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こんな場所でもご利用いただけるのをご存じですか?
ごあいさつ トップインタビュー Greeting To p I n t e r v i e w 「成長基盤確立3ヵ年計画」の最終 年度を迎えるにあたり、今一度、顧客第一主義という原点に立ち返り、 スペシャリティデパートメントストアの 確立に邁進してまいります。 Q1 当期の営業概況について教えてください。 2006年の百貨店業界の状況は、業界全体の売上高は8兆6千 億円規模にありました。これを対前年比で見ると△1.4%、既存 店では△0.7%となり、ここ数年の下げ止まり感は見られるものの、 残念ながら10年連続の前年割れという状況となりました。 このような業界環境の下、当社においては、松屋銀座の改装工 事による売場面積の一時的な減少の影響はあったものの、リニュー アル効果や大型集客催事、松屋浅草の開店75周年記念催事の成 功などにより、中核の百貨店事業は前年売上高をクリアすること ができました。また利益面では、今後の成長へ向けた経費構造改 革に伴う多額の特別損失の計上により、最終損益は純損失となり ましたが、この経費構造改革の効果として、営業利益・経常利益 は過去最高益を達成することができ、営業利益につきましては目 標を1年前倒しで達成いたしております。 今後の動向予測では、団塊世代の大量退職の始まりなどによる 消費の押し上げ効果や、銀座・有楽町・丸の内での再開発効果に よる来客数の増加などが期待されます。このような機会を積極的 に取り込むとともに「成長基盤確立 3 ヵ年計画」の成果をさらに 大きなものとし、松屋グループは成長ステージへの飛躍を目指し ていく所存です。 代表取締役社長 秋田 正紀 株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、私、秋田正紀は、平成19年5月24日に開催された定時株 主総会ならびに取締役会の決定をもちまして、このたび代表取締 役社長に就任することとなりました。まずは、第138期の株主通 信をお届けするにあたりまして、ごあいさつを申し上げます。 昨今の百貨店業界におきまして、競争激化による淘汰や生き残 りをかけた合従連衡が進む中、松屋は、いままで築き上げてきた 「松屋ブランド」にさらに磨きをかけ、あくまで銀座・浅草にこだ わる個性的な百貨店を目指してまいります。代表取締役社長とい う重大な命を仰せつかるにあたり、前社長の下の様々な取り組み を引き継ぎ、お客様から選ばれ、愛されるスペシャリティデパー トメントストアの確立に向けて、あらゆる諸施策の実現に邁進し ていく所存でございます。 株主の皆様方におかれましては、今後とも引き続き、ご理解・ご 支援を賜りますようお願い申し上げます。 目次 Contents 01 Matsuya Co., Ltd. 成長基盤確立3ヵ年計画 【松屋グループの目標】 百貨店事業を核として、グループの力を結集し、お客様にご満足いただける 上質な商品、文化、サービスを提供する小売グループを目指します。 【基本方針】 1. スペシャリティデパートメントストアの実現による競争力の向上 2. 経費構造改革と財務体質の強化 3. グループ経営の推進(百貨店事業との相乗効果の発揮) 4. 市場(株主)との対話を重視する経営の推進 ● ごあいさつ ............................................................ 1 ● トップインタビュー.................................................. 1 ● 特集: 「スペシャリティデパートメントストア松屋のご紹介」 ..... 3 ● トピックス............................................................. 5 ● セグメント情報 ....................................................... 7 ● コーポレート・ガバナンス ......................................... 9 ● 財務ハイライト (連結)............................................. 10 ● 連結財務諸表 ........................................................ ● 単体財務諸表 ........................................................ ● 会社概要 .............................................................. ● 株主向け情報 1 ..................................................... (会社概要/株式関連情報) ● 株主向け情報 2 ..................................................... (株主お買物優待カード活用方法のご紹介) ● 2007お中元 ......................................................... 11 13 14 15 16 19 一方、有利子負債については、セカンドキャリア支援制度と退 職給付制度改革による一時的な営業キャッシュ・フローの減少と、 松屋銀座の第2次リニューアル投資などの要因により、前期比16 億73百万円増の235億56百万円となりました。有利子負債の削 減に関しては、縮小均衡に陥らぬよう設備投資とのバランスを 取りながら、着実に実行していく方針です。 当期は「成長基盤確立3ヵ年計画」の Q2 中間年度でありましたが、 その進捗状況はいかがですか。 当中期経営計画では、4つの基本方針の下、当社グループの長 期的な企業価値の向上を目指し、様々な施策を展開しております。 この方針の中で、大きな柱となるのが、 「スペシャリティデパート メントストアの実現による競争力の向上」と「経費構造改革と財 務体質の強化」です。 「スペシャリティデパートメントストアの実現による競争力の 向上」において、松屋銀座では「圧倒的地域一番店の確立」を目標 とし、化粧品を始めとする1階フロアの改装、婦人服売場のゾー ニングの変更やブランドの改廃、地下1階食品売場や婦人ランジェ リー売場の改装など、様々な営業施策を展開してまいりました。 プレステージの追求・お客様の買廻り性向上を主眼としたこれら 改装効果の追求により、当期は客単価が3.5%上昇いたしました。 さらには銀座地区の百貨店で唯一、増収を達成することができ、 4年連続で銀座地区一番店の座を堅持しております。 また松屋浅草では厳しい環境が続く中、2年間にわたり前年並 みの売上実績を確保するとともに、店舗運営の効率化により、営 業費の削減を図りました。このような売上高の下げ止まりに営 業費の削減が相俟って、松屋浅草は損益の改善が進み、単店舗黒 字化に向けてさらに前進しております。 もう一方の柱である Q3 「経費構造改革と財務体質の強化」の 状況はいかがですか。 「経費構造改革と財務体質の強化」については、この3ヵ年で、 減価償却費等のコストアップ要素を除いて6億円以上の削減を目 指しておりますが、当期は、セカンドキャリア支援制度・特別プラ ンと退職給付制度改革の実行、さらには賃借料、物流費の削減に 努めた結果、固定費を 5 億円削減いたしました。