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163号
2007 2007 年7月発行 廃棄物を 廃棄物を考える市民 える市民の 市民の会 一部 200 円 163 163号 藤沢市民の 沢市民の有料化無効を 有料化無効を求める本人訴訟傍聴記 める本人訴訟傍聴記 辻 芳德 循環型社会システム 循環型社会システム研究会 システム研究会 1. 藤沢市のごみ 藤沢市のごみ処理手数料条例 のごみ処理手数料条例 藤沢市の 藤沢市の簡単な 簡単な紹介です 紹介です。 です。神奈川県では 神奈川県では、 では、横浜市、 横浜市、川崎市、 川崎市、相模原市に 相模原市に次ぐ大都 市です。 です。 同市の 同市の06年 06年9月現在の 月現在の人口は 人口は398, 398,346人 346人です。 です。世帯数は 世帯数は163, 163,599 世帯です 世帯です。 。 江 ノ 島 や 慶応大学藤沢キャンパス 慶応大学藤沢 キャンパスでも でも有名 有名な な 都市です 都市 です。 。 です キャンパスでも有名 です その藤沢市 その藤沢市が 藤沢市が、何かと問題 かと問題が 問題が内在している 内在している“ している“ごみ処理 ごみ処理の 処理の手数料化” 手数料化”を目論みまし 目論みまし た。朝日新聞06 “藤沢市は 朝日新聞06年 06年5月30日付神奈川県版 30日付神奈川県版には 日付神奈川県版には、 には、 藤沢市は29日 29日、ごみ処理 ごみ処理の 処理の有 料化を 料化を盛り込んだ「 んだ「廃棄物の 廃棄物の減量化、 減量化、資源化及び 資源化及び適正処理等に 適正処理等に関する条例 する条例」 条例」の改正 案を市議会6 市議会6月定例会に 月定例会に提案することを 提案することを断念 断念した した。「 。「制度 制度に に 対 する市民 する 市民の 十分な理 することを断念した。「制度 市民の十分な 解を得られていない」 られていない」と判断した 判断した。 した。30日 30日の定例記者会見で 定例記者会見で山本捷雄市長が 山本捷雄市長が説明す 説明す る。”とあります。 とあります。 2. 市民の 市民の取り組み “藤沢ごみ 藤沢ごみ有料化問題市民連絡会 ごみ有料化問題市民連絡会” 有料化問題市民連絡会”が06年 06年9月に反対署名を 反対署名を取り組み、40, 40, 980筆 980筆を集め、藤沢市議会に 藤沢市議会に提出しましたが 提出しましたが、 しましたが、同市議会は 同市議会は、条例の 条例の強行採決を 強行採決を行 い、23対 23対11で 11で賛成しています 賛成しています。 しています。 その後 その後、理不尽な 理不尽な行政と 行政と市議会の 市議会の姿勢に 姿勢に疑問を 疑問を頂いた市民 いた市民は 藤沢ごみ問題市 市民は、藤沢ごみ ごみ問題市民 問題市民 の会(共同代表: 共同代表:浮田久子、 浮田久子、小林麻須男、 小林麻須男、諏訪謙司、 諏訪謙司、村上清、 村上清、渡辺慈子、 渡辺慈子、渡辺博明) 渡辺博明) を06年 06年12月 12月に発足させ 発足させ、 させ、反対の 反対の取り組みを行 みを行いました。 いました。主な取り組みは、 みは、次の とおりです。 とおりです。 ①ごみ処理有料化 ごみ処理有料化の 実施の延長を 延長を求める請願署名 める請願署名(2月~) 、②市議会議員立候補 処理有料化の実施の へのごみアンケート へのごみアンケート実施 アンケート実施( 実施(2月)、③ 、③ごみ処理有料化問題市民集会 ごみ処理有料化問題市民集会( 処理有料化問題市民集会(3月)、④ 、④藤沢 ごみ問題市民 ごみ問題市民の 問題市民の会有志3 会有志3名(小林麻須男、 小林麻須男、諏訪謙司、 諏訪謙司、渡辺博明) 渡辺博明)が「藤沢市有料化 条例無効を 条例無効を求める訴訟 める訴訟( 訴訟(3月)、⑤ 、⑤タウンニュースに タウンニュースに意見広告( 意見広告(ごみ有料化問題 ごみ有料化問題を 有料化問題を藤 沢市会選挙の 沢市会選挙の争点に 争点に)掲載(4月) 、⑥集合住宅等への 集合住宅等への署名協力依頼 署名協力依頼の の チラシ入れ(4 への署名協力依頼 チラシ入 月) 、⑦ 、⑦選挙( 選挙(4月)後の市議会に 市議会に「ごみ処理有料化 ごみ処理有料化の 処理有料化の実施の 実施の延長を 延長を求める請願 める請願」 請願」署 名54, 54,000筆分提出 000筆分提出( 筆分提出(6月)➭議会は 議会は不採択( 不採択(6月)、⑧関連「 関連「ごみ有料化中止 ごみ有料化中止 請願」 請願」署名7 署名7,480筆 480筆を提出➭ 提出➭議会は 議会は不採択( 不採択(6月) 3. 裁判の 裁判の動向 藤沢市は 藤沢市は、07年 07年10月 10月1日から“ から“ごみ処理 ごみ処理の 処理の有料化” 有料化”を行いますが いますが、その条例 その条例 の無効確認を 無効確認を求めて、 めて、小林麻須男さん 小林麻須男さん、 さん、諏訪謙司さん 諏訪謙司さん、 さん、渡辺博明さんの 渡辺博明さんの3 さんの3名を原告 とする弁護士抜 とする弁護士抜きの 弁護士抜きの本人訴訟 きの本人訴訟を 本人訴訟を行いました。 いました。07年 07年3月26日 26日に横浜地裁に 横浜地裁に提訴し 提訴し ました。 ました。 原告の 原告の提訴理由は 提訴理由は、既に熊本さんが 熊本さんが紹介 さんが紹介しています 紹介しています。 しています。また、 また、原告の 原告のURLは URLは既に 会報に 会報に紹介済みですが 紹介済みですが、 みですが、再度紹介します 再度紹介します。 します。 (http://www.geocities.jp/gigo_fujisawa/gomi.htm) http://www.geocities.jp/gigo_fujisawa/gomi.htm) 第1回公判(口頭弁論➭ 口頭弁論➭被告側の 被告側の反論を 反論を論破する 論破する) する)は5月16日 16日、第2回公判(主 に訴訟の 訴訟の進め方➭非公開だったが 非公開だったが原告努力 だったが原告努力で 原告努力で傍聴が 傍聴が可能となり 可能となり、 となり、裁判所側の 裁判所側の意向が 意向が 確認できた 確認できた) できた)は6月25日 25日、第3回公判( 回公判(口頭弁論) 口頭弁論)は9月3日(月)11時 11時30 分から行 から行われます。 われます。 裁判の 裁判のポイントは ポイントは、まず、 まず、裁判の 裁判の入口の 入口の①原告適格性、 原告適格性、②条例施行前に 条例施行前に提訴が 提訴が馴 染むか、 むか、です。 です。