定管理者選定審議会においてそうべ
つ情報館の農産物直売所、トイレ、駐車場、多目的広場の指定管理者として公募期間中1
件の申請がありました有限会社そうべつフレッシュプラザが適当と選定されたことにより、
議会へ提出するものであります。
次に、議案第 81 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 13 号)について。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 13 号)は、次に定めるところによる。
第1条、
既定の歳入歳出予算の総額 43 億 3,969 万 2,000 円に歳入歳出それぞれ 5,390 万
4,000 円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 43 億 9,359 万 6,000 円とす
る。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
第2条、債務負担行為の追加は、
「第2表 債務負担行為補正」による。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をいたします。37 ページの一般2ページになりま
す。総務費、総務管理費、一般管理費で 40 万円の追加となります。特別職施策推進事業の
交際費となりますが、名誉町民であり、日本相撲協会北の湖理事長の急逝に伴い、名誉町
民に関する条例の規定により弔慰金及び献花台等の設置に要する経費の追加となります。
戸籍住民基本台帳費で 147 万 4,000 円の追加となります。このうち久保内出張所の臨時
職員の雇用継続に要する経費の追加と、あわせてマイナンバー制度に係る個人番号カード
発行用プリンター等の導入に要する経費と保守経費に係る経費を追加するものであります。
選挙費、北海道知事及び道議会議員選挙費で 85 万 8,000 円の減額となります。執行残の
整理となります。
次に、一般の3ページ、壮瞥町長及び町議会議員選挙費で 433 万 9,000 円の減額となり
ます。こちらも執行残の整理となります。
企画費で 1,618 万 1,000 円の追加となります。行政情報システム運用管理事業では、マ
イナンバー制度導入に伴い現行システムとの完全分離などセキュリティー管理の厳格化が
改めて国から求められたため、情報系と基幹系を完全分離して運用しなければならなくな
りました。このため現在の仮想分離環境を改め、レンタルパソコンなどを活用し、1人2
台体制として業務の処理を進めるため、システム構築に要する経費の追加となります。あ
わせて上久保内地区光ケーブル移設工事に要する経費の計上となります。定住促進・まち
づくり推進事業では、地域おこし協力隊の活動において不足する時間外に要する経費の計
上となります。
民生費、社会福祉費、社会福祉総務費で 3,400 万円の追加となります。国民健康保険特
別会計への繰出金となります。
一般の4ページになります。衛生費、保健衛生費、廃止鉱山鉱害防止費で 280 万円の追
加となります。北海道の事業予算留保解除に伴う中和処理場のシックナーなどの修繕工事
に要する経費の計上となります。
農林水産業費、農業費、農業振興費で 114 万 3,000 円の減額となります。中山間地域等
直接支払制度交付金事業では、今年度の事業中止に伴う予算の整理となります。環境保全
型農業直接支援対策事業では、事業申請のあった1事業者に対し北海道から事業採択通知
に伴う予算の計上となります。
農地費では、財源区分の変更で、地域づくり総合交付金の小規模土地改良事業、壮瞥地
区の事業採択通知に伴い財源区分の整理をするものであります。
林業費、林業振興費では、財源区分の変更で、資源循環林・水土保全林整備事業の執行
残の整理と未来につなぐ森づくり推進事業では事業量の増加に伴う経費の追加となります。
土木費、河川費、河川総務費で 570 万円の追加となります。これまでの大雨等による増
水により河岸の洗掘が進行しており、
地域から改善要望を受けていた場所でもありますが、
町道菅原線の道路改良後では河川の護岸改修が困難であることから、冬期間の工事施行と
いうことで予算を計上するものであります。
水道費で 215 万円の追加となります。簡易水事業特別会計の繰出金となります。
一般の5ページです。教育費、国際交流費で 250 万 4,000 円の減額となります。中学生
のフィンランド国派遣(海外研修)事業の執行残の整理となります。
諸支出金、諸費、国道支出金返納金で4万 3,000 円の追加となります。食料供給基盤強
化特別対策事業補助金の過年度分の返還金でありますが、平成 26 年度の畑総担い手支援
事業、幸内、弁景地区の精算額確定によるものであります。
次に、歳入でありますが、36 ページ、一般1ページです。地方交付税で 5,391 万円の追
加となります。このたびの補正後の財源留保額は 4,737 万 5,000 円となります。
道支出金、道補助金、農林水産業費補助金で9万 3,000 円の減額となります。
委託金、総務費委託金で 20 万 9,000 円の減額となります。
衛生費委託金で 280 万円の追加となります。
繰入金、基金繰入金、国際交流基金繰入金で 250 万 4,000 円の減額となります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、ただいま説明した内容の再掲でありますの
で、説明は省略をいたします。
33 ページの第2表、債務負担行為補正につきましては、いずれも期間が平成 27 年度か
ら平成 28 年までの期間において、幌別硫黄鉱山抗廃水処理事業、限度額2億 6,000 万円、
じんかい収集運搬事業、限度額 1,600 万円、資源ごみ収集運搬事業、限度額 2,000 万円、
中学生フィンランド国派遣(海外研修)事業、限度額 1,710 万円の4件について追加する
ものであります。
最後の 41 ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、こちらは後ほどごらん
いただきたいと思います。
次に、議案第 82 号 平成 27 年度壮瞥町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につ
いて。
平成 27 年度壮瞥町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによ
る。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額4億 7,800 万円に歳入歳出それぞれ 5,209 万 2,000
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億 3,009 万 2,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をします。48 ページ、国保の2ページになります。
保険給付費、療養諸費、一般被保険者療養給付費で 4,446 万 6,000 円の追加となります。
当初予算は、平成 25 年度実績をもとに見込み計上しておりましたが、本年は大幅に増加傾
向にあり、これまでの支出実績をもとに今後の不足見込み分を計上するものであります。
高額療養費、一般被保険者高額療養費で 700 万円の追加となります。こちらもさきの説
明と同様でありますが、そのことに加え平成 27 年1月診療分から 70 歳未満の負担区分の
細分化が行われ、3段階から5段階になりました。このことによる影響が出たものと思わ
れますが、こちらもこれまでの支出実績をもとに今後の不足見込み分を計上するものであ
ります。
後期高齢者支援金等、後期高齢者支援金で 54 万 2,000 円の追加となります。額の確定に
伴う不足分の計上となります。
諸支出金、償還金及び還付加算金、一般被保険者償還金で8万 4,000 円の追加となりま
す。国庫負担金及び補助金の返還金の計上となります。
47 ページ、国保1ページの歳入であります。前期高齢者交付金で 712 万 7,000 円の追加
となります。額の確定によるものであります。
繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金で 3,400 万円の追加となります。一般会計から
の繰入金であります。
繰越金で 1,096 万 5,000 円の追加となります。前年度の繰越金であります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、ただいま説明した内容の再掲でありますの
で、説明は省略をします。
次に、議案第 83 号 平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)につ
いて。
平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによ
る。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額1億 5,250 万 5,000 円に歳入歳出それぞれ 215 万円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億 5,465 万 5,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
こちらも事項別明細書、歳出から説明をします。53 ページ、簡水1ページになります。
総務費、総務管理費、一般管理費で4万 5,000 円の追加となります。消費税及び地方消費
