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1.1 MARPLOT Ver4.0の概要 1.MARPLOTとは MARPLOT (Mapping Application for Response, Planning, and Local Operational Tasks)は、米国海洋大気庁 (NOAA)と米国環境保護庁(EPA)が共同で開発した汎用地図読込アプリケーションであり、次の特徴を有する。 ・簡便なGIS(地理情報システム)インタフェース ・地図へのオブジェクト追加、アイコン、オブジェクトへの画像貼付 ・レイヤ表示やラベル表示による地図のカスタマイズ ・簡単かつ包括的なオブジェクト検索 ・CAMEOの施設データ等とのリンク ・ALOHA計算結果(脅威ゾーン)の表示 2.version4.0の主な変更点 MARPLOTVer4.0のVer3.3.3からの主な変更点は以下の通りである。 ・オブジェクト標準フォーマットであるshapeファイルが利用可能 ・地形図、航空写真、衛星画像等の様々なラスタデータの取り込みが可能 ・web-mapping services※に対応 ※ web-mapping servicesとは クライアント側からの要求に対し、サーバ側が地理情報を画像データとして返すための授受方法を定めた規格。クライアント側で 地理情報の範囲、種類、画像のフォーマットや大きさなどを指定して要求し、サーバ側はこれに合った画像データを返す。この規格 に対応している場合、世界中に設置された複数のweb-mapping servicesサーバから地図データを取得し重ね合わせることができる。 1.2 システムインストールガイド 1.MARPLOTインストール システム前提条件 MARPLOTをインストールするにあたり、システムの前提となる条件は以下のとおり。 (1) MARPLOT情報 MARPLOTバージョン: MARPLOT Version 4.0版 言語: 日本語 (2) システム前提 対象オペレーティングシステム: Windows XP(SP2)以降 ディスク容量: 最低290MB以上の空き容量があること (3) フォルダ構成 Windows XPにおいてインストール初期値では、以下のようなフォルダ構成となる。 C Program Files MARPLOT-JP ・・・・・・ MARPLOTプログラム本体 Documents and Settings All Users Documents MarplotMaps ・・・・・・ ユーザデータおよび地図データ BasemapFiles Basemap j25000 ・・・・・・ 数値地図25000(行政界・海岸線)データ j2500 ・・・・・・ 数値地図2500 (空間データ基盤)データ 1.2 システムインストールガイド (4) 地図データについて 数値地図25000(行政界・海岸線)についてはインストーラでセットアップすることにより、地図データがj25000 フォルダに自動的にインストールされる。 数値地図2500(空間データ基盤)については、利用地域によりデータが異なるため、世界測地系・緯度経度座標系 のshapeファイルに変換したデータを利用者がj2500フォルダにコピーする必要がある。 詳細は「1.3 地図変換・インストールガイド」を参照。 1.2 システムインストールガイド 2.MARPLOTインストール手順 (1) MARPLOTインストーラ(Marplot-JP40Installer.exe)を入手する。 (2) 同インストーラをパソコンにコピーし、ダブルクリックして実行する。 (3) 以下画面が表示されるので、「次へ」ボタンを押す。 1.2 システムインストールガイド (4) 使用許諾契約書同意画面が表示されるので、内容を確認し同意できれば「同意する」を選択し、「次へ」を押す。 1.2 システムインストールガイド (5) プログラムのインストール先指定画面が表示されるので、インストール先フォルダを指定し「次へ」を押す。 1.2 システムインストールガイド (6) ユーザデータと地図データのインストール先指定画面が表示されるので、インストール先フォルダを指定し 「次へ」を押す。 1.2 システムインストールガイド (7) 以下画面が表示されるので、「次へ」を押す。 1.2 システムインストールガイド (8) 以下画面が表示されるので、「インストール」を押す。 