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2016年 - JA越後さんとう

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2016年 - JA越後さんとう
2016
JA越後さんとうの現況
越後さんとう農業協同組合
目 次
1.経営方針
…………………………………………………………… 1
経営理念
第4次中期3ヵ年計画の基本方針(平成27年度~29年度)
第4次中期3ヵ年計画の重点取組事項
経営管理体制
2.事業の概況
…………………………………………………………… 5
直近の事業年度における事業の概況
対処すべき重要な課題
…………………………………………………………… 7
3.地域貢献・農業振興活動
全般に関する事項
地域からの資金調達の状況
地域への資金供給の状況
地域密着型金融への取組み
地域貢献情報
農業振興活動
4.トピックス
……………………………………………………………14
5.リスク管理の状況……………………………………………………………15
リスク管理体制
金融商品の勧誘方針
法令遵守体制
金融ADR制度への対応
内部監査体制
貸出運営の考え方
個人情報保護法・情報セキュリティへの取組み
金融円滑化にかかる基本的方針
JAバンク利用者保護等管理方針
反社会的勢力等への対応に関する基本方針
6.主要な業務の内容……………………………………………………………22
事業の内容
信用事業、共済事業、営農指導事業、農業関連事業、生活事業
【資料編】
Ⅰ 決算の状況
……………………………………………………………31
Ⅱ 損益の状況
……………………………………………………………55
Ⅲ 事業の概況
……………………………………………………………57
Ⅳ 経営諸指標
……………………………………………………………66
Ⅴ 自己資本の状況 ……………………………………………………………67
Ⅵ 自己資本の充実の状況
……………………………………………………………67
JA越後さんとうの概要
……………………………………………………………77
法定開示項目と掲載ページ一覧表
……………………………………………………………82
○この資料は、農業協同組合法第54条の3に基づいて作成した
ディスクロージャー資料です。
○金額は、原則として単位未満を切り捨てて表示しています。
そのため、合計欄、増減欄等が一致しないことがあります。
1.経営方針
経営理念
「環境に優しい未来農業をめざして」
環境保全型農業の振興を通じて、安心・安全な農産物の生産と緑豊かな
地球環境を守り、人と自然の調和を図り、自然やゆとりのある地域社会の
創造をめざします。
「地域とともに、地域社会との共生」
協同と相互扶助の精神に基づき、地域協同組合として組合員はもとより
地域住民の多様なニーズに対応することにより地域とともに発展する、地
域に開かれたJAとしての事業・運営方式に取り組みます。
第4次中期3ヵ年計画の基本方針(平成27年度~平成29年度)
我が国の経済は自民党安倍政権による経済政策「三本の矢」により、円安と株価の上昇で企業業
績や雇用状況の改善が進められています。第3の矢「成長戦略」の施策が行われるなかで、農業の
成長戦略のカギとなる農協改革が断行されました。JAグループは、この過程のなかで「改革は自
らの手でやり遂げる」として次の3つの基本事項を設定しました。①農業所得の増大②農業生産の
拡大③地域の活性化。これらを基軸として中期3カ年計画に取り組んでまいります。
営農事業では、平成30年より国の水田農業政策が大きく見直されます。中でも担い手の水稲経営
面積の拡大を図るため、利用権設定による農地集積と集約化を加速させるため農地中間管理機構(
農地バンク)を設立し、農地の出し手等の支援策を講じました。JAでは、従来の農地利用集積円
滑化事業の継続と農地中間管理機構による利用権設定の窓口も行っておりますので、是非ご相談く
ださい。
今、消費者ニーズは多様化していますが、特別栽培米は環境にやさしい米生産として実需者を始
め消費者のなかで定着し、今や一般的な主食用米となっています。JA越後さんとうは、米生産の
品質向上対策「310(さんてん)運動」を基本に、主食用米のコシヒカリ・こしいぶき・ゆきん
子舞、酒造好適米、もち米等の契約栽培を主体に売れ先の見える販売に努め、今後も求められる米
づくりを進めてまいります。また、トップセールスをはじめ生産者と一体となった店頭販売促進を
展開し、越後さんとう産米のリピーターやファンづくりに努めてまいります。
米の消費量が年々減少し米余りの昨今、米価の低下は農業収入の減少に直結し経営を圧迫してお
り、農業所得の確保が求められております。米販売の減収を補完すべく、園芸を組み合わせた複合
経営が必要不可欠となっています。園芸品目推進プランの策定及び地域振興作物の普及、水田フル
活用の実践と既存主要品目の拡大を目指し、関係機関・農商工の連携による契約栽培品目の作付け
推進と規格外農産物を活用した加工品を開発し、生産者手取りの確保を目指します。
信用事業では年金・相続・教育資金など、年金世代から次世代までの幅広い皆様からご利用いた
だけるよう、相談機能の拡充や優遇金利対応を行い利便性を高めてまいります。また、担い手を中
心とした生産者には、経営状況に合った農業融資の提案活動に継続して取り組みます。
共済事業では、「ひと・いえ・くるまの総合保障」を中心に、全戸訪問による加入状況確認の実
践と新規取引先の獲得に向けた活動に取り組んでまいります。また、次世代層の多様化したニーズ
に対応し積極的な商品提案活動に努めます。
農業を取り巻く情勢は、国民生活に極めて大きな影響を及ぼすTPPの妥結に向けた協議が進め
-1-
-1-
られ緊迫した状態が続いており、農業団体と農業者の連携と総力を挙げた取り組みがより一層重要
な段階となっています。いま、日本の人口は都市に一極集中し、地方・農村の人口は今後も減少す
ると予想されていますが、農業問題は国民の食糧の問題でもあります。JAの総力をあげて協同組
合活動に取り組んでまいります。
第4次中期3ヵ年計画の重点取組事項
Ⅰ 将来にわたり安定継続できる農業経営体制の構築
営農部門
① 人・農地プランとリンクした担い手の育成を図るため担い手への農地集積・集約化を促進すると
ともに、長期的視点と戦略的構想による需要に対応した生産体制の構築ならびに、農地を守り地域
農業を振興する体制づくりを進めます。
② 気象変動に対応した産米品質向上対策の徹底(品質・収量の安定確保)により主食用米産地とし
ての地位を確立するとともに、実需に求められる多様な米(水田活用米穀)生産への取り組み(転
換)により、生産調整の廃止を見据えた新たな生産体制を構築します。
③ 地域農業の担い手である大規模農家・農業生産法人・生産組織および新規就農者等の農業経営の
安定に向け、JA各部門間の連携強化とTACを中心とした提案型訪問活動の継続的な取り組みに
より、経営課題の解決に向けたトータル支援を実践します。
④ 米に偏重した地域農業の生産構造再編に向け、地域の特色や条件を活かした地域振興作物の育成
と生産拡大による産地化、更にはJA直売所を拠点とした少量・多品目の農産物生産販売への結び
付けと生産者手取りの確保に向けた農商工連携に取り組み、水田フル活用と地域農業における園芸
振興を推進します。
⑤ 実需から求められる数量に基づく栽培面積確保と、契約栽培に特化した生産体制の確立と主食用
米にとらわれない水田活用米穀・大豆・麦・そば等の需要ある作物の振興と販売を目指します。ま
た、生産者の労働負担の軽減と生産コスト低減を図るためフレコン集荷の拡大を目指します。
⑥ 共同利用施設の効率的な稼働を促進し、担い手生産者の施設利用拡大による低コスト農業の確立
を図るとともに、実需が求める安全・安心と高品質・均一製品の提供により農産物販売戦略におけ
る有利販売に向けた体制を構築します。また、地域農業の基幹施設でもあるため、中長期展望によ
る計画的な保守・更新を進めます。
⑦ 地産地消で消費者ニーズに合う地元農産物を使用した加工品の開発を進めるとともに、安全・安
心な製品であることを積極的にPRし販売拡大を目指します。また、農産物加工施設の通年利用に
よる施設稼働の拡大に努めます。
⑧ 地域の実情・ニーズを踏まえ、JA事業との連携により“食・農、健康、助けあい”を基軸とし
た「JAくらしの活動」を戦略的に展開します。また、支店等を中心とした活動の実践・強化によ
り組合員・地域住民のくらしを支援するとともに、安心して暮らせる地域づくりに取り組みます。
Ⅱ 地域との結びつき強化と魅力ある店舗づくり
金融共済部門
① 次世代との関係強化(相談機能)を推し進め、各種貯蓄キャンペーンの実施による利用者ニーズ
に沿った商品の提供を図り、個人貯金の維持・純増により貯蓄増強を目指します。
-2-2-
② 安定貯金財源である年金振込み獲得のため予約・指定替え・プレ年金世代をリストアップし推進
を展開、効果的な年金相談体制の強化を進め、取引関係の維持・強化を図ります。
③ 農業制度の変革期にあたり、農業メインバンク機能の強化と本支店間、部門間連携を更に強化す
ることで担い手との結びつきを盤石にし、農業融資プランナーを中心に農業者のニーズに応えられ
る体制の構築を目指します。
④ 住宅ローンを中心としたJAバンクローン商品の販売増強を目指して効果的にキャンペーンを実
施するとともに、生活メイン化に向け住宅ローン契約者を中心とした顧客情報の収集を強化し、借
換防衛と攻勢を組み合わせ安定的な残高確保を目指します。
⑤ 『「安心」と「信頼」で地域をつなぐJA共済の実現』を目指し、既契約世帯に対する「あんし
んチェック」の実施と未加入者に対する「はじまる活動」を展開し、新規契約者(ニューパートナー)
の獲得と推進基盤の拡大を図ります。
⑥ 事故対応では、現場急行サービスと経過報告等支店との交渉経過の共有により、お客様サービス
をこれまで以上に充実させ総合満足度向上を図ります。また、事故処理の際に契約者により優位な
保障対応となるよう、自動車共済のグレードアップ推進に取り組みます。
Ⅲ 生産コスト削減とサービス強化の体制づくり
生産・生活部門
① 肥料農薬の予約奨励措置の見直しと物流の合理化によるコスト削減により資材価格の引き下げを
実現し、農家所得の向上につながる購買事業体制の構築に取り組みます。
② 組合員や地域住民のニーズに応える資材店舗の展開を目指し、必要とする知識・情報の習得によ
るスタッフの資質向上と「安全・安心」な商品及びサービスの提供に努めます。
農機・車輌・燃料部門
① 農業機械整備技術の資格取得と技術向上を図り、故障・トラブルの未然防止と安全・安心の提供
を行います。また、農業機械の情報提供と普及提案を行い、生産組織・担い手等との結びつき強化
に努めます。
② 農機センター間の連携により業務の集約を行い、併せて季節対応3施設の季節対応の見直しと業
務の効率化に努めます。
③ 車輌渉外担当による出向く体制の強化と地域に密着した訪問活動により、お客様目線に立った情
報提供で車両販売・車検台数の確保を図ります。また、車検・整備点検等の6ヵ月前対応を確実に
実施し利用者の確保を図ります。
④ スタンド利用者満足度向上を目指し、スタッフによる接客サービスの充実と、キャンペーン企画
を展開し利用者の囲い込みを図ります。また、定期配送業務の効率化に向けた検討を行います。
葬祭部門
① 安心と安らぎを基本とした、地域に寄り添いより質の高いサービス提供により、安心して任せて
いただける葬儀施行を目指します。また、みどりの会会員メリットを積極的にPRし新規会員の獲
得、利用者拡大に努めます。
-3- -3-
Ⅳ 組合員・地域の皆様と結びつきを深めるとともに、コンプライアンス態勢を
強化し信頼されるJAを目指します
総務・監査部門
① 組合員や地域との結びつきを深めるため、地域活動の実践と広報活動の充実を図ります。また、
組合員加入の促進とポイント会員の拡大に努めます。
② 信頼されるJAを目指してリスク管理の徹底を図るとともに、内部管理態勢の構築および事業の
効率的運営と経営の健全化に努めます。
③ 職員の教育研修機会の確保と各種資格取得を奨励し、人材育成や意識改革による活力ある職場づ
くりに努めます。
④ 内部監査業務において、適正な業務処理の遂行および不祥事未然防止に向けた有効な自店検証・
自店検査の実施と検証を通じ、独立性を確保し有効に機能する内部監査を実施します。また、内部
統制・コンプライアンス態勢の強化と健全な業務運営の確立に寄与します。
経営管理体制
当JAは農業者により組織された協同組合であり、組合員の意思を広範に反映するとともに、業務
執行を機動的に行うために、経営管理委員会を設置し、経営管理委員会が選任する理事が常勤して日
常の業務に専念する体制をとっています。
経営管理委員は、組合の業務執行にかかる基本的事項や重要事項を定めるほか、理事の業務執行の
監督を行っています。また、信用事業について常勤理事のなかで専任担当を置くとともに、農業協同
組合法第30条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
-4-4-
2.事業の概況(平成27年度)
直近の事業年度における事業の概況
米をめぐる情勢は、前年の米価急落を受け生産調整の自主的取組参考値(深堀)の達成に向けた取
り組みを進めることが重要となり、行政とJAグループは連携して水田活用米穀の非主食用米や麦・
大豆による水田フル活用の拡大を目指してきました。その結果、生産調整の制度導入以来初めて過剰
作付が解消され、需給が一定程度改善したことから新潟県産米の価格は上昇傾向に転じています。
一方、JAグループでは、環太平洋連携協定(TPP)が日本の農業とくらしに大きな影響を及ぼ
す重大な問題であることから総力をあげて反対運動に取り組んできましたが、残念ながらTPP交渉
は10月15日に大筋合意に至ってしまいました。しかし、合意は通過点に過ぎず、国会批准されるまで、
農業の将来展望が保障される万全な対策を求めて行く必要があります。引き続き、JAグループをあ
げての運動に一層のご理解をお願い申し上げます。
こうした混迷を深める農業情勢の中ではありましたが、平成27年度は基本計画に基づき経営基盤の強
化と業務の効率化に取り組んだ結果、本年度の事業利益は6,922万円、経常利益は1億4,339万円とな
り、当期剰余金は5,954万円となりました。
主な事業活動の成果については以下のとおりです。
① 営農・販売事業
平成27年産米は全品種合計で1等米比率91.9%と高品質米の生産に取り組んで頂き、昨年に引き続
き目標の90%を上回りました。しかし、集荷実績はコシヒカリ等の中生品種が天候不順の影響で減収
傾向となったことから、出荷契約数量262,211表に対して96.8%の253,748表でありました。販売進度
は1月末現在42.8%(前年同期比94.6%)で品種間の格差があります。
園芸振興では、春先の天候不順による影響で、越冬作物の不作や産地形成を目指した地域振興作物
や園芸品目推進プランに沿った普及・生産が図れませんでした。JA直営直売所の販売高は35,902千
円(計画対比116.5%)で、そのうち青果物は22,491千円(前年対比136.3%)と少量品目で伸長しま
した。
② 生産利用事業
水稲育苗は、4・5月に2回播種をする育苗ハウスの2回転利用により203,053枚を供給しました
が、担い手への利用権設定及び基盤整備事業の通年施工等の関係から前年対比95.6%で9,361枚の減
少となりました。
カントリーエレベーターは、3施設で10,531tの生籾を受け入れましたが前年対比96.4%で398t
の減少となり、ライスセンターは2施設で3,098tの生籾を受け入れ前年対比101.9%で58tの増加
となりました。各共乾施設とも、栽培品種の多様化に伴う荷受の要望も多く対応に苦慮しておりま
す。
③ 信用事業
次世代層への積極的なアプローチと、組合員・利用者満足度の最大化と農業・生活メインバンク機
能強化に取り組んで参りました。貯金ではJA独自商品のアニバーサリー定期貯金(記念日にお花の
プレゼント)や、車検センターや虹のホールとタイアップした定期積金(くるサポ・みどりの会)の
キャンペーンを展開し、期末残高は前年度より10億円増加し818億円となりました。
-5- -5-
貸出金では農業担い手経営体等の対応として、融資担当と営農部門のTACが連携し訪問活動を実
施して参りました。また、米価の安定を支援するためのつなぎ資金として、加工用米・備蓄用米等に
JA独自の対策資金も取り扱いをいたしました。新規実行額は農業資金で2億円、住宅ローンや各種
ローンを含めた実行額全体では9.8億円の実績でしたが、約定償還や繰上償還が実行額を大きく上回
り前年より9億円減少した144億円の期末残高となりました。
④ 共済事業
全戸訪問を目標に、組合員・地域の利用者から信頼感を高めるため「ひと・いえ・くるま」の総合
保障の提供に努め、「あんしんチェック(加入状況の確認)」の実践と「はじまる活動(新規契約者
獲得強化運動)」を重点的に取り組んで参りました。契約者の関心が生存型保障へと移る中で、医療
共済・介護共済が大きく伸長しております。その一方で長期共済保障保有高は、満期や転換消滅など
前年より164億円減少し、3,946億円の期末残高となりました。
⑤ 経済事業
生産資材では、営農指導に基づく栽培指針並びに農産物の販売戦略に則った肥料・農薬・資材の予
約推進を進め、7つの奨励策(予約割引・営農支援・自己取り・工場引取り・直送対策・コスト低減
対策・ポイント付与)を設定し生産コスト低減支援の結果、供給高は9億5,519万円の前年対比103.3
%となりました。
農業機械部門では、水田農業改革の不透明感から機械の換え控えや農林中金資金を活用したアグリ
シードリース事業(農機具等リース応援事業)の利用による導入年度の先送りも影響し、供給高は3
億6,524万円の前年対比85.0%と低迷しました。
生活物資については、3億255万円の実績で前年対比97.1%となり、生活関連の葬祭部門では、虹
のホール及び家族葬の利用も増え6億1,692万円の前年対比107.2%となりました。
購買事業全体では、27億3,807万円の供給高で前年対比88.9%となりました。
対処すべき重要な課題
●JA新潟県大会決議を踏まえた自己改革に総力を挙げて取り組みます
・需要に応じた高品質米の高位安定生産と契約栽培・産地指定等の結び付き販売を強化し農業者所得
の増大を図ります。
・水田活用米穀・大豆・麦等の需要のある作物の生産振興により農業生産の拡大を図ります。
・担い手の確保・育成と効率的かつ安定的な農業経営基盤の強化に取り組みます。
●JA出資型農地所有適格法人の設立
・管内における担い手不足を補い耕作放棄地の発生防止と農地の有効活用、農地集積された大規模経
営体の緊急的受け皿としての対応等を目的として、JA出資型農地所有適格法人『株式会社A・S
さんとう(仮称)』の設立いたします。
●コンプライアンス態勢の充実とリスク管理
・各業務においてコンプライアンス・プログラムに基づく取り組みを実践し、不祥事の未然防止と法
令等を遵守する職場環境の構築に努めてます。また、経営管理態勢を強化し収支・財務の改善を図
るとともに、適切なリスク管理により健全な事業運営に努めます。
-6-6-
3.地域貢献・農業振興活動
3.地域貢献・農業振興活動
全般に関する事項
協同組織の特性
当JAは、長岡市(成沢町と平成17年4月1日合併前の三島町、越路町およ
び平成18年1月1日合併前の寺泊町、和島村、与板町)、三島郡出雲崎町を
事業区域として、平成13年に合併により誕生した広域JAです。
農業者を中心とした地域住民の方々が組合員となり、組合員の参加と結集
を基本とした事業・活動を行っています。協同と相互扶助の精神に基づき
運営される地域協同組合であり、地域の活性化や農業の発展に資する農業
専門金融機関でもあります。
当JAは、組合員・地域住民の皆さまからお預りした大切な財産「貯金」
を主たる源泉として組合員等に対する事業、生活に必要な資金の貸し付け
や有価証券の運用をはじめ、各種の金融サービスを行っています。
組合員はもとより地域住民の多様なニーズに対応することにより、地域と
ともに発展する、地域に開かれたJAの事業運営に取り組んでいます。
また、総合事業の特性を通じて、心豊かな魅力ある地域づくりをすすめ、
社会的貢献に努めています。
組合員数(9,984人)
出資金 2,667,013千円(2,667,013口)
○正組合員 6,069人
○正組合員 2,438,055千円(2,438,055口)
○准組合員 3,915人
○准組合員 220,800千円(
220,800口)
8,158千円(
8,158口)
○処分未済持分
地域からの資金調達の状況
貯金・積金状況
JA貯金は、どなたでもご利用いただけます。
ご利用状況は以下のとおりです。
◎定期性貯金
◎当座性貯金
当 座 貯 金 …
普 通 貯 金 …
貯 蓄 貯 金 …
別 段 貯 金 …
通 知 貯 金 …
計
…
10,697 千円
28,994,328 千円
66,386 千円
組合員以外 …
50,823,668 千円
1,868,497 千円
貯金積金計 …
81,841,871 千円
52,692,166 千円
78,292 千円
- 千円
29,149,704 千円
◎貯金者別貯金残高
組 合 員 … 71,770,304 千円
うち非営利法人
3,458,734 千円
(うち地方公共団体
定 期 貯 金 …
定 期 積 金 …
計
…
2,052,911
千円)
10,071,566 千円
-7- -7-
貯
金
商
品
みどりの会
お客様ニーズにお応えできるよう、当JA独自の貯蓄商品の取り扱いを行っ
ています。お客様の目的に合わせてご利用いただいております。
入会特典付定期積金(契約期間:5年以上10年以下)
…当JAの「虹のホール」での葬儀、自宅葬儀で特典が受けられます。
◎平成28年1月末現在、2,688件、給付契約額1,945,358千円のご契約をいただい
ております。 車検定期積金
く る サ ポ
特典付定期積金(満期分散式、通帳式 契約期間:5年または10年)
…当JA車検センターで車検代金の割引などの利用特典が受けられます。
◎平成28年1月4日から平成28年12月30日までの取り扱いとなります。
相続定期貯金
金利上乗せスーパー定期貯金・大口定期貯金
…相続により大切なご家族から受け継がれたご資産を特別金利にてお預か
りいたします。
◎平成28年2月1日から平成29年1月31日までの取り扱いとなります。
ね ん き ん
定 期 積 金
金利上乗せ定期積金(契約期間:2年以上10年以下)
…第二の人生の計画的な貯蓄に。当JAへの年金振込をされている方、
または、予定されている50歳以上の方が対象となります。
◎平成28年2月1日から平成29年1月31日までの取り扱いとなります。
※各商品内容の詳細については最寄りの窓口までお問合せください。
!!! 金融犯罪にご注意ください !!!