これを突破 これを突破すると 突破すると、 すると、③“確認の 確認の利益” 利益”を争い、そして、 そして、本論の 本論の④地 方自治法第227 方自治法第227条 227条の運用の 運用の適正の 適正の有無、 有無、⑤ごみ処理 ごみ処理は 処理は誰が行うのか( うのか(廃棄物の 廃棄物の処 理及び 理及び清掃に 清掃に関する法律 する法律の 法律の有効性) 有効性)です。 です。 ①と②は、行政事件訴訟法第3 行政事件訴訟法第3条4項に基づき、 づき、突破可能ですが 突破可能ですが、 ですが、③の“確認の 確認の 利益” 利益”の説明次第では 説明次第では、 では、第3回公判で 回公判で門前払いになる 門前払いになる可能性 いになる可能性があります 可能性があります。 があります。 被告側( 被告側(藤沢市) 藤沢市)は、この間 この間の反論( 反論(答弁書) 答弁書)では、 では、①条例施行前なので 条例施行前なので裁判 なので裁判の 裁判の 対象にならないと 対象にならないと反論 にならないと反論していますが 反論していますが、 していますが、原告の 原告の反論から 反論から何 から何かを学 かを学んだようです。 んだようです。それ が、6月25日提出 25日提出の 日提出の準備書面による 準備書面による、 による、②“請求の 請求の趣旨” 趣旨”を盾にした具体的 にした具体的な 具体的な事件 に対する明確性 する明確性を 明確性を求め“違法” 違法”と主張している 主張している「 している「地方自治法」 地方自治法」及び「廃棄物の 廃棄物の処理 及び清掃に 清掃に関する法律 する法律」 法律」の各条項の 各条項の“確認の 確認の利益” 利益”を求めている点 めている点です。 です。この他 この他、 ③廃棄物処理を 廃棄物処理を無償で 無償で処分するための 処分するための法的根拠 するための法的根拠を 法的根拠を求めています。 めています。 4. 提訴している 提訴している原告団及 している原告団及び 原告団及び支援組織 提訴している 提訴している原告団 している原告団を 原告団を支援するため 支援するため、 するため、市民側は 市民側は、7月12日 12日に藤沢産業センター 藤沢産業センター で集会を 集会を開催し 開催し、裁判の 裁判の課題を 課題を共有化し 共有化し支援す 支援するための相談 るための相談を 相談を行いました。 いました。 主催者を 主催者を代表して 代表して村上 して村上さんが 村上さんが挨拶 さんが挨拶しました 挨拶しました。 しました。その後 その後、この間 この間の取り組み状態を 状態を「藤 沢ごみ問題市民 ごみ問題市民の 問題市民の会」の青柳さんが 青柳さんが、 さんが、会発足から 会発足から集会直前 から集会直前までの 集会直前までの取 までの取り組みを報告 みを報告し 報告し ました。 ました。 原告団の 原告団の渡辺さん 渡辺さんから さんから、 から、裁判の 裁判の意義と 意義と課題の 課題の報告がありました 報告がありました。 がありました。 裁判の 裁判の意義として 意義として、 として、約4万人の 万人の署名の 署名の善意を 善意を背負って 背負って、 って、敢えて裁判 えて裁判の 裁判の場で争い、 市民の 市民の願いの実現 いの実現を 実現を求めている。 ている。裁判は 裁判は3名の原告で 原告で争っているが、 っているが、常に4万に署 名の重さを痛感 さを痛感して 痛感して進 して進めている。 めている。と同時に 同時に、全国の 全国の運動の 運動のモデルとなる モデルとなる取 となる取り組み(記 録化) 録化)を意識しているとのこと 意識しているとのことです しているとのことです。 です。 -2- 課題は 課題は、法定闘争をどの 法定闘争をどの様 をどの様に進めるかです。 めるかです。原告団には 原告団には選任 には選任の 選任の弁護士が 弁護士がいません。 いません。 しかし、 しかし、被告( 被告(市側) 市側)側には選任 には選任の 選任の弁護士が 弁護士が複数います 複数います。 います。このため、 このため、老獪な 老獪なプロを プロを 相手に 相手に素人が 素人が何処まで 何処まで迫 まで迫ることが出来 ることが出来るかです 出来るかです。 るかです。この壁 この壁を乗り越えると、 えると、次の課題 の地方自治法第227 地方自治法第227条 227条の運用の 運用の是非と 是非と廃棄物処理法の 廃棄物処理法の整合性及 整合性及び日常の 日常の市民生活 の権利( 権利(納税の 納税の義務に 義務に対する快適 する快適な 快適な生活権➭ 生活権➭つまり、 つまり、生存権) 生存権)をどの様 をどの様に堅持出来 るか単純 るか単純な 単純な法律論争になります 法律論争になります。 になります。 原告団が 原告団が示した「 した「課題」 課題」等に対して、 して、参加者から 参加者から次 から次の意見が 意見が出されました。 されました。 ⑴ 家庭を 家庭を預かる主婦 かる主婦( 主婦(金銭) 金銭)感覚を 感覚を大切にした 大切にした取 にした取り組みも必要 みも必要 ⑵ 財産権と 財産権と生活( 生活(生存) 生存)権を守る戦いでもある ⑶ 署名の 署名の意義を 意義を被告等に 被告等に伝える努力 える努力の 努力の方法や 方法や署名の 署名の生かし方 かし方 ⑷ 裁判の 裁判の傍聴の 傍聴の意義 ⑸ 今後の 今後の見通し 見通し この様 この様な意見に 意見に対して、 して、原告団から 原告団から次 から次のような考 のような考え方が示されました。 されました。 ⑴ 原告側は 原告側は「訴えの利益 えの利益」 利益」を求めて門前払 めて門前払いを 門前払いを狙 いを狙っている。 っている。しかし、 しかし、市側は 市側は3,00 0円前後のお 円前後のお金 のお金を「たいしたことがない」 たいしたことがない」と述べているが、 べているが、その言動 その言動を 言動を主婦の 主婦の感性を 感性を 生かし、 かし、工夫して 工夫して行 して行きたい。 きたい。年金生活者や 年金生活者や弱者( 弱者(高齢者や 高齢者や障がい者 がい者)の生活権を 生活権を奪 う制度でもある 制度でもある。 でもある。 ⑵ 財産権と 財産権と生活( 生活(生存) 生存)権を守ることは ことは当然と 当然との認識である 認識である。 である。 ⑶ 原告3 原告3人だけの取 だけの取り組みではない。 みではない。4万人もの 万人もの署名 もの署名の 署名の意義を 意義を背景に 背景に裁判を 裁判を進めてい る。入口論争を 入口論争を突破した 突破した後 した後は、原告人を 原告人を増やすことも視野 ことも視野に 視野に入れたい。 ⑷ 裁判の 裁判の傍聴は 傍聴は大切と 大切と共に裁判所や 裁判所や被告に 被告に心理的な 心理的な圧力を 圧力を与えるためにも傍聴 えるためにも傍聴は 傍聴は必 要との認識 との認識はある 認識はある。 はある。今後は 今後は、署名の 署名の意義を 意義を確認し 確認し署名行為も 署名行為も視野に 視野に入れたい。 れたい。 ⑸ 裁判の 「訴 )を 裁判のプロの プロの壁( 「訴えの利益 えの利益」 利益」や「ごみ行政 ごみ行政の 行政の法的根拠論」 法的根拠論」 )を乗り越えるために 弁護士や 弁護士や専門家に 専門家に相談している 相談している。 している。現在、 現在、地元在中の 地元在中の弁護士や 弁護士や熊本さんらと 熊本さんらと相談中 さんらと相談中です 相談中です。 です。 この様 この様な意見を 意見を背景にして 背景にして「 にして「支援する 支援する会 する会」の設立の 設立の相談を 相談を行い、先に話されたこ されたこ とをベース とをベースに ベースに取り組むための役員体制 むための役員体制を 役員体制を確認して 確認して集会 して集会を 集会を終えました。 えました。 なお、 なお、裁判関係の 裁判関係の資料を 資料を沢山印刷してありますので 沢山印刷してありますので、 してありますので、必要な 必要な方はカンパの カンパの意味合 いも込めて1 めて1,000円程度 000円程度で 円程度で購入して 購入して頂 して頂くと嬉 くと嬉しい限 しい限りです。 りです。更に、会報をお 会報をお読 をお読 み頂いた皆さんの日 さんの日々の取り組みの貴重 みの貴重な 貴重な体験からの 体験からの意見 からの意見を 意見を頂けると幸 けると幸いです。 いです。宜しく お願いします。 いします。 5. 政府等の 政府等の取り組み 政府は 「廃棄物の 政府は、廃棄物問題の 廃棄物問題の解決と 解決と称する取 する取り組みを行 みを行っていますが、 っていますが、 廃棄物の処理及び 処理及び 清掃に ”を提示し 清掃に関する法律 する法律」第5条の2に基づく“ づく“基本方針( 基本方針(環境省告示第34 環境省告示第34号 34号) 提示し ています。 ています。 そして、 そして、同告示を 同告示を根拠に 根拠に“一般廃棄物会計基準、 一般廃棄物会計基準、一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き及 び市町村における 市町村における循環型社会 における循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの指針の 指針の策定 について” について”を07年 07年6月28日 28日に通知( 通知(参考- 参考-2)しています。 しています。 この通知 この通知は 通知は、法的な 法的な裏付けがあるとの 裏付けがあるとの錯覚 けがあるとの錯覚を 錯覚を与えていますが、 えていますが、地方自治法第1 地方自治法第1条 に抵触する 抵触する恐 する恐れがあります。 れがあります。多くの地方公共団体 くの地方公共団体も 地方公共団体も政府の 政府の掌で有料化を 有料化を進めようと -3- しています。 しています。自らの地方自治 らの地方自治の 地方自治の否定です 否定です。 です。東京都練馬区の 東京都練馬区の取り組みを例示 みを例示( 例示(参考- 参考- 1)します。 します。 6. 問題点の 問題点の整理 ごみ処理 ごみ処理の 処理の有料化を 有料化を巡る裁判は 裁判は2件目で 件目です。1件目は 件目は昭和3 昭和36年の金沢市民の 金沢市民の提 訴ですが ですが、簡単に 簡単に説明すると 説明すると、 すると、市街化地域と 市街化地域と市街化調整地域のごみ 市街化調整地域のごみ処理 のごみ処理のあり 処理のあり方 のあり方を 巡る裁判とも 裁判とも言 とも言えます。 えます。判決は 判決は、昭和41 昭和41年 41年にありました。 にありました。 今回の 今回の藤沢市民が 藤沢市民が提訴した 提訴した特徴 した特徴は 特徴は、地方分権一括法制定( 地方分権一括法制定(2000年 2000年4月施行) 月施行) に伴い、 「廃棄物の 廃棄物の処理及び 処理及び清掃に 清掃に関する法律 する法律」 法律」からその根拠条文 からその根拠条文が 根拠条文が削除され 削除され、 され、且つ、 地方自治法第227 地方自治法第227条 227条の条文も 条文も整理された 整理された後 された後の条文を 条文を根拠に 根拠にして手数料 して手数料の 手数料の徴収が 徴収が可 能かを争 かを争うことです ことです。 です。 しかし、 しかし、次に示した個別 した個別の 個別の課題の 課題の精査からも 精査からも政策選択 からも政策選択の 政策選択の政治性は 政治性は別にして、 にして、法的 根拠は “政策選択 根拠は無い状態です 状態です。 です。 政策選択の政治性” 政治性”にも当然 にも当然ですが 当然ですが法的 ですが法的な 法的な根拠が 根拠が必要なこと 必要なこと は当然です 当然です。 です。 6-1 有料化の 有料化の目的は 目的は “有料” 有料”という言葉 という言葉の 言葉の反対語は 反対語は“無料” 無料”です。 です。では、 では、ごみ処理 ごみ処理は 処理は無料で 無料で行われて いるでしょうか。 いるでしょうか。行政サービス 行政サービスの サービスの原資は 原資は、私たちが納 たちが納めた地方税 めた地方税( 地方税(住民税) 住民税)です。 です。 納税の 納税の義務の 義務の結果として 結果として行政 として行政サービス 行政サービスを サービスを受ける権利 ける権利が 権利が生まれます。 まれます。 では、 では、賛成する 賛成する方 する方々の有料化を 有料化を行う目的ですが 目的ですが、 ですが、①負担の 負担の公平、 公平、②ごみ処理 ごみ処理に 処理に要 する費用負担 する費用負担、 費用負担、③コスト意識改革 コスト意識改革を 意識改革を促進、 促進、等です。 です。 6-2 法的根拠の 法的根拠の有無 この間 この間(04年 04年1月~05年 05年4月)、熊本 、熊本さんや 熊本さんや辻 さんや辻らは、 らは、総務省や 総務省や環境省を 環境省を相手に 法的な 法的な根拠の 根拠の説明を 説明を求めてきました。 めてきました。既に熊本さんから 熊本さんから会報 さんから会報や 会報や月刊廃棄物で 月刊廃棄物で報告さ 報告さ れているとおり、 “特定の れているとおり、説明にならない 説明にならない説明状態 にならない説明状態です 説明状態です。 です。