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画像転送ユーティリティ 操作ガイド
FlexNetViewer シリーズ 画像転送ユーティリティ RP-VL-UTIL-V1 操作ガイド i [ 目次 ] 1. はじめに .....................................................................................................................................................1 2. ソフトウェア仕様 .........................................................................................................................................2 3. インストール・アンインストール .....................................................................................................................3 4. ライセンス認証 ............................................................................................................................................4 5. 送信ユーティリティ ......................................................................................................................................5 6. 受信ユーティリティ ......................................................................................................................................6 7. ユーティリティの自動起動..............................................................................................................................7 8. トラブルシューティング.................................................................................................................................8 9. 8.1. 動画をキャプチャできない。 .......................................................................................................................8 8.2. 画面の写り込みが発生する ..........................................................................................................................9 8.3. 画面が正しく表示されない。 ..................................................................................................................... 10 使用上の注意 ............................................................................................................................................. 10 i 1. はじめに 画像転送ユーティリティ「RP-VL-UTIL-V1」は、RP-VL-S-02(送信機)、または RP-VL-R-02(受信機)の機能の一部を Windows 上で実 現します。このソフトウェアは、送信ユーティリティと受信ユーティリティで構成されており、以下のハードウェアとの構成で使用す ることができます。旧製品(RP-VL-S-01, RP-VL-R-01)との互換性はありません。 ソフトウェア 構成機器 機能 送信ユーティリティ (fnvRender.exe) 画面全体(フルスクリーン)、または実⾏中のアプリケーション RP-VL-R-02(受信機) ウインドウをキャプチャし、受信機へ配信します。 受信ユーティリティ (fnvPlayer.exe) RP-VL-S-02(送信機) 送信機が配信している映像を受信し、画面表示します。 