交換留学（1） セルジーポントワーズ大学（フランス）

留学体験記
フランス交換留学体験記2013年6月～セルジー・ポントワーズ大学
（人間社会学部言語文化学科4回生Mさん）
例年にないほどの寒さもやっと終わり、最近になって少しずつ春の暖かさを感じられる気温になってきました。今年はフランス人の友
達も驚くような寒さが続き、最高気温が20度を超える日でも夜はまだ上着が必要です。そして、22時になっても昼間のような明るい空のせ
いか、時間がものすごくゆっくりと感じられます。まだまだ長袖が必須のこんな気温の中で、少しでも暖かい気候を求めて5月下旬に留学
仲間と訪れたボルドーについて紹介したいと思います。
ボルドーといえば真っ先に浮かぶのがボルドーワインや牡蠣ですが、今回の旅の目的はピラ砂丘にのぼることでした。写真のとおり、
海から森に向かって見事に砂が覆い被さっています。砂山の高さは100mを超え、なんとヨーロッパ最大の砂丘となっています。あまりにも
足がめりこむので進むのが大変でしたが、右には海が見え、左には山が見えるという絶景を味わうことができました。
ボルドーといえばもう一つ、2007年にユネスコ世界遺産に登録されたポート・ド・ラ・ルーン（月の港）が有名です。ワインで栄えた港が、
湾曲した三日月型の川沿いに発展したため、「月の港」と呼ばれるようになったそうです。港を臨む宮殿のような建物の前には水がはら
れた広場があり、まるで鏡のように見える幻想的な場所でした。
ボルドーは本当に美しい街で、トラムも発達しており、非常に観光しやすい街で
した。パリとは違ってゆっくりとした話し方なのでフランス語もよく理解でき、自分
のフランス語の上達を感じることができました。そして今回の旅行では、電車に乗
り過ごしたり、タクシーが呼べなかったりというハプニングもありましたが、冷静に
対処することもでき、いろいろな面で成長したと思える旅でもありました。おそらく
これが最後のフランス国内旅行になりますが、本当に美しい街で規模も大きすぎ
ず、余裕をもって楽しむことができました。みなさんもぜひ一度ボルドーに訪れて
みてください。
ポート・ド・ラ・ルーン