■特殊詐欺(振り込め詐欺など)にご注意ください
特殊詐欺とは、振り込め詐欺(「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」
「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」)などの現金等をだまし取る犯
罪のことです。最近は犯罪の手口が複雑化していますので、十分にご
注意ください。当JAでは特殊詐欺などの金融犯罪から組合員・利用
者の皆さまの大切な資産を守るため、ATM操作画面での注意喚起メッ
セージの表示や、窓口での声掛け、警察などとの連携を通じ、被害の
防止に努めています。また、警察署の指導のもと、金融犯罪防止のた
めの対応訓練を実施しています。
-8--8-
地域への資金供給の状況
貸
出
金
情
報
JAローンを中心に、お客様のニーズに合わせてご利用いただいております。
◎貸出先別貸出金残高
組
員
合
8,061,813 千円
6,352,549 千円
住宅ローン …
うち地方公共団体
3,861,299 千円
223,201 千円
農機具ローン …
うち地 方公 社等
うちそ の他 員外
2,100,000 千円
168,048 千円
計 …
14,414,362 千円
うち金融機関
合
制度融資取り扱い状況
◎貸出金のうちJAローン残高
員 …
外 …
マイカーローン
…
教育ローン …
カードローン …
その他ローン …
合
計 …
5,474,533 千円
298,579 千円
88,908 千円
96,888 千円
105,730 千円
628,740 千円
6,587,651 千円
◎農業近代化資金
…農業者の資本装備の高度化と農業経営の近代化を図ることを目的として
創設された資金です。農協等が資金を貸し付けるにあたり、県が利子補
給を行うことにより農業者に低利の資金を融通することができます。
農業近代化資金
…
88,879 千円(12件)
◎日本政策金融公庫資金
…農林漁業の生産基盤の整備や経営規模を拡大し資本整備の高度化を行う
場合に、農林漁業の健全な発展をはかるために長期で低利の政府資金を
供給することができます。
農業経営基盤強化資金
…
239,321 千円(44件)
…
3,110 千円( 1件)
(スーパーL資金)
農業改良資金
地域密着型金融への取組み(中小企業等の経営の改善および地域の活性化のための取組みの状況を含む)
農業者等の経営支援
に関する取組み方針
当JAは、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者を
はじめとする地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」
を「最も重要な役割のひとつ」として位置づけ、お客様からのお借入れ条件
の変更等のご相談やお申込みには柔軟に対応し、また、お客様からの経営相
談には積極的かつきめ細かく対応して、お客さまの経営改善への取り組みを
ご支援できるように努めています。また、適正な業務遂行に向け「金融円滑
化にかかる基本的方針」に基づき実践しています。
農業メインバンク
機能強化への取組み
当JAでは、多様化する農業者の金融ニーズに的確に対応するため幅広い資
金をご用意し、農業の発展を多面的に支援しています。担い手に対する金融
面での支援を継続・強化するための「担い手支援資金(愛称:アグリ1)」
をはじめ、アグリマイティー資金や農機具ローン、また、農業近代化資金や
日本政策金融公庫資金の取り扱いを通じて、農業者の農業経営と生活をサポ
ートし、地域に即した経営体の育成に努めています。
また、上記資金をはじめとする農業者向け資金の一部に対して、当JAに
よる利子補給やJAバンク利子補給事業等を活用し、農業者の実質金利負担
の軽減を図っています。
-9- -9-
◎主な農業資金の取り扱い状況
担い手のニーズに
応えるための体制整備
「経営者保証に関す
るガイドライン」へ
の対応
農業生産資金
…
60,692 千円
アグリマイティー資金
…
236,331 千円
農業近代化資金
…
88,879 千円
農機具ローン
…
88,908 千円
担い手支援資金(アグリ1)
(23年度までは担い手支援対策資金)
…
160,243 千円
平成22年度緊急農業経営安定対策資金
…
6,118 千円
平成24年豪雪災害等復旧支援資金
…
2,050 千円
平成25年豪雪災害等復旧支援資金
…
1,248 千円
平成26年度緊急農業経営安定対策資金
…
4,428 千円
平成26年度緊急米の直接支払交付金補填資金
…
3,353 千円
農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)
…
239,321 千円
当JAでは、地域の農業者の皆さまとの関係を強化するための体制整備に取
り組んでいます。「JAバンク農業金融プランナー」として7名が本支店に
配置しており、農業者の皆さまが農業融資を含めた農業経営全般に対する相
談をできる体制となっています。また、「地域農業の担い手に出向くJA担
当者(TAC(タック))」との連携により、担い手農家の訪問活動を定期
的に行い、農業者に適した資金提案と相談機能強化に取り組んでいます。
経営者保証に関するガイドライン研究会(全国銀行協会及び日本商工会議所
が事務局)が平成25年12月5日に公表した「経営者保証に関するガイドライ
ン」の趣旨をふまえた態勢の整備を図り遵守に努めています。経営者保証に
過度に依存しない融資の一層の促進に努めるよう、本ガイドラインに基づき、
誠実に対応するよう努めてまいります。
地域貢献情報
文化的・社会的
貢献に関する事項
「くらしの活動」協議会
食農教育活動
当JAは、営農・金融・共済・経済などの各事業活動を通じて、農業者
の経済的・社会的地位の向上を目指すとともに、広く経済・社会の健全な
発展に努めています。また、事業サービスの提供のみにとどまらず環境、
文化活動などを通じ、積極的に社会貢献に努めています。
この協議会は、地域社会のくらしの中で、組合員や地域住民等の思いやニー
ズを実現させる自主的な取り組みを「食・農・健康・たすけあい」を基軸とした
活動を通じて支援し“地域農業の発展”と“安心して暮らせる地域づくり”
を目指した活動を展開しています。
「食農教育プラン」に基づいた地域住民の食と農について、体験学習や視察
研修、料理講習会など、食生活のあり方や食文化の伝承に取り組んでいます。
また、味噌づくりなどの講習会には地域の皆さんからも参加をいただいてお
ります。
○味噌づくり講習会
○料理講習会(米粉や地元食材を使用)
○夏祭りでの食の安全活動イベント
○食に関する視察研修
○伝統食伝達講習会(笹団子・そば)
○子育て支援活動(あぐりんこ)
-10-10-
文 化 活 動
地域での仲間づくりや自分の趣味・教養を高める
ことを目的に、民謡、大正琴、フラワーアレンジ
メント、ダンスなどの44サークルに地域の皆さん
が参加しています。
また、毎年くらしの活動協議会主催による「サ
ークル交流発表会」を開催しており、日頃の活動
成果を発表し交流を深めています。
地産地消活動
直営店1ヵ所を含む農産物直売所を6ヵ所設置し、
新鮮な農産物を地域の皆さまへ供給しています。
○直売所感謝祭開催
○収穫体験
健康づくり
高齢者福祉活動
地域の高齢者を対象に、運動・食・くらし全般の正しい知識を提供しています。
健康で元気に暮らせるように定期的に健康教室を各地域で開催しています。
○手芸教室
○健康教室
女性部活動
○認知症サポーター養成講座
○健康ウォーキングの開催
地域に密着した活動をすすめ、女性部の協同の力
で地域貢献に取り組んでいます。
○米粉普及活動
○料理講習会
○地元行事への参加協力
○仲間づくり日帰り研修
1支店1協同活動
地域とのつなかり・絆づくりを深めるために、各
支店が中心となり「1支店1協同活動」の取り組
みを行っています。イベントの開催・参加や地域
美化など地域に密着した活動を通じて、よりJA
を身近に感じてもらい、地域との交流を図ってい
ます。
ロ ー ン 相 談 会
ローン商品の伸長と安定的な収益確保を目的に、ローン相談会を定期的に開
催しています。平日ご来店いただけない利用者の皆さまのご要望にお応えし
ています。
こども110番
子供が巻き込まれる事件・事故や不審者情報が全国的に後を絶たない中、地
域社会への貢献活動のひとつとして活動を行っています。
9支店の金融店舗と6事業所でのぼりを設置、業務用車輌にステッカーを貼
り、犯罪防止につなげています。
こどもや高齢者、女性が助けを求めてきた際の安全確保や思いやりの対応で、
安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいます。
防
犯
訓
練
管内警察署の指導のもと、店頭での有事に備えた防犯訓練を定期的に行い、
職員の防犯意識の向上と危機管理に努めています。
愛
の
献
血
新潟県赤十字血液センターのご協力により継続的に献血活動を実施していま
す。
-11-
利用者ネットワー
ク化への取り組み
当組合は、組合員をはじめとする利用者の皆さんからなる友の会などの
ネットワークを組織しています。会員相互の親睦を深めることによって健
康で明るい地域社会づくりを目指しています。
◇ 年金友の会(会員総数:2,248名、平成13年~)
(当組合で年金を受給されている方および受給予定者が対象です。)
会員の親睦をはかるとともに、健康的で明るい豊な人間
形成を目指し、地域の発展に寄与することを目的として設
立しました。健康管理と趣味のグループ活動や貯蓄増進の
啓蒙活動を行っています。
○ゲートボール大会
(15チーム参加)
○グラウンド・ゴルフ大会
(参加者: 79名)
○湯治の旅(群馬県 老神温泉)
(参加者:131名)
○誕生日プレゼント
○各支部総会 (参加者:596名)
○健康教室(鵜の浜ニューホテル) (参加者: 68名)
◇ 共済「かがやきの会」(会員総数:269名、平成21年~)
(JA共済の加入者で長期保障金額1億円以上の加入世帯もしくは
長期保障金額が8千万円以上で自動車共済加入世帯が対象です。)
JA共済加入者の親睦と地域の発展に努め、しあわせの
輪を広げることを目的に設立しました。会員の親睦をはか
り、しあわせの輪を広げる活動や会員および家族の健康管
理に努めています。
○人間ドック受診者の助成
(受診者: 84名)
○親睦旅行(群馬県 伊香保温泉) (参加者: 42名)
◇ 旅行友の会(平成13年~)
(当組合管内に居住されているこの会の趣旨に賛同される方が対象です。)
旅行を通じて会員相互の親睦をはかり、健康で明るく楽しい生活と地域社会づくりを目的に設立し
ました。会員旅行の企画・募集等に関する活動を行っています。
○親睦旅行(福島県 スパリゾートハワイアンズ) (参加者:215名)
○各地区支部親睦旅行 農業や地域のさまざまな活動および
JAの最新情報を、広報誌『てん、て
ん、てん』により毎月組合員の皆さま
へ情報を提供しています。また、ホー
ムページには、各部門のキャンペーン
情報、組合概況やディスクロージャー、
などの身近な情報を掲載し、地域住民
や利用者の皆さんへ情報を配信してい
ます。そのほか、コミュニティ誌「別
冊310(さんとう)通信」を発行し、
情報をお届けしています。
情報提供活動
◆ JA越後さんとうホームページアドレス
http://ja-echigosantou.or.jp
-12--12-
農業振興活動
◇ 税務研修会
所得税や消費税等の税制改正の内容を中心とした研修会を開催しています。また、帳簿等の保存
義務化にともない、農業所得申告支援システムの利用推進を図るとともに説明会なども開催し、農
業者の確定申告の支援を行っています。
◇ 安全・安心な農産物づくり
● 管内全域で5割減農薬・5割減化学肥料栽培の取り組み
当JA管内で生産される主食用の米穀は、使用する農薬・化学肥料(窒素成分)について従来
(慣行)の栽培基準よりも「5割削減した栽培」に取り組んでいます。「JA米5割減減栽培基
準」を設定したなか、使用する農薬・肥料を統一し、地域における環境負荷の軽減と生産コスト
の削減を目指しています。
● JA越後さんとう産米「品質向上310(さんてん)運動」
米の品質向上と産地の信頼獲得のため、品質向上に向けた「考え方」「目標」「ポイント」を
整理し、玄米1等級比率、収量、玄米タンパク含有率について「品質向上・収量確保目標」を設
定し、基本技術項目として8項目、さらにその技術ポイントを詳細に示し「品質向上310運動」
と位置づけ、品質向上生産者大会、産米品質向上・販売促進大会、集落座談会および営農指導等
で周知を図り運動内容の推進を行っています。
●「安全・安心・健康米」システム<生産工程管理・記帳運動>
消費者ニーズに応えられる生産履歴記帳運動で魅力ある農作物づくりを目指して、平成15年度
から農産物の生産履歴をトレースできる仕組みに積極的に取り組んでいます。
生産履歴記帳運動は、全生産者の方から圃場一筆(一枚の田んぼ)ごとに生産履歴がわかるよ
う栽培管理日誌を記帳していただき、厳格な管理のもとで集荷、検査し消費者の皆さまに安全・
安心な農産物の提供を図るものです。
● 水稲種子温湯消毒処理
当JA管内で使用する水稲種子(稲の種籾)は、
すべて温湯消毒処理を行っています。
温湯消毒は、稲の種籾を一定の温度(約60℃)の
お湯に浸けて病原菌を殺菌するもので、化学合成農
薬などの薬剤をいっさい使用しなくて済むことから、
減農薬栽培はもちろん、消毒後の薬剤廃液も発生し
ない環境にやさしい消毒方法です。
◇ 地産地消・食育への取り組み
「くらしの活動」協議会の地産地消活動の一つであ
る農産物直売所を、直営店1ヵ所を含め管内6ヵ所に
設置し、生産者の顔がみえる安心で安全な農産物を提
供しています。また、食農教育の一環として、管内の
小学校の学校田や畑に栽培指導を行い、農業体験を通
じて農業の大変さや収穫の喜びを次世代へつなぐため
積極的に取り組んでいます。
-13-13-
4.トピックス
●
生産者大会開催(平成27年3月)
平成27年度JA越後さんとう生産者大会を、長岡市寺泊
文化センターはまなすで開催いたしました。大会では、越
後さんとう産米のステップアップした品質向上対策の取組
み徹底により1等米比率90%以上を目指し、更なるブラン
ドの強化を目的に、管内各地区の生産者・関係者約500名
のご参加をいただき、情勢報告、技術指導講演が行われま
した。
●
JA越後さんとうサマースクール開講(平成27年8月)
当JA管内の小学生4から6年生を対象に、今回で6回目
となるサマースクールを開講し、72名の児童から参加いた
だき、ブルーベリー、枝豆の収穫体験や調理実習を中心に、
食と農について学習しました。また、寺泊支店にてJAに
ついても学んでいただきました。
●
会長杯ゴルフコンペ開催(平成27年8月)
組合員や地域住民の皆さまとの交流・親睦を深めるため
に、当JA主催、第3回JA越後さんとう会長杯ゴルフコ
ンペをヨネックスカントリークラブにおいて開催し、約161
名のご参加をいただきました。当日は天候に恵まれた絶好
のコンディションとなり、参加された方々は交流を図りな
がらプレーを楽しみました。
●
JA越後さんとうフォトコンテスト開催
写真という媒体を通じて「食・農業・くらし」の大切さを
伝え・残していくため「第2回JA越後さんとうフォトコ
ンテスト」を開催いたしました。地域のみなさまが撮影さ
れた『食・農業・くらしとの関わりあいのある写真』をテー
マに、45点の応募をいただき、入賞作品10点を決定いたし
ました。
フォトコンテスト最優秀賞「1人でもできた!」
●
窓口セールスロールプレイング上・中越大会(平成27年11月)
長岡リリックホールにおいて、JAバンク新潟主催「窓
口セールスロールプレイング大会」が開催されました。こ
の大会は、金融店舗窓口担当者のカウンターセールス促進・
強化による、お客様満足度の向上を目的にしており、当J
Aの窓口セールスロールプレイング大会より選抜された出
雲崎支店が出場いたしました。
-14-14-
5.リスク管理の状況
リスク管理体制
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保
し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく規程・要領等
を定め、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備してい
ます。
また、この規程・要領等に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを
通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。)の価
値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。
また、通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店と連携を図りながら与信
審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引
において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権
については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査
定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財
務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負
債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益
が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチ
が存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。
また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることに
より、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバ
ランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に
機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの保
有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるととも
に、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行って
います。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、
有価証券の売買やリスクへッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門
が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告してい
ます。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困
難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリ
スク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著
しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のこ
とです。
-15-15-
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的
な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要
な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の
際に検討を行っています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切である
こと又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。
当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性
リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営
の過程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、
事務手続を整備し、定期的に検査等を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに
状況を把握する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努
めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機
関が損失を被るリスクのことです。
当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュア
ルを整備するとともに、自店検査・自店検証を実施し事務リスクの削減に努めています。
また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査に
より重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融
機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被
るリスクのことです。
当JAでは、コンピュータシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともにシ
ステムの万一の災害・障害等の発生に備えて万全を期しています。
金融商品の勧誘方針
当JAは、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守
し、組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。
1 組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、適切
な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。 2 組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分に理解していた
だくよう努めます。
3 不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員・利用者の皆さ
まの誤解を招くような説明は行いません。
4 電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。
5 組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。
6 販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、適切な対応に努めます。
-16-
-16-
法令遵守体制
当JAは、相互扶助の理念に基づき、農産物の供給源としての役割や、金融機関としての役割な
ど、協同組合組織として組合員や地域社会に必要とされる事業を通じて、その生活の向上や地域社
会の発展に貢献するという基本的使命・社会的責任を担っています。
当JAが、この基本的使命・社会的責任の実現に向けて、以下のコンプライアンス基本方針に基
づく事業を展開していきます。
<コンプライアンス基本方針>
1 当組合は、JAの担う基本的使命・社会的責任を果たし、組合員や利用者の多様なニーズに応える事業を
展開し、社会の信頼を確保するため、当組合の役職員一人一人が、高い倫理観と強い責任感を持って、日
常の業務を遂行する。
2 当組合は、創意と工夫を生かした質の高いサービスと、組合員の目線に立った事業活動により、地域社会
の発展に貢献する。
3 当組合は、関連する法令等を厳格に遵守し、社会的規範に基づき、誠実かつ公正な業務運営を遂行する。
4 経営情報の積極的かつ公正な開示をはじめ、広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図るとともに、
透明性の高い組織風土を構築し、信頼の確保を図る。
5 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、確固たる信念をもって、排除の姿勢を堅持す
る。
<コンプライアンス運営態勢>
「役職員の行動を含むあらゆる業務活動をコントロールする内部ルール」(コンプライアンス・マ
ニュアル)を制定し実践しています。
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事理事長を委員長とするコン
プライアンス委員会を設置するとともに、全部門・施設にコンプライアンス担当者を配置し、相互 に連携して業務を行っています。コンプライアンス・マニュアルをより実効あるものとするため、
理事会の決定を受け、全役職員に対し定期的な研修を行っています。
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、相談・苦情等
の専門窓口を設置しています。
金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホーム
ページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切
な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口(金融機関の休業日を除く 午前9時~午後5時)
北部中央支店
0258-74-3777
寺泊支店
0256-97-3221
寺泊西支店
0258-75-3311
出雲崎支店
0258-78-3171
中部中央支店
0258-42-2200
与板支店
0258-72-2077
こしじ中央支店
0258-92-3131
塚山支店
0258-94-2011
岩塚支店
0258-92-3105
最寄りの支店のほか下記の窓口でも受け付けいたします。
◇信用事業(金融機関の休業日を除く 午前9時~午後5時)
JAバンク相談・苦情等受付窓口 0258-41-2884 電子メール:[email protected]
◇共済事業(金融機関の休業日を除く 午前9時~午後5時)
JA共済相談・苦情等受付窓口 0258-41-2885 電子メール:[email protected]
-17-
-17-
② 紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
◇信用事業
東京弁護士会紛争解決センター (電話:03-3581-0031)
第一東京弁護士会仲裁センター (電話:03-3595-8588)
第二東京弁護士会仲裁センター
(電話:03-3581-2249)
新潟弁護士会示談あっせんセンター
(電話:025-222-5533)
上記弁護士会の利用に際しては、当JAのJAバンク相談・苦情等受付窓口(電話:025841-2884(金融機関の休業日を除く、午前9時~午後5時))または新潟県JAバンク相談所
(電話:025-224-3100(金融機関の休業日を除く、午前9時~午後5時))にお申し出くださ
い。なお、上記弁護士会には直接お申し立ていただくことも可能です。
また、東京弁護士会、東京第一弁護士会、東京第二弁護士会(以下、「東京三弁護士会」
という)の仲裁センター等では、東京以外の地域の方々からの申立について、当事者の希望
を聞いたうえで、アクセスに便利な地域で手続を進める方法があります。
1)現地調停:東京の弁護士会のあっせん人と東京以外の弁護士会のあっせん人が、弁護士会
所在地と東京を結ぶテレビ会議システム等により、共同して解決にあたります。
2)移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に事件を移管します。
※現地調停、移管調停は全国の全ての弁護士会で行える訳ではありません。具体的内容は新
潟県JAバンク相談所または東京三弁護士会仲裁センター等にお問合せください。
◇共済事業
一般社団法人 日本共済協会 共済相談所
一般社団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構
公益財団法人 日弁連交通事故相談センター
公益財団法人 交通事故紛争処理センター
(電話:03-5368-5757)
(電話:本部 03-5296-5031)
(電話:本部 03-3581-4724)
(電話:東京本部 03-3346-1756)
※上記以外の連絡先については、①の窓口にお問合せください。
内部監査体制
当JAは、監査室を設置し、経営諸活動の全般にわたる管理・運営の制度および業務の遂行状況を、
内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、その結果に基づく情報の提供および改善・
合理化への助言・提案等を通じて、組合財産の保全および経営効率の向上に努めています。
毎事業年度ごとに監査の方針及び計画を策定し、監査室職員の他、各部門の業務に精通した職員を
内部監査員に任命し、内部監査を実施しています。監査結果は代表理事理事長及び監事に報告したの ち被監査部門に通知し、定期的に理事会・経営管理委員会に報告しています。
貸出運営の考え方
当JAは、組合員・地域住民の皆さまの大切な財産をお預りするなかで、組織の財務基盤のより安
定的な確保・確立に努めてまいります。ローンを中心とした、収益性、利便性を重視した業務展開で
「選ばれる金融機関/地域ナンバーワンバンク」を目指して地域金融機関としての役割発揮に取り組
んでいます。また、JAは農業専門金融機関としての役割を担い、農業融資相談員を中心に経営相談
や指導機能の強化を図り、融資体制や機能の整備を行い、組合員や利用者の幅広い資金ニーズに応え
てまいります。
-18-
-18-
個人情報保護法・情報セキュリティへの取組み
<個人情報保護方針>
当JAは、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取扱うことが当JAの事業活動の基本であ
り社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。
1 当組合は、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「保護法」といいます。)
その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライン等に定め
られた義務を誠実に遵守します。
個人情報とは、保護法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できる
ものをいい、以下も同様とします。
また、当組合は、特定個人情報を適正に取扱うために、「行政手続における特定の個人を識別するための
番号の利用等に関する法律」(以下「番号法」といいます。)その他、特別個人情報の適正な取扱いに関
する関係諸法令およびガイドライン等に定められた義務を誠実に遵守します。
特別個人情報とは、番号法2条第8項に規定する、個人番号をその内容に含む個人情報をいい、以下も同
様とします。
2 当組合は、個人情報の取扱いにおいて、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を
得た場合および法令により例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内での
み個人情報を取扱います。ただし、特定個人情報においては、利用目的を特定し、ご本人の同意の有無に
関わらず、利用目的の範囲を超えた利用は行いません。
ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。
利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速やかにご
本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、あらかじめ明示し
ます。
3 当組合は、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。
4 当組合は、取扱う個人データおよび特定個人情報を利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよう努め、
また安全管理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。
個人データとは、保護法第2条第4項が規定する、個人情報データベース等(保護法第2条第2項)を構
成する個人情報をいい、以下同様とします。
5 当組合は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく、個
人データを第三者に提供しません。
また、当組合は、番号法19条各号により例外として扱われるべき場合を除き、ご本人の同意の有無に関わ
らず、特定個人情報を第三者に提供しません。
6 当組合は、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民族、門
地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な範囲におい
てご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。
7 当組合は、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。
保有個人データとは、保護法第2条第5項に規定するデータをいいます。