1.2 システムインストールガイド (9) 以下画面でインストールの完了を確認する。「完了」を押すとセットアップ終了となる。 1.2 システムインストールガイド 3.起動 デスクトップに作成されたMARPLOTのアイコンをダブルクリックすることにより起動する。 インストール直後の起動では、初期表示位置に日本地図が表示されない。MARPOTのメニューから「ビュー」→ 「ビューへ移動」を選択し、以下の画面を表示する。「japan」を選択し「ビューへ移動」ボタンを押すことにより、 日本地図を表示する。 これ以降はMARPLOT終了時に地図の表示状態を保存するため、前回終了時点での地図の位置で表示される。 1.2 システムインストールガイド 4.アンインストール (1)パソコンの「コントロールパネル」→「プログラムの追加と削除」をダブルクリックし、「MARPLOT-JP Version4.0」 を選択して「削除」ボタンを押す。 (2) 以下のフォルダを削除する。 ●C:¥Program Files¥MARPLOT-JP ・・・・・・ MARPLOTプログラム本体(残っていれば) ● {MARPLOTVer4.0 データインストールフォルダ} ・・・・・・ ユーザデータおよび地図データ (インストール初期値では C:¥ Documents and Settings¥All Users¥Documents¥MarplotMaps) 1.3 地図変換・インストールガイド 1.数値地図の取り込み MARPLOTVer4.0に国土地理院発行の数値地図2500(空間データ基盤)を取り込むことにより、下図のような 地図表示が可能となる。 数値地図25000レベル 数値地図2500レベル 1.3 地図変換・インストールガイド 2.数値地図の取り込み方法 国土地理院発行の数値地図2500(空間データ基盤)を数値地図変換ツールなどを使用してshapeファイルに変換し、 {MARPLOTVer4.0 データインストールフォルダ}¥BasemapFiles¥Basemap¥j2500 に配置する。 *世界測地系の緯度経度座標系に変換したshapeファイルに変換すること。 *世界測地系の緯度経度座標系以外の場合には、MARPLOTVer4.0にて測地投影系を指定しなければならない。 世界測地系 緯度経度座標系 数値地図2500shapeファイル コピー 2.1 簡易利用ガイド 1.CAMEOメニュー画面の構成 日本語版CAMEOを実行すると、以下メニュー画面が表示される。 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ②施設 危険物質が保管されている施設情報を管理。住所、連 絡先、レイアウト情報や写真等を管理。 ③化学物質在庫情報 保管されている危険物質の在庫関連情報を管理。在庫 状態や数量等を管理。 情報共有 ① 現状把握 <現状把握> ①どんな危険物質が ②どこに ③どれくらいある <情報共有> ④誰と ⑤事故情報等共有し ⑥どれくらい被害があり得るか ①化学物質ライブラリ 6,000超の危険物質DB。可燃性等科学特性や初期対応、 防護服等の情報が整理。 ④連絡先 ケミカル危機管理に重要な専門家、政府関係者等のコ ンタクト情報を管理。 ⑤インシデント 危険物質の流出事故等施設or移送途中の事故情報をト ラックする機能。地図情報をリンク可能。 ⑥検査手順 地域毎のハザード分析を行う機能。危機発生時危険区 域がどれくらい広がるか等シナリオを管理。 ⑦ ⑧ ⑨ ⑦特別保護地域 学校、病院、養護施設等特に考慮すべき施設等の情報 を管理。 ⑧搬送ルート 危険物質を移送するルート情報を管理。 ⑨原料 輸出入者、契約者等の情報を管理。 2.1 簡易利用ガイド 2.化学物質の特定 「化学物質を検索」→「CAMEO基本検索」で化学物質名を入力する。以下は例としてCHLORINE(塩素)としている。 2.1 簡易利用ガイド 3.ALOHAとの連携 「共有設定」→「ALOHA」→「ALOHA上のこの化学物質を選ぶ」を選択すると、ALOHAが起動する。 2.1 簡易利用ガイド 4.ALOHAとの連携 「場所/時間」、「漏出状況」などの設定項目を記入し、「表示」→「拡散図」で拡散図を計算する。 2.1 簡易利用ガイド 5.MARPLOTとの連携 MARPLOTを起動する。MARPLOTの「他のプログラムを開く」→「ALOHA-JP」→「漏出源の指定」を選択すると、 ALOHA-JPにて計算された拡散図が地図上に表示される。