税の中間申告納付税額の増加による不足分の計上となります。
維持費で 50 万 2,000 円の追加となります。こちらは、修繕箇所の増加による不足分の計
上となります。
施設費の建設改良費で 160 万 3,000 円の追加となります。道道洞爺湖公園線水道施設整
備工事は、滝之町水利組合の用水路ボックス部分の北海道工事が発注されたことにより予
算を追加するものであります。町道菅原線水道施設移設工事では、当初次年度で予定をし
ておりました路肩部分の送水管移設について今年度の道路改良工事終了後では移設に支障
が出ることが判明したため、延長約 80 メートルの送水管移設に要する経費を追加計上す
るものであります。
歳入では、繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金で 215 万円の追加となります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、ただいま説明した内容の再掲でありますの
で、説明は省略をいたします。
以上で提出議案の内容の説明を終了させていただきます。よろしくご審議くださいます
ようお願い申し上げます。
〇議長(松本 勉君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
◎散会の宣告
〇議長(松本 勉君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。
12 月 11 日の議事日程は、当日通知いたします。
本日はこれにて散会いたします。
(午後 3時14分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
議
署名議員
署名議員
長
平成27年壮瞥町議会第4回定例会会議録
〇議事日程(第2号)
平成27年12月11日(金曜日) 午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 議案第74号 専決処分の承認を求めることについて
日程第 3 議案第75号 専決処分の承認を求めることについて
日程第 4 議案第76号 専決処分の承認を求めることについて
日程第 5 議案第77号 専決処分の承認を求めることについて
日程第 6 議案第78号 壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の一部を改
正する条例の制定について
日程第 7 議案第79号 壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
の制定について
日程第 8 議案第80号 公の施設に係る指定管理者の指定について
日程第 9 議案第81号 平成27年度壮瞥町一般会計補正予算(第13号)
について
日程第10 議案第82号 平成27年度壮瞥町国民健康保険特別会計補正予
算(第1号)について
日程第11 議案第83号 平成27年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予
算(第4号)について
日程第12 議案第84号 平成27年度壮瞥町一般会計補正予算(第14号)
について
日程第13 各委員会の所管事務調査について
〇出席議員(9名)
1番 佐 藤
忞
君
2番 菊 地 敏 法 君
3番 毛 利
爾
君
4番 森
5番 真 鍋 盛 男
君
6番 加 藤 正 志 君
7番 髙 井 一 英
君
8番 長 内 伸 一 君
9番 松 本
君
勉
太 郎 君
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人
町
長
佐 藤 秀 敏 君
副
町
長
杉 村 治 男 君
教
育
長
田 鍋 敏 也 君
会計管理者
小 松 正 明 君
総務課長(兼)
工 藤 正 彦 君
企画調整課長
庵
税務財政課長
上 名 正 樹 君
住民福祉課長
阿 部 正 一 君
経済環境課長(兼)
匡 君
商工観光課長
山 本 貴 浩 君
建設課長
齊 藤 英 俊 君
作 田 宏 明 君
生涯学習課長
選管書記長(兼)
小 林 一 也 君
工 藤 正 彦 君
農委事務局長(兼)
山 本 貴 浩 君
監委事務局長(兼)
齋 藤 誠 士 君
〇職務のため出席した事務局職員
事務局長(兼)
齋 藤 誠 士 君
◎開議の宣告
〇議長(松本 勉君) これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◎議事日程の報告
〇議長(松本 勉君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(松本 勉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第 116 条の規定により、議長において
3番 毛利 爾君
4番 森 太郎君
を指名いたします。
◎議案第74号
〇議長(松本 勉君) 日程第2、議案第 74 号 専決処分の承認を求めることについてを
議題といたします。
質疑を受けます。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これより議案第 74 号を採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 74 号 専決処分の承認を求めることについては承認することに決定い
たしました。
◎議案第75号
〇議長(松本 勉君) 日程第3、議案第 75 号 専決処分の承認を求めることについてを
議題といたします。
質疑を受けます。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これより議案第 75 号を採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 75 号 専決処分の承認を求めることについては承認することに決定い
たしました。
◎議案第76号
〇議長(松本 勉君) 日程第4、議案第 76 号 専決処分の承認を求めることについてを
議題といたします。
質疑を受けます。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これより議案第 76 号を採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 76 号 専決処分の承認を求めることについては承認することに決定い
たしました。
◎議案第77号
〇議長(松本 勉君) 日程第5、議案第 77 号 専決処分の承認を求めることについてを
議題といたします。
質疑を受けます。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これより議案第 77 号を採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 77 号は承認することに決定いたしました。
◎議案第78号
〇議長(松本 勉君) 日程第6、議案第 78 号 壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の
一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
質疑を受けます。ございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 78 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 78 号 壮瞥町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の
制定については原案のとおり可決されました。
◎議案第79号
〇議長(松本 勉君) 日程第7、議案第 79 号 壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正
する条例の制定についてを議題といたします。
質疑を受けます。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 今回の壮瞥町国民健康保険税条例の一部の改正について、町民の
皆さんにその内容をやはり理解してもらうことが一番大切でないかという観点から、以下
質問したいと思います。
国保会計の健全化のために後で審議されます議案第 82 号とも関連しますが、国保税だ
けでは運営できず、一般会計からの繰入金でどうにか運営されているのが現在の壮瞥町の
国保会計と私は認識しております。そこで、今回提案説明にもありましたが、毎年平均
2,670 万程度を一般会計から繰り入れていることが続いておりますが、今回の改正でその
うち 1,000 万円を補いたい。その方法として2カ年かけてとの説明でしたが、この条例の
施行が 28 年4月1日ですので、28 年度から実施となりますけれども、この 1,000 万円の
うち 28 年度ではどの程度補う考えか伺いたいと思いますし、2カ年というのは2カ年続
けてという提案説明がありましたので、多分 29 年度もと考えるのですが、このことで間違
いないか、最初に伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
国保財政につきましては、議員おっしゃるとおり国保会計におきましては過去5年間の
平均で毎年約 2,600 万円の赤字補填をしている状況でございます。説明にもありましたと
おり、そのうち 1,000 万円を税率改正により確保したいと考えております。確保の方法に