8 当組合は、取扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そのための内部体
制の整備に努めます。
9 当組合は、取扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的な改善に
努めます。
<情報セキュリティ基本方針>
当JAは、組合員・利用者等の皆様との信頼関係を強化し、より一層の安心とサービスを提供するた
め、組合内の情報およびお預かりした情報のセキュリティの確保と日々の改善に努めることが当JA
の事業活動の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。
1 当組合は、情報資産を適正に取扱うため、コンピュータ犯罪に関する法律、不正アクセス行為の禁止に
関する法律、IT基本法その他の情報セキュリティに関係する諸法令、および農林水産大臣をはじめ主
務大臣の指導による義務を誠実に遵守します。
-19-19-
2 当組合は、情報の取扱い、情報システムならびに情報ネットワークの管理運用にあたり、適切な組織的・
人的・技術的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な侵入、紛失、漏洩、改ざん、破壊、利用
妨害などが発生しないよう努めます。
3 当組合は、情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリティ基本方針に
基づき、組合全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。
4 当組合は、万一、情報セキュリティを侵害するような事象が発生した場合、その原因を迅速に解明し、
被害を最小限に止めるよう努めます。
5 当組合は、上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報セキュリティマネ
ジメントシステムを確立し、維持改善に努めます。
金融円滑化にかかる基本的方針
当JAは、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客
さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を、「当JAの最も重要な役割のひとつ」とし
て位置付け、当JAの担う公共性と社会的責任を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、以下の
方針を定め、取り組んでまいります。
1 当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、お客さまの特性およ
び事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。
2 当JAは、事業を営むお客さまからの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善に
向けた取り組みをご支援できるよう努めてまいります。
また、役職員に対する研修等により、上記取り組みの対応能力の向上に努めてまいります。
3 当JAは、お客さまから新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合には、お客さまの経験
等に応じて、説明および情報提供を適切かつ十分に行うように努めてまいります。
また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めます。
4 当JAは、お客さまからの、新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談及び
苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、お客さまの理解と信頼が得られるよう努めてまいります。
5 当JAは、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込み、事業再生ADR手続の実施依頼の確認
または地域経済活性化支援機構もしくは東日本大震災事業者再生支援機構からの債権買取申込み等の求め
について、関係する他の金融機関等(政府系金融機関等、信用保証協会等および中小企業再生支援協議会
を含む。)と緊密な連携を図るよう努めてまいります。
また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を前提に情報
交換しつつ連携に努めます。
6 当JAは、お客さまからの上述のような申込みに対し、円滑に措置をとることが出来るよう、必要な体制
を整備いたしております。具体的には、
(1)
(2)
(3)
理事長以下、関係常務・部長等を構成員とする「金融円滑化管理委員会」にて、金融円滑化にかかる対応
を一元的に管理し、組織横断的に協議します。
信用共済担当常務を「金融円滑化管理責任者」として、当JA全体における金融円滑化の方針や施策の徹
底に努めます。
各支店に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支店における金融円滑化の方針や施策の徹底に努めます。
7 当JAは、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性および有効性を定期的に検証し、必
要に応じて見直しを行います。
-20-20-
JAバンク利用者保護等管理方針
当JAは、農業協同組合法その他関連法令等により営む信用事業の利用者(利用者になろうとする
者を含む。以下同じ。)の正当な利益の保護と利便の確保のため、以下の方針を遵守いたします。ま
た、利用者の保護と利便の向上に向けて継続的な取組みを行ってまいります。
なお、本方針の「取引」とは、「与信取引(貸付契約およびこれに伴う担保・保証契約)、貯金等
の受入れ、商品の販売、仲介、募集等において利用者と当JAとの間で事業として行われるすべての
取引」をいいます。
1 利用者に対する取引または金融商品の説明(経営相談等をはじめとした金融円滑化の観点からの説明を含
みます。)および情報提供を適切かつ十分に行います。
2 利用者からの相談・苦情等については、公正・迅速・誠実に対応(経営相談等をはじめとした金融円滑化
の観点からの対応を含みます。)し、利用者の理解と信頼が得られるよう適切かつ十分に対応します。
3 利用者に関する情報については、法令等に基づく適正かつ適法な手段による取得ならびに情報の紛失、漏
洩および不正利用等の防止のための必要かつ適切な措置を講じます。
4 当JAが行う事業を外部に委託するにあたっては、利用者情報の管理や利用者への対応が適切に行われる
よう努めます。
5 当JAとの取引に伴い、当JAの利用者の利益が不当に害されることのないよう、利益相反管理のための
態勢整備に努めます。
反社会的勢力等への対応に関する基本方針
当JAは、事業を行うにつきまして、平成19年6月19日犯罪対策閣僚会議幹事会申合わせにおいて
決定された「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」(以下、「政府指針」という。)
等を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で臨むことをここに宣言します。
また、マネー・ローンダリング等組織犯罪等の防止に取り組み、顧客に組織犯罪等による被害が発
生した場合には、被害者救済など必要な対策を講じます。
(運営等)
1 当JAは、反社会的勢力等との取引排除および組織犯罪等の防止の重要性を認識し、適用となる法令等や
政府指針を遵守するため、当JAの特性に応じた態勢を整備します。
また、適切な措置を適時に実施できるよう、役職員に指導・研修を実施し、反社会的勢力等との取引排除
および組織犯罪等の防止について周知徹底を図ります。
(反社会的勢力等との決別)
2 当JAは、反社会的勢力等に対して取引関係を含めて、排除の姿勢をもって対応し、反社会的勢力による
不当要求を拒絶します。
(組織的な対応)
3 当JAは、反社会的勢力等に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。
(外部専門機関との連携)
4 当JAは、警察、財団法人暴力追放推進センター、弁護士など、反社会的勢力等を排除するための各種活
動を行っている外部専門機関等と密接に連携し、反社会的勢力等と対決します。
(取引時確認)
5 当JAは、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく取引時確認について、適切な措置を適時に実
施します。
(疑わしい取引の届出)
6 当JAは、疑わしい取引について、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づき、速やかに適切な措
置を行い、速やかに主務省に届出を行います。
※「反社会的勢力等」とは、「政府指針」に記載される集団または個人の他、マネー・ローンダリング等
の犯罪組織等を行う反社会性を有する集団または個人を指します。
-21-21-
6.主要な業務の内容
JAバンク法(JA、県信連、農林中央金庫がひとつの金融機関として機能)に基
づくJA経営の健全性の確保によって「利用者に選ばれる金融機関」並びに「経営の
質、量が充実した健全なJAバンク」実現に向けた取り組みを進めています。
信用事業
■ 貯金業務
組合員をはじめ地域の皆さま、一般企業・団体の皆さまの幅広いニーズにお応えできるよう各種貯金をご用意い
たしております。便利な「総合口座」をはじめ、「定期貯金」「定期積金」「貯蓄貯金」「財形貯金」と品揃えも
豊富に、どなたでもお気軽にご利用いただけます。
貯金の種類
特 色
普通貯金
総
合
決済用普通貯金
定期貯金
大口定期貯金
スーパー定期貯金
口
期日指定定期貯金
座
期 日
お預け額
1円以上
1冊の通帳に、普通貯金、定期貯金がセットでき、また必要な時にお 出し入れ自由
預かりの定期貯金を担保とする自動借入もできる便利な口座です。
「貯める・受け取る(給料・年金・配当金)・支払う(公共料金・ク
レジット等)・借りる」機能を持った優れもので、お財布代わりとし
てお勧めします。
また、キャッシュカードは全国のJA、銀行等のキャッシュコーナー
「定期貯金」欄に同じ
でご利用いただけます。
変動金利定期貯金
据置定期貯金
大口定期貯金
スーパー定期
定
1円以上
期日指定定期貯金
1円以上
300万円未満
変動金利定期貯金
金利実勢にそって6ヶ月ごとにお預かり利率が変動する定期貯金です。 最長3年
1円以上
貯
据置定期貯金
金
積立式 定期 貯金
譲
1,000万円以上
1年複利のお得な定期貯金です。
最長3年
据置期間経過後は期日指定により、ご希望の日にお引き出しになれま
(据置期間1年)
す。また、元金の一部お引き出しもできます。
期
定
お預け入れ時の利率が満期まで変わらない確定利回りで、短期から長
1ヶ月以上10年以内
期の運用に目的に応じて選べます。
期
渡
積
性
貯
満期日は、お預け入れ日の6ヶ月経過後から5年までの間の任意の日を
指定でき、元金の一部払出も可能です。また、お預け入れ期間に応じ
た有利な金利が適用されます。
1年複利の自由金利定期貯金です。
普通貯金等からの自動振替による預入や、ATMによる預入もできま
す。
最長5年
(据置期間6ヶ月)
1円以上
1,000万円未満
最長3年
(据置期間6ヶ月)
1円以上
金
お積み立て期間内に、分割してお積み立ていただけます。お積み立て
方法には定額式、目標式、満期分散式、逓増逓減式とプランに合わせ 6ヶ月以上
てお選びいただけます。また、ボーナス併用や隔月等でのお積み立て 10年以内
もできます。
1,000円以上
金
譲渡が可能な貯金で、満期日に最終保有者からのご請求により解約元
7日以上5年未満
利金をお支払します。譲渡は利息も含めて行います。
1,000万円以上
当
座
貯
金
お支払いには安全で便利な小切手、手形をご用意いたします。
貯金保険制度により全額保護されます。※無利息です。
出し入れ自由
1円以上
普
通
貯
金
出し入れ自由。給料・ボーナス・年金等の受取口座、公共料金等の引
出し入れ自由
落口座としてもご利用いただけます。
1円以上
決 済 用 普 通 貯 金
従来の普通貯金(個人のお客様は総合口座と同様です。)のお取り扱
いができます。貯金保険制度で全額保護されます。
出し入れ自由
※無利息です。
1円以上
J
贈
金
座
租税特別措置法に基づく教育資金非課税措置の適用を受けるための口
貯金者が30歳に達し
座です。直系尊属(祖父母、父母等)から贈与契約書により教育資金
1円以上
た日など、一定の要
の贈与を受けた30歳未満の方がご利用いただけます。原則として中途
1,500万円以下
件に該当した日まで
解約はできません。(取扱期間:平成27年12月30日まで)
A
与
教
専
育
用
資
口
貯
蓄
貯
金
お預け入れ残高に応じて、より有利な運用ができる金額階層別金利と
出し入れ自由
なっています。キャッシュカードがご利用いただけます。
1円以上
通
知
貯
金
まとまった資金の短期運用に有利です。解約は一括して払い戻しま
す。ただし、解約日の2日前までにご連絡ください。
5万円以上
形
給与からの天引きで、お勤めの方々の財産づくりに最適な積立貯金で
3年以上
す。
財
形
一
般
財
財
形
年
金
財
形
住
宅
貯
金
7日以上
積立期間5年以上
給与からの天引きで、ご自分の生活設計に合わせて、年金タイプでお 据置期間
受け取りになる有利な積立貯金です。550万円まで(財形住宅と合算) 6ヶ月以上5年以内
受取期間
退職後においても非課税の特典が受けられます。
5年以上20年以内
給与からの天引きで、マイホームのご計画に合わせて、住宅取得資金
5年以上
づくりに最適な積立貯金です。また、550万円まで(財形年金と合算)
(エンドレス型)
非課税の特典が受けられます。
1円以上
1円以上
1円以上
※上記貯金は、譲渡性貯金を除き、貯金保険制度による保護の対象となります。保護の範囲は、当座貯金および決済用貯金は全額、それ以外の貯金等
は合算して元本1,000万円までとその利息等となります。
-22-22-
■ 証券業務
お客様の多様な運用ニーズにお応えするため、国債の窓口販売業務を行っています。
(本店、北部中央支店、中部中央支店、こしじ中央支店でお取り扱いを行っています。)
○国債の窓口販売
類
種
新窓販国債
間
期
申 込 単 位
発
行
長 期 利 付 国 債
10年
5万円
毎 月
中 期 利 付 国 債
2・5年
5万円
毎 月
3・5・10年
1万円
毎 月
個 人 向 け 国 債
月
■ 貸出業務
当JAは、地域農業の振興と地域社会の発展に寄与していくため、幅広い融資を積極的に行っております。組
合員向けの資金はもとより、個人事業者の皆様や農業団体には設備資金や運転資金および個人向け各種ローンな
ど多くの方からご利用いただけますよう、様々な用途に対応する資金を用意いたしております。また、住宅金融
支援機構、日本政策金融公庫等の融資もお取り次ぎしております。
○農業者の発展をサポートする農業資金と事業者を応援する事業資金
ご利用
いただける方
お使いみち
組合員、農業者等
運転資金・設備
資金、農業を営
むため、または
地域活性化のた
めに必要な資金
サ ポ ー ト A
(特定当座貸越)
組合員
農業経営に必要
な短期運転資金
担い手支援資金
(ア グ リ 1)
【一般枠】
農業経営に必要 【一般枠】
JAが担い手と認定 な設備資金、運 1,000万円以内
転資金
した組合員等
【農地取得枠】
【農地取得枠】 2,000万円以内
農地取得等資金
融資項目名
アグリマイティー
資 金
(農業・農村地域
総合資金)
農 業 制 度 資 金
農業近代化資金
その他の担い手
(スーパーL資金)
事 業 資 金
返済方法
保証及び担保
必要金額の範囲内
(短期)
1年以内
(長期)
原則25年以内
(うち据置3年以内)
期日一括返済
元金均等返済
元利均等返済
原則として、県農業信
用基金協会の保証が必
要ですが、必要に応じ
て個人保証・担保を提
供していただきます。
個 人
1,000万円以内
法人等
3,000万円以内
1年以内
(以降1年ごとに
更新)
期日一括返済
原則として、県農業信
用基金協会の保証が必
要ですが、必要に応じ
て個人保証・担保を提
供していただきます。
【一般枠】
原則として、県農業信
1年以上10年以内
元金均等返済 用基金協会の保証が必
(うち据置1年以内)
要ですが、必要に応じ
(返済日:
【農地取得枠】
毎年10月20日) て個人保証・担保を提
1年以上20年以内
供していただきます。
(うち据置2年以内)
農業近代化資金や農業経営改善促進資金等の制度資金及び新潟県の農業改良資金(無利息)、農業経営基盤強化資金等の
日本政策金融公庫の各種資金をお取り扱いしています。
認定農業者
農業経営基盤
強 化 資 金
ご融資
期 間
ご融資
金 額
認定農業者
15年以内
(うち据置7年以内)
原則として、県農業信
元金均等返済 用基金協会の保証が必
(返済日:
要ですが、必要に応じ
毎年10月20日) て個人保証・担保を提
15年以内
供していただきます。
(うち据置3年以内)
農業生産施設や
農業機械等の取
得・整備等に必
要な資金
個 人
1,800万円以内
法人等
2億円以内
農地等の取得、
施設等や機械等
の取得、負債の
整理、経営の安
定に必要な資金
個 人
3億円以内
法人等
10億円以内
25年以内
(うち
据置10年以内)
元金均等返済
元利均等返済
原則として、県農業信
用基金協会の保証が必
要ですが、必要に応じ
て個人保証・担保を提
供していただきます。
所要資金の範囲内
(短期)
1年以内
(長期)
設備資金35年以内
(うち据置2年以内)
運転資金5年以内
期日一括返済
元金均等返済
元利均等返済
必要に応じて、ご相談
のうえ決定させていた
だきます。
運転資金、設備
資金、その他事
組合員および事業者
業を営むために
必要な資金
*各資金の詳しい条件などについては最寄りの窓口までお問合せください。
-23-23-
○生活を応援するローン資金
ご利用
いただける方
融資項目名
住
宅
ロ
ー
お使いみち
ご融資
金 額
ご融資
期 間
住宅の新築、増
改築、土地・新 10万円以上 5,000万円以
20歳以上で一定の要
築・中古住宅の 内で、所要金額かつ担保 3年以上35年以内
ン
件を満たしている方
購入、住宅ロー 価格の範囲内
ンの借り換え
100%
応援型
借換応援型
(200%借換
応援型)
返済方法
元利均等返済
元金均等返済
住宅の新築、増
20歳以上で一定の要
10万円以上5,000万円以内
改築、新築・中
3年以上35年以内
件を満たしている方
で、所要金額の範囲内
古住宅の購入
元利均等返済
元金均等返済
住宅ローンを借り入れて
から3年以上経過してい 住宅ローンの借
る20歳以上で一定の要件 り換え
を満たしている方
元利均等返済
元金均等返済
3年以上32年以内
10万円以上 5,000万円以内
で、担保評価額かつ所要金額 (現在お借入中の住宅
の範囲内
ローン残存期間内)
住宅の増改築、
20歳以上で一定の要
リフォームロー 10万円以上1,000万円以内 1年以上15年以内
件を満たしている方
ンの借り換え
保証・担保
ご融資対象の土
地、建物の担保
および県農業信
用基金協会の保
証が必要です。
元利金等返済
県農業信用基金
協会の保証が必
要です。
100万円以上4億円以内
賃貸住宅の建
で、所要金額の範囲内か 1年以上30年以内
20歳以上で一定の要
賃 貸 住 宅 ロ ー ン
設、増改築、補 つ年間返済額が年間賃貸 (ご融資対象物件の法定
件を満たしている方
改修
収入見込額の75%以内で 耐用年数以内)
かつ担保価格の範囲内
元利均等返済
ご融資対象物件
の担保及び県農
業信用基金協会
の保証が必要で
す。
ご自由です
18歳以上で一定の要 ただし、負債整 10万円以上300万円以内
フ リ ー ロ ー ン
件を満たしている方 理、営農、事業 で、所要金額の範囲内
資金は除く
元利均等返済
リフォームローン
教
育
ロ
ー
6ヵ月以上5年以内
(JA住宅ローンをご利
用中の場合、6ヵ月以上7
年以内)
ご子弟の入学
金、授業料、ア
10万円以上1,000万円以内 6ヵ月以上15年以内
20歳以上で一定の要
パート家賃等、
ン
で、所要金額の範囲内
(在学期間+9年以内)
件を満たしている方
教育資金の借り
換え
1年以上10年以内
18歳以上で一定の要 農機具等購入、 1,800万円以内で、所要金
農 機 具 ロ ー ン
(原則、ご融資対象物の
件を満たしている方 借り換え資金
額の範囲内
法定耐用年数以内)
元利均等返済
元利均等返済
元金均等返済
県農業信用基金
協会の保証が必
要です。
マ イ カ ー ロ ー ン
自動車購入、車
10万円以上1,000万円以内
18歳以上で一定の要
6ヵ月以上10年以内
検・修理費用、
で、所要金額の範囲内
件を満たしている方
借り換え資金
カ ー ド ロ ー ン
20歳以上で一定の要
ご自由です
件を満たしている方
提
三菱UFJニコス(株)、(株)ジャックス、全国保証(株)および協同住宅ローン(株)と提携した各種ローンをお取り扱い
しています。
携
ロ
ー
ン
極度額50万円以内
元利均等返済
契約期間2年
(2年ごとに自動更新)
約定返済
任意返済
*1住宅ローンについては、「固定金利型」、「変動金利型」、「固定変動金利選択型」、「金利ミックス型」を、リフォームローンについては「固
定金利型」、「変動金利型」、「固定変動金利選択型」をご利用いただけます。
《住宅ローン、リフォームローン変動金利型の金利変動ルール》毎年4月1日および10月1日(以下「基準日」という。)の基準金利をもとに、それ
ぞれ基準日の属する6月および12月の約定償還日の翌日から新利率を適用いたします。
《固定変動金利選択型》お借入当初3年、5年または10年の間「固定金利」で融資する商品です。固定金利期間が終了した時点で、再度、固定金利
を選択するか、または変動金利に切り替えるかをお選びいただけます。変動金利を選択された場合でも、お申出により固定金利に切り替えるこ
とができます。固定金利期間中は変動金利への変更および適用金利の見直しはできません。
《金利ミックス型》「固定変動金利選択型」、「変動金利型」、「固定金利型」の金利種類いずれか2つを組み合わせてご利用いただけます。
*2フリー、教育、農機具、マイカーの各ローンについては、「固定金利型」「変動金利型」をご利用いただけます。
《変動金利型の金利変動ルール》4月1日および10月1日の基準金利(パーソナルプライムレート)により、年2回見直しを行い、6月・12月の約定返
済日の翌日より適用利率を変更いたします。
*3ご利用に際しては、ご返済計画に無理がないよう、ご検討ください。ご相談は窓口にて承っております。
-24-24-
■ 為替業務・その他のサービス業務
全国のJA・県信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、当組合の
窓口を通して全国どこの金融機関へでも送金や手形・小切手等の取立てが安全・確実・迅速にできる内国為替をお
取り扱いしています。
また、公共料金のお支払や年金のお受け取り、自動集金サービスやインターネットバンキング等、皆さまのニー
ズに合わせた各種サービスの充実に対応しております。
サービスの種類
サービス内容
内
国
為
替
県内、全国のJAはもとより、国内の各銀行等への振込・送金・代金取立等を安全・確実・迅速に行うサービスです。
自
動
受
取
給料やボーナス、年金等がご指定の貯金口座に自動的に振り込まれますので、安心してご利用いただけます。
自 動 支 払
(口座振替)
電気料、電話料、NHK受信料等の各種公共料金、クレジットカード利用代金等の月々のお支払いを、ご指定口座から自動
的にお支払しますのでたいへん便利です。
定時自動集金
回収先、回収条件を当組合にご登録いただきますと、自動的に請求データを作成し、集金を行う便利なシステムです。新聞
購読料、PTA会費等の集金にたいへん便利です。
定時自動送金
毎月決まった日、決まった先に、自動的に送金する便利なシステムです。学費の仕送りや家賃・各種会費等のお支払いにた
いへん便利です。
代
サ
収
ス
新潟県内各金融機関をはじめ、全国の金融機関の取引口座より売掛代金の回収を行うサービスで、会社等の集金業務の合理
化を支援いたします。
キ ャ ッ シ ュ
サ ー ビ ス
当組合のカード1枚で、当組合のキャッシュコーナーはもちろん、JAや全国の銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、ゆう
ちょ銀行、さらにセブン銀行、ファミリーマート、セーブオン、ローソン等のコンビニATMのキャッシュコーナーがご利
用いただけます。なお、ICキャッシュカードにより、セキュリティー上も安全にご利用いただけます。
JAネッ トバ ンク
サ ー ビ ス
窓口に一度来店しお申込みいただくと、次回から窓口やATMに出向くことなく、インターネットに接続されているパソコ
ン、携帯電話からアクセスするだけで、平日・休日を問わず、残高照会や振込・振替等の各種サービスが24時間いつでもお
気軽にご利用いただけます。また、Pay-easy(ペイジー)による各種料金のお支払いにもご利用いただけます。
ク レ ジ ッ ト
サ ー ビ ス
JAグループが発行する「JAカード」は、日本国内はもちろん世界各国でご利用いただけます。また、24時間・年中無休のロー
ドサービスが付いた「ロードサービス付JAカード」、ICキャッシュカードとクレジットカードが1枚になった「JAカード
(一体型)」もお選びいただけます。
デビッ トカ ード
サ ー ビ ス
当組合のキャッシュカードでお買い物ができる便利なサービスです。全国のJ-Debit加盟店でのお支払いにご利用いただけ
ます。
金
ー
回
ビ
■主な手数料
ATM手数料(当JAのキャッシュコーナーをご利用の場合)
ご利用カード
当・県内JA 県外JA・信連 他金融機関 三菱東京UFJ銀行
ご利用時間帯
平日
キャッシュカード キャッシュカード キャッシュカード
お預け入れ取引(1回当たり)
216円
108円
216円
8:45~18:00
108円
無料
108円
216円
108円
216円
216円
108円
無料
9:00~14:00
14:00~17:00
17:00~19:00
日曜
祝日
9:00~17:00
年末
年始
9:00~17:00
無料
―
―
―
無料
216円
108円
当・県内JA 県外JA・信連
ゆうちょ銀行
キャッシュカード キャッシュカード
キャッシュカード
ゆうちょ銀行
キャッシュカード キャッシュカード
8:00~ 8:45
18:00~21:00
土曜
(消費税込み)
お引き出し取引(1回当たり)
1枚以上 100枚まで
108円
無料
216円
108円
108円
216円
―
216円
無料
―
―
216円
216円
無料
該当する曜日
円貨両替手数料
お取扱枚数 216円
該当する曜日
(消費税込み)
お取扱枚数 手数料金額
無
料
101枚以上 300枚まで
108円
301枚以上 500枚まで
216円
501枚以上1,000枚まで
1,001枚以上2,000枚まで
2,001枚以上
-25-25-
手数料金額
324円
648円
1,000枚ごとに324円加算
為替手数料
(消費税込み)
項目
単位
同一店内
系統金融機関
他金融機関
1件
―
432円
普通扱い(送金小切手)648円
(文書扱い)
(電信扱い)
3万円未満
1件
75円
216円
648円
648円
3万円以上
1件
75円
432円
864円
864円
3万円未満
1件
75円
108円
―
432円
3万円以上
1件
75円
324円
3万円未満
1件
108円
108円
3万円以上
1件
108円
324円
1万円未満
1件
無料
108円
3万円未満
1件
無料
108円
324円
3万円以上
1件
無料
324円
540円
(1)送金手数料
(2)振込手数料
振込先
/窓口扱い
(3)振込手数料
/機械利用 ※
(4)振込手数料
648円
/自動化機器利用
―
324円
540円
(5)振込手数料
/インターネットバンキング利用
(6)代金取立手数料
1通
―
270円
同地交換
隔地間
普通扱い
至急扱い
216円
432円
648円
864円
(7)その他手数料
送金・振込の組戻料
1件
648円
取立手形組戻料
1通
648円
取立手形店頭呈示料
1通
648円
不渡手形返却料
1通
648円
地方税の収納機関への振込
1通
432円
(ただし、648円を超える実費を要する場合は、その実費をいただきます。)
(ただし、新潟県内は無料といたします。)
※機械利用による振込みは、MT(磁気テープ)、FD(フロッピーディスク)等による振込みおよび定時自動送金・登録総合振込みによる振込みです。
貯金業務関係
項目
(消費税込み)
単位
項目
貯金残高証明書
①都度申込による窓口発行
貸出業務関係
金額
年末残高証明書発行
1通
540円
(消費税込み)
単位
金額
1通
無 1通
216円
①新潟県農業信用基金協会
1件
32,400円
54,000円
(住宅取得に係る借入金の場合)
②定期的な継続発行
1通
324円
融資証明書
③制定外書式による手書き発行
1通
648円
融資取扱手数料
料
④監査法人向け制定外書式発行
1通
2,160円
自己宛小切手発行
1通
540円
小切手帳(50枚綴)
1冊
648円
②KHL、全国保証
1件
約束手形(50枚綴)
1冊
864円
③個人保証(住宅資金)
1件
54,000円
1枚
無 1件
21,600円
①貯金通帳
1枚
1,080円
(金利引下げ、融資期間の変更、返済日の変更、
1件
3,240円
②貯金証書
1通
1,080円
その他返済方法の変更)
1枚
1,080円
1件
5,400円
④ローンカード
1枚
1,080円
「取扱明細照会」作成手数料
1件
540円
ICキャッシュカード発行手数料
(個人・法人) ※
料
再発行手数料
③ICキャッシュカード
(個人・法人・JAカード(一体型)含む)
(住宅ローン・住宅資金関係)
全額繰上げ返済
(住宅関連資金で返済元金500万円以上の場合)
条件変更(一部繰上げ返済に伴う場合を除く)
※磁気キャッシュカードからIC単体型キャッシュカードおよびJAカード
(一体型)ICキャッシュカードに切り替える場合も含みます。
金利再選択時の固定金利選択
(住宅ローン固定変動金利選択型)
償還予定表(再発行手数料)
1通
216円
火災保険質権設定(系統外のもの)
1件
216円
※リフォームローンは対象外です。
※災害復興資金関係は、融資取扱手数料は免除です。
※住宅関係資金以外での(全部・一部)繰上げ返済では、金額に係わらず
手数料はいただきません。
-26-
共済事業
JA共済は、組合員・利用者の皆さまの生活全般に潜むリスクに幅広く対応するた
め、生命と損害の両分野の保障を提供しています。
一人ひとりのライフスタイルにあった保障を提供することで、これからも皆さまの
暮らしのパートナーとして「安心」と「満足」をお届けしていきます。
「 ひと・いえ・くるま の総合保障」で大きくサポート
JA共済の使命は、組合員・利用者の皆さまが不安なく暮らせるよう、生活全般に潜む
リスクに対して幅広く保障するよう努めることです。万一のときや病気、ケガ、老後など
に備える「ひと」の保障。火災はもちろん、地震や台風などさまざまな自然災害に備える
「いえ」の保障。そして現代社会ではなくてはならない「くるま」の事故に備える保障。
この、「ひと・いえ・くるまの総合保障」を通じて、それぞれの目的やライフプランに応
じて充実した保障を提供し、皆さまの毎日の暮らしをバックアップします。
万一の保障、医療や老後の保障で、ご家族やご自身の暮らしをサポートします。
■万一のときの家族の生活に備える ■入院や手術に備える ■教育資金や老後に備える
●働き盛りの責任世代には、一生涯の万一保障である「終身共済」をおすすめします。
ライフサイクルに応じて、さらに万一保障を充実させるプランもあります。
●「医療共済」は、お子さまから中高齢の方まで、充実した幅広い医療保障で皆さま
に安心を提供します。一定期間の万一保障を特約で加えられるプランもあります。
●「医療共済」のほかにも医療保障の分野には、がん保障に特化した「がん共済」、
通院中の方・病歴のある方も簡単な告知で加入しやすい「引受緩和型医療共済」
があり、目的・年齢に応じてお選びいただけます。
●「医療共済」・「がん共済」の先進医療保障では、「重粒子線治療・陽子線治療」
の技術料を医療機関に直接お支払いする制度をご用意しています。
火災などのさまざまなリスクから、大切な建物や動産をお守りします。
■火災や自然災害に備える ■災害によるケガ等に備える ■動産の損害に備える
●「建物更生共済」は、掛け捨てではないため、満期時には満期共済金をお受け取りに
なれます。また、定期的に修理費共済金をお受け取りになれるプランもあります。
●「建物更生共済」は、建物や家財を時価額(中古品としての価額)ではなく、再取得
価額(新たに取得するために必要な価額)で評価・保障するので、復旧のための十分
な保障が受けられます(時価額の再取得価額に対する割合が50%以上の場合)。
自動車共済は、自動車事故のさまざまなリスクに、充実の保障とサービスで
お応えします。
■相手の賠償に備える ■事故によるケガ等に備える ■お車の修理に備える
●家庭用自動車共済「クルマスター」は、自動車事故による相手方への賠償保障はもちろんのこ
と、ご自身やご家族の乗車中や歩行中の自動車事故による損害を過失割合に関係なく保障する
とともに、お車の損害や付随的に発生する諸費用まで幅広く保障します。
●JAの自賠責共済とセットでご加入の場合に、対人賠償保障の共済掛金が割引になる自賠責共
共済セット割引や、農業用利用の貨物車の場合に、共済掛金が割引になる農業用貨物車割引も
あります。
●無事故を継続すると最大20等級までの割増・割引等級が適用され、共済掛金が最大約63%まで
割り引かれます。また、損害保険会社等からの乗換えにも割増・割引等級が適用されます。
●24時間・365日、フリーダイヤルで事故の受付やアドバイスを行うほか、故障時の応急対応や
レッカー移動も24時間体制で実施しています。
*この資料は概要を説明したものです。ご検討にあたっては「重要事項説明書(契約概要)」を必ずご覧ください。