なお、前期の削 減実績1億49百万円と合わせると6億円を上回る成果となり、1年 前倒しで目標を達成することができました。 Q4 それでは最後に、今後の経営ビジョン、 株主の皆様へのメッセージをお願いします。 今期(2008年2月期)は、 「成長基盤確立3ヵ年計画」の最終年 度となります。営業利益目標の前倒し達成の結果に慢心すること なく、今一度、顧客第一主義という原点に立ち返り、引き続きこ の中期経営計画の基本方針を徹底するとともに、さらなる深耕を 図ってまいります。 その一環として現在積極的に展開しているのが、 「オリジナル」 「限定販売」 「 先行販売」 「 スタンダード」の 4 つの切り口で、松屋 ならでは・銀座ならではのスペシャルアイテムを提案する商品政 策「リコメンドM」です。このような独自性のある商品政策の推進 や、より内容の充実を図った新「松屋カード」の展開などに注力し、 顧客拡大・固定化を図り、スペシャリティデパートメントストアとし ての磨きをかけていきたいと考えております。 先程ご説明した特殊要因により、有利子負債は一時的に増加し ましたが、今期は 215 億円(対前期比 20 億円減)に削減する見込 みであり、さらには今期の業績見通しでは当期純利益12 億円と 黒字転換を果たす計画でもあります。このような成長軌道への飛 躍を着実なものとすべく、松屋および松屋グループの代表として その責務に邁進し、基本方針の徹底と深耕に緊張感を持って臨ん でまいる所存でございます。株主の皆様方におかれましては、今 後とも松屋および松屋グループへのご支援の程、よろしくお願い 申し上げます。 Matsuya Co., Ltd. 02 特集 「スペシャリティデパートメントストア松屋のご紹介」 Special Feature 松屋銀座 アクセス方法 銘家逸品 食品 ギンザ ビューティー「イン」 化粧品 食品 リタズダイアリー ● 東京メトロ銀座線「浅草駅」 5番∼8番出口直通 中央通り 至日本橋 ) 駐車場 6 号 P 隅田川 戸 松屋浅草 通 り( 国 道 馬 道 通 り ● 都営地下鉄浅草線「浅草駅」 A5番出口より徒歩3分 4丁目交差点 一方通行 東武線 プランタン 至新橋 入り口 外堀通り 和光 ● 都営地下鉄浅草線「東銀座駅」 A8番出口より徒歩3分 ● JR「有楽町駅」より徒歩8分 「松屋にしかない」 「松屋が初めて」 「松屋ならでは」の、色々な売場や魅力をここにご紹介いたします。 松屋浅草 アクセス方法 インズ 2 晴 海 通 り ● 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」 9番出口より徒歩3分 スペシャリティデパートメントストアとして、日々進化を遂げています。そのごく一部ではございますが、 食品 数寄屋橋交差点 ● 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線 「銀座駅」A12・A13番出口直通 特色のある個性豊かな百貨店「松屋銀座」 「松屋浅草」は、常に新しいチャレンジに取り組み、 グルマルシェ2006年7月オープン インズ 1 至新橋 江 圧倒的地域一番店としてお客様から選ばれ、愛される スペシャリティデパートメントストア松屋を目指して 浅草駅 ● 東武伊勢崎線「浅草駅」より直結 雷門通り 吾妻橋 三越 コア 婦人 三菱東京 UFJ銀行 松屋 ソーホーズ ルーム 紳士 デザインコレクション リビング 銀座店地下1階 銀座店地下1階 銀座店1階 銀座店2階 銀座店5階 銀座店7階 ヨーロッパのマルシェのような 鮮度感と味わいをお届け 全国の銘菓を 定番から日替わりまでご用意 世界各国の自然コスメが一堂に 松屋独自の視点でセレクトされた 商品をコーディネート 松屋ならではの美しい 生活用品のご提案 採れたて作りたてにこだわった、個性の “おいしいお菓子のある生活”をコンセプ コスメクルーカウンターを中心とした編 「一人の女性のワードローブ」をコンセプトに、 男性たちの新しい ライフスタイルのために 様々なアイテムを発信 「デザインコレクション」は 1955 年わが国 ある異なる7つのショップが、統一コンセプ トに、京都・東京を中心に全国から選りすぐ 集スキンケアゾーンです。世界各国のオー 初のグッドデザイン運動の場としてスタート トの下に集まり売り場を展開いたします。 りの和・洋菓子を品揃えしています。門外不 ガニックや天然成分にこだわった自然コス ブランドを超えたスタイリングを提案して 百貨店発の本格的なセレクトショップとし 野菜のソムリエのいる野菜デリカの「りょく 出の品や、販売しているのは本店と松屋だ メが一堂に会します。展開ブランドはダニ けん」、チーズプロ資格所有者が食べ合わせ けという銘店のお菓子などを展開。定番か エル・ドゥ・ウィンター、イソップ、パティカ、 ドに、クオリティーの高いウェアや松屋お や美味しさをお伝えする 「チーズ王国」など。 ら日替わりまで、本当に美味しいお菓子を ジェナティック、アロマセラピーアソシエ 薦めのデザイナーの商品をラインナップ。 食のプロとのおしゃべりや、ライブ感いっ ご用意しております。 イツ。他、シーズンに合わせコスメクルー 独自の視点でセレクトされた商品を展開し、 ぱいのヨーロッパのマルシェのような鮮度 のセレクトも加わります。 コーディネートを提案いたしております。 感と味わいをお楽しみいただけます。 コスメクルー:ブランドの枠を越え化粧品選びの お手伝いをするスタッフ います。可愛らしさ、驚き、楽しさをキーワー て誕生し、男性たちの新しいライフスタイ しました。以来50年に渡り日本デザインコ ルを提案しています。仕事と生活を楽しむ ミッティーとともに、機能的で美しい生活 男性のために既成概念にとらわれない 「自由」 用品や道具を国内外から選定し、提案し続 と「個性」を生かしたアイディアと魅力的な けています。 「デザインの松屋」として多くの アイテムを発信し続けています。 お客様の支持を得ているのはこの「デザイ ンコレクション」の継続があればこそといえ るでしょう。 一味違う日常シーンを 演出するデザインコレ クション カラダにやさしく安心・安全で、しかも本物の味ばかりを ご提供 03 Matsuya Co., Ltd. 日本全国の銘菓を一堂にご提供 銀座地区で最大面積・最多ブランド数を誇る売場「ギンザ ビュー ティー」の中心 トレンドの中にも女性らしさが感じられる ウェアやファッション雑貨・生活雑貨 大人のためのメンズコンセプトショップとして数々の アイテムをご提供 デザインコレクションの花瓶で 一輪の花も独特の雰囲気に Matsuya Co., Ltd. 04 トピックス ∼お客様に選ばれる百貨店として、多彩な生活文化を提案∼ To p i c s 2006/9/13(水)∼9/25(月) 2006/12/30(土)∼2007/1/15(月) 2007/1/31 (水)∼2/5(月) 今田美奈子 池田重子コレクション 池田重子コレクション 北海道から九州まで 華麗なる世界 展 日本の 日お 本し のゃ おれ し展 ゃれ展 各地で噂の美味が銀座に! お菓子と食卓の ファンタジー 装いの美を求めて 装いの美を求めて GINZA おいしい1週間 北海道/函館朝市 いくら亭 函館丼 見る人を魅了する池田重子コレクション 2週間開催されたこの展覧会では、ルイ16世 とマリー・アントワネットの結婚披露宴の食卓や、 イースターやバレンタインなどの御祝のテーブ ルセッティング、3m×3mのスケールに作られ 長野/信州・鬼無里 いろは堂 炉ばたのおやき 京都/マガザン・デ・フレーズ いちごのショートケーキ 日本有数の着物コレクターとして知られる池田重子さん。