つきましては、おっしゃるとおり 28 年度と 29 年度に分けて行いたいということなのです
けれども、その金額としましては平成 28 年度で 400 万円、さらに平成 29 年度では 600 万
円というふうに考えておりますけれども、29 年度分につきましては 28 年度中の国保の運
営協議会とか、そこに諮りながら検討していきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 1点目わかりました。
2点目、国保会計というのは、勤務者だとか、いろんな関係で入っていない方もいらっ
しゃるのですけれども、国保会計の構成世帯の中でやはり一番多いのは国民年金受給者で
ないかと思われるのです。そこで、国民年金だけであれば多分税の上では所得ゼロとなる
と思うのですけれども、この所得ゼロの方が 27 年度の所得割 4.40%が今回 4.91%になっ
たとき、どのぐらい増額になるのか、また 27 年度の均等割1万 2,000 円が 28 年度から1
万 3,500 円に改正になったときの負担額、それからまた現在平均割で2万 4,000 円が2万
7,000 円に改正されることになるのですけれども、このときの負担額、そして所得ゼロの
方の1年間の負担増はどのくらいになるのか伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
まず、
国民年金受給者のみの世帯、
国民年金を受けている世帯の低所得者ということで、
所得がないということなのですけれども、この世帯が一番多くて、全体で大体 250 世帯ぐ
らいになるかというふうに考えております。こちらいわゆる低所得者世帯という方なので
すけれども、今回所得割、税率 4.4%を 4.91%に上げさせていただきたいということなの
ですが、所得がありませんので、この所得割が上がることに対する税負担というのはない
ことになります。所得がないので、税負担はないということになります。また、均等割は
1万 2,000 円から1万 3,500 円ということで、
1人 1,500 円上がるわけなのですけれども、
低所得者世帯は軽減という措置がありますので、実際には夫婦2人暮らしであっても実際
の増加額は年間で 900 円程度というふうに考えております。また、平等割につきましても
こちら2万 4,000 円から2万 7,000 円ということで、3,000 円ほど負担増になるのですけ
れども、こちらやはり同じように軽減措置がありまして、実際には 900 円程度の増額とい
うふうに考えております。なので、こういった国民年金だけを受給している、いわゆる低
所得者世帯の年間負担額としては 1,800 円程度になるというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) わかりました。年間で 1,800 円と申しますと、月割りにして大体
150 円ですよね。そういう面では、やはり国民健康保険の構成している皆さんには月額 150
円程度負担をぜひお願いしていただきたいなと。
改正になればお願いするのですけれども、
していただきたいなと思います。
そこで、低所得者だけ、余り私低所得者という言葉好きでないのですけれども、所得ゼ
ロとなった人以外にもやはり企業年金だとか、共済年金だとか、いろんな年金受けて、例
えば所得が 130 万円の方、また 300 万円だとか、多くて 800 万円程度の所得のある方、そ
れぞれどの程度この改正によって増額になるか、これももしも承知していれば説明願いた
いと思います。
〇議長(松本 勉君) 議員、具体に 300 万、800 万という数字でということですか。
〇1番(佐藤 忞君) 130 万、300 万、800 万という。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
所得については、それぞれやっぱり一人一人違うので、何とも正確にということではな
くて、本当にもう大体にということでご理解いただければというふうに思うのですけれど
も、今のお話で 65 歳以上で企業年金ですとか厚生年金を受けているような方で、大体収入
が 130 万円ということなのですけれども、の場合ですと所得割、均等、平等割を計算しま
すと、一概には言えないのですけれども、おおむね年額1万円から1万 1,000 円くらいの
負担額になるかなというふうに考えております。
また、現役世代、大体 300 万から 350 万ぐらいの収入ということなのですけれども、こ
ちらも同じように一概には言えないので、必ずしもということではないのですけれども、
おおむね3万円から3万 1,000 円程度の負担というふうになるかなと見込んでおります。
また、もう一パターン、高額な人です。高額になるような方につきましては、今回限度
額の改定もさせていただくということもありまして、大体 10 万円前後くらいの増額にな
るのではないかなというふうに見込んでおります。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 4番、森太郎君。
〇4番(森 太郎君) このたび税率が改正される部分と均等割が上がる部分、平等割が
上がる部分が予定されると思うのですけれども、以前の協議会でもちょっとお話は伺った
のですが、他市町村との税率等の比較の状況がわかればそれをお教えいただきたい。
それと、30 年度から都道府県との共同運営になると。その部分については、先般もまだ
どういう状況になるか示されていないというようなことでしたけれども、今後その辺がい
つごろ示されるのか、その辺の状況がわかればお知らせ願いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
まず、税率の関係の他町村との比較ということなのですけれども、今回所得割につきま
しては 4.4%から 4.91%に上げさせていただきたいということなのですけれども、近隣で
は洞爺湖町では所得割の税率が 8.7%となっております。また、豊浦町は 6.0%、伊達市は
8.5%というふうになっております。また、均等割につきましては、当町今回1万 3,500 円
ということでさせていただきたいと思っているのですけれども、洞爺湖町におきましては
均等割1万 6,000 円、豊浦町につきましては1万 5,000 円、伊達市につきましては2万
5,000 円というふうになっております。また、同じく平等割、世帯割です。平等割につき
ましては洞爺湖町が2万 5,000 円、豊浦町が2万 2,000 円、伊達市が3万円ということに
なっており、近隣の町村の税率についてはこのようになっております。
それと、もう一点共同運営の関係だったのですけれども、一応平成 30 年から国保財政運
営は都道府県との共同運営というふうに言われております。それで、その中で税率という
か、料率というところが決められるというふうには思うのですけれども、聞くところによ
りますと標準税率というのが示されるようで、これは全道一律なのかなと思ったら、そう
ではなくて医療費の高い、低いとかというのもあることから、標準税率というのを北海道
のほうが各市町村ごとに定めるというふうな情報を得ております。それで、いつ示される
かというのは具体的には示してはいないのですけれども、聞くところによると来年、年明
け以降にそういう標準税率が示されるのではないかというふうに伺っております。またそ
ういうのが示されましたら、お知らせをしたいと思いますので、よろしくお願いいたしま
す。
〇議長(松本 勉君) そのほかございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 79 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 79 号 壮瞥町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい
ては原案のとおり可決されました。
◎議案第80号
〇議長(松本 勉君) 日程第8、議案第 80 号 公の施設に係る指定管理者の指定につい
てを議題といたします。
質疑を受けます。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 今回提案されます公の施設に係る指定管理者の指定についてには
異議はありませんけれども、やはり議会が議決するには理解を深めておくことが必要でな
いかという観点から質問いたします。
今回の提案は、
壮瞥町公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例がありまして、
またその手続に関する条例の施行規則があります。これによって行われているので、落ち
度はないのですけれども、議案提案説明の中に 11 月 25 日開催の壮瞥町指定管理者選定審
議会において適当と選定されたということでこれが提案されておりますけれども、この審
議会の委員は施行規則第3条に学識経験のある者、その他町長が適当と認める者、町職員
のうち指定管理者の指定に係る選定を行う審議について関係のある者で、町長が委嘱し、
または任命するとありますけれども、今回の指定管理者審議会委員はどなたに委嘱または
任命しているのか。
もう一点、第4条に審議会に会長を置くとなっております。会長はどなたがなっている
のか、これ最初に伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、商工観光課長。
〇商工観光課長(齊藤英俊君) 今の質問にご答弁申し上げます。
まず、指定管理者の選定審議会の委員でございますが、副町長である杉村副町長、それ