また、ご契約の際には、「重要事項説明書(注意喚起情報)」および「ご契約のしおり・約款」を必ずご覧ください。
-27-
-27-
主 な 共 済 種 類 の ラ イ ン ア ッ プ
保障の目的やライフプランに応じて充実した保障を提供します。
長期共済の種類(共済期間が5年以上の契約)
終
身
共
済
一生涯にわたって万一のときを保障するプランです。ニーズに合わせて、特約を付加することにより保障内容
を自由に設計することもできます。
医
療
共
済
病気やケガによる入院・手術を手厚く保障するプランです。ニーズに合わせて、保障期間や共済掛金払込期間
が選べるほか、万一保障や先進医療保障を加えたり、がん保障を充実させることもできます。
引受緩和型終身共済
健康上の不安がある方でも簡単な告知でお申込みができます。一生涯にわたって、保障が確保できます。
引受緩和型医療共済
健康上の不安がある方でも簡単な告知でお申込みができます。日帰り入院から手術、放射線治療を保障いたし
ます。
が
ん
共
済
一生涯にわたってがんによる入院・手術を保障するプランです。がん診断時や、再発・長期治療のときは一時
金をお支払いします。ニーズに合わせて、先進医療保障を加えたり、入院・手術等の保障を充実させることも
できます。
介
護
共
済
所定の要介護状態となったときの資金準備のためのプランです。公的介護保険制度と連動しており、介護の不
安をわかりやすく保障します。
予 定 利 率 変 動 型
年
金
共
済
老後の生活資金準備のためのプランです。医師の診査なしの簡単な手続きでご加入できます。また、最低保証
予定利率が設定されているので安心です。
養
済
一定期間の万一のときの保障とともに、資金形成ニーズにも応えるプランです。
済
お子さまの将来の入学や結婚・独立資金準備のためのプランです。ご契約者さまが万一のときは、満期まで毎
年養育年金をお支払いするプランもあります。
こ
老
生
ど
命
も
共
共
定
期
生
命
共
済
一定期間の万一のときを保障するプランです。手頃な共済掛金で加入できます。法人の経営者などの万一保障
と退職金などの資金形成ニーズに応えるプランもあります。
建
物
更
生
共
済
火災はもちろん、地震や台風などの自然災害も幅広く保障します。また、満期共済金は、建物の新築・増改築
や家財の買替資金としてご活用いただけます。
※このほかにも、一時払終身共済、一時払介護共済、一時払養老生命共済、国民年金基金共済、退職年金共済などをご用意しています。
短期共済の種類(共済期間が5年未満の契約)
自
動
車
共
済
相手方への対人・対物賠償保障をはじめ、ご自身・ご家族のための傷害保障、車両保障など、万一の自動車事
故を幅広く保障します。
自
賠
責
共
済
自動車、バイク(二輪自動車、原動機付自転車)には、法律で加入が義務づけられています。人身事故の被害
者への賠償責任を保障します。
火
災
共
済
住まいの火災や落雷などの損害を保障します。
傷
害
共
済
日常のさまざまな災害による万一のときや負傷を保障します。
賠
償
責
任
共
済
日常生活・業務中に生じた損害賠償責任などを保障します。
イ
ベ
ン
ト
共
済
非営利のイベント開催中の事故による万一のときや負傷された場合の保障や、損害賠償責任を保障します。
ボランティア活動共済
ボランティア活動を行っている団体が、活動中に生じた事故による万一のときや負傷、損害賠償責任を保障し
ます。
※このほかにも、団体建物火災共済、団体定期生命共済などがあります。
ニーズに合わせて選べる特約・特則(生命共済の場合の主な例)
●災害や病気による死亡・後遺障害の保障を増やしたい方に
●共済掛金の払込方法を工夫したいという方に
定期特約、更新型定期特約、逓減定期特約、生活保障特約、家族収入
共済掛金月払特約、共済掛金一時払特約、共済掛金建特約、共済掛金
保障特約、災害給付特約、特定損傷特約、災害死亡割増特約、三大疾
終身払特約、共済掛金ステップ払特約
病前払特約、重度障害年金特約、共済金割増支払特則
●その他
●医療保障をより充実させたいという方に
生前給付特約、指定代理請求特約、税制適格特約、年金支払移行特約、
がん重点保障特則
共済金年金支払特約、満期前払特約、特別条件特約、出生前加入特則
●契約期間中に中途給付金などを受け取りたいという方に
生存特約、中途給付特則
*ご契約内容により付加できない場合があります。保障(商品)の詳しいことについては、お近くの窓口にご相談下さい。
*この資料は概要を説明したものです。ご検討にあたっては「重要事項説明書(契約概要)」を必ずご覧ください。
また、ご契約の際には、「重要事項説明書(注意喚起情報)」および「ご契約のしおり・約款」を必ずご覧ください。
-28-28-
営農指導事業
農業関連事業
生活事業
新たな農業・農村政策及び平成30年からの生産調整の見直しを見据えた米政策改革
への対応を図るとともに将来にわたり豊かで暮らしやすい地域農業社会の実現に向け
た取り組みを進めています。
上記取り組みのため、担い手の確保・育成と効率的かつ安定的な農業経営基盤の強
化、農業所得の増大に向けた「水稲・大麦・大豆の品質向上と適正収量確保」、農業
経営の安定に向けた「園芸振興」、担い手農家等の経営安定に向けた提案型訪問を基
本に「TACの総合相談活動の活性化」に取り組んでいます。
販
売
「生産者手取りの最大化」を目的とし、実需者・消費者から求められ
る「品質重視の米づくり」の生産体制を資産者・実需者・行政・JA
が一体となり一層推進します。また、国の米政策の見直しを見据えて、
実需者の要望に基づく水田フル活用による原料米等の生産拡大を図る
とともに地域の特色を活かした食品の提案により結び付き販売を強化
しています。
倉
庫
生産組織・担い手へ対応したフレコン集荷体制を進め、生産者の労働
・コスト低減を目指し、また低温倉庫を有効活用し、品質管理を重視
した保管管理に努め、年間を通じて高品質米の安定供給を図っていま
す。
加
工
地場産原材料にこだわった味噌・梅干し・豆腐・黒にんにくなどの加
工品を製造し、消費者へ安心・安全の提供と地産地消を目的とした企
業間との連携を図っています。また、地場産農産物を使用した加工品
開発を進めています。
生産利用
カントリーエレベーターやライスセンターを始めとする各施設を地域
農業振興活動の拠点と位置付け、産米の販売戦略重要施設として実需
者が求める“安全・安心の提供”と“高品質・均質製品の提供”を目
指します。併せて、施設間相互の有効活用を図り、有利販売及び施設
稼働率向上と低コスト農業を進めています。
生産資材
農業生産資材の価格引き下げを始めとした生産コスト削減に向けた事
業展開を図っています。
農業機械
農業機械の事前点検や格納整備の普及に取り組み、農業機械の使用年
数延長による農業機械コスト低減に貢献し、スタッフの整備技術の向
上を図ることで、安心・安全でより迅速なサービスの提供を進めてい
ます。
生活物資
組合員や地域住民の健康で豊かな食生活に貢献するため「安心・安全
な商品」の取扱いと、多様化する利用者ニーズに応えられる商品情報
提供を行うとともにスタッフの育成、資質向上に努めています。
車
輌
車輌専任渉外による訪問型営業活動を基本に、お客様の期待に応えら
れる提案を行い、車輌販売と整備・車検台数の拡大に努めています。
燃
料
お客様へのサービスの向上に努め、より満足度の高いセルフ給油所を
目指します。また、配送業務においては定期配送の効率化と拡大に努
めています。
生活指導
JA協同活動(JAファンづくり活動)を通じて、地域の幅広い世代
の人たちの身近な存在となり、地域社会のくらしを共に支えるパート
ナーとして「元気で明るい地域づくり」に貢献しています。
葬
多様化する利用者ニーズに応えられる葬祭施行を心がけ、JAならで
はの組織力を持って大切なご葬儀を真心こめてサポートいたします。
祭
-29-29-
Ⅰ 決算の状況
31
……………………………………………………………
1.貸借対照表
2.損益計算書
3.キャッシュ・フロー計算書
4.注記表
5.部門別損益計算書
6.剰余金処分計算書
7.財務諸表の正確性等にかかる確認
Ⅱ 損益の状況
55
……………………………………………………………
1.最近の5事業年度の主要な経営指標
2.利益総括表
3.資金運用収支の内訳
4.受取・支払利息の増減額
Ⅲ 事業の概況
57
……………………………………………………………
1.信用事業
2.共済事業
3.購買事業
4.販売事業
5.農業倉庫事業
6.利用事業
7.加工事業
8.指導事業
9.その他事業
Ⅳ 経営諸指標
66
……………………………………………………………
1.利益率
2.貯貸率・貯証率
Ⅴ 自己資本の状況
67
……………………………………………………………
Ⅵ 自己資本の充実の状況
67
……………………………………………………………
1.自己資本の構成に関する事項
2.自己資本の充実度に関する事項
3.信用リスクに関する事項
4.信用リスク削減手法に関する事項
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
6.証券化エクスポージャーに関する事項
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
8.金利リスクに関する事項
JA越後さんとうの概要
77
……………………………………………………………
1.組合員数
2.役員構成
3.特定信用事業代理業者の状況
4.機構図
5.組合員組織の状況
6.地区一覧
7.沿革・あゆみ
8.事務所の名称及び所在地
-30--30-
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表
■ 資産の部
(単位:千円)
科 目
平成26年度
平成27年度
(平成27年1月31日現在)
(平成28年1月31日現在)
1 信用事業資産
82,326,543
(1)現 金
83,153,939
244,873
191,234
58,782,423
58,777,653
4,770
7,883,215
6,314,756
397,163
1,171,295
15,374,481
61,418,523
61,406,317
12,206
7,044,514
5,165,330
599,243
1,279,941
14,414,362
123,799
90,568
33,230
△ 82,251
158,189
79,790
78,399
△ 72,885
2 共済事業資産
293,471
251,962
(1)共済貸付金
290,330
242,942
3,945
3,300
(2)預 金
系統預金
系統外預金
(3)有価証券
国 債
地方債
社 債
(4)貸出金
(5)その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6)貸倒引当金
(2)共済未収利息
(3)その他の共済事業資産
185
6,568
(4)貸倒引当金
△ 989
△ 849
3 経済事業資産
1,179,238
1,815,196
(1)受取手形
(2)経済事業未収金
(3)経済受託債権
1,049
724
500,016
484,731
381,536
896,106
191,895
188,672
3,223
108,612
187,242
183,645
3,596
252,025
△ 3,872
△ 5,633
4 雑資産
25,608
182,424
(1)雑資産
25,634
182,455
△ 26
△ 31
3,353,914
3,231,479
3,343,309
5,412,531
2,372,355
1,254,537
230
1,382,524
△ 7,078,867
10,604
3,223,960
5,411,071
2,297,547
1,251,799
4,708
1,408,264
△ 7,149,431
7,519
2,969,545
2,969,632
2,969,545
2,839,035
130,510
21,033
2,969,632
2,839,032
130,600
-
90,169,355
91,604,634
(4)棚卸資産
購買品
その他の棚卸資産
(5)その他の経済事業資産
(6)貸倒引当金
(2)貸倒引当金
5 固定資産
(1)有形固定資産
建物
機械装置
土地
建設仮勘定
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6 外部出資
(1)外部出資
系統出資
系統外出資
7 繰延税金資産
資産の部合計
-31-
-31-
■ 負債の部
(単位:千円)
科 目
平成26年度
平成27年度
(平成27年1月31日現在)
(平成28年1月31日現在)
1 信用事業負債
81,318,664
82,212,238
(1)貯
80,869,906
81,841,871
(2)借入金
288,140
274,762
(3)その他の信用事業負債
160,616
95,604
45,991
42,571
金
未払費用
その他の負債
2 共済事業負債
114,625
53,032
915,119
759,335
(1)共済借入金
288,582
242,242
(2)共済資金
332,661
237,111
4,062
3,344
287,773
273,540
(3)共済未払利息
(4)未経過共済付加収入
(5)共済未払費用
3 経済事業負債
2,039
3,096
272,779
904,854
(1)経済事業未払金
114,060
119,557
(2)経済受託債務
158,666
785,295
(3)その他の経済事業負債
4 雑負債
(1)未払法人税等
52
1
261,954
281,772
44,051
42,703
(2)その他の負債
217,902
239,069
5 諸引当金
703,503
777,217
(1)賞与引当金
117,323
115,449
(2)退職給付引当金
581,351
657,396
(3)ポイント引当金
4,828
4,372
-
11,524
83,472,020
84,946,943
1 組合員資本
6,445,038
6,422,598
(1)出 資 金
2,686,001
2,667,013
6 繰延税金負債
負債の部合計
■ 純資産の部
(2)資本準備金
2,137
2,137
(3)利益剰余金
3,760,175
3,761,606
利益準備金
1,506,400
1,526,400
その他利益剰余金
2,253,775
2,235,206
税効果調整積立金
117,502
78,365
施設整備積立金
300,000
-
人財育成基盤強化積立金
242,000
252,000
リスク管理積立金
特別積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
170,000
520,000
1,284,083
1,284,083
140,190
100,757
85,781
59,548
△ 3,276
△ 8,158
2 評価・換算差額等
252,296
235,092
(1)その他有価証券評価差額金
252,296
235,092
純資産の部合計
6,697,334
6,657,691
負債及び純資産の部合計
90,169,355
91,604,634
(4)処分未済持分
-32-32-
2.損益計算書
(単位:千円)
科 目
平成26年度
平成27年度
(平成26年2月1日から平成27年1月31日まで)
(平成27年2月1日から平成28年1月31日まで)
1 事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金戻入益)
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
共済保全費
その他の費用
(うち貸倒引当金戻入益)
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
(うち貸倒引当金戻入益)
購買事業総利益
(7)販売事業収益
販売手数料
その他の収益
(8)販売事業費用
販売費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
販売事業総利益
2,037,071
792,495
746,394
(335,939)
(106,963)
(251,358)
(52,132)
26,113
19,987
221,258
47,522
(44,319)
(1,531)
(1,147)
(523)
9,571
164,163
(△ 11,021)
571,237
660,989
630,575
8,508
21,906
63,165
8,609
30,687
14,393
9,475
(△ 65)
597,824
3,300,489
3,079,934
179,898
40,656
2,884,260
2,655,231
100,380
36,234
92,414
(△ 4,068)
416,228
194,958
158,168
36,789
59,271
25,409
33,862
(219)
135,686
-33-33-
2,015,643
771,557
724,281
(342,001)
(93,588)
(230,802)
(57,889)
25,486
21,789
213,526
46,552
(44,394)
(862)
(992)
(303)
10,067
156,906
(△ 9,365)
558,030
645,257
601,203
7,471
36,583
50,276
7,355
22,266
14,097
6,557
(△ 140)
594,981
2,953,162
2,738,070
176,304
38,787
2,536,256
2,312,139
96,558
30,078
97,478
(△ 491)
416,906
178,571
135,513
43,058
53,487
27,307
26,180
(2,148)
125,084
(単位:千円)
科 目
平成26年度
平成27年度
(平成26年2月1日から平成27年1月31日まで)
(平成27年2月1日から平成28年1月31日まで)
(9)農業倉庫事業収益
(10)農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
(11)加工事業収益
(12)加工事業費用
加工事業総利益
(13)利用事業収益
(14)利用事業費用
利用事業総利益
(15)農用地利用調整収益
(16)農用地利用調整費用
農用地利用調整事業総利益
(17)指導事業収入
(18)指導事業支出
指導事業収支差額
2 事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事業利益
3 事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)賃貸料
(4)雑収入
4 事業外費用
(1)寄付金
(2)貸倒引当金繰入額
(3)雑損失
経常利益
5 特別利益
(1)固定資産処分益
(2)一般補助金
6 特別損失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
税引前当期利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期剰余金
当期首繰越剰余金
会計方針変更による累積的影響額
会計方針を反映した当期首繰越剰余金
税効果調整積立金取崩額
当期未処分剰余金
75,079
30,703
44,375
18,441
14,067
4,373
1,033,163
719,638
313,525
236,973
232,255
4,718
39,057
89,955
△ 50,898
1,934,720
1,517,597
71,343
61,179
280,473
4,126
102,351
74,396
3,255
47,084
11,959
12,097
7,800
564
14
7,221
168,947
16,787
933
1,104
23,259
22,012
1,066
180
162,475
53,666
23,028
76,694
85,781
31,380
- - 23,028
140,190
-34--34-
73,192
38,186
35,005
16,724
12,939
3,784
1,061,373
735,504
325,869
231,024
226,151
4,873
35,050
83,943
△ 48,892
1,946,415
1,561,399
68,045
54,058
260,194
2,716
69,228
80,558
1,658
47,064
12,444
19,391
6,394
454
5
5,935
143,392
8,697
8,088
609
1,091
348
609
134
150,998
52,313
39,136
91,450
59,548
33,416
△ 31,343
2,072
39,136
100,757
3.キャッシュ・フロー計算書
科 目
平成26年度
(単位:千円)
平成27年度
(平成26年2月 1日から
平成27年1月31日まで)
(平成27年2月 1日から
平成28年1月31日まで)
162,475
211,049
180
△14,893
400
22,630
△15
△747,691
47,522
△8,508
8,609
△50,340
△1,482
21,078
150,998
204,755
134
△7,739
△1,874
44,701
△456
△728,828
46,552
△7,471
7,355
△48,722
1,711
△7,740
1,011,311
△2,118,570
240,470
42,585
△8,089
7,511
960,119
△1,277,697
971,964
△13,378
△45,233
△61,375
18,702
△20,450
93,154
△17,009
57
82
47,387
△46,339
△95,549
△14,233
△6,383
1,057
31,076
△51,814
31,921
△54,382
34,931
△10,793
△361
15,609
△514,569
4,712
5,496
626,629
△51
△2,348
30,170
12,640
748,715
△43,634
9,328
△9,379
△373,158
△300,292
17,555
7,311
739,583
△50,100
8,116
△8,074
625,640
1.事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
減価償却費
減損損失
貸倒引当金の増加額
賞与引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
その他引当金等の増加額
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
有価証券関係損益
固定資産売却損益
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増減
預金の純増減
貯金の純増減
信用事業借入金の純増減
その他の信用事業資産の純増減
その他の信用事業負債の純増減
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増減
共済借入金の純増減
共済資金の純増減
未経過共済付加収入の純増減
その他共済事業資産の増減
その他共済事業負債の増減
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
支払手形及び経済事業未払金の純増減
経済受託債務の純増減
その他経済事業資産の増減
その他経済事業負債の増減
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の純増減
その他の負債の純増減
未払消費税等の増減額
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
小 計
-35-35-
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
科 目
(平成26年2月 1日から
平成27年1月31日まで)
(平成27年2月 1日から
平成28年1月31日まで)
雑利息及び出資配当金の受取額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
50,340
△83,342
△406,160
48,722
△53,662
620,701
2.投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
補助金の受入による収入
外部出資による支出
外部出資の売却等による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー
△701,672
1,402,475
△316,192
3,502
1,104
△60
4
389,162
△305,187
1,118,395
△87,104
8,081
609
△90
3
734,707
3.財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れによる収入
設備借入金の返済による支出
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による収入
出資配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
39,283
△52,160
△13,229
14,398
△32,290
△43,998
35,061
△54,049
△8,158
3,276
△26,774
△50,644
4.現金及び現金同等物に係る換算差額
5.現金及び現金同等物の増加額
-
-
△60,996
1,304,764
6.現金及び現金同等物の期首残高
411,413
350,417
7.現金及び現金同等物の期末残高
350,417
1,655,182
-36-36-
4.注記表
● 平成26年度注記表
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法)
② その他有価証券
・時価のあるもの :期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は
移動平均法により算定)
・時価のないもの :移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品・・・・・・・・・最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産・・・・最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。また、取得価額
10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
② 無形固定資産
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定額法により償却していま
す。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上し
ています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債
務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除
し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務
者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の
回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳
簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当ています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署
が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発
生していると認められる額を計上しています。
数理計算上の差異については、当期に一括費用処理しています。
④ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生
に備えるため、当事業年度末において将来使用されると見込まれる額を計上しています。
(5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年
度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(7)決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については、「0」で表示しています。
また、期末に残高がない勘定科目は、「-」で表示しています。
-37-
-37-
2.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は3,961,240千円であり、その内訳は、次のとおりです。
土 地
3,454千円
建 物
1,432,927千円
建物附属設備
278,800千円
構 築 物
218,012千円
機械 ・ 装置
1,904,767千円
工具器具備品
113,257千円
車輌運搬具
10,020千円
(2)担保に供している資産
定期預金1,020,000千円を為替決済の担保に、定期預金500千円を指定金融機関等の事務取引に係る担保に、それぞれ
供しています。
(3)役員との間の取引による役員に対する金銭債権
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権 6,020千円
(4)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち破綻先債権額はありません。延滞債権額は122,703千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の
取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未
収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまで
に掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的
として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻
先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は395千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上
延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は123,099千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
3.損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店単位ごとに、
車検センターについては、管内全域を対象とした投資を行っていることから単独の単位としています。また、葬祭部門
については、管内施設間のキャッシュ・フローが相互補完的であること。燃料店舗については、相互補完機能を有する
ことから、それぞれを一つのグルーピング単位としています。
なお、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としています。
本店については、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生
成に寄与していることから、共用資産と位置づけています。また、農業関連施設(ライスセンター、カントリーエレベ
ーター、農業倉庫、加工場、物流センター、資材センター、営農センター、農機センター等)については、当該施設が
生み出すキャッシュ・フローのみによる投資額の回収を前提としない共同利用施設として位置づけ、共用資産としてい
ます。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
塚山給油所跡地
遊
用 途
休
資
種 類
産
土
地
その他
業 務 外 固 定 資 産
② 減損損失の認識に至った経緯
塚山給油所跡地については、早期処分対象遊休資産であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失とし
て認識しました。
③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
(単位:千円)
減損損失を計上した金額
塚山給油所跡地
180
-38-
-38-
土
主な固定資産の種類毎の内訳
地
180
④ 回収可能価額の算出方法
塚山給油所跡地の回収可能価額については正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定
されています。
4.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕
金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っていま
す。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合
員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、全て債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは
発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