地方自治法第227 地方自治法第227条 227条は、 特定の 者”から手数料 から手数料を 手数料を徴収することを 徴収することを明確 することを明確にしています 明確にしています。 にしています。その逆 その逆の不特定多数から 不特定多数から徴収 から徴収 すること容認 すること容認していません 容認していません。 していません。 6-3 二重取り 二重取り 賛成する 賛成する方 する方々は税の二重取りという 二重取りという意見 りという意見に 意見に対しては、 しては、①特定の 特定の目的( 目的(基金化) 基金化)に 使用する 使用する、 する、②額が少ないから生活 ないから生活に 生活に影響しない 影響しない、 しない、③高齢者や 高齢者や障がい者等 がい者等への 者等への減免措 への減免措 置の配慮、 配慮、等を挙げていますが、 げていますが、4cHの cHの番組の 番組の「太田総理」 太田総理」では、 では、収録のとき 収録のとき、 のとき、 熊本さんは 「有料化で 熊本さんは、 さんは、 料化で手数料収入が 手数料収入が入るとその分地方税 るとその分地方税を 分地方税を減税しなければならない 減税しなければならない こと、 こと、及び市民全員を 市民全員を対象とした 対象とした有料化 とした有料化は 有料化は地方自治法違反の 地方自治法違反の疑いある」 いある」と述べまし た。この意見 この意見に 意見に対して、 して、賛成派の 賛成派の方から反論 から反論がありませんでしたが 反論がありませんでしたが、 がありませんでしたが、賛成派の 賛成派の原口 一博衆議院議員( 一博衆議院議員(民主党) 民主党)は、熊本さんの 熊本さんの意見 さんの意見に 意見に同調する 同調する意見 する意見を 意見を述べていました。 べていました。 カットされないことを カットされないことを祈 されないことを祈ります。 ります。 -4- 太田光の 太田光の私が総理大臣になったら 総理大臣になったら… になったら…秘書田中 爆笑問題( 爆笑問題(太田 光、田中裕二) 田中裕二)、山本モナ 山本モナ( モナ(第2秘書) 秘書)、森 富美( 富美(NTVアナウ NTVアナウ ンサー) ) ンサー ルー大柴 ルー大柴が 大柴が衝撃マニフェスト 衝撃マニフェストを マニフェストを発表。 発表。芸能人や 芸能人や文化人、 文化人、さらには現職 さらには現職の 現職の国会議員 までが参加 までが参加し 参加し、法案の 法案の賛否をめぐって 賛否をめぐって激論 をめぐって激論を 激論を交わす“ わす“政治バラエティー 政治バラエティー番組 バラエティー番組” 番組”。 太田総理は 太田総理は毎週金曜日の 毎週金曜日の20時 20時から20 から20時 20時54分 54分に放映されています 放映されています。 されています。熊本さん 熊本さん が出演した 出演した番組 した番組の 番組のテーマは テーマは「ごみ袋 ごみ袋は全国一律200 全国一律200円 200円にします」 にします」です( です(辻➭地方 自治法違反)。 自治法違反)。 収録は 収録は7月9日(月)17時 17時30分 30分~20時 20時00分 00分です。 です。約250分 250分の激論を 激論を約 40分程度 40分程度に 分程度に編集して 編集して放映 して放映します 放映します。 します。放映は 放映は8月17日 17日(金)の予定。 予定。 賛成派11 賛成派11名 11名、反対派11 反対派11名 11名の22名 22名です。 です。同数で 同数で激論を 激論を行い採決する 採決する番組 する番組です 番組です。 です。 出演者の 出演者の内訳は 内訳は、辻の知り合いでは、 いでは、赤堀たみ 赤堀たみ子 たみ子さん、 さん、熊本一規 熊本一規さん 一規さん、 さん、槌田敦さん 槌田敦さん、 さん、 松田美夜子 松田美夜子さん 美夜子さん、 さん、ペオさん ペオさん( さん(スウェーデン人 スウェーデン人)が出演していました 出演していました。 していました。芸能人や 芸能人や政治 家は省略します 省略します。 します。 ルー大柴 ルー大柴が 大柴が「マニフェスト」 マニフェスト」を説明( 説明(編集ビデオ 編集ビデオ) ビデオ)し、台本無しの 台本無しの乱戦模様 しの乱戦模様の 乱戦模様の意 見開陳です 見開陳です。 です。割り箸論争もありました 箸論争もありました。 もありました。人が生き続けるための産業活動 けるための産業活動とその 産業活動とその結果 とその結果 の廃棄物量の 廃棄物量の意味をどの 意味をどの様 をどの様に理解するか 理解するか、 するか、新しい技術 しい技術が 技術が問題を 問題を解決する 解決する、 する、田舎に 田舎に処 分場等を 分場等を押し付けている現実 けている現実を 現実を直視すべき 直視すべき、 すべき、焼却も 焼却も一つの選択肢 つの選択肢だ 選択肢だ。等の意見も 意見も飛 び交いました。 いました。 熊本さん 熊本さんが さんが環境省交渉( 環境省交渉(04年 04年1月~05年 05年5月➭熊本さん 熊本さんと さんと辻ら)の内容を 内容を説 明したころから流 したころから流れに微妙 れに微妙な 微妙な変化が 変化が現れました。 れました。印象的な 印象的な意見は 意見は、「住民税 、「住民税との 住民税との関 との関 係で減税が 減税が前提となる 前提となる( となる(熊本& 熊本&原口) 原口)」「数字 」「数字は 数字は真実を 真実を語っていない。 っていない。水掛け 水掛け論論 争になる( になる(太田総理)」「 太田総理)」「自 )」「自 分の取り組み感情を 感情を第三者に 第三者に求め るな( るな(太田総理)」「 太田総理)」「消費者負担以 )」「消費者負担以 前の生産者側の 生産者側の取り組みが必要 みが必要( 必要(渡 辺徹) 辺徹)を受けて、 けて、例えば、EPR えば、EPRの 、EPRの 実行や 実行や生産課税など 生産課税など」「 など」「リサイクル 」「リサイクル は免罪符ではない 免罪符ではない( ではない(太田総理)」 太田総理)」等 )」等 です。 です。 出演した 出演した熊本 した熊本さんの 熊本さんの心境 さんの心境は 心境は、いわ ゆるバラエティ ゆるバラエティー バラエティー番組で 番組で出演するか 出演するか どうか迷 どうか迷ったのですが、 ったのですが、ディレクタ ーの「先生の 先生の本を読んで目 んで目からうろ こが落 こが落ちて番組 ちて番組を 番組を作った」 った」との話 との話に 動かされた かされた。です。 です。 -5- 参考- 参考-1 ごみ半減 ごみ半減をめざした 半減をめざした3 をめざした3Rの推進について 推進について 中間のまとめ 中間のまとめ 平成19 平成19年 19年6月 練馬区循環型社会推進会議 第3章 “ごみ半減 ごみ半減” 半減”を実現するために 実現するために 循環型社会の 循環型社会の形成に 形成に向けて、 けて、“ごみ半減 ごみ半減” 半減”をめざした、 をめざした、新たなごみ減量施策 たなごみ減量施策が 減量施策が求 められている。 められている。区民・ 区民・事業者・ 事業者・区は連携して 連携して、 して、発生抑制を 発生抑制を始めとする参加 めとする参加しやすい 参加しやすい 3Rへの取 への取り組みを推進 みを推進していく 推進していく必要 していく必要がある 必要がある。 がある。 1.発生抑制の 発生抑制の取り組み(リデュース) リデュース) (1)レジ袋 レジ袋など容器包装類 など容器包装類の 容器包装類の発生抑制➭ 発生抑制➭省略 (2)事業系ごみの 事業系ごみの発生抑制 ごみの発生抑制➭ 発生抑制➭省略 (3)家庭ごみの 家庭ごみの有料化 ごみの有料化 循環型社会の 循環型社会の形成と 形成と最終処分場の 最終処分場の延命化のためには 延命化のためには、 のためには、発生抑制のより 発生抑制のより一層効果的 のより一層効果的 な施策が 施策が求められている。 められている。その課題 その課題を 課題を解決する 解決する重要 する重要な 重要な施策の 施策の一つとして、 つとして、家庭ごみ 家庭ごみ の有料化があげられる 有料化があげられる。 があげられる。国の環境審議会や 環境審議会や都の廃棄物審議会は 廃棄物審議会は、有料化を 有料化を促進する 促進する 見解を 見解を示している。 している。 このような状況 このような状況の 状況の中、家庭ごみ 家庭ごみ有料化 ごみ有料化を 有料化を導入する 導入する自治体 する自治体が 自治体が増えている。 えている。練馬区よ 練馬区よ り規模の 規模の大きい政令指定都市 きい政令指定都市の 政令指定都市の一部や 一部や、近隣の 近隣の多摩地区市町村の 多摩地区市町村の半数が 半数が家庭ごみの 家庭ごみの 有料化を 有料化を実施し 実施し、ごみの減 ごみの減量に一定の 一定の成果を 成果を上げている。 げている。 家庭ごみの 家庭ごみの有料化 ごみの有料化は 有料化は、“ごみ半減 ごみ半減” 半減”のための有効 のための有効な 有効な施策の 施策の一つと考 つと考えられるが、 えられるが、 実施にあたっては 実施にあたっては、 にあたっては、有料化の 有料化のメリット・ メリット・デメリットについての デメリットについての慎重 についての慎重な 慎重な検討が 検討が必要で 必要で あり、 あり、多くの検討 くの検討すべき すべき課題 課題も も 残 されている。 されている 。 検討すべき課題 ① 有料化の 有料化のメリット〈 メリット〈会議での 会議での主 での主な意見〉 意見〉 ・有料化について 有料化について行政 について行政と 行政と住民が 住民が徹底的に 徹底的に議論することや 議論することや、 することや、住民自身がごみを 住民自身がごみを管理 がごみを管理 することとなるため、 することとなるため、ごみ問題 ごみ問題に 問題に対する当事者意識 する当事者意識が 当事者意識が高まり、 まり、ごみが減少 ごみが減少する 減少する。 する。 ・経済的インセンティブ 経済的インセンティブや インセンティブや住民のごみ 住民のごみ問題 のごみ問題への 問題への意識 への意識の 意識の高まり、 まり、有料化に 有料化に伴うリサ イクル施策 イクル施策の 施策の充実など 充実など、 など、様々な要因が 要因が相乗的に 相乗的に組み合わさってごみが減 わさってごみが減り、ご み減量につながる 減量につながる。 につながる。 ② 有料化の 有料化のデメリット〈 デメリット〈会議での 会議での主 意見〉 での主な意見〉 ・有料化による 有料化による費用負担 による費用負担を 費用負担を回避するために 回避するために、 するために、不法投棄が 不法投棄が行われる懸念 われる懸念がある 懸念がある。 がある。 ・有料化を 有料化を実施している 実施している自治体 している自治体では 自治体では、 では、1年ぐらいはごみが減 ぐらいはごみが減るが5 るが5年ぐらいで戻 ぐらいで戻 る例も見られる。 られる。時間の 時間の経過や 経過や都市部を 都市部を特徴づける 特徴づける大規模 づける大規模な 大規模な人口流動に 人口流動に伴い、 住民のごみ 住民のごみ問題 のごみ問題に 問題に対する意識 する意識が 意識が薄れて、 れて、リバウンドが リバウンドが生じる。 じる。 ③ 検討すべき 検討すべき課題 すべき課題 区民との 区民との合意形成 との合意形成、 合意形成、不法投棄対策、 不法投棄対策、リバウンド対策 リバウンド対策、 対策、集団回収の 集団回収の充実、 充実、リサ イクルシステムの イクルシステムの拡充、 拡充、料金体系・ 料金体系・手数料額、 手数料額、手数料徴収方法 手数料徴収方法、 徴収方法、23区 23区との連 との連 携・協調、 協調、などの課題 などの課題について 課題について十分 について十分な 十分な検討が 検討が必要である 必要である 有料化を 有料化を実施している 実施している自治体 している自治体の 自治体の大半では 大半では、 では、戸別収集が 戸別収集が行われている。 われている。戸別収集は 戸別収集は 排出者が 排出者が特定されることから 特定されることから、 されることから、排出指導が 排出指導が容易となるので 容易となるので、 となるので、ルール違反 ルール違反を 違反を防止する 防止する 有効な 有効な収集方法である 収集方法である。 である。戸別収集は 戸別収集は、有料化を 有料化を実施する 実施する上 する上での重要 での重要な 重要な検討課題であ 検討課題であ る。 -6- 〈戸別収集についての 戸別収集についての主 についての主な意見〉 意見〉 ・有料化実施とあわせて 有料化実施とあわせて戸別収集 とあわせて戸別収集を 戸別収集を実施する 実施する。 する。戸別収集を 戸別収集を行うことで、 うことで、住民の 住民の利 便性の 便性の向上、 向上、分別の 分別の徹底、 徹底、適正排出の 適正排出の確保が 確保が期待される 期待される。 される。 ・有料化に 有料化に伴う戸別収集を 戸別収集を実施することで 実施することで、 することで、ごみを出 ごみを出しやすくなるため しやすくなるため、 すくなるため、資源物 がごみとして排出 がごみとして排出されることが 排出されることが考 されることが考えられる。 えられる。また、 また、集積所を 集積所を中心として 中心として形成 として形成さ 形成さ れたコミュニティ れたコミュニティを コミュニティを壊すことにもなる。 