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CompuSec SW Ver.5 インストールガイド

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CompuSec SW Ver.5 インストールガイド
CompuSec SW
インストールガイド
CompuSec SW Ver.5
Windows 2000/XP/Vista
※機能、仕様は予告なく変更される場合があります。
ソフトウェア使用許諾契約書
◆重要
保証限定
以下の条件を、本製品を使用される前にお読み下さい。本製品はソフトウェアを含ん
でおり、その使用は、CE-Infosys PTE. Ltd.によって、以下に設定された使用方法
CE-Infosys は、その保証として、本ソフトウェアが記録されたディスクに欠陥が無
に限りお客様に対して使用許諾されます。お客様が、本契約の以下の条項に合意され
ない場合、本ソフトウェア使用は禁止され、本ソフトウェアのいずれか一部の使用も、
お客様が本条項に合意されたことを示します。
使用許諾
CE-Infosys は、お客様に対し、本「ライセンス契約」に規定された条件および条項
に従い、添付されたソフトウェア・プログラムを使用する、非独占的なライセンスを
許諾します。お客様は、本ソフトウェアを、リース・賃貸、頒布、再許諾することま
たは、本ソフトウェアをタイムシェアリングまたはその他の承認されていない方法で
使用することを許諾されていません。また、お客様に本ソフトウェアの可読形式の形
態(ソースコード)に関する許諾は一切賦与されません。以下に記載された以外にお
いて、本ライセンス契約はお客様に、特許・著作権・営業秘密・商標またはその他の
本ソフトウェアに関連する権利を許諾するものではありません。
本ソフトウェアは、お客様が所有あるいはお客様にリースされたいかなるワークステ
ーション、または、ネットワークサーバーで使用されるためにライセンスされます。
但し、本ソフトウェアは、単一の CE-Infosys の CompuSec と関連して、または、
本ソフトウェア単体でのみ使用することができます。お客様は、ここで本ソフトウェ
アの使用が許諾されたそれぞれのワークステーションまたはネットワークサーバー毎
に、1つの本ソフトウェア及び関連文書の複製を作成することができます。その他に、
本ソフトウェアおよび関連文書は、お客様が本ソフトウェアをここに許諾されている
使用方法で使用することを支援する目的でのバックアップまたは保存を本質とする場
合に複製することができます。お客様は、お客様が作成される全ての複製物に、本ソ
フトウェアと関連文書に表示される全ての著作権表記およびその他の所有権に関する
表記を含んで作成しなければなりません。
譲渡不可:リバースエンジニアリング不可
お客様は、CE-Infosys の事前の書面による承認無しに、本ソフトウェアおよび本ラ
イセンス契約を他社に移転または譲渡することはできません。そうした承認が与えら
れた場合に、お客様は本ソフトウェアおよび本ライセンス契約を移転または譲渡する
と同時に、全ての本ソフトウェアおよび関連文書の複製物を同じ相手に移転するか、
移転されないそうした複製物を破壊しなければなりません。上記に記載された以外に
おいて、お客様は、本ソフトウェアまたは、本ライセンス契約によるお客様の権利を
移転または譲渡することは認められていません。
本ソフトウェアに対する変更、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、ディスア
センブルは、明示的に禁止されています。お客様が本ソフトウェアの他のプログラム
との相互動作を可能にするために変更を要望される場合には、CE-Infosys にお問い
合せ下さい。
輸出規制
お客様は、本ソフトウェアおよび関連文書(およびその全ての複製物)
、または本ソ
フトウェアを利用する全ての製品およびその文書を、お客様がそれらを購入された国
の適用される法律および規則に違反して輸出あるいは輸出しないことに合意したもの
いことのみ保証します。代理店、販売店またはその他のいかなる法人または個人も、
本保証条件または本ライセンス契約の他の条件を拡張または変更する権限を有しませ
ん。本ライセンス契約書に規定された以外のいかなる表明もCE-Infosys を拘束しま
せん。
CE-Infosys は、本ソフトウェアに記載された機能が、お客様の要求に適合すること、
本ソフトウェアの動作に障害が生じないこと、または、エラーが無いことを保証致し
ません。
本ライセンス契約書に記載されたものを除き、本ソフトウェアは、そのままの状態で
提供され、明示的または暗示的な、商品性に関する暗示的な全ての保証および特定目
的への適合を含みそれに限定されない、いかなる種類の保証は与えられません。CEInfosys は、本ソフトウェアに関して、アップデート・アップグレード・技術サポー
トを提供する義務を負いません。
更に、CE-Infosys は、第三者の技術サポート要員によって提供されたいかなる情報
の正確性、および、そうした技術サポートの結果として、お客様が実行あるいは停止
したことにより、直接あるいは間接的に生じた損害について損害賠償責任を負いませ
ん。
お客様は、お客様が意図した結果を得るための本ソフトウェアの選択、本ソフトウェ
アのインストール・使用および本ソフトウェアによって得られた結果について、全て
の責任を負うものとします。お客様はさらに、本ソフトウェアの品質および成果が適
用されることについて全ての危険を負担します。本ソフトウェアに欠陥があることが
実証された場合でも、CE-Infosys およびその代理店または販売店ではなく、お客様
が、全ての必要なサービス、補修・修正の費用を負担します。
本保証は、お客様に特定の法的権利を付与致しますが、お客様は、国・地域により異
なる、法的権利を有します。一部の国または地域では、暗示的な保証を除外すること
を禁止しており、その場合、お客様には上記の除外は適用されません。CE-Infosys
は、本ソフトウェアが、CE-Infosys 以外の第三者によってカスタマイズ・再パッケ
ージ又は変更していた場合には、全ての保証を放棄いたします。
救済および損害の制限
前項の保証に対する CE-Infosys の違反に対する救済は、問題の製品の購入価格に制
限されます。いかなる場合にも、CE-Infosys またはその供給者は、いかなる、間接
的、偶発的、特定的、または、本ソフトウェアまたは、本ライセンス契約により生じ
た、経過的な損害または、利益の損失、資産の減少、収入減、または、データの損失
について、CE-Infosys または、その供給者が、そうした損害の可能性を通知されて
いた場合であっても、損害賠償責任を負いません。CE-Infosys のお客様または、そ
の他の個人に対する損害賠償責任は、その請求の形態にかかわらず、お客様が本ソフ
トウェアを使用するために支払った金額を超えないものとします。
分離不可分性
とします。
本ライセンス契約のいずれかの条項が、無効、不法、実行不可能であると判明した場
合にも、それ以外のいかなる条項の有効性、合法性、実効性は影響および変更される
営業機密:所有権
ものでは無く、同様の意図および経済的効果のある有効、合法、実行可能な条項によ
り置換されることとします。
お客様は、本ソフトウェアの構造、シーケンス、組織は CE-Infosys の価値ある営業
機密であることを認識し合意したこととします。お客様は、当該営業機密を保持する
ことに合意することとします。お客様はさらに、本ソフトウェアおよびその派生的な
複製物の所有権が、その形態に拘わらず CE-Infosys の所有物であることを認識し、
合意したものとします。
一般条項
本ライセンス契約書は、シンガポール共和国法を管轄法都市、お客様と CE-Infosys
の間の全ての理解と合意を定めるものであり、両者のサインのある書面によってのみ
変更されうるものとします。
