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平成24年インターネット水道モニター第3回アンケート 「老朽管の更新と
平成24年インターネット水道モニター第3回アンケート 「老朽管の更新と耐震化について」 アンケートに回答された方 257名 実施期間:平成24年10月17日から10月31日まで 老朽管の更新について 質問1 長期間にわたり地中に埋められている水道管は、経年によって老朽化し、漏水、破裂や赤水の原 因となる可能性があるため、交換を行う必要があります。あなたは、老朽化に伴う水道管の交換の必要性 について、ご存知ですか? 知っていた 225人 88% 知らなかった 32人 12% 質問2 あなたは、老朽化に伴う水道管の交換を行う際に、地震に強い管に取り替えていることをご存知 ですか? 知らなかった 100人 39% 知っていた 157人 61% 震災対策の取組について 質問3 水道局では、地震に強い管を使用したり、緊急時の応急給水設備の整備を行うなど、震災時等へ の対策を行っています。あなたは、水道局がこのような対策を行っていることをご存知ですか? 知らなかった 109人 42% 知っていた 148人 58% 質問4 質問3で、「ア)知っていた」と回答された方にご質問です。どの対策について、ご存知ですか?(複 数回答可) ア)災害時にも断水が発生しないような 水道設備や水道管の耐震化 ア) 111人 イ)断水した時に飲料水を提供する応急給 水施設(災害用地下給水タンク等)の整備 イ) 88人 ウ)応急給水に必要な給水車の配備 エ)他都市との応援体制の強化 オ)浄水場、配水ポンプ場等への非常 発電設備等の増設 カ)迅速な復旧のための災害時用 大口径備蓄材料の確保 ウ) 79人 エ) 26人 オ) 32人 カ) 20人 質問5 あなたは、これから想定される大規模地震の対策として、水道局がどのような対策を優先すべき だと思いますか?(複数回答可) ア)災害時にも断水が発生しないような 水道設備や水道管の耐震化 ア) 198人 イ)断水した時に飲料水を提供する応急給 水施設(災害用地下給水タンク等)の増設 ウ)応急給水に必要な給水車の配備の 強化 エ)他都市との応援体制の強化 オ)浄水場、配水ポンプ場等への非常 発電設備等の増設 カ)迅速な復旧のための災害時用 大口径備蓄材料の確保 イ) 188人 ウ) 165人 エ) 121人 オ) 107人 カ) 96人 水道管の耐震化について 横浜市水道局では、老朽管を取り替える際に地震に強い水道管に取り替えることで、約9千kmある水 道管の耐震化を計画的に進めています。 大規模地震の発生に備え、国の方針としても水道施設の速やかな耐震化が求められており、平成20年 度当時は年間85km程度の水道管を取り替えていましたが、現在は年間110kmにスピードアップしていま す。 こうした取組によって、平成23年度末現在の水道管路の耐震化率(地震に強い管の割合)は約17%(速 報値)ですが、平成27年度までに22%とする計画です。 質問6 こうした状況や東日本大震災の経験を踏まえてお答えください。水道管の耐震化を現行計画(年 間110km)よりも更にスピードアップするためには、今よりも経費が必要になります。あなたの考えに近い ものをお聞かせください。 ア)現行計画よりも耐震化をスピード アップしたほうがよい イ)現行計画のままでよい ウ)現行計画よりも遅いペースでよい ア) 152人 59% イ) 98人 38% ウ) 7人 3% 質問7 質問6の回答について、それぞれの項目を選択した理由をお聞かせください。 主なご意見は、以下のとおりです 「ア)現行計画よりも耐震化をスピードアップしたほうがよい」と回答された方の意見 ・災害はいつ起きるのかわからないので経費がどのくらい、どのようにして使われるか明示できるよ うなら早急にするべき。 ・東日本大震災が来る前は、地震の予想はあまり信じられませんでしたが、実際あの様な大震災を経 験すると現在各所に出されている予想は実際のことになることが考えられます。従って予算が許す限 り優先的に人間の生命線である水の確保のため工事のスピードアップをして欲しいです。 「イ)現行計画のままでよい」と回答された方の意見 ・現行計画よりも更にスピードアップするためには多大な経費が必要となり、水道使用料の値上げに つながる恐れがあると思うため。 ・耐震化のスピードアップのために経費が多くかかってしまうならば、その分を別のことに使ったほ うがいいと思うから。例えば、災害用地下給水タンクの使用方法についての講習会などの回数を増や す。地域の災害時コーディネーターの育成など。 「ウ)現行計画よりも遅いペースでよい」と回答された方の意見 ・地震の時は給水車が回ってくれれば、足りると思うため。また、耐震化しても、想定外が起これ ば、断水してしまいそう。老朽管を取り換える際に、ついでに耐震化もする位のペースで十分だと思 います。 ・スピードばかりがよいこととは思わない。地盤の弱い、破壊の可能性が高い場所をピンポイントで 直すことで十分ではないか。 震災対策に対するあなたの考えについて 質問8 東日本大震災後、横浜市の水道施設の震災対策に対する考えは変わりましたか? はい 118人 46% いいえ 139人 54% 質問9 質問8で、「ア)はい」と回答された方にご質問です。それはどのように変わりましたか? 主なご意見は以下のとおりです。 ・いざ地震が来る時、食材より、水の方がずっと大事だと思います。横浜の水道施設の耐震対策は私 の生活に密接していることを改めて感じました。 ・横浜市の水道がどんな地震対策をしているか、注意して見るようになりました。また、自分自身で も水を準備したり、断水時にどこに行けば水がもらえるか確認しました。 ・千葉などで断水が続いたり、そのために住民たちが苦労している様子をテレビで見たりしていて、 復旧に時間と労力と費用が多くかかることに気づき、水が出た時の住民たちの喜びように、水が出て くれることの大切さをしみじみ感じました。 質問10 あなたは、横浜市水道局の震災対策に対して満足していますか? ア)満足 ア) 36人 14% イ)どちらかというと満足 ウ)どちらかというと不満 エ)不満 イ) 183人 71% ウ) 35人 14% エ) 3人 1% 水道局の行う工事について 質問11 水道施設の更新工事により、一時的に断水になることについて、どのようにお考えですか? ア)施設の更新のためには、3〜4時間 程度の断水であれば構わない イ)施設の更新のためには、1〜2時間 程度の断水であれば構わない ウ)断水するなら工事してほしくない ア) 162人 イ) 87人 ウ) 4人 質問12 水道工事が、あなたのご近所で行われた経験はありますか? ない 115人 45% ある 142人 55% 質問13 質問12で、「ア)ある」と回答された方にご質問します。工事について、どのように思われました か?(複数回答可) ア)特に問題はなく、安心して工事を任 せられた イ)交通誘導員の対応が気になった ウ)騒音が気になった エ)振動が気になった ア) 103人 イ) 22人 ウ) 26人 エ) 10人 その他ご意見 質問14 水道局の老朽管更新、耐震化、水道工事について、ご意見、ご提案があればお聞かせください。 【ご意見・ご提案】 ・関東での大規模地震を想定した速やかな耐震化・水道工事を希望致します。また、そのような対応をした 場合、情報をより分かり易く市民に開示して頂きたく思います。 ・正直、今どの辺で何パーセント進んでるとかいう詳細な情報を知りません。広報などで積極的に上記の ようなこと、載せて欲しいと思います。 ・日中や土・日・祝祭日でも工事が必要なら、断水もやむを得ませんが、特にお手洗いの水が流せないの が一番つらいです。