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平成22年「岳風兵庫」54号

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平成22年「岳風兵庫」54号
〈兵庫中央岳風会本部方針〉
伝統文化継承“55 星霜の真意に感銘・・・。
”
「55 周年記念大会」へ一致邁進の年。
吟の道を健康第一に日々精進し、
人格向上と併せ吟友の輪を広げよう。
書 ・柴垣昇岳
撮影・岩城岳敍
日本にはいない虎であるが、なぜか
郷土玩具に多く見られる。
﹁張り子の
虎﹂はその代表だ。
﹁張り子の虎﹂と
いう﹁ことわざ﹂の意味は虚勢を張る
人の例えだが、この玩具はそれだけの
意味で作られているわけではない。
﹃易経﹄には﹁雲は龍に従い、風は虎
に従う﹂とある。風を支配する特別の
力を持っているのが虎である。
郷土玩具の﹁張り子の虎﹂の真意
は、邪気を防ぐ呪術的な力がある、と
柴垣昇岳
されているのである。
題字
も
く
じ
-
巻 頭 言 ︵会長︶ --------------------------------- ---------------------平成二十二年度第五十五回定期総会 -----------------------------
- -
○報告事項
・平成二十一年度事業報告 ------------------------------------- -------・各専門部長報告 ---------------------------------------------------- - -----・平成二十一年度収支決算報告 -------------------------------------・会計監査報告 --------------------------------------------------------------○審議事項
・平成二十二年度事業計画の件 -------------------------------------・平成二十二年度渉外事業の件 -------------------------------------・平成二十二年度収支予算の件 -------------------------------------・兵庫中央岳風会記念大会の件 --------------------------------------
本部だより
-
○初吟祈願︵新年互礼会︶ ---------------------------------------- --------○定例常任理事会報告 -------------------------------------------------------○総本部﹁法人制度検討委員会﹂ 発足について -------------------
--
-
○向田岳陞先生名誉会長 就任祝賀会開催 -----------------------立脇岳堯先生会
長
○平成二十一年度兵庫中央岳風会全支部長会議 ----------- ----○平成二十一年度県連一部本選出場者壮行会 -------------------○平成二十一年度奥伝︵風号︶申請者研修講座&
昇段審査資格者︵現六・七段︶講習会
--------------------
-
--------
---
---- ---
--
---- ---
-
-------
--------------
-
○総本部からの顕彰表彰・その他感謝状 --------------------------○会員増員キャンペーン 紹(介者への報奨 )-------------------------
その他活動参加報告
○少年青壮年部﹁麻耶山吟行会﹂
少年青壮年部幹事長 堀口清風
○近畿地区吟道大会報告と詩吟雑感
正師範 阿部岳泓
○近畿地区吟道講座に参加して ---葵支部 松 尾 仁 吉
○近畿地区吟道大会参加報告 ------準師範 花 篤 愛 岳
○近畿地区吟道講座を受講して 須磨寺支部前- 田 修 山
---塩屋台支部一ノ瀬利山
○近畿地区吟道講座を受講して ----
許証部だより
-
○昇格・昇段・昇伝 -------------------------------------------------- ---------
事務局だより
--
-
-
-
○平成二十二年度師範・師範代名簿 ------------------------------------------- -----○兵庫中央岳風会本部事務局員名簿 --------------------------------------- ---------○兵庫中央岳風会本部専門部部員名簿 ---------------------------------------------○新設支部紹介 ---------------------------------------------------------------------------------○本部会計より 納付金の振込について ----------------------------------- ------○新しい公益法人制度について ------------------------------------------------- -------
各部だより
ブロックだより︵自由投稿︶
○﹁事に感ず﹂
﹁漢詩基礎のミニ知識﹂への発信
ご案内
他
-----
編集後記
-------
-
-
-
--
---- ---
--
-
----
----
-
----
---
----
-----
-
-
-------------------------------------------- ---------------
-
○詩吟と健康 ----------------------------------------------副会長 辛
--島岳杲 ---- --○菅一門四支部合同吟行会
葵支部 大
---------------------------山渓山 --- --副会長・理事長 岩野岳照 ---- --○詩吟の上達法
---------------------------------○婦人部吟行会に参加して
正師範 森
---------------------------田岳龍 ---- -○全国吟詠コンクールに出場して --------------師範代 井
--本宝風 --- --○井本さんの入賞を祝して
師 範 代 向山怜風 ---- ---------------------------○私のシニアライフ
葵支部 伊
--------------------------------------藤飄山 --- --○詩吟ともう一つの楽しみ
上席師範 西田岳凛 ---- ---------------------------○私の歩んだ職業と詩吟そして病気 -----------上席師範 熊
--岡岳真 ------○﹁婦人部吟行会 参加﹂ と西宮市吟剣詩舞大会﹁優勝﹂ の喜び
準師範 甲
--斐正風
---○漢詩紹介﹁卯時酒﹂ 白居易 --------------------------------------------------------- ---○釈迦の生涯を訪ねて --------------------------------師範代 佐
--伯旗風 ------○﹁趣味﹂
﹁伝統﹂
﹁旧弊﹂ -------------------------上席師範 坂
--本岳迅 ------○吟譜 良寛作﹁余生﹂ -----------------------------上席師範 小
--畑岳川 --- -- ○俳句・川柳・短歌 ----------------------------------------------------------------------- ---
名誉会長 向
------------田岳陞
○渉外部 ------------------------------------------------------------------------------------- ------○婦人部 ------------------------------------------------------------------------------------ -------○審査部
・二十一年度秋季資格審査会入賞者 ---------------------------------------------・二十二年度春季資格審査会入賞者 ----------------------------------------------
30 29 29 28 28 27
32 31
33 33
47 46 44 43 43 42 40 38 36 35
57 56 53 53 51 50 48
1
2
5 5 3 3
5 5 5 5
14 13 12
18 17 15
23 22 19
16
26 25 24 23 20
27
岳風兵庫 54 号
(1)
巻頭言
全員参加で記念大会を成功させよう
会員お一人お一人のご支援、ご協力をお願いします。
会
長
立脇岳堯
日 に 日 に 青 葉 増 す こ の 頃 、会 員 の 皆 様 方
に は 、日 々 吟 道 に ご 精 励 の こ と と お 慶 び 申
し上げます。
平素は兵庫中央岳風会に対し、絶大なるご支
援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
会長を拝命しましてより早や一年が経過
しましたが、この間、微力の私を支えて頂き
ました幹部諸先生方を初め多くの会員の
方々に心より感謝申し上げます。
今少子高齢化の波は我々の足元に間断な
く打ち寄せており常にその脅威に晒されて
いる昨今ですが、本会の五十五年の歴史と伝
統に思いを致す時、新しい決意を以って、岳
風流統の継承と吟道普及に邁進せねばの感
を強くするこの頃であります。
本年は当会の創立五十五周年並びに新会
名発足を記念しての吟道大会開催の年であ
ります。創設者、故 原 岳修先生をはじめ、
多くの先輩諸先生が粒々辛苦して築き上げて
来られました兵庫中央岳風会であります。立
派な形で次世代へ引き継いで行かなければな
りません。全会員一致協力し全員参加で記念
大会の成功に向かって邁進致しましょう。
会員お一人お一人のご支援、ご協力を切に
お願い致します。
兵庫中央岳風会 Information
平成二十二年度
く御礼申し挙げます。
昨年は、新時代に適応した体質改善・下意上
達を旨とした、民主的運営を進めることを目的
に﹁兵庫中央岳風会幹部とブロック役員との対
平成二 十一 年度定 期総 会が平 成二 十二年 一
努力されている話や、ブロック内の活性化に一
各ブロックの役員の先生方が、新規会員獲得へ
話懇談﹂を実施致しました。対話懇談の中で、
月 三十一 日午 後一時 三十 分より 木材 会館五 階
生懸 命頑 張 って 居ら れ る様 子を お 聞きす るこ
%で兵庫中央岳
会 員の総 力を 結集し て、 立派な 大会 が出来 ま
で 行く重 要な 節目の 大会 で御座 いま す。私 達
中 央岳風 会﹂ を、立 派な 姿で未 来へ 引き継 い
維 持発展 させ て来ら れま した伝 統あ る﹁兵 庫
す。私達の先輩諸先生が営々として築き上げ、
新 会名発 足記 念吟道 大会 ﹂開催 の年 であり ま
本年は、
﹁兵庫中央岳風会創立五十五周年・
申し上げる次第でございます。
に、各ブロックの役員の方々に改めて厚く御礼
とが出来、誠に有意義であったと思いますと共
ホールにて開催された。
総合司会甲斐岳親副会長によって、国旗修礼、
続いて辛島岳杲副会長先導のもと﹁国歌斉唱﹂
﹁朗詠﹂の合吟、菅 岳椿副理事長先導により
﹁兵庫中央岳風会会詩﹂が合吟された。
続いて 総合 司会者 より 、平成 二十 一年度 に
ご 逝去さ れた 物故者 の御 霊に対 し、 黙祷を 捧
げ た後、 理事 総数百 七十 六名中 、出 席百二 十
風 会定款 第十 六条の 規約 を満た して おり総 会
す よう役 員一 同頑張 る所 存でご ざい ます。 ど
七名︵委任状含む︶出席率
が 成立す る旨 報告さ れた 。引き 続い て岩野 岳
う か皆様 方の 力強い 、よ り一層 のお 力添え を
平成 二十 二年度 第
ではございますがご挨拶とさせて頂きます。﹄
年 となり ます よう祈 念致 しまし て、 誠に簡 単
兵 庫中央 岳風 会なら びに 皆様方 にと り最良 の
的 なご意 見を お願い 致し ますと 共に 、本年 が
し ており ます 。皆様 方の 活発な 討議 と、建 設
本日は 、記 念吟道 大会 の独立 議案 も用意 致
切望する次第でございます。
照副会長兼理事長から挨拶があった。
兵庫 中央岳 風会
ご ざいま す。 また、 平素 は兵庫 中央 岳風会 に
多 忙の中 、多 数ご出 席戴 きまし て誠 に有難 う
生 各位に 於か れまし ては 、公私 とも 何かと ご
五 十五回 定期 総会﹂ の開 催に当 たり 、理事 先
会 認可
﹃本日 茲に 、﹁社 団法 人日本 詩吟 学院岳 風
88.6
対 し、格 別の ご支援 ・ご 協力を 頂き 心より 厚
兵庫中央岳風会 Information
第五十五回定期総会開催
(2)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(3)
本年の第二は、近畿地区の主管団体として
の任務遂行で御座います。近畿地区十七認可
団体約八千名会員の世話役として、来る五月
続いて立脇岳堯会長の
所信方針挨拶があった。
﹃ 平 成二 十二 年 も明 けて 早 一ケ 月が 経 過 い
三十日の近畿地区吟道大会を始め総本部主催
ます。会員の皆様方のご支援ご協力のもと兵
たしました。会員の皆様方にはご健勝にて日々
本日は、兵庫中央岳風会の第五十五回定期総
庫中央岳風会の名を汚す事の無いよう立派に
の諸行事の世話役を務めることになっており
会に多数ご出席を賜り誠に有難う御座います。
務めて参りたいと存じます。
吟道にご精進のこととお慶び申し上げます。
平素は兵庫中央岳風会に対し、献身的なご支
本年の第三は、会員数の維持拡大で在りま
す。当会は兵庫県下岳風会の本家であり県下
援、ご協力を賜り厚く御礼を申しあげます。
第 五 十 五 回定 期 総 会 開催 に あ た り会 長 と し
岳風会の指導的立場にある認可団体で御座い
進んで行く立場に立っております。今、吟界
て の 所信 方針 を 申し 上げ 、 会員 の皆 様 方の ご
本 年 の 第 一は 、 何 と 申し ま し て も、 兵 庫 中
は少子高齢化の荒波に晒され非常に厳しい環
ます。本家にふさわしい会員数を維持し、県
央 岳 風会 創立 五 十五 周年 並 びに 新会 名 発足 記
境にあり会員数の減少傾向が続いております
理 解 とご 支援 ご 協力 をお 願 いす る次 第 で御 座
念 吟 道大 会の 開 催で 御座 い ます 。当 会 の創 設
が、お互いに助け合い、励ましあって、新入
下岳風会の先頭に立って吟界発展のため突き
者、故 原岳修先生をはじめ先輩諸先生方が
会員の獲得に務め退会者の防止に努力して会
力を切にお願い申し上げ、誠に簡単措辞では
続いて議長に岡田正岳理事を選出。書記に
加来敬岳理事、金富登岳理事が任命され議事
に入った。
一.報告事項
㈠平成二十一年度事業報告
副理事長 吉 田 岳 頌
兵庫中央岳風会主要事業内容及び活動実績並
に行事に関し報告し、異議なく承認された。
︵ ページ参照︶
㈡各専門部長報告
渉外部
渉外部長 田 中 岳 清
・日頃は渉外部の活動にご支援ご協力有難う
ございます。多くの報告なので兵庫中央のみ
の報告と致します。
︵ ページ参照︶
審査部
審査部長 熊 岡 岳 真
・平成二十一年度事業実施及び結果報告
兵庫中央岳風会定款5条の 及び教務部に
おいて、年度別に定められた資格審査課題
詩の基準並びに事業計画に従い春季・秋季
年度二回師範各位各ブロックの協力を得て
資格審査会を実施しました。
︵実施した業務の概要︶
1.審査会場の確保
︵春季四会場秋季三会場︶
2.審査会の審査員選定調整、会場役員の
依頼。
(3)
います。
粒 々 辛苦 して 築 き上 げて 来 られ まし た 歴史 と
員数の維持拡大に向かって邁進して参りまし
以上私の所信方針を申し上げましたが、会
伝統を有する当会の五十五周年、並びに一昨
会の新会名での発足を記念しての吟道大会開
員一同手を取り合い助け合って兵庫中央岳風
ょう。
催でございます。全会員一致協力して吟界に恥
会発展のため努力奮闘してまいりたいと存じ
年四月総本部の機構改革により兵庫中央岳風
じない立派な大会を開催したいと存じます。
ございますが、私の挨拶と致します。﹄
ます。会員の皆様方のより一層のご支援ご協
本年度の当会スローガン
”
﹁伝統文化継承 五十五 星霜の真意に感銘・
“
五十五周年記念大会へ一致邁進の年﹂の達成に
向かって共に手を取り合って頑張りましょう。
兵庫中央岳風会 Information
6
31
3.審査申込の関係書類の準備、配布
4.審査申込の受付、受審申込書類の点検、
段・伝・級別の人員数と料金の点検確認
5.プロ編成・印刷依頼・校正実施
6.各担当師範へのプロ配布準備と配布
7 .審 査会 の 実施 、終 了 後各 会場 審 査委 員
名
名
長 から の結果 をう け整理 して 、会長 に
受験者数・
審査結果
速報、関係部長に通報実施
名
名
名、再審査数・
名減︶
名が
名と増 加
してまいりたいと思います。何かご要望が
ありましたら、何なりとお申し出ください。
広報部
広報部長 旦
岳 壮
・広報部の活動は、毎年五月に発行されます
機関紙﹁岳風兵庫﹂の編集から発行までの
作業を中心に活動しています。発行にあた
りましては、沢山の投稿や情報の提供をい
ただき、ご協力有難うございました。引き
続き現在、本年五月発行予定の 号の編集
作業中でございます。ご協力のほどよろし
くお願い致します。
します。
・平成二十二年一月九日︵土︶ 時より会計
監査及び総会の準備を行いました。
少 年 ・ 青 壮 年 部 少年・青壮年部長 水 島 洸 岳
・平成二十一年度活動報告
・四月二十九日麻耶山への吟行会を行い快適
な自然の中で合吟やハイキングをたのしみ
ました。
・八月二十三日︵日︶兵庫勤労市民センター
にて勉強会開催。会長立脇岳堯先生と舛田
岳夲先生を講師としてお招きし参加 名
殆ど個々に吟じてご指導頂き好評でした。
・尚、会員特に若い方が増えない悩みがあり、
二十一年度会員は 歳迄で 名でした。常
に会員増に心がけ頑張りますのでお誘い合
わせご協力お願いします。
事務局
局 長 綾 戸 岳 舟
・事務局の作業は、錬成会、大会等の備品の
保管、貸し出し準備・補充、会員数の集計
︵年 回︶入退会・移籍等の把握など。
歳・一般
歳
・次ページ表示図の如く今回も会員数減少し
ており皆さん一人一人増員にご協力下さい。
・平均年齢数
師範 歳・師範代
・来る二月十四日にはブロック錬成会が か
所で行われます。貸出品が重複しますので
兵庫中央岳風会 Information
10
65
・平成二十一年度
申込者数・
欠席者数・
合格者数・
名
名
年度
51
失格者数・
入賞者数・
%
%増︵但申込み数
・平成二十一年度の受験率・
昨年度より
年度
名にて運営致しております。
研修部長 松 井 岳 濤
名が
名と増加傾向にあります
歳以上の高齢者平成二十年度
二十一年度
幼少年は
しています
研修部
・当部は
13
30
4
15 43
7
84
486
2
441
17
90.2
54
婦人部
婦人部長 五 十 田 岳 純
・婦人部に対しご支援ご協力ありがとうござ
います。
・平成二十一年二月七日︵土︶ 時より木材
会館にて総会を開催。
総数 名出席数 名委任状 名
・六月二十八日名簿受付・部費徴収
本年度部員数 名
・九月二十九日︵火︶吟行会
参加者 名バス 台にて﹁日本のエーゲ海
牛窓を訪ねて﹂と題してオリーブ園・竹下
夢二生家・牛窓神社を訪ねました。天候に
恵まれ素晴らしい景色に見とれながら無事
終了。尚、会長立脇岳堯先生・名誉会長向
田岳陞先生のご参加を頂きました。役員の
皆様参加者の方々のご協力に深く感謝いた
64
21
49
69
2
・ 平 成二 十一 年 八月 九日 奥 伝講 習会 、 六・ 七