本展では、お正月・新春をテーマにし た晴れ着など50点を一堂に展示いたしました。また特別に、池田さんが長年展示を熱望してい 美味しければ何でもあり!これまで松屋銀座で開催した物産展 たショール60枚も初公開いたしました。小物は髪飾りや袋物、未公開の帯留などを展示し、まさ から、地域や和・洋、菓子・惣菜を問わず、人気を集めた美味しい まで、イートイン4店・実演16店を含む総42店が集まり、数々の美 に池田重子コレクションの全貌を目の当たりにする、大きな注目を集めた展示会となりました。 ものを厳選して紹介する、これもまた「松屋ならでは」のちょっと 味をご堪能いただきました。 変わった物産展を開催いたしました。北は北海道から南は鹿児島 た精巧なお菓子のヴェルサイユ宮殿、さらに、 さまざまな御祝のシュガーデコレーションをは じめ、伝統的な焼き菓子や貴婦人に由来する数々 のケーキ、メルヘンの中のお菓子など約150点 2007/1/17(水)∼1/22(月) をご紹介。華やかさと可愛らしさ、お菓子と食 卓のファンタジーがおりなす夢の世界を、たく さんの方々にお楽しみいただきました。 黒井健 絵本の世界展 東京/銀座 ラ・ベットラ・ダ・オチアイ 松屋限定 茸とカラスミのスパゲッティ 金沢/柴舟小出 柴舟・ふくさ・山野草 大分/九州焼酎菓蔵 焼酎生チョコ各種 京都/嵐山 熊彦 松屋限定 嵐月弁当 『ごんぎつね』 『手ぶくろを買いに』 『ころわんシリーズ』 などの絵本作品で知られる、日本を代表する絵本作家・ 黒井健さん。大々的な回顧展は初めてとなる今回は、 代表作から最新作まで140点を一堂に展観いたしま テーブルセッティングを再現した、 シュガーデコレーションのケーキ (食器の絵付けも実物と同じ) Eikichi Hayashi 05 Matsuya Co., Ltd. 伝統の焼き菓子 「マルグリット」 Eikichi Hayashi 次回企画催事のご案内 さんとのトークショーなども行われ、多くの方々に黒 井さんの世界観を楽しんでいただくことができました。 けてご紹介する「世界百名瀑」は、 “地球再発見による人間性回復へ”をテーマに40 「手ぶくろを買いに」表紙 した。また会期中には、黒井さんと女優の星野知子 「手ぶくろを買いに」表紙 皆成社 Ken Kuroi 大自然に挑む写真家として、世界に知られる白川義員氏。このたび全国に先駆 白川義員写真展 年にわたって「アルプス」 「ヒマラヤ」など世界中の “原初の風景”を撮り続けてきた 「世界百名瀑」 氏の、記念すべきシリーズ10作目でもあります。本展では、荘厳な自然に対峙し 8/1 (水) ∼8/13(月) た白川氏の渾身作130点を一堂に展示いたします。 Matsuya Co., Ltd. 06 セグメント情報 Segment Information 厳しい経営環境にある中、昨年実施した銀座本店のリニューアル効果 を実施し、 (株) アターブル松屋ホールディングス及び6つの事業会 (株)アターブル松屋ホールディング 今後の 取り組み スの本部機能を強化し、各事業会社 の育成に努めてまいります。具体的 社からなる持株会社体制へ移行いたしました。また、10月には「名 には、個別の事業会社の強みを活か を着実なものとすることができ、売上高は前期比1.1%増となりました。 古屋ミッドランドスクエア」への「エノテーカ ピンキオーリ」の出店に備え、 (株) ア し、最適な経営資源の配分を図り、新規出店や不 また飲食業においては婚礼組数拡大の取り組みの奏功などにより同 ターブルイーピーエヌを設立いたしました。婚礼事業におきましては、宣伝政策 採算店の閉鎖などを行ってまいります。新規出店 15.2%増となり、ビル総合管理業は同6.1%増、輸入商品卸売業は同 の強化や他社との資本・業務提携等が奏功し、婚礼組数を大幅に増やすことがで といたしましては、本年1月に「エノテーカ イ プリ きました。また、江戸川区及び中央区において、公共施設の運営・管理業務を行 ミ ギンザ 品川店」をソニーシティ1階にオープンし、 ※( )内は売上高構成比 百貨店業 42階にオープンいたしました。今後も、事業機会 した。 を積極的に捉え、売上の拡大を図ってまいります。 ナル」を切り口とした商品「リコメンドM」をはじめ、独自性のある (市場)をイメージした洋惣菜売場「グルマルシェ」 フロアではマルシェ 品揃えを強化してまいります。更に、顧客密着を図るため、お得 を、また婦人フロアでは銀座地区最大級の肌着売場「ル ランジェ」 意様営業部を新設し、専用サロン「サロン・ド・ギンザ」を開設する をオープンし、お客様の上質なライフスタイルを充足する店づくり などサービスの充実に努めてまいります。その他スペシャリティ を推進してまいりました。更に、「第2回イタリア展」や「池田重子コ デパートメントストアの実現に向けた諸施策を実施することにより、 レクション 日本のおしゃれ展」など集客力のある大型催事を開催し、 銀座地区における圧倒的地域一番店の座をより強固なものにし 銀座地区における「圧倒的地域一番店の確立」に向けて取り組んで てまいります。 まいりました。 浅草支店におきましては、メイン商圏への宣伝媒体訴求を強化 浅草支店におきましては、主力であります食品部門の惣菜売場・ し、地元の季節行事に合わせて物産展を開催するなど、地域密着 洋菓子売場の環境整備や婦人・紳士・子供部門の品揃えの強化を実 の集客強化を図ってまいります。また、地元顧客のニーズの高い、 施してまいりました。また、開店 75周年を記念して、名物催事「第 惣菜売場の環境整備を継続して行うとともにリビング部門の品揃 23回北海道物産展」をはじめとし、各地の逸品や特産品を新たに えを拡充することにより、買廻り性の向上を図ってまいります。 発掘し編集した新規物産展等を開催してまいりました。更に、宣伝 外販部門におきましては、法人に特化した営業を推進するため、 施策を効果的に実施するなど集客拡大策に取り組んでまいりました。 優良法人企業の新規口座開拓や既存口座の活性化を図ってまい 外販部門におきましては、企画提案力と情報収集力の強化に努 ります。また、企業の新商品発表会をトータル受注するなど新規マー め、優良法人企業の新規口座開拓と併せて、企業の販促品・記念品 ケットへの取り組みを強化し、売上はもとより、収益の拡大にも や建装物件の受注拡大を図ってまいりました。また、個人顧客に対 努めてまいります。 しましては顧客特性に合わせ、各種フェアや催事を実施し、売上 更に、本年4月に自社カードの一元化及び機能・サービスの充実 の拡大に努めてまいりました。以上の結果、百貨店業の売上高は、 を図ったクレジットカード「松屋カード」を新たに発行し、お得意 813億93百万円(前期比1.1%増)となりました。 様の固定化ならびに新規顧客の拡大に取り組んでまいります。 4,000 2,000 0 136期 137期 138期 売上高の推移 ビル総合管理業であります (株)シービーケーにおきましては、情報 事業の 概況 収集力の強化及び顧客のニーズに合ったトータルプランニングを 提案するコンサルティング型営業に努め、売上の拡大を図ってまい 引き続き、顧客ニーズに合わせたトー 今後の 取り組み タルプランニングを提案するコンサル 5,000 4,000 ティング型の営業に努めてまいります。 りました。