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平成25年度公益財団法人しまね国際センター事業報告

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平成25年度公益財団法人しまね国際センター事業報告
平成25年度公益財団法人しまね国際センター事業報告
Ⅰ.多文化共生地域づくり事業
1.外国人・地域住民インフォメーション事業
来日して間もない外国人住民は、風土や文化の違い、日本語でのコミュニケーシ
ョンの問題など多くの困難や精神的不安を抱えている。そのため、外国人住民が地
域で円滑に生活していくための様々な情報を提供した。
また、地域住民に対しては、外国人住民に対する理解と国籍や民族の違いを超え
て外国人住民と共生する地域づくりの意義や大切さについて機関誌やイベントを
通じて広く広報した。
(1)外国人住民に対する生活ガイドの情報発信
ホームページやメールマガジンにより、生活に深く関係する情報を母国語で
得られるよう多言語で提供した。
・ホームページ:外国人住民のための生活情報、多言語サイト等
・メールマガジン:外国人向け多言語携帯メールマガジンの配信(週1回程度)
登録者数 英語145名 中国語80名 タガログ語75名
ポルトガル語 81名
合計381名
日本語メールマガジンの配信(月2回程度)
登録者数 286 名
(平成26年3月末)
主な情報提供内容:生活情報・イベント情報・防災情報等
「コミュニティ通訳ボランティア」、「日本語教室」、
「災害情報」、「暮らしのガイド(web版)」、
「外国人住民のためのサロン」
(2)多言語・多文化リソースの提供
多言語・多文化に関する各種の図書や冊子、CD等の閲覧・貸出を行った。
(3)機関誌等の発行
・「まいるすとんず」(2,000部)年1回
地域住民向けに、国際理解や多文化共生の意義や大切さについて広報した。
配布先:市町村、県内公共施設、大学、賛助会員、ボランティア登録者、
県内国際交流団体、在外県人会等
・「SIC応援団ニュース」(110部)隔月
賛助会員向けに、新しい取り組みや事業の成果を報告した。
1
(4)国旗、民族衣装、地図等の貸出
外国国旗等の保有状況(国連旗等含む。平成26年3月末現在)
<本
所>
国
旗 89カ国 197枚
卓上旗 92カ国 175枚
民族衣装 12 カ国 27 着
<西部支所>
国
旗 20 カ国 26 枚
卓上旗 16 カ国 25 枚
貸出実績
図書
ビデオ
国旗
卓上旗
民族衣装
地図
58
0
67
38
26
5
2.コミュニティ通訳ボランティア派遣事業
外国人住民が、行政機関や病院のほか公共機関を利用する場合、日本語の能力の
問題から意思疎通が十分できず困難な状況が生じることがある。そのため、コミュ
ニケーションが円滑に図られるよう、関係機関や外国人住民からの要請に基づきコ
ミュニティ通訳ボランティアを派遣した。
・派遣件数 120件(英語:98件 中国語:19件 タガログ語:3件)
・派 遣 先 行政窓口、病院、各種相談窓口、学校等
3.留学生支援事業
留学生にとって日本の高い物価は、勉学する上で大きな障壁となっており、経済
的に厳しい状況にある。彼らの真摯な勉学への姿勢は多くの人の共感を得、彼らを
支援しようと多くの浄財が寄せられており、この寄付金に当財団の財源を加えて奨
学金を支給した。
(1)くにびき奨学金交付事業
対 象 県内の大学(院)に在籍する私費留学生
(他の奨学金を受けていないこと)
奨学金 月額2万円 (1年間交付)
人 数 10名
(2)外国人留学生短期宿舎提供事業
来県直後にアパート等宿舎が確保されていない留学生等に、施設を宿舎として
短期間提供した。
利用者 1名(ロシア)52泊
2
4.多文化共生啓発事業
多文化共生の意義や必要性について出前研修を行ったほか、外国人住民の母国の
文化の紹介などを通じて、外国人住民の積極的な社会参加を促すとともに、地域住
民との交流や情報交換ができるアンテナサロンを実施した。
(1)多文化共生出前研修
ア 松江ロータリークラブ例会
