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機械系
ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例① 東北職業能力開発大学校 応用課程 生産機械システム技術科 平成18年度卒業 ㈱日ピス福島製造所入社 阿部希望 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 阿部氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産機械システム技術科は、製品の企画開発設計、製作、 組立、制御までの生産工程をグループワーク方式で実習しており、現場さながらの教育です。 ○ 阿部氏のコメント 「応用課程では、主に射出成型金型の製作に携わり、高精度加工の技術を学び、ミクロンオーダーの 製品を生産している現在の仕事にも大変役立っています。」 研究開発課題で製作した金型の入れ子 就職先企業での活躍 株式会社 日ピス福島製造所 (福島県伊達郡川俣町) ○ エンジンの機能部品であるバルブシート・シリンダライナ・鋳鉄カム シャフト及びコンプレッサー部品・ピストンリング素材(陸・舶用)の 製造、販売。 ○ シリンダライナ・・・シリンダブロックにセットされる円筒形のライ ナは内側部分がエンジンの燃焼室となります。ライナには、冷却水が 直接外周に当るウェットライナ、加工されたブロックに圧入して使う ドライライナ、アルミブロックに鋳包んだ後に内周加工されるアルミ鋳 包みライナなどがあります。 当社のシリンダライナは、ピストンリングに 求められている、CO2・NOX・PM等の 排気ガス規制、低燃費(ライナの軽量化) 要求に応えています。 ○ バルブシートインサート・・・ シリンダヘッドのバルブ着座部分に 圧入される「バルブシートインサート」は 焼結合金でつくられています。 高温で叩かれても劣化しない耐久性と、 燃焼ガスを確実にシールする高い 気密性が求められる、重要パーツです。 豊富な材料バリエーションと材料開発力を 活かし、エンジンの要求を高いレベルで 実現できます(国内シェア 50%)。 ○ ポリテクカレッジからは、現在、日ピス福島5名(NPRグループで 15名)を超える卒業生が働いています。 職場での活躍 ○ 阿部氏は、現在、生産技術部に所属 しており、自動車の主要部分 であるエンジン部品の生産や、 試作・生産工法の開発を行っ ています。 ○ 阿部氏のコメント 「将来は、さらに加工知識・ 技術を高め新たな工法を確立 し世界で認められる開発を 進めたいと思っています。」 機械加工を行う阿部氏 上司からの声 ○ ポリテクカレッジでの基礎知識、 技能を習得しており、他同期生と 比較し一人立ちが早かった。 又、しっかりとした考えを持ち 対応できている。 ○ 今後は、いろんな分野にチャレ ンジし、部の中堅として成長して 欲しい。活躍を期待する。 生産技術グループリーダー 國分 喜宜 氏 ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例② 東北職業能力開発大学校 応用課程 生産機械システム技術科 平成19年度卒業 八十島プロシード株式会社 吉岡 太 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 吉岡氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産機械システム技術科は、製品の企画開発、設計、製作、 組立、制御までの生産工程をグループワーク方式で実習しており、現場さながらの教育です。 ○ 吉岡氏のコメント 「応用課程では、開発課題で、自分の分野だけでなく、互いに助け合いながら課題を 進めていくチームワークの大切さを学び、現在の仕事にも役立っています。」 研究開発課題で制作した競技用ロボット 就職先企業での活躍 八十島プロシード株式会社 仙台工場(宮城県富谷町) ○ 八十島プロシードは、プラスチックの切削加工メーカーです。 特にスーパーエンプラと呼ばれる、耐熱性高強度樹脂の精密加工に強み を持っています。 ○ 製品は、半導体・液晶業界をはじめ、 電子部品・自動車・航空宇宙・食品・ 化学・医療機器業界等、様々な分野で 高機能性樹脂部品として使用されてい ます。 ○ 仙台工場は、平成18年にオープン。 振動防御床、温湿度管理システム、 クリーンルーム仕様の検査室を導入し、 エンプラの高精度加工を追求した先進 の工場です。 ○ 城東税務署から優良申告法人として、 昭和45年以来9期連続で、表敬状を 授与されています。 ○ 東北ポリテクカレッジからは、現在、6名の卒業生が働いています。 職場での活躍 ○ 現在は、生産技術グループに 所属し、複合加工機で医療機器 向けを中心としたエンプラの 加工を行っています。 ○ 吉岡氏のコメント 「一流の加工師になれるように 頑張っています。 将来は、仙台工場を引張って 行けるようになりたいです。」 機械操作を行う吉岡氏 上司からの声 ○ 基礎がしっかりしていて、応用力もあります。 さまざまな種類のエンプラの切削特性を探求し、 旋削もミーリングもこなしてくれています。 ○ 入社5年目の4月から班長として、後輩の指導 も任せています。すでに仙台工場に不可欠の人財 です。 常務取締役 製造本部長 清水 資生 ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例③ 東北職業能力開発大学校 専門課程 生産技術科 平成21年卒業 株式会社亀山鉄工所入社 佐々木 頌 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 佐々木氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産技術科は、汎用工作機械やNC加工およびCAD/CAM 実習等の製造技術の習得を中心に行っている。総合制作実習では「微小液的の流動解析」を実験的な 手法で取り組んだ。技術開発にも対応できる人材育成も考慮して教育訓練している。 ○ 佐々木氏のコメント 「設計担当者として製作者にわかりやすい図面の制作を心掛けている。CAD/CAM関連の実 習が大変役立っている。」 総合制作実習で製作した液的離脱装置 就職先企業での活躍 株式会社亀山鉄工所(宮城県仙台市) ○同社は、貯湯槽,熱交換器,オイルタンク,アキュム レータなどの建築設備製品および石油・LPGタンク, 再生可能エネルギー・排熱回収熱交換器などのエンジニ アリング関連製品を製造販売している。他にも,各種鉄 構システムユニット, ポンプシステムユニ ットやロードヒーテ ィング工事等も手が けている。 ○創業が明治22年とい う社員70名有余の地 元の古い会社で,東 京支店,八戸営業所を持っている。 ○幕張メッセや東京ビックサイトで行われる中小企業総合 展(中小機構主催)や東京国際フォーラムでの震災復興 支援フェア(中小機構主催)などにも積極的に参加して いる。蓄熱技術で地元新聞社の記事に取り上げられるな ど,活発な活動をしている企業である。 ○東北ポリテクカレッジからは、現在、佐々木氏1名が働 いている。 職場での活躍 ○佐々木氏は、現在はエンジニアリング事業部 で、石油タンク等の設計を行っており,日夜 CAD操作に明け暮れている。震災で多くのタ ンク類が流出したことで,今は復興に伴う需 要で大変忙しい日々を過ごしている。 ○佐々木氏のコメント 「私たちのタンクが復興に役立っていること にやりがいを感じる。製作に当たっては,図 面を工場の製作者にわかり易くミスのないも のにするよう心掛けている。また,直接お客 さんに要望を聞くために現場に行くこともあ り,そんな時は完成時の実感を感じる。」 佐々木頌氏 上司からの声 ○頌君はお客さんとも十分にコミュニケー ションを取ることができ,しっかりした仕 事をやって貰っている。 今はタンクばかりだが,これからはタンク に限らず,いろんな物が設計できるように, 様々なことに興味を持ってえり好みせず勉 強して実力を付けていって貰いたいと思う。 エンジニアリング事業部 課長 大塚 拓哉 氏 ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例④ 東北職業能力開発大学校 専門課程 制御技術科 平成21年卒業 株式会社日ピス岩手入社 畠山 雄介 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 東北ポリテクカレッジの機械システム系制御技術科は、メカトロ機械の設計・製作,工場の自動化技術,マイコン制御 の3本柱で構成され,畠山氏はこうした技術を習得し,総合制作実習ではダーツを腕を振って投げ るダーツロボットを製作した。当校では着実に技術が身につくことを第一に課題設定を行っている。 ○ 畠山氏のコメント 「現在NC加工を担当しているが,多少戸惑ったこともあったがすぐに順応できたのは大 学校で身につけた技術のおかげだと思う。」 総合制作実習で製作したダーツロボット 就職先企業での活躍 株式会社日ピス岩手(岩手県一関市) ○ 同社は日本ピストンリング株式会社のグル ープ会社で,北東北の拠点事業所である。 主力商品は動車用,陸・舶用エンジンのピ ストンリングやシリンダーライナーなどの エンジン部品で,すべての自動車社メーカ ーのものを製作している。