建装部門では「設計から施工までの一貫した受注」を目 また、営業体制強化に向けた組織の 指し、またビルメンテナンス部門では新規及び既存の顧客に向けた警備・清掃・ 再編や人材育成に注力して、危機管理体制の強化と 設備メンテナンス等の「ビル総合管理」の提案営業を行うなど、積極的な事業活 顧客満足度の向上を図り、売上の拡大を目指してま 動を展開してまいりました。以上の結果、売上高は42億57百万円(前期比6.1% いります。併せて、原価管理を徹底し費用を削減す 増)となりました。 ることにより、収益の向上に努めてまいります。 3,000 4,257 段階的に実施し、9月にグランドオープンいたしました。特に、食品 6,000 4,014 の変化を踏まえ、「先行・限定・スタンダード・オリジ 8,000 (百万円) 近隣に新たな商業ビルが続々と開業するなど環境 合わせて食品・婦人部門を中心とした大規模な改装を Matsuya Co., Ltd. した。以上の結果、飲食業の売上高は87億96百万円(前期比15.2%増)となりま て実施し買廻り性を高めてまいります。また本年、 2,000 1,000 0 136期 137期 138期 売上高の推移 輸入商品卸売業 (百万円) 100,000 60,000 40,000 20,000 0 売上高の推移 (百万円) 80,000 81,393 次リニューアルの期と位置づけ、外壁工事の完成に カ ピンキオーリ」を名古屋ミッドランドスクエア ビル総合管理業 銀座本店におきましては、食品部門の改装を継続し 今後の 取り組み 80,505 年のリニューアルから5周年にあたる2006 年を第 2 78,554 事業の 概況 3月にはフィレンツェの三ツ星レストラン「エノテー 職給付制度の改定や本社部門のスリム化など財務体質の強化を図ってまいりま 10,000 輸入商品卸売業であります (株) スキャンデックスにおきましては、 事業の 概況 主要取扱ブランドであるストッケ及びイッタラのブランド価値の向 上による売上の拡大に努めてまいりました。特に、ストッケではベ 今後の 取り組み びイッタラのショップ展開を引き 続き推進してまいります。また、徹 ビー関連商品をフルラインで取扱う「STOKKE CHILDREN SHOP」 底した在庫管理やブランドごとの の展開を推進してまいりました。また、昨年7月にはイッタラブランドの国内輸 部門別管理を行うことにより、全 入総代理店契約を締結し、取扱商品を拡大するとともに取引先との関係強化を 体の事業採算性を高めてまいります。 図り、一取引先あたりの売上高の向上に努めてまいりました。以上の結果、売上 136期 137期 138期 主力ブランドであるストッケ及 高は17億92百万円(前期比9.8%増)となりました。 2,000 1,500 1,000 1,792 百貨店業は、当社の銀座本店におきましては、 2001 う指定管理者に選定されるなど営業基盤の強化に努めてまいりました。更に、退 売上高の推移 (百万円) 1,633 ■ 飲食業 8,796百万円 (9.0%) 9.8%増となるなど、全セグメントで増収を達成いたしました。 07 固有のノウハウの開発・集積を図るため、昨年4月1日付で会社分割 8,796 飲食業であります (株) アターブル松屋におきましては、事業ごとの 事業の 概況 7,634 ■ 百貨店業 81,393百万円 (83.6%) 8,685 ■ ビル総合管理業 4,257百万円 (4.4%) セグメント別売上高の状況については、中核事業である百貨店業では 飲食業 ■ その他事業 1,162百万円 (1.2%) 4,045 1,792百万円 (1.8%) 1,464 ■ 輸入商品卸売業 セグメント別売上高構成比 500 0 136期 137期 138期 Matsuya Co., Ltd. 08 コーポレート・ガバナンス 財 務 ハイライト( 連 結 ) Corporate Governance F i n a n c i a l H i g h l i g h t s (Consolidated basis) 基本的な考え方 1.内部統制システムの構築の基本方針 当社グループにおけるコーポレート・ガ バナンスの目的は、企業価値の継続的な 向上の実現にあり、そのために、基本方針 を定めております。具体的には、当社の企 業行動基準に定める「フェア (公正) ・リー ガル (遵法) ・オープン(公開)」の実践を通 当社は、会社法及び会社法施行規則に基づき「業務の適正を確保する体制の整備」を図 るため「内部統制システムの構築の基本方針」を平成18年5月に決定いたしました。具体 的には、当社グループにおけるコンプライアンス、情報の保存・管理、リスク管理及び職 務の効率性を確保するための方針を定め、また、監査役の監査の実効性を確保するため の方針を合わせて定めております。 今後とも、これらの基本方針のもと適正かつ効率的な内部統制システムの構築を図っ てまいります。 じて、株主、お客様、お取引先、従業員、 地域社会といったステークホルダーとの 良好なコミュニケーションを図り、企業と しての社会的責任を果たすこと、これが 基本方針です。 この基本方針に則り、コーポレート・ガ バナンスの強化に向け、コンプライアンス・ 危機管理・内部統制・IR等の充実を図るべ く組織体制を整備するとともに諸施策を 実施しています。 当社のコーポレート・ガバナンス体制 * 「内部統制システムの構築の基本方針」の詳細については、当社ホームページを ご参照ください。 IR情報「ニュースリリース (平成18年5月25日) 」 http://www.matsuya.com/ir/news/index.htm 企業倫理の確立及び企業風土としてのコンプライアンス・マインドの定着を図るため、 平成15年9月に「コンプライアンス委員会」を設置し、 3ヶ月ごとに定例の委員会を開催し ております。 最近の主な取り組みとしては、当社及び当社グループにおける諸規程等の見直しと周知・ 徹底、コンプライアンス教育の拡充に努めております。また社内通報制度については、平 成19年2月、通報窓口をコンプライアンス委員会事務局、外部弁護士事務所、人事部、労 働組合の4箇所に設置することで充実を図っております。 平成18年3月に役員人事及び役員報酬制度に関する取締役会の諮問機関として「指名・ 報酬委員会」を設置いたしました。指名・報酬委員会は、経営の客観性・合理性を高め、企 業価値の最大化を図ることを目的としております。 本委員会の審議を経て、同年4月に役員報酬制度の基本方針を決定し、報酬の見直しを 図っております。 役員報酬制度の ● 基本方針 Matsuya Co., Ltd. 1 企業価値向上に資する報酬制度 2 業績に応じた報酬制度 3 役割・職責にふさわしい報酬制度 第 135 期 第 136 期 第 137 期 第 138 期 平成14年3月∼ 平成15年2月 平成15年3月∼ 平成16年2月 平成16年3月∼ 平成17年2月 平成17年3月∼ 平成18年2月 平成18年3月∼ 平成19年2月 売上高 (百万円) 97,703 97,192 93,730 94,756 97,402 (百万円) 1,699 1,838 1,648 1,667 2,445 経常利益 (百万円) 1,700 1,661 1,538 1,693 2,474 当期純利益 (百万円) 418 614 605 655 531 (円) 7.85 11.42 11.24 12.29 10.03 総資産 (百万円) 58,333 59,244 57,031 59,751 60.527 純資産 (百万円) 15,453 16,532 17,045 17,662 16,922 (%) 26.5 27.9 29.9 29.6 27.3 自己資本比率 売上高 2.