Comments
Description
Transcript
- 1 - 掛川市特別用途地区建築条例 (趣旨) 第1条 この条例は、建築基準
掛川市特別用途地区建築条例 (趣旨) 第1条 この条例は、建築基準法(昭和25年法律第201号。以下「法」という。)第49条第1項及び 第50条の規定に基づき、東遠広域都市計画内に指定された特別用途地区内における建築物の建築 制限、構造制限等に関し必要な事項を定めるものとする。 (定義) 第2条 この条例において使用する用語は、法及び建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)に おいて使用する用語の例による。 (適用区域) 第3条 この条例は、次に掲げる特別用途地区の区域に適用する。 (1) 特別業務地区 (2) 特別工業地区 (3) 大規模集客施設制限地区 (特別業務地区内の建築制限) 第4条 特別業務地区内においては、次に掲げる建築物は、建築してはならない。ただし、市長が 付近の住居の環境を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合 においては、この限りでない。 (1) 劇場、映画館、演芸場又は観覧場のうち客席部分の床面積の合計が200平方メートル以上の もの (2) キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類するもの (3) 原動機を使用する工場で作業場の床面積の合計が150平方メートルを超えるもの(自動車修 理工場を除く。) (4) 法別表第2(り)項第3号及び第4号に掲げる建築物(同項第4号に該当するもののうちガソ リンスタンドを除く。) 2 市長は、前項ただし書の規定による許可をする場合においては、あらかじめ掛川市建築審議会 の意見を聴かなければならない。 (特別工業地区内の建築制限) 第5条 特別工業地区内においては、別表第1に掲げる建築物は、建築してはならない。ただし、 市長が付近の住居の環境を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可し た場合においては、この限りでない。 - 1 - 2 前条第2項の規定は、前項ただし書の規定により許可する場合について準用する。 (大規模集客施設制限地区内の建築制限) 第6条 大規模集客施設制限地区内においては、劇場、映画館、演芸場若しくは観覧場又は店舗、 飲食店、展示場、遊技場、勝馬投票券発売所、場外車券売場その他これらに類する用途に供する 建築物でその用途に供する部分(劇場、映画館、演芸場又は観覧場の用途に供する部分にあって は、客席の部分に限る。)の床面積の合計が1万平方メートルを超えるものは、建築してはならな い。ただし、市長が公益上やむを得ないと認めて許可した場合においては、この限りでない。 2 第4条第2項の規定は、前項ただし書の規定により許可する場合について準用する。 (特別工業地区内の構造制限) 第7条 特別工業地区内においては、別表第2に掲げる建築物は、次に掲げる構造としなければな らない。 (1) 作業場の部分は、第一種低層住居専用地域と特別工業地区との境界である水路又は道路の南 側境界線(以下「基準線」という。)から1メートル以下の距離にある部分に設けないこと。 (2) 作業場の部分の外壁及び屋根又はこれに代わる天井は、遮音上有害な空隙のないものである とともに、厚さ1.2センチメートル以上の石膏ボード張の上に鉄板を張ったもの又はこれらと 遮音上同等以上の効果のあるものとすること。 (3) 作業場の部分の外壁に設ける開口部は、次のアからエまでに掲げる構造とすること。ただし、 ウ及びエの規定は、これらの規定と遮音上隣地に対して同等以上の効果のある塀その他これに 類するもので外側を覆われた開口部については、適用しない。 ア 基準線から6メートル以下の距離にある部分に設けないこと。 イ 開口部の面積は、作業場部分の外壁の面積の合計の2分の1以下であり、これに設けられ る戸は、ガラスの厚さ(当該戸が二重以上になっている場合は、それぞれの戸のガラスの厚 さの合計)が0.5センチメートル以上であるガラス入りの金属製のもの又はこれと遮音上同 等以上の効果のあるものであること。 ウ 隣地境界に直接面する窓は、はめごろしとし、その他の窓は、閉鎖した際遮音上有害な空 隙が生じないものとすること。 