から総務課長の工藤課長、経済環境課長の山本課長、建設課長の作田課長、企画調整課長
の庵課長、それから外部から商工会の経営指導員であります松原指導員を任命させていた
だいております。
また、この会長につきましては副町長の杉村副町長にお願いしております。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 構成委員だとか会長についてはわかりました。
そこで、今回提案の議案名は公の施設に係ると。公の施設ということが頭に来ておりま
す。この公の施設の定義は、平成 17 年3月に制定の壮瞥町公の施設の管理に関する規則と
いうのがあるのです。この中でそれぞれの公の施設を列記しております。そして、平成 17
年3月に制定したものですから、情報館については平成 21 年ころオープンしているので、
その条例の中に公の施設の中に情報が入っていないのです。そこで、やはり第2条の(1)
の公の施設の条例の中にそうべつ情報館をきちっと位置づけすることが必要でないか、そ
れから(2)も公の施設が列記されておりますけれども、その中にも公の施設として情報
館を入れること、もう一つ、
(7)で、これはたしか北の湖記念館等が(7)に書いてある
のですけれども、
(8)に情報館をきちっと位置づけることが必要でないかと考えました。
といいますのは、私はこのようないろんな条例などに係るものを提案されたとき、一通り
条例を読んでおります。そういう中で今回規則の中に情報館が欠落していることを見出し
たものですから、やはりここを整備することが必要でないかなと思いますけれども、この
ことについてどのようにお考えになるか伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 暫時休憩とします。
休憩 午前10時22分
再開 午前10時24分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁、副町長。
〇副町長(杉村治男君) 私のほうからご答弁いたします。
公の施設の管理に関する規則等については、議員おっしゃるとおり平成 17 年に最初に
つくられております。当時その中に列記をされておりますが、情報館についてはその後に
建設をされたということで、個別法で個別の条例を設けておりまして、その中にこの指定
管理者の指定についてはさきにも申し上げました公の施設に係る指定管理者の指定手続に
関する条例のほうに委ねるという表現を使って条例をつくっておりますので、当時のいき
さつはわかりませんが、条例上の取り扱い方については問題がないというふうに認識して
おります。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) わかりました。
そこで、やはり私は一つの規則なり条例を見て、わかりやすいものにしておいたほうが
いいのでないかなという観点から申し上げたのです。といいますのは、公の施設の管理に
関する規則、これは 17 年に制定されて、今答弁にあったように情報館は 21 年ころだった
と思うのですけれども、制定しております。ですから、やはりそのときにここもきちっと
入れたほうがわかりやすいのでないかなという観点から質問したのですけれども、規則に
委ねるという言葉があるからいいと。それでいいかもしれませんけれども、やはりきちっ
として、どなたが見てもわかるようなものにすることがいいのでないかと考えますけれど
も、そのことは間違いでしょうか。
〇議長(松本 勉君) 副町長。
〇副町長(杉村治男君) 私のほうからご答弁いたしますが、条例のつくり方については
一定の決まりがあって、それに基づいてつくらせていただいております。議員おっしゃる
とおり、誰が見てもわかりやすい形というのは理想ではあるというふうに認識しています
が、場合によっては今回ご指摘のように個別の条例をつくって、その中で委ねるという方
法も間違いではございませんので、そういった観点でわかりやすい条例のつくり方につい
ては今後検討しながら進めていきたいというふうには思いますが、一定程度の決め事に沿
って進めておりますので、そういった観点である程度はご理解いただきたいなというふう
に思います。
〇議長(松本 勉君) ほかにございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 80 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 80 号 公の施設に係る指定管理者の指定については原案のとおり可決
されました。
◎議案第81号
〇議長(松本 勉君) 日程第9、議案第 81 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第
13 号)を議題といたします。
最初に、事項別明細書、歳出についてページごとに受けます。一般2ページから。ござ
いませんか。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 4番の戸籍住民基本台帳費について理解を深めたいので、質問い
たします。
今回購入されるパシッドというの、これPASiDと書いてパシッドと読むそうですけ
れども、どのような機能を備えたものか、まず最初に伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
この機械で、ちょっと表現がわかりにくくて申しわけなかったのですけれども、これカ
ードプリンターということになります。カードプリンターというのは、マイナンバーカー
ド、個人番号カードですとか、あと最近皆さんのところに送られていると思うのですけれ
ども、個人番号の通知カード、これの裏面に住所情報なんかを印刷するためのプリンター
ということになっております。その専用のプリンターということでございます。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 機能はわかりました。
そこで、この印刷されるのは、裏面に印刷するシステムということは理解するのですけ
れども、これは今の説明によると住所変更だけですね。ほかの印刷機能というのは、印刷
するものは想定されていないのですね。このことについて伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
こちらのマイナンバーカードですとか、個人番号通知カード裏面なのですけれども、お
っしゃるとおり住所、転入したりですとか、例えばあとは家を転居したりだとか、必ずカ
ードを持って歩くことになりますので、住所が変わったときに新しい住所の情報が印刷さ
れるということになります。また、想定されますのは、女性の方で結婚されたりなんかし
た場合、名前が変わったりするので、そういったような名前が変わったというような情報
も想定されるかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 4番、森太郎君。
〇4番(森 太郎君) この戸籍住民基本台帳費で説明受けるのがいいのか、企画費で受
けるのがいいのか、ちょっと迷っているのですが、マイナンバー制度、各家庭に通知され
ていると思うのですが、いろいろマスコミ等では不手際が発生して、不手際というよりも
居所不明等が発生して到着していないケースがあるということがよく述べられております
けれども、本町の状況はどうなっているのか。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
本町の個人番号の通知カード、11 月の 10 日ぐらいから順次発送されておりまして、全
世帯なので、大体 1,300 世帯に発送されているというふうに聞いております。もともと施
設なんかに入っているがためにもういないという方は当然最初から返ってきますし、あと
届けたけれども、不在のために一定期間郵便局で保管をしてくれるのですけれども、その
後戻ってきたというのもありまして、最初役場のほうには 114 通戻ってきておりました。
戻ってきてはいるのですけれども、それぞれご本人さんがとりに来ていただいたりとかと
いうことで、今現在はまだ届けられていないのが 49 通あります。これにつきましては、来
週以降に文書を出しまして、そういうのがあるので、とりに来てくださいというような通
知をして、来てもらってお渡しするというような手続をしたいと思っております。
あと、トラブルとかということなのですけれども、何件かは来たのだけれども、全くわ
からなくて捨ててしまったからもう一回出してくれとかという人も1人おりましたし、あ
とは個人の、もしかしたら本人が勘違いかもわからないのですけれども、私の分だけ入っ
ていなかったというような、そういう話もありますけれども、詳細はちょっとわからない
のですけれども、そういうのが何件かはあります。そんな多くはないのですけれども、そ
ういった問い合わせが何件かございます。
状況としては以上でございます。
〇議長(松本 勉君) ほかに2ページございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、一般3ページ。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 企画費について伺いたいと思います。
行政情報システム運用管理事業として、今回導入されるマイナンバー制度開始に係るセ
キュリティー、これが強化されるということで補正出ていると思うのですけれども、機械
借り上げ料 66 万 5,000 円はどのような機器かということです。機械か。また、今回補正す