出来れば深夜など、寝静まった時にお願い出来れば幸いです。 ・夜間や早朝は、工事を止めてほしい。 ・どこの地域がどの程度老朽化しているかなど、詳しいことがわからないのでもっと情報を発信してくださ い。 【ご質問と回答】 質問① “地震に強い水道管”に取り替えているというのは工事現場の立て看板で見て知ってはいますが、正直 言って何がどうだから地震に強いのかなど詳細はまったく知りません。 東日本大震災クラスの大地震が来てもその水道管が耐えうるものなのでしょうか? アナウンスが何もない状態なので『今のままでいいんじゃない?』としか思えない感じです。 回答① 横浜市水道局では、古い管を更新する際に地震に強い水道管に取り替えています。この耐震管は、材 質が強靭なことに加え、継手に伸縮性と抜け出し防止機能があるため、柔軟性がある水道管です。そのた め、地震発生時の地盤の揺れに対応できます。 東日本大震災も含め、これまでの地震による耐震管の被害はありませんでした。 ご意見をもとに、耐震管の必要性やメリットについて、より一層の広報を行ってまいります。 <耐震管と従来の水道管のイメージ> 地震に強い管 耐震管 <地震発生時の耐震管の動き> ①の出っ張りが②のリングに引っ かかり、外れにくくなっている ① ② ロック リング ゴム輪 これまでの水道管 漏水 漏水 管が外れて 漏水を起こしてしまう。 質問② 耐震化の地震規模の想定はどのように考えているか。 回答② 現在横浜市防災計画で定められている、南関東地震(1923年関東地震の再来。マグニチュード7.9)を想 定しています。また、現在の想定地震をこれまでの想定よりも津波・強振動の大きい元禄型関東地震 (1703年関東地震の再来。マグニチュード8.1)に見直しています。 質問③ 老朽管更新・耐震化の優先順位はありますか。 回答③ 以下の3つの要因から優先順位を決定し、取替えの計画を立てています。 1.漏水が発生する割合の高い管(材質と使用期間から想定) 2.断水したときの影響度が高い管(断水戸数を想定) 3.地震が発生したときに被害を受ける確率の高い管(材質や地盤で想定) なお、老朽度に関係なく、災害時に拠点となる医療機関(災害医療拠点病院等)については優先的に管 路を耐震化しています。平成24年度までに61箇所について耐震化が完了します。 質問④ 老朽管更新の頻度及び範囲を教えてください。 回答④ 横浜市内全域を対象に、年間110kmの老朽管更新を行っています。 現在新たに布設している管(耐震管)の想定耐用年数は、80年です。 質問⑤ 漏水チェックの頻度及び範囲はどのような考え方で取り組んでいますか。 回答⑤ 地下漏水調査は、道路に埋設されている水道管(公設管・私有管)及び宅地内 水道メーター上流側(水道メーターから道路側)の水道管(給水管)を対象に、横 浜市内を3年間で一巡するように計画し実施しています。 調査頻度は、過年度のデータ(漏水の復元状況)に基づき3年ごとの調査として います。 質問⑥ 少量漏水のチェック方法はどのように実施するのか教えてください。 回答⑥ 漏水量の大小に関わらず一般的な漏水調査の方法として、 A 戸別音聴調査・・・・・・各家庭の水道メーター等で漏水音の有無を確認する方法 B 路面音聴調査・・・・・・道路上で特殊な機器により地下の漏水音の有無を確認 する方法 次に、ご家庭の水道について回答します。 水道メーター下流側の漏水のチェック方法は、家庭で使用している給水栓(蛇 口等)を全て閉止し、水道メーターのパイロットが回っていないか確認します。パイ ロットが回っているときは漏水の可能性があります。 このほかの方法として、夜寝る前に全ての給水栓(蛇口)の閉止を確認し、水道 メーターの指針を記録し、朝起きた時に水道メーターの指針を再度記録して、指 針が進んでいないか確認します。 水道(蛇口等)の使用が無い時に、水道メーター指針は進みません。 水道メーターパイロット 漏水調査中