日 時 平成25年4月24日(水) 12:30-13:00
場 所 ホテル一畑
参加者 60名
内 容 島根に暮らす外国人住民の状況としまね国際センターの外国人
支援の取り組みについて
講 師 浅野悦代(しまね国際センター)
イ 島根県立大学「現代しまね学入門」
日 時 平成25年5月10日(金) 13:20-14:50
場 所 島根県立大学 浜田キャンパス
参加者 124名
内 容 多文化共生の地域づくりについて
講 師 浅野悦代(しまね国際センター)
ウ
エ
国際交流団体・市町村等連携会議
日 時 ①平成 25 年 7 月 10 日(水)13:30-15:30
②平成 25 年 7 月 12 日(金)13:30-15:30
③平成 25 年 7 月 18 日(木)13:30-15:00
場 所 ①浜田市(島根県立大学浜田キャンパス)
②松江市(島根県職員会館)
③隠岐の島町(島根県隠岐合庁)
参加者 ①30 名 ②37 名 ③6 名
内 容 「やさしいにほんご」について
講 師 ①② 浅野悦代(しまね国際センター)
③
仙田武司(しまね国際センター)
平田地域民児協児童福祉部会・平田地域主任児童部会研修会
日 時 平成 25 年 10 月 24 日(木)10:00-11:30
場 所 平田福祉館(出雲市平田町)
参加者 30 名
内 容 国による文化の違い、外国人を親に持つ子どもとの関わり方等
について
3
講
師
森櫻ジャネット(松江ピノイカピットビスィグ)
仙田武司(しまね国際センター)
(2)アンテナサロンの開催
「風習・文化」などのテーマを持って、外国人住民も気軽に参加し情報交換
や異文化理解を深める機会を、開催地域の市町村や関係団体と協働して、県内
4 ヶ所で提供した。
ア
外国人と日本人パパ・ママの交流会
日 時 平成 25 年 9 月 29 日(日)10:00-14:00
場 所 しまね国際センター 第1研修室
参加者 34 名
内 容 月見団子作り、保健師との健康管理についての相談
その他、お弁当を食べながらの交流
講 師 佐藤佳子・高田真由子(松江市保健師)
共 催 松江市(健康まちづくり課)
イ
えいごであそぼ!in はまだ~ハロウィン~
月 日 平成 25 年 11 月 1 日(金)15:00-16:15
場 所 島根県立大学浜田キャンパス 交流センター 作法室
参加者 31 名
内 容 「ハロウィン」をテーマとした絵本の読み聞かせ(英語・
日本語)、英語を使った手遊びや創作活動など
講 師 ケイン・エレナ・アン(島根県立大学准教授)
協 力 ゆるりの会(島根県立大学読み聞かせサークル)
共 催 島根県立大学浜田キャンパス
ウ
ニイハオ!留学生と遊ぼう
月 日 平成 26 年 2 月 8 日(土)10:00-11:00
場 所 浜田市子育て支援センター「すくすく」
参加者 57 名
内 容 島根県立大学の留学生、日本人学生による絵本の読み聞かせ
や中国の手遊び歌の紹介、世界のお茶を飲みながらの交流
協 力 留学生(島根県立大学)、ゆるりの会(島根県立大学読み聞
かせサークル)
エ
ひな祭り&世界のあそび 交流会
月 日 平成 26 年 2 月 23 日(日)10:00-11:30
場 所 益田市人権センター
参加者 41 名
4
内
協
容
ひな祭りの紹介と桜もち作り、在住外国人住民による世界の
遊び紹介と交流
力 益田市人権センター、益田日本語ボランティアグループとも
がき
5.外国人住民日本語研修事業
技能実習生が、技術を習得するため、また地域で住民とのトラブルを回避し円滑
に生活していくためには、一定程度の日本語能力が必要であることから、宿泊研修
を実施し、日本語の習得を図った。
さらに小中学校で英語等を教える外国語指導助手(ALT)についても、外国語教
育の指導効果の向上を図るため、日本語研修を実施した。
また、国際結婚や外国人子弟など、事業所等の単位で研修が困難な個々の外国人
住民に対しては、ボランティアによる日本語教室が県内22ヶ所で実施された。
(1) 日本語研修事業
日本語研修
3 講座 (うち自主日本語研修:1講座)
利用団体数
2 団体
利 用 者 数 38 名