ア 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出
取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあた
っては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準
を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳
正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、
資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健
全化に努めています。
イ 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び
財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、
資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めていま
す。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポート
フォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会
を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及び
ALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取
引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に
報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要なリスク
変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、
貸出金、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済
価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.55%上昇したもの
と想定した場合には、経済価値が287,516千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮し
ていません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件に係る未実行金額についても含めて計算しています。
ウ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に
努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異な
る流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に
算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用し
ているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2)金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載しています。
-39-
-39-
貸借対照表計上額
58,782,423
時 価
58,750,699
(単位:千円)
差 額
△31,724
預
金
有価証券
満期保有目的の債券
397,163
417,708
20,544
その他有価証券
7,486,051
7,486,051
貸 出 金 (*1)
15,381,158
(*2)
貸倒引当金
△82,273
貸倒引当金控除後
15,298,884
15,920,476
621,591
資産計
81,964,523
82,574,935
610,411
貯
金
80,869,906
80,838,787
△31,119
負債計
80,869,906
80,838,787
△31,119
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金6,676千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
ア 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期のある
預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在
価値を時価に代わる金額として算定しています。
イ 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
ウ 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異な
っていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレート
である円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレートである円
Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引
当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時
価に代わる金額としています。
【負債】
ア 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯
金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワッ
プレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは①の金融商品の時価情報には
含まれていません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
2,969,545
合 計
2,969,545
(*1)市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価
開示の対象とはしていません。
④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1年超
2年超
3年超
4年超
1年以内
5年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
預
金
55,870,544
1,396,180
1,515,699
有価証券
満期保有目的の債券
400,000
その他有価証券のうち
満期があるもの
1,116,900
602,000
700,000
300,000
600,000
3,800,000
1,761,885
1,384,910
1,220,546
1,090,816
1,382,447
8,508,272
合 計
58,749,330
3,383,090
3,436,245
1,390,816
1,982,447
12,708,272
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)237,605千円については「1年以内」に含めています。また、期限
のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等15,304千円は償還の予定が見
込まれないため、含めていません。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件10,298千円は償還日が特定できないため、含めて
いません。
貸出金
(*1,2,3)
-40-
-40-
⑤ その他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1年超
2年超
1年以内
2年以内
3年以内
69,003,711
6,297,055
4,681,321
貯 金 (*1)
合 計
69,003,711
6,297,055
4,681,321
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
3年超
4年以内
562,427
562,427
4年超
5年以内
277,610
277,610
5年超
47,780
47,780
5.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
時価
差額
地 方 債
397,163
417,708
20,544
時価が貸借対照表計
小 計
397,163
417,708
20,544
上額を超えるもの
合 計
397,163
417,708
20,544
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次の
とおりです。
(単位:千円)
種 類
取得原価又は償却原価
貸借対照表計上額
差額(*)
債
券
貸借対照表計上額が
国
債
6,026,302
6,314,756
288,454
取得原価又は償却原
60,310
社
債
1,110,984
1,171,295
価を超えるもの
小 計
7,137,287
7,486,051
348,764
合 計
7,137,287
7,486,051
348,764
(*)なお、上記差額から繰延税金負債96,468千円を差し引いた額252,296千円が、「その他有価証券評価差額金」に
含まれています。
6.退職給付に関する注記
(1)退職給付に係る注記
① 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、
同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採
用しています。
②退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務 1,736,499千円
勤務費用 94,240千円
利息費用
17,121千円
数理計算上の差異の発生額
△43,985千円
退職給付の支払額
△3,809千円
期末における退職給付債務
1,800,067千円
③年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
特定退職共済制度への拠出金
退職給付の支払額
期末における年金資産
1,177,779千円
12,058千円
△2,085千円
73,121千円
△42,157千円
1,218,716千円
④退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
1,800,067千円
特定退職共済制度
△1,218,716千円
未積立退職給付債務
581,351千円
貸借対照表計上額純額
581,351千円
退職給付引当金
581,351千円
-41-
-41-
⑤退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
合 計
94,240千円
17,121千円
△12,058千円
256千円
99,561千円
⑥年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
81%
年金保険投資
16%
現金及び預金
3%
合 計
100%
⑦長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資
産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
⑧割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
長期期待運用収益率
0.64%
1.00%
(2)特例業務負担金の将来見込み額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業
団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務
に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金19,750千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成26年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、290,089
千円となっています。
7.税効果会計に関する注記
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
退職給付引当金
160,801千円
賞与引当金
32,451千円
貸倒引当金超過額
9,061千円
固定資産減損損失
6,689千円
未払費用否認額
5,405千円
その他
10,272千円
繰延税金資産小計
224,682千円
評価性引当額
△107,180千円
繰延税金資産合計(A)
117,502千円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△96,468千円
繰延税金負債合計(B)
△96,468千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
21,033千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率 29.39%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目 2.94%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △4.10%
住民税均等割等 1.66%
税額控除 △1.34%
寄附金等永久に損金に算入されない項目 5.35%
評価性引当額の増減 13.01%
その他 0.28%
税効果会計適用後の法人税等の負担率 47.20%
-42-
-42-
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日以
後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。また、「地方税法等の一部を改正する法律」
(平成26年法律第4号)及び「地方法人税法(平成26年法律第11号)」が平成26年3月31日に公布され、平成26年10月
1日以降に開始する事業年度から法人住民税法人税割の税率の引下げにあわせて、地方法人税が創設されました。これ
に伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成27年2月1日に開始する事業年度に解
消が見込まれる一時差異等については前事業年度の29.39%から27.66%に変更されました。その結果、繰延税金資産が
1,495千円、その他有価証券評価差額金が174千円それぞれ減少し、法人税等調整額が1,321千円増加しています。
8.キャッシュ・フロー計算書に関する注記
(1)現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、「現金」及び「預金」
の中の当座預金、普通預金、及び通知預金となっています。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に表記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
59,027,296千円
定期性預金
△58,676,879千円
現金及び現金同等物
350,417千円
-43-
-43-
● 平成27年度注記表
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法)
② その他有価証券
・時価のあるもの :期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は
移動平均法により算定)
・時価のないもの :移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品・・・・・・・・・最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産・・・・最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数および残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。また、取得価額
10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
② 無形固定資産
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定額法により償却していま
す。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上し
ています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債
務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除
し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務
者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の
回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳
簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当ています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署
が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発
生していると認められる額を計上しています。
ア 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業何度までの期間に帰属させる方法については、給付算定式
基準によっています。
イ 数理計算上の差異の費用処理方法
当期に一括費用処理しています。
④ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生
に備えるため、当事業年度末において将来使用されると見込まれる額を計上しています。
(5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年
度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(7)決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については、「0」で表示しています。
また、期末に残高がない勘定科目は、「-」で表示しています。
-44-
-44-
2.会計方針の変更に関する注記
(1)退職給付に関する会計基準等の適用
「退職者に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下、「退職給付会計基準」といいます。)
及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日)が平成26年4月1日
以後開始する事業年度の期首から適用されることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を適用してい
ます。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間定額基準から給付
算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法についても、職員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく割合率
から、退職給付の支払見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な扱いに従って、当事業年度の期首に
おいて、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減します。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が31,343千円減少しています。また、当事業年度の事業利益、経常利益及び
税引前当期利益はそれぞれ6,044千円減少しています。
3.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は3,883,574千円であり、その内訳は、次のとおりです。
土 地
3,454千円
建 物
1,432,927千円
建物附属設備
279,409千円
構 築 物
218,012千円
機械 ・ 装置
1,826,713千円
工具器具備品
113,036千円
車輌運搬具
10,020千円
(2)担保に供している資産
定期預金1,020,000千円を為替決済の担保に、定期預金500千円を指定金融機関等の事務取引に係る担保に、それぞれ
供しています。
(3)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額 金銭債権 6,880千円
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務はありません。
(4)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち破綻先債権額はありません。延滞債権額は132,799千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の
取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未
収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまで
に掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的
として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻
先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上
延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は132,799千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
4.損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支店単位ごとに、
車検センターについては、管内全域を対象とした投資を行っていることから単独の単位としています。また、葬祭部門
については、管内施設間のキャッシュ・フローが相互補完的であること。燃料店舗については、相互補完機能を有する
ことから、それぞれを一つのグルーピング単位としています。
なお、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位としています。
本店については、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生
成に寄与していることから、共用資産と位置づけています。また、農業関連施設(ライスセンター、カントリーエレベ
ーター、農業倉庫、加工場、物流センター、資材センター、営農センター、農機センター等)については、当該施設が
生み出すキャッシュ・フローのみによる投資額の回収を前提としない共同利用施設として位置づけ、共用資産としてい
ます。
-45-
-45-
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
塚山給油所跡地
遊
用 途
休
資
種 類
産
土
地
その他
業 務 外 固 定 資 産
② 減損損失の認識に至った経緯
塚山給油所跡地については、早期処分対象遊休資産であることから、処分可能価額で評価しその差額を減損損失とし
て認識しました。
③ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
(単位:千円)
減損損失を計上した金額
塚山給油所跡地
134
土
主な固定資産の種類毎の内訳
地
134
④ 回収可能価額の算出方法
塚山給油所跡地の回収可能価額については正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定
されています。
5.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕
金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っていま
す。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合
員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、全て債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは
発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
ア 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出
取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあた
っては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準
を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳
正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、
資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健
全化に努めています。
イ 市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び
財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、
資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めていま
す。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポート
フォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会
を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及び
ALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取
引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に
報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要なリスク
変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、
貸出金、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済
価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.50%上昇したもの
と想定した場合には、経済価値が192,327千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮し
ていません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件に係る未実行金額についても含めて計算しています。
-46-46-
ウ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に
努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異な
る流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に
算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用し
ているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2)金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載しています。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時 価
差 額
預
金
61,418,523
61,415,015
△3,508
有価証券
満期保有目的の債券
599,243
632,946
33,702
その他有価証券
6,445,271
6,445,271
貸 出 金 (*1)
14,422,884
(*2)
貸倒引当金
△72,914
貸倒引当金控除後
14,349,969
14,958,681
608,711
資産計
82,813,008
83,451,914
638,905
貯
金
81,841,871
81,877,527
35,656
負債計
81,841,871
81,877,527
35,656
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金8,521千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
ア 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期のある
預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在
価値を時価に代わる金額として算定しています。
イ 有価証券 債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
ウ 貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異な
っていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレート
である円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレートである円
Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引
当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時
価に代わる金額としています。
【負債】
ア 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯
金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワッ
プレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは①の金融商品の時価情報には
含まれていません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
2,969,632
合 計
2,969,632
(*1)市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価
開示の対象とはしていません。
-47-
-47-
④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
預
金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
58,042,824
1年超
2年以内
1,515,699
2年超
3年以内
1,860,000
-
-
602,000
7,000,000
1年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
-
-
-
-
-
-
600,000
300,000
600,000
1,100,000
2,800,000
1,689,526
1,261,808
1,128,214
1,640,775
637,452
8,030,461
合 計
60,334,350
3,477,507
3,288,214
2,240,775
1,737,452
11,430,461
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)220,600千円については「1年以内」に含めています。また、期限
のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等16,420千円は償還の予定が見
込まれないため、含めていません。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件9,704千円は償還日が特定できないため、含めて
いません。
⑤ その他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1年超
2年超
3年超
4年超
1年以内