段 の 昇 段 審査 資 格 者 講習 会 開 催 、研 修 部 は
そ の 任 に 当た り 担 当 致し ま し た 。研 修 部 と
致 し ま し ては 他 専 門 部と 連 携 し なが ら 活 動
4
73.4
6
169
79
73 1 440 48 489
1.5
23
20
80
(4)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(5)
㈢平成二十一年度収支決算報告
正会計 藤 井 岳 韶
平成二十一年度収支決算を報告し異議なく
︵ ページ参照︶
承認された。
二.審議事項
ページ参照︶
㈢平成二十二年度収支予算の件
正 会 計 藤 井 岳 韶
ページ参照︶
議案書の収支予算案に基づき説明
異議なく承認された。
︵
㈣兵庫中央岳風会記念大会の件︵独立議案︶
副会長・理事長 岩 野 岳 照
・一月十七日常任理事会に於いて審議・承認
別紙資料に基づき説明。リハーサルは須磨
区民センターを借りています。構成吟は検
討中、プログラム・出吟者名簿・支部長・
高齢者表彰他。協賛金については基本的に
以上議案書に基づき説明
異議なく承認された。
︵ ページ参照︶
◌議長・書記解任
以上で第五十四回総会は終了した。
幸を祈念し声高らかに万歳三唱を願い上げ
ます。
と記念大会の玉成。皆々様のご健康とご多
岳風流統の吟道報国、今の道を以て社会に
奉仕する精神を忘れず、当会の益々の発展
る事に感謝、敬意を表さねばなりません。
承し、創始者、故 原岳修先生を始め諸先輩
の汗と努力の結晶に思いをはせ、現在にあ
三年目となり、五十五年の歴史と伝統を継
事に終了致しました。我が兵庫中央岳風会
は創立五十五周年の節目を迎えます。改名
平成二十二年第五十五回定期総会、盛会無
◌閉会の辞
副 会 長 渡 辺 岳 蒔
◌万歳三唱並びに挨拶
名誉会長 向 田 岳 陞
9
㈠平成二十二年度事業計画の件
副理事長 菅
岳 椿
議案書の事業計画に基づき説明
・
異議なく承認された。
︵
異議なく承認された。
︵ ・ ページ参照︶
議案書の事業計画に基づき説明
㈡平成二十二年度渉外事業の件
渉外部長 田 中 岳 清
11
11
全会員にご協力お願いし、金額は実行委員
会にて決定したい。絶大なるご協力を心よ
りお願い申し上げます。
兵庫中央岳風会 Information
10
10
日 程 を 各 ブロ ッ ク 長 で連 絡 し あ い出 来 る だ
け 重 複 を 避け る よ う にし て 下 さ い。 ご 協 力
よろしく。備品準備数は 組が限度です。
平成 22 年 1 月現在
㈣会計監査報告 会計監査 森 川 岳 博
議案書により正確に会計処理が行われて
いることを報告し、異議なく承認された。
︵ ページ参照︶
7
7
8
3
・ 本 年よ り事 務 局は 新メ ン バー 岩野 蓉 風さ ん
を加え 名で活動致します。
5
各 専 門部 長報 告 につ いて 全 項目 一括 し て異 議
なく拍手を以て承認された。
兵庫中央岳風会・会員数
岳風兵庫 54 号
兵庫中央岳風会 Information
(6)
(7)
岳風兵庫 54 号
兵庫中央岳風会 Information
(8)
岳風兵庫 54 号
・ 立 脇 岳 堯
・ 岩 野 岳 照
・ 甲 斐 岳 親
常 任 顧 問
名 誉 会 長
・ 森 本
・ 福 島
・ 向 田
常任相談役 ・ 別 役
常任相談役 ・ 延 原
常 任 顧 問
兵庫中央岳風会役員 ︵ 平成二十二年度︶ ︵※印=兼務を示す︶
会
長
※教 務 部 長
※許 証 部 長
副 会 長
※理 事 長
副 会 長
︵県連・総連副理事長︶
常任相談役 ・ 小 林
役
・ 北 原 岳 深
・ 奥
会
談
役
・ 岩 城 岳 敍
副
相
談
役
常任相談役 ・ 坂 本
・ 菅
相
談
・ 永 原 岳 苑
会
・ 舛 田 岳 夲
相
与
・ 柴 田 岳 蘭
副
副 理 事 長
・ 吉 田 岳 頌
参
与
・ 小 島 岳 翔
陞
忍
怜
瑛
浥
銘
迅
蒐
副 理 事 長
・ 森 川 岳 博
参
与
・ 戸 田 岳 幸
岳
岳
岳
岳
岳
岳
岳
岳
会 計 監 査
・ 長 沢 岳 穂
参
与
・ 中 川 岳 朋
長 ・ 渡 辺 岳 蒔
長 ・ 辛 嶋 岳 杲
岳 椿
会 計 監 査
・ 藤 井 岳 韶
参
与
副 理 事 長
計
参
会
正
・ 北 田 光 岳
・ 田 中 岳 清
・ 旦
第四ブロック長
第三ブロック長
第二ブロック長
・
・
・
・
・
岳
昌
岳
將
岳
凛
曄
岳
明
・ 近 藤 岳 巵
広 報 部 長
・ 五 十 田 岳 純
第五ブロック長
・
登 馨
岳
田 正
原 岳
寺 亨
田 岳
髙 岳
征
原 岳
与
婦 人 部 長
・ 水 島 洸 岳
第六ブロック長
・
能
奥
岡
穐
小
西
橘
東
漆
参
副 会 計
渉 外 部 長
審 査 部 長
︵県連常任理事︶
少年・青壮年部長
・ 綾 戸 岳 舟
第七ブロック長
・
研 修 部 長
事 務 局 長
・ 金 富 登 岳
第八ブロック長
第一ブロック長
事 務 局 員
・ 加 来 敬 岳
直属グループ ・
ブロック長
事 務 局 員
・ 加 来 雅 岳
・ 岩 野 蓉 風
・ 熊 岡 岳 真
・ 松 井 岳 濤
岳 壮
事 務 局 員
事 務 局 員
兵庫中央岳風会 Information
(9)
岳風兵庫 54 号
兵庫中央岳風会 Information
岳風兵庫 54 号
(10)
感銘……。「55 周年記念大会」へ一致邁進の年】
県連一部 3 次予選
6.13
○6/12(土)第 72 回定時総会・決算(東京)
20
兵庫中央岳風会全支部長会議 13:30∼(木材会館)受付 13:00∼
27
指導者講習会、県連壮行会(秋季考査申込受付)
7.4
津岳風会 50 周年記念大会(津市)
県連二部本選(神戸市内)
11
6/27 湊川神社奉納吟詩舞道大会
○7/1 岳風忌(諏訪市地蔵寺)
県連一部本選(尼崎)
18
○7/24.25 第 56 回夏季吟道講座(東京)
⑲
25
常任理事会・指導者講習会(本部会費納入日)
8.1
8
全国吟詠コンクール近畿決勝大会(高槻)
平成 22 年度
奥伝(風号審査資格者)研修講座
9:30∼
昇段審査資格者講習会(6・7 段) 13:00∼ (木材会館)
第 2 回ジュニヤ・シニヤ決勝大会(尼崎)
15
22
29
9.5
12
平成 22 年度 110 回秋季資格審査会(第1・第2会場)
平成 22 年度 110 回秋季資格審査会(第3会場)
19
○第 17 回全国優秀吟者吟道大会(東京)
新大阪岳風会創立 40 周年記念大会(大阪)
愛連一部 吟士権者決定大会(尼崎)
⑳
○9/20(月)岳風吟詠の日(木村岳風先生生誕の日)
㉓
26
10.3
10
指導者講習会
愛連二部吟士権者決定大会(高槻)
記念大会リハーサル(須磨区民センター)
月.日
曜日
場所
講
常
1.17
日
木材会館
○
○
2.21
日
〃
○
3.21
日
〃
○
4.25
日
〃
○
6. 6
日
〃
○
6.27
日
〃
○
7.25
日
〃
○
9.26
日
〃
○
10.31
日
〃
○
哲山流記念大会 11.28
日
〃
○
12.12
日
木材会館
○
⑪
17
24
31
ふれあいの祭典(姫路市)
○総本部第 121 回全国吟道大会(四日市市)
常任理事会・指導者講習会(会費納入日)
11.③
7
14
21
紫暁流記念大会
11/20(土)記念大会会場設営、リハーサル
兵庫中央岳風会 55 周年記念吟道大会(神戸文化ホール大ホール)
㉓
28
指導者講習会(平成 23 年度春季考査申込受付)
12.5
12
指導者講習会・常任理事会日程
指導者講習会(合同)・師範忘年会
19
考える」への行動を発信しよう。
一人一人が自発的活動の努力、充実を期そう。
せ吟友の輪を広げよう。
兵庫中央岳風会 Information
○
○
○
※常任理事会は木材会館4Fで開催
岳風兵庫 54 号
(11)
平成22 年スローガン
【伝統文化、継承〝55〟星霜の真意に
平 成 2 2 年 ( 2 0 1 0 ) 事 業 計 画
社団法人日本詩吟学院岳風会認可
1.5 (火)
兵庫中央岳風会
初吟会。会員参賀(湊川神社)10:00∼
新年互礼会(湊川神社参集殿)10:30∼11:30
10
⑪
1/16(土)会計監査(21 年度)15:00∼
17
常任理事会・指導者講習会(会費納入日)
24
31
○1/30(土)参与・評議員合同会議(東京)
兵庫中央岳風会第 55 回総会(木材会館)13:30∼(受付 13:00∼)
2.7
⑪
県総連 30 周年記念祝賀会(尼崎)
2/13 兵庫中央岳風会婦人部総会 13:30∼(受付 13:00)
浪速岳風会 40 周年記念大会(守口市)
14
21
指導者講習会(合同)
28
3.7
○3/6(土)第 71 回定時総会・予算(東京)
平成 22 年度 109 回春季資格審査会(第1・第2会場)
14
平成 22 年度 109 回春季資格審査会(第3会場)
21
指導者講習会
22
○
○第 16 回全国優秀吟者吟道大会(東京)
早渕流 75 周年記念大会
哲尊流 50 周年記念祝賀会
3/27(土)県連ジュニア大会
28
県連一部1次予選
4.4
県連一部1次予選
○3/30(水)日本詩吟学院岳風会創立記念日
4/8(木)県連シニア予選
11
18
25
常任理事会・指導者講習会(会費納入日)
㉙
大阪岳風会 60 周年記念吟道大会(大阪)
5.2
③
④
⑤
9
県連一部 2 次予選
16
壮年コンクール(二部)
23
壮年三部・少年の部コンクール
30
6.6
大阪北京都岳風会創立一周年記念吟道大会(狭山市)
平成 22 年度近畿地区吟道大会(神戸文化中ホール)兵庫中央岳風会担当
指導者講習会
6/9(水)「吟詠教本和歌篇」上・下巻説明、及び研修会
平成 22 年度キャッチフレーズ
1.厳しい吟界環境に何をすべきか?「思う・話す・
2.「希望と発展」への初心忘れずの原点を理解し、
3.吟の道を健康第一に日々精進し、人格向上と併
兵庫中央岳風会 Information
本部だより
初吟祈願︵新年互礼会︶
新年おめでとう
ごさいます
平成二十二年初吟会
湊川神社神殿に集う
天気晴朗なれど風強い正
月五日、平成二十二年度の
活動が始まった。兵庫中央
岳風会の一年間の安全と繁
栄を祈願すべく、約百名の
会 員 が 湊 川 神 社 に 集 結 。 午前十
時、本殿にて恒例の﹁新年初吟祈願﹂が行われた。
禰宜による新春祈祷と御神楽奉納に続い
て 、 兵庫 中央 岳 風会 を代 表 して 、立 脇 岳堯 会
長 と 岩野 岳照 副 会長 ・理 事 長に よる 玉 串奉 献
が な され た後 、 会長 のご 先 導に より 参 加者 全
員で﹁徳川斉昭作・大楠公﹂を献吟した。
そ の後 会場 を 参集 殿に 移 して 新年 互 礼会 が
開 催 され 、ま ず 最初 に菅 岳 椿副 理事 長 のご 先
導で﹁新田興作・朗詠﹂の合吟が行われた。
岩野岳照理事長と向田岳陞名誉会長から年頭の挨拶
を頂戴し、立脇岳堯会長からは挨拶と昨年の大阪におけ
る勉強会でテーマとなった和歌二首︵俳諧歌︶が披露さ
れた。続いて渡辺岳蒔副会長による乾杯の音頭で新年互
礼懇親会。会は和やかに始められた。
恒例の集合写真撮影の後は、少しの肴と﹁剣菱﹂で暫
しの歓談に花が咲き、ブロック毎に、参加者の記念撮影
が順次行われた。最後に、北原岳深相談役の三本締め、
森本岳怜先生発声の万歳三唱で新年互礼会は幕を閉じ
た。会員は寅年への新たな飛躍を心に秘めて、会場を後
にした。
新年互礼会は、何方でも参加できます。
来年は是非あなたも参加してみませんか。
大楠公は、ささやかな願い事であれば何でも効いてくれ
るとの事です。因みに私は、寅ならぬ虎の優勝を祈願致
しました。これは難題かも知れませんね。
兵庫中央岳風会 Information
(12)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(13)
平成二十一年度常任理事会報告
第一回定例常任理事会
一月十八日九時三十分∼
議題
一、報告事項
⑴ 前回常任理事会 十(月二十六日 )
以降経過報告
⑵ 総本部関連事項報告
①一月十七日参与・評議員会議
②六月二十一日近畿地区吟道大会
③その他
⑶ 兵庫県岳纓会の統合移籍転入について
⑷ 十月十二日第三十五回関西連盟吟道大
会について
⑸ 会員増員キャンペーンに係わる報奨者
について
⑹ 各専門部報告
︵会計・渉外・審査・研修・広報・婦人・
少年青壮年・事務局︶
⑺ その他
二、審議事項
⑴ 兵庫中央岳風会平成二十一年度第五十四回
定期総会議案の件
①会次第・平成二十年度物故者の件
②平成二十年度事業、収支決算、
会計監査、その他報告の件
③平成二十一年度事業計画の件
④平成二十一年度収支予算案の件
⑤兵庫中央岳風会記念大会の件
⑥兵庫中央岳風会本部役員改選の件
⑦その他
⑵ その他
第二回定例常任理事会
四月二十六日九時三十分∼
議 題
一、報告事項
⑴ 前回常任理事会︵一月十八日︶以降
経過報告
⑵ 総本部関連事項報告
①中部・北陸・近畿・中国四国・九州
地区、幹事研修会︵二月十四日︶
②第一回近畿地区師範交流
吟詠発表会︵二月二十二日︶
③第六十九回定時総会︵三月七日︶
④岳風忌︵七月一日︶
⑤その他
⑶ 四月十二日 向田岳陞先生名誉会長・
立脇岳堯先生会長就任祝賀会報告
⑷ 十月十二日第三十五回関西連盟吟道
大会について
⑸ 専門部報告
︵会計・渉外・審査・研修・広報・婦人・
少年青壮年・事務局︶
⑹ 会名変更の件報告
⑺ その他
二、審議事項
⑴ 兵庫中央岳風会創立五十五周年・新会名
発足記念吟道大会準備実行委員会発足
の件
⑵ 六月七日 全支部長会議の件
⑶ 六月二十一日 近畿地区吟道大会の件
⑷ 六月二十八日 県連一部本選出吟者
壮行会の件
⑸ 八月九日 奥伝研修講座・昇段審査
資格者講習会の件
⑹ 資格審査会 審査員研修会実施の件
⑺ ブロック役員・本部幹部役員の懇談
実施の件
⑻ その他
第三回定例常任理事会
七月二十六日九時三十分
議 題
一、報告事項
⑴ 前回常任理事会︵四月二十六日︶以降
経過報告
⑵ 総本部関連事項報告
①第七十回定時総会︵六月十三日︶
②平成二十一年度近畿地区吟道大会
︵六月二十一日︶
③岳風忌︵七月一日︶
兵庫中央岳風会 Information
(14)
岳風兵庫 54 号
④祖宗範生誕百十周年吟道大会
︵九月二十日︶
⑤その他
⑶ 記念大会準備実行委員会報告
⑷ 資格審査会 審査委員研修会
︵六月二十八日︶
⑸ 第三十五回関西連盟吟道大会
︵十月十二日︶について
⑹ 専門部報告
︵会計・渉外・審査・研修・広報・婦人・
少年青壮年・事務局︶
⑺ その他
二、審議事項
⑴ 六月七日 全支部長会議要望意見
フォローの件
⑵ 八月九日 奥伝研修講座・昇段審査資格
者講習会の件
⑶ 十一月一日 地区吟道講座︵大阪国際
交流センター︶の件
⑷ 平成二十二年度事業計画・日程︵案︶
の件
⑸ その他
第四回定例常任理事会
十月二十五日九時三十分
議 題
一、報告事項
⑴ 前回定例常任理事会︵七月二十六日︶
以降経過報告
⑵ 総本部関連事項報告
①祖宗範生誕百十周年吟道大会
︵九月二十日︶
②審査代行者研修会︵十月十日︶
③師範審査・研修講座︵十月十一日︶
④近畿地区吟道大会︵六月二十一日︶
⑤その他
⑶ 記念大会準備実行委員会報告
⑷ 課題詩審議会報告
⑸ 第三十五回関西連盟吟道大会
︵十月十二日︶について
⑹ 専門部報告
︵会計・渉外・審査・研修・広報・婦人・
少年青壮年・事務局︶
⑺ その他
二、審議事項
⑴ 新・再入会増強実践活動の件
︵会員増員キャンペーン︶
⑵ 平成二十二年度兵庫中央岳風会
スローガン及びキャッチフレーズの件
⑶ 平成二十二年度事業計画・日程︵案︶
の件
⑷ ブロック役員・本部幹部役員の対話
懇談実施の件
⑸ その他
学院総本部﹁法人制度検討委員会﹂
発足について
名誉会長 向 田 岳 陞
︵○主旨・目標と認可団体への指導促進︶
平成二十年十二月一日より公益法人制度
の新法施行に伴い、学院は現名称で﹁特別民
法法人﹂として存続するが、五年以内︵平成
二十五年度︶に﹁公益社団法人﹂か﹁一般社
団法人﹂の何れかに移行申請をなさねばなら
ない。現在鋭意研究し、検討を進めている。
メリット・デメリットもあるが、学院は﹁公
益社団法人﹂に移行することを念頭に新しい
法律に基づく定款作りに取り組んでいる。
公益とは何か・・・・・新法によると﹁不
特定多数の者の利益の増進に寄与するもの﹂
となっており、公益事業もその主旨に沿っ
て、会員のみの事業ではなく原則として一般
に公開された事業展開が求められ、法人の組
織運営も透明性が高く情報公開された運営
が必要となります。
今後移行までのタイムスケジュールに沿
って、定款・細則・事業計画・収支予算書・
会計基準等、対応が必要になりますが、学院
法人は認可団体の集合体であり、認可団体の
意向、岳風会会員としての意識改革の重要性
を思い、総本部の具体的指向と、指導促進が
期待されます。
兵庫中央岳風会 Information
岳風兵庫 54 号
(15)
向田岳陞先生名誉会長
立脇岳堯先生会
長
平成二十一年四月十二日
就任祝賀会開催
楠公会館﹁青雲の間﹂に於いて
師範代以上百三十余名の出席を得て、
就任祝賀会が盛大に開催された。
斯道五十年余ご厚誼に感ず
名誉会長 向 田 岳 陞
今般、兵庫中央岳風会会長任期満了にて退任を承認され、名誉会長任命を
受け就任致す事になりました。
顧みますれば、斯の道五十年余の永きに亘り、今は亡き原岳修先生を始め
多数先輩諸先生、詩友・吟友各位のご教導・ご懇情を賜り洵に有難く、深謝
しお礼を申し上げます。
名門岳風流統、歴史と伝統の当会吟の道、恵まれた環境に思いを馳せ唯々
かんぱい
会
長 立 脇 岳 堯
感佩、感慨無量であります。今は気持まっさら、第一線からの距離を置き乍
らも﹁和して流れず﹂雲より上は何時も晴天の心境で過ごしたいものです。
昨今、吟界の厳しい現実不透明の中、組織運営多難が予想されますが、会
員総意の一致団結不滅の精神での挑戦を期待するものです。当会の益々の発
展と、当会各位皆々様に心よりお礼申し上げ会長退任の詞と致します。
就 任 ご 挨 拶
平成二十一年二月一日の兵庫中央岳風会定期総会に於きまして、向田岳陞
先生のご勇退に伴い、兵庫中央岳風会の会長を拝命することとなりました。
もとより浅学菲才の未熟者で身に過ぎた大役ですが、﹁和﹂の精神を大切
にし、﹁みんなで手を取り合って﹂をモットーに、岳風流統の継承と吟道普
及発展に、微力を傾注する所存でございますので、前会長同様、ご指導、ご
鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
今、私共の世界は非常に厳しい局面に立たされておりますが、皆様と知恵
を出し合い、助けあって﹁楽しい﹂詩吟の会を目指し、頑張って行こうでは
ありませんか。
私は、その為の纏め役、世話役として、全力を傾ける覚悟で御座いますので、
皆様方のより一層のご支援、ご協力の程、切にお願い申しあげます。
兵庫中央岳風会 Information
少年青壮年部
﹁麻耶山吟行会﹂に参加して
みんなでぶらりぶらりと散策しながら、天
上寺に着きました。天上寺のご利益のひとつ
は子授け、今日のメンバーは子授けの必要の
ない年齢になってしまっているので、これは
月は東に
日
パスして、広い境内を散歩。境内には句碑が
ある。与謝蕪村の﹁菜の花や
は西に﹂。こういうの岳風会は見逃しません、
全員で合吟です。周りは驚いたでしょうが、
私達は声を出してすっきり。いつもながら吟
行会で合吟をしている時の、周りの人達の反
応を見るのは楽しいものです。慣れるまでは
つらいけど ------。
さて、声を出したらおなかも減ってきまし
た。天上寺から穂高湖までの散策の道にちい
さな広場を発見。下は芝生で気持ちいい。み
んなでお弁当を開いて、のんびりと食事です。
おかずを分け合って、和気藹々。
食事を終えて、穂高湖を一周。けっこう厳
しいアップダウンでした。メタボチックなお
腹には最適なコースでした。帰りはゆっくり
と歩き、ロープウェイとケーブルカーで緑を
堪能しながら下界に帰って来ました。
楽しかったです。日頃、時間に追われる日々
を送っているから、なお貴重でのびやかな一
日を実感しました。
詩吟に感謝です !