エ 排気口、給気口、排気筒及び給気筒は、隣地境界に直接面しないこと。 (4) 空気圧縮機の周囲は、コンクリートブロック造の壁、天井又はこれらと遮音上同等以上の効 果のあるもので囲うこと。 (既存の建築物に対する制限の緩和) - 2 - 第8条 法第3条第2項の規定により第5条第1項の規定の適用を受けない建築物について、次に 掲げる範囲内において増築又は改築をする場合においては、法第3条第3項第3号及び第4号の 規定にかかわらず、第5条第1項の規定は、適用しない。 (1) 増築又は改築が基準時(法第3条第2項の規定により第5条第1項の規定の適用を受けない 建築物について、法第3条第2項の規定により引き続き第5条第1項の規定(同項の規定が改 正された場合においては、改正前の規定を含む。)の適用を受けない期間の始期をいう。以下こ の条において同じ。)における敷地内におけるものであり、かつ、増築又は改築後における延べ 面積及び建築面積が基準時における敷地面積に対してそれぞれ法第52条第1項、第2項及び第 7項並びに第53条の規定に適合すること。 (2) 増築後の床面積の合計は、基準時における床面積の合計の1.2倍を超えないこと。 (3) 増築後の第5条第1項の規定に適合しない用途に供する建築物の部分の床面積の合計は、基 準時におけるその部分の床面積の合計の1.2倍を超えないこと。 (4) 第5条第1項の規定に適合しない事由が原動機の出力、機械の台数又は容器等の容量による 場合においては、増築後のそれらの出力、台数又は容量の合計は、基準時におけるそれらの出 力、台数又は容量の合計の1.2倍を超えないこと。 (罰則) 第9条 次の各号のいずれかに該当する者は、50万円以下の罰金に処する。 (1) 第4条から第6条までの規定に違反した場合における当該建築物の建築主 (2) 第7条の規定に違反した場合における当該建築物の設計者(設計図書を用いないで工事を施 工し、又は設計図書に従わないで工事を施工した場合においては、当該建築物の工事施工者) (3) 法87条第2項において準用する第4条から第6条までの規定に違反した場合における当該建 築物の所有者、管理者又は占有者 2 前項第2号に規定する違反があった場合において、その違反が建築主又は建築設備の設置者の 故意によるものであるときは、当該設計者又は工事施工者を罰するほか、当該建築主又は建築設 備の設置者に対して同項の刑を科する。 第10条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の 業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して同条 の刑を科する。 附 則 (施行期日) - 3 - 1 この条例は、公布の日から施行する。 (東遠広域都市計画掛川市特別業務地区建築条例等の廃止) 2 次に掲げる条例は、廃止する。 (1) 東遠広域都市計画掛川市特別業務地区建築条例(平成17年掛川市条例第139号) (2) 東遠広域都市計画掛川市特別工業地区建築条例(平成17年掛川市条例第140号) (経過措置) 3 前項の規定による廃止前の東遠広域都市計画掛川市特別工業地区建築条例の施行の際法第3条 第2項の規定により同条例第4条の規定(同条の規定が改正された場合においては、改正前の規 定を含む。)の適用を受けないこととされた建築物についてこの条例の施行後に第8条の規定を適 用した場合においては、当該建築物に係る基準時に係る同条の規定に定める事項に関する取扱い については、なお従前の例による。 4 この条例の施行の日(次項において「施行日」という。)の前日までに、附則第2項の規定によ る廃止前の東遠広域都市計画掛川市特別業務地区建築条例又は東遠広域都市計画掛川市特別工業 地区建築条例(以下これらを「旧条例」という。)の規定によりなされた処分、手続その他の行為 は、それぞれこの条例の相当規定によりなされたものとみなす。 5 施行日の前日までにした行為に対する罰則の適用については、なお旧条例の例による。 - 4 - 別表第1(第5条関係) 1 次に掲げる事業を営む工場 (1) 印刷用インキの製造 (2) 原動機を使用する魚肉の練製品の製造 (3) コルク、エボナイト若しくは合成樹脂の粉砕若しくは乾燥研磨又は木材の粉砕で原動機を 使用するもの (4) 印刷用平板の研磨 (5) 糖衣機を使用する製品の製造 (6) 原動機を使用するセメント製品の製造 (7) ワイヤーフォーミングマシンを使用する金属線の加工で出力の合計が0.75キロワットを超 える原動機を使用するもの (8) やすりの目立で出力の合計が0.75キロワットを超える原動機を使用するもの (9) 製針又は石材の引割で出力の合計が1.5キロワットを超える原動機を使用するもの (10) 出力の合計が2.5キロワットを超える原動機を使用する製粉 (11) 合成樹脂の射出成形加工 (12) めっき (13) 原動機を使用する印刷 (14) ベンディングマシン(ロール式のものに限る。)を使用する金属の加工 (15) タンブラーを使用する金属の加工 (16) ゴム練用又は合成樹脂練用のロール機(カレンダーロール機を除く。)を使用する作業 がん (17) 玩具煙火の製造 (18) アセチレンガスを用いる金属の工作(アセチレンガス発生器の容量10リットル未満のもの 又は溶解アセチレンガスを用いるものを除く。) (19) 引火性溶剤を用いるドライクリーニング又はドライダイイング (20) セルロイドの加熱加工又は機械のこぎりを使用する加工 (21) 絵具又は水性塗料の製造 (22) 亜硫酸ガスを用いる物品の漂白 (23) 骨炭その他動物質炭の製造 (24) せっけんの製造 (25) 魚粉、フェザーミール、肉骨粉、肉粉若しくは血粉又はこれらを原料とする飼料の製造 - 5 - (26) 手すき紙の製造 (27) 羽又は毛の洗浄、染色又は漂白 (28) ぼろ、くず綿、くず紙、くず糸、くず毛その他これらに類するものの消毒、選別、洗浄又 は漂白 (29) 製綿、古綿の再製、起毛、せん毛、反毛又はフェルトの製造で原動機を使用するもの (30) 骨、角、きば、ひずめ又は貝殻の引割又は乾燥研磨 (31) 鉱物、岩石、土砂、コンクリート、アスファルト・コンクリート、硫黄、金属、ガラス、 れんが、陶磁器、骨又は貝殻の粉砕で原動機を使用するもの (32) レディミクストコンクリートの製造又はセメントの袋詰で出力の合計が2.5キロワットを 超える原動機を使用するもの (33) 墨、懐炉灰又はれん炭の製造 (34) 活字若しくは金属工芸品の鋳造又は金属の溶融で容量の合計が50リットルを超えないるつ ぼ又はかまを使用するもの(印刷所における活字の鋳造を除く。) と (35) 瓦、れんが、土器、陶磁器、人造砥石、るつぼ又はほうろう鉄器の製造 (36) ガラスの製造又は砂吹 (37) 金属の溶射又は砂吹 (38) 鉄板の波付加工 (39) ドラムかんの洗浄又は再生 (40) スプリングハンマーを使用する金属の鍛造 (41) 伸線、伸管又はロールを用いる金属の圧延で出力の合計が4キロワット以下の原動機を使 用するもの (42) スエージングマシン又はロールを用いる金属の鍛造 2 原動機を使用する工場で作業場の面積の合計が500平方メートルを超えるもの 3 倉庫業を営む倉庫 4 劇場、映画館、演芸場又は観覧場 5 キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類するもの 6 法別表第2(と)項第4号に掲げる建築物 7 マージャン屋、パチンコ屋、射的場、勝馬投票券発売所、場外車券売場その他これらに類す るもの 8 カラオケボックスその他これらに類するもの - 6 - 別表第2(第7条関係) 1 次に掲げる事業を営む工場 (1) 原動機を使用する塗料の吹付 (2) 原動機を使用する研磨機による金属の乾燥研磨(原動機が2台以下の工具の研磨を除く。) (3) 厚さ0.5ミリメートル以上の金属板のつち打ち加工(金属工芸品の製造を目的とするもの を除く。)又は原動機を使用する金属のプレス(液圧プレスのうち矯正プレスを使用するもの を除く。)若しくはせん断 ねん (4) 木材の引割若しくはかんな削り、裁縫、機織、撚糸、組ひも、編物又は製袋で出力の合計 が0.75キロワットを超える原動機を使用するもの (5) 出力の合計が10キロワットを超える原動機を使用する金属の切削 (6) 原動機の出力の合計が1.5キロワットを超える空気圧縮機(国土交通大臣が防音上有効な 構造と認めて指定する空気圧縮機で原動機の出力の合計が7.5キロワット以下のものを除 く。)を使用する作業 (7) 塗料の加熱乾燥又は焼付(赤外線を用いるものを除く。) 2 原動機を使用する工場で作業場の床面積の合計が50平方メートルを超え500平方メートル以 下のもの - 7 -