期間および解除
本権利許諾は、別途解除されない限り、お客様が最初に本ソフトウェアを使用した日
から 50 年間有効です。お客様は、本ソフトウェアおよび文書を、複製物およびいず
れかの形態に統合されたものの全てとともに破壊することによって、本権利許諾をい
つでも解除することができます。お客様が、本ライセンス契約の条項の一に違反した
場合、本権利許諾はただちに解除されます。当該解除に当たり、お客様は、本ソフト
ウェアおよび文書を、複製物およびいずれかの形態に統合されたものの全てとともに
破壊することに合意することとします。
2
CE-Infosys Pte Ltd
390 Havelock Road
#08-02 King's Centre
Singapore 169662
Tel: (65) 6235 8722
Fax:(65) 6235 3164
Contents
PART.1
はじめに ――――――――――――――――――― 4
1-1
1-2
機能概要 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
利用可能なコンポーネント ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
1-3
インストール前の確認事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
1-4
1-5
インストール後の注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
システム条件 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
PART.2
パスワード設定 ―――――――――――――――― 9
PART.3
旧バージョンからのアップグレード ―――――― 10
PART.4
3-1
アップグレード前の作業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10
3-2
導入済みバージョンの確認 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10
3-3
旧バージョンからのアップグレード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
CompuSec SW の新規インストール ――――― 14
4-1
CompuSec SW の新規インストール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14
4-1-1 インストールランチャーによる準備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15
4-1-2 CompuSec SW 本体のインストール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23
PART.5
ブート前認証 ―――――――――――――――― 33
PART.6
製品の登録 ――――――――――――――――― 37
6-1
PART.7
PART.6
製品の再登録について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 40
CompuSec SW のアンインストール ――――― 41
7-1
ハードディスクの復号 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41
7-2
CompuSec のアンインストール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43
テクニカルサポートについて ――――――――― 47
・ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。本プログラムの著作
権は、CE-Infosys に帰属します。本ユーザーズガイドの著作権は、キヤノンITソリューションズ株式会社に帰属します。
その他の製品名および社名などは、各社の商標または登録商標です。
・本書は、本書作成時のソフトおよびハードウェアの情報に基づき作成されています。その後のソフトウェアのバージョンアッ
プ等により、記載内容とソフトに搭載されている機能が異なっている場合があります。また、本書の内容は、予告なく変更す
ることがあります。
・本製品の一部またはすべてを無断で複写、複製、改変することはその形態を問わず、禁じます。
3
PART
1
はじめに
ノートパソコンの紛失/盗難による損害は、パソコンの購入価格に留まりません。営業情報がライバ
ル会社に漏れた場合は、会社にとって非常に大きな損失となりますし、パソコンに保存していた顧客
情報などの個人情報が漏えいした場合は、単なる金銭的な問題に留まらず、会社のイメージ失墜や信
用の喪失など、後々まで影響を及ぼします。
ネットワークに接続された PC も、セキュリティホールの存在やクラッキングツールなどにより、危
機にさらされています。CompuSec はハードディスクやリムーバブルメディアの暗号化を行うことで、
情報漏えいを防ぐ非常に強力なツールです。
CompuSec SW はソフトウェアベースのセキュリティソリューションで、ブート前認証を組み込み、
ハードディスク全体の暗号化を行います。PC 利用時は、ブート前認証でユーザ ID とパスワードを入
力するだけで、OS まで起動することができます。
暗号化アルゴリズムは AES 256 ビットを採用しており、ハードディスク全体(休止用の領域も含む)
を暗号化するため、ブート型ウイルスやトロイの木馬に対するセキュリティも向上します。
CompuSec は、ハイバネーション(休止)モードやスタンバイ/スリープモードにも対応しています。
更に、フロッピーディスクや USB メモリなどのリムーバブルメディアも暗号化できますので、
CompuSec を導入した PC 間であれば、これらのデータを安全に交換することが可能です。
本バージョン(5.x)では、旧バージョン(4.18.x)から CompuSec をアンインストールせずに(ハー
ドディスクの暗号化の有無に関わらず)
、アップグレードすることができます。
4
PART 1
はじめに
1-1 機能概要
・ユーザ名とパスワードによるアクセス制御
・暗号化によるパフォーマンス低下をほぼゼロに
・ AES 256 ビットによる暗号化
・ OS のバックグラウンドでの暗号化/復号を実現
・ハイバネーションモードに対応(ハイバネーションデータも暗号化)
・リムーバブルメディアの暗号化で、セキュアな共有を実現
・データ交換したい機密ファイルの暗号化
・暗号化された仮想ドライブの作成と運用
・旧バージョン(4.18.x)をアンインストールせずにアップグレード可能
1-2 利用可能なコンポーネント
・ シングルサインオン
CompuSec のブート前認証をパスすれば、Windows へのログオンも自動的に行えます。
・ SafeLan
NTFS ファイルシステムの共有フォルダに、暗号化フォルダを作成します。
・ DataCrypt
ファイル単位で暗号化を行うプログラムで、楕円曲線に基づく公開鍵暗号方式を使用しています
(暗号化できるファイルは 680MB 以下となります)
。
・ DriveCrypt
暗号化された仮想ドライブを作成し、ファイルやフォルダを簡単に暗号化・復号できます。
・ CD / DVD 暗号化
CD に対する書き込みを暗号化できます。但し、本バージョンでは Windows XP 標準の CD-R /
RW への書き込みのみ暗号化が行えます。
1-3 インストール前の確認事項
・ Windows Vista Ultimate にて BitLocker を有効としている場合は、無効としてください。万が
一の際に、復旧する事ができません。
・ CompuSec は、ハードディスクの MBR 領域に変更を加えます。万が一に備え、インストール前に