すことにもなる。 2.再使用の 再使用の取り組み(リユース) リユース)➭省略 3.再生利用の 再生利用の取り組み(リサイクル) リサイクル)➭省略 参考- 環境省は 参考-2 環境省は、6月28日 28日にHPで HPで「一般廃棄物会計基準等の 一般廃棄物会計基準等のガイドラ イン」 」していますが、 イン していますが、都道府県宛の 都道府県宛の宛の通知は 通知は次のとおりです。 のとおりです。 環廃対第070628001 平成19 環廃対第070628001号 070628001号 平成19年 19年6月28 日 都道府県廃棄物行政主管( 都道府県廃棄物行政主管(局)部長殿 廃棄物・ 廃棄物・リサイクル対策部 リサイクル対策部廃棄物対策課長 対策部廃棄物対策課長 一般廃棄物会計基準、 一般廃棄物会計基準、一般廃棄物処理有料化 一般廃棄物処理有料化の 手引き及び市町村における 市町村における循環型 物処理有料化の手引き における循環型 社会づくりに 社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの指針の 指針の策定について 策定について 通知の 通知の最後に 最後に次の様にあります。 にあります。 本通知は 本通知は、地方自治法第245 地方自治法第245条 245条の4第1項の規定に 規定に基づく技術的助言 づく技術的助言であるこ 技術的助言であるこ とを申 とを申し添えます。 えます。 参考- 参考-3 環境省 平成19 平成19年 19年6月28日報道発表 28日報道発表(HP 日報道発表(HPで (HPで公表した 公表した内容 した内容) 内容) 一般廃棄物会計基準、 一般廃棄物会計基準、一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き及び市町村における 市町村における 循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 向 けた一般廃棄物処理 けた 一般廃棄物処理システム システムの の 指針の 指針 の 策定について 策定について づくりに 一般廃棄物処理システム 環境省では 環境省では、「 では、「一般廃棄物会計基準 、「一般廃棄物会計基準」、「 一般廃棄物会計基準」、「一般廃棄物処理有料化 」、「一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き」及び 「市町村における 町村における循環型社会 における循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの指針」 指針」を策 定しました。 しました。 これは、 これは、平成17 平成17年 17年5月の廃棄物の 廃棄物の処理及び 処理及び清掃に 清掃に関する法律第 する法律第5 法律第5条の2第1項 に基づく廃棄物処理法 づく廃棄物処理法の 廃棄物処理法の改正を 改正を受け、一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業の 事業のコスト分析 コスト分析 手法や 手法や有料化の 有料化の進め方並びに 方並びに一般廃棄物 びに一般廃棄物の 一般廃棄物の標準的な 標準的な分別収集区分及び 分別収集区分及び適正な 適正な循環的 利用や 利用や適正処分の 適正処分の考え方を示すこと等 すこと等を目的として 目的として策定 として策定したものです 策定したものです。 したものです。 今後、 今後、環境省では 環境省では、 では、これらを各地方公共団体 これらを各地方公共団体に 各地方公共団体に配布し 配布し、普及を 普及を進めることで、 めることで、循 環型社会の 環型社会の形成に 形成に向け、3Rに重点を 重点を置いた最適 いた最適な 最適なリサイクル・ リサイクル・処理システム 処理システムの システムの構 築を図っていくこととしています。 っていくこととしています。 1.背景 -7- 廃棄物・ 廃棄物・リサイクル行政及 リサイクル行政及び 行政及び市町村の 市町村の一般廃棄物処理事業の 一般廃棄物処理事業の目的は 目的は、これまでの 公衆衛生の の向上や 公衆衛生 向上や公害問題の 公害問題の解決という 解決という段階 という段階をさらに 段階をさらに進 をさらに進め、循環型社会の 循環型社会の形成を 形成を目 指すものとなってきています。 すものとなってきています。 このような背景 このような背景のもと 背景のもと、 のもと、平成17 平成17年 17年2月に中央環境審議会は 中央環境審議会は「循環型社会の 循環型社会の形成 に向けた市町村 けた市町村による 市町村による一般廃棄物処理 による一般廃棄物処理の 一般廃棄物処理の在り方について」 について」を意見具申し 意見具申し、これを踏 これを踏 まえ、 まえ、環境省において 環境省において、 において、平成17 平成17年 17年5月に廃棄物の 廃棄物の処理及び 処理及び清掃に 清掃に関する法律 する法律( 法律(昭 和45年法律第 45年法律第137 年法律第137号 137号。以下「 以下「法」という。) という。)第 。)第5条の2第1項の規定に 規定に基づく 「廃棄物の 廃棄物の減量その 減量その他 他 その適正 その 適正な な 処理に 処理 に 関 する施策 する 施策の の 総合的かつ 総合的 かつ計画的 計画的な 推進を図 その 適正 施策 かつ計画的な推進を るための基本的 るための基本的な 基本的な方針( 方針(以下「 以下「基本方針」 基本方針」という。) という。)が 。)が改正されました 改正されました。 されました。基本方針 では、 では、市町村の 市町村の役割として 役割として、 として、下記のような 下記のような事項 のような事項が 事項が明記されています 明記されています。 されています。 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係るコストの コストの分析及び 分析及び情報提供を 情報提供を行い、分析の 分析の 結果を 結果を様々な角度から 角度から検討 から検討すること 検討すること等 すること等により、 により、社会経済的に 社会経済的に効率的な 効率的な事業となるよ 事業となるよ う努めるものとする。 めるものとする。経済的インセンティブ 経済的インセンティブを インセンティブを活用した 活用した一般廃棄物 した一般廃棄物の 一般廃棄物の排出抑制や 排出抑制や再 生利用の 生利用の推進、 推進、排出量に 排出量に応じた負担 じた負担の 負担の公平化及び 公平化及び住民の 住民の意識改革を 意識改革を進めるため、 めるため、一 般廃棄物処理の 般廃棄物処理の有料化の 有料化の推進を 推進を図るべきである。 