るものですから、数カ月で 66 万 5,000 円となると1月から3月まで単純に3カ月で計算
すると月 20 万くらいになりますよね。そこで、今回補正するのですけれども、次年度これ
が継続していくのかどうか、そしてどの程度この借り上げ料が次年度に生じてくるのか、
これについて最初に伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、企画調整課長。
〇企画調整課長(庵
匡君) ご答弁申し上げます。
この借り上げ料の中身ですが、こちらはレンタルパソコンの 84 台分、それとレンタルの
プリンターを1台ということになっております。ご指摘のとおり、3カ月分の経費でござ
いまして、これについては次年度以降も継続をしていく予定でおります。月額幾らという
契約になりますので、単純にこの4倍が来年1年間、3カ月掛ける4倍での 12 カ月分を来
年度予算に要求をしていくという予定でございます。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) わかりました。そこで、やはりパソコン 84 台となると、例えば一
気に購入すると1台 10 万円にしても 840 万円になりますよね。そういう面でレンタルと
いうのは一つのいい方法でないかと思います。
そこで、その次に機械器具費で高額の 1,456 万 2,000 円、これもやはりセキュリティー
に関する備品でないかと思いますけれども、これ具体的にどのようなものか伺いたいと思
います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、企画調整課長。
〇企画調整課長(庵
匡君) ご答弁申し上げます。
こちらの機械器具購入費のほうにつきましては、大きく分けて3つのシステムを導入し
ようとしております。1 つは、ネットワークの強化用の機器ということでございまして、
以前に9月の定例会でマイナンバー導入を契機にネットワーク分離という、今まで町のほ
うではネットワーク1本でインターネットも基幹系のシステムも情報共有していたのです
が、それを分離しなければならないということをお話をしていたかと思うのですが、そう
いった形に伴いまして通信料が増大していきます。それに耐え得るネットワークにすると
いうための機器がこのネットワーク機器でございます。それと、あと2つ、ADサーバー
とWSUSサーバーというのですが、これはパソコンといいましょうか、そういう端末が
これからもどんどんふえていくのですが、現状では個別管理というような形になっていま
す。ただ、今後のセキュリティー対策を考えたときに一元的に集中管理をしていく必要が
あると。これは国のほうからも提案といいましょうか、指導といいましょうか、受けてお
りまして、そういった形で例えばウィンドウズですとか、マイクロソフトとか、そういっ
たものの更新プログラムであったり、あるいはさまざまな設定、それを1台のサーバーで
集中的に管理する。要はガードを強くする、漏れがないようにする、そういうための機器
類2つと合わせて計3つの整備がこの経費の内訳でございます。
〇議長(松本 勉君) ほかに3ページございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、一般4ページ。
4番、森太郎君。
〇4番(森 太郎君) 農林水産業費、農業費の農業振興費、中山間地域等直接支払制度
交付金事業の関係ですけれども、これたしか事業実施者は農協で、そして町営牧場の整備
を実施しているということだと思うのですが、今年度は事業の実施がないという、事業の
中止ということですか、全額落とされていると。これについては、もう町営牧場で整備す
る箇所がないという理解なのか。
それと、さらに今回事業中止で例えばTPP対策といいますか、TPP対応で畜産関係
の振興という部分では、町営牧場の活用というのはこれから重要になってくる部分もある
と思うのですが、
その際に復活はあり得るのかという、
その辺をお聞きしたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君) ご答弁申し上げます。
中山間の地域の直接支払交付金制度につきましては、農協が事務局となりまして、立香
と上久保内の各牧場を含んだ集落という形で協定を結んで事業を行っているところでござ
いますけれども、議員おっしゃるとおり今回は一応 27 年度予算要求をし、当初予算に上げ
ておりましたが、北海道のほうにも交付金の申請まで行って割り当て内示を受けたところ
でございましたけれども、その事業者である集落、農協のほうから辞退をするということ
で、
事業中止ということになりました。
というのもこれまで対策やってきましたけれども、
着手してから 10 年以上経過をしておりまして、集落協定の参加している事業の農業者さ
んの中でも高齢化がかなり進んできたのとけがをされてできなくなったという方もおりま
して、集落の中で協議を重ねた結果、体力的に困難であるということで事業を中止したと
いうところでございます。現状において上久保内牧場については、その前にこの事業を活
用して草地改良等を行っていると。今回は2期、3期で立香牧場のほうを行ってきたわけ
でありますけれども、ある程度のところまで牧柵の改修ですとか、草地の更新もおおむね
達成したということもあったのと現在の牧場の利用度合いも含めてこの程度でとりあえず
は利用はできるであろうというところでございます。
今後のTPPも含めた中で、畜産振興の中での活用方法でございますが、今まで頭数も
特に牧場、牛の入牧については少なかったわけでございますけれども、大きい飼養農家さ
んのほうで疾病対策が3年間続いておりましたもので、それが本年の 10 月 31 日をもって
その対策が終了したということになりまして、その方の意向をお伺いしますと来年度より
牧場にも牛をある程度預けたいというご希望もあるということですので、今後来年度以降
については疾病対策が終わったということで利用も飛躍的にふえるのかなというふうに考
えております。したがいまして、その中でこの事業、これは直接支払制度の一つがこの中
山間の直接支払制度でございまして、
今後も国等での予算確保が見込まれておりますので、
そういう利用した中で集落の中できちっとできる体制が整えば、当然この事業の復活もあ
り得るのかなというふうに考えておりますので、その中身につきましては農協など、また
集落をこれから再構築をして復活をしたいというところであれば、役場といたしましても
協力はしたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 私は、2番の林業費について伺いたいと思います。
当初予算で林業費の森林環境保全事業整備事業として 1,639 万 9,000 円を計上して、今
回 97 万 3,000 円を減額しますから 1,542 万 6,000 円でこの事業を行ってきたと思います。
このように当初予定していた事業ができなかった理由、これは希望者がなかったといえば
それまでかもしれませんけれども、予定した事業が達成できなかった理由、それともう一
つは、この事業が 97 万 3,000 円が減額になるよという、事業が確定したのは何月ごろでし
たか。最初に伺いたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君) ご答弁申し上げます。
この森林環境保全整備事業の減額分についてでございますけれども、基本的に予定して
いたヘクタール数量、これは全て完了していると。なぜこの分の減額になったかといいま
すと、町有林における森林環境保全整備事業3種類ございまして、植林と下刈りと間伐と
いうのがございます。そのうち間伐のヘクタール当たりの施工単価、これが減少したこと
によって執行残が出たという内容でございます。これらの下刈り、間伐等につきましても
事業は全て秋のうちに終わっている内容のものでございまして、それを受けて今回減額を
しているという内容のものでございます。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 減額の理由わかりました。
そこで、今度は3で未来につなぐ森づくり推進事業、これは当初予算見ますと 378 万
3,000 円が計上されております。そこで、この事業推進足りないから2番の環境保全整備
事業で余った経費をこちらに振り向けたと思うのですけれども、当初 378 万 3,000 円で事
業をするための希望をとったと思うのですけれども、そのときにはどの程度の希望、計画
していたよりも多かったのか、そして提出された方から補正を組んででも取り組んでほし
いという強い要望があったのか、このことについて伺いたいと思います。
そして、もう 12 月で雪も降ってまいりました。このような森づくり推進事業を冬期間で
完了することができるのかどうか、冬に向かいますので、ちょっとそこは心配な面あるの
ですけれども、これは年度内に完成できるのかどうか、完了するのかどうか伺いたいと思
います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、経済環境課長。
〇経済環境課長(山本貴浩君) ご答弁申し上げます。
未来につなぐ森づくり推進事業につきましては、先ほどの事業は町有林ということです
が、これは民有林の植林に対する事業というところの内容でございまして、これにつきま
してはどの程度当初希望があったかというところでございますけれども、
おおむね 14.7 ヘ
クタールほど年間のところで希望があったというところでございます。今回実施したい民
有林の中で、所有している方が伐採をされる方がおりまして、植林をしたいという希望が
