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第25回 図形描画に関するWordの裏技

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第25回 図形描画に関するWordの裏技
WORD の
裏技
第25回
図形描画に関するWordの裏技
渡辺三貴
文章に図を挿入すると、読み手にイメージを具体的に伝えることができる。Wordの「オートシェイプ」に
用意されている基本図形を効率よく入力したり、効果的な図を作図したりする方法を紹介する。
1.複数の線を続けて引く
Wordで作図を行うときは、「オートシェイプ」などに用意されている基本図形を選択して、マウスでドラ
ッグして、図形の始点と終点の指定を繰り返して描くが、図形描画の中でもっとも基本的な直線を続けて引く
方法を紹介する。
①「図形描画」ツールバーの「直線」ボタンをダブルクリックする。
※マウスポインタの形が+に変わる。
②マウスポインタを始点に合わせ、終点までドラッグする。
※直線が引ける。
③マウスポインタの形は、+のままで、続けてほかの直線を引く。
※同様に、
「図形描画」ツールバーの「四角形」、
「矢印」、
「楕円」のボ
タンをダブルクリックすると、続けて図形入力することができる。
「直線」をダブルクリック
ここにマウスポインタ
を合わせる
マウスポインタの形が変わ
っていないので、そのまま
続けてほかの直線をひくこ
とができる
ここまでドラッグ
2.円や正方形を正しく描く
図形の中でも、よく使う円や正方形を正しく描く方法を紹介する。
①「図形描画」ツールバーの「楕円」ボタンをクリックする。
※マウスポインタの形が+に変わる。
ここにマウスポンタを合わせる
②マウスポインタを円の左上(右下)に合わせ、「Shift」キーを押し
ながらドラッグする。
※円が描ける。
※正方形も、同様に「四角形」ボタンをクリックして、②を行う。
正円が描
けた
「Shift」キーを押しながらここまで
ドラッグ
-1-
3.複数の図形を選択する
入力した複数の図形の線種や線の色を、一度に書式設定するとき、複数の図形を選択する方法を紹介する。
<「Ctrl」キーを使う方法>
①1つめの図形をクリックして選択する。
②「Ctrl」キーを押すと、マウスポインタの形が矢印
に変わり、
「Ctrl」キーを押しながら、次の図形
をクリックする。
※複数の図形が選択される。
<図形の範囲を指定して選択する方法>
①「図形描画」ツールバーの「オブジェクトの選択」をクリックする。
※マウスポインタの形が矢印に変わる。
②選択したい図形の全体を囲むようにドラッグする。
※選択された図形にハンドルが表示される。
※選択した図形の書式設定後は、
「オブジェクトの選択」ボタンをク
リックして、元に戻す。
「Ctrl」キーを押しながら
図形をクリック
マウスポインタの形
が変わる
ここにマウスポンタを合わ
せる
ここまでドラッグ
4.図形に設定してある書式を他の図形にコピーする
図形にすでに設定してある線の太さや色などの書式設定を他の図形にコピーする方法を紹介する。
①書式のコピー元の図形をクリックする。
②「標準」ツールバーの「書式のコピー/貼り付け」をクリックする。
※マウスポインタが
の形に変わる。
③コピー先の図形をクリックする。
※書式がコピーされ、線の太さや色が変わる。
※複数の図形にコピーするときは、「書式のコピー/貼り付け」ボタンをダブルクリックする。
②「書式のコピー/貼り付け」
をクリック
①書式のコピー元の
図形をクリック
③コピー先の図形を
クリック
-2-
書式がコピーされ、線の
太さや色が変わる
5.矢印を引いた後に、矢印の向きやスタイルを変える
4.Excelの表のリンク写真を撮り Word に貼り付ける
矢印を引いた後、矢印の向きやスタイルを変えたいとき、もう一度入力することなく、簡単に変えられる方法
を紹介する。
①矢印をクリックする。
②「図形描画」ツールバーの「矢印のスタイル」をクリックする。
③矢印のスタイルを選択する。
※矢印のスタイルが変更される。
6.図形の影を付ける位置を調整する。影の色を変える
図形に影を付けると図形が浮き出て見え、効果的な表現ができるが、用意されている影のスタイルに満足でき
ないときは、自分で調整する方法を紹介する。
●影を付ける位置を調整する
①作成した図形をクリックし、「図形描画」ツールバーの「影付きスタイル」をクリックする。
②「影の設定」ボタンをクリックする。
③「影の設定」ツールバーで「影の微調整」をクリックし、影を付ける位置を微調整する。
●影の色を変える
①「影の設定」ツールバーの「影の色」をクリックし、好きな色を選択する。
影の色を選ぶ
影の微調整をする
影を付けた状態と影のない状態
を見比べたいときには、この「影
のオン/オフ」をクリックする
と切り替わる
-3-
7.立体図形(3-D)の角度や向きを調整する
図形に3-D スタイルの効果を使うと、平面的な図形が立体的に見え、効果的な表現ができるが、用意されてい
る立体図形に満足できないときは、自分で調整する方法を紹介する。
①図形を選択する。
②「図形描画」ツールバーの「3-D スタイル」をクリックする。
③「3―D スタイル」の中から、スタイルを選択する。
※図形が選択されたスタイルの立体図形になる。
④描かれた図形をクリックする。
⑤「図形描画」ツールバーの「3-D スタイル」をク
リックする。
⑥「3-D の設定」をクリックする。
※「3-D の設定」ツールバーが表示される。
下に傾ける
上に傾ける
左に傾ける
右に傾ける
奥行き(72pt)
視点(遠近法)
光源(右上)
表面(金属)
3-D の色
-4-
3Dの色
ける]
[奥行き][視点]
[光源]
[表面][3-D の色]
表面
光源
視点
奥行き
右に傾ける
左に傾ける
上に傾ける
[下に傾ける][上に傾ける][左に傾ける][右に傾
D
のオン
オフ
数回クリックする。
下に傾ける
3
⑦「3-D の設定」ツールバーから変更したい効果を
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