コンプライアンス 第 134 期 営業利益 1株当たり当期純利益 3.役員報酬制度の見直し 09 財務ハイライト (連結) (百万円) 100,000 営業利益 / 経常利益 (百万円) 2,500 80,000 2,000 60,000 1,500 40,000 1,000 20,000 500 営業利益 経常利益 当期純利益 (百万円) 800 自己資本比率 (%) 40 60,000 30 40,000 20 20,000 10 200 0 △200 △400 0 134期 135期 136期 137期 138期 総資産 600 400 0 総資産/自己資本比率 (百万円) 80,000 0 △600 134期 135期 136期 137期 138期 134期 135期 136期 137期 138期 0 134期 135期 136期 137期 138期 当期の事業概況 当期における百貨店業界は、景気回復に伴い一部高額商品等に 動きがみられましたが、天候不順の影響による季節商品の売上不 振などがあり、東京地区百貨店売上高は、前年を若干下回る結果と なりました。 この間におきまして当社グループは、長期的な企業価値の向上 に向けた「成長基盤確立3ヵ年計画」を昨年度よりスタートし、「スペ シャリティデパートメントストアの実現による競争力の向上」、「経費 構造改革と財務体質の強化」、「グループ経営の推進 (百貨店事業と の相乗効果の発揮) 」及び、「市場(株主) との対話を重視する経営の 推進」を基本方針に掲げ、経営・営業基盤の確立に取り組んでまいり ました。 以上の結果、当期の売上高は974億2百万円 (前期比2.8%増) と (同 46.7% 増)、経常利益は 24 億 なり、営業利益は 24 億 45 百万円 74百万円(同46.1%増)となりました。また、「固定資産の減損に係 る会計基準」適用に伴う特別損失として7億 75 百万円、「セカンドキ ャリア支援制度・特別プラン」の実施による特別損失として19 億18 百万円、「退職給付制度の改定」による特別損失として 9 億円を計上 したことなどにより当期純損失は5億31百万円となりました。 Matsuya Co., Ltd. 10 連 結財務諸表 Consolidated Financial Statements 連結要約貸借対照表 当連結会計年度末 前連結会計年度末 単位:百万円 (資産の部) 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券 たな卸資産 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物 土地 建設仮勘定 その他 無形固定資産 借地権 ソフトウェア その他 投資その他の資産 投資有価証券 長期貸付金 繰延税金資産 支払保証金 その他 貸倒引当金 資産合計 平成19年 2月28日現在 16,984 3,104 7,036 10 4,516 1,168 1,202 △ 53 43,542 29,996 14,538 14,559 – 898 533 203 203 126 13,012 6,922 59 223 3,637 3,016 △ 846 60,527 流動資産/現金及び預金は前期よりも8億22百万円増加 いたしました。また、主に親会社の繰越欠損金の影響によ り繰延税金資産が6億59百万円増加したことなどにより、 流動資産は前期に比べ10億19百万円増加いたしました。 平成18年 2月28日現在 15,965 2,281 6,886 – 4,923 508 1,432 △ 67 43,785 30,659 14,255 15,158 262 982 556 203 242 110 12,568 5,640 1,169 254 4,072 2,263 △ 830 59,751 連結要約損益計算書 当連結会計年度末 前連結会計年度末 増減額 平成19年 2月28日現在 単位:百万円 1,019 822 150 10 △ 407 659 △ 229 14 △ 243 △ 663 282 △ 599 △ 262 △ 84 △ 23 – △ 38 15 443 1,282 △ 1,109 △ 31 △ 434 753 △ 15 776 (負債の部) 流動負債 支払手形及び買掛金 短期借入金 1年以内償還予定社債 未払法人税等 繰延税金負債 未回収商品券 賞与引当金 役員賞与引当金 ポイントカード引当金 その他 固定負債 長期借入金 繰延税金負債 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 受入保証金 その他 負債合計 (少数株主持分) 少数株主持分 (資本の部) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他有価証券評価差額金 自己株式 資本合計 負債、少数株主持分及び資本合計 (純資産の部) 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 新株予約権 少数株主持分 純資産合計 負債及び純資産合計 固定資産/投資有価証券は12億82百万円増加したものの、 土地売却 5 億 99 百万円、減損処理の適用や支払保証金 の返還等をはじめとして、財務体質の強化に努めた結果、 固定資産は前期に比べ2億43百万円減少いたしました。 平成18年 2月28日現在 連結要約キャッシュ・フロー計算書 当連結会計年度 前連結会計年度 増減額 単位:百万円 30,651 8,315 15,014 – 320 9 1,935 278 7 84 4,685 12,953 8,542 903 288 697 1,840 681 43,604 28,579 8,307 10,252 3,000 617 – 1,955 289 − 71 4,085 13,378 8,630 1,535 372 767 1,919 153 41,957 2,071 7 4,761 △ 3,000 △ 296 9 △ 19 △ 10 7 13 599 △ 424 △ 88 △ 631 △ 83 △ 70 △ 78 528 1,647 – 131 – – – – – – – – 7,132 5,661 3,618 1,661 △ 411 17,662 59,751 – – – – – – – 15,056 7,132 5,661 2,952 △688 1,441 1,445 △4 32 391 16,922 60,527 – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 有利子負債/「セカンドキャリア支援制度・特別プラン」や 「退職給付制度の改定」などの特殊要因もあり、当期の有 利子負債は、前期に比べ16億73百万円増の235億56百 万円となりました。 