畠山氏の勤める 一関工場は、海外メーカー向けの物が多い。 ○ ノウハウを持つトライボロジ-技術を基に、 家電用コンプレッサー部品・各種産業機械 用部品等のエンジン部品以外への製品展開 を図っており,将来が期待される。 ○ また,海外にも9カ所の海外拠点を持ち, 国際化の波に対応した販売・生産・技術供 与など多方面に渡るグローバル展開を積極 的に進めている企業である。 職場での活躍 ○畠山氏は、現在は、ピストンリング製造部門で専 用のNC工作機械を使ってピストンリングを製造し ている。 ○畠山氏の仕事は長い時間を 掛けて覚える仕事で今仕事 は入社以来続けているとの こと。現在は一人で10台の 工作機械を見ており,工具 交換など作業が重なるよう な大変な事もしばしばある。 ○注意しているのはケガをし 畠山雄介氏 ないこと。休んだりすると 迷惑がかかるからと言う。 ○これからいろいろな部署に まわって様々な製品製作に 工場エントランスでの畠山雄介氏 係わりたいと話す。 上司からの声 ○ 一関工場は500名以上の従業員を抱えるが,東北ポリテクカレッジか らは、現在、6名の卒業生が働いている。 ○総務グループの小山慎一氏は次のように話す。この工 場はまだできて10年ほどの若い工場なので,これ から若い社員の皆さんにはいろいろ経験を積んで貰 って盛り上げていって欲しい。畠山君には一層の活 躍を期待している。 ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例⑤ 東北職業能力開発大学校 専門課程 制御技術科 平成21年度卒業 株式会社栗﨑歯車製作所入社 佐藤 直樹 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 佐藤氏が学んだ東北ポリテクカレッジの制御技術科では、機械加工、機械製図、メカトロニクス、シー ケンス制御を始めとする専門科目を学び、総合制作実習においては、実習課題の企画から製作、組立及び制 御までをグループワーク方式で取り組みました。 ○ 佐藤氏のコメント 「学生時代は、友達と助けあって、いろいろな実習課題に取り組んだ思い出があります。競技大会へのチャ レンジやポリテクニックビジョンでの研究発表などの経験は、現在の仕事に役立っています。」 総合制作実習の様子 就職先企業での活躍 株式会社栗﨑歯車製作所(栃木県芳賀町) ○ クリサキは、創業以来80余年、歯車一筋に全力で取り組んできまし た。この間に蓄積した技術は幅広く、歯車の設計・開発から加工、生産、 検査まで多彩です。こうした歯車にかける情熱と高度な技術が現在高い評 価を得て、精度・強度・耐久性などを追及するレース用エンジンにも使わ れ、その技術が認められています。 ○ クリサキは、ハイグレードな特殊ギアに特化 した事業を展開しています。扱うギアは開発中の 新型エンジンや自動車レース用などのためのもの で、すべてが受注生産。要求される品質は常に厳 しく、超高精度な加工はもちろん、クラスを超え た高精度、耐久性、強度も要求されます。まさに 時代の超最先端のギアを創造しています。 ○ クリサキでは、研削精度で世界最高の呼び声 が高いスイス製を始めとするヨーロッパ製の精密 歯車研削機械や精密測定器を導入しています。 もちろん高精度な機器でだけでなく、高度な力を 持つクリサキエンジニアの手により、超精密微細 加工を実現しています。 職場での活躍 ○ 佐藤氏は、採用後、技能 五輪チャレンジャーとなり、 栃木県代表として2010年・ 2011年度の技能五輪全国大 会「旋盤職種」に出場しまし た。 ○ 現在は、特殊歯車を製造 する部署で中心的な役割を果 たしています。 技能五輪で活躍する佐藤氏 ○ 佐藤氏のコメント 「将来は、5軸マシニング等 を駆使して、新分野の製品開 発に携わりたいと思っていま す。私に続く後輩の入社を期 待します。」 技能五輪チャレンジャーの佐藤氏 上司からの声 ○ 職場環境にすぐに溶け込み、入社3年目にして、製品製 造チームになくてはならない存在になっています。五輪を目 指すだけあって仕事に対する熱意は先輩も舌を巻くほどです。 ○ 今後も若手の中で中心的な役割を担って、更なるスキル アップを図り、一層の活躍を期待しています。 ポリテクカレッジ卒業生の活躍事例⑥ 東北職業能力開発大学校 専門課程 生産技術科 平成21年卒業 株式会社ネクスト入社 菅原 亮 氏 東北ポリテクカレッジでの実習 ○菅原氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産技術科は、汎用工作機械やNC加工およびCAD/CAM実習等の製造技術の習 得を中心に行っている。