るべきである。 分別収集区分や 分別収集区分や処理方法といった 処理方法といった一般廃棄物処理 といった一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの変更や 変更や新規導入を 新規導入を図 る際に、変更や 変更や新規導入の 新規導入の必要性と 必要性と環境負荷面、 環境負荷面、経済面等に 経済面等に係る利点を 利点を、住民や 住民や事 業者に 業者に対して明確 して明確に 明確に説明するよう 説明するよう努 するよう努めるものとする。 めるものとする。 一方、 一方、国の役割としては 役割としては、 としては、市町村及び 市町村及び都道府県が 都道府県が行う、その区域内 その区域内における 区域内における廃棄 における廃棄 物の減量その 減量その他 その他その適正 その適正な 適正な処理の 処理の確保のための 確保のための取組 のための取組が 取組が円滑に 円滑に実施できるよう 実施できるよう、 できるよう、一般 廃棄物の 廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業の 事業のコスト分析手法 コスト分析手法や 分析手法や有料化の 有料化の進め方並びに 方並びに一般廃棄物 びに一般廃棄物の 一般廃棄物の 標準的な 標準的な分別収集区分及び 分別収集区分及び適正な 適正な循環的利用や 循環的利用や適正処分 適正処分の考え方を示すことなどを 通じて技術的 じて技術的な 技術的な支援に 支援に努めることとされています。 めることとされています。 環境省では 環境省では、 では、基本方針の 基本方針の規定を 規定を踏まえ、 まえ、市町村等が 市町村等が行う廃棄物の 廃棄物の減量その 減量その他 その他その 適正な 適正な処理の 処理の確保のための 確保のための取組 のための取組が 取組が円滑に 円滑に実施できるよう 実施できるよう、 できるよう、技術的な 技術的な支援を 支援を行うこと を目的として 目的として、「 として、「一般廃棄物会計基準 、「一般廃棄物会計基準」、「 一般廃棄物会計基準」、「一般廃棄物処理有料化 」、「一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き」及び 「市町村における 市町村における循環型社会 における循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの指針」 指針」につ いて検討 いて検討をしてきたところですが 検討をしてきたところですが、 をしてきたところですが、今般これらを 今般これらを取 これらを取りまとめて公表 りまとめて公表することとなり 公表することとなり ました。 ました。 2.一般廃棄物会計基準等の 一般廃棄物会計基準等の概要 ⑴ 一般廃棄物会計基準 「一般廃棄物会計基準」 一般廃棄物会計基準」は、市町村が 市町村が一般廃棄物会計の 一般廃棄物会計の導入を 導入を進めていくために、 めていくために、 費用分析の 費用分析の対象となる 対象となる費目 となる費目の 費目の定義や 定義や共通経費等の 共通経費等の配賦方法、 配賦方法、減価償却方法等につい 減価償却方法等につい て標準的な 標準的な分析手法を 分析手法を定めるものであり、 めるものであり、これにより市町村 これにより市町村や 市町村や一部事務組合が 一部事務組合が行う 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係る会計について 会計について客観的 について客観的に 客観的に把握することが 把握することが可能 することが可能と 可能と なることを目指 なることを目指している 目指している。 している。 これにより市町村 これにより市町村において らの事業のどの 市町村において、 において、自らの事業 事業のどの部門 のどの部門にどれだけ 部門にどれだけ費用 にどれだけ費用がかかってい 費用がかかってい るか、 るか、事業用資産の 事業用資産の価値はどうか 価値はどうか、 はどうか、事業収入はどうなっているか 事業収入はどうなっているか等 はどうなっているか等を把握し 把握し、原価 資産等について 資産等について納税者 について納税者である 納税者である住民 である住民に 住民に対する説明責任 する説明責任を 説明責任を果たすことができ、 たすことができ、かつ市町 かつ市町 村が類似団体と 類似団体と比較して 比較して、 して、費用対効果の 費用対効果の優れた事業 れた事業への 事業への改善 への改善を 改善を図ることができるよ うにするものである。 うにするものである。 -8- 「一般廃棄物会計基準」 一般廃棄物会計基準」では以下 では以下のとおり 以下のとおり財務書類 のとおり財務書類の 財務書類の作成方法を 作成方法を示している。 している。 ○ 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係る原価計算書 市町村等が 市町村等が行う一般廃棄物の 一般廃棄物の収集運搬・ 収集運搬・中間処理・ 中間処理・最終処分について 最終処分について、 について、一年間 に要した費用及 した費用及び 費用及び得られた収益 られた収益より 収益より、 より、廃棄物種ごとに 廃棄物種ごとに単位重量当 ごとに単位重量当たりの 単位重量当たりの費用 たりの費用を 費用を示 すもので、 すもので、一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係る施策の 施策の判断材料や 判断材料や他の市町村等 との費用 との費用の 費用の比較評価等に 比較評価等に役立てることができるもの 役立てることができるもの。 てることができるもの。 ○ 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係る行政コスト 行政コスト計算書 コスト計算書 市町村等が 市町村等が行う一般廃棄物の 一般廃棄物の収集運搬・ 収集運搬・中間処理・ 中間処理・最終処分の 最終処分の他、その他 その他の一 般廃棄物の 般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業・ 事業・施策( 施策(地元還元事業など 地元還元事業など) など)について、 について、一年間に 一年間に要 した費用及 した費用及び 費用及び得られた収益 られた収益を 収益を表したもので、 したもので、一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する施策 する施策につ 施策につ いて、 いて、その効率性 その効率性を 効率性を検証するための 検証するための情報 するための情報として 情報として役立 として役立てることができるもの 役立てることができるもの。 