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息 受取配当金 債務勘定整理益 受取協賛金 その他 営業外費用 支払利息 債務勘定整理益繰戻損 その他 経常利益 特別利益 特別損失 固定資産売却損 固定資産除却損 減損損失 退職給付制度改定損失 再就職支援制度関連損失 貸倒引当金繰入額 その他 税金等調整前当期純利益又は 税金等調整前当期純損失(△) 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 少数株主利益 少数株主損失 当期純利益又は当期純損失(△) 平成17年3月∼ 平成18年2月 97,402 70,754 26,648 24,203 2,445 567 13 67 195 201 89 538 352 128 58 2,474 1,369 4,901 452 701 775 900 1,918 21 130 △ 1,057 94,756 68,456 26,299 24,632 1,667 539 14 50 196 123 154 512 318 123 70 1,693 777 1,054 2 396 – – – 650 6 2,646 2,297 348 △ 429 778 28 △0 16 △0 77 △ 64 25 33 4 △12 780 591 3,846 450 305 775 900 1,918 △ 628 123 1,416 △ 2,474 340 △ 1,096 229 – △ 531 672 147 – 59 655 △ 332 △ 1,244 229 △ 59 △ 1,187 連結株主資本等変動計算書 単位:百万円 平成18年2月28日残高 連結会計年度中の変動額 剰余金の配当※ 役員賞与※ 当期純損失 自己株式の取得 自己株式の処分 株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額(純額) 連結会計年度中の変動額合計 平成19年2月28日残高 Matsuya Co., Ltd. 単位:百万円 資本金 7,132 利益 剰余金 3,618 – 7,132 0 5,661 △ 666 2,952 前連結会計年度 平成18年3月∼ 平成19年2月 平成17年3月∼ 平成18年2月 1,709 3,232 △ 1,523 △ 2,270 △ 1,606 △ 664 1,384 △ 847 2,231 – – – 822 779 43 2,281 1,502 779 3,104 2,281 822 増減額 財務活動によるキャッシュ・フロー/主に借入金の増加46億73百万円、社債の償還に よる支出△30億円、自己株式(単元株式)の取得による支出△2億76百万円、配当金 の支払額△1億33百万円等により13億84百万円となり、前期に比べ22億31百万円の 増加となりました。 営業利益・経常利益/百貨店を中心に人事諸施策に伴う人件費の圧縮や賃借料の削 減など、経費構造改革を推進し、販管費を4億29百万円削減した結果、営業利益・経 常利益は共に過去最高益を達成いたしました。また、営業利益率・経常利益率は、と もに前年同期比0.8ポイント改善し、2.5%となりました。 当期純損失/「セカンドキャリア支援制度・特別プラン」実施による損失19億18百万円、 「退職給付制度の改定」による損失9億円などの特別損失の計上により、当期の最終 損益は5億31百万円の損失となりました。 評価・換算差額等 自己 株式 △ 411 △ 132 △2 △ 531 0 当連結会計年度 営業活動による キャッシュ・フロー 投資活動による キャッシュ・フロー 財務活動による キャッシュ・フロー 現金及び現金同等物 に係る換算差額 現金及び現金同等物 の増減額 現金及び現金同等物 の期首残高 現金及び現金同等物 の期末残高 株主資本 資本 剰余金 5,661 ※定時株主総会における前期決算の利益処分項目であります。 11 増減額 平成18年3月∼ 平成19年2月 株主 その他有価証券 繰延ヘッジ 資本合計 評価差額金 損益 16,000 1,661 – △ 277 0 △ 132 △2 △ 531 △ 277 0 △ 276 △ 688 △ 943 15,056 評価・換算 差額等合計 1,661 新株 予約権 少数株主 持分 – 131 純資産 合計 17,793 △ 132 △2 △ 531 △ 277 0 △ 216 △4 △ 220 32 260 72 △ 216 1,445 △4 △4 △ 220 1,441 32 32 260 391 △ 871 16,922 (注)記載金額は表示未満単位の端数を切り捨てて表示しております。 Matsuya Co., Ltd. 12 単 体財務諸表 会 社 概 要 (平成19年2月28日現在) Non-consolidated Financial Statements Corporate Data 単体要約貸借対照表 単位:百万円 (資産の部) 流動資産 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 資産合計 (負債の部) 流動負債 固定負債 負債合計 (資本の部) 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他有価証券評価差額金 自己株式 資本合計 負債・資本合計 (純資産の部) 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 新株予約権 純資産合計 負債及び純資産合計 当期末 前期末 平成19年 2月28日現在 平成18年 2月28日現在 △ 904 128 △ 390 △ 62 581 △ 776 28,949 12,397 41,347 27,472 12,773 40,245 1,476 △ 375 1,101 – – – – – – – 7,132 5,661 2,565 1,604 △ 401 16,561 56,807 – – – – – – – 13,320 7,132 5,661 1,205 △ 678 1,330 1,385 △ 55 32 14,683 56,030 – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税引前当期純利益又は 税引前当期純損失(△) 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 当期純利益又は当期純損失(△) 前期繰越利益 中間配当額 当期未処分利益 7,132 3,660 5,661 920 1,645 2,565 △132 △132 △1,227 △1,227 0 – 7,132 – 3,660 0 2,000 ※定時株主総会における前期決算の利益処分項目であります。 0 0 5,661 前期 平成17年3月∼ 平成18年2月 81,542 61,928 19,613 17,687 1,926 669 634 1,961 519 4,667 80,717 61,203 19,514 18,103 1,410 644 625 1,429 476 623 824 725 99 △ 416 515 25 9 532 42 4,043 △ 2,186 1,282 △ 3,468 12 △ 970 △ 1,227 – – – 487 123 671 1,106 132 1,645 △ 474 △ 1,094 △ 1,899 – – – 増減額 当社グループは、百貨店業、飲食業、ビル総合管理業、輸入商品卸売業を主た る事業内容としており、その概要は次のとおりであります。 