(アメリカ 22 名、中国 10 名、タイ 4 名、アイルランド 1 名、イギリス 1 名)
(2) 日本語教室(日本語ボランティア団体が実施)
県内教室数 22 教室(東部地域 13 西部地域 8 隠岐地域 1)
(一部の日本語教室には、「世界とつながる島根づくり助成事業」で支援
している)
6.ボランティア登録・活用事業
外国人住民が、地域で円滑に生活していくためには、日本語を教える日本語ボラ
ンティア、行政機関等と外国人住民の橋渡しをするコミュニティ通訳ボランティア
など生活に密着したボランティアが不可欠である。そのため、これらのボランティ
アを登録するとともに、有益な活用が図られるようボランティア活動の活性化と定
着を図った。
(1)ボランティアの募集・登録・更新
(登録者数・平成26年3月末)
・語学ボランティア
(189 名)
・ホームステイホームビジット受入ボランティア
(106 家庭)
・日本語ボランティア
(95 名)
・多文化紹介ボランティア
(31 名)
5
・子どもサポーター
・コミュニティ通訳ボランティア
・災害時外国人サポーター
(77 名)
(46 名)
(44 名)
544 名
合計
(2)ボランティア活動の機会提供と相談・活動支援
登録区分(単位)
活動件数
語学
ホームステイ
日本語
多文化紹介
子ども
(名)
(家庭)
(名)
(名)
サポーター(名)
13
40
1
0
0
・コミュニティ通訳ボランティア 前掲 120件(派遣件数)
・災害時外国人サポーター
後掲 1名(「やさしい日本語」研修参加)
7.多文化共生推進事業(県受託事業)
英語、中国語、タガログ語で対応できる外国人住民向けの相談業務、県内日本語
教室の開設状況等を多言語で表記した日本語教室マップの作成配布、外国人住民リ
ーダー育成、災害サポーターの養成研修などの事業を実施した。
(1)外国人住民への相談業務
多言語による各種の相談に対応し、必要に応じて専門機関の紹介等を行った他、
困難事例についてはケースワークを行い、相談から解決まで継続かつ一貫して
支援した。
言
語
英語、中国語、タガログ語(各言語 週1回4時間程度)
方
法
電話・来所・メール等による
相談件数
303件 (東部275件、西部28件)
平成26年3月末
416件 (東部384件、西部32件)
相談種別延べ件数
相談事例(ケースワーク)
(ア) 外国人 DV 被害者の在留手続、生活保護、就業等に関する支援
(イ) 外国人 DV 被害者の離婚、在留手続等に関する支援
(ウ) 技能実習生の不当解雇、賃金未払いに関する支援
(エ) 外国から呼び寄せた子の高校進学に関する支援
(オ) 短期滞在外国人の保護・帰国支援
(カ)難病の子を持つ外国人母子家庭への支援
(2)日本語教室の運営支援
県内日本語教室の開設状況とアクセス等を多言語で表記したマップを作成し、
教室情報を提供した。
6
・日本語教室マップの作成:1,500部
(英語、中国語、タガログ語、ポルトガル語)
・日本語マップの配布:市町村外国人住民窓口、入国管理局等
(3)外国人コミュニティ強化事業
外国人住民のキーパーソンを対象としたリーダー研修会を開催し、災害時に
機能する自立的な外国人住民コミュニティの構築を図った。
ア
先進事例研究
日 時 平成 26 年 1 月 17 日(金)14:00-16:00
視察先 鳥取台湾人会(代表:川口斐斐)
内 容 中国・台湾コミュニティ活動についての視察・意見交換
参加者 4 名(島根県在住中国人)
イ
外国人リーダーのための日本語講座
時 期 平成 25 年 5 月 15 日(水)~7 月 24 日(水)の全 10 回
各回 13:30-15:30
場 所 しまね国際センター 第一研修室
参加者 12 名(フィリピン 11 名・台湾 1 名)
内 容 動詞・助詞の使い方、文法・漢字
講 師 しまね日本語支援協会
(4)災害時外国人サポーター養成研修
在住外国人の災害に対する意識の向上、災害時に在住外国人を言語・翻訳面で
サポートするボランティアの確保・増員を図るため、大学等と連携しながら開
催した。
ア
東部会場
日 時
会 場
内 容