兵庫中央岳風会 Information
堀 口 清 風
与謝蕪村句碑の前で---穂高湖はすぐそこ
少年青壮年部
幹事長
平成二十一年四月二十九日朝、快晴。暖かい
春風の中、阪急王子公園駅西口で皆さんと待ち
合わせ。全員約束の時間前に集合、さすがに岳
風会のメンバーはお行儀がいいですね。
ま ず、 バス に 乗り 摩耶 ケ ーブ ル下 へ 、そ し
て ケ ーブ ルカ ー に乗 り、 ま たロ ープ ウ ェイ に
乗り換えて麻耶山山上に着きました。
ケ ーブ ルを 降 りた らそ こ は掬 星台 。 ここ の
夜 景 は日 本三 大 夜景 の一 つ です けど 、 我々 が
い る のは 真昼 で すか ら夜 景 は見 えな い ︵あ た
り ま えや ︶。 青 く輝 く蛍 石 が埋 め込 ま れた 美
し い 遊歩 道が あ りま した 。 で、 全員 集 まっ て
記念写真をパチリ。
ケーブルを降りたらそこは掬星台
(16)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(17)
平成二十一年
支部︶
木材会館 5階大ホール
十三時三十分∼十六時三十分
平成二十一年六月七日︵日︶
兵庫中央岳風会全支部長会議
開催日時
開催場所
・出席
全支部長・ブロック長
︵支部数
会員の減少に伴い、ブロック大会を二
年に一回から三年に一回に変更でき
ませんか。
平成二十二年は記念大会でブロック
土山さん
第二ブロック
高揚会支部
主旨は理解できるので、本部が全ブロ
ック長の間で話し合ってもらう機会
を設け、礼を失しない程度で調整をし
ます。
ブロック大会や審査会での接待の仕
方がブロック間で異なるので簡素化
した方法で、ある程度統一して欲し
い。
一ノ瀬さん
第一ブロック
塩屋台支部
質疑応答は次のとおり
︻質疑応答︼
質問
回答
質問
回答
質問
回答
質問
吟道大会は無いので平成二十三年は奇
数ブロック、平成二十四年は偶数ブロ
ックで、第二ブロックは三年後になる
ので当面このままで如何でしょうか。
ブロック大会は会員皆さんの発表の
場なのでせめて二年に一回はやられ
た方が良いと考えます。
ブロック大会で本部からの来賓の先
生の人数がブロックで異なっている
ので統一していただけませんでしょ
うか。
ブロック大会に来賓の先生の人数が
異なるのは会員の少ないブロックに
は来賓を多く、会員の多いブロックは
来賓を少なくという配慮もしている
ので、ブロック長の話し合いの場で解
決してもらいたいと思います。
第三ブロック
伊丹第一支部
衣川さん
ブロック大会では本部役員の先生方の
吟を拝聴するのを楽しみにしておりま
す。ところが、伴奏の音が大き過ぎて
吟が聞こえないという声がありますの
で是正していただけないでしょうか。
兵庫中央岳風会 Information
:
:
:
出 席 者
出 席 率
89
立 脇 岳 堯 会長 の あ い さつ の 後 、 岩野 岳 照 副
会長・理事長より出席状況報告がありその後、
平 成 二十 一年 度 主要 活動 報 告、 平成 二 十一 年
度 主 要事 業計 画 の説 明が さ れた 。続 い て各 専
門 部 の報 告、 会 計報 告の 後 、本 部運 営 方針 、
支 部 運営 に関 す る意 見・ 要 望等 の交 換 、質 疑
が行われ無事終了しました。
169
:
:
:
:
:
: : :
53%
回答
伴奏のボリュームは支部長さんの判
断で調整してもらって結構です。
伴奏曲の使用については極力慣れて
行ってもらいたいと思います。
第三ブロック
坂 本 岳 迅 先生
回答
カラオケだけに押し付けるのは難点
があると思います。一人ひとりが詩吟
の良さ、健康への良さなどを伝えて会
員を増やして欲しい。毎年百人近くの
人が入会しておりますが、それ以上に
退会者が多い状況です。高齢化に伴い
致し方のない点もありますが、会員が
継続できるように皆さんの支援も欠
かせないのでよろしくお願いします。
他に何かいい方法があればご提案し
てください。
司会
副会長
渡辺岳蒔
会計監査 森川岳博
平成二十一年度
県連一部本選出場者壮行会
県連一部本選壮行会 ルポ
平成二十一年六月二十八日
司会
立脇岳堯先生
小野岳礼先生
第
一、はじめの言葉
会長
次
拶
一、挨
理事長
北原岳深先生
岩野岳照先生
三十七名
一、おわりのことば
相談役
一、本選出場者吟詠
一、万歳三唱
兵庫中央岳風会 Information
:
閉会式
書記解任
閉会の辞
万歳三唱
本選出場を果たしています。
今年度は昨年を十一名上回る三十七名の会員が
て開催されました。
会が、好天に恵まれた六月二十八日木材会館に
昨年より再開された県連一部本選出場者壮行
激励する会長と理事長
兵庫中央岳風会における師範位の上が
り方が他の地域に比較して遅いと思い
ますが統一出来ないのでしょうか。
師範位の履修年月が決まっており、本
部の決まりでは準師範は山号からで
すが風号からにしています。全体の構
成バランスを保つために伝統的に現
状の方法で行っております。ご理解く
ださい。
尚、師範代になって最低二年経過し、
講習の出席率も良ければ準師範に申
請できます。その場合三名以上の会員
が必要になります。
事業報告中の舛田副理事長
質問
回答
質問
会員増強の手段としてカラオケ大会
を実施し、その会の中で詩吟をアピー
ルしていってはどうでしょうか。
: : :
:
:
:
:
(18)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(19)
催されて お り、残 念 な が ら そ の お 世 話 を さ れ た
壮行会当 日 は、湊 川 神 社 奉 納 吟 詩 舞 道 大 会 も 開
奥伝 風(号 申)請者研修講座&
昇段審査資格者 現(六・七段 講)習会
平成二十一年度
九名の方 々 が出席 で き ま せ ん で し た が 、 参 加 者
は夫々日 頃 の練習 の 成 果 を 精 一 杯 に 披 露 さ れ ま
しと期待 の お言葉 を 胸 に 秘 め て 、 来 る 七 月 十 二
会長立脇 岳 堯先生 、 理 事 長 岩 野 岳 照 先 生 の 励 ま
も木材会館において高段者の研修・講習会が
夏、僅かに晴れ間の見えた八月九日に、今年
例年に無く鬱陶しい日々が続いた今年の
高段者研修講座 ルポ
日の尼崎 ア ルカイ ッ ク ホ ー ル ・ オ ク ト ホ ー ル 両
開催された。まず奥伝研修講座が午前中に行
した。
会場での 本 選へ望 む 事 に な り ま し た 。
節子 井 本 あ け 美
幹夫 白 尾
塩 谷日沙子
桶 土井綾子
一 ノ瀬利一
明と激励の挨拶を皮切りに研修が始まった。
会詩﹂合吟の後、立脇岳堯会長の開催趣旨説
吟と、舛田岳夲先生先導の﹁兵庫中央岳風会
われた。
笹木
和子
仲 村 節子
吉田岳頌先生先導による国歌斉唱・朗詠合
妹尾
良子 中 筋
睦子
本選出場 者 ︵ 順 不 同 ︶
濵谷
陽一 松 永
武 沖野
雅美
満
松 浦 泰子
横 山 寿恵
道雄
池田
稲 森 直治
三宅
章恵 久 田
洋子
愛子 笹 山
橋本 小 夜子 土 居
妙子
圭子
魚 住 絹子
甲 斐 諄子
午後には現在六段・七段の会員の講習会が
を残して、修了証書を手に会場を後にした。
くられた。会員達は、各々一段の上達の趣き
が漢詩の基礎知識について講演されて締めく
中一杯を使った研修の最後は、立脇岳堯会長
明に続いて実技による指導も行われた。午前
いて夫々の吟じ方、序詠本詠の違いなどの説
止の後、渡辺岳蒔先生からは俳句・和歌につ
れてから絶句の実技指導を行なわれた。小休
や吟法の基礎知識について判りやすく講演さ
最初に甲斐岳親先生が、吟詠の正しい発声法
齋藤 み どり 馬 場 美 代 子
小澤
留美 西 田
黒 田 澄世
修
葭田
玉枝 濱 崎 加 奈 子
南
前田
松岡
義徳 三 浦 由 理 子
花篤
恵子
久美子
川元
豊田
開催された。
兵庫中央岳風会 Information
午 後 の 講 習会 で は 、 舛田 岳 夲 先 生と 菅 岳 椿
先 生 先導 によ る 国歌 斉唱 ・ 合吟 、そ れ に続 く
会 長 挨拶 の後 、 辛嶋 岳杲 先 生よ り近 代 吟詠 略
史 の 説明 が有 り 、岩 野岳 照 先生 から は 六段 課
題 詩 の実 技指 導 を通 じて 吟 詠の 基本 姿 勢に つ
い て 講義 頂き 、 最後 に立 脇 岳堯 会長 か ら岳 風
会 の 歴史 につ い ての 講義 と 七段 課題 詩 の実 技
指導が行われた。
平成二十一年度
阿 部 岳 泓
﹁近畿地区吟道大会﹂報告と
詩吟雑感
正師範
日本詩吟学院岳風会主催の﹁近畿地区吟道
大会﹂︵平成二十一年六月二十一日︶へ昨年
に引き続き参加させていただきました。
会場の﹁大阪国際交流センター﹂まで行く
のは、阪神電車の奈良線が開通したお蔭で随
分便利になり、乗り換えもせず一時間ほどで
到着できました。
四月に立脇岳堯先生から出吟するようお電
話を頂いたとき固辞したのですが、もう一度
頑張ってみようと思い直し出吟させていただ
きました。今回の吟題は﹁清明︵杜牧︶﹂。
渡辺岳蒔先生からも詩を解説したコピーを頂
き、頑張らねばとの気持が更に強くなりまし
た。代表として恥ずかしくないよう、暇を見
つけては練習し大会に臨みました。
当日の出番は三番。私の前の方は昨年入賞
された東播岳風会の渡辺洋岳先生です。舞台
の袖で腹をくくって出番を待っていると、渡
辺先生が突然転句で絶句。前半で少し張り切
りすぎたようだ。すぐ私の名前がアナウンス
され、気持の準備が出来ていないまま︵後か
ら思えば国旗へ礼もせず︶舞台に進み出た。
会場へ一礼の後、マイクを上げようとしたが
ネジがきつくて回らない。内心あせりながら
平静を装って何とか上げられたものの、マイ
クヘッドが左に向いてしまった。最初の注意
事項で﹁マイクヘッドは絶対に触ってはいけ
ない﹂と言われていたにもかかわらず、口の
前に向けるため触ってしまった。深呼吸をし
て自分を落ち着かせつつ吟題・作者名を言っ
たのち吟に入り、自分では全体的にミスもな
く吟じたつもりであるが審査員の評価は如何
だっただろうか。その後、吟を聞き進むうち
に後半になって素晴らしい吟者が続き、とて
も私の及ぶところではないと感じた。成績発
表ではやはり三番の番号は無く、せっかく出
吟チャンスを与えられながら結果を残せず申
し訳なく思うと共に、今後更なる研究・努力
が必要であるとの意を強く致しました。
我が兵庫中央岳風会からは、﹁漢詩の部﹂
﹁和歌の部﹂﹁合吟の部﹂いずれも入賞でき
ず残念な結果に終わりました。
最後の審査講評で、漢詩審査委員長の濵岳
優先生から注意された事を、今後出吟される
方の参考になればと思い箇条書きにしておき
ます。︵漢詩の部に限る︶
兵庫中央岳風会 Information
会 員 達 は ﹁道 ﹂ と し て完 成 さ れ た岳 風 会 の
吟 法 を確 りと 学 び、 指導 者 とし ての 第 一歩 を
全日程を終え終了証を受領
踏 み 出す べく 心 を新 たに し て、 全日 程 を終 え
た。
午後の部開講
(20)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(21)
一 、 自分 の声 の 高さ を知 る こと ︵普 段 から 伴
奏無しの稽古が大事︶
二 、 マイ クの 使 い方 の研 究 ︵余 り近 づ き過 ぎ
ても駄目︶
三、詩情の表現方法の研究
CD
の 吟 じ方 は難 し い気 が致 し まし た。 吟 じ方 の
使 い 分け が必 要 にな って く るの では な いで し
ょうか。
振り返ってみますと、私も福島岳忍先生担
当 下 の楠 公支 部 に入 門し て 以来 、詩 吟 を始 め
て も う四 十年 余 りに なり ま す。 ︵途 中 で六 年
程休会︶
最 初 の 頃 は発 声 法 も 解ら ず 、 や みく も に 声
を 張 り上 げ漢 詩 の意 味も 理 解し ない ま ま先 生
や 先 輩の 吟を 真 似る だけ で 、た だ、 ﹁ 山﹂ と
か ﹁ 揺り ﹂﹁ 止 め﹂ だけ に 注目 して 、 いか に
す れ ば上 手に 聞 こえ るか 等 、﹁ 吟ず る ﹂よ り
﹁ 歌 う﹂ こと だ けを 念頭 に 続け てき た 気が 致
します。しかし、準師範位を授与されて以来、
漢 詩 の内 容の 理 解な しに は 教え られ な いと の
思 い から 、書 店 で漢 詩の 本 を見 つけ れ ば買 い
込 み 読み 始め ま した が、 初 めて 出会 う 漢詩 の
中 に は今 まで 全 く見 たこ と もな い漢 字 が続 出
で 意 味も 解ら ず 、自 分の 不 勉強 を思 い 知ら さ
れ 情 けな くな り まし た。 漢 詩を 理解 す る為 に
は そ の背 景に あ る歴 史、 典 故な どを 知 らな け
れ ば 本当 に詩 を 理解 した と はい えま せ ん。 長
年 漢 詩に 触れ な がら その 勉 強を おろ そ かに し
て き た自 分を 反 省し つつ 、 遅れ ばせ な がら 今
後 時 間を みつ け て勉 強し て 行き たい と 思っ て
お り ます 。又 、 生意 気に も 漢詩 を作 っ てみ よ
う と 思い 、加 来 雅岳 先生 に お願 いし て ﹁漢 詩
作 り ﹂の 本を 頂 きま した が 、羅 列さ れ た難 解
な 漢 字を 見る だ けで 嫌に な り現 在本 棚 に眠 っ
て い ます 。で き うれ ば今 後 、師 範講 習 や研 修
会 で ﹁漢 詩作 り ﹂の 基本 、 その 他漢 詩 に関 す
る 勉 強会 など を 取り 入れ て 頂け れば と 願っ て
おります。
高齢化社会に入った時代に、生涯学習とし
て 詩 吟と 共に 漢 詩を 勉強 し てい くの も 意義 が
あるのではないかと思います。
こ れか らも よ ろし くご 指 導を お願 い 申し 上
げます。
兵庫中央岳風会 Information
四、熟語の不離・不延︵﹁千里の眼を﹂を﹁千
里の﹂﹁眼を﹂と切っては駄目︶
五 、 吟題 ・作 者 を言 った の ち十 分な 間 をと っ
て吟ずること︵吟題・作者を含め二分以
内で吟ずること︶
六 、 最後 の言 葉 は十 分に 余 韻を 引い て 吟を 終
えること
七、二句三息を厳守すること
八 、 ﹁山 ﹂と か ﹁揺 り﹂ に 余分 なも の をつ け
すぎる傾向がある
以 上 、 注 意さ れ た 事 を列 挙 し ま した の で 今
後の参考にして頂ければ幸いです。
近 畿 地 区 大会 の 一 週 間後 、 師 範 講習 ︵ 六 月
二 十 八日 ︶の 場 で、 県連 本 選出 場者 の 壮行 会
が あ り、 皆さ ん の力 強い 吟 を聴 かせ て もら い
ま し たが 、東 京 本部 の注 意 を聞 いた 直 後だ け
に、 伴奏に合わせ吟ずるのはどうしても言
葉 が 伸び たり 、 山を 揺り 過 ぎる 傾向 に ある よ
う に 感じ まし た 。東 京本 部 が主 張の 二 句三 息
を 守 り、 絶句 は 一分 四十 秒 程度 で吟 ず ると い
う基準を守るとなると、 伴奏に乗せる県連
CD
総本部からの顕彰・表彰・感謝状
冠稱︵宗佑︶ 平成二十一年七月一日
舛 田 岳 夲
功労者表彰 平成二十一年十月十八日
指導者功労賞
中 川 岳 朋
運営者功労賞
近 藤 岳 巵
功労者表彰 平成二十一年十月十八日
福島岳忍
秀風
延原岳瑛
勝
感謝状他 平成二十一年六月二十一日
向 田 岳 陞
名誉会長
総本部理事長より色紙
兵庫中央岳風会 Information
(22)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(23)
正師範
漆 原 岳 明
会員増員キャンペーン
○会員紹介者への報奨
◎受賞者
対象期間 平成二十一年一月一日から
井
島
江
崎
斐
岑
洸
雅
加
正
岳
岳
風
風
風
平成二十一年十二月三十一日
松
水
大
濱
甲
報奨日 平成二十二年二月二十一日
第三ブロック 準師範
第五ブロック 師 範
第五ブロック 準師範
第五ブロック 準師範
第六ブロック 準師範
平成二十一年度
近畿地区吟道講座に参加して
第五ブロック
葵支部 松 尾
仁吉
平成二十一年十一月一日、初めて吟道講座
や心を理解することが人の心に訴える吟であ
きよはらふか や
ぶ
ること、間と 強弱のとりかたなどを勉強しま
した。
第二講の短歌は、清原深養父の﹁月のおも
しろかりける夜 暁方によめる﹂﹁雪の降り
けるをよめる﹂という吟題で、やはり、素読
をして詩の情景を思い浮かべてから吟ずるこ
と、特に、短歌は間の取り方が吟をよくする
かと思いつつ練習を行っていました。まづは
詩吟を聞いたときはこんな声が出せるだろう
二年、最初の教室に出席した時、諸先輩方の
力強く吟ずることが大切であることを学びま
の吟は戦いらしく一語一語メリハリをつけて
詩を桜樹に題するの図﹂という吟題で、戦い
第三講の古体詩は、菅 茶山の﹁備後三郎
のでその勉強をしました。
詩吟の声が出せるようにすることが第一と思
した。また、吟は教材の吟で譜づけどおりに
に参加させていただきました。詩吟を初めて
いながら練習を続けた結果、少しづつ詩吟の
吟ずることも大事であるが、人の吟を聞いて
第四講の俳句、俳諧歌は、一茶の﹁露の世
た。
覚えるのも上達への近道という話がありまし
声が出せるようになりました。
年二回の資格審査で上位の方々のすばらし
い吟を聞き、また、時々、吟剣詩舞の大会を
見てすばらしい合吟や構成吟に感動し、少し
俳句、俳諧歌は同じ文句が続くけれど、その
は﹂﹁念仏坊﹂﹁老いの身は﹂という吟題で、
そんな思いの中、吟道講座に参加させてい
文句を同じ調子、譜づけで吟ずると面白さ、
でもうまくなりたいと思ったものでした。
ただく機会を得ました。講座は第一講、黒木
句や歌の味が出ないので譜づけ、間、調子に
励みたいと思いました。
導を受けられたことに感謝してなお一層吟に
本部から大先生方が来られ、直接先生方の指
びました。
変化をつけて吟ずるのが良いということを学
岳榮先生の七言絶句、第二講、手島岳夕先生
の短歌、第三講、吉岡岳東先生の古体詩、第
四講、濵岳優先生の俳句、俳諧詩でそれぞれ