会社における地位 氏名 代表取締役会長 古屋勝彦 代表取締役社長 秋田正紀 営業本部長 輸入商品の卸売 代表取締役専務 金久 亨 管理部門管掌 経営企画室担当 広告・宣伝制作請負、マーケティング情報提供、 用度品・事務用品の納入、OA機器類のリース、 保険代理業、商品販売の取次ぎ、商品検査業務等 常務取締役 宇田川秀人 営業副本部長、 外販事業部長 常務取締役 川名清五 総務部・人事部・庶務部担当 取締役 (※1) 根津嘉澄 東武鉄道株式会社 代表取締役社長 取締役 (※1) 小宮 徹 東京海上日動火災保険株式会社 代表取締役専務 取締役 松本秀造 経営企画室長、経理部長、 業務管理部長 取締役 本間英司 本店長 常勤監査役 吉良千之 監査役 (※2) 石橋 博 弁護士 監査役 (※2) 小林 喬 富国生命保険相互会社相談役 監査役 (※2) 近藤道夫 明治安田生命保険相互会社 専務執行役 事業 百 貨 店 事業内容 業 飲 食 業 ビル総合管理業 輸入商 品 卸 売 業 そ の 他 事 業 百貨店業、通信販売業及び これらに関連する製造加工、輸出入業、卸売業 飲食業及び結婚式場の経営 警備、清掃、設備保守・工事、建築内装工事業等 松屋グループの従業員の状況 事 業 従業員数 (人) [563] 722 [442] 259 [145] 233 [13] 22 [23] 76 1,312 [1,186] 前期末比増減 (人) –64 [+24] –21 [+7] –17 [+19] 0 [+2] –7 [+6] –109 [+58] 評価・換算差額等 利益剰余金 その他利益剰余金 その他 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 固定資産 繰越利益 資本剰余金 合計 合計 圧縮積立金 剰余金 2,000 当期 平成18年3月∼ 平成19年2月 取締役および監査役 (平成19年5月24日現在) (注)従業員数欄は就業人員であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載し ております。 株主資本 資本 準備金 松屋グループの主な事業内容 百 貨 店 業 飲 食 業 ビ ル 総 合 管 理 業 輸 入 商 品 卸 売 業 そ の 他 事 業 計 資本剰余金 資本金 Matsuya Co., Ltd. 単位:百万円 16,301 40,505 28,864 475 11,164 56,807 単位:百万円 13 増減額 15,397 40,633 28,474 413 11,745 56,030 単体株主資本等変動計算書 平成18年2月28日残高 事業年度中の変動額 剰余金の配当※ 当期純損失 自己株式の取得 自己株式の処分 株主資本以外の項目の 事業年度中の変動額(純額) 事業年度中の変動額合計 平成19年2月28日残高 単体要約損益計算書 – △1,360 △1,360 920 285 1,205 △401 その他 株主資本 有価証券 合計 評価差額金 14,957 1,604 評価・ 換算差額等 合計 繰延 ヘッジ 損益 – 1,604 新株 予約権 – 当社の従業員の状況 16,561 △132 △1,227 △277 0 △132 △1,227 △277 △277 0 0 △276 △1,636 △678 13,320 純資産 合計 担当または主な職業 △218 △55 △273 32 △218 1,385 △55 △55 △273 1,330 32 △1,877 32 14,683 △241 (注)記載金額は表示未満単位の端数を切り捨てて表示しております。 区分 男 性 女 性 計 従業員数 前期末比増減 (人) 期末人数(人) – 98 428 – 26 326 –124[+23] 754[563] 平均年齢 (歳) 45.2 39.0 42.5 平均勤続年数 (年) 20.2 17.0 18.8 (注)1.従業員数には、嘱託、パート社員等は含んでおりません。 2.従業員数欄[ ]内に、臨時従業員の年間の平均人員を外数で記載しております。 3.上記従業員数には、出向者を含んでおります。 (注) 1. ※ 1 は社外取締役であります。 2. ※ 2 は社外監査役であります。 Matsuya Co., Ltd. 14 株 主向け情報 1 ∼株主の皆さまにとって関心の高い情報を集約いたしました∼ 株 主 向 け 情 報 2 ∼株主お買物優待カード活用方法のご紹介∼ Shareholders Information 1 会社概要 Shareholders Information 2 株式分布状況 (平成19年2月28日現在) 株式会社松屋 Matsuya Co., Ltd. 1869(明治2)年11月3日 1919(大正8)年3月1日 商 号 創 業 設 立 代 表 者 事業内容 株主数別 分布状況 資 本 金 年 商 決 算 期 従 業 員 株式の状況 カードの 発行基準 個人・その他 4,044名(91.25%) 証券会社 17名(0.38%) 〈対象〉 金融機関 43名(0.97%) 代表取締役社長 古屋 浩吉 百貨店業、通信販売業およびこれらに関連する 製造加工、輸出入業、卸売業 銀座本店 東京都中央区銀座3丁目6番1号 浅草支店 東京都台東区花川戸1丁目4番1号 7,132百万円 81,542百万円 2月 754名(男428 女326) ※平均年齢 42.5歳(男45.2歳 女39.0歳) 事 業 所 株主お買物優待制度 (平成19年2月28日現在) 対象 8月31日現在の 100株以上所有の新規株主の方 株式数別 分布状況 23,069,870株 (43.29%) 外国法人等 (平成19年2月28日現在) 7,320,165株 (13.74%) 株主数 .......................................................... 4,432名 5月下旬 (定時株主総会終了後) 11月下旬 有効期間 6月1日から翌年5月31日 までの1年間有効 12月1日から翌年5月31日 までの半年間有効 その他の法人 証券会社 269,344株(0.50%) 発行済株式の総数 .................................. 53,289,640株 10%のお買物優待割引(一部除外品あり) 有料文化催事の入場無料 グループ飲食店の優待割引 「株主お買物優待カード」のご呈示に より、1回税込105円以上の現金でのお 買物につき、本体価格の10%を割引き いたします。 本カードのご呈示により、銀座本店・浅草 支店で開催の有料文化催事に、株主ご本人な らびにご同伴者1名まで無料でご入場になれ ます。 本カードのご呈示により、松屋グル ープの飲食店が優待割引でご利用にな れます。(一部除外店あり) 個人・その他 9,202,861株(17.27%) (前期末比1,217名増) 金融機関 13,427,400株(25.20%) 株価・出来高の推移 松屋での有料文化催事が入場無料に! (平成18年3月1日∼平成19年2月28日) ■ 株価(円) 今後の有料文化催事の予定 3,000 2,500 2,000 マミ・フラワー展 5月30日(水) ∼ 6月4日(月) 鉄道模型ショウ 7月25日(水) ∼ 30日(月) 8月1日(水) ∼ 13日(月) 9月5日(水) ∼ 10日(月) 9月12日(水) ∼ 24日(月) 1,500 0 2007年 白川義員写真展「世界百名瀑」 「おしゃれ工房」特別展 ■ 出来高(千株) 3,000 ムットーニ展 機械仕掛けの人形シアター 2,000 小堀遠州美と心の400年「綺麗さび」展 1,000 Matsuya Co., Ltd. カードの有効期間 郵送時期 2月末日現在の 100株以上所有の株主の方 その他の法人 279名(6.29%) 単元株式数 ........................................................ 