講 師
参加者
イ
西部会場
日 時
会 場
平成 25 年 10 月 19 日(土)13:30-16:30
島根大学松江キャンパス法文学部棟(松江市西川津町)
講義1「風水害・地震・原子力災害への備え」
演 習「避難所ってどんなところ?」
講義2「災害時に外国人が直面する課題とサポーターに
求められる役割」
島根県防災危機管理課、しまね国際センター
26 名(留学生、ボランティア等)
平成 25 年 12 月 15 日(日)10:00-14:30
島根県立大学浜田キャンパス交流センター研修室
(浜田市野原町)
7
内
容
講
師
参加者
事例報告「東日本大震災における仙台国際交流協会の取組」
体 験 談「震災とボランティア活動と仙台での暮らしを
振り返って」
講
義「災害時に外国人が直面する課題とサポーターに
求められる役割」
須藤伸子(仙台国際交流協会)、
高柏(元仙台市災害時言語ボランティア)、
浜田市安全安心推進課、しまね国際センター
19 名(留学生、ボランティア等)
(5)「やさしい日本語」研修の実施
行政関係者を対象に、情報弱者である外国人に災害情報をわかりやすく伝
達する「やさしい日本語」の研修を行うとともに、「やさしい日本語」の手引
きを作成し、関係機関に配布した。
ア
「やさしい日本語」研修会
日 時 ①平成 25 年 8 月 22 日(木)14:00-16:00
②平成 25 年 8 月 23 日(金)10:00-12:00
会 場 ①島根県立大学浜田キャンパス小会議室 7(浜田市野原町)
②島根県民会館 303 会議室(松江市殿町)
内 容 講演「やさしい日本語ニュース「NEWS WEB EASY」の紹介」
演習「ニュースの書き換え体験」
講 師 田中英輝(NHK 放送技術研究所主任研究員)
参加者 ①27 名(行政職員・ボランティア等)
②24名(行政職員・ボランティア等)
イ
続・「やさしい日本語」研修会
日 時 平成25年11月15日(金)10:00-16:00
会 場 島根県職員会館健康教育室(松江市内中原町)
内 容 講演「「やさしい日本語」を使った災害発生時の情報伝達
について」
演習「「やさしい日本語」を使った掲示物の作り方」
講 師 佐藤和之(弘前大学教授)
参加者 20名(行政職員・ボランティア等)
ウ
「やさしい日本語」の手引きの作成
内 容 「やさしい日本語」の作り方、書き換え例
数 量 2,000部
配布先 市町村住民登録窓口及び国際交流主管課
県内日本語教室ほか、SIC本所・支所等で配布
8
(6)災害時情報伝達手段の充実
緊急時の情報伝達手段を充実するため、地元 FM 局、ケーブルテレビ局など
の地域メディア関係者との意見交換会を開催するとともに、避難所開設時に利
用できる「多言語表示シート」の作成や、スマートフォン対応のホームページ
への改修を行った。
ア
地域メディアとの意見交換会
日 時 平成 26 年 1 月 21 日(火)13:30-15:30
会 場 島根県民会館 304 会議室(松江市殿町)
内 容 災害時の外国人への情報提供に係る諸課題の改善に向けた
事例紹介・意見交換
参加者 16 名(メディア関係者 5 名・県 6 名・センター5 名)
イ
「多言語表示シート」セットの作成
内 容 避難所開設時にすぐ必要になるとされている文例
(52 文例 8 言語、A3 サイズ耐水加工)
数 量 45 部
配布先 県・市町村防災担当課ほか
ホームページからもダウンロード可能
(http://www.sic-info.org/support/prepare-disaster/multilingual-tool/)
ウ
ホームページ改修
内 容 スマートフォン対応画面自動最適化ソフト導入
災害情報・緊急情報表示のためのデザイン変更等
(http://www.sic-info.org)
8.ボランティア研修事業
外国人住民を支援するボランティアを継続して養成するとともに、医療通訳等専
門性が必要な通訳事例も増えていることから、常にスキルアップを図り、量的拡大
と質的向上を図る必要がある。そのため、ボランティアの種類やレベルに応じた養