必ず重要なデータのバックアップを行ってください。
・ インストールを開始する前に、他のアプリケーションを終了してください。
・ PC の BIOS にて MBR を保護するような設定がある場合は、これを無効としてください。BIOS に
それらに関する項目がない場合、特に設定は不要です。
・ インストール中は、アンチウイルスソフトを無効としてください。アンチウイルスソフトにより、
5
MBR を保護する機能を有している場合は無効化してください。
・ ハードディスクが、マザーボードのコネクタに直接接続されているタイプかを確認してください。
拡張カード接続には対応していません。対応している I / F は、IDE と SATA のみです。SCSI や
RAID 構成(ハード・ソフト共)
、ダイナミックディスクには未対応です。
・ PC の BIOS に RAID などの設定がある場合は、RAID 構成をしていなくても、無効化してください。
・ MBR に書き込みを行うようなソフトウェア(パーティション操作やマルチブート管理ソフト)は
アンインストールしてください。
・ Windows が備えているドライブ圧縮機能は、ハードディスクを暗号化すると、圧縮効率が非常に
悪くなりますので、想定されている圧縮率は得られません。
・ Windows 2000 / XP 標準のディスクデフラグツールで、C ドライブの分析を行い、『最適化を
行ってください』と表示された場合は、最適化を実行してください。
尚、最適化を効率よく行うには 15%以上の空き領域が必要です。
デフラグ前に不要なファイルなどを削除し、15%以上の空き領域を確保してください。
・ Windows Vista では、インストールランチャーでハードディスク(C ドライブ)のフラグメンテー
ション(ファイルの断片化)度合いを調査することができません。
標準でデフラグがスケジュール設定されているため、特に意識する事は無いと思われますが、念
のために「ディスクデフラグツール」を起動し、分析を行ってください。
Windows Vista では、「ディスクデフラグツール」を起動するだけで分析を行います。
分析の結果、「今すぐ最適化する事をお勧めします。
」と表示された場合は、
[今すぐ最適化]をクリックして、デフラグを行ってください。
6
PART 1
はじめに
1-4 インストール後の注意事項
・ Windows Vista Ultimate の BitLocker は有効にしないでください。CompuSec の暗号化と共
用してしまうと、万が一の際に復旧する事ができません。
・ Windows XP / Vista の「システムの復元」を使う場合、CompuSec をインストールした状態で、
CompuSec インストール前に復元しないでください。暗号化ドライバが PC に導入されず、ハード
ディスクの内容が読めなくなります。
・ ハードディスクの暗号化を開始する前に、C ドライブのプロパティから、エラーチェックの『不良
なセクタをスキャンし、回復する』を実行してください。暗号化中に不良セクタにアクセスすると、
非常に時間がかかります。
・ ハードディスクの暗号化後に CHKDSK コマンド(エラーチェック)等を行う場合は、必ず
Windows 上から行ってください。OS の CD で起動した回復コンソールや、別の PC へ接続して
CHKDSK 等を実行すると、データが破壊される恐れがあります。
・ ハードディスクの暗号化(または復号)中に、処理が進んでいないように見える場合(アクセスラ
ンプが点滅していない等)は、強制的に電源をオフにするなどはせず、そのままの状態でサポート
センターまでご連絡ください。強制的に電源をオフにしたり、リセットを行うと、二度とデータが
読めなくなります。
7
1-5 システム条件
PC 本体
IBM PC / AT 互換機
PC 本体の初期導入 OS が Windows 2000 より古いものでは、最新の OS を導入し
ても、ハードウェアとの兼ね合い上、動作に支障がでる場合があります。
CPU
Intel 製または Intel 互換 CPU(AMD 製)
Intel Xeon、Itanium など、サーバー用 CPU には対応していません。
また、Transmeta 社の Crusoe 等を採用している PC では、MBR を保護する機能が
搭載されている場合があります。
MBR が保護されていると、CompuSec を正常に利用することができません。
RAM
OS
128MB 以上
日本語 Microsoft Windows 2000 Professional(SP1 以降)/
XP Home Edition / XP Professional / Vista Home Basic / Vista Home
Premium / Vista Business / Vista Enterprise / Vista Ultimate
※ 64bit 版 Windows には対応していません。
ハードディスク
120MB 以上の連続した空き領域が必要。
対応 I / F は IDE と SATA のみとなります。SCSI や RAID 構成(ハード/ソフト)、
ダイナミックディスクには対応していません。
その他
1024x768 ドット以上を表示できるディスプレイ、キーボード、マウス、CDROM ドライブ。
CD-ROM 未搭載のノート PC では、CD の内容をハードディスクにコピーし、そこ
からインストールを行ってください。
・ インターネット接続環境をご用意ください。製品登録時に必要です。GlobalAdmin 管理下の場合、
オンラインによる製品登録は無いため、必須ではありません。
・ OS のデュアルブート環境には対応していません。(MBR 操作が加わるため)
・ MBR を書き換えるソフト(パーティション操作やマルチブート管理ソフト、一部のバックアップ
ソフト等)とは共存できませんので、事前にアンインストールしてください。
・ 古いハードディスクで運用する事はお勧めしません。不良セクタが多数存在すると、暗号化/復号
処理に、相当の時間を要します。また、デフラグや暗号化/復号処理の負担により、不良セクタが
発生してしまう恐れがあります。
8
PART
2
パスワード設定
・ パスワード長は、半角英数字で 6 ∼ 16 文字です。
・ a ∼ z、A ∼ Z、0 ∼ 9 を使用できます。& “ ( ) : ; , . ? / < > = + -_ * ‘ % @ などを含む記
号は、全般的に使用できません。ひらがな、漢字などの 2 バイト文字も使用できません。
※ ブート前認証画面では、キーボード認識が英語キー配列となっており、一部のキー入力を受け
付けません。
記号を使用すると Windows 上で画面ロックを解除する際に、日本語キー配列の認識となって
いる関係上、記号が合わずに画面ロックを解除できませんので、原則として記号の使用は避け
てください。
・ パスワードは、大文字、小文字を区別します。
・ ログオン回数、日数による期限を設定できます。パスワードが期限切れになると、次のログオン時
に、パスワードを変更するよう指示されます。
パスワード期限は、CompuSec インストール時にのみ設定できます。インストール後に変更する
事はできません。
・ CompuSec は、直近 7 つのパスワード履歴を保存しており、履歴内と同じパスワードを再設定しよ
うとすると、拒否します。
また、CompuSec にはパスワードの複雑さをチェックする機能があり、ユーザ ID 名が含まれてい
たり、1111 などの単純なパスワードを受け付けません。
別の例を挙げますと、yamagata は NG ですが、saitama は OK です。NG の理由は、同じ文字(こ
の場合は a)が、全体の半分以上を占めているためです。
9
PART
3
旧バージョンからの
アップグレード
本バージョン(5.x)の CompuSec SW は、旧バージョンをアンインストールせずに、アップグレー
ドする事ができます。
3-1 アップグレード前の作業