100株 15 8月31日現在の100株以上所有の新規株主の方 外国法人等 49名(1.11%) 発行可能株式総数................................. 177,000,000株 0 2月末日現在の100株以上所有の株主の方 3月 2006年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2007年 2月 2008年 いけばな古流協会展 2008年 12月30日(日) ∼ 1月14日(月) 2月6日(水) ∼ 11日(月) Matsuya Co., Ltd. 16 株 主向け情報 2 ∼株主お買物優待カード活用方法のご紹介∼ Shareholders Information 2 「お買物優待カード」は、松屋銀座・松屋浅草以外の、 こんな場所でもご利用いただけるのをご存じですか? イタリアでも屈指の美食の都フィレンツェは、食に関してもル ネッサンスを起こしました。その主役が、数多くの芸術家を育て 上げそして天才的料理人達をも世に送り出したメディチ家でした。 「エノテーカ ピンキオーリ」はメディチ家に伝わる秘伝の宮廷料 銀座インズ 専門店エムズリニューアルオープン 銀座インズ内の松屋が運営して いる専門店「エムズ」をご存知です か。株主優待カードはこちらの各 ショップでもご利用いただけます。 昨年9月にリニューアルオープン。 14 のブランドを展開しています。 特にロペピクニック、ミッシュマッ シュ、クリアインプレッションの取 扱いは「銀座・有楽町地区ではエム ズだけ」のブランドです。是非ご利 用下さい。 あの「エノテーカ ピンキオーリ」でもご優待割引でご利用いただけます! 理をベースに、総料理長アニー フェオルデの豊かな感性が旬の 食材達を一つの芸術に仕上げます。 東京店の2,000種12,000本に及ぶワインもフィレンツェより 艶のある趣、斬新な心地よさ、 親しみある優しい空間 季節の尊重、素材の持ち味の 丹念な分析により生まれるメニュー HUMAN WOMAN 優待割引は松屋でのお買物に限りません。松屋グループの飲食店でのご利用に際してもご利用いただけます。ミシュランの最高評価である三ツ 星を獲得するイタリアンレストラン「エノテーカ ピンキオーリ」など様々な飲食店でのお食事をお楽しみください。 利用可能対象店舗 NATURAL BEAUTY BASIC 至新橋 銀座インズ1階フロアガイド 至東京 JR有楽町駅 東京高速道路 有楽町マリオン 外堀通り 晴 海 通 り 松 屋 通 り 並木通り ガス灯通り 和光 中央通り コア 17 交通会館 インズ1号店 三菱UFJ銀行 Matsuya Co., Ltd. 松屋銀座 1-a 1-b 1-c 2号店 銀 座 マ ロ ニ エ 通 り 最良の状態で送られ、アニー フェオルデの感性溢れる料理の 数々と共に、皆様との幸福なる出会いをお待ちしております。名 門メディチ家の宮廷料理に、新しいエッセンスを加えて仕上げた 本物のイタリアを是非一度ご体験ください。 1-h 1-g 1-d 2-a 1 a. b. c. d. e. f. g. h. BRIGITTE AMO‘S STYLE Chambre d‘ Amo anySiS ofuon R・F PRASH NOTES Arizona Highway 住所:千代田区富士見2–4–1 電話:03(3234)6611 婚礼料理のみ5%優待 住所:中央区銀座5–8–20 銀座コアビル7階 電話:03 (3289)8081 料理のみ5%優待 エノテーカ ピンキオーリ名古屋(イタリア料理) カンティネッタ エノテーカ ピンキオーリ(イタリア料理) エノテーカ イ プリミ ギンザ品川店(イタリア料理) 銀座 松鶴品川店(日本料理) イ プリミ虎ノ門店(イタリア料理) 住所:愛知県名古屋市中村区名駅4–7–1 ミッドランドスクエア42階 電話:052(527) 8831 料理のみ5%優待 住所:港区台場1–7–1 アクアシティお台場5階 電話:03 (5531)8081 住所:港区港南1–7–1 ソニーシティ1階 電話:03(5461) 1321 料理のみ5%優待 料理・飲物の5%優待 住所:港区港南1–7–1 ソニーシティ1階 電話:03(5461) 1321 料理・飲物の5%優待 住所:港区虎ノ門2–2–1 JTビル1階 電話:03 (3589)5812 料理・飲物の5%優待 くりや(居酒屋) 住所:中央区銀座西2–2先 銀座インズ2 地下1階 電話:03 (3561)9185 料理・飲物の5%優待 ●割引除外商品 / 商品券類・各種ギフトカード類・ プリペイドカード類、金銀地金類、葉書、切手、収 入印紙、たばこ、食料品(一部優待あり)、レストラ ン、セール品の他当社が特に定めたブランド商品、 催事商品、送料、税金、役務等。特に海外ブランド・ 食料品をお求めの場合は、お手数ですが割引に関 する詳細については売場係員までお尋ねください。 ●カードご利用上のご注意 / ●お支払いは、現金、商品券< 松屋・全国百貨店共通=百貨店協会加盟店発行(JTB・ナイス ショップを除く) >、松屋プリペイドカードに限らせていただき ます。 (1回税込105円以上の商品に限らせていただきます。) ●他の割引優待との併用は出来ません。 ●カードのご利用は 名義ご本人に限らせていただきます。 ●カードを紛失された 場合、再発行いたしかねますのでご注意ください。 2-f 1-f 1-e 2-e INZ 1 東京大神宮マツヤサロン(婚礼、ご宴会) エノテーカ ピンキオーリ(イタリア料理) 3535-8700 3538-5411 3564-6228 3538-9511 3561-8277 5159-8680 5159-8595 3535-7277 INZ 2 2-d 2-c 2 a. b. c. d. e. f. 2-b CLEAR IMPRESSION MISCH MASCH HUMAN WOMAN Rope Picnic NATURAL BEAUTY BASIC uni;que 3567-8630 5159-6086 3562-2503 3567-1019 3538-6392 3562-2500 ●お問い合わせ先 0120–001–550 受付時間:午前10時∼午後7時 お得意様営業部内 株主お買物優待担当まで Matsuya Co., Ltd. 18 事 業 年 度 定時株主総会 剰余金の配当 期末配当金 中間配当金 公 告 の 方 法 株主名簿管理人 同事務取扱場所 郵便物送付先 電 話 連 絡 先 同 取 次 所 3月1日∼翌年2月末日 毎年5月開催 定時株主総会の決議により、2月末日現在の株主に対しお支払いいたします。 取締役会の決議により、8月31日現在の株主に対しお支払いいたします。 電子公告(http://www.matsuya.com/ir/koukoku/) ただし、電子公告によることができない事故その他やむを得ない事由が生じたときは、 東京都において発行する日本経済新聞に掲載いたします。 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-232-711(フリーダイヤル) 三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店 野村證券株式会社 全国本支店 お問い合せ 住所変更等諸届用紙 (フリーダイヤル・平日9:00∼17:00受付) 0120-232-711 0120-244-479(フリーダイヤル・24時間受付)