約1時間の講義内容でした。
第一講の七言絶句は、細井平州の﹁親を夢
む﹂という吟題で、まづ素読をして詩の意味
兵庫中央岳風会 Information
平成二十一年度
花篤愛岳
﹁近畿地区吟道大会﹂参加報告
準師範
開会式のあと漢詩の部がすぐに始まりまし
た。この大会の特徴は、コンダクターや 伴
奏を使用しない事です。日頃、コンダクター
に頼っている私は、前奏の無いのがとても不
安で、この大会に推薦していただいてからの
数ヶ月、練習を重ねてきたものの、本番では
やっぱり音程がぐらついた事を深く反省して
います。
漢詩の部が終わったところで昼食になり、
午後から﹁和歌の部﹂がありました。日頃は
平 成 二 十 一年 六 月 二 十一 日 ︵ 日 ︶、 大 阪 国
際 交 流セ ンタ ー にて 開催 さ れた ﹁第 十 六回 全
和歌を聞く機会が少ないせいか、お一人一人
43
名、 名
チームで、うち兵
16
ご指導下さった諸先生方に感謝を申し上げ
ます。
ことです。
喫茶店で今後の精進を誓い合いました。来年
は、この大会が兵庫県にて開催されるという
帰りは合吟のご指導を下さった奥岳昌先生
を囲んで、チームの皆様とご一緒に、涼しい
る﹂ことが最も大切であるとのお話しで締め
くくられました。
意をいただきました。最後に﹁たえず勉強す
が取れていない人がある事、マイクに近づき
すぎている事、余韻を充分に引く事などの注
閉会式では、審査講評があり、自分の音階
の熱吟を心から応援いたしました。
国 優 秀吟 者吟 道 大会 予選 会 並び に第 百 二十 回
1
兵庫中央岳風会 Information
CD
全 国 吟道 大会 合 吟コ ンク ー ル予 選会 ﹂ につ い
合吟の部出場の皆さん
のきれいな吟声に感動いたしました。つづい
ての合吟の部では、兵庫中央岳風会の皆さん
て、ご報告申し上げます。
当 日 は 入 梅し て い た とは い う も のの 、 朝 か
ら 青 空も のぞ い て、 強い 日 差し が照 り つけ て
いました。
会 場 に は 木村 岳 風 先 生の お 写 真 が飾 ら れ 、
﹁ 一 聲士 気高 し ﹂﹁ 一吟 天 地の 心﹂ の 垂れ 幕
も 厳 かに 掛け ら れ、 一入 、 身の 引き 締 まる 舞
台 と なっ てい ま した 。昨 年 、私 は合 吟 の部 で
参 加 させ てい た だき まし た が、 今年 は 独吟 の
名、﹁和歌の
漢詩の部での出吟となりました。
名、﹁合吟の部﹂
プログラムは﹁漢詩の部﹂
部﹂
チームでした。
4
43
庫中央岳風会の出吟者はそれぞれ
と
4
(24)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
前田修山
平成二十一年度
近畿地区吟道講座を受講して
須磨寺支部
きよはらふか や
ぶ
夕先生による古今集・清原深養父の夏歌、冬
歌の二首での講義、第三講は吉岡岳東先生に
よる﹁備後三郎詩を桜樹に題するの図﹂菅茶
山の講義、第四講は濵岳優先生による﹁露の
世は﹂小林一茶の講義でした。
各講座でそれぞれ大切なことを学んだので
すが、小林一茶という俳人についてその有名
な名こそ知っていたが、それぞれの句と一茶
の生涯との関わりについて丁寧な説明を受
け、特に印象に残った第四講の濵岳優先生の
講義について触れさせて頂きます。
露の世は露の世ながらさりながら
露の世ながらさりながら
「
」
この歌は おらが春 にみえる長女﹁さと﹂
ようせつ
の夭折を悼んだ句であり、草の葉におく露の
ようにもろくはかない無常の世であると承知
しているけれども、最愛の子に死なれた老骨
なお
のこの悲しみは、なんとしても癒すべくもな
い。
小林一茶の歌はどれをとってもさびしく孤
独感が漂う歌が多い、それは一茶が生涯で妻
や子供を早くに亡くし家族運にめぐまれなか
ったことに起因しているとの説明があった。
その生涯は三歳で母を失い十四歳で江戸にで
た。俳諧師として決心したのが三十歳頃、諸
国を見聞し宗匠と交流して技量を磨き江戸に
戻ったのが三十六歳の時、四十二歳の頃に生
後一ヶ月で長男を亡くしているだけに二年後
にもうけた長女を一茶は溺愛した。その子も
一歳あまりで疱瘡にかかり死んでしまう。
︵以上テキスト参考︶
俳句の吟じ方については前詠は低く、早く
して、後詠は高く、ゆったり詠い長さと止め
をしっかりさせる。止め方は腹で切る︵腹を
引く︶など。感情を表すために単語や熟語は
一つの言葉とすること。
無理のないアクセント︵緩急、強弱︶で流
れを作ること。
”
最後に まず自分が自身の歌に感動しないと
いけない、そうすることで他人も感動する で
“
締められた。
各講とも 素読 の徹底が印象に残りまし
た。言葉の正確な読みを習得する目的で教場
でも口の開閉を初め素読でいろいろ指導を受
けているのですが、どちらかと言えば人前で
の素読は照れくささもあって、いい加減な取
組みに陥りがちでしたが、今講座でその重要
性をあらためて認識させられました。
技術的には 揺り止め 読みと間 などの重
要性を説かれた。どれをとっても大切である
と認識するものの、どれもが合吟で先導され
る先生の域には程遠く、都度もどかしさを覚
えた。
また詩情を高揚させる要素として作者の人
となりや、その詩の時代や状況背景の把握の
大切さ、更に詩吟は耳から覚えないと上達し
”
ない 聴き上手あなたは吟がうまくなる な
“
ど力説された。
兵庫中央岳風会 Information
第五ブロック
十 一 月 一 日に 開 催 さ れた 近 畿 地 区吟 道 講 座
に出席をしました。
本 講 座 は レベ ル の 高 い人 が 対 象 であ る と の
認 識 で、 私ご と き駆 け出 し 者に は場 違 いと 思
い 、 出席 する に あた って は 、正 直、 腰 が引 け
て お りま した 。 一方 、ど ん なも のか 見 てや ろ
う と いう 生来 の 好奇 心の 強 さも あり 思 い切 っ
て受講させてもらうことにしました。
朝 八 時 に 阪神 三 宮 駅 ・中 央 コ ン コー ス に 集
合 し 、総 括責 任 者岩 野岳 照 先生 の引 率 のも と
各 ブ ロッ クの 先 生方 はじ め 受講 者諸 先 輩と と
も に 会場 であ る 大阪 国際 交 流セ ンタ ー に九 時
四 十 分頃 に到 着 しま した 。 受付 で受 講 券と 引
換 に テキ スト な どを 受取 り 入場 しま し たが 、
既 に 会場 は満 席 に近 い状 況 で兵 庫中 央 岳風 会
の 指 定席 に腰 を おろ しま し た。 まも な くブ ザ
ー が なり 定刻 通 り十 時に 開 講式 とな り 出席 者
全 員 で吟 道精 神 の朗 読、 朗 詠の 唱和 を 行い ま
した。
十時十五分から黒木岳榮先生による第一講
﹁親を夢む﹂細井平洲の講義が始まり、先生
「
」
「
」
」
の朗々たる吟をかわきりに、第二講は手島岳
「
(25)
(26)
岳風兵庫 54 号
予 定 通 り 午後 四 時 過 ぎに 閉 会 し 外に 出 れ ば
雨 、 傘を 持た ず に来 たた め あわ てて コ ンビ ニ
に 飛 び込 み傘 を 買う 始末 、 一緒 に三 宮 まで 帰
っ た 人達 とサ ン チカ で今 日 の打 上げ と 明日 に
向 か って 乾杯 、 今後 の自 分 の進 む方 向 が見 出
せ た よう な気 が して 受講 し て良 かっ た とい う
気分で帰途についた。
平成二十一年度
近畿地区吟道講座を受講して
一ノ瀬利山
第一ブロック
塩 屋台 支 部
平 成 二 十 一年 十 一 月 一日 ︵ 日 ︶ 午前 十 時 開
講 ︵ 会場 :大 阪 国際 交流 セ ンタ ー︶ の 、近 畿
地 区 吟道 講座 に 出席 すべ く 阪神 三宮 駅 中央 コ
ン コ ース ︵改 札 付近 ︶に 集 合し 、総 括 責任 者
の 岩 野岳 照先 生 と副 責任 者 加来 敬岳 先 生の 細
か い ご配 慮に よ り難 波線 奈 良行 き快 速 急行 で
上 本 町駅 まで 、 皆様 と電 車 に乗 り込 み まし た
が 、 車両 は貸 し 切り では な いか と思 わ れる ほ
ど 岳 風会 の方 々 で、 何か 日 帰り 旅行 の 気分 で
電 車 の中 でわ い わい がや が やで 皆さ ん とて も
楽しそうでした。
た だし 、今 日 の天 気は 午 前中 は曇 り で午 後
か ら 雨の 予報 で 帰り がち ょ つと 心配 で はあ っ
たが、そう言いながら会場の大阪国際交流セ
ンター大ホールの会場には、あふれんばかり
の受講者︵九百九十名程︶の多さにびっくり
すると共に、受講者の皆様は、吟道歴ベテラ
ンの先生方で、兵庫中央岳風会も準師範、師
範以上の先生方が大半で、吟歴がまだ浅い私に
とっては今回の講座の内容の一部については、
担当師範先生よりまだ教わっていないのにと、
ちょっと心配して受講させて頂きました。
今年の兵庫中央岳風会の近畿地区吟道講座
への受講者は約百名の参加でしたが、平成二
十二年度は兵庫中央岳風会が担当で兵庫県で
の吟道講座が開催される予定で、今回の吟道
講座を盛り上げる為に多数の方々が出席され
たのではないかと思われます。
講座に入る前に、会場の受講者全員で﹁朗
詠﹂を力強く吟詠後に
第一講 七言絶句﹁親を夢む﹂細井平洲作
講師黒木岳榮先生
第二講 短歌︵二首︶
﹁月のおもしろかりける夜暁方によめる﹂
き よ は らふ か や ぶ
﹁雪の降りけるをよめる﹂清原深養父作
講師手島岳夕先生
第三講 古体詩
﹁備後三郎詩を桜樹に題するの図﹂
管茶山作
講師吉岡岳東先生
第四講 俳句﹁露の世は﹂ 一茶作
俳諧歌﹁念佛坊﹂ 一茶作
俳諧歌﹁老の身は﹂一茶作
講師濵岳優先生
以上のように第一講から第四講まで昼食を
はさんで講義が行われ、各講師の先生より
①吟題の通訳および語訳・作者の生い立ち等が
詳しく説明され、詩情をよく理解すること。
②吟詠の基本となる﹃素読﹄を何回も行うこと。
③吟詠時の詩﹁緩急・強弱﹂をしっかりと行う。
④﹁揺り止め﹂を確実に行う。
など吟詠の基本となる事を分かり易く説明
されましたが、古体詩と俳諧歌については、
今回初めて吟を聞く事になり、これから勉強
していかなくてはならないと思いました。
各講義毎、全員での合吟↓男性陣合吟↓女
性陣合吟で終わりましたが、女性の受講者の
方が多く圧倒されるような感じでした。しか
し各講義とも一時間弱では講義時間が少し短
いかなと思われました。こうして閉講式が午
後四時で終り、外を見ると予報が当たり、大
雨のどしゃ降りで駅まで服がびしょぬれ状態
に濡れてしまいましたが、担当の師範の先生
方と電車が一緒で本日の講義の感想を話しな
がら、何か今日一日が充実した気持ち一杯で
帰路に着きました。今回、受講の機会を頂き、
今後の吟道をやって行く上で非常に私自身勉
強になりました。
兵庫中央岳風会 Information
昇
格
・上席師範
高橋岳成
平成二十一年七月一日付
西田岳凛 旦
近藤岳巵 長沢岳穂 有友岳志 藤井岳韶
加来雅岳
大谷岳燈 田渕岳蓮 西村岳雉
平成二十二年一月一日付
小寺享岳
大森寿岳
・皆 伝 位
桑島千岳
濱崎心岳
花篤愛岳
岳壮 坂本岳迅 高橋岳成
石川水岳
前田聖岳
・正 師 範 三十一名
大串晃岳
大杖青風
田村明風
小林誠風
橘髙岳曄 北田岳祥 漆原岳明 阿部岳泓
熊岡岳真 穐原岳將 辻村岳邑 武田岳瑞
森田岳龍 吉田岳頌 久宗岳誦 竹本岳徳
荒瀬岳壮 馬場岳捷 田中岳清 松井岳濤
西村海風
仲村節風
横山恵風
平成二十二年一月一日付
古林美風
池田成風
奥
・師 範 代
平成二十一年七月一日付
小澤章風
高巣灯風
田渕岳蓮
能登馨岳
土山生風
大谷岳燈
豊田岳櫻
稲森祥風
西村岳雉
漆原岳明
尾崎伶岳
岳鴻
依藤康風
塩谷岳秀 豊田岳櫻 宮西愛岳
東
範 三十九名
桶 土井康岳
征岳
梢岳 小畑崇岳 島谷翠岳 平松雅岳
秀岳 嶽
伸岳 稲岡頌岳 渡辺萌岳
金富登岳 加来敬岳 兵庫凛岳 大高貞岳
菅
山本白岳 能登孾岳 岡田悠岳 田中康岳
小西岳芳 中山岳寛 勝間節岳 寺谷良岳
・師
北田光岳 尾崎伶岳 大下蔦岳
植田華岳 落合朱岳 能登馨岳 東
三宅勁風
平成二十一年八月二十日付
松井岑岳
平成二十二年二月二十日付
(
平成二十二年三月現在)
甲斐正風
師範・師範代名簿
事務局だより
濱崎加風
金山曄風
・準 師 範
近藤愛風
岳鴻 綾戸岳舟 塩谷岳壯
北田光岳
岡
塩谷岳秀
岳昌 岡
征岳
妹尾節岳
平成二十一年十月十一日付
馬場樹岳
範
大下蔦岳
東
・正 師 範
・師
番匠慶岳
小寺成風
岳昌
塩谷岳壯
奥
平成二十二年一月一日付
齊藤友岳
昇段・昇伝
・総 伝 位
阿部岳泓
綾戸岳舟
笹山聡岳
中野杏岳 古川陽岳 高橋恵岳 奥田鈴岳
桶土井淑岳
福島岳忍 向田岳陞 立脇岳堯 森本岳怜
明定清岳 水島洸岳 岡田正岳 水野青岳
横川幸岳 福原穂岳
奥 岳蒐 岩野岳照
・上席師範 三十九名
岡田悠岳
延原岳瑛 別役岳浥
平成二十二年一月一日付
能登孾岳
小畑崇岳
・十 段 位
山本白岳
梢岳
古賀照岳 番匠慶岳 馬場樹岳 妹尾節岳
菅
永原岳苑 甲斐岳親 柴田岳蘭 渡辺岳蒔
齊藤友岳 小寺亨岳 竹内韶風
田中康岳
島谷翠岳
岳椿 小野岳礼 山内岳翠
村田清岳 吉田光岳 小林光岳 柴垣昇岳
・準 師 範 三十二名
小島岳翔 戸田岳幸 小林岳銘 保月岳皓
瀬藤岳琛
平成二十二年一月一日付
岡田正岳
辛嶋岳杲 菅
・九 段 位
水島洸岳
小林光岳
舛田岳夲
加治城岳 北條瑞岳 福本美岳 橋本寿岳
五十田岳純
中川岳朋
森川岳博 小畑岳川 北原岳深
明定清岳
吉田光岳
岩城岳敍
水野青岳
柴垣昇岳
兵庫中央岳風会 Information
許証部だより
岳風兵庫 54 号
(27)
(28)
岳風兵庫 54 号
岡田興風 安木優風 小寺旭風 芳野涼風
前田聖岳 花篤愛岳 加来雅岳 勝浦芳風
石川水岳 濱崎心岳 大森寿岳 大串晃岳
児山静岳 三善聖岳 高向照岳 桑島千岳
高巣灯風 池田成風 長船柳山
土山生風 近藤愛風 稲森祥風 三宅勁風
田村明風 依藤康風 小澤章風 横山恵風
小林誠風 大杖青風 古林美風 仲村節風
福永千風 上田美風 清水容風 西村海風
綾戸岳舟
事務局員名簿
長
加来敬岳
岩野蓉風
正木絵風 大江雅風 松井岑岳 金山曄風
豊田地風 吉村美風 濱崎加風 甲斐正風
・師 範 代 九十五名
辻村陽岳 内形万風 石川久風 作原陽風
局
員
大 久保蓉風
天津千風 竹田延風 向山怜風 吉岡輝風
局
大前圭風 井本宝風 中筋翔風
新本空風 三宅壮風 橋本剛風 北平鈴風
教 務 部
専門部部員名簿
金富登岳
加来雅岳
北池幸風 池田陽風 鈴木紀風 大川公風
宮田英風 栗山恵風 山下佳風 夏目貞風
美濃杏風 佐藤悠風 加藤英風 上野洋風
川野江風 高田勝風 松浦慶風 沖 翔風
春田美風 谷掛良風 岩野蓉風 角野修風
濵谷光風 須貝和風 小松祥風 浦川紫風
甲斐岳親
長
員
立脇岳堯
岩野岳照
部
部
辛嶋岳杲
政風 松浦光風
徳永博風 川元嶺風 土橋佑岳
渡辺岳蒔
長 谷川豊風
中村美風 松永志風 南
立脇岳堯
宮西愛岳
舛田岳夲
許 証 部
部
長
久宗岳誦
岡 岳鴻
谷掛良風
菅 岳椿
吉田岳頌
世風 松岡江風 沖野晃風
副 部 長
部
員
笹山聡岳
磯野慧風 道中遊風 佐伯旗風 荒木澄風
田原紘風 牧
小山梅風 堀口清風 衣川敏風 赤尾光風
藤井悠風 魚住翠風 岡田琇風 林 神風
堀 章風 岩井雄風 篠原竹風 松岡玉風
鈴江昌風 葭田留風 黒田篂風 松田憲風
砂川貴風 梶本雄風 吉川杜風 米澤秀風
長
計
画
務
員
渉 外 部
部
長
副 部 長
会
計
部
員
審 査 部
部
会
企
庶
部
研 修 部
部
長
副 部 長
会
計
部
員
田中岳清
小野岳礼
菅 梢岳
東 秀岳
大森寿岳
石川水岳
徳永博風
奥田鈴岳
沖野晃風
三宅勁風
熊岡岳真
平松雅岳
嶽 伸岳
岡田正岳
馬場樹岳
大串晃岳
旦 岳壮
辻村岳邑
妹尾節岳
佐伯旗風
正木絵風
黒田篁風
広 報 部
部
長
副 部 長
会
計
部
員
向田岳陞
立脇岳堯
岩野岳照
森本岳怜
松井岳濤
落合朱岳
渡辺萌岳
阿部岳泓
松井岑岳
婦 人 部
名誉顧問
監 査 役
相 談 役
顧
問
兵庫中央岳風会 Information
岳風兵庫 54 号
(29)
部
長
副 部 長
総 務 長
副総務長
会計監査
会
計
理 事 長
理
事
岳昌
支 部 名
大江雅風
担当師範
井賀芳美
支 部 長
松井岑岳
正木絵風
青山いとゑ
八木栄子
奥村琇風
振込まないでください。
金山曄風
人ごとに納付する審査料や許証料等はこの口座に
高山雅光
ック」とし、個人名にしないでください。なお、個
前川陽山
振込口座は、下記とおりで、振込人は「○○ブロ
濱崎加風
に口座振込をすることを認めることとしました。
甲斐正風
ますので、今後は本部(兵庫中央)の銀行口座へ事前
店番
438
ヨンサンハチ)
A
預金の種別 普通預金
口座番号
0982336
口座名義人 社団法人日本詩吟学院岳風会認可
兵庫中央岳風会
兵庫中央岳風会 Information
地
四三八(読み
在
店名
6570057
所
ゆうちょ銀行
6691103
神戸市灘区神ノ木通3 5- 2-7
振込口座 銀行名
6710101
西宮市生瀬東町15 2-5
記
6530838
姫路市大塩町203 2-
等で連絡をしてください。
6540065
神戸市須磨区離宮前町1 6- 1-6 1-02
FAX(078−946-2462)
三田市大原1588 1- - 9-01
必ず正会計までその内容を、
6691515
神戸市長田区大谷町1 4-6 5-03
は、手数料は無料です。また、振込んだ場合には、
〒
ゆうちょ銀行の場合、ゆうちょ銀行間の振込みに
新設支部紹介
ブロ
ック
麻耶
者がその間現金を保管しておいたり、持ち運びをしな
ければなりませんが、この間不安であるとの声があり
五十田岳純
奥
5
東町すみれ
土筆
下山手
ゆうわ
三田城山
(兵庫中央)に納入する場合に、ブッロクの会計担当
3
5
7
5
6
本部(兵庫中央)会費等をブロックで集金して本部
平松雅岳
東 秀岳
北田光岳
福原穂岳
竹本岳徳
稲岡頌岳
小寺旭風
島谷翠岳
森田岳龍
福本美岳
濵谷光風
齊藤友岳
馬場樹岳
横山恵風
川元嶺風
古林美風
正会計 藤 井 岳 韶