・ 万が一に備えて、アップグレード前に必ず重要なデータのバックアップを行ってください。(オリ
ジナルの MBR データなども含む)
・ 外部メディアを暗号化して利用している場合
現在記録されているデータを、暗号化されていないメディア(または PC のローカルハードディス
ク等)に退避させてください。
※ ここでの「外部メディア」とは、フロッピーディスクや USB 接続のメモリ、ハードディスクな
どです。
・ SafeLan フォルダを設定している場合
SafeLan フォルダ内のデータを、暗号化されていないフォルダやメディア、クライアント PC の
ローカルハードディスク等に退避させてください。
・ DataCrypt を利用している場合
本バージョンより、DataCrypt の暗号化キーの仕様が変わりました。
暗号化したファイル(.encrypted)があり、暗号化前のファイルが存在しない場合は、ファイルの
復号を行ってください。
・ アップグレードを開始する前に、他のアプリケーションを終了してください。
3-2 導入済みバージョンの確認
現在導入済みの CompuSec バージョンを確認してください。もし、アップグレード後にトラブルなど
が生じた場合は、旧バージョンにより対応が変わる事がありますので、メモなどに記録しておいてく
ださい。
アップグレード手順は、旧バージョンの種類に関わりなく同じです。
10
PART 3
旧バージョンからのアップグレード
現在のバージョンを確認するには、Windows のスタートメニューから、「すべてのプログラム」−
「Security」グループより「CompuSec サービス」を選択してください。
[アンインストール]ボタンの左下に、下図のようなバージョン表記がありますので、確認してくださ
い。
3-3 旧バージョンからのアップグレード
アップグレードを行うには、次の手順で実行してください。
1
旧バージョンの CompuSec が導入されている PC に、本製品の CD-ROM を挿入してください。
CD ドライブがない場合は、CD の内容をハードディスクにコピーしてください。
注意
アップグレードを行う際は、インストールランチャー
は使いません。
CD ドライブの自動実行機能により、右の画面が表示
された場合は、[はい]をクリックして、インストー
ルランチャーを終了させてください。
もし、[いいえ]を選択してしまった場合は、インス
トールランチャーが起動しますが、必ず[終了]をク
リックしてください。
11
CD 内(またはハードディスクコピー先)
2
の Install フォルダを開き、setup.exe を
実行してください。
次のメッセージが表示されますので、
アップグレードを続ける場合は、
[はい]
をクリックしてください。
アップグレード処理を開始し
3
ますので、しばらくお待ちく
ださい。
アップグレード処理は PC を
2 回再起動します。まず 1 回
目の再起動を行います。
再起動時は、これまで通り
CompuSec の認証を行って
ください。
(この時のブート前認証画面
では、まだ旧バージョンが表
示されています)
シングルサインオンによる自動ログオンを設定していない場合は、手動で Windows までログオ
ンしてください。
12
PART 3
旧バージョンからのアップグレード
4
Windows へログオン後しばらくすると、次のメッセージが表示されます。
新しい SecurityInfo.dat を保存しますので、[OK]をクリックしてください。
保存場所を指定するダイアログボックスが表示されま
すので、保存先を指定し[OK]をクリックしてくださ
い。
保存先は、フロッピーディスクや USB メモリなど、外
部メディアを指定してください。
新しい SecurityInfo.dat ファイルの保存が
5
完了すると、2 回目の再起動を行います。
再起動処理を開始しましたら、フロッピー
ディスクや USB メモリなどは取り外して
ください。
6
2 回目の再起動後、ブート前認証画面に表示されている CompuSec バージョンが、「5.x」となっ
ています。
ユーザ ID とパスワードを入力して、Windows まで正常に起動する事を確認してください。
これで、旧バージョン(4.18.x)からのアップグレードは完了です。
13
PART
4
CompuSec SW の
新規インストール
4-1 CompuSec SW の新規インストール
Windows へ Administrator 権限のあるアカウントでログオンし、CompuSec のインストール CD を
CD-ROM ドライブに挿入してください。
(1) Windows 2000 / XP に新規インストールする場合は、CD-ROM 挿入後「4-1-1 インストール
ランチャーによる準備」から始まります。
※ 自動再生をオフにしている場合は、CD-ROM のルートフォルダにある「csinstall(インストー
ルはこちら).exe」をダブルクリックしてください。
(2) Windows Vista で自動再生時は、次のダイアログが表示されますので、「csinstall(インストールは
こちら).exe の実行」をクリックしてください。
※ 自動再生をオフにしている場合は、CD-ROM のルートフォルダにある「csinstall(インストー
ルはこちら).exe」をダブルクリックしてください。
14
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
続けて、「ユーザーアカウント制御」のダイア
ログボックスが表示されますので、「許可」を
クリックしてください。
次項より、CompuSec のインストールを開始
します。
4-1-1
1
インストールランチャーによる準備
MBR 操作ソフトの確認
CD-ROM ドライブの自動再生をオフにしてい
る場合は、CD-ROM のルートフォルダにある
csinstall(インストールはこちら).exe をダブ
ルクリックしてください。
一覧に該当するソフトウェアが存在しない場
合は、[いいえ]をクリックしてインストール
を続行してください。
一覧に該当するまたは、同様のソフトウェアが存在する場合は、[はい]をクリックしてくださ
い。次のメッセージが表示されますので、インストールランチャーを終了します。
15
注意
CompuSec を導入すると、ハードディスクのマスターブートレコード領域(以下 MBR)を書き換えます。
一覧に表示されているソフトウェアなどが存在する状態でインストールを続行すると、システムに不測の事態を
招く恐れがありますので、事前にアンインストールしてください。
ハードディスクの空き容量の確認
2
続いて、C ドライブの空き容量をチェック
し、空きが 15%以下の場合にこのメッセー
ジを表示します。空きが 15%を越えている
場合は表示されません。
[はい]をクリックしてもインストールは継続できますが、連続した空き領域が不足する場合は、
正常にインストールを完了できない場合があります。
十分な空き領域を確保した上で、インストールすることを推奨します。
インストールを続行する場合は、[はい]をクリックして続けてください。
ハードディスクのフラグメンテーション
3
調査
Windows Vista では、左のメッセージが
しばらく表示されますが、ハードディス
ク(C ドライブ)のフラグメンテーショ
ン(ファイルの断片化)度合いを調査す
ることができません。
標準でデフラグがスケジュール設定されているため、特に意識する事は無いと思われます。
Windows Vista でのデフラグについては、「1-3 インストール前の確認事項」にて触れておりま
すので、ご覧ください。
しばらくお待ちいただくと 4 の画面が表示されます。
16
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
Windows 2000 / XP では、ハードディス
ク(C ドライブ)のフラグメンテーション
(ファイルの断片化)度合いを調査し、最
適化が必要な状態であると判断した場合