成研修やスキルアップ研修を実施したほか、ボランティア同士の情報交換や交流の
場を設け、ネットワークの構築を図った。
(1)コミュニティ通訳勉強会の開催
コミュニティ通訳ボランティア登録者のスキルアップ及び通訳者相互の交流
の場として勉強会を開催した。
9
ア
<勉強会>
(ア) 第 1 回目(東部地域)
日 時 平成 25 年 6 月 27 日(木)14:00-15:30
場 所 しまね国際センター 第一研修室
参加者 10 名(英語 4 名、中国語 3 名、タガログ語 3 名)
内 容 予防接種や乳児健診について
講 師 伊藤真弓(松江市健康福祉部健康推進課)
(イ) 第 2 回目(西部地域)
日 時 平成 25 年 6 月 28 日(金)13:30-15:00
場 所 県立大学 演習室
参加者 6 名(英語 4 名、中国語1名、韓国語 1 名)
内 容 予防接種及び乳児健診について
講 師 伊藤恵(浜田市子育て支援課)
(ウ) 第 3 回目(西部地域)
日 時 平成 26 年 2 月 4 日(火)13:30-15:30
場 所 県立大学 演習室 12
参加者 6 名(英語 4 名、中国語 2 名)
内 容 保育所の入所について(ロールプレイ)
(エ) 第 4 回目(東部地域)
日 時 平成 26 年 2 月 6 日(木)13:30-15:30
場 所 しまね国際センター 第一研修室
参加者 11 名(英語 7 名、中国語 3 名、登録希望者 1 名)
内 容 保育所の入所について(ロールプレイ)
イ
<指定講座>
(ア) 第 1 回目
日 時 平成 25 年 5 月 30 日(木)9:40-11:10
場 所 出雲合同庁舎 7F
参加者 7 名(英語 2 名、中国語 5 名)
内 容 日本語指導が必要な児童生徒の現状と教育課題について
(イ) 第 2 回目
日 時
場 所
参加者
内 容
平成 25 年 12 月 15 日(日)10:00-12:00
県立大学交流センター 研修室
3 名(英語 2 名、中国語 1 名)
東日本大震災における仙台国際交流協会の取り組み、
震災とボランティア活動と仙台での暮らしを振り返って
10
(2) 日本語教育基礎講座
安来市内で新たな日本語教室開設のため、日本語教育初心者を対象に日本語
指導の基礎を学ぶ講座を開催した。
時 期 平成 25 年 3 月~4 月 (全 4 回)
各 13:30-15:30
場 所 安来市社日交流センター
参加者 15 名
内 容 日本語ボランティアとして活動するにあたっての基礎知識
講 師 仙田武司(しまね国際センター)
Ⅱ.国際交流・協力事業
1.プログラムコーディネート事業(県受託事業)
県及び市町村が招致する外国人青年が円滑に活動できるよう、しまね国際センタ
ーの専門性を生かして、プログラムを企画・運営したり、調整等のコーディネート
やカウンセリングを実施した。
また、北東アジア地域、内閣府、国際協力機構に関する国際交流・協力プログラ
ムのコーディネートを行った。
・オリエンテーション
・プログラムの企画
・受入団体担当者会議
・ホームステイの調整
・県内研修
・県内研修同行
2.北東アジア交流の翼 in しまね(県受託事業)
島根県は、日本海対岸地域の北東アジア地域を国際交流の基軸として取り組んで
おり、「次代を担う国際的な人材育成」の一環として韓国、中国、ロシア沿海地方
と県内の青年との交流活動を実施した。
ア
事前研修(全 3 回)
月 日 ①平成 25 年 6 月 15 日(土)11:00-15:00
②平成 25 年 7 月 13 日(土)13:30-15:30
③平成 25 年 7 月 27 日(土)10:00-12:00
場 所 しまね国際センター
参加者 日本青年 4 名
内 容 ①自己紹介、各国の文化等について、サブテーマの決定
②視察、研修場所、歓迎交流会の出し物などの決定
③分科会の練習、各担当の確認、全体の調整など
11
イ
交流プログラム
期 間 ①平成 25 年 8 月 2 日(金)~8 月 7 日(水)(5 泊 6 日)
②平成 25 年 8 月 3 日(土)昼~8 月 5 日(月)朝(2 泊 3 日)