西田岳凛
辻村岳邑
植田華岳
宮西愛岳
笹山聡岳
渡辺萌岳
第一ブロック
第二フロック
第三ブロック
第四ブロック
第五ブロック
第六ブロック
第 七 ブロ ッ ク
第八ブロック
少 年・青壮年部
部
長
水島洸岳
副 部 長
菅 梢岳
幹 事 長
堀口清風
幹
事
第 一 ブロ ッ ク
第 三 ブロ ッ ク
第 四 ブロ ッ ク
第 五 ブロ ッ ク
第 六 ブロ ッ ク
第 八 ブロ ッ ク
本部(兵庫中央)への納付金の振込みについて
岳風兵庫 54 号
(30)
新しい公益法人制度について
副会長・理事長 岩 野 岳 照
本学院は昭和 43 年 3 月 30 日付で、吟界で初めて社団法人として認可を受け、
今年 42 年を迎えました。これは、祖宗範木村岳風先生が昭和 27 年、志し半ばで
自ら死期を悟られ、既に大きな組織になっていた日本詩吟学院を、特定個人の意
向や権限で継承することのないようにと遺された遺言「日本詩吟学院を公益法人
に至急実現して下さい。」の意を受けた総本部役員諸先生の懸命な努力によって
認可を得、その後組織を挙げて法人の趣旨に沿う活動を続けられてきた賜であり
ます。
社団法人
一定の目的のもとに結合した人の集合体で、団体としての組織を有し団体自身
が社会上一個の単一体としての存在を有するもので、権利・義務の帰属や法人の
目的に沿った団体の運営が簡明になるとともに、団体としての統一的活動が容易
かつ強力になり、社会的にも認められることになります。
一般社団法人のメリットは、事業に対する制約がなく自由に活動できることに
ある。デメリットは、税制上の優遇措置がなくなること、既存の公益目的財産処
理の煩雑さにある。
公益法人
平成 20 年 12 月 1 日より公益法人制度に係わる新法の施行に伴い、学院では、
法人制度検討委員会が発足しました。
新法の下、学院は「社団法人日本詩吟学院岳風会」の名称で「特別民法法人」
として存続するが、五年以内に「公益社団法人」か「一般社団法人」の何れかに
移行申請を為さねばならない。
公益認定を得るには、定款に定める目的はもちろん、吟道大会・吟道講座等、
学院の総事業の 50%以上が公益目的事業として認められなければならない。公益
法人認定法では、「学術、技芸、慈善その他公益に関する事業であって、不特定
多数の者の利益の増進に寄与するものをいう。」を公益目的事業として定義付け
ている。
公益社団法人のメリットは、国の認定機関としての社会的評価と税制上の優遇
措置である。デメリットは、事業の制約、事務量の増大、煩雑さ等かある。
以上
兵庫中央岳風会 Information
月
日︵日︶
渉外部長
各部だより
年
渉外部
平成
神戸市内
名 中央
月
豊田
田 中 岳 清
第
稲森直治 木村正弘
岡 田 恩 興 奥田美智子
階
笹山妙子 魚住絹子
会場 兵庫県民会館
上位入賞者 中 筋 和 子 三 宅
沖野
満
会場 兵庫県民会館
月
日︵日︶
階
入 賞 者 西 田 洋 子 小寺満紀子
上位入賞者 黒 田 澄 代
会場 神戸市立生田文化会館
後藤章男
花篤愛子 小澤章江
武
会場
入 賞 者 島 谷 陽 子 大森寿美子
位
稔 田原紘子
三宅美智代 大 江 初 味
日︵日︶
第
名
壮年吟詠コンクール大会︵三部︶
出吟者
決勝出場者 井本あけ美
上位入賞者 松 浦 泰 子
年
第
年
入 賞 者 落合五代子
平成
階
日︵日︶
梢岳
位
県連二部吟士権者決定大会︵指導者の部︶
月
月
白尾道雄
日︵日︶
松浦泰子
西田洋子
黒田澄世
稲森直治
花篤愛子
甲斐諄子 池田陽一
愛連入賞者 井本あけ美 横 山 寿 恵
年
入 賞 者 妹尾節子
中筋和子
齋藤みどり
葭田留美
前田
修
塩谷日沙子
平成
高槻現代劇場
青年の部 久田雅美
土井圭子
位
入賞
位
入賞
回全国吟詠コンクール近畿決勝大会
一般の部 菅美恵子
横山寿恵
第
一 般 三 部 井本あけ美
位
平成 年 月 日︵日︶
愛連一部吟士権者決定大会︵一般の部︶
月
濱崎加奈子
日︵祝︶
位
アルカイックホール、オクトホール
決勝出場者 松 浦 慶 治
年
入 賞 者 久田雅美
平成
全国吟詠コンクール決勝大会
笹川記念会館
一 般 三 部 井本あけ美
位
兵庫中央岳風会 Information
入 賞 者 小寺元信 三木虎光
平成
名
栞
兵庫県民会館
年
決勝出場者 菅
平成
県連一部吟士権者決定大会︵一般の部︶
アルカイックホール、オクトホール
位
位
4
2
3
決勝出場者 久 田 雅 美
濱﨑加奈子
2
3
兵庫県少年部吟詠大会
名 中央
明石市立勤労福祉会館
出吟者
賞 久田奈々依 樋 口
幼年の部
金
賞 河合貴義 河合正輝
日︵日︶
高濱晴香 樋口紗実
金
月
年
少年の部
平成
名
会場 兵庫県中央労働センター
壮年吟詠コンクール大会︵一般二部︶
第
名 中央
2
20
21
4
2
出吟者
8
6
入 賞 者 五十田睦子 池 田 陽 一
33 21
9
11
3
10 6
9
9
5
9
12
21
21
7
7
34 4
6
52
4
10
10
24
21
5
82
5
25
5
129
21
21
21
21
1
岳風兵庫 54 号
(31)
平成
年
月
日︵日︶
愛連二部吟士権者決定大会︵指導者の部︶
婦人部
婦人部長
五十田岳純
婦人部の皆様こんにちは。
本日はお寒い中、二十二年度総会に多数
ご出席下さいましてありがとうございま
出席
名委任状
名 欠席
13
高槻現代劇場
8位
14
決勝出場者 菅 美 恵 子
28
す。
26
涼子
1
入 賞 者 奥
名
名
●婦人部 平成 年度 活動報告
・ 月 日︵木︶
会計監査 時∼於/宝塚参画センター
総会下準備、予算 年度事業について
・ 月 日︵火︶
総会打合せ吟行会案内状作成
時∼
・ 月 日︵土︶
総会 時∼於/木材会館
29
婦人部活動に対しまして、いつも暖かい
25
日︵日︶
16
月
4
年
6
平成
総数
7
ご支援を頂いて居ります会長立脇岳堯先
2
平成
80
・
・
・
・
・
486
生、名誉会長向田岳陞先生、理事長・副会
長岩野岳照先生におかれましては大変お忙
しい中、ご出席賜りました事、心からお礼
申し上げます。
婦人部歴代部長、先輩諸先生方が培って
来られた伝統ある婦人部の名を、けがさな
い様、役員一同和を持って楽しくがんばっ
て居ります。どうか今までと変わらぬご指
導、ご鞭撻を賜ります様、又、部員の皆様
にも更なるご支援、ご協力を頂きまして、
活気ある婦人部をめざしたいと思っており
22
21
13
79
年度ふれあいの祭典
ひょうご吟剣詩舞道祭
男子 チーム
女子 チーム
合吟競吟出場チーム
男子 中央、兵庫、新神戸、東播
︵混成チーム︶
女子 中央︵単独チーム︶
東播︵単独チーム︶
兵庫、新神戸、岳榕︵混成チーム︶
出場チーム数
成績
ます。
・
・
17
8
月 日︵火︶ 吟行会・予算案・栞作成
於/宝塚参画センター
月 日︵日︶
吟行会案内状配布︵ブロック理事︶
於/木材会館 部費、名簿受付
部員 名
月 日︵日︶
吟行会︵再︶受付 名参加 於/木材会館
月 日︵火︶
名簿作成︵印刷︶於/三田参画センター
月 日︵火︶
吟行会︵牛窓神社、竹下夢二生家、他︶
参加者 名 バス 台
立脇岳堯先生、向田岳陞先生参加
月 日︵日︶
大阪岳風会婦人部大会︵五十田岳純出席︶
於/クレオ大阪中央
月 日︵月︶
平成 年度総会準備案内状封筒入
於/宝塚参画センター
51
27
9
10
12
男子
女子
尚、二十一年度の部員数は直属グループ
の参加もあり四八六名でした。
それでは、本日の総会どうか皆様のご協
力によりまして議事進行スムーズに終了出
来ます様よろしくお願い致しまして、ごあ
いさつとさせていただきます。
兵庫中央岳風会 Information
84
7
169 13
1
9
22
21 11
位
位中央単独チーム
位混成チーム
位東播
7 5 4 5
1
10
4
6
:
2
11
21
21
21
:
:
:
(32)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(33)
審査部長 熊 岡 岳 真
・ダグラス
藤原
恵
澤田泰弘
前田朱美
荒木明美
児島好宏
・初伝の部
第 一 位
次
点
・初段の部
第 一 位
第 二 位
第 二 位
次
点
月見山支部
太 陽 支 部
須磨寺支部
太 陽 支 部
・二段の部
第 一 位
次
点
宝 翔 支 部
支
部
金楽寺支部
春日野支部
竹 馬 支 部
御屋敷 第三支部
葵
星 翔 支 部
明 翔 支 部
心 声 支 部
菊 水 支 部
宝 旭 支 部
みやび支部
すみれ支部
宝 楓 支 部
三田城山支部
ふたば支部
萌 友 支 部
・三段の部
第 一 位
第 二 位
第 三 位
次
点
・中伝の部
第 一 位
次
点
・四段の部
第 一 位
第 一 位
次
点
・五段の部
第 一 位
第 二 位
第 二 位
次
点
細川清志
藤原はるか
有吉和子
安井悦子
小田井淑子
吉川知孝
土居奏泉
久保光泉
奥村宏泉
田伏紀泉
片岡宝泉
上山陽泉
田中義泉
内田丈泉
伊藤瑠山
松本紫山
大山渓山
梶原文山
石井晟山
橘高美山
和田清山
・奥伝の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・六段の部
第 一 位
次
点
次
点
・七段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
次
点
明 照 支 部
蓮 池 支 部
支
部
名 翔 支 部
藤
宝 塚 支 部
伊丹第一支部
さつき支部
三田城山支部
星和台支部
秋 桜 支 部
横田明山
万田泱山
前川桃山
山田詩風
渡部壽風
池田日風
丸谷香風
甲斐正風
梶本雄風
田原紘風
・高齢者の部
︵激励・寿賞︶八十歳以上
梅 支 部
三浦佐智子
級の部
西 代 支 部
菅野老美
級の部
百 楽 支 部
三段の部
松本知泉
美 咲 支 部
四段の部
上村琉泉
やまびこ支部
中伝の部
八木谷玲泉
伊丹第一支部
七段の部
池田日風
祇園明石支部
八段の部
磯野恵風
○平成二十二年度春季
第一〇九回資格審査会入賞者
・無級の部
諏訪山第一支部
第 一 位
岡田奈良夫
摩 耶 支 部
第 二 位
福留とみ子
摩 耶 支 部
次
点
山中智子
兵庫中央岳風会 Information
審査部
なごみ支部
松 風 支 部
服部寿支部
すずらん支部
萌 友 支 部
○平成二十一年度秋季
第一〇八回資格審査会入賞者
・無級の部
太 陽 支 部
第 一 位
井上景輔
豊 和 支 部
第 二 位
田中聡子
八千代支部
第 三 位
藤定秀彰
服部寿支部
次
点
甲佐美智子
・4級の部
燈 支 部
第 一 位
池澤正恵
御屋敷第一支部
次
点
八木恭子
・3級の部
月見山支部
第 一 位
福井ミツエ
長浜第二支部
第 二 位
藤田すての
長浜第二支部
次
点
川瀬かつら
・2級の部
北 野 支 部
第 一 位
小原道江
あゆみ支部
第 一 位
小谷美也子
芦 吟 支 部
第 三 位
清水健一
蘭 水 支 部
第 三 位
春山ヨシエ
次
点
橘 支 部
ハーグレイブ
・1級の部
第 一 位
第 二 位
次
点
次
点
次
点
1 2
・4級の部
第 一 位
第 二 位
次
点
次
点
次
点
・3級の部
第 一 位
第 一 位
次
点
・2級の部
第 一 位
第 一 位
第 一 位
次
点
・1級の部
第 一 位
第 二 位
第 三 位
次
点
・初段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・初伝の部
第 一 位
第 二 位
第 三 位
次
点
垂水秋桜支部
宝 翔 支 部
みなと支部
長 者 支 部
垂水秋桜支部
桜夙川支部
国元節子
黒島益子
松阪和久
原 佐代子
山本敏子
山田美恵子
井上景輔
田中聡子
川瀬かつら
竹森保子
藤田すての
山口光子
小原道江
小谷美也子
門脇聖司
橋谷妙子
澤田泰弘
藤原
恵
児島好宏
細川清志
安井悦子
藤原はるか
森本加代
次
点
・二段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
次
点
・三段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・中伝の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・四段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・五段の部
第 一 位
第 二 位
次
点
・奥伝の部
第 一 位
第 二 位
第 三 位
次
点
・六段の部
第 一 位
ふたば支部
三田城山支部
太 陽 支 部
割 塚 支 部
関 守 支 部
宝 楓 支 部
垂水山手支部
撫 子 支 部
萌 友 支 部
みなと支部
美 咲 支 部
川 西 支 部
明 照 支 部
明 照 支 部
川 西 支 部
ひまわり支部
れん華支部
宝 旭 支 部
宝 楓 支 部
宝 楓 支 部
有吉和子
小田井淑泉
吉川航泉
佐野正泉
今井恵泉
土居奏泉
兼弘美泉
村田安泉
市野夏泉
三住楽泉
勝海涌泉
中尾勇山
濱田祐山
白尾美山
久田美山
塩谷侏山
小中遊山
山
山
山
山
福
白
橋
秋
清
樹
妙
道
蘭 秀 支 部
小澤章風
山
石
本
定
誠 板 支 部
第 二 位
次
点
次
点
・七段の部
第 一 位
第 一 位
次
点
宝 翔 支 部
ひびき支部
菊 水 支 部
宝 栄 支 部
ふたば支部
部
生 支 部
生 支 部
楓 支 部
楓 支 部
支
楓 支 部
宝 翔 支 部
・幼少年の部
︵優秀賞︶
宝
級の部
梅
級の部
宝
級の部
宝
初段の部
欄
初段の部
欄
初段の部
田中祥風
藤原好風
森脇弘風
南
美風
谷田翡風
大崎昌風
樋口朱音
大月陽平
樋口
栞
樋口紗実
河合貴義
河合将輝
・高齢者の部
︵激励・寿賞︶八十歳以上
宝 翔 支 部
池上寿子
級の部
梅 支 部
三浦佐智子
級の部
西 代 支 部
初段の部
菅野老美
梅 支 部
二段の部
山下敏文
声 翔 支 部
中伝の部
車
寿泉
清 支 部
中伝の部
保科八泉
御屋敷第一支部
五段の部
小林禮山
ひまわり支部
奥伝の部
乾
明山
湊 川 支 部
奥伝の部
池本松山
明石王子支部
奥伝の部
柴田浩山
菊 水 支 部
七段の部
森脇弘風
兵庫中央岳風会 Information
太 陽 支 部
豊 和 支 部
長浜第二支部
みなと支部
長浜第二支部
長浜第三支部
北 野 支 部
あゆみ支部
垂水山手支部
あゆみ支部
すずらん支部
萌 友 支 部
なごみ支部
太 陽 支 部
須磨寺支部
萌 友 支 部
撫 子 支 部
3 4 4
1 4
(34)
岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
(35)
”
事に感ず
“
干 濆
向田岳陞
一、漢詩﹁事に感ず﹂
花謝すれば蝶還た稀な り
名誉会長
花開けば蝶枝に満つ
主人貧しきも亦帰る
す。私達吟界にあっては、昔の良きものが失
われつつある現代にあって、日本固有伝統文
化の詩歌を通じ﹁吟道は人の道﹂に順応し、
祖宗範木村岳風先生の﹁只吟道をして永遠の
命あらしむ﹂の遺訓を遵守し吟道精神に基づ
く人格の完成を期すものであります。
豊かな情操と豊かな心を養い、人と人との
つながりや相互理解を深め、心身を鍛練して
人格形成の向上を図らねばなりません。
﹁人の行く裏に道あり花の山﹂という川柳
よし
詩の如く、﹁人生自分流﹂も可としながらも
﹁物いへば唇寒し秋の風﹂松尾芭蕉の作で有
名な句。この句の前書きとして﹁人の短をい
う事なかれ、己が長をとく事なかれ﹂とある。
芭蕉は孤独だったが、実際に此の詩を﹁座右
の銘﹂として大変な人生洞察︵みぬくこと︶
家だったという。
私たち吟道を通じた趣味にあるものとし
て、謙虚に学び互いに人間性を高めることの
大切さを心に大きく参考とした人生を歩みた
いものである。
”
学んでいる内は青春であり、
芸事は一生初心
玉琢かざれば器を成さず、
人学ばざれば道を知らず
“
﹁漢詩基礎のミニ知識﹂への発信
!!
名誉会長 向 田 岳 陞
”
吟声は心の鏡なり と言われます。吟詠も総
“
て漢詩より生み出されるものです。漢詩は定
型詩として型が決まっている。
唐時代にあたらしい詩のかたちがはじまっ
た。型は一つではなく、四句一首の絶句と、
八句一首の律詩である。一句の字数も五、あ
るいは七でそろえ、四句は絶句、八句は律詩、
八句以上は古詩と、十二句もしくは十二句以
上の排律もある。一句の字数が五字のときは
五言︵ごごん︶七字のときは七言︵しちごん︶
といい、絶句にも律詩にもまた古詩・排律に
も、五言と七言の二種類がある。
﹁言﹂はコトバである。漢字は一字一字が
意味を持っているから一字でコトバになる。
また絶句の﹁絶﹂は、ながい詩のはじめの四
句を、絶ち切ったという意味なのだろう。
﹁起・承・転・結﹂=絶句は、四句のそれぞ
れが役割を分担してうけもっていて、その役
割によって
第一句︱起句=まずうたいだす。
第二句︱承句=第一句を受けてさらにおし
すすめる。
第三句︱転句=芝居の廻り舞台のように大
きく転換す る。第一句 ・第二句の
自然描写︵ えがきうつ すこと︶か
ら転じて自 分の思いつ きを述べる
事もある。
第四句︱結句=第三句を受けながら第二句
も受けて全体を終わる。
自由投稿のページ
惟旧巣の燕有り
花が開けば蝶が群がり集まり、花が散って
しまえば蝶は飛んでくることすら稀である。
だが燕だけは、主人が貧しくなったにもかか
わらず昨年の古巣を忘れずに尋ねてくる。
花を富貴権勢にたとえ、蝶を世間の軽薄な
人に、燕を旧恩を忘れない誠実の人にたとえ
歌っている。味わい深い詩となっている。
︵吟詠教本 通釈・参考より︶
二、人格形成の向上活動への発信
本 会の ﹁定 款 ﹂に も芸 術 的詩 歌吟 詠 を伝 習
し 、 先賢 の詩 の 真髄 に触 れ 人格 の陶 冶 と英 気
の 寛 容と 吟道 の 普及 発展 を 図る を目 的 とす る
と あ りま す。 人 格形 成の 向 上活 動と は 、大 変
広く 難しいテーマでありますが、要約すると
ひとがら
かたちづく
﹁社会人として人柄の 形 造 りのため、良い方
向にむかい進歩するはたらき﹂の事でありま
!!