あったのがおおむね3件で5ヘクタール程度の増加があったというところでございまして、
今回これの事業を一手に受けて担っている森林組合のほうからの強い要望等、当然中で北
海道の補助も入っておりますので、北海道のほうも予算の都合をつけたということもござ
いまして、町のほうにおいても増額という形で予算をつけているという、要望があったた
めでございます。今回 12 月で予算をつけますけれども、この植林につきましてはおおむね
今月いっぱいに全て終わらせて、完了検査等も含めて、雪の中でもこれまでやったことも
ございまして、年度中には完了も含めて全て終わるという内容でございます。
〇議長(松本 勉君) ほかに4ページございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、一般5ページ。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、歳入について、一般1ページ。ございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、給与費明細書について。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、第1表、歳入歳出予算補正及び第2表、債務負担行為補正
について。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 次に、条文及び補正予算全体について。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 81 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 81 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 13 号)については原案
のとおり可決されました。
◎議案第82号
〇議長(松本 勉君) 日程第 10、議案第 82 号 平成 27 年度壮瞥町国民健康保険特別会
計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
質疑を受けます。全体について。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 質問したいと思います。
先ほども議案の中で国保税の値上げということがありましたけれども、この国保会計を
見ておりますと療養給付費、これが国保会計の中で占める総体予算が相当ふえてきている
のが現実でないかと思うのです。それで、今回 4,446 万 6,000 円を補正するのですけれど
も、これを年度別に調べてみました。25 年度の決算を見ますと2億 8,925 万 5,000 円、26
年度の決算では2億 7,959 万円、そして今回 4,446 万 6,000 円を補正しますと3億 2,633
万 4,000 円になります。パーセントにすると、前年度に比べると 16.7%もこの給付費がふ
えることになるのです。そのようなことから考えてみますと、壮瞥町の給付費は全道でも
上位のほうでないかと思います。これは、10 月号の広報そうべつの中にも書かれておりま
したけれども、大変上位のほうでないかなと。そこで、やはり町民の皆さんに、給付費を
できるだけ少なくするためには健康管理が大変大切でないかと思うのです。そこで、ただ
単に壮瞥町は全道で何番目ですよということでなくて、もしも承知していれば1人当たり
の給付費が全道で一番安いところだとか、一番高いところなど、町村名は聞きたくありま
せんけれども、そういう一番低いところ、一番高いところ、そして壮瞥は何番目というよ
うに、まず最初にお聞きしたいなと。
そして、給付費をできるだけ少なくするためには、私たち町民一人一人が日常生活にお
いて健康に留意して健康づくりに励むことが大切でないかな。そのためには、やはり食事
等についても十分配慮していくことが必要と思います。そこで、このように壮瞥町の給付
額がどんどん、どんどんふえていく原因、これをやはり検証してみることが必要でないか
なと思います。保健師等が日常指導活動されていると思うのですけれども、国民健康保険
に限らず壮瞥町民全体の健康状態、そして特徴的なもの、壮瞥町はこの点が特に欠けてい
るだとか、この辺が一番多いだとか、そういうものがあれば、承知していれば説明してい
ただきたいなと。そして、今度は国民健康保険だけに限った場合、特に壮瞥町で多く見ら
れる疾病だとか患者等について承知していれば、その内訳等についても伺いたいと思いま
す。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
議員ご指摘のとおり、国民健康保険の医療費、年度によって若干波はあるのですけれど
も、医療費は増加しているという状況でございます。その中で質問にありました医療費の
全道的な位置づけといいますか、壮瞥町の位置づけということなのですけれども、25 年度
の実績でお知らせしたいと思うのですけれども、壮瞥町の国民健康保険の1人当たりの医
療費は 25 年度実績で1人当たり 43 万 6,641 円というふうになっておりまして、全道 157
保険者があるのですけれども、その 14 位、本当に上位のほうに位置しております。それ
で、一番高いところなのですけれども、一番高いところは1人当たり 52 万 6,295 円となっ
ておりまして、逆に一番低いところですと 22 万 4,090 円ということになっておりまして、
壮瞥町と比較しますと大体2倍近い差があります。壮瞥町は1人当たり高くて全道 14 位、
43 万 6,641 円となっております。これ 25 年度実績なのですけれども、26 年度は手元資料
で順位は出ていないのですけれども、
26 年度の壮瞥町の1人当たりの医療費については 42
万 4,000 円ということで、若干下がってはいるのですけれども、ただ全道順位は出ていま
せんけれども、多分高いところに位置しているのだろうなというふうに考えております。
それとあと、住民の健康状態ということなのですけれども、生活習慣病健診の結果から
見まして、特徴的なものとしては高血圧、あとは高血糖、高脂血症というのが多いという
ことになっております。この高血圧、高血糖、高脂血症というのは、壮瞥町に限らず全国
的に高いようです。また、国保の医療費ベースで見たときにどの分野の医療費が多いかと
いうことなのですけれども、一般的にはがん治療が多いのですけれども、壮瞥町がん治療
も多いのですが、壮瞥町では国保の医療費だけを見ますと精神疾患が一番多いです。その
次にがん、そして3番目に骨とか関節、整形外科関係だと思うのですけれども、そういっ
たような順番になっておりまして、壮瞥町の特徴としては精神疾患の医療費が高いという
ことになっております。
また、お答えになっているかどうかわからないのですけれども、医療費の中で1件 100
万円以上という要するに高額な医療、疾病別はちょっとわからないですけれども、1件 100
万以上の高額な医療というのが平成 25 年度が結構高くて、年間でそういう方が 24 件あっ
たのですけれども、今年度においては今の時点で、半年の時点でもう 100 万以上の方が 24
件あります。なので、このままいくと本当倍の 48 件ぐらいになるぐらい高額な医療という
のがふえております。ちょっとその疾病中身、どういう病気かということまでは分析はさ
れていないのですけれども、そういうような状況で医療費が高くなって、それで今回医療
費の補正をさせていただいているということでございます。
先ほどの健診の関係、
健康づくりの取り組みとしましては、
生活習慣病の健診ですとか、
あとはがん検診ですとか、そういったようなことに取り組んでいるということでございま
す。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) その後の指導のことを聞いているのだと思いますけれども。
〇住民福祉課長(阿部正一君) 済みません。それで、健康状態の関係だったのですけれ
ども、生活習慣病健診の結果で高血圧が多いということなのですけれども、高血圧の原因
としまして、
塩分摂取ということがありまして、
減塩対策ということで健康指導ですとか、
減塩教室ですとか、そういうようなものがあって、保健指導とか健康教室を実施して減塩
対策ということに取り組んでいるという状況でございます。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) 大体壮瞥町の医療費が高いということでわかりましたけれども、
そこで今度は高額医療費、これを見てみますとやはり年々ふえているような気がいたしま
す。そこで、今回 719 万 4,000 円を計上しておりますけれども、昨日の提案説明の中に高
額医療費の 70 歳未満の保険者負担分、これが3段階から5段階に改定になったために増
額したのですよという説明がありましたけれども、この内容をちょっと知りたいなと思い
ますけれども、もしも承知していれば説明願います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
高額療養費の改定内容なのですけれども、支払った医療費が高額になったとき、高額療
養費というのが支給されるのですけれども、その支給額につきましては所得の区分によっ
て計算されます。今までは、所得の区分が低所得者、一般所得者、上位所得者という3段
階だったのですけれども、一般所得者と上位所得者がそれぞれ2段階に分けられまして、