システム構成例 画面 A 画面 B 画面 A 画面 A 画面 B 送信ユーティリティ ※ 画面 A はグループ配信 図 1 送信ユーティリティ 画面 A 画面 C 画面 A 画面 B 画面 C 画面 D 画面 A ※ 画面 A はグループ配信 図 2 画面 B 画面 D 受信ユーティリティ 受信ユーティリティ 1 2. ソフトウェア仕様 項目 対応解像度 送信ユーティリティ 受信ユーティリティ 640x480, 720x480(480p), 800x600, 640x480, 720x480(480p), 800x600, 1024x768, 1280x720(720p), 1920x1080 1024x768, 1280x720(720p) 色 32 ビット色※1 フレームレート※2 最大 24 フレーム/秒で送信可能 コーデック MPEG-4 サポート台数 4画面送信 最大 30 フレーム/秒で受信可能 4 画面受信 Windows XP Professional 32bit※3 サポート OS Windows Vista Business/Ultimate 32bit Windows 7 Professional/Ultimate 32bit 推奨 CPU Intel® Core-i7 シリーズ 2.8GHz 以上 ディスク容量 10MB 以上 使用メモリ 50MB / 1 画面 ※1 Intel® Core2Duo シリーズ 3GHz 以上 50MB / 1 画面 デスクトップの設定で、色数を 32bit カラーに設定できる環境が必要です。 ※2 送信画面の大きさやパソコンの性能によって、 設定したフレームレートどおりに再生できない場合があります。 ※3 Visual C++ 2008 再配布可能パッケージがインストールされている必要があります。 2 3. インストール・アンインストール インストール、アンインストールは、CDROM 内の FNVUtility.msi をダブルクリックしてください。 セットアップウィザードが起動したら画面の指示に従って操作を⾏ってください。 Windows Vista, Windows 7 環境へインストールする場合 ユーザアクセス制御(UAC)機能で保護されていないフォルダへインストールしてください。 [ アクセス保護されているフォルダの例 ] システムドライブ直下 ・・・ C:\ システムフォルダ ・・・ C:\Windows, C:\Windows\System32 プログラムフォルダ ・・・ C:\Program Files 3 4. ライセンス認証 インストーラ実⾏時、以下の画面が表示されます。 CD ケースに記載されているライセンスキーを⼊⼒してください。 ※ ⼊⼒キーが間違っている場合、 次へ(N) ボタンをクリックすることはできません。 ライセンス認証を⾏わない場合は、 「後で(評価目的)」を選択し、 次へ(N) ボタンをクリックしてください。 ※ 送信ユーティリティ、受信ユーティリティは、1時間動作した後に停止します。 認証プログラムは、インストールフォルダに含まれます。 評価後に製品をご購⼊された場合は、以下のアイコンをダブルクリックし、認証プログラムを起動してください。 4 5. 送信ユーティリティ インストールフォルダ内の fnvRender.exe を起動してください。 (fnvRender.exe) ① ② ③ 14:23[FPS] 実⾏中のみ表示 ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 59:23 ⑪ ⑫ ⑩ ⑭ ⑬ ① 送信画面を、アプリケーション画面にするか、全画面(フルスクリーン)にするかを選択してください。 ② 送信画面に マウスカーソルを表示するかどうかを指定してください。 ③ 1秒間あたり何画面をキャプチャするか指定します。配信中は、右側に実効値が表示されます。 ④ 配信可能なアプリケーション一覧を表示します。同じアプリケーションが複数ある場合は「詳細」をクリックしてください。 ⑤ キャプチャした画面をトリミングする設定です。数値(単位:ピクセル)を⼊⼒してください。 ⑥ キャプチャ画面の出⼒サイズを選択してください。 ⑦ 複数台送信時に使用するネットワークアダプタを選択してください。 選択リストの右側には、選択したネットワークアダプタに割り当てられている IP アドレスが表示されます。 ⑧ 1台送信時に使用する受信機の IP アドレスを⼊⼒してください。 ⑨ 受信機がデータを待機しているネットワークポートを指定してください。 ⑩ 複数台送信時、受信機のロータリスイッチ(SW2)の番号を⼊⼒してください。 ⑪ 設定内容をファイルに保存します。 ⑫ 送信ユーティリティの設定ファイルを開きます。 ⑬ 左側:配信開始ボタン、右側:配信停止ボタン ⑭ ライセンス未認証のとき表示されます、試用終了までの時間を表示しています。 5 6. 受信ユーティリティ インストールフォルダ内の、fnvPlayer.exe を起動してください。 (fnvPlayer.exe) 左側がメイン画面、右側が設定画面です。設定画面は、メイン画面のファイルメニュー、 「設定(V) 」をクリックして起動します。 ⑨ ⑩ ①② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑪ ⑧ ① 受信ユーティリティの設定ファイルを開きます。 ② 受信設定&受信ユーティリティウインドウの表示位置(座標)を設定ファイルに保存します。 ③ 左側:受信開始ボタン、右側:配信停止ボタン ④ 受信ユーティリティウインドウのサイズを、受信データと等倍にします。 ⑤ 受信した映像データを表示する領域です。受信した映像データは、⑧のサイズに合わせて伸縮調整して表示します。(⑩参照) ⑥ 1秒間に受信したフレーム数を表示します。 ⑦ ライセンス未認証のとき表示されます、試用終了までの時間を表示しています。 ⑧ 描画領域⑤のサイズを表示しています。 ⑨ グループ受信時の設定です。送信機のロータリスイッチ(SW2)と同じ番号を指定してください。 (0〜F) ⑩ 送信機からのデータをスケーリングするかどうかを指定してください。 ⑪ 受信時に使用するネットワークポート番号を⼊⼒してください。 6 7. ユーティリティの自動起動 送信ユーティリティ/受信ユーティリティの実⾏ファイルの引数に設定ファイルを指定すると、自動起動モードで動作します。 アプリケーションのショートカットを作成してください。 ショートカットのプロパティを開いて、リンク先の⼊⼒項目に設定ファイルを指定することができます。 設定ファイルを フルパスで指定 送信ユーティリティは、キャプチャ対象の実⾏ファイル名(*.exe)と、そのアプリケーション画面のウインドウタイトルと合致するアプ リケーションウインドウを探し出して、自動的にデータ送信を開始します。 同じ条件が複数存在する場合、意図するアプリケーションウインドウを送信できない場合があります。 送信ユーティリティでアプリケーション画面を送信する場合、送信ユーティリティが実⾏される前に、アプリケーションが起動するよ うにしてください。アプリケーションウインドウの起動を待機する機能はありません。 7 8. トラブルシューティング 8.1. 動画をキャプチャできない。 以下の条件を満たすアプリケーション画面、およびコンテンツはキャプチャできません。 Windows Media Player 等、ビデオオーバーレイ機能を使用しているアプリケーション画面 Direct X 機能を使って描画しているアプリケーション画面 デジタル著作権保護機能(DRM)により保護されているコンテンツを再生しているアプリケーション画面 DirectX のアクセラレータを無効にする。 (Windows XP の場合) 「DirectX 診断ツール」を起動し、ディスプレイタブを選択してください。 DirectDraw アクセラレータ機能が「使用可能」になっている場合は、 無効(D) ボタンをクリックしてください。 無効にすると、 「使用不可」と表示されます。 描画⽅式を変更する(例:GOM Player) 「Video Render」を指定してください。 ご使用になるソフトウェアで出⼒⽅式(描画⽅式)を選択できる場合、 「Video Render」を指定してください。 8 8.2. 画面の写り込みが発生する Windows XP 環境 送信ユーティリティで、キャプチャ対象として選択したアプリケーションウインドウ(アプリ画面1)に、ほかのアプリケーションウ インドウ(アプリ画面2)が重なって表示されている場合、受信機側の画面には、アプリ画面2が映りこんで表示されます。 受信機の画面 アプリ画面 1 アプリ画面 2 写り込み部分 ※ 送信ユーティリティで、アプリケーション画面1を送信 Windows 7/Vista 環境 エアロ機能を有効にすると、アプリ画面1のみを送信することができます。 エアロ機能を使用しない場合、Windows XP と同様の結果になります。 Aero テーマを選択 図 3 エアロ設定例(Windows 7) チェック 図 4 エアロ設定例(Windows Vista) 9 画面が正しく表示されない。 8.3. 送信ユーティリティで設定したフレームレートで再生されなかったり、受信機側モニタでの映像がコマ落ちしたり、ブロックノイズが 表示される場合、以下の要因が考えられます。 パソコンの処理能⼒が不⾜している。 動きの激しいコンテンツを再生している。 送信ユーティリティ以外のアプリケーションが CPU を占有している。 ネットワーク帯域の不⾜、またはネットワーク経路に何らかの障害が発生している。 パソコン処理能⼒の不⾜が原因の場合は、送信する画面サイズを調整する(キャプチャする画面を⼩さくする。または出⼒サイズの指 定を⼩さくする)ことで改善する場合があります。 ネットワーク帯域の不⾜や障害については、ネットワークの構成環境について⾒直しを⾏ってください。 9. 使用上の注意 ネットワーク通信に関する注意事項 設定したネットワークポートは、ファイアウォール設定でブロックされないように変更してください。 ネットワークケーブルを接続したアダプタには、必ず IP アドレスが割り当たるようにしてください。 同じグループ ID を使って複数画面を送受信することはできません。 Windows の省電⼒設定について 送信ユーティリティ、受信ユーティリティの動作中は、省電⼒モードに移⾏しないように設定してください。 10 FlexNetViewer RP-VL-UTIL-V1 発⾏ 株式会社コンテック 日本語 英語 中国語 大阪市⻄淀川区姫⾥ 3-9-31 http://www.contec.co.jp/ 2010 年 9 月制定 〒555-0025 http://www.contec.com/ http://www.contec.com.cn/ 本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改変することは禁じられています。 [09292010] 分類番号 部品コード NA00955 LYLX351