江戸時代後期の儒者、頼山陽は﹁日本外史﹂
の 著 者で ある が 、詩 も作 っ た。 絶句 の 並べ 方
に つ いて 質問 を うけ 、俗 謡 を例 にこ う 答 え た
という。
① 大阪本町糸屋の娘=これが起句
② 姉が十六妹は十四︵しかも娘は姉妹で十
六と十四とくわしく述べて、上の句を承
た︶=これが承句
やいば
③ 諸国大名は 刃 で斬るが︵糸屋の娘になん
の関係ないことをだした︶=これが転句
④ 糸屋の娘は目で殺す︵糸屋の娘を再びだ
して、起句・承句をふりかえり目で殺す
で転句にオチをつけてまとめた︶=これ
が結句
第 三 句は カギ と もい うべ き もの で、 こ の句 が
で き がわ るい と 始ま りと 終 わり が続 か ない 。
転 句 の発 想は で きる だけ 起 句・ 承句 と 、離 れ
るのが良いということである。
﹁ 律 詩 ﹂ =律 詩 の 律 は法 律 ・ 規 律の 律 で 、
ひょうそく
約束とかきまりということである。平 仄 の配
列 や 対句 をつ く るき まり を 守 っ てつ く られ た
詩 と いう こと で ある 。律 詩 には 絶句 の よう な
れん
起・承・転・結はなく、二句一組の聠をなら
しゅれん
がんれん
けいれん
びれん
べる。首聠ついで頷聠・頸聠・尾聠と名付け
る。頷聠と頸聠は必ず対偶︵対句︶にする。
対 偶 とい うの は 正反 対で あ るが 対 に な った も
の で 、た とえ ば ﹁男 と女 ﹂ ・﹁ 昼と 夜 ﹂ と い
うようなものである。
対 句 をつ くる の は律 詩で は 不可 欠 の き まり で
あ る 。詩 は志 を 言う とい う 原点 があ る 。 先 賢
の教えを学び乍ら、お互いに切磋琢磨して、
辛島岳杲
新しいことにチャレンジし進化を期そう・・・。
︵参考=漢詩記行辞典より抜粋︶
ひょうそく
しせい
* 平 仄 =漢詩構造︵構成︶の声調︵四声・
声調トーン︶種類の四つを言う。
ひょうしょう
︵漢字を 中国語で発音する と 平 声 ・
じょうしょう
きょしょう
にっしょう
上 声 ・去 声・入 声 のアクセントが
ある︶
◎律詩聠構成参照
第一句・第二句=首聠
第三句・第四句=頷聠↓対偶
第五句・第六句=頸聠↓対偶
第七句・第八句=尾聠
詩吟と健康
副会長
︵医学物理士︶
詩吟は漢詩を朗々と吟じるのが詩吟と言われ
るものです。
一、詩吟と健康との関わり
我々動物は空気を吸って生きています。呼
吸して肺に空気を取り入れます。肺の中では
細い薄い血管で出来た小さいカリフラワー状
の肺胞という組織で血液中のヘモグロビンが
運んできた炭酸ガスを吐き出し替わりに肺に
入ってきた空気中の酸素を吸収します。血液
中のヘモグロビンによって酸素は身体の隅々
に行き渡り細胞︵人によったり臓器によって
違いがありますが1㎝角の肉片の中に約 100
万個の細胞があります。︶に酸素を供給して
燃焼︵炭素と酸素が化学反応を起こして熱を
出す。︶出来た炭酸ガスを血液によって肺か
ら放出して体温を維持させます。此の呼吸に
よる肺への空気の出し入れを使って人は声を
発生させ、楽しい会話でしゃべったり歌った
りしています。
二、発声の機構
人の声は、喉にある声帯を振動させて声に
します。声帯は喉の喉頭部にあり、声を出す
人の意思で開け閉めして、声帯︵膜状︶の閉
まった隙間から息を吐くと声帯は小さく振動
こうくう
します。この振動が口 腔、鼻腔、副鼻腔等で
共鳴して音︵声︶として発声されます。この
とき口の開閉や舌の形などによって様々な声
に変化します。高い声、低い声、綺麗な声、
汚い声など音質は声帯の厚み、長さ、形と口
腔、鼻腔などの共鳴気管によって決まります。
管楽器では唇の振動音をバスンやホルンの様
ひちりき
に低い音から、ピッコロや篳篥︵邦楽のひち
りき︶の様に高い音まで広い音域をつくり音
楽を奏でています。人の声も人それぞれに同
じ様な違いがあります。又共鳴気管の長さと
太さでも変わってきます。楽器のトロンボー
ンやトランペットは唇の振動を、気管の長さ
を変えて音の高さを変え、気管の太さによっ
ても音色を変えることが出来ます。人の声も
同じようにその人の固有の音域の中で変える
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岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
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ことが出来ます。
三、呼吸方式
声を出す行為は色々あります。話す、歌う、
怒 鳴 る、 等々 あ りま す。 こ の声 を出 す とき は
普 通 息を 吐き な がら 声を 出 し、 声帯 の 気道 を
狭 め て短 く強 く 声を 出す と 高い 声と な り、 気
道 を 広げ 弱く 長 く出 すと 低 い声 とな り ます 。
又 特 殊な 例で 、 声を 出さ な くて 息を 止 めて し
ばらくして一気に呼吸をすることもありま
す 。 これ は水 泳 の時 など に 行わ れま す 。長 い
人では5分間も短い人でも 秒程度止めて
います。
我 々の 呼吸 を する 方法 と して 胸式 呼 吸と 腹
式 呼 吸の 2種 類 があ りま す 。弱 く呼 吸 をし た
り 、 普通 に話 を した りす る 時は 胸式 呼 吸︵ 胸
郭と肺の収縮による呼吸 吸い込む空気の
∼ 200
㏄程度︶です。強く声を出した
量は 50
り 長 く出 す時 は 腹式 呼吸 ︵ 腹筋 を使 っ た横 隔
膜 の 上下 によ る 呼吸 と、 胸 式呼 吸を 併 用し た
∼ 4000
㏄程度︶となります。声
呼吸
1000
を 張 り上 げて 朗 々と 吟じ る 詩吟 はこ の 腹式 呼
吸 を つか って 発 声を しま す 。詩 吟は 腹 筋を 使
っ て 吸い 込ん だ 息を ゆっ く り吐 き出 し なが ら
力 強 く発 声す る やり かた で す。 この 方 法は 民
うたい
謡や能の 謡 、オペラ、お経などでも同じやり
方 で す。 又、 声 は出 さな い が深 呼吸 も 同じ で
す。
四、動物︵人︶の呼吸の役目
我々が呼吸する地球上の空気は︵窒素
・酸素
・アルゴン
の 混合 気
%
:
:
23.2
%
体です︶全てが酸素ではありません。場所や
条件によって空気中の酸素量は変わります。
人混の中とか閉塞された場所では炭酸ガスや
メタンガスの量が増え、その分酸素の量は少
なくなります。又海や山で森林浴等をすると
酸素を多く吸うことが出来ます。︵海は炭酸
ガスを吸収し、樹木は炭酸ガスを吸収して酸
素を吐き出し炭酸ガスを酸素に変換してくれ
ます。︶この酸素を肺から全身の細胞まで心
臓のポンプで血液に運ばせています。肺で酸
素を貰った血液は、血中酸素濃度検出センサ
ーで酸素の量を計り脳に信号が伝達され、脳
からは心臓に血液中の酸素が少ないので早く
沢山の血液を送りなさいとか、酸素が多いの
でゆっくり弱く血液を送りなさいと言う信号
が出されます。心臓はその命令に従って血液
を全身に送って細胞に酸素を行き渡らせま
す。
皆さんも経験が有ると思いますが、酸素ガ
スを吸ったり深呼吸をしたりすると、身体が
楽になったり、脈が少なくなったり、血圧が
下がったりします︵血圧測定をする時に医師
が、﹁深呼吸を2度程して静かにして下さい。﹂
と言いながら血圧測定する時が有ります。こ
れは深呼吸によって血中酸素濃度を高めるこ
とによって一時的に血圧を下げることが出来
る。︶逆に血中酸素濃度が低いと心臓から大
量の血液を送り血管内の血圧が高くなり、慢
性化したり血管がコレステロールで狭くなっ
たりすると高血圧症となり、最悪の場合、脳
溢血や動脈瘤破裂などを引き起こす可能性が
あります。血中酸素が多いとき、筋肉では酸
素により疲労を回復させる事ができます。血
中酸素濃度を高めると楽な状態を維持する事
が可能となります。
今まで呼吸による肺からの酸素量について
考えてきました。次に複式呼吸の効能につい
て述べたいと思います。
五、腹式呼吸の健康法
腹式呼吸には他にも利点が有ります。昔か
へそ
ら臍下一寸の処を丹田と言い、此所の筋肉に
力を入れることによって腹筋は横隔膜を押し
上げて肺の空気を吐き出し、その反動で横隔
膜を引き下げて空気を一杯吸い込み、深い呼
吸をすることが出来ます。又、その横隔膜の
運動によって内臓を動かし内臓脂肪を少なく
する効果もあり、腸を動かす事により腸の調
子も良くなり、内臓脂肪を減らし今流行のメ
タボリック症候群にも効果があります。急に
は目立った変化はありません。しかし一般の
腹筋を鍛えると言われる腹筋運動は苦しく辛
い運動です。これと比べると楽しく樂に腹筋
を鍛える方法として詩吟を続けるのも良い方
法と言えます。時間はかかりますが、詩吟の
上達と共に楽しく、朗々と詩吟を吟じ腹式呼
吸法によって腹筋を鍛える方法です。
六、二句三息吟じ法
詩吟の吟じ方として複式呼吸を使った我が
流派の岳風流統の﹁二句三息﹂と言う吟じ方
があります。﹁二句三息﹂で詩吟を吟じると
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30
:
:
1.3
%
:
75.5
息 が 続か ず、 苦 しく て盗 み 息︵ 又は 補 息︶ を
し た り、 うま く 綺麗 な声 が 出せ ず、 短 い 味 気
のない詩吟になりがちですが、休止符でゆっ
く り 沢山 空気 を 吸い 込み 、 溜め た息 を 力強 く
吐 き なが ら声 を 出す 。声 を 出し なが ら 引 く と
ころでは引いて、止める処ではピタと止める。
残 っ た息 で続 き を吟 じ休 止 符か ら休 止 符 ま で
一 息 で吟 じる 。 この 吟じ 方 は素 晴ら し い 呼 吸
法 の 一つ です 。 この ﹁二 句 三息 ﹂の 呼 吸法 を
練 習 する 事は 健 康の 為に も 捨て たも の では あ
りません。
呼 吸は 、肺 の 空気 を吐 き 出さ なけ れ ば吸 う
こ と は不 可能 で す。 吸っ た 物は 全て 吐 き出 し
て 改 めて 大量 に 吸い 込む 。 この 方法 が 出来 る
呼 吸 法が 腹式 呼 吸法 です 。 始め から 一 挙に 腹
式呼吸法を使った﹁二句三息﹂を修得してな
ど は 不可 能で す 。徐 々に 楽 しみ なが ら ﹁ 二 句
三 息 ﹂を 修得 し て行 って 、 腹式 呼吸 に よる 新
し い 空気 を沢 山 吸い 込ん で 血中 酸素 濃 度を 上
げ 、 元気 な身 体 を作 るこ と は素 晴 ら し いこ と
で す 。そ の上 に 腹の 底か ら 大声 を出 す 。 こ れ
はストレスを発散させる効果があり、ストレ
ス が 無く なる と 活力 増進 に 繋が り、 体 調を 整
え る 事が 出来 ま す。 また 楽 しい 事に 熱 中 す る
と 気 力が 増し ま す。 気力 が 増す と体 内 の免 疫
力 が 増し 、病 気 に打 ち勝 つ 強い 体力 を 作 る こ
と が 出来 ます 。 気力 があ れ ば免 疫に よ り癌 と
言 え ども 治す 事 が可 能と な りま す。 こ の様 に
優 れ た健 康法 の 詩吟 をや ら なけ れば 損 です 。
良 い こと ずく め の詩 吟を 楽 しく 長く 頑 張 っ て
続 け てい くこ と によ って 、 健康 を維 持 して 楽
しい健康生活を送りましょう。
菅 一門四支部合同吟行会
第五ブロック
葵支部
大山渓山
平成十八年以降毎年恒例となった菅門下、
川西・太陽・葵・すずらんの四支部合同によ
る吟行会が、十月十七日︵土︶・十八日︵日︶
一時間掛けて一周し、小泉八雲旧居・武家屋
ま つだいらは る さ と
ふまいこう
敷・不昧公︵松江藩第七代当主松 平 治郷︶ゆ
かりの茶室明々庵等々の塩見縄手︵城下町︶
の町並みを心ゆくまで散策出来る遊覧コース
となっている。堀川に架かる十六の橋の内、
四橋が低いため船の屋根を下げて進むのであ
るが、船頭さんの掛け声と共に皆一斉に背を
屈めたり、船底に横たわって寝転んだりして
頭を下げると同時に、船の屋根が折り畳まれ
て、水面と橋下のすれすれの所を潜り抜けて
ゆくのであるが、これが何とも云えぬ風情が
あり充分に楽しませてくれる。船頭さんの説
明によると、﹁日本全国お城とか堀川とかた
くさんあるが、お堀が一周出来る形で残って
いるのは珍しく、全国でもこの松江ぐらいし
かない﹂と、云われているそうです。
自由投稿のページ
の両日で開催されました。
今年度は﹁玉造温泉と縁結神・出雲大社の
旅﹂と題して、菅岳椿先生以下十三名の参加
神戸
の下神姫観光の小型バスによる一泊二日の旅
となりました。
十月十七日︵土︶朝八時予定通り、
堀川遊覧船は、松江城を取り囲む外堀を約
ました。
午後二時頃﹁堀川遊覧船﹂の船着場に到着し
道・一般道と乗り継いで一路松江市へ向かい、
山高原センターでの昼食休憩後、再び高速
過ぎに昼食休憩地の蒜山高原に到着した。蒜
スは順調に走行し予定より少し早く、十一時
イレ休憩を運転手さんにお願いしながら、バ
り上がりました。当然の事ながら予定外のト
つまみが配られて、車内は朝からおおいに盛
駅前を出発と同時に用意された缶ビールとお
JR
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岳風兵庫 54 号
岳風兵庫 54 号
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した。お堀めぐりの名残りを惜しみつつ再び
いう間に過ぎて、終着の船着場に戻って来ま
約一時間愉しませてくれた遊覧船もあっと
楽しむ事が出来た。
立ち寄り、約十種類の旬のワイン無料試飲を
に向け出発しました。途中島根ワイナリーに
かわりも続出し元気一杯で﹁出雲大社参拝﹂
出雲大社は、六十年に一度の﹁遷宮﹂を迎
え昨年から工事が始まり、本殿はすっぽりと
巨大な囲いに包まれ拝観する事は出来ない。
平成の遷宮は平成二十五年六月に終了し、仮
本殿からもとの御本殿への﹁本殿遷座祭﹂が
行われるとの事です。十月は﹁神無月﹂で、
各地で神様がいなくなる月だが、当地出雲で
バスに乗り込み、宿泊先の玉造温泉へ向かっ
て出発するやいなや、先程から空模様が怪し
く成っていたのが、急激に雷鳴と共に大粒の
雨が降って来た。バスに乗り込むのがあと二
∼三分遅れていたら、全員ずぶ濡れになる所
であったが運良く難を逃れた。一時的に激し
く降った雨も、目的地の玉造温泉﹁玉井別館﹂
に到着した時にはすっかり上がっていまし
た。
予定時刻より少し早目に旅館に到着し、ロ
ビーで抹茶がふるまわれました。松江では茶
人不昧公にちなみ、ごく日常的な飲み物とし
て抹茶があたり前に飲まれている様である。
宴会までに二時間程余裕があったので、ゆっ
くりと温泉で汗を流し、日頃の疲れを充分に
癒す事が出来ました。
六時から始まった宴会では、菅岳椿先生の
挨拶に続き幹事さんの発声で乾杯し、地元料
理と酒を美味しく頂きました。二時間の宴会
もあっという間で、何時もの事ながら途中か
らカラオケのマイクの取り合いで、各人自慢
の喉を競い合い懇親を深め大いに盛り上がり
ました。
翌朝、前夜の宴会の疲れも無く、朝食はお
やおよろず
は﹁神在月﹂になり、八百万の神様がこの地
に集まるのである。今年は十一月二十六日が
いな さ
旧暦十月十日に当たり、稲佐の浜で神迎え神
事という八百万の神様をお迎えするお祭りの
様子が、先日の朝日新聞に写真入りで報じら
れておりました。詩吟への精進を祈念し一同
参拝の後全員で記念写真を撮り、昼食休憩の
境港さかなセンターを経て、水木しげるロー
ド・ゲゲゲの鬼太郎商店街の散策を楽しみ、
その後﹁お菓子の寿城﹂にて休憩をとり、一
路神戸への帰途につきました。
十七・十八の両日とも天候にも恵まれ、事故
も無く無事帰着し明日からの詩吟への取り組
みにより一層の努力を誓い散会致しました。
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詩吟の上達法
副 会 長
理 事 長
岩野岳照
一、漢詩を感情を込めて声高く繰り返し朗読
して暗記する
詩吟は、節調を覚える前に、漢詩を覚え
なければなりません。詩を見ながらでは、
どうしても読む感じになって節調がなめ
らかに吟じられないからです。朗読は、
詩の趣を出すよう言葉の持つ雰囲気を大
切に、前に向かって、自分の気持ちを相
手に伝えるように、声高く朗々とした調
子で読み上げる。
○詩意をよく噛みしめつつ、その感激が自
然に吟調に現れるよう練習する。
二、﹁音に慣れる﹂︵聴覚︶
音に積極的に取り組んで、まず慣れるこ
とが大切です。自分の音︵主音︶が二本
だったらその音を、また七本だったらそ
の音を徹底的に体で記憶することです。
﹁そして自分の音をマスターする﹂
自分の家にいるときは、たとえば詩吟の
コンダクターの演奏を繰り返し弾いて聞
くのもいい方法です。外を歩くときには
調子笛を携行して、時々吹いてみるのも
効果があると思います。
○声の高さを確認する方法
詩吟を上手に詠うためには、自分に合っ
た声の高さで詠うことが大切です。
まず、コンダクターで﹁ミ﹂の音の高さ
で、声の高さを合わせてください。﹁ミ﹂
のキーを押しながら声を出した時に、声
とコンダクターの音が一つに解け合うよ
うに聞こえれば音の高さが正しく合って
います。高い音程﹁七﹂の音も、声の高
さと一致させることが基本になります。
三、吟じる前によく聞くこと
先生が、手本を示してくれた吟をよく聞
き真似て声を出し、楽しく学ぶことから
始まります。まず、詩吟に親しむことが
大切です。
四、詩吟の要領を覚えるには
先ずある一つの詩について、﹁音位の変
化﹂﹁余韻のひき方﹂﹁間合いのとり方﹂
等の骨組みを会得し、それを基本とし、
一方よく詩意を咀嚼し、作詞者の心境を
体得して、詩中の人となって繰り返して
一心に吟じているうちに、その詩意に適
した節調が無意識の間に出て詩が生きて
くるのである。ここに初めて詩吟の価値
が味わえるので、昔はこれを︵詩禅一味
の境︶と言った。
五、初心者の吟詠中の呼吸法
初心者の人は、口で息を吸って、喉に力
を入れて息を止めるので、声を出す時に
喉声になります。また、声を出す時に息
が出すぎて、息が足りなくなります。そ
こで口を閉じておいて鼻で吸うと、口は
吟じる時しか開かないですむので、この
ほうがやさしいかも知れません。
六、吟詠の声・呼吸法
○初心者は素直な声︵地声︶で腹の底から
明るい声を出して、素直な吟詠を心掛け
ること。
○発生は火吹き筒から息を吐き出すよう
に、細く長く発声します。
○しかし、吟歴を重ねる中で、呼吸法︵腹
式呼吸︶・発声法・共鳴等を練習の中に
少しずつ取り入れ、身に付けることで、
美声の人が真の美声となり、悪声の人も
美声となり、吟詠上の美声﹁吟詠の声﹂
となる。
七、吟詠の主音
吟詠の旋律の骨組みは比較的数少ない音
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位、ミ・ファ・ラ・シ・ドの五音位によ
る高低の変化から成り立っています。そ
の吟詠の音位の中に吟調の基本となり、
最も多く現れ、且つ最も落着いた音位を
基音、又は主音︵ミ・三︶といいます。
吟詠の旋律︵節︶を、高くあるいは低く
節を廻しても、最後は必ず主音に返らな
ければならない。皆さんが詩を吟ずると
きの一番終わりの音は主音です。
八、大きい声で元気よく︵張りのある、よく
響く声で︶
詩吟は、大きく力強い声がいります。そ
れは、大きいほど訴える力が大きく、し
かも、小さくするのは簡単だからです。
その逆に、小さく弱い声で吟じていると、
高音の時に、力をいれ声が割れたり、節
調がギクシャクしたりします。また、ゆ
っくり、丁寧に吟じていると、声に力が
無くなります。
○音位の変化、並びに緩急強弱の変化を身
につけることによって、詩情の表現を豊
かにできます。
九、高い調子で吟じ、高音部の声を鍛える
大抵の人は、高い声は﹁出ない﹂と思っ
ているのです。その理由は出したことが
ないから、そんな高い声を張り上げて変
な声になったり、節調がギクシャクにな
ったらと思うことが邪魔をするのです。
高い声を発声する時に、背伸びをしたり、
あごを上へ向けてしまう人がいますが、
あごをひいて、腰をゆっくり落として、
のどに力を入れないで、いきなり力一杯
声を張ろうとしないで、始めは、ゆっく
り、丁寧に力を加えていきます。この時、
集中力を高め、気合いを入れないと頑張
れませんから、しっかり目を開けて、ま
ばたきをしないで頑張りきることです。
またこの時、身体が後ろへ反り返ったり
して、重心が浮いたり、後ろに逃げると
力は入りません。重心を下げ、女性は片
足を少し前へ出して、前足の親指に力を
入れるとよい。
十、低音部の声を鍛える
低い声が、しっかりと落ち着いた吟にし、
大人の吟にさせます。その低い声は、あ
ごを引くというより前へ出す感じ、口の
奥をよく開く。それも、より深く深くと
押し出していきます。押してから、ゆっ
くりと腰とあごを上げます。
十一、ゆっくり吟じ、早くも吟ずる︵緩急︶
ゆっくり、丁寧に吟じていますと、余計
な技巧や小節などを入れたり、節調が間
延びします。
逆に早くばかり吟じると、ただ雑で、節
調も荒くなります。そこで練習には、早
くとゆっくりの双方を吟じ、緩急と、た
め︵遅れて声を出す︶の技巧を取り入れ
て、速度に幅をもたせ、のびやかな、な
めらかな吟を身に付けること。
十二、アイウエオのいずれかの母音で吟ずる
日本語は、アイウエオの五つの母音から
できています。そこで、苦手の母音は、
吟じこなしておくこと、漢詩を全部アな
らアで吟じ切ると、いろいろなアの出し