総合制作実習では「実習場における作業環境の改善」をテーマに機械系実習場の整理整頓に関す る改善に取り組んだ。人間工学に基づく工具、測定器類の収納を実現し本校の安全衛生活動に大きく貢献した。また高精 度を要する平行台の製作にも取り組み技術力を身につけた。 ○菅原氏のコメント 「学校では溶接の時間の割合が少なく今の溶接の仕事で苦労もあったが、学校で色々学んだことでがんばれている。」 就職先企業での活躍 株式会社ネクスト(宮城県栗原市) ○同社は、精密キャビネット製造などの精密板金事業を 中心にした製造会社で、「コスト・スピードの限界に 挑戦!」をスローガンに受託設計・板金加工・塗装・ 装置組配・製品検査に至る、幅広いニーズに応えよう という戦略を立てる会社である。 ○1997年に田中工業株式会社(町田市)の東北工場 が独立してネクスト社となった。栗原市の本社のほか に青森市に青森工場を持っている。 ○工場緑化の推進で日本緑化センターから表彰、コスト 削減や短納期に努めて取引先企業からの感謝状、ある いは職場安全について労働局から表彰されるなど、確 固とした環境方針 や品質保証方針を 持った会社である。 ○東北能開大からは、 現在、菅原氏他1 名が働いている。 他に青森校から数 名の就職者がある。 職場での活躍 ○菅原氏は、現在は組立一課の配属で、板金加 工の溶接作業に従事して3年目になる。半導 体製造装置などの装置類の筺体といった製品 を出荷している。特にATMの筺体を月800 台、1日平均40台を製作する仕事の際には 達成感を感じたそうである。 ○佐々木氏のコメント 「現在はTIG溶接を行っているが、ほかの溶 接スキルを身につけることにも時間を要して いる。常に技術・技能に対し向上心をもって 臨むように心がけている。日々努力の毎日で ある。」 菅原 亮氏 上司からの声 ○(第二製造部部長代理 氏家氏の話) 非常にまじめで、教えたことを忠実に守り大変よくやっている。 また、現場の改善にもよく取り組んで成果を上げている。 職員の年齢構成上年配者が多く、そうした技術者の技術を吸収 し若返りを図りながら今後の部署を背負って行ってもらいたいと 思っている。 アーク溶接、スポット溶接など新しい溶接技術を徐々に習得し ているところである。 ポリテクカレッジ修了生の活躍事例⑦ 東北職業能力開発大学校 専門課程 生産技術科 平成22年度修了 丸澤機工株式会社入社 氏家 裕平 氏 東北ポリテクカレッジの入校動機 ○ 自動車やロボットなどのメカニックなことが好きで、将来はものづくり分野の会社へ就職したいと思い、ポリテクカレッ ジの生産技術科への進学を決めました。 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 氏家氏のコメント「学科や実習を通して機械工学の基礎知識を学びました。また、技能検定の旋盤作業や機械CAD作業 の取得に取り組み、機械加工技術や図面読解能力の向上を図ることができました。入社後、カレッジで習得した技術と会社の 中で要求される技術に大きなレベル差があって戸惑いましたが、いろいろな成果や失敗を積み重ねながら、現場で対応できる 技術・技能を身に付けています。今後も仕事に対する熱意と姿勢を大事にして、会社に貢献していきたいと思います。」 就職先企業での活躍 丸澤機工株式会社 宮城工場(宮城県遠田郡美里町南小牛田) ○ 当社は、光通信機器関連の精密加工や組立で 培ってきた経験と実績を活かし、CNC旋盤、マシ ニングセンタ、平面ラッピングマシンなどによる 精密部品加工や接着、接合、圧入などを含む機工 品組立を行っております。CNC旋盤においては、 「ナノ」(100nm)精度での部品加工を実現してい ます。 ○ 機工品組立においては、資材調達力と自社生 産力を活かして低コストでの部品入手を可能とし ており、圧入に関しては、自社の加工技術を活か し、1μm単位での内外径寸法管理により、歩留 まりを最大限にする工夫をしています。 ○ チタン合金、SUS304L、SUS316 L、コバール全般、パーマロイ、ハステロイ、モ ネル、インコネルをはじめ、SUS303、SU S304、SUS316、スーパーインバー、銅 合金、アルミ合金、樹脂などの精密切削加工を得 意とします。 職場での活躍 ○ 現在、製造1課(CNC旋盤グループ)に所属して おり、精密ノズルの細穴加工(φ0.1~0.5)やアルミ合 金の鏡面加工等の精密切削加工に従事しています。 ○ 氏家氏のコメント 「現在使用しているCNC旋盤で の5軸加工を究めて、ナノ加工 をさらに追及して、お客様の要 求精度と短納期に応えていきた いと考えています。」 