5年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
68,294,626
6,541,103
6,201,321
321,754
360,760
122,304
貯 金 (*1)
合 計
68,294,626
6,541,103
6,201,321
321,754
360,760
122,304
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
貸出金
(*1,2,3)
6.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
時価
差額
地 方 債
599,243
632,946
33,702
時価が貸借対照表計
小 計
599,243
632,946
33,702
上額を超えるもの
合 計
599,243
632,946
33,702
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次の
とおりです。
(単位:千円)
種 類
取得原価又は償却原価
貸借対照表計上額
差額(*)
債
券
貸借対照表計上額が
国
債
4,909,313
5,165,330
256,016
取得原価又は償却原
社
債
1,210,974
1,279,941
68,966
価を超えるもの
小 計
6,120,288
6,445,271
324,983
合 計
6,120,288
6,445,271
324,983
(*)なお、上記差額から繰延税金負債89,890千円を差し引いた額235,092千円が、「その他有価証券評価差額金」に
含まれています。
7.退職給付に関する注記
(1)退職給付に係る注記
① 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、
同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採
用しています。
②退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務 1,831,411千円
勤務費用 87,852千円
利息費用
6,494千円
数理計算上の差異の発生額
57,981千円
退職給付の支払額
△91,825千円
期末における退職給付債務
1,891,914千円
-48-
-48-
③年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
特定退職共済制度への拠出金
退職給付の支払額
期末における年金資産
1,218,716千円
12,465千円
△922千円
72,413千円
△68,154千円
1,234,518千円
④退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
1,891,914千円
特定退職共済制度
△1,234,518千円
未積立退職給付債務
657,396千円
貸借対照表計上額純額
657,396千円
退職給付引当金
657,396千円
⑤退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
合 計
87,852千円
6,494千円
△12,465千円
58,904千円
140,786千円
⑥年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
79%
年金保険投資
18%
現金及び預金
3%
合 計
100%
⑦長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資
産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
⑧割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.00%~1.30%
長期期待運用収益率
1.02%
(2)特例業務負担金の将来見込み額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業
団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務
に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金18,912千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成27年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、292,567
千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
退職給付引当金
181,835千円
賞与引当金
31,933千円
貸倒引当金超過額
7,157千円
未払費用否認額
5,373千円
借地権償却否認額
5,226千円
固定資産減損損失
5,068千円
その他
5,113千円
繰延税金資産小計
241,708千円
評価性引当額
△163,342千円
繰延税金資産合計(A)
78,365千円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△89,890千円
繰延税金負債合計(B)
△89,890千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
△11,524千円
-49-
-49-
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率 27.66%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目 1.77%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △4.16%
住民税均等割等 1.78%
税額控除 △0.54%
寄附金等永久に損金に算入されない項目 2.99%
評価性引当額の増減 31.45%
その他 △0.40%
税効果会計適用後の法人税等の負担率 60.56%
9.キャッシュ・フロー計算書に関する注記
(1)現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、「現金」及び「預金」
の中の当座預金、普通預金、及び通知預金となっています。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に表記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
61,609,758千円
定期性預金
△59,954,576千円
現金及び現金同等物
1,655,182千円
-50-
-50-
5.部門別損益計算書
● 平成26年度 部門別損益計算書
(単位:千円)
集計項目
合計
信用事業
共済事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
事業収益①
6,351,649
792,495
660,989
2,417,247
2,443,348
37,568
事業費用②
4,314,577
221,258
63,165
1,898,507
2,048,914
82,731
事業総利益③
(①-②)
2,037,071
571,237
597,824
518,739
394,434
△ 45,163
事業管理費④
1,934,720
459,042
341,752
567,466
376,104
190,354
(うち減価償却費⑤)
(
211,049 )(
18,743 )(
10,511 )(
127,445 )(
46,008 )(
8,340 )
(うち人件費⑤')
( 1,517,597 )(
385,699 )(
295,196 )(
377,250 )(
293,852 )(
165,598 )
※うち共通管理費⑥
116,614
75,595
91,174
73,139
28,728
共通管理費等
△ 385,252
(うち減価償却費⑦)
(
7,568 )(
4,897 )(
3,975 )(
2,561 )(
1,287 )( △ 20,290 )
(うち人件費⑦')
(
56,491 )(
36,135 )(
51,305 )(
42,224 )(
16,120 )( △ 202,276 )
事業利益⑧
(③-④)
事業外収益⑨
102,351
112,194
256,072
△ 48,727
18,329
△ 235,517
74,396
31,945
21,846
12,798
5,794
2,011
7,044
4,683
5,255
3,135
1,784
7,800
1,768
1,121
2,486
1,600
822
1,768
1,121
2,486
1,600
820
168,947
142,371
276,796
△ 38,415
22,523
△ 234,328
16,787
4,347
2,781
5,037
3,434
1,186
4,347
2,781
3,932
3,434
1,186
23,259
12,311
7,449
2,645
634
219
6,715
5,054
730
634
219
134,407
272,128
△ 36,022
25,323
△ 233,360
58,086
22,677
96,773
55,824
△ 233,360
76,321
249,451
△ 132,795
△ 30,501
※うち共通分⑩
事業外費用⑪
※うち共通分⑫
経常利益⑬
(⑧+⑨-⑪)
特別利益⑭
※うち共通分⑮
特別損失⑯
※うち共通分⑰
税引前当期利益⑱
(⑬+⑭-⑯)
162,475
営農指導事業分
配賦額⑲
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益⑳
(⑱-⑲)
162,475
※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は各事業に直課できない部分
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
人頭割
(2)営農指導事業
全事業へ配賦「50%(共通管理費割)+50%(正組合員戸数割)」
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区 分
信用事業
共済事業
(単位:%)
農業関連
事業
生活その他
事業
共通管理費等
30.27
19.62
23.67
18.98
営農指導事業
24.89
9.72
41.47
23.92
-51-
-51-
営農指導
事業
7.46
合 計
100.00
100.00
△ 21,903
△ 7,798
△ 15,682
△ 13,354
● 平成27年度 部門別損益計算書
(単位:千円)
集計項目
信用事業
合計
共済事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
事業収益①
5,965,915
771,557
645,257
2,337,197
2,178,337
33,565
事業費用②
3,950,272
213,526
50,276
1,845,926
1,763,358
77,183
事業総利益③
(①-②)
2,015,643
558,030
594,981
491,271
414,978
△ 43,617
事業管理費④
1,946,415
466,521
350,336
569,785
365,563
194,207
(うち減価償却費⑤)
(
204,755 )(
19,614 )(
11,125 )(
124,477 )(
41,555 )(
7,982 )
(うち人件費⑤')
( 1,561,399 )(
401,649 )(
308,611 )(
388,052 )(
292,436 )(
170,649 )
※うち共通管理費⑥
112,955
75,214
90,189
69,563
29,512
共通管理費等
△ 377,435
(うち減価償却費⑦)
(
7,781 )(
5,217 )(
4,100 )(
2,494 )(
1,371 )( △ 20,965 )
(うち人件費⑦')
(
61,393 )(
40,568 )(
54,038 )(
42,740 )(
17,611 )( △ 216,352 )
事業利益⑧
(③-④)
69,228
91,508
244,644
△ 78,514
49,415
△ 237,825
事業外収益⑨
80,558
34,451
23,582
12,642
7,213
2,668
9,560
6,419
7,344
4,781
2,557
6,394
1,491
943
2,033
1,195
731
1,491
943
2,033
1,195
731
143,392
124,468
267,283
△ 67,904
55,433
△ 235,888
8,697
2,104
1,422
2,861
1,544
763
2,104
1,422
2,252
1,544
763
112
77
763
82
55
112
77
154
82
55
126,461
268,628
△ 65,806
56,895
△ 235,180
59,327
23,372
97,243
55,237
△ 235,180
67,133
245,256
△ 163,049
1,657
※うち共通分⑩
事業外費用⑪
※うち共通分⑫
経常利益⑬
(⑧+⑨-⑪)
特別利益⑭
※うち共通分⑮
特別損失⑯
1,091
※うち共通分⑰
税引前当期利益⑱
(⑬+⑭-⑯)
150,998
営農指導事業分
配賦額⑲
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益⑳
(⑱-⑲)
150,998
※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は各事業に直課できない部分
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
人頭割
(2)営農指導事業
全事業へ配賦「50%(共通管理費割)+50%(正組合員戸数割)」
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区 分
信用事業
共済事業
(単位:%)
農業関連
事業
生活その他
事業
共通管理費等
29.92
19.93
23.90
18.43
営農指導事業
25.23
9.94
41.34
23.49
-52-
-52-
営農指導
事業
7.82
合 計
100.00
100.00
△ 30,663
△ 6,394
△ 8,088
△ 482
6.剰余金処分計算書
(単位:千円)
科 目
1 当期未処分剰余金
2 任意積立金取崩額
(1) 施設整備積立金
計
3 剰余金処分額
(1) 利益準備金
(2) 任意積立金
人財育成基盤強化積立金
リスク管理積立金
(3) 出資配当金
普通出資に対する配当金
4 次期繰越剰余金
平成26年度
平成27年度
140,190
300,000
300,000
440,190
406,774
20,000
360,000
10,000
350,000
26,774
26,774
33,416
100,757
100,757
69,552
13,000
30,000
30,000
26,552
26,552
31,204
(注)1.出資配当金の割合は以下のとおりです。
ただし、年度内の増資および新規加入については日割計算といたします。
平成26年度 年1.0%
平成27年度 年1.0%
2.施設整備積立金の取り崩し基準等は次のとおりです。
(1) 施設管理積立金規程は、施設整備と固定資産減損処理リスクに備えるため平成15年に制定していましたが、
不良債権リスクや農産物販売リスクなど多様なリスクに対応するためのリスク管理規程との整合を図るた
め、リスク管理積立金に関する規程を統合し、当規程を廃止しています。
(2) 施設整備積立金規程の廃止に伴い、積立金3億円を取り崩し、リスク管理積立金に積み替えています。
3.任意積立金のうち目的積立金の種類および積立目的、積立目標額、取崩基準等は次のとおりです。
類
(1) 種
税効果調整積立金
目
的
事業運営の円滑化に資するための財政基盤の強化
積立基準
税効果会計により発生した税効果調整額相当額
取崩基準
税効果会計に係る繰延税金資産を取り崩した場合、その同額を取り崩す。
(2) 種
類
人材育成基盤強化積立金
目
的
職員資質の向上と活力ある職場づくりに資するための財政的基盤の確立
目 標 額
300,000千円
取崩基準
原則として取り崩さない。
(3) 種
目
類
リスク管理積立金
的
農産物販売流通リスク、貸出金等不良債権処理および有価証券運用のリスク負担のほか、
会計諸施策の適用に関するリスクに対応し、これらに伴う損失発生の際の補てんに備える
目 標 額
1,000,000千円
取崩基準
目的の範囲内でリスクが発生し、当期損失金が多額である場合に当該損失額を限度に取り
崩すことができる。
4.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善の事業の費用にあてるための繰越額が含まれています。
平成26年度 10,000千円
平成27年度 5,000千円
-53-53-
7.財務諸表の正確性等にかかる確認
確 認 書
1.私は、当JAの平成27年2月1日から平成28年1月31日までの
事業年度にかかるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸
表作成に関するすべての重要な点において、農業協同組合法施行規則に
基づき適正に表示されていることを確認いたしました。
2.この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が
整備され、有効に機能していることを確認しております。
(1)業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する
体制が整備されております。
(2)業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・
有効性を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告
されております。
(3)重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されてお
ります。
平成 年 月 日
越後さんとう農業協同組合
代表理事理事長
-54-54-
ⅡⅡ損益の状況
損益の状況
1.最近の5事業年度の主要な経営指標
(単位:千円、口、人、%)
項 目
平成23年度
平成24年度
平成26年度
平成25年度
平成27年度
6,512,197
6,697,019
6,866,418
6,351,649
5,965,915
信用事業収益
827,546
833,764
816,424
792,495
771,557
共済事業収益
679,961
674,018
710,857
660,989
645,257
農業関連事業収益
2,362,110
2,516,621
2,693,762
2,417,247
2,337,197
生活その他事業収益
2,591,317
2,633,323
2,606,487
2,443,348
2,178,337
51,261
39,292
38,885
37,568
33,565
186,945
269,760
272,858
168,947
143,392
86,420
161,723
168,515
85,781
59,548
2,760,858
2,729,506
2,698,878
2,686,001
2,667,013
経常収益
営農指導事業収益
経常利益
当期剰余金
出資金
(2,760,858)
(2,729,506)
(2,698,878)
(2,686,001)
(2,667,013)
純資産額
6,405,046
6,529,810
6,624,798
6,697,334
6,657,691
総資産額
88,625,781
91,320,992
89,723,897
90,169,355
91,604,634
貯金等残高
79,494,830
82,081,718
80,629,436
80,869,906
81,841,871
貸出金残高
17,881,393
17,652,351
16,385,793
15,374,481
14,414,362
7,644,975
8,075,675
8,539,813
7,883,215
7,044,514
27,461
27,249
32,290
26,774
26,552
27,461
27,249
32,290
26,774
26,552
-
-
-
-
-
299
300
305
309
295
22.96
23.40
24.05
23.62
21.74
(出資口数)
有価証券残高
剰余金配当金額
出資配当の額
事業利用分量配当の額
職員数
単体自己資本比率
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省
告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成25年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率
を記載しています。
(百万円)
貯金等残高
(百万円)
総資産額
(百万円)
84,000
92,000
2,800
82,000
89,000
2,750
80,000
86,000
2,700
78,000
83,000
2,650
76,000
80,000
2,600
(百万円)
18,000
貸出金残高
(百万円)
9,000
有価証券残高
(%)
30.0
16,000
8,000
25.0
14,000
7,000
20.0
12,000
6,000
10,000
5,000
15.0
10.0
-55-55-
出 資 金
自己資本比率
2.利益総括表
(単位:千円、%)
項
資
目
金
運
用
平成26年度
収
平成27年度
698,871
支
増 減
677,729
△ 21,142
△ 1,123
役 務 取 引 等 収 支
16,541
15,418
その他信用事業収支
△ 144,175
△ 135,117
9,058
信 用 事 業 粗 利 益
571,237
558,030
△ 13,207
(信用事業粗利益率)
(0.67)
(0.66)
(△ 0.01)
益
2,037,071
2,015,643
△ 21,428
( 事 業 粗 利 益 率 )
(2.12)
(2.11)
(△ 0.01)
事
業
粗
利
(注)1.信用事業粗利益=信用事業総収益-信用事業総費用(=信用事業総利益)
2.信用事業粗利益率=信用事業粗利益/信用事業資産(債務保証見返を除く)の平残×100
3.事業粗利益は各事業の総利益合計です。
4.事業粗利益率=事業粗利益/総資産平残(債務保証見返を除く)×100
3.資金運用収支の内訳
(単位:千円、%)
項
資
目
金
運
う
平成26年度
用
ち
定
83,369,944
利回り
694,260
利 息
平均残高
利回り
0.83
83,188,422
666,391
0.80
金
59,497,477
335,939
0.56
60,863,063
342,001
0.56
う ち 有 価 証 券
7,965,909
106,963
1.34
7,287,623
93,588
1.28
15,906,558
251,358
1.58
15,037,736
230,802
1.53
82,867,670
46,998
0.06
82,828,831
46,249
0.06
82,577,801
45,851
0.06
82,535,540
45,257
0.05
289,869
1,147
0.40
293,291
992
0.34
う
資
ち
金
預
利 息
平均残高
勘
平成27年度
貸
調
出
達
金
勘
定
う ち 貯 金 ・ 定 積
う
総
ち
資
借
金
入
利
金
ざ
や
0.22
0.18
(注)1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価(資金調達利回り+経費率)
2.経費率=信用部門の事業管理費/資金調達勘定(貯金・定期積金+借入金)の平残
3.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等
奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
(単位:千円)
項
受
目
取
平成26年度増減額
利
息
平成27年度増減額
△ 25,383
△ 22,112
金
6,065
6,061
金
△ 20,980
△ 20,556
う ち 有 価 証 券
△ 9,829
△ 13,375
うちその他受入利息
△ 639
5,757
う
う
ち
ち
預
貸
出
△ 152
△ 970
金
△ 250
△ 594
う ち 借 入 金
うちその他支払利息
△ 214
311
△ 25,230
△ 155
△ 220
△ 21,142
支
払
う
ち
利
貯
差
息
引
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含ま
れています。
-56-56-
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
流
定
そ
譲
合
種
動
性
期
性
の 他 の
計
渡
性
類
貯
貯
貯
貯
金
金
金
金
計
(単位:千円、%)
平成26年度
27,907,429
(33.8)
54,565,293
(66.1)
105,077
(0.1)
82,577,801 (100.0)
( - )
82,577,801 (100.0)
平成27年度
28,346,692
(34.3)
54,103,372
(65.6)
85,475
(0.1)
82,535,540 (100.0)
( - )
82,535,540 (100.0)
増 減
439,263
△ 461,921
△ 19,602
△ 42,261
△ 42,261
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
② 定期貯金残高
種
類
定
期
貯
うち固定金利定期
うち変動金利定期
(単位:千円、%)
金
平成26年度
50,575,284 (100.0)
50,499,866
(99.9)
75,418
(0.1)
平成27年度
50,823,668 (100.0)
50,767,445
(99.9)
56,222
(0.1)
増 減
248,384
267,579
△ 19,196
(注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
手
証
当
割
金
合
種
形
書
座
引
融 機
類
貸
貸
貸
手
関 貸
付
付
越
形
付
計
(単位:千円)
平成26年度
107,552
13,434,024
264,981
2,100,000
15,906,558
平成27年度
90,602
12,597,637
249,496
2,100,000
15,037,736
② 貸出金の金利条件別内訳残高
固
変
そ
合
種
定 金
動 金
類
利 貸
利 貸
の
出
出
他
計
増 減
△ 16,950
△ 836,387
△ 15,485
△ 868,822
(単位:千円、%)
平成26年度
10,930,039
(71.1)
4,013,353
(26.1)
431,088
(2.8)
15,374,481 (100.0)
平成27年度
10,211,530
(70.8)
3,785,485
(26.3)
417,346
(2.9)
14,414,362 (100.0)
増 減
△ 718,509
△ 227,868
△ 13,742
△ 960,119
(注)1.( )内は構成比です。
2.「その他」は当座貸越、無利息等固定、変動の区分が困難なものです。
③ 貸出金の担保別内訳残高
種
類
貯 金 ・ 定 期 積 金 等
有
価
証
券
動
産
不
動
産
そ の 他 担 保 物
計
農業信用基金協会保証
そ
の
他
保
証
計
信
用
合
計
(単位:千円)
平成26年度
548,952
311,173
26,612
886,737
7,540,790
64,646
7,605,437
6,882,306
15,374,481
-57-57-
平成27年度
449,765
266,975
16,957
733,698
7,101,226
129,007
7,230,234
6,450,430
14,414,362
増 減
△ 99,187
△ 44,198
△ 9,655
△ 153,039
△ 439,564
64,361
△ 375,203
△ 431,876
△ 960,119
④ 債務保証見返額の担保別内訳残高
種
類
貯 金 ・ 定 期 積 金
有
価
証
動
不
動
そ の 他 担 保
計
信
合
(単位:千円)
平成26年度
等
券
産
産
物
平成27年度
-
用
計
増 減
-
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
設
運
合
種
備
転
類
資
資
金
金
計
(単位:千円、%)
平成26年度
8,152,856
(53.0)
7,221,625
(47.0)
15,374,481 (100.0)
平成27年度
7,859,616
(54.5)
6,554,746
(45.5)
14,414,362 (100.0)
平成26年度
427,432
(2.8)
( - )
( - )
6,439
(0.0)
( - )
5,457
(0.0)
( - )
( - )
( - )
2,100,000
(13.7)
28,523
(0.2)
310,370
(2.0)
4,445,072
(28.9)
8,051,186
(52.4)
15,374,481 (100.0)
平成27年度
374,656
(2.6)
( - )
( - )
5,251
(0.0)
( - )
3,810
(0.0)
( - )
( - )
( - )
2,100,000
(14.6)
223,201
(1.6)
264,791
(1.8)
3,861,299
(26.8)
7,581,352
(52.6)
14,414,362 (100.0)
増 減
△ 293,240
△ 666,879
△ 960,119
(注)( )内は構成比です。
⑥ 貸出金の業種別残高
種
農
林
水
製
鉱
建
類
産
造
設
業
業
業
業
業
業
電気・ガス・熱供給水道業
運 輸 ・ 通 信 業
卸売・小売業・飲食店
金 融 ・ 保 険 業
不
動
産
業
サ
ー
ビ
ス
業
地 方 公 共 団 体
そ
の
他
合
計
(単位:千円、%)
(注)1.( )内は構成比です。
2.法人に対する業種別貸出金残高で、個人貸出はその他に含まれています。
-58-58-
増 減
△ 52,776
△ 1,188
△ 1,647
194,678
△ 45,579
△ 583,773
△ 469,834
△ 960,119
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1)営農類型別
種
農
類
(単位:百万円)
平成26年度
業
穀
作
野 菜 ・ 園 芸
果樹・樹園農業
工 芸 作 物
1,096
532
1
26
536
1,096
養豚・肉牛・酪農
養 鶏 ・ 養
養
そ の 他 農
農 業 関 連 団 体
合
平成27年度
卵
蚕
業
等
計
増 減
1,038
496
1
23
517
1,038
△ 58
△ 35
△ 0
△ 2
△ 19
△ 58
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の
生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
なお、前述の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業
者等が含まれています。
3.「農業関連団体等」には、JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。
2)資金種類別
【貸出金】
種
類
プ ロ パ ー 資 金
農 業 制 度 資 金
農業近代化資金
その他制度資金
合
計
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
623
473
106
366
1,096
増 減
△
△
△
△
△
612
425
88
336
1,038
10
47
17
30
58
(注)1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行うことで
JAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象として
います。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。
【受託貸付金】
種
類
日本政策金融公庫資金
そ
の
他
合
計
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
-
(注) 日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
-59-59-
増 減
-
-
⑧ リスク管理債権の状況
(単位:千円)
区
分
破 綻 先 債 権 額
延 滞 債 権 額
3カ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
平成26年度
平成27年度
122,703
395
123,099
増 減
132,799
132,799
10,096
△ 395
9,700
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により、元本又は利息の取立て、又は弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」