は、左のメッセージを表示します。
[OK]をクリックするとランチャーを終了しますので、Windows のシステムツールにある[ディ
スクデフラグ]を利用し、C ドライブの最適化を行ってください。
このメッセージは、Windows 2000 / XP のディスクデフラグツールにある[分析]ボタンの結
果をみて、表示しております。
「分析」の結果、「このボリュームを最適
化する必要はありません」と表示されるま
で、インストールランチャーによる警告
メッセージが表示されます。
デフラグの際は、休止モードを一旦無効としてからデフラグを行うと、比較的最適化されやすい
ので、お試しください。
最適化終了後に、再度「csinstall(インストールはこちら).exe」をダブルクリックして、インス
トールランチャーを起動してください。
最適化の必要がない場合や最適化終了後であればメッセージは表示されず、次項に続きます。
4
インストール前のシステム調査
MBR に関するソフトウェアが無い状態
で且つ、ハードディスクの断片化が認
められない状態であれば、このウィン
ドウを表示します。
[インストール]をクリックして、続け
てください。
17
リカバリ CD の作成
5
インストールを開始すると、リ
カバリ CD の有無を問い合わせて
きます。
CompuSec はハードディスクの MBR 領域を書き換えますので、お使いの PC によってはハード
ディスクからのリカバリ作業ができなくなる恐れがあります。
事前にリカバリ用の CD を作成していただくか、システムを復元できる方法を確立させておくこ
とを強く推奨いたします。
既にリカバリ CD を持っている、またはシステムの復
元方法が確立されている場合は、[はい]をクリックし
て続けてください。
[いいえ]をクリックすると、インストールを中断しま
す。
6
MBR 調査レポートの保存
現在の MBR を調査した結果をテキス
トファイルで保存します。保存に関
しては任意ですが、トラブル時など
にサポートセンターへ送る情報とし
て、保存していただくことを推奨い
たします。
18
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
[はい]をクリックすると、保存先指
定のダイアログボックスが表示されま
すので、フロッピーディスクや USB メ
モリなど、必ず外部メディアへ保存し
てください。
( フ ァ イ ル 名 は 、「 - コ ン ピ ュ ー タ 名 mbrrep.txt」となります)
MBR データの保存
7
CompuSec は MBR を書き換えるため、
万が一に備えて現在の MBR データを保
存します。[はい]をクリックして続け
てください。[いいえ]をクリックする
と、インストールを中断します。
MBR 調査レポートと同様に、保存先指定のダイアログボックスが表示されますので、必ず外部
メディアに保存してください。
MBR データは重要です。このデータが無いと、後日ハードディスクからのリカバリなどが正常
に実行できなくなる恐れがあります。
既にリカバリ CD やバックアップなどを用意されていても、トラブル時の調査などにも役立ちま
すので、必ず調査レポートと一緒に外部メディアに保存してください。
注意
2 回目以降のインストール時は、初回インストール時に保存
したデータへ、上書きせずに、必ず別の名前や場所へ保存す
るようにしてください。
最初に保存した MBR データが、CompuSec を導入する前
のオリジナルデータとなります。
ファイル名は、PC 名-mbrfull.mbr となります
19
MBR データの保存が完了すると、次のメッセージが表示されま
すので[OK]をクリックして続けてください。
ユーザ情報の確認と保存
8
PC の詳細情報を保存するた
めのダイアログボックスを
表示します。
1[PC 製造元] 2[PC 機種
名] 3 [PC 型番] 4 [オペ
1
2
3
5
4
レーティングシステム] 5
[サービスパック]の各項目
を入力してください。
※ メーカー製 PC の場合、製造元や機種名などが自動的に表示される場合もあります。但し、
メーカーにより一般的な機種名などが表示されない場合もありますので、手入力にて訂正し
てください。
例えば、製造元[IBM],機種
名 [ ThinkPad xxx], 型 番
[2373-xxx]などと、詳細を入
1
力していただければ、障害発生
時などにサポートセンターにて
スムーズに対応することができ
ます。
2
20
(入力例)
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
自作 PC には固定の名称が存在しないため、製造元・機種名・型番は CPU の種類やマザーボード
型番などの文字列で構いません。
オペレーティングシステムとサービスパック欄は、ご利用中のものを選択してください。
1 [確認 PC のリスト]ボタン
弊社 Web サイトにアクセスし、現在導入に問題のある PC のリストを参照することができます。
(参照するには、インターネットへの接続が必要です)
2 [サポートに情報を送る]ボタン
自作 PC や PC 環境に疑問があるなどの場合は、このボタンを押してください。
現在ご利用中のメールソフトを起動しますので、保存してある -xxx-mbrrep.txt と
-xxx-mbrfull.mbr をメールに添付し、弊社サポートセンターまで送信してください。
自作 PC をお使いの場合は、主なハードウェア環境(CPU,RAM,HDD,周辺機器等)と、主な
ソフトウェア名などを追記してください。
メールソフトや Internet Explorer(インターネットオプション)の設定によっては、このボタン
で起動しない場合がありますので、その場合は別途起動してご連絡ください。
弊社サポートセンターから確認がとれた、または確認 PC のリストにて動作に問題がないことを
確認された場合は、[OK]をクリックして続けてください。
また、以前に評価版をご利用の際、問題なく動作していた場合も[OK]をクリックし、続行し
てかまいません。
サポートセンターからの連絡はサポート営業時間内とさせていただきます。
受付時間
月曜日∼金曜日(祝祭日、弊社休業日除く)
10:00 ∼ 12:00 13:00 ∼ 17:00
お問い合わせには迅速な回答を心掛けていますが、お時間を頂く場合もございますことを、あら
かじめご了承ください。
21
9
PC 情報の保存
PC の製造元や機種名など、入力した情報を保存します。[はい]
をクリックして続けてください。
10
保存先を指定
入力された情報を、pcinfo.txt とし
て保存しますので、保存先を指定し
てください。
ローカルハードディスクに保存する
ことも可能ですが、MBR データな
どと合わせて、外部メディアに保存
することを推奨いたします。
保存先を指定後、[保存]をクリッ
クしてください。
情報を保存した旨のメッセージが表示されま
す。[OK]をクリックして、インストールラ
ンチャーによる処理は終了です。
続けて CompuSec SW 本体のインストールが
始まります。
22
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
4-1-2
CompuSec SW 本体のインストール
[CompuSec コンポーネントのインス
1
トール/削除]をクリックし、インス
トールを開始します。
Administrator 権限のないアカウントで実行
すると、左のダイアログが表示されます。
表示されている Administrator 権限を持つア
カウントのパスワードを入力して続行する
か、ログオフして Administrator 権限を持つ
アカウントで、ログオンし直してください。
ログオンし直した場合は、CompuSec イン
ストール CD の Install フォルダ内にある、
setup.exe を実行し直してください。
※Windows 2000 / XP でも同様のダイア
ログが表示されます。
.
