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2011 年度 入社式挨拶 - 東京国際エアカーゴターミナル株式会社(TIACT)

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2011 年度 入社式挨拶 - 東京国際エアカーゴターミナル株式会社(TIACT)
2011 年 4 月 1 日
「2011 年度
入社式挨拶」
記
新入社員の皆さん、おはようございます。社長の横山です。
本日 4 月 1 日、愈々皆さんが TIACT の新入社員として働き始める日となりました。昨年春の各地での
会社説明会から始まり、採用試験、採用内定、10 月に行なわれた内定式、1 月からのインターンシッ
プと、社会人に向けての色々なステップを着実に歩んで来られたとも思います。
その間、今年は 3 月 11 日に東北地方太平洋地震という未曽有の災害が発生しました。今日ここに居ら
れる 4 人の新入社員が卒業した東日本航空専門学校も大変な被害を受けたと聞いています。5 月末ま
で休校となり、授業も 6 月以降にしか再開出来ない状況です。TIACT が予定した企業説明会もいつ開
くことが出来るか目途が立っていません。私自身も震災の 4 日前に学校を訪問したのですが、ある素
晴らしい環境が一瞬にして壊してしまう自然の猛威に驚かされています。一日も早い復旧を期待した
いと思います。
TIACT が新入社員を羽田の事務所で迎えるのは貴方達が初めてです。一昨年 3 月に工事を着工、昨年
7 月末に完成したこの新しいターミナル、旅客ターミナルと共に 10 月 21 日に供用開始しました。
あっという間に 5 ヶ月が経過しましたが、新入社員をここ羽田の新ターミナルで迎えることが出来た
のは大変な喜びです。皆さんのターミナルですので、丁寧に大事に使って頂きたいと思うと同時に、
この大きなターミナルで思う存分働いて欲しいと思います。
入社に当たって社会人の先輩として 2 点お話ししておきたいと思います。
今までの学生を卒業して、自らの行動に責任を持つ社会人になったことを強く意識して下さい。学生
時代は先生方から勉強を教えて貰い、ご家族やご両親から生活全般のことを教わってきました。ある
意味、受身であることが許されました。しかし社会人になった今は、皆さん自身が考え、学び、行動
することが求められています。それを会社の先輩や上司がサポートする形となります。自ら能動的に
行動すること、自らの行動に責任を持つことが大変大事です。
もう一点は震災後に海外で頑張っている日本のサッカー選手が「一人じゃない、皆がついている」と
日本の被災者に向かって訴えています。皆さんも東京と言う大都会で働く中で、ふと寂しくなったり、
悩んだりすることがあると思います。その時に会社の仲間が居ることを忘れないで下さい。先輩や上
司は貴方達が思っている以上に貴方達を見守っているのです。何かあれば遠慮なく、周りの人達に相
談して下さい。それ以上に大事なのは貴方達 9 名の同期入社仲間です。TIACT に同じ年に入社すると
いうのも考えれば不思議な縁です。縁は人のつながりを強くするもので、これから受ける社会の荒波
に飲み込まそうになった時に力強い味方になってくれると思います。
私は社員に「世界一のターミナルを目指そう!」と常に言っています。これは規模の大きさや貨物量
の多さを言っているのではなく、世界一機能的なターミナル、世界一効率的な運営をするターミナル、
世界の人達から最も愛されるターミナルを目指しています。皆さんも我々の仲間に入ったのですから、
一緒に頑張って行って欲しいと思います。
この後、辞令を渡しますが、皆さんが会社生活を通じて人間として成長し、立派な社会人として育っ
てくれることを期待しています。頑張って下さい。
本日は本当におめでとうございます。
以上
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