全部で5段階というふうになりました。まず、一般所得者なのですけれども、一般所得者
は今まで所得 600 万以下というような区分だったのですが、それが 210 万円以下というも
のと 210 万円から 600 万円というふうな区分に分けられました。これによって 210 万以下
という区分では、自己負担が今までは8万数千円だったものが5万 7,600 円というふうに
引き下げられまして、2万二、三千円ぐらいになるのでしょうか。引き下げられたので、
その分高額療養費として支給する額がふえるということになります。この対象世帯数は、
国保世帯って全部で大体 480 世帯ぐらいあるのですけれども、今言った 210 万以下世帯の
対象になる世帯が今年度ベースでもって 216 世帯ございます。それと、あとまた上位所得
者、高額所得者なのですけれども、上位所得者につきましては今まで 600 万円を超過とい
う区分だったのですけれども、それが 600 万円から 901 万円までというのとあとは 901 万
円を超過という区分に分けられました。こちらは逆に自己負担額が引き上げられましたの
で、その分高額療養費として支給する額は減ることになるのですが、ただ該当するような
高額な所得者が余りいないので、影響は少ないというふうに考えております。
改正内容としましては以上でございます。
〇議長(松本 勉君) これより休憩といたします。再開は 11 時 15 分といたします。
休憩 午前11時05分
再開 午前11時15分
〇議長(松本 勉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
1番、佐藤忞君。
〇1番(佐藤 忞君) これで最後の質問にしたいのですけれども、壮瞥町の国保会計の
健全化のために広報そうべつで8、9、10 と3回にわたって国保会計についての事業につ
いてのPRといいますか、広報活動をしております。そして、10 月号を見ますと、国保会
計の健全化に向けて町民の皆さんに協力と理解を求めております。その中を見ますと、健
診を受けましょうということが1点目、2点目に重複受診、それと緊急以外の時間外受診
をやめましょう、3番目にかかりつけ医を持ちましょう、そして4番目にジェネリック医
薬品を活用しましょうという4つのことが書かれております。これは、壮瞥町だけでなく
て全国民がこれを承知し、実践していくことが必要と考えますけれども、その中でもやは
りジェネリック医薬品など壮瞥町の場合は、今は病院行くとジェネリックはありませんと
かなんとかということを書かれている処方箋見ることがあるのですけれども、こういう実
態はどうなのかなということです。そして、もっともっとこれをPRしていくことが必要
でないかなと考えております。
そこで、やはり健康管理というのは町がやるから一人一人が健康になるのではなくて、
私たち一人一人が日常生活の中で健康管理について自分の健康は自分で守るのだという意
識を持っていかなければならないと考えている一人なのですけれども、そのために壮瞥町
では各種健診を積極的に取り進めております。私も欠かさずそれを受けていて、結果が悪
ければ病院へ行って、再度受診もことし2回ほどしましたけれども、その結果は心配ない
よということで安心しているのですけれども、やはり一人一人が自分の健康については自
分で守るということが最大のものでないかと考えておりますけれども、その中で果たす保
健師の役割というのは大きいと私考えているのです。そこで、現在の壮瞥町の保健師活動
の現状、そして 27 年度ももう既にあと3カ月を残すだけとなりましたけれども、今さら終
わりになって聞くのもおかしいのですけれども、27 年度保健師活動この点について重点的
に取り組んできましたよ、そして中間ではあるけれども、取り組んだ成果はこういうもの
がありますよということをもしも承知していればお話ししていただければ、これからの私
たち一人一人の健康づくりに役立つのではないかと思いますので、よろしくお願いしたい
と思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁は、医療費軽減につながるような取り組みの列挙されていま
したが、その辺の具体的な取り組みがあるかどうかと後段の保健師のかかわりについてと
いうことでよろしいですね。
答弁、住民福祉課長。
〇住民福祉課長(阿部正一君) ご答弁申し上げます。
前段の分、広報の中で出した関係だったのですけれども、健診に関しましては正確に受
診率とかと把握はしていないのですけれども、生活習慣病健診で大体 50%ぐらいの方が受
診していただきまして、全道1位ではないですけれども、全道的にも高い受診率だという
ことでございます。また、重複受診ですとか、かかりつけ医については、申しわけないの
ですけれども、ちょっと状況は把握はしていない状況です。申しわけございません。ジェ
ネリックの関係だったのですけれども、ジェネリック医薬品につきましては今年度後発医
薬品の使用促進、差額の分析と通知というのを実施しておりまして、どういう状況かとい
うのを分析して、
各受診者の方に通知するということをやっております。
その中の分析で、
壮瞥町の現状なのですけれども、今現在は先発品と後発品の比率でいうと、先発品が6割
ぐらいで後発品が4割ぐらいというような状況になっております。これは何ぼとかという
のはないのですけれども、一応国のほうでは先発品を4割ぐらい、後発品を6割ぐらいと
いうのを義務でも何でもないのですけれども、そういうのを目指しているということなの
ですけれども、今現在壮瞥町の現状としては先発品が大体6割ぐらいを占めているという
ような状況でございます。
また、保健師活動の現状と重点的な内容ということなのですけれども、保健師につきま
しては正職の保健師4人と嘱託保健師が1人の計5人ということで、1人は育児休暇で休
暇中なので、実質4人という活動になっております。内容としましては、前から申し上げ
ているとおりなのですけれども、健康相談ですとか健康教室を中心に各種健診を実施した
りですとか、健診未受診者に対する指導をしたりですとか、また性教育、母子保健、成人、
高齢者保健、あと療育支援といったような活動を行っているということでございます。
今年度の保健活動の重点としまして、母子保健のほうでは安心して妊娠期を送れるよう
な支援体制の整備と、あと成人や高齢者保健では生活習慣の見直しですとか、あとは認知
症予防の推進ということを重点として取り組んでおります。成果としまして、子供の出生
につきましては出生予定数今年度9名ということでちょっと少ないのですけれども、その
分十分な相談といいますか、きめ細かな対応をしているということでございます。また、
健診の関係では、今年度の成果ということではないのですけれども、平成 25 年度に肺がん
検診の受診率が 69.1%ということで全道1位ということがありまして、平成 25 年度全道
1位、69.1%ということであります。今年度の肺がん検診の受診においても 69%まではち
ょっといかなそうなのですけれども、それでも 60%以上の高い受診率が見込まれていると
いう状況です。あと、生活習慣病健診のほうでは、今年度あした冬の健診というのが行わ
れるのですけれども、それも含めて受診予定者数は 610 名ということになっております。
昨年度の受診者が 647 名でしたので、それと比べると若干少ないのですけれども、それで
も今まで未受診だった方を勧奨しまして、過去2年間健診してきていなかったという方を
指導しまして、10 名以上の方が受診してくれたというようなこともあります。また、今年
度生活習慣病健診の中で脳の元気度チェックというのを実施をしております。ちょっとま
だ分析はしていないのですけれども、認知症予防に今後役立てていきたいなというふうに
考えております。
以上でございます。
〇議長(松本 勉君) ほかにございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 82 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 82 号 平成 27 年度壮瞥町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に
ついては原案のとおり可決されました。
◎議案第83号
〇議長(松本 勉君) 日程第 11、議案第 83 号 平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会
計補正予算(第4号)についてを議題といたします。
質疑を受けます。全体について。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 83 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 83 号 平成 27 年度壮瞥町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)に
ついては原案のとおり可決されました。
◎議案第84号
〇議長(松本 勉君) 日程第 12、議案第 84 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算
(第 14 号)についてを議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。
副町長。
〇副町長(杉村治男君) 今定例会に追加提案いたします議件は、議案第 84 号の1件でご
ざいます。その内容についてご説明申し上げます。
議案第 84 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 14 号)について。