という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が
生じている貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、「破綻先債権」及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を
猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3カ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で、「破綻先債権」及び「延滞債権」に該
当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他
の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、「破綻先債権」、「延滞債権」及び「3カ月以上延滞債権」に該当し
ないものをいいます。
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
債権区分
債権額
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
危
険
債
権
要 管 理 債 権
小
計
正
常
債
権
合
計
(単位:千円)
保全額
担保
保証
引当金
合計
73,356
8,077
42,797
22,481
73,356
59,442
132,799
14,313,346
14,446,145
39,309
47,386
13,813
56,611
3,292
25,774
56,415
129,771
(注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、債務
者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませ
んが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産、会社更生、再生手続等の事由により、経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいいます。
2.危険債権
債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息
の受取りができない可能性の高い債権をいいます。
3.要管理債権
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」及び「危険債権」を除く3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいいます。
4.正常債権
債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」、「危険債権」及び
「要管理債権」以外のものに区分される債権をいいます。
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
平成26年度
区
分
期 首
残 高
期 中
増加額
平成27年度
期中減少額
目的使用
その他
期 末
残 高
期 首
残 高
期 中
増加額
期中減少額
目的使用
その他
期 末
残 高
一般貸倒引当金
57,544
54,379
-
57,544
54,379
54,379
53,522
-
54,379
53,522
個別貸倒引当金
44,487
32,759
-
44,487
32,759
32,759
25,877
-
32,759
25,877
102,032
87,139
-
102,032
87,139
87,139
79,400
-
87,139
79,400
合
計
-60-60-
⑫ 貸出金償却の額
貸
項 目
出 金 償 却
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度
額
-
-
(3)内国為替取扱実績
(単位:千件、千円)
平成26年度
種 類
件 数
金 額
件 数
金 額
件 数
金 額
件 数
金 額
送金・振込為替
代 金 取 立 為 替
雑
為
仕向
替
合 計
平成27年度
被仕向
14
22,442,063
0
36,087
0
86,533
15
22,564,685
仕向
111
17,991,433
0
2,396
0
158,457
112
18,152,287
被仕向
14
19,316,446
0
70,500
15
19,386,947
109
18,795,983
0
2,272
0
60,735
110
18,858,991
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
(単位:千円)
種 類
国
地
政
金
短
社
株
そ
合
方
保
融
府
期
の
他
証
社
の
証
平成26年度
6,669,797
312,839
983,270
7,965,906
債
債
債
債
債
債
式
券
計
平成27年度
5,543,284
536,154
1,208,181
7,287,619
増 減
△ 1,126,513
223,315
224,911
△ 678,287
(注) 貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しております。
② 商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
③ 有価証券残存期間別残高
種 類
平
成
26
年
度
平
成
27
年
度
国
債
地
方
債
金
融
債
社
債
そ の 他 の 証 券
国
債
地
方
債
金
融
債
社
債
そ の 他 の 証 券
(単位:千円)
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年超
7年以下 10年以下
10年超
合 計
200,000
- 6,018,900
-
-
-
-
100,000
300,000
-
400,000
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
200,000
200,000
300,000
400,000
-
-
-
-
-
-
800,000 1,000,000
100,000
- 4,902,000
1,116,900 1,302,000
700,000 1,200,000 1,500,000
期間の定め
のないもの
602,000 1,000,000 1,400,000
- 1,100,000
-
-
-
-
-
-
200,000
400,000
-
600,000
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
300,000
100,000
300,000
500,000
-
-
-
-
-
-
-61-61-
- 1,200,000
-
-
(5)有価証券の時価情報等
① 有価証券の時価情報
保 有 区 分
売
満
そ
合
買
期 保
目
有 目
の
的
的
他
計
(単位:千円)
取得価額
397,163
7,137,287
7,534,451
平成26年度
時 価
417,708
7,486,051
7,903,759
評価損益
20,544
348,764
369,308
取得価額
599,243
6,120,288
6,719,531
平成27年度
時 価
632,946
6,445,271
7,078,217
評価損益
33,703
324,983
358,686
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。
4.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
② 金銭の信託の時価情報
該当する取引はありません。
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
2.共済事業
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(単位:千円)
平成26年度
種 類
終 身 共 済
定 期 生 命 共 済
生
養 老 生 命 共 済
命
うち こども共済
総
医 療 共 済
合
が ん 共 済
共
定 期 医 療 共 済
済
介 護 共 済
年 金 共 済
建 物 更 生 共 済
合
計
新契約高
7,994,553
12,000
2,489,029
400,837
641,000
290,758
18,144,680
29,572,021
平成27年度
保有高
149,784,085
315,500
79,360,318
17,090,037
4,229,250
506,000
1,568,800
353,324
3,000
174,934,976
411,055,254
新契約高
8,934,875
2,252,895
318,901
753,100
296,135
11,430,640
23,667,645
保有高
144,783,481
307,500
70,515,952
16,575,439
4,538,000
473,500
1,450,600
643,460
3,000
171,924,654
394,640,148
(注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期特約金額
等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(単位:千円)
平成26年度
種 類
医
が
定
合
療
ん
期 医
共
共
療 共
済
済
済
計
新契約高
5,912
1,076
8
6,996
(注) 金額は、入院共済金額を表示しています。
-62-62-
平成27年度
保有高
37,300
7,860
2,050
47,210
新契約高
5,728
1,368
13
7,109
保有高
42,174
8,880
1,936
52,990
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(単位:千円)
平成26年度
種 類
介
合
護
共
済
計
新契約高
502,791
502,791
平成27年度
保有高
619,603
619,603
新契約高
580,166
580,166
保有高
1,183,160
1,183,160
(注) 金額は、介護共済金額を表示しています。
(4)年金共済の年金保有高
(単位:千円)
種 類
年
年
合
金
金
開
開
始
始
前
後
計
平成26年度
新契約高
保有高
88,536
1,500,364
712,300
88,536
2,212,664
平成27年度
新契約高
保有高
90,869
1,478,003
734,287
90,869
2,212,291
(注) 金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(5)短期共済新契約高
(単位:千円)
平成26年度
種 類
火
災
共
自
動
車
共
傷
害
共
団 体 定 期 生 命 共
定 額 定 期 生 命 共
賠 償 責 任 共
自
賠
責
共
合
済
済
済
済
済
済
済
計
金 額
18,462,960
平成27年度
掛 金
19,017
403,334
3,003
621
45,779
471,756
44,414,000
-
金 額
18,692,860
39,438,000
-
掛 金
20,318
395,217
2,769
648
46,304
465,258
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
3.購買事業
● 買取購買品取扱実績
(単位:千円)
平成26年度
種 類
生
産
資
材
生
活
物
資
肥
農
飼
農
業
機
料
薬
料
械
自 動 車 ( 2輪車 を除 く)
燃
そ
の
計
料
他
食
品
耐 久 消 費 財
家
庭
燃
料
そ
の
他
計
合
計
供給高
385,235
348,582
15,626
429,626
361,285
723,740
175,531
2,439,629
170,471
24,444
329,218
116,170
640,304
3,079,934
平成27年度
粗利益
66,433
44,862
197
66,837
38,252
51,552
33,869
302,003
31,183
2,209
77,543
11,761
122,698
424,702
(注) すべて買取購買品であり、受託購買品の取り扱いはありません。
-63-63-
供給高
400,331
367,842
304
365,244
285,764
591,440
186,713
2,197,642
159,908
26,044
237,875
116,600
540,428
2,738,070
粗利益
67,812
45,342
31
57,510
31,714
54,112
36,160
292,685
29,444
1,938
89,545
12,316
133,245
425,930
4.販売事業
● 受託販売品取扱実績
(単位:千円)
平成26年度
種 類
取扱高
米
麦
野
果
花
畜
そ
合
・
豆
き
・
・
産
の
雑
花
穀
菜
実
木
物
他
計
3,767,539
122,953
60,350
3,844
15,399
8,409
1,813
3,980,310
平成27年度
手数料
149,527
6,557
1,505
96
386
42
54
158,168
取扱高
3,352,146
73,095
64,946
2,725
16,879
4,433
4,429
3,518,657
手数料
129,820
3,424
1,622
67
424
22
132
135,513
(注) すべて受託販売品であり、買取販売品の取り扱いはありません。
5.農業倉庫事業
(単位:千円)
収
益
費
用
項 目
保
管
検 査 手 数
そ の 他 の 収
計
倉 庫 労 務
そ の 他 の 費
計
差
平成26年度
料
料
益
平成27年度
48,680
15,030
9,481
73,192
7,278
30,908
38,186
35,005
49,306
15,422
10,350
75,079
7,974
22,729
30,703
44,375
費
用
引
6.利用事業
(単位:千円)
項 目
267,368
51,598
137,849
688
575,660
1,033,163
171,767
40,877
89,292
431
417,268
719,638
313,525
カントリーエレベーター
収
入
ライスセンタ
育 苗 セ ン タ
機 械 リ ー
葬
ー
ー
ス
祭
そ の 他 生 活 関 連 利 用
計
カントリーエレベーター
支
出
ライスセンタ
育 苗 セ ン タ
機 械 リ ー
葬
ー
ー
ス
祭
そ の 他 生 活 関 連 利 用
計
差
平成27年度
平成26年度
引
-64-64-
256,046
55,648
132,553
198
616,926
1,061,373
165,499
34,924
82,061
453,019
735,504
325,869
7.加工事業
(単位:千円)
項 目
収
平成27年度
平成26年度
加 工 販 売 高
15,293
13,823
加 工 雑 収 入
3,147
2,900
入
計
18,441
16,724
直 接 材 料 費
4,716
4,300
支
直 接 労 務 費
4,673
4,321
製 造 間 接 費
3,724
3,559
出
一 般 管 理 費
計
差
引
953
758
14,067
12,939
4,373
3,784
8.指導事業
(単位:千円)
平成26年度
項 目
賦
課
平成27年度
金
6,136
指導事業補助金
6,016
7,564
6,815
収
実
入
17,458
14,952
入
営農センター収益
1,041
1,005
費
収
土 づ く り 収 益
6,857
6,260
計
39,057
35,050
25,550
営 農 改 善 費
30,031
生 活 改 善 費
6,704
6,239
教 育 情 報 費
1,979
1,978
支
組 織 活 動 費
17,154
16,842
出
営農センター費用
9,188
7,845
土 づ く り 費 用
10,859
10,578
転 作 管 理 費
14,037
14,907
計
89,955
83,943
△ 50,898
△ 48,892
差
引
9.その他事業
● 農地利用集積円滑化事業
項 目
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
216,013
円滑化事業受取賃借料
213,967
収
円滑化事業手数料
4,730
4,913
入
農作業受委託収益
16,230
12,143
計
236,973
231,024
支
出
農地利用調整費用
329
277
円滑化事業支払賃借料
216,013
213,967
農作業受委託費用
15,912
11,905
計
232,255
226,151
4,718
4,873
差
引
-65-65-
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
(単位:%)
区 分
平成26年度
平成27年度
増 減
総 資 産 経 常 利 益 率
0.16
0.14
△ 0.02
資 本 経 常 利 益 率
2.64
2.23
△ 0.41
総資産当期純利益率
0.08
0.06
△ 0.02
資 本 当 期 純 利 益 率
1.34
0.92
△ 0.42
(注)1.総資産経常利益率
= 経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率
= 経常利益/資本勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率 = 当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率
= 当期剰余金(税引後)/資本勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
(単位:%)
区 分
平成26年度
19.01
17.61
△ 1.40
19.26
18.22
△ 1.04
末
9.74
8.61
△ 1.13
期 中 平 均
9.64
8.83
△ 0.81
期
末
期 末
貯 貸 率
期 中 平 均
貯 証 率
増 減
平成27年度
期
(注)1.貯貸率(期末)
= 貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均) = 貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期末)
= 有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均) = 有価証券平均残高/貯金平均残高×100
-66-66-
Ⅴ 自己資本の状況
● 自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強化を経
営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ
結果、平成28年1月末における自己資本比率は、21.74%となりました。
● 経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
普通出資による資本調達額
項 目
内 容
発行主体
越後さんとう農業協同組合
資本調達手段の種類
普通出資金
コア資本に係る基礎項目に算入した額
2,667百万円(前年度2,686百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本資本比率を算出して、当J
Aが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持に努
めています。また、平成19年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別
の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価するこ
とにより、経営の健全性維持・強化を図っております。
Ⅵ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:千円)
平成26年度
項 目
平成27年度
経過措置に
よる不算入額
経過措置に
よる不算入額
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
うち、処分未済持分の額(△)
6,418,264
6,396,046
2,688,138
2,669,150
-
-
3,760,175
3,761,606
26,774
26,552
△ 3,276
△ 8,158
3,276
8,158
54,379
53,522
54,379
53,522
-
-
-
-
うち、回転出資金の額
-
-
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の
額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当する
額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
6,472,644
6,449,568
コア資本に係る基礎項目の額
(イ)
-67-67-
(単位:千円)
項 目
経過措置に
よる不算入額
平成26年度
経過措置に
よる不算入額
平成27年度
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の
額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
-
7,671
1,087
4,351
-
-
-
-
-
7,671
1,087
4,351
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
-
-
-
適格引当金不足額
-
-
-
-
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
-
-
-
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
-
-
-
-
前払年金費用の額
-
-
-
-
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る十パーセント基準超過額
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するもの
の額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連する
ものの額
-
-
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するもの
の額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連する
ものの額
-
-
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
-
1,087
(ハ)
6,472,644
6,448,480
自己資本
自己資本の額((イ)-(ロ))
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
23,131,422
25,454,534
△ 6,912,711
△ 5,662,155
7,671
4,351
うち、繰延税金資産
-
-
うち、前払年金費用
-
-
△ 6,920,382
△ 5,666,507
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに
係るものを除く。)
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
-
-
4,271,059
4,197,561
信用リスク・アセット調整額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
-
27,402,482
29,652,096
23.62%
21.74%
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注)1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法
の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
-68-68-
2.自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
平成26年度
信用リスク・アセット
エクスポー
ジャーの期末
残高
平成27年度
所要自己
エクスポー
資本額
ジャーの期末
b=a×4%
残高
リスク・
アセット額
a
リスク・
アセット額
a
所要自己
資本額
b=a×4%
我が国の中央政府及び中央銀行
向け
6,046,641
-
-
4,926,317
-
-
我が国の地方公共団体向け
4,853,937
-
-
4,470,488
-
-
地方公共団体金融機構向け
102,317
10,231
409
102,170
10,217
408
我が国の政府関係機関向け
503,946
50,394
2,015
605,255
60,525
2,421
28,579
-
-
223,253
-
-
58,910,557
11,782,111
471,284
61,541,743
12,308,348
492,333
法人等向け
926,221
281,048
11,241
825,910
277,616
11,104
中小企業等向け及び個人向け
429,986
163,630
6,545
407,050
145,411
5,816
抵当権付住宅ローン
172,084
59,267
2,370
154,589
53,524
2,140
11,340
5,309
212
9,911
5,309
212
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取
引業者向け
不動産取得等事業向け
7,430
10,240
409
7,787
11,250
450
7,548,744
736,889
29,475
7,108,385
694,812
27,792
共済約款貸付
294,275
-
-
246,242
-
-
出資等
461,795
461,795
18,471
461,882
461,882
18,475
4,613,588
11,533,970
461,358
4,613,588
11,533,970
461,358
120,435
301,088
12,043
80,445
201,113
8,044
複数の資産を裏付とする資産
(所謂ファンド)のうち、個々
の資産の把握が困難な資産
-
-
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
-
-
△ 6,912,711
△ 276,508
△ 5,662,155
△ 226,486
4,964,644
4,648,156
185,926
5,646,955
5,352,708
214,108
89,996,526
23,131,422
925,256
91,431,977
25,454,534
1,018,181
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
89,996,526
23,131,422
925,256
91,431,977
25,454,534
1,018,181
三月以上延滞等
信用保証協会等保証付
他の金融機関等の対象資本調達
手段
特定項目のうち調整項目に算入
されないもの
経過措置によりリスク・アセッ
トの額に算入、不算入となるも
の
上記以外
標準的手法を適用するエクスポー
ジャー別計
CVAリスク相当額÷8%
中央精算機関関連エクスポー
ジャー
信用リスクアセットの額の合計額
-69--69-
(単位:千円)
平成26年度
オペレーショナル・
リスクに対する所要
自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク
相当額を8%で除して得た額
a
4,271,059
リスク・アセット等(分母)
計
a
27,402,482
平成27年度
所要自己
オペレーショナル・リスク
資本額
相当額を8%で除して得た額
b=a×4%
a
170,842
所要自己
資本額
b=a×4%
4,197,561
167,902
所要自己
リスク・アセット等(分母)
資本額
計
b=a×4%
a
所要自己
資本額
b=a×4%
1,096,099
29,652,096
1,186,083
(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに
記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や
有価証券等が該当します。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポー
ジャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%に
なったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャー
に階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手段、コア資
本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リ
スク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向
け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接精算参加者向け・信用リスク削
減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が含まれます。
8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
-70-70-
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により
算出しています。
また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定にあたり使用する格付
等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けのみ
使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコ
アは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー 適格格付機関 金融機関向けエクスポージャー カントリー・リスク・スコア 日本貿易保険 法人等向けエクスポージャー
(長期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、
Fitch
法人等向けエクスポージャー
(短期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、
Fitch
-71--71-
② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの
期末残高
(単位:千円)
平成26年度
信用リスク
に関する
エクスポー
ジャーの
残高
国 内
89,996,526
うち貸出金
等
平成27年度
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち債券
15,416,279
7,558,995
7,430
信用リスク
に関する
エクスポー
ジャーの
残高
91,431,977
うち貸出金
等
14,454,672
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち債券
6,740,973
7,787
-
-
-
-
-
-
-
-
89,996,526
15,416,279
7,558,995
7,430
91,431,977
14,454,672
6,740,973
7,787
農 業
500,846
500,846
-
-
432,214
432,214
-
-
林 業
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
206,718
6,439
200,278
-
205,530
5,251
200,278
-
鉱 業
-
-
-
-
-
-
-
-
34,038
34,038
-
-
227,064
227,064
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
国 外
地域別残高計
建設・不動産業
法 電気・ガス・熱供
給・水道業
人
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲
食・サービス業
日本国政府・
地方公共団体
300,270
-
300,260
-
402,892
-
401,832
-
63,863,370
2,105,838
408,634
-
66,539,311
2,105,838
407,772
-
688,046
325,106
205,080
-
639,478
275,230
204,387
-
10,900,578
4,455,836
6,444,742
-
9,396,805
3,870,104