方があり、強くも弱くも、ゆっくりも早
くも、鋭くも、そのいろいろな口のあき
方を身に付けること。
十三、節調の上げ下げには、逆の動作がその
直前に必要
吟の節調は、揺り上げるか、揺り下げる
か、真直ぐのいずれかです。揺り上げる
時は、その直前、押えてから揺り上げる
と、綺麗に、はっきり揺り上げられます。
逆に揺り下げる時は、上げてから、弾み
を付けておいて揺り下げると、形がよく
なります。
十四、﹁詩心の表現﹂
○言葉に抑揚をつけ、情感豊に吟じる。
○詩文を感情を込めて、鮮明な言葉で朗読
する。そのときにアクセントと、音の強
弱に気をつけてください。
日本語のアクセントは音の高低の変化で
自由投稿のページ
にお疲れさまでした。誰一人として、ケガや
事故もなく楽しい一日を過ごすことが出来ま
したことは又、次の旅行にも行きたいと、皆
さん思われたことでしょう。
竹下夢二生家も私は二度目ですが印象は全
く違っていて新鮮でした。時間的にもゆった
りとしていてホテル リ・マーニの昼食もまわ
りの方達と一緒にお話をしながら美味しく頂
きました。その後の海遊文化館では江戸時代
の参勤交代の大名や朝鮮通信使が寄港し、当
時の歴史的文化遺産を数多く見ることが出来
ました。
岡山県指定重要有形民俗文化財のだんじり
も八基あり、いずれも船型で江戸時代末期か
ら明治時代初期につくられ中国の﹁四霊﹂
︵麟
鳳亀竜︶などモチーフとする精密な彫刻が施
され、これらのだんじりは今もなお地元の秋
のお祭りの一日どんでんどん︵御輿太鼓︶と
もどもお神輿にしたがって町内を練り歩くそ
うです。又当時の朝鮮通信使の衣装をつけて、
記念撮影も出来て良い思い出となると思いま
す。ちなみに当団体は向田岳陞先生と奥 涼岳
先生が衣装をつけられとてもよくお似合いで
した。
そのあとのオリーブ園では世界で二番目に
美味しいソフトクリームを食べ、願いのかな
う鐘を三回突いてルンルンで牛窓神社へ向か
いました。神主さんの案内を聞きながら参拝
し帰路につきました。車中では向田岳陞先生
と立脇岳堯先生の即席の節で牛窓古歌碑など
教えて頂きました。その後婦人部長五十田岳
純先生をはじめ他の先生方の素晴らしい吟を
聞かせて頂き楽しい気分で帰りました。
皆さん、お世話になりましてありがとうご
ざいました。また参加したいと思います。
神主さんの案内を聞きながら参拝
すが、音の強弱は、強い声と弱い声︵強
声・弱声︶、それと間︵緩急︶をつける。
○音の感情に慣れる
音には情感があります。喜びの音、悲し
い音、明るい音、暗い音などがあります。
そうした音色に慣れることです。
田岳龍
指 導
叱るより、あくまで太陽みたいにホンワ
カ、ホンワカ楽しませて乗せてやるほう
がよっぽど伸びる。会員が飽きないよう
に、常にこっちを向かせてなければなら
ない。その上で、魅力ある指導者とは何
かといったら、人格の練磨と品性の陶冶
によって格調高い吟と情熱を見せること
です。会員には、つらい思いや嫌な思い
をさせてはいけない。
婦人部吟行会に参加して
第七ブロック
正師範 森
朝、湊川神社正門前に八時集合より、午後
七時すぎ同所に帰着まで長時間にわたりお世
話して下さった婦人部幹部の皆さまほんとう
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岳風兵庫 54 号
で、気持ちを静めておりました。いつも母に
・
・
・
・
・
。生きていたなら
夢中
間の二十九年でございました 今年も五月か
“
らの県大会、そして八月の近畿大会へと予選
結果を報告して吟の話をし、楽しい時間を過
に出掛けては悲しい気持ちを吟へと
をクリヤーして最後の東京の決勝大会へと進
ごしておりましたのに
この賞をどんなにか喜んでくれた事でしょ
・
・
・
う。きっと天国から私を護ってくれていたの
と思
いながら、集中して気持ちを入れ吟じました。
だと思います。
そして何よりも諸先生方のあたたかなご指
・
・
・
導のお陰と、又応援して下さった良きお友達
。そして結果発表
の時、思いがけず自分の名前が呼ばれ、エッ
のお陰だと、心より感謝申し上げます。本当
と思いながら
エッ‼と、もうびっくり驚き震えが止まりま
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
向山怜風
第一ブロック
師範代
従いてきてよかった この道 曼珠沙華
つ
三十年の 努力がここに 薔薇の花
トロフィーに あけ美の笑顔 真紅の薔薇
真紅の薔薇
井本さんの入賞を祝して
くお願い申し上げます。
ますので、どうか今後ともご指導のほど宜し
これからも声の出るかぎり一生懸命頑張り
に皆様有難うございました。
、前日の︵二十日︶アルカイ
残念。い
今年の四月に母を亡くしてとても辛く、海
かいました。
久田雅美さんと菅梢岳先生と三人で東京へ向
日︵二十一日︶は頑張ろうと心の中で誓い、
でした。でもすぐに気持ちを切り替えて、明
注意されていたのに、悔しくて情けない思い
つも立脇先生に﹁タイムオーバーするよ﹂と
ーでブザーが鳴ってしまい失格
ックホールでの愛国吟詠大会では時間オーバ
た。なのに
して帰った事を昨日の様に思い出されまし
した事がありましたが、失敗に終りがっかり
振り返れば、平成十二年に一般二部で出場
気持ち、嬉しさでいっぱいでございます。
を頂く事が出来、夢かと未だに信じられない
せんでした。一般三部で二位という素敵な賞
私など
さすがに全国決勝大会です。皆様お上手で、
今年はとてもラッキーな年だなあ
む事が出来ました。
・
・
・
宝風
全国吟詠コンクールに出場して
第一ブロック
師範代 井 本
平成二十一年九月二十一日
東京笹川記念会館に於いて
全国吟詠決勝大会が開催されました。
振 り 返 り ます と 吟 の 道に 入 り ま して 二 十 九
年 と 長い 年月 が 経っ てお り まし た。 毎 年出 場
・
・
・
・
・
しては途中で消えてしまい
、又、来年は
頑 張 ろ う と自 分 に 言 い聞 か せ て ”
あっという
自由投稿のページ
・
・
・
(43)
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私のシニアライフ
第五ブロック
葵支部
伊藤飄山
私は現在六十一歳。若い時から山登りやス
キーが趣味で職場の登山部にも所属して中央
アルプス、志賀高原、そして氷ノ山等の県内
の山々にもよく出かけました。
その頃から、定年退職したら信州か北海道
”
の山里で 晴耕雨読 の生活を送るのが夢でし
“
た。
六十の定年が視野に入りかけた八年前、山
登りの友人から誘われてフォレスティング実
践活動に参加しました。これは集落の周囲で
人の手で管理された森林、いわゆる里山林を
守り活用する活動です。広葉樹林を中心とし
た里山林は昭和三十年頃まで燃料や用材の供
給地として村人の手で管理されていました。
戦後の燃料革命で炭や薪は使わなくなり、里
山は荒れ放題になっています。日本人が先祖
から引き継いできた自然との共生システムが
壊れかけています。近年、マツタケが取れな
くなった原因の一つに、木々の下に生える草
や笹、そして低木を刈らなくなった為と言わ
れています。昔は家庭の燃料として使ってい
たので、きれいに刈り取られていました。マ
ツタケは下草の少ない木漏れ日のさす、赤松
の周囲に自生します。この様な里山を再生す
るため、国や地方自治体が音頭を取って、里
山の再生活用を都会の人にやってもらう取り
組みです。具体的には、放置されている里山
を自治体が借り上げ、いくつかの区画に分け
て希望者に賃貸します。むやみに木を切った
り、恒久的な建物は建てられませんが、森の
中でバードウォチング、炭焼、椎茸栽培等を
楽しみながら里山を守り育てます。
平成十三年九月に宍粟市山崎町小茅野の山
林を約三百坪借りて、下草刈、石窯を作って
パン焼き、チェーンソーで木を倒しテーブ
ル・椅子作り、炭焼き等々を楽しんでいます。
そんな中で平成十八年春、市の許可をもら
って三畳程の山小屋を建てました。もちろん
水道、電気、トイレは無く、雨風を凌げるだ
けの木の小屋です。岳風会平成十七∼十九年
じんせい
こんてい
な
は く じょう
ちり
ごと
度資格審査課題詩﹁雑詩﹂陶潜の
ひょう
人生 根蔕 無く
飄 として陌 上 の塵 の如 し
”
人の命はまるで風に吹かれてひらひらと舞
う塵のように拠り所のないものだ と言う一
“
節が気に入り、︻飄塵庵︼と名づけました。
その表札を今は亡き村田洌山さんに書いて
頂きました。村田さんは職場の大先輩で、若
いときから上司として大変お世話になりまし
た。詩吟の道に誘っていただいた方でもあり
ます。村田さんはその三ヶ月後に病で亡くな
られ、遺作となってしまいました。表札を見
るたびに村田さんの笑顔が浮かびます。
いよいよ定年が迫ってきた二年前、田舎暮
らしについて具体的に検討しました。家族は
田舎暮らしに大反対、独りで行くしかないと
腹をくくりました。
自由投稿のページ
岳風兵庫 54 号
(45)
田舎暮しには農業知識が必要と思い本格的
に勉強する道を探しました。兵庫県は新規就
農には色々な支援策を講じています。平成十
九年十二月に新規就農駅前講座を受講しまし
た。そして定年退職直前の平成二十年九月に
兵庫県の外郭団体で兵庫みどり公社が運営す
る楽農学校就農コースに入学することができ
ました。
楽農学校は農業経験のない中高年を対象に
一∼二年で就農に必要な知識を教育します。
生徒一人に二五〇㎡のビニールハウスと三百
㎡の露地︵畑︶が与えられます。各自が栽培
計画を立て・播種、栽培、収穫、そして販売
するまで、実践を通じて指導する学校です。
実際に農家と同じことをするので、ほとんど
経験でてんてこ舞いの一年でした。体重は約
収等々。合い間に講義もあります。初めての
の出荷準備作業、直売所へ出荷、売れ残り回
き、病害虫予防の薬剤散布、収穫、袋詰め等
トラクターで耕運、種蒔き水遣り、雑草を除
す。作業内容は、まず堆肥や肥料を撒いて、
仕事を持ちながらの通学は事実上不可能で
毎日登校しなければ全うすることは難しく、
ん。
らされており新規参入は簡単ではありませ
ありません。農地法など様々な規制が張り巡
我々の様な者が簡単に農家になれるわけでは
放棄農地が増えています。だからといって、
は六〇才以上の老人に支えられており、年々
れるのは無理ありません。ですから今の農業
ない、収入も少なく不安定で若い人に敬遠さ
望めません。よく子育てに例えられますが、
被害や雑草が生茂ったりと、まともな収穫は
植物は少し手を抜くと、枯れたり病害虫の
戸市西区岩岡町にビニールハウスを借りる事
平成二十一年八月に卒業し、先生の紹介で神
を中心に農地を借りて就農しています。私は
も行っており、卒業生の七∼八割は神戸市内
ただ楽農学校では栽培教育と共に就農指導
ほったらかしでもかまい過ぎでもいけない。
が出来ました。
8キロ痩せ、逆に食欲は増しました。
日頃からよく見守ってやり必要なときに手を
就職して二十八年、事務職として勤務して
っています。物作りの面白さに惹かれて少し
自宅から通って農業にチャレンジしようと思
当初の田舎暮し計画は一時︵?︶保留し、
きた私にとって失敗の連続で、肉体的にも厳
心変わりしたのかもしれません。それに、詩
差し伸べることが大切なようです。
しいものでした。しかしそれにも増して農業
吟教室も今まで通り続けられます。
と願っています。
これからも農業と詩吟を飄々と楽しみたい
三、酒が飲める機会がたくさん出来る
二、健康に良い
一、︵元気であれば︶死ぬまで出来る
ています。
私にとって、詩吟と農業は次の点で共通し
の喜びは、先ず
第一に、植物を育てる喜び
第二は、物を作って売る商売の面白さ
第三は、ストレスが少なく肉体労働が伴う
ので健康上極めて良い
第四は農業に係わる新たな友人が多くでき
たことです
それと共に日本の農業が直面している問題
点も良くわかりました。とにかく休みが取れ
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詩吟ともう一つの楽しみ
私のもう一つの楽しみは、四十歳にして始
めた山歩きです。きっかけは、友人の富士山
への誘いでした。一度だけなら、日本一の山
へと、まさに恐ろしい程の単純さで、人並に
道具を揃えて登る決心をしました。
足慣らしに、六甲山を始め、関西の山々を
練習の場にしました。遠く眺めると、まるで
絵のように美しさを誇る富士も、中に入ると、
本当にガレ場のような山でした。でも懲りず
に四度も登るという、自分がありました。山
の空気が、しっかり心を結び留めておりまし
た。日本百名山を目指して七十山を越え、登
った山は、二百にも届きましたでしょうか。
北は、利尻や大雪山。左右に伸びる稜線を
引いた山、樹林の上に、スックと、そびえ立
つ旭岳。登るに従って高山植物も姿を消し、
呼吸だけが荒くなる。眼下に見えるお花畑も、
もう美しいと感ずる余裕も無くなる。それで
も進む。南は、開聞岳、宮の浦岳、九重山、
四国に、剣山、石鎚山。山々は、もと・・・・
神の住む城。千年もの時を経て、今に生きる
縄文杉。十時間も歩いた足の痛みを忘れる程
の、感動は心をゆすり、又、足を山へと向わ
せる。山骨の稜々からは父を、豊かな胸深さ
からは母を思い起す。石鎚に石鎚山の一節を
ガレ場のような山
︵ブロック大会を終えて︶
西田岳凛
上席師範
第六ブロック長
平 成 二 十 一年 九 月 二 十三 日 ︵ 日 ︶、 ほ ん の
少 し ずつ 秋の 気 配の 見え る 良き 日、 中 央岳 風
会会長立脇岳堯先生、名誉会長向田岳陞先生、
理 事 長岩 野岳 照 先生 を始 め 、本 部役 員 の諸 先
生 方 、ブ ロッ ク 長の 先生 を 、お 迎え し て九 時
三十分に、開会いたしました。
春 の総 会に ブ ロッ ク長 の 任命 を受 け 、初 め
て の 大仕 事の 私 に会 員、 皆 様の 暖か い 、思 い
や り を、 一杯 に 感じ て、 緊 張の うち に 、式 は
進みました。同じブロックにつながる者同志、
一 つ の方 向に 向 かっ てい る 充実 感は 、 かけ が
え の 無い もの で した 。時 間 と共 に、 会 場の 意
気は、高まり昼食後の、合吟コンクールには、
ブ ロ ック 長の 先 生方 に、 お 世話 にな り まし た
が 、 楽し い時 間 でし た。 会 員吟 詠も 終 え、 会
員 皆 さん お待 ち 兼ね の来 賓 の先 生方 の 、魅 力
ある吟が、又、明日への歩む力となりました。
生 涯 学習 とし て 、詩 吟を し てい る幸 せ を、 あ
ら た めて 感じ た 一日 でし た 。あ りが と うご ざ
いました。
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私の歩んだ職業と詩吟そして病気
上席師範
審査部長
熊岡岳真
私は、若干十八歳で自衛隊に入り三十七年
間勤め五十四歳定年、保険会社に約十五年お
世話になり自衛隊では、新隊員教育終了後概
ね一選抜で各階級を昇級、中隊長伝令・大隊
長伝令・連隊長車専用ドライバー、三年がか
りで部内幹部候補生合格、幹部候補学校卒業
同期三百五十人中二百三十番、余り成績は良
くなく輸送隊の小隊長・訓練幹部付隊長︵中
隊長︶を経て、第一師団司令部勤務の後、中
部方面総監部勤務を最後に定年退職、その間
多くの特別昇給、賞詞の受賞、特に一等陸尉
から三等陸佐への昇任には百五十二名牛蒡抜
きし、全国の関係者同期生を驚かせたもので
した。四国善通寺・伊丹・北海道・東京練馬
と勤務し、その間全国各地を教育・講習・研
修・検査・訓練演習・検閲・監査等で回りま
した。
昭和三十三年頃北海道旭川勤務で、自動車
訓練所助教をしていた時に誘われて、余暇を
活用国風流の詩吟﹁金洲城下の作﹂を習った
のが最初でした。以来隊務に追われ、詩吟の
ことは忘れておりましたが、北海道から伊丹
に帰り普通科連隊勤務、つぎに善通寺業務隊
転勤・幹部になり再び伊丹の独立輸送中隊勤
務から改編により中部方面輸送隊勤務となり
ました。
その時期、広島から転勤してきた須澤一尉
と一緒になり、彼が広島の岳風会から岳風会
兵庫県本部︵現、兵庫中央岳風会︶清芳支部
に移籍して詩吟を続けていたようで、昼休み
幹部室で時間外に詩吟を我々幹部が教わった
のがきっかけで、昭和五十二年に兵庫県本部
に入会︵清芳支部長・小林渓山︶何年振りか
に詩吟を始めました。
五十四年七月に東京練馬第一師団司令部勤
務となり司令部輸送課の総括班長、結構忙し
い職務でしたが単身赴任ですので暇もあり、
厚生活動が奨励された時代でしたので、駐屯
地に岳風会と渓月流、二つの詩吟部がありま
した。部下に渓月流を勧められましたが、岳
風会岳銘連盟練馬支部に移籍入会しました。
ここで﹁井戸の中の蛙大海を知らず﹂私は
一級でしたので大きい顔をしていたのです
が、東京は総本部形式で入会後六か月で初段
です。また中伝までは担当師範の考査で許証
申請を実施出来る。驚きました。ある日担当
師範から﹁今から初段の考査をします﹂吟題
を二題指定され吟じて合格です。許証料を払
えば終わりです。
第一師団司令部勤務半ば幸運にも、北海道
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立 山 には 立山 の 一節 が耳 に 蘇る のは 、 詩吟 を
長 く させ て頂 い てい る贈 り もの でし ょ うか 。
今一つ心残りは、白山が大雨にあい、別当出
合 い から 、砂 防 新道 、甚 之 介小 屋を 経 て 南 竜
ケ 荘 に宿 を取 る も、 川の 中 を登 るよ う な状 態
で 、 潔く 下山 を 決意 する 。 身体 も靴 も 、 リ ッ
ク の 中も 、悲 し い程 の、 水 びた し、 翌 朝の 晴
れ 渡 る空 が、 か えっ て悲 し い。 ハク サ ンコ ザ
ク ラ 、ハ クサ ン オオ バコ 、 ハク サン チ ドリ 、
ハクサンという名を聞くたびに今年こそ・・・
と新年の朝に誓う。
詩 吟の 中に い られ る幸 せ と共 に、 山 の中 を
歩 け ると いう 幸 せ。 山が 何 時も 待 っ て いて く
れるという安心感。夢に名山を見ること・・・・
と 、 ゆっ たり 吟 でも 口ず さ める よう な 、 山 歩
きにしてゆきたいものです。
そして、ゆったりと年を経てゆきたいですね。
ゆったり吟でも口ずさめるような、山歩きを‼
旭川時代伝令で仕えた中隊長が師団長として
着 任 、随 分陰 か らの 指導 を 受け 他の 幕 僚に 気
を遣いました。
昭 和 五 十 八年 三 月 伊 丹に 帰 し て もら い 、 中
部 方 面総 監部 勤 務を 命ぜ ら れ、 後方 運 用課 輸
送 班 輸送 運用 幹 部の 職務 に 就き まし た 。 か な
り 忙 しい ポス ト で詩 吟は 辞 めよ うか と 悩 み ま
し た が、 東京 の 吟友 が送 別 会で 全国 大 会で 会
い ま しょ うの 約 束も あり 、 宝塚 の清 芳 支部 に
も 昔 の吟 友が い るの で続 け るこ とに し て 移 籍
し ま した 。そ の 後順 調に 昇 格し て、 平 成三 年
一 月 師範 代補 、 平成 三年 四 月一 日八 段 、 平 成
四 年 一月 一日 師 範代 、 平 成 四年 十月 会 員五 名
自 力 で集 めま し たが 、担 当 師範 の都 合 で 一 年
遅 れ で準 師範 に 認許 され て 正師 範、 総 伝 ま で
長 い 苦労 のみ ち のり 、配 下 に師 範一 名 、準 師
範二名以下二十四名を擁して現在に至ってお
ります。
自 衛 隊 定 年退 職 後 の 会社 勤 め で は、 近 畿 地
区 各 支店 営業 主 任の 総括 役 を本 社常 務 から 任
命 依 嘱さ れそ れ なり の手 当 てと 権限 は 貰 い ま
し た 。詩 吟の 方 は、 支部 長 五年 、ブ ロ ック 長
五 年 、審 査部 員 四年 余り 、 審査 部長 も 四年 に
入 り まし た。 平 成十 一年 四 月会 社か ら 嘱託 を
望 ま れた が定 年 退職 しま し た。 その 間 阪 神 淡
路大震災において、自衛官 らしく率先活躍
し た こと が認 め られ 、本 社 常務 から 感 謝状 と
金 一 封の 贈呈 を され まし た 。体 力的 、 精 神 的
に、ずいぶん無理をしたものです。
詩吟の方では例年県連の競吟に挑戦し二
次、三次、壮年コンクールと入賞、最後に兵
庫県南部地域復興記念吟士権者決定大会に選
抜出吟して参加賞メタルを貰いました。
その後、平成十三年二月第三ブロック長に
推挙依嘱されてからは病気と仲良くなり、平
成十三年十二月に狭心症閉鎖カテーテル治療
後ペースメーカー挿入、平成十五年六月前立
腺癌︵粒子線治療︶、平成二十二年一月胃内
ポリープ悪性腫瘍︵癌︶腹腔鏡摘出手術と﹁身
を粉にして趣味に尽くす﹂でした。
病気中見舞いに来てくれた親友同期生いわ
く﹁趣味を趣味でおればよいが・・・やり過
ぎでないか﹂﹁一病息災﹂とよく言われてお
りますが、私の場合三病です。心臓、胃、前
立腺これら病気の原因は、免疫関係の参考書
によると﹁働き過ぎ、悩み過ぎ、からストレ
スを生み薬の飲み過ぎとなり免疫力を低下す
る﹂のが病気を呼ぶようです。担当医からも
指摘されました。
健康管理は自己管理、加齢とともに免疫力
が低下する。この対応には、生活を楽しむ、
自分に合った運動、食事の制限が良いようで
す。のんびりし過ぎも良くないようです。長々
と書き述べました。
結論﹁吟道精神の真髄﹂のとおりです。吟
友の皆さん、何にも勝るものは健康です。健
康に留意して詩吟を楽しんで下さい。
﹁婦人部吟行会参加﹂と
甲斐正風
西宮市吟剣詩舞大会﹁優勝﹂の喜び
準師範
平成二十一年九月二十九日、婦人部吟行会