上司からの声 ○ 基本的な技能を身に付けていた ため、入社後すぐに、機械、装置、 材料等の取扱に創意工夫が見られる ようになっており、入社4年目で、 新しい技術にもすぐ対応でき、また 難しい課題にも積極的に取り組むこ とができるなど、今後の活躍を期待 できる人材となっています。 もみの木をイメージした宮城工場 ポリテクカレッジ修了生の活躍事例⑧ 東北職業能力開発大学校 応用課程 生産機械システム技術科 平成23年度修了 株式会社野島製作所入社 菅原 裕幸 氏 東北ポリテクカレッジの入校動機 ○ 専門課程の生産技術科で学ぶうち、自分の専門性をより深めていきたいと思うようになり、応用課程への進学を志した。 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 菅原氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産機械システム技術科は、製品の企画開発から設計、製作、組立及び制御ま での一貫した生産工程をグループワーク方式で実習しており、現場さながらの教育を実施。 ○ 菅原氏のコメント 「応用課程では、グループワーク方式で数名の仲間たちとコミュニケーションを 取りながら作業を進めたのが、現在の仕事にも役立っています。」 研究開発課題で制作したレスキューロボット 就職先企業での活躍 職場での活躍 株式会社野島製作所 藤岡工場(群馬県藤岡市) ○ 野島製作所は国内自動車メーカーのシートフレームを設計・製作する メーカーです。シートフレームは安全のための強度を確保しながらも軽 量化が求められる製品です。 ○ そのため、野島製作所では軽量で強度が 高い高張力鋼を採用し、約13パーセントの 軽量化に成功しました。 ○ このシートフレームを生産する藤岡工場の 生産ラインでは数多くの産業用ロボットが導入 されて自動化されており、作業を均一で高精 度なものにしています。 ○ また最近のトピックとして、野島製作所 藤岡工場では人材育成を重視することか ら、研修所を新たに新築しました。 ○ 菅原氏は、現在は、機械保全課に所 属しており、生産設備の保全業務を行っています。 ○ 菅原氏のコメント 「将来は、溶接関連の保全業務にも挑戦したいと 考えています。」 上司からの声 ○ ポリテクカレッジで実習を積んで基礎能力が備 わっているので、適応が早かった。入社3年目に保全 業務を独力で行えるようになった。 自動車用 シートフレーム ○ 今後、保全分野で更なる一層の活躍を期待してい ます。 常務取締役 藤岡工場長 柴沢敏行氏 ポリテクカレッジ修了生の活躍事例⑨ 東北職業能力開発大学校 応用課程 生産機械システム技術科 平成23年度修了 高橋精密工業株式会社入社 佐々木 伸 氏 東北ポリテクカレッジの入校動機 ○ 専門課程の生産技術科で学ぶうち、自分の専門性をより深めていきたいと思うようになり、応用課程への進学を志した。 東北ポリテクカレッジでの実習 ○ 佐々木氏が学んだ東北ポリテクカレッジの生産機械システム技術科は、製品の企画開発から設計、製作、組立及び制御ま での一貫した生産工程をグループワーク方式で実習しており、現場さながらの教育を実施。 ○ 佐々木氏のコメント 「応用課程では、グループワーク方式で数名の仲間たちとコミュニケーションを 取りながら作業を進めたのが、現在の仕事にも役立っています。」 研究開発課題で制作したレスキューロボット 就職先企業での活躍 職場での活躍 高橋精密工業株式会社(宮城県栗原市) ○ 高橋精密工業は、各種金属ばねの設計・製造を行っているメーカーで す。繊維機械用のウォータージェットタイプのポンプばねは世界のシェ アの7割~8割を占めています。 ○ 主要製品は各種金属ばねですが、繊維用メカニカルカッターや溶接用 ロボット、ボイラー消音機など精密機械装置の開発・製造にも力を入れ ています。 ○ そのため、ユーザーは工作機械、自動車、 繊維機械、産業機械、電子機器、バルブ など多岐にわたり、少量多品種に対応して います。 ○ 佐々木氏は、現在は、NC機械加工課に所 属しており、NC旋盤でユーザーニーズ に対応できる製品の加工を行っています。 ○ 佐々木氏のコメント 「将来は、現在のNC旋盤 による加工業務をさらに深めて、 他のNC加工にも挑戦したいと思っています。」 上司からの声 ○ ポリテクカレッジで実習を積んで 基礎能力が備わっているので、適応が 早かった。入社3年目にはNC旋盤の加工を独力で行え るようになった。 ○ 最近のトピックとして、ISO14001に 準拠した環境マネジメントシステムの認証取得 をしました。 各種金属ばね ○ 今後も他のNC工作機械の加工に挑戦し 更なるスキルアップを図り、 宮城工場長 一層の活躍を期待している。 斎藤 次夫氏