開催地 島根県東部(松江市、出雲市、安来市)
参加者 日本 4 名、中国 6 名、韓国 5 名、ロシア 5 名
内 容 ①日本文化体験、意見交換会、分科会など
②ホームステイ(外国青年のみ)
協力家庭 14 家庭(島根県東部)
ウ
事後研修
月 日
場 所
参加者
内 容
エ
平成 25 年 9 月 28 日(火)13:30-16:00
しまね国際センター
日本青年 4 名
プログラムに参加しての感想、振り返り、まとめ
ミニワークショップ
「いろいろな人が暮らす社会」について考えてみよう
合同報告会
月 日 平成 25 年 12 月 22 日(日)14:00-16:30
場 所 島根県民会館 305(松江市)
参加者 17 名
内 容 もう一つの島根県青年国際交流事業「交流の翼・中国プロ
グラム(派遣)」参加者との合同報告会
各事業説明・参加者による体験発表
3.世界とつながる島根づくり助成事業
地域が国際化するためには、地域の国際交流の担い手である民間団体や住民が積
極的に国際交流に関与することが必要である。そのため、住民主体の国際交流・協
力や日本語教室など多文化共生に資する事業に対し助成した。
助 成 額 1事業当たり上限20万円
補 助 率 1/2
申請件数 30 団体
助成件数 26 団体
助 成 額 2,593 千円
12
4.海外移住者等支援事業
島根県出身者の南米移住者は、ブラジル等の移住先で石見神楽など本県の伝統の
紹介や、日系人子弟への日本語の教育などの活動を展開してきており、これらの活
動に助成した。また、南米に居住する移住者の精神的支えとなり、生まれ育った母
県の情報を提供したり、県内在住の日系ブラジル人との交流を行っている海外移住
家族会の活動を支援した。
(1)海外移住者支援事業
南米の移住者の文化活動、教育指導・援助活動等に、県人会を通じて必要な
経費の一部を助成するとともに各種情報の提供を行った。
南米移住者県人会への助成額
ブラジル
60万円( 340世帯 約1,280 名 )
アルゼンチン 10万円(
32世帯
118 名 )
ペルー
10 万円(
8 世帯
56 名 )
(2)島根県海外移住家族会支援事業
県と連携を図り、島根県海外移住家族会事業を支援した。
家族会
正 会 員 71名
特別会員 5市4町、8団体、5個人
5.国際交流団体等連携協力事業
民間国際交流団体がより活動しやすい環境をつくるため、国際交流団体・市町村
連携会議を開催し、意見交換を行うとともに、国内外の国際交流団体等と連携・協
力して国際交流活動を推進した。また、優れた国際交流・協力活動や日本語教室等
のきめ細かな外国人住民の支援活動を行っている団体や個人を顕彰し、民間団体、
地域住民の国際交流・協力や外国人住民の支援活動等を奨励した。
(1)国際交流団体・市町村等連携会議開催事業
国際化推進・多文化共生活動を行う団体等と市町村が一堂に会し、意見交換
する場を設けた。(県との共催事業)
日 時 ①浜田会場 平成 25 年 7 月 10 日(水)13:30-15:30
②松江会場 平成 25 年 7 月 12 日(金)13:30-15:30
③隠岐会場 平成 25 年 7 月 18 日(木)13:30-15:00
場 所 ①島根県立大学浜田キャンパス
②島根県職員会館
③島根県隠岐合庁
参加者 ①30 名 ②37 名 ③6 名
13
(2)国際交流団体等連携・協力事業
①ブラジル・サンパウロとの環境教育等交流事業
ア
環境絵画展の開催
<島根>
期 間 平成25年6月~平成26年3月(全6回)
場 所 島根県民会館、島根県立図書館、出雲市役所ほか
内 容 ブラジル・サンパウロ市内3小学校からの絵画展示
<サンパウロ>
期 間 平成26年2月22日(土)~23日(日)
場 所 在伯島根県人会館
内 容 島根県東部3小学校からの絵画展示
イ
サンパウロ州小学校教員の環境教育指導力向上事業
JICA草の根技術協力事業(地域経済活性化特別枠)に案件を提案し、
採択の内定を受けた。平成26年3月末、事業進行調整中。
②日米草の根交流サミット
民間の国際交流の促進を目的として毎年日米で交互に開催される「日米草の