23
2
ライセンス内容を確認し、同意
いただける場合は[同意する]
をクリックしてください。
3
パッケージに同梱されている
「ライセンス番号」と、「支払証
明コード」を入力して、続行し
てください。(ダウンロード版で
は表示されません)
24
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
4
他のアプリケーションが終了さ
れていることを確認し、続行し
てください。
5
ファイル群が、c:¥Program
Files¥CE-Infosys¥CompuSec
にコピーされます。
※ CompuSec は、C ドライブ以
外にインストールすることは
できません。
25
インストールオプションを選択しま
6
す。
SafeLan 以外のオプションが選択
(チェック)されていることを確認
後、[続行]をクリックしてくださ
い。
SafeLan を使う場合は、SafeLan に
チェックを入れてください。
他社製のログオンプログラム(指紋
認証やカードなど)を使用している
場合は、シングルサインオンを無効
(チェックを外す)としてください。
CompuSec のシングルサインオンを使用する場合は、他社製のログオンプログラムをアンインス
トール(または無効化)してください。
インストールオプションを選択後、[続行]をクリックします。
Windows 2000 / XP では、「CD /
DVD 暗号化」が追加されています。
但し、本バージョンでの「CD / DVD
暗号化」は、Windows XP の標準書
き込み機能を使った、CD-R / RW へ
の書き込みのみ可能です。
DVD メディアへの書き込みはできま
せん。
注意
Windows 2000 には、CD への書き込み機能が搭載されておりませんので、CD-R / RW メディアへの暗号化
書き込み機能は利用できません。
26
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
※「CD / DVD 暗号化」にチェックを入れる
と、左のメッセージが表示されますが、本
バージョンでは、Windows XP の標準書き
込み機能のみ正常動作する事を確認してい
ます。
Windows 2000 では、導入されますが利用
する事はできません。
ブート前認証で入力する、ユーザ ID と
7
パスワード期限の設定を行います。
「ユーザ ID を入力」欄に、ブート前認証
で使用するユーザ ID を入力し、パス
ワード期限に関する設定を行ってから、
[続行]をクリックしてください。
ユーザ ID は、英数字で 1 ∼ 16 文字ま
でで、大文字/小文字を区別します。
ユーザ ID は、Windows のアカウント名
と同一である必要はありません。
ユーザ ID に、記号は使わないでくださ
い。
パスワード期限には「日数」と「ログイン回数」の、2 種類の設定があります。ボックスをチェッ
クすることで、どの設定を使用するかを選択します。チェックを両方とも外すと、パスワードは
無期限になります。
「ログオン時パスワード変更メッセージの非表示」にチェックを入れると、任意でパスワード変
更をする事ができなくなります。
(パスワードリセットコードによる変更は可能です)
但し、パスワード期限が指定されていた場合、有効期限が来ればパスワード変更を促すメッセー
ジが表示されます。
注意
ユーザ ID と、パスワードの期限設定はここでのみ可能です。インストール完了後に設定し直す事はできませんの
で、ご注意ください。
ユーザ ID は 1 つのみ登録可能です。複数のユーザ ID を登録して使い分けることはできません。
27
8
パスワードリセットコードを設定し
ます。これは、パスワードを忘れて
しまった時に使います。
パスワードリセットコードは、英数
字で 6 ∼ 16 文字までで、大文字/
小文字を区別します。パスワードリ
セットコードに、記号は使わないで
ください。
パスワードリセットコードは、ファイルやテキストへ出力されませんので、MBR ファイルと同
様に、外部メディアへ記録したものを、安全な場所に保管してください。
パスワードリセットコードを入力後、
[続行]をクリックして続けてください。
9
初回のブート前認証時に入力す
る、初期パスワード「start123」
が表示されます。
28
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
ハードディスク、フロッピーディスク、
10
リムーバブルメディアに使用する暗号
化キーを指定します。自分でキーを設
定したり、他の CompuSec で生成され
た SecurityInfo.dat からキーをインポー
トすることもできます。
クリック毎にランダムな暗号化キーを生成します。
手動で暗号化キーを入力します。入力できる値は、0 ∼ 9 及び A ∼ F を使った、16 進数による
値となります。
他の CompuSec 導入済みの PC で生成された SecurityInfo.dat から暗号化キーをインポートし
ます。他の PC と暗号化キーを同じにしたい場合は、キーを同じにしたいメディアについてこのボ
タンを押し、インポートを行ってください。
例えば、フロッピーディスクについて暗号化キーのインポートを行うと、DataCrypt の機能を利
用しなくとも、暗号化フォーマットされたフロッピーディスクを使えば、通常通りの手段で暗号
化されたファイルのやり取りが可能です。
11
インストールオプションで SafeLan
を選択していた場合は、SafeLan
キーを設定します。
29
Windows XP へ導入時、「CD / DVD 暗
12
号化」を選択していた場合は、CD
Crypt キーを設定します。
DriveCrypt のキーラベルを設定します。
13
DriveCrypt の暗号化キーは、直接指定
する事ができない仕様となっておりま
す。
キーラベルは、暗号化キーから生成さ
れた目安となるもので、暗号化キーを
直接示す物ではありません。
ランダムで生成するか、他の CompuSec で作成された SecurityInfo.dat ファイルから、キーをイ
ンポートする事で設定してください。
尚、旧バージョン(4.xx)では DriveCrypt 機能が無いため、旧バージョンで作成された
SecurityInfo.dat ファイルから、キーをインポートする事はできません。
30
PART 4
CompuSec SW の新規インストール
14
インストール完了後にハードディスク
の暗号化を実施するかどうかを選択し
ます。
ここでは設定を変えずに「暗号化未処
理」のまま[続行]をクリックしてく
ださい。
Windows が正しく起動するかを確認し
た後に暗号化することをお勧めします。
15
重要なファイルである Security
Info.dat を生成します。このファイルは
CompuSec のアンインストール時に必
要です。[続行]をクリックしてくださ
い。
16
SecurityInfo.dat を保存する場所を指定
します。保存先は、フロッピーディス
クや USB メモリなどの外部メディアを
指定し、[保存]をクリックしてくださ
い。
31