平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 14 号)は、次に定めるところによる。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額 43 億 9,359 万 6,000 円に歳入歳出それぞれ 342 万
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 43 億 9,701 万 6,000 円とする。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算
の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」による。
事項別明細書、歳出からご説明をいたします。58 ページ、一般1ページです。総務費、
企画費で 342 万円の追加となります。こちらは、企画調整用務経費でございますが、ふる
さと納税制度についての案件であります。12 月1日からふるさとチョイスのウエブサイト
やクレジットカード決済の利用を開始したところ、12 月9日までに 339 件の申し込みが寄
せられました。このため返礼品用の特産品などの経費予算が不足するため、今後の見込み
推計により追加計上するものであります。
歳入につきましては、寄附金の一般寄附金で 600 万円の追加となります。
一方、繰入金、基金繰入金、財政調整基金繰入金で 258 万の減額となります。歳入の調
整となります。
第1表の歳入歳出予算補正につきましては、ただいま説明した内容の再掲でありますの
で、説明は省略いたします。
以上が今定例会に追加提案いたします議案の内容でございます。よろしくご審議くださ
いますようお願い申し上げます。
以上で説明を終わります。
〇議長(松本 勉君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
質疑を受けます。全体について。
8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) ふるさと納税が当初想定されたより 12 月入って大変伸びている
と。339 件というような報告もあったわけですけれども、民間の協力も得てフットワーク
もよくなったということもあるのでしょうけれども、壮瞥町にそういう形の中で関心を持
って応援してくださる多くの方がいらっしゃる、本当に感謝を申し上げたいなと思ってお
りますけれども、昨日の一般質問、それから3月のときの一般質問、ちょっとお話を申し
上げたのですけれども、いろんな形で壮瞥町の応援団、もしくはファンクラブ的なそうい
う部分で、このふるさと納税、ふるさとチョイスも含めて期待をしているところでありま
すけれども、12 月の申し込み、それ順次今後それぞれの事業所のほうから寄附された方の
ところに壮瞥産品が届くのかなと思っておりますけれども、その納税された方に対する例
えば礼状ですとか、そういう部分というのはどのように考えられているのかお伺いしてお
きたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、企画調整課長。
〇企画調整課長(庵
匡君) ご答弁申し上げます。
議員のご意見のとおりでございまして、今回制度改正して大幅にお申し込みをいただく
方がふえました。本当にありがたい寄附だなというふうに担当課としても感謝をしており
ます。お申し込みいただいた方につきましては、当然返礼品を送る際に今までも町長の名
前でお礼状を送付をしておりました。それについては引き続き継続をいたしますし、どこ
かの段階で町のPRできるようなものも送りたいというふうに思っていたのですが、今回
準備的になかなか整わないところもありまして、今年度から年度末ないしは年度明けにい
ただいた寄附金の使い道、どのように活用させていただいたということの報告を寄附者の
方全員に送るつもりでおります。その際に町のPRといいましょうか、そういったものも
加えますし、ぜひ来年度も寄附をお願いしますということのためのご案内といいましょう
か、そういったものも含めて送付をしようと思いますが、ちょっとタイミング的に今すぐ
はなかなか対応できなかったものですから、時期をずらしてフォローアップといいましょ
うか、継続してこの町とのおつき合いをしていただいて、ひいては議員のおっしゃるよう
なファンになっていただくような、そういう取り組みをしていきたいというふうに考えて
おります。
以上です。
〇議長(松本 勉君) 8番、長内伸一君。
〇8番(長内伸一君) わかりました。
これが一つの、いろんな形の中で、多分これ全国的にふるさとチョイスで数多くの、何
百種類、1,000 種類を超えるのでしょうか、相当の数の中で選んでいただいたと。何らか
のそれぞれのいろんなかかわりも含めて縁があったといいますか、そういう形でご寄附を
いただいている。月としては 12 月が一番多分申告の関係も含めて多いのだろうと思って
いて、想定以上に今回があるということも、私も想定以上だったわけですけれども、町と
してある意味町長名の礼状なり何らかの形で検討するということでございますが、本来で
あれば多分週明け以降、この方に農作物なり何らかのものが送られる。ある面で農産物が
多いとすれば農業なりのことも触れてもいいのかもしれませんが、せっかく送られたとき
にそこの中にあわせて町の礼状は礼状でまた別に出してもいいのかもしれませんが、その
事業所との連携の中でできれば統一した形がいいのかなと思うのですが、そういう形の品
物の中に一筆添える的な、そういう部分のお礼なり感謝の言葉、また壮瞥町のまちづくり
や、例えば農作物なら農作物のつくる取り組みに対する思いですとか、そんなのが本当は
一緒になって送られればいいのかなと実は思っていたのですが、多分それは間に合わない
のかもしれません。町とそれぞれの連携の中で、そういう感謝の思いと、それから次につ
なげていくような、ぜひそういう企画をご検討いただくべきではないかなと思っておりま
す。その辺についてのお考えをもう一度お聞かせいただきたいと思います。
〇議長(松本 勉君) 答弁、企画調整課長。
〇企画調整課長(庵
匡君) ご答弁申し上げます。
今回町として初めてこのような制度を入れるに当たって、裏話をすれば事業者さんの調
整なり品目の調整なり本当にぎりぎり紙一重で間に合ったという、そういう現状でござい
まして、残念ながらちょっと担当課としても準備が本当に準備万端いろんなことを想定し
て当日を迎えられればよかったのですが、そういう状況ではなかったということ、それか
ら件数的にも正直想定以上でございまして、若干後手に回っているところはございます。
ですが、議員がおっしゃることは本当に大事なところで、これをただの通販のような形で
終わらせてしまうと意味が半減してしまいます。ふるさとチョイスのホームページの中で
も今回使い道を少し変えまして、前は基金に積みますという言い方だけだったのですが、
具体的に写真と町の取り組みを、例えばフィンランドの派遣研修だったり、雪合戦だった
り、北の湖記念館の運営だったり、そういうものを具体的に明示をして、こういう町でこ
ういうことに使うのだということをうたった上で寄附をいただくように変えさせていただ
きました。そのような考え方に立って、今後も事業者さんにもご協力をいただいて、でき
るだけ統一的な、それぞれの産品に限らず町のPRであったり、いろんな分野でのPRで
あったり、交流につながるような、そのようなやり方を研究しながら、多少その事例も見
ながら進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(松本 勉君) ほかにございませんか。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
討論に入ります。
〔
「なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより議案第 84 号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第 84 号 平成 27 年度壮瞥町一般会計補正予算(第 14 号)については原案
のとおり可決されました。
◎各委員会の所管事務調査について
〇議長(松本 勉君) 日程第 13、各委員会の所管事務調査についてを議題といたします。
各常任委員長から閉会中に所管事務調査を、議会運営委員長から閉会中に次期定例会ま
での会期日程等議会運営に関する事項について所管事務調査を実施したい旨、それぞれ申
し出があります。
お諮りいたします。各常任委員長、議会運営委員長からの申し出のとおり閉会中に所管
事務調査を実施することにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(松本 勉君) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり閉会中に所管事務調査を実施することに決しまし
た。
◎閉会の宣告
〇議長
(松本 勉君) これにて本議会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
よって、平成 27 年壮瞥町議会第4回定例会を閉会いたします。
(午前11時37分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
議
署名議員
署名議員
長
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