が、バス二台に分乗し、湊川神社前を八時三
十分に出発しました。車中、西田岳凛先生、
先導で﹁児島高徳﹂を合吟しました。
ガイドさんのたくみな話術にひきこまれ、
笑いの花が咲いているうちに、最初の見学地、
竹久夢二生家に到着しました。夢二芸術の原
点がここ、穏やかな自然、美しい山河にあっ
たのだと感じ、夢二の絵画に魅了されました。
次は、海遊館を見学しました。
昼食は、牛窓リゾートホテル・リマーニ。
玄関を入ると正面に、日本のエーゲ海。海に
向ってバージンロードが真っすぐ伸び、その
中央で各ブロックに分かれ、素敵な笑顔を、
ハイパチリ。
美味しい御馳走をいただき満腹。次に牛窓
神社へと向いました。神社では神主様に神社
の歴史の説明をうけ、次の様に祝詞を上げて
下さいました。
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OB
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﹁牛の年の二十九日、穏やかな午後のひと時、
七 十 八名 、善 男 善女 の集 ま り、 婦人 部 、漢 詩
に 興 味の 志し 、 風光 明媚 、 癒し のひ と 時を い
た だ き、 それ ぞ れに 住所 、 氏名 を心 で 唱え 、
今 よ り後 、詩 吟 とい う漢 詩 を学 び、 人 とし て
歩 む 者と して 、 高ら かに 吟 じ、 日本 文 化の 伝
統 を 守り 、潤 い と生 甲斐 を 求め 、一 筋 の道 に
多 き ご加 護を い ただ かし 供 え、 社会 人 、家 庭
人 と して 人生 長 き、 何時 迄 も幸 せあ り 、道 中
安 心 、安 全で あ らし め賜 え 、祓 い清 め 賜え 、
神功皇后様の御霊に届き賜え。﹂と祝詞を上
げて下さいました。清らかな、洗われた心に
なり、感謝をしながら神社を後にしました。
最後の見学地はオリーブ園、瀬戸内海を一
望、天と海の青、山の緑のコントラストに自
然の素晴らしさに感動し、明日への活力をも
らいました。
それぞれ、手にはいっぱいのお土産、楽し
かった思い出を詰め込みバスは、神戸へと快
走しました。
この旅行を企画して下さいました婦人部役
員の先生方に、深く感謝申し上げます。
有難うございました。
優勝させていただいて﹁感謝﹂
十一月三日、創立五十五周年記念、西宮市
吟剣詩舞大会が開催されました。
感謝の心でいっぱい
バージンロードを背景にパチリ
五月の予選から始まり二次、そして本選を
むかえ、私は、一般の部で優勝させていただ
きました。
あまりの感激にとめどもなく涙が溢れてき
ました。まさか私が優勝できるなんて、吟を
始めた頃には、遠い遠い夢。想像もしており
ませんでした。
振り返りますと、先生の教え通りに吟が出
来ず悩み、自暴自棄もありましたが、先生は
根気よく、私が理解するまでご指導して下さ
いました。
今日、私が在るのは五十田岳純先生が愛情
をもって厳しく、優しくつつんで育てて下さ
ったからです。ただただ感謝の心でいっぱい
です。そして励まして下さいました諸先生方、
吟友の方々に感謝いたします。
吟を通して教わったことは、私自身の心、
人として、社会人としての在り様が大切だと
気付かせていただいたことです。これからも
驕れることなく、初心を忘れず、日々努力を
積み重ね、楽しく、元気で吟の向上を目指し
て進んで参りたいと存じます。今後ともご指
導をいただきますようお願い致します。
心をこめて、ありがとうございました。
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漢詩紹介﹁卯時酒﹂
︵詩形︶五言古詩
はくきょい
白居易
卯時の酒とは朝酒のこと。
仏教では、ヨーグルトを至上の味とし、
さけ
仏法には醍醐を讃し
仙人の方術では、天から降る露を尊ぶ。
ぼうじ
仏 法 讃 醍 醐
仙方には沆瀣を誇る
だが、明け方に飲む酒の、
せんぽう
いま
こうがい
ぼうじ
い
お
こうりょく
ふく ない
ぃっぱいしょうじょう
しんそく
だいご
仙 方 誇 沆 瀣
未だ 如かず卯時の酒の
あっという間に効き目が表れるのには
及ばない。
ぶっぽう
未 如 卯 時 酒
神速にして功 力 の 倍するに
一杯を手に持って、
ほこ
神 速 功 力 倍
一杯 掌 上 に 置き
三口飲んで腸にいたれば、
さんえん
せ
ばい
つらぬ
あぶ
ちょう
さけ
一 杯 置 掌 上
三 嚥 腹 内に入れば
し
三 嚥 入 腹 内
はる
ひ
の
し き おお
わす
わす
ごと
内臓を春が通り抜けるように暖まり、
く
けん
したい
けいがい
くわ
あにひと
な
とうじ
じつ かんたい
竟 日 冠帯を忘る
きょう
終日、宮仕えの憂さも心から消えてゆく。
煦たること春 の腸 を 貫 くが若く
竟 日 忘 冠 帯
煦 若 春 貫 腸
卯時の酒
日の光が背を炙るようにほてってくる。
白居易
喧なること日の背を炙 るが如し
五体が快くのびのびするばかりか、
卯時酒
喧 如 日 炙 背
豈 独り支体の暢ぶるのみならんや
心の意気ごみまで湧いてくる。
さん
作者 白居易 ︵七六八∼八四六︶
字は楽天。酔吟先生と号した。晩年、洛陽に
住み、仏教への帰依を深めて郊外の香山寺の僧
らと親交を結び、香山居士と称した。若いころ
は社会風刺の詩を盛んに作ったが、晩年は、閑
適・感傷の詩を多作。元稹との友情は厚く、と
もに平易な詩を目指して広い読者層を獲得し
た。これを﹁元白体﹂という。日本にも早くか
ら伝わって、菅原道真をはじめ平安朝文学に大
きな影響を与えている。﹃白氏文集﹄七十一巻
がある。
紹介する詩は、五十五歳、蘇州に刺史として
赴任していた時の作品。蘇州は戦国の呉以来の
古都で、白楽天は名所旧跡を訪ねては、当地の
文人と交流した。こうした公務の合間の暇なと
きに、朝酒を飲む楽しみを戯れに詠った全三十
四句の初めの部分十二句です。
豈 独 支 体 暢
仍お 加うるに志気大いなり
即座に世俗のことは忘れて、
ごと
卯時= 卯の刻。今の午前五時から七時。明け六つ。
仍 加 志 気 大
当時に形骸を遺れ
醍 醐 = ヨ ー グル ト の こ と 。 仏 教 で は 五 味 の 第 五 と い う 意
味で、最高の味わいを示す。
当 時 遺 形 骸
仙方= 仙薬の処方。
沆瀣= 仙人が飲むとされる夜半の露気。
神速= 人間業ではない非常な速さ。
嚥 = のむ。
煦 = あたためる。
形骸= 精神に対しての肉体を言う。世俗のたとえ。
竟日= 一日中。
冠帯= 官吏のかぶる冠と身分を示す官帯。
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した石柱・夫人が沐浴した池とその傍らには
ヴィ聖堂・アショカ王が紀元前二四九年建立
現地は静かな落ち着いた雰囲気で、マヤ・デ
成道の地︵ブッダガヤ︶
マハーボディ寺院(大菩提寺)の大塔
紀元前三世紀にアショカ王が寺院を建てた場
所に築かれたマハーボディ寺院は高さ mの
大尖塔を持ち七世紀にはすでに建っていたと
云われ、その後修復を重ねています。華麗な建
物の内部には大きな仏陀の金箔像が収められ
ています。大塔の隣には四代目の菩提樹があ
り、釈迦はこの菩提樹の下で不動の禅定に入
り、その正覚を妨げようとする悪魔の軍勢の想
像を絶する攻撃を退けて、﹁縁起の法﹂︵この
世に在るものは、すべて因と縁がかかわりあっ
て果が生じる︶という真理を得ます。出家して
六年、三五歳の誕生日にあたる紀元前四二八年
の四月の満月の夜、成道︵さとり︶の時がやっ
てきました、仏陀︵真理に目覚めた者︶の誕生
です。世界各地から敬虔な仏教徒が大勢訪れ熱
心に祈っていました。仏陀が悟りを得るために
座った場所を﹁金剛座﹂と言います。
50
釈迦の生涯を訪ねて ︵八大仏蹟巡礼︶
仏教は日本伝来以来、約千五百年に亘り﹁日
本人の宗教﹂と﹁日本文化の精神﹂の中核を担
ってきました。その仏教の開祖であるお釈迦さ
まがお生まれになり、悟りを開かれ、法を説か
れ、入滅された地„インド を我々日本人は古
“
くから、憧れの遠い遥かな国﹁天竺﹂として、
又﹁西方浄土﹂として仰いできました。
私 も自 宅に は 仏壇 があ り 、お 寺の 檀 家と し
て 組 織さ れて い ます が、 あ まり 熱心 で 敬虔 な
信 徒 では あり ま せん 。お 釈 迦様 のこ と をも っ
と 知 りた くて 、 一昨 年﹁ 釈 迦の 生涯 を 訪ね て
︵ 八 大仏 蹟巡 礼 ︶﹂ ツア ー に参 加し ま した 。
お 釈 迦様 が歩 い て仏 法を 説 かれ たの は イン ド
北 東 部の 主と し てビ ハー ル 州で す、 同 州は イ
ン ド で一 番貧 し い州 だそ う です 。バ ス での 移
動 は 約二 千㎞ 、 列車 での 移 動が 約三 百 ㎞に な
りました。
生誕の地︵ルンビニ︶〖ネパール〗
伯旗風
釈 迦 族 の 王妃 マ ヤ 夫 人は 、 あ る 夜、 六 本 の
菩提樹の巨木があり、晴れ渡った青い空と赤
第五ブロック
師範代 佐
金 色 の牙 を持 つ 白象 が、 天 より 舞い 降 りて 、
レンガの聖堂が我々を迎えてくれました。
自由投稿のページ
を見て、王子を身ごもった事を知ります。臨
月が近づき、出産のため実家に戻る旅の途中、
満開の花に包まれた美しいルンビニ園に立ち
寄り、池で沐浴した後、無憂樹の花を取ろう
と右手をのばしたとき、夫人の右脇から王子
が誕生しました。王子は誕生と同時に七歩踏
みだし、右手を上にして天を指し、左手は下
に大地を指し、﹁天上天下唯我独尊︵私は世
界で最も尊い者である︶﹂と高らかに宣言し
たと伝承されています。
右の脇腹から胎内に入る、そんな不思議な夢
太子の生誕を記念して建立された「マヤ・デヴィ聖堂」
入涅槃の地︵クシナガラ︶
6
13.4
%です。
%、仏教徒は僅か
ム教徒、他には、キリスト教徒が
ク教徒が
ナ教徒が
涅槃像は、19世紀に発掘
され修復したもので、5世
紀初めに造られた。
%、シー
2.3
%、ジャイ
0.8
通説によれば入滅は紀元前三八三年、弟子
らによって遺骸は金棺に収められ、七日目に
荼毘に付され、仏舎利︵遺骨︶は八部族に分
配されたといわれています
涅槃堂には金色の mの大涅槃像が横た
わりビルマ僧を中心に各国の巡礼団が供養し
ていました。
インドの宗教の現状
人口の %がヒンズー教徒、 %がイスラ
80.5
0.4 1.9
初転法輪の地︵サールナート︶
ブ ッ ダ ガ ヤで 悟 り を 開い た 釈 迦 が、 雨 季 直
前 の 酷暑 の季 節 に、 十日 以 上か けて サ ール ナ
ー ト に着 き、 同 じ修 行を 重 ねて いた 五 人の 僧
に 最 初に 説法 を 行い 、真 理 を語 って 聞 かせ た
の が この 地で 、 仏教 教団 の 第一 歩と な りま し
た 。 後世 にな り 一大 仏教 伽 藍が 造営 さ れ、 紀
元 前 三世 紀∼ 紀 元十 二世 紀 のス トゥ ー パ、 僧
院 の 遺構 など が 出土 して い ます 。イ ン ドの 象
徴 と して 国章 と なっ てい る 獅子 像を 戴 いた ア
シ ョ カ王 建立 の 石柱 はこ こ から 出土 し たも の
で す 。夕 暮近 く の訪 問で し たが 各国 の 巡礼 団
と出合いました。
初転法輪遺跡
およそ紀元前四世紀に興った仏教は、イン
ド国内ではグプタ王朝︵四∼六世紀︶頃から
すで退潮の兆しが見られ、十三世紀にはイス
ラム教徒の侵入と迫害によって姿を消したと
言われています。
しかし、仏教は途絶えたとしても、開祖で
あるゴーダマ・ブツダ︵釈尊︶への崇拝は、
インドの民衆の間で消失したわけではなく、
それどころか、ゴーダマ・ブツダ︵釈尊︶は、
彼がかつて否定したバラモン教の後裔であ
る、ヒンズー教の神話・伝説のなかに取り込
まれました。ヒンズー教では主神であり十種
類の化身を持つ﹁ヴィシュヌ神﹂の第九番目
の化身として描かれています。その理由は、
民衆にその偉大さを賛美されるあまり、イン
ドの民衆宗教に神の化身として受け入れら
れ、その教義もろともヒンズー教に吸収・消
化されてしまったものと考えられています。
旅行で感じたことは、
1.世界各国の大勢の仏教徒達が巡礼して
いる。
2 .ヒンズー 教の力強さ 、猥雑で混 沌と し
て得体の知れない不思議な魅力。
3 .インドの 経済発展が 報じられて いま す
が、この地方では全く感じられない。
4 .それだけ にレベルア ップした時 の底 力
は強い。
インドには多くの仏教遺跡があり再び訪問
し、仏教とヒンズー教の関わりを知りたいと
考えています。
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岳風兵庫 54 号
僧院跡
涅槃堂
岳風兵庫 54 号
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坂本岳迅
﹁趣味﹂﹁伝統﹂﹁旧弊﹂
常任相談役
上席師範
﹁ 伝 統 文 化を 守 る ﹂ とは 古 人 の 精神 と 、 歳
月 に 磨か れた 様 式美 を受 け 継ぐ こと で あり 、
無 批 判に 旧習 を 温存 する こ とを 意味 し ない の
は 当 然だ と思 わ れま す。 最 近相 撲の 社 会 は つ
く づ く不 可解 で ある 。日 本 相撲 協会 の 理 事 選
で 一 門の 意思 に 反す る候 補 に票 を投 じ た 安 治
川 親 方︵ 元幕 内 ・光 法︶ に 、退 職す る 、 し な
い の 騒動 が起 き た。 おの が 自由 意思 を 一票 に
託 し たこ とで 職 が危 うく な る、 そん な 恐 怖 国
家 の よう な選 挙 がこ の広 い 世の 中 の ど こに あ
る 。 横綱 のガ ッ ツポ ーズ に は厳 しい 処 分を 下
さ ず 、﹁ 抑制 の 美学 ﹂と い う良 き伝 統 は崩 れ
る に 任せ 、改 む べき 旧弊 を 大事 にす る 。 非 常
識 と いう 毒に 侵 され てい る よう に思 え てな り
ま せ ん。 昔﹁ ぼ やき 漫才 ﹂ とい う面 白 い 漫 才
師 が いま した が 、現 在の 社 会は 、 ぼ や きた い
事が余りにも多すぎると思います。
私 達 詩 吟 の世 界 も 良 き伝 統 は 継 承 し な け れ
ば い けな いの は 当然 であ り ます 。が 、 時代 の
変 化 と共 に改 善 すべ き点 が 全く ない と 言 え る
で し ょう か。 ﹁ 少子 、高 齢 化﹂ の進 む 現在 、
詩 吟 人口 の激 減 、ど うす れ ばよ いか 、 情報 や
知識だけでは﹁変わらない﹂のは、人生も同
じだと思います。﹁こうすればいい﹂﹁ああ
すればいい﹂と、いくら考えを巡らし立派な
図面を描いても、実行に移さなければ、現実
は変わらない。
みんなで知恵を出し合って先ず行動を起こ
して、難局を突破しないと、組織の維持に問
題が出るのではないかと心配になります。各
教室、練成会、ブロック大会、五十五周年記
念大会、県連、壮年コンクール等、お友達を
お誘いするのも一つの手段だと思います。
退会者の多いのも頭の痛い問題です。年齢
的な理由、体調の問題等々引き止める事の出
来難い点もありますが、問題は他にもあるよ
うに思われます。
自・公政権から民主政権へと交替いたしまし
たが﹁マニフェスト﹂通りの政治は困難を来た
しております。景気対策も思うように進まず全
国民が、不信と不安と不満で冷えきっておりま
す。デフレで物価が下っても消費者は飛びつき
ません。平和ボケをしている日本には種々趣味
があり、比較的人気のある趣味、そうでない趣
味と千差万別ですが、﹁詩吟﹂はどの位置にあ
るのでしょうか。上位に位置するには先ず入会
者の増加に尽きますが、全員で論議を行い、問
題点を吸い上げ優先順位を決めて、即、実行に
移す迅速な処置を行い、組織の危機を脱して、
私達の愛好する﹁詩吟﹂を上位に押し上げ、将
来的に希望のもてる趣味になるよう真剣に取
り組もうではありませんか。
吟譜 良寛作﹁余生﹂
上席師範
小畑岳川
岳風兵庫︵平成十九年 第五十一号︶で、漢詩 松
口月城作﹁松竹梅﹂の吟譜を紹介しました。また、
平(成二〇年 第五二号 で)俳句 正岡子規作﹁法隆
寺の茶店に憩ひて﹂の吟譜を紹介しました。
今回は、詩吟の仲間で初心者の方からの要請に応
えて良寛作﹁余生﹂の吟譜を作成しましたので紹
介します。
この詩は、初代本部長 原 岳修先生が作成さ
れた教本﹁名吟蒐﹂第三巻 一〇一ページに記載
されていますので、﹁名吟蒐﹂をお持ちの方はご
参照願います。起句、転句、結句の文字と読みが
異なります。﹁良寛詩集﹂﹁吟剣詩舞道﹂を参考
としました。
この我流の吟譜は、基本的な音位の変化が目で
見て大体分かるのが特徴です。小節 こ( ぶし な)ど
を入れずに、何回吟じてもほぼ同じように吟ずる
事が出来るので、初心者用の教材として利用して
おります。また、自己研鑽用として今後も作り続
ける積りです。
ただ、ベテランの方や、吟譜を見ただけで難し
そうだと思われる方には使わないほうが良いと思
われます。また、いつまでも吟譜に頼っていては、
その方、固有の持ち味が出せなくなってしまうの
で、利用に際しては留意が必要かと思われます。
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岳風兵庫 54 号
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岳風兵庫 54 号
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岳風兵庫 54 号
俳句・川柳・短歌
俳句
歳︶
詩吟川柳
審査部長 熊 岡 岳 真
誤吟の指摘
頭さげ
・教室で 吟の稽古に 時わすれ
・弟子たちに
吟の道
詩吟かな
・奥深し 喜怒哀楽の 詩の心
・心肺の 強化をつくる
・年老いて 趣味を求めし
川柳
準 師 範 加治城岳
・お遊戯の挙げたモミジの手がしゃべる
第四ブロック
師 範 代 辻 村 陽 岳︵
・新しき年に逢う人皆優し
・流行の眉をつけてる福笑い
・リハビリの一歩の涙明日の虹
・裏口を足早に去る白い菊
・病院の膳の秋刀魚で旬を知る
・文字の無いメモ読み上げる武蔵坊
・母の日の部屋一杯のカーネーション
・日脚伸ぶ空に月あり雲のあり
・満開の桜に雪の降りて来し
・赤とんぼ母の笑顔の懐かしく
・千羽鶴折る片端から皆忘れ
・思案気に鬼ヤンマ止まる川辺かな
・震災の荒土の儘に年の暮
俳句
第一ブロック
平岡支部 岩 佐 隆 風
・白木蓮夜明けの空の晴れわたる
・葉桜によき日陰あり大路ゆく
・砂遊び藤棚の香にまみれつゝ
・チューリップ風に開きて風に散る
・露天湯の頬に海風五月の夜
短歌
雑詠
詠み人しらず
・遅咲きの趣味を楽しむホームから
不思議なリズムの朗唱聞こゆ
・趣味ありて楽しい友の輪も広く
熱燗で飲む酒の楽しさ
・気も若く元気で楽しむ趣味の吟
二句八息で永く続ける
・イカナゴを煮ながら舐める調理酒
銘酒に勝る味わいがする
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ご 案 内
六月九日︵水︶
時∼
時
﹁吟詠教本和歌編﹂上・下巻説明及び研修会
時
神戸文化ホール︵中ホール︶
日
会
場
当日持参品
﹁吟詠教本和歌編﹂上・下巻
筆記用具
編集後記
◆皆様の積極的な投稿のお陰で、
﹁岳風兵庫﹂
号
〖私は内科医で、認知症防止策を模索しております。
要するに、予防には前頭葉をいかによく使って鍛える
かです。内科医として私は、文章を書くこと、声を出
して朗読することを勧めております。それをさらに一
歩進めて、詩吟教室を開いております。まず漢詩を読
み、その詩情を感じ取る。次に腹から声を出して吟じ
る。詩文を記憶する。認知症防止には絶好ですね。ち
なみに詩吟愛好家で認知症になった人を見たことはあ
りません。私の弟子は 名いますが 名は 歳代で
す。みな元気で、詩吟を楽しんでいます〗
のような書き込みを見つけました。
◆ところで、この後記草稿中にインターネットで次
ました。これからも投稿よろしくお願いします。
も無事発行することができ、誠にありがとうござい
54
月
日︵日︶は、我らが兵庫中央岳風会
周年記念吟道大会が神戸文化大ホールで開催
5
3
5
3
1
5
3
8
7
0
大ホールを埋め尽しましょう。
旗風
ら、友人・知人・ご近所さんに大々的に
して、
一般の方々に実体験して頂く絶好の機会です。今か
されます。この素晴らしい詩吟を吟道大会会場で、
の
◆本年
症にはならないでしょう。安心です。
この話によると、詩吟をやっている我々はまず認知
10
︵一般会員の参加も可能です教本は事前に事務局にて購入のこと︶
時∼
開演 午前十時
十一月二十一日︵日︶
午前九時三十分
15
●ふれあいの祭典
日
時 十月十七日︵日︶
場
所 姫 路 市
.
吟詠大会の案内
兵庫中央岳風会
開場
神戸文化ホール︵大ホール︶
21
16
創立 周年
記念吟道大会
新会名発足
日時
場所
70
PR
神戸市中央区楠木町四︱二︱二 ℡
11
13
9
︵来聴歓迎ご近所の
お友達を誘って下さい︶
55
: : :
::
55
:
:
●広報部員 ●
部
長
副 部 長
部
員
〃
〃
〃
〃
旦
脇
岳
岳
旦
岳壮
辻村岳邑
妹尾節岳
佐伯旗風
三宅勁風
堯
壮
電話︵〇七八︶九四二︱七〇六三
加古郡播磨町北野添一︱五︱一六
立
兵 庫 中 央 岳 風 会
㈳日本詩吟学院岳風会認可
平成二十二年五月一日発行
﹁岳風兵庫﹂第五十四号
発 行 所
発 行 者
責 任 者
印刷/エヌ・アイ・シ︱吉田印刷株式会社
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