SecurityInfo.dat ファイルを保存後、
17
USB 接続のドライブやメモリ、SD
カードなどは取り外してから[続行]
をクリックして続けてください。
CompuSec を有効にするため、自動
18
的に PC を再起動します。
USB 接続のドライブやメモリ、SD カードなどを取り外していない場合は、再起動処理中に取り
外してください。
再起動後は、次項「5 ブート前認証」に続きます。
32
PART
5
ブート前認証
PC が再起動されると、ブート前認証画面が表示されます。
注意
USB ハブ経由でキーボードを利用する場
合、使われる USB ハブにより、正常に認識
できない場合があります。
USB キーボードから、ブート前認証時の
ユーザ ID やパスワードを入力する際は、遅
めのタイピング速度で入力してください。
タイピングが早すぎると、正常に入力でき
ない場合があります。
1
ユーザ ID を入力し、Enter キーを押
します。入力した文字は、*で表示
されます。
2
パスワードを入力します。インス
トール直後ですので、初期パスワー
ド「start123」を入力し、Enter
キーを押します。入力した文字は、
*で表示されます。
33
3
「start123」は期限切れとなります
ので、新しいパスワードを入力し、
Enter キーを押します。
パスワードに使用できる英数字など
の詳細は P.9 を参照してください。
4
5
確認のため、新しいパスワードを再
入力し、Enter キーを押します。
新しいパスワードを確認後、そのパ
スワードを保存し、Windows の起
動を開始します。
34
PART 5
ブート前認証
インストールオプションで「シングル
6
サインオン」を有効にしていると、
Windows のログオン画面が、シングル
サインオン方式の画面となります。
ユーザ
Windows のアカウント名を入力してください。
パスワード
Windows のアカウントに対応するパスワードを入力してください。
各項目を入力後、右矢印ボタン
をクリックまたは、キーボードの Enter キーを入力すると、
CompuSec のパスワードを入力するダイアログが表示されますので CompuSec のパスワードを
入力して「OK」をクリックしてください。
この時、「この認証情報を記録」にチ
ェックが入っていると、アカウント
情報を記憶して次回の Windows ログ
オンを自動的に行うようになります。
35
シングルサインオンにこれらの情報を保存したくない場合(Administrator などの管理者情報)は、
毎回「この認証情報を記録」のチェックを外して、ログオンしてください。
尚、ドメイン環境にログオンする場
合は、ユーザ欄に「ドメイン名 ¥
ユーザ名」といった書式で入力して
ください。
「別のドメインでログオンします
か?」部分をクリックすると、左記
のようなメッセージが表示されます
ので、参考にしてください。
これで、CompuSec のインストールは完了です。
36
PART
2
6
製品の登録
CompuSec SW は、インストールしただけでは 21 日間の体験版としての利用となります。インター
ネットを通じて[登録レスポンスコード]を入手し、登録することで製品としてご利用いただけます。
※ 21 日間を過ぎても動作に支障はありませんが、製品登録を促すメッセージが頻繁に表示されるよう
になります。
1
Windows ログオン後のメッセージにて[はい]をクリックするか、「CompuSec インストールと
サービス」より[サービスとアップデート]をクリック後、[製品登録]をクリックしてくださ
い。
ダウンロード版では[製品の支払い]ボタンとなっていますので、先に「支払証明コード」を入
手してください。
手続きに関しては、http://www.canon-its.jp/product/cs/swdl_reg.html を参照してください。
(Windows ログオン後のメッセージ)
注意
Windows Vista の場合
上記画面で[はい]をクリックすると「ユーザーアカウント制御」のダイアログボックスが表示されますが、[続
行]をクリックしてください。
Windows XP の場合
上記画面で[いいえ]をクリックし、「CompuSec サービス」より[サービスとアップデート]をクリック後、
[製品登録]をクリックしてください。
37
(サービスとアップデートの画面)
2
製品登録画面が表示されます。
インターネットへの接続が可能
な状態で、「登録にはここをク
リック」をクリックすると、登
録レスポンスコードを取得する
Web サイトへアクセスします。
38
PART 6
製品の登録
Web サイトにアクセスすると、
3
ライセンス番号と登録リクエス
トコードが入力済みになってい
ます。
ブラウザ環境により、自動で入
力されない場合もありますの
で、CompuSec の画面からコ
ピー&ペーストで入力してくだ
さい(右側のボタンで、クリッ
プボードにコピーされます)。
CompuSec を導入する PC がインターネットに接続できない場合、別の PC で製品登録を行うこ
とも可能です。
インターネットに接続可能な PC でブラウザを開き、http://canon-its.jp/cgibin/compusec/code-register.cgi を直接入力してください。
2 で表示されている、ライセンス番号と登録リクエストコードおよび登録レスポンスコードを受
け取るメールアドレスを入力し、[送信]をクリックしてください。インターネットに接続でき
る PC がない場合は、 2 で表示されているライセンス番号と登録リクエストコードをサポートセ
ンターまで電話や FAX、電子メールでお知らせください。サポートセンターにて手続きを行い、
登録レスポンスコードを折り返し連絡いたします。
4
「メールアドレス」欄に、「登
録レスポンスコード」を受け取
りたい E-Mail アドレスを入力
し、[送信]ボタンをクリック
してください。
5
[送信]をクリックしてしばら
くすると、登録した E-Mail アド
レス宛に「登録レスポンスコー
ド」が送られてきます。
「登録レスポンスコード」欄に入
力して、[続行]をクリックして
ください。
39
「登録番号」欄に数値が表示さ
6
れれば、製品登録の完了です。
注意
ライセンス番号と支払証明コードが同じでも、CompuSec をインストールし直すと、登録リクエストコードは
変化します。
6-1 製品の再登録について
PC を買い換えたり、システムがクラッシュした場合など、CompuSec を再インストールした場合は、
再び製品登録を行っていただく必要があります。
但し、ダウンロード版に関してはインストール毎にライセンス番号がランダムで生成される方式と
なっており、最初に受け取った支払証明コードを入力しても、製品登録をする事ができません。
ダウンロード版を再インストールして製品登録する際は、最初に受け取った支払証明コードのお知ら
せに関する E-Mail に、「ライセンス番号」と「支払証明コード」が記載されておりますので、それら
をサポートセンターまでお知らせください。
折り返し、製品登録に関する手順などをお知らせいたします。
40
PART