てることができるもの。 ○ 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業に 事業に係る資産・ 資産・負債一覧 一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業にかかる 事業にかかる資産及 にかかる資産及び 資産及び負債の 負債の状況を 状況を整理して 整理して表 して表し たもので、 たもので、事業に 事業に係る資産を 資産を把握し 把握し管理することで 管理することで、 することで、資産の 資産の有効活用を 有効活用を図る他、 資産の 資産の更新や 更新や修繕の 修繕の計画的な 計画的な実施を 実施を図る際に役立てることができるもの 役立てることができるもの。 てることができるもの。 ⑵ 一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き 「一般廃棄物処理有料化の 一般廃棄物処理有料化の手引き 手引き」は、有料化の 有料化の制度設計の 制度設計の考え方、導入に 導入に伴う 課題等について 課題等について参考 について参考となる 参考となる情報 となる情報を 情報を示すことにより、 すことにより、市町村による 市町村による一般廃棄物処理 による一般廃棄物処理の 一般廃棄物処理の 有料化に 有料化に向けた取組 けた取組を 取組を支援することを 支援することを目指 することを目指している 目指している。 している。 具体的には 具体的には、 には、以下のような 以下のような内容 のような内容について 内容について考 について考え方を示している。 している。 ○ 有料化の 有料化の仕組み 仕組み作り 料金体系、 料金体系、料金水準、 料金水準、手数料徴収方法、 手数料徴収方法、手数料の 手数料の使途と 使途と運用について 運用について ○ 有料化の 有料化の導入、 導入、運用 円滑な 円滑な導入に 導入に向けた住民 けた住民や 住民や事業者等関係者との 事業者等関係者との連携等 との連携等について 連携等について ○ 有料化制度の 有料化制度の評価及び 評価及び見直し 見直し 制度の 制度の評価と 評価と見直しの 見直しの方法 しの方法について 方法について ⑶ 市町村における 市町村における循環型社会 における循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの指針 市町村が 市町村が分別収集区分や 分別収集区分や処理方法等の 処理方法等の一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムの システムの変更や 変更や新規導入 を図る際には、 には、変更や 変更や新規導入の 新規導入の必要性と 必要性と環境負荷面、 環境負荷面、経済面等に 経済面等に係る利点を 利点を、住 民や事業者に 事業者に対して明確 して明確に 明確に説明することが 説明することが求 することが求められる。 められる。 このようなことから、「 このようなことから、「市町村 、「市町村における 市町村における循環型社会 における循環型社会づくりに 循環型社会づくりに向 づくりに向けた一般廃棄物処 けた一般廃棄物処 理システムの システムの指針」 指針」は、分別収集・ 分別収集・リサイクル・ リサイクル・エネルギー回収 エネルギー回収・ 回収・最終処分等 最終処分等から 分等から なる、 なる、一般廃棄物処理の 一般廃棄物処理の標準的な 標準的な分別収集区分及び 分別収集区分及び適正な 適正な循環的利用や 循環的利用や適正処分の 適正処分の 考え方や、一般廃棄物の 一般廃棄物の処理に 処理に関する事業 する事業の 事業の効果( 効果(資源回収、 資源回収、エネルギー回収 エネルギー回収、 回収、最 終処分量減量、 終処分量減量、二酸化炭素削減、 二酸化炭素削減、住民サービス 住民サービス水準 サービス水準の 水準の向上、 向上、地域経済への 地域経済への貢献等 への貢献等) 貢献等) とそれを表現 とそれを表現する する指標等評価 指標等評価の の 考 え 方 を 内容とする 内容 とする。 。 表現する指標等評価 とする また、 また、循環型社会形成に 循環型社会形成に向けた一般廃棄物処理 けた一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システム構築 システム構築のため 構築のため、 のため、市町村が 市町村が定 める一般廃棄物処理計画 める一般廃棄物処理計画へ 一般廃棄物処理計画へ処理システム 処理システムを システムを位置づけ 位置づけ、 づけ、定期的に 定期的に評価及び 評価及び見直しを 見直しを行 しを行 うための考 うための考え方も示している。 している。これにより、 これにより、循環型社会構築に 循環型社会構築に向け、市町村の 市町村の地域 -9- 条件に 条件に応じた適切 じた適切な 適切な一般廃棄物処理システム 一般廃棄物処理システムへの システムへの見直 への見直し 見直し等が円滑に 円滑に行えるよう市町 えるよう市町 村を支援することを 支援することを目指 することを目指している 目指している。 している。 【参 考】 市町村の 市町村の一般廃棄物処理事業の 一般廃棄物処理事業の3R化のための支援 のための支援ツール 支援ツール http://www.env.go.jp/recycle/waste/tool_gwd3r/ 【連絡先】 連絡先】 環境省大臣官房廃棄物・ 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課 リサイクル対策部廃棄物対策課 参考- 参考-4 ⑴ 環境省告示第34 環境省告示第34号 34号(当初 平成13 平成13年 13年5月 7日) ⑵ 環境省告示第43 環境省告示第43号 43号(改正 平成17 平成17年 17年5月26日 26日) ⑶ HP検索 HP検索の 検索のキーワード➭ キーワード➭環境省告示第43 環境省告示第43号 43号または環境省告示第 または環境省告示第34 環境省告示第34号 34号 ⑷ 基本方針( 基本方針(廃棄物の 廃棄物の処理及び 処理及び清掃に 清掃に関する法律 する法律第五条 法律第五条の 第五条の二) - 10 -