5,526,701
-
380,134
76,209
-
-
384,131
83,169
-
-
個 人
8,206,241
7,911,965
-
7,430
7,702,146
7,455,799
-
7,787
その他
4,916,281
-
-
-
5,502,402
-
-
-
業種別残高計
89,996,526
15,416,279
7,558,995
7,430
91,431,977
14,454,672
6,740,973
7,787
1年以下
57,271,565
263,686
1,120,019
58,860,503
271,949
604,388
上記以外
1年超3年以下
4,877,600
650,608
1,306,924
5,070,265
610,446
1,004,420
3年超5年以下
3,681,365
2,773,809
907,555
4,420,686
2,710,183
1,710,503
5年超7年以下
3,345,821
1,939,792
1,406,029
3,319,289
2,412,065
907,223
7年超10年以下
3,546,090
1,642,118
1,903,972
2,160,305
663,191
1,497,114
10年超
8,846,456
7,931,962
914,494
8,637,096
7,619,772
1,017,323
期限の定めのないもの
8,427,626
214,303
-
8,963,831
167,063
-
89,996,526
15,416,279
7,558,995
91,431,977
14,454,672
6,740,973
残存期間別残高計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するも
のを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャー
を含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を
実行する契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポー
ジャーをいいます。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
区 分
期 首
残 高
一般貸倒引当金
57,544
個別貸倒引当金
44,487
平成26年度
期中減少額
期 中
増加額 目的使用 その他
54,379
57,544
32,759
-
44,487
期 末
残 高
期 首
残 高
(単位:千円)
平成27年度
期中減少額
期 中
期 末
増加額 目的使用 その他
残 高
54,379
54,379
53,522
-
54,379
53,522
32,759
32,759
25,877
-
32,759
25,877
-72-72-
④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
期中減少額
期 中
貸出金
期末残高
増加額 目的使用 その他
償 却
期首
残高
国 内
44,487
32,759
-
44,487
32,759
期中減少額
期 中
貸出金
期末残高
増加額 目的使用 その他
償 却
期首
残高
32,759
25,877
-
32,759
25,877
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
44,487
32,759
-
44,487
32,759
32,759
25,877
-
32,759
25,877
農業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
国 外
地域別計
法 建設・不動産業
人 電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲
食・サービス業
その他
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
個 人
44,487
32,759
-
44,487
32,759
-
32,759
25,877
-
32,759
25,877
-
業種別計
44,487
32,759
-
44,487
32,759
-
32,759
25,877
-
32,759
25,877
-
⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
格付なし
格付あり
信
用
リ
ス
ク
削
減
効
果
勘
案
後
残
高
格付あり
計
格付なし
リスク・ウエイト
0%
-
12,235,503
12,235,503
-
リスク・ウエイト
2%
-
-
-
リスク・ウエイト
4%
-
-
-
リスク・ウエイト
10%
-
7,975,149
リスク・ウエイト
20%
200,278
リスク・ウエイト
35%
-
計
10,692,733
10,692,733
-
-
-
-
-
-
7,975,149
-
7,655,541
7,655,541
58,973,201
59,173,480
200,278
61,666,677
61,866,955
169,334
169,334
-
152,926
152,926
31,406
235,794
リスク・ウエイト
50%
205,080
17,966
223,047
204,387
リスク・ウエイト
75%
-
210,125
210,125
-
166,899
166,899
リスク・ウエイト
100%
-
9,891,343
9,891,343
-
8,070,039
8,070,039
リスク・ウエイト
150%
-
5,778
5,778
-
2,514,992
2,514,992
リスク・ウエイト
200%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト
250%
-
120,435
120,435
-
80,445
80,445
その他
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 1250%
-
-
-
-
-
-
405,359
89,598,838
90,004,198
404,666
91,031,662
91,436,329
計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するもの
を除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポー
ジャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼
格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイトによって集計
しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に係
るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト1250%を適用したエクスポージャーがあります。
-73--73-
4.信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、
エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャ
ーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・
アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。信用リスク削減手
法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または
取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JA
では、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が国
の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国
際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与してい
るものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保
証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに
類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有し
ていること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点において
も特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④
貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相
殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額と
しています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行って
います。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関及び
第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
証券化
中央精算機関関連
上記以外
合 計
適格金融資産担保
-
保 証
28,579
適格金融資産担保
-
保 証
223,253
-
-
-
-
60,836
7,223
68,060
44,405
2,905
75,891
7,200
13,820
2,337
23,357
75,295
2,499
301,049
(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものとして
は貸出金や有価証券等が該当します。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクス
ポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが
150%になったエクスポージャーのことです。
3.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポー
ジャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部
門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。
-74-74-
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘
定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①その他有価証券、②
系統及び系統外出資に区分して管理しています。
①その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握及
びコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及びポートフォ
リオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成するALM委員会を
定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方
針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。
運用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリ
スク量の測定を行い経営層に報告しています。
②系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を
通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①その他有価証券につ
いては時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額金」として
純資産の部に計上しています。②系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応
じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表に
その旨記載することとしています。
② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
平成26年度
貸借対照表計上額
平成27年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
上 場
-
-
-
-
非 上 場
2,969,488
2,969,488
2,969,632
2,969,632
合 計
2,969,488
2,969,488
2,969,632
2,969,632
(注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:千円)
平成26年度
売却益
平成27年度
売却損
-
償却額
-
売却損
売却益
-
-75- -75-
-
償却額
-
-
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する取引はありません。
⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
8.金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在
する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリスク情
報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等リスク管理要項」に定め、適切なリスクコントロールに努
めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。
・保有期間1年、観測期間5年で計算される金利変動のうち、小さい方から99%目の値(99パーセンタ
イル値)の金利ショックによる金利リスク量を毎月算出しています。
・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される
要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、①過
去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の50%相当
額のうち、最小の額を上限とし、0~5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を
算定しています。
・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会及び理事会に報告
して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定しています。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
平成27年度
平成26年度
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
△ 197
-76-76-
△ 135
JA越後さんとうの概要
1.組合員数
(単位:組合員数)
平成26年度
正組合員数
増 減
平成27年度
6,201
6,069
△ 132
個 人
6,170
6,036
△ 134
法 人
31
33
2
3,629
3,915
286
3,415
3,702
287
214
213
△ 1
9,830
9,984
154
准組合員数
個 人
その他法人・団体
合 計
2.役員構成
(任期満了年月:平成29年4月)
役
職
名
氏
担当その他
名
役
職
氏
名
名
担当その他
経 営 管 理 委 員
松 永 行 栄
営農経済委員会
総務金融委員会
委員長
経 営 管 理 委 員
遠 藤 清 一
総務金融委員会
原 田 久 義
営農経済委員会
委員長
経 営 管 理 委 員
岡 本 誠 一
総務金融委員会
経 営 管 理 委 員
瀧 澤 松 榮
総務金融委員会
経 営 管 理 委 員
早 川 敏 雄
営農経済委員会
副委員長
経 営 管 理 委 員
桒
志
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
萩 野 照 高
総務金融委員会
副委員長
経 営 管 理 委 員
佐 藤 享 子
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
白 井 新 一
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
早 川 進
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
高 橋 敬
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
遠 藤 文 男
総務金融委員会
経 営 管 理 委 員
片 桐 ひろ子
営農経済委員会
経 営 管 理 委 員
山 田 紋 一
総務金融委員会
代表理事理事長
遠 藤 隆 一
総務企画担当
経 営 管 理 委 員
佐 藤 和 之
営農経済委員会
常
務
理
事
奈良場 義 夫
信用共済担当
経 営 管 理 委 員
西 澤 仁
総務金融委員会
常
務
理
事
水 島 和 夫
営農経済担当
経 営 管 理 委 員
小 林 寛 子
総務金融委員会
常
勤
監
事
深 石 政 一
員外監事
経 営 管 理 委 員
小 林 豊
営農経済委員会
監
事
髙 居 弥
経 営 管 理 委 員
髙 橋 均
総務金融委員会
監
事
髙 綱 道 夫
経 営 管 理 委 員
伊 佐 龍 也
総務金融委員会
監
事
監事でもあります。
深 井 一 男
経 営 管 理 委 員
本 村 富 一
営農経済委員会
経営管理委員会会長
山 崎 知 則
経 営 管 理 委 員
斎 藤 輝 夫
経 営 管 理 委 員
𠩤
精
監
事
阿 部 清 則
※ 常勤監事 深石政一は、農協法第30条第12項に定める
員外監事でもあります。
3.特定信用事業代理業者の状況
該当ありません
-77-77-
4.機構図
平成28年4月30日現在
監
常
勤
監
事
事
会
監
査
室
総
務
部
(
常
信
務用
共
済
理担
当
組
総
経
会
理
理
管
理
代
事
理
委
事
員
員
会
事
会
長
会
総
務
課
総
務
企
画
担
当
)
営
農
部
営
務
農
金
経
融
済
常
委
委
務農
員
員
会
会
営
経
済
理担
当
与
板
支
店
塚
山
支
店
岩
塚
支
店
出 雲 崎 支 店
和島ライスセンター
北
部
地
区
営
農
セ
ン
タ
ー
査定センター
中
部
地
区
営
農
セ
ン
タ
ー
こ
し
じ
地
区
営
農
セ
ン
タ
ー
北部資材センター
中部資材センター
こ しじ 資材 セン ター
経
葬
済
祭
部
課
寺 泊 育苗 セン ター
島崎・両高育苗センター
出雲崎育苗センター
農 産 物 集 出 荷 場
大 豆 乾燥 調製 施設
米
穀
販
売
課
物
流
課
出雲崎ライスセンター
出雲崎農林産物加工場
物 流 セ ン タ ー
)
事
店
寺泊カントリーエレベーター
営
業
課
営
農
生
活
課
(
総
支
中
部
中
央
支
店
農
政
企
画
課
長
泊
寺 泊 西 支 店
こ
し
じ
中
央
支
店
金
融
課
共
済
課
代
表 (
営
合
)
事
金
融
共
済
部
企
画
管
理
課
寺
北
部
中
央
支
店
虹 のホ ール しま ざき
中部カントリーエレベーター
槇
原
乾
燥
場
中 部 育苗 セン ター
予冷貯蔵集出荷施設
こしじカントリーエレベーター
集
出
荷
施
設
こ し じ農 産加 工所
JA越後さんとう農産物直売所
虹 のホ ール まき はら
虹のホールらいこうじ
車
検
セ
ン
タ
ー
寺 泊 整 備 工 場
北部農機車輌燃料センター
農
機
車
輌
燃
料
課
(注)
平成28年4月11日に機構の一部を下記の通り変更しています。
1.支店の統合
中部中央支店と三島支店を統合し、新しい中部中央支店として
中 部 農 機 セ ン タ ー
こしじ農機車輌センター
サ ン セ ッ ト わ し ま
ホ ッ と ・ は あ と 大 野
新店舗で営業しています。
メ イ プ ル こ し じ
は季節対応の施設です。
-78--78-
出雲崎格納整備工場
塚山サービスセンター
5.組合員組織の状況
組 織 名
【寺泊地区】
新江南営農組合
(農)アグリ下曽根
(農)木島
(農)おおこうづ
(農)戸崎営農組合
(農)もとめぐさ
高内営農組合
花き生産部会
いちご部会
本山生産組合
メロン部会
ニラ生産者部会
京ヶ入営農組合
ドリーム21鰐口機械利用組合
夏戸機械利用組合
下桐転作組合
夏戸転作組合
(農)引岡
田頭営農組合21
寺泊農産物直売部会
五分一転作組合
大地営農組合
【和島地区】
(農)島崎生産組合
(農)ニューグリーン
(農)上桐生産組合
(農)アグリわしま
(農)シマダファーム
(農)荒巻フライトグリーン21
(農)城之丘アグリメイト
(農)下富岡営農組合
(農)鹿島の杜
(農)ドリーム村田
(有)サンライス島崎
小島谷21機械利用組合
和島農産物直売所部会
自然薯栽培組合
さんとう北部水稲直播研究会
【出雲崎地区】
出雲崎農業受託生産組合
釜谷梅生産組合
立石生産組合
柿木生産組合
稲作研究会
滝谷農業生産組合
常楽寺生産組合
構成員数
4
13
25
8
12
24
6
10
4
5
2
3
8
12
60
22
75
8
50
45
22
11
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
136
35
66
45
12
24
17
30
24
15
4
18
17
5
20
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
7
6
8
25
6
20
5
名
名
名
名
名
名
名
組 織 名
上中条・久田生産組合
中山稲作生産組合
神条生産組合
青空市直売所部会
有機農産出雲崎
【与板地区】
(農)グリーン・プラスいしばし
与板稲作部会
花き生産組合
広野生産組合
DAM21
山沢転作組合
上与板みのり会
もとよいた農友会
【三島地区】
(農)わきのまち
三島東部営農部会
七日市アグリ生産組合
鳥越生産組合
藤川集団転作組合
【こしじ地区】
神谷生産組合(株)
(農)うらかみ
(有)ホープイン中沢
(有)リバーサイド石津
(有)あさひ農研
(有)ファームリンクル
(有)ドリーム岩塚
(有)にしの
(有)グリーンフィールド岩野
(有)グリーン
(有)エビシマ
(有)東谷農工
(有)ヤマセファーム
(有)アグリカンパニーこしじ
浦生産組合
浦中生産組合
浦北部生産組合
来迎寺上生産組合
来迎寺中生産組合
岩塚農業興社
岩塚生産組合
岩塚そば生産組合
越路原集団栽培組合
しぶみファーム
菅沼営農組合
いなほシックス
構成員数
8 名
6 名
43 名
20 名
3 名
5
24
6
13
3
15
12
8
名
名
名
名
名
名
名
名
12
4
18
4
13
名
名
名
名
名
8
4
5
6
5
10
2
2
5
6
2
2
4
4
4
3
6
12
6
4
4
5
53
3
3
6
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
(注)組合員組織とは、水稲、果樹、部会(協議会、組合等)などの名称で呼ばれている組合員組織であって、JAが指導支援
を実施しているものを記載しています。
-79-79-
6.地区一覧
新潟県長岡市(成沢町と平成17年4月1日合併前の三島町、越路町および平成18年1月1日合併前の
寺泊町、和島村、与板町)、三島郡出雲崎町を地域としています。
7.沿革・あゆみ
平成11年11月 JA三島北部、JA三島中部、JAこしじ合併協議会発足
平成12年 9月 合併予備契約調印式
10月 合併総会
平成13年 2月 JA越後さんとう発足
7月 生活向上対策協議会設立
平成14年 4月 本店事務所移転
7月 店舗集約(店舗名称変更)
10月 Aコープ店閉店
11月 北部地区大豆乾燥調製施設竣工
平成15年 8月 出雲崎籾乾燥調製貯蔵施設竣工
9月 歯科診療所「おくちのお医者さん」開設
10月 全国系統信用事業電算システム(JASTEM)へ移行(信用事業)
12月 寺泊水稲育苗施設竣工
12月 ISO14001認証取得「こしじ中央支店営農センター」
平成16年 4月 中期3ヵ年経営計画設定
5月 寺泊西支店移転
11月 機構改革により和島支店と桐島出張所を統合し北部中央支店を開設
〃 黒川支店及び大津支店(与板町管内)を与板支店に統合
11月 廃止事務所にATMコーナー7台を新設(うち1台移設)
平成17年 4月 新中部給油所「ホッと・はあと大野」開設
4月 物流センター竣工
11月 車検センター竣工
平成18年 2月 種籾温湯消毒処理施設竣工
4月 機構改革により中部地区の2支店、4事務所を集約・統合し三島支店を開設。
4月 北部葬祭センター移転
平成19年11月 出雲崎支店改装移転
平成20年11月 セルフ式給油所「サンセットわしま」オープン
平成21年 9月 「虹のホールらいこうじ」リニューアルオープン
平成22年 1月 「虹のホールしまざき」オープン
10月 「虹のホールまきはら」リニューアルオープン
平成23年 1月 新JASTEMシステムへ移行
4月 北部低温倉庫竣工
4月 経営管理委員会制度の導入
8月 セルフ式給油所「メイプルこしじ」リニューアルオープン
平成24年 7月 介護保険事業譲渡
平成26年 4月 寺泊支店新築竣工
平成28年 4月 中部中央支店新築竣工
-80-80-
8.事務所の名称及び所在地
(平成28年4月30日現在)
店 舗 名
本
住 所
電話番号
ATM
設置台数
店
長岡市大野249
0258-41-2880
1台
店
長岡市寺泊竹森1075
0256-97-3221
1台
店
長岡市寺泊大町7748-2
0258-75-3311
1台
北 部 中 央 支 店
長岡市小島谷3508-1
0258-74-3777
1台
出
三島郡出雲崎町大字川西28-1
0258-78-3171
1台
中 部 中 央 支 店
長岡市吉崎506
0258-42-2200
1台
与
長岡市与板町与板乙1457-3
0258-72-2077
1台
こ し じ 中 央 支 店
長岡市来迎寺4064
0258-92-3131
2台
塚
山
支
店
長岡市塚野山3066-9
0258-94-2011
1台
岩
塚
支
店
長岡市飯塚2800-1
0258-92-3105
1台
寺
寺
泊
泊
雲
板
支
西
崎
支
支
支
店
店
-81-81-
法定開示項目と掲載ページ一覧表
組合単体開示項目 農業協同組合法施行規則第204条関係
Ⅰ概況及び組織に関する事項
1.業務の運営の組織
2.理事、経営管理委員及び監事の氏名及び役職名
3.事務所の名称及び所在地
4.特定信用事業代理業者に関する事項
Ⅳ業務の運営に関する事項
9.リスク管理の体制
10.法令遵守の体制
11.中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための
取組の状況
12.苦情処理措置及び紛争解決措置の内容
78
77
81
77
Ⅱ主要な業務の内容
5.主要な業務の内容
22~29
9
17~18
Ⅴ組合の直近の2事業年度における財産の状況
Ⅲ主要な業務に関する事項
5
6.直近の事業年度における事業の概況
55
7.直近の5事業年度における主要な業務の状況
①経常収益(事業の区分ごとの事業収益及び
55
その合計)
②経常利益又は経常損失
55
③当期剰余金又は当期損失金
55
④出資金及び出資口数
55
⑤純資産額
55
⑥総資産額
55
55
⑦貯金等残高
55
⑧貸出金残高
55
⑨有価証券残高
55
⑩単体自己資本比率
55
⑪剰余金の配当の金額
⑫職員数
55
8.直近の2事業年度における事業の状況
◇主要な業務の状況を示す指標
56、66
①事業粗収益及び事業粗利益率
56
②資金運用収支、役務取引等収支及び
その他事業収支
56
③資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、
利息、利回り及び総資金利ざや
56
56
④受取利息及び支払利息の増減
⑤総資産経常利益率及び資本経常利益率
66
⑥総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
66
◇貯金に関する指標
57
①流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金、
その他の貯金の平均残高
57
②固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及び
その他の区分ごとの定期貯金の残高
57
57~61、66
◇貸出金等に関する指標
①手形貸付、証書貸付、当座貸越及び
割引手形の平均残高
57
②固定金利及び変動金利の区分ごとの
貸出金の残高
57
③担保の種類別(貯金等、有価証券、動産、
不動産その他担保物、農業信用基金協会保
証、その他保証及び信用の区分をいう。)
の貸出金残高及び債務保証見返額
57~58
④使途別(設備資金及び運転資金の区分を
いう。)の貸出金残高
58
⑤主要な農業関係の貸出実績
59
⑥業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の
貸出金の総額に対する割合
58
66
⑦貯貸率の期末値及び期中平均値
◇有価証券に関する指標
61、66
①商品有価証券の種類別(商品国債、商品地
方債、商品政府保証債及びその他の商品有
価証券の区分をいう。)の平均残高
61
②有価証券の種類別(国債、地方債、短期社
債、社債、株式、外国債券及び外国株式そ
の他の証券の区分をいう。次号において同
じ。)の残存期間別の残高
61
③有価証券の種類別の平均残高
61
④貯証率の期末値及び期中平均値
66
15~16
17
13.貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書
31~50、53
又は損失金処理計算書
60
14.貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
①破綻先債権に該当する貸出金
60
60
②延滞債権に該当する貸出金
60
③3カ月以上延滞債権に該当する貸出金
60
④貸出条件緩和債権に該当する貸出金
15.元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破綻
先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条
60
件緩和債権に該当するものの額ならびにその合計額
16.自己資本の充実の状況
67~76
17.次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、
時価及び評価損益
62
①有価証券
62
②金銭の信託
62
62
③デリバティブ取引
62
④金融等デリバティブ取引
⑤有価証券店頭デリバティブ取引
62
18.貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
60
19.貸出金償却の額
61
自己資本の充実の状況に関する開示項目
単体における事業年度の開示事項
-82--82-
◇定性的開示事項
67
①自己資本調達手段の概要
②組合の自己資本の充実度に関する評価方法の
67
概要
15、71~73
③信用リスクに関する事項
④信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針
74
及び手続の概要
⑤派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手
のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の
75
概要
75
⑥証券化エクスポージャーに関する事項
16
⑦オペレーショナル・リスクに関する事項
⑧出資その他これに類するエクスポージャーに
75
関するリスク管理の方針及び手続の概要
⑨金利リスクに関する事項
76
◇定量的開示事項
67~68
⑩自己資本の構成に関する事項
⑪自己資本の充実度に関する事項
69~70
71~73
⑫信用リスクに関する事項
⑬信用リスク削減手法に関する事項
74
⑭派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手
のリスクに関する事項
75
75
⑮証券化エクスポージャーに関する事項
⑯出資その他これに類するエクスポージャーに
75~76
関する事項
⑰金利リスクに関して組合が内部管理上使用した
金利ショックに対する損益又は経済的価値の増
76
減額
越後さんとう農業協同組合
イメージキャラクター「みのるくん」
JA管内の特産品、米・大豆・大麦が一体と
なり、歩く姿は未来への前進を表しています。
外観とネーミングは親しみやすく、覚えても
らいやすいものにしました。作物の元気でい
きいきとした“おいしさ”をアピールします。
平成28年5月発行
越後さんとう農業協同組合
電話番号 0258-41-2880(代表)
〒940-2305 新潟県長岡市大野249番地
http://ja-echigosantou.or.jp
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