根交流サミット」の島根県開催にあたり、県と連携・協力した。
主 催 日米草の根サミット実行委員会
ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター
時 期 2013(平成25)年7月2日(火)~8日(月)
場 所 島根県内(11地域)
参加者 総数約2,000名、有馬理事長(実行委員会委員長)
内 容 オープニング・セレモニー並びにレセプション、地域分科会、
クロージング・セレモニー並びにフェアウェルパーティー
③島根県立大学との連携・協力事業
島根県立大学が実施する日本語・日本文化研修プログラムの一部を実施
した。
期 間 平成26年2月9日(日)~12日(水)
場 所 しまね国際センター及び松江市内施設
参加者 10名(韓国2名・ロシア8名)
内 容 視察、日本語、日本文化体験(料理・書道・着付け)
協 力 しまね日本語支援協会
14
(3)功労者顕彰事業
島根県の国際化に尽力し、また当センター事業に多大な貢献をするなど、そ
の功績が特に顕著な個人・団体を顕彰し、表彰式を市町村・国際交流団体連携会
議(浜田・松江会場)で行った。
受賞者及び団体
益田日本語ボランティアグループともがき(益田市)
塩田房枝 (松江市)
6.海外技術研修員受入事業(県受託事業)
島根県が交流を進めている地域及びその他の開発途上国から中堅技術者を受け
入れ、それらの国が必要とする技術の習得及び人材の育成に寄与した。
研修期間 平成 25 年 6 月 7 日~11 月 22 日
氏
名 ユルキナ ヴィオレッタ
性
別 女性
出
身 ロシア連邦
研 修 先 ひらたメイプルホテル(出雲市)
研修内容 観光産業・ホテルビジネス
7.自治体職員協力交流研修員受入事業 (県受託事業)
海外の地方自治体の職員を「協力交流研修員」として島根県の自治体に受け
入れ、地方自治体のノウハウや技術の習得及び人材の育成を図った。
研修期間 平成 25 年 5 月 20 日~11 月 22 日
氏
名 馬 玲
性
別 女性
出
身 中華人民共和国
留研修先 島根県健康福祉部医療政策課(松江市)
研修内容 地域医療・老人医療
8.フィリピン台風被災者支援募金事業(平成25年度限り)
平成25年11月にフィリピン中央部レイテ島を襲った台風30号の被災者を支援す
るため、国際協力の一環として募金活動を実施した。
期 間 平成25年11月~平成26年2月
実 績 900,294円
寄附先 日本赤十字社島根県支部
15
Ⅲ.収益事業等
1.一般旅券発給補助事業(県受託事業)
一般旅券発給に係る補助業務を行った。
旅券発給件数:9,582件(平成25年実績)
Ⅳ.法人会計
(1)理事会・評議員会の開催
会場
ア
イ
しまね国際センター(松江市)
理事会
第1回
第2回
第3回
第4回
平成 25 年
平成 25 年
平成 25 年
平成 26 年
評議員会
第1回
第2回
第3回
平成 25 年 5 月 31 日(金)決議の省略
平成 25 年 6 月 24 日(月)15:00-17:00
平成 25 年 7 月 31 日(水)決議の省略
(2) 賛助会員の募集
平成 25 年度実績
・個人会員
・交流団体会員
・企業会員
5 月 20 日(月)決議の省略
6 月 4 日(火)15:00-17:00
7 月 19 日(金)決議の省略
3 月 18 日(火)15:00-17:00
85 名
7 団体
20 団体
80 口(1 口
7 口(1 口
25 口(1 口
16
560 千円
3,000 円)
10,000 円)
10,000 円)
平成 25 年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律
施行規則」第 34 条第 3 項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する
重要な事項」が存在しないので作成しない。
平成 26 年 6 月
公益財団法人
17
しまね国際センター
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