2
7
CompuSec SW の
アンインストール
7-1 ハードディスクの復号
ハードディスクが暗号化されている場合は、まず「作業中に復号」を使って、すべてのハードディス
クを復号してください。
※ 暗号化/復号についての詳細は、アプリケーションガイド「3-3-2 ハードディスクの暗号化の管理」
をご覧ください。
ハードディスクを暗号化したままでアンインストールを実行すると、アンインストール開始前に強
制的に「ブート前に復号」を用いての復号が行われます。
「ブート前に復号」は所要時間がかかり、途中で PC をシャットダウンすることができないため、事
前に「作業中に復号」を行うことをお勧めいたします。
1
Windows のスタートメニューか
ら、「すべてのプログラム」−
「Security」−「CompuSec サー
ビス」を選択してください。
Windows Vista では、「ユーザー
アカウント制御」ダイアログが
表示されますが、[続行]をク
リックして続けてください。
41
「CompuSec インストールと
サービス」が表示されますので、
[サービスとアップデート]をク
リックします。
2
42
[ハードディスク暗号化の管理]
をクリックします。
PART 7
CompuSec SW のアンインストール
ドロップダウンリストから、暗号化さ
3
れているすべてのハードディスク状態
を「作業中に復号」とし、[保存]をク
リックします。
4
[終了]をクリックし、CompuSec サービスを終了させ、PC を再起動します。
※ PC の再起動は自動で行われませんので、手動で行ってください。
ブート前認証通過後、確認の
5
メッセージが表示されます。
「Y」を入力して、ハードディ
スクの復号を開始してくださ
い。
Windows が起動し、バックグラウンドでハードディスクの復号が行われます。
完全に復号されるまでしばらくお待ちください。
7-2 CompuSec のアンインストール
ハードディスクの復号完了後、次の手順で CompuSec をアンインストールしてください。
ハードディスクが暗号化されたままアンインストールを実行した場合、自動的に「ブート前に復号」
が設定されます。
「ブート前に復号」は、復号に要する時間が長いため、予め「作業中に復号」を行ってから、アンイン
ストールを実行することをお勧めいたします。
※ ハードディスクの復号については、アプリケーションガイド「3-3-2 ハードディスクの暗号化の管
理」を参照してください。
43
アンインストールには、インストール時に保存した SecurityInfo.dat ファイルが必要です。アンイ
ンストールを実行する前に、インストール時に保存した SecurityInfo.dat ファイルを用意してくださ
い。
重要
SecurityInfo.dat ファイルを紛失している場合は、アプリケーションガイド「3-3-4 セキュリティ
ファイルのバックアップ」に従って、SecurityInfo.dat ファイルを再生成してください。
尚、他の CompuSec で生成された SecurityInfo.dat ファイルは利用できません。
1
Windows のスタートメニューか
ら 、「 す べ て の プ ロ グ ラ ム 」 −
「Security」−「CompuSec サー
ビス」と選択します。
Windows Vista では、「ユーザー
アカウント制御」ダイアログが表
示されますが、[続行]をクリッ
クして続けてください。
「CompuSec インストールと
サービス」が表示されますの
で、[CompuSec のアンインス
トール]をクリックしてくだ
さい。
44
PART 7
CompuSec SW のアンインストール
2
他のアプリケーションが動作してい
ないことを確認し、続行してくださ
い。
3
ブート前認証時に入力する Compu
Sec パスワードを入力し、続行して
ください。
45
4
インストール時に保存した SecurityInfo.
dat ファイルまたは、アプリケーションガ
イドの「3-3-4 セキュリティファイルのバ
ックアップ」で保存した SecurityInfo.dat
ファイルを用意し、続行してください。
5
SecurityInfo.dat ファイルを指定し、
[選択]
をクリックします。
SecurityInfo.dat ファイルを紛失している
場合は、アプリケーションガイドの「3-34 セキュリティファイルのバックアップ」
を参照のうえ、SecurityInfo.dat ファイル
を再生成してください。
6
SecurityInfo.dat の確認が完了すると、ア
ンインストールが実行され、自動的に PC
を再起動します。
46
PC が再起動されれば、アンインストールは完了です。
PART
2
8
テクニカルサポートについて
CompuSec を使用する上で不明な点などがございましたら、弊社サポートセンターまでお問い合わせ
ください。尚、複数ライセンス製品の場合、サポートセンターの利用には、年間保守契約が必要です。
ライセンス製品には、ご購入後 1 年間の無償保守期間が付属していますが、2 年目以降は別途保守契
約が必要です。年間保守の内容、価格については、弊社ホームページ(http://canon-its.jp/product/
cs/price.html)をご覧ください。
●電話でのお問い合わせ
キヤノンITソリューションズ株式会社 サポートセンター
CompuSec 係
TEL 03-5730-7197
受付時間 月曜日∼金曜日(祝日、弊社休業日除く)
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日時によって混み合っている場合があります。その際は、時間をあらためてお掛け直しいただくか、
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●電子メールでのお問い合わせ
電子メールでお問い合わせいただく際は、下記のアドレス宛てにお問い合わせ内容をお送りください。
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CompuSec 係
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多数のお問い合わせをいただいている場合は、到着順に対応するため、返信に多少お時間をいただく
場合があります。また、ご質問の内容によっては、弊社や海外の開発元での動作検証が必要になる場
合がございます。このような場合にも、返信にお時間をいただく場合がございます。
47
PART 8
テクニカルサポートについて
● FAX でのお問い合わせ
FAX でお問い合わせいただく際は、下記の番号宛てにお問い合わせ内容をお送りください。
キヤノンITソリューションズ株式会社 サポートセンター
CompuSec 係
FAX 03-5730-7122
●その他
Q&A、お問い合わせ方法につきましては、弊社ホームページをご覧ください。
http://canon-its.jp/supp/cs/
48
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